JP2015162965A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】体格やコストの増大を抑制しつつ、給電装置から蓄電装置40に出力される電圧の調整範囲を拡大できる給電装置を提供する。
【解決手段】給電装置は、接続端子11、第1整流部50及びコンバータ70を介して交流電源41から蓄電装置40に給電する接触給電モードと、非接触受電部20、第1整流部50及びコンバータ70を介して交流電源42から蓄電装置40に給電する非接触給電モードとを切り替え可能に構成されている。給電装置は、さらに、非接触給電モードで給電されている場合のコンバータ70の出力電圧が取り得る最大値を増大させるべく、非接触給電モードで給電されている場合において、リアクトル60aを用いた力率改善動作を停止させてリアクトル60aを出力電圧の増大のために流用可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外部の交流電源から給電対象に給電可能に構成された給電装置に関する。
この種の給電装置としては、下記特許文献1に見られるように、交流電源から受電端子を介して蓄電装置に接触充電(コンダクティブ充電)する構成と、交流電源から蓄電装置に非接触で充電(インダクティブ充電)する構成とを備えるものが知られている。詳しくは、この装置は、交流電源から受電端子を介して蓄電装置に充電可能に構成された充電器と、交流電源から非接触で受電可能に構成された非接触受電部とを備えている。
充電器は、受電端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換して出力する第1の整流部と、第1の整流部から出力された直流電圧を交流電圧に変換して絶縁トランスの1次巻線に印加するインバータと、絶縁トランスの2次巻線から出力された交流電圧を直流電圧に変換して蓄電装置に印加する第2の整流部とを備えている。また、充電器は、非接触受電部から出力された交流電圧を直流電圧に変換して第2の整流部に出力する第3の整流部を備えている。こうした構成によれば、接触充電時に用いられる第2の整流部を、非接触充電時に要求される構成の一部として流用することができる。これにより、給電装置の部品数を削減することができる。
また、下記特許文献1に記載された装置では、第3の整流部の出力側と第2の整流部とを接続する電気経路に昇圧用リアクトルが設けられている。このリアクトルと、第2の整流部を構成するスイッチング素子とにより、非接触充電時において、第3の整流部から出力された直流電圧を昇圧することもできる。
特許第4909446号公報
ここで、非接触充電時において、交流電源から蓄電装置への充電制御を適切に行うためには、充電器から蓄電装置に出力される電圧の調整範囲を拡大することが要求される。ただし、充電器の出力電圧の調整範囲を拡大するために、給電装置に上記昇圧用リアクトルを追加する構成を採用すると、給電装置の体格やコストの増大を招くこととなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、体格やコストの増大を抑制しつつ、給電装置から給電対象に出力される電圧の調整範囲を拡大することができる給電装置を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は、外部の交流電源(41,42)から給電対象(40)に給電可能に構成された給電装置であって、前記交流電源(41)に電気的に接続可能に構成された接続端子(11)と、リアクトル(60a;61a;62a,62b;63a,63b)と、一対の端子(T3,T4)と、前記接続端子から入力された電力を元にオン操作によって前記リアクトルにエネルギを蓄積させ、オフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出させて前記一対の端子から出力可能となるように設けられた改善用スイッチ(60b;61c;62e,62f;63g,63h)とを有し、前記接続端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作と、前記改善用スイッチのオンオフ操作による前記リアクトルを用いた力率改善動作とを実行可能に構成された入力部(50,60;50,51,60;50,61;51,62;51,63)と、1次巻線(71a,72a;74a)及び2次巻線(71b,72b;74b)を構成部品とするトランス(72;74)、前記一対の端子から出力された直流電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線に印加可能に設けられた変換用スイッチ(St1,St2;Sa〜Sd)、並びに前記2次巻線から出力された交流電圧を直流電圧に変換して前記給電対象に印加可能に設けられた出力側整流部(70a,70b;75)を有する電力変換部(70;73)と、前記交流電源(42)に電気的に接続された送電コイル(43a)を介して前記交流電源から非接触で受電可能に構成された受電コイル(21a)を有し、前記受電コイルから出力された交流電圧を前記入力部の整流動作によって直流電圧に変換可能なように前記入力部に接続された非接触受電部(20)と、を備え、当該給電装置は、前記入力部及び前記電力変換部を動作させることにより、前記接続端子、前記入力部及び前記電力変換部を介して前記交流電源から前記給電対象に給電する接触給電モードと、前記入力部及び前記電力変換部を動作させることにより、前記非接触受電部、前記入力部及び前記電力変換部を介して前記交流電源から前記給電対象に給電する非接触給電モードとを切り替え可能に構成され、当該給電装置は、さらに、前記非接触給電モードで給電されている場合に前記出力側整流部の出力電圧が取り得る最大値を、前記接触給電モードで前記入力部及び前記電力変換部を動作させつつ前記非接触受電部から前記給電対象に給電すると仮定した場合に前記出力側整流部の出力電圧が取り得る最大値よりも増大させるべく、前記非接触給電モードで給電されている場合において、前記リアクトルを用いた力率改善動作を停止させて、前記リアクトルを前記出力電圧の増大のために流用可能に構成されていることを特徴とする。
