JP2015193243A - 貼紙防止シート - Google Patents

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Abstract

【課題】耐候性の高い貼紙防止シートを提供すること。
【解決手段】貼紙防止シートは、表面に複数の突起部を備える合成樹脂シートと、合成樹脂シートの表面に塗布された塗料層と、塗料層の層上に設けられたポリウレタンの第1保護層とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、貼紙防止シートに関する。
電柱や立て看板などに無断で貼紙が張られることを防止するための貼紙防止シートが実用化されている。貼紙防止シートには、構造上、いくつかの種類がある。その中には、シートの表面に小さな多数の凹凸が設けられたものや(特許文献1−3参照)、シートの表面が樹脂(例えば、シリコーン樹脂やポリウレタン樹脂)でコーティングされたものがある(特許文献4,5参照)。この多数の凹凸や樹脂があることにより、粘着テープや糊を使って、貼紙防止シートに貼紙を張ることができなくなる。
その一方で、公共の標識(例えば、スクールゾーンを示す標識)を構造物に表示したいという自治体からの要望などがある。この場合、標識を構造物に取り付けても、故意にその上から貼紙を貼られることがある。そこで、貼紙防止シートの表面に標識を直接印刷することが考えられる(特許文献6−8参照)。
特開平9−106254号公報 特開平9−72128号公報 特開2005−111937号公報 特開2008−188989号公報 特開2008−183802号公報 実開平5−6046号公報 国際公開番号2006/137446 特開2005−319440号公報
貼紙防止シートは、その用途から、屋外に設置されることが多い。そのため、貼紙防止シートの表面が印刷されていると、太陽光や雨にさらされて、やがて印刷が退色してしまう。とりわけ、多数の凹凸が設けられた貼紙防止シートの場合、その凹凸のせいで、印刷面をコーティングすること自体が難しい。
耐候性の高い貼紙防止シートが望まれている。
以下に、課題を解決するための手段を記載する。括弧内の符号は、あくまでも「特許請求の範囲」の記載と「発明を実施するための形態」との対応関係を明確にするものであり、「特許請求の範囲」の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の貼紙防止シートは、表面(12)に複数の突起部(11)を備える合成樹脂シート(10)と、合成樹脂シートの表面に塗布された塗料層(20)と、塗料層の層上に設けられた第1保護層(30)とを備える。
本発明の貼紙防止シートは、第1保護層の層上に設けられた第2保護層(40)を更に備えていてもよい。
本発明によれば、耐候性の高い貼紙防止シートを提供することができる。
図1は、実施形態に係る貼紙防止シートの平面図である。 図2は、図1のA−Aに沿った断面図である。 図3は、突起部の配置パターンの説明図である。 図4は、第1の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。 図5は、第1の実施形態に係る貼紙防止シートの製造方法を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係る合成樹脂シート作製工程を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。 図8は、第3の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。 図9は、第4の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連づけて説明する。以下の実施の形態において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
0.基本構成
実施形態に係る貼紙防止シートの基本構成について説明する。図1は、実施形態に係る貼紙防止シートの平面図である。図2は、図1のA−Aに沿った断面図である。
