JP2015154447A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】HDR画像の表示中やHDR画像の撮影中に信頼性の高い焦点検出結果を短時間で取得することができる仕組みを提供する。
【解決手段】撮像装置は、焦点検出手段が動作している場合に、露出制御手段で制御する撮像素子115の露出設定を変更して、AF評価値取得回路に出力する画像の露光量があらかじめ定めた適正露光となるように、AF評価値取得回路に出力する画像に設定するゲインを撮像素子115からの複数の画像データを合成して動画像を生成する動画用画像生成回路に出力する画像に設定するゲインに対して変更する。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に関し、特に連続撮像した複数の画像を合成する機能を有する撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、動画撮影記録時に撮像素子のフレームレートを記録フレームレートとして記録するか、或いは高いフレームレートで撮像した画像を低いフレームレートで記録して決定的な瞬間をスロー再生するものがある。また、連続撮像した複数の画像の出力を合成して記録する技術が開示されている。
例えば、時系列的に連続撮像した複数の画像を合成する際、被写体の変化、或いは被写体に対する撮像条件の変化に応じて合成の有無を判定する画像処理方法が提案されている(特許文献1)。
この提案では、露光時間を長秒・短秒と交互に変更しながら連続撮像して各画像を合成することにより、ダイナミックレンジの広い動画(以下、HDR動画という)や表示用画像を生成することが可能である。また、被写体の状況に応じて合成・非合成を切り替えれば、HDR動画と通常(非合成)動画を記録中に動的に切り替えることも可能である。
また、被写体までの距離と輝度によって背景抽出を行い、被写体と比較して所定以上の輝度差がある場合には、HDR動画の撮影を実施する技術が提案されている(特許文献2)。
特開2007−36742号公報 特開2005−142953号公報
ところで、上記特許文献1及び2では、焦点検出(測距)をする際にコントラスト測定を行うが、撮像素子の出力信号からコントラスト測定値を取得してコントラスト測定を実施する場合に問題が生じる。
即ち、HDR動画の撮影においては、全てのフレームで適正な露光時間で撮影していないため、コントラスト測定値が信頼できない場合があり、焦点検出結果の信頼性が低下する。また、適正露光のフレームのみでコントラスト測定を実施すれば、焦点検出にかかる時間が長くなる。
そこで、本発明は、HDR画像の表示中やHDR画像の撮影中に信頼性の高い焦点検出結果を短時間で取得することができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体を時系列的に連続撮像する撮像手段と、前記撮像手段から出力される複数の露出が異なる画像データを合成して出力する画像合成手段と、前記撮像手段の露出を制御する露出制御手段と、前記画像データから焦点検出を行う焦点検出手段と、前記画像合成手段に出力する画像に対して第1のゲインをかける第1のゲイン手段と、前記焦点検出手段に出力する画像に対して第2のゲインをかける第2のゲイン手段と、前記第1のゲインと前記第2のゲインを異ならせ、前記焦点検出手段に出力する複数の露出が異なる画像の明るさが、画像から求まる適正露光に対応する明るさとなるように前記第2のゲインを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、HDR画像の表示中やHDR画像の撮影中に信頼性の高い焦点検出結果を短時間で取得することができる。
本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 HDR動画撮影時の画像合成処理を示すフローチャート図である。 図2のステップS205における露出の異なる3種類の画像の合成比率のテーブルを示すグラフ図である。 適正画像、アンダー画像及びオーバー画像の合成処理とAF評価値との関係を説明するための図である。 HDR動画撮影時の露出制御の一例を示すフローチャート図である。 図5のステップS504での焦点検出用の露出制御の一例を示すフローチャート図である。 図5のステップS503での通常の露出制御の一例を示すフローチャート図である。 (a)は焦点検出用の露出制御において撮像素子からアンダー画像が出力された場合の処理を示すフローチャート図、(b)は焦点検出用の露出制御において撮像素子から適正画像が出力された場合の処理を示すフローチャート図である。(c)は、焦点検出用の露出制御において撮像素子からオーバー画像が出力された場合の処理を示すフローチャート図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100は、ズームレンズ110、像ブレ補正レンズ111、フォーカスレンズ112、メカニカルシャッタ113、及び絞り114を有する。撮像素子115は、被写体を時系列的に連続撮像し、レンズ110〜112、メカニカルシャッタ113、及び絞り114を通過した被写体光を電気信号に光電変換して画像処理部117に出力する。タイミング発生器116は、撮像素子115の駆動及びサンプリングに必要なタイミングパルスを発生する。
