JP2013206595A - 導光板、導光板を用いた照明装置および表示装置 - Google Patents

導光板、導光板を用いた照明装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】均一な輝度分布を実現し、かつ、外観の良好な導光板を提供すること。
【解決手段】透明材からなる板状物の導光板は、光源からの光を取り入れる入射面である側端面と、光を射出する射出面と、当該射出面に対面する底面とを備え、少なくとも底面は、板厚方向に凹状である複数の凹状要素を備え、入射面に対して垂直かつ板厚方向に平行な第1断面において、凹状要素の深さは、入射面から当該入射面の法線方向である第1方向に離間するほど増大し、入射面に平行な第2断面において、凹状要素の深さは、当該第2断面の中央部から第1方向及び板厚方向に直交する第2方向に離間するほど増大する。
【選択図】図2

Description

本発明は、導光板、導光板を用いた照明装置および表示装置に関する。
一般的な液晶ディスプレイのような表示装置は、透過型液晶パネルの背面に照明装置(バックライトユニット)を有する。このバックライトユニットは、光源ランプの光を光透過性に優れた平板状の導光板内で多重反射させるライトガイド(所謂エッジライト)方式と、光源ランプで直接照明する直下型方式の2方式に大別される。
この種の導光板の側端部近傍に光源が配されてなる照明装置では、導光板の一側端面から導光板内に入射した光は、導光板の平面部を全反射しながら導光板内を進む。なお、この光源の形状は限定されず、例えば線状や点状であってもよい。
導光板の表示装置と対面する面(以下、射出面と称する)およびその反対側の面(以下、底面と称する)が全域にわたり平坦であると、入射した光の多くはこれらと外気との境界面において全反射してしまい、導光板からの光射出効率、つまり表示装置に対する照射効率が低下する。このため、多くの導光板は、その射出面あるいは底面に多数の微細な凹凸形状を有し、これにより全反射のみの繰り返しを妨げることで、光射出効率を向上させている。
この種の照明装置を用いた表示装置において、輝度のムラを低減し画面全体を均一に明るくする方法として、たとえば特許文献1に記載の照明装置が提案されている。特許文献1には、導光板の底面において、入射光を反射/拡散させる光制御要素を同一間隔で配列するとともに光源から離れるにしたがい光制御要素の大きさを増大させるか、または等しい大きさの光制御要素の配列間隔を二次元方向に変化させ小さくすることで密度を増大させる構成が示されている。
しかし、上記のような従来の導光板では、入射面に対向する終端面付近、とくにその両隅の輝度が不十分で、面内の輝度均一性が悪く、さらに、光源近傍の光制御要素がとくに疎らにあるため、輝点として視認されやすいという問題がある。
特開平3−6525号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主たる目的は、均一な輝度分布を実現し、かつ、外観の良好な導光板を提供することである。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
第1の局面の導光板は、透明材からなる板状物の導光板であって、光源からの光を取り入れる入射面である側端面と、光を射出する射出面と、当該射出面に対面する底面とを備え、少なくとも底面は、板厚方向に凹状である複数の凹状要素を備え、入射面に対して垂直かつ板厚方向に平行な第1断面において、凹状要素の深さは、入射面から当該入射面の法線方向である第1方向に離間するほど増大し、入射面に平行な第2断面において、凹状要素の深さは、当該第2断面の中央部から第1方向及び板厚方向に直交する第2方向に離間するほど増大することを特徴とする。
第2の局面は、第1の局面において、第2断面における、第2方向に離間した両端部のいずれかの凹状要素の深さと、中央部の凹状要素の深さとの差は、当該第2断面が入射面から第1方向に離間するほど増大することを特徴とする。
第3の局面は、第1または第2の局面において、凹状要素の底面に対する単位面積あたりの占有面積は、入射面から第1方向に離間するほど大きくなることを特徴とする。
第4の局面は、第1から第3の局面のいずれかにおいて、入射面は、1つの側端面であり、入射面からの第1方向の距離がαmmである地点の第2断面において、第2方向に離間した両端部のいずれかの凹状要素の深さと、中央部の凹状要素の深さとの差の当該中央部における凹状要素の深さに対する比ΔHは、αが5mm増加するごとに、0.07〜0.09%増大することを特徴とする。
