JP2015147392A - 記録装置及び加熱部による過剰加熱抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】被記録媒体を加熱する加熱部による過剰加熱を抑制する記録装置を提供する。
【解決手段】被記録媒体Pを挟持して搬送方向A及び搬送方向Aと逆方向に搬送可能な搬送部9と、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pに記録する記録部12と、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pを加熱する加熱部32と、搬送方向Aにおける加熱部32による加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipよりも下流側において、被記録媒体Pをカットするカット部30と、カット部によりカットされた際に、カット部30よりも搬送方向Aにおける上流側に位置する先端部P1が、搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側の戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを前記逆方向に搬送するよう搬送部を制御する制御部とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】被記録媒体Pを挟持して搬送方向A及び搬送方向Aと逆方向に搬送可能な搬送部9と、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pに記録する記録部12と、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pを加熱する加熱部32と、搬送方向Aにおける加熱部32による加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipよりも下流側において、被記録媒体Pをカットするカット部30と、カット部によりカットされた際に、カット部30よりも搬送方向Aにおける上流側に位置する先端部P1が、搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側の戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを前記逆方向に搬送するよう搬送部を制御する制御部とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録装置及び加熱部による過剰加熱抑制方法に関する。
従来から、被記録媒体に画像を形成する記録装置が使用されている。このような記録装置のうち、例えば、特許文献1には、被記録媒体としてのチケット用紙を切断可能なカッターを備え、カッターにより切断されたチケット用紙をフィード方向とは逆方向にバックフィードして該チケット用紙に記録することが可能な記録装置が開示されている。
また、特許文献2には、被記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録装置が開示されている。
また、特許文献2には、被記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録装置が開示されている。
しかしながら、特許文献2で開示されるような、被記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録装置においては、加熱部による被記録媒体の過剰加熱により、被記録媒体にダメージを与えてしまう場合があった。特に、被記録媒体への記録が終了した後に、加熱部による加熱領域に被記録媒体が位置し続けることにより、加熱領域に位置する部分が伸びる等、該被記録媒体にダメージを与えてしまう場合があった。このダメージを受けた部分に記録すると記録画像の品質は低下する。
なお、特許文献1の記録装置は、カッターにより切断されたチケット用紙を記録位置までバックフィードすることが可能な構成になっているにすぎない。すなわち、特許文献2で開示されるような被記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録装置に、特許文献1で開示される技術を組み合わせても、加熱部による被記録媒体の過剰加熱を抑制する構成にはならない。
なお、特許文献1の記録装置は、カッターにより切断されたチケット用紙を記録位置までバックフィードすることが可能な構成になっているにすぎない。すなわち、特許文献2で開示されるような被記録媒体を加熱可能な加熱部を備える記録装置に、特許文献1で開示される技術を組み合わせても、加熱部による被記録媒体の過剰加熱を抑制する構成にはならない。
そこで、本発明の目的は、被記録媒体を加熱する加熱部による過剰加熱を抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の記録装置は、被記録媒体を挟持して搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、前記カット部によりカットされた際に前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
ここで、「前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部」とは、前記加熱領域のうちの前記加熱ピーク位置が前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側に在ればよいことを意味する。このため、前記加熱領域のうちの一部が前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも上流側に在ってもよい。
本態様によれば、前記制御部は、前記先端部が前記戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する。前記戻し位置は前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることを抑制することができる。したがって、前記被記録媒体が前記加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
なお、「加熱ピーク位置」とは、前記加熱領域のうちの前記加熱部による加熱温度がピークとなる位置を意味する。
本態様によれば、前記制御部は、前記先端部が前記戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する。前記戻し位置は前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることを抑制することができる。したがって、前記被記録媒体が前記加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
なお、「加熱ピーク位置」とは、前記加熱領域のうちの前記加熱部による加熱温度がピークとなる位置を意味する。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記被記録媒体の温度を検出する温度検出部を備え、前記温度検出部の温度検出領域は、前記加熱領域のうちの前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側であって前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側の領域を含み、前記制御部は、記録データが入力されると、前記被記録媒体が前記温度検出部の温度検出領域に至るように前記被記録媒体を前記戻し位置から搬送するよう前記搬送部を制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記温度検出部を備える。このため、前記温度検出部で前記被記録媒体の温度管理をすることにより、前記被記録媒体が前記加熱部によって過剰加熱されることを抑制することが可能になる。
