JP2015198054A - バックライト装置および液晶ディスプレイ - Google Patents

バックライト装置および液晶ディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】光源からの光の利用効率を向上させるとともにエネルギー効率を向上させて、光源の使用を必要最小限にするにより、低消費電力化を図ること。
【解決手段】LED11と、LED11が発する光を面内において所定の強度分布の光束として発する光整形ロッド12と、焦点距離f1のレンズ系13、および焦点距離f1より大きい焦点距離f2のミラー系15とから形成される両側テレセントリック光学系とを備え、レンズ系13をミラー系15に対してLED11および光整形ロッド12の側に設け、レンズ系13からミラー系15に進行した光束が、ミラー系15によって反射されて反射型プリズムシート14により光束の光路が変更されつつ平行光束として出射され、平行光束が板状の液晶パネル16の一面を、一面に略直角に照射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックライト装置および液晶ディスプレイに関し、特に、情報表示用の液晶ディスプレイにおけるバックライト装置に適用して好適なものである。
液晶ディスプレイは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、カメラ、パーソナルコンピュータ、CAD用モニター、医療用モニター、自動車用モニター、およびテレビジョン受像機などの各種電子機器や産業機器などにおいて、画像表示手段として使用されており、今後も使用量や用途の拡大が見込まれている。この液晶ディスプレイには、照明光が必須であり、表示パネルの背面側に冷陰極管(CCFL)や発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などを光源とした光を照射する照明装置であるバックライト装置が備えられる。
このバックライト装置としては、大きく分類してエッジライト型および直下型の2つの方式が知られている(特許文献1)。エッジライト型のバックライト装置は、光源を透明な板からなる導光板のエッジ部に設け、このエッジ部から光を通して背面に設けられたパターンなどによって光を射出する。一方、直下型のバックライト装置は、液晶パネルの背面にLEDなどの光源を多数並べて、それぞれの光源から光を射出する。
エッジライト型のバックライト装置は、使用するLEDの数を少なくできるという利点がある一方、導光板を用いていることによって、ディスプレイ面の輝度を均一にするためには、導光板の背面に反射用のパターンをシルク印刷等で複雑に配置したり、導光板の下部に反射板を配置したり、上部に拡散板やプリズムを設けたりと構造が複雑になり、光の利用効率も悪化するという問題がある。また、直下型のバックライト装置でも、輝度均一化を実現するために、LEDからの光をオーバーラップさせる必要があり、LEDを多数並べて配置しているため、消費電力が大きく、光の利用効率が悪いという問題がある。さらに、直下型のバックライト装置においては、LEDを多数配置して液晶パネルに光が入射する前にオーバーラップにより輝度均一化する必要があるため薄型化が困難であるという問題もある。
特開2007−264111号公報 特開2007−240965号公報
このようなバックライト装置における輝度均一化を実現するための光の利用効率やエネルギー効率は、液晶ディスプレイの消費電力に大きな影響を及ぼす。液晶ディスプレイにおける低消費電力化は、高画質化とともにより一層の向上が求められており、バックライト装置における光の利用効率やエネルギー効率の向上が要請されている。そこで、本発明者は、特許文献2に記載されたバックライト装置を試作して、種々検討を行った。しかしながら、特許文献2に記載されたバックライト装置においては、稼働可能な状態のものを得るに至らなかった。
また、バックライト装置の低消費電力化には、バックライト装置の光源にLEDなどの低消費電力の光源を用いるのが有効であることが知られているが、さらなる低消費電力化を図るために、光源として使用するLEDの数も最小限にする技術の開発が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、光の利用効率を向上させることにより、光源の使用を必要最小限にして、低消費電力化を図ることができるバックライト装置および液晶ディスプレイを提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係るバックライト装置は、面内において所定の光強度分布を有する2次元光源と、焦点距離f1の第1集光光学系、および焦点距離f1より大きい焦点距離f2の第2集光光学系とから形成される両側テレセントリック光学系とを備え、第1集光光学系が第2集光光学系に対して2次元光源の側に設けられ、2次元光源から出射されて第1集光光学系を通過して第2集光光学系に進行した光束が、第2集光光学系から光束として出射され、第2集光光学系から出射した光束を外部に出射するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第2集光光学系から出射した光束が入射されるとともに、第2集光光学系から出射した光束の光路を変更する光路変更手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、光路変更手段が、第2集光光学系から出射した光束を反射可能に構成された反射部材を備え、反射部材の反射面が第2集光光学系から出射した光束の光軸に対して所定角度で傾斜していることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第2集光光学系から出射する光束の出射方向が、第1集光光学系を通過した光束の光軸に対して、所定角度で傾斜していることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第2集光光学系が少なくとも1枚の反射鏡を有するミラー系から構成されることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、2次元光源から出射されて第1集光光学系を通過して進行した光束を、第2集光光学系によって、第2集光光学系の焦点位置に、2次元光源から出射された光束の光軸に直角な断面の面積に対して略(f2/f1)2倍の面積で結像させることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第1集光光学系と第2集光光学系との互いに対向する主点の間隔が、第1集光光学系の焦点距離f1および第2集光光学系の焦点距離f2との合計に略等しいことを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第1集光光学系が、少なくとも4枚のレンズを有して構成されていることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、第1集光光学系に、2次元光源から出射された光束の一部を遮断する少なくとも1つの遮断部材が設けられ、遮断部材が2次元光源から出射された光束のうちの有効光束を通過させる開口を少なくとも1つ有することを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、2次元光源が、光を発光する発光源と発光源から出射された光を整形して光束として出射させる光整