JP2015148501A - 方位推定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPS衛星からの測位信号に基づいて車両の方位が高精度に推定可能な状況をより正確に判定するための技術を提供する。
【解決手段】方位推定用コンピュータは、車両における異なる位置に設けられた第1のGPSアンテナ及び第2のGPSアンテナを介して規定数以上の共通のGPS衛星から測位信号が受信されている共通信号受信状態であるかを判定する(S103,S108)。方位推定用コンピュータは、共通信号受信状態であると判定された場合に(S103:YES又はS108:YES)、第1のGPSアンテナ及び第2のGPSアンテナを介して受信される測位信号に基づいて、車両の方位を推定する(S104)。
【選択図】図5

Description

本発明は、GPS衛星からの測位信号に基づいて車両の方位を推定するための技術に関する。
近年、車両の自動運転に関連する技術開発が活発に行われている。自動運転の実現には、車両の位置情報を高精度に推定する技術に加え、車両の方位を高精度に推定する技術が重要となる。
特許文献1には、2つのGPSアンテナを用いて車両の方位を推定する技術が開示されている。特許文献1に記載の方位決定装置は、2つのGPSアンテナ、各GPSアンテナに対応する2つのGPSユニット、電子コンパス及びホストCPUを備える。2つのGPSアンテナは、車両においてできるだけ離して設置される。電子コンパスは、地磁気に基づいて方位(第1の方位)を検出する。ホストCPUは、2つのGPSユニットによって推定された2つの位置の差に基づいて方位(第2の方位)を推定する。そして、ホストCPUは、第1の方位と第2の方位との差が所定値以下である場合に、第2の方位を車両の方位として採用し、当該差が所定値以下でない場合に、第1の方位を車両の方位として採用する。
特開2010−78337号公報
前述した特許文献1に記載の技術は、第2の方位の推定精度が、GPS衛星からの電波の受信状況に応じて大幅に異なるという前提で、より精度の高い方位が採用されるようにしたものである。具体的には、受信状況が良好であれば、第2の方位の精度は第1の方位と比較して高くなるが、受信状況が良好でなければ、第2の方位の精度は第1の方位と比較して低くなるという前提である。
しかしながら、第1の方位と第2の方位との差が所定値以下であるからといって、必ずしも第2の方位の精度が高い状況である(受信状況が良好である)とは限らない。すなわち、受信状況が悪く、第2の方位の誤差が第1の方位の誤差よりも大きい状況であっても、第1の方位の誤差によるずれが第2の方位の誤差によるずれと同方向であれば、第1の方位と第2の方位との差が所定値以下となり得る。この場合、実際には車両の方位の推定精度が低い状況であるにもかかわらず、高精度の方位が推定されていると誤判定されてしまう。
本発明は、GPS衛星からの測位信号に基づいて車両の方位が高精度に推定可能な状況をより正確に判定するための技術を提供することを目的としている。
本発明の一側面は、方位推定装置であって、状態判定部と、方位推定部と、を備える。状態判定部は、車両における異なる位置に設けられた第1のGPSアンテナ及び第2のGPSアンテナを介して規定数以上の共通のGPS衛星から測位信号が受信されている共通信号受信状態であるかを判定する。方位推定部は、状態判定部により共通信号受信状態であると判定された場合に、第1のGPSアンテナ及び第2のGPSアンテナを介して受信される測位信号に基づいて、車両の方位を推定する。
このような構成によれば、GPS衛星からの測位信号に基づいて車両の方位が高精度に推定可能な状況をより正確に判定することができる。その結果、GPS衛星からの測位信号に基づいて推定される車両の方位の信頼性を向上させることができる。
第1実施形態の車載システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の方位推定用コンピュータの構成を示すブロック図である。 衛星状態管理データベースの記憶内容の一例を示す図である。 同一のGPS衛星から測位信号を受信している状況を示す図である。 第1実施形態の方位推定処理のフローチャートである。 第2実施形態の車載システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の方位推定用コンピュータの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の方位推定処理のフローチャートである。 上方カメラの撮像画像の一例を示す図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す第1実施形態の車載システム1は、車両9に搭載され、第1のGPSアンテナ11と、第2のGPSアンテナ12と、第1のGPS受信機13と、第2のGPS受信機14と、ジャイロセンサ15と、車輪速センサ16と、表示器17と、方位推定用コンピュータ18と、を備える。