図1に示すように、貼紙防止シート1は、貼紙を防止することができるシートであって、高い耐候性と優れた柔軟性とを併せ持つ。貼紙の貼り付けを防ぐために、貼紙防止シート1は、複数の突起部11を備えている。突起部11は、単に「エンボス」と呼ばれることもある。複数の突起部11の各々は、合成樹脂シート10の表面12に一定間隔で規則的に並んでいる。なお、ここで言う表面12とは、合成樹脂シート10の裏面14に対して反対の面を指しているのに過ぎない。合成樹脂シート10の表面12には、文字や写真(例示)を印刷することができる。貼紙防止シート1の大きさは、貼紙防止シート1を取り付ける構造物(例えば、電柱、壁面)や印刷内容に応じて、任意に決定することができる。
図2に示すように、貼紙防止シート1は、合成樹脂シート(エンボスシートとも呼ばれる)10と、塗料層20と、第1保護層30とを備える。合成樹脂シート10は、3層構造になっている。その詳細は、次の通りである。
合成樹脂シート10は、底層101と、中間層102と、表層103とを備える。底層101の上面に中間層102が形成されており、その中間層102の上面に表層103が形成されている。本実施形態では、いずれの層も、熱可塑性樹脂、具体的には、ポリ塩化ビニル樹脂であるが、可塑剤の添加率が層ごとに異なる。可塑剤の比率は、底層101、中間層102、表層103の順に高い(底層101>中間層102>表層103)。このように、可塑剤の添加率が合成樹脂シート10の表面側と裏面側とで異なる。可塑剤の比率が高いほど、素材は柔らかくなる。そのため、底層101の柔軟性は、合成樹脂シート10の全ての層の中で最も高い。これにより、合成樹脂シート10を曲面や角を持つ構造物(例えば、電柱や柱)に巻き付けやすくなる。これに加え、合成樹脂シート10の表面12と裏面14とで色を変えることもできる。なお、表層103の可塑剤の比率が1番低いのは、表層103の変色を最小限に抑えるためである。合成樹脂シート10の材料は、ポリ塩化ビニルの他、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレンを用いることができる。合成樹脂シート10が3層構造になっているので、高い屈曲性を維持しつつ、底層101と表層103とを異なる色で着色するということが可能となる。なお、合成樹脂シート10の層数は、可塑剤の添加率が層ごとに異なっていれば、2層であっても、4層以上であっても差支えはない。
図2に示すように、貼紙防止シート1を断面から見ると、複数の突起部11の各々は、合成樹脂シート10の平らな部分の表面12から滑らかに盛り上がったような、半円(実際には、半球)の形状をしている。その理由は、次の通りである。各突起部11の頂点が平らであると、その表面積が大きくなるので、貼紙等の接着剤が各突起部11に付着しやすくなる。その結果、貼紙の防止という効果が薄れてしまう。これとは逆に、各突起部11の頂点が尖っていると、人体の一部が突起部11に当たった場合に、その人が怪我をする恐れがある。貼紙の防止及び安全性という2つの観点から、各突起部11の形状は、半円であることが強く望まれる。また、各突起部11の高さhは、貼紙の防止という観点から、0.5mmであることが望ましく、実用的には、0.5mm±0.15mmまで許容される。ここで言う、各突起部11の高さhとは、表層の平らな部分から最も高い部分までを指す。この高さhは、塗料層20及び第1保護層30(後述の第2保護層40も含む)の厚みに比べれば極めて薄いので、塗料層20及び第1保護層30の厚みを含んだものであってもよい。また、合成樹脂シート10の厚みHは、1.6mmであり、実用的には、1.6mm+0.15mmまで許容される。ここで言う合成樹脂シート10の厚みHは、合成樹脂シート10の裏面14から各突起部11の頂点までの厚さを指す。この厚みHは、貼紙防止シート1を曲面や角のある構造物に取り付けやすくするという理由に基づいている。
