JP2015153162A - 境界線認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】境界線を正確に認識できる境界線認識装置を提供すること。
【解決手段】自車両(101)の前方の道路(105)を含む範囲の画像を取得する画像取得手段(3)と、画像においてエッジ点を抽出するエッジ点抽出手段(7)と、立体物(201)を検出する立体物検出手段(3、5、7)と、立体物に対応する領域(M1、M2)を設定する領域設定手段(7)と、エッジ点の確信度を、領域の中では領域の外よりも低くなるように算出する確信度算出手段(7)と、確信度に基づき選択されたエッジ点を用いて境界線を認識する境界線認識手段(7)と、を備え、領域設定手段は、以下の(J1)〜(J3)の条件が全て充足される場合、それ以外の場合よりも、前記領域を下方において縮小することを特徴とする境界線認識装置(1)。(J1)立体物が自車両と同じ車線(205)内に存在する。(J2)立体物の幅(W)が所定値以上である。(J3)立体物と自車両との距離(D)が所定値以下である。
【選択図】 図1

Description

本発明は境界線認識装置に関する。
自車両の前方をカメラで撮像した画像においてエッジ点を抽出し、そのエッジ点に基づき車線の境界線を認識する技術が知られている。自車両の前方に先行車等の立体物が存在する場合、境界線に起因するエッジ点とともに、その立体物に起因するエッジ点も抽出され、境界線を認識する上で妨げとなることがある。
そこで、画像のうち、先行車が存在する部分をマスクで多い、マスク内のエッジ点を除外してから、残ったエッジ点で境界線を認識する技術が提案されている(特許文献1参照)
特開2006−331389号公報
しかしながら、先行車の位置や、先行車と自車両との距離等によっては、過大なマスクが設定されて、境界線に起因するエッジ点の多くもマスクで覆われてしまうことがある。その場合、境界線を正確に認識することが困難となる。本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、境界線を正確に認識できる境界線認識装置を提供することを目的とする。
本発明の境界線認識装置は、自車両の前方の道路を含む範囲の画像を取得する画像取得手段と、前記画像においてエッジ点を抽出するエッジ点抽出手段と、自車両の前方の立体物を検出する立体物検出手段と、前記画像のうち、前記立体物に対応する領域を設定する領域設定手段と、前記エッジ点の確信度を、前記領域の中では前記領域の外よりも低くなるように算出する確信度算出手段と、前記確信度に基づき選択された前記エッジ点を用いて境界線を認識する境界線認識手段とを備える。
本発明の境界線認識装置は、立体物を検出した場合、その立体物に対応する領域を設定する。そして、その領域の中にあるエッジ点の確信度を、領域の外にあるエッジ点の確信度より低くする。領域の中にあるエッジ点は、境界線に起因するものではなく、立体物に起因するものである可能性があるので、仮に、領域の中のエッジ点を用いて境界線を認識すれば、その認識が不正確になってしまうおそれがあるが、上記のように、領域の中にあるエッジ点の確信度を下げ、そのエッジ点が境界線の認識で使用される可能性を低下させることにより、上記の弊害を抑制できる。
さらに、本発明の境界線認識装置における前記領域設定手段は、以下の(J1)〜(J3)の条件が全て充足される場合、それ以外の場合よりも、前記領域を下方において縮小することを特徴とする。
(J1)前記立体物が自車両と同じ車線内に存在する。
(J2)前記立体物の幅が所定値以上である。
(J3)前記立体物と自車両との距離が所定値以下である。
前記(J1)〜(J3)の条件全てが充足される場合とは、立体物(例えば先行車両)が自車両の車線と同じ車線内に存在し、立体物と自車両との距離が小さい場合に相当する。
この場合、仮に、立体物の下方を広く覆う領域を設定すると、その領域によって、境界線のうち立体物に近い部分が大きく覆われてしまい、境界線の正確な認識が困難になる。本発明の境界線認識装置は、前記(J1)〜(J3)の条件全てが充足される場合、下方において縮小された領域を設定することで、上記の弊害を抑制できる。
