JP2017166542A - 伸縮自在シャフト - Google Patents
伸縮自在シャフト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017166542A JP2017166542A JP2016051040A JP2016051040A JP2017166542A JP 2017166542 A JP2017166542 A JP 2017166542A JP 2016051040 A JP2016051040 A JP 2016051040A JP 2016051040 A JP2016051040 A JP 2016051040A JP 2017166542 A JP2017166542 A JP 2017166542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- male
- axial direction
- spline
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
Description
尚、前記インナシャフト9と前記第一のヨーク11との結合、或いは、前記アウタチューブ10と前記第二のヨーク13との結合は、溶接により行う事もできる。又、後述する実施の形態の構造の様に、インナシャフトを前側に、アウタチューブを後側に配置する構造を採用する事もできる。
このうちの雄軸は、軸方向一端部の外周面に形成された雄スプライン部と、該雄スプライン部よりも軸方向他方側部分に設けられ、外径寸法が、該雄スプライン部の外接円の直径よりも小さい小径軸部とを有する。
前記コーティング層は、前記雄スプライン部の外周面を覆う状態で設けられている。
前記雌軸は、内周面に雌スプライン部が形成されている。
そして、前記雄スプライン部と前記雌スプライン部とを、前記コーティング層を介してスプライン係合させる事により、前記雄軸と前記雌軸とが、トルク伝達可能、且つ、全長を伸縮可能な状態に組み合わされている。
特に本発明の伸縮自在シャフトに於いては、前記雄軸は、該雄軸の軸方向一端部の外周面、及び、該雄軸の軸方向一端面に開口したスリットを有し、更に前記小径軸部に軸方向溝を有する。
本発明の実施の形態の例に就いて、図3〜5を参照しつつ説明する。尚、本例は、本発明を、ステアリング装置を構成する中間シャフトに適用したものである。但し、本発明は、この様な中間シャフト以外にも、各種用途で使用される伸縮自在シャフトの構造に適用する事ができる。又、本例の中間シャフト4aを組み込んだステアリング装置の構造は、図1に示したステアリング装置と同様の構造を有している。但し、本例の中間シャフト4aは、図1に示したステアリング装置の構造に限らず、従来から知られている各種構造のステアリング装置に組み込む事ができる。以下、ステアリング装置の構造を簡単に説明した後、本例の中間シャフト4aの構造に就いて説明する。
このうちの小径筒部18は円筒状であり、前記アウタチューブ10aのうちの、軸方向他端部から軸方向中間部にかけての部分に設けられている。この様な小径筒部18の外周面は、軸方向の全長に亙り外径寸法が変化しない円筒面状である。又、この小径筒部18の内周面には、円周方向に関して交互に形成された軸方向に長い、複数ずつの凹部と凸部とから成る雌スプライン部22が、全長に亙り形成されている。
前記大径筒部20は円筒状であり、軸方向他端縁が、前記連続部19の軸方向一端縁に連続している。この様な大径筒部20の内径及び外径は、前記小径筒部18の内径及び外径よりも大きい。
本例の場合、前記ヨーク部21を、前記アウタチューブ10aに一体に設ける構造を採用しているが、アウタチューブとヨーク部とを別体に設けて溶接或は嵌合等により結合固定する構造を採用する事もできる。
このうちの基部50は、中央部に中心孔52が形成されている。この中心孔52の内周面には、円周方向に凹部と凸部とを交互に配置して成る凹凸部である雌セレーション53が形成されている。この様な基部50は、前記中心孔52の内側に前記小径部43を挿通すると共に、前記雌セレーション53と前記雄セレーション47とをセレーション係合させた状態で、前記段部44と前記外向鍔部46との間で挟持されている。
又、図3に示す組み立て状態に於いて、前記両腕部51、51の両円孔54、54の内側には、それぞれ有底円筒状の軸受カップ55、55が内嵌固定されている。これと共に、これら両軸受カップ55、55の内側に、それぞれ複数本のニードル56、56を介して、前記十字軸48を構成する4本の軸部57、57のうちの1対の軸部57、57の端部が回動自在に支持されている。
尚、本例の構造を実施する場合には、前記スリット35の幅方向両端は、前記スプライン形成部31(前記雄スプライン部38)の外周面のうち、径方向に関して反対となる任意の2箇所位置に開口させる事ができる。但し、例えば、前記スリット35の幅方向両端を、前記雄スプライン部38を構成する凹部36に開口させる構成を採用する事ができる。又、前記スリット35の幅方向両端を、前記雄スプライン部38を構成する凸部37に開口させる構成を採用する事もできる。更に、前記スリット35の幅方向両端のうちの一方の端部を、前記凹部36に開口させると共に、他方の端部を、前記凸部37に開口させる構成を採用する事もできる。以上の様な各種構成を採用する場合に、好ましくは、前記スリット35の幅方向両端を、前記凸部37の円周方向側面(トルクを伝達する面)に開口しない状態で形成する様にする。
コーティング層の設けられていないインナシャフト9aの素材のうちの、軸方向一端部から軸方向中間部(前記連続部32に相当する部分よりも軸方向他端側に位置する部分)に、例えば、浸漬(ディッピング)、流動浸漬法、静電塗装法等により粗コーティング層を形成する。そしてこの粗コーティング層に、シェービング加工を施す事により前記コーティング層59を形成する。
