JP2015143053A - 動力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】初爆タイミングとモータから初爆キャンセルトルクが出力されるタイミングとの同期精度を向上させることができる動力制御システムを提供すること。
【解決手段】動力制御システム100は、HV−ECU10、EFI−ECU20、MG−ECU30を備えている。EFI−ECU20は、初爆が発生する初爆タイミングを、同期用信号の有効エッジを基準とした補正タイミングt1として算出し、補正タイミングをHV−ECU10に送信する。HV−ECU10は、受信した補正タイミングをMG−ECU30に送信する。MG−ECU30は、補正タイミングを受信すると、同期用信号の有効エッジを基準として補正タイミングになったことを確認し、この補正タイミングで初爆キャンセルトルクが発生されるように第1モータ71を駆動制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の駆動軸に動力を出力する動力制御システムに関する。
従来、動力制御システムの一例として、特許文献1及び特許文献2に記載された動力出力装置がある。特許文献1に記載の動力出力装置は、エンジンの初爆に伴うトルクショックを軽減するための補正トルクをモータにて出力するものである。また、特許文献2に記載の動力出力装置は、特許文献1における動力出力装置ではエンジンの初爆タイミングとモータから補正トルクが出力されるタイミングとの同期を取ることが難しいことから十分な効果が得られないことを課題としている。
特許文献2に記載の動力出力装置は、ハイブリッド自動車に搭載されている。動力出力装置は、エンジンと、第1モータと、第2モータと、ハイブリッド自動車全体をコントロールする総合制御手段としてのハイブリッド用電子制御ユニットと、エンジンを制御するエンジン用電子制御ユニットとを備えている。更に、ハイブリッド自動車には、第1モータ及び第2モータを駆動制御するモータ用電子制御ユニットが設けられている。なお、以下においては、ハイブリッド用電子制御ユニットをHV−ECU、エンジン用電子制御ユニットをEFI−ECU、モータ用電子制御ユニットをMG−ECUと称する。
HV−ECUは、第1モータのクランキングによりエンジンの回転数が燃焼開始回転数に達したときに、EFI−ECUへ燃焼開始指令を送信すると共に燃焼開始フラグに値1をセットする。この燃焼開始指令を受信したEFI−ECUは、その後初爆気筒の点火時期よりも所定クランク角だけ手前の初爆事前通知位置に達したときに初爆事前通知をHV−ECUへ送信する。この初爆事前通知を受信したHV−ECUは、初爆事前通知フラグに値1をセットする。そして、EFI−ECUは、初爆事前通知を送信してから所定クランク角だけ回転した時点で初爆気筒の混合気に点火する。一方、HV−ECUは、初爆事前通知を受信してから所定時間経過した時点でカウンタトルクを考慮したトルク指令をMG−ECUに送信すると共に振動抑制実行フラグに値1をセットする。
特許第3928595号公報 特許第4193839号公報
しかしながら、特許文献2の動力出力装置では、HV−ECUとEFI−ECUに加えて、第1モータ及び第2モータを駆動制御するMG−ECUとの同期が取れない可能性がある。このため、特許文献2の動力出力装置では、初爆タイミングとモータから補正トルクが出力されるタイミングとを同期させることができないことが起こりうる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、初爆タイミングとモータから初爆キャンセルトルクが出力されるタイミングとの同期精度を向上させることができる動力制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車両の駆動軸に動力を出力する動力制御システムであって、
駆動源として内燃機関と電動機とを備えたハイブリッド自動車に搭載され、ハイブリッド自動車の駆動軸に出力する動力を制御する動力制御システムであって、
少なくとも内燃機関の制御を行う第1制御部(10,20)と、
電動機の制御を行う第2制御部(30)と、
第1制御部は、
自身と第2制御部との同期を取るためのパルス信号である同期用信号が入力されるものであって、
内燃機関の気筒において初爆が発生する初爆タイミングを、同期用信号を基準とした補正タイミング(t1)として算出する算出手段(S33)と、
補正タイミングを第2制御部に送信する第1送信手段(S21)と、を備え、
第2制御部は、
同期用信号が入力されるものであって、
補正タイミングを受信すると、電動機に指令する出力トルクとして、初爆によるトルクを打ち消すための初爆キャンセルトルク(Tfire)を設定する設定手段(S42)と、
同期用信号を基準として補正タイミングになったことを確認し、補正タイミングで初爆キャンセルトルクが発生されるように電動機を駆動制御する駆動手段(S43)と、を備えることを特徴とする。
このように、動力制御システムは、第1制御部と第2制御部の両方に同期を取るための同期用信号が入力される。よって、第1制御部と第2制御部の夫々は、同期用信号を用いて同期を取ることが可能となる。
また、第1制御部は、初爆が発生する初爆タイミングを、同期用信号を基準とした補正タイミングとして算出して、その補正タイミングを電動機制御装置に送信する。
そして、第2制御部は、補正タイミングを受信すると、電動機に指令する出力トルクとして、初爆によるトルクを打ち消すための初爆キャンセルトルクを設定する。更に、第2制御部は、同期用信号を基準として補正タイミングになったことを確認したら、初爆キャンセルトルクが発生されるように電動機を駆動制御する。
このように、第2制御部は、同期用信号を基準として算出された補正タイミングを取得すると共に、自身に入力されている同期用信号を基準として補正タイミングになったことを確認する。よって、第2制御部は、初爆タイミングに合わせて、初爆キャンセルトルクを発生させやすくなる。
