JP2015214187A - 退避走行時のエンジン制御装置 - Google Patents

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広幸 鈴浦
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Abstract

【課題】故障によってインバータの制御が停止したときに行われる退避走行時に二次電池及びコンデンサをモータの発電電圧から保護しながらチャージを行うことを可能にする退避走行時のエンジン制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】パワーマネジメントマイコン23は、入出力電流測定装置20の測定している二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0A以下であるかどうかを判定する(ステップS6)。もし入出力電流が0A以下であれば、パワーマネジメントマイコン23は、基準電圧Vccと入出力電流とを監視し、エンジン制御マイコン22にエンジン2の回転数を低下させる指示を送信する(ステップS7)。入出力電流が0Aより大きければ、パワーマネジメントマイコン23はパワーマネジメントマイコン23は、エンジン制御マイコン22へ、エンジン2の回転数を上昇させる指示を送信する(ステップS8)。【選択図】図3

Description

この発明は、回転電機の回転軸とエンジンの回転軸とが直接的又は間接的に接続され回転電機とエンジンとが連動する車両の退避走行時のエンジン制御装置に関する。
回転電機であるモータによって走行する電気自動車(EV車)やモータとガソリンエンジンとの併用によって走行するプラグインハイブリッド車(PHV車)が普及してきている。これらEV車やPHV車には、直流電源である二次電池が搭載されており、二次電池に蓄えられた電気エネルギーによってモータを駆動することにより車両の走行が行われる。
現在、EV車やPHV車等各種車両用のモータとしては、一般的にブラシレス直流モータのような、インバータにより制御されるモータが使用される。こうしたモータが高速回転中に、例えば二次電池の配線が外れたことが原因でインバータの制御が停止することがある。インバータの制御が停止したことで全てのスイッチング素子がオフ状態となった場合、モータの回転により発生した逆起電力による電流が、インバータのスイッチング素子に並列に設けられた還流ダイオードを流れる。また、車両のヘッドライト等の補機類に電力を供給するために二次電池に並列にコンデンサが設けられている。還流ダイオードを流れた逆起電力による電流は、該コンデンサに流れ込むことがある。このとき、コンデンサ電圧はモータの逆起電力の電圧のピークと等しくなる。もしコンデンサ電圧がコンデンサの耐圧を上回ると、コンデンサが破壊されてしまう可能性がある。
特許文献1には、三相のブラシレスモータをインバータによって駆動させる制御装置が記載されている。この制御装置には、スイッチング素子が設けられた保護回路が設けられている。スイッチング素子は、ブラシレスモータの複数のコイルの中性点と制御装置の駆動回路の基準電圧又はグランドとを短絡するためのスイッチング素子として使用される。この制御装置では、モータの回転数が高くなり発電電圧が著しく大きくなった場合に、保護回路に設けられたスイッチング素子をオンにすることで、発電電圧をコンデンサへかけないことが可能である。
特開平10−323079号公報(図4)
しかしながら、車両が走行する場合は、エンジンの動力のみで走行する場合であっても車両に設けられた各種補機で電力が消費されるため、補機で消費する必要電力分の二次電池及びコンデンサのチャージが行われる必要がある。特許文献1に記載の駆動回路では、スイッチング素子をオンにするとモータの発電電圧は二次電池及びコンデンサへかからないため、二次電池及びコンデンサのチャージが行われない。そのため、インバータの故障によるインバータの制御停止時に車両を修理するために移動する等の退避走行を行う際に、二次電池及びコンデンサの残電力をチャージできずに使い切ってしまい退避走行できなくなるという問題点があった。
この発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、故障によってインバータの制御が停止したときに行われる退避走行時に二次電池及びコンデンサをモータの発電電圧から保護しながらチャージを行うことを可能にする退避走行時のエンジン制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る退避走行時のエンジン制御装置は、回転電機の回転軸とエンジンの回転軸とが直接的又は間接的に接続され回転電機とエンジンとが連動する車両の退避走行時のエンジン制御装置であって、二次電池と、二次電池に対して並列に接続されているコンデンサと、二次電池及びコンデンサの入出力電流を測定する入出力電流測定装置と、入力側に二次電池及びコンデンサが接続され、出力側に回転電機が接続され、出力側は少なくとも2つの相を備え、各相にスイッチング素子とスイッチング素子毎に並列に接続された還流ダイオードとを備えるインバータと、コンデンサの端子間電圧があらかじめ設定された過電圧閾値を超えた場合にエンジンの回転数を制限し、その後は二次電池及びコンデンサの入出力電流に応じてエンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段とを備える。
