JP2015220265A - 炭化珪素単結晶インゴットの加工方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶インゴットの加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】昇華法で成長させたSiC単結晶インゴットの外周研削方法であって、インゴットクラックを発生させることなく、高い歩留まりで円柱状加工するSiC単結晶インゴットの研削方法を提供する。【解決手段】SiCよりも硬い砥粒を含む硬質砥粒のチップよりなる円筒ドリル状の外周研削砥石11を用いて、SiC単結晶インゴット14の外周部を、該インゴットの円柱形状の軸方向と平行な方向より回転させながら外周部を研削する。【選択図】図1

Description

本発明は、炭化珪素単結晶インゴットの外周側面を砥石にて研削加工して円柱状に加工する炭化珪素単結晶インゴットの加工方法に関し、特に大口径の炭化珪素(以下、SiCと言う)単結晶インゴットからSiC単結晶ウェハを製造する際に、スライス前のSiC単結晶インゴットの側面研削加工において、インゴットクラックの発生を抑制可能な研削加工方法に関するものである。
SiC単結晶は、その優れた耐熱性及び機械的強度等を有することから、電力用パワーデバイスを含む各種デバイス用の基板向け材料として、近年特に注目されており、窒化ガリウム系の青色あるいは白色発光ダイオードや、ショットキーバリアダイオード等の各種デバイス製造用の半導体基板として実用化が加速度的に進められている。特に近年は、ショットキーダイオード(SBD)をはじめとする高性能デバイスの研究開発が大きく進展しており、各種家電や電鉄等のパワートレインへの応用を目指した開発が活発に行われるに至っている。
また前記のようなデバイス応用開発の情勢と並行し、SiC単結晶インゴット材料についても、デバイス特性向上に繋がる結晶品質改善が続けられている。特に、デバイス生産効率向上に直結するウェハ口径拡大についても近年、開発が進められており、口径が6インチ(150mm)に及ぶ大口径ウェハも報告されるに至っている(非特許文献1参照)。
一方で、SiC単結晶インゴットは、ダイヤモンドに次ぐ硬さを有する硬脆材料であり、SiC単結晶インゴットのスライス加工前に円柱形状に加工する場合や、ウェハ状に薄厚スライスする場合には、シリコン(Si)やGaAsのような従来の半導体材料の単結晶インゴットの場合とは異なり、基本的にはダイヤモンドやBC等のような、SiCよりも硬度の大きな砥粒をベースとした加工技術の構築が必須となっている。
同様に、SiC単結晶インゴット前加工の一プロセスである側面加工、すなわち、薄厚スライス切断前にSiC単結晶インゴットを円柱状になるように、上底面及び側面を研削加工することが一般的に行われるが、この場合、特に側面を加工する場合は円筒研削加工装置を用いて行うことが通例となっている。円筒研削加工とは、被加工物を高速で回転させながら、概略円盤状の研削砥石を、同じく回転させながら当てることにより、円柱状に加工できる方法である。これを用いれば前記のように、例えば半導体デバイス作製用単結晶インゴットの側面を円柱状に高い精度で加工できるため、ウェハ化加工工程のスライス前加工工程として、一般的に採用されているプロセスである(特許文献1参照)。この円筒加工の場合においても、SiC単結晶インゴットは、その硬脆特性の事情から、ダイヤモンドやBCなどの硬質粒子を砥粒として含む研削砥石を用いる必要がある。
特開2001−259975号公報
Y. Tokuda, J. Kojima, K. Hara, H. Tsuchida, S, Onda, Proceedings of International Conference on Silicon Carbide and Related Materials, Mo-IP-1 (2013/09/29〜10/04, Miyazaki, Japan) Yu. M. Tairov and V. F. Tsvetkov, Journal of Crystal Growth, vols.52 (1981) pp.146-150
