JP2015202818A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】操縦安定性及び排水性を維持しつつ、氷上性能を向上できる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝14と、タイヤ周方向に対して斜めに延びると共に2つ以上の屈曲部18Aを備えた複数のラグ溝18と、タイヤ周方向に対して斜めに延びて、周方向溝14とラグ溝18とで区画されたブロック20を分断する少なくとも1本の傾斜細溝22と、ラグ溝18の少なくとも一部に設けられ、周方向溝14より溝深さが浅い嵩上部24と、ラグ溝18の少なくとも一部に設けられ、溝幅が他の部分より広い広幅部26と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、氷上路面を走行するための空気入りタイヤに関する。
氷上路面を走行するための空気入りタイヤとして、タイヤ周方向に延びる周方向溝とタイヤ周方向に対して斜めに延びるラグ溝とでブロックを区画し、このブロックの形状を所謂矢羽形状とした空気入りタイヤがある(例えば、特許文献1)。
上記特許文献1のタイヤでは、矢羽形状のブロックのエッジが氷上路面を引っ掻いて制動性能及び駆動性能(以下、「氷上性能」と称す。)を向上させている。ところで、氷上路面を走行する場合、路面とタイヤとの摩擦によって氷が融解することがあり、この融解水による影響を低減するために、タイヤのブロックの表面積を小さくして氷の融解を抑制する方法が知られている。しかしながら、ブロックの表面積を小さくすれば、ブロックの剛性が低下して操縦安定性が損なわれる虞がある。また、ラグ溝の本数を増やしてブロックを複数に分断すれば、ラグ溝の溝幅を十分に確保できず、排水性を維持するのが困難となる。
本発明は、上記事実を考慮し、操縦安定性及び排水性を維持しつつ、氷上性能を向上できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
請求項1に記載の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝と、タイヤ周方向に対して斜めに延びると共に2つ以上の屈曲部を備えた複数のラグ溝と、タイヤ周方向に対して斜めに延びて、前記周方向溝と前記ラグ溝とで区画されたブロックを分断する少なくとも1本の傾斜細溝と、前記ラグ溝の少なくとも一部に設けられ、溝幅が他の部分より広い広幅部と、を有する。
請求項1に記載の空気入りタイヤによれば、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝とタイヤ周方向に対して斜めに延びる複数のラグ溝とでブロックが区画されており、このブロックには、タイヤ周方向に対して斜めに延びてブロックを分断する傾斜細溝が形成されている。これにより、傾斜細溝で分断されたブロックのエッジが氷路を引っ掻いて氷上の走行性能を高めることができる。また、ラグ溝には2つ以上の屈曲部が形成されているので、ブロックのラグ溝側の壁面が凹凸状となる。これにより、路面に対する接地圧を高めてタイヤの蹴り出し時にブロックが倒れ込みにくくなり、氷路の引っ掻き効果を高めることができる。
さらに、ラグ溝の少なくとも一部には、他の部分より溝幅が広い広幅部が設けられている。これにより、広幅部がない場合と比較して排水性を向上できる。
請求項2に記載の空気入りタイヤは、請求項1に記載の空気入りタイヤであって、前記ラグ溝の少なくとも一部には、前記周方向溝より溝深さが浅い嵩上部が設けられている。
請求項2に記載の空気入りタイヤによれば、ラグ溝の少なくとも一部には、溝底が嵩上されて周方向溝より溝深さが浅い嵩上部が設けられている。これにより、嵩上部がない場合と比較して、ブロックの剛性が向上し、操縦安定性の低下を抑制できる。なお、嵩上部は、1本のラグ溝の一部を嵩上げしてもよく、1本のラグ溝全体を嵩上げしてもよい。
請求項3に記載の空気入りタイヤは、請求項2に記載の空気入りタイヤであって、前記ブロックは、タイヤ幅方向の長さよりタイヤ周方向の長さが短く形成されている。
請求項3に記載の空気入りタイヤによれば、ブロックの形状が横長となるので、ブロックのエッジによる氷上路面の引っ掻き効果を確保しつつ、ブロックと氷上路面との接触面積を小さくして氷の融解抑制効果を向上できる。
請求項4に記載の空気入りタイヤは、請求項2又は3に記載の空気入りタイヤであって、前記広幅部は、前記嵩上部が設けられた前記ラグ溝に設けられている。
請求項4に記載の空気入りタイヤによれば、嵩上部は、嵩上げしていない部分と比べて融解水が入り込みにくいので、広幅部を形成することで、排水性の低下を抑制できる。
請求項5に記載の空気入りタイヤは、請求項2又は3に記載の空気入りタイヤであって、前記広幅部以外の部分は、前記嵩上部が設けられた前記ラグ溝に設けられている。