画像処理部117は、前処理回路、AF評価値演算回路、輝度積分回路、信号処理回路、SSG回路、画像合成回路、縮小回路、ラスタブロック変換回路、及び圧縮回路を有し、撮像出力となるデジタル出力を受信する。
SSG回路は、撮像駆動用の同期信号を生成する。また、SSG回路では、タイミング発生器116から撮像駆動用のクロックを受けて、水平及び垂直同期信号を生成し、タイミング発生器116と撮像素子115に出力する。
前処理回路は、入力画像を行単位で輝度積分回路と信号処理回路とに分配する。また、前処理回路は、撮像データに必要となるチャネル間のデータ補正等の処理を行う。
AF評価値演算回路は、設定された複数の評価領域内に入力される画像信号の輝度成分について水平方向のフィルタ処理を施し、コントラストを表す所定周波数を抽出しながら最大値を選択し、垂直方向に積分演算を行う。
輝度積分回路は、RGB信号から輝度成分を混合生成し、入力画像を複数領域に分割し、領域毎に輝度成分を生成する。
信号処理回路は、撮像素子115の出力データに色キャリア除去、アパーチャー補正、ガンマ補正処理等を行って輝度信号を生成する。同時に、信号処理回路は、色補間、マトリックス変換、ガンマ処理、ゲイン調整等を施して色差信号を生成し、メモリ部123にYUV形式の画像データを形成する。また、信号処理回路では、生成するYUV形式の画像データの輝度信号(Y)をそのレベル毎に集計し、画像データ毎の輝度分布データを生成する。
画像合成回路は、メモリ部123に形成された複数のRGB形式の撮像画像、或いはその撮像画像に対して信号処理を施した複数のYUV形式の画像データを入力し、画像データに対し画素単位で設定された係数を乗じて加算することにより合成画像を生成する。
縮小回路は、信号処理回路の出力に基づき、入力される画素データの切り出し、間引き及び線形補間処理等を行い、水平垂直方向に画素データの縮小処理を施す。
縮小回路での縮小処理を受けて、ラスタブロック変換回路では、縮小回路で変倍されたラスタスキャン画像データをブロックスキャン画像データに変換する。こうした一連の画像処理は、メモリ部123がバッファメモリとして用いられることで実現される。
圧縮回路は、バッファメモリでブロックスキャン画像データに変換したYUV画像データを動画圧縮方式に従って圧縮して、動画ビットストリームを出力する。
露出制御部118は、メカニカルシャッタ113、及び絞り114の駆動を制御する。レンズ駆動部119は、ズームレンズ110、及びフォーカスレンズ112を光軸に沿って移動させ、被写体像を撮像素子115上に結像させる。また、レンズ駆動部119は、角速度センサと加速度センサの出力に対応して像ブレ補正レンズ111を駆動し、手ブレを光学的に補正する。レリーズスイッチ120は、レリーズボタンの操作に対応して撮影指示を行う。
システム制御部121は、CPUとそのインタフェース回路、DMAC(Direct・Memory・Access・Controller)、バスアービター等で構成され、カメラ100全体の制御を司る。CPUが実行するプログラムは、フラッシュメモリ122に記憶されている。また、メモリ部123は、DRAM等で構成され、各処理途中のデータを一時保存する他、フラッシュメモリ122内のプログラムが展開されて使用される。
I/F部124は、記録媒体200とのインタフェースである。コネクタ125には、記録媒体200のコネクタ203が接続される。記録媒体着脱検知スイッチ126は、記録媒体200の着脱を検出する。マイクロフォン127は、入力された音声を音声信号に変換する。A/D変換器128は、マイクロフォン127の音声出力をデジタル音声信号に変換する。音声処理部129は、デジタル音声データに所定の音声処理を施し、音声ビットストリームを出力する。
電源制御部130は、電池検出回路、DC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部132は、一次電池、二次電池あるいはACアダプタ等から構成され、コネクタ131を介してカメラ100に接続される。動画記録スイッチ180は、動画記録開始ボタンの操作に応じて動画の記録を指示する。表示装置151は、LCD等で構成される。