二次電池の正極から延びる配線であるDCプラスラインと、二次電池の負極から延びる配線であるDCマイナスラインとを備え、インバータの入力側にDCプラスライン及びDCマイナスラインが接続され、回転電機の中性点とDCプラスライン又はDCマイナスラインのいずれか一方との間に接続されている保護回路能動素子と、保護回路能動素子と並列であってカソード端子がDCプラスライン側又はアノード端子がDCマイナスライン側になるように接続される保護回路還流ダイオードとを有する保護回路スイッチと、回転電機の中性点とDCプラスライン又はDCマイナスラインのいずれか他方との間に接続され、カソード端子がDCプラスライン側又はアノード端子がDCマイナスライン側になるように接続されている保護回路ダイオードと、コンデンサの端子間電圧が過電圧閾値を超えた場合に保護回路スイッチをオンにし、その後コンデンサの端子間電圧が過電圧閾値より低い第二の過電圧閾値より低下した場合に保護回路スイッチをオフにする制御を行うスイッチ制御部とを備えてもよい。
二次電池の正極から延びる配線であるDCプラスラインと、二次電池の負極から延びる配線であるDCマイナスラインと、インバータの入力側にDCプラスライン及びDCマイナスラインが接続され、回転電機の中性点とDCプラスライン又はDCマイナスラインのいずれか一方との間に接続されている第1の保護回路スイッチング素子と、第1の保護回路スイッチング素子と並列であってカソード端子がDCプラスライン側又はアノード端子がDCマイナスライン側になるように接続される第1の保護回路還流ダイオードとを有する第1の保護回路スイッチと、回転電機の中性点とDCプラスライン又はDCマイナスラインのいずれか他方との間に接続されている第2の保護回路スイッチング素子と、第2の保護回路スイッチング素子と並列であってカソード端子がDCプラスライン側又はアノード端子がDCマイナスライン側になるように接続される第2の保護回路還流ダイオードとを有する第2の保護回路スイッチと、コンデンサの端子間電圧が閾値電圧を超えた場合に第1の保護回路スイッチ又は第2の保護回路スイッチをオンにし、その後コンデンサの端子間電圧が過電圧閾値より低い第二の過電圧閾値より低下した場合に第1の保護スイッチ又は第2の保護スイッチのうちオンにした方をオフにする制御を行うスイッチ制御部とを備えてもよい。
回転電機の駆動コイルが星形結線であってもよい。
回転電機の駆動コイルがΔ結線であり、駆動コイルは回転電機の巻線に接続された結線切り替えスイッチによって星形結線に切り替えることが可能であり、回転電機の中性点は、回転電機の各相の巻線を星形結線に切り替えた場合の中性点であってもよい。
この発明によれば、コンデンサの端子間電圧があらかじめ設定された過電圧閾値を超えた場合にエンジンの回転数を制限し、その後は二次電池及びコンデンサの入出力電流に応じてエンジンの回転数を制御することで、退避走行時に二次電池及びコンデンサをモータの発電電圧から保護しながらチャージを行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る退避走行時のエンジン制御装置を備える車両の概略図である。 この発明の実施の形態1に係る退避走行時のエンジン制御装置の概略図である。 この発明の実施の形態1に係る退避走行時のエンジン制御装置を備える車両の動作のフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る退避走行時のエンジン制御装置の概略図である。 この発明の実施の形態2に係る退避走行時のエンジン制御装置を備える車両の動作のフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る退避走行時のエンジン制御装置の概略図である。 この発明の実施の形態3に係るΔ結線の回転電機に接続された星形結線の回転電機と等価な回路の開路図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
この発明の実施の形態1に係るエンジン制御装置が設けられた車両を図1に示す。車両1はPHV車であり、エンジン2と、回転電機であるモータ3と、エンジン2及びモータ3を駆動させるための制御装置4とを備えている。エンジン2とモータ3とは車両1の動力であり、例えばベルト及びプーリ等からなる動力伝達部5によって間接的に接続されている。したがってモータ3は、エンジン2に連れ回って回転する。モータ3は三相のブラシレス直流モータである。エンジン2と制御装置4とは、電気的に接続されている。モータ3と制御装置4とは、電気的に接続されている。さらに車両1は、直流電源である二次電池6と、車両制御部7とを備えている。二次電池6は、制御装置4と車両制御部7と補機類38とに電気的に接続されており、これらに電力を供給する。補機類38は例えば、車両1のヘッドライト等である。車両制御部7は、エンジン2と制御装置4と二次電池6と補機類38とに電気的に接続されており、これらの動作を制御する。