請求項5に記載の空気入りタイヤによれば、広幅部以外の部分がブロックの倒れ込みによって閉じ過ぎてしまうのを抑制して排水性を確保することができる。また、ブロックの剛性が上がりすぎないようにできる。すなわち、エッジ効果を維持しつつブロック剛性を確保して接地性を向上させることができる。
請求項6に記載の空気入りタイヤは、請求項2〜4の何れか1項に記載の空気入りタイヤであって、前記嵩上部は、前記ラグ溝の一部に形成されており、タイヤ周方向に隣り合う前記ラグ溝のうち、一方のラグ溝には、第1の領域に前記嵩上部が形成され、他方の前記ラグ溝には、前記第1の領域とタイヤ周方向に沿って同位置にない第2の領域に前記嵩上部が形成されている。
請求項6に記載の空気入りタイヤによれば、嵩上部が偏らずにブロックの偏磨耗を抑制できる。
請求項7に記載の空気入りタイヤは、請求項2〜4の何れか1項に記載の空気入りタイヤであって、タイヤ周方向に隣り合う前記ラグ溝のうち、一方のラグ溝には、第1の領域に前記広幅部が形成され、他方の前記ラグ溝には、前記第1の領域とタイヤ周方向に沿って同位置にない第2の領域に前記広幅部が形成されている。
請求項7に記載の空気入りタイヤによれば、広幅部が偏らずにブロックの偏磨耗を抑制できる。
本発明の空気入りタイヤは、上記の構成としたので、操縦安定性及び排水性を維持しつつ、氷上性能を向上できる。
(第1実施形態)
<タイヤ10の構成>
図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ10(以下、タイヤ10と称す。)について説明する。なお、図中矢印TWはタイヤ10の幅方向(タイヤ幅方向)を示し、矢印TCはタイヤ10の周方向(タイヤ周方向)を示す。ここでいうタイヤ幅方向とは、タイヤ10の回転軸と平行な方向を指し、タイヤ軸方向ともいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ10の回転軸を回転中心としてタイヤ10が回転する方向をいう。なお、タイヤ10の内部構造は、一般の空気入りタイヤと同様であるため説明を省略する。
<タイヤ10の構成>
図を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ10(以下、タイヤ10と称す。)について説明する。なお、図中矢印TWはタイヤ10の幅方向(タイヤ幅方向)を示し、矢印TCはタイヤ10の周方向(タイヤ周方向)を示す。ここでいうタイヤ幅方向とは、タイヤ10の回転軸と平行な方向を指し、タイヤ軸方向ともいう。また、タイヤ周方向とは、タイヤ10の回転軸を回転中心としてタイヤ10が回転する方向をいう。なお、タイヤ10の内部構造は、一般の空気入りタイヤと同様であるため説明を省略する。
図1に示すように、タイヤ10のトレッド部12には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝14が形成されている。周方向溝14は、タイヤ幅方向に間隔を空けて設けられており、本実施形態では一例として、直線状の周方向溝14が等間隔に形成されているが、これに限らず、タイヤ幅方向に不等間隔に周方向溝14を形成してもよい。また、周方向溝14は、直線状に限らず、例えば、ジグザグ状でもよい。
タイヤ幅方向に隣り合う周方向溝14の間には、タイヤ周方向に対して斜めに延びる複数のラグ溝16、18が形成されている。ラグ溝16、18は、タイヤ周方向に間隔を空けて互いに平行に形成されており、隣り合う周方向溝14同士を繋いでいる。なお、ラグ溝16、18の全ての部分がタイヤ周方向に対して斜めに延びている場合に限らず、タイヤ周方向に沿って延びる部分を含んでいてもよい。
ここで、ラグ溝16は、隣り合う周方向溝14間に屈曲部16Aを備えている。本実施形態では一例として、周方向溝14の間に2つの屈曲部16Aが形成されているが、これに限らず、3つ以上の屈曲部16Aを形成してもよい。また、ラグ溝18についても、隣り合う周方向溝14間に2つの屈曲部18Aを備えている。さらに、屈曲部16Aの屈曲角度θと屈曲部18Aの屈曲角度θは、同じ角度で形成されている(図3参照)。なお、ここでいう屈曲部とは、本実施形態のラグ溝16、18のように角を有する部分に限らず、滑らかに曲がっている部分も含む。
また、本実施形態では、ラグ溝16、18の傾斜方向は、図中上側を進行方向前方側としたとき、図中左側の周方向溝14から図中右側の周方向溝14へ向かって、斜め右下、斜め右上、斜め右下の順で延びているが、これとは逆に、斜め右上、斜め右下、斜め右上の順に形成してもよく、また、これらを組み合わせてもよい。
トレッド部12には、周方向溝14、ラグ溝16、及びラグ溝18で区画されたブロック20が設けられている。ここで、ブロック20のタイヤ周方向側の壁面は、ラグ溝16、18に沿って凹凸状に形成されており、ブロック20のタイヤ周方向の両側にはそれぞれ、タイヤ周方向に凸状の頂部20A及びタイヤ周方向に凹状の隅部20Bを備えている。このため、ブロック20は全体として、互いに逆向きの2つの矢羽形状のブロックを合わせた形状に形成されている。