上記発明では、非接触給電モードによって給電されている場合において、リアクトルを用いた力率改善動作を停止させ、出力側整流部の出力電圧を増大させるためにリアクトルを流用する。このため、給電装置の体格やコストの増大を抑制しつつ、給電装置の出力電圧の調整範囲を拡大することができる。
第1実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 接触給電モードにおける給電装置の動作態様を示す回路図。 非接触給電モードにおける給電装置の動作態様を示す回路図。 非接触給電モードにおける給電装置の動作態様を示すタイムチャート。 非接触給電モードにおける第1モードの等価回路。 非接触給電モードにおける第2モードの等価回路。 非接触給電モードにおける第3モードの等価回路。 第2実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 第3実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 第4実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 第5実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 第6実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。 第7実施形態にかかる車載給電装置の全体構成図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかる給電装置を車両用給電装置として具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両は、接触式充電器10と、非接触受電部20と、接触式充電器10を制御対象とする制御装置30と、給電対象としての蓄電装置40とを備えている。なお、蓄電装置40としては、例えば、蓄電池(ニッケル水素蓄電池,リチウムイオン蓄電池)や、大容量のキャパシタを用いることができる。
接触式充電器10は、接続端子11、第1整流部50、PFC回路60、絶縁型コンバータ70、及びLCフィルタ80を備えている。接続端子11は、車両外部の交流電源41から接触充電を行うためのインターフェースである。接続端子11は、交流電源41の図示しない電源コンセント等に電気的に接続可能に構成されている。なお、本実施形態において、第1整流部50が「入力側整流部」又は「第1入力側整流部」に相当する。また、コンバータ70が「電力変換部」に相当する。
第1整流部50は、第1,第2端子T1,T2を介して接続端子11から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作を行い、第1〜第4整流ダイオード50a〜50dを備えている。詳しくは、第1整流ダイオード50aのアノードには、第2整流ダイオード50bのカソードが接続され、これらダイオード50a,50bの接続点には、第1端子T1が接続されている。第3整流ダイオード50cのアノードには、第4整流ダイオード50dのカソードが接続され、これらダイオード50c,50dの接続点には、第2端子T2が接続されている。第1整流ダイオード50aのカソードには、第3整流ダイオード50cのカソードが接続され、第2整流ダイオード50bのアノードには、第4整流ダイオード50dのアノードが接続されている。
第1整流部50の出力側には、PFC回路60の入力側が接続されている。PFC回路60は、リアクトル60a、改善用スイッチング素子60b、改善用ダイオード60c、第1コンデンサ82a、及び第1切替スイッチ81aを備えている。本実施形態では、改善用スイッチング素子60bとして、NチャネルMOSFETを用いている。リアクトル60aの第1端には、改善用スイッチング素子60bのドレインが接続され、リアクトル60aの第2端には、第1,第3整流ダイオード50a,50cの接続点が接続されている。改善用スイッチング素子60bのソースには、第2,第4整流ダイオード50b,50dの接続点と、PFC回路60の第4端子T4とが接続されている。リアクトル60a及び改善用スイッチング素子60bの接続点には、改善用ダイオード60cのアノードが接続され、カソードには、PFC回路60の第3端子T3が接続されている。第3端子T3と第4端子T4とは、第1コンデンサ82a及び第1切替スイッチ81aの直列接続体によって接続されている。第1切替スイッチ81aは、オン操作によって自身の一対の主端子(入出力端子)間を電気的に導通状態とし、オフ操作によって一対の主端子間を電気的に遮断状態とする機能を有する。ここで、第1切替スイッチ81aとしては、例えば半導体スイッチング素子(例えば、電圧制御形のスイッチング素子であり、より詳しくはMOSFET)を用いればよい。
PFC回路60の第3,第4端子T3,T4には、コンバータ70の入力側が接続されている。コンバータ70は、第1,第2変換用スイッチング素子St1,St2、第1,第2トランス71、72、及び第1,第2変換用ダイオード70a,70bを備えるプッシュプル型のコンバータである。コンバータ70は、入力された直流電圧を所定の直流電圧に変換して出力する機能を有する。本実施形態では、各変換用スイッチング素子St1,St2として、NチャネルMOSFETを用いている。
