JP2015214511A - 化学組成物 - Google Patents
化学組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015214511A JP2015214511A JP2014098143A JP2014098143A JP2015214511A JP 2015214511 A JP2015214511 A JP 2015214511A JP 2014098143 A JP2014098143 A JP 2014098143A JP 2014098143 A JP2014098143 A JP 2014098143A JP 2015214511 A JP2015214511 A JP 2015214511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- mass
- cystine
- propolis
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
Description
以下、本発明に係る化粧料の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、各成分の含有量、添加量に関する“〜”は、原則的に、左側の数値以上右側の数値未満を意味するものとする。本発明に係る化粧料は、プロポリス、アミノ酸を含有することを特徴とするものである。また、本発明(化粧料、毛髪修復剤、スキンケア用ローション、育毛剤、パーマ液、頭髪用調整剤として利用可能な化学組成物)でいうプロポリス(Propolis)とは、植物が分泌した種々の物質をミツバチが採集して営巣に用いる粘着性の物質のことであり、所謂、蜂ヤニのことである。本発明に係る化粧料には、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.01〜15質量%含有させるのが好ましく、3.0〜10質量%含有させるのがより好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.001質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.3質量%〜3.0質量%含有させるのがより好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.001質量%を下回ると)、十分なシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、皮膚に塗布した際のべとつき感が高くなったり、化粧料の臭いが不良となったりするので好ましくない。
以下、実施例によって本発明に係る化粧料についてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
各実施例および比較例で調製された化粧料を、以下の(1)〜(4)の方法で3名の被験者(いずれも50代)に使用し、当該使用を一定期間(1週間)に亘って繰り返した。
(1)所定の量(約5.0g)の化粧料の顔面への塗布(手による塗布)
(2)皮膚への十分な擦り込み
(3)約10時間に亘る保持
(4)市販の石鹸を用いた先願による除去
そして、上記の如く化粧料の使用を繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の状態を、下記の4段階で官能評価した。
○:目尻や額のシワや皮膚のシミに十分な軽減効果が見られる。
△:目尻や額のシワや皮膚のシミに僅かな軽減効果が見られる。
×:目尻や額のシワや皮膚のシミにほとんど軽減効果が見られない。
上記の如き化粧料の使用を一定期間に亘って繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の色の変化を、下記の4段階で官能評価した。
○:顔全体の皮膚に十分な白色化が認められる。
△:顔全体の皮膚に僅かな白色化が認められる。
×:顔全体の皮膚に白色化が認められない。
上記の如き化粧料の使用を一定期間に亘って繰り返した際における各被験者の皮膚への刺激を、下記の4段階で官能評価した。
○:皮膚に刺激を感じない。
△:わずかに刺激を感じる。
×:強い刺激を感じる。
上記の如き化粧料の使用を一定期間に亘って繰り返した際に被験者が感じた臭いを下記の3段階で官能評価した。
○:特に悪臭を感じない。
△:若干の悪臭を感じる。
×:悪臭を感じる。
実施例、比較例で得られた化粧料の溶液の均一性を、目視によって下記の3段階で官能評価した。
◎:沈殿物がまったくない。
○:若干の沈殿物が認められる。
△:多くの沈殿物が認められる。
<化粧料の調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例A−1の化粧料を得た。なお、化粧料を製造する際には、プロポリス溶液とグリセリンとを混合して攪拌する一方、約70℃に加熱した精製水中に、アミノ酸を配合して攪拌し、混合液を常温まで冷却した後、吸収型ヒアルロン酸を配合して攪拌した。しかる後、得られたアミノ酸および吸収型ヒアルロン酸の混合水溶液に重金属イオンを添加した後、その重金属イオン含有溶液と、プロポリス溶液およびグリセリンの混合溶液とを混ぜ合わせて攪拌する方法を採用した。
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):1.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.2質量%)
・グリセリン:70質量%
・香料:0.2質量%
・重金属イオン
・銀イオン、亜鉛イオン、チタンイオンの複合イオン:10,000ppm
・アミノ酸
・L−システイン:0.2質量%
・L−アルギニン: 0.2質量%
・L−トレオニン:0.1質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・L−アスパラギン酸:0.1質量%
・吸収型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム):5.0質量%
・フコイダン:5.0質量%
・精製水:残余量
化粧料を調製する際に、重金属イオンの混合割合を、それぞれ、5,000ppm、20,000ppmに変更した以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、実施例A−2,A−3の化粧料を調製した(なお、精製水の重量割合(残余量)は、重金属イオンの混合割合に併せて変更した)。そして、それらの実施例A−2,A−3の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、重金属イオンを、それぞれ、銀イオン、亜鉛イオンに変更した以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、実施例A−4,A−5の化粧料を調製した。そして、それらの実施例A−4,A−5の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、添加するアミノ酸を、それぞれ、L−システインのみ、L−アルギニンのみ、L−リシン(塩酸塩)のみとするとともに、それらの混合割合を0.7質量%に変更した以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、実施例A−6〜A−8の化粧料を調製した。そして、それらの実施例A−6〜A−8の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、プロポリスの混合割合(プロポリスの純成分の濃度)を、それぞれ、0.025質量%、0.25質量%、0.5質量%、2.5質量%に変更した(すなわち、プロポリスの純成分の濃度を、それぞれ、0.005質量%、0.05質量%、0.1質量%、0.5質量%に変更した)以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、実施例A−9〜A−12の化粧料を調製した。そして、それらの実施例A−9〜A−12の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
<化粧料の調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例A−13の化粧料を得た。
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):1.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.2質量%)
・香料:0.2質量%
・分散剤:3.0質量%
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):5.0質量%
・その他のアミノ酸
