JP2015136879A - 偽造防止印刷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、透過光下で画像を完全に視認不可能とし、かつ、極めて容易に製造できる偽造防止印刷物を提供する。【解決手段】本発明は、光透過性を有する有色の基材の少なくとも一部に、色材と浸透成分とを含んだ有色浸透インキで形成された、基材と同じ色相、かつ、基材の色彩より明度の低い色彩を有する第一の印刷領域を少なくとも備えた印刷模様を有し、第一の印刷領域は、色材と浸透成分とを含んだ有色浸透インキで形成されて成り、反射光下で第一の印刷領域は、基材との明度の差により色彩が異なって区分けして視認され、透過光下では、第一の印刷領域と基材が等色となり、区分けして前記第一の印刷領域が視認不可能となることを特徴とする偽造防止印刷物である。【選択図】 図1

Description

本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、反射光下で視認されていた画像が透過光下で消失する偽造防止印刷物に関わるものである。
近年のスキャナ、プリンター、カラーコピー機等のデジタル機器の進展により、貴重印刷物の精巧な複製物を容易に作製することが可能となっている。そのため、前述したような複製や偽造を防止するため、プリンターやコピー機では再現不可能な様々な偽造防止技術が必要とされている。
この偽造防止技術の一つとして、用紙の薄厚や繊維の粗密によって模様を形成して透過光下で視認させる、いわゆる透かし技術が存在する。この透かし技術は、一定量以上の光さえ存在すれば、あらゆる環境下で真偽判別が可能な技術であり、また、知名度も抜群に高いことから、古くから存在する古典的な技術であるにも関わらず、今なお世界中の銀行券で用いられている。
透かし技術は、用紙の製造段階で形成する必要があることから、用紙メーカでなければ製造不可能であり、加えて用紙メーカが製造した場合でも製造コストが高くなるという問題があることから、これを擬似的に再現する方法として、印刷工程で特殊な浸透型インキを用いて、この透かしに相当する透過画像を印刷で形成する偽造防止技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、浸透型インキを用いて透過光下で透かしのような透過画像を認証する透かし印刷を用いた偽造防止技術に関しては、浸透型インキ自体が多くのメーカから市販されており、一般人であっても容易に入手可能であることから、偽造者にとっても作製が容易であるという問題があった。
このような問題を解決するために、本出願人は、既に、浸透型インキに色材を混合した有色浸透インキと、この有色浸透インキと対を成す反射インキをペアインキとして、特殊で複雑な網点構成によって画像を形成する印刷物であって、反射光下で観察できる画像と透過光下で観察できる画像とが全く相関のない異なる画像であることを特徴とする透過潜像印刷物をすでに出願している(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−228900号公報 特開2012−223905号公報
特許文献2に記載の技術は、浸透成分を有する浸透型インキに色材を加えた有色浸透インキを用い、可視光下でも視認できる濃度を有した画像を発明の一構成要素として用いる技術である。この技術において、有色浸透インキで形成した画像は、透過光下で色彩が淡く変化する効果を発揮する。しかしながら、特許文献2の技術に用いられた有色浸透インキで形成した画像は、色彩が淡く変化するものの、画像そのものが完全に消失する効果を得るまでには至っていない。
画像が見える、あるいは見えないという有無の状態は言語化が容易であって、かつ万人が容易に判断できるが、画像の色彩がどの程度淡い、濃いという濃淡の度合い(明度の高低)は適切に言語化することが難しい。濃淡を反射濃度や明度等の絶対量で示すには専用の測定器が必要である。このため、特許文献2の技術においては、有色浸透インキで形成した画像の透過光下での濃淡の変化自体を真偽判別の基準とはせず、有色浸透インキと等色の通常の着色インキと組み合わせてペアインキとし、ペアインキ間の透過光下での濃淡差を相対化する方法により潜像画像を出現させ、潜像画像が出現するか否かを真偽判別の基準としている。以上のように、特許文献2の技術は、透過光下で潜像画像を可視化する優れた技術ではあるが、そのために有色浸透インキ以外にもう一つのインキを必要とし、かつ、複雑な網点構成と高度な刷り合わせが必要であるという問題があった。