形手段とを有し、光整形手段の発光源から出射された光が入射する側の端部における光束の光軸に対して直角な断面の面積が、光整形手段の光束が出射する側の端部における光束の光軸に対して直角な断面の面積より小さいことを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、光整形手段の発光源からの光が入射する側の端部における、光束の光軸に対して直角な断面形状が矩形状であるとともに、光整形手段の光束を出射する側の端部における、光束の光軸に対して直角な断面形状が矩形状であることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、光整形手段の光束を出射する側の端部における、光束の光軸に対して直角な断面の面積が、光整形手段の発光源からの光が入射する側の端部における、光束の光軸に対して直角な断面の面積に対して、3倍以上5倍以下であることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、光整形手段が、互いに連結された複数のロッド、または互いに一体成形されたロッドから構成されていることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置は、上記の発明において、発光源が発光ダイオードであることを特徴とする。
本発明に係る液晶ディスプレイは、上記の発明によるバックライト装置と、複数の配光層に挟持された液晶を少なくとも有する平面板状の液晶パネルと、を備え、バックライト装置から出射される光束を、液晶パネルの一面に対して略垂直に入射させることを特徴とする。
本発明に係る液晶ディスプレイは、上記の発明において、第2集光光学系から出射した光束を反射部材によって反射させることにより、バックライト装置から光束を出射させることを特徴とする。
本発明に係るバックライト装置および液晶ディスプレイによれば、光の利用効率を向上させることにより、光源の使用を必要最小限にして、低消費電力化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態による液晶ディスプレイのX方向側面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態による液晶ディスプレイのY方向平面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態による光整形ロッドを示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態による光整形ロッドおよびレンズ系のX方向側面図である。 図5は、第1の実施形態による光整形ロッドおよびレンズ系のY方向平面図である。 図6は、両側テレセントリック光学系を説明するための図1に対応する略線図である。 図7は、両側テレセントリック光学系を説明するための図2に対応する略線図である。 図8Aは、両側テレセントリック光学系の原理を説明するため略線図である。 図8Bは、両側テレセントリック光学系の原理を説明するため略線図である。 図9は、本発明の第1の実施形態において、近軸像点位置をレンズ系とミラー系とのほぼ中間に位置させた場合を説明するための略線図である。 図10は、本発明の第1の実施形態による反射型プリズムシートを示す断面図である。 図11は、本発明の第1の実施形態によるバックライト装置から発せられる面内の光の強度分布を示す平面図である。 図12は、本発明の第1の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、X方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図13は、本発明の第1の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、Z方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図14は、本発明の第2の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、X方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図15は、本発明の第2の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、Z方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図16は、本発明の第3の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、X方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図17は、本発明の第3の実施形態によるバックライト装置において、ロッド先端面から出射する光束の面内強度分布を均一にした場合の、Z方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。 図18は、本発明の第4の実施形態による液晶ディスプレイのX方向側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付し、重複した説明を適宜省略する。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態として、本発明に係るバックライト装置を備えた液晶ディスプレイについて説明する。図1および図2はそれぞれ、この第1の実施形態による液晶ディスプレイの構成を示すX方向から見た側面図、およびY方向から見た平面図である。なお、図1および図2においてXY平面に対して直角の方向をZ方向とする。
図1および図2に示すように、この第1の実施形態によるバックライト装置10は、発光ダイオード(LED)11、光整形ロッド12、レンズ系13、反射型プリズムシート14、およびミラー系15を有して構成されている。また、バックライト装置10の反射型プリズムシート14における光軸側に面した反射プリズム面に対して略平行に、液晶パネル16が設けられている。そして、これらのバックライト装置10および液晶パネル16によって、液晶ディスプレイ1が構成される。
発光源としてのLED11は、たとえば白色LEDなどから構成される。このLED11は、色の再現性を向上させるために、可能な範囲で色域が広くなるように構成されている。ここで、LED11を単一のLEDから構成する場合、光の出射端面側の円の径φが2mm以上4mm以下(2mm≦φ≦4mm)のLEDを使用するのが好ましい。この第1の実施形態においては、LED11として、径φがたとえば3mmのLEDを使用する。また、LED11内のLEDチップとカバーガラスと(いずれも図示せず)の間隔は、たとえば0.28mm程度である。また、LED11は面光源であるのが好ましく、LED11から射出される光の強度分布は均等拡散面(ランバーシアン:Lambertian)の配光になるようにするのが好ましい。