ここで、ブロック20のタイヤ幅方向の長さ(横幅)をW、タイヤ周方向の長さ(縦幅)をLとすると、屈曲部16A、18Aの数Nは以下の関係式(1)を満足する値に設定するのが好ましい。なお、ここでいう縦幅Lとは、ブロック20の頂部20Aを通りタイヤ幅方向に伸ばした直線間の距離のことである。
W/L≧N−1・・・・・・・(1)
本実施形態では、ブロック20の縦幅Lは、横幅Wより短く形成されているので、上記式(1)の左辺が1より大きくなる。仮に、横幅Wが縦幅の2倍の長さである場合、左辺が2となり、屈曲部16A、18Aの数Nは、3以下の値に設定するのが好ましい。上記の関係式(1)を満足するように屈曲部16A、18Aの数を決定すれば、屈曲角度θが小さくなってブロック20の頂部20Aが狭幅となるのを抑制できる。すなわち、ブロック20の頂部20Aの剛性が低下するのを抑制できる。
W/L≧N−1・・・・・・・(1)
本実施形態では、ブロック20の縦幅Lは、横幅Wより短く形成されているので、上記式(1)の左辺が1より大きくなる。仮に、横幅Wが縦幅の2倍の長さである場合、左辺が2となり、屈曲部16A、18Aの数Nは、3以下の値に設定するのが好ましい。上記の関係式(1)を満足するように屈曲部16A、18Aの数を決定すれば、屈曲角度θが小さくなってブロック20の頂部20Aが狭幅となるのを抑制できる。すなわち、ブロック20の頂部20Aの剛性が低下するのを抑制できる。
ブロック20には、タイヤ周方向に対して斜めに延びてブロック20を分断する傾斜細溝としての傾斜サイプ22が形成されている。ここでいうサイプ(細溝)とは、周方向溝14及びラグ溝16、18より挟幅の溝を指し、溝幅が0.3〜1.5mmの溝のことをいう。
傾斜サイプ22は、ラグ溝16、18と平行に延びてタイヤ幅方向に隣り合う周方向溝14同士を繋いでおり、本実施形態では一例として、1つのブロック20内に2本の傾斜サイプ22が形成されている。それぞれの傾斜サイプ22は、タイヤ周方向に等間隔に形成されており、この傾斜サイプ22によってブロック20が3等分されている。
なお、本実施形態では一例として、傾斜サイプ22の溝深さを周方向溝14及びラグ溝16、18と同じ深さで形成しているが、これに限らず、傾斜サイプ22の溝深さを周方向溝14やラグ溝16、18より浅く形成してもよい。また、本実施形態では、全ての傾斜サイプ22がブロック20を分断しているが、これに限らず、ブロック20内で終端する傾斜サイプ22を設けてもよい。
ここで、ブロック20を区画する一方のラグ溝18には、周方向溝14より溝深さが浅い嵩上部24が設けられている。本実施形態では一例として、ラグ溝18の全域を嵩上げして嵩上部24としているが、これに限らず、ラグ溝18の一部だけを嵩上げして嵩上部24を設けてもよい。
ラグ溝18は、図2に示すように、溝深さが周方向溝14より浅く、本実施形態では一例として、嵩上部24を全域に亘って一定の溝深さで形成しているが、これに限らず、タイヤ幅方向に沿って嵩上げ量を変動させてもよく、タイヤ周方向に沿って嵩上げ量を変動させてもよい。
また、本実施形態では一例として、嵩上部24の嵩上げ量を5mmに設定しているが、これに限らず、タイヤ10に要求される剛性や排水性に応じて嵩上部24の嵩上げ量を適宜変更してもよい。すなわち、嵩上げ量を増やせば、ブロック20の剛性が高くなる一方で、ラグ溝18の溝深さが浅くなり、排水性が低下する。逆に、嵩上げ量を減らせば、排水性を向上できる一方で、ブロック20の剛性が低下する。
図1に示すように、ラグ溝18には、他の部分よりも溝幅が広い広幅部26が設けられている。本実施形態では一例として、嵩上部24が設けられたラグ溝18に広幅部26が設けられているが、これに限らず嵩上げされていないラグ溝16に広幅部26を設けてもよい。また、本実施形態では一例として、ラグ溝18の全域の溝幅を広くして広幅部26としているが、これに限らず、ラグ溝18の一部に広幅部26を設けてもよい。
<作用及び効果>
次に、本実施形態に係るタイヤ10の作用について説明する。氷に覆われた路面(氷上路面)を走行する際、氷の動摩擦係数が小さいため、一般道路を走行する場合と比較して、制動性能や駆動性能などの走行性能が低下する。ここで、本実施形態のタイヤ10は、ブロック20を区画するラグ溝16がタイヤ周方向に対して斜めに延びているので、ブロック20が路面から離れる蹴り出し時にブロック20のラグ溝16側のエッジが氷路を引っ掻いて氷上の走行性能を確保できる。特に、本実施形態のようにブロック20を横長に形成すれば、効率良く氷路を引っ掻くことができるので、エッジ効果を高めることができる。