第1のGPSアンテナ11及び第2のGPSアンテナ12は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星であるGPS衛星7からの測位信号を受信可能なアンテナである。測位信号には、GPS衛星7の識別情報である衛星IDが含まれている。第1のGPSアンテナ11及び第2のGPSアンテナ12は、車両9における異なる位置に設けられている。本実施形態では、第1のGPSアンテナ11は、車両9における前方側(例えばルーフ上面における前部)に設けられ、第2のGPSアンテナ12は、車両9における後方側(例えばルーフ上面における後部)に設けられている。なお、第1のGPSアンテナ11及び第2のGPSアンテナ12の車両9における位置は特に限定されないが、互いに離れた位置に配置されることが好ましい。
第1のGPS受信機13は、第1のGPSアンテナ11に接続され、第1のGPSアンテナ11を介して測位信号を受信し、受信した測位信号を方位推定用コンピュータ18へ出力する。同様に、第2のGPS受信機14は、第2のGPSアンテナ12に接続され、第2のGPSアンテナ12を介して測位信号を受信し、受信した測位信号を方位推定用コンピュータ18へ出力する。
ジャイロセンサ15は、車両9に加えられる回転運動の角速度を検出し、検出信号を方位推定用コンピュータ18へ出力する。
車輪速センサ16は、車両9の各車輪の回転速度を検出する。車輪速センサ16による検出信号は、車載LAN経由で方位推定用コンピュータ18へ送信される。
表示器17は、車両9の室内における運転者が視認可能な位置に設けられ、各種情報を表示することにより視覚的な報知を行う。
方位推定用コンピュータ18は、図2に示すように、各種処理を実行する構成要素として、第1のGPS受信部181と、第2のGPS受信部182と、ジャイロセンサ入力部183と、車載LAN送受信部184と、方位推定部185と、を備える。本実施形態において、これらの構成要素(機能)は、ソフトウェアと、当該ソフトウェアを実行するハードウェア(処理装置)と、により実現される。すなわち、本実施形態では、方位推定用コンピュータ18は、ソフトウェアを実行可能な処理装置(例えばマイクロコンピュータ)等を備え、前述した構成要素としての各種処理を実行する(前述した各構成要素として機能する)。また、方位推定用コンピュータ18は、各種データを記憶する構成要素として、衛星状態管理データベース186を備える。衛星状態管理データベース186は、ハードウェア(記憶装置)により実現される。
第1のGPS受信部181は、第1のGPS受信機13からの測位信号を入力し、方位推定部185へ出力する。
第2のGPS受信部182は、第2のGPS受信機14からの測位信号を入力し、方位推定部185へ出力する。
ジャイロセンサ入力部183は、ジャイロセンサ15からの検出信号を入力し、方位推定部185へ出力する。
車載LAN送受信部184は、車載LAN経由で受信したデータ(例えば車輪速センサ16による検出信号を表すデータ)を方位推定部185へ出力し、方位推定部185から入力したデータを車載LAN経由で他の車載装置へ送信する。
方位推定部185は、車両9の方位を推定(算出)するための後述する処理を実行する。
衛星状態管理データベース186は、図3に示すように、第1のGPS受信機13及び第2のGPS受信機14のそれぞれで測位信号が受信されているGPS衛星7の衛星IDを表す衛星IDテーブルを記憶する。なお、図3では、衛星IDを1,2,…といった数字で示している。
[1−2.処理の概要]
次に、方位推定用コンピュータ18が実行する処理の概要について説明する。