境界線認識装置1の構成を表すブロック図である。 カメラ3及びミリ波センサ5の配置を表す側面図である。 境界線認識装置1が実行する処理を表すフローチャートである。 境界線認識装置1が実行するマスク設定処理を表すフローチャートである。 図5Aは、番号がiである立体物201との距離rが所定値以下であるような他の立体物203が存在する場合を表す説明図であり、図5Bは、番号がiである立体物201と他の全ての立体物203との距離rが所定値を超える場合を表す説明図である。 図6AはマスクM1を設定した状態を表す説明図であり、図6BはマスクM2を設定した状態を表す説明図である。 自車両の車線205とは異なる車線214上に存在する立体物201についてマスクM2を設定した状態を表す説明図である。 図8A、図8Bは、マスクM1の別形態を表す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施形態>
1.境界線認識装置1の構成
境界線認識装置1の構成を図1、図2に基づき説明する。境界線認識装置1は、車両に搭載され、車線の境界線(白線、破線等)を認識する車載装置である。境界線認識装置1は、図1に示すように、カメラ3、ミリ波センサ5、及び制御部7を備える。
カメラ3は、図2に示すように、境界線認識装置1を搭載する車両(以下、自車両とする)101の車室内のうち、フロントガラス103の上端付近に設置されている。カメラ3は、自車両101の前方の道路105を含む範囲の画像を撮影し、取得することができる。カメラ3は、撮影した画像のデータを制御部7に出力する。
ミリ波センサ5は、図2に示すように、自車両101の前端に設置されている。ミリ波センサ5は、FMCW方式のいわゆる「ミリ波レーダ」として構成されたものであり、周波数変調されたミリ波帯のレーダ波を送受信して、そのミリ波を反射した立体物の存在、方位、及び距離を検出することができる。ミリ波センサ5がミリ波を送信する範囲は、自車両101の前方の道路105を含む範囲である。ミリ波センサ5は、検出結果を表す信号を制御部7に出力する。
制御部7は、CPU、RAM、ROM等を備えた周知のコンピュータであり、カメラ3で撮影した画像、及びミリ波センサ5の検出結果を用いて、後述する処理を実行し、道路の境界線を認識する。制御部7は、認識した境界線の情報を、警報生成部107に出力する。
なお、警報生成部107は、自車両101に搭載された車載装置であり、境界線認識装置1から入力した境界線の情報を用いて、各種処理を実行する。例えば、自車両101と境界線との距離、境界線の長手方向と自車両101の走行方向との角度、自車両101の速度等に基づき、自車両101が境界線から逸脱する危険の有無を判断する。逸脱する危険があると判断した場合は、自車両101のドライバに対し、音声出力、画像表示等から成る警報を行う。また、境界線からの逸脱を防止するための自動操舵を行う。
カメラ3は画像取得手段の一例である。制御部7はエッジ点抽出手段、領域設定手段、確信度算出手段、及び境界線認識手段の一例である。カメラ3及び制御部7は、立体物検出手段及び第1の立体物検出手段の一例である。ミリ波センサ5及び制御部7は、立体物検出手段及び第2の立体物検出手段の一例である。
2.境界線認識装置1が実行する処理
境界線認識装置1が実行する処理を図3〜図7に基づき説明する。境界線認識装置1は、図3のフローチャートに示す処理を、所定時間ごとに繰り返し実行し、境界線を認識する。図3のステップ1では、カメラ3を用いて、自車両101の前方の道路を含む範囲の画像を取得する。
ステップ2では、まず、前記ステップ1で取得した画像において、水平ライン(縦方向の座標値が全て等しい全ての画素)毎に、微分フィルタを使用して微分値を算出する。つまり、水平ラインを構成する複数の画素において、隣接する画素間における輝度値の変化率を算出する。次に、算出した微分値が、所定の閾値以上であるか否かを判定し、微分値が閾値以上であれば隣接する画素間で輝度値が大きく変化したものとして、その画素の座標値をエッジ点として抽出し、登録する。画像中の全ての画素について上記の処理を実行する。