また、本態様によれば、前記制御部は、記録データが入力されると、前記被記録媒体が前記温度検出部の温度検出領域に至るように前記被記録媒体を前記戻し位置から搬送するよう前記搬送部を制御する。すなわち、記録データの入力前に前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることにより過剰加熱されることを抑制することが可能になる。
また、本態様によれば、前記温度検出領域は、前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側であって前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側を含むので、前記記録部による記録領域までの距離を短く構成することができる。すなわち、前記戻し位置から記録開始位置までの前記被記録媒体を搬送する距離を短く構成することができる。このため、前記温度検出領域で検出した際の温度と前記記録領域まで搬送された際の温度との差を小さくすることができる。
また、本態様によれば、前記制御部は、記録データが入力されると、前記被記録媒体が前記温度検出部の温度検出領域に至るように前記被記録媒体を前記戻し位置から搬送するよう前記搬送部を制御する。すなわち、記録データの入力前に前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることにより過剰加熱されることを抑制することが可能になる。
また、本態様によれば、前記温度検出領域は、前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側であって前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側を含むので、前記記録部による記録領域までの距離を短く構成することができる。すなわち、前記戻し位置から記録開始位置までの前記被記録媒体を搬送する距離を短く構成することができる。このため、前記温度検出領域で検出した際の温度と前記記録領域まで搬送された際の温度との差を小さくすることができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記制御部は、記録データが入力されると、前記加熱領域の加熱を開始するよう前記加熱部を制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、記録データが入力されると、前記加熱領域の加熱を開始するよう前記加熱部を制御する。すなわち、記録データの入力前に前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることにより過剰加熱されることを効果的に抑制することが可能になる。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第2の態様において、前記制御部は、前記温度検出領域の前記被記録媒体の温度が所定温度に達してから前記被記録媒体を前記記録部による記録領域に搬送するよう前記搬送部を制御し、前記記録領域に搬送された前記被記録媒体に対して前記記録データに基づいて記録するよう前記記録部を制御することを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記温度検出領域の前記被記録媒体の温度が所定温度に達してから前記被記録媒体を前記記録領域に搬送するよう前記搬送部を制御し、前記記録領域に搬送された前記被記録媒体に対して前記記録データに基づいて記録するよう前記記録部を制御する。このため、前記所定温度となり好ましい記録条件となった前記被記録媒体に対して記録することができる。このため、前記記録部による記録によって形成される記録画像を高品質にすることができる。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記記録部による記録領域を含む範囲において前記被記録媒体を支持する媒体支持部と、前記被記録媒体を前記媒体支持部に向けて押さえる押さえ部材と、を備え、前記押さえ部材は、前記戻し位置の前記先端部を押さえることが可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記押さえ部材を備えるため搬送精度を高くすることができる。
また、本態様によれば、前記押さえ部材は前記戻し位置の前記先端部を押さえることが可能である。このため、前記押さえ部材が前記戻し位置の前記先端部を押さえていない状態から前記搬送方向に前記被記録媒体を搬送することにより前記被記録媒体が前記押さえ部材に引っかかり搬送精度が低下するということを抑制することができる。
また、本態様によれば、前記押さえ部材は前記戻し位置の前記先端部を押さえることが可能である。このため、前記押さえ部材が前記戻し位置の前記先端部を押さえていない状態から前記搬送方向に前記被記録媒体を搬送することにより前記被記録媒体が前記押さえ部材に引っかかり搬送精度が低下するということを抑制することができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第1から第5のいずれか1つの態様において、前記制御部は、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記被記録媒体のうちの前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側に位置する部分の少なくとも一部に対して、記録しないよう制御することを特徴とする。
ここで、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記被記録媒体のうちの前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側に位置する部分は、前記加熱ピーク位置からは外れているものの前記加熱領域に該当する場合がある。このため、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記部分が過剰加熱されている虞がある。
一方、本態様によれば、前記制御部は、前記部分の少なくとも一部に対して記録しないよう制御する。すなわち、例え、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記部分が過剰加熱されていても、前記部分に記録することを抑制することができる。したがって、過剰加熱された前記部分に記録することにより記録画像の品質が低下するということを抑制することができる。
一方、本態様によれば、前記制御部は、前記部分の少なくとも一部に対して記録しないよう制御する。すなわち、例え、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記部分が過剰加熱されていても、前記部分に記録することを抑制することができる。したがって、過剰加熱された前記部分に記録することにより記録画像の品質が低下するということを抑制することができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第1から第6のいずれか1つの態様において、前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも上流側において、前記被記録媒体をプレ加熱するプレ加熱部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記プレ加熱部を備える。このため、前記加熱領域に前記被記録媒体が至る前に該被記録媒体をプレ加熱でき、前記加熱領域で急激に加熱することにより前記被記録媒体にダメージを与えることを抑制することができる。
本発明の第8の態様の記録装置は、前記第7の態様において、前記プレ加熱部は、前記被記録媒体と接触して前記被記録媒体を加熱する構成であることを特徴とする。
本態様によれば、前記プレ加熱部は、前記被記録媒体と接触して前記被記録媒体を加熱する構成である。このため、前記被記録媒体と非接触のタイプの前記プレ加熱部を使用する場合よりも装置のコンパクト化が容易になる。