光整形手段としての光整形ロッド12は、LED11から射出した光束を整形するためのロッドである。図3は、光整形ロッド12の斜視図を示す。図3に示すように、光整形ロッド12は、光の入射側端部の形状と出射側端部の形状とが互いに異形のロッドである、直方体形状の第1ロッド12aと台形板形状の第2ロッド12bとから構成される。すなわち、第1ロッド12aは、X方向とY方向とから規定される面に沿った断面(以下、XY断面という)、YZ断面、およびXZ断面がいずれも略矩形状に形成されている。また、第2ロッド12bは、XY断面およびYZ断面が略矩形状、XZ断面が略台形状に形成されている。そして、第1ロッド12aのLED11を設置する側の端部の矩形面(Z方向後端面)は光束入射側端面であって、LED11のカバーガラスを密着可能に構成されている。また、光整形ロッド12は、LED11から射出した光束に対して透明な、たとえば硼珪酸ガラス(製品名BK7)や溶融石英などのガラスや樹脂等の光学材料からなるが、その他各種材料を用いることか可能である。
このように構成された光整形ロッド12における第1ロッド12aおよび第2ロッド12bの寸法の一例を挙げる。まず、第1ロッド12aの光束入射側端部におけるXY断面のX方向寸法Lx0は2.6mmより大きく3.6mm未満が好ましく、Y方向寸法Ly0は1.0mmより大きく2.4mm未満が好ましい。すなわち、以下の(1)式および(2)式が成立するのが好ましい。
2.6mm<Lx0<3.6mm ……(1)
1.0mm<Ly0<2.4mm ……(2)
また、後述する光整形ロッド12からの光束の出射やミラー系15に向かう光束の広がりを考慮すると、光束入射側端部のXY断面は、X方向が長辺でY方向が短辺にするのが好ましい。すなわち以下の(3)式が成立するのが好ましい。
Ly0≦Lx0 ……(3)
また、第1ロッド12aにおいて光が射出する側である光束出射側のXY断面でのX方向寸法Lx1およびY方向寸法Ly1はそれぞれ、2.6mmより大きく3.6mm未満、および1.0mmより大きく2.4mm未満が好ましい。また、第1ロッド12aにおいて光束が出射される光束出射側端部と第2ロッド12bにおいて光束が入射される光束入射側端部とが連結される、または第1ロッド12aと第2ロッド12bとが一体成形されることを考慮すると、それらのXY断面は同寸法となる。すなわち、第1ロッド12aの光束出射側端部と第2ロッド12bの光束入射側端部とのXY断面は同形状になり、以下の(4)式および(5)式が成立するのが好ましい。
2.6mm<Lx1<3.6mm ……(4)
1.0mm<Ly1<2.4mm ……(5)
なお、第1ロッド12aが略直方体形状であり、入射光束の整形をずれなく行うためには、以下の(6)式および(7)式が成立するのが好ましいが、必ずしも限定されるものではない。また、第1ロッド12aのZ方向に沿った長さL0は、たとえば60mmである。
Lx0=Lx1 ……(6)
Ly0=Ly1 ……(7)
また、上述した場合と同様に、第1ロッド12aからの光を第2ロッド12bに適切に入射させることを考慮すると、(3)式に対応する以下の(8)式が成立するのが好ましい。
Ly1≦Lx1 ……(8)
さらに、第2ロッド12bにおいて光束が出射する光束出射側端部であるロッド先端面12cのXY断面でのX方向寸法Lx2およびY方向寸法Ly2はそれぞれ、12.0mmより大きく13.2mm未満、および1.0mmより大きく2.4mm未満が好ましい。すなわち、以下の(9)式および(10)式が成立するのが好ましい。
12.0mm<Lx2<13.2mm ……(9)
1.0mm<Ly2<2.4mm ……(10)
また、第2ロッド12bから出射した光束をレンズ系13に適切に入射させることを考慮して、第2ロッド12bのXZ断面は、ロッド先端面12c側が広がる台形状としている。そして、第2ロッド12bにおいて、ロッド先端面12cのX方向寸法Lx2は、光束入射側端部のX方向寸法Lx1の3倍以上5倍以下程度にするのが好ましい。また、ロッド先端面12cのY方向寸法Ly2は、第2ロッド12bの光束入射側端部のY方向寸法Ly1より大きくするのが好ましい。Ly2をLy1より大きくすることによって、原理的にロッド先端面12cから出射する光束が狭くなり、光束の多くがレンズ系13に入射する可能性が高くなるので、エネルギー損失を低減できる。そのため、以下の(11)式および(12)式が成立するのが好ましいが、必ずしも限定されるものではない。そして、ロッド先端面12cのXY断面の面積を、第1ロッド12aの光束入射側端部のXY断面の面積に対して、3倍以上11倍以下とするのが好ましい。なお、第2ロッド12bのZ方向に沿った長さL1は、たとえば30mmである。
3Lx1≦Lx2≦5Lx1 ……(11)
Ly1≦Ly2 ……(12)
以上の光整形ロッド12における、X方向寸法Lx0,Lx1,Lx2およびY方向寸法Ly0,Ly1,Ly2においては、上述した数値範囲に限定されるものではなく、これらの寸法比に応じて種々の値を採用することが可能である。すなわち、X方向寸法Lx0,Lx1,Lx2とY方向寸法Ly0,Ly1,Ly2との比に基づいて、上述した寸法を拡大させたり縮小させたりすることが可能である。
具体的には、上述した(1)式および(2)式に代えて、第1ロッド12aの光入射側端部のX方向寸法Lx0のY方向寸法Ly0に対する比が、1.1より大きく3.6未満とすることも可能である。すなわち、第1ロッド12aを以下の(13)式が成立するように構成することも可能である。
1.1<Lx0/Ly0<3.6 …(13)
同様に、上述した(4)式および(5)式に代えて、光整形ロッド12の連結部やX方向に沿った幅の拡大が開始される部分において、X方向寸法Lx1のY方向寸法Ly1に対する比も、1.1より大きく3.6未満とすることも可能である。すなわち、第1ロッド12aおよび第2ロッド12bを、以下の(14)式が成立するように構成することも可能である。
1.1<Lx1/Ly1<3.6 …(14)
さらに、上述した(9)式および(10)式に代えて、第2ロッド12bおよびのX方向寸法Lx2のY方向寸法Ly2に対する比が、5.0より大きく13.2未満とすることも可能である。すなわち、以下の(13)式が成立するように第2ロッド12bを構成することも可能である。
5.0<Lx2/Ly2<13.2 …(15)
なお、光整形ロッド12を、(13)式、(14)式、および(15)式が成立するように構成する場合においても、(3)式、(6)〜(8)式、(11)式、および(12)式も併せて成立するように構成するのが望ましい。
光整形ロッド12の形状を以上のように規定することによって、後述するバックライト装置10の照明領域において均一性が要求された場合に、その均一性を維持できるとともに、光利用効率も向上できる。そして、上述したLED11および光整形ロッド12によって、2次元光源が構成され、光整形ロッド12のロッド先端面12cから所定の面内強度分布を有する光束が出射する。このとき、光整形ロッド12の形状が以上のように規定されていることによって、ロッド先端面12cにおける面内強度分布は、LED11から出射される光束の面内強度分布に比して、均一性がきわめて高くなる。
次に、第1集光光学系としてのレンズ系13および第2集光光学系としてのミラー系15について説明する。後述するようにレンズ系13およびミラー系15は両側テレセントリック光学系を形成している。
図1および図2に示すように、第1集光光学系としてのレンズ系13は、光整形ロッド12からの出射した光束を、たとえば均一な面内強度分布といった光束の面内強度分布を維持しつつ拡大整形するとともに、対向して設けられるミラー系15に入射させるものである。
図4および図5はそれぞれ、光整形ロッド12およびレンズ系13のX方向から見た側面図およびY方向から見た平面図である。図4および図5に示すように、LED11から出射されて光整形ロッド12によって整形された光束は、2次元光源としてのロッド先端面12cから出射する。なお、レンズ系13は後述するミラー系15と両側テレセントリック光学系を形成しているので、ロッド先端面12cから出射した光は、この両側テレセントリック光学系により、光軸と主光線が略平行とみなせるものに変換される。
