JP2015150987A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で、インナシャフトとアウタシャフトとの間に生じ得る回転方向のガタを適切に抑えることができるステアリング装置を提供する。【解決手段】インナシャフト1が、軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に形成された二つの平面部1aと、二つの平面部間の外周面に対し軸方向に雄スプラインが形成された二つの嵌合部1bを有する。アウタシャフト2が、インナシャフトの二つの嵌合部の雄スプラインと嵌合する雌スプラインが形成された内周面2bを有し、インナシャフトの二つの平面部に圧接してインナシャフトの軸心を中心とする回転を規制する保持機構(突出部2a)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のステアリング装置に関し、特に、インナシャフトと該インナシャフトを収容し軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するアウタシャフトとを備えたステアリング装置に係る。
車両に搭載されるステアリング装置は、インナシャフトと該インナシャフトを収容し軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するアウタシャフトとを備えており、一般的に、スプライン結合によってインナシャフトとアウタシャフトとが軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結される伸縮軸機構が用いられている。例えば下記の特許文献1には、「インナシャフトとアウタシャフトのスプライン部の加工精度を特に高精度とすることなく、安価な構成で、両者間のガタを確実に抑え得るステアリング装置の伸縮軸機構を提供すること」を目的とし(特許文献1の段落〔0006〕)、「一端部の外周面に雄スプラインを形成したスプライン部と、該スプライン部に連続して他端に至る本体部を有するインナシャフトと、該インナシャフトを収容し内周面に前記スプライン部の雄スプラインと係合する雌スプラインを形成した中空のアウタシャフトとを備え、該アウタシャフトと前記インナシャフトを軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するステアリング装置の伸縮軸機構において、前記インナシャフトが、前記インナシャフトの中心軸に対して直交する面で前記スプライン部を二分割して成る第1のスプライン部及び前記本体部側の第2のスプライン部を有し、前記第1のスプライン部と前記第2のスプライン部の夫々が対向する端面に開口し、前記インナシャフトの中心軸を中心とする第1の凹部と第2の凹部を、夫々前記第1のスプライン部と前記第2のスプライン部に形成して成り、前記第1の凹部内に一端側を収容し前記第1の凹部の底部近傍で固定すると共に、前記第2の凹部内に他端側を収容し前記第2の凹部の底部近傍で固定するトーションバーを備えたものとし、該トーションバーに対し捩り力を付与して、前記第1のスプライン部の雄スプラインと前記第2のスプライン部の雄スプラインとが相互に位相差を有する状態で、夫々前記アウタシャフト内の雌スプラインと係合させる」伸縮軸機構が提案されている(特許文献1の段落〔0007〕)。
上記と同様の目的で、「一端部の外周面に雄スプラインを形成したスプライン部と、該スプライン部に連続して他端に至る本体部を有するインナシャフトと、該インナシャフトを収容し内周面に前記スプライン部の雄スプラインと係合する雌スプラインを形成した中空のアウタシャフトとを備え、該アウタシャフトと前記インナシャフトを軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するステアリング装置の伸縮軸機構」において、下記の特許文献2では、「前記インナシャフトの中心軸に対し径方向の対称位置で係止する少なくとも一対の係止部と、該一対の係止部と夫々一体的に形成する一対の胴部を有する弾性部材を備え、前記一対の胴部が前記インナシャフトの中心軸に対し平行に延在するように、前記アウタシャフトと前記インナシャフトとの間に前記弾性部材を介装すること」が提案されている(特許文献2の段落〔0007〕に記載)。