JP2015167834A - 仮想走者モデル生成装置、仮想走者モデル生成プログラム及び仮想走者モデル生成方法 - Google Patents

仮想走者モデル生成装置、仮想走者モデル生成プログラム及び仮想走者モデル生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想走者の走行モデルの精度を高めることが可能な仮想走者モデル生成装置、仮想走者モデル生成プログラム及び仮想走者モデル生成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する予定コース算出部と、前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する補間部と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、仮想走者の走行モデルを生成する仮想走者モデル生成装置、仮想走者モデル生成プログラム及び仮想走者モデル生成方法に関する。
従来から、ランニング等のトレーニングの手法として、走者に走行のリズムや音を提供するものがある。この手法の1つとして、目標のタイムにあわせたテンポで楽曲を再生し、走者に走行のリズムを提供するものが知られている。また、この手法の1つとして、目標となるリズムから生成した仮想的な並走者の足音を走者に提供するものが知られている。
特開2011−104235号公報 特開2005−224318号公報 特開2010−264320号公報
上記従来の技術は、目標となる走行速度をリズムで表現するものである。このため、例えば従来の技術により仮想的な走者の走行モデルを生成した場合、走行コースに応じた走行速度や走行ピッチの変化が反映されず、臨場感に欠けた精度の低いものとなる可能性がある。
1つの側面では、仮想走者の走行モデルの精度を高めることが可能な仮想走者モデル生成装置、仮想走者モデル生成プログラム及び仮想走者モデル生成方法を提供することを目的とする。
開示の技術は、走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する予定コース算出部と、前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する補間部と、を有する。
上記各部は、上記各部を実現する処理、上記各処理を手順としてンピュータにより実行させる方法、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
仮想走者の走行モデルの精度を高めることができる。
仮想的な走者の走行モデルについて説明する図である。 第一の実施形態の端末装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。 第一の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。 走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第一の図である。 走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第二の図である。 走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第三の図である。 走行コースの傾斜を走行モデルに反映させる式の導出について説明する図である。 補間式(1)〜(3)の導出を説明する図である。 第一の実施形態の走行モデルの一例を示す図である。 第二の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。 第二の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。 第三の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。 第三の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して実施形態について説明する。図1は、仮想的な走者の走行モデルについて説明する図である。
本実施形態の端末装置100は、走者1が走行する走行コースを仮想的な走者(以下、仮想走者)2が走行した際の走行モデルを生成する。本実施形態の走行モデルとは、走行コースを仮想走者2が走行した際の、走行コースにおける仮想走者2の足の着地位置を含むデータである。走行モデルの詳細は後述する。
本実施形態の端末装置100は、生成した走行モデルに基づき、仮想走者2の足音を表現するパターンデータを出力装置200に出力する。本実施形態の出力装置200は、走者1に装着されるものであり、走行コースを走行する仮想走者2の足音を表現するデータを、例えば音声データとして出力する。
したがって走者1は、出力装置200を介して自身が走行している走行コースを走行する仮想走者2の足音を聞くことができる。
本実施形態の端末装置100は、身につけて持ち歩くことができる情報端末であり、例えばスマートフォン等の携帯端末であっても良いし、腕時計型や眼鏡型のウェアラブル機器であっても良い。また、本実施形態の出力装置200は、例えばイヤホン等であり、端末装置100から出力されるパターンデータを刺激として走者1に伝達できるものであれば良い。
本実施形態では、走者1が走行コースを走行する際に、カーブや坂道等において速度やピッチが変化する点に着目し、この変化を仮想走者2に走行モデルに反映させることで走行モデルの精度を高める。本実施形態では、仮想走者2の走行モデルの精度を高めることで、あたかも走者1の近傍を仮想走者2が走行しているかのような臨場感を走者1に提供することができる。
