JP2015148896A - 通信システム及びサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】ビーコン装置の真贋を判定し、ビーコン装置の信頼性を向上させる通信システムを提供する。【解決手段】ビーコン装置102の真贋を、携帯型無線端末103が測位した現在位置情報と、サーバ105に登録されている設置位置情報との距離を基に判定することで、ビーコン装置102の不正利用を防止できる。このことにより、ビーコン装置102を有する通信システム101の信頼性が向上し、安全な電子クーポン等のサービスを提供できる。【選択図】図2
Description
本発明は、通信システム及びサーバに関する。
より詳細には、ビーコン装置を含む無線通信システムにおいて、ビーコン装置が発する情報の不正利用を防ぐ技術に関する。
より詳細には、ビーコン装置を含む無線通信システムにおいて、ビーコン装置が発する情報の不正利用を防ぐ技術に関する。
近年、店舗や娯楽施設等に配置され、消費者が所有するスマートフォン等の携帯型無線端末にビーコン信号を送信するビーコン装置が市場に現れ始めた。ビーコン装置からビーコン信号を受信した携帯型無線端末は、携帯型無線端末にインストールされたアプリケーションがビーコン信号から商品の情報を取り出し、携帯型無線端末の表示部に商品情報を表示することができる。
このように、ビーコン装置がビーコン信号を送信し、携帯型無線端末がビーコン信号を受信するための技術として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この特許文献1には、購買者が携帯する購買者側装置が販売店に近づいたことを販売者側装置がビーコン信号により検知して、販売者側装置と購買者側装置との間における通信を開始し、購買者側装置に商品宣伝等を行うデータ通信システムが提案されている。
このように、ビーコン装置がビーコン信号を送信し、携帯型無線端末がビーコン信号を受信するための技術として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この特許文献1には、購買者が携帯する購買者側装置が販売店に近づいたことを販売者側装置がビーコン信号により検知して、販売者側装置と購買者側装置との間における通信を開始し、購買者側装置に商品宣伝等を行うデータ通信システムが提案されている。
これまで、ビーコン装置の用途としては、前述の特許文献1に開示されるような、商品等の広告を携帯型無線端末に表示する、デジタルサイネージに類するものが殆どであったが、この機能を活用して、例えば、店舗において来店客に商品の割引等の特典を実現する、電子クーポンを提供するビーコン装置が考えられる。
しかしながら、ビーコン装置に電子クーポンの機能を持たせる場合、電子クーポンの不正利用の可能性が考えられる。例えば、店舗に設置されたビーコン装置が、来店した顧客にポイントが貯まるようなビーコンデータを発信している場合、ビーコン装置に携帯型無線端末を模したクラッキングのための装置を近接させて、電子クーポンの通信データを傍受して、これを記録する。すると、店舗外の場所でもビーコン装置を模した装置を用いて、電子クーポンを不正に発行し、貯めることが可能になる虞がある。
このような、ビーコン装置が発する情報を不正利用するクラッキングに対しては、幾つかの対策が考えられる。例えば、ビーコンデータを短期間で更新することも対策の一つである。しかし、クラッカーがその更新に追従し、更新の都度、ビーコンデータを取得してしまえば、この対策は破られてしまう。
本発明はかかる課題を解決し、ビーコン装置の真贋を判定し、ビーコン装置の信頼性を向上させる通信システム及びサーバを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信システムは、ビーコン信号を発信する通信機器を識別するための識別情報と通信機器の設置位置を示す位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバと、サーバと通信可能な通信端末とを含む。
通信端末は、ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる通信機器の識別情報を取得するビーコン受信部と、現在位置を測位して現在位置情報を取得する測位部と、通信機器の識別情報と、ビーコン信号を受信した際の現在位置情報とをサーバに送信するサーバ通信部とを備える。
サーバは、データベースを参照して、送信された識別情報により特定される通信機器の位置情報と、ビーコン信号を受信した際に測位した現在位置情報とを用いて通信機器の真贋を判定する判定部と、判定の結果を通信端末に送信する通信部とを備えることを特徴とする。
通信端末は、ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる通信機器の識別情報を取得するビーコン受信部と、現在位置を測位して現在位置情報を取得する測位部と、通信機器の識別情報と、ビーコン信号を受信した際の現在位置情報とをサーバに送信するサーバ通信部とを備える。
サーバは、データベースを参照して、送信された識別情報により特定される通信機器の位置情報と、ビーコン信号を受信した際に測位した現在位置情報とを用いて通信機器の真贋を判定する判定部と、判定の結果を通信端末に送信する通信部とを備えることを特徴とする。
本発明により、ビーコン装置の真贋を判定し、ビーコン装置の信頼性を向上させる通信システム及びサーバを提供できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態では、BLE規格に対応したビーコン装置を含む通信システムを開示する。BLE規格とは、Bluetooth(登録商標) Low Energy 規格の略称であり、近距離無線通信技術の一つである。このBLE規格には、1つのセントラルに対して複数のペリフェラルが接続されたスター型のネットワークトポロジーを構成することが規定されている。また、BLE規格で規定される周波数帯は、2.4GHz帯である。そして、BLE規格では、この周波数帯を40チャンネルに分割して、干渉や混信するチャンネルを避けるようにした適応周波数ホッピングという仕組みを用いることが規定されている。
ペリフェラルには上述のビーコン装置が該当し、セントラルには上述の携帯型無線端末が該当する。ペリフェラルであるビーコン装置は、BLE規格によって規定され、所定の送信時間間隔であるアドバタイジング・インターバルで、BLE規格によって規定される、ビーコン信号としてのアドバタイジング・パケットを送信する。セントラルである携帯型無線端末は、アドバタイジング・パケットを受信すると、所定の手順(プロトコル)を経て、セントラルとコネクションを確立することができる。但し、コネクションを確立するか否かはセントラルの挙動次第である。単に広告のようなコンテンツを受信するのみである場合は、セントラルはペリフェラルからブロードキャスト送信されるアドバタイジング・パケットを受信するだけでよい。
[通信システムの全体構成]
図1は、本実施形態に係る通信システム101の全体構成を示す概略図である。
店舗等に設置されている通信機器の一例であるビーコン装置102は、一定の送信時間間隔でビーコンIDとビーコンデータを含むビーコン信号をブロードキャスト送信している。ビーコンIDとは、ビーコン装置102を一意に識別する情報である。このビーコン装置102に、携帯型無線端末103を所持している人が近接する。携帯型無線端末103とビーコン装置102との距離が所定の距離以下になると、携帯型無線端末103はビーコン装置102からブロードキャスト送信されるビーコンIDとビーコンデータを受信する(S121)。