この様なシェービング加工は、例えば、前記コーティング層59のうちの前記雄スプライン部38を覆う部分の外周面に沿う内周面形状を有する筒状のシェービング用金型(シェービングカッター)の内側に、前記インナシャフト9aのうちの前記粗コーティング層が形成された部分を挿通する事により、該粗コーティング層のうちの前記雄スプライン部38を覆う部分の径方向外端寄り部分を削り取る。
本例の場合、前記シェービング加工の際に前記軸方向溝60を用いることで、前記シェービングカッターと前記インナシャフト9aとの周方向位相を正確に合わせることが可能となり、前記コーティング層59を容易に正確に加工することが可能となる。
尚、前記周方向溝60は、前記小径軸部33に複数設けることもできる。例えば偶数個設ける場合には、互いに径方向に関して反対となる位置に設けるなど、複数設ける場合は周方向に均衡がとれている状態となるように設けると前記シェービング加工の際のセンタ出し(前記シェービングカッターと前記インナシャフト9aとの中心軸同士を一致させる作業)をより容易に行うことができる。
又、前記周方向溝60は、前記スリット35の切削加工の際の周方向位相の基準にも用いることが出来る。前述したように、前記スリット35の幅方向両端は、前記凸部37の円周方向側面(トルクを伝達する面)に開口しない状態で形成することが好ましいが、前記周方向溝60を基準とすることで周方向位相を合わせて加工することが容易となり、好ましい形での前記スリット35を容易に得ることができる。
即ち、本例の場合、前記インナシャフト9aに、前記スリット35を形成している。この為、前記雄スプライン部38が形成された部分のうちの前記スリット35が形成された部分の径方向の剛性を適度に小さくできる。従って、前記雄スプライン部38と前記雌スプライン部22との係合部の回転方向のがたつきを防止する為に、この係合部に締め代を持たせた場合でも、この締め代に対する摺動抵抗(摺動荷重)の変動を鈍感にでき、前記インナシャフト9aの、前記アウタチューブ10aに対する摺動を安定させる事ができる。
2 ステアリングシャフト
3a、3b、3c、3d 自在継手
4、4a 中間シャフト
5 ステアリングギヤユニット
6 入力軸
7 タイロッド
8 雄スプライン部
9、9a、 インナシャフト
10、10a アウタチューブ
11 第一のヨーク
12 雌スプライン部
13 第二のヨーク
14 十字軸
15 ヨーク
16 十字軸
17 ヨーク
18 小径筒部
19 連続部
20 大径筒部
21 ヨーク部
22 雌スプライン部
23 腕部
24 円孔
25 軸受カップ
26 ニードル
27 十字軸
28 軸部
29 ヨーク
30 腕部
31 スプライン形成部
32 連続部
33 小径軸部
34 ヨーク部
35 スリット
36 凹部
37 凸部
38 雄スプライン部
39 凹部
40 凸部
41 不完全スプライン部
42 大径部
43 小径部
44 段部
45 基準孔
46 外向鍔部
47 雄セレーション
48 十字軸
49 ヨーク
50 基部
51 腕部
52 中心孔
53 雌セレーション
54 円孔
55 軸受カップ
56 ニードル
57 軸部
58 腕部
59 コーティング層
60 軸方向溝
Claims (1)
- 軸方向一端部の外周面に形成された雄スプライン部と、該雄スプライン部よりも軸方向他方側部分に設けられ、外径寸法が、該雄スプライン部の外接円の直径よりも小さい小径軸部とを有する雄軸と、
前記雄スプライン部の外周面を覆う状態で設けられたコーティング層と、
内周面に雌スプライン部が形成された雌軸とを備えており、
前記雄スプライン部と前記雌スプライン部とを、前記コーティング層を介してスプライン係合させる事により、前記雄軸と前記雌軸とがトルク伝達可能、且つ、全長を伸縮可能な状態に組み合わされている伸縮自在シャフトであって、
前記雄軸は、該雄軸の軸方向一端部の外周面、及び、前記雄軸の軸方向一端面に開口したスリットを有しており、更に前記小径軸部に軸方向溝を有する、
伸縮自在シャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051040A JP2017166542A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 伸縮自在シャフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051040A JP2017166542A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 伸縮自在シャフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017166542A true JP2017166542A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59909848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016051040A Pending JP2017166542A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 伸縮自在シャフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017166542A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108340963A (zh) * | 2018-02-12 | 2018-07-31 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 长度可调的转向传动轴组件 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455081B1 (ja) * | 1967-05-31 | 1970-02-20 | ||