図2に示すように、二次電池6の陽極から延びる配線がDCプラスライン8であり、陰極から延び制御装置4のグランドと共通である配線がDCマイナスライン9である。DCプラスライン8とDCマイナスライン9との間に二次電池6と並列に、補機類38(図1参照)の駆動電力を一時的に蓄積するためのコンデンサ10が接続されている。DCプラスライン8とDCマイナスライン9との間の電圧が、制御装置4における二次電池6及びコンデンサ10の端子間電圧と同じであり、DCマイナスライン9はグランドと共通であるため、DCプラスライン8の電圧を制御装置4における基準電圧Vccとして表す。コンデンサ10と補機類38とは電気的に接続されている。また、DCプラスライン8とDCマイナスライン9との間に、3相のインバータであるインバータ11が設けられている。インバータ11には、スイッチング素子としてスイッチング素子12u,12v,12w,13u,13v,13wが設けられている。スイッチング素子12u,12v,12w,13u,13v,13wはPチャネル形MOSFETである。二次電池6及びコンデンサ10とインバータ11との間に入出力電流測定装置20が設けられている。入出力電流測定装置20は、例えば電流センサ等である。
モータ3は内部に、U相の駆動コイル18uと、V相の駆動コイル18vと、W相の駆動コイル18wとを有している。駆動コイル18uと、駆動コイル18vと、駆動コイル18wとは星形結線であり、中性点19にそれぞれ接続している。スイッチング素子12uは、DCプラスライン8と駆動コイル18uとの間に接続されている。スイッチング素子13uは、DCマイナスライン9と駆動コイル18uとの間に接続されている。スイッチング素子12vは、DCプラスライン8と駆動コイル18vとの間に接続されている。スイッチング素子13vは、DCマイナスライン9と駆動コイル18vとの間に接続されている。スイッチング素子12wは、DCプラスライン8と駆動コイル18wとの間に接続されている。スイッチング素子13wはDCマイナスライン9と駆動コイル18wとの間に接続されている。スイッチング素子12u,12v,12w,13u,13v,13wのゲートは、図示しないゲートドライバ回路に接続されており、図示しないゲートドライバ回路は車両制御部7(図1参照)に接続されている。スイッチング素子12u,12v,12wには、スイッチング素子12u,12v,12wと並列に且つDCプラスライン8側にカソード端子が接続されるように還流ダイオード14u,14v,14wが設けられている。スイッチング素子13u,13v,13wには、スイッチング素子13u,13v,13wと並列に且つDCプラスライン8側にカソード端子が接続されるように還流ダイオード15u,15v,15wが設けられている。実施の形態1では能動素子12u〜12w,13u〜13wはMOSFETであるので、それぞれの寄生ダイオードを還流ダイオードとしてもよい。
基準電圧Vccの測定と、インバータ11の制御と、モータ3のトルク及び電力の指示とを行うために、インバータ11にモータ駆動マイコン21が設けられている。エンジン2(図1参照)のトルクと回転数とを制御するために、車両制御部7の内部にエンジン制御マイコン22が設けられている。また、車両制御部7の内部に、車両1(図1参照)の電動システムを管理するパワーマネジメントマイコン23が設けられている。エンジン制御マイコン22は、エンジン2とパワーマネジメントマイコン23とに電気的に接続されている。パワーマネジメントマイコン23は、入出力電流測定装置20とモータ駆動マイコン21とに電気的に接続されている。
次に、この発明の実施の形態1に係る回転電機の制御装置の動作を説明する。
図1に示すように、モータ3の動力によって車両1が走行する場合は、車両制御部7が制御装置4を制御する。具体的には、図2に示すように、パワーマネジメントマイコン23が、モータ3のトルク及び消費電力の指示をモータ駆動マイコン21に送信する。モータ駆動マイコン21は、受信したモータ3のトルク及び消費電力の指示に基づいて、制御装置4に設けられているインバータ11のスイッチング素子12u,12v,12w,13u,13v,13wのゲートをスイッチング制御することで、インバータ11から出力される交流電力によりモータ3が回転する。このとき、モータ駆動マイコン21は、基準電圧Vccを測定して監視し続けている。さらに、モータ駆動マイコン21は、モータ3のトルクや消費電力等の情報を得ている。そして、モータ駆動マイコン21は、パワーマネジメントマイコン23へ、基準電圧Vcc、モータ3のトルク、消費電力等の情報を送信している。また、入出力電流測定装置20は、二次電池6及びコンデンサ10に入出力する電流の値を測定してパワーマネジメントマイコン23へ送信している。ここで、入出力電流は、二次電池6及びコンデンサ10からの出力方向を正の値とし、入力方向を負の値とする。エンジン制御マイコン22は、パワーマネジメントマイコン23から送信されたエンジン2のトルク及び回転数の指示に基づいてエンジン2を制御する。エンジン制御マイコン22は、エンジン2のトルクや回転数等の情報を取得してパワーマネジメントマイコン23へ送信している。
車両1(図1参照)の通常走行中に、インバータ―11の故障等によってインバータ11の制御が停止して全てのスイッチング素子がオフ状態となった場合、モータ3の回転によりモータ3の各相に逆起電力が発生する。これにより、モータ3からの電流が還流ダイオード14u,14v,14wを通ってDCプラスライン8へ流れ込む。このときコンデンサ10の静電容量に余裕があれば、コンデンサ10に電荷がチャージされていく。モータ3の回転が速すぎて、モータ3に発生する逆起電力が過大な場合は、DCプラスライン8では基準電圧Vccが上昇して過電圧状態となる。過電圧状態になった場合は、パワーマネジメントマイコン23は、車両1の通常走行の制御に代わって、不具合発生時の一時的な走行であり、例えば修理施設までの車両1の移動を目的とする退避走行の制御を開始する。
