JP2015135463A - 顕微鏡装置、及び、顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡装置、及び、顕微鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成可能な技術を提供する。【解決手段】顕微鏡装置10は、標本Sをシート状に照明する照明光学系2とステレオ撮像手段を備える。ステレオ撮像手段は、三角測量法に基づくZ方向の分解能がシート状の照明LLの全体のZ方向の厚さTよりも小さくなるような異なる複数の方向から、標本Sを撮像する。【選択図】図7

Description

本発明は、顕微鏡装置及び顕微鏡システムに関し、特に、側方からシート状に照明した標本を撮像する顕微鏡装置及び顕微鏡システムに関する。
蛍光顕微鏡の分野では、標本の3次元情報を生成するための手段として共焦点顕微鏡が良く知られているが、近年では、標本を側方からシート状に照明するシート照明を採用した顕微鏡(以降、光シート顕微鏡と記す)も知られている。
光シート顕微鏡には、例えば、SPIM(Selective Plane Illumination Microscope)やDSLM(Digital Scanned Light-sheet Microscope)などがある。特許文献1には、上述した光シート顕微鏡のうち、シリンドリカルレンズによってシート状の照明光を形成するSPIMが開示されている。
光シート顕微鏡は、共焦点蛍光顕微鏡に比べて、褪色や光毒性が少ないという特徴がある。また、共焦点蛍光顕微鏡は、図1及び図2に示すように、観察のNA(Numerical Aperture)が小さくなると、横分解能(XY分解能)に比べて縦分解能(Z分解能)が著しく劣化する。このため、特にマクロ観察では、十分に高い縦分解能が得られないことがある。これに対して、光シート顕微鏡では、シート状の照明の厚さ(つまり、Z方向の幅)によって縦分解能が決定されるため、マクロ観察でも、十分に高い縦分解能を得ることができる。
特表2006−509246号公報
光シート顕微鏡は、シート状の照明の厚さを薄くすることで、Z分解能を向上させることができる。しかしながら、シート状の照明の厚さを薄くするほど、Zスタック画像の枚数が増加することになるため、3次元情報の生成に時間がかかってしまう。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成可能な技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、標本をシート状に照明する照明光学系と、三角測量法に基づく分解能であって前記照明光学系によって前記標本に形成される一又は複数のシート状の照明の方向と直交するZ方向の分解能が前記一又は複数のシート状の照明全体の前記Z方向の厚さよりも小さくなるような異なる複数の方向から、前記標本を撮像するステレオ撮像手段と、を備える顕微鏡装置を提供する。
本発明の別の態様は、上述した態様の顕微鏡装置と、前記顕微鏡装置のステレオ撮像手段により生成された前記標本の複数の画像に基づいて、前記標本の三次元情報を生成する演算装置と、を備える顕微鏡システムを提供する。
本発明によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成可能な技術を提供することができる。
共焦点顕微鏡のNAに対する横分解能と縦分解能の変化を示した図である。 共焦点顕微鏡のNAに対する縦分解能/横分解能の変化を示した図である。 検出光学系の焦点深度と単一のシート照明のZ方向の厚さと三角測量法に基づくZ方向の分解能との関係を説明するための図である。 検出光学系の焦点深度、複数のシート照明全体のZ方向の厚さ、複数のシート照明の各々のZ方向の厚さ、複数のシート状の照明間の距離、三角測量法に基づくZ方向の分解能の関係を説明するための図である。 三角測量法に基づくZ方向の分解能の算出方法について説明するための図である。 所定の条件における顕微鏡装置のX方向の分解能と三角測量法に基づくZ方向の分解能との関係を示した図である。 実施例1に係る顕微鏡システムの構成を例示した図である。 実施例1に係る照明光学系の構成を例示した図である。 実施例1に係る照明光学系の構成の変形例を示した図である。 実施例1に係る遮蔽手段の構成を例示した図である。 実施例1に係る遮蔽手段の構成の変形例を示した図である。 実施例2に係る顕微鏡システムの構成を例示した図である。 実施例3に係る顕微鏡システムの構成を例示した図である。 実施例4に係る照明手段の構成を例示した図である。 実施例4に係る照明手段の構成の第1の変形例を例示した図である。 実施例4に係る照明手段の構成の第2の変形例を例示した図である。 実施例4に係る照明手段の構成の第3の変形例を例示した図である。 実施例4に係る照明手段の構成の第4の変形例を例示した図である。 実施例4に係る照明位置移動手段による照明の移動の一例を示した図である。 2色の光で複数のシート状の照明を形成した例を示す図である。 2色の光で複数のシート状の照明を形成した例を示す図であり、ステレオ撮像手段の位置を図20Aに対して変更した例を示す図である。