図1は、本実施形態に係る通信システム101の全体構成を示す概略図である。
店舗等に設置されている通信機器の一例であるビーコン装置102は、一定の送信時間間隔でビーコンIDとビーコンデータを含むビーコン信号をブロードキャスト送信している。ビーコンIDとは、ビーコン装置102を一意に識別する情報である。このビーコン装置102に、携帯型無線端末103を所持している人が近接する。携帯型無線端末103とビーコン装置102との距離が所定の距離以下になると、携帯型無線端末103はビーコン装置102からブロードキャスト送信されるビーコンIDとビーコンデータを受信する(S121)。
携帯型無線端末103には、ビーコン装置102から発されるビーコン信号を受信して、所定の処理を行うビーコンアプリケーションプログラムがインストールされており、稼働している。また、携帯型無線端末103には、GPS衛星104の電波を受信し、携帯型無線端末103の現在位置情報を算出する測位機能が搭載されている。
携帯型無線端末103は、ビーコン信号を受信すると、ビーコン信号に含まれているビーコンIDを、GPS衛星の電波を受信して、測位機能から取得した現在位置情報(S122)と共に、サーバ105に送信する(S123)。
携帯型無線端末103は、ビーコン信号を受信すると、ビーコン信号に含まれているビーコンIDを、GPS衛星の電波を受信して、測位機能から取得した現在位置情報(S122)と共に、サーバ105に送信する(S123)。
サーバ105は、携帯型無線端末103からビーコンIDと現在位置情報を受信すると、サーバ105の記憶部(図2参照)に設けられているビーコン位置データベース218(図2参照)と照合する。ビーコン位置データベース218には、予めビーコン装置102のビーコンIDと、ビーコン装置102の設置位置情報が登録されており、サーバ105は携帯型無線端末103から受信した現在位置情報とビーコン位置データベース218に登録されている設置位置情報との距離を算出する。そして、算出した距離を所定の閾値と比較する(S124)。算出した距離が所定の閾値を下回っていれば、正当な所有者によって店舗等に設置されている真正のビーコン装置102が発信したビーコン信号であると判断して、その判定結果を携帯型無線端末103へ返信する(S125)。
携帯型無線端末103は、サーバ105から受信した判定結果に基づき、真正のビーコン装置102であれば、ビーコン信号に含まれているビーコンデータを正常に処理する。例えば、電子クーポンであれば、電子クーポンの加算処理を行う。もし、クラッカーが不正目的で設置した虚偽のビーコン装置102であれば、ビーコン信号に含まれているビーコンデータが不正であるものとして処理する。例えば、電子クーポンであれば、電子クーポンの加算処理を行わず、表示部に警告を表示する。
図2は、通信システム101の機能ブロック図である。
ビーコン装置102は、周知のマイコンのバス201に、無線通信回路よりなる無線通信部202が接続されている。マイコンは、CPU、ROM、RAMがバス201に接続されている周知の構成のものである。メモリ203は、フラッシュメモリ等の電気的書き換え可能な不揮発性メモリである。メモリ203には、ビーコン信号生成部204の機能を実現するプログラムと、ビーコンIDとが、格納されている。更に、後述するデータ登録端末によって、アドバタイジング・パケットにてビーコンIDと共に送信するデータが記憶される。本実施形態の場合は、電子クーポンの情報が格納されている。
ビーコン信号生成部204は、ビーコンIDとビーコンデータとを、BLE規格に則ったデータフレームにエンコードし、一定の時間間隔で無線通信部202へ送出する。ビーコン信号生成部204が生成するデータフレームは、通信の状態に応じて変化する。ブロードキャスト送信を行う場合にはアドバタイジング・パケットであり、双方向通信の場合にはユニキャスト・パケットである。
無線通信部202は、ビーコン信号生成部204から受け取ったデータフレームに所定の変調処理を施し、2.4GHzの電波に載せてブロードキャスト送信する。また、必要に応じて携帯型無線端末103等のセントラルと双方向のユニキャスト通信を行う。例えば、所定のデータ登録用端末を用いて、ビーコンIDと共にブロードキャスト送信するコンテンツをメモリ203に登録する等の場合に、無線通信部202はデータ登録用端末であるセントラルと双方向通信を行う。
ビーコン装置102は、周知のマイコンのバス201に、無線通信回路よりなる無線通信部202が接続されている。マイコンは、CPU、ROM、RAMがバス201に接続されている周知の構成のものである。メモリ203は、フラッシュメモリ等の電気的書き換え可能な不揮発性メモリである。メモリ203には、ビーコン信号生成部204の機能を実現するプログラムと、ビーコンIDとが、格納されている。更に、後述するデータ登録端末によって、アドバタイジング・パケットにてビーコンIDと共に送信するデータが記憶される。本実施形態の場合は、電子クーポンの情報が格納されている。
ビーコン信号生成部204は、ビーコンIDとビーコンデータとを、BLE規格に則ったデータフレームにエンコードし、一定の時間間隔で無線通信部202へ送出する。ビーコン信号生成部204が生成するデータフレームは、通信の状態に応じて変化する。ブロードキャスト送信を行う場合にはアドバタイジング・パケットであり、双方向通信の場合にはユニキャスト・パケットである。
無線通信部202は、ビーコン信号生成部204から受け取ったデータフレームに所定の変調処理を施し、2.4GHzの電波に載せてブロードキャスト送信する。また、必要に応じて携帯型無線端末103等のセントラルと双方向のユニキャスト通信を行う。例えば、所定のデータ登録用端末を用いて、ビーコンIDと共にブロードキャスト送信するコンテンツをメモリ203に登録する等の場合に、無線通信部202はデータ登録用端末であるセントラルと双方向通信を行う。
ここで一旦、ビーコン信号の説明を記す。
図3は、ビーコン信号の一例を示す図である。ビーコン装置102は、一定の時間間隔で、ビーコンID301と、所定のコンテンツを含むビーコン信号302をブロードキャスト送信する。本実施形態の場合、コンテンツは電子クーポンデータ303である。但し、初期状態のビーコン装置102の場合は、コンテンツがメモリ203に登録されていないので、ビーコンID301のみブロードキャスト送信する。
図3は、ビーコン信号の一例を示す図である。ビーコン装置102は、一定の時間間隔で、ビーコンID301と、所定のコンテンツを含むビーコン信号302をブロードキャスト送信する。本実施形態の場合、コンテンツは電子クーポンデータ303である。但し、初期状態のビーコン装置102の場合は、コンテンツがメモリ203に登録されていないので、ビーコンID301のみブロードキャスト送信する。
図2に戻って、通信システム101の説明を続ける。
携帯型無線端末103は、周知のマイコンのバス205に、GPS受信部206と、サーバ通信部207と、メモリ208と、ビーコン通信部209と、入力部210と、表示制御部211が接続されている。表示制御部211には更に表示部212が接続されている。
GPS受信部206は、GPS衛星104の電波を受信して、測位演算を行い、現在位置情報を算出する、測位部としての機能を有する。
サーバ通信部207は無線通信の送信回路と受信回路を含み、例えばLTE(Long Term Evolution)等の通信規格にてアクセスポイント213に接続し、アクセスポイント213を通じて携帯型無線端末103をインターネット214に接続する。なお、サーバ通信部207は周知の無線LANであってもよい。