次に、退避走行時のエンジン制御装置の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
車両1の走行開始(ステップS1)後、モータ駆動マイコン21は基準電圧Vccが過電圧状態となり、モータ駆動マイコン21にあらかじめ設定されている閾値電圧(過電圧閾値)VLimを超えているかどうかを判定する(ステップS2)。基準電圧VccがVLim以下であれば、車両1は通常走行を継続する。基準電圧Vccが閾値電圧VLimを超えたことを測定したモータ駆動マイコン21は、基準電圧Vccが過電圧異常であると判断する。基準電圧Vccが過電圧異常であると判断された場合は、モータ駆動マイコン21はパワーマネジメントマイコン23に、基準電圧Vcc過電圧異常検知信号を送信する(ステップS3)。基準電圧Vcc過電圧異常検知信号を受信したパワーマネジメントマイコン23は、車両1に退避走行を開始させるために、エンジン制御マイコン22にエンジン2の回転数制限指示を送信する(ステップS4)。モータ3の逆起電力による発電電力はモータ3の回転数に依存し、モータ3の回転数が高いほど発電電力は大きくなる。逆に、モータ3の回転数が低いほど発電電力は小さくなり、やがて発電電力は0となる。そして、モータ3の回転数は連れ回って回転しているエンジン2の回転数に依存している。ステップS4におけるエンジン2の回転数制限指示は、エンジン2に連れ回って回転しているモータ3の回転数が低下してモータ3の逆起電力による発電電力が低下して、入出力電流測定装置20の測定している二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0Aよりも大きくして二次電池6及びコンデンサ10へのチャージが行われなくなるように、入出力電流の値を監視しつつ制限指示するエンジン2の回転数を決定する。エンジン制御マイコン22は、受信したエンジン2の回転数制限指示に基づいて、エンジン2の回転数を制限する(ステップS5)。したがって、エンジン制御マイコン22は、エンジン2のエンジン回転数制御手段を構成する。
すなわち、エンジン2の回転数を制限することで、連れ回っているモータ3の回転数も制限されるのでモータ3における逆起電力による発電量が少なくなる。また、補機38により電力が消費される。よって二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が出力側になり、入出力電流が0Aより大きくなる。二次電池6及びコンデンサ10から放電され、補機類38を稼働させるために電力が消費されるので基準電圧Vccが低下する。
その後、パワーマネジメントマイコン23は、入出力電流測定装置20によって測定されている二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0A以下であるかどうかを判定する(ステップS6)。もし入出力電流が0A以下であれば、補機38による電力消費より発電量が上回って、二次電池6及びコンデンサ10に電流が入力されている状態であり、つまりは二次電池6及びコンデンサ10がチャージされていることになる。したがって、基準電圧Vccが再度過電圧状態となることを防止するため、パワーマネジメントマイコン23は、基準電圧Vccと入出力電流とを監視し、適切なエンジン2の回転数の低下量を算出した後、エンジン制御マイコン22にエンジン2の回転数を低下させる指示を送信する(ステップS7)。エンジン2の回転数を低下させる指示を受信したエンジン制御マイコン22は、エンジン2の回転数を低下させる。エンジン2の回転数が低下することにより、エンジン2に連れ回って回転しているモータ3の回転数も低下する。したがって、モータ3の発電する電力も低下し、基準電圧Vccが低下していくので、基準電圧Vccが閾値電圧VLimを超える過電圧状態ではなくなる。
一方、ステップS6において、二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0Aより大きければ、補機38による電力消費が発電量を上回って、二次電池6及びコンデンサ10から電流が出力されている状態であり、つまりは二次電池6及びコンデンサ10から放電されていることになる。二次電池6及びコンデンサ10から放電されている状態が続くと、二次電池6の電池残容量が車両1の走行に必要な二次電池6の電池残容量を下回ってしまう。これに対処するために、パワーマネジメントマイコン23は、基準電圧Vccと入出力電流とを監視し、適切なエンジン2の回転数の上昇量を算出した後、エンジン制御マイコン22へ、エンジン2の回転数の上昇の指示を送信する(ステップS8)。エンジン2の回転数を上昇させる指示を受信したエンジン制御マイコン22は、エンジン2の回転数を上昇させる。エンジン2の回転数が上昇することにより、エンジン2に連れ回って回転しているモータ3の回転数も上昇する。したがって、モータ3の発電する電力も上昇するため、基準電圧Vccが上昇していき、二次電池6及びコンデンサ10にチャージが行われる。以降は、ステップS6以降を繰り返す。そして二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0Aより大きいか0A以下かによってステップS7とステップS8とのどちらかが実施されることで、基準電圧Vccの値を適切に保ちながら、二次電池6及びコンデンサ10にチャージをする。