再生回路150は、画像処理部117で生成され、メモリ部123に記憶された画像データを表示用画像に変換して表示装置151に転送する。また、再生回路150では、YUV形式の画像データを輝度成分信号Yと変調色差成分Cとに分離し、D/A変換によりアナログ化されたY信号にLPFを施す。また、再生回路150では、D/A変換を行ったアナログC信号にBPFを施して変調色差成分の周波数成分のみを抽出する。
こうして生成された信号成分とサブキャリア周波数に基づいて、Y信号とRGB信号に変換生成して、表示装置151に出力される。このように、撮像素子115から出力された画像データを逐次処理して表示装置151に表示することによって、EVF(電子ビューファインダ)が実現される。
被写体検出部133は、撮像素子115の出力信号から被写体像の特定の領域、例えば人物の顔の位置情報を検出する。記録媒体200は、半導体メモリ等から構成される記録部201、カメラ100とのインタフェース202、カメラ100と接続を行うコネクタ203、及び媒体記録禁止スイッチ204から構成される。
図2は、本実施形態のカメラ100におけるHDR動画撮影時の画像合成処理を示すフローチャート図である。図2での各処理は、フラッシュメモリ122に記憶されたプログラムがメモリ部123に展開されて、システム制御部121のCPUにより実行される。なお、HDR動画の撮影は、適正/アンダー/オーバーの3種類の露出の画像を撮影して、合成処理によってダイナミックレンジを拡大する。
図2において、ステップS201では、システム制御部121は、HDR動画の記録を開始すると、ステップS202に進む。
ステップS202では、システム制御部121は、適正露光での露出量の画像(以下、適正画像という。)を撮影して取得し、ステップS203に進む。
ステップS203では、システム制御部121は、適正露出量よりアンダーの露出量で画像(以下、アンダー画像という。)を撮影して取得し、ステップS204に進む。
ステップS204では、システム制御部121は、適正露出量よりオーバーの露出量で画像(以下、オーバー画像という。)を撮影して取得し、ステップS205に進む。
ステップS205では、システム制御部121は、ステップS202〜ステップS204で取得した露出の異なる3種類の画像について、アンダー画像を基準に合成処理を行い、ステップS206に進む。なお、ここでの合成処理の詳細については、図3を用いて後述する。
ステップS206では、ステップS205で合成処理された画像は、撮像素子115から出力された生データ形式の状態であるため、システム制御部121は、YUV形式に現像処理を行った後、符号化処理を行い、ステップS207に進む。
ステップS207では、システム制御部121は、記録媒体200へ動画像の記録を行い、ステップS208で記録媒体200への動画像の記録終了の判断がされると、HDR動画撮影を終了する。
図3は、図2のステップS205における露出の異なる3種類の画像の合成比率のテーブルを示すグラフ図である。本実施形態では、適正画像、アンダー画像及びオーバー画像のうち、白飛びが発生しづらいアンダー画像を基準に合成比率を決定する。
具体的には、アンダー画像について画素単位又は領域単位で輝度レベルを求め、図3に示す合成比率テーブルから、オーバー画像の合成比率α、適正画像の合成比率β、及びアンダー画像の合成比率γを決定する。そして、決定された合成比率に基づき、合成画像を次式(1)を用いて生成する。
HDR_Image[x,y] = OverImage[x,y]×α+NormalImage[x,y]×β+UnderImage[x,y]×γ…(1)
図4は、適正画像、アンダー画像及びオーバー画像の合成処理とAF評価値との関係を説明するための図である。
図4に示すように、HDR動画撮影の際には、適正画像N1、アンダー画像U1及びオーバー画像O1の合成処理と、適正画像N2、アンダー画像U2、及びオーバー画像O2の合成処理とを行う。その際、それぞれの画像について、シャッタスピード(露出時間)を変更することで、露出量を変えている。
本実施形態では、適正画像のシャッタスピードは、1/250、アンダー画像のシャッタスピードは、1/500、オーバー画像のシャッタスピードは、1/125である。撮像素子115のフレームレートは、90fpsであり、3枚の画像を合成してHDR動画像を生成するので、動画ファイル(合成画像)のフレームレートは、30fpsとなる。
ところで、フォーカスレンズ112の位置を決めるための焦点検出データを取得する際、合成処理後の焦点検出データを使用すると、合成処理によってコントラストが失われるだけでなく、30fpsのフレームレートであるため、焦点検出データの取得が遅くなる。