本発明の第9の態様の記録装置は、前記第8の態様において、前記プレ加熱部は、前記被記録媒体と接触面で接触し、前記接触面は、曲面であることを特徴とする。
本態様によれば、前記接触面は曲面である。このため、前記接触面が曲面でない構成の前記プレ加熱部を使用する場合よりも装置のコンパクト化が容易になる。
本発明の第10の態様の加熱部による過剰加熱抑制方法は、被記録媒体を挟持して搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、を備える記録装置における加熱部による過剰加熱抑制方法であって、前記カット部によりカットされた際に前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送することを特徴とする。
本態様によれば、前記先端部が前記戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送する。前記戻し位置は前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることを抑制することができる。したがって、前記被記録媒体が前記加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
本発明の第11の態様の記録装置は、被記録媒体を搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、前記搬送方向における前記搬送部よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、前記搬送方向における前記搬送部よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、前記カット部によりカットされた際に、前記カット部よりも前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記搬送部よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御部は、前記先端部が前記戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する。前記戻し位置は前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された前記被記録媒体が前記加熱ピーク位置で加熱されることを抑制することができる。したがって、前記被記録媒体が前記加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
以下に、本発明の一実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
[記録装置の実施例](図1〜図6)
最初に、本実施例の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の一実施例に係る記録装置1を表す概略側面図である。
最初に、本実施例の記録装置1における概要について説明する。
図1は本発明の一実施例に係る記録装置1を表す概略側面図である。
図1で表されるように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pのセット部14から、被記録媒体Pの支持部であるプラテン2、プラテン3及びプラテン4を介して、被記録媒体Pの巻取部15まで、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する。すなわち、セット部14から巻取部15までが記録装置1における被記録媒体Pの搬送経路であり、プラテン2、プラテン3及びプラテン4は該搬送経路に設けられた被記録媒体Pの支持部である。なお、セット部14は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを送出し、巻取部15は回転方向Cに回転して被記録媒体Pを巻き取る。
なお、本実施例の記録装置1は、ロール状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であるが、このような構成に限定されず、単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成であってもよい。単票状の被記録媒体Pに記録を行うことが可能な構成である場合、被記録媒体Pのセット部14として、例えば、所謂、給紙(給送)トレイ及び給紙(給送)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。また、被記録媒体Pの回収部として、巻取部15以外の回収部として、例えば、所謂、排出用受部、排紙(排出)トレイ及び排紙(排出)カセットなどと呼ばれるものを使用してもよい。
なお、本実施例では記録面が外側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用しているので、被記録媒体Pをセット部14から送出する際、セット部14の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面が内側になるように巻かれているロール式の被記録媒体Pを使用する場合は、セット部14の回転軸は回転方向Cとは逆回転して送出することが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
そして、同様に、本実施例の巻取部15は被記録媒体Pの記録面が外側になるように巻き取るので、巻取部15の回転軸は回転方向Cに回転する。一方、記録面が内側になるように巻き取る場合は、巻取部15の回転軸は回転方向Cとは逆回転して巻き取ることが可能である。
本実施例の記録装置1のプラテン2にはヒーター6が設けられている。ヒーター6は、記録部としての記録ヘッド12により記録を実行する前に被記録媒体Pを加熱(所謂プレ加熱)するために設けられている。
なお、本実施例の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの第1面17(記録面とは反対側の面)側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの第2面16(記録面)側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、第2面16側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成としてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、ヒーター6を用いて、被記録媒体Pの第1面17(記録面とは反対側の面)側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成となっている。しかしながら、例えば、被記録媒体Pの第2面16(記録面)側から赤外線を照射して被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いて、第2面16側から被記録媒体Pをプレ加熱する構成としてもよい。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン2とプラテン3の間に搬送方向Aと交差する方向Bの回転軸を有し、被記録媒体Pの第1面17に送り力を付与する駆動ローラー5が設けられている。そして、駆動ローラー5と対向する位置(上部)には方向Bの回転軸を有する従動ローラー7が設けられている。そして、ローラー対を構成する駆動ローラー5と従動ローラー7とで被記録媒体Pを挟持することができる。このような構成により、駆動ローラー5と従動ローラー7とで搬送部9を構成している。ここで、従動ローラーとは、被記録媒体Pの搬送に伴って回転するローラーを意味する。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。そして、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cとは逆方向に回転し、従動ローラー7は回転方向Cに回転する。
