JP2015191961A - 積層デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の雰囲気によって積層デバイスのデバイス特性が悪化することを防止できるようにすること。
【解決手段】第1半導体デバイス(13)が形成された第1のウェーハ(10)の接合面にSiN膜(14)を形成する第1のウェーハSiN膜形成ステップと、第2半導体デバイス(23)が形成された第2のウェーハ(20)の接合面にSi膜(25)を形成する第2のウェーハSi膜形成ステップとを実施する。これらステップの実施後、第2のウェーハのSi膜側と第1のウェーハのSiN膜側とを対面させ、第1半導体デバイスと第2半導体デバイスとを対応させた状態で当接させる貼り合わせウェーハ形成ステップを実施する。これにより、SiNとSiとが化学結合により接合して貼り合わせウェーハ(50)が形成される。貼り合わせウェーハから個々の積層デバイスに分割される。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の半導体デバイスが積層された積層デバイスの製造方法に関する。
近年、新たな三次元実装技術として、ワイヤの代わりにSi貫通電極(Through−Silicon Via:TSV)を用いた実装技術が注目されている。TSV技術を用いると、配線長がワイヤより短いため配線抵抗やインダクタンスが大幅に低減でき、消費電力も大幅に低減できるというメリットがある。一方、半導体デバイスチップの積層方法として、複数の半導体ウェーハ同士を積層し、積層したウェーハを貫く貫通電極を形成してウェーハ同士を接続する積層方法が開発されつつある(Wafer on wafer:WOW、例えば特許文献1)。WOWとしては、以下に述べる積層方法が採用される場合がある。先ず、複数の半導体デバイスチップをサポート基板上に配設してから、各半導体デバイスチップ間を樹脂で充填して半導体ウェーハを形成する。この半導体ウェーハを2枚形成した後、ウェーハ同士を接着剤で接着して積層し、積層デバイスウェーハを形成する。そして、積層デバイスウェーハを分割することで、個々の積層デバイスチップが製造される。
特開2012−134231号公報
しかし、上記のように、接着剤で半導体ウェーハ同士を接着して積層デバイスウェーハを形成すると、接着剤に含まれる樹脂が周囲の温度変化等の影響によって激しく膨張したり収縮したりする。このため、積層デバイスウェーハから形成される積層デバイスの機能が低下したり、積層デバイスの信頼性を悪化したりする、という問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の雰囲気によって積層デバイスのデバイス特性が悪化することを防止することができる積層デバイスの製造方法を提供することである。
本発明の積層デバイスの製造方法は、複数の半導体デバイスが積層された積層デバイスの製造方法であって、基台表面に設定された交差する複数の分割予定ラインで区画される各領域に第1半導体デバイスが形成された第1のウェーハの接合面にSiN膜を形成する第1のウェーハSiN膜形成ステップと、基台表面に設定された交差する複数の分割予定ラインで区画される各領域に第2半導体デバイスが形成された第2のウェーハの接合面にSi膜を形成する第2のウェーハSi膜形成ステップと、第1のウェーハSiN膜形成ステップと第2のウェーハSi膜形成ステップとを実施した後に、第2のウェーハのSi膜側と第1のウェーハのSiN膜側とを対面させると共に、第1半導体デバイスと第2半導体デバイスとを対応させた状態で当接させ、SiNとSiとが化学結合により接合し、貼り合わせウェーハを形成する貼り合わせウェーハ形成ステップと、貼り合わせウェーハ形成ステップを実施した後に、第1のウェーハの露呈面側から第1半導体デバイス及び第1のウェーハの基台に貫通電極を形成して、第1半導体デバイスを対応する第2半導体デバイスに接続する貫通電極形成ステップと、貫通電極形成ステップを実施した後に、貼り合わせウェーハを分割予定ラインに沿って個々の積層デバイスへ分割する分割ステップと、を備える、ことを特徴とする。