第5の局面は、第1から第3の局面のいずれかにおいて、入射面は、対向する2つの側端面であり、2つの入射面のうち近い方からの第1方向の距離がαmmである地点の第2断面において、第2方向に離間した両端部のいずれかの凹状要素の深さと、中央部の凹状要素の深さとの差の当該中央部における凹状要素の深さに対する比ΔHは、αが5mm増加するごとに、0.07〜0.09%増大することを特徴とする。
第6の局面の照明装置は、第1から第5の局面のいずれかの導光板と、光源ユニットとを含むことを特徴とする。
第7の局面の表示装置は、第6の局面の照明装置と、表示画像を規定する画像表示素子とを含むことを特徴とする。
上記した構成によれば、導光板の底面には、多数の微小な凹状要素が形成されており、その凹状要素は、入射面に対して垂直な方向および入射面に対して平行な方向で、その深さが変化する。このことにより、導光板の射出面において均一な輝度分布を実現することができる。また、入射面に近い領域において、光射出能力の低い凹状要素を、その占有面積を大きく配置することができ、その領域で凹状要素が輝点として視認されることを防ぎ、外観を良化することができる。
本発明によれば、均一な輝度分布を実現し、かつ、外観の良好な導光板を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置1の分解断面図 光源4が導光板6の一側端面側にのみ配された場合の凹状要素9の配置例を示す正面図、平面図、および側面図 光源4が導光板6の対向する両側端面側に配された場合の凹状要素9の配置例を示す正面図および平面図 導光板6に入射した光の進路を示す模式図 凹状要素9の形状の一例を示す模式図 底面8の分割の一例を示す模式図 底面8の分割の一例を示す模式図 面輝度の偏りの評価における、射出面10上の測定点を示す模式図
以下、図面を用いて本発明の一実施形態に係る表示装置1について説明する。図1は、本実施形態に係る導光板6を用いた表示装置1の構成の一例を示す分解斜視図である。図1に示されるように、表示装置1は、照明装置2及び画像表示パネル3で構成される。
照明装置2は、光学シート11と導光板6と反射シート5と光源4とを備えて矩形板状や楔形状に構成される。
光源4は、たとえばCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)、HCFL(Hot Cathode Fluorescent Lamp)、EL(Electro Luminescence)やLED(Light Emitting Diode)などの発光素子からなる。光源4には、光源4の光を覆うように、光を反射して効率よく導光板6に入射させるハウジングが設けられると、なおよい。光源4は、導光板6の一方の側端面側にのみ配されてもよい(後述する図2を参照)が、両側端面側に配されてもよい(後述する図3を参照)。
反射シート5は、導光板6に入射した光がその底面から抜け出ることによる光の損失を防ぐために設けられる。反射シート5としては、たとえば、PETやPP等にフィラーを練後延伸することによりボイドを形成して反射率を高めた樹脂シート、表面にアルミ蒸着などで鏡面を形成した、透明または白色の樹脂シート、アルミ等の金属箔もしくは金属箔を担持した樹脂シート、表面に十分な反射性を有する金属薄板、を用いることができる。
導光板6は、光源4の光を画像表示パネル3の全面に導く働きを有する。導光板6は、透明材からなる板状物であり、画像表示パネル3の位置する方向に光を射出する射出面10と、当該射出面10に対向する底面8とを有する。そして、底面8には、多数の微細な凹状要素9が形成されている。導光板6の一側端面(入射面7)から入射した光は、導光板6の平面部を全反射しながら、導光板6の内部を進む。このとき、導光板6の底面8には、凹状要素9が形成されているため、図4に示すように、入射光は、凹状要素9界面においてその進路を変更される。
導光板6は、光透過性が高く、複屈折性が低い素材からなる。たとえばガラスのような基材上にUVや放射線硬化樹脂を用いて作られるか、またはポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネイト(PC)や環状オレフィン共重合体(COC)などの熱可塑性樹脂材を用いて、既知の押出成形法や、射出成形法などによって成形される。