なお、本実施例の記録装置1は、記録部に対して被記録媒体Pを搬送方向A及び搬送方向Aとは逆方向に搬送する構成であるが、被記録媒体Pに対して記録部のみを移動させる構成や、被記録媒体Pと記録部とを共に移動させる構成としてもよい。
また、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cに回転し、従動ローラー7は回転方向Cとは逆方向に回転する。そして、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する際は、駆動ローラー5は回転方向Cとは逆方向に回転し、従動ローラー7は回転方向Cに回転する。
なお、本実施例の記録装置1は、記録部に対して被記録媒体Pを搬送方向A及び搬送方向Aとは逆方向に搬送する構成であるが、被記録媒体Pに対して記録部のみを移動させる構成や、被記録媒体Pと記録部とを共に移動させる構成としてもよい。
上記のように、本実施例の記録装置1は、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも上流側において、被記録媒体Pをプレ加熱するプレ加熱部としてのヒーター6を備えている。このため、後述するヒーター32の加熱領域I1〜I2(図3参照)に被記録媒体Pが至る前に該被記録媒体Pをプレ加熱でき、加熱領域I1〜I2で急激に加熱することにより被記録媒体Pにダメージを与えることを抑制している。
また、本実施例のヒーター6は、被記録媒体Pと接触して被記録媒体Pを加熱する構成である。このため、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pと非接触のタイプのプレ加熱部を使用する記録装置よりもコンパクトに構成されている。
さらに、本実施例のヒーター6は被記録媒体Pと接触面40で接触し、接触面40は曲面である。このため、接触面40が曲面でない構成のプレ加熱部を使用する記録装置よりもコンパクトに構成されている。
また、本実施例の記録装置1は、プラテン3と対向する側に記録部としての記録ヘッド12が備えられている。記録装置1は、キャリッジ11を介して搬送方向Aと交差する方向Bに記録ヘッド12を往復移動させながら、記録ヘッド12のインク吐出面Fから被記録媒体Pにインクを吐出させて所望の画像を形成する。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド12を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する方向Bに複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに形成されたノズルの領域が、被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体Pの一方を固定し他方を移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能でなくてもよい。
また、キャリッジ11には、プラテン3に支持された被記録媒体Pを押さえる押さえ部材8と、被記録媒体Pと、を検出可能なセンサー10が設けられている。
なお、本実施例の記録装置1は、往復移動しながら記録する記録ヘッド12を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する方向Bに複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
ここで、「ラインヘッド」とは、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する方向Bに形成されたノズルの領域が、被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能なように設けられ、記録ヘッド又は被記録媒体Pの一方を固定し他方を移動させて画像を形成する記録装置に用いられる記録ヘッドである。なお、ラインヘッドの方向Bのノズルの領域は、記録装置が対応している全ての被記録媒体Pの方向B全体をカバー可能でなくてもよい。
また、キャリッジ11には、プラテン3に支持された被記録媒体Pを押さえる押さえ部材8と、被記録媒体Pと、を検出可能なセンサー10が設けられている。
また、搬送方向Aにおいて記録ヘッド12の下流側には、記録ヘッド12による記録領域に向けて電磁波を照射可能な加熱部としてのヒーター32が設けられている。
なお、本実施例のヒーター32はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの第1面17側の表面を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このようなヒーターに限定されず、プラテン3側(第2面16側)から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いてもよい。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
なお、本実施例のヒーター32はプラテン3と対向する位置に設けられ、被記録媒体Pの第1面17側の表面を35℃から50℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このようなヒーターに限定されず、プラテン3側(第2面16側)から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いてもよい。ここで、好ましい赤外線の波長は0.76〜1000μmである。一般的に、赤外線は波長によってさらに、近赤外線、中赤外線、遠赤外線に区分され、区分の定義は様々であるが、おおよそ波長域は、0.78〜2.5μm、2.5〜4.0μm、4.0〜1000μmとなる。なかでも中赤外線を用いることが好ましい。
また、搬送方向Aにおいて搬送部9の下流側であって記録ヘッド12の上流側には、被記録媒体Pの温度を検出する温度検出部としてのセンサー34が設けられている。詳細は後述するが、センサー34は、ヒーター32による被記録媒体Pの加熱領域I1〜I2(図3参照)において被記録媒体Pの温度を検出する。
ヒーター32の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、記録が終了した被記録媒体Pをカットすることが可能なカット部としてのカッター30が設けられている。本実施例のカッター30は、ユーザーが手動で動かすことにより、被記録媒体Pを方向Bに沿ってカットすることが可能な構成である。ただし、このような構成には限定されず、自動で被記録媒体Pをカットすることが可能な構成としてもよい。
また、ヒーター32の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、電磁波を照射可能なヒーター33を備えている。ヒーター33は、本実施例の記録装置1で用いられるインクを乾燥させるため、被記録媒体Pの表面を60℃から120℃に加熱可能な赤外線ヒーターであるが、このような乾燥装置に限定されない。例えば、乾燥装置として、赤外線ヒーター等の加熱装置のほか、ファン等の送風装置等を使用することもできる。
なお、本実施例の記録装置1は、図1で表されるように、搬送部9が搬送方向Aにおいて記録ヘッド12の上流側に設けられている。しかしながら、搬送部9が搬送方向Aにおいて記録ヘッド12を挟んで両側に設けられてもよい。搬送部9が記録ヘッド12を挟んで両側に設けられる構成では、両側において被記録媒体Pを挟持できるので、ジャムなどの搬送不良を効果的に抑制できる。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
なお、記録装置1の構成部材として、従来の記録装置に設けられる構成部材をさらに備えていてもよい。