また、特許文献2の技術において有色浸透インキを用いて形成する画像は、有意情報を表した情報部と、その背景を取り囲んだ背景部を必要とする。これは、従来型の有色浸透インキを用いて情報部のみの画像を形成したのでは、透過光下においても情報部の有意情報が視認されてしまうため、情報部を取り囲む背景部を設けて画像全体の階調を制限することによって、画像中の情報部を透過光下で消失させる効果を得ているためである(ただし、従来技術においては画像中の情報部が背景部と同化することで消失するのであって、画像自体が消失する効果が生じるわけではない)。以上のように有意情報を表す情報部と、情報部を取り囲む背景部を設けることで透過光下での画像の中の有意情報の消失効果を高めているものの、反射光下では、背景部の存在が情報部のコントラストを低下させ、視認性が低くなるという問題があった。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、有色浸透インキを用いて形成する画像であって、従来の有色浸透インキを用いて形成する画像のように透過光下で画像の明度が高く変化するだけでなく、画像が基材の色彩と完全に等色となって消失する効果を実現した第一の印刷領域を備えた偽造防止印刷物であって、反射光下での画像の視認性も高いことを特徴とする、真偽判別効果に優れた第一の印刷領域を備えた偽造防止印刷物に関わる。
本発明は、光透過性を有する有色の基材の少なくとも一部に、色材と浸透成分とを含んだ有色浸透インキで形成された、基材と同じ色相、かつ、基材の色彩よりも明度の低い色彩を有する第一の印刷領域を少なくとも備えた印刷模様を有し、第一の印刷領域は、反射光下において、基材との明度の差により色彩が異なって区分けして視認され、透過光下において、基材と等色に視認されて区分けできないことを特徴とする偽造防止印刷物である。
本発明は、印刷模様は、第一の印刷領域に隣接及び/又は近接して配置した、浸透成分を含まないインキで形成した第一の印刷領域と等色の第二の印刷領域を有し、第一の印刷領域は、反射光下において、第二の印刷領域と等色に視認され、透過光下において、基材と等色に視認されて区分けできず、第二の印刷領域のみ、基材と透過光量の差により区分けして視認されることを特徴とする偽造防止印刷物である。
本発明は、第一の印刷領域の明度L*が、60以上95以下であることを特徴とする偽造防止印刷物である。
本発明は、基材が白色の場合に、第一の印刷領域が無彩色であることを特徴とする偽造防止印刷物である。
本発明の偽造防止印刷物における第一の印刷領域は、透かした場合に画像が完全に消失する。「画像が有る(消失していない)」「画像が無い(消失している)」という「有無」の判定は、濃淡のような「量」の判定とは異なり、万人が測定器を必要とすることなく判定できる基準であり、説明も容易である。そのため、単純にインキ1色で形成した画像であるにも関わらず、透過光下での「画像の有無」を基準とすることで、真偽判別の基準として用いることができる。
本発明の偽造防止印刷物における第一の印刷領域は、従来の技術の背景部のように、有意情報を表す情報部を取り囲む構造を必要とせず、面積率の制限を設ける必要もないため、表現したい有意情報のみで画像を構成することができる。このため、反射光下での画像の視認性を高く保つことができる。
本発明の偽造防止印刷物における第一の印刷領域は、特別な機能性顔料を用いずに、一般的な印刷方法で形成した画像である。画像を構成するにあたって、一般的な偽造防止技術では必要となるデザインの制限も面積率の制限も基材の凹凸等も必要なく、艶に関する違和感もないため、反射光下では印刷の専門家が観察しても通常のインキで構成された画像と見分けがつかない。以上のように、偽造防止技術であるにも関わらず、デザイン上の自由度も、他の意匠との親和性も格段に高く、セキュリティ印刷物の中に違和感なく配置することができる。