メモリ208は、フラッシュメモリ等の電気的書き換え可能な不揮発性メモリであり、携帯型無線端末103を稼働させるファームウェアやOS、そしてビーコンアプリケーションプログラムが記憶されている。またメモリ208には、ビーコン装置102からビーコン通信部209を通じて受信したビーコン信号302に含まれている電子クーポン情報が記憶される。なお、本実施形態における携帯型無線端末103においては、ビーコン通信部209は、ビーコン装置102がブロードキャスト送信するアドバタイジング・パケットを受信するのみであり、ビーコン装置102に対して何らかのデータを送信しない。したがって、本実施形態において、ビーコン通信部209は「ビーコン受信部」である、ともいえる。
携帯型無線端末103は、周知のマイコンのバス205に、GPS受信部206と、サーバ通信部207と、メモリ208と、ビーコン通信部209と、入力部210と、表示制御部211が接続されている。表示制御部211には更に表示部212が接続されている。
GPS受信部206は、GPS衛星104の電波を受信して、測位演算を行い、現在位置情報を算出する、測位部としての機能を有する。
サーバ通信部207は無線通信の送信回路と受信回路を含み、例えばLTE(Long Term Evolution)等の通信規格にてアクセスポイント213に接続し、アクセスポイント213を通じて携帯型無線端末103をインターネット214に接続する。なお、サーバ通信部207は周知の無線LANであってもよい。
メモリ208は、フラッシュメモリ等の電気的書き換え可能な不揮発性メモリであり、携帯型無線端末103を稼働させるファームウェアやOS、そしてビーコンアプリケーションプログラムが記憶されている。またメモリ208には、ビーコン装置102からビーコン通信部209を通じて受信したビーコン信号302に含まれている電子クーポン情報が記憶される。なお、本実施形態における携帯型無線端末103においては、ビーコン通信部209は、ビーコン装置102がブロードキャスト送信するアドバタイジング・パケットを受信するのみであり、ビーコン装置102に対して何らかのデータを送信しない。したがって、本実施形態において、ビーコン通信部209は「ビーコン受信部」である、ともいえる。
入力部210は例えば透明の静電式タッチパネルである。入力部210はユーザの操作を受け付け、操作情報を生成する。表示部212は例えば液晶ディスプレイである。入力部210と表示部212は一体的に重ねられることで、周知のタッチパネルを構成する。
表示制御部211はビーコンアプリケーションプログラムが提供する機能の一部であり、表示部212を制御する情報を生成する。具体的には、サーバ105からビーコン装置102が真正のものであることを示す判定結果情報を受け取った場合に、表示部212を制御して、例えば、携帯型無線端末103のユーザが所有する電子クーポンが加算された旨の情報を表示させる。また、この電子クーポンに関する加算処理、そしてメモリ208に格納されている電子クーポン情報の更新処理も行う。
表示制御部211はビーコンアプリケーションプログラムが提供する機能の一部であり、表示部212を制御する情報を生成する。具体的には、サーバ105からビーコン装置102が真正のものであることを示す判定結果情報を受け取った場合に、表示部212を制御して、例えば、携帯型無線端末103のユーザが所有する電子クーポンが加算された旨の情報を表示させる。また、この電子クーポンに関する加算処理、そしてメモリ208に格納されている電子クーポン情報の更新処理も行う。
サーバ105は、インターネット214に接続される周知のコンピュータである。バス215に接続される通信部216は周知のNIC(Network Information Card)とTCP/IPプロトコルスタックを含み、インターネット214を通じて携帯型無線端末103と所定の通信を行う。プロトコルは例えばRFC2246で定められているSSL/TLSを用いた暗号化HTTP(HTTPS:Hypertext Transport Protocol Secure)であり、この場合、サーバ105は周知のwebサーバとして機能する。
バス215に接続され、ハードディスク装置等の不揮発性ストレージよりなる記憶部217には、ビーコン位置データベース218(図2では「ビーコン位置DB」と表記)が格納されている。
バス215に接続され、ハードディスク装置等の不揮発性ストレージよりなる記憶部217には、ビーコン位置データベース218(図2では「ビーコン位置DB」と表記)が格納されている。
[ビーコン位置データベース218の構成]
ここで一旦、ビーコン位置データベース218を説明する。
図4は、ビーコン位置データベース218の一例を示す図である。
ビーコン位置データベース218は、ビーコンIDフィールドと、位置情報フィールドよりなる。位置情報フィールドは更に、北緯フィールドと、東経フィールドと、高度フィールドよりなる。
ビーコンIDフィールドには、ビーコン装置102のビーコンID301が格納される。
位置情報フィールドには、ビーコン装置102が設置されている位置情報として、北緯フィールドに北緯データ、東経フィールドに東経データ、高度フィールドに高度データが、それぞれ格納される。
なお、高度データが含まれている理由は、同じ建造物であっても異なる階層に虚偽のビーコン装置102が設置された場合の可能性を考慮していることに因る。
ここで一旦、ビーコン位置データベース218を説明する。
図4は、ビーコン位置データベース218の一例を示す図である。
ビーコン位置データベース218は、ビーコンIDフィールドと、位置情報フィールドよりなる。位置情報フィールドは更に、北緯フィールドと、東経フィールドと、高度フィールドよりなる。
ビーコンIDフィールドには、ビーコン装置102のビーコンID301が格納される。
位置情報フィールドには、ビーコン装置102が設置されている位置情報として、北緯フィールドに北緯データ、東経フィールドに東経データ、高度フィールドに高度データが、それぞれ格納される。
なお、高度データが含まれている理由は、同じ建造物であっても異なる階層に虚偽のビーコン装置102が設置された場合の可能性を考慮していることに因る。
再び図2に戻ってサーバ105の説明を続ける。
バス215に接続される判定部219は、携帯型無線端末103から問い合わせを受けたビーコンID301に基づいてビーコン位置データベース218を検索して、位置情報フィールドから位置情報(以下「設置位置情報」)を取得する。そして、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報との直線距離を計算する。そして、算出した直線距離を、記憶部217に格納されている図示しない所定の閾値と比較して、携帯型無線端末103から問い合わせを受けたビーコンID301に係るビーコン装置102が、真正の正当な所有者によって店舗等に設置されている真正のビーコン装置102であるものと判断して、その判定結果を通信部216を通じて携帯型無線端末103へ返信する。
バス215に接続される判定部219は、携帯型無線端末103から問い合わせを受けたビーコンID301に基づいてビーコン位置データベース218を検索して、位置情報フィールドから位置情報(以下「設置位置情報」)を取得する。そして、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報との直線距離を計算する。そして、算出した直線距離を、記憶部217に格納されている図示しない所定の閾値と比較して、携帯型無線端末103から問い合わせを受けたビーコンID301に係るビーコン装置102が、真正の正当な所有者によって店舗等に設置されている真正のビーコン装置102であるものと判断して、その判定結果を通信部216を通じて携帯型無線端末103へ返信する。