次に、本実施例の記録装置1における電気的な構成について説明する。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部18には、記録装置1の全体の制御を司るCPU19が設けられている。CPU19は、システムバス20を介して、CPU19が実行する各種制御プログラムやメンテナンスシーケンス等を格納したROM21と、データを一時的に格納可能なRAM22と、接続されている。
図2は、本実施例の記録装置1のブロック図である。
制御部18には、記録装置1の全体の制御を司るCPU19が設けられている。CPU19は、システムバス20を介して、CPU19が実行する各種制御プログラムやメンテナンスシーケンス等を格納したROM21と、データを一時的に格納可能なRAM22と、接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、記録ヘッド12を駆動するためのヘッド駆動部23と接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、キャリッジ11を移動させるためのキャリッジモーター25、セット部14の駆動源である送出モーター26、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター27、巻取部15の駆動源である巻取モーター28、を駆動させるためのモーター駆動部24と接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、ヒーター6、32及び33を駆動するためのヒーター駆動部13と接続されている。
さらに、CPU19は、システムバス20を介して、センサー10及び34、記録データ等を記録装置1に入力するPC29、と接続される入出力部31と接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、キャリッジ11を移動させるためのキャリッジモーター25、セット部14の駆動源である送出モーター26、駆動ローラー5の駆動源である搬送モーター27、巻取部15の駆動源である巻取モーター28、を駆動させるためのモーター駆動部24と接続されている。
また、CPU19は、システムバス20を介して、ヒーター6、32及び33を駆動するためのヒーター駆動部13と接続されている。
さらに、CPU19は、システムバス20を介して、センサー10及び34、記録データ等を記録装置1に入力するPC29、と接続される入出力部31と接続されている。
なお、本実施例の制御部18は、PC29を介してユーザーがカッター30を用いて被記録媒体Pをカットしたことを入力可能な構成となっている。そして、本実施例の制御部18は、被記録媒体Pがカットされたことが入力されると、モーター駆動部24及び搬送モーター27を介して搬送部9を駆動するよう制御する。この際の搬送部9の駆動の詳細については後述する。
なお、本実施例の記録装置1は、PC29から被記録媒体Pをカッター30でカットしたことが入力されたことに伴って搬送部9を駆動する構成である。しかしながら、記録終了に伴いカッター30が被記録媒体Pを自動でカットし、カッター30が被記録媒体Pをカットしたことを制御部18が直接入力して、搬送部9を駆動する構成としてもよい。
なお、本実施例の記録装置1は、PC29から被記録媒体Pをカッター30でカットしたことが入力されたことに伴って搬送部9を駆動する構成である。しかしながら、記録終了に伴いカッター30が被記録媒体Pを自動でカットし、カッター30が被記録媒体Pをカットしたことを制御部18が直接入力して、搬送部9を駆動する構成としてもよい。
次に、本実施例の記録装置1における、搬送部9による被記録媒体Pの挟持位置、記録ヘッド12による記録領域、ヒーター32による加熱領域、センサー34による温度検出領域、カッター30によるカット位置の位置関係について説明する。
図3から図5は本実施例の記録装置1の要部を表す概略側面図であり、図6は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視図である。詳細には、図3及び図6は、カッター30で被記録媒体Pがカットされた直後の状態を表している。また、図4は、カッター30によりカットされた際に、カッター30よりも搬送方向Aにおける上流側に位置する被記録媒体Pの搬送方向Aの先端部P1が、戻し位置41に位置するように被記録媒体Pが搬送方向Aとは逆方向に搬送された状態を表している。そして、図5は、被記録媒体Pの先端部P1を含む部分がセンサー34の温度検出領域D1〜D2に至るように先端部P1が戻し位置41にあった状態から搬送された状態、即ち、記録開始位置に被記録媒体Pが搬送された状態を表している。
図3から図5は本実施例の記録装置1の要部を表す概略側面図であり、図6は本実施例の記録装置1の要部を表す概略斜視図である。詳細には、図3及び図6は、カッター30で被記録媒体Pがカットされた直後の状態を表している。また、図4は、カッター30によりカットされた際に、カッター30よりも搬送方向Aにおける上流側に位置する被記録媒体Pの搬送方向Aの先端部P1が、戻し位置41に位置するように被記録媒体Pが搬送方向Aとは逆方向に搬送された状態を表している。そして、図5は、被記録媒体Pの先端部P1を含む部分がセンサー34の温度検出領域D1〜D2に至るように先端部P1が戻し位置41にあった状態から搬送された状態、即ち、記録開始位置に被記録媒体Pが搬送された状態を表している。
図3から図5で表されるように、記録ヘッド12による記録領域E1〜E2は、搬送方向Aにおいて搬送部9の挟持位置42よりも下流側に位置している。
また、ヒーター32による加熱領域I1〜I2は、その大部分が、搬送方向Aにおいて搬送部9の挟持位置42よりも下流側に位置している。
また、センサー34による温度検出領域D1〜D2は、搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側であって、その大部分が、搬送方向Aにおけるヒーター32による加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipよりも上流側に位置している。
また、カッター30によるカット位置は、搬送方向Aにおいて加熱ピーク位置Ipよりも下流側に位置している。
また、ヒーター32による加熱領域I1〜I2は、その大部分が、搬送方向Aにおいて搬送部9の挟持位置42よりも下流側に位置している。
また、センサー34による温度検出領域D1〜D2は、搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側であって、その大部分が、搬送方向Aにおけるヒーター32による加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipよりも上流側に位置している。
また、カッター30によるカット位置は、搬送方向Aにおいて加熱ピーク位置Ipよりも下流側に位置している。
ここで、上記のように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを挟持して搬送方向A及び搬送方向Aと逆方向に搬送可能な搬送部9を備えている。また、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pに記録する記録ヘッド12を備えている。また、搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pを加熱するヒーター32を備えている。また、搬送方向Aにおけるヒーター32による加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipよりも下流側において、被記録媒体Pをカットするカッター30を備えている。
そして、PC29から被記録媒体Pをカッター30でカットしたことが入力されると、図4で表されるように、本実施例の制御部18は、先端部P1が搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側の戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送するよう搬送部9を制御する。