近年においては、直径150mmに及ぶSiC単結晶ウェハが求められており、大口径SiC単結晶インゴット製造方法の開発とともに、効率的な側面加工の確立が必須である。円筒研削技術についても、大口径研削に対応した装置技術の進化がなされているが、大口径SiC単結晶インゴットの高精度円筒加工については、下記に述べるインゴットクラックという新たな課題が顕在化している。
すなわち、SiC単結晶インゴットは、2000℃以上の超高温で、昇華法と称される気相成長法を基本とする方法で単結晶成長させて製造している(非特許文献2参照)。このため、結晶成長後にSiC単結晶インゴットに残留する内部応力が避けられず、これを起因としてウェハ加工の際にインゴット割れを起こすことがある。特に、ウェハ状にスライスする前段階である、SiC単結晶インゴットを円柱状になるように側面を円筒研削加工するプロセスにおいて、SiC単結晶インゴット周辺部から結晶中心部に向かってインゴットクラックが発生する。この問題は、SiC単結晶インゴットの口径が100mmを超える大型インゴットの場合、内部残留応力が増加する傾向があるために顕著になる傾向が強い。
かかる状況から、簡便な方法で、かつ、大口径SiC単結晶インゴットの側面の円柱状加工時にインゴット割れを抑制できる加工方法が望まれていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。
本発明は、上記問題を解決するスライス前のSiC単結晶インゴットの側面研削加工法であって、その主旨は以下のとおりである。
(1)炭化珪素単結晶インゴットの外周側面を砥石にて研削加工して円柱状に加工する方法において、炭化珪素単結晶インゴットのいずれか一方の端面にリング状の砥石を当接させて、該リング状砥石を前記炭化珪素単結晶インゴットに対して相対的に回転させ、前記炭化珪素単結晶インゴットの外周をリング状砥石の下面で面研削しながら、前記リング状砥石を前記炭化珪素単結晶インゴットの円柱軸方向に相対的に移動させることで、前記炭化珪素単結晶インゴットを円柱状に加工することを特徴とする炭化珪素単結晶インゴットの加工方法、
(2)前記単結晶インゴットの円柱軸方向が、炭化珪素単結晶インゴットの結晶の(0001)軸方向に対して0度以上15度未満であることを特徴とする(1)に記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法、
(3)前記単結晶インゴットが、加工後の円柱インゴットの直径が100mm以上であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法、
(4)前記単結晶インゴットが、加工後の円柱インゴットの直径が150mm以上であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法、
(5)前記単結晶インゴットのポリタイプが実質的に、4H、6H、あるいは15Rのいずれか、もしくはそれらのうちの少なくとも2種以上から構成される単結晶インゴットであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法、
である。
本発明の加工方法を用いれば、大型SiC単結晶インゴットの側面を円柱状に加工する際においても、インゴットクラックを発生させることが無く、安定、かつ製造コスト低減化に繋がる加工が可能になる。
図1は、本発明の外周研削方法の概要を示す模式図である。 図2は、本発明の実施形態における昇華法によるSiC単結晶インゴット製造装置を示す概略図である。
一般的な円筒研削装置では、被加工物を高速で回転させ、概略円盤状の研削砥石を回転させながら被加工物側面表面に当てることにより、円柱状に研削加工する。SiC単結晶インゴットの側面表面は、一般的にはAs−grown状態では完全な円筒面(円柱面)にはなっておらず、平面でなく凹凸がある。したがって、研削砥石と被加工物のSiC単結晶インゴットとは、外周部の凸状曲面が互いに接触する状態で研削加工を行うことになり、被加工物側の表面状態や、あるいは研削加工量などの研削条件によっては、砥石の送り速度を調整しても接触面積が小さいために加工圧力が過大になることが避けられず、このため被加工物表面に円周回転方向への過大な負荷を及ぼすことになる。本発明者らは詳細な検討を行った結果、特に、SiC単結晶インゴットの場合では、他の単結晶材料と比較して、上記のような過大な加工負荷がインゴット側面にかかった場合には、インゴットクラックが発生しやすいことを見出した。特にこの傾向は、SiC単結晶インゴットの直径が100mmを超えるような大口径インゴットの場合に著しい。