第1トランス71(絶縁トランス)を構成する第1の1次巻線71aの第1端には、第3端子T3が接続され、第2端には、第1変換用スイッチング素子St1を介して第4端子T4が接続されている。第2トランス72(絶縁トランス)を構成する第2の1次巻線72aの第1端には、第3端子T3が接続され、第2端には、第2変換用スイッチング素子St2を介して第4端子T4が接続されている。第1トランス71を構成する第1の2次巻線71bの第1端には、第5端子T5が接続され、第2端には、第1変換用ダイオード70aのカソードに接続されている。第1変換用ダイオード70aのアノードには、第6端子T6が接続されている。第2トランス72を構成する第2の2次巻線72bの第1端には、第5端子T5が接続され、第2端には、第2変換用ダイオード70bのカソードが接続されている。第2変換用ダイオード70bのアノードには、第6端子T6が接続されている。なお、本実施形態において、各変換用ダイオード70a,70bが「出力側整流部」を構成する。
ここで、本実施形態では、第1の1次巻線71aの第1端側に極性が正となる電圧が印加された場合、第1の2次巻線71bの第1端側の極性が正となるように第1トランス71が構成されている。また、第2の1次巻線72aの第2端側に極性が正となる電圧が印加された場合、第2の2次巻線72bの第2端側の極性が正となるように第2トランス72が構成されている。また、各第1巻線71a,72a同士の巻数N1は同一に設定され、各第2巻線71b,72b同士の巻数N2も同一に設定されている。各第1巻線71a,72aの巻数N1は、各第2巻線71b,72bの巻数N2よりも高く設定されている。これにより、コンバータ70は、入力電圧を降圧して出力する機能を有する。
コンバータ70の第5端子T5には、蓄電装置40の正極端子が接続され、第6端子T6には、蓄電装置40の負極端子が接続されている。なお、コンバータ70の出力側と蓄電装置40との間には、フィルタ用リアクトル80a及びフィルタ用コンデンサ80bを有するLCフィルタ80が設けられている。
第5端子T5と第6端子T6とは、第2コンデンサ82b及び第2切替スイッチ81bの直列接続体によって接続されている。第2切替スイッチ81bは、第1切替スイッチ81aと同様の機能を有する。ここで、第2切替スイッチ81bとしては、例えば半導体スイッチング素子を用いればよい。
非接触受電部20は、受電パッド21と、フィルタ22とを備えている。受電パッド21は、車両外部の交流電源42に電気的に接続された送電コイル43aを介して交流電源42から非接触で受電可能に構成された受電コイル21aを備えている。ここでは、例えば、送電コイル43aと受電コイル21aとが磁気結合することにより、交流電源42から非接触で受電可能な構成を用いることができる。受電パッド21は、さらに、受電側共振回路を備えている。本実施形態では、受電側共振回路として、受電コイル21aに並列接続されたコンデンサ21bを用いている。フィルタ22は、受電パッド21から出力された交流からノイズを除去する。送電パッド43は、送電コイル43aと、送電側共振回路とを備えている。本実施形態では、送電側共振回路として、送電コイル43aに並列接続されたコンデンサ43bを用いている。
受電コイル21aの第1端には、フィルタ22及び第3切替スイッチ81c(「入力側スイッチ」に相当)を介して第1端子T1が接続され、受電コイル21aの第2端には、フィルタ22を介して第2端子T2が接続されている。第1端子T1には、第4切替スイッチ81dを介して接続端子11が接続されている。第3,第4切替スイッチ81c,81dは、第1切替スイッチ81aと同様の機能を有する。ここで、第3,第4切替スイッチ81c,81dとしては、例えば半導体スイッチング素子を用いればよい。
制御装置30は、交流電源41から接続端子11を介して蓄電装置40に給電する接触給電モードで給電装置を動作させるべく、接触式充電器10を操作する。また、制御装置30は、交流電源42から非接触受電部20を介して蓄電装置40に給電する非接触給電モードで給電装置を動作させるべく、接触式充電器10を操作する。なお、本実施形態では、接触給電モードと非接触給電モードとを同時に実行しない構成としている。このため、制御装置30は、これらモードのうち一方のモードを選択して実行する。
図2を用いて、接触給電モードについて説明する。なお、図2では、改善用スイッチング素子60bと各変換用スイッチング素子St1,St2とを簡略化して図示している。
接触給電モードにおいては、第3切替スイッチ81cがオフ操作され、第4切替スイッチ81dがオン操作されている。これにより、非接触受電部20と接触式充電器10との間を電気的に遮断する。また、このモードにおいては、第1切替スイッチ81aがオン操作され、第2切替スイッチ81bがオフ操作されている。
こうした操作を前提として、改善用スイッチング素子60bのオンオフ操作によって力率改善動作を行う。また、コンバータ70の出力電圧(第5,第6端子T5,T6から蓄電装置40への印加電圧)を目標電圧に制御すべく、第1,第2変換用スイッチング素子St1,St2を交互にオンオフ操作する降圧動作を行う。具体的には、目標電圧が低いほど、各変換用スイッチング素子St1,St2に対するデューティ比が低く設定される。ここで、デューティ比とは、スイッチング素子のオンオフ操作1周期(スイッチング周期Tsw)に対するオン操作時間Tonの比率「Ton/Tsw」のことである。
続いて、図3〜図7を用いて、非接触給電モードについて説明する。
本実施形態では、改善用スイッチング素子60bをオフ操作固定し(すなわち、改善用スイッチング素子60bの操作状態の切り替えを停止し)、PFC回路60の力率改善動作を停止させた状態で、コンバータ70の動作モードを電圧型コンバータモードから電流型コンバータモードに切り替え可能とされている。これにより、コンバータ70に昇圧動作機能を付与する。本実施形態では、非接触給電モードが行われる期間においてコンバータ70を常に電流型コンバータモードで動作させず、この期間において動作モードの切り替え要求があると制御装置30によって判断された場合に動作モードを切り替える。