そして、PC29から被記録媒体Pをカッター30でカットしたことが入力されると、図4で表されるように、本実施例の制御部18は、先端部P1が搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側の戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送するよう搬送部9を制御する。
ここで、「搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側において、被記録媒体Pを加熱するヒーター32」とは、加熱領域I1〜I2のうちの加熱ピーク位置Ipが搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも下流側に在ればよいことを意味する。このため、本実施例のように、加熱領域I1〜I2のうちの一部が搬送方向Aにおける搬送部9の挟持位置42よりも上流側に在ってもよい。
上記のように、本実施例の制御部18は、先端部P1が戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを前記逆方向に搬送するよう搬送部9を制御する。戻し位置41は搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることを抑制している。したがって、被記録媒体Pがヒーター32によって過剰加熱されることを抑制している。
なお、「加熱ピーク位置Ip」とは、加熱領域I1〜I2のうちのヒーター32による加熱温度がピークとなる位置を意味する。
上記のように、本実施例の制御部18は、先端部P1が戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを前記逆方向に搬送するよう搬送部9を制御する。戻し位置41は搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側なので、前記逆方向に搬送された被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることを抑制している。したがって、被記録媒体Pがヒーター32によって過剰加熱されることを抑制している。
なお、「加熱ピーク位置Ip」とは、加熱領域I1〜I2のうちのヒーター32による加熱温度がピークとなる位置を意味する。
また、上記のように、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの温度を検出するセンサー34を備え、センサー34の温度検出領域D1〜D2は、加熱領域I1〜I2のうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側であって搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側の領域を含む。
そして、図5で表されるように、本実施例の制御部18は、PC29から記録データが入力されると、被記録媒体Pがセンサー34の温度検出領域D1〜D2に至るように被記録媒体Pを戻し位置41から搬送するよう搬送部9を制御する。
そして、図5で表されるように、本実施例の制御部18は、PC29から記録データが入力されると、被記録媒体Pがセンサー34の温度検出領域D1〜D2に至るように被記録媒体Pを戻し位置41から搬送するよう搬送部9を制御する。
本実施例の記録装置1はセンサー34を備えるので、センサー34で被記録媒体Pの温度管理をすることにより、被記録媒体Pがヒーター32によって過剰加熱されることを抑制できる。
また、本実施例の制御部18は、記録データが入力されると、被記録媒体Pを戻し位置41から温度検出領域D1〜D2に至るように搬送するよう搬送部9を制御する。こうして、記録データが入力される前に被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることにより過剰加熱されることを抑制している。
また、温度検出領域D1〜D2は、搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側であって搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側を含むので、記録ヘッド12による記録領域E1〜E2までの距離が短く構成されている。すなわち、戻し位置41から記録開始位置までの被記録媒体Pを搬送する距離を短く構成している。このため、温度検出領域D1〜D2で検出した際の温度と記録領域E1〜E2まで搬送された際の温度との差を小さくしている。
また、本実施例の制御部18は、記録データが入力されると、被記録媒体Pを戻し位置41から温度検出領域D1〜D2に至るように搬送するよう搬送部9を制御する。こうして、記録データが入力される前に被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることにより過剰加熱されることを抑制している。
また、温度検出領域D1〜D2は、搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側であって搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側を含むので、記録ヘッド12による記録領域E1〜E2までの距離が短く構成されている。すなわち、戻し位置41から記録開始位置までの被記録媒体Pを搬送する距離を短く構成している。このため、温度検出領域D1〜D2で検出した際の温度と記録領域E1〜E2まで搬送された際の温度との差を小さくしている。
また、本実施例の制御部18は、PC29から記録データが入力されると、加熱領域I1〜I2の加熱を開始するようヒーター32を制御する。
このため、記録データが入力される前に被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることにより過剰加熱されることを効果的に抑制している。
このため、記録データが入力される前に被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることにより過剰加熱されることを効果的に抑制している。
また、本実施例の制御部18は、温度検出領域D1〜D2の被記録媒体Pの温度が所定温度に達してから被記録媒体Pを記録ヘッド12による記録領域E1〜E2に搬送するよう搬送部9を制御し、記録領域E1〜E2に搬送された被記録媒体Pに対してPC29から入力された記録データに基づいて記録するよう記録ヘッド12を制御する。
このため、前記所定温度となり好ましい記録条件となった被記録媒体Pに対して記録することができる。このため、記録ヘッド12による記録によって形成される記録画像を高品質にしている。
このため、前記所定温度となり好ましい記録条件となった被記録媒体Pに対して記録することができる。このため、記録ヘッド12による記録によって形成される記録画像を高品質にしている。
また、本実施例の制御部18は、先端部P1が戻し位置41に位置する際において被記録媒体Pのうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側に位置する部分43の少なくとも一部に対して、記録しないよう制御することができる。
ここで、先端部P1が戻し位置41に位置する際において被記録媒体Pのうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側に位置する部分43は、加熱ピーク位置Ipからは外れているものの加熱領域I1〜I2に該当する場合がある。このため、先端部P1が戻し位置41に位置する際において部分43が過剰加熱されている虞がある。
一方、本実施例の制御部18は、部分43の少なくとも一部に対して記録しないよう制御することができる。すなわち、例え、先端部P1が戻し位置41に位置する際において部分43が過剰加熱されていても、部分43に記録することを抑制することができる。したがって、過剰加熱された部分43に記録することにより記録画像の品質が低下するということを抑制することができる。
