JP2015211575A - コントローラ、回転機制御システム、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コントローラ2によって制御される回転機1は、回転軸Sを中心に回転するロータ11と、ロータ11内に設けられる永久磁石12と、交流電流が供給されるステータ13と、を備える。永久磁石12の磁束の少なくとも一部は、交流電流がステータ13に供給されていない場合に、ロータ11内で短絡している。コントローラ2は、交流電流の位相及び大きさを制御可能に構成されている。コントローラ2は、交流電流がステータ13に供給されるときに、交流電流によって発生する磁束が永久磁石12の短絡路の一部を通過するよう交流電流の位相を決定する。
【選択図】図1
Description
図1に示すように、本実施形態に係る回転機制御システム10は、回転機1と、コントローラ2と、を備えている。
図2は、コントローラ2によって制御される回転機1の模式図である。回転機1は、ロータ11と、永久磁石12と、ステータ13と、を備える。本実施形態では、回転機1が航空機や自動車等に用いられるスタータジェネレータ(電動発電機)であるものとして説明する。ただし、回転機制御システム10に用いられる回転機は、電動機としてのみ機能する回転機であってもよいし、発電機としてのみ機能する回転機であってもよい。
コントローラ2は、回転機1を制御する。具体的には、コントローラ2は、ステータ13に供給する交流電流の位相及び大きさを制御する。図1に示すように、コントローラ2は、制御部21と、主回路部22と、を備える。
次に、上述のように構成された回転機制御システム10の動作について説明する。
まず、エンジン3を始動させる際(始動モード)の回転機制御システム10の動作について説明する。エンジン3を始動させる際、回転機1は、電動機として機能し、エンジン3に必要な動力を供給する。
図3は、始動モードにおいてコントローラ2が行う処理の概要を示すフローチャートである。
次に、始動モードにおいて、3相交流電流Iu,Iv,Iwが供給された回転機1の動作について説明する。
次に、電動機として機能している回転機1を発電機として機能させるよう切り替える際の回転機制御システム10の動作について説明する。
エンジン3が安定した後、回転機1は発電機として機能し(発電モード)、主回路部22のバッテリ(図示略)に必要な電力を供給する。以下、発電モードにおける回転機制御システム10の動作について説明する。
図5は、発電モードにおいてコントローラ2が行う処理の概要を示すフローチャートである。
次に、発電モードにおいて、3相交流電流Iu,Iv,Iwが供給された回転機1の動作について説明する。
上記回転機制御システム10では、始動モード及び発電モードにおいて、スタータ13に供給される3相交流電流Iu,Iv,Iwが磁束φEM1,φEM2又は磁束φEG1,φEG2を発生させる。磁束φEM1,φEM2,φEG1,φEG2は、3相交流電流Iu,Iv,Iwの位相に応じて永久磁石12の短絡路の一部を通過し、エアギャップへと向かう永久磁石12の磁束φ2magを発生させる。永久磁石12の磁束φ2magは、磁束φEM1,φEM2,φEG1,φEG2はともに、回転機1において界磁磁束として機能する。3相交流電流Iu,Iv,Iwに基づく磁束φEM1,φEM2,φEG1,φEG2の量及び永久磁石12の磁束φ2magの量は、3相交流電流Iu,Iv,Iwの大きさを制御することで調整される。このように、上記回転機制御システム10では、コントローラ2によって3相交流電流Iu,Iv,Iwの位相及び大きさを制御するだけで、トルクの発生に寄与する成分とともに永久磁石12の磁束をエアギャップに向かわせる成分を発生させ、且つ調整することができる。よって、回転機1における界磁磁束を容易に調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
実施例1では、図7Aに示す回転機1aにおいて、3相交流電流をステータ13aの巻線5aに供給した。巻線5aに供給する交流電流の大きさを一定に保って位相を変化させ、トルクの変化を確認した。ステータ13aのステータティース132aの数は60であり、これらのステータティース132aには分布巻形式で巻線5aが形成されている。回転機1aのロータ11a内には、複数の永久磁石12aが配置されている。無負荷状態において、各永久磁石12aの磁束のうち、一部の磁束φ1amagがロータ11a内で短絡している。
実施例2では、図9Aに示す回転機1bにおいて、3相交流電流をステータ13bの巻線5bに供給した。巻線5bに供給する交流電流の大きさを一定に保って位相を変化させ、トルクの変化を確認した。ステータ13bのステータティース132bの数は6であり、これらのステータティース132bには集中巻形式で巻線5bが形成されている。回転機1bのロータ11b内には、複数の永久磁石12bが配置されている。無負荷状態において、各永久磁石12bの磁束φ2amagは、ロータ11b内で短絡している。
1,1a,1b 回転機
11,11a,11b ロータ
12,12a,12b 永久磁石
13,13a,13b ステータ
132U,132V,132W,132a,132b ステータティース
5U,5V,5W,5a,5b 巻線
2 コントローラ
Claims (5)