特定の有色浸透インキで印刷するだけで良いため、極めて容易に製造できる。印刷方式も最も生産性の高いオフセット印刷によって、単色で形成できるため極めてコストパフォーマンスが高い。
偽造防止印刷物における第一の印刷領域を形成するために必要となる有色浸透インキは、浸透型インキのように一般的に販売されていないことに加え、作製にあたってはインキの製造に関する一定の知識が必要であるから、浸透型インキと比較して偽造抵抗力に優れる。
以上の手法で形成した偽造防止印刷物は、最新のデジタル機器を用いたとしても効果の再現は不可能であることから、偽造防止効果に優れる。
本発明における偽造防止印刷物を示す。 本発明における偽造防止印刷物の効果を示す。 本発明における偽造防止印刷物の透過光下における観察条件を示す。 本発明における印刷模様を有する偽造防止印刷物を示す。 本発明における印刷模様の構成を示す。 本発明における偽造防止印刷物の効果を示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
(第一の実施の形態)
図1に、本発明における偽造防止印刷物(1)を示す。偽造防止印刷物(1)は、基材(2)の上に、基材(2)と異なる色彩を有する第一の印刷領域(3)が形成されて成る。
本発明における偽造防止印刷物(1)を形成する基材(2)は、上質紙やコート紙、透明フィルムやプラスティックのように、光を透過する特性、いわゆる光透過性を有する必要がある。不透明なプラスティックや金属では透過光下での効果は得られない。基材(2)の色彩については、特に制約はない。また、第一の印刷領域(3)の色彩は、基材(2)と同じ色相で、かつ基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩である必要がある。
第一の印刷領域(3)は、特定の情報を表し、基材(2)と同じ色相で、かつ、基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩であって、かつ、有色浸透インキを用いて形成されてさえいれば、画像構成における網点面積率に関する制約はない。すなわち、有色浸透インキで形成しうる最大から最小までのいかなる階調を用いて形成しても良く、0%〜100%までのいかなる網点面積率で形成しても良い。図1に示すような、複数の複雑な階調を有する多階調画像を構成しても良いし、単純なマークや文字等をベタで表す二値画像としても良い。なお、第一の実施の形態の第一の印刷領域(3)が表す情報とは富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の画像(以下、「浪の画像」という。)である。
ここで、有色浸透インキについて説明する。特許文献2のような従来の発明の中で用いられている有色浸透インキとは、基材(2)に印刷した場合に、反射光下では、はっきりと視認できる色彩を有した画像を形成できる一方、透過光下では、その画像を極端に淡く変化させる効果を有する。言い換えると、通常の着色インキと比較して、「透かすと画像がより淡く見える」効果を有したインキである。有色浸透インキは、浸透成分と色材とを含んで構成され、浸透成分が基材内部の光の散乱を抑制することで生じさせる透過率の上昇によって、画像が淡く見える効果を実現している。
本発明を構成する上で用いる有色浸透インキはこの効果をより高めたインキであって、従来の有色浸透インキの透過光下で画像を淡く変化させる効果をより高めて、「透かすと画像が消失する」効果を実現したインキである。この効果を実現するにあたって、第一の印刷領域(3)の色彩に関して工夫を設け、基材(2)と同じ色相で、かつ基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩としている。このため、この第一の印刷領域(3)を形成する有色浸透インキも、基材(2)の色彩と同じ色相であって、かつ基材(2)の色彩よりも明度が低い(暗い)色彩を有したインキとなる。