ここで、先端部P1が戻し位置41に位置する際において被記録媒体Pのうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側に位置する部分43は、加熱ピーク位置Ipからは外れているものの加熱領域I1〜I2に該当する場合がある。このため、先端部P1が戻し位置41に位置する際において部分43が過剰加熱されている虞がある。
一方、本実施例の制御部18は、部分43の少なくとも一部に対して記録しないよう制御することができる。すなわち、例え、先端部P1が戻し位置41に位置する際において部分43が過剰加熱されていても、部分43に記録することを抑制することができる。したがって、過剰加熱された部分43に記録することにより記録画像の品質が低下するということを抑制することができる。
本実施例の記録装置1は、図3から図6で表されるように、プラテン3上の被記録媒体Pの方向Bの両端部分において被記録媒体Pを押さえることが可能な押さえ部材8を備えている。
また、プラテン3には方向Bに延びる溝36が構成されており、本実施例の押さえ部材8には規制部37及び39が構成されている。そして、プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部35と規制部37とが接触し、溝36と規制部39とが接触するように、プラテン3に対して押さえ部材8を載せることで、プラテン3に対して押さえ部材8をセットすることができる。このようにセットすることで、押さえ部材8は、プラテン3に対して、搬送方向Aと沿う方向に規制されつつ方向Bに移動可能になる。
また、キャリッジ11は方向Bに往復可能であるが、図6で表されるように、キャリッジ11に搭載されたセンサー10と対向するプラテン3上の位置には、センサー10が被記録媒体Pと区別可能なように設けられた被検出部38が構成されている。センサー10は、被記録媒体Pと被検出部38とを区別することにより被記録媒体Pの幅(方向Bの長さ)を検出可能である。
また、プラテン3には方向Bに延びる溝36が構成されており、本実施例の押さえ部材8には規制部37及び39が構成されている。そして、プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部35と規制部37とが接触し、溝36と規制部39とが接触するように、プラテン3に対して押さえ部材8を載せることで、プラテン3に対して押さえ部材8をセットすることができる。このようにセットすることで、押さえ部材8は、プラテン3に対して、搬送方向Aと沿う方向に規制されつつ方向Bに移動可能になる。
また、キャリッジ11は方向Bに往復可能であるが、図6で表されるように、キャリッジ11に搭載されたセンサー10と対向するプラテン3上の位置には、センサー10が被記録媒体Pと区別可能なように設けられた被検出部38が構成されている。センサー10は、被記録媒体Pと被検出部38とを区別することにより被記録媒体Pの幅(方向Bの長さ)を検出可能である。
上記のように、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド12による記録領域E1〜E2を含む範囲において被記録媒体Pを支持するプラテン3と、被記録媒体Pをプラテン3に向けて押さえる押さえ部材8と、を備えている。
そして、図4で表されるように、押さえ部材8は、戻し位置41の先端部P1を押さえることが可能に構成されている。
本実施例の記録装置1は、押さえ部材8を備えるため搬送精度が高い。
また、押さえ部材8は戻し位置41の先端部P1を押さえることが可能に構成されている。このため、押さえ部材8が戻し位置41の先端部P1を押さえていない状態から搬送方向Aに被記録媒体Pを搬送することにより被記録媒体Pが押さえ部材8に引っかかり搬送精度が低下するということを抑制している。
そして、図4で表されるように、押さえ部材8は、戻し位置41の先端部P1を押さえることが可能に構成されている。
本実施例の記録装置1は、押さえ部材8を備えるため搬送精度が高い。
また、押さえ部材8は戻し位置41の先端部P1を押さえることが可能に構成されている。このため、押さえ部材8が戻し位置41の先端部P1を押さえていない状態から搬送方向Aに被記録媒体Pを搬送することにより被記録媒体Pが押さえ部材8に引っかかり搬送精度が低下するということを抑制している。
[加熱部による過剰加熱抑制方法の実施例](図7)
次に、上記実施例の記録装置1を用いた加熱部による過剰加熱抑制方法の実施例について説明する。
図7は、本実施例の加熱部による過剰加熱抑制方法のフローチャートである。
次に、上記実施例の記録装置1を用いた加熱部による過剰加熱抑制方法の実施例について説明する。
図7は、本実施例の加熱部による過剰加熱抑制方法のフローチャートである。
PC29から記録データが入力されると、本実施例の加熱部による過剰加熱抑制方法が開始される。最初に、ステップS110で、記録データに基づいて記録を行う。ステップS110と、記録データに基づく記録が終了したかどうかを判断するステップS120と、を繰り返して記録データに基づく記録が終了することに伴い、ステップS130に進む。
ステップS130において、ユーザーは、カッター30を用いて手動で被記録媒体Pをカットし、PC29を用いて被記録媒体Pをカットしたことを入力する。なお、記録データに基づく記録が終了することに伴い自動で被記録媒体Pをカット可能な記録装置や、被記録媒体Pがカットされたことを自動で認識可能な記録装置を用いてもよい。そして、ステップS130の終了後、ステップS140に進む。
ステップS140では、先端部P1が、搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側の戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する。そして、ステップS140の終了に伴い、本実施例の加熱部による過剰加熱抑制方法を終了する。
本実施例の加熱部による過剰加熱抑制方法は、ステップS140において、先端部P1が戻し位置41に位置するように、被記録媒体Pを搬送方向Aとは逆方向に搬送する。戻し位置41は搬送方向Aにおける加熱ピーク位置Ipよりも上流側であって挟持位置42よりも下流側なので、搬送方向Aとは逆方向に搬送された被記録媒体Pが加熱ピーク位置Ipで加熱されることを抑制することができる。したがって、被記録媒体Pがヒーター32によって過剰加熱されることを抑制することができる。
搬送部9として、吸引ベルト、粘着ベルト及び静電吸着ベルト等のベルトに被記録媒体Pを支持させて被記録媒体Pを搬送するベルト方式や、ドラム(筒状体)に被記録媒体Pを巻きつけて搬送するドラム式のように、被記録媒体Pと接触して搬送する方式を採用してもよい。また、搬送部9として圧力気体を噴射して被記録媒体Pを浮上搬送する方式を採用してもよい。
このような、搬送部9として、被記録媒体Pを挟持して搬送する搬送部以外の搬送部を備える記録装置においても、被記録媒体Pが加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
このような、搬送部9として、被記録媒体Pを挟持して搬送する搬送部以外の搬送部を備える記録装置においても、被記録媒体Pが加熱部によって過剰加熱されることを抑制することができる。
1 記録装置、2 プラテン、3 プラテン、4 プラテン、5 駆動ローラー、
6 ヒーター(プレ加熱部)、7 従動ローラー、8 押さえ部材、9 搬送部、
10 センサー、11 キャリッジ、12 記録ヘッド(記録部)、
13 ヒーター駆動部、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの第2面、17 被記録媒体Pの第1面、18 制御部、
19 CPU、20 システムバス、21 ROM、22 RAM、
23 ヘッド駆動部、24 モーター駆動部、25 キャリッジモーター、
26 送出モーター、27 搬送モーター、28 巻取モーター、29 PC、
30 カッター(カット部)、31 入出力部、32 ヒーター(加熱部)、
33 ヒーター、34 センサー(温度検出部)、
