JP2015139303A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のスイッチング素子を並列接続したインバータ回路において、並列に接続されたスイッチング素子は切り替えるが、電流検出抵抗は切り替えないため、数Aの小電流から数百Aの大電流まで精度良く電流検出するのが困難である。【解決手段】上アームのスイッチング素子Qeと下アームのスイッチング素子Qsを一対としたスイッチング素子群101、102を複数並列接続し、下アームのスイッチング素子にそれぞれ電流検出抵抗103、104が直列接続された駆動回路10と、駆動回路のスイッチング素子を制御する駆動制御手段20を備え、駆動制御手段は、検出電流に応じて並列接続されたスイッチング素子群を切り替えることで、小電流時は1つの電流検出抵抗103で検出して電流検出精度を上げ、大電流時は複数の電流検出抵抗103、104に分流してスイッチング素子1個当たりの電流容量や発熱を抑える。【選択図】図1

Description

この発明は直流電力を交流電力に変換して回転電機へ駆動電力を供給するインバータ装置に関するもので、特に回転電機に流れる電流に応じてスイッチング素子に接続された電流検出抵抗を切り替えるようにしたインバータ装置に関するものである。
従来、回転電機の駆動装置としては、インバータ回路が用いられ、電力の大きい装置の場合にはインバータ回路のスイッチング素子の電流容量や発熱を補うため、複数のスイッチング素子を上アーム及び下アームに並列に接続し、並列接続されたスイッチング素子を個々に制御する構成が知られている。
例えば特許文献1では、回転電機の駆動回路として、複数のスイッチング素子を並列接続したスイッチング素子群をそれぞれ有する上アームと下アームとを直列接続したアーム回路を複数並列接続したブリッジ回路で構成し、並列に接続されたスイッチング素子を回転電機に流れる電流がゼロになったときに選択的に交互に切り替えて制御し、大電流時は大容量用のスイッチング素子のみで駆動している。
また、例えば特許文献2では、特許文献1と同様に回転電機の駆動回路は、並列接続した複数のスイッチング素子を1組としてブリッジ回路に構成し、並列に接続されたスイッチング素子を貫通電流が流れるタイミングをずらして個々に制御して駆動している。
特開2008−160952号公報 特開2000−50422号公報
しかし、上記特許文献1では、並列に接続されたスイッチング素子は切り替えるが、電流検出抵抗は切り替えないため、数A程度の小電流から数百Aの大電流まで精度良く電流検出するのが困難であり、また、どちらか一方のスイッチング素子に切り替えて制御するため大電流時は大容量のスイッチング素子が必要となる。
上記特許文献2では、貫通電流が流れるわずかなタイミングを個々にずらして制御しているが、スイッチング素子を切り替えて制御はしていないため、小電流時に精度良く電流検出するのが困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、回転電機に流れる電流に応じてスイッチング素子に接続された電流検出抵抗を切り替えることで、小電流時は電流検出精度を上げ、大電流時はスイッチング素子1個当たりの電流容量や発熱を抑えることができるインバータ装置を提供することを目的とするものである。
この発明に係るインバータ装置は、上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を一対としたスイッチング素子群を複数並列接続したアーム回路を複数有し、下アームのスイッチング素子にそれぞれ電流検出抵抗が直列接続された駆動回路と、駆動回路のスイッチング素子をオンオフ制御する駆動制御手段を備え、駆動制御手段は、並列接続されたスイッチング素子群の一方をオン制御している時に、オンしている下アームのス
イッチング素子に直列接続された電流検出抵抗に流れる電流が所定の閾値以上になると、並列接続されたスイッチング素子群の他方もオン制御するための切替信号を出力するようにしたものである。
この発明によれば、下アームのスイッチング素子にそれぞれ直列に電流検出抵抗を接続し、検出電流に応じて個々にスイッチング素子を切り替えることで、小電流時は1つの電流検出抵抗により検出電圧を大きくして電流検出精度を上げることが可能となり、大電流時は複数の電流検出抵抗に分流させることで電流検出抵抗及びスイッチング素子1個当たりの電流容量や発熱を抑えることができる。
この発明の実施の形態に係るインバータ装置の概略構成図である。 この発明の実施の形態に係るインバータ装置の制御処理を示すフローチャート図である。 この発明の実施の形態に係るインバータ装置のタイミングチャート図である。
以下、この発明の実施の形態のインバータ装置を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態によるインバータ装置の概略構成図であり、好ましい形態例の1つを示す。