塗料層20は、合成樹脂シート10の表面12に塗料(インク)が塗布された層である。つまり、塗料層20は、文字や写真が任意の色で印刷された層である。塗料層20は、合成樹脂シート10の表面12全体にあってもよいし、一部にあってもよい。塗料層20自体は、合成樹脂シート10の素材がポリ塩化ビニル樹脂であるため、溶剤性の顔料であるが、合成樹脂シート10の表面12に塗布可能な塗料であれば、溶剤性の顔料に限定されるものではない。
第1保護層30は、塗料層20の層上21に設けられている。第1保護層30は、塗料層20を光(太陽光)や水(雨)だけではなく、粉塵からも保護するためにある。第1保護層30の素材は、例えば、ポリウレタン(ウレタン)である。ポリウレタンは、高い柔軟性を持つ。そのため、塗料層20をコーティングするという利点がある。第1保護層30があることにより、塗料層20の劣化・剥離などを最小限に抑えることができる。したがって、第1保護層30は、合成樹脂シート10の表面12全体に設けられている。なお、第1保護層30は、塗料層20の層上21(つまり印刷部分)のみに設けることも可能である。第1保護層30は、透明であることが望ましいが、塗料層20の視認性を十分に確保できる程度に、第1保護層30が薄く着色されていてもよい。つまり、第1保護層30は、塗料層20を認識することができるように、透過性(透明性)を持っていればよい。
図3は、突起部の配置パターンの説明図である。複数の突起部11は、印刷面から見て円形である。ここで言う「円形」とは、完全な円でなくても、実質的に円であれば、何ら差支えない。全ての突起部11の直径Rは、共通である。なお、図3において、半円の突起部11が存在するが、これは貼紙防止シート1の端部が使用用途などに合わせて切断されたために過ぎない。複数の突起部11は、合成樹脂シート10の表面に次のように配置されている。なお、ここで言う「表面」とは、貼紙防止シート1の塗料層20がある面、言い換えれば、貼紙防止シート1の印刷面という意味である。以下、説明を分かりやすくするために、ここで言う「合成樹脂シート10の表面」を単に「印刷面」と呼ぶことがある。
複数の突起部11は、行方向と列方向に配置されている。印刷面において、行方向には、1行ごとに、m(図3では、m=4)個の突起部11がR間隔でm列分配置されている。列方向には、1列ごとに、n(図3では、n=5)個の突起部11がR/4間隔でn行分配置されている。更に、隣り合う2つの列間、つまり、m列目とm+1列目の間には、n個の突起部11が列方向に配置されている。隣り合う2つの列間にあるn個の突起部11の各中心は、その隣り合う2列において隣接する突起部の中心から5R/8(=R/2+R/8)ずれている(例えば、突起部11に着目した場合、隣接する周囲の突起部は、突起部11−11を指す)。
全ての突起部11の直径Rは、2.8mmであることが望ましい。実用的には、直径Rは、2.8mm±0.1mmまで許容できる。つまり、直径Rは、2.7mmから2.9mmの範囲内にあればよい(2.7mm≦R≦2.9mm)。直径Rは、次の理由に基づいて設定されている。直径が2.7mmより小さいと、貼紙の接着剤が突起部と突起部の間に入って、貼紙が貼紙防止シート1に張り付いてしまう。直径Rが2.9mmより大きいと、凹凸の度合いが大きくなって、印刷面の美観がそこなわれる。その上、貼紙防止シート1を角のある構造物(例えば、柱)の周囲に巻き付けようとしたとき、貼紙防止シート1の屈曲性が著しく低下する。本願発明者は、創意工夫の末、図3に示す突起部11の配置パターンにおいては、直径Rが2.7mmから2.9mmの間にあることが最も好ましいことを見出した。
以上の説明の通り、塗料層20が第1保護層30によって覆われている。したがって、貼紙防止シート1の耐候性が確保され、印刷面の劣化(退色や塗料の剥がれなど)を最小限に抑えることができる。これに加え、第1保護層30があるため、貼紙防止シート10の汚染を除去しやすいという効果もある。
1.第1の実施形態
1.1.構成
図4は、第1の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。なお、図4では、合成樹脂シート10を構成する3つの層の表示を省略している(図7−図9についても同様)。図4に示すように、貼紙防止シート1は、合成樹脂シート10と、塗料層20と、第1保護層30とに加え、第2保護層40を備えている。第1の実施形態は、先の実施形態と比べると、2つの点で異なる。1つ目は、第1保護層30が第2保護層40で覆われていることにある。つまり、印刷面が2つの層でコーティングされている。2つ目は、第1保護層30がポリウレタン樹脂である点にある。