具体的には、基材(2)が仮に白色であった場合、有色浸透インキは基材(2)と同じ白色の色相(本明細書中では白や黒の無彩色も一つの色相とする)を有し、かつ、基材(2)の色彩よりも明度が低い色彩、すなわち灰色(極端に明度が下がれば黒色)とすれば良い。また、単に明度が低ければ良いわけではなく、浸透成分による透過率の上昇の割合に合わせて適正な明度に調整する必要がある。すなわち、一般的な浸透成分と比較して、より優れた浸透効果を有する場合にはより明度を低く、逆に浸透効果が低い場合には明度をやや高く(ただし、基材の明度よりは低く)、その明度を調整する必要がある。一例を上げると、浸透成分としてオフセット印刷において一般的な性能の浸透型インキを用いた有色浸透インキによって第一の印刷領域(3)を形成した場合、明度L*で60以下、反射濃度で0.5以上の第一の印刷領域(3)は、透過光下で完全には消失しきらなくなるため、これ以下の明度とすることは避けなければならない。望ましくは明度L*で70以上、反射濃度で0.3以下とする。また、あまりに淡いと反射光下で視認可能な画像を形成できないため、明度L*95以下、反射濃度で0.05以上とする必要があり、望ましくは明度L*で90以下、反射濃度で0.1以上とする。
このように適切な明度に調整した灰色の有色浸透インキを基材(2)に印刷して第一の印刷領域(3)を形成した場合の効果について図2に示す。図2(a)に示すように偽造防止印刷物(1)を反射光下で観察した場合、灰色の色彩で浪の画像を表した第一の印刷領域(3)が視認できる。一方、図2(b)に示すように、偽造防止印刷物(1)を透過光下で観察した場合、浪の画像は基材(2)と等色化して完全に消失し、基材(2)のみが視認される。以上のように本発明の第一の印刷領域(3)は、反射光下では視認でき、透過光下では消失することを特徴とする。
反射光下で一定の濃淡を有して視認されていた第一の印刷領域(3)が、透過光下で消失する原理について説明する。第一の印刷領域(3)は、浸透成分と基材(2)の色彩よりも暗い色彩の色材を含んだ有色浸透インキによって印刷されて成る。有色浸透インキに含まれる浸透成分は用紙を構成するセルロース繊維の屈折率(1.49)に近い樹脂で構成されており、基材(2)に印刷された場合に基材(2)内部のセルロース繊維間の空隙を埋めて浸透成分(樹脂)で充たす働きを成す。このように用紙内部に屈折率の変化の無い一様な空間が形成されることで、それまでセルロース繊維と空隙の間の境界で屈折されていた光が直進して透過することが可能となり(内部散乱の減少)、結果として透過する光の量が増え、明るく見える効果が生じる。一方、有色浸透インキの中には、色材が含まれている。この色材は、光を吸収する働きを成す。光は、吸収されることで用紙内部に入射・透過することができなくなり、結果として入射して透過する光の量が減り、暗く見える効果が生じる。
浸透成分によって透過光量が増える光の量と、色材によって透過光量が減る光の量とは、それぞれ制御してバランスを調整することができるため、第一の印刷領域(3)を通過する透過光量と基材(2)を通過する透過光量と一致させ、基材(2)と第一の印刷領域(3)の明度と等しくすることができる。ここで、従来の有色浸透インキのように、基材(2)の色相と、第一の印刷領域(3)の色相が異なっていれば、明度が一致したとしても色相の違いによって第一の印刷領域(3)を基材(2)と等色化することはできず、透過光下で画像が完全に消失する効果を得ることはできない。本発明においては、基材(2)の色相と、第一の印刷領域(3)の色相を同じ色相としたことで、透過光下で第一の印刷領域(3)と基材(2)の明度を一致させた場合に基材(2)と同じ色彩となって、第一の印刷領域(3)が目視上消失する効果が生じる。本発明においては、以上の原理によって、第一の印刷領域(3)の消失効果を実現している。
なお、第一の印刷領域(3)の消失効果は、透過光を利用することから、観察環境の光の状態によって効果が左右される。当然のことながら、透過光として強い光を用いた場合に消失効果は高まるが、光が弱い場合には、消失効果が低くなる。加えて、第一の印刷領域(3)の消失効果は、透過光として印刷物裏側から入射する光の強さだけに影響を受けるのではなく、印刷物表側から反射光として入射する光の強さにも影響も同時に受ける。それぞれの影響を具体的に説明するために、図3に、本発明の偽造防止印刷物(1)を特定の環境下で観察する図を示す。