従って、動力制御システムは、初爆タイミングと電動機から初爆キャンセルトルクが発生されるタイミングとの同期精度を向上させることができる。これによって、動力制御システムは、確実に初爆トルクによるショックを防ぐことができる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における動力制御システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態における各ECUの概略構成を示すブロック図である。 実施形態における動力制御システムの処理動作を示すタイムチャートである。 実施形態におけるHV−ECUの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態におけるEFI−ECUの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態におけるMG−ECUの処理動作を示すフローチャートである。 実施形態におけるトルク指令、エンジン回転数、G2信号の関係を示すグラフである。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。まず、図1及び図2を用いつつ、動力制御システム100の構成に関して説明する。動力制御システム100は、走行用の駆動源としてエンジン(図示省略)と第1モータ71と第2モータ72とが設けられた周知のハイブリッド自動車に搭載されるものである。このハイブリッド自動車は、周知技術であるため詳しい説明を省略するが、エンジン、第1モータ71、第2モータ72などの駆動源に加えて、プラネタリギヤなどを備えて構成されている。本実施形態では、一例として、第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒を備えた4気筒型のエンジンを採用して説明する。また、本実施形態では、第1モータ71と第2モータ72の二つのモータを備えた構成を採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されない。つまり、本発明は、走行用の駆動源としてエンジンと一つのモータとを備えたハイブリッド自動車であれば適用することができる。
なお、プラネタリギヤは、エンジンの出力軸としてのクランクシャフトにダンパを介してピニオンギヤを回転させるキャリアが接続されている。また、第1モータ71は、プラネタリギヤのサンギヤに接続されている。また、第2モータ72は、プラネタリギヤのリングギヤに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸に減速ギヤを介して接続されている。なお、駆動軸としてのリングギヤ軸は、ギヤ機構とデファレンシャルギヤとを介して駆動輪が取り付けられた車軸に接続されている。このリングギヤ軸に出力された動力は、走行用の動力として用いられる。このプラネタリギヤは、周知技術であるためこれ以上の詳しい説明は省略する。なお、ハイブリッド自動車は、走行用の駆動源としてエンジンと一つのモータとを備えている場合、プラネタリギヤを備えていなくてもよい。
動力制御システム100は、図1に示すように、HV−ECU10、EFI−ECU20、MG−ECU30、信号線40、通信線50などを備えて構成されている。なお、ECUは、Electronic Control Unitの略称である。また、HV−ECU10、EFI−ECU20、MG−ECU30を特に区別しない場合は、これらを簡略化して各ECUと称することもある。また、信号線40は、じか線と言い換えることもできる。
HV−ECU10、EFI−ECU20、MG−ECU30の夫々は、信号線40を介して接続されている。また、HV−ECU10とEFI−ECU20、及びHV−ECU10とMG−ECU30は、通信線50を介して接続されている。この通信線50を介して行なわれる通信は、例えば、車載機器にも利用可能なネットワークの規格に準拠して行なわれる。この場合、各ECUに設けられた通信部15,25,35は、このネットワークの規格に準拠した通信機器である。なお、通信線50としては、例えばCANバスを採用することができる。CANは、Controller Area Networkの略称である。CANは登録商標である。
なお、HV−ECU10は、EFI−ECU20やMG−ECU30との間で、制御の指令など様々な信号をやり取りすることになる。よって、通信線50には、その様々な信号が流れることになる。これに対して、信号線40は、後ほど説明する同期用信号のみが流れるようにできる。つまり、信号線40は、EFI−ECU20からHV−ECU10やMG−ECU30に同期用信号を伝達するための専用線とすることができる。言い換えると、各ECUは、通信線50とは異なる信号線40によって接続されている。よって、HV−ECU10及びMG−ECU30は、通信線50における遅延などによる影響を受けることなく、EFI−ECU20から同期用信号を取得することができる。
HV−ECU10は、特許請求の範囲におけるハイブリッド制御装置に相当する。このHV−ECU10は、後ほど説明するEFI−ECU20やMG−ECU30における制御の指令を行うものであり、図2に示すように、処理部11、記憶部12、タイマ13、入出力部14、通信部15などを備えて構成されている。つまり、HV−ECU10は、EFI−ECU20及びMG−ECU30を制御する装置である。よって、HV−ECU10は、ハイブリッド自動車の走行制御を統括して行う制御装置と言う事ができる。例えば、HV−ECU10は、ハイブリッド自動車における全体のトルクバランスを統括して制御する。また、HV−ECU10は、後ほど説明する初爆キャンセルトルクTfireなどの算出を行う。また、HV−ECU10は、各モータ71,72のトルク、回転のバランスをとり、最適な配分で駆動させるための制御を行うことで、プラネタリギヤの破壊を防止することができる。なお、制御の指令は、制御信号と言い換えることもできる。
処理部11は、記憶部12に記憶されたプログラム、入出力部14や通信部15を介して取得した信号に基づいて演算処理を実行する。また、処理部11は、その演算結果を入出力部14や通信部15を介して出力する。また、処理部11は、タイマ13を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として経過時間を判定する。この同期用信号に関しては、後ほど説明する。また、有効エッジは、特許請求の範囲における基準エッジである。
また、入出力部14や通信部15を介して取得する信号は、例えば、アクセル開度Acc、車速V、エンジン回転数Ne、第1モータ71のモータ回転数Nm1、第2モータ72のモータ回転数Nm2、バッテリの入出力制限Win、Woutなどである。つまり、HV−ECU10は、これらの信号が入力されるように構成されている。更に、HV−ECU10は、後ほど説明するEFI−ECU20から信号線40を介して送信された、同期を取るための基準となる同期用信号が入力される。なお、HV−ECU10は、これらの信号の他にも、イグニッションスイッチからのイグニッション信号、シフトポジションセンサからのシフトポジション信号、ブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジション信号などが入力されてもよい。
また、HV−ECU10は、EFI−ECU20及びMG−ECU30と、通信線50を介して各種信号のやりとりを行なっている。つまり、HV−ECU10は、処理部11の演算結果として、各種信号をEFI−ECU20及びMG−ECU30に送信する。例えば、HV−ECU10は、燃料噴射制御を示す指令、点火制御開始を示す指令などをEFI−ECU20に送信する。