各実施例について説明する前に、各実施例に係る発明に共通する本願発明の特徴について概説する。各実施例に係る発明は、標本を側方からシート状に照明するシート照明の技術と、視差のある複数の画像から高さ情報を計測するステレオ計測の技術を組み合わせることにより、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成可能な顕微鏡システム、及び、それに供する顕微鏡装置に関する発明である。なお、各実施例に係る発明は、主に蛍光観察に適用される。
各実施例では、照明光学系が標本をシート状に照明する。このとき、実施例1から実施例3では、単一のシート状の照明のZ方向(照明の方向と直交する方向)の厚さTは、図3に示すように、検出光学系の焦点深度fD以下に設定される。また、実施例4から実施例6では、複数のシート状の照明全体のZ方向の厚さTは、図4に示すように、検出光学系の焦点深度fD以下に設定される。これにより、焦点深度fDの範囲内からのみ蛍光が生じることになるため、焦点深度fDを超えた範囲からの不要な光が検出されることを回避することができる。このため、各実施例に係る発明によれば、S/N比の高い蛍光画像を取得することができる。なお、複数のシート状の照明全体のZ方向の厚さとは、図4に示されるように、Z方向に整列した複数のシート状の照明のうち最も上部に位置するシート状の照明と最も下部に位置するシート状の照明の間の距離のことである。
さらに、各実施例では、検出光学系を備えたステレオ撮像手段が異なる複数の方向から標本を撮像する。このとき、複数の方向は、図3及び図4に示すように、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZがシート状の照明全体のZ方向の厚さTよりも小さくなる(つまり、分解能が高くなる)ような方向に設定される。これにより、各実施例に係る発明によれば、複数の方向から撮像した標本の画像からパターンマッチングによりシート照明全体の厚さTよりも高いZ方向の分解能ΔZを有する標本の三次元情報を生成することができる。
実施例1から実施例3は、ステレオ計測技術を用いることで高いZ分解能を得ることができることから、高いZ分解能を得るためにシート照明の厚さを過度に薄くする必要がないことに着目したものである。これを踏まえ、実施例1から実施例3では、従来のシート照明に比べてその厚さを厚くした単一のシート状の照明を標本に形成する例が示されている。これらの実施例では、シート照明の厚さは、焦点深度以下であれば焦点深度程度の厚さにまで厚くすることができる。このため、従来に比べてシート照明の回数(つまり、Zスタック回数)を大幅に減らすことが可能となる。これにより、実施例1から実施例3に係る発明によれば、撮像回数を減らすことができるため、3次元情報を高速に生成することができる。
従来のシート照明は、その主要な目的が高いZ分解能を得ることにあるため、高いZ分解能を得るために可能な限り薄く形成されるのが通常である。一方、実施例1から実施例3に係る発明のシート照明の主要な目的は、一般に蛍光顕微鏡でステレオ計測を行うと焦点深度外からの光が背景光となってS/N比を劣化させてしまうことを鑑みて、焦点深度を超えた範囲からの不要な蛍光の発生を防止することにある。従って、実施例1から実施例3に係る発明のシート照明では、シートの厚さは検出光学系の焦点深度以下であれば任意の厚さにすることができる。このため、Zスタック回数を減らすために、検出光学系の焦点深度以下の範囲において敢えてシート照明の厚さを厚くして焦点深度程度にする。なお、シート照明の厚さは、より具体的には、焦点深度の1/2以上の厚さにすることが望ましい。このように、実施例1から実施例3に係る発明のシート照明は、その目的が従来のシート照明とは大きく異なることに起因して、その照明の厚さも従来のシート照明の厚さとは大きく異なっている。