前記したインゴットクラック問題は、SiC単結晶の成長方法にも深く関係している。特に、SiCの場合、2000℃以上の超高温で、昇華法と称される気相成長法をベースとする方法で単結晶成長が行われると同時に、昇華法では成長過程においてはポリタイプ安定性などの結晶品質を維持するために、結晶形状が成長方向に凸形状になるように成長条件を整える必要がある。このため、これらの成長条件を起因とする内部残留応力が成長完了後のインゴット中に発生することになる。これらの応力の中で、特に略円柱状のSiC単結晶インゴットを成長する場合では、円周方向の応力が加工時のクラック発生に関係する。
本発明者らの検討によれば、この円周方向の応力は一般的には引張応力となっており、かつ、口径が100mmを超える場合に、口径の増大に伴って応力の絶対値は増大する傾向となっている(M. Nakabayashi, T. Fujimoto, H. Tsuge, K. Kojima, K. Abe, K. Shimomura, Proceedings of International Conference on Silicon Carbide and Related Materials, We-P-15 (2013/09/29〜10/04, Miyazaki, Japan))。本事実は、特に大口径インゴットの場合は、側面加工時の加工負荷が、特に加工初期において不均一に与える可能性の高い円筒加工では、円周方向の引張応力が大きくなるとクラック発生が避けられないことを意味する。すなわち、従来の円筒研削装置では、研削初期を特に加工速度を落とすなど、高度に制御された加工を行うことが必然的に求められる。しかしながら表面の凹凸によって砥石が不均一に接触することによる、インゴット自体への無用な加工負荷の影響は避けられず、クラックによる歩留まり劣化は、インゴット口径が大口径化すると無視できない。
そこで、本発明者らによる詳細な検討の結果、砥石を側面から当てて加工を行う従来の円筒加工法ではなく、SiC単結晶インゴットのいずれか一方の端面(上面又は底面)にリング状の砥石を当接させて、そのリング状の研削砥石をSiC単結晶インゴットに対して相対的に回転させ、リング状砥石の下面で面研削しながら、インゴット円柱の円柱軸に平行方向移動して円筒加工を行うことにより、前記のインゴットクラックを大幅に抑制できることを見出すに及んだ。以下にその詳細について述べる。
図1に、本発明のインゴット側面加工法の概略を示す。なお、図1に示した加工法はあくまでも本発明を説明する加工法の一例であって、本発明の内容を限定するものではないことを付記しておく。
ダイヤモンドやBCなどのようなSiCよりも硬い砥粒を含む硬質砥粒のチップよりなるリング状外周研削砥石(リング状砥石)11を備えた円筒ドリル状の砥石ユニット12は、その刃先部に所定の直径のインゴットとなるように円周状(リング状)に硬質砥粒チップが配置されて、ろう付け等により強固に固定されている。また、このリング状外周研削砥石11の内径はSiC単結晶インゴットよりひとまわり小さく、かつ、その外径は加工するインゴットの最外周部よりも大きくなるように設計されている。
このリング状砥石を、例えばコアドリル装置(例えば特開2013-035144号公報参照)のコアドリル刃先ユニットとして用いるなどにより、固定台13に固定されたSiC単結晶インゴット14の外周部(外周側面)を回転させながら研削する。すなわち、高速回転駆動する回転軸の先端にリング状砥石11を固定し、送り装置によって上下方向(インゴットの円柱軸方向)に回転軸を稼働させながら、熱可塑性ワックス等により予め固定台13にしっかりと接着されたSiC単結晶インゴット14に、周囲、あるいはコアドリルの内部、あるいはその両方から冷却水等の潤滑水をかけながらリング状砥石11を当てることによりSiC単結晶インゴット14の外周部を上下方向から研削する。また、回転させるのはSiC単結晶インゴットであってもよく、またはリング状砥石であってもよく、さらには、その両方であってもよい。