また、HV−ECU10は、第1モータ71のトルク指令Tm1、第2モータ72のトルク指令Tm2、第1モータ71の初爆キャンセルトルクTfire、補正タイミングt1などの信号をMG−ECU30に送信する。補正タイミングt1は、初爆キャンセルトルクTfireを発生させるタイミングである。初爆キャンセルトルクTfireは、エンジンの初爆に伴うトルクショックを軽減するために第1モータ71のトルクを補正する値である。言い換えると、初爆キャンセルトルクTfireは、図3に示すように、エンジンの初爆時に駆動軸としてのリングギヤ軸に作用するトルクを打ち消す方向にトルクが作用するようにするための補正値である。詳述すると、エンジンの初爆に伴うトルクショックを軽減する必要がある場合、補正トルクTαとして、初爆キャンセルトルクTfireが設定される。一方、エンジンの初爆に伴うトルクショックを軽減する必要がない場合、補正トルクTαとして、0が設定される。
また、HV−ECU10は、EFI−ECU20から通信線50を介して送信された補正タイミングt1を受信する。通信線50を介して送受信される信号は、データと称することもできる。なお、補正タイミングt1は、初爆が行なわれるタイミングを示すものである。このため、補正タイミングは、エンジンの初爆に伴うトルクショックを軽減するための初爆キャンセルトルクTfireを第1モータ71に出力させるタイミング、と言う事もできる。また、補正タイミングは、初爆トルク発生時間と称することもできる。
EFI−ECU20は、特許請求の範囲における第1制御部、内燃機関制御装置に相当する。このEFI−ECU20は、エンジン制御を行うものであり、図2に示すように、処理部21、記憶部22、タイマ23、入出力部24、通信部25などを備えて構成されている。処理部21は、記憶部22に記憶されたプログラム、入出力部24や通信部25を介して取得した信号に基づいて演算処理を実行する。また、処理部21は、その演算結果を入出力部24や通信部25を介して出力する。また、処理部21は、タイマ23を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として経過時間を判定する。
また、EFI−ECU20は、クランク角センサ61、カム角センサ62などが接続されている。クランク角センサ61は、クランクシャフトの回転位置を検出するものであり、クランク角に応じたクランク角信号を出力する。カム角センサ62は、燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するものであり、カムシャフトの回転位置に応じて、カムポジション信号を出力する。
処理部21は、入出力部24を介して、クランク角信号、カムポジション信号を取得する。つまり、EFI−ECU20は、これらの信号が入力されるように構成されている。処理部21は、取得したクランク角信号に基づいてエンジン回転数Neを算出したり、カムポジション信号などから気筒が上死点に達したことを表すTDC信号や360°CA毎に出力が反転するG2信号などを生成したりする。そして、処理部21は、エンジン制御を行う際には、このクランク角信号、TDC信号、G2信号などを用いる。なお、CAは、crank angleの略称である。また、TDCは、Top Dead Centerの略称である。
ところで、クランク角信号、TDC信号、G2信号の夫々は、エンジンの回転に伴って発生し、エンジンの制御に用いられるパルス信号である。よって、本発明は、クランク角信号、TDC信号、G2信号のいずれかを同期用信号として採用する。
一例として、図3に、同期用信号としてのG2信号の波形を示している。図3に示すように、G2信号は、クランク角1回転、つまり、720°CA毎にエッジが発生する。この720°CA毎にエッジは、下矢印で示したダウンエッジである。また、このG2信号は、図7に示すように、エンジンが第1モータ71によって始動されて回転することに伴って発生するパルス信号である。なお、図7においては、G2信号を同期用信号と記載している。また、本実施形態で採用する同期用信号は、エンジンの制御に用いられ、エンジンのサイクルにおける工程に同期して基準エッジが発生する信号、と言い換えることができる。なお、1サイクルは、図3に示すように、吸入工程、圧縮工程、膨張工程、排気工程からなる。よって、1サイクルにおける工程は、これらの工程である。
このように、エンジンの制御に用いられるパルス信号を同期用信号として採用することで、エンジンの動作に対応して初爆キャンセルトルクを発生させることができるので好ましい。しかしながら、同期用信号としては、これに限定されない。
EFI−ECU20は、この同期用信号を、信号線40を介して、HV−ECU10及びMG−ECU30に送信する。つまり、EFI−ECU20は、通信線50ではなく、信号線40を介してHV−ECU10及びMG−ECU30に同期用信号を送信する。従って、各ECUは、同期用信号が入力されることになる。言い換えると、各ECUは、同期用信号として、同じパルス信号が入力される。動力制御システム100は、この同期用信号を用いて、各ECUで同期を取るものである。言い換えると、動力制御システム100は、この同期用信号を用いて、同期補正を行うものである。
なお、EFI−ECU20は、クランク角信号やカムポジション信号の他にも、エンジンの状態を検出する種々のセンサからの信号が入力されてもよい。この信号は、例えば、水温センサからの冷却水温信号、スロットルバルブポジションセンサからのスロットルポジション信号、エアフローメータからのエアフローメータ信号、吸気温センサからの吸気温信号などをあげることができる。
上述のように、EFI−ECU20は、HV−ECU10と、通信線50を介して各種信号のやりとりを行なっている。これによって、EFI−ECU20は、HV−ECU10から送信された燃料噴射制御を示す指令、点火制御開始を示す指令などを受信する。また、EFI−ECU20は、処理部21の演算結果として、補正タイミングt1などの信号をHV−ECU10に送信する。
MG−ECU30は、特許請求の範囲における第2制御部に相当する。このMG−ECU30は、第1モータ71及び第2モータ72の駆動制御を行うものであり、図2に示すように、処理部31、記憶部32、タイマ33、入出力部34、通信部35などを備えて構成されている。また、MG−ECU30は、第1モータ71、第2モータ72などが接続されている。
第1モータ71及び第2モータ72は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、図示を省略するインバータを介してバッテリと電力のやりとりを行なう。なお、エンジンを始動させる際には、第1モータ71が用いられる。
処理部31は、記憶部32に記憶されたプログラム、入出力部34や通信部35を介して取得した信号に基づいて演算処理を実行する。また、処理部31は、その演算結果を入出力部34や通信部35を介して出力する。また、処理部31は、タイマ33を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として経過時間を判定する。