この方法では、第1のウェーハの接合面にSiN膜を形成し、第2のウェーハの接合面にSi膜を形成してから、接合面同士を当接してSiNとSiとの化学結合により強固に接合することができる。これにより、樹脂を含む接着剤での接着に比べ、化学結合した部分と基台や他の層との熱膨張係数に大差がなくなり、温度変化等の周囲の雰囲気によって化学結合部分が膨張したり収縮したりする影響を受けにくくして積層デバイスの信頼性を向上することができる。
また、本発明の積層デバイスの製造方法において、第1のウェーハの接合面は、第1のウェーハの基台裏面側に形成され、第2のウェーハの接合面は、第2のウェーハの基台表面側に形成されることが好ましい。この構成では、第1のウェーハの基台裏面側と、第2のウェーハの基台表面側とを対向させた状態の貼り合わせウェーハを容易に形成することができる。
また、本発明の積層デバイスの製造方法において、第2のウェーハSi膜形成ステップにおいては、第2のウェーハの表面に、シラン組成物を噴射してシラン膜を形成するシラン膜形成ステップと、シラン膜形成ステップを実施した後に、シラン膜に熱処理を行ってSi膜を形成する熱処理ステップと、を備えることが好ましい。この構成では、第2のウェーハの表面にSi膜を容易に形成することができる。
また、本発明の積層デバイスの製造方法において、熱処理ステップは、シラン膜上に高温ガス噴射又はレーザー光線照射を実施しながらシラン膜の表面全面を走査するとよい。この構成では、シラン膜に熱処理を行うことで、第2半導体デバイスの損傷を防止することができる。
本発明によれば、周囲の雰囲気によって積層デバイスのデバイス特性が悪化することを防止することができる。
実施の形態に係る積層デバイスの製造方法に用いる第1のウェーハ及び第2のウェーハの概略斜視図である。 薄化ステップの説明図である。 第1のウェーハSiN膜形成ステップの説明図である。 第2のウェーハSi膜形成ステップの説明図であり、図4Aは、シラン膜形成ステップの説明図、図4Bは、熱処理ステップの説明図である。 貼り合わせウェーハ形成ステップの実施中の説明図である。 貼り合わせウェーハ形成ステップの実施直後の説明図である。 剥離ステップの説明図である。 孔形成ステップの説明図である。 絶縁膜形成ステップの説明図である。 貫通電極形成ステップの説明図である。 分割ステップの説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る積層デバイスの製造方法ついて説明する。先ず、図1を参照して、第1のウェーハ及び第2のウェーハについて説明する。図1は、第1のウェーハ及び第2のウェーハの概略斜視図である。
図1に示すように、第1のウェーハ10は、円板状の第1基台11を備え、第1基台11の表面11aには格子状に交差する複数の第1分割予定ライン(ストリート)12が設定されている。第1のウェーハ10は、LSI等からなる複数の第1半導体デバイス13を更に備え、第1半導体デバイス13は、第1分割予定ライン12によって区画された各領域に配設されている。図1の符号11bは、第1基台11の裏面11bである。
なお、第1のウェーハ10に対し、第2のウェーハ20は、材質や内部構造等が異なる部分があるものの、外観上は同様に構成される。従って、第2のウェーハ20の構成については、第1のウェーハ10の各構成の名称の「第1」を「第2」に変更し、符号の下二桁目の「1」を「2」に変更して図1中括弧内に併記することで、説明を省略する。
続いて、本実施の形態に係る積層デバイスの製造方法について、図2乃至図11を参照して説明する。図2は、薄化ステップの説明図、図3は、第1のウェーハSiN膜形成ステップの説明図、図4は、第2のウェーハSi膜形成ステップの説明図、図5及び図6は、貼り合わせウェーハ形成ステップの説明図である。図7は、剥離ステップの説明図、図8は、孔形成ステップの説明図、図9は、絶縁膜形成ステップの説明図、図10は、貫通電極形成ステップの説明図、図11は、分割ステップの説明図である。なお、図2乃至図11に示す各ステップは、あくまでも一例に過ぎず、この構成に限定されるものではない。
まず、図2に示すように、第1のウェーハ10に対して薄化ステップを実施する。この薄化ステップを行う前に、第1基台11の表面11aに、仮接着剤31を介してサポートガラス32を貼着しておく。仮接着剤31は、UV照射や薬品処理等を行うことによって、接着力を失う性質を有するものである。薄化ステップでは、第1基台11の裏面11b側を研削装置(不図示)によって研削し、第1基台11を所定の仕上げ厚みに形成する。そして、研削後に、研磨装置(不図示)によって裏面11bを研磨し、裏面11bを平坦化する。