SiC単結晶インゴットの外周端面に当接させるリング状砥石11は、その円周方向に沿って硬質砥粒チップが複数個のチップで分割されていてもよく、リング状の連続したチップであってもよい。また直径方向の内径、すなわち実質的に加工によって得られるSiC単結晶インゴット最外周径を規定するリング状砥石11の内径は、所望のSiC単結晶インゴット径、すなわち、後工程の研削代を考慮し、最終的にべべリングと呼ばれるエッジ面取り加工や研磨工程を含む全加工工程完了後に所定のウェハサイズ規格、例えば、3インチ(75mm)、4インチ(100mm)、あるいは6インチ(150mm)等となるように規定される。
一方、リング状砥石11を構成するチップのリング状砥石11直径方向の厚さは、リング状砥石11の最外径が被研削であるSiC単結晶インゴットの最外周径よりも大きくなるようにする必要がある。被研削物であるSiC単結晶インゴットの外径にもよるが、チップの厚さは、好ましくは1mm以上、更に好ましくは2mm以上とすることが望ましく、従ってSiC単結晶成長において、そのような範囲に収まるように昇華法で用いるホットゾーンや成長条件を調整することが望ましい。チップの厚さが0.5mm未満ではチップの強度不足が顕著になり、加工中に破損しやすい。また、厚さの最大値は特に規定する必要はないが、概ね20mm以下であればよい。20mm超となると、チップ強度は向上するが、研削に寄与しない部分の体積が大きくなり、チップ製造コストが増加するため、実用的ではない。また、チップの高さについては、1mm以上、好ましくは5mm以上であることが望ましい。1mm未満ではチップの固定方法が難しく、20mm以上ではチップの厚さにもよるがチップ自体の強度が低下する。硬質砥粒チップを構造は特に規定する必要はなく、メタルボンドベースの砥石、あるいは樹脂ベースの固定砥粒砥石を用いてもよい。
また、本発明の外周研削方法は、電力用パワーデバイスに用いられる4H型ポリタイプから構成される単結晶インゴットに有効であるが、他のポリタイプである6H型や15R型、あるいはそれらのうちの少なくとも2種から構成されるSiC単結晶インゴットであっても有効である。
図1に示すような円筒ドリル状の砥石ユニットを用いた外周研削砥石により、大型SiCインゴットの側面加工において、インゴットクラックが回避できるメカニズムについて以下に述べる。
特にSiC単結晶インゴットの場合、C軸方向に準ずる方向、すなわち、C軸(六方晶の(0001)軸に平行方向)あるいはC軸から例えば4°のように角度が傾いた軸方法に結晶成長を行う(例えば特開2007-230823号公報参照)ため、成長時の温度勾配や成長方向に垂直な面内の温度勾配等の影響により、冷却後のSiC単結晶インゴットにはどうしても円周方向に引張応力が残留する傾向がある(M. Nakabayashi, T. Fujimoto, H. Tsuge, K. Kojima, K. Abe, K. Shimomura, Proceedings of International Conference on Silicon Carbide and Related Materials, We-P-15 (2013/09/29〜10/04, Miyazaki, Japan))。このため前記したように、従来の円筒研削では、基本的に点、あるいは線接触、またはそれらに漸近する、接触面積が小さい状態で砥石がSiC単結晶インゴットに機械的に押し付けられるため、表面の僅かな凹凸状態によっては、不均一、かつ、局部的に大きな加工負荷を与えることになり、円周方向の大きな引張応力が存在する場合にはインゴットクラックを誘発しやすくなる。
他方、本発明の研削方法を用いた場合にクラック発生を抑制できるのは、砥石は加工初期において、先ずSiC単結晶インゴットの成長上面(又は種結晶側のインゴット底面)に砥石が、比較的均一、すなわち従来の円筒研削法と比べて加工初期に過度に接触面積が小さくなることがなく、大口径SiC単結晶インゴットであっても面最外周部に局部的に過大な加工負荷がかかる状態を回避しながら全周に均一に砥石が当たる状態に安定に到達できることが可能になるためと発明者らは考えている。現時点ではこれ以上のメカニズムを言及することはできないが、本発明の効果を更に確度を上げて実施するためには、側面加工前に研削開始面となるSiC単結晶インゴット上面を、平面研削装置等により平坦化加工を行い、本発明の研削加工においてその加工初期に、硬質砥粒チップがより均一にインゴット加工面に当たるようにすることが望ましい。