レンズ系13は、少なくとも4枚のレンズから構成され、所定の焦点距離f1を有する。この第1の実施形態においてレンズ系13は、たとえば5枚のレンズ13a,13b,13c,13d,13eから構成され、F値(Fナンバー)がたとえば1.1程度のいわゆる明るいレンズ系である。そして、これらの5枚のレンズ13a〜13eは、それらの主点がLED11および光整形ロッド12のXY断面の中心軸O上、すなわち光軸上を通るように配置されている。なお、レンズ系13の収差は一般的な結像系と同様に補正され、色収差も十分に補正されている。また、レンズ系13を構成するレンズをすべて球面レンズとすると、5枚のレンズ13a〜13eから構成するのが好ましいが、必ずしもこの枚数に限定されない。また、レンズ系13を構成するレンズのうちの少なくとも1枚のレンズを非球面レンズとすることによって、レンズ系13を4枚のレンズから構成することも可能である。
以下に、この第1の実施形態におけるレンズ系13を構成するそれぞれのレンズ13a〜13eの具体例を挙げる。まず、レンズ13aは、材質がたとえば重バリウムクラウンガラス(たとえば製品名BACD16(HOYA社))の光学ガラスからなり、光束入射側の面の曲率半径(以下、後方面曲率半径)が、中心がZ方向の後方側となる929.57mm(以下、Z方向後方側の場合には「−」を付し、−929.57mm等とする)、厚さが7.5mm、直径が27mm、光束出射側の面の曲率半径(以下、前方面曲率半径)が−20.004mmである。中心軸O上に沿ったレンズ13aとレンズ13bとの間隔が0.12mmである。次に、レンズ13bは、材質がたとえば製品名BACD16の光学ガラスからなり、後方面曲率半径が37.52mm、厚さが7.0mm、直径が27mm、前方面曲率半径が−42.1mmである。中心軸O上に沿ったレンズ13bとレンズ13cとの間隔が0.12mmである。次に、レンズ13cは、材質がたとえば重フリントガラス(たとえば製品名SF2(SCHOTT社))の光学ガラスからなり、後方面曲率半径が15.1mm、厚さが6.6mm、直径が22mm、前方面曲率半径が10.2mmである。そして、中心軸O上に沿ったレンズ13cとレンズ13dとの間隔は6.9mm、この間隔を形成する空間におけるXY断面の最大径は15mmである。次に、レンズ13dは、材質がたとえば製品名SF2の光学ガラスからなり、後方面曲率半径が−9.71mm、厚さが4.5mm、直径が22mm、前方面曲率半径が−13.495mmである。そして、中心軸O上に沿ったレンズ13cとレンズ13dとの間隔は0.42mmである。次に、レンズ13eは、材質がたとえば製品名BACD16の光学ガラスからなり、後方面曲率半径が−450mm、厚さが4.5mm、直径が24mm、前方面曲率半径が−29.465mmである。そして、レンズ13dとレンズ13eとの間において、中心軸O上での間隔は6.9mm、この間隔の空間におけるXY断面の最大径は15mmである。
さらに、レンズ系13においては、少なくとも1箇所、この第1の実施形態においては2箇所に、有効光束以外の一部の光束を遮断するための遮断部材としての遮断板17,18が設けられている。これらのうちの遮断板17は、レンズ系13内においてレンズ13bとレンズ13cとの間に設けられている。遮断板17には、面内にたとえば矩形状の開口17aが形成されている。そして、この開口17aを有効光束が通過可能に構成される。また、レンズ系13の光の出射側に、遮断板17と同様の遮断板18が設けられている。遮断板18には、面内にたとえば矩形状の開口18aが形成され、開口18aを有効光束が通過可能に構成される。なお、開口17a,18aの面内形状は矩形状に限定されず、必要に応じて楕円状、円状、台形状、または平行四辺形状などの、種々の形状にすることが可能である。また、LED11から出射する光束のうちの、光整形ロッド12の光束入射側端部に入射されなかった漏れ光を遮断するための遮蔽板19も併せて設けられている。
ここで、レンズ系13を構成するレンズ13a〜13eのうちの光整形ロッド12に最も近いレンズ13aと、光整形ロッド12のロッド先端面12cとの距離は、たとえば9.74mmである。また、レンズ系13を構成するレンズ13a〜13eのうちのミラー系15に最も近いレンズ13eと、ミラー系15との距離は、たとえば582.6mmである。
第2集光光学系としてのミラー系15は、少なくとも1枚の反射ミラーから構成され、具体的にたとえば、所定の焦点距離f2を有する反射鏡である凹面鏡から構成される。ここで、ミラー系15の寸法の一例を挙げると、後方面曲率半径がたとえば−1200mm、X方向に沿った寸法がたとえば400mm、Y方向に沿った寸法がたとえば65mmの矩形状の部分球面である。また、ミラー系15は、その反射面が反射型プリズムシート14の下面側に向くように、Y方向に対して所定の傾斜角度θで傾斜している(図1参照)。ここで、この第1の実施形態においては、ミラー系15の傾斜角度θは、後述するようにバックライト装置10の照射領域をなす面積と相関し、具体的には2度以上4度以下とするのが好ましい。
ここで、上述したように、ミラー系15とレンズ系13とが組み合わされて、両側テレセントリック光学系が形成されている。また、この第1の実施形態において、両側テレセントリック光学系は有限光学系を形成する。なお、詳細は後述するが、バックライト装置10の照射領域の一辺は、光整形ロッド12のロッド先端面12cのX方向に沿った長辺と略結像関係にあり、その倍率は一定である。
以下、この両側テレセントリック光学系について説明する。図6および図7はそれぞれ、両側テレセントリック光学系を説明するための図1および図2に対応する略線図である。これらの図6および図7においては、説明のために、第1の実施形態と同様の符号を用いているが、第1の実施形態と異なりミラー系は傾斜していないものとして説明する。また、図6はYZ面図、図7はXZ面図である。さらに、図6および図7においては、両側テレセントリック光学系の説明のために、光整形ロッド12のロッド先端面12cとレンズ系13のレンズ13aとの距離dをたとえば9.355mmとし、このロッド先端面12cの位置を近軸物点位置としている点で、第1の実施形態の構成とは異なる。
図6および図7に示すように、光整形ロッド12のロッド先端面12cから2次元光源として出射した光束Lは、その主光線が光軸に略平行になるようにレンズ系13に入射する。この光束は、レンズ系13によってZ方向に概ねコリメートされる。コリメートされた光束Lは、凹面鏡からなるミラー系15によって反射される。そして、ミラー系15によって反射された後の平行光束LRの主光線は、光軸に平行で互いに略平行の状態であり、平行光束LRはレンズ系13とミラー系15との間で結像する。なお、反射後のそれぞれの平行光束LRの主光線は、互いに略平行であることが望ましい。
図8Aおよび図8Bはそれぞれ、両側テレセントリック光学系の原理を示す略線図である。なお、図8Aおよび図8Bにおいては、理解を容易にするために、焦点距離f1のレンズ系13を簡略化して記載し、ミラー系15を、同様の焦点距離f2を有するレンズ系15Aに置き換えて記載している。ここで、図8Aは図1および図6に対応し、図8Bは図2および図7に対応している。