一方、全ての画像から焦点検出データを取得しようとすると、フレームレートは90fpsと速くなるが、アンダー画像及びオーバー画像から取得した焦点検出データの信頼性が低下する。
そこで、本実施形態では、システム制御部121による焦点検出データ(AF評価値)の取得時には、通常時と露出量を変更して、デジタルゲインで補うことにより、信頼性の高い焦点検出データの取得を可能にする。
図5は、カメラ100におけるHDR動画撮影時の露出制御の一例を示すフローチャート図である。図5での各処理は、フラッシュメモリ122に記憶されたプログラムがメモリ部123に展開されて、システム制御部121のCPUにより実行される。
図5において、ステップS501では、システム制御部121は、HDR動画像の撮影時に焦点検出中か否かを判定し、焦点検出中であれば、ステップS504に進み、焦点検出中でなければ、ステップS502に進む。
ステップS502では、システム制御部121は、撮像している被写体に一定以上の動きがあるか否かを判定し、一定以上の動きがない場合は、ステップS503に進み、一定以上の動きがある場合は、ステップS504に進む。
ステップS503では、システム制御部121は、通常の露出制御を実行し、ステップS505に進む。なお、通常の露出制御については、図7を用いて後述する。
ステップS504では、システム制御部121は、焦点検出用の露出制御を実行し、ステップS505に進む。なお、焦点検出用の露出制御については、図6を用いて後述する。
ステップS505では、システム制御部121は、HDR動画像の撮影が終了すると、処理を終了する。
図6は、図5のステップS504での焦点検出用の露出制御の一例を示すフローチャート図である。
図6において、ステップS601では、システム制御部121は、撮像素子115の出力がアンダー画像のフレームか否かを判定し、アンダー画像の場合は、ステップS604に進み、アンダー画像でない場合は、ステップS602に進む。
ステップS602では、システム制御部121は、撮像素子115の出力が適正画像のフレームか否かを判定し、適正画像の場合は、ステップS605に進み、適正画像でない場合は、ステップS603に進む。
ステップS603では、システム制御部121は、撮像素子115の出力がオーバー画像のフレームと判定して、ステップS606に進む。
ステップS604では、システム制御部121は、アンダー画像の露出量を適正画像の露出量から1段アンダー(−1)に合わせ、ステップS607に進む。ここでは、絞り14の絞り値を変更すると、画像の被写界深度が変わってしまうため、撮像素子115に入力する電子シャッタのパルスを変更してシャッタスピードを変更する。
ステップS607では、システム制御部121は、動画用の画像出力(例えば表示画像)に対するデジタルゲインを等倍とし、焦点検出用の画像出力に対するデジタルゲインを2倍とする。この結果、ステップS610では、動画用の画像の露出設定は、1段アンダーになる。
ここで、動画用の画像出力に対してデジタルゲインを設定する処理は、本発明の第1のゲイン手段の一例に相当し、焦点検出用の画像出力に対してデジタルゲインを設定する処理は、本発明の第2のゲイン手段の一例に相当する。
ステップS605では、システム制御部121は、適正画像の露出量(±0)として、ステップS608に進む。
ステップS608では、システム制御部121は、動画用の画像出力に対するデジタルゲインを等倍とし、焦点検出用の画像出力に対するデジタルゲインを等倍とする。この結果、ステップS611では、動画用の画像の露出設定は、適正露光となる。
ステップS606では、システム制御部121は、オーバー画像の露出設定を適正画像の露出量(±0)として、ステップS609に進む。
ステップS609では、システム制御部121は、動画用の画像出力に対するデジタルゲインを2倍とし、焦点検出用の画像出力に対するデジタルゲインを等倍とする。この結果、ステップS612では、動画用の画像は1段オーバーになる。また、最終的にステップS613において、アンダー画像、適正画像及びオーバー画像の全てのフレームで焦点検出用の露出設定は、適正露光となり、焦点検出用の露出制御を終了する。
図7は、図5のステップS503での通常の露出制御の一例を示すフローチャート図である。
図7において、ステップS701では、システム制御部121は、撮像素子115の出力がアンダー画像のフレームかどうかを判定し、アンダー画像の場合は、ステップS704に進み、アンダー画像でない場合は、ステップS702に進む。
ステップS702では、システム制御部121は、撮像素子115の出力が適正画像のフレームかどうかを判定し、適正画像の場合は、ステップS705に進み、適正画像でない場合は、ステップS703に進む。
ステップS703では、システム制御部121は、撮像素子115の出力がオーバー画像のフレームと判定して、ステップS706に進む。