以下に本実施形態の端末装置100について説明する。図2は、第一の実施形態の端末装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の端末装置100は、それぞれバスBで相互に接続されている表示操作装置11、出力装置12、ドライブ装置13、補助記憶装置14、メモリ装置15、演算処理装置16、インターフェース装置17、センサ装置18を有する。
表示操作装置21は、例えばタッチパネル等であり、情報の入力を受け付ける機能と、情報の表示を行う機能とを有する。インターフェース装置17は、ネットワークに接続する為に用いられる。出力装置12は、端末装置100から各種情報報の出力を行う。
本実施形態の後述する仮想走者モデル生成プログラムは、端末装置100を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。仮想走者モデル生成プログラムは例えば記録媒体19の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。仮想走者モデル生成プログラムを記録した記録媒体19は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、仮想走者モデル生成プログラム記録した記録媒体19がドライブ装置13にセットされると、仮想走者モデル生成プログラムは、記録媒体19からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた仮想走者モデル生成プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14は、インストールされた仮想走者モデル生成プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置15は、コンピュータの起動時に補助記憶装置14から仮想走者モデル生成プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置16はメモリ装置15に格納された仮想走者モデル生成プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
センサ装置18は、例えば端末装置100の位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)センサ、端末装置100の移動における加速度を検出する加速度センサ、端末装置100の角速度を検出する角速度センサ、LRF(Laser Range Finder)センサ等を含む。
次に、図3を参照して本実施形態の端末装置100の機能について説明する。図3は、第一の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。
本実施形態の端末装置100は、仮想走者データベース110、走行コースデータベース120、走行モデルデータベース130を有する。本実施形態の端末装置100において、各データベースは、例えば補助記憶装置14やメモリ装置15等の記憶領域に設けられる。
また、本実施形態の端末装置100には、仮想走者モデル生成プログラム150がインストールされている。本実施形態の端末装置100は、演算処理装置16が仮想走者モデル生成プログラム150を実行することにより、後述する各部の機能を実現する。
以下に、本実施形態の各データベースについて説明する。
本実施形態の仮想走者データベース110は、情報の項目として、仮想走者の速度vと、ピッチ時間tとを有する。本実施形態の仮想走者データベース110は、例えば端末装置100のユーザ等により端末装置100に格納される。端末装置100のユーザとは、例えば走者1である。
本実施形態では、例えば実在の人物を仮想走者に見立て、仮想走者に見立てられた人物が走行した際の速度の平均値を速度vとしても良い。また、本実施形態では、例えば仮想走者に見立てられた人物が走行した際に、1歩移動するのにかかる時間をピッチ時間tとしても良いし、予め決められた値をピッチ時間tとしても良い。以下の本実施形態の説明では、仮想走者の速度vと、ピッチ時間tとを仮想走者情報と呼ぶ。
本実施形態の走行コースデータベース120は、走行コースデータが格納されている。本実施形態の走行コースデータは、例えば一般的なGPS機能等に用いられる地図データであって、走者1の走行コースを特定することができるものである。本実施形態の走行コースデータベース120は、端末装置100の利用者等により予め端末装置100に格納されていても良い。
本実施形態の走行モデルデータベース130は、仮想走者モデル生成プログラム150により生成された仮想走者2の走行モデルが格納される。走行モデルの生成の詳細は後述する。
以下に、端末装置100において、仮想走者モデル生成プログラム150の実行により実現される各部について説明する。
本実施形態の端末装置100は、仮想走者情報取得部151、走行コースデータ取得部152、走行情報取得部153、予定コース算出部154、走行モデル生成部155、相対位置算出部156、パターンデータ生成部157を有する。