判定部219は、ビーコン装置102の現在位置情報と設置位置情報との直線距離を算出し、直線距離を所定の閾値と比較して、ビーコン装置102の真贋を判定する。この閾値は、ビーコン装置102が設置される環境によって変更可能であることが望ましい。
例えば、店舗内に設置され、来店した購買者に電子クーポンを送信するビーコン装置102である場合、同一店舗内におけるビーコン装置102の移動は許容される。したがって、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報が設置位置情報から数十m単位で離れていたとしても、店舗の敷地外と推定される距離に達していなければ、判定部219は、報告された現在位置情報が、クーポン装置の店舗内における移動の結果であるものと判断する。
他方で、店舗内の特定の区画や棚に接近した購買者に、該当区画に置かれた商品に関する電子クーポンを送信するビーコン装置102である場合、同一店舗内であっても、該当区画を超えるビーコン装置102の移動は許容されない。したがって、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報が設置位置情報から数m単位で離れていたとしても、該当区画の敷地から外れていると推定される距離に達していれば、報告された現在位置情報は、クーポン装置の該当区画を超えた移動の結果であるものと判断する。
例えば、店舗内に設置され、来店した購買者に電子クーポンを送信するビーコン装置102である場合、同一店舗内におけるビーコン装置102の移動は許容される。したがって、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報が設置位置情報から数十m単位で離れていたとしても、店舗の敷地外と推定される距離に達していなければ、判定部219は、報告された現在位置情報が、クーポン装置の店舗内における移動の結果であるものと判断する。
他方で、店舗内の特定の区画や棚に接近した購買者に、該当区画に置かれた商品に関する電子クーポンを送信するビーコン装置102である場合、同一店舗内であっても、該当区画を超えるビーコン装置102の移動は許容されない。したがって、携帯型無線端末103から報告された現在位置情報が設置位置情報から数m単位で離れていたとしても、該当区画の敷地から外れていると推定される距離に達していれば、報告された現在位置情報は、クーポン装置の該当区画を超えた移動の結果であるものと判断する。
判定部219に対する、閾値の提供方法は二通りが考えられる。一つは、ビーコン装置102に持たせる方法である。図3に示すビーコン信号302のペイロードには、ビーコンID301、電子クーポンデータ303の他に、閾値304を追加する。この閾値304は、電子クーポンデータ303と共にアドバタイジング・パケットとしてビーコン装置102がブロードキャスト送信する。携帯型無線端末103は、ビーコンID301、電子クーポンデータ303と共に閾値304を受信すると、ビーコンID301と閾値304をサーバ105に送信する。サーバ105の判定部219は、携帯型無線端末103から受信した閾値304を用いて、ビーコン装置102の真贋を判定する。
閾値の提供方法のもう一つは、サーバ105に持たせる方法である。図4に示すビーコン位置データベース218には、位置情報フィールドに加えて、閾値種別フィールドが設けられている。閾値種別フィールドには、閾値の種別を示す閾値種別情報が格納される。閾値種別情報は、例えば「1」が3m、「2」が10m、「3」が100m、というように、異なる閾値の種類を定める情報である。
サーバ105の判定部219は、携帯型無線端末103からビーコンID301と現在位置情報を受信すると、ビーコン位置データベース218をビーコンID301で検索したレコードの、設置位置情報と共に閾値種別情報も取得する。そして、閾値種別情報で定められる閾値を用いて、ビーコン装置102の真贋を判定する。
サーバ105の判定部219は、携帯型無線端末103からビーコンID301と現在位置情報を受信すると、ビーコン位置データベース218をビーコンID301で検索したレコードの、設置位置情報と共に閾値種別情報も取得する。そして、閾値種別情報で定められる閾値を用いて、ビーコン装置102の真贋を判定する。
なお、ビーコン装置102の真贋を判定する判定基準は、単に距離による判定だけでなく、地図情報やビーコン装置102が設置されている建物の見取り図などを考慮の上、行ってもよい。例えば、洋品店に設置されている筈のビーコン装置102を検出した携帯型無線端末103が、隣接する飲食店から現在位置情報を発している場合、現在位置情報が設置位置情報から近くても、サーバ105の記憶部217に保持している見取り図を判定部219が参照して、虚偽のビーコン装置102である可能性が高い、と判定する。
[通信システム101の処理]
図5は、ビーコン装置102と、携帯型無線端末103と、サーバ105との間で行われる通信の流れを示す処理フロー図である。
ビーコン装置102は一定の時間間隔でビーコンデータをブロードキャスト送信している(S501、S502)。携帯型無線端末103は、このビーコン装置102に近接すると、ビーコン装置102がブロードキャスト送信したビーコンデータを受信する(S503、S504)。
携帯型無線端末103の表示制御部211は、ビーコン通信部209を通じて受信したビーコンデータを解析し、電子クーポンを含むビーコンデータであることを認識すると、GPS受信部206を起動させる。GPS受信部206は、GPS衛星104の電波を受信して、測位による現在位置情報を算出する(S505)。
表示制御部211は、GPS受信部206から現在位置情報を取得すると、ビーコンデータに含まれているビーコンID301と共に、現在位置情報をサーバ通信部207を通じてサーバ105に送信し、ビーコン装置102の真贋の判定を要求する(S506)。
図5は、ビーコン装置102と、携帯型無線端末103と、サーバ105との間で行われる通信の流れを示す処理フロー図である。
ビーコン装置102は一定の時間間隔でビーコンデータをブロードキャスト送信している(S501、S502)。携帯型無線端末103は、このビーコン装置102に近接すると、ビーコン装置102がブロードキャスト送信したビーコンデータを受信する(S503、S504)。
携帯型無線端末103の表示制御部211は、ビーコン通信部209を通じて受信したビーコンデータを解析し、電子クーポンを含むビーコンデータであることを認識すると、GPS受信部206を起動させる。GPS受信部206は、GPS衛星104の電波を受信して、測位による現在位置情報を算出する(S505)。
表示制御部211は、GPS受信部206から現在位置情報を取得すると、ビーコンデータに含まれているビーコンID301と共に、現在位置情報をサーバ通信部207を通じてサーバ105に送信し、ビーコン装置102の真贋の判定を要求する(S506)。
サーバ105の判定部219は、通信部216を通じて携帯型無線端末103からビーコン装置102の真贋の判定の要求を受け取ると、ビーコン位置データベース218をビーコンID301で検索する(S507)。判定部219は、ビーコン位置データベース218の、検索にヒットしたレコードの位置情報フィールドから、設置位置情報を読み出す。そして、携帯型無線端末103の現在位置情報との直線距離を算出して、所定の閾値と比較し、ビーコン装置102の真贋を判定する(S508)。判定部219は、この判定結果を通信部216を通じて携帯型無線端末103へ送信する(S509)。