図8Aおよび図8Bに示すように、レンズ系13は光整形ロッド12のロッド先端面12cから出射した光束に対して物体側テレセントリック光学系を構成し、レンズ系13によって光路が曲げられつつ進行して、光束Lの進行方向が広げられる。そして、光束Lは、結像側テレセントリック光学系を構成するレンズ系15Aによって平行光束LRとなり、レンズ系15Aの紙面右側に位置する近軸像点の位置で結像される。そのため、光整形ロッド12のロッド先端面12cから出射された光束LのXY断面に沿った面内強度分布が、そのまま反射光である平行光束LRのXY断面に沿った面内強度分布として相似的に反映される。すなわち、光整形ロッド12のロッド先端面12cから、均一の面内強度分布を有する光束Lを出射させることにより、平行光束LRの強度分布も均一にすることができる。
また、図8Bに示すように、光整形ロッド12のロッド先端面12cから出射した光束LのX方向寸法Lx2に対して、X方向に沿って約(f2/f1)倍に拡大された平行光束LRが形成される。そのため、このレンズ系15A(ミラー系15に相当)の形状(曲率等)を調整して焦点距離f2を増減させることによって、照射領域の幅Wxをそれぞれ拡大縮小させることができる。同様に、図8Aに示すように、光整形ロッド12のロッド先端面12cから出射された光束LのY方向寸法Ly2に対しても、平行光束LRはY方向に沿って約(f2/f1)倍に拡大される。そのため、レンズ系15A(ミラー系15に相当)の焦点位置に、ロッド先端面12cから出射された光束の光軸に直角な断面の面積に対して、略(f2/f1)2倍の面積で結像される。そして、レンズ系13とレンズ系15Aとの間の領域において、平行光束LRは、図8Aに示すようにX方向に沿った幅Wxまで拡大されるとともに、図8Bに示すようにY方向に沿った幅Wyまで拡大される。また、レンズ系13の焦点距離f1を増減させることによっても、照射領域の幅Wx、Wyをそれぞれ縮小拡大させることが可能である。これらの場合において、ロッド先端面12cから出射された光束LのXY断面に沿った面内強度分布は、平行光束LRのXY断面に沿った強度分布に相似的に反映される。すなわち、平行光束LRの光軸に対して傾斜しつつ平行光束LRを含む面(切断面とする)を想定すると、この切断面を光軸に対してどのように設定しても、切断面における平行光束LRの強度分布は、ロッド先端面12cから出射した光束LのXY断面に沿った面内強度分布が反映された状態になる。
そして、図8Aおよび図8Bに示すように、このような両側テレセントリック光学系を形成するためには、レンズ系13の後方主点と、この後方主点と対向するレンズ系15Aの前方主点との間隔Dlmを、レンズ系13の焦点距離f1とレンズ系15Aの焦点距離f2との合計に略等しくするのが好ましい。すなわち、以下の(16)式が成立するのが好ましい。
f1+f2=Dlm ……(16)
ここで、具体的には、レンズ系13の焦点距離f1がたとえば21.17mm、レンズ系15A(ミラー系15に相当)の焦点距離f2がたとえば600mmである場合、レンズ系13の後方主点とレンズ系15A(ミラー系15に相当)との間隔Dlmは、(600+21.17=)621.17mmとするのが好ましい。なお、図8Aおよび図8Bに示す光学系において、ロッド先端面12cとレンズ系13のレンズ13aとの距離dを変化させると、レンズ系15A(ミラー系15に相当)の近軸焦点位置がZ方向に沿って変化する。
また、図1に示すように、バックライト装置10においては、ミラー系15を、その反射面が反射型プリズムシート14側を向くように、Y方向に対して所定角度としての傾斜角度θだけ傾斜させる。これによって、図1に示すように、拡大された光束Lがミラー系15によって、光束Lの光軸に対して傾斜した方向に進行し、ミラー系15からの平行光束LRとして反射型プリズムシート14の反射プリズム面に照射される。この場合、反射された平行光束LRの出射方向は、レンズ系13からの光束Lの主光線に対して2θの所定角度をなす。さらにミラー系15の傾斜角度θを変化させることによって、反射型プリズムシート14に照射される平行光束LRのZ方向に沿った照射幅Wz、すなわち平行光束LRの照射面積を調整制御することができる。すなわち、ミラー系15は、照射領域をZ方向に沿って拡大させる機能を有するとともに、反射型プリズムシート14への照射領域に、光整形ロッド12から射出される光束の強度分布を反映させることを可能としている。
次に、図9は、この第1の実施形態における近軸像点位置を示す、図2、図7および図8Aに対応する略線図である。この図9においては、光整形ロッド12のロッド先端面12cとレンズ系13のレンズ13aとの距離d1を、上述した図6および図7における距離d0(9.355mm)より大きい9.74mm程度とし、このロッド先端面12cの位置を近軸物点位置としている。そして、図8および図9に示すように、光整形ロッド12とレンズ系13のレンズ13aとの距離dが大きくなると、レンズ系13とミラー系15との合成光学系による近軸像点位置がミラー系15側に移動する。そして、距離d1がたとえば9.7mm程度の場合においては、近軸像点位置はレンズ系13とミラー系15とのほぼ中間位置になる。この近軸像点位置はレンズ系13とミラー系15との合成光学系における近軸像点位置に相当する。なお、反射型プリズムシート14における平行光束LRが照射される反射プリズム面は、この近軸像点位置を含む平面(平行光束LRの光軸に垂直な平面)と交差させるのが好ましい。すなわち、反射型プリズムシート14の反射プリズム面上に近軸像点位置が存在するように、反射型プリズムシート14とミラー系15との間で位置合わせを行うのが望ましい。これにより、反射型プリズムシート14の被照射領域において、ミラー系15に対する近点と遠点とで、光の照射のボケの程度を同程度にできる。
また、光路変更手段である反射部材としての反射型プリズムシート14は、反射プリズム面が中心軸Oに対して略平行、かつXZ平面に略平行になるように設けられる。この反射型プリズムシート14は、ミラー系15により反射された平行光束LRをさらに反射させることにより、平行光束LRの光路を変更させて、反射平行光束Lrとして外部に出射するためのものである。この第1の実施形態においては、反射平行光束Lrは液晶パネル16の背面(図1中上側面)に照射される。図10は、この反射型プリズムシート14の部分的なYZ断面図である。
図10に示すように、反射型プリズムシート14の液晶パネル16側の反射プリズム面上に、X方向に平行、すなわちY方向から見た平行光束LRの光路方向に対して直角の方向に延びた複数の反射凸部14aが設けられている。反射凸部14aはたとえば、YZ断面が幅l0で高さt0の三角形状を有するとともに、所定の間隔l1を隔てて設けられている。また、反射凸部14aの少なくともミラー系15側の表面は、平行光束LRを反射可能な鏡面から構成される。そして、反射凸部14aにおける三角形状の底辺の幅l0または高さt0や隣り合う反射凸部14a間の間隔l1を調整することによって、ミラー系15からの平行光束LRを、反射凸部14aの間の反射型プリズムシート14の表面に到達させないようにできる。そのため、ミラー系15からの平行光束LRを反射凸部14aの鏡面からなる斜面にのみ到達させ、この斜面によって平行光束LRを反射させることが可能になる。これにより、反射型プリズムシート14の表面に到達して所望の方向とは異なる方向に散乱される光束を最小限にできるので、光の利用効率を向上できる。さらに、隣り合う反射凸部14a間の間隔l1の領域は平面ミラーとなっているので、液晶パネル16に入射した反射平行光束Lの反射光を再入射させることが可能である。
