JP2015215732A - 画像形成装置、印刷システム、画像形成装置における方法、及びプログラム。 - Google Patents

画像形成装置、印刷システム、画像形成装置における方法、及びプログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物が放置されるのを防いだり、或いは、他のユーザによって印刷物が取得されるのを防止する。【解決手段】印刷データに従って記録媒体上に画像を形成して印刷物を出力する画像形成装置であって、前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像を解析して、当該人物の動作を特定するモーション解析手段と、前記モーション解析手段における解析結果に応じた報知を行なう報知手段と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、出力された印刷物が、第三者によって収得されること及び/又は排紙トレイ上に放置されることを適切に防止するための技術に関する。
プリンタ、複写機等の画像形成装置においては、近年、PC等の外部情報処理装置からネットワークを介して受信した画像データに基づいて用紙に画像を形成して出力するようになっている。このようなネットワークに接続された画像形成装置は、一般的に、ハードディスク等の画像データ蓄積用メモリ(以下、画像メモリ)を備え、受信した画像データを一旦画像メモリに蓄積した後、印刷出力する。そして、画像形成装置の取り扱う画像データには、機密性を要するものも存在し、そのような機密性を要する画像データ(以下、機密データ)の印刷出力においては、例えば、いわゆる留め置きプリントという手法が利用されている(特許文献1)。
留め置きプリントでは、PC等からユーザIDを付加した機密データが画像形成装置に入力され、画像メモリに一旦蓄積されるとともに、ユーザIDに基づいて管理される。そして、印刷出力時には画像形成装置の操作部からユーザID等をユーザに入力させ、ユーザ認証を行なう。ユーザ認証が完了すると、当該ユーザIDに対応する機密データが画像メモリに格納されているかチェックされ、対応する機密データがあればそれを画像メモリから読み出して印刷出力する。
ところが、画像形成装置のウォームアップに時間を要したり、印刷部数が多かったりし場合には、ユーザ認証が完了しても留め置きプリントの出力結果である印刷物をユーザは直ちに得ることができない。そのため、画像形成装置から一旦離れてしまったり、待機中に他の作業が入ってしまい印刷物を取得し忘れたりすることがある。このように、高度のセキュリティによって守られている機密データの印刷物が、最終的には画像形成装置上に放置されてしまうということが生じていた。
この点、このような印刷物の取り忘れに対応する技術として、印刷実行前にユーザ認証をし、全ての印刷物が排出されたあとに、もう一度ユーザ認証を行うことで、印刷物の放置を防ぐ技術が提案されている(特許文献2)。
特開平9−248951号公報 特開2006−224306号公報
しかしながら、上記特許文献2の技術にあっては、印刷物取得後の再認証が煩わしい上、その印刷物を誰が取得したのかまでは確認することができない。そのため、例えば当該印刷物にアクセスする権限のないユーザが当該印刷物を取得した場合でもその事実が分からないという問題がある。
本発明に係る画像形成装置は、印刷データに従って記録媒体上に画像を形成して印刷物を出力する画像形成装置であって、前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像を解析して、当該人物の動作を特定するモーション解析手段と、前記モーション解析手段における解析結果に応じた報知を行なう報知手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、煩雑な操作を必要とすることなく、印刷物の放置や印刷物の第三者取得に対処することができる。
印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。 制御部のソフトウェア構成を示すブロック図である。 高機能センサの内部構成を示すブロック図である。 高機能センサのソフトウェア構成を示すブロック図である。 高機能センサにおける検知処理の流れを示すフローチャートである。 留め置きプリントの印刷開始から終了までの処理の流れを示すフローチャートである。 画像形成装置を操作するユーザを、高機能カメラで捉えた様子を示す図である。 画像形成装置を操作するユーザを、高機能カメラで捉えた様子を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<システム構成図の説明>