次に、本実施形態に係るタイヤ10の作用について説明する。氷に覆われた路面(氷上路面)を走行する際、氷の動摩擦係数が小さいため、一般道路を走行する場合と比較して、制動性能や駆動性能などの走行性能が低下する。ここで、本実施形態のタイヤ10は、ブロック20を区画するラグ溝16がタイヤ周方向に対して斜めに延びているので、ブロック20が路面から離れる蹴り出し時にブロック20のラグ溝16側のエッジが氷路を引っ掻いて氷上の走行性能を確保できる。特に、本実施形態のようにブロック20を横長に形成すれば、効率良く氷路を引っ掻くことができるので、エッジ効果を高めることができる。
また、ブロック20には、ラグ溝16、18と平行に延びる傾斜サイプ22が形成されているため、傾斜サイプ22で分断されたブロック20のエッジが氷路を引っ掻いて氷上性能を高めることができる。
ここで、ブロック20は、傾斜サイプ22で分断されているため、路面と接地した際に倒れ込むように変形する。この点について、図3に示すように、路面と接地しているブロック20は、蹴り出し時に路面から力を受けて図中矢印の方向へ倒れ込む。すなわち、ブロック20の図中右半分は、頂部20Aの屈曲角度θが小さくなる方向へ倒れ込むように変形する。これにより、頂部20Aの倒れ込みが抑制され、接地面積の減少を抑制できる。
一方、ブロック20の図中左半分は、屈曲角度θが大きくなる方向へ倒れ込むように変形する。これにより、隅部20Bの倒れ込みが抑制され、隅部20Bの接地圧が高くなる。以上のようにして、2つ以上の屈曲部16Aを備えたラグ溝16でブロック20を区画すれば、頂部20A及び隅部20Bの接地圧が高くなり、エッジ効果を向上できる。
また、本実施形態の傾斜サイプ22は、ブロック20を等分しているので、ブロック20内の剛性がばらつきにくく、偏磨耗を抑制できる。さらに、路面とブロック20との間の融解水が傾斜サイプ22に入り込んで周方向溝14へ排出されるので、水膜の発生を抑制できる。
さらに、図2に示すように、ブロック20を区画する一部のラグ溝18に嵩上部24が設けられているので、嵩上部24が設けられていない場合と比べて、ブロック20の剛性を高めることができ、ブロック20が倒れにくくなっている。これにより、操縦安定性を維持できる。
また、ラグ溝18には、溝幅を広くした広幅部26が設けられているので、広幅部26が設けられていない場合と比べて、排水性を向上できる。特に、嵩上部24が設けられたラグ溝18は、嵩上部24が設けられていないラグ溝16より溝深さが浅くなり、融解水が入り込みにくいので、広幅部26を設けて溝幅を広くすることで、排水性を維持できる。また、本実施形態のように、ラグ溝18とラグ溝16とをタイヤ周方向に交互に設けることで、操縦安定性と排水性のバランスを整えることができる。なお、ブロック20が倒れ込むほどエッジ効果が大きくなるが、不必要に倒れ込むと、ブロック20の剛性が低くなり過ぎて接地性が悪くなることがある。このため、広幅部26以外の部分を嵩上部24が設けられたラグ溝18に設けてもよい。この場合、広幅部26以外の狭幅部がブロック20の倒れ込みによって閉じ過ぎてしまうのを抑制して排水性を確保でき、この狭幅部に嵩上部24を設けることで、ブロック20の剛性が上がり過ぎないようにできる。
なお、本実施形態では、全てのブロック20の寸法を同じ寸法としたが、これに限らず、ブロック20ごとに異なる寸法で形成してもよい。また、本実施形態では、傾斜サイプ22を2本形成していたが、これに限らず、ブロック20の剛性を考慮した上で傾斜サイプ22の数を3本以上に増やしてもよいし、逆に傾斜サイプ22の数を1本に減らしてもよい。以下の第2実施形態〜第7実施形態についても同様である。また、図3(B)に示す変形例のように、ブロック20の頂部20A及び隅部20Bの角を落とした形状としてもよい。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係るタイヤ30について説明する。なお、第2実施形態〜第4実施形態では、ブロック以外の構成が第1実施形態と同様なので、説明を省略する。図4に示すように、本実施形態のブロック20には、周方向溝14と平行に延びる周方向細溝としての周方向サイプ32が形成されている。周方向サイプ32は、ラグ溝16の屈曲部16Aとラグ溝18の屈曲部18Aとの間に形成されており、ブロック20の頂部20Aと隅部20Bとを繋いでブロック20を分断している。このため、ブロック20は、傾斜サイプ22及び周方向サイプ32により9等分されている。
次に本発明の第2実施形態に係るタイヤ30について説明する。なお、第2実施形態〜第4実施形態では、ブロック以外の構成が第1実施形態と同様なので、説明を省略する。図4に示すように、本実施形態のブロック20には、周方向溝14と平行に延びる周方向細溝としての周方向サイプ32が形成されている。周方向サイプ32は、ラグ溝16の屈曲部16Aとラグ溝18の屈曲部18Aとの間に形成されており、ブロック20の頂部20Aと隅部20Bとを繋いでブロック20を分断している。このため、ブロック20は、傾斜サイプ22及び周方向サイプ32により9等分されている。
