JP2015212791A - マルチコアファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチコアファイバの外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減し得るマルチコアファイバを提供する。【解決手段】マルチコアファイバ1は、複数のコア11と、複数のコア11を囲むクラッド12とを備える。複数のコア11は、クラッド12の中心軸C1を通る面LNを基準とする一方側において直線上に並べられて第1の列を構成する2つ以上の第1複数コア11Aと、面LNを基準とする他方側において第1複数コア11Aと平行に並べられて第2の列を構成する3つ以上の第2複数コア11Bとを有する。第1複数コア11Aを構成するコア11と、第2複数コア11Bを構成するコア11とは、面LNに直交する線上に配置される。【選択図】図1

Description

本発明はマルチコアファイバに関し、コア間のクロストークを低減させる場合に好適なものである。
現在、一般に普及している光ファイバ通信システムに用いられる光ファイバは、1本のコアをクラッドで囲んだ構造となっており、このコア内を光信号が伝搬することで情報が伝送される。
近年の光ファイバ通信システムでは、数十本から数百本といった多数の光ファイバが用いられ、伝送情報量が飛躍的に増大している。こうした光ファイバ通信システムにおける光ファイバの数を低減させるため、複数のコアをクラッドで囲んだマルチコアファイバが提案されている。
例えば、クラッドの中心に配置される1つのコアと、その中心を重心とする六角形の各頂点となる位置に配置される6つのコアとを有するマルチコアファイバが下記特許文献1に提案されている。
特開2011−193459
ところが、上記特許文献1のマルチコアファイバでは、クラッドの中心に配置される1つのコアがその外周側の6つのコアに囲まれている。外周側の各コアは、当該コアに対して周方向に隣接する2つのコアと、クラッドの中心に配置される1つのコアとが互いに隣接している。また、クラッドの中心に配置されるコアは、6つのコアに隣接している。このため、上記特許文献1のマルチコアファイバでは、コア間のクロストークが悪くなることが懸念される。
一方、上記特許文献1のマルチコアファイバでは、互いに隣接するコアのコア間距離が大きければクロストークを低減することができる。しかしながら、コア間距離が大きくなるほどマルチコアファイバの外径が大きくなるため、当該マルチコアファイバが大型化してしまう。
そこで本発明は、マルチコアファイバの外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減し得るマルチコアファイバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、複数のコアと、前記複数のコアを囲むクラッドとを備えるマルチコアファイバであって、前記複数のコアは、前記クラッドの中心軸を通る面を基準とする一方側において直線上に並べられて第1の列を構成する2つ以上の第1複数コアと、前記面を基準とする他方側において前記第1複数コアと平行に並べられて第2の列を構成する3つ以上の第2複数コアとを有し、前記第1複数コアを構成する前記コアと、前記第2複数コアを構成する前記コアとは、それぞれ、前記面に直交する線上に配置されることを特徴とする。
このようなマルチコアファイバでは、複数のコアのうちの1つのコアに注目した場合に、当該複数のコアのどのコアに注目しても、その注目したコアに隣接するコアのコア数は最大で3つとなる。したがって、クラッドの中心に配置される1つのコアを複数のコアで囲むように配置したマルチコアファイバに比べると、互いに隣接するコア数の最大値を少なくできるので、当該コアのコア間距離を小さくしてもクロストークを抑えることができる。
したがって、コア間距離を小さくできる分だけ、マルチコアファイバの外径が大きくなることを抑えることもできる。こうして、本発明のマルチコアファイバは、マルチコアファイバの外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することができる。
また、前記複数のコアのいずれの前記コアに注目しても、その注目した前記コアに同程度の距離で隣接する前記コアのコア数が2つ以下となるように、前記複数のコアが配置されることが好ましい。
このように複数のコアを配置した場合、互いに隣接するコアのなかでコア間距離が同程度となるコア配列が一並びに連なり、クラッドの中心に配置される1つのコアを複数のコアで囲むように配置したマルチコアファイバに比べると、より一段とコア間距離を小さくすることができる。
また、前記複数のコアのうち少なくとも1以上の前記コアは、前記コアの屈折率よりも低い屈折率の内側クラッド層に囲まれ、前記内側クラッド層は、前記内側クラッド層の屈折率及び前記クラッドの屈折率よりも低い屈折率のトレンチ層に囲まれることが好ましい。
このようにした場合、内側クラッド層及びトレンチ層に囲まれるコアを伝搬する光の電界分布の広がりを抑制することができるため、当該コアとのクロストークを低減することができる。
また、互いに隣接する前記コアのコア間距離が同程度となるコア配列に沿って、前記内側クラッド層及び前記トレンチ層に囲まれる前記コアと、前記内側クラッド層及び前記トレンチ層に囲まれていない前記コアとが交互に配置されることが好ましい。
このようにした場合、複数のコアすべてが内側クラッド層及びトレンチ層に囲まれる場合に比べて、高次モードがコアに閉じ込められることを低減し、カットオフ波長が長くなることを抑制することができる。
また、前記線上において互いに隣接する前記コアのコア間距離は、前記第1複数コアのコア間距離及び前記第2複数コアのコア間距離よりも大きいことが好ましい。