また、下記の特許文献3では、「前記インナシャフトが、前記インナシャフトの中心軸に対して傾斜した傾斜面で前記スプライン部を二分割して成る第1のスプライン部及び前記本体部側の第2のスプライン部を有し、前記第1のスプライン部と前記第2のスプライン部の一方を他方に対し前記インナシャフトの中心軸に対して直交する方向に移動可能に支持する支持機構と、前記第1のスプライン部と前記第2のスプライン部の一方を他方に対し軸方向に付勢する付勢手段とを備え、該付勢手段の付勢力によって、前記第1のスプライン部と前記第2のスプライン部が前記傾斜面に沿って相対移動して前記第1のスプライン部及び前記第2のスプライン部の雄スプラインが前記アウタシャフトの雌スプラインを押接するように配置すること」が提案されている(特許文献3の段落〔0007〕に記載)。
特開2012−112422号公報 特開2012−102820号公報 特開2012−087836号公報
上記のように、インナシャフトとアウタシャフトのスプライン部の加工精度を特に高精度とすることなく、安価な構成で、両者間のガタを確実に抑え得る伸縮軸機構として、特許文献1乃至3に記載の伸縮軸機構が提案されているが、これらの伸縮軸機構は加工精度を特に高精度とする必要はないものの、インナシャフトとアウタシャフトのスプライン部は全周に亘ってスプライン加工する必要がある。更に、特許文献1に記載の装置においてはトーションバーが必要であり、特許文献2に記載の装置においては弾性部材が必要であり、特許文献3に記載の装置においては支持機構や付勢手段が必要であり、何れもコストアップ要因となるので、一層のコストダウンを図ることが望まれている。
そこで、本発明は、安価な構成で、インナシャフトとアウタシャフトとの間に生じ得る回転方向のガタを適切に抑えることができるステアリング装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、インナシャフトと、該インナシャフトを収容し軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するアウタシャフトとを備えた車両のステアリング装置において、前記インナシャフトが、軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に形成された二つの平面部と、該二つの平面部間の外周面に対し軸方向に雄スプラインが形成された二つの嵌合部を有すると共に、前記アウタシャフトが、前記インナシャフトの二つの嵌合部の雄スプラインと嵌合する雌スプラインが形成された内周面を有し、前記インナシャフトの二つの平面部に圧接して前記インナシャフトの軸心を中心とする回転を規制する保持機構を備えることとしたものである。
上記のステアリング装置において、前記保持機構は、前記インナシャフトの二つの平面部に対向する位置で夫々前記二つの平面部に当接するように、前記アウタシャフトに突出形成された二つの突出部を備えたものとするとよい。前記二つの突出部は、夫々前記インナシャフトの二つの平面部に対し前記インナシャフトの軸心方向に圧接するように形成されている構成とするとよい。あるいは、前記二つの突出部が、夫々前記インナシャフトの二つの平面部に対し前記インナシャフトの軸心からオフセットした方向に圧接するように形成されている構成としてもよい。更に、前記二つの突出部は、前記アウタシャフトの軸方向に離隔した二箇所に夫々形成されている構成とするとよい。
あるいは、上記のステアリング装置において、前記保持機構は、前記アウタシャフトの開口端部に固定される円筒部材と、該円筒部材の内周面と前記インナシャフトの二つの平面部との間に介装される二つの圧接部材を備えたものとするとよい。更に、前記円筒部材の内周面に段差部が形成され、該段差部と前記インナシャフトの二つの平面部との間に夫々前記圧接部材が介装される構成とするとよい。また、前記円筒部材の開口端から径方向外側に延出し、前記インナシャフトの二つの平面部及び二つの嵌合部に夫々嵌合する開口を有する鍔部が、前記円筒部材と一体的に形成されている構成としてもよい。更に、前記円筒部材の外径の中心と内径の中心がオフセットするように形成されている構成としてもよい。