非接触給電モードにおいては、図3に示すように、第3切替スイッチ81cがオン操作され、第4切替スイッチ81dがオフ操作されている。これにより、交流電源41と接触式充電器10との間を電気的に遮断する。また、このモードにおいては、第1切替スイッチ81aがオフ操作され、第2切替スイッチ81bがオン操作されている。こうした操作を前提として、図4に示すように、第1〜第3モードmode1〜mode3で各変換用スイッチング素子St1,St2を操作する。ここで、図4(a)は、第1変換用スイッチング素子St1の操作状態の推移を示し、図4(b)は、第2変換用スイッチング素子St2の操作状態の推移を示す。また、図4(c)は、第1の2次巻線71bの端子間電圧Vt1の推移を示し、図4(d)は、第2の2次巻線72bの端子間電圧Vt2の推移を示し、図4(e)は、リアクトル60aに流れる電流ILの推移を示す。
まず、第1モードmode1について説明する。なお、図5では、第1整流部50の出力側を、直流電源44を用いて示した。図5に示すように、第1モードmode1は、第1変換用スイッチング素子St1がオン操作され、第2変換用スイッチング素子St2がオフ操作されるモードである。このモードでは、コンバータ70の1次側において、直流電源44、リアクトル60a、第1の1次巻線71a及び第1変換用スイッチング素子St1を含む閉回路が形成され、この閉回路に電流が流れる。これにより、コンバータ70の2次側において、第1の2次巻線71bから蓄電装置40側に電流が流れる。
続いて、図6に示すように、第2モードmode2は、第1,第2変換用スイッチング素子St1,St2の双方がオン操作されるモードである。このモードでは、コンバータ70の1次側において、直流電源44、リアクトル60a、第1の1次巻線71a及び第1変換用スイッチング素子St1を含む閉回路と、直流電源44、リアクトル60a、第2の1次巻線72a及び第2変換用スイッチング素子St2を含む閉回路とが形成され、これら閉回路に電流が流れる。これにより、リアクトル60aには、磁気エネルギが蓄積される。
続いて、図7に示すように、第3モードmode3は、第1変換用スイッチング素子St1がオフ操作され、第2変換用スイッチング素子St2がオン操作されるモードである。このモードでは、コンバータ70の1次側において、直流電源44、リアクトル60a、第2の1次巻線72a及び第2変換用スイッチング素子St2を含む閉回路が形成され、この閉回路に電流が流れる。これにより、コンバータ70の2次側において、第2の2次巻線72bから蓄電装置40側に電流が流れる。
このように、本実施形態では、非接触給電モードが行われる場合において、PFC回路60の力率改善動作を停止させ、PFC回路60を構成するリアクトル60aを用いてコンバータ70を電流型コンバータとして動作させることができる。このため、昇圧用にリアクトルを追加することなく、非接触給電モードにおいてコンバータ70の出力電圧が取り得る最大値を、PFC回路60に力率改善動作をさせてかつコンバータ70に降圧動作をさせている状態で受電コイル21aから蓄電装置40へと給電する場合にコンバータ70の出力電圧が取り得る最大値よりも増大させることができる。これにより、給電装置の体格やコストの増大を抑制しつつ、コンバータ70の目標出力電圧の調整範囲を拡大することができる。さらに、本実施形態では、非接触受電部20及び蓄電装置40の間に介在する昇圧用の回路を1段で構成できる。このため、接触式充電器10における損失を低減でき、ひいては非接触給電モードによる蓄電装置40への電力伝送効率を向上させることもできる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図8に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図8において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。また、図8では、先の図1に示した部材と同一の部材について、図示を省略したものもある。
本実施形態では、フィルタ22と接触式充電器10との間を、第5〜第8整流ダイオード51a〜51dを備える第2整流部51(「第2入力側整流部」に相当)によって接続した。本実施形態において、第2整流部51は、第1整流部50と同様の構成である。第5,第7整流ダイオード51a,51cのカソードには、リアクトル60aの第2端が接続され、第6,第8整流ダイオード51b,51dのアノードには、改善用スイッチング素子60bのソースが接続されている。第2整流部51は、接触式充電器10側からフィルタ22側への電流の流通を阻止する機能を有する。このため、本実施形態によれば、先の図1に示した第3切替スイッチ81cを給電装置から除去することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図9に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図9において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、PFC回路の構成を変更する。詳しくは、PFC回路61は、第1,第2リアクトル61a,61b、改善用スイッチング素子61c、及び第1,第2改善用ダイオード61d,61eを備えている。なお、本実施形態では、各リアクトル61a,61bのインダクタンスを互いに同一に設定している。