このように、コンデンサ10の端子間電圧があらかじめ設定された過電圧閾値を超えた場合にエンジン2の回転数を制限し、その後は二次電池6及びコンデンサ10の入出力電流に応じてエンジン2の回転数を制御することで、退避走行時に二次電池6及びコンデンサ10をモータ3の発電電圧から保護しながらチャージを行うことができる。
実施の形態1では、モータ3の駆動コイル18u、18v、18wは星形結線であったが、Δ結線であってもよい。
実施の形態2
次に、この発明の実施の形態2に係るエンジン制御装置を説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係るエンジン制御装置は、実施の形態1に対して、保護回路を追加したものである。
図4に示すように、制御装置4’のDCマイナスライン9と中性点19との間に、中性点19側にカソード端子が接続されるように保護回路ダイオード27が設けられている。また、DCプラスライン8と中性点19との間に、Pチャネル形MOSFETである保護回路スイッチング素子25が設けられている。さらに、保護回路スイッチング素子25と並列に且つDCプラスライン8側にカソード端子が接続されるように、保護回路還流ダイオード26が設けられている。この保護回路還流ダイオード26も寄生ダイオードを用いてもよい。保護回路スイッチング素子25と、保護回路還流ダイオード26とは、保護回路スイッチ24を構成している。保護回路ダイオード27と、保護回路スイッチ24とは、制御装置4’の保護回路を構成している。保護回路スイッチング素子25のゲート端子に、保護回路スイッチ24のスイッチ制御部であるパワーマネジメントマイコン23が接続されている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態2に係るエンジン制御装置の動作を説明する。
車両1の通常走行時は、保護回路スイッチング素子25はオフであり、保護回路スイッチ24もオフである。したがって、車両1の通常走行の動作は、実施の形態1と同じである。
次に、退避走行時の動作を図5のフローチャートを用いて説明する。ステップS1〜ステップS3までの動作は、実施の形態1と同じである。基準電圧Vcc過電圧異常検知信号を受信したパワーマネジメントマイコン23は、保護回路スイッチング素子25のゲート端子をオンにする。つまりは保護回路スイッチ24をオンにする(ステップS9)。
図4に示すように、保護回路スイッチ24がオンの場合は、モータ3にて発生した逆起電力により、モータ3からの電流が還流ダイオード14u,14v,14wを順次通ってDCプラスライン8へ流れ、DCプラスライン8から保護回路スイッチ24を順次通ってモータ3の中性点19へ流れる。モータ3で発生した電流が保護回路スイッチ24を通ってモータ3へ帰還しているため、DCプラスライン8から二次電池6及びコンデンサ10へ電流が流れこまず、二次電池6及びコンデンサ10へのチャージは起こらない。また、モータ3の駆動コイル18u、18v、18wを電流が流れることで基準電圧Vccが低下する。さらに、車両1の走行に伴い二次電池6とコンデンサ10とにチャージされた電力が補機類38で消費されるため、時間経過とともに二次電池6とコンデンサ10が放電する。
図5に示すように、ステップS9と同時に、パワーマネジメントマイコン23は、入出力電流の値を監視しつつ制限指示すべきエンジン2の回転数を決定して、エンジン制御マイコン22にエンジン2の回転数制限指示を送信する(ステップS4)。このとき、制限されるエンジン2の回転数は、パワーマネジメントマイコン23での算出において、保護回路スイッチ24をオンにしたことによる基準電圧Vccの低下分が加味されるので、実施の形態1に比べて大きくなる。エンジン制御マイコン22は、受信したエンジン2の回転数制限指示に基づいて、エンジン2の回転数を制限する(ステップS5)。ステップS5でのエンジン2の回転数の制限は実施の形態1に比べて緩やかなので、退避走行時に車両1の使用者が車両1を退避走行させる場合の運転の自由度が高くなる。
保護回路スイッチ24のオン状態と、エンジン2の回転数の制限が継続されると、基準電圧Vccが徐々に低下する。モータ駆動マイコン21は、基準電圧Vccが、閾値電圧Vlimより低い値である第二の閾値電圧(第二の過電圧閾値)VLim2より低下したか否かを判定する(ステップS10)。基準電圧Vccが第2の閾値電圧Vlim2以上であれば、保護スイッチ24のオン状態とエンジン2の回転数の制限とを継続する。基準電圧Vccが閾値電圧VLim2より低下した場合、パワーマネジメントマイコン23が保護回路スイッチ24をオフにする(ステップS11)。
パワーマネジメントマイコン23は、実施の形態1と同じように、入出力電流測定装置20によって測定されている二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流が0A以下であるかどうかを判定する(ステップS6)。もし入出力電流が0A以下であれば、実施の形態1と同じように、基準電圧Vccが再度過電圧状態となることを防止するため、パワーマネジメントマイコン23は、基準電圧Vccと入出力電流とを監視し、エンジン2の回転数の適切な低下量を算出した後、エンジン制御マイコン22にエンジン2の回転数を低下させる指示を送信する(ステップS7)。エンジン2の回転数が低下することにより、実施の形態1と同じく基準電圧Vccが低下していく。