処理部31は、入出力部34や通信部35を介して、第1モータ71及び第2モータ72を駆動制御するために必要な信号が入力される。この信号は、例えば、第1モータ71及び第2モータ72の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからの信号、電流センサにより検出される第1モータ71及び第2モータ72に印加される相電流などをあげることができる。また、処理部31は、インバータへのスイッチング制御信号を出力する。
上述のように、MG−ECU30は、HV−ECU10と、通信線50を介して各種信号のやりとりを行なっている。これによって、MG−ECU30は、HV−ECU10から送信されたトルク指令Tm1、トルク指令Tm2、初爆キャンセルトルクTfire、補正タイミングt1などを受信する。また、HV−ECU10は、EFI−ECU20から信号線40を介して送信された同期用信号が入力される。
このような動力制御システム100は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸に出力されるように、エンジンと第1モータ71と第2モータ72を制御する。
また、動力制御システム100は、HV−ECU10,EFI−ECU20,MG−ECU30の全てに同期用信号が入力される。よって、HV−ECU10,EFI−ECU20,MG−ECU30の夫々は、同期用信号を用いて同期を取ることが可能となる。
ここで、図3〜図7を用いつつ、動力制御システム100の処理動作に関して説明する。まず、HV−ECU10の処理動作に関して説明する。図4に示すフローチャートは、エンジンを始動する際のHV−ECU10の処理動作である。よって、HV−ECU10は、エンジンを始動させる際には、図4に示すフローチャートの処理を所定時間毎に実行する。HV−ECU10は、このフローチャートで、始動時におけるMG−ECU30へのトルク指令などを行う。よって、このフローチャートは、始動時駆動制御ルーチンと言う事もできる。
ステップS10〜S16は、周知技術であり、例えば、特許文献2における図3のステップS100〜S160を参照されたい。なお、ステップS10では、補正タイミングt1、処理部11がアクセル開度Acc、車速V、エンジン回転数Ne、モータ回転数Nm1,Nm2、入出力制限Win,Woutなどを取得する。また、S12〜S16では、処理部11が各種設定、計算、及び判定を実行する。
そして、処理部11は、ステップS16において、Ne≧Nstartでないと判定した場合はステップS20へ進み、Ne≧Nstartであると判定した場合はステップS17へ進む。
ステップS20では、補正トルクTαをリセットする。このとき、処理部11は、Tα=0として、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS17では、EFI−ECU20に対して、燃料噴射制御、点火制御開始を通知する。このとき、処理部11は、通信部15を介して、燃料噴射制御を示す指令及び点火制御開始を示す指令をEFI−ECU20に送信する。
ステップS18では、補正タイミングt1がリセット値であるか否かを判定する。後ほど説明するが、この補正タイミングt1は、EFI−ECU20によって設定及び送信がなされるものである。よって、処理部11は、EFI−ECU20から送信された信号に基づいて、EFI−ECU20によって補正タイミングt1がリセットされているか、それとも補正タイミングt1がセットされているかを判定する。そして、処理部11は、補正タイミングt1がリセット値であると判定した場合はステップS20へ進み、補正タイミングt1がリセット値でないと判定した場合はステップS19へ進む。
ステップS19では、補正トルクTαの設定を行う。このとき、処理部11は、補正トルクTαとして初爆キャンセルトルクTfireを設定し、Tα=Tfireとする。
ステップS21では、MG−ECU30へトルク指令Tm1及びTm2、初爆キャンセルトルクTfire、補正タイミングt1を送信する。このステップS21は、特許請求の範囲における第1送信手段に相当する。このとき、処理部11は、通信部15を介して、トルク指令Tm1及びTm2、初爆キャンセルトルクTfire、補正タイミングt1をMG−ECU30へ送信する。上述のように、補正タイミングt1は、EFI−ECU20からHV−ECU10へ送信されたものである。よって、HV−ECU10は、EFI−ECU20から受信した補正タイミングt1をMG−ECU30へ送信することになる。このように、HV−ECU10は、EFI−ECU20から補正タイミングt1が通知されたら、この補正タイミングt1と共に、初爆キャンセルトルクTfireをMG−ECU30に通知する。つまり、HV−ECU10は、ゲートウェイとしても機能する、と言う事ができる。
ステップS22では、完爆から所定時間経過したか否かを判定する。このとき、処理部11は、タイマ13を用いて、完爆から所定時間経過したか否かを判定する。そして、処理部11は、所定時間が経過したと判定した場合は図4に示すフローチャートの処理を終了し、所定時間が経過していないと判定した場合はステップS10へ戻る。
次に、EFI−ECU20の処理動作に関して説明する。図5に示すフローチャートは、EFI−ECU20による補正タイミングt1の算出処理を示している。EFI−ECU20は、所定時間毎に、図5に示すフローチャートの処理を実行する。なお、補正タイミングt1は、初爆タイミングに相当する。よって、このフローチャートは、初爆制御ルーチンと称することでもできる。
ステップS30では、HV−ECU10から燃料噴射制御を示す指令、及び点火制御開始を示す指令を受信したか否かを判定する。つまり、処理部21は、ステップS17において、HV−ECU10が送信した燃料噴射制御を示す指令、及び点火制御開始を示す指令を受信したか否かを判定する。そして、処理部21は、受信したと判定した場合はステップS31へ進み、受信していないと判定した場合はステップS35へ進む。
ステップS35では、補正タイミングt1をリセットする。処理部21は、燃料噴射制御を示す指令、及び点火制御開始を示す指令を受信していないので、燃料噴射及び点火を行う必要がないとみなす。よって、処理部21は、補正タイミングt1をリセットする。つまり、HV−ECU10が燃料噴射制御を示す指令などを送信していない場合、第1モータ71は、初爆キャンセルトルクTfireを出力する必要がない。よって、処理部21は、初爆のタイミングを通知する必要がないとみなして、補正タイミングt1をリセットする。
ステップS31では、初爆の気筒決定か否かを判定する。また、ステップS32では、初爆気筒の燃料噴射時期及び点火時期を設定する。初爆気筒の決定方法、ステップS31の判定、及びステップS32の処理は、周知技術であり、特許文献2における図9のステップS510を参照されたい。なお、初爆気筒の決定、ステップS31の判定、及びステップS32の処理は、処理部21が実行する。また、本実施形態では、図3に示すように、初爆気筒として第3気筒を採用している。