周方向サイプ32の溝幅は、傾斜サイプ22の溝幅と同じ幅で形成されており、周方向サイプ32の溝深さは、傾斜サイプ22の溝深さより浅く形成されている。本実施形態では一例として、傾斜サイプ22の半分程度の深さで形成されている。
本実施形態のタイヤ30によれば、路面とブロック20との間にある融解水は、周方向サイプ32を通ってラグ溝16、18へ排出され、あるいは周方向サイプ32から傾斜サイプ22へ分岐して周方向溝14へ排出される。これにより、周方向サイプ32を形成することで、路面とブロック20との間にある融解水の排水を促して接地面積の減少を抑制できる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、周方向サイプ32が屈曲部16Aと屈曲部18Aとの間を繋いでいたが、これに限らず、他の部分に周方向サイプ32を形成してもよい。また、ブロック剛性と排水性のバランスを考慮して周方向サイプ32の本数を変えてもよい。本実施形態では、最も融解水が滞留しやすい屈曲部16A及び屈曲部18Aに周方向サイプ32を設けて排水効率を高めている。さらに、周方向サイプ32の一端部又は両端部がブロック20内で終端していてもよい。この場合、ブロック20が完全に分断されずに一部が繋がっているので、ブロック20の剛性が低下するのを抑制できる。
また、本実施形態では、周方向サイプ32の溝深さを傾斜サイプ22の溝深さより浅く形成することで、ブロック20が根元まで分断されずブロック20の剛性の低下を抑制しているが、これに限らず、例えば、周方向サイプ32の溝深さと傾斜サイプ22の溝深さを同じ深さで形成して、周方向溝14及びラグ溝16、18の半分程度の溝深さとしてもよい。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態に係るタイヤ50について説明する。図5に示すように、本実施形態のタイヤ50のトレッド部には、周方向溝54、ラグ溝56、及びラグ溝58で区画されたブロック60が設けられている。ブロック60は、第1実施形態のブロック20と同様の形状であり、トレッド部に複数設けられている。また、ブロック60を区画する一方のラグ溝58には、周方向溝54より溝深さが浅い嵩上部64と、他のラグ溝56より溝幅が広い広幅部66が設けられている。
次に本発明の第3実施形態に係るタイヤ50について説明する。図5に示すように、本実施形態のタイヤ50のトレッド部には、周方向溝54、ラグ溝56、及びラグ溝58で区画されたブロック60が設けられている。ブロック60は、第1実施形態のブロック20と同様の形状であり、トレッド部に複数設けられている。また、ブロック60を区画する一方のラグ溝58には、周方向溝54より溝深さが浅い嵩上部64と、他のラグ溝56より溝幅が広い広幅部66が設けられている。
ここで、ブロック60には、ラグ溝56、58と交差する方向に延びる複数の傾斜サイプ62A、62Bが形成されている。傾斜サイプ62Aは、ブロック60のタイヤ幅方向の両側に形成され、図中左下から右上へ向かって斜めに延びている。また、傾斜サイプ62Bは、ブロック60のタイヤ幅方向の中央部に形成され、傾斜サイプ62Aと交差するように図中左上から右下へ向かって斜めに延びている。
さらに、傾斜サイプ62Bの一端側は傾斜サイプ62Aに接続されている。このため、傾斜サイプ62A、62Bの一部は、屈曲部56Aを通りタイヤ周方向に延ばした仮想線Pを境に屈曲した1本の傾斜サイプとなっている。さらに、傾斜サイプ62A、62Bの溝深さは、周方向溝54及びラグ溝56、58の溝深さと同じ深さとなっている。
本実施形態のタイヤ50によれば、傾斜サイプ62A、62Bは、ラグ溝56、58へ繋がっているので、第1実施形態のタイヤ10のように傾斜サイプ22が周方向溝14同士を繋いでいる場合と比較して、ラグ溝56、58に集まった融解水の排水効率を向上できる。なお、傾斜サイプ62A、62Bの間隔や本数は、ブロック60に要求される剛性や、排水性などを考慮して、ブロック60の剛性が低下しない程度に設定される。すなわち、傾斜サイプ62A、62Bの本数を増やせば排水性が高くなり、傾斜サイプ62A、62Bの本数を減らせばブロック60の剛性が高くなる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に本発明の第4実施形態に係るタイヤ70について説明する。図6に示すように、本実施形態のタイヤ70のトレッド部には、周方向溝74、ラグ溝76、及びラグ溝78で区画されたブロック80が設けられている。ここで、ラグ溝76は2つの屈曲部76Aを備えており、ラグ溝78は2つの屈曲部78Aを備えている。また、ブロック80にはラグ溝76、78によって頂部80A及び隅部80Bが形成されている。さらに、ブロック80を区画する一方のラグ溝78には、周方向溝74より溝深さが浅い嵩上部86と、他のラグ溝76より溝幅が広い広幅部88とが設けられている。