携帯型無線端末103の表示制御部211は、サーバ通信部207を通じてサーバ105から判定結果を受信すると、判定結果に応じた電子クーポンの処理を行う(S510)。ステップS510では、真正のビーコン装置102であるとの判定結果であるならば、メモリ208に記憶されている電子クーポンの加算処理を行った後、表示部212に電子クーポンが正常に加算された旨を示すメッセージや所定のイラスト等を表示する。また、虚偽のビーコン装置102であるとの判定結果であるならば、表示部212には虚偽の電子クーポンである旨を示すワーニングメッセージや所定のイラスト等を表示する。
一方、サーバ105は判定結果を送信した後、真正のビーコン装置102である場合に限り、位置情報を更新する等の付加的な処理を行ってもよい(S511)。
携帯型無線端末103の表示制御部211は、サーバ通信部207を通じてサーバ105から判定結果を受信すると、判定結果に応じた電子クーポンの処理を行う(S510)。ステップS510では、真正のビーコン装置102であるとの判定結果であるならば、メモリ208に記憶されている電子クーポンの加算処理を行った後、表示部212に電子クーポンが正常に加算された旨を示すメッセージや所定のイラスト等を表示する。また、虚偽のビーコン装置102であるとの判定結果であるならば、表示部212には虚偽の電子クーポンである旨を示すワーニングメッセージや所定のイラスト等を表示する。
一方、サーバ105は判定結果を送信した後、真正のビーコン装置102である場合に限り、位置情報を更新する等の付加的な処理を行ってもよい(S511)。
[ビーコンデータ登録処理]
本実施形態の通信システム101において、ビーコン装置102の位置情報に基づく真贋の判定を行うために、サーバ105のビーコン位置データベース218にビーコンID301と設置位置情報が登録されていることについて説明した。以下では、ビーコン位置データベース218へビーコン装置102の位置情報を新規に登録する際や、登録済みの位置情報を変更する際の処理について説明する。
本実施形態の通信システム101において、ビーコン装置102の位置情報に基づく真贋の判定を行うために、サーバ105のビーコン位置データベース218にビーコンID301と設置位置情報が登録されていることについて説明した。以下では、ビーコン位置データベース218へビーコン装置102の位置情報を新規に登録する際や、登録済みの位置情報を変更する際の処理について説明する。
ビーコン位置データベース218内のビーコン装置102の位置情報を新規に登録、または更新する場合、例えば、ビーコン装置の管理者が設置位置を個別にサーバ105に入力していく方法が考えられる。他の例としては、サーバ105と通信可能なデータ登録用の端末を用いて、ビーコン装置102からビーコン信号を受信した位置の位置情報を側位し、ビーコンIDと共にサーバ105に送信し、ビーコン位置データベース218に登録する方法が考えられる。
ところで、ビーコン装置102に電子クーポンなどビーコンデータを登録する際や、登録済みのビーコンデータを更新する際には、当該ビーコン装置102と通信を行う通信機器には、例えば事前の認証などにより、ビーコン装置102は真正であるということが把握できる。そこで、データ登録端末は、ビーコン装置102に電子クーポン等のコンテンツを登録する際、そのビーコン装置102の側であるデータ登録端末の現在位置情報と、ビーコン装置102のビーコンID301とを取得し、サーバ105のビーコン位置データベース218に登録してもよい。
ここで一旦、データ登録端末220について簡単に説明する。
図2において、携帯型無線端末103がデータ登録端末220に該当する。データ登録端末220の、携帯型無線端末103との相違点は、点線で示したビーコン設定変更部221を有するか否かである。すなわち、携帯型無線端末103に、ビーコン装置102に対して電子クーポン等のデータを登録する機能を提供するアプリケーションプログラムをインストールして稼働させることで、データ登録端末220が実現する。
図2において、携帯型無線端末103がデータ登録端末220に該当する。データ登録端末220の、携帯型無線端末103との相違点は、点線で示したビーコン設定変更部221を有するか否かである。すなわち、携帯型無線端末103に、ビーコン装置102に対して電子クーポン等のデータを登録する機能を提供するアプリケーションプログラムをインストールして稼働させることで、データ登録端末220が実現する。
図6は、ビーコン装置102と、データ登録端末220と、サーバ105との間で行われる通信の流れを示す処理フロー図である。
ビーコン装置102は一定の時間間隔でビーコンIDをブロードキャスト送信している(S601、S602)。データ登録端末220は、このビーコン装置102に近接するとビーコンIDを受信する(S603、S604)。
データ登録端末220のビーコン設定変更部221は、ビーコン通信部209を通じて、コンテンツを登録する命令と共に、電子クーポン等の所定のコンテンツ(ビーコン設定情報)を送信する(S605)。ビーコン装置102の無線通信部202は、コンテンツ登録命令と共にコンテンツを受信すると、メモリ203にコンテンツを記憶させる(S606)。
ビーコン装置102は一定の時間間隔でビーコンIDをブロードキャスト送信している(S601、S602)。データ登録端末220は、このビーコン装置102に近接するとビーコンIDを受信する(S603、S604)。
データ登録端末220のビーコン設定変更部221は、ビーコン通信部209を通じて、コンテンツを登録する命令と共に、電子クーポン等の所定のコンテンツ(ビーコン設定情報)を送信する(S605)。ビーコン装置102の無線通信部202は、コンテンツ登録命令と共にコンテンツを受信すると、メモリ203にコンテンツを記憶させる(S606)。
一方、データ登録端末220のビーコン設定変更部221は、ビーコン装置102からビーコンID301を取得した後、GPS受信部206を起動させる。GPS受信部206は、GPS衛星104の電波を受信して、測位による現在位置情報を算出する(S607)。
ビーコン設定変更部221は、GPS受信部206から現在位置情報を取得すると、ビーコンデータに含まれているビーコンID301と共に、現在位置情報をサーバ通信部207を通じてサーバ105に送信し、ビーコン装置102の位置情報の登録を要求する(S608)。
サーバ105の記憶部217は、通信部216を通じてデータ登録端末220からビーコン装置102のビーコンID301と位置情報の登録の要求を受け取ると、ビーコン位置データベース218にビーコンID301と位置情報を有する新規のレコードを登録する(S609)。
以上、説明した一連の処理によれば、ビーコン装置102について、ビーコンID301と位置情報とをサーバ105のビーコン位置データベース218に確実に登録することができる。
ビーコン設定変更部221は、GPS受信部206から現在位置情報を取得すると、ビーコンデータに含まれているビーコンID301と共に、現在位置情報をサーバ通信部207を通じてサーバ105に送信し、ビーコン装置102の位置情報の登録を要求する(S608)。
サーバ105の記憶部217は、通信部216を通じてデータ登録端末220からビーコン装置102のビーコンID301と位置情報の登録の要求を受け取ると、ビーコン位置データベース218にビーコンID301と位置情報を有する新規のレコードを登録する(S609)。