図3に示すのは、実際のオフィスに準じる環境下において、ライトテーブル(8)を用いて本発明の第一の印刷領域(3)の効果を視認している図である。仮に第一の印刷領域(3)の明度L*が85から80程度であるとすると、本発明の第一の印刷領域(3)は、光源(4)からの入射光(4R)が10lx以下の照度で薄暗い環境であれば、ライトテーブル(8)の光源(4´)のテーブルトップにおける透過光(4T)に1000lx以上の照度があれば消失効果が生じる。通常のオフィスの机の上の明るさに準じるような入射光(4R)が300lx程度の照度の環境の場合、完全に画像を消失させるには透過光(4T)に2000lx以上の照度が必要となる。光源(4)が照度600lxを超えるような非常に明るい環境の場合、完全に画像を消失させるには、透過光(4T)に3500lx以上の照度が必要となる。以上のように、入射光(4R)の照度に応じて、画像を消失させるために必要となる透過光(4T)の照度は変化する。基本的には3500lx以上の照度の光を透過光として用いた場合には、一般的なオフィスに準じる環境下で確実に真偽判別することが可能である。
この3500lxという照度は、市販されているライトテーブルのテーブルトップにおける照度としては一般的な値であり、このようなライトテーブルを用いることで確実な真偽判別が可能である。また、この程度の照度は、事務所にある一般的な蛍光灯から20〜30cm程度の距離で得られる照度であり、天井の蛍光等に対して偽造防止印刷物(1)をこの距離まで近づける方法を用いて真偽判別しても良い。天井が高く、蛍光灯までの距離が長くて偽造防止印刷物(1)を近づけることが難しい環境であれば、机の上に一般的な卓上ライトを用意し、本ライトに偽造防止印刷物(1)を近づけることで確実に真偽判別することができる。
仮に、前述のような条件が充たせない場合、第一の印刷領域(3)の明度をやや高く(反射濃度を低く)設計すれば良い。また、第一の印刷領域(3)の明度の高低と消失効果は、比例関係にあるため、充分な照度がない環境であっても第一の印刷領域(3)の明度を高くすることで消失効果を得ることができる。例えば、ある照明環境下において明度85程度で形成した第一の印刷領域(3)が、透過光下で消失しない場合でも、第一の印刷領域(3)の明度を明度90程度まで上げれば、偽造に対する抵抗力はやや低下するものの、ほとんどの場合において第一の印刷領域(3)を透過光下で消失させることができる。
一方で、適正な照度の光が確保できない上に、偽造に対する抵抗力を低下させたくない場合、あるいはデザイン上の都合で第一の印刷領域(3)の明度が上げられない場合には、この後の第二の実施の形態に示す例のように、通常のインキで形成した画像とペアとし、効果を相対化することで、二つのペア画像の濃淡の違いによって真偽判別する形態の印刷物としても良い。以上のように、本発明の第一の印刷領域(3)は一定の照度の光さえ存在していれば、如何なる環境下においても真偽判別要素として機能する。
本発明における「反射光下での観察」とは、観察者の視点が、拡散反射光が支配的な拡散反射光領域中にあって、偽造防止印刷物(1)を可視光下で観察している状況を示しており、本発明における「透過光下での観察」とは、観察者の視点が、透過光下の領域中にあって偽造防止印刷物(1)を観察している状況を示している。
なお、本明細書中でいう明度とは、色の明るさを指し、高い場合には明るく、低い場合には暗い。また、彩度とは、色の鮮やかさの度合いを指す。加えて、本発明における「色彩」とは、色相、彩度及び明度の概念を含んで色を表したものであり、また、「色相」とは、赤、青、黄といった色の様相のことであり、具体的には、可視光領域(400〜700nm)の特定の波長の強弱の分布を示すものである。本明細書中では、特に、白や黒も一つの色相とする。本発明における「色相が同じ」とは、二つの色において赤、青、黄といった色の様相が一致し、可視光領域の波長の強弱の分布が二つの色において、相関を有することである。このため、本明細書中においては、白、灰色、黒の無彩色は同じ色相であると考える。