このようにした場合、線上において互いに隣接するコアのコア間距離が第1複数コアのコア間距離及び第2複数コアのコア間距離よりも小さい場合に比べると、当該第1複数コアのコア間距離及び第2複数コアにおいて隣接するコア数を減らすことができ、より一段とクロストークを低減することができる。
なお、前記線上において互いに隣接する前記コアのコア間距離は、前記第1複数コアのコア間距離及び前記第2複数コアのコア間距離よりも小さくするようにしても良い。
以上のように本発明によれば、マルチコアファイバの外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減し得るマルチコアファイバが提供される。
第1実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 第2実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 第3実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 第4実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 クラッド内の屈折率プロファイルを示す図である。 第5実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 第6実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。 第7実施形態におけるマルチコアファイバの長手方向に垂直な断面を示す図である。
以下、本発明を実施するために好適となる実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。
(1)第1実施形態
図1は、第1実施形態におけるマルチコアファイバ1の長手方向に垂直な断面を示す図である。図1に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ1は、複数のコア11と、複数のコア11を被覆するクラッド12と、クラッド12を被覆する第1保護層13と、第1保護層13を被覆する第2保護層14とを主な構成要素として備える。
複数のコア11は、クラッド12の中心軸C1を通る面LNを基準とする一方側において直線上に並べられて第1の列を構成する第1複数コア11Aと、当該面LNを基準とする他方側において第1複数コア11Aと平行に並べられて第2の列を構成する第2複数コアとを有する。
第1複数コア11Aは2つ以上とされ、第2複数コア11Bは3つ以上とされる。本実施形態では、第1複数コア11A及び第2複数コア11Bともに4つとされる。
このような第1複数コア11Aを構成するコア11と、第2複数コア11Bを構成するコア11とは、それぞれ、クラッド12の中心軸C1を通る面LNに直交する線上に配置される。
互いに隣り合う第1複数コア11Aのコア間距離Λ1、互いに隣り合う第2複数コア11Bのコア間距離Λ2、及び、当該第1複数コア11Aと第2複数コア11Bとのコア間距離Λ3は同程度とされる。なお、コア間距離とは、互いに隣り合うコア11の中心軸間の距離のことである。
本実施形態の場合、コア間距離Λ1〜Λ3は、第1複数コア11Aを構成するコア11のうち最も外側に位置するコアの外周面と、クラッド12の外周面との最短距離よりも小さくされる。この最短距離は15μm以上62.5μm以下とされることが好ましく、20μm以上35μm以下とされることがより好ましい。
なお、図1では、クラッド12の中心軸C1を通る面LNと平行な線上に第1複数コア11Aを構成する各コア11の中心軸が位置している。しかしながら、第1複数コア11Aを構成する各コア11が直線上に並べられて列を構成していれば、当該コア11の中心軸はクラッド12の中心軸C1を通る面LNと平行な直線からずれていても良い。
以上のマルチコアファイバ1は、クラッド12の中心軸C1を通る面LNを基準とする一方側において直線上に並べられる第1複数コア11Aと、当該面LNを基準とする他方側において第1複数コア11Aと平行に並べられる第2複数コア11Bとを有する。
このようなマルチコアファイバ1では、複数のコア11のうちの1つのコア11に注目した場合に、当該複数のコア11のどのコア11に注目しても、その注目したコア11に隣接するコア11のコア数は最大で3つとなる。
したがって、クラッド12の中心に配置される1つのコア11を複数のコア11で囲むように配置したマルチコアファイバに比べると、互いに隣接するコア数の最大値を少なくできるので、当該コア11のコア間距離Λ1〜Λ3を小さくしてもクロストークを抑えることができる。したがって、コア間距離Λ1〜Λ3を小さくできる分だけ、マルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えることもできる。
また、第1複数コア11Aを構成するコア11と、第2複数コア11Bを構成するコア11とは、それぞれ、クラッド12の中心軸C1を通る面LNに直交する線上に配置されている。このため、クラッド12の中心軸C1を通る面LNに直交する線上に第1複数コア11Aと第2複数コア11Bとが配置されていない場合に比べて、第1複数コア11A及び第2複数コア11Bが並べられている方向におけるマルチコアファイバ1に外径を小さくすることができる。
こうして、本実施形態のマルチコアファイバ1は、当該マルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することができる。
なお、第1複数コア11Aを構成するコア11のうち、最も外側に位置するコア11とその隣に位置するコア11とのカットオフ波長の差、及び、第2複数コア11Bを構成するコア11のうち、最も外側に位置するコア11とその隣に位置するコア11とのカットオフ波長の差は100nm以下とされることが好ましい。