導光板6の厚みは、とくに限定されないが、0.5〜5mm程度が好ましい。0.5mmより薄いと割れやすく取り扱い性が悪化し、5mmより厚いとバックライトユニット全体が大きくなり用途が限定され、たとえば薄型ディスプレイなどには不向きとなる。
光学シート11は、導光板6と画像表示パネル3との間に配されている。図1では、二枚の光学シートが用いられているが、その枚数は問わない。光学シート11は、たとえばプリズム構造を有する樹脂フィルムであるプリズムシートや、マイクロレンズ構造を有するマイクロレンズシート、屈折率の異なる微粒子が混入した拡散シートなどであり、光拡散または集光効果を発揮する。前者は、光源から入射する光の光源が配列された方向位置による偏りや、導光板6のキズまたは汚れによる局所的な明暗の発生や、底面8の凹状要素9が容易に視認されることを防ぐ。後者は、導光板6から射出される射出光の角度の分布を絞ることにより、輝度を向上させる。
画像表示パネル3は、2枚の偏光板(偏光フイルム)12、13とその間に挟持された画像表示素子14とからなる。画像表示パネル3は、例えば液晶パネルから構成され、画像表示素子14は2枚のガラス基板の間に液晶層が充填されて構成される。画像表示素子14として選択される液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子と比べて、画像品位を高くすることができる。
次に、図面を用いて凹状要素9の形状について説明する。図2は、導光板6の底面8に形成された凹状要素9の正面図、平面図、および断面側面図を表わす。図2では、光源4は、導光板6の一側端面側(図2の正面図に示す導光板6の左側)にのみ配置されており、導光板6は、1つの入射面7(図2の正面図に示す導光板6の左端部)のみを有する。なお、図2において、入射面7の法線方向をx方向として設定し、導光板6の板厚方向をh方向として設定し、x方向およびh方向に直交する方向をy方向として設定する。
図2に示すように、導光板6は、底面8に、板厚方向(h方向)に凹形状の凹状要素9を有する。凹状要素9の大きさは、明瞭に視認されない程度が好ましく、300um四方に収まるものが良い。なお、凹状要素9は、底面8のみならず、底面8を含む複数の面に形成されていてもよい。
凹状要素9の底面8における形状は、とくに問わない。たとえば正円であっても星形であってもよいが、略矩形、略楕円形が好ましい。また、略矩形や略楕円形の場合には、各図形の長辺方向が入射面7に対し平行(図2に示すy方向)であるとよい。光源4からの入射光は、導光板6の内部を入射面に対して主に垂直な方向(図2に示すx方向)に進み、凹状要素9のy方向に延伸した斜面において反射し、射出される。そのため、少ない数の凹状要素9で効率的に光を立ち上げるためには、略矩形または略楕円形の凹状要素9を、その長辺方向がy方向になるように配置するのがよい。
図2の正面図に示すように、凹状要素9は、入射面7に対し垂直な方向(図2に示すx方向)において、入射面からの距離が大きくなるにつれ、その深さすなわち高さが増大するように形成される。なお、x方向において、凹状要素9の高さは、入射面7からの距離が増すにつれ、その高さが単調増加するが、その変化は連続的であっても断続的であってもよい。
また、図2の断面側面図に示すように、凹状要素9は、入射面7と平行な断面(図2の断面側面図に示すy方向断面)において、中央からの距離が大きくなるにつれ、その高さが増大するように形成される。具体的には、導光板6のy方向断面において、両端部の凹状要素9の高さ(he)は、同断面中央部の凹状要素9の高さ(hc)よりも高く、その差Δhは、当該y方向断面の光源4からのx方向の距離の増加にともない増大する。従来の導光板6では、ある地点のy方向断面において、中央部に比べ両端部が暗く、その両者の差は、当該地点の光源4からのx方向の距離が増加するにしたがい大きくなるが、この不均一は、導光板6のy方向断面におけるΔhを光源4からのx方向の距離の増加にともない増加させることで解消することができる。