なお、本発明における浸透成分とは、印刷時に用紙内部へと浸透して印刷領域の透過率を上昇させる働きを成す成分のことを指し、具体的には、セルロースの屈折率(1.49)に近い樹脂やワックス、動植物油等を指す。また、本明細書でいう「有色の基材」の色とは、基材である用紙自体の色彩に限定されるのではなく、本発明の印刷模様(3)が接する背景の色彩を指す。すなわち、基材(2)自体と本発明の印刷模様(3)との間に、基材とは異なる色彩の色材を用いた印刷層やスプレー層等が形成されて成る場合、本明細書でいう基材の色彩とは基材自体の色彩ではなく、印刷層やスプレー層によって形成された色彩をさすこととする。また、言うまでもなく、白色や黒色等に関しても「有色の基材」の色に含まれる。
また、本発明における「浸透型インキ」とは、前述した浸透成分を含み、一般に透かしインキとして販売されているインキを指す。このようなインキとしては、(株)T&K TOKA社製ベストワン透かしインキ、(株)T&K TOKA社製UV透かしインキ、(株)帝国インキ社製ユニマーク、(株)東洋インキ社製SMXすかしインキ、(株)合同インキ社製E2ニス等が存在する。また、透明で、かつ、低粘度であれば、一般的なグロスニスやオーバープリントニスに類するインキであっても一定の透かし効果が期待できるため、前述の透かしインキと比較して浸透効果は低くなるものの、有色浸透インキを作製することはできる。また、有色浸透インキに混合する色材は、着色顔料や着色染料として販売されている印刷色材を用いれば良い。印刷物として市場に流通させることを目的とすると、長期にわたる堅牢性が得られやすい着色顔料を用いることが望ましい。
また、有色浸透インキに脱刷や印刷不良等の発生の有無を見極めることを目的又は真偽判別性の向上を目的として、蛍光顔料や蛍光染料、燐光顔料、蓄光顔料等の発光顔料や発光染料、赤外線吸収材料や赤外反射材料等の機能性材料を添加しても何ら問題ない。
本発明の偽造防止印刷物(1)の印刷方式は、オフセット印刷で十分な効果を発揮するが、製造者のシーズに応じてフレキソ印刷、グラビア印刷、凹版印刷及びスクリーン印刷等で形成しても良い。
第一の実施の形態では、有色浸透インキによる第一の印刷領域(3)のみで偽造防止印刷物(1)を構成したが、この第一の印刷領域(3)と別の画像要素とを組み合わせてより真偽判別性や視認性を高めた偽造防止印刷物(1)を形成しても良い。以下に第二の実施の形態として、その具体的な方法を示す。
(第二の実施の形態)
図4に第二の実施の形態の偽造防止印刷物(1´)を示す。偽造防止印刷物(1´)は、基材(2´)の上に、基材(2´)と異なる色彩を有する印刷模様(6´)が形成されて成る。
図5に印刷模様(6´)の構成の概要を示す。印刷模様(6´)は、有色浸透インキで形成される第一の印刷領域(3´)及びこの第一の印刷領域(3´)と隣接する第二の印刷領域(7´)を有する。第二の印刷領域(7´)は、有色浸透インキ以外の材料で形成された画像であれば、構成する材料や形成方法における制約はない。二つの画像は、隣接して在れば特にその構成に制約はないが、二つの画像の色彩が等色であったり、二つの画像が組み合わさって有意情報を表す構成であった場合には、光の透過時の効果が判別しやすくなり、真偽判別性が高まるため望ましい。第二の実施の形態においては、印刷模様(6´)を構成する、第一の印刷領域(3´)及び第二の印刷領域(7´)の二つの画像が等色であって、かつ、二つの画像が組み合わさって桜の花びらの情報を表す構成を有する例で説明する。
有色浸透インキ以外のインキで形成された第二の印刷領域(7´)は、特に光透過性の低い特性を有すれば、光の透過時に第一の印刷領域(3´)と第二の印刷領域(7´)のコントラストが高まり、第一の印刷領域(3´)の消失効果が相対的に強調されるため、より望ましい。
画像の光透過性を低くすることができる材料としては、具体的には、二酸化チタンや酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミ等のような光反射性の高い金属顔料を含んだインキを用たり、二酸化ケイ素や炭酸カルシウム等を含んだインキを用いることもできる。あるいは、特殊な金属顔料を含まない一般的なインキを用いて、厚い膜厚で印刷することで光透過性を低くしても良い。