第1保護層30は、ポリウレタン樹脂(ポリウレタン系樹脂)の透明な層である。第1保護層30は、シリコーン樹脂又は紫外線吸収剤を更に含んでいてもよい。第1保護層30は、ポリウレタンを主成分とする水性塗料を合成樹脂シート10の表面12に塗布することによって形成される(この水性塗料は、液体ラミネート溶液とも呼ばれる)。合成樹脂シート10には複数の突起部11があるので、第1保護層30の作製の観点から、液体ラミネート加工が用いられる。無論、第1保護層30は、塗料層20の視認性を十分に確保できるように、薄く着色されていてもよい。
第2保護層40は、第1保護層30の層上31に設けられた透明な層である。第2保護層40は、印刷面の耐候性を更に向上させるという役割を持つ。そのため、第2保護層40は、塗料層20の部分が2層でコーティングされるように、第1保護層30の層上31に設けられている。つまり、第1保護層30が存在する部分には、塗料層20も存在する。無論、塗料層20(つまり第1保護層30)が存在しない部分に対して、第2保護層40が設けられていても差支えはない。第2保護層40自体は、ポリウレタンフィルムの層である。ポリウレタンフィルムは、柔軟性に富む上、透明度、耐候性及び硬度が高いという利点を持つ。第2保護層40の厚み(th)は、0.2mmよりも厚く、0.25mmよりも薄い(0.2mm≦th≦0.25mm)。第2保護層40は、ポリウレタンフィルムを合成樹脂シート10の塗料層20の上に熱圧着加工することにより作製される。製造工程で使用する第2保護層40の材料は、厚み0.3mmのポリウレタンフィルムである。厚み0.3mmのポリウレタンフィルムが熱圧着加工された結果、第2保護層40が上述の厚み(0.2mm≦th≦0.25mm)となる。つまり、第2保護層40の厚み(th)は、0.2mm以上、0.25mm以下の範囲内となる。製造工程で使用するポリウレタンフィルムの厚みは、0.3mmより厚くても、薄くても不適である。それは、複数の突起部11があるために、厚みが0.3mm以外のポリウレタンフィルムでは、第2保護層40を第1保護層30の層上31に形成すること自体ができないという、技術的な理由に基づいている。製造工程で使用するポリウレタンフィルムの厚みが厚すぎると(0.3mmよりも厚いと)、圧着自体ができない。逆に、そのポリウレタンフィルムの厚みが薄すぎると(0.3mmよりも薄いと)、耐候性が低下する上、ポリウレタンフィルムが破れてしまう。本願発明者は、創意工夫の末、第2保護層40の最適な厚み(製造工程で用いられるポリウレタンフィルムの厚み)を見出した。
第1の実施形態に係る貼紙防止シート1では、印刷面が2つの層、つまり、第1保護層30及び第2保護層40でコーティングされている。そのため、印刷面が第1保護層30だけでコーティングされている場合と比べて、耐候性を維持できる期間が飛躍的に伸びる。その上、硬度及び防水性も向上する。
1.2.製造方法
図5は、第1の実施形態に係る貼紙防止シートの製造方法を示すフローチャートである。図5に示すように、本製造方法は、大局的に見れば、合成樹脂シート作製工程S1と、塗布工程S2と、第1保護膜形成工程S3と、第2保護膜形成工程S4とを備えており、原則この順に実行される。
先ず、本製造方法の大まかな流れについて述べる。合成樹脂シート作製工程S1では、表面に複数の突起部11を備える合成樹脂シート10が作製される。次いで、塗布工程S2では、合成樹脂シート10の表面12に塗料が塗布される。次いで、第1保護膜形成工程S3では、塗布層20の層上21に第1保護層30がポリウレタンで形成される。次いで、第2保護膜形成工程S4では、第1保護層30の層上31に透明性のある第2保護層40が形成される。以下、本製造方法の各工程を詳細に述べる。
1.2.1.合成樹脂シート作製工程S1