前記二つの圧接部材は、更に、前記インナシャフトの二つの平面部に当接する面に夫々、前記インナシャフトの軸に対し直交する方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝を有する構成とするとよい。また、前記二つの圧接部材が、前記インナシャフトの二つの平面部に当接する面に夫々、前記インナシャフトの軸方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝を有する構成としてもよい。尚、前記二つの圧接部材を合成樹脂製とし、前記円筒部材と一体的に接合されるように構成することができる。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明のステアリング装置においては、インナシャフトが、軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に形成された二つの平面部と、該二つの平面部間の外周面に対し軸方向に雄スプラインが形成された二つの嵌合部を有すると共に、アウタシャフトが、インナシャフトの二つの嵌合部の雄スプラインと嵌合する雌スプラインが形成された内周面を有し、インナシャフトの二つの平面部に圧接してインナシャフトの軸心を中心とする回転を規制する保持機構を備えたものであるので、スプライン加工を特に高精度とすることなく安価な構成で、インナシャフトとアウタシャフトとの間に生じ得る回転方向のガタを適切に抑えることができる。
例えば、保持機構を、インナシャフトの二つの平面部に対向する位置で夫々二つの平面部に当接するように、アウタシャフトに突出形成された二つの突出部を備えたものとすれば、インナシャフト及びアウタシャフトに要求される加工精度が緩和されるので、安価に加工することができる。二つの突出部は、夫々インナシャフトの二つの平面部に対しインナシャフトの軸心方向に圧接するように形成されても、夫々インナシャフトの二つの平面部に対しインナシャフトの軸心からオフセットした方向に圧接するように形成されてもよいが、後者であれば、特にねじり方向に変位しにくい構造とすることができる。更に、二つの突出部が、アウタシャフトの軸方向に離隔した二箇所に夫々形成されている構成とすれば、インナシャフトの軸心に対して直交する方向に外力が加えられた場合でも、アウタシャフトに対するインナシャフトの傾きを抑制することができる。
あるいは、保持機構を、アウタシャフトの開口端部に固定される円筒部材と、該円筒部材の内周面とインナシャフトの二つの平面部との間に介装される二つの圧接部材を備えたものとすれば、インナシャフトとアウタシャフトとの間に生じ得る回転方向のガタ詰めを容易且つ安価に行うことができる。この保持機構に関し、円筒部材の内周面に段差部が形成され、該段差部とインナシャフトの二つの平面部との間に夫々圧接部材が介装されるように構成すれば、圧接部材がインナシャフトの軸方向に移動することを阻止することができる。更に、円筒部材の開口端から径方向外側に延出し、インナシャフトの二つの平面部及び二つの嵌合部に夫々嵌合する開口を有する鍔部が、円筒部材と一体的に形成されている構成とすれば、インナシャフトとアウタシャフトとの間に円筒部材を容易且つ適切に配置することができる。更に、円筒部材の外径の中心と内径の中心がオフセットするように形成されている構成とすれば、インナシャフトとアウタシャフトの回転方向のガタを一層適切に抑制することができる。
前記二つの圧接部材は、インナシャフトの二つの平面部に当接する面に夫々、インナシャフトの軸に対し直交する方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝、及び/又はインナシャフトの軸方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝を有するものとすれば、圧接部材の摺動面にグリスが塗布される場合には、上記の潤滑溝によってグリス溜が形成されるので、インナシャフトの円滑な作動を確保することができる。尚、二つの圧接部材は合成樹脂製とし、円筒部材と一体的に接合すれば、部品点数の削減が可能となる。