方位推定用コンピュータ18は、車両9の方位として、GPS衛星7からの測位信号に基づく第1の推定方位と、車両9に搭載されたセンサ(本実施形態ではジャイロセンサ15及び車輪速センサ16)に基づく第2の推定方位と、を推定(算出)する。第1の推定方位は、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好であれば第2の推定方位と比較して精度が高くなるが、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好でなければ第2の推定方位と比較して精度が劣り得る。このため、方位推定用コンピュータ18は、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好であれば第1の推定方位を用い、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好でなければ第2の推定方位を用いる。
一般に、GPS衛星7からの電波の受信状況は、GPS衛星7の幾何学的配置(DOP)や可視衛星数などに基づいて評価される。1つのGPSアンテナを用いて現在位置を推定する構成においては、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好であるほど現在位置の推定精度が高くなる。もちろん、複数のGPSアンテナを用いて方位を推定する場合においても、GPS衛星7からの電波の受信状況が良好であるほど方位の推定精度は高くなる傾向にある。ただし、複数のGPSアンテナを用いて方位を推定する場合、同一の(共通した)GPS衛星7が複数のGPSアンテナで観測されている(同一のGPS衛星7からの測位信号が受信されている)か否かについても、方位の推定精度に影響し得る。
すなわち、図4に示すように、第1のGPSアンテナ11と第2のGPSアンテナ12とが同一のGPS衛星7から測位信号を受信している状況では、各GPSアンテナ11,12から見た当該GPS衛星7の方向は同一であると近似することができる。これは、第1のGPSアンテナ11と第2のGPSアンテナ12との間の距離と比較して、各GPSアンテナ11,12と当該GPS衛星7との間の距離が十分に大きいからである。このため、各GPSアンテナ11,12と当該GPS衛星7とを結ぶ直線は平行であると近似することができる。したがって、第1のGPSアンテナ11と当該GPS衛星7との間の距離と、第2のGPSアンテナ12と当該GPS衛星7との間の距離と、の差分Ldiffは、測位信号の搬送波の数などから精度よく算出可能となる。2つのGPSアンテナ11,12間の距離は既知であるため、差分Ldiffが高精度に算出されることで、車両9の方位が精度よく推定(算出)可能となる。この算出手法は、差分Ldiffを除く距離Lが同一であることが前提となるため、2つのGPSアンテナ11,12が同一のGPS衛星7を補足している(同一のGPS衛星7からの測位信号が受信されている)必要がある。なお、2つのGPSアンテナ11,12がそれぞれ異なるGPS衛星7を補足している場合、例えば、それぞれの測位信号から各GPSアンテナ11,12の位置を推定し、その位置関係から方位を推定することは可能であるが、前述の算出手法と比較して精度が劣る。
つまり、GPS衛星7の幾何学的配置や可視衛星数などの条件が良好であっても、2つのGPSアンテナ11,12で同一のGPS衛星7が観測できなければ、方位を高精度に推定することができない。したがって、GPS衛星7の幾何学的配置や可視衛星数に基づくGPS衛星7からの電波の受信状況だけでは、2つのGPSアンテナ11,12で受信される測位信号の相違に起因する方位の推定精度の低下に対応することができない。例えば、車両9が市街地を走行している状況においては、同一のGPS衛星7からの測位信号が、歩道橋や高架橋等の建造物によって遮られ、2つのGPSアンテナ11,12のうちの一方でしか受信されないといったことが生じ得る。
そこで、本実施形態では、2つのGPSアンテナ11,12のそれぞれで補足されているGPS衛星7を管理し、管理情報に基づき第1の推定方位の推定精度を判定して、第1の推定方位と第2の推定方位とを使い分けるようにしている。
[1−3.具体的処理手順]