また、これらの反射型プリズムシート14および反射凸部14aの形状やZ方向に対してなす傾斜角度を、ミラー系15からの平行光束LRの光路に応じて調整することによって、平行光束LRを所定の面内強度分布で維持しつつ、所望の方向に反射させることが可能になる。そして、図1に示すように、以上の、LED11、光整形ロッド12、レンズ系13、反射型プリズムシート14、およびミラー系15によって、液晶ディスプレイ1のバックライト装置10が構成される。また、上述したように、バックライト装置10の全体が、両側テレセントリック光学系を有限光学系として構成していることにより、バックライト装置10から平行光束を出射することが可能となる。
また、液晶パネル16としては、従来公知の平面板状の液晶パネルを用いることが可能である。すなわち、液晶パネル16は、たとえば偏光フィルター、ガラス基板、配光層に挟持された液晶、および拡散板などを積層した積層体から構成される。そして、バックライト装置10から出射される平行光束が、液晶パネル16の一面である背面に、背面に対して略垂直に入射するように構成することによって、この第1の実施形態による液晶ディスプレイ1が構成される。
本発明者は、以上のように構成されたバックライト装置10を試作したところ、単一のLEDから構成されるLED11を用いているにもかかわらず、光整形ロッド12のロッド先端面12cから出射させる光束Lの面内強度分布を均一とすることができることを確認した。具体的には、ロッド先端面12cの全面から均一に光線が発散するようにできた。そして、本発明者は、この場合のバックライト装置10から発する光の強度分布を測定した。図11は、バックライト装置10から発せられる面内の光の強度分布を示す図である。なお、図11において、照射領域は約450mm×600mm前後であり、光の強度が小さいほど黒色に近づき、強度が大きいほど白色に近付くようになっている。また、以下の図面におけるαE−βは、α×10−βを意味する。図11から、バックライト装置10の照射領域の全面にわたって、ほぼ均一に光を照射可能であることが分かる。
図12および図13はそれぞれ、上述のように構成されたバックライト装置10において、LED11のLEDチップから出力される光の電力を1Wとし、ロッド先端面12cから出射させる光束Lの面内強度分布を均一にした場合における、図2のX方向およびZ方向に沿った光強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。図12および図13から、バックライト装置10のX方向およびZ方向に沿った光強度が、広い領域において1.13×10-4W・cm-2以上であって、十分な光強度(輝度)が得られることが分かる。そして、上述したバックライト装置10を試作して測定したところ、光整形ロッド12から出射された光束の均一の面内強度分布が、バックライト装置10から発する光の面内強度分布に反映され、きわめて均一性が高い面内光強度分布が実現されていることが確認された。さらに、上述した第1の実施形態によるバックライト装置10によれば、LED11から出射される光のエネルギーに対して発光エネルギー利用効率が約38.8%前後であることが確認された。ここで、発光エネルギー利用効率とは、光線シミュレーションにおいてLED11から発散させた光線本数に対する照射エリアに到達した光線本数の比率である。また、本発明者の知見によれば、エネルギー利用効率は、LEDチップの形状、第1ロッド12aの照射側の形状、ロッド先端面12cの出射側形状、レンズ系13のF値(NA)、光学系全体の吸収および反射、ならびにLEDチップとカバーガラスとの間隔に依存する。ここで、上述した利用効率においては、平行光束LRのエネルギーとして、反射型プリズムシート14の直前で計算した平行光束LRの強度分布をもとに算出した値を用いている。第1の実施形態によるバックライト装置10においては、反射型プリズムシート14を適切に設計することによって、反射平行光束Lrを、上述した発光エネルギー利用効率と同程度の発光エネルギー利用効率で外部に出射させることができる。
以上説明した、本発明の第1の実施形態によれば、単一のLEDで構成されたLED11を用いて、従来の照明領域をより均一に照明することができるので、消費電力の低減を図ることができる。また、光整形ロッド12およびレンズ系13と、レンズ系13と連携したミラー系15とによって、両側テレセントリック光学系を構成していることにより、バックライト装置10から発する光を平行光にできるとともに、低消費電力を維持しつつ、広い領域において光整形ロッド12の発光面における光の強度分布が反映された面内強度分布のバックライトを得ることができる。そして、この第1の実施形態によれば、レンズ系13とミラー系15との間は基本的に概ね無限系をなし、光整形ロッド12の射出端面であるロッド先端面12cの位置をレンズ系13の焦点位置の前後に配置することによって、バックライトの照明の均一性を確保するようにしている。これにより、光整形ロッド12の発光面における光の強度分布を発光面内において均一にすることによって、広い照明領域において、均一性が反映された均一のバックライトを得ることができる。
また、上述した第1の実施形態におけるバックライト装置10によれば、バックライト装置10の厚みを、バックライト装置10の照射領域のZ方向に沿った長さまたはX方向に沿った幅に対して、10%以下の厚みにすることが可能になることが確認された。これにより、バックライト装置の薄型化、狭小化、および小型化を実現できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態によるバックライト装置について説明する。この第2の実施形態においては、光整形ロッド12の第1ロッド12aにおいて、その入射側端部および出射側端部のX方向寸法Lx0,Lx1をそれぞれたとえば3mm、Y方向寸法Ly0,Ly1をそれぞれたとえば1mmとする。また、第2ロッド12bのロッド先端面12cにおけるX方向寸法Lx2をたとえば12mm、Y方向寸法Ly2をたとえば2mmとして、第2ロッド12bの形状をいわゆるラッパ形状とする。その上で、LED11の寸法を、X方向寸法が3mm、およびY方向寸法が1mm(3mm×1mm)になるようにする。なお、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。そして、本発明者が、光強度を計測するセンサーピッチを750×1000として発光エネルギー効率を計算したところ、LED11からの発光エネルギー利用効率が、約68.8%にまで向上することが確認された。すなわち、光整形ロッド12の形状をラッパ形状とすることによって、光整形ロッド12の出射側とレンズ系13の入射側とにおいて幾何光学的に光エネルギーの損失を低減できることが確認された。