以上のように、導光板6のx方向において、入射面7からより遠い領域や、y方向断面の両端領域に、光をより効率よく射出する凹状要素9を配することで、それらの領域が暗くなることを防ぐことができ、面輝度均一性を良化することができる。また、均一な輝度を得るために、凹状要素9の大きさか、またはその配列密度、あるいはその両方が入射面7から遠ざかるほどに大きくなるように配した従来の導光板6では、入射面7近傍の凹状要素9があまりに疎らなため輝点として目立ちやすい問題があるが、その領域の凹状要素9の高さを低くすること、すなわち、より光射出能力の低い凹状要素9を配することで、その領域における凹状要素9の占有面積を大きくすることができ、明暗比を小さくすることができるため、凹状要素9を視認されにくくできる。
ここで、x方向において凹状要素9の高さが最も大きくなる入射面7からの距離をx1とすると、図2に示すように、導光板6が一側端面のみの入射面7を有する場合、x1は導光板6のx方向の長さに等しい。このとき、x方向において、入射面7からの距離がαmmである地点における、heとhcの高さの差Δhの、hcの高さに対する割合ΔH%は、αが5mm増大するごとにおよそ0.08%増大することが好ましい。
凹または凸状の光制御要素の高さが均一な一般的な導光板では、y方向において導光板両端部と中央部との輝度の差は、入射面7から離間するにしたがい広がる。ところが、上述のように、αの増大にともないΔHを上述のように増大させることで、y方向の輝度の偏りを解消することができる。なお、αの増減に対するΔHの変化量が小さすぎると、y方向において両端部の明るさが不十分であり、αの増減に対するΔHの変化量が大きすぎると、y方向において両端部が明るくなりすぎ、何れにしても導光板6の射出面10の輝度分布に偏りが生じる。
凹状要素9は、x方向において入射面7からの距離が増大するにつれ、密度すなわち底面8における単位面積あたりの凹状要素9の占める面積が増大すると、なおよい。底面8における占有面積率の変化は、凹状要素9一個あたりの面積の変化によるものであっても、凹状要素9の数の変化によるものであっても、その両方によるものであってもよい。また、占有面積率の変化は、連続的であってもよいし、不連続的であってもよい。ただし、前者は複雑な配置データと高い成形精度を要するため、後者のほうが作製が容易である。後者の例としては、底面8を複数のブロックに分割し、段階的に変化させることが挙げられる。
なお、上記では、光源4は、導光板6の一側端面側(図2の正面図に示す導光板6の左側)にのみ配置されているものとした。しかし、図3に示すように、光源4は、導光板6の両側端面側(図3の正面図に示す導光板6の左右両側)に配置されており、導光板6は、対向する2つの入射面7(図3の正面図に示す導光板6の左右両端部)を有するものとしてもよい。この場合、凹状要素9の高さの変化は、y方向においては図2を用いて説明した場合と同様であるが、x方向においては図2の場合と異なる。具体的には、凹状要素9の高さは、2つの入射面7のうち、近い方の入射面7からの距離が大きくなるにつれて増大するように形成される。したがって、凹状要素9の高さは、x方向において導光板6の中央において最大となる。すなわち、x方向において凹状要素9の高さが最も大きくなる左の入射面7からの距離をx2とすると、x2は、導光板6のx方向の長さの半分に等しい。このとき、x方向において、2つの入射面7のうち、近い方の入射面7からの距離がαmmである地点における、heとhcの高さの差Δhの、hcの高さに対する割合ΔH%は、αが5mm増大するごとにおよそ0.08%増大することが好ましい。
ところで、上記実施形態において、ΔHはαが5mm増加するごとにおよそ0.08%増大することが好ましいとしたのは、以下のシミュレーション結果による。まず、導光板6をPMMA製の長方形平板状で、x方向長さ300mm、y方向長さ500mm、厚み3mmとし、導光板6の底面8に微細な凹状要素9を配し、この凹状要素9の高さHが全面にわたって一様であるとした。そして、高さHの異なる複数の導光板6を用いて、高さHと中心輝度の関係を、Optical Research Associates社製照明設計解析ソフトウェアLightToolsを用いたシミュレーションにより調べたところ、高さHの1%の増加にともない、輝度がおよそ2%高くなるという結果が得られた。
次に、導光板6をPMMA製の長方形平板状で、x方向長さ300mm、y方向長さ500mm、厚み3mmとし、導光板6の底面8に微細凹状要素9を配し、この凹状要素9の高さHが一律20umの導光板6を用いて、ある地点の入射面7からのx方向の距離αmmと、y方向断面における中央部の輝度に対する、中央部と両端部の輝度差の割合Δbの関係を調べたところ、入射面7からx方向に5mm離間するにしたがい、Δbがおよそ0.16%大きくなるという結果が得られた。なお、輝度はサイバネット製の空間輝度計ProMetric(PM―1200)を用いて測定した。以上の結果により、入射面7からのx方向の距離がαmmである地点における、heとhcの高さの差Δhの、hcの高さに対する割合ΔH%は、αが5mm増大するごとにおよそ0.08%増大することが好ましいとした。