ステップS704では、システム制御部121は、アンダー画像の露出設定を適正画像の露出量から1段アンダーに合わせる。ここでは、絞り14を変更すると画像の被写界深度が変わってしまうため、撮像素子115に入力する電子シャッタのパルスを変更しシャッタスピードを変更する。この結果、ステップS707では、動画用の画像の露出設定は、1段アンダーになる。
ステップS705では、システム制御部121は、適正画像の露出設定を適正露出量(±0)とする。この結果、ステップS708では、動画用の適正画像の露出設定は適正露光になる。
ステップS706では、システム制御部121は、オーバー画像の露出設定を1段オーバーにする。この結果、ステップS709では、動画用の画像の露出設定は1段オーバーになる。
なお、通常の露出制御で焦点検出を行う場合には、ステップS707,S708,S709での焦点検出用の画像の露出設定は、それぞれ1段アンダー、適正、1段オーバーとなる。また、デジタルゲインは、動画用の画像及び焦点検出用の画像共に、それぞれ×1である。
また、ステップS502で撮像する被写体が動いていない場合は、焦点検出を素早く実施する必要はないので、焦点検出時でも通常の露出制御を実施し、焦点検出は適正露光のフレームのみ、つまり3フレームに1回の割合で実施するようにしてもよい。
図8(a)は、焦点検出用の露出制御において撮像素子115からアンダー画像(動画像)が出力された場合の処理を示すフローチャート図である。
図8(a)では、撮像素子115の出力画像信号をA/D変換後に電子シャッタで調整し、1段アンダーの露光量にする。その後、動画像を生成する回路に出力する画像データに対するデジタルゲインを×1として動画用の画像の露出設定を1段アンダーとする。また、AF評価値の取得用(焦点検出用)回路に出力する画像データに対するデジタルゲインを×2として焦点検出用の画像の露出設定を適正露光とする。
図8(b)は、焦点検出用の露出制御において撮像素子115から適正画像(動画像)が出力された場合の処理を示すフローチャート図である。
図8(b)では、撮像素子115の出力画像信号をA/D変換後に電子シャッタで調整し、適正の露光量にする。その後、動画像を生成する回路に出力する画像データ、及びAF評価値の取得用(焦点検出用)回路に出力する画像データに対するデジタルゲインをそれぞれ×1として露出設定を適正露光とする。
図8(c)は、焦点検出用の露出制御において撮像素子115からオーバー画像(動画像)が出力された場合の処理を示すフローチャート図である。
図8(c)の焦点検出用の露出制御では、撮像素子115の信号をA/D変換後に電子シャッタで調整し、適正の露光量にする。その後、動画像を生成する回路に出力する画像データに対するデジタルゲインを×2として動画用の画像の露出設定を1段オーバーとする。また、AF評価値の取得用(焦点検出用)回路に出力する画像データに対するデジタルゲインを×1として焦点検出用の画像の露出設定を適正露光とする。
なお、図8(c)での括弧内の数値は、通常の露出制御での値である。オートフォーカス動作を実施していない場合には、撮像素子115の出力画像信号(オーバー画像)をA/D変換後に電子シャッタで調整し、1段オーバーの露光量にする。
その後、動画像を生成する回路に出力する画像データに対するデジタルゲインを×1として動画用の画像の露出設定を1段オーバーとする。即ち、A/D変換後に電子シャッタで露光量を調整する際は、オーバー画像を生成するフレームのみ通常時と焦点検出時とで異なる露出制御を行うことになる。
以上説明したように、本実施形態では、HDR動画像の表示中やHDR動画像の撮影中に信頼性の高い焦点検出結果を短時間で取得することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、撮像素子115の任意の画素のデータを焦点検出用のデータとして使用する場合を例示したが、これに限定されない。
即ち、撮像素子115に焦点検出用の特定画素が配置されている場合には、通常の画素の出力に対しては通常の露出制御とデジタルゲインを施し、焦点検出用の画素の出力に対しては焦点検出用の露出制御とデジタルゲインを施すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、動画撮影を例示したが、静止画撮影前にレリーズボタンが押された撮影待機状態での焦点検出にも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、撮像装置としてデジタルカメラを例示したが、これに限定されない。