次に、図5を参照しながら、シート照明全体の厚さTよりも高いZ方向の分解能ΔZを得るための条件について説明する。図5は、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZの算出方法について説明するための図である。面TPは標本中の観察対象pが存在する面を示し、面FPは撮像面(受光面)と共役な検出光学系の焦点面を示している。点aと点aは、それぞれ異なる方向から標本を撮像する際の検出光学系の位置を示している。検出光学系が点aに位置するとき観察対象pは位置bに位置するように撮像され、検出光学系が点aに位置するとき観察対象pは位置bに位置するように撮像される。
図5では、三角形pbと三角形bcは相似であり、三角形pbと三角形boは相似であるので、三角形pbと斜線部分を組み合わせた三角形(三角形bcと三角形boの組み合わせ)も相似である。従って、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZと顕微鏡装置のX方向の分解能ΔXの間には、基線長D、検出光学系の焦点距離fを用いて以下の関係が成り立つ。なお、顕微鏡装置のX方向の分解能ΔXは、検出光学系のX方向の分解能と撮像装置の画素ピッチによって定まる分解能である。
ΔZ:ΔX=f:(D−ΔX)
このため、Z方向の分解能ΔZは、下式(1)で示される。
ΔZ=ΔX×f/(D−ΔX) ・・・(1)
従って、シート照明全体の厚さTよりも高いZ方向の分解能ΔZ(<T)を得るためには、下式を満たすように設定すればよい。
T>ΔX×f/(D−ΔX) ・・・(2)
実施例1から実施例3に係る発明のZ方向の分解能と共焦点蛍光顕微鏡でZ方向の分解能を比較する。図6は、所定の条件における顕微鏡装置のX方向の分解能と三角測量法に基づくZ方向の分解能との関係を示した図であり、ここで、所定の条件は、検出光学系の焦点距離f=100mm、基線長D=25mmである。
この条件では、図6に示すように、X方向の分解能が5μmの顕微鏡装置であれば、三角測量法により20μm程度のZ方向の分解能を得ることができる。これに対して、共焦点蛍光顕微鏡は、一般的な励起波長及び蛍光波長において(励起波長488nm、蛍光波長510nm)、X方向の分解能が3.7μm程度であれば、271μm程度のZ方向の分解能を有する。このことから、実施例1から実施例3に係る発明によれば、X方向の分解能が同程度の共焦点顕微鏡装置に比べて、1桁以上高いZ方向の分解能を得ることができることがわかる。
実施例4から実施例6は、ステレオ計測技術を用いることで、複数のシート状の照明を標本に形成した場合に、検出光がどのシート状の照明に起因するものかを識別することができることに着目したものである。これを踏まえて、実施例4から実施例6では、各々の厚さが従来のシート状の照明の厚さと同程度またはより薄い複数のシート状の照明を標本に形成する例が示されている。これらの実施例では、三角測量法に基づくZ分解能がシート状の照明間の距離よりも小さい(つまり、分解能が高い)限り、各シート状の照明に起因する検出光を識別することができる。このため、複数のシート状の照明を標本に同時に形成することが可能となる。これにより、実施例4から実施例6に係る発明によれば、シート状の照明の各々の厚さが薄いにもかかわらず、少ない照明の回数で3次元情報を高速に生成することができる。
さらに、実施例4から実施例6では、シート状の照明の各々の厚さを薄くすることができるため、照明により高いZ分解能を確保することができる。従って、ステレオ計測技術に基づくZ分解能はシート状の照明間の距離よりも小さければよく、過度に高い分解能は要求されない。このため、実施例4から実施例6に係る発明は、基線長を大きくとれない場合に特に有効である。
以下、各実施例について具体的に説明する。
図7は、本実施例に係る顕微鏡システム100の構成を例示した図である。図7に示す顕微鏡システム100は、シート照明を採用した蛍光顕微鏡である顕微鏡装置10と、制御解析装置20と、を備える。
顕微鏡装置10は、光源1と、標本Sをシート状に照明する照明光学系2と、標本Sを保持する標本ホルダ3と、標本ホルダ3をZ方向に移動させるZ駆動機構4と、異なる複数の方向から標本Sを撮像するステレオ撮像手段と、を備えている。なお、異なる方向とは、シート状の照明LLの光の進行方向(つまり、照明方向)をX方向、シート状の照明LLが形成する平面に平行で且つX方向と直交する方向をY方向、シート状の照明LLの厚さ方向をZ方向とするとき、方向を示す3次元ベクトル(x、y、z)が異なる方向のことをいう。
光源1は、標本Sを励起する励起波長の光を出射する光源である。光源1は、例えば、レーザ光源であり、光ファイバーによって顕微鏡本体と接続されるファイバー光源であってもよい。
照明光学系2は、図8に示すように、光源1からの光をコリメートとするコリメータレンズ2aと、シリンドリカルレンズ2bを備えている。照明光学系2は、シリンドリカルレンズ2bで平行光をシート状に変換して、標本Sに照射する。照明光学系2は、後述する検出光学系9の焦点深度以下であって且つ焦点深度程度、具体的には、焦点深度の1/2以上の厚さのシート状の照明LLを標本Sに形成する。