図6に印刷模様(6´)を備えた偽造防止印刷物(1´)の効果を示す。図6(a)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を反射光下で観察した場合、第一の印刷領域(3´)と第二の印刷領域(7´)から成る、桜の花びらを表した印刷模様(6´)が視認できる。一方、図6(b)に示すように、印刷模様(6´)を備えた印刷物(1´)を透過光下で観察した場合、印刷模様(6´)のうち第一の印刷領域(3´)は、基材(2´)と等色化して完全に消失し、消失効果を有さない第二の印刷領域(7´)のみが視認される。以上のように本発明の印刷模様(6´)を備えた偽造防止印刷物(1´)は、反射光下と透過光下で視認される模様が変化することを特徴とする。また、透過光下で充分な照度が得られない条件であった場合であっても、第一の印刷領域(3´)は、完全には消失しないものの極めて淡く変化し、第二の印刷領域(7´)との間に生じる著しく大きな濃度差を視認することができ、この効果を目視することで真偽判別を行うことができる。
このように、第一の印刷領域(3´)及び第二の印刷領域(7´)を組み合わせて印刷模様(6´)を形成する理由は、以下のとおりである。第一の印刷領域(3´)は、優れた消失効果を有するものの、前述のように観察環境中の光量の大小によってその効果が変化する。すなわち、観察環境に適切な照度を有する直射日光や、一般的なオフィスにある蛍光灯、ライトテーブルのような光源等が存在する場合、光源に対して透かせば第一の印刷領域(3´)は完全に消失するが、間接照明しかなく、適切な照度が確保できない暗い部屋の中ではその濃度によっては淡く変化するものの、完全に消失しきらない場合がある。このように観察環境の照明条件によって効果が左右される場合に対応するために、第一の印刷領域(3´)とペアとなる有色浸透インキ以外で形成された第二の印刷領域(7´)を第一の印刷領域(3´)の近くに配することによって、効果を相対化することができる。これによって、直接入射光が存在せず、間接照明しかない暗い部屋の中で仮に第一の印刷領域(3´)が消失しきらなかったとしても、第二の印刷領域(7´)よりも淡い色彩に変化していることを確認することによって、確実な真偽判別が行える。このように、従来の技術のようにペア画像の一部に第一の印刷領域(3´)を用いることもできる。また、このような形態の印刷模様(6´)であっても、従来タイプの有色浸透インキを用いて形成した印刷模様(6´)と比較して、画像が淡く変化する効果がより高く、効果をより相対化して視覚化することができるため、従来タイプの印刷模様(6´)と比較して、より真偽判別能が高い。
第二の実施の形態の例のように、第一の印刷領域(3´)と第二の印刷領域(7´)の二つの画像を基材(2´)の片側表面に形成する形態だけでなく、基材(2´)の表面に第一の印刷領域(3´)を形成し、基材(2´)の裏面の基材(2)を挟んだ同じ位置に第二の印刷領域(7´)を形成すれば、反射光下では第一の印刷領域(3´)のみが見え、透過光下では裏面に存在する第二の印刷領域(7´)のみが透けて見える、いわゆる画像のチェンジ効果を備えた形態とすることもできる。この場合、第二の印刷領域(7´)は、基材(2´)と同じ色彩とすれば裏面から観察した場合にその存在を知られることがなく、潜像画像として機能することからより望ましい。
また、特開2012−223905号公報に示すような、反射光下と透過光下で画像を全く相関のない異なる情報にチェンジさせるタイプの潜像印刷物に対して、本発明の有色浸透インキを用いても良い。本発明の有色浸透インキは、従来タイプの有色浸透インキと異なり、透過光下で画像が完全に消失することから、透過光下における潜像画像の視認性がより高まり、真偽判別性も格段に向上する。
以上のように、本発明の第一の印刷領域を備えた偽造防止印刷物の構成は様々な形態を取りうる。以下、前述の発明を実施するための最良の形態にしたがって、具体的に作製した第一の印刷領域を備えた印刷物の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