図1は、本実施例に係る、印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係る印刷システムは、MFP等の画像形成装置100、PC等の情報処理装置101、LAN等のネットワーク102、高機能センサ103で構成される。そして、画像形成装置100は、制御部110、プリンタ部120、表示部130で構成される。そして、画像形成装置100と高機能センサ103とは、有線又は無線によって接続されている。高機能センサ103は、画像形成装置100の周囲全体を俯瞰して撮影し、画像形成装置100の所定範囲内にいる人物を検知した場合には、当該人物の顔や腕等を認識・追跡するモーションキャプチャ機能を備えたいわゆるインテリジェントカメラを採用したセンサである。
制御部110は、LAN等のネットワーク102を介してPC等の情報処理装置101に接続されている。制御部110は、情報処理装置101から受信した印刷データの印刷処理を含む、画像形成装置100における各種処理の制御を行なう。なお、印刷データには、印刷処理の対象となる文書ファイル等のデータの他に、認証処理に用いるユーザ識別情報(ユーザを一意に識別可能なユーザIDなどの情報)も含まれる。なお、本明細書においては、認証処理によって特定の印刷データについての権限が確認されたユーザを「認証ユーザ」と呼び、それ以外のユーザと区別することとする。
プリンタ部120は、紙等の記録媒体上に、例えばインクジェット方式や電子写真方式によって画像を形成して出力するユニットであり、プリンタエンジンの他、紙等を供給する給紙部や画像形成を終えた紙等を排出する排紙部(排紙トレイ)などを含む。
表示部130は、タッチスクリーン機能を有する液晶パネルなどで構成され、種々の情報が表示される。また、表示部130に表示される画面を介して、認証ユーザは各種操作指示を行う。
制御部110についてさらに詳しく説明する。
制御部110は、CPU111、RAM112、ROM113、HDD114、画像処理部115、プリンタI/F116、センサI/F117、表示I/F118、ネットワークI/F119で構成される。
CPU111は、システム全体を制御する演算処理装置である。
RAM112は、CPU111が動作するためのシステムワークメモリであり、印刷データを一時記憶するための画像メモリとしても機能する。
ROM113は、システムのブートプログラムを格納するメモリである。
HDD114は、情報処理装置101からネットワークI/F119を介して送られてきた印刷データを格納する記憶部である。HDD114に記憶された印刷データは、プリンタI/F116を介してプリンタ部120に転送され、画像形成に用いられる。また、ユーザが認証ユーザかどうかを顔認証によって判別するための、ユーザIDと紐付けられたユーザ毎の顔情報(各ユーザの顔を撮影した画像データ)をデータベースとして記憶している。
画像処理部115は、印刷データに対して、各種補正や解像度変換といった印刷に必要な画像処理を行う。
プリンタI/F116は、プリンタ部120との間で、画像形成処理の開始信号や印刷データの受け渡しを行なうインタフェースである。
センサI/F117は、高機能センサ103との間で、読取開始信号やセンサによって読み取られた画像信号のデータ(人物の顔を撮影した画像や人物の腕等の動きを撮影した画像のデータ)の受け渡しを行なうインタフェースである。
表示I/F118は、表示部(UI)130との間で、画面上に表示する情報やユーザが入力した情報の受け渡しを行なうインタフェースである。
ネットワークI/F119は、ネットワーク102を介して情報処理装置101から送られてくる印刷データ等の受け渡しを行うインタフェースである。
図2は、制御部110のソフトウェア構成を示すブロック図である。制御部110は、UI制御部201、印刷制御部202、報知部203、ユーザ認証部204、顔解析部205、モーション解析部206からなる。そして、これら各部は、その機能を実現するためのプログラムをCPU111が実行することにより実現される。
UI制御部201は、表示部130に表示される各種画面の生成や表示を制御するモジュールである。
印刷制御部202は、プリンタ部120による印刷処理全般を制御するモジュールである。
報知部203は、後述するモーション解析部206の解析結果に応じた報知処理を行なうモジュールである。具体的には、印刷物が排紙部に出力されてから経過した時間(放置時間)を計測し、放置時間が所定の閾値を超えた場合等に認証ユーザへの所定の通知を行う。また、排紙部に出力された印刷物が、認証ユーザ以外の権限のないユーザによって収得された可能性が高い場合における所定の警告も行なう。
ユーザ認証部204は、画像形成装置100を利用しようとするユーザの認証処理を行うモジュールである。認証処理としては、例えば、ユーザIDの情報が格納されたカードをリーダーで読み取り、カードから読み取ったユーザIDが予め登録されたユーザIDと一致すれば、権限あるユーザであると判定し、認証OKとする処理が考えられる。その他の方法としては、表示部130を介して入力されたユーザIDと予め登録されたユーザIDとを照合して、権限あるユーザかどうかを判定する方法などもある。