次に、方位推定用コンピュータ18が実行する方位推定処理の具体的処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、方位推定用コンピュータ18は、衛星状態管理データベース186に記憶されている内容を確認し(S101)、2つのGPSアンテナ11,12(換言すれば2つのGPS受信機13,14)で共通のGPS衛星7が1つ以上補足されているか否かを判定する(S102)。例えば図3に示す例では、下線の付された数字(この例では1,3,4の3つ)が、2つのGPS受信機13,14で共通の衛星IDである。方位推定用コンピュータ18は、S102で共通のGPS衛星7が1つ以上補足されていると判定した場合には(S102:YES)、共通のGPS衛星7の数が規定数(本実施形態では4つ)以上であるか否かを判定する(S103)。方位推定用コンピュータ18は、S103で共通のGPS衛星7の数が規定数以上であると判定した場合には(S103:YES)、第1の推定方位を算出し(S104)、処理をS101へ戻す。つまり、2つのGPSアンテナ11で受信された測位信号に基づいて車両9の方位を推定する。なお、本実施形態において規定数を4つとしているのは、各GPSアンテナ11,12の位置(高さを含む)を算出するためには4つのGPS衛星7が補足されている必要があるからである。
一方、方位推定用コンピュータ18は、S102で共通のGPS衛星7が1つも補足されていないと判定した場合(S102:NO)、又は、S103で共通のGPS衛星7の数が規定数以上でないと判定した場合には(S103:NO)、処理をS105へ移行させる。
S105で、方位推定用コンピュータ18は、計時用のタイマをリセット状態からスタートさせる。
続いて、方位推定用コンピュータ18は、第2の推定方位を算出する(S106)。つまり、車両9に搭載されたセンサを用いて車両9の方位を推定する。本実施形態では、第2の推定方位は、ジャイロセンサ15及び車輪速センサ16に基づき算出される。車輪速センサ16は、左右の車輪の比較により車両9の回転状態を検出するために用いられる。なお、ジャイロセンサ15及び車輪速センサ16のうちの一方により第2の推定方位を算出してもよい。
続いて、方位推定用コンピュータ18は、前述したS102と同様、2つのGPSアンテナ11,12で共通のGPS衛星7が1つ以上補足されているか否かを判定する(S107)。方位推定用コンピュータ18は、S107で共通のGPS衛星7が1つ以上補足されていると判定した場合には(S107:YES)、前述したS103と同様、共通のGPS衛星7の数が規定数以上であるか否かを判定する(S108)。方位推定用コンピュータ18は、S108で共通のGPS衛星7の数が規定数以上であると判定した場合には(S108:YES)、処理をS104へ移行させ、第1の推定方位を算出する。
一方、方位推定用コンピュータ18は、S107で共通のGPS衛星7が1つも補足されていないと判定した場合(S107:NO)、又は、S108で共通のGPS衛星7の数が規定数以上でないと判定した場合には(S108:NO)、処理をS109へ移行させる。
S109で、方位推定用コンピュータ18は、S105でスタートさせた計時用のタイマが所定の限界値に達したか否かを判定する(S109)。つまり、第2の推定方位を算出する状態が所定時間以上継続したか否かを判定する。方位推定用コンピュータ18は、S109でタイマが限界値に達していないと判定した場合には(S109:NO)、処理をS106へ戻す。
一方、方位推定用コンピュータ18は、S109でタイマが限界値に達したと判定した場合には(S109:YES)、方位が正確に算出できない状態であることの警告表示を表示器17に行わせ(S110)、図5の方位推定処理を終了する。つまり、車両9に搭載されたセンサ(本実施形態ではジャイロセンサ15及び車輪速センサ16)に基づく車両9の推定方位は、時間の経過に伴い誤差が蓄積し、信頼性が低下するため、所定時間を経過した場合にはその旨が運転者に報知されるようになっている。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[1A]方位推定用コンピュータ18は、第1のGPSアンテナ11及び第2のGPSアンテナ12を介して規定数以上の共通のGPS衛星7から測位信号が受信されている共通信号受信状態であるかを判定する(S103,S108)。そして、方位推定用コンピュータ18は、共通信号受信状態であると判定された場合に(S103:YES又はS108:YES)、第1のGPSアンテナ11及び第2のGPSアンテナ12を介して受信される測位信号に基づいて、車両9の方位を推定する(S104)。したがって、方位推定用コンピュータ18によれば、単にGPS衛星7の幾何学的配置や可視衛星数に基づいてGPS衛星7からの電波の受信状況を判定する場合と比較して、GPS衛星7からの測位信号に基づいて車両9の方位が高精度に推定可能な状況をより正確に判定することができる。その結果、GPS衛星7からの測位信号に基づいて推定される車両9の方位の信頼性を向上させることができる。