本実施例は、第二の実施の形態で説明した形態と同様な形態を用いて、図4から図6までを用いて説明する。図4に実施例における印刷模様(6´)を備えた偽造防止印刷物(1´)を示す。印刷模様(6´)を備えた偽造防止印刷物(1´)は、白色の基材(2´)の上に、灰色を有した印刷模様(6´)が形成されて成る。基材(2´)には、一般的な白色上質紙(しらおい 日本製紙製)を使用した。
印刷模様(6´)は、図5に示すように有色浸透インキで形成された灰色の第一の印刷領域(3´)と、第一の印刷領域(3´)と等色の灰色の色彩を有する第二の印刷領域(7´)から成る。第一の印刷領域(3´)は、表1に示す淡い灰色の有色浸透インキを用いて網点面積率100%のベタで形成し、第二の印刷領域(7´)は、銀インキ(大日精化工業株式会社製 WebRex輝 シルバー)を用いて網点面積率35%で形成した。銀インキはアルミ顔料で構成された光遮断性に優れたインキであって、このインキで印刷した画像は光透過性が低くなる。有色浸透インキと比較して銀インキは約3倍の濃度を有するため、約3分の1程度の網点面積率で構成することで二つの画像を等色とした。いずれもウェットオフセット印刷方式で印刷した。第一の印刷領域(3´)及び第二の印刷領域(7´)の明度L*は、約84、黒成分の反射濃度は、0.15といずれも同じ値であった。
Figure 2015136879
以上の構成で作製した印刷模様(6´)を備えた偽造防止印刷物(1´)の効果について、図6を用いて以下に説明する。本実施例においては、約1m直上の天井に40Wの一般的な蛍光灯が二本存在する、照度約300lxの一般的なオフィス環境において、テーブルトップの照度3500lxのライトテーブルの上に偽造防止印刷物(1´)を配して観察した。図6(a)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を反射光下で観察した場合、第一の印刷領域(3´)と第二の印刷領域(7´)から成る、灰色の桜の花びらを表した印刷模様(6´)が視認できた。一方、図6(b)に示すように、偽造防止印刷物(1´)を透過光下で観察した場合、印刷模様(6´)のうち第一の印刷領域(3´)は基材(2´)と等色化して完全に消失し、第二の印刷領域(7´)のみがより濃い灰色で視認された。以上のように本発明の偽造防止印刷物(1´)は、反射光下と透過光下で視認される模様が変化することが確認できた。
1、1´ 偽造防止印刷物
2、2´ 基材
3、3´ 第一の印刷領域
4、4´ 光源
5、5´ 観察者の視点
6´ 印刷模様
7´ 第二の印刷領域
8 ライトテーブル

Claims (4)

  1. 光透過性を有する有色の基材の少なくとも一部に、
    色材と浸透成分とを含んだ有色浸透インキで形成された、前記基材と同じ色相、かつ、前記基材の色彩より明度の低い色彩を有する第一の印刷領域を少なくとも備えた印刷模様を有し、
    前記第一の印刷領域は、反射光下において、前記基材との明度の差により色彩が異なって区分けして視認され、透過光下において、前記基材と等色に視認されて区分けできないことを特徴とする偽造防止印刷物。
  2. 前記印刷模様は、前記第一の印刷領域に隣接及び/又は近接して配置した、浸透成分を含まないインキで形成した前記第一の印刷領域と等色の第二の印刷領域を有し、
    前記第一の印刷領域は、反射光下において、前記第二の印刷領域と等色に視認され、透過光下において、前記基材と等色に視認されて区分けできず、前記第二の印刷領域のみ、前記基材と透過光量の差により区分けして視認されることを特徴とする請求項1記載の偽造防止印刷物。
  3. 前記第一の印刷領域の明度L*が、60以上95以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の偽造防止印刷物。
  4. 前記基材が白色の場合に、前記第一の印刷領域が無彩色であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の偽造防止印刷物。
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