一方、ステップS6にて入出力電流が0Aより大きければ、実施の形態1と同じように、パワーマネジメントマイコン23は、基準電圧Vccと入出力電流とを監視し、適切なエンジン2の回転数の上昇量を算出した後、エンジン制御マイコン22へ、エンジン2の回転数上昇の指示を送信する(ステップS8)。エンジン2の回転数が上昇することにより、連れ回って回転しているモータ3の回転数も上昇する。したがって、モータ3の発電する電力も上昇するため、基準電圧Vccが上昇していき二次電池6及びコンデンサ10にチャージが行われる。以降は、ステップS6以降を繰り返す。こうして実施の形態1と同じように、二次電池6及びコンデンサ10への入出力電流によってステップS7とステップS8とのどちらかが実施されることで、基準電圧Vccの値を適切に保ちながら、二次電池6及びコンデンサ10にチャージをすることが可能である。
このように、保護回路スイッチ24と保護回路ダイオード27とを設け、基準電圧Vccの過電圧を検出した時にパワーマネジメントマイコン23が保護回路スイッチ24をオンにすることで、実施の形態1の場合と比較して退避走行時のエンジン2の回転数の制限指示が緩やかになるため、退避走行時のエンジン2の回転数の自由度が高くなり、基準電圧Vccの過電圧状態が発生した後にユーザが車両1を退避走行させる場合の操作の自由度が高くなる。
実施の形態3
次に、この発明の実施の形態3に係るエンジン制御装置を説明する。
この発明の実施の形態3に係るエンジン制御装置は、実施の形態2に対して、モータ3の結線を星形結線からΔ結線に変更したものである。
図6に示すように、モータ28は、Δ結線の三相のブラシレス直流モータであり、駆動コイル29u,29v,29w,30u,30v,30wが設けられている。駆動コイル29u,30uがインバータ11のU相の出力とV相の出力との間に接続されてモータ28のU相の結線を構成している。同じく駆動コイル29v,30vがインバータ11のV相の出力とW相の出力との間に接続されてモータ28のV相の結線を構成している。さらに駆動コイル29w,30wがインバータ11のW相の出力とU相の出力との間に接続されてモータ28のW相の結線を構成している。そして駆動コイル29u,30uと、駆動コイル29v,30vと、駆動コイル29w,30wとはΔ結線されている。制御装置4”には、駆動コイル29uと駆動コイル30uとが接続されている点から駆動コイル29wと駆動コイル30wとが接続されている点までの間に、結線切り替えスイッチ能動素子31が設けられている。同様に、駆動コイル29vと駆動コイル30vとが接続されている点から駆動コイル29wと駆動コイル30wとが接続されている点までの間に、結線切り替えスイッチ能動素子32が設けられている。結線切り替えスイッチ能動素子31,32はPチャネル形MOSFETである。結線切り替えスイッチ能動素子31,32と並列に、結線切り替えスイッチ還流ダイオード33,34が、駆動コイル30wと接続する点をカソード側にして設けられている。この還流ダイオード33,34も寄生ダイオードを用いてもよい。結線切り替えスイッチ能動素子31と結線切り替えスイッチ還流ダイオード33とで、結線切り替えスイッチ35を構成している。結線切り替えスイッチ能動素子32と結線切り替えスイッチ還流ダイオード34とで、結線切り替えスイッチ36を構成している。DCプラスライン8から駆動コイル29wと駆動コイル30wとが接続されている点までの間に、保護回路スイッチ24が設けられている。パワーマネジメントマイコン23が、結線切り替えスイッチ能動素子31,32のゲートに接続されている。
DCマイナスライン9と駆動コイル29wと駆動コイル30wとが接続されている点との間に、DCマイナスライン9側にアノード端子が接続されるように保護回路ダイオード27が設けられている。その他の構成は実施の形態2と同じである。
次に、この発明の実施の形態3に係るエンジン制御装置の動作を説明する。
図6に示すように、モータ28の動力によって車両1が走行する場合は、車両制御部7が制御装置4”を制御する。具体的には、実施の形態1と同様に、制御装置4”に設けられたインバータ11から出力される交流電力によりモータ28が回転する。この時、パワーマネジメントマイコン23からの出力はない状態、つまり電圧出力Lowの状態のため、保護回路スイッチング素子25と結線切り替えスイッチ能動素子31,32とはオフの状態である。
実施の形態2と同様に、車両1の通常走行中に、インバータ11の故障によってインバータ11の制御が停止して全てのスイッチング素子がオフ状態となった場合、モータ28の回転によりモータ28の各相に逆起電力が発生する。これにより、モータ28からの電流が還流ダイオード14u,14v,14wを通ってDCプラスライン8へ流れ込む。モータ28の回転が速すぎて、モータ28に発生する逆起電力が過大な場合は、DCプラスライン8では基準電圧Vccが上昇して過電圧状態となる。
モータ駆動マイコン21は、基準電圧Vccが過電圧異常であることを検知し、パワーマネジメントマイコン23に、基準電圧Vcc過電圧異常検知信号を送信し、パワーマネジメントマイコン23は基準電圧Vcc過電圧異常検知信号を受信する(図5のステップS1〜S2)までは実施の形態2と同じである。