Z駆動機構4は、制御解析装置20に接続されていて、制御解析装置20からの制御信号に従って標本ホルダ3をZ方向に移動させる。具体的には、Z駆動機構4は、Zスタック間隔がシート状の照明LLの厚さと同程度となるように、標本ホルダ3をZ方向に移動させる。
顕微鏡装置10は、標本Sをシート状に照明する照明光学系を備えていれば良く、シリンドリカルレンズ2bを備える照明光学系2の代わりに、図9に示す照明光学系12を備えてもよい。照明光学系12は、ガルバノミラー12aと、fθレンズ12bを備えている。ガルバノミラー12aは、標本Sに照射する光の方向をZ方向と直交する方向(例えば、Y方向)に変化させることにより、標本Sにシート状の照明LLを形成するスキャナ装置である。なお、顕微鏡装置10は、ガルバノミラー12aの代わりにポリゴンミラーなどのその他のスキャナ装置を備えても良く、また、fθレンズ12bの代わりにその他のスキャナレンズを備えても良い。照明光学系12も後述する検出光学系9の焦点深度以下であって且つ焦点深度程度、具体的には、焦点深度の1/2以上の厚さのシート状の照明LLを標本Sに形成する点は、照明光学系2と同様である。
ステレオ撮像手段は、図7に示すように、標本Sを撮像する撮像装置であるCCDカメラ8と、標本Sの光学像をCCDカメラ8上に形成する検出光学系9と、検出光学系9の瞳に入射する標本Sからの蛍光を部分的に遮蔽する遮蔽手段である絞り6と、絞り6を駆動する駆動装置6bと、を備えている。
CCDカメラ8は、検出光学系9の焦点面と共役な位置に受光面を有する、二次元イメージセンサ(CCDイメージセンサ)を備える撮像装置である。CCDカメラ8は、制御解析装置20に接続されていて、制御解析装置20へ標本Sの画像を出力する。また、CCDカメラ8は、二次元イメージセンサの受光面が照明光学系2によって標本Sに形成されるシート状の照明の平面(XY平面)と平行になるように、配置されている。
検出光学系9は、無限遠補正型の対物レンズ5と、結像レンズ7を備えている。
絞り6は、図10に示すように、開口6aの位置を検出光学系9の光軸と直交する方向に移動可能な絞りであり、検出光学系9の瞳位置に配置されている。なお、絞り6は、開口径が可変する可変絞りであっても、開口径が所定の大きさに固定された絞りであってもよい。駆動装置6bは、制御解析装置20に接続されていて、制御解析装置20からの制御信号に従って、開口6aの位置を光軸と直交する方向に移動させる。
制御解析装置20が絞り6の開口6aを所定位置に順番に移動させると、ステレオ撮像手段は、所定位置毎に標本Sを撮像する。このようにして、ステレオ撮像手段は、標本Sを異なる複数の方向から撮像する。換言すると、ステレオ撮像手段は、標本Sからの蛍光が絞り6によって遮蔽される検出光学系9の瞳の範囲が異なる複数の状態で標本Sを撮像する。ここで、異なる複数の状態は、異なる複数の状態で絞り6を通過する複数の光束(例えば、図7の光束L1と光束L2)が検出光学系9の主平面を通過する際の光束中心間の距離が、シート状の照明LLのZ方向の厚さTを三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZとしたときに、検出光学系9の焦点距離fと、Z方向の分解能ΔZと、顕微鏡装置10のZ方向と直交する方向の分解能ΔXと、により算出される三角測量法の基線長Dよりも長くなるような状態である。
これにより、ステレオ撮像手段は、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZがシート状の照明LLのZ方向の厚さTよりも小さくなるような異なる複数の方向から標本Sを撮像する手段として機能する。
顕微鏡装置10は、遮蔽手段を備えていれば良く、絞り6の代わりに、図11に示す液晶装置16を備えても良く、その場合、駆動装置6bは、液晶装置16を駆動する駆動装置である。液晶装置16は、検出光学系9の光軸と直交する方向(XY方向)に整列した複数の画素要素(画素要素16a、画素要素16b)を備える液晶装置である。各画素要素は、駆動装置6bへ出力される制御解析装置20からの制御信号に従って、入射光を透過させる状態と入射光を遮蔽する状態のいずれかに個別に制御される。なお、図11は、入射光を透過させる状態の画素要素を画素要素16bで示し、入射光を遮蔽する状態の画素要素を画素要素16aで示している。