顔解析部205は、高機能センサ103で取得された人物の顔画像と、予めHDD114に格納されたユーザ毎の顔画像とを照合して、両者が一致するかどうかを判定するモジュールである。この判定結果をもって上述の認証処理に代えてもよく、本実施例でもこの顔解析処理をユーザ認証に利用することを想定している(顔認証)。なお、顔解析処理の結果をもって上述の認証処理に代える場合は、顔解析部205がユーザ認証部204の機能を兼ね備えることになる。
モーション解析部206は、高機能センサ103から取得したモーション画像(人物の腕等の動きを撮影した動画のデータ)を取得し、排紙トレイ等の排紙部から印刷物を収得する動作がなされたかどうか等を判定するモジュールである。
図3は、高機能センサ103の内部構成を示すブロック図である。
高機能センサ103は、カメラ301で撮像された光学像をCMOSセンサ302によって電気信号に変換して画像データを取得する。
CPU303は、ROM305からプログラムをRAM304に読み出して実行する。 RAM304は、CPU303が動作するためのワークメモリであり、画像データを一時的に記憶するための画像メモリとしても機能する。
ネットワークI/F306は、CMOSセンサ302によって電気信号に変換された画像データ(顔画像やモーション画像のデータ)を、画像形成装置100に伝達するためのインタフェースである。
センサリンクI/F307は、高機能センサ103を複数設置する場合に、取得した顔画像やモーション画像のデータを高機能センサ間でやり取りするためのインタフェースである。
図4は、高機能センサ103のソフトウェア構成を示すブロック図である。
高機能センサ103は、顔認識部401、モーション認識部402、センサリンク部403からなり、これら各部の機能を実現するためのプログラムをCPU303が実行することにより実現される。
顔認識部401は、カメラ301で撮影された画像内に写っている人物の顔を判別するモジュールである。
モーション認識部402は、カメラ301で撮影された画像内に写っている人物の顔、肩、肘、手首など、身体の特徴となる部位の位置と動きを捉えることで、人物の動作を追跡するモジュールである。
センサリンク部403は、高機能センサ103を複数利用する場合における、他の高機能センサとの同期処理を行うモジュールである。顔認識部401で認識された人物の顔やモーション認識部402で認識された人物の動作の情報が、センサリンクI/F307を介して他の高機能センサに送信され、当該顔や動作の情報に基づいて、複数の高機能センサ間の同期が取られる。例えば、全体を俯瞰する第1の高機能センサのモーション認識部402によって人物が腕を排紙トレイに伸ばす動作が認識され、排紙トレイを撮影する第2の高機能センサのモーション認識部402でも同じ特徴を持つ腕によって同様の動作が認識されたとする。この場合、当該動作は同一人物に拠るものであると判断されることになる。このように複数の高機能センサが連携して、同一人物についての動作を認識することができる。
図5は、高機能センサ103における検知処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU303が、ROM305に格納されているプログラムをRAM304にロードし、実行することで実現される。
ステップ501において、高機能センサ103は、監視対象領域である画像形成装置の所定範囲内において人物が検知されたかどうかを判定する。具体的には、CMOSセンサ301によって取得された画像の領域内(画像形成装置100を俯瞰する撮影領域内)に人物が映り込んでいることが、モーション認識部402によって認識されれば、人物が検知されたと判定される。なお、高機能センサ103は、その撮影領域が所定範囲(例えば、画像形成装置100の表示部130を中心とした半径1mの範囲)に合致するように予め設置・調整されている。人物が撮影領域内に入って検知されるまで、モーション認識部402による監視動作の実行が継続され、人物が検知された段階で、ステップ502に進む。
ステップ502において、高機能センサ103は、検知された人物の顔を顔認識部401によって判別する。
ステップ503において、高機能センサ103は、ステップ502で判別された顔の情報(顔画像のデータ)を、ネットワークI/F306を介して画像形成装置100に送信する。
ステップ504において、高機能センサ103は、検知された人物の動作をモーション認識部402によって認識し、顔認識部401で判別された顔とリンクさせて、当該人物の動作を追跡する。
ステップ505において、高機能センサ103は、モーション認識部402によって取得された追跡情報(人物の動作を追跡した画像のデータ)を、ネットワークI/F306を介して画像形成装置100に送信する。
ステップ506において、高機能センサ103は、ステップ501で検知された人物が撮影領域内で引き続き検知されているかどうかを判定する。人物の検知状態が継続している場合には、ステップ504に戻る。一方、人物が画像形成装置100の前から離れ、所定範囲内(撮影領域内)で検知されなくなった場合は本処理を抜ける。