次に本発明の第4実施形態に係るタイヤ70について説明する。図6に示すように、本実施形態のタイヤ70のトレッド部には、周方向溝74、ラグ溝76、及びラグ溝78で区画されたブロック80が設けられている。ここで、ラグ溝76は2つの屈曲部76Aを備えており、ラグ溝78は2つの屈曲部78Aを備えている。また、ブロック80にはラグ溝76、78によって頂部80A及び隅部80Bが形成されている。さらに、ブロック80を区画する一方のラグ溝78には、周方向溝74より溝深さが浅い嵩上部86と、他のラグ溝76より溝幅が広い広幅部88とが設けられている。
ブロック80には、タイヤ周方向に対して斜めに延びる傾斜サイプ82A、82Bが形成されている。傾斜サイプ82A、82Bは、第3実施形態の傾斜サイプ62A、62Bと同様の構成である。
ここで、ブロック80には、タイヤ周方向に延びる周方向サイプ84が形成されている。周方向サイプ84は、ラグ溝76の屈曲部76Aとラグ溝78の屈曲部78Aとの間に形成されており、ブロック80の頂部80Aと隅部80Bとを繋いでタイヤ周方向に延びている。さらに、周方向サイプ84の溝幅は、傾斜サイプ82A、82Bの溝幅と同じ幅で、周方向サイプ84の溝深さは、傾斜サイプ82A、82Bの溝深さより浅く形成されている。
本実施形態のタイヤ70によれば、第3実施形態で説明した作用に加えて、排水性を向上できる。すなわち、路面とブロック80との間の融解水が周方向サイプ84に入り込んでラグ溝76へ排出され、あるいは、周方向サイプ84から傾斜サイプ82A、82Bへ分岐して周方向溝74及びラグ溝76へ排出される。これにより、路面とブロック80との間にある融解水の排水を促して接地面積の減少を抑制できる。
(第5実施形態)
次に本発明の第5実施形態に係るタイヤ90について説明する。図7に示すように、タイヤ90のトレッド部92には、周方向溝94、ラグ溝96、及びラグ溝98で区画されたブロック100が設けられている。ブロック100は、第1実施形態のブロック20と同様の形状あり、頂部100A及び隅部100Bが形成されている。また、ブロック100は、傾斜サイプ102によって分断されている。
次に本発明の第5実施形態に係るタイヤ90について説明する。図7に示すように、タイヤ90のトレッド部92には、周方向溝94、ラグ溝96、及びラグ溝98で区画されたブロック100が設けられている。ブロック100は、第1実施形態のブロック20と同様の形状あり、頂部100A及び隅部100Bが形成されている。また、ブロック100は、傾斜サイプ102によって分断されている。
ここで、ブロック100を区画する一方のラグ溝98には、他のラグ溝96より溝幅が広い広幅部104が設けられている。本実施形態では一例として、広幅部104が設けられたラグ溝98と広幅部104が設けられていないラグ溝96とがタイヤ周方向に交互に設けられている。
また、ラグ溝96、98には、周方向溝94より溝深さが浅い嵩上部106が設けられている。ここで、タイヤ周方向に隣り合うブロック100の頂部100Aと隅部100Bとを結んで描かれる略平行四辺形状の領域を第1の領域とし、ラグ溝96の第1の領域を除いた領域を第2の領域とすると、ブロック列Rでは、広幅部104が設けられたラグ溝98の第1の領域に嵩上部106が設けられており、周方向溝94より溝深さが浅くなっている。また、ラグ溝98の第2の領域ではラグ溝96と周方向溝94とが同じ溝深さとなっている。なお、ここでいうブロック列とは、タイヤ周方向に配置された複数のブロックの列のことをいう。後述するブロック列S、T、Uについても同様である。
これに対して、ブロック列Rのラグ溝96では、第2の領域に嵩上部106が設けられて周方向溝94より溝深さが浅くなっており、ラグ溝96の第1の領域ではラグ溝96と周方向溝94とが同じ溝深さとなっている。
次に、ブロック列Rとタイヤ幅方向に隣り合うブロック列Sでは、広幅部104が設けられたラグ溝98の第1の領域に嵩上部106が設けられている。また、他方のラグ溝96では、第2の領域に嵩上部106が設けられている。なお、本実施形態では、ブロック列Rとブロック列Sとで異なる領域に嵩上部106設けたが、これに限らず、例えば、トレッド部92内の全てのラグ溝98の第1の領域に嵩上部106を設け、全てのラグ溝96の第2の領域に嵩上部106を設けた構成としてもよい。
本実施形態のタイヤ90によれば、タイヤ周方向に隣り合うラグ溝96とラグ溝98とで異なる領域に嵩上部106を設けたので、トレッド面内で嵩上部106が偏らず、ブロック100の偏磨耗を抑制できる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係るタイヤ110について説明する。図8に示すように、本実施形態のタイヤ110のトレッド部112には、第5実施形態の周方向溝94、ラグ溝96、98、及びブロック100と同様の構成の周方向溝114、ラグ溝116、118、及びブロック120が形成されている。また、ブロック120は、傾斜サイプ122によって分断されている。