[1B]方位推定用コンピュータ18は、共通信号受信状態であると判定された場合に、GPS衛星7からの測位信号に基づいて車両9の方位を推定する(S104)。一方、共通信号受信状態でないと判定された場合には、車両9に搭載されたセンサを用いて車両9の方位を推定する。したがって、方位推定用コンピュータ18によれば、共通信号受信状態でないにもかかわらずGPS衛星7からの測位信号に基づいて車両9の方位を推定する場合と比較して、車両9の推定方位の信頼性が大幅に低下してしまうことを抑制することができる。
[1C]方位推定用コンピュータ18は、車両9に搭載されたセンサを用いて車両9の方位を推定する状態が所定時間以上継続した場合に、車両9の運転者に対する報知処理を行う(S110)。したがって、方位推定用コンピュータ18によれば、車両9の推定方位の信頼性が低いことを車両9の運転者に報知しない場合と比較して、運転者に適切な対応を促すことができる。
なお、第1実施形態では、方位推定用コンピュータ18が方位推定装置の一例に相当する。また、S103及びS108が状態判定部としての処理の一例に相当し、S104及びS106が方位推定部としての処理の一例に相当する。また、S104が第1の推定部としての処理の一例に相当し、S106が第2の推定部としての処理の一例に相当する。また、S110が報知部としての処理の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
図6に示す第2実施形態の車載システム2は、基本的な構成は第1実施形態の車載システム1と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第2実施形態の車載システム2は、第1実施形態の車載システム1が備える構成に加え、更に、前方カメラ21、上方カメラ22及び地図データ記憶装置23を備える。前方カメラ21は、車両9の前方を撮像するためのカメラであり、車両9の前部に設けられている。上方カメラ22は、車両9の上方を撮像するためのカメラであり、車両9の上部(例えばルーフ上面)に設けられている。上方カメラ22は、概ね180度の画角で撮像可能な広角カメラ(魚眼カメラ)である。地図データ記憶装置23は、地図データを記憶する。地図データには、走行路に存在する歩道橋や高架橋等の建造物の情報が含まれている。
また、第2実施形態の車載システム2は、第1実施形態の方位推定用コンピュータ18に代えて、方位推定用コンピュータ28を備える。図7に示すように、第2実施形態の方位推定用コンピュータ28は、第1実施形態の方位推定用コンピュータ18が備える構成に加え、更に、カメラ入力部281及び地図データ入力部282を備える。また、第2実施形態の方位推定用コンピュータ28は、第1実施形態の方位推定部185に代えて、方位推定部285を備える。カメラ入力部281は、前方カメラ21及び上方カメラ22からの撮像画像を入力し、方位推定部285へ出力する。地図データ入力部282は、地図データ記憶装置23から地図データを入力し、方位推定部285へ出力する。方位推定部285は、前述した方位推定処理(図5)に代えて、図8に示す方位推定処理を実行する。
[2−2.具体的処理手順]
次に、方位推定用コンピュータ28が実行する方位推定処理の具体的処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、図8におけるS201〜S204,S208〜S113の処理は、図5におけるS101〜S110の処理と同様である。つまり、図8に示す方位推定処理は、第1実施形態の方位推定処理(図5)に対し、S205〜S207の処理が追加されたものである。そこで、相違点(S205〜S207)を中心に説明する。
S205で、方位推定用コンピュータ28は、上方カメラ22からの撮像画像において、車両9の上方を遮り得る障害物8が存在するか否かを判定する。車両9の上方を遮り得る障害物8とは、GPS衛星7からの測位信号の受信を阻害する建造物のことであり、例えば歩道橋や高架橋などが挙げられる。方位推定用コンピュータ28は、地図データに基づいて車両9の周辺に存在する障害物8を特定し、上方カメラ22からの撮像画像に基づいて車両9に対する障害物8の位置を特定する。