以上、説明した一連の処理によれば、ビーコン装置102について、ビーコンID301と位置情報とをサーバ105のビーコン位置データベース218に確実に登録することができる。
本実施形態には、以下の様な応用例が可能である。
(1)図2では、サーバ105に判定部219が含まれており、サーバ105の判定部219が携帯型無線端末103の現在位置情報と、ビーコン位置データベース218の設置位置情報との距離を計算して、ビーコン装置102の真贋を判定していた。この判定部219は、携帯型無線端末103が備えていてもよい。この場合、携帯型無線端末103はサーバ105に対し、ビーコン装置102のビーコンID301を伴う、設置位置情報の問い合わせを行い、サーバ105から設置位置情報を受信する。そして、判定部219が現在位置情報と設置位置情報との直線距離を算出して、閾値と比較し、ビーコン装置102の真贋を判定する。
(1)図2では、サーバ105に判定部219が含まれており、サーバ105の判定部219が携帯型無線端末103の現在位置情報と、ビーコン位置データベース218の設置位置情報との距離を計算して、ビーコン装置102の真贋を判定していた。この判定部219は、携帯型無線端末103が備えていてもよい。この場合、携帯型無線端末103はサーバ105に対し、ビーコン装置102のビーコンID301を伴う、設置位置情報の問い合わせを行い、サーバ105から設置位置情報を受信する。そして、判定部219が現在位置情報と設置位置情報との直線距離を算出して、閾値と比較し、ビーコン装置102の真贋を判定する。
(2)図6では、データ登録端末220がGPS受信部206を備えており、データ登録端末220が自身の現在位置情報を取得して、ビーコン装置102の位置情報として、サーバ105のビーコン位置データベース218に登録していた。このGPS受信部206は、ビーコン装置102に備えさせることも可能である。ビーコン装置102がGPS受信部206を有して、データ登録端末220を経由してサーバ105に位置情報を登録させることで、データ登録端末220はGPS受信部206を備えていなくても、ビーコン設定変更部221が機能していればよい。
(3)上述の応用例では、ビーコン装置102がGPS受信部206を備えており、データ登録端末220がサーバ105のビーコン位置データベース218にビーコン装置102のGPS受信部206が測位した位置情報を登録していた。もし、ビーコン装置102が無線LAN等のインターネット214接続機能を有していれば、データ登録端末220がなくても、サーバ105と直接通信することで、サーバ105のビーコン位置データベース218にビーコン装置102のGPS受信部206が測位した位置情報を登録できる。
(4)建造物の地下階等、ビーコン装置102が設置される場所によっては、GPS衛星104の電波が届かない場所がある。このような場所にビーコン装置102を設置する場合、データ登録端末220はビーコン装置102が設置されている設置場所に到達する直前の、GPS衛星104を受信できた直近の位置情報をビーコン位置データベース218に登録させてもよい。勿論、この場合は携帯型無線端末103も、ビーコン装置102が設置されている設置場所に到達する直前の、GPS衛星104を受信できた直近の位置情報を用いて、サーバ105にビーコン装置102の真贋の判定を依頼することとなる。
(5)これまでの説明では、ビーコン装置が、ビーコン信号により電子クーポンのクーポンデータを送信している例について説明していたが、本発明はこのような例に限られない。例えば、ビーコン装置は、ビーコン信号により、携帯型無線端末の表示画面上に表示させる商品情報やWEB上の所定の情報を特定する情報など、電子クーポン以外のデータを送信してもよいことは言うまでもない。
(6)また、ビーコン装置は、携帯型無線端末やサーバに所定の処理を実行させるための処理情報を送信してもよい。例えば、携帯型無線端末は受信した処理情報をサーバに送信し、サーバは、当該処理情報により特定されるデータを携帯型無線端末に送信してもよい。処理情報は、必ずしも所定の処理を特定した命令文でなくともよく、例えば、携帯型無線端末やサーバによって解釈され、所定の処理を実行させるような識別用の情報であってもよい。なお、ビーコン信号は、処理情報としての特別な情報を持たずに、ビーコンIDが処理情報(または、識別用の情報)を兼ねていてもよい。
(7)また、これまでの説明では、ビーコン装置が、ビーコンIDと、電子クーポンなどビーコンデータとを同じビーコン信号により送信している場合について説明したが、ビーコン装置は、例えば、第1のビーコン信号によりビーコンIDを送信し、第2のビーコン信号によりビーコンデータを送信する構成であってもよい。
このような構成は、例えば、それぞれ固有のビーコンIDを有する複数のビーコン装置を用いて、同一のビーコンデータ(例えば、同じ店舗の電子クーポンなど)を送信させる場合の例として考えられる。例えば、それぞれ固有のビーコンIDが記憶された複数のビーコン装置のメモリに、同一のビーコンデータを記憶させ、各データを異なる2つの信号により送信するよう構成した例では、第2のビーコン信号がビーコンIDを含まないため、以上に説明した実施形態のままでは、携帯型無線端末103は、第2のビーコン信号の正当性を判断することができない。
そこで、このような構成のビーコン装置から第1および第2のビーコン信号を受信した携帯型無線端末103は、各信号の受信時に現在位置情報を測位する。このときの現在位置情報を比較することで、受信した第1および第2のビーコン信号が、それぞれ同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定する。具体的には、携帯型無線端末103は、2つの信号の受信時の位置情報の差が所定の範囲内であれば、携帯型無線端末103は、受信した2つの信号が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定する。この際の所定の範囲内は、典型的には、測位に用いる手段における測定誤差に依存して決定される。
次に、携帯型無線端末103は、第1のビーコン信号に含まれるビーコンIDと、第1のビーコン信号の受信時に測位した現在位置情報をサーバ105に送信し、図6を参照して説明した一連の処理により、第1のビーコン信号の送信元であるビーコン装置102の真贋を判定する。ビーコン装置102が真正のものであると判定される場合、携帯型無線端末103は、このビーコン装置102から送信されたと判断した第2のビーコン信号は、正当な信号であると判断し、この第2のビーコン信号に含まれるビーコンデータを処理する。
以上の例において、表示制御部211は、第1のビーコン信号を受信して、当該第1のビーコン信号に含まれるビーコン装置102のビーコンIDを取得する第1ビーコン受信部として機能すると共に、第2のビーコン信号を受信して、当該第2のビーコン信号に含まれる、所定の処理に関する処理情報を取得する第2ビーコン受信部としても機能する。更に、第1のビーコン信号を受信した際の現在位置情報と、第2のビーコン信号を受信した際の現在位置情報とを用いて、第1および第2のビーコン信号が同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定する信号判定部としても機能する。