第1複数コア11A及び第2複数コア11Bを構成するコア11のうち最も外側に位置するコア11は、クラッド12に囲まれる複数のコア11おいて最もカットオフ波長のばらつきが生じ易い。このため、最も外側に位置するコア11とその隣に位置するコア11とのカットオフ波長の差が100nm以下とされていれば、互いに隣り合うコア11すべてのカットオフ波長の差を100nm以下とすることができる。したがって、シングルモードで光を伝搬させ得る通信波長帯域を広げることができる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第2実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図2は、第2実施形態におけるマルチコアファイバ2の長手方向に垂直な断面を示す図である。図2に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ2では、第1複数コア11Aの配置態様が第1実施形態のマルチコアファイバ1と相違する。
すなわち、本実施形態のマルチコアファイバ2では、4つの第1複数コア11Aのうち、外側に位置する一対のコア11に挟まれる内側の2つのコア11が省略されている。
これにより本実施形態のマルチコアファイバ2では、複数のコア11のいずれのコア11に注目しても、その注目したコア11から同程度の距離で隣接するコア11のコア数は2つ以下となる。そして、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ2及びΛ3が同程度となるコア配列は、一並びに連なることになる。
このように本実施形態のマルチコアファイバ2では、複数のコア11のいずれのコア11に注目しても、その注目したコア11に同程度の距離で隣接するコア11のコア数が2つ以下となるように、複数のコア11が配置される。
したがって、第1実施形態の場合に比べてより一段とマルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することができる。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第3実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図3は、第3実施形態におけるマルチコアファイバ3の長手方向に垂直な断面を示す図である。図3に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ3では、第1複数コア11A及び第2複数コア11Bの配置態様が第1実施形態のマルチコアファイバ1と相違する。
すなわち、本実施形態のマルチコアファイバ3では、第1複数コア11Aのうち、最も外側に位置する一対のコア11の一方を最も左側に位置させ、他方を最も右側に位置させた場合において、当該第1複数コア11Aにおける左側から4番目のコア11が省略されている。また、この場合において、第2複数コア11Bにおける左側から2番目のコア11が省略されている。
これにより本実施形態のマルチコアファイバ3では、上記第2実施形態と同様に、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ1〜Λ3が同程度となるコア配列は、一並びに連なることになる。
このように本実施形態のマルチコアファイバ3では、上記第2実施形態と同様に、複数のコア11のいずれのコア11に注目しても、その注目したコア11に同程度の距離で隣接するコア11のコア数が2つ以下となるように、複数のコア11が配置される。
したがって、上記第2実施形態と同様に、第1実施形態の場合に比べてより一段とマルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することができる。
また、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ1〜Λ3が同程度となるコア配列は非対称であるため、マルチコアファイバ3を端部から視認した際に、識別用マーカをクラッド12内に配置しなくても、特定のコア11を直感的に識別することができる。
(4)第4実施形態
次に、第4実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第4実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図4は、第4実施形態におけるマルチコアファイバ4の長手方向に垂直な断面を示す図である。図4に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ4では、コア11を囲む内側クラッド層21と、当該内側クラッド層21を囲むトレンチ層22とが新たに設けられた点で第1実施形態のマルチコアファイバ1と相違する。
図5は、クラッド12内の屈折率プロファイルを示す図である。図5に示すように、コア11は、当該コア11の屈折率nよりも低い屈折率nの内側クラッド層21に囲まれる。この内側クラッド層21は、当該内側クラッド層21の屈折率n及びクラッド12の屈折率nよりも低い屈折率nのトレンチ層22に囲まれる。
例えば、ゲルマニウム等の屈折率を上げるドーパントが添加された石英でコア11が構成され、純粋な石英でクラッド12が構成される。また、コア11のドーパント量よりも少ない量のドーパントが添加された石英で内側クラッド層21が構成され、フッ素等の屈折率を下げるドーパントが添加された石英でトレンチ層22が構成される。
なお、図5では、内側クラッド層21の屈折率nがクラッド12の屈折率nと同程度となっているが、当該内側クラッド層21の屈折率nはクラッド12の屈折率nより高くても低くても良い。
このようなマルチコアファイバ4によれば、各コア11を伝搬する光の電界分布の広がりを抑制することができるため、当該コア間のクロストークを低減することができる。
(5)第5実施形態