加工時の条件であるが、リング状砥石の直径、およびチップの材質にもよるが、リング状砥石の回転速度は100〜1000rpmであれば十分である。また、リング状砥石の送り速度については、1〜10mm/minとすればよいが、SiC単結晶インゴットの表面形状によっては、研削状体が安定するまでは送り速度を調節し、たとえば0.1〜5mm/minにするなど、リング状砥石の破損を回避するように条件調整することが好ましい。
以下に、実施例及び比較例に基づき、本発明の内容について具体的に説明する。
(実施例1)
図2に示す、改良型レーリー法をベースとするSiC単結晶インゴット単結晶成長装置を用いて、以下に記すSiC単結晶成長を実施した。なお、図2はSiC単結晶成長装置の一例であり、本願発明の構成要件を規定するものではない。
結晶成長は、原料であるSiC粉末21を昇華させ、種結晶として用いたSiC単結晶基板22の上に再結晶化させることにより行われる。種結晶のSiC単結晶22は、主として黒鉛製の耐熱坩堝23の上部の内面に取り付けられる。SiC原料粉末21は、黒鉛製坩堝23の内部に充填される。坩堝23は、二重石英管24内部に設置され、円周方向の温度不均一を解消するために、1rpm程度以下の回転速度で坩堝を回転可能な機構になっており、結晶成長中はほぼ一定速度で常に回転するようになっている。坩堝23の周囲には、熱シールドのための断熱保温材25が設置されている。二重石英管24は、真空排気装置26により真空排気(10-3Pa以下)することができ、かつ内部雰囲気を、純度99.9995%以上の高純度アルゴン(Ar)ガスを、マスフローコントローラ27で制御しながら流入させることで圧力制御することができる。また、二重石英管24の外周には、ワークコイル28が設置されており、高周波電流を流すことにより坩堝23を加熱し、原料及び種結晶を所望の温度に加熱することができる。坩堝温度の計測は、坩堝の上部方向の中央部に直径2〜4mmの光路29を設け坩堝上部からの輻射光を取りだし、二色温度計30を用いて行う。
種結晶として、口径150mmの4H型ポリタイプから構成されたSiC単結晶基板を使用した。種結晶は、(000-1)面から<11-20>方向に0.5°のオフセット角を有しており、<000-1>方向側の基板面が成長面となるように坩堝23内の対向面、すなわち上部内壁面に取り付けた。種結晶中の窒素濃度は1×1019cm-3である。その後、石英管内を真空排気した後、ワークコイルに電流を流し、坩堝上部の表面温度が1700℃となるまで上げた。その後、雰囲気ガスとして高純度Arガスと高純度窒素ガス(純度99.9995%以上)の混合ガスを流入させ、石英管内圧力を約80kPaに保ちながら、温度を目標温度である2250℃まで上昇させた。雰囲気ガス中の窒素濃度は体積比で7%とした。その後、成長圧力である1.3kPaに約30分かけて減圧し、この状態を所定の時間維持して結晶成長を実施した。この際の坩堝内の温度勾配は15℃/cmである。成長終了後、坩堝内よりSiC単結晶インゴットを取り出したところ、得られたSiC単結晶インゴットの口径は概ね152mm、また高さは最頂部で33mm程度であった。また、SiC単結晶インゴットの成長上面の表面は、光沢のある滑らか、かつ凸状の形状を有した、概ね中心部に頂部を有する緩やかな略円錐形状であった。
得られたインゴットの成長上面を、坩堝蓋の上面に張り付いたままの状態で平面研削装置を用いて平坦化加工を実施した。加工途中でSiC単結晶インゴットが不慮に外れないように坩堝蓋とSiC単結晶インゴットの張り付き近傍部の外周から固定用ワックス等で固定した。使用した砥石は番定150番相当のダイヤモンド砥粒からなる砥石を使用した。
次に、成長上面を平坦化加工したSiC単結晶インゴットを、円筒ドリル状のリング状外周研削砥石(リング状砥石)を用いてインゴット外周側面を研削加工した。ここで、リング状外周研削砥石の詳細であるが、硬質砥粒チップはダイヤモンド砥粒からなる円弧状の形状を有したチップであり、それを8個並べてリング状になるように隙間なく配置し、各チップは全体としてその内面が円状となるように曲率が付与されている。チップの直径方向厚さは2mm、高さは10mmであり、内面の実質直径は150.3mm、また実質外径は152.4mmである。これらのチップは、厚さ(肉厚)2.8mm、内径150.6mm、長さ150mmのステンレス製パイプの先端部にろう付けにより固定し、リング状外周研削砥石とした。