第1リアクトル61aの第1端には、改善用スイッチング素子61cのドレインが接続され、第1リアクトル61aの第2端には、第1,第3整流ダイオード50a,50cの接続点が接続されている。改善用スイッチング素子61cのソースには、第2リアクトル61bを介して第2,第4整流ダイオード50b,50dの接続点が接続されている。第1リアクトル61a及び改善用スイッチング素子61cの接続点には、第1改善用ダイオード61dのアノードが接続され、カソードには、第3端子T3が接続されている。第2リアクトル61b及び改善用スイッチング素子61cの接続点には、第2改善用ダイオード61eのアノードが接続され、カソードには、第4端子T4が接続されている。
以上説明した本実施形態によれば、非接触給電モードにおいて、第1,第2リアクトル61a,61bを電流型コンバータの一部として流用することができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、先の第1,第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図10に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図10において、先の図1,図8に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、PFC回路の構成を変更する。詳しくは、PFC回路62は、第1,第2リアクトル62a,62b、第1,第2ダイオード62c,62d(「第1,第2整流素子」に相当)、及び第1,第2スイッチング素子62e,62fを備えるブリッジレスPFC回路である。本実施形態では、各スイッチング素子62e,62fとして、NチャネルMOSFETを用いている。
第1ダイオード62cのアノードには、第1スイッチング素子62eのドレインが接続され、第2ダイオード62dのアノードには、第2スイッチング素子62fのドレインが接続されている。第1ダイオード62cのドレインには、第2ダイオード62dのドレインが接続され、第1スイッチング素子62eのソースには、第2スイッチング素子62fのソースが接続されている。第1,第2ダイオード62c,62dのカソードには、第3端子T3が接続されている。第1,第2スイッチング素子62e,62fのドレインには、第4端子T4が接続されている。
第1ダイオード62cと第1スイッチング素子62eとの接続点には、第1リアクトル62aの第1端が接続され、第1リアクトル62aの第2端には、第1端子T1が接続されている。第2ダイオード62dと第2スイッチング素子62fとの接続点には、第2リアクトル62bの第1端が接続され、第2リアクトル62bの第2端には、第2端子T2が接続されている。
続いて、本実施形態にかかる接触給電モードのうち、PFC回路62の力率改善動作について説明する。交流電源41の出力電圧が正の極性を持つ期間においては、第2スイッチング素子62fがオン操作される状況下、第1スイッチング素子62eがオンオフ操作される。一方、交流電源41の出力電圧が負の極性を持つ期間においては、第1スイッチング素子62eがオン操作される状況下、第2スイッチング素子62fがオンオフ操作される。
続いて、本実施形態にかかる非接触給電モードについて説明する。このモードでは、第4切替スイッチ81dがオフ操作される。また、このモードでは、第1スイッチング素子62eがオフ操作され、第2スイッチング素子62fがオン操作される。これにより、第1,第2リアクトル62a,62bを電流型コンバータの一部として流用することができる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について、先の第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図11に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図11において、先の図10に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、PFC回路の構成を変更する。詳しくは、PFC回路63は、第1,第2リアクトル63a,63b、第1〜第4ダイオード63c〜63f、及び第1,第2スイッチング素子63g,63hを備えている。本実施形態では、各スイッチング素子63g,63hとして、NチャネルMOSFETを用いている。
第1ダイオード63cのアノードには、第2ダイオード63dのカソードが接続され、第3ダイオード63eのアノードには、第4ダイオード63fのカソードが接続されている。第1ダイオード63cのカソードには、第3ダイオード63eのカソードが接続され、第2ダイオード63dのアノードには、第4ダイオード63fのアノードが接続されている。第1,第3ダイオード63c,63eのカソードには、第3端子T3が接続されている。第2,第4ダイオード63d,63fのアノードには、第4端子T4が接続されている。
第1ダイオード63cと第2ダイオード63dとの接続点には、第1リアクトル63aの第1端が接続され、第1リアクトル63aの第2端には、第1端子T1が接続されている。第3ダイオード63eと第4ダイオード63fとの接続点には、第2リアクトル63bの第1端が接続され、第2リアクトル63bの第2端には、第2端子T2が接続されている。第1リアクトル63aの第1端と第2リアクトル63bの第1端とは、第1,第2スイッチング素子63g,63hの直列接続体によって接続されている。第1スイッチング素子63gのソースには、第2スイッチング素子63hのドレインが接続されている。
続いて、本実施形態にかかる接触給電モードのうち、PFC回路63の力率改善動作について説明する。交流電源41の出力電圧が正の極性を持つ期間及び負の極性を持つ期間の双方において、第1,第2スイッチング素子63g,63hの双方が同時にオンオフ操作されることで力率改善動作が行われる。