方位推定用コンピュータ28は、車両9の上方を遮り得る障害物8が存在しないと判定した場合には(S205:NO)、処理をS201へ戻す。一方、方位推定用コンピュータ28は、車両9の上方を遮り得る障害物8が存在すると判定した場合には(S205:YES)、当該障害物8がGPS衛星7からの測位信号の受信に影響する時間を算出する(S206)。つまり、車両9の走行に伴い少なくとも1つのGPS衛星7からの測位信号が障害物8に遮られるタイミングを予測する。具体的には、方位推定用コンピュータ28は、GPS衛星7の位置(車両9に対してどの方向に存在しているか)を把握している。一方、車両9に対する障害物8が存在する方向は、上方カメラ22からの撮像画像に基づいて把握され、車両9の走行に伴いその方向が変化する。したがって、車両9の走行に伴い、あるGPS衛星7が障害物8に遮られる方向に存在する場合、遮られる状態に至るまでの時間を算出(予測)することができる。
続いて、方位推定用コンピュータ28は、障害物8がGPS衛星7からの測位信号の受信に影響する時間が到来したか否かを判定する(S207)。方位推定用コンピュータ28は、障害物8がGPS衛星7からの測位信号の受信に影響する時間が到来していないと判定した場合には(S207:NO)、処理をS201へ戻す。一方、方位推定用コンピュータ28は、障害物8がGPS衛星7からの測位信号の受信に影響する時間が到来したと判定した場合には(S207:YES)、処理をS208へ移行する。具体的には、当該時間が到来する前の(直前の)タイミングで、処理がS208へ移行される。つまり、GPS衛星7が障害物8に遮られることが予測される場合には、実際に遮られる前に第2の推定方位に切り替えられる。
なお、前方カメラ21からの撮像画像は、S209で第2の推定方位を算出する際に用いられる。すなわち、第2実施形態において、第2の推定方位は、ジャイロセンサ15、車輪速センサ16及び前方カメラ21に基づき算出される。前方カメラ21は、撮像画像の変化(横方向への移動)により車両9の回転状態を検出するために用いられる。ただし、このような第2の推定方位の算出方法は一例であり、例えば第1実施形態と同様、前方カメラ21を用いずに第2の推定方位を算出してもよい。また、ジャイロセンサ15及び車輪速センサ16のうちの一方により第2の推定方位を算出してもよい。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。
[2A]方位推定用コンピュータ28は、車両9の上方に存在する障害物8を検出し(S205)、車両9の走行に伴い少なくとも1つのGPS衛星7からの測位信号が障害物8に遮られるタイミングを予測する(S206)。そして、方位推定用コンピュータ28は、共通信号受信状態であると判定された場合であっても、障害物8が検出された場合には、予測されたタイミングを含む期間において、車両9に搭載されたセンサを用いて車両9の方位を推定する。したがって、方位推定用コンピュータ28によれば、GPS衛星7が障害物8に遮られることが予測される場合には、実際に遮られる前に第2の推定方位に切り替えることができる。
なお、第2実施形態では、方位推定用コンピュータ28が方位推定装置の一例に相当する。また、S203及びS211が状態判定部としての処理の一例に相当し、S204及びS209が方位推定部としての処理の一例に相当する。また、S204が第1の推定部としての処理の一例に相当し、S209が第2の推定部としての処理の一例に相当する。また、S205が障害検出部としての処理の一例に相当し、S206が予測部としての処理の一例に相当し、S213が報知部としての処理の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[3A]上記第2実施形態では、車両9の走行に伴い少なくとも1つのGPS衛星7からの測位信号が障害物8に遮られることを予測した。この予測結果を利用して、車両9の方位を推定するために利用するGPS衛星7を選択するようにしてもよい。具体的には、障害物8に遮られることが予測されるGPS衛星7については、障害物8に遮られることが予測されていないGPS衛星7と比較して、選択する優先度が低く設定されるようにする。このような構成によれば、障害物8に遮られることが予測されるGPS衛星7が、測位に利用される候補から除外されやすくなるため、GPS衛星7からの測位信号に基づく車両9の方位の推定精度が、障害物8の存在によって影響されにくくすることができる。例えば、図9に示す上方カメラ22の撮像画像において、GPS衛星7A,7Bは、車両9が橋の下をくぐる際に補足できなくなるため、測位の対象から除外される。一方、GPS衛星7C〜7Hは、橋の影にならないため、測位の対象とされる。