本発明の一実施形態に係るステアリング装置の一部を示す横断面図である。 本発明の一実施形態に係るステアリング装置の一部を示す横断面図で、図1に対し90度の位相差を有する横断面図である。 本発明の一実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図1のA−A線及びB−B線断面図である。 本発明の一実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図1のB−B線断面図である。 本発明の他の実施形態に係るステアリング装置の一部を示す横断面図である。 本発明の他の実施形態に係るステアリング装置の一部を示す横断面図で、図6に対し90度の位相差を有する横断面図である。 本発明の他の実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図7のC−C線断面図である。 本発明の他の実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図7のD−D線断面図である。 本発明の他の実施形態に係るステアリング装置の一部を分解して示す斜視図である。 本発明の更に他の実施形態に係るステアリング装置の一部を分解して示す斜視図である。 本発明の別の実施形態に係るステアリング装置の一部を示す横断面図である。 本発明の別の実施形態におけるインナシャフトとアウタシャフトの嵌合状態を示す縦断面図で、図12のE−E線断面図である。 本発明の別の実施形態に供する圧接部材の一態様を示す平面図及びF−F線断面図である。 本発明の別の実施形態に供する圧接部材の他の態様を示す平面図及びG−G線断面図である。 本発明の別の実施形態に供する圧接部材の更に他の態様を示す平面図及びH−H線断面図である。 本発明の別の実施形態に供する円筒部材の一態様を示す横断面図である。 本発明の別の実施形態に供する円筒部材の一態様を示す縦断面図で、図17のJ−J線断面図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態に係るステアリング装置の一部を示すもので、本実施形態のステアリングシャフトは、ロアシャフトとも呼ばれ金属製のインナシャフト1と、このインナシャフト1を収容し軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結する金属製のアウタシャフト2を有する。本実施形態のインナシャフト1は、軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に形成された二つの平面部(代表して1aで表す)と、二つの平面部1a間の外周面に対し軸方向に雄スプラインが形成された二つの嵌合部(代表して1bで表す)を有する。一方、アウタシャフト2は中空の筒状部材で、インナシャフト1の二つの嵌合部1bの雄スプラインと嵌合する雌スプラインが形成された内周面(2bで表す)を有する。そして、保持機構HMによって、インナシャフト1の二つの平面部1aに圧接してインナシャフト1の軸心を中心とする回転を規制するように構成されている。
本実施形態の保持機構HMは、インナシャフト1の二つの平面部1aに対向する位置で夫々二つの平面部1aに当接するように、アウタシャフト2に突出形成された二つの突出部(代表して2aで表す)を備えており、本実施形態においては、図1に示すようにアウタシャフト2の軸方向に離隔した二箇所で、図3に図1のA−A線及びB−B線断面を示すように、二つの突出部2aが、夫々インナシャフト1の二つの平面部1aに対しインナシャフト1の軸心方向に圧接するように形成されている。尚、インナシャフト1はロアシャフトとも呼ばれ、アウタシャフト2はアッパシャフトとも呼ばれ、その後端部(図1の右側)にステアリングホイール(図示せず)が接続される。而して、インナシャフト1とアウタシャフト2とが軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結され、インナシャフト1の前端部(図1の左側)が操舵機構(図示せず)に接続される。
図1乃至図3に示すように、インナシャフト1及びアウタシャフト2は、金属製のインナチューブ3内に収容され、このインナチューブ3内に収容されたアウタシャフト2が、インナチューブ3の後端部に軸受を介して回転可能に支持される。但し、アウタシャフト2とインナチューブ3との間の軸方向相対移動は規制されており、アウタシャフト2とインナチューブ3は一体となって軸方向移動し得るように構成されている。更に、インナチューブ3は金属製のアウタチューブ4に収容され、アウタシャフト2に対し所定値以上の荷重が印加されたときには、アウタチューブ4に対するインナチューブ3の軸方向相対移動(ひいてはアウタシャフト2の軸方向移動)を許容するように構成されており、インナチューブ3及びアウタチューブ4がエネルギー吸収手段として機能する。