仮想走者情報取得部151は、仮想走者データベース110から仮想走者情報を取得する。走行コースデータ取得部152は、走行コースデータベース120から走行コースデータを取得する。走行情報取得部153は、端末装置100の有するセンサ装置18により、走行コースにおける走者1の位置を示す位置情報と、走者1の走行速度を示す速度情報とを、走者1の走行情報として取得する。尚、本実施形態の位置情報は、例えばGPSセンサから出力される情報であっても良い。また本実施形態の速度情報は、例えば加速度センサから出力される情報であっても良い。
予定コース算出部154は、坂角度取得部161と、カーブ角度算出部162と、を有する。予定コース算出部154は、坂角度取得部161により走行コースデータ取得部152により取得された走行コースにおける坂の角度の情報を取得する。また予定コース算出部154は、カーブ角度算出部162により、走行コースのカーブの角度を算出する。そして予定コース算出部154は、走行コースにおいて仮想走者2が走行する予定のコースを算出する。より具体的には予定コース算出部154は、仮想走者2の次の1歩における足の仮の着地位置(以下、単に仮の着地位置と呼ぶ。)を算出する。予定コース算出部154の処理の詳細は後述する。
走行モデル生成部155は、速度算出部171と、ピッチ時間算出部172と、着地位置算出部173と、を有する。本実施形態の走行モデル生成部155は、予定コース算出部154により得られた坂の角度の情報と、カーブの角度の情報と、仮の着地位置の情報とを用いて仮想走者2の走行モデルを生成する。走行モデル生成部155により生成された走行モデルは、走行モデルデータベース130へ格納される。走行モデル生成部155の処理の詳細は後述する。
相対位置算出部156は、走者1の走行情報と、仮想走者2の走行モデルとを比較し、走者1に対する仮想走者2の相対位置を算出する。パターンデータ生成部157は、走行モデルと、走者1と仮想走者2との相対位置と、に基づき、出力装置200に出力させるパターンデータを生成する。
本実施形態において、出力装置200から出力されるパターンデータは、例えば音声データであり、仮想走者2の足音や仮想走者2の呼吸の音等のデータであっても良い。また、本実施形態のパターンデータは、例えば仮想走者2が走行する際の発生するような振動等のであっても良い。すなわち本実施形態のパターンデータは、仮想走者2が走行する際に発生する刺激を示すデータであれば良い。
次に、図4を参照して本実施形態の端末装置100の動作を説明する。図4は、第一の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の端末装置100は、仮想走者情報取得部151により、仮想走者データベース110から仮想走者情報を取得する(ステップS401)。具体的には、仮想走者情報取得部151は、仮想走者の速度vとピッチ時間tとを取得する。続いて端末装置100は、走行コースデータ取得部152により、走行コースデータベース120から走行コースデータを取得する(ステップS402)。
続いて端末装置100は、端末装置100を所持した走者1が走行を開始したか否かを判定する(ステップS403)。具体的には端末装置100は、例えばセンサ装置18の出力に基づき走者1が走行を開始したか否かを判定しても良い。ステップS403において走行の開始が検出されない場合、端末装置100は走行の開始が検出されるまで待機する。
端末装置100は、ステップS403において走者1の走行の開始が検出されると、走行情報取得部153により、走者1の走行情報を取得する(ステップS404)。具体的には走行情報取得部153は、センサ装置18により、走行コースにおける走者1の位置を示す位置情報と、走者1の走行速度を示す速度情報とを取得する。
続いて端末装置100は、予定コース算出部154の坂角度取得部161より、走行コースデータを参照し、走者1が走行している走行コースの傾斜を示す角度αを取得する(ステップS405)。
続いて端末装置100は、予定コース算出部154のカーブ角度算出部162により走行コースにおけるカーブの角度θ(単位は[rad]とする。)を算出する(ステップS406)。具体的には、本実施形態のカーブ角度算出部162は、走行コースにおける、仮想走者2の仮の着地位置を算出する。そしてカーブ角度算出部162は、仮想走者の現在の足の着地位置、仮の着地位置、1歩前の足の着地位置からなる角度を算出し、算出した角度をカーブの角度θとする。角度θの算出の詳細は後述する。
続いて端末装置100は、走行モデル生成部155により、走行コースの傾斜を示す角度αと、走行コースにおけるカーブの角度θとを反映させた仮想走者2の速度vl、ピッチ時間tl、足の着地位置Pとを算出する(ステップS407)。
具体的には、走行モデル生成部155は、速度算出部171により、仮想走者2の速度vlを以下に示す補間式(1)により算出する。また走行モデル生成部155は、ピッチ時間算出部172により、仮想走者2のピッチ時間tlを以下に示す補間式(2)により算出する。さらに走行モデル生成部155は、着地位置算出部173により、仮想走者2の次の一歩における足の着地位置Pを以下に示す補間式(3)により算出する。本実施形態の補間式(1)〜(3)は、予め与えられた式であり、vは、仮想走者2の速度、tは仮想走者2のピッチ時間である。尚、補間式(1)〜(3)の導出に関する詳細は後述する。
Figure 2015167834
尚、本実施形態の走行モデル生成部155は、ステップS407で算出した各値を、仮想走者2の歩数と対応付けて走行モデルデータベース130に格納しても良い。本実施形態では、仮想走者2の歩数と、ステップS407で算出された各値とを対応付けたデータが走行モデルとなる。