ステップS33では、補正タイミングt1を算出する。このステップS33は、特許請求の範囲におけるハイブリッド算出手段に相当する。処理部21は、初爆気筒のエンジン回転数Neから補正タイミングt1を算出する。つまり、処理部21は、噴射を開始した気筒番号からエンジンの初爆タイミングが分かる。よって、処理部21は、エンジンの初爆タイミングを補正タイミングt1として設定する、言う事ができる。更に、処理部21は、初爆タイミングを同期用信号の有効エッジからの時間(例えば図3の補正タイミングt1)として設定する。よって、補正タイミングt1は、各ECUの全てに入力される同期用信号の有効エッジを基準とした時間である。また、後ほど説明するが、補正タイミングt1は、MG−ECU30において、初爆キャンセルトルクTfireを出力する際のタイミングとして使われる。なお、有効エッジとしては、例えば、図3の下矢印で示すダウンエッジを採用することができる。
なお、このフローチャートが実行されるタイミングでは、エンジンの回転数は上昇中になる。そこで、処理部21は、補正タイミングt1を算出する際には、エンジンの回転数が上昇中であることを考慮した値を設定すると好ましい。つまり、処理部21は、内燃機関の回転数に応じて、補正タイミングt1を算出すると好ましい。これによって、動力制御システム100は、初爆タイミングと、MG−ECU30が初爆キャンセルトルクを発生させるタイミングとを一致させやすくなる。よって、動力制御システム100は、初爆トルクによるショックをより一層確実に抑制することができる。
ステップS34では、補正タイミングt1を送信する。このステップS34は、特許請求の範囲における内燃機関送信手段に相当する。処理部21は、通信部25及び通信線50を介して、補正タイミングt1をHV−ECU10に送信する。これによって、EFI−ECU20は、HV−ECU10に対して、初爆が発生するタイミングを知らせることができる。つまり、EFI−ECU20は、補正タイミングt1後に初爆が発生することをHV−ECU10に知らせる。
ところで、EFI−ECU20は、補正タイミングt1を、通信線50を介してHV−ECU10に送信する。そして、HV−ECU10は、受信した補正タイミングt1を、通信線50を介してMG−ECU30に送信する。このため、通信線50で衝突が発生した場合など、MG−ECU30は、初爆が発生する前に、補正タイミングt1を受信できないことも考えられる。上述のように、通信線50として、CANバスを採用することもありうる。つまり、通信線50における通信として、CAN通信を採用することもありうる。CAN通信は、衝突検出型通信の為、通信遅れにはばらつきがあり、更に、データ衝突等により通信時間にずれが発生する。
しかしながら、図3に示すように、ポート噴射の場合、燃料噴射は、排気工程終盤で行なわれる。また、エンジンの初爆は、600rpmから1000rpm程度で実施される。例えば、エンジン回転数Neが1000rpmの場合、排気工程の終了から初爆まで60ms程度の時間がある。よって、通信線50で信号の衝突等が発生しても、EFI−ECU20は、十分に間に合うタイミングで、HV−ECU10に補正タイミングt1を通知できると共に、HV−ECU10を介してHV−ECUへ補正タイミングt1を通知できる。
言い換えると、動力制御システム100は、初爆が終わった後に、MG−ECU30が補正タイミングt1を受信することを防止できる。
次に、MG−ECU30の処理動作に関して説明する。図6に示すフローチャートは、MG−ECU30による初爆キャンセルトルクTfireの実行処理を示している。MG−ECU30は、所定時間毎に、図6に示すフローチャートの処理を実行する。MG−ECU30は、このフローチャートにおいて、初爆キャンセルトルクTfireを発生させるなどの処理を実行する。よって、このフローチャートは、モータトルク初爆補正ルーチンと称することでもできる。なお、MG−ECU30は、HV−ECU10がステップS21にて送信した信号を受信するものである。
ステップS40では、補正トルクTα≠0であるか否かを判定する。処理部31は、HV−ECU10から送信された補正トルクTαが0であるか初爆キャンセルトルクTfireであるかを判定する。言い換えると、処理部31は、HV−ECU10によって、補正トルクTαとして0が設定されたか、初爆キャンセルトルクTfireが設定されたかを判定する。そして、処理部31は、補正トルクTαが0であると判定した場合はステップS44へ進み、初爆キャンセルトルクTfireであると判定した場合はステップS41へ進む。
ステップS41では、モータトルク補正実行フラグF2≠0であるか否かを判定する。このフラグF2は、エンジンの初爆トルクの形状に合わせて初爆キャンセルトルクTfireをかけるために一定時間実行できるようするためのフラグである。処理部31は、フラグF2=0であると判定した場合はステップS45へ進み、フラグF2≠0であると判定した場合はステップS42へ進む。
ステップS42では、モータ出力トルクの設定を行う。このステップS42は、特許請求の範囲における設定手段に相当する。処理部31は、トルク指令Tm1−補正トルクTαを、第1モータ71に対するモータ出力トルクとして設定する。このとき、補正トルクTαは、初爆キャンセルトルクTfireが設定されている。よって、処理部31は、第1モータ71に対するモータ出力トルクとして、トルク指令Tm1−初爆キャンセルトルクTfireを設定することになる。なお、トルク指令Tm1及び補正トルクTαは、共にHV−ECU10から送信された信号である。
このように、処理部31は、フラグF2に1がセットされている場合、第1モータ71から初爆キャンセルトルクTfireが出力されるように、第1モータ71に対するモータ出力トルクとして設定する。また、処理部31は、補正トルクTα=0ではなく、フラグF1=0ではなく、且つ、経過時間≧補正タイミングt1の場合にフラグF2として1をセットする。これによって、処理部31は、後ほど説明するステップS43において、初爆トルクの形状に合わせて、第1モータ71から初爆キャンセルトルクTfireを出力させることができる。
例えば、処理部31は、図6のフローチャートにおけるスタートからエンドまでの一周期を超えて初爆トルクが継続した場合は、初爆トルクの継続時間に応じて、第1モータ71から初爆キャンセルトルクTfireを継続的に出力させる。言い換えると、処理部31は、実際の初爆トルクの変動に合わせた形で初爆キャンセルトルクTfireを反映させる。フラグF2は、この反映させている間に、補正タイミングt1の更新を防止するためのフラグ、と言う事もできる。つまり、処理部31は、図6のフローチャートにおけるスタートからエンドまでの一周期の間だけ、第1モータ71から初爆キャンセルトルクTfireが出力されるように第1モータ71を駆動制御するのではない。なお、処理部31は、初爆トルクの継続が終了した場合、フラグF2として0をセットする、すなわち、フラグF2をクリアする。しかしながら、本発明は、これに限定されない。本発明は、フラグF2を用いない場合であっても目的を達成することができる。