このような構成は、例えば、それぞれ固有のビーコンIDを有する複数のビーコン装置を用いて、同一のビーコンデータ(例えば、同じ店舗の電子クーポンなど)を送信させる場合の例として考えられる。例えば、それぞれ固有のビーコンIDが記憶された複数のビーコン装置のメモリに、同一のビーコンデータを記憶させ、各データを異なる2つの信号により送信するよう構成した例では、第2のビーコン信号がビーコンIDを含まないため、以上に説明した実施形態のままでは、携帯型無線端末103は、第2のビーコン信号の正当性を判断することができない。
そこで、このような構成のビーコン装置から第1および第2のビーコン信号を受信した携帯型無線端末103は、各信号の受信時に現在位置情報を測位する。このときの現在位置情報を比較することで、受信した第1および第2のビーコン信号が、それぞれ同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定する。具体的には、携帯型無線端末103は、2つの信号の受信時の位置情報の差が所定の範囲内であれば、携帯型無線端末103は、受信した2つの信号が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定する。この際の所定の範囲内は、典型的には、測位に用いる手段における測定誤差に依存して決定される。
次に、携帯型無線端末103は、第1のビーコン信号に含まれるビーコンIDと、第1のビーコン信号の受信時に測位した現在位置情報をサーバ105に送信し、図6を参照して説明した一連の処理により、第1のビーコン信号の送信元であるビーコン装置102の真贋を判定する。ビーコン装置102が真正のものであると判定される場合、携帯型無線端末103は、このビーコン装置102から送信されたと判断した第2のビーコン信号は、正当な信号であると判断し、この第2のビーコン信号に含まれるビーコンデータを処理する。
以上の例において、表示制御部211は、第1のビーコン信号を受信して、当該第1のビーコン信号に含まれるビーコン装置102のビーコンIDを取得する第1ビーコン受信部として機能すると共に、第2のビーコン信号を受信して、当該第2のビーコン信号に含まれる、所定の処理に関する処理情報を取得する第2ビーコン受信部としても機能する。更に、第1のビーコン信号を受信した際の現在位置情報と、第2のビーコン信号を受信した際の現在位置情報とを用いて、第1および第2のビーコン信号が同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定する信号判定部としても機能する。
(8)また、上記の例において、携帯型無線端末103は、受信した第1のビーコン信号と第2のビーコン信号とが同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かをより厳密に判定するため構成と処理について以下に説明する。この場合の携帯型無線端末103は、受信した信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定するための不図示の回路と、受信した信号の受信信号強度同士を比較する不図示の信号強度比較回路とを更に有する。
携帯型無線端末103は、第1のビーコン信号を受信した際に、受信した現在位置情報を測位するとともに、第1のビーコン信号の受信信号強度を取得する。また、携帯型無線端末103は、第2のビーコン信号を受信した際に、受信した現在位置情報を測位するとともに、第2のビーコン信号の受信信号強度を取得する。次に、携帯型無線端末103は、各信号を受信した位置の情報を比較するとともに、各信号の受信信号強度を比較する。2つの信号の受信時の位置情報が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定され、且つ2つの信号の受信信号強度が所定の範囲内であれば、携帯型無線端末103は、受信した2つの信号が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定する。
なお、ビーコン装置102の構成によっては、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号とを異なる送信出力(例えば、空中線電力)で送信する場合が考えられる。この場合には、ビーコン装置102は、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号とにそれぞれの送信時の送信出力を示す情報を含めて送信することが好ましい。携帯型無線端末103は、受信した信号に含まれる送信出力を示す情報と、受信信号強度とをそれぞれ比較することで、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号と同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定することができる。
携帯型無線端末103は、第1のビーコン信号を受信した際に、受信した現在位置情報を測位するとともに、第1のビーコン信号の受信信号強度を取得する。また、携帯型無線端末103は、第2のビーコン信号を受信した際に、受信した現在位置情報を測位するとともに、第2のビーコン信号の受信信号強度を取得する。次に、携帯型無線端末103は、各信号を受信した位置の情報を比較するとともに、各信号の受信信号強度を比較する。2つの信号の受信時の位置情報が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定され、且つ2つの信号の受信信号強度が所定の範囲内であれば、携帯型無線端末103は、受信した2つの信号が、同一のビーコン装置102から送信されたものであると判定する。
なお、ビーコン装置102の構成によっては、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号とを異なる送信出力(例えば、空中線電力)で送信する場合が考えられる。この場合には、ビーコン装置102は、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号とにそれぞれの送信時の送信出力を示す情報を含めて送信することが好ましい。携帯型無線端末103は、受信した信号に含まれる送信出力を示す情報と、受信信号強度とをそれぞれ比較することで、第1のビーコン信号と第2のビーコン信号と同一のビーコン装置102から送信されたものであるか否かを判定することができる。
本実施形態では、通信システム101を開示した。
ビーコン装置102の真贋を、携帯型無線端末103が測位した現在位置情報と、サーバ105に登録されている設置位置情報との距離を基に判定することで、ビーコン装置102の不正利用を防止できる。このことにより、ビーコン装置102を有する通信システム101の信頼性が向上し、安全な電子クーポン等のサービスを提供できる。
ビーコン装置102の真贋を、携帯型無線端末103が測位した現在位置情報と、サーバ105に登録されている設置位置情報との距離を基に判定することで、ビーコン装置102の不正利用を防止できる。このことにより、ビーコン装置102を有する通信システム101の信頼性が向上し、安全な電子クーポン等のサービスを提供できる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
例えば、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の揮発性或は不揮発性のストレージ、または、ICカード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