[3B]上記第2実施形態では、地図データ及び上方カメラ22からの撮像画像に基づいて障害物8を検出するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、これら両方を用いるのではなく、いずれか一方を用いて障害物8を検出するようにしてもよい。また、これらに代えて、又はこれらに加え、レーダ等の他の装置を用いて障害物8を検出するようにしてもよい。
[3C]上記実施形態では、第1の推定方位を算出するための判定基準となる規定数を4つとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば3つ以下に設定してもよい。
[3D]上記実施形態では、2つのGPSアンテナ11,12を備える構成を例示したが、これに限定されるものではなく、3つ以上のGPSアンテナを備える構成としてもよい。
[3E]上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[3F]本発明は、前述した方位推定用コンピュータ18,28の他、当該方位推定用コンピュータ18,28を構成要素とする車載システム1,2、当該方位推定用コンピュータ18,28としての機能を実現するためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、方位推定方法など、種々の形態で実現することができる。
1,2…車載システム、7…GPS衛星、8…障害物、9…車両、11…第1のGPSアンテナ、12…第2のGPSアンテナ、13…第1のGPS受信機、14…第2のGPS受信機、15…ジャイロセンサ、16…車輪速センサ、17…表示器、18,28…方位推定用コンピュータ、21…前方カメラ、22…上方カメラ、185,285…方位推定部、186…衛星状態管理データベース。

Claims (4)

  1. 車両(9)における異なる位置に設けられた第1のGPSアンテナ(11)及び第2のGPSアンテナ(12)を介して規定数以上の共通のGPS衛星(7)から測位信号が受信されている共通信号受信状態であるかを判定する状態判定部(S103,S108,S203,S211)と、
    前記状態判定部により前記共通信号受信状態であると判定された場合に、前記第1のGPSアンテナ及び前記第2のGPSアンテナを介して受信される測位信号に基づいて、前記車両の方位を推定する方位推定部(S104,S106,S204,S209)と、
    を備えることを特徴とする方位推定装置(18,28)。
  2. 請求項1に記載の方位推定装置であって、
    前記方位推定部は、
    GPS衛星からの測位信号に基づいて前記車両の方位を推定する第1の推定部(S104,S204)と、
    前記車両に搭載されたセンサを用いて前記車両の方位を推定する第2の推定部(S106,S209)と、
    を備え、前記状態判定部により前記共通信号受信状態でないと判定された場合には、前記第2の推定部により前記車両の方位を推定する
    ことを特徴とする方位推定装置。
  3. 請求項2に記載の方位推定装置であって、
    前記車両の上方に存在する障害物(8)を検出する障害検出部(S205)と、
    前記車両の走行に伴い少なくとも1つのGPS衛星からの測位信号が前記障害物に遮られるタイミングを予測する予測部(S206)と、
    を更に備え、
    前記方位推定部(S204,S209)は、前記状態判定部により前記共通信号受信状態であると判定された場合であっても、前記障害検出部により前記障害物が検出された場合には、前記予測部により予測されたタイミングを含む期間において、前記第2の推定部により前記車両の方位を推定する
    ことを特徴とする方位推定装置(28)。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の方位推定装置であって、
    前記第2の推定部により前記車両の方位を推定する状態が所定時間以上継続した場合に、前記車両の運転者に対する報知処理を行う報知部(S110,S213)を更に備える
    ことを特徴とする方位推定装置。
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