・L−アルギニン: 0.3質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・ヒアルロン酸ナトリウム:30.0質量%
・吸収型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム):3.0質量%
・フコイダン:3.0質量%
・防腐剤(エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンの混合溶液):0.1質量%
・グリセリン:30.0質量%
・精製水:残余量
化粧料を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、3.0質量%、7.0質量%、10.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.06質量%、0.14質量%、0.2質量%に変更した)以外は、実施例A−13の化粧料の調製と同様にして、実施例A−14〜A−16の化粧料を調製した。そして、それらの実施例A−14〜A−16の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例A−13の化粧料の調製と同様にして、実施例A−17の化粧料を調製した。そして、その実施例A−17の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、プロポリスを添加しなかった以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、比較例A−1の化粧料を調製した。そして、その比較例A−1の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、重金属イオンを添加しなかった以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、比較例A−2の化粧料を調製した。そして、その比較例A−2の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
化粧料を調製する際に、アミノ酸を添加しなかった以外は、実施例A−1の化粧料の調製と同様にして、比較例A−3の化粧料を調製した。そして、その比較例A−3の化粧料を、実施例A−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例A−1と同様に評価した。評価結果を化粧料の組成とともに表1に示す。
本発明に係る毛髪修復剤は、プロポリスを含有することを特徴とするものである。本発明に係る毛髪修復剤には、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.5〜15.0質量%含有させるのが好ましく、1.0〜5.0質量%含有させるのがより好ましく、2.0〜4.0質量%含有させるのが特に好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.05質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.1質量%〜1.5質量%含有させるのがより好ましく、0.2質量%〜1.2質量%含有させるのが特に好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.05質量%を下回ると)、十分な毛髪の損傷の修復効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、毛髪のべとつき感が高くなり、毛髪の洗浄が困難となったり、毛髪修復剤の臭いが不良となったりするので好ましくない。
以下、実施例によって本発明に係る毛髪修復剤についてより詳細に説明するが、本発明の毛髪修復剤は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
枝毛等、毛髪の損傷(ダメージ)が大きな被験者3名を選択し、それらの被験者の毛髪に、実施例および比較例で得られた毛髪修復剤を、所定の分量(約20g)だけ入念に(毛髪全体に行き渡るように)塗布し、約10分間放置してから、約50℃で15分間に亘って加熱し、2分間放置して自然冷却させた。しかる後、洗髪して毛髪修復剤を十分に除去し、ドライヤーで乾燥させた。そして、乾燥させた後の毛髪の修復度合いを、美容師によって下記の4段階で官能評価した。(なお、最終的な評価結果は、3名の被験者の各評価結果の中間のものとした。)
◎:毛髪の損傷(キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等)が修復されており、毛髪に十分な艶、ハリや潤いがある。
○:毛髪の損傷が概ね修復されており、毛髪に艶、ハリや潤いがある。
△:毛髪の損傷があまり修復されておらず、毛髪に艶、ハリや潤いがほとんど見られない。
×:毛髪の損傷がほとんど修復されておらず、毛髪に艶、ハリや潤いが全く見られない。
実施例、比較例で得られた毛髪修復剤の溶液の均一性を、目視によって下記の3段階で官能評価した。
◎:沈殿物がまったくない。
○:若干の沈殿物が認められる。
△:多くの沈殿物が認められる。
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例B−1の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、L−システイン、L−リジン塩酸塩、L−アルギニンを混合して攪拌する一方(溶液A)、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、ヒアルロン酸、香料を混合して攪拌することによって、実施例B−1の毛髪修復剤を得た。
・アミノ酸類
・L−システイン:0.7質量%
・L−リジン塩酸塩:0.7質量%
・L−アルギニン:0.7質量%
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・ヒアルロン酸(高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを重量比1:1で混合したもの):2.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
添加するアミノ酸類を、それぞれL−システイン 0.1質量%、0.7質量%に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−2,B−3の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
添加するアミノ酸類を、それぞれL−リジン塩酸塩 0.1質量%、0.7質量%に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−4,B−5の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
添加するアミノ酸類をトリプトファン 2.1質量%に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−6の毛髪修復剤を得た。そして、得られた毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
プロポリスの添加量を、それぞれ0.5質量%(固形分0.1質量%)、5.0質量%(固形分1.0質量%)に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−7,B−8の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
フコイダンの添加量を、それぞれ2.0質量%、20.0質量%に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−9,B−10の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
ヒアルロン酸の添加量を、それぞれ0.1質量%、5.0質量%に変更した以外は、実施例B−1と同様な方法で実施例B−11,B−12の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例B−1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例B−13の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、実施例B−13の毛髪修復剤を得た。
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例B−14の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液にフコイダンを混合して攪拌し、約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、実施例B−14の毛髪修復剤を得た。