続いて、本実施形態にかかる非接触給電モードについて説明する。このモードでは、第1,第2スイッチング素子63g,63hの双方がオフ操作される。これにより、第1,第2リアクトル63a,63bを電流型コンバータの一部として流用することができる。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図12に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図12において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、コンバータとして、フルブリッジコンバータを用いる。コンバータ73は、第1〜第4変換用スイッチング素子Sa〜Sd、絶縁トランス74、及び整流器75(「出力側整流部」に相当)を備えている。本実施形態では、各変換用スイッチング素子Sa〜Sdとして、NチャネルMOSFETを用いている。
第1変換用スイッチング素子Saのソースには、第2変換用スイッチング素子Sbのドレインが接続され、第3変換用スイッチング素子Scのソースには、第4変換用スイッチング素子Sdのドレインが接続されている。第1変換用スイッチング素子Saのドレインには、第3変換用スイッチング素子Scのドレインが接続され、第2変換用スイッチング素子Sbのソースには、第4変換用スイッチング素子Sdのソースが接続されている。第1,第2変換用スイッチング素子Sa,Sbの接続点には、トランス74を構成する1次巻線74aの第1端が接続され、1次巻線74aの第2端には、第3,第4変換用スイッチング素子Sc,Sdの接続点が接続されている。トランス74を構成する第2巻線74bには、整流器75が接続されている。整流器75は、第2巻線74bから出力される交流電圧を直流電圧に変換して第5,第6端子T5,T6から出力する。本実施形態では、整流器75として、第1整流部50と同じものを用いている。なお、第1巻線74aの巻数N3は、第2巻線74bの巻数N4よりも高く設定されている。
続いて、本実施形態にかかる接触給電モードのうち、コンバータ73の動作について説明する。本実施形態では、第1,第4変換用スイッチング素子Sa,Sdの組と、第2,第3変換用スイッチング素子Sc,Sdの組とを交互にオンオフ操作することにより、コンバータ73の出力電圧を目標電圧に制御する。
続いて、本実施形態にかかる非接触給電モードについて説明する。
このモードでは、第1,第2変換用スイッチング素子Sa,Sbをオン操作してかつ第3,第4変換用スイッチング素子Sc,Sdをオフ操作する第1動作と、第2,第3変換用スイッチング素子Sb,Scをオフ操作してかつ第1,第4変換用スイッチング素子Sa,Sdをオン操作する(または、第1,第4変換用スイッチング素子Sa,Sdをオフ操作してかつ第2,第3変換用スイッチング素子Sb,Scをオン操作する)第2動作とを交互に繰り返すことで、コンバータ73の出力電圧を目標電圧に制御する。ここでは、目標電圧が高いほど、デューティ比を高く設定する。本実施形態において、デューティ比は、スイッチング周期(第1,第2動作時間の合計値)に対する第1動作時間の比率である。
以上説明した本実施形態によっても、リアクトル60aを電流型コンバータの一部として流用することができる。
なお、非接触給電モードにおける第1,第2動作としては、以下に説明するものを採用してもよい。詳しくは、第1動作を、第1,第2変換用スイッチング素子Sa,Sbをオフ操作してかつ第3,第4変換用スイッチング素子Sc,Sdをオン操作する動作とする。また、第2動作を、第1,第4変換用スイッチング素子Sa,Sdをオフ操作してかつ第2,第3変換用スイッチング素子Sb,Scをオン操作する動作(または、第1,第4変換用スイッチング素子Sa,Sdをオン操作してかつ第2,第3変換用スイッチング素子Sb,Scをオフ操作する動作)とする。
(第7実施形態)
以下、第7実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。図13に、本実施形態にかかる給電装置の構成を示す。なお、図13において、先の図1に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、第1,第2切替スイッチ81a,81bと、第2コンデンサ82bとが給電装置から除去されている。こうした構成において、本実施形態では、非接触給電モードにおいてPFC回路60の動作モードの切り替え要求があると制御装置30によって判断された場合、PFC回路60を、力率改善回路に代えて、昇圧動作を行う昇圧回路として機能させる。詳しくは、PFC回路60の出力電圧(第3,第4端子T3,T4から70への印加電圧)を目標電圧に制御すべく、改善用スイッチング素子60bをオンオフ操作する。ここでは、PFC回路60の目標電圧が高いほど、改善用スイッチング素子60bに対するデューティ比を高く設定する。
こうした構成によれば、コンバータ70の入力電圧が高くなることから、コンバータ70の出力電圧が取り得る最大値を高くすることができる。このため、昇圧のためのリアクトルを追加することなく、コンバータ70の出力電圧の調整範囲を拡大できる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第3実施形態の図9において、上記第2実施形態の図8に示した第2整流部51を適用してもよい。詳しくは、図9において、第1整流部50とPFC回路60との間に第2整流部51の出力側を接続すればよい。
・上記各実施形態において、第2切替スイッチ81bを除去し、第5,第6端子T5,T6間を第2コンデンサ82bによって直接接続してもよい。この場合、接触給電モードにおいて、第2コンデンサ82bは、サージ電圧吸収の役割を果たす。