続いて端末装置100は、相対位置算出部156により、仮想走者2の次の足の着地位置Pと、ステップS404で取得した走者1の走行情報とから、走者1に対する仮想走者2の相対的な位置を示す相対位置情報を算出する(ステップS408)。具体的には相対位置算出部156は、例えば走者1と、ステップS407で算出された仮想走者2の着地位置Pとの距離と、仮想走者2の着地位置Pと走者1との角度とを相対位置情報として出力しても良い。
続いて端末装置100は、パターンデータ生成部157により、相対位置情報に基づくパターンデータを生成し、出力装置200へ出力する(ステップS409)。
本実施形態のパターンデータは、例えば仮想走者2の足音の音声データであり、パターンデータ生成部157は、3次元音響により仮想走者2の足音が立体的に聞こえるようにパターンデータを生成しても良い。
また本実施形態のパターンデータは、例えば仮想走者2の映像データであっても良い。この場合の出力装置200は、例えばメガネ型のカメラガジェットとしても良く、走者1が仮想走者2の走行位置を見たときに、仮想走者2の姿をメガネに表示させても良い。また本実施形態のパターンデータは、例えば仮想走者2の足の着地を振動にした振動データであっても良い。この場合の出力装置200は、例えば振動モータの付いたシューズやウェア等の振動生成機能を有するものとし、振動データに応じて仮想走者2の足の着地による振動を発生させるタイミングや振動の強度等で走者1に伝達しても良い。
続いて端末装置100は、ステップS404で取得した位置情報が、走行コースの終端と重なるか否かを判定する(ステップS410)。ステップS410において、位置情報が走行コースの終端と重なる場合、端末装置100は処理を終了する。ステップS410において位置情報が走行コースと重ならない場合、端末装置100は、ステップS404へ戻る。
以上のように本実施形態の端末装置100は、走行コースにおける坂の傾斜やカーブの曲がり具合を仮想走者2の走行モデルの一歩一歩に反映させる。したがって本実施形態によれば、仮想走者の走行モデルの精度を高めることができ、走者に対し、仮想走者が走者のあたかも近傍を走っているかのような臨場感を提供できる。また、本実施形態では、走行コースと走者1の走行情報に基づき、走行コースの坂やカーブによる影響が反映された仮想走者2の走行モデルをリアルタイムに生成することができる。
次に、図5乃至図8を参照し、式(1)〜(3)の導出について説明する。始めに、走行コースのカーブを走行モデルに反映させる場合について説明する。
図5は、走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第一の図である。
本実施形態では、仮想走者2が平坦な直線道を走行する際の速度をvとし、仮想走者2が1歩進むのにかかる時間をピッチ時間tとして、仮想走者2の現在の足の着地位置P0から距離v×tを半径とした円R1を描く。
本実施形態では、予定コース算出部154により、この円R1と走行コースSとが交わる位置を、仮想走者2の次の1歩における足の仮の着地位置を算出し、仮の着地位置P1とする。また本実施形態では、カーブ角度算出部162により、現在の足の着地位置P0、仮の着地位置P1、1歩前の足の着地位置P1′からなる角度θを算出する。本実施形態では、この角度θを、走者1の現在の位置におけるカーブの角度と見なす。本実施形態のカーブの角度とは、曲がっている道路を仮想走者2が一歩進む毎に進行方向をどれだけの角度変化させるかを表す曲率である。
次に本実施形態では、カーブにより減速した仮想走者2の速度v′を計算する。本実施形態の速度v′は、以下の式(4)により求められる。
速度v′=v×θ/π 式(4)
式(4)における項θ/πは、仮想走者2がカーブを走行する際の減速を反映させるための補正項であり、予め決められた項である。尚、本実施形態における補正項は、θ/πとしたが、これに限定されない。本実施形態の補正項は、θ=πにおいて速度vが維持され、θ=0において速度vが0となり、θが小さくなったとき速度vが減速するような補正項であれば良い。尚、θ=πは、仮想走者2が直進していることを示し、θ=0は、仮想走者2が走行方向を反転させたことを示している。
図6は、走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第二の図である。
本実施形態では、図6に示すように、速度v′が算出されると、現在の足の着地位置P0から距離v′×tを半径とした円R2を描き直す。そして本実施形態では、円R2と走行コースSとが交わる位置を、カーブを反映させた仮想走者2の次の1歩における足の着地位置(以下、単に次の着地位置と呼ぶ。)P2とする。
図7は、走行コースのカーブを走行モデルに反映させる式の導出について説明する第三の図である。
一般的に、走者がカーブを走行する場合、速度を維持するために歩幅を狭くし、ピッチ時間を短くする傾向があることが知られている。そこで本実施形態では、この点に着目し、仮想走者2の速度v′とピッチ時間tとに、カーブによる歩幅の変化を反映させる補正を行う。
具体的には、本実施形態では、速度v′を歩幅の変化に応じてさらに補正した速度をv′′とし、歩幅の変化に応じて補正したピッチ時間をt′としたとき、以下の式(5)が成立するように、速度v′とピッチ時間tとを補正する。
速度v′′×ピッチ時間t′=速度v′×ピッチ時間t 式(5)
本実施形態では、上記式(5)を満たすように速度v′′とピッチ時間t′を以下の式(6)で求める。
速度v′′=v√(θ/π)
ピッチ時間t′=t√(θ/π) 式(6)