図1に基づいて、この発明のインバータ装置に電流検出抵抗の切り替え回路が適用された概略構成について説明をする。
図1において、インバータ装置1と、車両制御装置のアクチュエータとしてインバータ装置1により駆動される回転電機2と、インバータ装置1に電力供給を行うバッテリ3から主に構成される。
回転電機2は、交流モータで、軸受けで支持されたシャフトに接続された回転体を駆動し、発電機や過給機のインペラや車輪を回転する。バッテリ3は、鉛蓄電池やリチウムイオン電池を利用し、インバータ装置1に電力供給を行う。
インバータ装置1は、回転電機2の駆動回路10と、この駆動回路10にPWM(Pulse Width Modulation)信号などの駆動制御信号を供給する駆動制御手段としての駆動制御回路20で構成される。
駆動回路10は、上アームのスイッチング素子Qeとそれに直列接続された下アームのスイッチング素子Qsを一対としたスイッチング素子群(第1のスイッチング素子群A)101と、このスイッチング素子群101に並列接続されたスイッチング素子群(第2のスイッチング素子群B)102を備えている。このようにスイッチング素子群を並列接続する理由は、回転電機2に流れる電流が大きく、一対のスイッチング素子群では電流容量が不足するような場合に、2対のスイッチング素子群に分流してスイッチング素子群の電流容量オーバを防止するためである。
図1では並列接続として2対のスイッチング素子群を示しているが、3個のスイッチング素子群を並列接続してもよく、要は少なくとも2対以上のスイッチング素子群が並列接続しておればよい。
これら並列接続された複数のスイッチング素子群101、102は回転電機2の相数に応じた数だけ設けられる。図においては、3相の回転電機2のため、並列接続されたスイッチング素子群101、102は、U相、V相、W相に対応して3個設けられており、ここではそれぞれをアーム回路と称する。
U相に接続されたアーム回路は、スイッチング素子群101uと、このスイッチング素子群101uに並列接続されたスイッチング素子群102uで構成され、V相に接続されたアーム回路は、スイッチング素子群101vと、このスイッチング素子群101vに並列接続されたスイッチング素子群102vで構成され、W相に接続されたアーム回路は、スイッチング素子群101wと、このスイッチング素子群101wに並列接続されたスイッチング素子群102wで構成されている(総称する場合は添字u、v、wを省略する)。
各アーム回路の下アームのそれぞれのスイッチング素子Qsには、回転電機2に流れる駆動電流(下アームのスイッチング素子Qsに流れる駆動電流)を検出するための電流検出抵抗103、104が直列接続されている。
第1のスイッチング素子群101uの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗103uが直列接続され、第1のスイッチング素子群101vの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗103vが直列接続され、第1のスイッチング素子群101wの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗103wが直列接続されている。
同様に、第2のスイッチング素子群102uの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗104uが直列接続され、第2のスイッチング素子群102vの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗104vが直列接続され、第2のスイッチング素子群102wの下アームのスイッチング素子Qsには電流検出抵抗104wが直列接続されている。
各スイッチング素子群101、102の上アームのスイッチング素子Qeはバッテリ3の正極に接続され、各スイッチング素子群101、102の下アームのスイッチング素子Qsは電流検出抵抗103、104を介してバッテリ3の負極(接地電位)に接続される。
各スイッチング素子群101、102の上アームのスイッチング素子Qeと下アームのスイッチング素子Qsの接続点は回転電機2の各相の巻線に接続される。
駆動制御回路20は、回転電機2を駆動制御するPWM信号を出力すると共に、回転電機2の駆動電流が所定の閾値以上になった時に切替信号を生成する演算処理部201と、駆動回路10のスイッチング素子Qe、Qsを個々にオンオフ制御可能なゲートドライバ202u、202v、202wと、回転電機2に流れる駆動電流を読み込み、演算処理部201に出力する電流検出部203u、203v、203wで構成される。