なお、処理部31は、ステップS42において、初爆トルクの形状に応じて、なまし処理又はレート処理を行って、第1モータ71を駆動制御してもよい。つまり、処理部31は、後ほど説明するステップS43で、初爆トルクの形状に応じて初爆キャンセルトルクTfireに対してなまし処理又はレート処理が反映された微調整トルクが発生されるように第1モータ71を駆動制御してもよい。この場合、HV−ECU10は、MG−ECU30に対して、大まかなトルク指令Tm1及び初爆キャンセルトルクTfireを送信する。そして、処理部31は、初爆トルクの大きさに応じて、なまし処理又はレート処理によって初爆キャンセルトルクTfireを微調整して、その微調整した微調整トルクを第1モータ71に出力させる。
これによって、動力制御システム100は、初爆トルクの形状に合った初爆キャンセルトルクを発生させることが可能となる。なお、初爆トルクの形状とは、図3に示すように、初爆トルクをタイムチャートにした場合の形状である。つまり、初爆トルクの形状は、初爆トルクの大きさの時間的な変化、と言い換えることができる。よって、動力制御システム100は、なまし処理やレート処理を行なうことで、初爆トルクの大きさの時間的な変化と、初爆キャンセルトルクTfireの大きさの時間的な変化とを一致若しくは近づけることができる、と言い換えることができる。また、動力制御システム100は、初爆キャンセルトルクTfireの大きさを、初爆トルクの大きさの反対方向の大きさに一致若しくは近づけることができる、と言い換えることができる。
ステップS43では、モータ制御を実行する。このステップS43は、特許請求の範囲における駆動手段に相当する。処理部31は、HV−ECU10から送信されたトルク指令Tm1、補正タイミングt1などの信号を用いて第1モータ71を駆動制御する。詳述すると、処理部31は、ステップS42を経てモータ制御を行う場合、補正タイミングt1において、トルク指令Tm1−初爆キャンセルトルクTfireに応じたトルクが出力されるように、第1モータ71を駆動制御する。このとき、処理部31は、タイマ33を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として経過時間を計測することで、補正タイミングt1に達したか否かを確認する。そして、処理部31は、補正タイミングt1に達したと判定すると、トルク指令Tm1−初爆キャンセルトルクTfireに応じたトルクが出力されるように、第1モータ71を駆動制御する。
上述のように、補正タイミングt1は、各ECUの全てに入力される同期用信号の有効エッジを基準とした時間である。そして、処理部31は、同期用信号の有効エッジを基準として経過時間を計測することで、補正タイミングt1に達したか否かを確認する。つまり、MG−ECU30は、同期用信号の有効エッジを基準として算出された補正タイミングt1を取得すると共に、自身に入力されている同期用信号の有効エッジを基準として補正タイミングt1になったことを確認する。よって、MG−ECU30は、初爆タイミングに合わせて、初爆キャンセルトルクを発生させやすくなる。つまり、MG−ECU30は、図3に示すように、初爆のタイミングに合致したタイミングで、この初爆に伴うトルクショックを軽減するための初爆キャンセルトルクTfireを第1モータ71に出力させることができる。
従って、動力制御システム100は、初爆タイミングと第1モータ71から初爆キャンセルトルクが発生されるタイミングとの同期精度を向上させることができる。これによって、動力制御システム100は、確実に初爆トルクによるショックを防ぐことができる。
また、動力制御システム100は、第2モータ72ではなく、エンジンを始動させる第1モータ71にて初爆キャンセルトルクTfireを出力させる。これによって、動力制御システム100は、第2モータ72にて初爆キャンセルトルクTfireを出力させるよりも、電気を無駄に消費することを抑制できる。従って、動力制御システム100は、初爆に伴うトルクショックを軽減しつつ、自身が搭載されているハイブリッド自動車における燃費低下を抑制できる。
なお、処理部31は、後ほど説明するステップS50を経てモータ制御を行う場合、トルク指令Tm1に応じたトルクが出力されるように、第1モータ71を駆動制御することになる。
ステップS44では、フラグF2、及びモータトルク補正準備フラグF1をリセットする。フラグF1は、同期用信号の有効エッジの周回ずれを考慮したフラグである。言い換えると、フラグF1は、例えば、図3の第2気筒や第4気筒などのように、吸入工程と膨張工程の間にエッジがある場合に備えて用意したフラグである。フラグF1を用いることによって、初爆タイミングは、処理部31がタイマ33を用いて計測している有効エッジからの経過時間が、補正タイミングt1より小さくなるタイミングを経過してから、補正タイミングt1より大きい値になった時となる。
ステップS45では、フラグF1≠0であるか否かを判定する。処理部31は、フラグF1=0であると判定した場合はステップS48へ進み、フラグF1≠0であると判定した場合はステップS46へ進む。
ステップS46では、同期用信号の有効エッジからの経過時間≧補正タイミングt1であるか否かを判定する。このとき、処理部31は、タイマ33を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として計測した経過時間に基づいて、経過時間≧補正タイミングt1でないと判定した場合はステップS50へ進む。また、処理部31は、経過時間≧補正タイミングt1であると判定した場合はステップS47へ進む。
ステップS47では、フラグF2の設定を行う。このとき、処理部31は、フラグF2=1とする。このように、フラグF2は、同期用信号の有効エッジからの経過時間が補正タイミングt1以上になると1がセットされる。
ステップS48では、同期用信号の有効エッジからの経過時間<補正タイミングt1であるか否かを判定する。このとき、処理部31は、タイマ33を用いて、同期用信号の有効エッジを基準として計測した経過時間に基づいて、経過時間<補正タイミングt1でないと判定した場合はステップS50へ進む。また、処理部31は、経過時間<補正タイミングt1であると判定した場合はステップS49へ進む。
ステップS49では、フラグF1の設定を行う。このとき、処理部31は、フラグF1=1とする。このように、フラグF1は、同期用信号の有効エッジからの経過時間が補正タイミングt1よりも小さい場合に1がセットされる。つまり、処理部31は、ステップS48で経過時間<補正タイミングt1であると判定した場合は、ステップS49でフラグF1に1をセットしてステップS50へ進む。これに対して、処理部31は、ステップS48で経過時間<補正タイミングt1でないと判定した場合はフラグF1に1をセットすることなくステップS50へ進む。
例えば、図3の例において、初爆気筒として第3気筒が設定された場合、各ECUは、吸入工程と次の膨張工程との間に有効エッジが入力されない。このため、処理部31は、経過時間が補正タイミングt1より小さくなるタイミングを経過してから、補正タイミングt1より大きい値になった時に、初爆キャンセルトルクTfireを第1モータ71に出力させることができる。なお、ここでの吸入工程と次の膨張工程との間とは、第3気筒における吸入工程と次の膨張工程との間である。