ステップ3では、前記ステップ1で取得した画像において、自車両の前方に存在する立体物を検出する。すなわち、前記ステップ1で取得した画像において、周知の画像認識処理により、予め登録されている立体物の後面の形状を検出する。
ここで、立体物とは、道路上に存在する物体であって、道路面に対して高さを有するものが広く該当し、例えば、他の車両、自転車、歩行者、標識、フェンス、歩道橋、信号機、バリケード等を含む。
ステップ4では、ミリ波センサ5を用いて、自車両の前方に存在する立体物を検出する。
ステップ5では、前記ステップ3又は4において立体物を検出したか否かを判断する。立体物を検出した場合はステップ6に進み、検出しなかった場合はステップ7に進む。
ステップ6では、前記ステップ1で取得した画像のうち、前記ステップ3又は4において検出した立体物に対応する部分にマスク(領域の一例)を設定する。なお、マスクの設定については後述する。
ステップ7では、前記ステップ2で抽出したエッジ点の一つ一つについて、境界線らしさの確信度(尤度)を算出する。具体的には、次のように行う。確信度は、複数の項目において算出された、確信度に関連する値(項目値)の積である。複数の項目の内容と、項目値の算出の基準は以下のとおりである。
(項目1)エッジ点が前記ステップ6で設定されたマスクの中であるか否か。エッジ点がマスクの中であれば項目値は小さく、マスクの外であれば、マスクの中である場合よりも項目値は大きい。
(項目2)エッジ点と、前回の処理で認識された境界線との距離が大きいか否か。その距離が大きいほど、項目値は小さい。
(項目3)エッジ点が、直線又はそれに近い曲線上に並んでいるものであるか否か。直線又はそれに近い曲線上に並んでいるものであれば項目値は大きく、そうでなければ項目値は小さい。
上記の各項目で算出された項目値を全て乗算した積を境界線らしさの確信度とする。
ステップ8では、前記ステップ2で抽出した全エッジ点のうち、前記ステップ7で算出した確信度が所定の閾値以上であるものを選択する。
ステップ9では、前記ステップ8で選択したエッジ点を用いて境界線を認識する。具体的には、前記ステップ8で選択したエッジ点をハフ変換し、最も多くのエッジ点を通る線を、境界線として認識する。なお、前記ステップ8で選択されなかったエッジ点は、境界線の認識には使用されない。
次に、前記ステップ6のマスク設定処理を、図4のフローチャートを中心に説明する。ここでは、前記ステップ3又は4において、n個の立体物を検出した場合を例に挙げて説明する。なお、nは1以上の任意の自然数である。実際には同一の立体物を、画像認識処理によっても検出し、ミリ波センサ5によっても検出した場合、それぞれの検出結果に独立した番号が付される。
図4のステップ11では、n個の立体物に、それぞれ、1、2、3・・・nの番号を付与する。
ステップ12では、iの値として、初期値である「1」を設定する。
ステップ13では、n個の立体物の中から、番号がi(iは1〜nのうちのいずれかの自然数)である立体物を選択する。なお、前記ステップ12の直後に本ステップ13を実行する場合、iの値は1であり、後述するステップ24に続いて本ステップ13を実行する場合、iの値はステップ24で設定された値である。
ステップ14では、番号がiである立体物との距離が所定値以下である、他の立体物(番号がi以外である立体物)が存在するか否かを判断する。例えば図5Aに示すように、番号がiである立体物201との距離rが所定値以下であるような他の立体物203が存在する場合はステップ15に進み、一方、例えば図5Bに示すように、番号がiである立体物201と他の全ての立体物203との距離rが所定値を超える場合はステップ16に進む。ここで、立体物が空間的に広がりを有する場合、立体物間の距離とは、それらの中心C間の距離とすることができる。
なお、番号がiである立体物と、他の立体物との距離は、まず、それぞれの立体物の位置(自車両を基準とする3次元空間における相対位置)を求め、次に、2つの位置の間の距離を算出することで求められる。
画像認識処理により検出された立体物の位置は、画像内における立体物の位置と、画像上での立体物の大きさとから、求めることができる。また、画像認識処理により検出された立体物の位置の特定に、ミリ波センサ5を用いてもよい。例えば、画像認識処理により検出された立体物と自車両との距離を、ミリ波センサ5を用いて算出してもよい。