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例B−15の毛髪修復剤を得た。
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):3.0質量%
・アミノ酸
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):2.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.4質量%)
・分散剤:3.0質量%
・香料:0.2質量%
・グリセリン:30.0質量%
・フコイダン:3.0質量%
・精製水:残余量
毛髪修復剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、1.5質量%、6.0質量%、9.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.03質量%、0.12質量%、0.18質量%に変更した)以外は、実施例B−15の毛髪修復剤の調製と同様にして、実施例B−16〜B−18の毛髪修復剤を調製した。そして、それらの実施例B−16〜B−18の毛髪修復剤を、実施例B−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例B−1と同様に評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
毛髪修復剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例B−15の毛髪修復剤の調製と同様にして、実施例B−19の毛髪修復剤を調製した。そして、その実施例B−19の毛髪修復剤を、実施例B−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例B−1と同様に評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表2に示す。
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を常温下で混合・攪拌することによって、比較例B−1の毛髪修復剤を得た。
・加水分解ケラチン: 20.0質量%
・イノシットヘキサリン酸:0.2質量%
・ジプロピレングリコール:5.0質量%
・ポオキシエチレン硬化ヒマシ油:1.0質量%
・香料:0.2質量%
・精製水:残余量
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、比較例B−2の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液にフコイダンを混合して攪拌し、約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、比較例B−2の毛髪修復剤を得た。
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、比較例B−3の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、L−システイン、L−リジン塩酸塩、L−アルギニンを混合して攪拌する一方(溶液A)、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、比較例B−3の毛髪修復剤を得た。
・アミノ酸類
・L−システイン:0.7質量%
・L−リジン塩酸塩:0.7質量%
・L−アルギニン:0.7質量%
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
本発明に係るスキンケア用ローションは、プロポリスおよびアミノ酸を含有することを特徴とするものである。本発明に係るスキンケア用ローションには、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.01〜15質量%含有させるのが好ましく、3.0〜10質量%含有させるのがより好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.001質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.3質量%〜3.0質量%含有させるのがより好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.001質量%を下回ると)、十分なシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、皮膚に塗布した際のべとつき感が高くなったり、スキンケア用ローションの臭いが不良となったりするので好ましくない。
以下、実施例によって本発明に係るスキンケア用ローションについてより詳細に説明するが、本発明のスキンケア用ローションは、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(○,△,×)を最終的な評価結果とした。
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、以下の(1)〜(4)の方法で3名の被験者(いずれも50代)に使用し、当該使用を一定期間(1週間)に亘って繰り返した。
(1)所定量(約5.0g)のスキンケア用ローションの顔面への塗布(手による塗布)
(2)皮膚への十分な擦り込み
(3)約10時間に亘る保持
(4)市販の石鹸を用いた先願による除去
そして、上記の如くスキンケア用ローションの使用を繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の状態を、下記の4段階で官能評価した。
○:目尻や額のシワや皮膚のシミに十分な軽減効果が見られる。
△:目尻や額のシワや皮膚のシミに僅かな軽減効果が見られる。
×:目尻や額のシワや皮膚のシミにほとんど軽減効果が見られない。
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションの使用(上記(1)〜(4)の方法による使用)を一定期間に亘って繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の色の変化を、下記の4段階で官能評価した。
○:顔全体の皮膚に十分な白色化が認められる。
△:顔全体の皮膚に僅かな白色化が認められる。
×:顔全体の皮膚に白色化が認められない。
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、所定量(約0.04g/cm2)だけ顔面の一部(片側の頬)に塗布した後、所定時間(約5時間)に亘って顔面を太陽光に曝し、しかる後、スキンケア用ローションを塗布した部分と塗布しなかった部分とを目視して、日焼け状態を下記の3段階で官能評価した。
○:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに明確な差(色の違い)が見られた。
△:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに若干の差が見られた。
×:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに差が見られなかった。
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、アトピー性皮膚炎の疾患を有する治験者に対して、一定期間に亘って繰り返し使用した(約一週間に亘って1日2回、炎症の激しい部分に十分に塗布した)。しかる後、アトピー性皮膚炎の改善状態を、目視によって下記の4段階で官能評価した。
○:患部の症状に著しい改善効果が見られた。
△:患部の症状に若干の改善効果が見られた。
×:患部の症状に改善効果が見られなかった。
上記の如きスキンケア用ローションの使用を一定期間に亘って繰り返した際に被験者が感じた臭いを下記の3段階で官能評価した。
○:特に悪臭を感じない。
△:若干の悪臭を感じる。
×:悪臭を感じる。
実施例、比較例で得られたスキンケア用ローションの組成物の均一性を、目視によって下記の3段階で官能評価した。
◎:均一性が高い。
○:わずかに分離した物質が認められる。
△:分離した物質が多く認められる。