図14および図15はそれぞれ、上述のように構成されたバックライト装置10において、LED11のLEDチップから出力される光の電力を1Wとし、ロッド先端面12cから出射する光束Lの面内強度分布を均一にした場合における、図2のX方向およびZ方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。図14および図15から、バックライト装置10のX方向およびZ方向に沿った光強度が、広い領域において2.16×10-4W・cm-2以上であって、均一で十分な光強度(輝度)が得られていることが分かる。さらに、第1の実施形態によるバックライト装置10に比して、約2倍の光強度が得られていることが分かる。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、光のエネルギー利用効率をより一層向上させることができる。すなわち、第2の実施形態において説明したように、LED11の大きさや形状を変えて、大きさや形状に応じて光整形ロッド12をたとえばラッパ形状に構成することにより、LED11から出射される光の利用効率を向上させることが可能になる。また、LED11の大きさと光整形ロッド12の形状との相関関係を第1および第2の実施形態のように規定することによって、光のエネルギー利用効率を格段に向上させることが可能になる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態によるバックライト装置について説明する。この第3の実施形態においては、光整形ロッド12の形状は第2の実施形態と同様である。その上で、LED11におけるチップカバー内に設けられたLEDチップ(図示せず)を、チップカバーに対してさらに近づけた構成とする。具体的には、LED11におけるダイオードのチップとチップカバー(いずれも図示せず)との間隔を、第1の実施形態における0.28mmより小さくして、たとえば0.2mm程度にする。また、LED11の光整形ロッド12に密着させる部分の寸法も、第2の実施形態と同様の3×1mmとする。本発明者が、このようなLED11を用いた場合の発光エネルギー効率を確認したところ、LED11からの発光に対して発光エネルギー利用効率が、約75.5%にまで向上できることを確認した。
この第3の実施形態によれば、第2の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、光のエネルギー利用効率をより一層向上させることができる。また、ロッド先端面12cから出射する光束Lの面内強度分布を均一にした場合での、図2のX方向およびZ方向に沿った1次元強度分布のシミュレーション結果においても、第2の実施形態と同様の高い均一性を有し、十分な光強度(輝度)が得られていることが確認された。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態によるバックライト装置について説明する。この第4の実施形態においては、光整形ロッド12の形状は第2および第3の実施形態と同様である。その上で、LED11におけるチップカバー内に設けられたLEDチップ(図示せず)を、チップカバーに対してさらに近づけた構成とする。具体的には、LED11におけるダイオードのチップとチップカバー(いずれも図示せず)との間隔を、第3の実施形態における0.2mmより小さくして、たとえば0.1mm程度にする。また、LED11の光整形ロッド12に密着させる部分の寸法も、第2の実施形態と同様の3×1mmとする。本発明者が、このようなLED11を用いた場合の発光エネルギー効率を確認したところ、LED11からの発光に対して発光エネルギー利用効率が、約84.4%にまで向上できることを確認した。
図16および図17はそれぞれ、上述のように構成された第4の実施形態によるバックライト装置10において、LED11のLEDチップから出力される光の電力を1Wとし、ロッド先端面12cから出射させる光束Lの強度分布を均一にした場合における、図2のX方向およびZ方向に沿った強度分布のシミュレーション結果を示すグラフである。図16および図17から、バックライト装置10のX方向およびZ方向に沿った強度分布が、広い領域において2.61×10-4W・cm-2以上でほぼ均一であることが分かる。さらに、第2の実施形態によるバックライト装置10に比して、光強度を20%以上向上できることが分かる。
この第4の実施形態によれば、第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、光のエネルギー利用効率をさらに向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態によるバックライト装置を備えた液晶ディスプレイについて説明する。図18は、この第5の実施形態による液晶ディスプレイをX方向から見た側面図である。
図18に示すように、この第5の実施形態によるバックライト装置20は、第1の実施形態と異なり、たとえば射出成形などの樹脂成形法によって成形された、板状で光透過性を有する樹脂体26を有する。そして、LED21、光整形ロッド22およびレンズ系23は、たとえば、あらかじめ位置決めされた状態で、樹脂体26の成形時に内部に埋め込まれている。ここで、光整形ロッド22およびレンズ系23においては、少なくとも空気と接触するように形成するのが好ましいが、必ずしもそのような構成に限定されるものではない。また、この樹脂体26は、平板状に形成されているとともに、一方の面側に凹部26aが形成されている。そして、この樹脂体26に対して、たとえばアルミニウム(Al)または銅(Cu)などの金属を蒸着させることによって、反射型プリズムシート24およびミラー系25を一体的に形成する。このとき、凹部26a内に金属が埋め込まれることにより、第1の実施形態による反射型プリズムシート14の反射凸部14aと同様の効果を有する反射部材24aが形成される。以上により、バックライト装置20が構成される。そして、このバックライト装置20によって照明される液晶パネル16を樹脂体26の他方の面の所定位置に設けることによって、第5の実施形態による液晶ディスプレイ2が構成される。なお、この液晶ディスプレイ2は、スマートフォンや携帯端末などの液晶ディスプレイとして好適に使用できる。
この第5の実施形態によるバックライト装置20によれば、内部にあらかじめ位置決めされた状態でLED21、光整形ロッド22、およびレンズ系23を埋め込んで、樹脂体26を成形できるとともに、樹脂体26の一主面および一端部に金属を蒸着させていることにより、それぞれ反射型プリズムシート24とミラー系25とを一体に形成することができるので、液晶ディスプレイ2を小型化する場合においても、大量生産が可能になり、生産性を向上させることができるので、低コスト化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。たとえば、上述の実施形態において挙げた数値や材料はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値や材料を用いてもよい。
上述した実施形態においては、バックライト装置として、照明領域における光強度分布を均一化させた液晶ディスプレイのバックライト装置を例としているが、一般的な液晶ディスプレイのみならず、スマートフォン、タブレット端末などのあらゆる情報表示用のディスプレイにおけるバックライト装置に適用することが可能である。また、必要に応じて、照明型看板、ポスターや絵画用照明、および面均一輝度の一般の照明などに応用することも可能である。
また、上述した第1の実施形態においては、光整形ロッド12の光束出射側端部であるロッド先端面12cのXY断面の形状を矩形状としているが、必ず矩形状に限定されるものではなく、円形状、楕円状、台形状、平行四辺形状等の種々の形状とすることが可能である。また、光整形ロッド12の代わりに公知のホモジェナイザーを用いてもよい。また、発光源が所望の範囲で均一の面内強度分布を有する光を発光できるものであれば、光整形手段を用いずに2次元光源を構成してもよい。