薄化ステップを実施した後、図3に示すように、第1のウェーハSiN膜形成ステップを実施する。このステップでは、第1基台11における裏面11bの全領域に対し、CVD法によって、SiN膜14(シリコン窒化膜)を所定の膜厚で形成する。このSiN膜14の形成によって、第1のウェーハ10と第2のウェーハ20との間に、後述する貫通電極56で使用する銅が拡散することを防止することができ、これにより、後述する積層デバイスDにて回路動作が不良となったり、積層デバイスD内に銅イオンが進入しデバイス特性が悪化したりすることを未然に防ぐことができる。
第1のウェーハSiN膜形成ステップの実施の前後、或いは、同時に、図4に示すように、第2のウェーハSi膜形成ステップを実施する。図4は、第2のウェーハSi膜形成ステップにおける各ステップの説明図であり、図4Aは、シラン膜形成ステップの説明図、図4Bは、熱処理ステップの説明図である。
第2のウェーハSi膜形成ステップでは、まず、図4Aに示すように、シラン膜形成ステップを実施する。シラン膜形成ステップでは、スピンナテーブル(不図示)の上に第2のウェーハ20を載置する。そして、第2のウェーハ20を高速回転しながら、第2基台21の表面21aに対し、いわゆるスピンコート法によってSiO膜24を形成後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)によりSiO膜24の表面を研磨して平坦化する。次いで、平坦化されたSiO膜24の表面に対し、ノズル40から半導体薄膜形成用のシラン組成物41を噴射し、表面21a上に広げてシラン組成物41を塗布する。これにより、いわゆるスピンコート法によって、SiO膜24の表面側にシラン膜27が形成される。
なお、シラン組成物41としては、たとえば特許第4419357号公報に開示されたシラン組成物を用いることができる。具体的には、(A)固体状のポリシラン化合物、(B)シクロペンタシラン、(C)ホウ素化合物、ヒ素化合物、リン化合物、アンチモン化合物から選択される少なくとも一種の化合物を含有し、(A)固体状のポリシラン化合物が溶解したものが例示できる。(A)固体状のポリシラン化合物は、シクロペンタシランに170〜600nmの波長である光を照射して合成されたものを用いることができる。(B)シクロペンタシランに対するポリシラン化合物の割合は0.1〜100重量%とする。
第2のウェーハSi膜形成ステップでは、シラン膜形成ステップの実施後、図4Bに示すように、熱処理ステップを実施する。熱処理ステップでは、第2のウェーハ20に形成されたシラン膜27上に、ガスブラシ45を介して高温のガス(例えば、400℃)を噴射しながら走査する。この走査をシラン膜27の表面(図4B中上面)の全面に亘って行うことで、Si膜25が所定の膜厚で形成される。熱処理ステップにおいては、第2のウェーハ20全体を加熱せずに、シラン膜27の表面側だけを熱処理するので、第2半導体デバイス23に損傷が生じるような熱が加わることを回避することができる。なお、熱処理ステップでは、上記高温ガス噴射に代えて、レーザー光線照射を実施してSi膜25を形成してもよい。
第1のウェーハSiN膜形成ステップと第2のウェーハSi膜形成ステップとを実施した後、図5に示すように、貼り合わせウェーハ形成ステップを実施する。貼り合わせウェーハ形成ステップでは、真空中において、第1のウェーハ10における第1基台11の裏面11b側(SiN膜14側)を、第2のウェーハ20における第2基台の表面21a側(Si膜25側)に対面させる。次いで、第1のウェーハ10及び第2のウェーハ20にそれぞれ形成されたアライメントマーク(不図示)を撮像しながら、それらを相対移動する。この相対移動によって、それぞれのアライメントマークを合致させた状態とし、第1半導体デバイス13と第2半導体デバイス23とが上下方向に整列して対応させた状態に位置付ける。この状態から、図6に示すように、第1のウェーハ10の接合面となるSiN膜14と、第2のウェーハ20の接合面となるSi膜25とを真空中で当接又は圧着することで、SiN膜14のSiNとSi膜25のSiとが化学結合により接合する。この接合によって、SiN−Si結合層51が形成され、第1のウェーハ10及び第2のウェーハ20を積層した貼り合わせウェーハ50が形成される。貼り合わせウェーハ50では、第1分割予定ライン12と、第2分割予定ライン22とにおいても、上下方向に重なって対応した状態となる。