JP2003306152A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-28 | Nsk Ltd | 車両ステアリング用中間シャフト |
JP2011149519A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toyota Motor Corp | シャフト |
WO2014192653A1 (ja) * | 2013-05-27 | 2014-12-04 | 日本精工株式会社 | 伸縮軸用インナーシャフトおよびその製造方法 |
-
2016
- 2016-03-15 JP JP2016051040A patent/JP2017166542A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS455081B1 (ja) * | 1967-05-31 | 1970-02-20 | ||
JP2003306152A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-28 | Nsk Ltd | 車両ステアリング用中間シャフト |
JP2011149519A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toyota Motor Corp | シャフト |
WO2014192653A1 (ja) * | 2013-05-27 | 2014-12-04 | 日本精工株式会社 | 伸縮軸用インナーシャフトおよびその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108340963A (zh) * | 2018-02-12 | 2018-07-31 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 长度可调的转向传动轴组件 |
CN108340963B (zh) * | 2018-02-12 | 2020-01-14 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 长度可调的转向传动轴组件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20190199152A1 (en) | Assembled rotor shaft with an asymmetrical design, rotor, and method for producing the assembled rotor shaft and the rotor | |
JP5741633B2 (ja) | 摺動式トリポード型等速ジョイント | |
JP3627441B2 (ja) | 弾性軸継手 | |
KR20140076445A (ko) | 프로펠러 샤프트 | |
JP2017025964A (ja) | 伸縮自在シャフト及びその製造方法 | |
JP6690659B2 (ja) | トルク伝達軸 | |
JP6699198B2 (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP2017166542A (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP2017172613A (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JPWO2019027004A1 (ja) | シャフトの結合構造および伸縮シャフト | |
JP6673308B2 (ja) | ステアリング用トルク伝達軸 | |
JP2017161031A (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP6690289B2 (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP2017161032A (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP6512129B2 (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP6798122B2 (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP5321655B2 (ja) | ステアリング装置用トルク伝達装置 | |
JP6331443B2 (ja) | 車両のステアリング装置 | |
JP6746988B2 (ja) | 伸縮自在シャフトの製造方法 | |
JP2018016128A (ja) | 伸縮シャフト | |
JP5744103B2 (ja) | 固定型等速ジョイント | |
JP7099157B2 (ja) | シャフトとのクランプ部材との結合部、および、シャフトとクランプ部材との結合部の製造方法 | |
JP2022085813A (ja) | 中間シャフト | |
JP2017106565A (ja) | 伸縮自在シャフト | |
JP2008261423A (ja) | 伸縮式回転伝達軸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190304 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20190304 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210202 |