また、次の着地位置P2は、以下の式(7)により求める。
次の着地位置P2=速度v′′×ピッチ時間t′=vtθ/π 式(7)
尚、式(6)における項√(θ/π)は、仮想走者2がカーブを走行する際の速度と歩幅の変化を反映させるための補正項である。尚、本実施形態における補正項は、√(θ/π)としたが、これに限定されない。速度と歩幅の変化を反映させるための補正項は、角度θが小さくなるほど速度v′′の変化が大きくなるように設定されていれば良い。
また、本実施形態では、図7における1歩前の足の着地位置P1′、現在の足の着地位置P0、次の着地位置P2により形成される角度θsを、走行モデルにおいて仮想走者2の歩数と対応付けても良い。
次に、走行コースの傾斜を走行モデルに反映させる場合について説明する。走行コースの傾斜とは、例えば走行コースにおける坂である。
図8は、走行コースの傾斜を走行モデルに反映させる式の導出について説明する図である。図8(A)は傾斜の角度が正の値であるとき、すなわち上り坂である場合を示し、図8(B)は傾斜の角度が負の値であるとき、すなわち下り坂である場合を示し、
図8では、走行コースの傾斜の角度をα[rad]とする。一般的に、走者が坂道を走行する場合、上り坂では速度を維持するために、また下り坂では膝の負担を減らすために、歩幅を狭くしてピッチ時間tを短くする傾向にあることが知られている。そこで本実施形態では、この点に着目し、仮想走者2の速度vとピッチ時間tとに、坂道による速度と歩幅の変化を反映させる補正を行う。
本実施形態では、坂道においてピッチ時間tを短くする補正項として、cosαを用いた。この場合、仮想走者2が坂道を走行する際のピッチ時間をt′とすると、ピッチ時間t′と、次の一歩における足の仮の着地位置P3と、は以下の式(8)となる。
ピッチ時間t′=t×cosα
次の足の着地位置P3=v×t×cosα 式(8)
尚、本実施形態では、補正項としてcosαを用いたが、これに限定されない。坂道による速度と歩幅の変化を反映させる補正項は、角度αの絶対値が大きいほどピッチ時間t′が短くなるような補正項であれば良い。尚、坂道においては、走者は速度を維持するように努めるため、ここでは速度vは一定とした。
以上のように本実施形態では、走行コースのカーブを反映させた場合の仮想走者2の速度、ピッチ時間及び次の足の着地位置と、走行コースの坂道を反映させた場合の仮想走者2の速度、ピッチ時間及び仮の着地位置と、を用いて、仮想走者2の走行モデルを生成する補間式(1)〜(3)を導出する。
より具体的には、本実施形態では、図9に示すように、式(6)、式(7)に式(8)を代入することで補間式(1)〜(3)を得ることができる。図9は、補間式(1)〜(3)の導出を説明する図である。
以上のように本実施形態では、走行コースのカーブと坂道においては、ピッチ時間と、前の足の着地位置と、現在の足の着地位置と、予測される次の足の着地位置とから得られる角度θを用いた補間式により、仮想走者の足音の発生位置を補間し、高精度の走行モデルを生成する。
次に、図10を参照して本実施形態の走行モデルについて説明する。図10は、第一の実施形態の走行モデルの一例を示す図である。
本実施形態の走行モデルは、情報の項目として、仮想走者2の歩数と、ピッチ時間tと、速度vと、角度θsとを有する。本実施形態の走行モデルでは、歩数と、その他の項目とが対応付けられている。例えば図10に示す走行モデルでは、仮想走者2の1歩目から2歩目に進むまでにかかるピッチ時間tは、0.3秒であり、速度は10km/hである。また、図10の例では、仮想走者2の前の足の着地位置と、現在の足の着地位置と、次の足の着地位置とが形成する角度θsは180度である。よって仮想走者2は、直進していることがわかる。
また、図10に示す走行モデルでは、3歩目でピッチ時間tが0.3秒から0.25秒に変化し、その後のピッチ時間tは0.25秒となっている。また、3歩目と4歩目における速度vは一定である。よって図10の例では、走行コースが仮想走者2の3歩目から坂になっていることがわかる。
さらに図10に示す走行モデルでは、5歩目において速度vも10km/hから9km/hへ減速している。よって図10の例では、走行コースが仮想走者2の5歩目からカーブしていることがわかる。
尚、本実施形態では、仮想走者データベース110に格納された速度vは、仮想走者の走行における平均速度としたが、この平均速度は、例えば仮想走者が所定の走行コースの全区間を走行した際の平均速度であっても良いし、1km毎や所定区間毎の平均速度であっても良い。
また、本実施形態の仮想走者データベース110に格納された速度vは、例えはDaniels Running Formulに示される気温と走行速度の影響に基づき、仮想走者の速度に気温の影響による変化を反映させても良い。また、本実施形態の仮想走者データベース110に格納された速度vは、例えば仮想走者が実在する人物であり、仮想走者の坂道やカーブの手不得手が既知の場合には、この得手不得手を速度vに反映させても良い。具体的には例えば、坂道の角度αやカーブの角度θに応じた補正項を速度vに掛け合わせることで、仮想走者の得手不得手を反映させても良い。
また、本実施形態の仮想走者データベース110に格納されたピッチ時間tは、一般的な走者のピッチ時間が距離や速度に依らず3歩で1秒程度と変化しないことからピッチ時間tを0.3秒に固定しても良い。また、本実施形態の仮想走者データベース110に格納されたピッチ時間tは、仮想走者が実在する人物である場合、仮想走者のマラソン時の歩数と走行タイムから、ピッチ時間tを走行タイム÷歩数として算出しても良い。さらに本実施形態では、仮想走者の坂道の角度αやカーブの角度θにおける走法が既知の場合には、坂道の角度αやカーブの角度θに応じた補正項をピッチ時間tに掛け合わせることで、