これに対して、図3の例において、初爆気筒として第2気筒や第4気筒が設定された場合、各ECUは、吸入工程と次の膨張工程との間に有効エッジが入力されることになる。
この場合、初爆タイミングと初爆キャンセルトルクTfireとがずれることが考えられる。しかしながら、動力制御システム100は、フラグF1を用いることで、初爆気筒における吸入工程と次の膨張工程との間に有効エッジが入力される場合であっても、初爆タイミングと初爆キャンセルトルクの発生タイミングとの同期精度を向上させることができる。なお、ここでの吸入工程と次の膨張工程との間とは、第2気筒における吸入工程と次の膨張工程との間、又は第4気筒における吸入工程と次の膨張工程との間である。
ステップS50では、モータ出力トルクの設定を行う。処理部31は、トルク指令Tm1を、第1モータ71に対するモータ出力トルクとして設定する。このとき、補正トルクTαは、0が設定されている。よって、処理部31は、第1モータ71に対するモータ出力トルクとして、トルク指令Tm1を設定することになる。
なお、各ECUは、エンジンの停止時からの有効エッジの入力回数をカウントするものであってもよい(カウント手段)。言い換えると、各ECUは、初爆開始回転より前のタイミングからの有効エッジの入力回数をカウントするものであってもよい。例えば、HV−ECU10は、入出力部14に入力された同期用信号のダウンエッジをカウントするカウンタを備えておくことで、有効エッジの入力回数をカウントすることができる。そして、カウンタは、カウント結果である入力回数を処理部11に通知する。なお、EFI−ECU20及びMG−ECU30に関しても同様である。
この場合、EFI−ECU20は、ステップS34において、補正タイミングt1に加えて、自身でカウントした入力回数をHV−ECU10に送信する。また、HV−ECU10は、ステップS21において、補正タイミングt1などに加えて、自身でカウントした入力回数をMG−ECU30に送信する。
また、MG−ECU30は、自身でカウントした入力回数がHV−ECU10から送信された入力回数と一致するか否かを判定する(判定手段)。そして、MG−ECU30は、入力回数が一致すると判定した場合に、同期用信号を基準として補正タイミングになったことを確認し、補正タイミングt1でキャンセルトルクTfireが発生されるように第1モータ71を駆動制御する。これによって、MG−ECU30は、補正タイミングt1に達したか否かを確認する際の基準とする有効エッジと、補正タイミングt1を設定する際の基準となった有効エッジとにずれが生じているか否かを確認できる。つまり、このとき、処理部31は、自身でカウントした入力回数と、HV−ECU10から受信した入力回数とを比較することで、ずれが生じているか否かを確認できる。
つまり、EFI−ECU20は、例えば入力回数n+補正タイミングt1(ms)のタイミングで初爆があることを、通信線50を介してHV−ECU10に知らせる。この知らせを受けたHV−ECU10は、入力回数n+補正タイミングt1(ms)のタイミングでトルク補正を行なうように、通信線50を介してMG−ECU30に指令する。そして、この指令を受けたMG−ECU30は、入力回数n+補正タイミングt1(ms)のタイミングで、トルク指令Tm1−初爆キャンセルトルクTfireに応じたトルクが出力されるように、第1モータ71を駆動制御する。これによって、第1モータ71は、入力回数n+補正タイミングt1(ms)のタイミングで、トルク指令Tm1−初爆キャンセルトルクTfireに応じたトルクを出力する。
EFI−ECU20やHV−ECU10は、例えば、初爆開始回転数が高い場合、通信線50の通信周期が遅い場合、及び各ECUの処理周期が遅い場合など、720°CA以内に、MG−ECU30に対して補正タイミングt1を通知できない可能性がある。しかしながら、動力制御システム100は、エンジンの停止時からの有効エッジの入力回数を用いることで、EFI−ECU20とMG−ECU30で720°CA以上タイミングがずれても、初爆タイミングで初爆キャンセルトルクTfireを発生させられる。これによって、動力制御システム100は、時間が不足するような場合であっても、初爆タイミングと第1モータ71から初爆キャンセルトルクが発生されるタイミングとの同期精度を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、一例として、HV−ECU10、EFI−ECU20、MG−ECU30を備えた動力制御システム100を採用した。つまり、本実施形態では、特許請求の範囲における第1制御部としてHV−ECU10とEFI−ECU20を採用し、第2制御部としてMG−ECU30を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明は、HV−ECU10が含まれず、EFI−ECU20とMG−ECU30とが設けられていてもよい。つまり、本発明は、特許請求の範囲における第1制御部としてEFI−ECU20を採用し、第2制御部としてMG−ECU30を採用し、且つ第1制御部としてHV−ECU10を採用しなくてもよい。この場合、EFI−ECU20は、補正トルクTαの設定、MG−ECU30への補正タイミングt1及び補正トルクTαの送信などを行なうことになる。つまり、この場合、EFI−ECU20は、直接、MG−ECUに補正タイミングt1などを送信する。また、初爆キャンセルトルクTfireは、EFI−ECU20又はMG−ECU30のどちらかが算出してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(変形例1)
ここで、変形例1の動力制御システム100に関して説明する。なお、変形例1の動力制御システム100は、上述の実施形態の動力制御システム100と同じ構成を有しているため、便宜上各構成要素に対して同じ符号を用いる。
EFI−ECU20は、補正タイミングとして、同期用信号における基準エッジからのクランク角を算出する(算出手段)。そして、EFI−ECU20は、補正タイミングとして、このクランク角を送信する。
一方、MG−ECU30は、同期用信号における基準エッジを基準としてクランク角の検出を行う(駆動手段)。また、MG−ECU30は、自身で検出したクランク角の検出結果と、EFI−ECU20で算出されたクランク角とを比較する。そして、MG−ECU30は、自身で検出したクランク角と、EFI−ECU20で算出されたクランク角とに基づいて、補正タイミングになったことを確認する(駆動手段)。詳述すると、MG−ECU30は、EFI−ECU20で算出されたクランク角≦自身で検出したクランク角になると、補正タイミングになったと判断する(駆動手段)。