また、上述した第1の実施形態においては、ミラー系15により反射された平行光束LRを、反射型プリズムシート14によりさらに反射させて光路を変更することで、外部に光束を出射しているが、必ずしも反射型プリズムシート14に限定されるものではなく、プリズムなどの光束の光路を変更可能な部材であれば、種々の部材を用いることが可能である。また、たとえばミラー系15により反射された平行光束LRを、直接外部に出力し、照明光として使用してもよい。
また、上述した第1の実施形態においては、第2集光光学系としてのミラー系15を凹面鏡から構成しているが、このミラー系15を平面化するために、凹面鏡からなるミラー系15の代わりに、フレネルレンズと、反射ミラーまたは反射型フレネルレンズとを用いてもよい。
また、上述した第1の実施形態においては、LED11として単一の白色LEDを用いているが、RGBLEDアレイや垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)を用いることも可能である。なお、LED11を単一のLEDから構成する場合には、白色LEDが好ましく、複数のLEDを用いる場合には、これらのLEDを白色LEDから構成してもよいが、RGBLEDアレイなどから構成してもよい。
また、上述した第1の実施形態において用いたレンズ系13の各レンズ13a〜13eの材質としては、必ずしも上述した材質に限定されるものではなく、屈折率Nおよびアッベ数νが規定の値であれば、種々の材質を採用することが可能である。
また、上述した第1の実施形態においては、第1ロッド12aの光入射側端部のX方向寸法Lx0がY方向寸法Ly0以上になっているが、第1ロッド12aの光入射側端部のX方向寸法Lx0をY方向寸法Ly0より小さく(Lx0<Ly0)してもよい。同様に、Lx1<Ly1、Lx2<Ly2としてもよい。
1,2 液晶ディスプレイ
10,20 バックライト装置
11、21 発光ダイオード(LED)
12,22 光整形ロッド
12a 第1ロッド
12b 第2ロッド
12c ロッド先端面
13,23 レンズ系
13a,13b,13c,13d,13e レンズ
14,24 反射型プリズムシート
14a 反射凸部
15,25 ミラー系
16 液晶パネル
17,18 遮断板
17a,18a 開口
19 遮蔽板
24a 反射部材
26 樹脂体
26a 凹部
L 光束
R 平行光束
r 反射平行光束

Claims (16)

  1. 面内において所定の光強度分布を有する2次元光源と、
    焦点距離f1の第1集光光学系、および前記焦点距離f1より大きい焦点距離f2の第2集光光学系とから形成される両側テレセントリック光学系とを備え、
    前記第1集光光学系が前記第2集光光学系に対して前記2次元光源の側に設けられ、
    前記2次元光源から出射されて前記第1集光光学系を通過して前記第2集光光学系に進行した光束が、前記第2集光光学系から光束として出射され、前記第2集光光学系から出射した光束を外部に出射するように構成されている
    ことを特徴とするバックライト装置。
  2. 前記第2集光光学系から出射した光束が入射されるとともに、前記第2集光光学系から出射した光束の光路を変更する光路変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記光路変更手段が、前記第2集光光学系から出射した光束を反射可能に構成された反射部材を備え、前記反射部材の反射面が前記第2集光光学系から出射した光束の光軸に対して所定角度で傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のバックライト装置。
  4. 前記第2集光光学系から出射する光束の出射方向が、前記第1集光光学系を通過した光束の光軸に対して、所定角度で傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  5. 前記第2集光光学系が少なくとも1枚の反射鏡を有するミラー系から構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  6. 前記2次元光源から出射されて前記第1集光光学系を通過して進行した光束を、前記第2集光光学系によって、前記第2集光光学系の焦点位置に、前記2次元光源から出射された光束の光軸に直角な断面の面積に対して略(f2/f1)2倍の面積で結像させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  7. 前記第1集光光学系と前記第2集光光学系との互いに対向する主点の間隔が、前記第1集光光学系の焦点距離f1および前記第2集光光学系の焦点距離f2との合計に略等しいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  8. 前記第1集光光学系が、少なくとも4枚のレンズを有して構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  9. 前記第1集光光学系に、前記2次元光源から出射された光束の一部を遮断する少なくとも1つの遮断部材が設けられ、前記遮断部材が前記2次元光源から出射された光束のうちの有効光束を通過させる開口を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  10. 前記2次元光源が、光を発光する発光源と前記発光源から出射された光を整形して前記光束として出射させる光整形手段とを有し、前記光整形手段の前記発光源から出射された光が入射する側の端部における前記光束の光軸に対して直角な断面の面積が、前記光整形手段の前記光束が出射する側の端部における前記光束の光軸に対して直角な断面の面積より小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  11. 前記光整形手段の前記発光源からの光が入射する側の端部における、前記光束の光軸に対して直角な断面形状が矩形状であるとともに、前記光整形手段の光束を出射する側の端部における、前記光束の光軸に対して直角な断面形状が矩形状であることを特徴とする請求項10に記載のバックライト装置。
  12. 前記光整形手段の前記光束を出射する側の端部における、前記光束の光軸に対して直角な断面の面積が、前記光整形手段の前記発光源からの光が入射する側の端部における、前記光束の光軸に対して直角な断面の面積に対して、3倍以上5倍以下であることを特徴とする請求項10または11に記載のバックライト装置。
  13. 前記光整形手段が、互いに連結された複数のロッド、または互いに一体成形されたロッドから構成されていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  14. 前記発光源が発光ダイオードであることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のバックライト装置と、
    複数の配光層に挟持された液晶を少なくとも有する平面板状の液晶パネルと、を備え、
    前記バックライト装置から出射される光束を、前記液晶パネルの一面に対して略垂直に入射させる
    ことを特徴とする液晶ディスプレイ。
  16. 請求項3、または請求項3を引用する請求項4〜14のいずれか1項に記載のバックライト装置を備え、前記第2集光光学系から出射した光束を前記反射部材によって反射させることにより、前記バックライト装置から光束を出射させることを特徴とする請求項15に記載の液晶ディスプレイ。
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