スライド走法やピッチ走法等の仮想走者の走法を表現しても良い。
以上のように本実施形態によれば、走行コースの坂やカーブに応じて仮想走者2の1歩毎にピッチ時間tと速度vとを変化させ、仮想走者2の足の着地位置を算出する。したがって本実施形態によれば、走行コースをあたかも仮想走者2が走ったかのような、精度の高い走行モデルを生成することができる。
また、本実施形態では、例えば仮想走者データベース110にオリンピック選手や過去の自分、遠方に住む友人やライバル選手等の速度vとピッチ時間tとを仮想走者情報として格納しておくことで、さまざまなパターンの走行モデルを生成できる。また、本実施形態では、仮想走者データベース110に格納された仮想走者情報を複数の走者で共有することもできる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、仮想走者2が走者1を追い越すことが想定されている点で第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図11は、第二の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。本実施形態の端末装置100Aには、仮想走者モデル生成プログラム150Aがインストールされている。本実施形態の端末装置100Aは、予定コース算出部154Aを有する。坂角度取得部161、カーブ角度算出部162、コース修正部163を有する。本実施形態のコース修正部163は、例えば仮想走者2の現在の足の着地位置と、次の足の着地位置との間の距離が所定値未満であった場合に、仮想走者2の走行コースを、走者1を追い越すコースに修正する。仮想走者2が走者1を追い越す場合とは、例えば走者1の速度が仮想走者2と比べて遅い場合等である。
図12は、第二の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。
図12のステップS1201からステップS1208までの処理は、図4のステップS401からステップS408までの処理と同様であるから説明を省略する。
ステップS1208に続いて、コース修正部163は、ステップS1207で算出した仮想走者2の足の着地位置と、仮想走者2の1歩前の足の着地位置との間の距離を算出し、その距離が所定値未満であるか否かを判定する(ステップS1209)。
ステップS1209において、距離が閾値以上であった場合、端末装置100AはステップS1211へ進む。ステップS1211とステップS1212の処理は、図4のステップS409とステップS410の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1209において、距離が閾値未満であった場合、コース修正部163は、追い越し用のコースを設定し(ステップS1210)、ステップS1207へ戻る。
以下に、追い越し用のコースについて説明する。本実施形態のコース修正部163は、例えば仮想走者2が走者1を追い越す際に、走者1の速度に基づき走者1の予想走行範囲を計算し、予想走行範囲を回り込むように走行コースを修正する。具体的にはコース修正部163は、ステップS1202で読み込んだ走行コースから、進行方向を所定の角度ずらして弧を描き、再び走行コース上へ戻るように、走行コースを修正しても良い。所定の角度は、例えば走行コースデータベース120に格納されていても良い。
また、本実施形態のコース修正部163は、例えば走者1が予定の走行コースから外れた場合、現在の仮想走者2の位置から地図の走路に沿ってユーザの位置まで走行コースを新たに作成しても良い。その後、コース修正部163は、仮想走者2の足の着地位置が走者1の後方にある場合(すなわち仮想走者2が走者1の後方を走行している場合)、仮想走者2を走者1に追従させる。また、コース修正部163は、仮想走者2が走者1を追い越した場合には、仮想走者2をそのまま直進させ、行き止まりで停止させる。また、コース修正部163は、走者1が予定の走行コースに復帰した場合には、仮想走者2を予定の走行コースに復帰させる。
以上のように、本実施形態によれば、仮想走者2が走者1を追い越す場合には、仮想走者2の走行コースを走者1を迂回するようなコースへ修正し、修正後の走行コースに基づき仮想走者2の走行モデルを生成する。したがって本実施形態によれば、走者1に対して、あたかも自身が仮想走者2に追い抜かれたような体験を提供することができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態では、端末装置に走行コースデータが格納されていない点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能を有するものには第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図13は、第三の実施形態の端末装置の機能構成を説明する図である。本実施形態の端末装置100Bは、仮想走者モデル生成プログラム150Bがインストールされている。本実施形態の端末装置100Bは、走行コースデータベース120を有していない。また、本実施形態の端末装置100Bは、走行情報取得部153A、予定コース算出部154Aを有し、走行コースデータ取得部152を有していない。