上記の保持機構HMを備えたステアリング装置において、例えば、インナシャフト1の一端部の外周面及びアウタシャフト2の内周面の全周に亘ってスプライン加工が行われた後、インナシャフト1の軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に切削加工が行われて二つの平面部1aが形成される。即ち、インナシャフト1の一端部は図3に示すように小判型形状(ホースレーストラック形状)の断面に形成され、二つの平面部1aによって所謂「二面幅」が構成されている。そして、インナシャフト1がアウタシャフト2内に収容され、二つの嵌合部1bの雄スプラインが内周面2bの雌スプラインに嵌合されると共に、二つの平面部1aに対し二つの突出部2aが圧接された状態で軸方向に摺動可能に保持される。この結果、インナシャフト1の軸を中心とする回転方向のガタが消失し、所謂ガタ詰めが行われる。この場合において、平面部1aと突出部2aの圧接状態に対しては厳しい公差が要求されるが、従前のインナシャフト1及びアウタシャフト2の全周に亘るスプライン加工に要求される公差に比べ、容易且つ安価に行うことができる。例えば、従来のスプライン加工後に行われる樹脂コーティング時のブローチ加工は不要となる。
図1に示す構造においても、平面部1aは突出部2aに対して摺動するので、平面部1a及び突出部2aの当接面にも樹脂コーティングを施してもよいが、平面部1aのみの樹脂コーティングとしてもよい。例えば、平面部1a及び突出部2aに樹脂コーティングを施す場合には、平面部1aのみが厚膜となるように樹脂コーティングしておけば、その樹脂コーティング部分はインナシャフト1がアウタシャフト2内に収容される際に圧潰されるので、平面部1aと突出部2aとの圧接状態を適切に設定することができる。而して、二つの平面部1a(二面幅)と二つの突出部2aとの間の間隙、あるいは両者間の摺動荷重を管理することによって、インナシャフト1とアウタシャフト2の回転方向のガタを適切に詰めることができる。
しかも、図1に示すように、アウタシャフト2の軸方向に離隔した二箇所で、インナシャフト1の二つの平面部1aに対し夫々インナシャフト1の軸心方向に圧接するように二つの突出部2aが形成されているので、インナシャフト1の軸心に対して直交する方向に外力が加えられた場合でも、アウタシャフト2に対するインナシャフト1の傾きを抑制することができる。尚、二つの平面部1a及び突出部2aに代えて、一箇所のみに平面部1a及び突出部2aを設けることも可能であるが、インナシャフト1とアウタシャフト2の軸がずれる可能性があるので所謂芯出しが困難となる。
アウタシャフト2に二つの突出部2a(二面幅)を成形する場合には、アウタシャフト2の外周面に対し、180°位相を変えてプレス装置等によって押圧すれば図1及び図3に示すように突出部2aを成形することができる。この場合において、寸法が異なる二面幅を有する中子をマスターワークとして複数種類用意しておけば、インナシャフト1の二つの平面部1aとの間隙に応じて当該マスターワークを選択して組み付けることにより容易にガタ詰めの管理を行うことができる。あるいは、二つの平面部1aを形成したインナシャフト1自体を中子として用いて、アウタシャフト2に二つの突出部2aを成形することとすれば、上記の選択組み付けが不要となる。
上記の保持機構HMに代えて、図1のA−A線断面を図4に示し、図1のB−B線断面を図5に示すように、二つの突出部2aが、夫々インナシャフト1の二つの平面部1aに対しインナシャフト1の軸心からオフセットした方向に圧接するように形成することとしてもよい。即ち、図4においては、二つの突出部2aが、夫々インナシャフト1の二つの平面部1aに対しインナシャフト1の軸心から反時計方向側に距離dオフセットしており、図5においては、二つの突出部2aが、夫々インナシャフト1の二つの平面部1aに対しインナシャフト1の軸心から時計方向側に距離dオフセットしている。これにより、インナシャフト1の軸を中心とする回転方向のガタが生じにくく、特にねじり方向に変位しにくい構造となる。尚、図3乃至図5においては、インナシャフト1の雄スプライン及びアウタシャフト2の雌スプラインの図示を省略している。