<スキンケア用ローションの調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例C−1のスキンケア用ローションを得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、アミノ酸(L−システイン(塩酸塩)、L−アルギニン、L−リジン(塩酸塩))を混合して攪拌する一方(溶液A)、プロポリス、ブチルグリコール、グリセリンを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bと植物エキスとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、ヒアルロン酸、香料、防腐剤を混合して攪拌することによって、実施例C−1のスキンケア用ローションを得た。
<スキンケア用ローションの成分>
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):1.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.2質量%)
・ブチルグリコール:5.0質量%
・グリセリン:79.8質量%
・香料:0.2質量%
・フコイダン(海藻エキス):3.0質量%
・植物エキス(1.0質量%)
・クララ葉エキス:0.2質量%
・ショウガ根エキス:0.2質量%
・センキュウエキス:0.2質量%
・トウキエキス:0.2質量%
・オタネニンジン根エキス:0.2質量%
・アミノ酸(2.1質量%)
・L−システイン(塩酸塩):0.7質量%
・L−アルギニン: 0.7質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.7質量%
・ヒアルロン酸(高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを重量比1:1で混合したもの):3.0質量%
・防腐剤(0.1質量%)
・メチルパラベン:0.025質量%
・エチルパラベン: 0.025質量%
・プロピルパラベン:0.025質量%
・ブチルパラベン:0.025質量%
・精製水:残余量
スキンケア用ローションを調製する際に、添加するアミノ酸を、それぞれ、L−システインのみ、L−アルギニンのみ、L−リシン(塩酸塩)のみとするとともに、それらの混合割合を3.0質量%に変更した(その変更に合わせて残余の精製水の量も変更した)以外は、実施例C−1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例C−2〜C−4のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例C−2〜C−4のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
スキンケア用ローションを調製する際に、プロポリスの混合割合(プロポリスの純成分の濃度)を、それぞれ、0.025質量%、0.25質量%、0.5質量%、2.5質量%に変更した(すなわち、プロポリスの純成分の濃度を、それぞれ、0.005質量%、0.05質量%、0.1質量%、0.5質量%に変更し、その変更に合わせて残余の精製水の量も変更した)以外は、実施例C−1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例C−5〜C−8のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例C−5〜C−8のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
スキンケア用ローションを調製する際に、それぞれ、植物エキス、ヒアルロン酸、フコイダンを添加しなかった(それらの分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例C−9〜C−11のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例C−9〜C−11のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
<スキンケア用ローションの調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例C−12のスキンケア用ローションを得た。
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):1.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.2質量%)
・香料:0.1質量%
・分散剤:1.5質量%
・アミノ酸
・L−アルギニン: 0.1質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):5.0質量%
・ヒアルロン酸ナトリウム:10.0質量%
・吸収型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム):3.0質量%
・フコイダン:20.0質量%
・グリセリン:30.0質量%
・防腐剤(エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンの混合溶液):0.1質量%
・キタサンガム:0.1質量%
・精製水:残余量
スキンケア用ローションを調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、3.0質量%、7.0質量%、10.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.06質量%、0.14質量%、0.2質量%に変更した)以外は、実施例C−12のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例C−13〜C−15のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例C−13〜C−15のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
スキンケア用ローションを調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例C−12のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例C−16のスキンケア用ローションを調製した。そして、その実施例C−16のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
スキンケア用ローションを調製する際に、プロポリスを添加しなかった(その分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例C−1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、比較例C−1のスキンケア用ローションを調製した。そして、その比較例C−1のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
スキンケア用ローションを調製する際に、アミノ酸を添加しなかった(その分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例C−1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、比較例C−2のスキンケア用ローションを調製した。そして、その比較例C−2のスキンケア用ローションを、実施例C−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例C−1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表3に示す。
本発明に係る育毛剤は、プロポリス、アミノ酸を含有することを特徴とするものである。本発明に係る育毛剤には、プロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.01〜15質量%含有させるのが好ましく、3.0〜10質量%含有させるのがより好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.001質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.3質量%〜3.0質量%含有させるのがより好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.001質量%を下回ると)、十分な育毛効果(発毛効果、養毛効果)が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、皮膚に塗布した際のべとつき感が高くなったり、育毛剤の臭いが不良となったりするので好ましくない。
以下、実施例によって本発明に係る育毛剤についてより詳細に説明するが、本発明の育毛剤は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