ミリ波センサ5で検出された立体物の位置は、ミリ波を射出してから反射波を受信するまでの時間(自車両から立体物までの距離に対応)と、反射波の方向(自車両から見た立体物の方位に対応)とから求められる。
ステップ15では、番号がiである立体物が、ミリ波センサ5で検出された立体物であるか否かを判断する。ミリ波センサ5で検出された立体物である場合はマスクを設定することなくステップ23に進み、ミリ波センサ5で検出された立体物ではない(すなわち、画像認識処理により検出された立体物である)場合はステップ16に進む。
ステップ16では、番号がiである立体物が、以下の(J1)〜(J3)の条件を全て充足するか否かを判断する。
(J1)図6Aに示すように、番号がiである立体物201が自車両と同じ車線205内に存在する。
(J2)番号がiである立体物201の幅W(図6A参照)が所定値以上である。
(J3)番号がiである立体物201と自車両との距離D(図6A参照)が所定値以下である。
前記(J1)〜(J3)の条件を全て充足する場合はステップ17に進み、上記(J1)〜(J3)の条件のうち一つでも充足しない場合はステップ18に進む。
なお、図6Bに示す態様は、番号がiである立体物と自車両との距離Dが所定値を超え、前記(J3)を充足しない例である。前記(J1)の条件における車線205は、過去に認識した境界線207に挟まれた領域である。前記(J2)における立体物201の幅Wは、画像上における立体物201の見かけ上の幅と、距離Dとから算出できる。幅Wは、他の車両の幅よりは小さく、車両以外の立体物よりは大きい可能性が高い値(例えば、1m程度)とすることができる。前記(J3)における距離Dは、上述したように求めた立体物201の位置から算出できる。
ステップ17では、前記ステップ1で取得した画像のうち、番号がiである立体物に対応する部分を覆うマスクM1を設定する。このマスクM1は、図6Aに示すように、水平方向においては、番号がiである立体物201を全て覆う。また、マスクM1の下端209は、番号がiである立体物201の下端211から距離Xだけ上方である。すなわち、番号がiである立体物201のうち、下端211から、その上方に距離Xだけ移動した位置までは、マスクM1に覆われていない。また、マスクM1の上端213は、自車両から見た前方無限遠の点よりも上側に位置する。マスクM1は、後述するマスクM2に比べ、番号がiである立体物201の下方において、距離Xの分だけ縮小されたものである。
ステップ18では、前記ステップ1で取得した画像のうち、番号がiである立体物に対応する部分を覆うマスクM2を設定する。このマスクM2は、図6Bに示すように、水平方向においては、番号がiである立体物201を全て覆う。また、マスクM2の下端209は、番号がiである立体物201の下端211と一致する。すなわち、番号がiである立体物201の下方は、マスクM2により完全に覆われている。また、マスクM2の上端213は、自車両から見た前方無限遠の点よりも上側に位置する。
ステップ19では、番号がiである立体物201が、ミリ波センサ5で検出されたものであるか否かを判断する。ミリ波センサ5で検出されたものである場合はステップ20に進み、画像認識処理により検出されたものである場合はステップ23に進む。
ステップ20では、図7に示すように、番号がiである立体物201が、自車両の車線205とは異なる(例えば隣の)車線214上に存在するか否かを判断する。異なる車線214上に存在する場合はステップ21に進み、自車両の車線205上に存在する場合はステップ23に進む。
ステップ21では、前記ステップ18で設定したマスクM2の少なくとも一部が、図7に示すように、自車両の車線205内に侵入しているか否かを判断する。侵入している場合はステップ22に進み、侵入していない場合はステップ23に進む。
ステップ22では、マスクM2のうち、自車両の車線205内に侵入している部分215(図7参照)を削除する。よって、この削除後、部分205は、マスクM2で覆われないようになる。