次に、第5実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第5実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図6は、第5実施形態におけるマルチコアファイバ5の長手方向に垂直な断面を示す図である。図6に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ5では、一部のコア11に対する内側クラッド層21及びトレンチ層22が省略された点で第1実施形態のマルチコアファイバ1と相違する。
すなわち、第1複数コア11Aにおいて、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれるコア11と、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていないコア11とが交互に配置される。また、第2複数コア11Bにおいて、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれるコア11と、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていないコア11とが交互に配置される。
さらに、第1複数コア11A及び第2複数コア11Bが並べられる方向とは直交する方向において互いに隣接するコア11の一方は、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれ、当該互いに隣接するコア11の他方は、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていない。
このようにマルチコアファイバ5では、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ1〜Λ3が同程度となるコア配列に沿って、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれるコア11と、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていないコア11とが交互に配置される。
したがって、複数のコア11すべてが内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれる第4実施形態の場合に比べて、高次モードがコア11に閉じ込められることを低減し、カットオフ波長が長くなることを抑制することができる。
(6)第6実施形態
次に、第6実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第6実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図7は、第6実施形態におけるマルチコアファイバ6の長手方向に垂直な断面を示す図である。図7に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ6では、一部のコア11に対する内側クラッド層21及びトレンチ層22を設けた点で第2実施形態のマルチコアファイバ3と相違する。
すなわち、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ2及びΛ3が同程度となるコア配列に沿って、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれるコア11と、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていないコア11とが交互に配置される。
このようなマルチコアファイバ6によれば、上記第2実施形態で上述した効果と、上記第5実施形態で上述した効果との双方を得ることができる。すなわち、マルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することに加え、高次モードがコア11に閉じ込められることを低減してカットオフ波長が長くなることを抑制することができる。
(7)第7実施形態
次に、第7実施形態について図面を用いながら詳細に説明する。ただし、第7実施形態におけるマルチコアファイバの構成要素のうち第1実施形態と同一又は同等の構成要素については、同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
図8は、第7実施形態におけるマルチコアファイバ7の長手方向に垂直な断面を示す図である。図8に示すように、本実施形態のマルチコアファイバ7では、一部のコア11に対する内側クラッド層21及びトレンチ層22を設けた点で第3実施形態のマルチコアファイバ3と相違する。
すなわち、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ1〜Λ3が同程度となるコア配列に沿って、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれるコア11と、内側クラッド層21及びトレンチ層22に囲まれていないコア11とが交互に配置される。
このようなマルチコアファイバ7によれば、上記第3実施形態で上述した効果と、上記第5実施形態で上述した効果との双方を得ることができる。すなわち、マルチコアファイバ1の外径が大きくなることを抑えつつコア間のクロストークを低減することに加え、高次モードがコア11に閉じ込められることを低減してカットオフ波長が長くなることを抑制することができる。
また、互いに隣接するコア11のコア間距離Λ1〜Λ3が同程度となるコア配列は非対称であるため、マルチコアファイバ3を端部から視認した際に、識別用マーカをクラッド12内に配置しなくても、特定のコア11を直感的に識別することができる。
(8)変形例