このステンレス製パイプの先端部に固定されたリング状外周研削砥石を金属加工等で一般的に用いられる旋盤に取り付け、平坦化加工したSiC単結晶インゴットの上面から回転させながら、SiC単結晶インゴットの円柱軸方向に移動させて外周部(外周側面)を面研削加工した。なお、SiC単結晶インゴットの旋盤への固定であるが、SiC単結晶インゴット底部の黒鉛部を同じく平面研削装置によりSiC単結晶インゴットの底面全体に研削加工面が形成されるまで除去し、その後SiC単結晶インゴット底面を固定ワックスにより直径約140mmのステンレス製円柱の上端平面に、中心軸を揃えて張り付け、ステンレス部を旋盤の三つつめチャックで挟むことにより固定した。また、リング状外周研削砥石の中心軸とSiC単結晶インゴットの中心軸とが同一になるように配置し、SiC単結晶インゴット側を回転させた。回転速度は約1000rpm、加工速度、すなわち外周研削砥石の軸方向への送り速度は約0.15mm/分とした。なお、この実施例1では、SiC単結晶インゴットの円柱軸方向は(0001)軸方向に対して0.5°の傾きを有する。
SiC単結晶インゴットの外周部の研削完了後、旋盤を回転させたままリング状外周研削砥石を抜き、その後装置を停止させてインゴットを取り外し、加工状態を目視で観察した。更に、集光灯および光学実体顕微鏡を用いてインゴット表面の状態を詳しく観察した結果、インゴットクラックは一切発生していなかった。また、このインゴットから、マルチワイヤーソーを用いた切断により、厚さ600μmのas-sliced基板を取り出した。得られたas-sliced基板を可視光にて透過観察し、全てのas-sliced基板にクラックが一切発生していないことを確認した。
(実施例2)
実施例1と同様に、4H型ポリタイプの種結晶の口径が150mmであり、かつ(000-1)面から<11-20>方向に4°のオフセット角を有していること以外は、実施例1とほぼ同様な成長条件にて、SiC単結晶成長を実施した。また、同様の成長を10回繰り返して行い、合計で10個のSiC単結晶インゴットを得た。得られたSiC単結晶インゴットは、口径は概ね152mm(最小151.7mm、最大で152.2mm)、また高さは最頂部で31〜36mmであった。実施例1と同じ方法で、それぞれ外周研削を行い、加工後にインゴットクラックの有無を、集光灯および光学実体顕微鏡を用いて調べたところ、10個のインゴット全てについて一切クラックは発生していなかった。また全てのSiC単結晶インゴットを、マルチワイヤーソーを用いて切断し、厚さ約1mmのas-sliced基板を取り出した。得られたas-sliced基板を可視光にて透過観察し、全てのas-sliced基板にクラックが一切発生していないことを確認した。なお、この実施例2では、SiC単結晶インゴットの円柱軸方向は(0001)軸方向に対して4°の傾きを有することになる。
(実施例3)
実施例1と同様に、4H型ポリタイプの種結晶の口径が100mmであり、かつ(000-1)面から<11-20>方向に4°のオフセット角を有していること以外は、実施例1とほぼ同様な成長条件にて、SiC単結晶成長を実施した。また、同様の成長を20回繰り返して行い、合計で20個のSiC単結晶インゴットを得た。得られたSiC単結晶インゴットは、口径は概ね、最小101.1mm、最大で102.0mm、また高さは最頂部で33〜41mmであった。