・上記第2〜第5,第7実施形態のコンバータ70を、上記第6実施形態のコンバータ73に変更してもよい。
・上記第7実施形態では、非接触給電モードにおいて動作モードの切り替え要求があると判断された場合、PFC回路60の動作モードを昇圧動作モードに切り替えた。こうした切り替えを、上記第2〜第6実施形態やその他の実施形態で説明した給電装置に適用してもよい。具体的には例えば、図10に示した給電装置に適用する場合、非接触給電モードにおいて、第1,第2スイッチング素子62e,62fの双方のオン操作と、第1スイッチング素子62eのみのオン操作とを交互に繰り返す動作を昇圧動作とすればよい。ここでは、双方のオン操作時間に対する第1スイッチング素子62eのみのオン操作時間の比率(デューティ比)がPFC回路62の目標出力電圧を制御するための操作量となる。
・上記第4実施形態において、各ダイオード62c,62dを、同期整流可能な半導体スイッチング素子(例えばNチャネルMOSFET)に変更してもよい。
・交流電源の給電対象としては、蓄電装置に限らず、例えば車載電子機器(例えば回転機)であってもよい。また、給電装置としては、車両に適用されるものに限らない。
11…接続端子、20…非接触受電部、40…蓄電装置、41,42…交流電源、50…第1整流部、60…PFC回路、70…コンバータ。

Claims (13)

  1. 外部の交流電源(41,42)から給電対象(40)に給電可能に構成された給電装置であって、
    前記交流電源(41)に電気的に接続可能に構成された接続端子(11)と、
    リアクトル(60a;61a;62a,62b;63a,63b)と、一対の端子(T3,T4)と、前記接続端子から入力された電力を元にオン操作によって前記リアクトルにエネルギを蓄積させ、オフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出させて前記一対の端子から出力可能となるように設けられた改善用スイッチ(60b;61c;62e,62f;63g,63h)とを有し、前記接続端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作と、前記改善用スイッチのオンオフ操作による前記リアクトルを用いた力率改善動作とを実行可能に構成された入力部(50,60;50,51,60;50,61;51,62;51,63)と、
    1次巻線(71a,72a;74a)及び2次巻線(71b,72b;74b)を構成部品とするトランス(72;74)、前記一対の端子から出力された直流電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線に印加可能に設けられた変換用スイッチ(St1,St2;Sa〜Sd)、並びに前記2次巻線から出力された交流電圧を直流電圧に変換して前記給電対象に印加可能に設けられた出力側整流部(70a,70b;75)を有する電力変換部(70;73)と、
    前記交流電源(42)に電気的に接続された送電コイル(43a)を介して前記交流電源から非接触で受電可能に構成された受電コイル(21a)を有し、前記受電コイルから出力された交流電圧を前記入力部の整流動作によって直流電圧に変換可能なように前記入力部に接続された非接触受電部(20)と、
    を備え、
    当該給電装置は、前記入力部及び前記電力変換部を動作させることにより、前記接続端子、前記入力部及び前記電力変換部を介して前記交流電源から前記給電対象に給電する接触給電モードと、前記入力部及び前記電力変換部を動作させることにより、前記非接触受電部、前記入力部及び前記電力変換部を介して前記交流電源から前記給電対象に給電する非接触給電モードとを切り替え可能に構成され、
    当該給電装置は、さらに、前記非接触給電モードで給電されている場合に前記出力側整流部の出力電圧が取り得る最大値を、前記接触給電モードで前記入力部及び前記電力変換部を動作させつつ前記非接触受電部から前記給電対象に給電すると仮定した場合に前記出力側整流部の出力電圧が取り得る最大値よりも増大させるべく、前記非接触給電モードで給電されている場合において、前記リアクトルを用いた力率改善動作を停止させて、前記リアクトルを前記出力電圧の増大のために流用可能に構成されていることを特徴とする給電装置。
  2. 当該給電装置は、前記非接触給電モードで給電されている場合において、前記改善用スイッチの操作状態の切り替えを停止させた状態で、前記変換用スイッチのオン操作によって前記変換用スイッチ、前記1次巻線及び前記リアクトルを含む閉回路を形成して前記受電コイルから前記入力部に入力された電力を元に前記リアクトルにエネルギを蓄積させる動作と、前記変換用スイッチのオフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを前記トランスを介して前記給電対象側に放出させる動作とを交互に繰り返す昇圧動作を実行可能に構成されている請求項1記載の給電装置。
  3. オン操作によって自身の両端の間を電気的に導通状態とし、オフ操作によって自身の両端の間を遮断状態とする切替スイッチ(81a)と、
    前記切替スイッチに直列接続された第1コンデンサ(82a)と、
    前記出力側整流部の一対の端子間に接続された第2コンデンサ(82b)と、
    をさらに備え、
    前記切替スイッチ及び前記コンデンサの直列接続体は、前記入力部の一対の端子間に接続されている請求項2記載の給電装置。
  4. 当該給電装置は、前記切替スイッチをオン操作した状態において前記接触給電モードで給電し、前記切替スイッチをオフ操作した状態において前記昇圧動作を実行可能に構成されている請求項3記載の給電装置。