図6乃至図10は本発明の他の実施形態に係り、その保持機構HMは、アウタシャフト2の開口端部に固定される金属製の円筒部材5と、円筒部材5の内周面とインナシャフト1の二つの平面部1aとの間に介装される二つの圧接部材として樹脂スリーブ(代表して6で表す)を備えることとしたものである。図6に示すように、円筒部材5の内周面に段差部5aが形成され、この段差部5aとインナシャフト1の二つの平面部1aとの間に夫々樹脂スリーブ6が介装されている。また、円筒部材5の開口端から径方向外側に延出し、インナシャフト1の二つの平面部1a及び二つの嵌合部1bに嵌合する小判型形状(図3に示すインナシャフト1の断面形状)の開口を有する鍔部5bが、円筒部材5と一体的に形成されている。而して、図10に示すように、円筒部材5がアウタシャフト2の開口端部に圧入固定されて蓋が構成され、これにより、樹脂スリーブ6がインナシャフト1の二つの平面部1aに圧入されて保持される状態となる。尚、図6及び図7におけるその他の部分は、夫々図1及び図2と同様であるので図示を省略している。また、図7のC−C線断面を図8に示し、図7のD−D線断面を図9に示しており、これらの図においては、インナシャフト1の雄スプライン及びアウタシャフト2の雌スプラインの図示を省略している。
上記のように樹脂スリーブ6がインナシャフト1の二つの平面部1aとアウタシャフト2の内周面との間に圧入されて保持状態となると、インナシャフト1とアウタシャフト2の回転方向のガタを適切に詰めることができる。また、インナシャフト1とアウタシャフト2の摺動荷重も樹脂スリーブ6の圧入荷重によって調整することができ、この圧入荷重は樹脂スリーブ6の厚さによって調整することができる。このときの摺動荷重は、手動によるテレスコピック操作時の操作力の調整に供することもできる。
図6に示すように、樹脂スリーブ6は円筒部材5の段差部5aに介装されているので、インナシャフト1の軸方向に移動することはないが、円筒部材5の軸方向両端部に段差部5aを構成する壁が存在することになるので組付及び加工が困難である。そこで、図11に示すように、円筒部材5の鍔部5bの反対側を開放端とすると共に、円筒部材5内に二つの樹脂スリーブ6を収容した後ワッシャ7を装着した状態で(あるいはワッシャ7と共に)円筒部材5をアウタシャフト2の内周面に圧入するように構成することとしてもよい。而して、図10及び図11に示すように組み付ければ、インナシャフト1とアウタシャフト2のガタ詰めを容易且つ安価に行うことができる。
上記二つの樹脂スリーブ6は円筒部材5とは別体で構成されているが、射出成形(アウトサート成形)によって樹脂スリーブ6を円筒部材5と一体に形成すれば、上記のワッシャ7を設けることなく円筒部材5の軸方向移動を阻止することができるので、部品点数の削減が可能となる。この場合において、図12及び図13に示すように、円筒部材5の筒体部に複数の連通孔(代表して5cで表す)を形成しておき、樹脂スリーブ6の成形時に樹脂が各連通孔5cに流入するように形成すれば、これらの樹脂がアンカーとなって樹脂スリーブ6のズレや脱落を阻止することができる。尚、図12におけるその他の部分は図1と同様であるので図示を省略している。また、図12のE−E線断面を示す図13においては、インナシャフト1の雄スプライン及びアウタシャフト2の雌スプラインの図示を省略している。
上記の実施形態に供される樹脂スリーブ6は、図14乃至図16に示すように形成され、各図右側の断面は夫々F−F線、G−G線、H−H線断面を示している。図14に示す樹脂スリーブ6は図6乃至図11の実施形態に供されている。図15に示す樹脂スリーブ6は、インナシャフト1の平面部1aに当接する面に、インナシャフト1の軸に直交する方向に複数の潤滑溝6bが形成されており、図16に示す樹脂スリーブ6は、インナシャフト1の平面部1aに当接する面に、インナシャフト1の軸方向に複数の潤滑溝6cが形成されている。而して、樹脂スリーブ6の摺動面にグリスが塗布される場合には、潤滑溝6b、6cによってグリス溜が形成される。このため、図16に示す潤滑溝6cの一端側はグリスが流出しないように閉塞されている。上記の潤滑溝6b又は6cは複数形成されているが、何れも少なくとも一つ形成されておればよい。あるいは、潤滑溝6b及び6cの両者を形成(例えば、格子状に形成)することとしてもよく、更に、斜め方向に形成することとしてもよい。
図17及び図18は円筒部材及び樹脂スリーブの他の実施例を示すもので、円筒部材5xの開口端から径方向外側に延出し、インナシャフト1の二つの平面部1a及び二つの嵌合部1bに夫々嵌合する開口を有する鍔部5xbが、円筒部材5xと一体的に形成されている。そして、円筒部材5xの外径(Do)の中心(Co)と内径(Di)の中心(Ci)がオフセット(距離e)するように形成されており、その円筒部材5x内に樹脂スリーブ6xが嵌合される。これにより、インナシャフト1及びアウタシャフト2のスプライン嵌合部と樹脂スリーブ6xとの間にこじり力が生じ、インナシャフト1とアウタシャフト2の回転方向のガタを一層確実に抑制することができる。