図6は、第1の実施形態に係る合成樹脂シート作製工程を示すフローチャートである。図6に示すように、合成樹脂シート作製工程S1は、大別して、第1工程と第2工程とに分けられる。第1工程は、3つの工程(S11−S13)を備え、第2工程は、5つの工程(S14−S18)を備える。
(第1工程)
第1工程は、合成樹脂シート10を構成する3つ層を個別に製造する工程である。この工程では、以下の3つの工程(S11−S13)を3回繰り返すことにより、底層101、中間層102及び表層103がその順に作製される。これは典型的な一例であり、3つの層を作成する順は任意である。この他、使用する機械の台数等に応じて、これら3つの層を同時に作製することもできる。このように、第1工程は、好適に変更可能である。第1工程の説明では、底層101を例に挙げる。その詳細は、次の通りである。
練りこみS11:
初めに、合成樹脂シート10の材料が撹拌される(S11)。合成樹脂シート10の主原材料は、ポリ塩化ビニルであって、多数ある可塑性樹脂の一つである。合成樹脂シート10の材料としては、ポリ塩化ビニルに加え、可塑剤、安定剤、顔料を含んでいる。上述のように、可塑剤の比率は、合成樹脂シート10の表面側と裏面側とで異なるように、底層101、中間層102、表層103の順に高い(底層101>中間層102>表層103)。つまり、複数の層の各々で可塑剤の添加率が異なるように、各層を個別に作成する。撹拌にあたっては、バンバリーミキサー及びミキシングロール機が用いられる。材料は、先ずバンバリーミキサーによって粗く練られる。その材料は、その後、ミキシングロール機によって滑らかになるまで練りこまれる。なお、可塑剤の比率や顔料の種類が同じであれば、すでにある(後の工程で発生する)合成樹脂シート切れ端を材料として再利用することもできる。
ロール加工S12:
次いで、練りこみS11を経て練られた材料は、逆Lカレンダーロールにより、所定の幅、厚み、及び長さにロール加工される。底層101の厚みは、例えば、0.53mmである。中間層102の厚みも、例えば、0.53mmであり、表層103の厚みは、例えば、0.3mmである。幅は、本工程や第2工程で使用する機材の仕様などに応じて好適に設定することができる。長さも、例えば、200mなど、好適に設定することができる。なお、カレンダーロールは、他の種類のカレンダーロール(例えば、S型カレンダーロール)であってもよい。
巻き取りS13:
次いで、ロール加工S12を経た材料は、ロールによってロール状に巻き取られる。第1工程では、最終的に、底層101、中間層102及び表層103について、それぞれのロールが作製される。基本的に、巻き取りS13が終了した段階では、底層101、中間層102及び表層103の各ロールは、熱を持っている。したがって、これらの各ロールを常温の環境下に置くことにより、3日から4日間かけて、これらの各ロールの粗熱を取ることが望ましい。
(第2工程)
第2工程は、底層101、中間層102及び表層103を重ね合わせて、複数の突起部11を備える合成樹脂シート10を製造する工程である。
エンボス加工S14:
摂氏250度程度での熱圧着によって、底層101、中間層102及び表層103がこの順に張り合わせられる。その後、エンボス加工機を用いたエンボス加工よって、合成樹脂シート10の表面12に複数の突起部11が形成される。複数の突起部11の配置パターンや形状は、上述した通りである。この段階で、合成樹脂シート10の原形が完成する。
冷却S15・切断S16:
次いで、エンボス加工S14を経た合成樹脂シート10の原形は、常温で冷却され、切断工具(例えば、カッター)によって、予め設定された幅に切断される。基本的には、この段階で、合成樹脂シート10が完成する。
計測S17:
次いで、合成樹脂シート10は、計測器によって、合成樹脂シート10の厚みH及び幅が計測される。計測の結果、この合成樹脂シート10に不適な箇所がある場合は、例えば、巻き取りS18で、この不適な箇所のあるロールが選別される。
巻き取りS18:
次いで、合成樹脂シート10は、段差ロールによってロール状に巻き取られる。合成樹脂シート10のロールの長さは、任意であって(例えば、20m)、好適に設定することができる。以上の工程により、合成樹脂シート10が完成する。