次に、本発明の第6実施形態に係るタイヤ110について説明する。図8に示すように、本実施形態のタイヤ110のトレッド部112には、第5実施形態の周方向溝94、ラグ溝96、98、及びブロック100と同様の構成の周方向溝114、ラグ溝116、118、及びブロック120が形成されている。また、ブロック120は、傾斜サイプ122によって分断されている。
ブロック120を区画する一方のラグ溝118には、他のラグ溝116より溝幅が広い広幅部124が設けられている。また、ラグ溝116、118には、周方向溝114より溝深さが浅い嵩上部126が設けられている。ここで、本実施形態の嵩上部126は、第5実施形態の嵩上部106とは異なる領域に設けられている。すなわち、本実施形態では、ラグ溝118の図中左側の屈曲部118Aからラグ溝118の右端までの逆V字形状の領域を第1の領域としており、この第1の領域に嵩上部126が設けられている。また、ラグ溝118の第1の領域を除く領域の溝深さは、周方向溝114と同じ溝深さとなっている。
一方、ラグ溝116の図中右側の屈曲部116Aからラグ溝116の左端までの逆V字形状の領域を第2の領域としており、この第2の領域に嵩上部126が設けられている。また、ラグ溝116の第2の領域を除く領域の溝深さは、周方向溝114と同じ溝深さとなっている。
本実施形態のタイヤ110によれば、第5実施形態と同様にブロック120の偏磨耗を抑制できる。また、その他の作用については、第1実施形態と同様である。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係るタイヤ130について説明する。図9に示すように、本実施形態のタイヤ130のトレッド部132には、複数の周方向溝134と複数のラグ溝136、138、140、142とが設けられている。ここで、ブロック列Tでは、ラグ溝136とラグ溝138とがタイヤ周方向に交互に設けられており、周方向溝134、ラグ溝136、及びラグ溝138でブロック144が区画されている。また、ブロック列Uでは、ラグ溝140とラグ溝142とがタイヤ周方向に交互に設けられており、周方向溝134、ラグ溝140、及びラグ溝142でブロック146が区画されている。
次に、本発明の第7実施形態に係るタイヤ130について説明する。図9に示すように、本実施形態のタイヤ130のトレッド部132には、複数の周方向溝134と複数のラグ溝136、138、140、142とが設けられている。ここで、ブロック列Tでは、ラグ溝136とラグ溝138とがタイヤ周方向に交互に設けられており、周方向溝134、ラグ溝136、及びラグ溝138でブロック144が区画されている。また、ブロック列Uでは、ラグ溝140とラグ溝142とがタイヤ周方向に交互に設けられており、周方向溝134、ラグ溝140、及びラグ溝142でブロック146が区画されている。
ラグ溝136、138、140、142のそれぞれについて説明すると、ラグ溝136は、2つの屈曲部136Aを備えており、ラグ溝136の左端から図中右側の屈曲部136Aまでの領域は、一定の溝幅とされている。また、図中右側の屈曲部136Aからラグ溝136の右端までの領域には、周方向溝134へ向かって徐々に広幅となる広幅部148が設けられている。さらに、この広幅部148が設けられた領域は、周方向溝134より溝深さが浅い嵩上部150とされている。
ラグ溝136とタイヤ周方向に隣り合うラグ溝138は、2つの屈曲部138Aを備えており、ラグ溝138の右端から図中左側の屈曲部138Aまでの領域は、一定の溝幅とされている。また、図中左側の屈曲部138Aからラグ溝138の左端までの領域には、周方向溝134へ向かって徐々に広幅となる広幅部152が設けられている。さらに、広幅部152が設けられた領域は、周方向溝134より溝深さが浅い嵩上部154とされている。
次に、ブロック列Tとタイヤ幅方向に隣り合うブロック列Uに形成されたラグ溝140は、2つの屈曲部140Aを備えており、図中左側の屈曲部140Aから左端の領域、及び図中右側の屈曲部140Aから右端の領域は、屈曲部140A間の領域より溝幅が広い広幅部156とされている。なお、広幅部156は、ラグ溝136の広幅部148やラグ溝138の広幅部152と異なり、一定の溝幅で形成されている。また、広幅部156が形成された領域は、周方向溝134より溝深さが浅い嵩上部158とされている。
ラグ溝140とタイヤ周方向に隣り合うラグ溝142は、2つの屈曲部142Aを備えており、屈曲部142A間の領域は、屈曲部142Aを除く領域より溝幅が広い広幅部160とされている。また、広幅部160が形成された領域は、周方向溝134より溝深さが浅い嵩上部162とされている。