ステップ23では、iの数がnに達しているか否か(すなわち、全ての立体物についてマスクの設定処理が終了したか否か)を判断する。iがnに達している場合は本処理を終了し、nに達していない場合はステップ24に進み、iの値を1だけ増加させる。その後、ステップ13に進む。
3.境界線認識装置1が奏する効果
(1)境界線認識装置1は、立体物を検出した場合、その立体物の少なくとも一部を覆うマスクを設定する。そして、そのマスクの中にあるエッジ点の確信度を、マスクの外にあるエッジ点の確信度より低くする。マスクの中のエッジ点は、境界線に起因するものではなく、立体物に起因するものである可能性があるので、仮に、マスクの中のエッジ点を用いて境界線を認識すれば、その認識が不正確になってしまうおそれがあるが、上記のように、マスクの中にあるエッジ点の確信度を下げ、そのエッジ点が境界線の認識で使用される可能性を低下させることにより、上記の弊害を抑制できる。
また、境界線認識装置1は、前記(J1)〜(J3)の条件全てが充足される場合、立体物を覆うマスクを、マスクM1とする。前記(J1)〜(J3)の条件全てが充足される場合とは、幅が大きい立体物(例えば先行車両)が自車両の車線内に存在し、立体物と自車両との距離が小さい場合に相当する。この場合、自車両の車線に属する境界線の多くは、立体物により隠されている。
この場合、仮に、立体物201の下端211にまで達するマスクを設定すると、境界線207のうち、下端211付近の部分207A(図6A参照)がマスクで覆われてしまい、境界線207の認識に使用できるエッジ点がさらに減少し、境界線207の正確な認識が困難になる。境界線認識装置1は、前記(J1)〜(J3)の条件全てが充足される場合、立体物201の下端211付近を覆わないマスクM1を設定することで、上記の弊害を抑制できる。
(2)境界線認識装置1は、画像認識処理を実行することで立体物を検出することもできるし、ミリ波センサ5を用いて立体物を検出することもできる。境界線認識装置1は、画像認識処理を実行することで検出した立体物と、ミリ波センサ5を用いて検出した立体物との距離が所定値以下である場合(すなわち、実際には同一の立体物を、画像認識処理と、ミリ波センサ5とで重ねて検出した場合)、画像認識処理を実行することで検出した立体物についてマスクを設定し、ミリ波センサ5を用いて検出した立体物については、マスクを設定しない(前記ステップ14、15参照)。
そのことにより、立体物の方位や大きさを正確に検出し、その結果として、マスクを正確に設定できる。
(3)境界線認識装置1は、自車両の車線205とは異なる車線内の立体物を、ミリ波センサ5を用いて検出した場合、マスクM2の範囲を自車両の車線205の外側に限定する(前記ステップ19〜22参照)。
ミリ波センサ5で異なる車線内の立体物を検出した場合、図7に示すように、立体物201の後面201Aと側面201Bとを区別できず、後面201Aと側面201Bとの全体にわたってマスクM2を設定することがある。このとき、マスクM2のうち、側面201Bを覆う部分が、自車両の車線205に侵入し、自車両の車線205に属する境界線207を覆うことがある。
境界線認識装置1は、上記のように、自車両の車線205とは異なる車線内の立体物を、ミリ波センサ5を用いて検出した場合、マスクM2の範囲を自車両の車線205の外側に限定することで、マスクM2(特に側面201Bを覆う部分)が自車両の車線205に属する境界線207を覆ってしまうことを抑制できる。その結果、境界線207を一層正確に認識できる。
<その他の実施形態>
(1)前記第1の実施形態において、境界線を認識する際、マスクの中のエッジ点を除外し、マスクの外のエッジ点を用いて境界線を認識するようにしてもよい。
(2)マスクM1の形状、大きさ、位置等は前記第1の実施形態のものには限定されず、適宜設定できる。例えば、マスクM1の形状は、図8Aに示すように、下方の中央部217に比べ、右側部219及び左側部221が切り欠かれている形状であってもよい。中央部217の位置は、立体物201の下端211より上側であってもよいし、下側であってもよいし、下端211と一致していてもよい。右側部219及び左側部221が切り欠かれていることで、境界線207のうち、下端211付近の部分207A(図6A参照)を露出させやすい。