パワーマネジメントマイコン23は、結線切り替えスイッチ能動素子31,32とのゲート端子をオンにする。つまりは結線切り替えスイッチ35,36をオンにする。すると、モータ28と保護回路スイッチング素子17と保護回路還流ダイオード26との結線は、オン状態の結線切り替えスイッチ能動素子31,32とそれらに並列な結線切り替えスイッチ還流ダイオード33,34とを省略して記載すると、図7に示すような結線と等価になる。したがって、結線切り替えスイッチ能動素子31,32がオンに切り替わった時のモータ28は、駆動コイル29uに対して駆動コイル30wと、駆動コイル30uに対して駆動コイル29vと、駆動コイル30vに対して駆動コイル29wとがそれぞれ組となって並列に結線されるようになる。そして各並列に結線された駆動コイルのそれぞれの組は、中性点37に星形結線されるようになる。つまり、結線切り替えスイッチ35,36をオンにすることにより、駆動コイルをΔ結線から星形結線に切り替えることが可能である。さらに、中性点37からDCプラスライン8までの間に保護回路スイッチ24が設けられている。中性点37からDCプラスライン8までの間に保護回路スイッチ24が設けられている構成は実施の形態2と同じ構成であるため、これ以降は、図5のステップS3以降と同じく、実施の形態2のように保護回路スイッチング素子25をパワーマネジメントマイコン23によってオン、オフすることで、実施の形態2と同じ効果を得ることができる。
実施の形態2及び3では、DCプラスライン8側に保護回路スイッチ24が設けられ、DCマイナスライン9側に保護回路ダイオード27が設けられていたが、これとは逆に、DCプラスライン8側に保護回路ダイオード27を、コンデンサ10が接続されている側にカソード端子が接続するように設け、DCマイナスライン9側に保護回路スイッチ24を、DCマイナスライン9と保護回路還流ダイオード26のアノード側端子とを接続するように設けてもよい。この場合、保護回路スイッチング素子25がオンになった時は、電流は、モータ3又は28から保護回路スイッチング素子25を通ってDCマイナスライン9へ流れ、還流ダイオード15u、15v、15wを経由してモータ3又は28へ戻る。
実施の形態2及び3では、DCマイナスライン9側に保護回路ダイオード27が設けられていたが、保護回路ダイオード27を設けず、DCプラスライン8側にスイッチング素子25(第1の保護回路スイッチング素子)と保護回路還流ダイオード26(第1の保護回路還流ダイオード)とを備える保護回路スイッチ24(第1の保護回路スイッチ)を設け、DCマイナスライン9側に保護回路スイッチング素子25(第2の保護回路スイッチング素子)と保護回路還流ダイオード26(第2の保護回路還流ダイオード)とを備える保護回路スイッチ24(第2の保護回路スイッチ)を設けてもよい。この場合は、パワーマネジメントマイコン23にて、DCプラスライン8側に設けた保護回路スイッチング素子25をスイッチングするかDCマイナスライン9側に設けた保護回路スイッチング素子25をスイッチングするかを切り替えることが可能である。DCプラスライン8側に設けた保護回路スイッチング素子25をスイッチングする場合は、DCマイナスライン9側に設けた保護回路スイッチング素子25をオフの状態に保っておくことで、実施の形態2及び3と同じ動作となる。DCマイナスライン9側に設けた保護回路スイッチング素子25をスイッチングする場合は、DCプラスライン8側に設けた保護回路スイッチング素子25をオフの状態に保っておくことで、実施の形態2及び3と同じ動作となる。
実施の形態1〜3では、インバータ11のスイッチング素子12u、12v,12w及び13u,13v,13wはそれぞれPチャネル形MOSFETであったが、Nチャネル形MOSFETやバイポーラトランジスタなど他の種類のスイッチング素子を用いてもよい。
実施の形態1〜3では、保護回路スイッチ24の保護回路スイッチング素子25はPチャネル形MOSFETであり、実施の形態3では結線切り替えスイッチ35,36の結線切り替えスイッチ能動素子31,32はそれぞれ、Pチャネル形MOSFETであるが、スイッチとして使用できる素子や部品であれば他の種類の素子や部品であってもよい。例えば、保護回路スイッチング素子17や結線切り替えスイッチ能動素子31,32に、IGBTを用いてもよいし、リレー等の機械的スイッチを用いてもよい。すなわち、この場合における能動素子とは、入力側への入力電流の入力によりスイッチとして導通状態になることで、出力側より出力電流を出力する素子のことを言う。
実施の形態1〜3では、モータ3,28は三相のブラシレス直流モータであったが、インバータで制御されるモータであれば他の種類の三相モータであってもよい。また、インバータで制御される少なくとも2相以上の電流を使用するモータであってもよい。この場合、モータの相の数に応じてインバータの相の数も変更する。
実施の形態1〜3では、モータ駆動マイコン21とエンジン制御マイコン22とパワーマネジメントマイコン23とによって、基準電圧Vccの過電圧異常検知とエンジン2の回転数制御とを実施していたが、この一連の制御を、モータ駆動マイコン21とエンジン制御マイコン22とパワーマネジメントマイコン23との機能を統合した一つの制御部によって行ってもよい。また、この一連の制御を、マイコンではなく、同様の制御が可能な制御回路により制御してもよい。
実施の形態1〜3では、エンジン2とモータ3,28は、ベルト及びプーリからなる動力伝達部5によって接続されていたが、他の公知の構成により、エンジン2の回転軸とモータ3の回転軸とを間接的に接続する方法であってもよい。また、エンジン2の回転軸とモータ3の回転軸とを共有させて直接的に接続してもよい。いずれにしても、モータ3,28がエンジン2に連れ回って回転する構成であればよい。