本実施形態のタイヤ130によれば、第1〜第6実施形態のように、ラグ溝の全域を広幅部とする場合と比べて、ブロック144、146の剛性と排水性のバランスが調整され、偏磨耗を抑制できる。その他の作用については、第1実施形態と同様である。なお、本実施形態では、ラグ溝136、138を備えたブロック列Tと、ラグ溝140、142を備えたブロック列Uとが設けられていたが、これに限らず、トレッド部132にブロック列Tのみを配置してもよく、逆にブロック列Uのみを配置してもよい。
以上、本発明の第1〜7の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、図1に示すタイヤ10のトレッド部12に、第1〜第7の実施形態に係るブロックの一部又は全てを設けてもよい。また、第5〜第7実施形態のブロックに周方向サイプを設けてもよい。
10、30、50、70、90、110、130:タイヤ、 14、54、74、94、114、134:周方向溝、 16、18、56、58、76、78、96、98、116、118、136、138、140、142:ラグ溝、 16A、18A、56A、58A、76A、78A、96A、98A、116A、118A、136A、138A、140A、142A:屈曲部、 20、60、80、100、120、144、146:ブロック、 22、62A、62B、82A、82B、102、122:傾斜サイプ(傾斜細溝)、 24、64、86、106、126、150、154、158、162:嵩上部、 26、66、88、104、124、148、152、156、160:広幅部、 32、84:周方向サイプ(周方向細溝)
Claims (7)
- タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝と、
タイヤ周方向に対して斜めに延びると共に2つ以上の屈曲部を備えた複数のラグ溝と、
タイヤ周方向に対して斜めに延びて、前記周方向溝と前記ラグ溝とで区画されたブロックを分断する少なくとも1本の傾斜細溝と、
前記ラグ溝の少なくとも一部に設けられ、溝幅が他の部分より広い広幅部と、
を有する空気入りタイヤ。 - 前記ラグ溝の少なくとも一部には、前記周方向溝より溝深さが浅い嵩上部が設けられている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記ブロックは、タイヤ幅方向の長さよりタイヤ周方向の長さが短く形成されている請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記広幅部は、前記嵩上部が設けられた前記ラグ溝に設けられている請求項2又は3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記広幅部以外の部分は、前記嵩上部が設けられた前記ラグ溝に設けられている請求項2又は3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記嵩上部は、前記ラグ溝の一部に形成されており、タイヤ周方向に隣り合う前記ラグ溝のうち、一方のラグ溝には、第1の領域に前記嵩上部が形成され、他方の前記ラグ溝には、前記第1の領域とタイヤ周方向に沿って同位置にない第2の領域に前記嵩上部が形成されている請求項2〜4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ周方向に隣り合う前記ラグ溝のうち、一方のラグ溝には、第1の領域に前記広幅部が形成され、他方の前記ラグ溝には、前記第1の領域とタイヤ周方向に沿って同位置にない第2の領域に前記広幅部が形成されている請求項2〜4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014083874A JP2015202818A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 空気入りタイヤ |
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JP2018008585A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
CN109968911A (zh) * | 2017-12-19 | 2019-07-05 | 住友橡胶工业株式会社 | 不平整地面行驶用的摩托车用轮胎 |
DE112021000862T5 (de) | 2020-04-03 | 2022-11-17 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Reifen |
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2014
- 2014-04-15 JP JP2014083874A patent/JP2015202818A/ja active Pending
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