本実施形態の走行情報取得部153Aは、走者1の走行情報を取得する。本実施形態の走行情報取得部153Aは、走者情報として、走者1の位置情報と速度情報に加え、センサ装置18に含まれる角速度センサ等の出力を取得する。
予定コース算出部154Aは、走行情報取得部153Aが取得した走行情報に基づき、仮想走者2の走行コースを算出する。
具体的には、本実施形態の予定コース算出部154Aは、例えば走者1の位置情報と速度情報と、に基づき走者1の進行方向に向かう所定の走行範囲を設定する。そして予定コース算出部154Aは、坂角度算出部161Aにより、角速度センサ等の出力に応じて、走行範囲内におけるコースの傾斜を算出しても良い。
以下に図14を参照して本実施形態の端末装置100Bの動作を説明する。図14は、第三の実施形態の端末装置の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の端末装置100Bは、仮想走者情報取得部151により、仮想走者データベース110から仮想走者情報を取得する(ステップS1401)。続いて端末装置100Bは、端末装置100Bを所持した走者1が走行を開始したか否かを判定する(ステップS1402)。具体的には端末装置100Bは、例えばセンサ装置18の出力に基づき走者1が走行を開始したか否かを判定しても良い。ステップS1402において走行の開始が検出されない場合、端末装置100Bは走行の開始が検出されるまで待機する。
端末装置100Bは、ステップS1402において走者1の走行の開始が検出されると、走行情報取得部152Aにより、走者1の走行情報を取得する(ステップS1403)。具体的には走行情報取得部152Aは、走者1の位置を示す位置情報と、走者1の走行速度を示す速度情報と、センサ装置18に含まれる角速度センサ等の出力を取得する。
続いて本実施形態の端末装置100Bは、予定コース算出部154Aにより、走行コースを算出する(ステップS1404)。具体的には予定コース算出部154Aは、ステップS1403で取得した走行情報に基づき、走者1の走行範囲において、走者1の進行方向と、走行範囲におけるコースの傾斜の角度やカーブの角度を算出する。
ステップS1405からステップS1408までの処理は、図4のステップS407からステップS410の処理と同様であるから、説明を省略する。
以上のように本実施形態では、端末装置100Bに走行コースが登録されておらず走行コースが未知である場合にも、リアルタイムに走行コースを算出して仮想走者2の走行モデルを生成することができる。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する予定コース算出部と、
前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する補間部と、を有する仮想走者モデル生成装置。
(付記2)
前記角度は、
前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置と、前記現在の足の着地位置の1歩前の足の着地位置と、からなり、
前記予定コース算出部は、
前記仮想走者の走行における速度とピッチ時間とが格納された仮想走者データベースを参照し、
前記仮想走者の現在の足の着地位置を中心とし、前記速度と前記ピッチ時間とに基づく距離を半径とする円と、前記走行コースとの交点を、前記予測される着地位置として前記角度を算出する付記1記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記3)
前記補間式は、前記仮想走者の速度を補間する第一の補間式を含み、
前記第一の補間式は、
前記仮想走者の速度が、前記角度が小さくなるときに遅くなるよう設定される付記2記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記4)
前記補間部は、
前記仮想走者の現在の足の着地位置を中心とし、前記第一の補間式により補間された速度と前記ピッチ時間とに基づく距離を半径とする円と、前記走行コースとの交点を、前記仮想走者の次の足の着地位置とする付記3記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記5)
前記補間式は、前記仮想走者のピッチ時間を補間する第二の補間式と、前記第一の補間式により補間された前記仮想走者の速度をさらに補間する第三の補間式と、を含み、
前記第二及び第三の補間式は、
前記ピッチ時間と、前記第一の補間式により補間された前記仮想走者の速度との積と、前記第二の補間式により補間された前記ピッチ時間と、前記第三の補間式により補間された前記速度との積と、
が等しくなるように設定される付記4記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記6)
前記第二の補間式は、
前記走行コースの傾斜角が大きくなるときに、前記ピッチ時間が短くなるように設定される付記5記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記7)
前記仮想走者の歩数と、前記補間式により補間された前記仮想走者のピッチ時間及び速度とが対応付けた前記仮想走者の走行モデルを生成する走行モデル生成部を有する付記1乃至6の何れか一項に記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記8)
前記仮想走者の次の足の着地位置に基づき、前記仮想走者と、当該仮想走者モデル生成装置を装着して前記走行コースを走行する走者と、の相対位置を算出する相対位置算出部と、