1 車両、2 エンジン、3,28 モータ(回転電機)、4,4’,4” 制御装置(エンジン制御装置)、6 二次電池、8 DCプラスライン、9 DCマイナスライン、10 コンデンサ、11 インバータ、12u,12v,12w,13u,13v,13w スイッチング素子、14u,14v,14w,15u,15v,15w 還流ダイオード、18v,18w,19u,29u,29v,29w,30u,30v,30w 駆動コイル、19 中性点、20 入出力電流測定装置、22 エンジン制御マイコン(エンジン回転数制御手段)、23 パワーマネジメントマイコン(スイッチ制御部)、24 保護回路スイッチ、25 保護回路スイッチング素子(保護回路能動素子)、26 保護回路還流ダイオード、27 保護回路ダイオード、35,36 結線切り替えスイッチ。

Claims (5)

  1. 回転電機の回転軸とエンジンの回転軸とが直接的又は間接的に接続され前記回転電機と前記エンジンとが連動する車両の退避走行時のエンジン制御装置であって、
    二次電池と、
    前記二次電池に対して並列に接続されているコンデンサと、
    前記二次電池及び前記コンデンサの入出力電流を測定する入出力電流測定装置と、
    入力側に前記二次電池及び前記コンデンサが接続され、出力側に前記回転電機が接続され、出力側は少なくとも2つの相を備え、前記各相にスイッチング素子と前記スイッチング素子毎に並列に接続された還流ダイオードとを備えるインバータと、
    前記コンデンサの端子間電圧があらかじめ設定された過電圧閾値を超えた場合に前記エンジンの回転数を制限し、その後は前記二次電池及びコンデンサの入出力電流に応じて前記エンジンの回転数を制御するエンジン回転数制御手段と
    を備える、退避走行時のエンジン制御装置。
  2. 前記二次電池の正極から延びる配線であるDCプラスラインと、
    前記二次電池の負極から延びる配線であるDCマイナスラインと
    を備え、
    前記インバータの入力側に前記DCプラスライン及び前記DCマイナスラインが接続され、
    前記回転電機の中性点と前記DCプラスライン又は前記DCマイナスラインのいずれか一方との間に接続されている保護回路能動素子と、前記保護回路能動素子と並列であってカソード端子が前記DCプラスライン側又はアノード端子が前記DCマイナスライン側になるように接続される保護回路還流ダイオードとを有する保護回路スイッチと、
    前記回転電機の中性点と前記DCプラスライン又は前記DCマイナスラインのいずれか他方との間に接続され、カソード端子が前記DCプラスライン側又はアノード端子が前記DCマイナスライン側になるように接続されている保護回路ダイオードと、
    前記コンデンサの端子間電圧が前記過電圧閾値を超えた場合に前記保護回路スイッチをオンにし、その後前記コンデンサの端子間電圧が前記過電圧閾値より低い第二の過電圧閾値より低下した場合に前記保護回路スイッチをオフにする制御を行うスイッチ制御部と
    を備える、請求項1に記載の退避走行時のエンジン制御装置。
  3. 前記二次電池の正極から延びる配線であるDCプラスラインと、
    前記二次電池の負極から延びる配線であるDCマイナスラインと、
    前記インバータの入力側に前記DCプラスライン及び前記DCマイナスラインが接続され、
    前記回転電機の中性点と前記DCプラスライン又は前記DCマイナスラインのいずれか一方との間に接続されている第1の保護回路スイッチング素子と、前記第1の保護回路スイッチング素子と並列であってカソード端子が前記DCプラスライン側又はアノード端子が前記DCマイナスライン側になるように接続される第1の保護回路還流ダイオードとを有する第1の保護回路スイッチと、
    前記回転電機の中性点と前記DCプラスライン又は前記DCマイナスラインのいずれか他方との間に接続されている第2の保護回路スイッチング素子と、前記第2の保護回路スイッチング素子と並列であってカソード端子が前記DCプラスライン側又はアノード端子が前記DCマイナスライン側になるように接続される第2の保護回路還流ダイオードとを有する第2の保護回路スイッチと、
    前記コンデンサの端子間電圧が前記閾値電圧を超えた場合に前記第1の保護回路スイッチ又は前記第2の保護回路スイッチをオンにし、その後前記コンデンサの端子間電圧が前記過電圧閾値より低い第二の過電圧閾値より低下した場合に前記第1の保護スイッチ又は前記第2の保護スイッチのうちオンにした方をオフにする制御を行うスイッチ制御部と
    を備える、請求項1に記載の退避走行時のエンジン制御装置。
  4. 前記回転電機の駆動コイルが星形結線である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の退避走行時のエンジン制御装置。
  5. 前記回転電機の駆動コイルがΔ結線であり、前記駆動コイルは前記回転電機の巻線に接続された結線切り替えスイッチによって星形結線に切り替えることが可能であり、
    前記回転電機の中性点は、前記回転電機の各相の巻線を星形結線に切り替えた場合の中性点である、請求項2又は3に記載の退避走行時のエンジン制御装置。
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