上記実施形態では、第1複数コア11Aにおけるコア数が2つ、3つ又は4つとされた。しかしながら、第1複数コア11Aにおけるコア数は、2つ以上であれば、様々な数とすることができる。
上記実施形態では、第2複数コア11Bにおけるコア数が3つ又は4つとされた。しかしながら、第2複数コア11Bにおけるコア数は、3つ以上であれば、様々な数とすることができる。
上記実施形態では、第1複数コア11Aにおいて互いに隣り合うコア11のコア間距離Λ1、第2複数コア11Bにおいて互いに隣り合うコア11のコア間距離Λ2、及び、当該第1複数コア11Aと第2複数コア11Bとのコア間距離Λ3は同程度とされた。しかしながら、コア間距離Λ3は、コア間距離Λ1及びコア間距離Λ2よりも大きくされていても小さくされていても良い。コア間距離Λ3がコア間距離Λ1及びコア間距離Λ2よりも大きくされた場合、コア間距離Λ3がコア間距離Λ1及びコア間距離Λ2よりも小さい場合に比べると、第1複数コア11A及び第2複数コア11Bにおいて隣接するコア数を減らすことができ、より一段とクロストークを低減することができる。なお、コア間距離Λ3がコア間距離Λ1及びコア間距離Λ2よりも小さくされていても良い。
上記実施形態では、マルチコアファイバ1〜7におけるクラッド12の断面形状が円形状とされた。しかしながら、クラッド12の断面形状は楕円形状とされていても良い。クラッド12の断面形状が楕円形状とされた場合、クラッド12の中心軸C1を長径に沿って通る面を基準とする一方側に第1複数コア11Aが配置され、当該面を基準とする他方側に第2複数コア11Bが配置される。
実施例1として上記第1実施形態のマルチコアファイバを試作し、実施例2として上記第2実施形態のマルチコアファイバを試作し、実施例3として上記第3実施形態のマルチコアファイバを試作した。
これらマルチコアファイバでは、クラッド12に対するコア11の比屈折率差は0・8%とし、コア11の直径は6μmとし、コア間距離Λ1〜Λ3は28μmとし、クラッド12の外径は125μmとし、マルチコアファイバの長さは1000mとした。
このようなマルチコアファイバの各コアに対して1550nmの光を入射している状態で、各コア間のクロストークを測定したところ、実施例1では−20dBとなり、実施例2及び実施例3では−22dBとなった。なお、これらクロストークは、すべてのコアについて測定された数値のなかで最も悪くなった値である。
一方、比較例として、クラッドの中心に配置される1つのコアと、その中心を重心とする六角形の各頂点となる位置に配置される6つのコアとをクラッドで囲むマルチコアファイバを試作した。
このマルチコアファイバでは、クラッドに対するコアの比屈折率差は0.8%とし、コアの直径は6μmとし、コア間距離は28μmとし、クラッドの外径は125μmとし、マルチコアファイバの長さは1000mとした。
このようなマルチコアファイバの各コアに対して1550nmの光を入射している状態で、中心コアのクロストークを測定したところ、17dBとなった。
このように本発明における実施例1〜実施例3は、比較例に比べて、コア間のクロストークが良好であった。
本発明のマルチコアファイバは、上述した内容以外に、適宜、本願目的を逸脱しない範囲で組み合わせ、省略、変更、周知技術の付加などをすることができる。
1〜7・・・マルチコアファイバ
11・・・コア
11A・・・第1の列を構成するコア
11B・・・第2の列を構成するコア
12・・・クラッド
13・・・第1保護層
14・・・第2保護層

Claims (6)

  1. 複数のコアと、前記複数のコアを囲むクラッドとを備えるマルチコアファイバであって、
    前記複数のコアは、前記クラッドの中心軸を通る面を基準とする一方側において直線上に並べられて第1の列を構成する2つ以上の第1複数コアと、
    前記面を基準とする他方側において前記第1複数コアと平行に並べられて第2の列を構成する3つ以上の第2複数コア
    とを有し、
    前記第1複数コアを構成する前記コアと、前記第2複数コアを構成する前記コアとは、それぞれ、前記面に直交する線上に配置される
    ことを特徴とするマルチコアファイバ。
  2. 前記複数のコアのいずれの前記コアに注目しても、その注目した前記コアに同程度の距離で隣接する前記コアのコア数が2つ以下となるように、前記複数のコアが配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
  3. 前記複数のコアのうち少なくとも1以上の前記コアは、前記コアの屈折率よりも低い屈折率の内側クラッド層に囲まれ、
    前記内側クラッド層は、前記内側クラッド層の屈折率及び前記クラッドの屈折率よりも低い屈折率のトレンチ層に囲まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
  4. 互いに隣接する前記コアのコア間距離が同程度となるコア配列に沿って、前記内側クラッド層及び前記トレンチ層に囲まれる前記コアと、前記内側クラッド層及び前記トレンチ層に囲まれていない前記コアとが交互に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載のマルチコアファイバ。
  5. 前記線上において互いに隣接する前記コアのコア間距離は、前記第1複数コアのコア間距離及び前記第2複数コアのコア間距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項に記載のマルチコアファイバ。
  6. 前記線上において互いに隣接する前記コアのコア間距離は、前記第1複数コアのコア間距離及び前記第2複数コアのコア間距離よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか1項に記載のマルチコアファイバ。
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