35 プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部、36 溝、37 規制部、
38 被検出部、39 規制部、40 接触面、41 戻し位置、42 挟持位置、
43 先端部P1が戻し位置41に位置する際において被記録媒体Pのうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側に位置する部分、F インク吐出面、
P 被記録媒体
6 ヒーター(プレ加熱部)、7 従動ローラー、8 押さえ部材、9 搬送部、
10 センサー、11 キャリッジ、12 記録ヘッド(記録部)、
13 ヒーター駆動部、14 セット部、15 巻取部、
16 被記録媒体Pの第2面、17 被記録媒体Pの第1面、18 制御部、
19 CPU、20 システムバス、21 ROM、22 RAM、
23 ヘッド駆動部、24 モーター駆動部、25 キャリッジモーター、
26 送出モーター、27 搬送モーター、28 巻取モーター、29 PC、
30 カッター(カット部)、31 入出力部、32 ヒーター(加熱部)、
33 ヒーター、34 センサー(温度検出部)、
35 プラテン3の搬送方向Aにおける下流側端部、36 溝、37 規制部、
38 被検出部、39 規制部、40 接触面、41 戻し位置、42 挟持位置、
43 先端部P1が戻し位置41に位置する際において被記録媒体Pのうちの搬送方向Aにおける挟持位置42よりも下流側に位置する部分、F インク吐出面、
P 被記録媒体
Claims (11)
- 被記録媒体を挟持して搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、
前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、
前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、
前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、
前記カット部によりカットされた際に、前記カット部よりも前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記被記録媒体の温度を検出する温度検出部を備え、
前記温度検出部の温度検出領域は、前記加熱領域のうちの前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側であって前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側の領域を含み、
前記制御部は、記録データが入力されると、前記被記録媒体が前記温度検出部の温度検出領域に至るように前記被記録媒体を前記戻し位置から搬送するよう前記搬送部を制御することを特徴とする記録装置。 - 請求項1又は2に記載の記録装置において、
前記制御部は、記録データが入力されると、前記加熱領域の加熱を開始するよう前記加熱部を制御することを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、
前記制御部は、
前記温度検出領域の前記被記録媒体の温度が所定温度に達してから前記被記録媒体を前記記録部による記録領域に搬送するよう前記搬送部を制御し、
前記記録領域に搬送された前記被記録媒体に対して前記記録データに基づいて記録するよう前記記録部を制御することを特徴とする記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記記録部による記録領域を含む範囲において前記被記録媒体を支持する媒体支持部と、
前記被記録媒体を前記媒体支持部に向けて押さえる押さえ部材と、を備え、
前記押さえ部材は、前記戻し位置の前記先端部を押さえることが可能であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記制御部は、前記先端部が前記戻し位置に位置する際において前記被記録媒体のうちの前記搬送方向における前記挟持位置よりも下流側に位置する部分の少なくとも一部に対して、記録しないよう制御することを特徴とする記録装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも上流側において、前記被記録媒体をプレ加熱するプレ加熱部を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項7に記載の記録装置において、
前記プレ加熱部は、前記被記録媒体と接触して前記被記録媒体を加熱する構成であることを特徴とする記録装置。 - 請求項8に記載の記録装置において、
前記プレ加熱部は、前記被記録媒体と接触面で接触し、
前記接触面は、曲面であることを特徴とする記録装置。 - 被記録媒体を挟持して搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、
前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、
前記搬送方向における前記搬送部の挟持位置よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、
前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、を備える記録装置における加熱部による過剰加熱抑制方法であって、
前記カット部によりカットされた際に、前記カット部よりも前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記挟持位置よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送することを特徴とする加熱部による過剰加熱抑制方法。 - 被記録媒体を搬送方向及び前記搬送方向と逆方向に搬送可能な搬送部と、
前記搬送方向における前記搬送部よりも下流側において、前記被記録媒体に記録する記録部と、
前記搬送方向における前記搬送部よりも下流側において、前記被記録媒体を加熱する加熱部と、
前記搬送方向における前記加熱部による加熱領域のうちの加熱ピーク位置よりも下流側において、前記被記録媒体をカットするカット部と、
前記カット部によりカットされた際に、前記カット部よりも前記搬送方向における上流側に位置する前記被記録媒体の前記搬送方向の先端部が、前記搬送方向における前記加熱ピーク位置よりも上流側であって前記搬送部よりも下流側の戻し位置に位置するように、前記被記録媒体を前記逆方向に搬送するよう前記搬送部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014023082A Pending JP2015147392A (ja) | 2014-02-10 | 2014-02-10 | 記録装置及び加熱部による過剰加熱抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015147392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130880A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | ローランドディー.ジー.株式会社 | 印刷装置及び押さえ具 |
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2014
- 2014-02-10 JP JP2014023082A patent/JP2015147392A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018130880A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | ローランドディー.ジー.株式会社 | 印刷装置及び押さえ具 |
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