演算処理部201は、回転電機2を制御するPWM信号をゲートドライバ202u、202v、202wに出力すると共に、電流検出抵抗103、104に流れる電流に応じた電圧を検出する電流検出部203u、203v、203wから得られた検出電圧を実効値に演算または最大値を検出し、予め設定された切替閾値と比較して、検出電圧が切替閾値以上であれば切替信号を出力する。なお、切替閾値は、電流検出抵抗103u、103v、103wの電流容量以下に設定される。
ゲートドライバ202u、202v、202wは、演算処理部201からの切替信号がオフの場合、第2のスイッチング素子群102u、102v、102wのスイッチング素子Qe、Qsをオフし、もう一方の第1のスイッチング素子群101u、101v、101wのスイッチング素子Qe、Qsは制御許可(オン)に設定し、PWM信号に基づいて制御する。
一方、切替信号がオンの場合、第1及び第2の両方のスイッチング素子群101u、101v、101w、102u、102v、102wのスイッチング素子Qe、Qsを制御許可(オン)に設定し、PWM信号に基づいて同時に制御する。
上記のように、第1及び第2の両方のスイッチング素子群101、102を同時に制御することで、回転電機2の駆動電流を電流検出抵抗103u、103v、103wと、電流検出抵抗104u、104v、104wに分流させ、電流検出抵抗103、104及びスイッチング素子Qe、Qsの1個当たりの電流容量や発熱を抑えることができる。
電流検出部203u、203v、203wは、電流検出抵抗103u、103v、103wと、電流検出抵抗104u、104v、104wの両端電圧を読み込み、各読み込んだ電圧を設定されたゲイン値だけ増幅、または各両端電圧を加算後に設定されたゲイン値だけ増幅して演算処理部201へ検出電流に応じた電圧信号を出力する。
上記構成において、第1のスイッチング素子群101u、101v、101wと、第2のスイッチング素子群102u、102v、102wのスイッチング素子は、上アームのスイッチング素子Qeと下アームのスイッチング素子Qsを一対としたNチャネルMOSFETやIGBTであり、ゲートドライバ202u、202v、202wからのPWM信号に応じてオンオフ制御され、回転電機2の巻線に電力を供給することで回転体を駆動する。
ここで、回転電機2に流れる駆動電流が所定電流より小さい場合には、演算処理部201からの切替信号がオフのため、第1のスイッチング素子群101u、101v、101wが制御許可(オン)され、第2のスイッチング素子群102u、102v、102wはオフされる。一方、回転電機2に流れる駆動電流が所定電流より大きい場合には、演算処理部201からの切替信号がオンとなり、第1のスイッチング素子群101u、101v、101wと第2のスイッチング素子群102u、102v、102wの両方が制御許可(オン)される。
このとき、電流検出抵抗103u、103v、103wと、電流検出抵抗104u、104v、104wは、同じ抵抗値であれば、切替信号がオフの場合、回転電機の駆動電流の検出を1個の電流検出抵抗103で検出するため、電流検出精度が2倍に向上する。また、切替信号がオンの場合、並列接続のスイッチング素子群101、102および電流検出抵抗103、104の電流容量や発熱を同じにすることができる。
また、一方の電流検出抵抗103u、103v、103wの抵抗値を、他方の電流検出抵抗104u、104v、104wの抵抗値より大きくすることで、それに応じて電流検出精度を向上させることができ、スイッチング素子群A101u、101v、101wの電流容量を小さくすることができる。
図2は、この発明の実施形態に係るインバータ装置において、電流検出抵抗の切替信号の制御処理を示すフローチャートであり、同図に基づいて具体的な制御を説明する。
まず、ステップS201では、回転電機を駆動開始する状態から始まる。
次のステップS202では、演算処理部201より電流検出抵抗103、104の切替信号をオフに設定する。
次のステップS203では、切替信号がオフのためゲートドライバ202u、202v、202wより第1のスイッチング素子群(A)101u、101v、101wは制御許可(オン)に設定され、演算処理部201から入力されるPWM信号に応じて回転電機2の巻線に電力を供給する。一方、第2のスイッチング素子群(B)102u、102v、102wはオフに設定される。
次のステップS204では、回転電機2の駆動停止要求の有無を確認し、停止要求有りの場合(Yes)、ステップS209に進み、回転電機2を駆動停止する。停止要求無しの場合(No)、次のステップS205に進む。
次のステップS205では、演算処理部201において、回転電機2の駆動により下アームのスイッチング素子Qsに流れる駆動電流を電流検出抵抗103で検出して電流検出部203により演算した検出電圧と、予め設定された切替閾値を比較し、駆動電流に応じた検出電圧が切替閾値以上の場合(Yes)、ステップS206へ進む。一方、駆動電流に応じた検出電圧が切替閾値より小さい場合(No)、検出電流が小さいと判断し、ステップS202へ戻り、第2のスイッチング素子群(B)102u、102v、102wのオフを維持する。