貼り合わせウェーハ形成ステップを実施した後、図7に示すように、剥離ステップを実施する。剥離ステップでは、仮接着剤31に所定処理を施して接着力を失わせた後、第1のウェーハ10からサポートガラス32を剥離する。これにより、第1のウェーハ10からサポートガラス32と共に仮接着剤31が除去され、第1のウェーハ10において、第1基台11の表面11aと第1半導体デバイス13とが露出した状態となる。
剥離ステップを実施した後、図8に示すように、孔形成ステップを実施する。孔形成ステップでは、スピンコート法等により第1のウェーハ10における第1基台11の表面11a及び第1半導体デバイス13上にレジスト52を塗布する。レジスト52の塗布後、レジスト52をパターンに従って露光してマスクを形成する。このマスクを介してドライエッチングを施すと、第1半導体デバイス13及び第1基台11を貫通する複数の貫通孔53が形成される。
孔形成ステップを実施した後、図9に示すように、絶縁膜形成ステップを実施する。絶縁膜形成ステップでは、CVD法によって、第1基台11の表面11a及び第1半導体デバイス13の上面だけでなく、貫通孔53の内部にもSiN膜又はSiO膜からなる絶縁膜が堆積される。その後、垂直性のドライエッチングを施すことによって、第1基台11の表面11a、第1半導体デバイス13の上面及び貫通孔53の底部に堆積された絶縁膜が除去される。これにより、各貫通孔53の内部において上下方向に延びる内周面だけに絶縁膜55が残存して形成される。
絶縁膜形成ステップを実施した後、図10に示すように、貫通電極形成ステップを実施する。貫通電極形成ステップでは、第1のウェーハ10の露呈面となる上面側から、各貫通孔53内(絶縁膜55の内側)に銅をそれぞれ充填し、上端側を平坦に形成する。これにより、各貫通孔53内の内部において、上端側が露出する貫通電極56が形成され、貫通電極56の周囲は絶縁膜55によって被覆される。また、貫通電極56によって、各第1半導体デバイス13と、第1半導体デバイス13の直下に配設された対応する第2半導体デバイス23とが電気的に接続される。
貫通電極形成ステップを実施した後、図11に示すように、分割ステップを実施する。分割ステップでは、第2のウェーハ20における第2基板21の裏面21bと環状フレーム(不図示)とにダイシングテープ60を貼着し、貼り合わせウェーハ50を環状フレームで支持する。そして、ダイシングテープ60が貼着された状態の貼り合わせウェーハ50を切削装置(不図示)のテーブル61上に載置してから、切削すべき第1分割予定ライン12を検出する。この検出結果に基づき、切削装置(不図示)の切削ブレード62を第1分割予定ライン12に沿って位置付ける。そして、切削ブレード62の下端がダイシングテープ60の厚み方向中間に達するように位置付けてから、高速回転する切削ブレード62と、貼り合わせウェーハ50とを第1分割予定ライン12の延在方向に相対移動する。これにより、貼り合わせウェーハ50がフルカットで切削加工され、貼り合わせウェーハ50が全ての第1分割予定ライン12及び第2分割予定ライン22に沿って個々の積層デバイスDに分割される。
以上のように、本実施の形態に係る積層デバイスの製造方法によれば、第1のウェーハ10のSiN膜14と、第2のウェーハ20のSi膜25とを当接し、化学結合によりSiN−Si結合層51を形成して強固に接合することができる(図5及び図6参照)。また、SiN−Si結合層51と、第1基台11や第2基台21等とにおいて、熱膨張係数に差が生じることを抑制することができる。これにより、温度等の条件や環境が変化したときに、樹脂を含む接着剤で2枚のウェーハを接着する場合に比べ、接合部分となるSiN−Si結合層51での膨張や収縮による影響を少なくすることができる。