以上が、高機能センサ103における検知処理の内容である。
次に、画像形成装置100において、印刷処理として留め置きプリントが実行される場合における印刷開始から終了までの処理の流れについて説明する。ここでは、2台の高機能センサを使用する態様を前提に説明を行うものとする。
図6は、留め置きプリントの印刷開始から終了までの処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU111が、ROM113に格納されているプログラムをRAM112にロードし、実行することで実現される。
ステップ601において、制御部110は、情報処理装置101等から留め置きプリント用の印刷データを取得する。取得した印刷ジョブは、RAM112に格納される。留め置きプリント用の印刷データを画像形成装置100に送信したユーザは、当該印刷データを印刷するタイミングで、画像形成装置100の前に移動する。
ステップ602において、制御部110は、高機能センサ103によって、画像形成装置100の前に人物がいないかどうか(より具体的には、高機能センサ103の撮影範囲内に入り込んだ人物がいないかどうか)を監視する。そして、画像形成装置100の前に立つ人物を高機能センサ103が検知するとステップ603に進む。図7は、画像形成装置100を操作するユーザが、2台の高機能カメラ103−1及び103−2で撮影される様子を示す図である。そして、図7(a)には、画像形成装置100の全体を俯瞰する位置から撮影する高機能センサ103−1によって、人物が捉えられた様子が示されている。高機能センサ103−1と103−2は、前述のとおり、同一人物についての認識を共有できるようにセンサリンク部403のプログラムによってリンクされている。
ステップ603において、制御部110は、検知された人物の顔画像のデータを高機能センサ103から取得する。すなわち、人物700が画像形成装置100の前に存在していることが検知されると、高機能センサ103−1の顔認識部401によって人物700の顔画像が取得され、そのデータが制御部110に送られる。
ステップ604において、制御部110内の顔解析部205は、ユーザ毎の顔画像を予め格納した上述のデータベースを参照して、ステップ603で取得した顔画像に一致する顔画像が登録されているかどうかを判定する。一致する顔画像が登録されていると判定された場合は、認証OKとしてステップ605に進む。一方、一致する顔画像が登録されていないと判定された場合は、認証NGとして本処理を抜ける。なお、ここでは、検知された人物の顔画像による照合をもって認証処理としているが、例えばカード認証をこれに代えてもよい。すなわち、ユーザIDなどの識別情報が格納されたユーザカードをリーダーで読み取って、予め登録されているユーザかどうかを判定する処理を行う構成であってもよい。
ステップ605において、制御部110内のUI制御部201は、認証OKとなった認証ユーザのユーザIDに紐付けられた印刷データをHDD114から読み出し、当該印刷データの一覧を印刷候補として表示部130に表示する。すなわち、表示部130には、認証ユーザに属する印刷データのみ(当該認証ユーザの印刷データが複数格納されていればその全て)が印刷候補として一覧表示され、他のユーザに属する印刷データについては印刷候補として表示されない。そして、一覧表示の中から所望の印刷データが選択されて印刷処理の実行が認証ユーザによって指示されると、印刷制御部202にその指示が送られる。
ステップ606において、制御部110内の印刷制御部202は、認証ユーザが指定した印刷データに従い、プリンタ部120によって紙等の記録媒体に画像を形成する。そして、画像が形成された記録媒体(印刷物)がどの排紙トレイに出力されるのかがUI制御部201によって表示部130に表示される。また、報知部203は、印刷物が排紙トレイに出力されると同時に、後述する所定時間の計測を開始する。
ステップ607において、制御部110内のモーション解析部206は、所定の排紙トレイに出力された印刷物が人の手で収得される様子を、高機能センサ103によって監視する。図7(b)は、人物700が上段の排紙トレイ701に向かって左腕を伸ばしている様子が、2台の高機能センサ103−1及び103−2によって捉えられた状態を示す図である。図7(c)は、人物700が下段の排紙トレイ702に向かって左腕を伸ばしている様子が、高機能センサ103−2によって捉えられた状態を示す図である。そして、図7(d)は、人物700が上段の排紙トレイ701に向かって両腕を伸ばしている様子が、2台の高機能センサ103−1及び103−2によって捉えられた状態を示す図である。このようにして、印刷物の収得動作(ここでは、所定の排紙トレイに腕を伸ばす動作)が高機能センサ103によって検知されると、ステップ608に進む。一方、印刷物の収得動作が検知されない場合には、ステップ610に進む。