1.2.2.塗布工程S2
図5に示す塗布工程S2について述べる。塗布工程S2に先立って、合成樹脂シート10がカッターなどを用いて好適な大きさに切断される。その大きさは、印刷内容や貼紙防止シート1の取り付け先に応じて、好適に設定することができる。
塗布工程S2では、(産業用の)インジェクトプリンタが用いられる。その理由は、主に2つある。1つ目は、複数の突起部11があるためである。インジェクトプリンタは、ノズルを用いて印刷するので、その構造上、凹凸のある媒体に印刷するには有利である。2つ目は、顧客からの要望にきめ細かく応えるためである。シート単位で印刷を行うには、ロール紙に印刷する印刷機(例えば、グラビア印刷機)は、不向きである。この点では、シート単位で印刷が可能なインジェクトプリンタが有利である。塗布工程S2では、インジェクトプリンタにより、合成樹脂シート10の表面に印刷すべき内容が印刷される。
1.2.3.第1保護膜形成工程S3
第1保護膜形成工程S3では、ポリウレタンを主成分とする液体塗料が合成樹脂シート10の表面12に均一に塗布される。この液体塗料は、例えば、変形ポリウレタン(20−30Wt%)と、シリコーン(2−5Wt%)と、紫外線吸収剤・添加剤(5−10Wt%)と、水(50−60Wt%)とを含む。ポリウレタンの塗布が容易となるように、
他の成分(例えば、シリコーン樹脂、紫外線吸収剤、添加剤、及び水)が、この液体塗料に適量含まれていてもよい。塗布の方法としては、スプレー、刷毛、及びローラー等が好適に用いられる。その後、合成樹脂シート10の乾燥が行われる。塗布された液体塗料が乾燥すると、液体塗料中の水分が揮発し、ポリウレタン樹脂を主成分とする第1保護膜30が形成される。
1.2.4.第2保護膜形成工程S4
第2保護膜形成工程S4では、第2保護層40が第1保護層30の層上31に形成される。第2保護層40の材料には、厚み0.3mmのポリウレタンフィルムが用いられる。実際には、第2保護膜形成工程S4で使用するポリウレタンフィルムの厚みは、0.29mmから0.31mmの範囲内にあればよい。第2保護層40の形成にあたっては、熱圧着加工により、このポリウレタンフィルムが第1保護層30の表面31に対して熱圧着される。上述したように、厚みが0.3mm以外のポリウレタンフィルムでは、第2保護層40を第1保護層30の層上31に形成すること自体が技術的に困難であった。なお、第2保護層40の材料としては、高い透明性をもつPET(ポリエチレンテフタレート)フィルムが考えられるが、PETフィルムを第1保護層30の層上31に形成することも技術的に困難であった。その理由としては、PETフィルムの柔軟性がポリウレタンフィルムと比べて非常に低く、PETフィルムを第1保護層30の表面31に圧着することができなかったということが挙げられる。他の理由としては、市場に流通しているPETフィルムには、一方の面全体に接着剤が塗布されていることが挙げられる。このPETフィルムの場合、熱圧着自体が極めて困難であった。以上の観点により、厚み0.3mmのポリウレタンフィルムが用いられている。
以上の製造方法により、耐候性が長期にわたって持続する貼紙防止シート1を製造することができる。その上、シート単位で貼紙防止シート1を製造することができ、顧客のニーズに細かく対応することができる。
2.第2の実施形態
2.1.構成
図7は、第2の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。図7に示す貼紙防止シート1aは、第2保護層40aの材料が第1の実施形態のものと異なる。以下、第2保護層40aに焦点を当てて説明する。
第2保護層40aは、主成分が二酸化ケイ素(SiO)の透明な膜、言い換えれば、非結晶の薄いガラス膜である。ガラス膜は、ヒートレスグラスとも呼ばれ、光触媒の効果を奏する。第2保護層40aは、完全に無機であってもよいし、有機物をわずかに含んでいてもよい。
第1保護層30の層上31がガラス膜でコーティングされているので、汚染に強いという利点がある。その上、ガラスの特性上、耐熱性も高く、太陽光にさらされやすい貼紙防止シート1aにとっては、有益である。無論、第2保護層40がない場合と比べて、耐候性を維持できる期間が飛躍的に伸びる。