以上、一実施形態に係る導光板6、導光板6を備えた照明装置2、及び照明装置2を備えた表示装置1について説明したが、照明装置2は表示装置1のみに適用されるものではない。また、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、形状の変更など種々の変更を加えることが可能である。以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されない。
本実施例で用いる導光板6は、PMMA製の長方形平板状であり、x方向の長さを300mm、y方向の長さを500mm、h方向の長さ(厚み)を3mmとした。導光板6の底面8に配列する凹状要素9は、各凹形状が図5に示す略半楕円体形状をなし、長さWL=200um、幅WS=100um、高さH=10umのマイクロレンズ形状とした。また、光源4は、導光板6の一側端面側(図6に示す左側端面側)にのみ配置し、底面8を、図6に示す六領域に分割し、入射面7(図6に示す左側端面)から遠ざかるにつれ、その領域境界で断続的に凹状要素9の底面8における占有面積が大きくなるように配置した。
光源4としては白色LEDを用い、導光板6の底面8側に反射シート5を配設し、導光板6の射出面10側に光学シート11を配置して、照明装置2を作製した。
以下、底面8における凹状要素9の高さがx方向において入射面7から離間するにしたがい高くなる変化を、伴x変化と称す。他方、底面8における凹状要素9の高さがy方向において導光板6の中央から離間するにしたがい高くなる変化を、伴y変化と称す。
実施例1〜8として、底面8における凹状要素9の高さが、x方向において入射面7から離間するにしたがい高くなり、かつ、y方向において導光板6の中央から離間するにしたがい高くなる導光板6を用いた。すなわち、実施例1〜8の導光板6は、伴x変化と、伴y変化を有する。
実施例1の導光板6では、伴x変化、伴y変化ともに、底面8全体において連続的に変化させた。実施例2の導光板6では、伴x変化は連続的であるが、伴y変化は、図7に示す五領域の境界で断続的に変化させた。実施例3の導光板6では、伴x変化は、図6に示す六領域の境界で断続的に変化させ、伴y変化は連続的に変化させた。実施例4〜8の導光板6では、伴x変化は図6に示す六領域の境界で断続的に変化させ、伴y変化は図7に示す五領域の境界で断続的に変化させた。なお、実施例4〜8では、伴y変化の変化量をそれぞれで変化させた。
上記実施例1〜4について、図8に示す射出面10の25点における輝度を測定した。なお、図8に示す各数値は、導光板6のx方向の長さを1、y方向の長さを1とした場合の各方向の距離の割合を示している。そして、25点の輝度のうち、最小値(m)に対する最大値(M)の割合(M/m)を算出した。面輝度均一性として、M/m値が1.25を上回るものをNGと評価した。各点の輝度は、トプコン製の分光放射輝度計SR−UL2にて測定した。また、凹状要素9の視認性を目視評価した。実施例1〜4の評価結果を表1に示し、実施例4〜8の評価結果を表2に示す。
Figure 2013206595
実施例1〜4では、伴x変化と伴y変化それぞれについて、連続的としたものと不連続としたものを用意したが、その何れにおいても、面輝度均一性および凹状要素9の視認性はともに良好な結果であった。このことにより、伴x変化および伴y変化は、連続的であっても不連続であっても、その面輝度均一性および視認性への影響には大きな差がないことが示された。
Figure 2013206595
また、実施例5〜8では、何れにおいても面輝度均一性および凹状要素9の視認性はともに良好であったが、実施例1〜4、6および7のM/m値が1.20を下回り、とくに優れているのに対し、実施例5および8のM/m値は1.20を上回り僅かに劣っていた。このことより、伴y変化量は、αの5mmの増減に対しΔHが0.07〜0.09%増減する程度が面輝度均一性においてよいことが示された。