各実施例および比較例で調製された育毛剤を、以下の(1)〜(4)の方法で3名の被験者(いずれも50代男性)に使用し、当該使用を一定期間(1週間)に亘って繰り返した。
(1)毛髪を洗髪して乾燥後に、所定の量(約5.0g)の育毛剤を頭皮へ塗布(手による塗布)
(2)毛髪剤の頭皮への十分な擦り込み
(3)約24時間に亘る保持
そして、上記の如く育毛剤の使用を繰り返した後の各被験者の毛髪の状態を、下記の3段階で官能評価した。
○:抜け毛が減少し、毛髪が増加した。
△:抜け毛が若干減少し、毛髪が若干増加した。
×:抜け毛の減少、毛髪の増加を認識できない。
上記の如き育毛剤の使用を一定期間に亘って繰り返した際における各被験者の皮膚への刺激を、下記の4段階で官能評価した。
○:頭皮に刺激を感じない。
△:わずかに刺激を感じる。
×:強い刺激を感じる。
上記の如き育毛剤の使用を一定期間に亘って繰り返した際に被験者が感じた臭いを下記の3段階で官能評価した。
○:特に悪臭を感じない。
△:若干の悪臭を感じる。
×:悪臭を感じる。
実施例、比較例で得られた育毛剤の溶液の均一性を、目視によって下記の3段階で官能評価した。
◎:沈殿物がまったくない。
○:若干の沈殿物が認められる。
△:多くの沈殿物が認められる。
<育毛剤の調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例D−1の育毛剤を得た。
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):0.25質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.05質量%)
・香料:0.05質量%
・分散剤:0.5質量%
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):3.0質量%
・アミノ酸
・L−アルギニン: 0.1質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・ヒアルロン酸ナトリウム:5.0質量%
・吸収型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム):1.5質量%
・フコイダン:2.5質量%
・グリセリン:2.5質量%
・防腐剤(エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンの混合溶液):0.3質量%
・精製水:残余量
育毛剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、1.0質量%、2.0質量%、4.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.02質量%、0.04質量%、0.08質量%に変更した)以外は、実施例D−1の育毛剤の調製と同様にして、実施例D−2〜D−4の育毛剤を調製した。そして、それらの実施例D−2〜D−4の育毛剤を、実施例D−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例D−1と同様に評価した。評価結果を育毛剤の組成とともに表4に示す。
育毛剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにシステイン 0.05質量%を混合した以外は、実施例D−1の育毛剤の調製と同様にして、実施例D−5の育毛剤を調製した。そして、その実施例D−5の育毛剤を、実施例D−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例D−1と同様に評価した。評価結果を育毛剤の組成とともに表4に示す。
育毛剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.1質量%を混合した以外は、実施例D−1の育毛剤の調製と同様にして、実施例D−6の育毛剤を調製した。そして、その実施例D−6の育毛剤を、実施例D−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例D−1と同様に評価した。評価結果を育毛剤の組成とともに表4に示す。
育毛剤を調製する際に、プロポリスを添加しなかった以外は、実施例D−1の育毛剤の調製と同様にして、比較例D−1の育毛剤を調製した。そして、その比較例D−1の育毛剤を、実施例D−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例D−1と同様に評価した。評価結果を育毛剤の組成とともに表4に示す。
育毛剤を調製する際に、アミノ酸を添加しなかった以外は、実施例D−1の育毛剤の調製と同様にして、比較例D−3の育毛剤を調製した。そして、その比較例D−3の育毛剤を、実施例D−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例D−1と同様に評価した。評価結果を育毛剤の組成とともに表4に示す。
以下、本発明に係るパーマ液及び頭髪用調整剤の実施形態について詳細に説明する。本発明に係るパーマ液及び頭髪用調整剤は、プロポリス、及び、改良型シスチンあるいはアセチルシステインを含有することを特徴とするものである。本発明に係るパーマ液には、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.01〜15質量%含有させるのが好ましく、3.0〜10質量%含有させるのがより好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.001質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.3質量%〜3.0質量%含有させるのがより好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.001質量%を下回ると)、十分な頭髪の損傷防止効果、艶、ハリや潤いの付与効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、頭髪のべとつき感が高くなり、頭髪の洗浄が困難となったり、パーマ液の臭いが不良となったりするので好ましくない。
以下、実施例によって本発明に係るパーマ液及び頭髪用調整剤についてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
被験者3名の頭髪に後述する方法でパーマをかけ、パーマ後の頭髪の損傷状態を、美容師によって下記の4段階で官能評価した。
◎:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が一切見られず、頭髪に十分な艶、ハリや潤いがある。
○:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷がほとんど見られず、頭髪に艶、ハリや潤いがある。
△:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が散見され、頭髪に艶、ハリや潤いがあまりない。
×:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が多数見られ、頭髪に艶、ハリや潤いがほとんどない。
被験者3名の頭髪に後述する方法でパーマをかけ、パーマ後の頭髪の脱色状態を、美容師によって下記の3段階で官能評価した。
○:頭髪に脱色部分が見られない。
△:頭髪に脱色部分が散見される。
×:頭髪に脱色部分が多数見られる。
被験者3名のパーマ後の頭髪のリッジ(ウェーブ)の状態を、美容師によって下記の3段階で官能評価した。
◎:パーマのかかり具合がきわめて良好である。
○:十分にパーマがかかっている。
△:パーマのかかり度合いが弱い。
×:パーマのかかり度合いが非常に弱い。
被験者3名の頭髪にパーマネントを施した際に、被験者が感じた皮膚への刺激を下記の3段階で官能評価した。
○:刺激をほとんど感じない。
△:わずかに刺激を感じる。
×:痛みを感じる。
被験者へパーマネントを施したパーマ液の臭いを下記の3段階で官能評価した。
◎:全く悪臭を感じない。
○:特に悪臭と感じない。
△:若干の悪臭を感じる。
×:悪臭を感じる。
被験者3名の頭髪を後述する方法によって染毛剤で染毛した後に、染毛後の頭髪の状態を、美容師によって下記の3段階で官能評価した。
○:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が見られず、頭髪に艶、ハリや潤いがある。
△:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が散見され、頭髪に艶、ハリや潤いがあまり見られない。
×:キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等の頭髪の損傷が多数見られ、頭髪に艶、ハリや潤いがほとんどない。