前記走行モデルと前記相対位置と、に基づき前記仮想走者の走行している状態を示す刺激を出力させるパターンデータを生成し、前記パターンデータを前記刺激として出力する出力装置へ出力するパターンデータ生成部と、を有する付記7記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記9)
前記パターンデータは、前記仮想走者の足音を発生させるパターンデータである付記8記載の仮想走者モデル生成装置。
(付記10)
走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する処理と、
前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する処理と、をコンピュータに実行させる仮想走者モデル生成プログラム。
(付記11)
コンピュータによる仮想走者モデル生成方法であって、該コンピュータが、
走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出し、
前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する、仮想走者モデル生成方法。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から
逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100、100A、100B 端末装置
110 仮想走者データベース
120 走行コースデータベース
130 走行モデルデータベース
150、150A、150B 仮想走者モデル生成プログラム
151 仮想走者情報取得部
152 走行コースデータ取得部
153 走行情報取得部
154 予定コース算出部
155 走行モデル生成部
156 相対位置算出部
157 パターンデータ生成部
200 出力装置

Claims (9)

  1. 走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する予定コース算出部と、
    前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する補間部と、を有する仮想走者モデル生成装置。
  2. 前記角度は、
    前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置と、前記現在の足の着地位置の1歩前の足の着地位置と、からなり、
    前記予定コース算出部は、
    前記仮想走者の走行における速度とピッチ時間とが格納された仮想走者データベースを参照し、
    前記仮想走者の現在の足の着地位置を中心とし、前記速度と前記ピッチ時間とに基づく距離を半径とする円と、前記走行コースとの交点を、前記予測される着地位置として前記角度を算出する請求項1記載の仮想走者モデル生成装置。
  3. 前記補間式は、前記仮想走者の速度を補間する第一の補間式を含み、
    前記第一の補間式は、
    前記仮想走者の速度が、前記角度が小さくなるときに遅くなるよう設定される請求項2記載の仮想走者モデル生成装置。
  4. 前記補間部は、
    前記仮想走者の現在の足の着地位置を中心とし、前記第一の補間式により補間された速度と前記ピッチ時間とに基づく距離を半径とする円と、前記走行コースとの交点を、前記仮想走者の次の足の着地位置とする請求項3記載の仮想走者モデル生成装置。
  5. 前記補間式は、前記仮想走者のピッチ時間を補間する第二の補間式と、前記第一の補間式により補間された前記仮想走者の速度をさらに補間する第三の補間式と、を含み、
    前記第二及び第三の補間式は、
    前記ピッチ時間と、前記第一の補間式により補間された前記仮想走者の速度との積と、前記第二の補間式により補間された前記ピッチ時間と、前記第三の補間式により補間された前記速度との積と、
    が等しくなるように設定される請求項4記載の仮想走者モデル生成装置。
  6. 前記第二の補間式は、
    前記走行コースの傾斜角が大きくなるときに、前記ピッチ時間が短くなるように設定される請求項5記載の仮想走者モデル生成装置。
  7. 前記仮想走者の歩数と、前記補間式により補間された前記仮想走者のピッチ時間及び速度とが対応付けた前記仮想走者の走行モデルを生成する走行モデル生成部を有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の仮想走者モデル生成装置。
  8. 走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出する処理と、
    前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する処理と、をコンピュータに実行させる仮想走者モデル生成プログラム。
  9. コンピュータによる仮想走者モデル生成方法であって、該コンピュータが、
    走行コースに基づき、仮想走者の足が着地すると予測される着地位置を算出し、
    前記走行コースの坂道及びカーブにおいて、前記予測される着地位置と、前記仮想走者の現在の足の着地位置とから得られる角度を用いた補間式により、前記予測される着地位置を補間する、仮想走者モデル生成方法。
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