次のステップS206では、駆動電流に応じた検出電圧が大きいため演算処理部201より電流検出抵抗103、104の切替信号をオンに設定する。
次のステップS207では、ゲートドライバ202u、202v、202wより第1のスイッチング素子群(A)101u、101v、101wは制御許可(オン)を維持し、第2のスイッチング素子群(B)102u、102v、102wは制御許可(オン)に設定され、双方のスイッチング素子群101u、101v、101w、102u、102v、102wがPWM信号に応じて回転電機2の巻線に電力を供給する。
次のステップS208では、回転電機2の駆動停止要求の有無を確認し、停止要求有りの場合(Yes)、次のステップS209に進み、回転電機2を駆動停止する。停止要求無しの場合(No)、ステップS205に戻り、駆動電流に応じた検出電圧と切替閾値を比較する。
次のステップS209では、回転電機2の駆動を停止し、フローチャートを終了する。
図3は、この発明の実施形態に係るインバータ装置の切替信号のタイミングチャート図であり、同図に基づいて電流検出抵抗103、104が同じ値の場合の具体的な切替の動作を説明する。
演算処理部201より出力される、図3(a)に示すPWM信号に基づき、ゲートドライバ202はスイッチング素子Qe、Qsをオンオフ制御し、図3(b)に示すような駆動電流波形を生成して回転電機2を駆動する。
演算処理部201より出力される切替信号が、図3(f)に示すようにオフの場合、第1のスイッチング素子群(A)101u、101v、101wは制御許可(オン)、第2のスイッチング素子群(B)102u、102v、102wはオフのため、第1のスイッチング素子群101u、101v、101w側のみに電流が流れ、電流検出抵抗(A)103u、103v、103wの両端には図3(c)に示すようなaVの電圧が発生する。一方、電流検出抵抗(B)104u、104v、104wの両端には図3(d)に示すような0Vの電圧が発生する。
電流検出部203u、203v、203wは、電流検出抵抗(A)103u、103v、103wの両端電圧aVと電流検出抵抗(B)104u、104v、104wの両端電圧0Vを加算後、設定されたゲイン値だけ増幅し、図3(e)に示すように駆動電流に応じた検出電圧は(a×ゲイン)Vを出力する。
回転電機2の駆動電流が徐々に大きくなり、時刻t1において、仮に2倍の駆動電流が流れて1周期分における駆動電流に応じた検出電圧が図3(e)に示すように(2×a×ゲイン)Vとなると、演算処理部201は検出電圧が切替閾値以上と判定し、時刻t2において、切替信号をオフからオンに切り替える。これにより、第2のスイッチング素子群102u、102v、102wも制御許可(オン)となることで、駆動電流が電流検出抵抗103u、103v、103wと電流検出抵抗104u、104v、104wに分流し、各電流検出抵抗103、104の両端には図3(c)(d)に示すようにaVの電圧が発生する。
電流検出部203u、203v、203wは、電流検出抵抗103u、103v、103wの両端電圧aVと電流検出抵抗104u、104v、104wの両端電圧aVを加算後に設定されたゲイン値だけ増幅し、図3(e)に示すように検出電圧は(2×a×ゲイン)Vの電圧を出力する。
電流検出抵抗103u、103v、103wと電流検出抵抗104u、104v、104wの抵抗値が同じであれば、切り替え前後でも検出電流に応じた検出電圧の値は変わらないため、演算処理部201で切り替え前後の検出電圧が同じとなるように換算する処理は不要となる。
なお、上記説明では電流検出部203において、電流検出抵抗103u、103v、103wと電流検出抵抗104u、104v、104wの両端電圧を加算後に増幅しているが、個々に増幅した検出電圧を出力し、演算処理部201で加算しても良い。
以上、この発明の実施の形態によると、下アームのスイッチング素子Qsにそれぞれ直列に電流検出抵抗103、104を接続し、検出電流に応じて個々にスイッチング素子群101、102を切り替えることで、小電流時は1つの電流検出抵抗103により検出電圧を大きくして電流検出精度を上げることが可能となり、大電流時は複数の電流検出抵抗103、104に分流させることで電流検出抵抗及びスイッチング素子1個当たりの電流容量や発熱を抑えることができる。
なお、上記実施形態においては、2つのスイッチング素子群を並列に設けたが、3つ以上のスイッチング素子を並列接続して、それらを順次切替信号により制御許可することで、並列接続数に応じて電流検出精度を向上させることができ、各スイッチング素子群の電流容量を小さくすることができる。
なおこの発明は、上記の実施の形態のみに限られるものではなく、この発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1:インバータ装置、 2:回転電機、 3:バッテリ、