1 インナシャフト
1a 平面部
1b 嵌合部
2 アウタシャフト
2a 突出部
2b 内周面
3 インナチューブ
4 アウタチューブ
5,5x 円筒部材
6,6x 樹脂スリーブ(圧接部材)
HM 保持機構

Claims (12)

  1. インナシャフトと、該インナシャフトを収容し軸方向に相対移動可能で相対回転不能に連結するアウタシャフトとを備えた車両のステアリング装置において、前記インナシャフトが、軸心を中心として径方向で対向すると共に軸方向に平行に形成された二つの平面部と、該二つの平面部間の外周面に対し軸方向に雄スプラインが形成された二つの嵌合部を有すると共に、前記アウタシャフトが、前記インナシャフトの二つの嵌合部の雄スプラインと嵌合する雌スプラインが形成された内周面を有し、前記インナシャフトの二つの平面部に圧接して前記インナシャフトの軸心を中心とする回転を規制する保持機構を備えたことを特徴とする車両のステアリング装置。
  2. 前記保持機構が、前記インナシャフトの二つの平面部に対向する位置で夫々前記二つの平面部に当接するように、前記アウタシャフトに突出形成された二つの突出部を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両のステアリング装置。
  3. 前記二つの突出部が、夫々前記インナシャフトの二つの平面部に対し前記インナシャフトの軸心方向に圧接するように形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両のステアリング装置。
  4. 前記二つの突出部が、夫々前記インナシャフトの二つの平面部に対し前記インナシャフトの軸心からオフセットした方向に圧接するように形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両のステアリング装置。
  5. 前記二つの突出部が、前記アウタシャフトの軸方向に離隔した二箇所に夫々形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の車両のステアリング装置。
  6. 前記保持機構が、前記アウタシャフトの開口端部に固定される円筒部材と、該円筒部材の内周面と前記インナシャフトの二つの平面部との間に介装される二つの圧接部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両のステアリング装置。
  7. 前記円筒部材の内周面に段差部が形成され、該段差部と前記インナシャフトの二つの平面部との間に夫々前記圧接部材が介装されることを特徴とする請求項6記載の車両のステアリング装置。
  8. 前記円筒部材の開口端から径方向外側に延出し、前記インナシャフトの二つの平面部及び二つの嵌合部に夫々嵌合する開口を有する鍔部が、前記円筒部材と一体的に形成されていることを特徴とする請求項6又は7記載の車両のステアリング装置。
  9. 前記円筒部材の外径の中心と内径の中心がオフセットするように形成されていることを特徴とする請求項8記載の車両のステアリング装置。
  10. 前記二つの圧接部材が、前記インナシャフトの二つの平面部に当接する面に夫々、前記インナシャフトの軸に対し直交する方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝を有することを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の車両のステアリング装置。
  11. 前記二つの圧接部材が、前記インナシャフトの二つの平面部に当接する面に夫々、前記インナシャフトの軸方向に形成された少なくとも一つの潤滑溝を有することを特徴とする請求項6乃至9の何れか一項に記載の車両のステアリング装置。
  12. 前記二つの圧接部材が合成樹脂製で、前記円筒部材と一体的に接合されることを特徴とする請求項10又は11記載の車両のステアリング装置。
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