  5. 前記切替スイッチを第1切替スイッチとし、
    オン操作によって自身の両端の間を電気的に導通状態とし、オフ操作によって自身の両端の間を遮断状態とする第2切替スイッチ(81b)をさらに備え、
    前記出力側整流部の一対の端子間には、前記第2コンデンサ及び前記第2切替スイッチの直列接続体が接続されている請求項3又は4記載の給電装置。
  6. 当該給電装置は、前記第1切替スイッチをオン操作してかつ前記第2切替スイッチをオフ操作した状態において前記接触給電モードで給電し、前記第1切替スイッチをオフ操作してかつ前記第2切替スイッチをオン操作した状態において、前記昇圧動作を実行可能に構成されている請求項5記載の給電装置。
  7. 当該給電装置は、前記非接触給電モードで給電されている場合において、前記改善用スイッチのオン操作によって前記改善用スイッチ及び前記リアクトルを含む閉回路を形成して前記受電コイルから前記入力部に入力された電力を元に前記リアクトルにエネルギを蓄積させる動作と、前記改善用スイッチのオフ操作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギを放出させる動作とを交互に繰り返す昇圧動作を前記力率改善動作に代えて実行可能に構成されている請求項1記載の給電装置。
  8. オン操作によって自身の両端の間を電気的に導通状態とし、オフ操作によって自身の両端の間を遮断状態とする入力側スイッチ(81c)をさらに備え、
    前記非接触受電部と前記入力部の入力側とは、前記入力側スイッチを介して接続されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記入力部は、前記接続端子から入力された交流電圧を直流電圧に変換する第1入力側整流部(50)と、前記受電コイルから出力された交流電圧を直流電圧に変換する第2入力側整流部(51)と、を含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の給電装置。
  10. 前記入力部は、前記接続端子から入力された交流電圧及び前記受電コイルから出力された交流電圧を直流電圧に変換する整流動作を行う入力側整流部(50)と、前記リアクトル(60a)、前記リアクトルに直列接続された前記改善用スイッチ(60b)、及び改善用ダイオード(60c)を有し、前記入力側整流部の出力側に接続されて前記力率改善動作を行う昇圧チョッパ回路(60)と、を含み、
    前記入力側整流部の一対の出力側同士は、前記リアクトル及び前記改善用スイッチの直列接続体を介して接続され、
    前記改善用ダイオードのカソードには、前記昇圧チョッパ回路の一対の端子のうち高電位側端子(T3)が接続され、アノードには、前記リアクトル及び前記改善用スイッチの接続点が接続され、
    前記改善用スイッチの両端のうち前記リアクトルが接続された側とは反対側には、前記昇圧チョッパ回路の一対の端子のうち低電位側端子(T4)が接続されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 前記リアクトルを第1リアクトル(61a)とし、
    前記改善用ダイオードを第1改善用ダイオード(61d)とし、
    前記昇圧チョッパ回路(61)は、第2リアクトル(61b)及び第2改善用ダイオード(61e)をさらに有し、
    前記改善用スイッチ(61c)の両端のうち前記第1リアクトルが接続された側とは反対側と前記入力側整流部の出力側とは、前記第2リアクトルによって接続され、
    前記第2改善用ダイオードのアノードには、前記低電位側端子が接続され、カソードには、前記改善用スイッチ及び前記第2リアクトルの接続点が接続されている請求項10記載の給電装置。
  12. 前記入力部(62)は、前記リアクトルとしての第1リアクトル(62a)及び第2リアクトル(62b)と、前記改善用スイッチとしての第1改善用スイッチ(62e)及び第2改善用スイッチ(62f)と、前記第1改善用スイッチと直列接続された第1整流素子(62c)と、前記第2改善用スイッチと直列接続された第2整流素子(62d)と、を有し、
    前記第1整流素子の両端のうち前記第1改善用スイッチが接続された側とは反対側と、前記第2整流素子の両端のうち前記第2改善用スイッチが接続された側とは反対側とのそれぞれには、前記入力部の一対の端子のうち高電位側端子(T3)が接続され、
    前記第1改善用スイッチの両端のうち前記第1整流素子が接続された側とは反対側と、前記第2改善用スイッチの両端のうち前記第2整流素子が接続された側とは反対側とのそれぞれには、前記入力部の一対の端子のうち低電位側端子(T4)が接続され、
    前記第1整流素子は、自身の両端のうち前記第1改善用スイッチから前記高電位側端子へと向かう第1方向への電流の流通を許容し、前記第1方向とは逆方向への電流の流通を阻止する機能を有し、
    前記第2整流素子は、自身の両端のうち前記第2改善用スイッチから前記高電位側端子へと向かう第2方向への電流の流通を許容し、前記第2方向とは逆方向への電流の流通を阻止する機能を有し、
    前記第1改善用スイッチ及び前記第1整流素子の接続点には、前記第1リアクトルを介して前記接続端子が接続され、
    前記第2改善用スイッチ及び前記第2整流素子の接続点には、前記第2リアクトルを介して前記接続端子が接続されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の給電装置。
  13. 前記2次巻線の巻数は、前記1次巻線の巻数よりも低く設定されている請求項1〜12のいずれか1項に記載の給電装置。
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