被験者3名の頭髪を染毛剤で染毛した後に、染毛後の頭髪の毛染め状態を、美容師によって下記の3段階で官能評価した。
○:染め斑がなく、きれいに均一に染められている。
△:わずかに染め斑が認められる。
×:染め斑が多数見られる。
実施例、比較例で得られたパーマ液、頭髪用調整剤の溶液の均一性を、目視によって下記の3段階で官能評価した。
◎:沈殿物がまったくない。
○:若干の沈殿物が認められる。
△:多くの沈殿物が認められる。
<パーマ液の調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例E−1のパーマ液を得た。
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):3.0質量%
・アミノ酸
・L−アルギニン: 0.1質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・アミゾール:2.0質量%
・ヒアルロン酸ナトリウム:3.0質量%
・グルタミン酸系アミノ酸: 4.0質量%
・グリセリン:5.0質量%
・分散剤:6.0質量%
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):5.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=1.0質量%)
・香料:0.2質量%
・防腐剤(エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンの混合溶液):0.2質量%
・アカデミアン油:3.0質量%
・精製水:残余量
パーマ液を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、1.0質量%、5.0質量%、7.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.02質量%、0.1質量%、0.14質量%に変更した)以外は、実施例E−1のパーマ液の調製と同様にして、実施例E−2〜E−4のパーマ液を調製した。そして、それらの実施例E−2〜E−4のパーマ液を、実施例E−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例E−1と同様に評価した。評価結果をパーマ液の組成とともに表5に示す。
パーマ液を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例E−1のパーマ液の調製と同様にして、実施例E−5のパーマ液を調製した。そして、その実施例E−5のパーマ液を、実施例E−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例E−1と同様に評価した。評価結果をパーマ液の組成とともに表5に示す。
<パーマ液の調製>
第一剤として、以下の組成の液を調製した。
・L−システイン塩酸塩: 4.85質量%
・N−アセチル−L−システイン: 2.35質量%
・イソプロパノールアミン:2.50質量%
・炭酸ナトリウム:2.50質量%
・L−アルギニン:0.10質量%
・エデト酸三ナトリウム:0.10質量%
・モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):1.20質量%
・香料:0.80質量%
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:2.02質量%
・精製水:残余量
・臭素酸ナトリウム:4.00質量%
・リン酸一水素ナトリウム:0.10質量%
・リン酸二水素ナトリウム:0.10質量%
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:0.50質量%
・安息香酸ナトリウム:0.30質量%
・モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):0.30質量%
・香料:0.20質量%
・アミノエチルプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン :0.10質量%
・.ポリオキシエチレンラウリルエーテル:0.01質量%
・精製水:残余量
パーマ液を調製する際に、プロポリスを混合しなかった(当該変更に合わせて精製水の混合割合も変更した)。そして、それ以外は、実施例E−1と同様にして、比較例E−2のパーマ液を得た。しかる後、調製された比較例E−2のパーマ液を用いて、実施例E−1と同様な方法で頭髪にパーマネントを施し、頭髪を洗浄した後に乾燥させた。そして、上記した評価基準で、パーマネント後の状態、パーマのかかり度合い、頭髪への刺激、頭髪の脱色状態等を評価した。評価結果をパーマ液の組成とともに表5に示す。
パーマ液を調製する際に、改良型シスチンの代わりにシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例E−1と同様にして、比較例E−3のパーマ液を得た。しかる後、調製された比較例E−3のパーマ液を用いて、実施例E−1と同様な方法で頭髪にパーマネントを施し、頭髪を洗浄した後に乾燥させた。そして、上記した評価基準で、パーマネント後の状態、パーマのかかり度合い、頭髪への刺激、頭髪の脱色状態等を評価した。評価結果をパーマ液の組成とともに表5に示す。
<頭髪用調整剤の調製>
下記の各成分を、常温下にて混合することによって、頭髪用調整剤Aを得た。
・改良型シスチン(すなわち、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチン)の水溶液(シスチンの固形分濃度2.0%の水溶液):3.0質量%
・アミノ酸
・L−アルギニン: 0.1質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.1質量%
・アミゾール:1.0質量%
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):5.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.05質量%)
・香料:0.2質量%
・防腐剤(エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンの混合溶液):0.3質量%
・アカデミアン油:3.0質量%
・アミノ酸系アニオン界面活性剤(25質量%水溶液):4.0質量%
・分散剤:6.0質量%
・グリセリン:2.5質量%
・ヒアルロン酸ナトリウム:5.0質量%
・精製水:残余量
第一染毛剤として、以下の組成の液を調製した。
・28質量%アンモニア水:3.0質量%
・エタノールアミン:1.5質量%
・炭酸水素アンモニウム:0.3質量%
・パラフェニレンジアミン:0.1質量%
・パラアミノフェノール:0.2質量%
・パラアミノオルトクレゾール:0.4質量%
・デシルグルコシド:4.0質量%
・ラウレス−11酢酸Na:4.0質量%
・ラウレス−20:2.0質量%
・ミリスチルアルコール:0.2質量%
・プロピレングリコール:4.0質量%
・エタノール:9.5質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
・35質量%過酸化水素水:16.3質量%
・ココイルグルタミン酸Na:0.5質量%
・セタノール:0.5質量%
・エチドロン酸:0.1質量%
・48質量%水酸化ナトリウム水溶液:PH=3.5に調整可能な量
・精製水:残余量
そして、その改質染毛剤を、泡状に吐出して頭髪に付着させ、その付着部分で再度2秒間に亘って泡立てるという作業を繰り返しながら、頭髪全体に80gを付着させた。しかる後、再度頭髪全体での泡立て作業を15秒間行い、一定時間(20分間)放置した後、頭髪をすすぎ、シャンプー、リンスした後に頭髪を乾燥させた。そして、上記した評価基準で、染毛後の状態、染毛斑、皮膚への刺激について評価した。評価結果を表6に示す。
頭髪用調整剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の混合割合を、それぞれ、1.0質量%、5.0質量%、7.0質量%に変更した(すなわち、改良型シスチンの純成分の濃度を、それぞれ、0.02質量%、0.1質量%、0.14質量%に変更した)以外は、実施例F−1の染毛剤の調製と同様にして、実施例F−2〜F−4の染毛剤を調製した。そして、それらの実施例F−2〜F−4の染毛剤を、実施例F−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例F−1と同様に評価した。評価結果を頭髪用調整剤の組成とともに表6に示す。