101…通信システム、102…ビーコン装置、103…携帯型無線端末、104…GPS衛星、105…サーバ、201…バス、202…無線通信部、203…メモリ、204…ビーコン信号生成部、205…バス、206…GPS受信部、207…サーバ通信部、208…メモリ、209…ビーコン通信部、210…入力部、211…表示制御部、212…表示部、213…アクセスポイント、214…インターネット、215…バス、216…通信部、217…記憶部、218…ビーコン位置データベース、219…判定部、220…データ登録端末、221…ビーコン設定変更部、302…ビーコン信号、303…電子クーポンデータ、304…閾値
Claims (10)
- ビーコン信号を発信する通信機器を識別するための識別情報と前記通信機器の設置位置を示す位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバと、前記サーバと通信可能な通信端末とを含む通信システムであって、
前記通信端末は、
前記ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記通信機器の識別情報を取得するビーコン受信部と、
現在位置を測位して現在位置情報を取得する測位部と、
前記通信機器の識別情報と、前記ビーコン信号を受信した際の現在位置情報とを前記サーバに送信するサーバ通信部と
を備え、
前記サーバは、
前記データベースを参照して、送信された前記識別情報により特定される前記通信機器の位置情報と、前記ビーコン信号を受信した際に測位した現在位置情報とを用いて前記通信機器の真贋を判定する判定部と、
前記判定の結果を前記通信端末に送信する通信部と
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記判定部は、送信された前記識別情報により特定される前記通信機器の位置情報が、前記ビーコン信号を受信した際に測位した現在位置情報から所定の距離内に存在するか否かにより前記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記通信端末は、真正であると判定された前記通信機器から受信したビーコン信号に含まれる、所定の処理に関する処理情報に基づいて、前記所定の処理を実行する処理部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
- 前記サーバは、判定した前記通信機器の位置情報として、前記ビーコン信号を受信した際の現在位置情報を前記データベースに記憶させるデータ記録部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の通信システム。
- 前記通信端末において、
前記サーバ通信部は、前記通信機器との通信時に、当該通信機器の識別情報と、当該通信時に取得した前記現在位置情報とを前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記通信端末と前記通信機器との通信時に取得された前記現在位置情報を、前記識別情報により特定される前記通信機器の位置情報として、前記データベースに記憶させるデータ記録部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4に記載の通信システム。 - ビーコン信号を発信する通信機器を識別するための識別情報と前記通信機器の設置位置を示す位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバと、前記サーバと通信可能な通信端末とを含む通信システムであって、
前記通信端末は、
第1のビーコン信号を受信して、当該第1のビーコン信号に含まれる前記通信機器の識別情報を取得する第1ビーコン受信部と、
第2のビーコン信号を受信して、当該第2のビーコン信号に含まれる、所定の処理に関する処理情報を取得する第2ビーコン受信部と、
現在位置を測位して現在位置情報を取得する測位部と、
前記通信機器の識別情報と、前記第1のビーコン信号を受信した際の現在位置情報とを前記サーバに送信するサーバ通信部と、
前記第1のビーコン信号を受信した際の現在位置情報と、前記第2のビーコン信号を受信した際の現在位置情報とを用いて、前記第1および第2のビーコン信号が同一の通信機器から送信されたものであるか否かを判定する信号判定部と、
真正であると判定された前記通信機器から送信されたものであると判定された前記第2のビーコン信号に含まれる前記処理情報に基づいて、前記所定の処理を実行する処理部と、
を備え、
前記サーバは、
前記データベースを参照して、送信された前記識別情報により特定される前記通信機器の位置情報と、前記ビーコン信号を受信した際に測位した現在位置情報とを用いて前記通信機器の真贋を判定する判定部と、
前記判定の結果を前記通信端末に送信する通信部と
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記通信端末は、受信した信号の信号強度を取得する信号強度取得部を更に備え、
前記信号判定部は、更に、前記第1のビーコン信号の受信信号強度と、前記第2のビーコン信号の受信強度との差が所定の範囲内であるか否かに基づいて、前記第1および第2のビーコン信号が同一の通信機器から送信されたものであるか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。 - 前記第1ビーコン受信部は、前記第1のビーコン信号に含まれる、当該第1のビーコン信号の送信出力を示す出力情報を取得し、
前記第2ビーコン受信部は、前記第2のビーコン信号に含まれる、当該第2のビーコン信号の送信出力を示す出力情報を取得し、
前記信号判定部は、更に、前記第1のビーコン信号の受信信号強度及び出力情報、並びに前記第2のビーコン信号の受信強度及び出力情報を比較することで、前記第1および第2のビーコン信号が同一の通信機器から送信されたものであるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。 - ビーコン信号を発信する通信機器を識別するための識別情報と前記通信機器の設置位置を示す位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバと、前記サーバと通信可能な通信端末とを含む通信システムであって、
前記通信端末は、
前記サーバと通信を行い、前記データベースにアクセス可能なサーバ通信部と、
現在位置を測位して現在位置情報を取得する測位部と、
前記ビーコン信号を受信して、当該ビーコン信号に含まれる前記通信機器の識別情報を取得するビーコン受信部と、
前記データベースを参照して、前記識別情報により特定される前記通信機器の位置情報が、前記ビーコン信号を受信した際に取得した現在位置情報から所定の距離内に存在するか否かを判定する判定部と
を備えることを特徴とする通信システム。 - ビーコン信号を発信する通信機器を識別するための識別情報と前記通信機器の設置位置を示す第1位置情報とを対応付けて記憶するデータベースを有するサーバであって、
前記ビーコン信号を受信した通信端末から送信される、前記通信機器の識別情報と、前記ビーコン信号を受信した位置を示す第2位置情報とを受信する受信部と、
前記データベースを参照して、送信された前記識別情報により特定される前記通信機器の第1位置情報と、前記第2位置情報とを用いて前記通信機器の真贋を判定する判定部と、
前記判定の結果を前記通信端末に送信する通信部と
を備えることを特徴とするサーバ。
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