2.2.製造方法
第2保護層40aは、第2保護膜形成工程S4で形成される。この工程において、ガラス塗料が第1保護層30の層上31に塗布される。このガラス塗料は、二酸化ケイ素を主成分とする塗料である。塗布には、例えば、刷毛が用いられる。このガラス塗料は、常温で硬化し、最終的には薄いガラスの膜に変化する。
このように、第2保護層40aがガラス塗料で形成される。そのため、次のような効果を得ることができる。第1の実施形態では、第2保護層40の形成にあたって、ポリウレタンフィルムが用いられた。ポリウレタンフィルムでは、突起部11の表面に沿ってコーティングし、また、突起部11と突起部11の間の溝をコーティングすることに、やや困難性があった。第2の実施形態では、第2保護層40aの形成にあたって、ガラス塗料が用いられるので、合成樹脂シート10の表面12に、くまなくコーティングすることができる。
3.第3の実施形態
3.1.構成
図8は、第3の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。図8に示す貼紙防止シート1bは、第1保護層30aの材料が先の実施形態と異なる。以下、第1保護層30aに焦点を当てて説明する。
第1保護層30aは、ポリウレタンフィルムの層である。第1の実施形態では、第2保護層40にポリウレタンフィルムが使用されていた。第3の実施形態では、第1保護層30aにポリウレタンフィルムが使用されている。第1保護層30aの構成及び機能は、第1の実施形態のものと同様である。
上述の構成においても、先の実施形態と同様に、耐候性を維持できる期間が飛躍的に伸びる。その上、第2保護層40がガラス膜でコーティングされているので、落書きの除去も容易であり、耐熱性も高い。
3.2.製造方法
第1保護層30aを製造する工程は、先の第1の実施形態で第2保護層40を形成する第2保護膜形成工程S4と同様である。つまり、第2保護膜形成工程S4で、第1保護層30aが合成樹脂シート10の表面12に形成される。第1保護層30の材料も、第1の実施形態のものと同様であり、厚み0.3mmのポリウレタンフィルムが用いられる。
第3の実施形態においても、耐候性の高い貼紙防止シート及びその製造方法を提供することができる。
4.第4の実施形態
4.1.構成
図9は、第4の実施形態に係る貼紙防止シートの断面図である。図9に示す貼紙防止シート1cでは、第1保護層30aの材料がウレタンフィルムであり、第2保護層40cの材料がシリコーン樹脂である。前者の第1保護層30aについては、第3の実施形態と同様である。後者の第2保護層40cについては、先の実施形態と異なる。以下、第2保護層40cに焦点を当てて説明する。
第2保護層40cは、透明な層であって、アクリルシリコーン樹脂とポリシロキサンとが混合したものである。更に、第2保護層40cは、紫外線吸収剤としてのベンゾフェノンを含んでいる。ベンゾフェノンは、紫外線吸収剤の一例である。アクリルシリコーン樹脂の代わりに、アクリル樹脂またはシリコーン樹脂を用いることができる。
上述の構成においても、先の実施形態と同様に、耐候性を維持できる期間が飛躍的に伸びる。とりわけ、第2保護層40cに紫外線吸収剤が含まれているので、紫外線に起因した印刷面の劣化をより防ぐことが可能となる。
4.2.製造方法
第2保護層40cを製造する工程は、次の通りである。第2保護膜形成工程S4で、第2保護層40cの材料となるクリアー塗料が塗布される。塗布の方法としては、スポンジを用いることが望ましい。
第4の実施形態においても、耐候性の高い貼紙防止シート及びその製造方法を提供することができる。
5.第5の実施形態
第5の実施形態では、図2に示すように、合成樹脂シート10の印刷面全体を第1保護層30のみでコーティングする場合について説明する。つまり、コーティングが1層である。この場合、第1保護層の素材として、次の素材を適用することができる。
(1)ポリウレタンフィルム