ステップ608において、制御部110内のモーション解析部206は、印刷物の収得動作を行なった人物が適正なユーザであるかどうかを判定する。具体的には、検知された動作に係る腕が、印刷物の出力を指示した認証ユーザの腕であるかどうかが判定される。この場合において、例えば留め置きプリントに係る原稿が数ページしかなく、印刷の実行指示から印刷完了までの間、認証ユーザが画像形成装置100の前を離れなかった場合には、「収得動作を行なった人物」=「適正な認証ユーザ」と判定することに疑問は生じない。高機能センサ103によって認証ユーザの動作は途切れることなく追跡され続けており、認証ユーザの同一性は明らかなためである。問題となり得るのは、例えば、留め置きプリントに係る原稿のページ数が膨大で、印刷の実行指示から印刷完了までの間、認証ユーザが画像形成装置100の前を一旦離れるような場合である。このような場合でも、本実施例では、高機能センサ103によって収得動作を行なった人物の顔画像を取得し、当該人物が印刷実行指示を行った認証ユーザであるかどうかを顔解析部205によって判定することができる。そして、顔解析部205における判定処理の結果、印刷物の収得動作を行なった人物の顔画像と、登録されている認証ユーザの顔画像と一致しない場合は、第三者によって印刷物が持ち去られた可能性が高いと判断されることになる。以上のように、印刷物の収得動作を行なった人物が適正なユーザであると判定された場合は、留め置きプリントに係る印刷物が無事に権限のあるユーザによって収得されたことを意味するので、本処理を抜ける。一方、印刷物の収得動作を行なった人物が適正なユーザでないと判定された場合は、ステップ609に進む。なお、ここでも検知された人物の顔認証によって適正なユーザによる収得動作かどうかを判定しているが、例えばユーザが一旦離れた場合には上述したカード認証を再度行なわせるような構成としてもよい。
ステップ609において、制御部110内の報知部203は、所定の警告処理を実行する。所定の警告処理としては、例えば、第三者による持ち去りの可能性を知らせる警告音を鳴らしたり、留め置きプリントに係る印刷物が第三者によって持ち去られた可能性がある旨のメッセージを表示部130等に表示したりすることが考えられる。また、同様のメッセージを含む警告メールを、認証ユーザ等の予め登録された送信先アドレスに送信してもよい。
ステップ610において、制御部110内のモーション解析部206は、印刷物の収得動作が検知されないまま一定時間(例えば、1分)が経過したかどうかを判定する。一定時間が経過していた場合(一定時間内に収得動作が検知されない場合)は、ステップ612に進む。一方、一定時間が経過していない場合は、ステップ611に進む。
ステップ611において、制御部110内のモーション解析部206は、認証ユーザの検知状態が継続しているかどうか(画像形成装置100の前に認証ユーザがいるかどうか)を判定する。認証ユーザの検知状態が継続していない(画像形成装置100の前から認証ユーザが離れた)と判定された場合は、ステップ612に進む。一方、認証ユーザの検知状態が継続している(画像形成装置100の前に認証ユーザが存在する)と判定された場合は、ステップ607に戻る。
ステップ612において、制御部110内の報知部203は、所定の通知処理を実行する。所定の通知処理としては、例えば、放置状態を知らせる通知音を鳴らしたり、留め置きプリントに係る印刷物が排紙トレイに放置されたままであることを知らせるメッセージを表示部130等に表示したりすることが考えられる。また、同様のメッセージを含む通知メールを、認証ユーザ等の予め登録された送信先アドレスに送信してもよい。なお、本フローでは、印刷物を収得する動作が一定時間内に検知されず(ステップ610でNo)、かつ、画像形成装置の前から認証ユーザがいなくなったことが検知される(ステップ611でNo)という2つの条件が満たされた場合に通知処理が実行される。しかし、上記2つの条件のうち少なくとも一方の条件が満たされた場合に、上記通知処理を行なう構成であってもよい。
以上が、画像形成装置100における留め置きプリントの印刷開始から終了までの処理の内容である。なお、略同時に2人の認証ユーザがそれぞれに印刷データの印刷を指示するといったことも考えられる。この場合でも、検知された収得動作に係る腕の伸びた先(排紙トレイ)が、その認証ユーザの印刷物の出力先(ステップ606で表示された排紙トレイ)であるかどうかが顔認証によって正しく判定されるので、問題は生じない。
上述の例では、2台の高機能センサを用いる場合について説明したが、使用する高機能センサは2台に限定されるものではなく、例えば各排紙トレイに対して1台ずつ高機能センサを設けてもよい。これにより、より精度よく印刷物の収得動作を追跡・検知することができる。
また、1台の高機能センサですべての検知動作を賄うようにしてもよい。使用する高機能センサの台数が少なければ、その分だけシステム全体のコストを抑えることができる。図8は、1台の高機能センサですべての検知動作を賄う場合における、画像形成装置100を操作するユーザを、高機能カメラ103で捉えた様子を示す図である。