また、マスクM1の形状は、図8Bに示すように、下方の中央部217を頂点として、左右両側で上向きに傾斜している形状であってもよい。中央部217の位置は、立体物201の下端211より上側であってもよいし、下側であってもよいし、下端211と一致していてもよい。上記の形状であることにより、境界線207のうち、下端211付近の部分207A(図6A参照)を露出させやすい。
また、マスクM2の形状、大きさ、位置等は前記第1の実施形態のものには限定されず、適宜設定できる。例えば、マスクM2の下端209は、立体物201の下端211よりも上側であってもよいし、下端211より下側であってもよい。また、マスクM2も、図8A、8Bに示すような形状を有していてもよい。
(3)前記第1の実施形態において、立体物を検出する手段は、他の手段(例えば、ミリ波以外の波長を用いるレーダセンサ等)であってもよい。
(4)前記第1の実施形態において、境界線認識装置1は、画像認識処理により立体物を検出するが、ミリ波センサ5によっては立体物を検出しないものであってもよい。また、境界線認識装置1は、ミリ波センサ5を用いて立体物を検出するが、画像認識処理によっては立体物を検出しないものであってもよい。
(5)前記第1の実施形態において、必ずしも全ての立体物についてマスクを設定せず、一部の立体物についてマスクを設定してもよい。
1…境界線認識装置、3…カメラ、5…ミリ波センサ、7…制御部、101…自車両、103…フロントガラス、105…道路、107…警報生成部、201、203…立体物、201A…後面、201B…側面、205…自車両の車線、207…境界線、217…中央部、219…右側部、221…左側部

Claims (4)

  1. 自車両(101)の前方の道路(105)を含む範囲の画像を取得する画像取得手段(3)と、
    前記画像においてエッジ点を抽出するエッジ点抽出手段(7)と、
    自車両の前方の立体物(201)を検出する立体物検出手段(3、5、7)と、
    前記画像のうち、前記立体物に対応する領域(M1、M2)を設定する領域設定手段(7)と、
    前記エッジ点の確信度を、前記領域の中では前記領域の外よりも低くなるように算出する確信度算出手段(7)と、
    前記確信度に基づき選択された前記エッジ点を用いて境界線を認識する境界線認識手段(7)と、
    を備え、
    前記領域設定手段は、以下の(J1)〜(J3)の条件が全て充足される場合、それ以外の場合よりも、前記領域を下方において縮小することを特徴とする境界線認識装置(1)。
    (J1)前記立体物が自車両と同じ車線(205)内に存在する。
    (J2)前記立体物の幅(W)が所定値以上である。
    (J3)前記立体物と自車両との距離(D)が所定値以下である。
  2. 前記立体物検出手段は、
    前記画像に対し画像認識処理を実行することで前記立体物を検出する第1の立体物検出手段(3、7)と、
    ミリ波センサを用いて前記立体物を検出する第2の立体物検出手段(5、7)と、を備え、
    前記領域設定手段は、前記第1の立体物検出手段で検出した前記立体物と、前記第2の立体物検出手段で検出した前記立体物との距離(r)が所定値以下である場合、前記第1の立体物検出手段で検出した前記立体物に対応する前記領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の境界線認識装置。
  3. 前記第2の立体物検出手段により、自車両とは異なる車線(214)内の前記立体物を検出した場合、前記領域設定手段は、その立体物に対応する前記領域を、自車両の車線外で設定することを特徴とする請求項2に記載の境界線認識装置。
  4. 前記境界線認識手段は、前記領域の外の前記エッジ点を用いて前記境界線を認識することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の境界線認識装置。
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