なお、絞り6の代わりに液晶装置16が用いられる場合には、制御解析装置20が液晶装置16を制御して液晶装置16の開口(つまり、入射光を透過させる状態の画素要素)を所定位置に順番に形成し、ステレオ撮像手段が所定位置毎に標本Sを撮像する。これにより、ステレオ撮像手段は、異なる複数の方向から、つまり、標本Sからの蛍光が液晶装置16によって遮蔽される検出光学系9の瞳の範囲が異なる複数の状態で、標本Sを撮像する。
制御解析装置20は、メモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサを備えたコンピュータであり、顕微鏡装置10を制御する制御装置である。また、制御解析装置20は、制御装置であるとともに、ステレオ撮像手段により生成された標本Sの複数の画像に基づいて、シート状の照明のZ方向の厚さTよりも小さなZ分解能(つまり、高いZ分解能)を有する標本Sの三次元情報を生成する演算装置でもある。
より詳細には、制御解析装置20は、CCDカメラ8から出力される標本Sの複数の画像に対してパターンマッチング処理を行う。さらに、マッチングした画像の領域の高さ情報を三角測量法により生成する。このようにして、制御解析装置20は、標本Sの複数の画像から三角測量法により標本Sの三次元情報を、より詳細には、照明LLの範囲内の標本Sの三次元情報を、生成する。さらに、これらの処理をZ駆動機構4で標本ホルダ3をZスタック間隔だけZ方向に移動させる毎に行うことで、制御解析装置20は、標本S全体の三次元情報を生成することができる。
制御解析装置20は、さらに、生成した標本Sの三次元情報から標本Sを立体視するための画像(右目画像と左目画像)を生成してもよく、生成した右目画像と左目画像を表示装置に出力してもよい。
以上のように構成された顕微鏡システム100によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成することができる。また、顕微鏡装置10によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を生成可能な複数の画像を短時間で制御解析装置20に提供することができる。
図12は、本実施例に係る顕微鏡システム200の構成を例示した図である。図12に示す顕微鏡システム200は、顕微鏡装置10の代わりに顕微鏡装置30を備える点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。
顕微鏡装置30は、光源1と、標本Sをシート状に照明する照明光学系2と、標本Sを保持する標本ホルダ3と、標本ホルダ3をZ方向に移動させるZ駆動機構4と、を備えている点は、実施例1に係る顕微鏡装置10と同様である。
顕微鏡装置30は、標本ホルダ3をZ軸周りに回転させる標本回転機構13と、標本SをX軸周りに回転させる標本回転機構14を備えている点が、顕微鏡装置10と異なっている。標本回転機構13及び標本回転機構14で標本ホルダ3を回転させて標本Sの向きを変えることで、影ができにくい方向からシート照明を入射させることができる。
また、顕微鏡装置30は、異なる複数の方向から標本Sを撮像するステレオ撮像手段を備えている点は実施例1に係る顕微鏡装置10と同様であるが、ステレオ撮像手段の構造が顕微鏡装置10のステレオ撮像手段とは異なっている。
顕微鏡装置30のステレオ撮像手段は、図12に示すように、標本Sを撮像する複数のCCDカメラ(CCDカメラ8a及びCCDカメラ8b)と、光軸方向が異なる複数の検出光学系(検出光学系9a及び検出光学系9b)とを備えている。検出光学系9a及び検出光学系9bの各々は、対物レンズと結像レンズからなり、標本Sの光学像を複数のCCDカメラのうちの異なるCCDカメラ上に形成する。具体的には、検出光学系9aは、CCDカメラ8a上に標本Sの光学像を形成し、検出光学系9bは、CCDカメラ8b上に標本Sの光学像を形成する。
CCDカメラ8a、CCDカメラ8bは、それぞれ、検出光学系9a、検出光学系9bの焦点面と共役な位置に受光面を有する二次元イメージセンサ(CCDイメージセンサ)を備える撮像装置である。CCDカメラ8a及びCCDカメラ8bは、制御解析装置20に接続されていて制御解析装置20へ標本Sの画像を出力する点、それぞれの二次元イメージセンサの受光面が照明光学系2によって標本Sに形成されるシート状の照明の平面(XY平面)と平行になるように配置されている点は、実施例1に係るCCDカメラ8と同様である。
ステレオ撮像手段は、複数の検出光学系(検出光学系9a及び検出光学系9b)によって投影される標本Sの光学像を複数のCCDカメラ(CCDカメラ8a及びCCDカメラ8b)で撮像することで、標本Sを異なる複数の方向から撮像する。なお、複数の検出光学系(検出光学系9a及び検出光学系9b)は、複数の検出光学系の主点間の距離が、シート状の照明LLのZ方向の厚さTを三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZとしたときに、複数の検出光学系の焦点距離fと、Z方向の分解能ΔZと、顕微鏡装置30のZ方向と直交する方向の分解能ΔXと、により算出される三角測量法の基線長Dよりも長くなるように、配置される。