頭髪用調整剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにアセチルシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例F−1の染毛剤の調製と同様にして、実施例F−5の染毛剤を調製した。そして、その実施例F−5の染毛剤を、実施例F−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例F−1と同様に評価した。評価結果を頭髪用調整剤の組成とともに表6に示す。
頭髪用調整剤を調製する際に、プロポリスを添加しなかった以外は、実施例F−1の染毛剤の調製と同様にして、比較例F−1の染毛剤を調製した。そして、その比較例F−1の染毛剤を、実施例F−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例F−1と同様に評価した。評価結果を頭髪用調整剤の組成とともに表6に示す。
頭髪用調整剤を調製する際に、改良型シスチンを添加しなかった以外は、実施例F−1の染毛剤の調製と同様にして、比較例F−2の染毛剤を調製した。そして、その比較例F−2の染毛剤を、実施例F−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例F−1と同様に評価した。評価結果を頭髪用調整剤の組成とともに表6に示す。
頭髪用調整剤を調製する際に、改良型シスチンの水溶液の代わりにシステイン 0.3質量%を混合した以外は、実施例F−1の染毛剤の調製と同様にして、比較例F−3の染毛剤を調製した。そして、その比較例F−3の染毛剤を、実施例F−1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例F−1と同様に評価した。評価結果を頭髪用調整剤の組成とともに表6に示す。
Claims (26)
- 化粧料、毛髪修復剤、スキンケア用ローション、育毛剤、パーマ液、頭髪用調整剤として利用可能な化学組成物であって、
プロポリス、アミノ酸を含有することを特徴とする化学組成物。 - アミノ酸の少なくとも一部が、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチンであることを特徴とする請求項1に記載の化粧組成物。
- プロポリス、アミノ酸を含有することを特徴とする化粧料。
- アミノ酸が、アルギニン、システイン、シスチン、リシン、トレオニン、アスパラギン酸、ギャバ、あるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであることを特徴とする請求項3に記載の化粧料。
- シスチンの少なくとも一部が、白金によって加水分解ケラチンと結合したものであることを特徴とする請求項3、または請求項4に記載の化粧料。
- 銀イオン、亜鉛イオン、チタンイオン、あるいはそれらの内の1種、または2種以上の重金属イオンを混合したことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の化粧料。
- ヒアルロン酸を含有することを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の化粧料。
- フコイダンを含有することを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の化粧料。
- アミノ酸に対するプロポリスの添加比率が、0.1%以上100%未満であることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の化粧料。
- 毛髪の化学的処理による損傷を修復するための毛髪修復剤であって、プロポリスを含有することを特徴とする毛髪修復剤。
- フコイダンを含有することを特徴とする請求項10に記載の毛髪修復剤。
- アミノ酸またはその誘導体を含有することを特徴とする請求項10、または請求項11に記載の毛髪修復剤。
- ヒアルロン酸またはその誘導体を含有することを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の毛髪修復剤。
- アミノ酸が、システイン、シスチン、リシン、アルギニンあるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の毛髪修復剤。
- シスチンの少なくとも一部が、白金によって加水分解ケラチンと結合したものであることを特徴とする請求項14に記載の毛髪修復剤。
- スキンケアのために使用されるクリーム、化粧水、乳液等のローションであって、
プロポリスおよびアミノ酸を含有することを特徴とするスキンケア用ローション。 - アミノ酸が、システイン、シスチン、アルギニン、リシンあるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであることを特徴とする請求項16に記載のスキンケア用ローション。
- シスチンの少なくとも一部が、白金によって加水分解ケラチンと結合したものであることを特徴とする請求項16、または請求項17に記載のスキンケア用ローション。
- ヒアルロン酸を含有することを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載のスキンケア用ローション。
- フコイダンを含有することを特徴とする請求項16〜19のいずれかに記載のスキンケア用ローション。
- アミノ酸に対するプロポリスの添加比率が、5%以上20%未満であることを特徴とする請求項16〜20のいずれかに記載のスキンケア用ローション。
- プロポリス、アミノ酸を含有することを特徴とする育毛剤。
- アミノ酸の少なくとも一部が、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチンであることを特徴とする請求項22に記載の育毛剤。
- 頭髪に付着させて頭髪の形状を変化させるためのパーマ液であって、
プロポリス、及び、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチンあるいはアセチルシステインが添加されていることを特徴とするパーマ液。 - アルギニン、システイン、シスチン、リシン、あるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるアミノ酸が添加されていることを特徴とする請求項24に記載のパーマ液。
- 頭髪の形状を変化させたり頭髪を脱色あるいは着色したりするための頭髪処理剤に添加する頭髪用調整剤であって、
プロポリス、及び、白金によって加水分解ケラチンと結合したシスチンあるいはアセチルシステインが添加されていることを特徴とする頭髪用調整剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2014/062536 WO2015107703A1 (ja) | 2014-01-15 | 2014-05-09 | 化学組成物 |
JP2014098143A JP2015214511A (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 化学組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014098143A JP2015214511A (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 化学組成物 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019098855A Division JP6852112B2 (ja) | 2019-05-27 | 2019-05-27 | 化学組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015214511A true JP2015214511A (ja) | 2015-12-03 |
JP2015214511A5 JP2015214511A5 (ja) | 2017-06-22 |
Family
ID=54751763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014098143A Pending JP2015214511A (ja) | 2014-01-15 | 2014-05-09 | 化学組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015214511A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131784A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 相互 秋田 | スキンケア用ローション |
JP2017104533A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 腕輪又はストラップ |