図8(a)は、前述の図7(a)に対応する図であり、画像形成装置100の全体を俯瞰でき、かつ排紙トレイの周辺領域も撮影可能な1台の高機能センサ103によって、人物と排紙トレイの周辺の両方が撮影される様子を示している。また、図8(b)〜(d)は、それぞれ前述の図7(b)〜(d)に対応している。図8(b)は人物700が上段の排紙トレイ701に向かって左腕を伸ばす様子が、同(c)は人物700が下段の排紙トレイ702に向かって左腕を伸ばす様子が、1台の高機能センサ103によって捉えられた状態を示している。また、図8(d)は、人物800が上段の排紙トレイ701に向かって両腕を伸ばす様子が、1台の高機能センサ103によって捉えられた状態を示している。このように、1台の高機能センサですべての検知動作を賄うような構成であってもよい。
以上のとおり本実施例によれば、機密性の高い印刷データの留め置きプリント等の実行時における、第三者による印刷物の持ち去りや出力された印刷物の放置といった事態を防ぐことができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. 印刷データに従って記録媒体上に画像を形成して印刷物を出力する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像を解析して、当該人物の動作を特定するモーション解析手段と、
    前記モーション解析手段における解析結果に応じた報知を行なう報知手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記モーション解析手段によって、出力された前記印刷物を収得する動作が一定時間内に検知されない場合、及び、出力された前記印刷物を収得する動作が検知されることなく前記所定範囲内に人物が存在しなくなったことが検知された場合のうち、少なくとも一方の条件が満たされると、前記報知手段は、所定の通知を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の通知には、通知音を鳴らすこと、前記印刷物の放置を知らせるメッセージを表示すること、或いは当該メッセージを含む通知メールを送信すること、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 出力された前記印刷物を収得する動作が前記モーション解析手段によって検知された場合であって、当該動作を行なった人物が当該印刷物の印刷を指示したユーザでない場合、前記報知手段は、所定の警告を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の警告には、警告音を鳴らすこと、前記印刷物が第三者によって持ち去られた可能性を知らせるメッセージを表示すること、或いは当該メッセージを含む警告メールを送信すること、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記通知メール及び前記警告メールの送信先となるアドレスには、前記印刷物の印刷を指示したユーザのアドレスを含むことを特徴とする請求項3又は5に記載の画像形成装置。
  7. ユーザ毎の顔画像のデータを格納したデータベースと、
    前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の顔を撮影した画像と、前記データベースに格納されたユーザ毎の顔とを照合し、一致するかどうかを解析する顔解析手段をさらに備え、
    出力された前記印刷物を収得する動作を行なった人物が、当該印刷物の印刷を指示したユーザであるかどうかを、前記顔解析手段によって判定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像を取得するためのセンサと
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置と、
    前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像、及び、当該人物の顔を撮影した画像を取得するためのセンサと
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  10. 印刷データに従って記録媒体上に画像を形成して印刷物を出力する画像形成装置における方法であって、
    前記画像形成装置の所定範囲内に存在する人物の動きを撮影した画像を解析して、当該人物の動作を特定するモーション解析ステップと、
    前記モーション解析ステップにおける解析結果に応じた報知を行なう報知ステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置として機能させるためのプログラム。
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