この20個のSiC単結晶インゴットから任意に10個を選択し、実施例1と同じ方法で、10個のSiC単結晶インゴットについてそれぞれ外周研削を行った。なお使用したリング状外周研削砥石であるが、硬質砥粒チップはダイヤモンド砥粒からなる円弧状の形状を有したチップであり、それを16個並べてリング状になるように配置し、各チップの間に約2mmの隙間を設置したものを使用した。全体としてチップの内面が円状となるように曲率が付与されており、直径方向のチップの厚さは1mm、高さは8mmであり、内面の実質直径は100.8mm、また実質外径は101.8mmである。このチップを厚さ2.8mm、内径100.0mm、長さ150mmのステンレス製パイプの先端部にろう付けにより固定している。また、SiC単結晶インゴットの旋盤への固定は実施例1と同様に、SiC単結晶インゴット底部の黒鉛部を同じく平面研削装置によりSiC単結晶インゴットの底面全体に研削加工面が形成されるまで除去し、その後SiC単結晶インゴット底面を固定ワックスにより直径約90mmのステンレス製円柱の上端平面に、中心軸を揃えて張り付け、ステンレス部を旋盤の三つ爪チャックで挟むことにより固定した。旋盤の研削条件は実施例1と同じとした。なお、この実施例3では、SiC単結晶インゴットの円柱軸方向は(0001)軸方向に対して4°の傾きを有する。
加工後にインゴットクラックの有無を、集光灯および光学実体顕微鏡を用いて調べたところ、10個のインゴット全てについて一切クラックは発生していなかった。また全てのインゴットを、マルチワイヤーソーを用いて切断し、厚さ約1mmのas-sliced基板を取り出した。得られたas-sliced基板を可視光にて透過観察し、全てのas-sliced基板にクラックが一切発生していないことを確認した。
(比較例1)
上記実施例3で得たもののうち、残りの10個のSiC単結晶インゴットについて、先の10個のSiC単結晶インゴットと同様にインゴット底部の黒鉛部を同じく平面研削装置によりインゴットの底面全体に研削加工面が形成されるまで除去し、その後インゴット底面を固定ワックスにより直径約90mmのステンレス製円柱の上端平面に、中心軸を揃えて張り付けた。さらに、それらのインゴットを、円筒研削盤を各インゴットの側面に当接させて円筒研削加工した。使用した砥石は番定120番のダイヤモンド砥粒からなる砥石であり、インゴットの回転速度は20rpm、砥石回転速度は1500rpm、砥石送り速度は約0.15mm/分とした。
研削完了後に集光灯および光学実体顕微鏡を用いて調べたところ、10個中、2個のインゴットについて、インゴット外周部から中心に向かって長さ約40〜50mm程度のクラックが発生していた。
11:外周研削砥石(リング状砥石)
12:円筒ドリル状砥石ユニット
13:固定台
14:SiC単結晶インゴット
21:SiC粉末原料
22:種結晶(SiC単結晶基板)
23:黒鉛坩堝(種結晶固定部黒鉛蓋)
24:二重石英管
25:断熱材
26:真空排気装置および圧力制御装置
27:マスフローコントローラ
28:ワークコイル
29:温度測定用上部孔
30:放射温度計

Claims (5)

  1. 炭化珪素単結晶インゴットの外周側面を砥石にて研削加工して円柱状に加工する方法において、炭化珪素単結晶インゴットのいずれか一方の端面にリング状の砥石を当接させて、該リング状砥石を前記炭化珪素単結晶インゴットに対して相対的に回転させ、前記炭化珪素単結晶インゴットの外周をリング状砥石の下面で面研削しながら、前記リング状砥石を前記炭化珪素単結晶インゴットの円柱軸方向に相対的に移動させることで、前記炭化珪素単結晶インゴットを円柱状に加工することを特徴とする炭化珪素単結晶インゴットの加工方法。
  2. 前記単結晶インゴットの円柱軸方向が、炭化珪素単結晶インゴットの結晶の(0001)軸方向に対して0度以上15度未満であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法。
  3. 前記単結晶インゴットが、加工後の円柱インゴットの直径が100mm以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法。
  4. 前記単結晶インゴットが、加工後の円柱インゴットの直径が150mm以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法。
  5. 前記単結晶インゴットのポリタイプが、4H、6H、あるいは15Rのいずれか、もしくはそれらのうちの少なくとも2種以上から構成される単結晶インゴットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の炭化珪素単結晶インゴットの加工方法。
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