JP2018158899A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 大阪瓦斯株式会社 | 抗酸化系酵素群産生促進剤 |
CN110573136A (zh) * | 2017-06-21 | 2019-12-13 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 用于改善头发保湿力的含有精氨酸、透明质酸和澳洲坚果油的混合物的化妆品组合物 |
CN113520901A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-10-22 | 上海寇偲媚化妆品有限公司 | 一种纳米级铂金吸附氨基酸及角蛋白的制备方法及洗发水 |
CN113693967A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-11-26 | 上海寇偲媚化妆品有限公司 | 一种纳米级铂金吸附神经酰胺的制备方法及洗发水 |
JP2023510655A (ja) * | 2020-01-15 | 2023-03-14 | ヒューメディックス カンパニー,リミテッド | アスパラギン酸アルギニンを含む加齢臭抑制用組成物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182731A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 化粧料組成物又は飲食品 |
JP2009232817A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Api Co Ltd | プロポリス組成物及びその製造方法 |
JP2011153078A (ja) * | 2009-09-12 | 2011-08-11 | Sogo Akita | 使用感に優れたトリートメント・ヘヤーローション並びにパーマ・ストレートパーマ・カラーに配合もしくは、直接塗布し使用することによる頭髪用化粧料を提供すること。 |
WO2014065274A1 (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | 野口 秀人 | パーマ液および頭髪用調整剤 |
-
2014
- 2014-05-09 JP JP2014098143A patent/JP2015214511A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182731A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | 化粧料組成物又は飲食品 |
JP2009232817A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Api Co Ltd | プロポリス組成物及びその製造方法 |
JP2011153078A (ja) * | 2009-09-12 | 2011-08-11 | Sogo Akita | 使用感に優れたトリートメント・ヘヤーローション並びにパーマ・ストレートパーマ・カラーに配合もしくは、直接塗布し使用することによる頭髪用化粧料を提供すること。 |
WO2014065274A1 (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-01 | 野口 秀人 | パーマ液および頭髪用調整剤 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131784A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 相互 秋田 | スキンケア用ローション |
JP2017104533A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 腕輪又はストラップ |
JP2019202161A (ja) * | 2015-12-08 | 2019-11-28 | オメガ・エス アー | 腕輪又はストラップ |
JP2018158899A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 大阪瓦斯株式会社 | 抗酸化系酵素群産生促進剤 |
CN110573136A (zh) * | 2017-06-21 | 2019-12-13 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 用于改善头发保湿力的含有精氨酸、透明质酸和澳洲坚果油的混合物的化妆品组合物 |
CN110573136B (zh) * | 2017-06-21 | 2022-11-25 | 株式会社爱茉莉太平洋 | 用于改善头发保湿力的化妆品组合物 |
JP2023510655A (ja) * | 2020-01-15 | 2023-03-14 | ヒューメディックス カンパニー,リミテッド | アスパラギン酸アルギニンを含む加齢臭抑制用組成物 |
CN113520901A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-10-22 | 上海寇偲媚化妆品有限公司 | 一种纳米级铂金吸附氨基酸及角蛋白的制备方法及洗发水 |
CN113693967A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-11-26 | 上海寇偲媚化妆品有限公司 | 一种纳米级铂金吸附神经酰胺的制备方法及洗发水 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6530030B2 (ja) | カルボジイミド系化合物を含む組成物 | |
US10799436B2 (en) | Composition for surface modification | |
JP2015214511A (ja) | 化学組成物 | |
CN111000748A (zh) | 一种多肽修护面霜及其制备方法 | |
JP6184708B2 (ja) | パーマ液および頭髪用調整剤 | |
JP2011207769A (ja) | 化粧料及び皮膚外用剤 | |
JP6731699B2 (ja) | 化学組成物の製造方法 | |
WO2014065274A1 (ja) | パーマ液および頭髪用調整剤 | |
JP4824933B2 (ja) | 化粧料 | |
EP3542863A1 (de) | Haaröl und seine verwendung | |
JP5455292B2 (ja) | 皮膚外用組成物 | |
JP6852112B2 (ja) | 化学組成物 | |
WO2015107703A1 (ja) | 化学組成物 | |
FR3033699A1 (fr) | Extrait de pivoine de chine, composition comprenant ledit extrait et utilisation cosmetique | |
KR101728306B1 (ko) | 퍼머넌트용 모발보호 조성물 및 이를 포함하는 퍼머넌트 조성물 | |
JP5788372B2 (ja) | パーマ液および頭髪用調整剤 | |
JP2014169260A (ja) | 化粧料 | |
JP6462982B2 (ja) | スキンケア用ローション | |
FR3117372A1 (fr) | Utilisations cosmétiques d’un hydrolysat de tourteau d’Hippophae rhamnoides | |
TW201936227A (zh) | 染髮方法 | |
KR102631008B1 (ko) | 화장료 조성물 및 이의 제조방법 | |
JPH05246826A (ja) | 毛髪用化粧料 | |
FR2956813A1 (fr) | Shampooing et son utilisation | |
JP2018135298A (ja) | 化粧料用組成物 | |
JP2002234812A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170508 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170508 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180802 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20181001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190226 |