比較例1として、伴x変化があるが、伴y変化のない導光板6を用意した。比較例2には、伴x変化がなく、伴y変化のある導光板6を用いた。比較例3には、伴x変化がなく、伴y変化もない導光板6を用いた。これらの伴x変化および伴y変化は不連続なものとした。
これら比較例1〜3について、図8に示す射出面10の25点における輝度を測定し、その最小値(m)に対する最大値(M)の割合(M/m)を算出した。面輝度均一性として、M/m値が1.25を上回るものをNGと評価した。各点の輝度は、トプコン製の分光放射輝度計SR−UL2にて測定した。また、凹状要素9の視認性を目視評価した。実施例4および比較例1〜3の評価結果を表3に示す
Figure 2013206595
面輝度均一性は、実施例4でのみ良好であり、比較例1〜3では不可であった。比較例2のM/m値は1.3未満であったが、比較例1および3のM/m値は1.3を上回り、面輝度の均一性がとくに悪かった。
視認性は、実施例4および比較例1は良好であり、比較例2および3は不良であった。本試験により、導光板6に形成する凹状要素9は、伴x変化と伴y変化の双方を有する必要があることが示された。
1 表示装置
2 照明装置
3 画像表示パネル
4 光源
5 反射シート
6 導光板
7 入射面
8 底面
9 凹状要素
10 射出面
11 光学シート
12、13 偏光板
14 画像表示素子

Claims (7)

  1. 透明材からなる板状物の導光板であって、
    光源からの光を取り入れる入射面である側端面と、前記光を射出する射出面と、当該射出面に対面する底面とを備え、
    少なくとも前記底面は、板厚方向に凹状である複数の凹状要素を備え、
    前記入射面に対して垂直かつ前記板厚方向に平行な第1断面において、前記凹状要素の深さは、前記入射面から当該入射面の法線方向である第1方向に離間するほど増大し、
    前記入射面に平行な第2断面において、前記凹状要素の深さは、当該第2断面の中央部から前記第1方向及び前記板厚方向に直交する第2方向に離間するほど増大することを特徴とする導光板。
  2. 前記第2断面における、前記第2方向に離間した両端部のいずれかの前記凹状要素の深さと、前記中央部の前記凹状要素の深さとの差は、当該第2断面が前記入射面から前記第1方向に離間するほど増大することを特徴とする、請求項1に記載の導光板。
  3. 前記凹状要素の前記底面に対する単位面積あたりの占有面積は、前記入射面から前記第1方向に離間するほど大きくなることを特徴とする、請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記入射面は、1つの前記側端面であり、
    前記入射面からの前記第1方向の距離がαmmである地点の前記第2断面において、前記第2方向に離間した両端部のいずれかの前記凹状要素の深さと、前記中央部の前記凹状要素の深さとの差の当該中央部における前記凹状要素の深さに対する比ΔHは、αが5mm増加するごとに、0.07〜0.09%増大することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の導光板。
  5. 前記入射面は、対向する2つの前記側端面であり、
    2つの前記入射面のうち近い方からの前記第1方向の距離がαmmである地点の前記第2断面において、前記第2方向に離間した両端部のいずれかの前記凹状要素の深さと、前記中央部の前記凹状要素の深さとの差の当該中央部における前記凹状要素の深さに対する比ΔHは、αが5mm増加するごとに、0.07〜0.09%増大することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の導光板。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の導光板と、光源ユニットとを含むことを特徴とする照明装置。
  7. 請求項6に記載の照明装置と、表示画像を規定する画像表示素子とを含むことを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018110206A (ja) * 2017-01-03 2018-07-12 聯嘉光電股▲ふん▼有限公司 発光装置
CN108895405A (zh) * 2018-09-06 2018-11-27 马瑞利汽车零部件(芜湖)有限公司 光幕汽车信号灯光学***

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