図2に示す第1保護層30は、第1の実施形態の第2保護層40に適用されたポリウレタンフィルムの層であってもよい。つまり、合成樹脂シート10の印刷面(塗料層20)がポリウレタンフィルムでコーティングされている。この場合、第1保護層30は、ポリウレタンフィルムを合成樹脂シート10の塗料層20の上に熱圧着(ラミネート加工)することによって形成される。熱圧着されたポリウレタンフィルムの厚みは、第1の実施形態で述べたように、0.2mm以上0.25mm以下となる。なお、塗料層20がない部分(つまり、合成樹脂シート10の表面12全体)に第1保護層30が設けられていてもよいことは、当業者にとって明らかであろう。このことは、以下に述べるポリオレフィンフィルム、ガラス膜、及びポリ塩化ビニル樹脂についても同様である。
(2)ポリオレフィンフィルム
図2に示す第1保護層30は、ポリオレフィンフィルムの層であってもよい。つまり、合成樹脂シート10の印刷面(塗料層20)がポリオレフィンフィルムでコーティングされている。なお、ポリオレフィンフィルムの層上に耐候性を高めるためのコーティングがなされていても差支えはない。
(3)ガラス膜
図2に示す第1保護層30は、第2の実施形態の第2保護層40aに適用された薄いガラス膜であってもよい。
(4)ポリ塩化ビニル樹脂
図2に示す第1保護層30は、例えば、透明なポリ塩化ビニル樹脂の層であってもよい。
上述のように、ポリウレタンフィルム、ポリオレフィンフィルム、ガラス膜又は透明なポリ塩化ビニル樹脂を第1保護層に適用しても、耐候性の高い貼紙防止シートを得ることができる。
以上の全ての実施形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、好適に変更することができる。技術的な矛盾が生じない範囲内で、全ての実施の形態を好適に組み合わせることができる。
1…貼紙防止シート
10…合成樹脂シート
11…突起部
12…合成樹脂シートの表面
101…底層
102…中間層
103…表層
20…塗料層
30…第1保護層
40…第2保護層

Claims (9)

  1. 表面に複数の突起部を備える合成樹脂シートと、
    前記合成樹脂シートの前記表面に塗布された塗料層と、
    前記塗料層の層上に設けられた第1保護層と
    を備える貼紙防止シート。
  2. 前記第1保護層は、ポリウレタンフィルムの層である
    請求項1に記載の貼紙防止シート。
  3. 前記第1保護層は、ポリオレフィンフィルムを含む層である
    請求項1に記載の貼紙防止シート。
  4. 前記複数の突起部の各々は、
    行方向と列方向に配置され、前記合成樹脂シートの前記表面から見て円形であり、
    前記各突起部の直径がRで表されるとき、
    前記合成樹脂シートの前記表面において、
    前記行方向には、行ごとにm(m≧2)個の突起部がR間隔でm列分配置され、
    前記列方向には、列ごとにn(n≧2)個の突起部がR/4間隔でn行分配置され、
    更に、隣り合う2つの列間には、前記列方向にn個の突起部が配置され、
    隣り合う2列の間にあるn個の突起部の各中心は、前記隣り合う2列において隣接する突起部の中心から5R/8ずれている
    請求項1から3のいずれか一に記載の貼紙防止シート。
  5. 前記第1保護層の層上に設けられた第2保護層を更に備える
    請求項1に記載の貼紙防止シート。
  6. 前記第1保護層は、ポリウレタン樹脂の層であり、
    前記第2保護層は、ポリウレタンフィルムの層である
    請求項5に記載の貼紙防止シート。
  7. 前記第1保護層は、ポリウレタン樹脂の層であり、
    前記第2保護層は、ガラス膜の層である
    請求項5に記載の貼紙防止シート。
  8. 前記第1保護層は、ポリウレタンフィルムの層であり、
    前記第2保護層は、ガラス膜の層である
    請求項5に記載の貼紙防止シート。
  9. 前記合成樹脂シートは、可塑剤を含み、
    前記可塑剤の添加率が前記合成樹脂シートの表面側と裏面側とで異なる
    請求項1から8のいずれか一に記載の貼紙防止シート。
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