この結果、積層デバイスDの機能を安定して維持することができ、積層デバイスDの信頼性を向上することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、分割ステップは、上記のように、切削ブレード62によるフルカットでの切削加工に限定されるものではない。例を挙げると、レーザビームを照射するアブレーション加工によるフルカット、切削加工やアブレーション加工によるハーフカット後ブレーキング装置を使用する割断、貼り合わせウェーハ50内に改質層を形成した後、ブレーキング装置を使用する割断等で貼り合わせウェーハ50を個々の積層デバイスDに分割するようにしてもよい。ここで、アブレーションとは、レーザビームの照射強度が所定の加工閾値以上になると、固体表面で電子、熱的、光科学的及び力学的エネルギーに変換され、その結果、中性原子、分子、正負のイオン、ラジカル、クラスタ、電子、光が爆発的に放出され、固体表面がエッチングされる現象をいう。
また、上記貼り合わせウェーハ50では、第1のウェーハ10と第2のウェーハ20との2枚のウェーハを貼り合わせたが、ウェーハの枚数を増加し、積層デバイスDにおける半導体デバイスの積層数を増やしてもよい。この場合、貼り合わせるウェーハの界面に、上記と同様にしてSiN−Si結合層51を形成して接合する。
また、上記の実施の形態においては、上記各ステップは別々の装置で実施されてもよいし、同一の装置で実施されてもよい。
以上説明したように、本発明は、複数の半導体デバイスが積層された積層デバイスを製造する際に有用であり、周囲の雰囲気によって積層デバイスのデバイス特性が悪化することを防止できるという効果を有する。
10 第1のウェーハ
11 第1基台
11a 表面
11b 裏面
12 第1分割予定ライン
13 第1半導体デバイス
14 SiN膜
20 第2のウェーハ
21 第2基台
21a 表面
21b 裏面
22 第2分割予定ライン
23 第2半導体デバイス
25 Si膜
27 シラン膜
41 シラン組成物41
50 貼り合わせウェーハ
51 SiN−Si結合層
56 貫通電極
D 積層デバイス

Claims (4)

  1. 複数の半導体デバイスが積層された積層デバイスの製造方法であって、
    基台表面に設定された交差する複数の分割予定ラインで区画される各領域に第1半導体デバイスが形成された第1のウェーハの接合面にSiN膜を形成する第1のウェーハSiN膜形成ステップと、
    基台表面に設定された交差する複数の分割予定ラインで区画される各領域に第2半導体デバイスが形成された第2のウェーハの接合面にSi膜を形成する第2のウェーハSi膜形成ステップと、
    該第1のウェーハSiN膜形成ステップと第2のウェーハSi膜形成ステップとを実施した後に、該第2のウェーハのSi膜側と該第1のウェーハのSiN膜側とを対面させると共に、該第1半導体デバイスと該第2半導体デバイスとを対応させた状態で当接させ、SiNとSiとが化学結合により接合し、貼り合わせウェーハを形成する貼り合わせウェーハ形成ステップと、
    該貼り合わせウェーハ形成ステップを実施した後に、該第1のウェーハの露呈面側から該第1半導体デバイス及び該第1のウェーハの基台に貫通電極を形成して、該第1半導体デバイスを対応する第2半導体デバイスに接続する貫通電極形成ステップと、
    該貫通電極形成ステップを実施した後に、該貼り合わせウェーハを該分割予定ラインに沿って個々の積層デバイスへ分割する分割ステップと、
    を備える積層デバイスの製造方法。
  2. 該第1のウェーハの該接合面は、該第1のウェーハの該基台裏面側に形成され、
    該第2のウェーハの該接合面は、該第2のウェーハの該基台表面側に形成される請求項1記載の積層デバイスの製造方法。
  3. 該第2のウェーハSi膜形成ステップにおいては、該第2のウェーハの表面に、シラン組成物を噴射してシラン膜を形成するシラン膜形成ステップと、
    該シラン膜形成ステップを実施した後に、該シラン膜に熱処理を行ってSi膜を形成する熱処理ステップと、を備える請求項1又は2記載の積層デバイスの製造方法。
  4. 該熱処理ステップは、該シラン膜上に高温ガス噴射又はレーザー光線照射を実施しながら該シラン膜の表面全面を走査すること、を特徴とする請求項3記載の積層デバイスの製造方法。
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