例えば、撮像素子を有する携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、カメラを備えるテレビ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤ、ゲーム機、電子ブックリーダなどの撮像可能な装置に本発明を適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
100 デジタルカメラ
115 撮像素子
117 画像処理部
118 露出制御部
120 レリーズスイッチ
121 システム制御部
122 フラッシュメモリ
123 メモリ部
133 被写体検出部
150 再生回路
151 表示装置
180 動画記録スイッチ

Claims (7)

  1. 被写体を時系列的に連続撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段から出力される複数の露出が異なる画像データを合成して出力する画像合成手段と、
    前記撮像手段の露出を制御する露出制御手段と、
    前記画像データから焦点検出を行う焦点検出手段と、
    前記画像合成手段に出力する画像に対して第1のゲインをかける第1のゲイン手段と、
    前記焦点検出手段に出力する画像に対して第2のゲインをかける第2のゲイン手段と、
    前記第1のゲインと前記第2のゲインを異ならせ、前記焦点検出手段に出力する複数の露出が異なる画像の明るさが、画像から求まる適正露光に対応する明るさとなるように前記第2のゲインを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記焦点検出手段での焦点検出が実施されているか否かを判定するとともに、前記焦点検出手段での焦点検出が実施されていると判定した場合に、前記露出制御手段で制御する露出設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記露出制御手段で制御する露出設定を、前記撮像手段の出力画像が前記適正露光よりオーバーで露光している場合のみ変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 被写体検出手段を有し、
    前記制御手段は、前記被写体検出手段で検出した被写体に一定以上の動きがない場合には、前記露出制御手段で制御する露出設定、及び前記第2のゲインを変更することなく、前記撮像手段の出力画像が前記適正露光である場合のみ前記焦点検出手段を動作させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記焦点検出手段は、前記画像データからコントラストを抽出して焦点検出を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 被写体を時系列的に連続撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで出力される複数の露出が異なる画像データを合成して出力する画像合成ステップと、
    前記撮像ステップでの露出を制御する露出制御ステップと、
    前記画像データから焦点検出を行う焦点検出ステップと、
    前記画像合成ステップで用いる画像に対して第1のゲインをかける第1のゲイン設定ステップと、
    前記焦点検出ステップで用いる画像に対して第2のゲインをかける第2のゲイン設定ステップと、
    前記第1のゲインと前記第2のゲインを異ならせ、前記焦点検出ステップで用いる複数の露出が異なる画像の明るさが、画像から求まる適正露光に対応する明るさとなるように前記第2のゲインを制御する制御ステップと、を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 被写体を時系列的に連続撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで出力される複数の露出が異なる画像データを合成して出力する画像合成ステップと、
    前記撮像ステップでの露出を制御する露出制御ステップと、
    前記画像データから焦点検出を行う焦点検出ステップと、
    前記画像合成ステップで用いる画像に対して第1のゲインをかける第1のゲイン設定ステップと、
    前記焦点検出ステップで用いる画像に対して第2のゲインをかける第2のゲイン設定ステップと、
    前記第1のゲインと前記第2のゲインを異ならせ、前記焦点検出ステップで用いる複数の露出が異なる画像の明るさが、画像から求まる適正露光に対応する明るさとなるように前記第2のゲインを制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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