このように、EFI−ECU20とMG−ECU30は、共に有効エッジを基準としてクランク角を検出している。つまり、EFI−ECU20とMG−ECU30は、同じ基準点を用いてクランク角を検出している。そして、MG−ECU30は、このクランク角に基づいて、補正タイミングになったか否かを確認している。従って、変形例1の動力制御システム100であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例2)
ここで、変形例2の動力制御システム100に関して説明する。なお、変形例2の動力制御システム100は、上述の実施形態の動力制御システム100と同じ構成を有しているため、便宜上各構成要素に対して同じ符号を用いる。
EFI−ECU20は、補正タイミングとして、エンジンにおける複数の気筒のうち、燃料噴射を開始する開始気筒を算出する(算出手段)。なお、EFI−ECU20は、エンジンにおける複数の気筒のうち、燃料噴射を開始する気筒を設定する、と言い換えることもできる。そして、EFI−ECU20は、補正タイミングとして、開始気筒の気筒番号を送信する。
一方、MG−ECU30は、同期用信号における有効エッジを基準として、EFI−ECU20で算出された開始気筒における吸入工程の後に最初に実行される膨張工程を確認する(駆動手段)。そして、MG−ECU30は、開始気筒が吸入工程の後に最初に実行される膨張工程になった場合、補正タイミングになったと判断する(駆動手段)。
上述のように、トルクショックは、燃料噴射した吸入工程の次に膨張工程で発生する。また、MG−ECU30は、エンジンの回転に伴って発生する同期用信号を取得している。よって、MG−ECU30は、補正タイミングとして、開始気筒を知ることで、トルクショックが発生するタイミング、つまり、初爆キャンセルトルクTfireを出力するタイミングを把握することができる。従って、変形例2の動力制御システム100であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
10 HV−ECU、11 処理部、12 記憶部、13 タイマ、14 入出力部、15 通信部、20 EFI−ECU、21 処理部、22 記憶部、23 タイマ、24 入出力部、25 通信部、30 MG−ECU、31 処理部、32 記憶部、33 タイマ、34 入出力部、35 通信部、40 信号線、50 通信線、61 クランク角センサ、62 カム角センサ、71 第1モータ、72 第2モータ、100 動力制御システム

Claims (6)

  1. 駆動源として内燃機関と電動機とを備えたハイブリッド自動車に搭載され、前記ハイブリッド自動車の駆動軸に出力する動力を制御する動力制御システムであって、
    少なくとも前記内燃機関の制御を行う第1制御部(10,20)と、
    前記電動機の制御を行う第2制御部(30)と、
    前記第1制御部は、
    自身と前記第2制御部との同期を取るためのパルス信号である同期用信号が入力されるものであって、
    前記内燃機関の気筒において初爆が発生する初爆タイミングを、前記同期用信号を基準とした補正タイミング(t1)として算出する算出手段(S33)と、
    前記補正タイミングを前記第2制御部に送信する第1送信手段(S21)と、を備え、
    前記第2制御部は、
    前記同期用信号が入力されるものであって、
    前記補正タイミングを受信すると、前記電動機に指令する出力トルクとして、前記初爆によるトルクを打ち消すための初爆キャンセルトルク(Tfire)を設定する設定手段(S42)と、
    前記同期用信号を基準として前記補正タイミングになったことを確認し、前記補正タイミングで前記初爆キャンセルトルクが発生されるように前記電動機を駆動制御する駆動手段(S43)と、を備えることを特徴とする動力制御システム。
  2. 前記第1制御部は、
    前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置(20)と、
    前記内燃機関制御装置及び前記第2制御部と通信可能に構成され、前記内燃機関制御装置に前記内燃機関の燃料噴射制御及び点火制御開始を示す制御信号を送信すると共に、前記第2制御部に前記電動機のトルク指令を示す制御信号を送信するハイブリッド制御装置(10)と、を含み、
    前記内燃機関制御装置は、
    前記算出手段と、前記算出手段にて算出された前記補正タイミングを前記ハイブリッド制御装置に対して送信する内燃機関送信手段(S34)と、を備え、
    前記算出手段は、前記燃料噴射制御及び前記点火制御開始を示す制御信号を受信すると前記補正タイミングを算出し、
    前記ハイブリッド制御装置は、
    前記同期用信号が入力されるものであって、前記第1送信手段を備え、
    前記第1送信手段は、前記内燃機関送信手段から送信された前記補正タイミングを前記第2制御部に対して送信することを特徴とする請求項1に記載の動力制御システム。
  3. 前記同期用信号は、前記内燃機関の回転に伴って発生し、前記内燃機関の制御に用いられる信号であることを特徴とする請求項2に記載の動力制御システム。
  4. 前記算出手段は、前記内燃機関の回転数に応じて、前記補正タイミングを算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の動力制御システム。
  5. 前記ハイブリッド制御装置、前記内燃機関制御装置、前記第2制御部の夫々は、前記内燃機関の停止時からの前記同期用信号における基準エッジの入力回数をカウントするカウント手段を備え、
    前記内燃機関送信手段は、前記補正タイミングに加えて、前記内燃機関制御装置における前記カウント手段でカウントした前記入力回数を前記ハイブリッド制御装置に送信し、
    前記第1送信手段は、前記補正タイミングに加えて、前記内燃機関送信手段から送信された前記入力回数を前記第2制御部に送信し、
    前記第2制御部は、
    自身における前記カウント手段でカウントした前記入力回数が前記第1送信手段から送信された前記入力回数と一致するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記駆動手段は、前記判定手段にて一致すると判定された場合に、前記同期用信号を基準として前記補正タイミングになったことを確認し、前記補正タイミングで前記キャンセルトルクが発生されるように前記電動機を駆動制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の動力制御システム。
  6. 前記駆動手段は、前記初爆キャンセルトルクが発生されるように前記電動機を駆動制御する際に、前記初爆によるトルクの形状に応じて、なまし処理又はレート処理を行い、前記初爆キャンセルトルクに対して前記なまし処理又は前記レート処理が反映された微調整トルクが発生されるように前記電動機を駆動制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の動力制御システム。
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