- 回転機を制御するためのコントローラであって、
前記回転機は、
回転軸を中心に回転するロータと、
前記ロータ内に設けられる永久磁石と、
前記ロータに対向するよう配置され且つ巻線が形成される複数のステータティースを含み、交流電流が供給されるステータと、
を備え、
前記永久磁石の磁束の少なくとも一部は、前記交流電流が前記ステータに供給されていない場合に、前記ロータ内で短絡しており、
前記コントローラは、前記交流電流の位相及び大きさを制御可能に構成されており、前記交流電流が前記ステータに供給されるときに、前記交流電流によって発生する磁束が前記永久磁石の短絡路の一部を通過するよう前記交流電流の位相を決定する、コントローラ。 - 請求項1に記載のコントローラであって、
当該コントローラは、前記交流電流が前記ステータに供給されるときに、基準位相から45°±15°ずれた範囲に収まるように前記交流電流の位相を決定し、
前記基準位相は、前記回転機においてトルクを発生させないような前記交流電流の位相である、コントローラ。 - 請求項1又は2に記載のコントローラであって、
当該コントローラは、所定のタイミングにおいて、前記短絡路の一部で磁気飽和が生じるように前記交流電流の大きさを決定する、コントローラ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のコントローラと、
前記コントローラによって制御される回転機と、
を備え、
前記回転機は、
回転軸を中心に回転するロータと、
前記ロータ内に設けられる永久磁石と、
前記ロータに対向するよう配置され且つ巻線が形成される複数のステータティースを含み、交流電流が供給されるステータと、
を有し、
前記永久磁石の磁束の少なくとも一部は、前記交流電流が前記ステータに供給されていない場合に、前記ロータ内で短絡している、回転機制御システム。 - 回転機を制御するための制御プログラムであって、
前記回転機は、
回転軸を中心に回転するロータと、
前記ロータ内に設けられる永久磁石と、
前記ロータに対向するよう配置され且つ巻線が形成される複数のステータティースを含み、交流電流が供給されるステータと、
を備え、
前記永久磁石の磁束の少なくとも一部は、前記交流電流が前記ステータに供給されていない場合に、前記ロータ内で短絡しており、
前記制御プログラムは、
前記交流電流が前記ステータに供給されるときに、前記交流電流によって発生する磁束が前記永久磁石の短絡路の一部を通過するよう前記交流電流の位相を制御するステップと、
前記交流電流が前記ステータに供給されるときに、前記交流電流の大きさを制御するステップと、
をコンピュータに実行させる、制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092413A JP2015211575A (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | コントローラ、回転機制御システム、及び制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|
JP2015211575A true JP2015211575A (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=54613408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014092413A Pending JP2015211575A (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | コントローラ、回転機制御システム、及び制御プログラム |
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JP (1) | JP2015211575A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000287395A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-13 | Toshiba Corp | 永久磁石式リラクタンス型回転電機の回転子 |
JP2001128481A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-11 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ブラシレスdcモータの制御方法 |
JP2008136298A (ja) * | 2006-11-28 | 2008-06-12 | Toyota Industries Corp | 回転電機の回転子及び回転電機 |
JP2009095145A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Denso Corp | 回転機の制御装置 |
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014092413A patent/JP2015211575A/ja active Pending
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