10:駆動回路、 20:駆動制御回路(駆動制御手段)、
101u、101v、114w:スイッチング素子群A、
102u、102v、102w:スイッチング素子群B、
103u、103v、103w:電流検出抵抗A、
104u、104v、104w:電流検出抵抗B
201:演算処理部、 202u、202v、202w:ゲートドライバ、
203u、203v、203w:電流検出部。
この発明に係るインバータ装置は、上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を一対としたスイッチング素子群を複数並列接続したアーム回路を回転電機の各相毎に有し、下アームのスイッチング素子にそれぞれ電流検出抵抗が直列接続された駆動回路と、駆動回路のスイッチング素子をオンオフ制御する駆動制御手段を備え、駆動制御手段は、電流検出抵抗に流れる電流に応じた電圧を検出する電流検出部と、電流検出部で検出した電圧が所定の閾値以上になると切替信号を生成する演算処理部と、スイッチング素子を個々にオンオフ制御可能なゲートドライバを有し、並列接続されたスイッチング素子群の一方をオン制御している時に、オンしている下アームのスイッチング素子に直列接続された電流検出抵抗に流れる電流に応じた電圧が所定の閾値以上になると、演算処理部は切替信号を出力して、並列接続されたスイッチング素子群の他方もオン制御するようにしたものである。

Claims (8)

  1. 上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を一対としたスイッチング素子群を複数並列接続したアーム回路を複数有し、前記下アームのスイッチング素子にそれぞれ電流検出抵抗が直列接続された駆動回路と、前記駆動回路のスイッチング素子をオンオフ制御する駆動制御手段を備え、前記駆動制御手段は、並列接続された前記スイッチング素子群の一方をオン制御している時に、オンしている下アームのスイッチング素子に直列接続された前記電流検出抵抗に流れる電流が所定の閾値以上になると、並列接続された前記スイッチング素子群の他方もオン制御するための切替信号を出力することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記駆動制御手段は、前記電流検出抵抗に流れる電流に応じた電圧を検出する電流検出部と、前記電流検出部で検出した電圧が所定の値以上になると前記切替信号を生成する演算処理部と、前記スイッチング素子を個々にオンオフ制御可能なゲートドライバを備えたことを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記駆動制御手段は、前記切替信号がオフの場合、少なくとも1対のスイッチング素子群はオフ、他の一対のスイッチング素子群は制御許可に設定し、前記切替信号がオンの場合、少なくとも2対以上のスイッチング素子群を同時に制御許可するゲートドライバを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインバータ装置。
  4. 前記駆動制御手段は、各電流検出抵抗の両端電圧を読み込み、各読み込み電圧を増幅または加算後に増幅して検出電流に応じた電圧を出力する電流検出部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記電流検出抵抗に流れる電流に応じた検出電圧と、予め設定された所定の切替閾値を比較し、前記検出電圧が前記切替閾値以上であれば前記切替信号を出力する演算処理部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  6. 前記電流検出抵抗は、同じ抵抗値にして、直列に接続されるスイッチング素子群の電流容量も同じとすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  7. 前記電流検出抵抗は、一方のスイッチング素子群に接続される方の抵抗値を他方よりも大きくし、大きい抵抗値の電流検出抵抗に直列に接続されるスイッチング素子群の方の電流容量を小さくすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  8. 前記所定の閾値は、制御許可されるスイッチング素子に直列に接続される電流検出抵抗の電流容量以下であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のインバータ装置。
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WO2017187532A1 (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 三菱電機株式会社 電動機駆動装置および空気調和機

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