これにより、ステレオ撮像手段は、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZがシート状の照明LLのZ方向の厚さTよりも小さくなるような異なる複数の方向から標本Sを撮像する手段として機能する。
以上のように構成された顕微鏡システム200によっても、実施例1に係る顕微鏡システム100と同様に、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成することができる。また、顕微鏡装置30によっても、実施例1に係る顕微鏡装置10と同様に、高いZ分解能を有する3次元情報を生成可能な複数の画像を短時間で制御解析装置20に提供することができる。
また、顕微鏡装置30は、異なる複数の方向から同時に標本Sを撮像することができる。このため、顕微鏡装置30によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を生成可能な複数の画像を、実施例1に係る顕微鏡装置10よりも短時間で制御解析装置20に提供することができる。従って、顕微鏡システム200によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を、実施例1に係る顕微鏡システム100よりも高速に生成することができる。
図13は、本実施例に係る顕微鏡システム300の構成を例示した図である。図13に示す顕微鏡システム300は、顕微鏡装置10の代わりに顕微鏡装置40を備える点が、実施例1に係る顕微鏡システム100と異なっている。
顕微鏡装置40は、光源1と、標本Sをシート状に照明する照明光学系2と、標本Sを保持する標本ホルダ3と、標本ホルダ3をZ方向に移動させるZ駆動機構4と、を備えている点は、実施例1に係る顕微鏡装置10と同様である。
また、顕微鏡装置40は、異なる複数の方向から標本Sを撮像するステレオ撮像手段を備えている点は実施例1に係る顕微鏡装置10と同様であるが、ステレオ撮像手段の構造が顕微鏡装置10のステレオ撮像手段とは異なっている。
顕微鏡装置40のステレオ撮像手段は、標本Sを撮像する複数のCCDカメラ8と、標本Sの光学像をCCDカメラ8上に形成する検出光学系9を備える点は、実施例1に係る顕微鏡装置10と同様である。顕微鏡装置40は、絞り6及び駆動装置6bの代わりに、角度可変機構11及び駆動装置11aを備える点が、実施例1に係る顕微鏡装置10と異なっている。
角度可変機構11は、検出光学系9及びCCDカメラ8を機械的に移動させる機構である。角度可変機構11は、検出光学系9の焦点位置を移動させることなく検出光学系9の光軸の方向を変更するように、検出光学系9を移動させる。また、角度可変機構11は、検出光学系9の移動に伴って移動後の検出光学系9の光軸上にCCDカメラ8が位置するように、CCDカメラ8を移動させる機構でもある。なお、角度可変機構11は、CCDカメラ8(二次元イメージセンサ)の受光面とシート状の照明LLの平面(XY平面)との平行な関係が維持されるように、CCDカメラ8をスライドさせる。
駆動装置11aは、角度可変機構11を駆動する駆動装置である。駆動装置11aは、制御解析装置20に接続されていて、制御解析装置20からの制御信号に従って、検出光学系9の光軸の方向を変更するように角度可変機構11を駆動する。
制御解析装置20が検出光学系9の光軸の方向を所定方向に順番に移動させると、ステレオ撮像手段は、所定方向毎に標本Sを撮像する。このようにして、ステレオ撮像手段は、標本Sを異なる複数の方向から撮像する。換言すると、ステレオ撮像手段は、検出光学系9の光軸の方向が異なる複数の状態で標本Sを撮像する。ここで、異なる複数の状態は、異なる複数の状態にある検出光学系9の主点間の距離が、シート状の照明のZ方向の厚さTを三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZとしたときに、検出光学系9の焦点距離fと、Z方向の分解能ΔZと、顕微鏡装置40のZ方向と直交する方向の分解能ΔXと、により算出される三角測量法の基線長Dよりも長くなるような状態である。
これにより、ステレオ撮像手段は、三角測量法に基づくZ方向の分解能ΔZがシート状の照明LLのZ方向の厚さTよりも小さくなるような異なる複数の方向から標本Sを撮像する手段として機能する。
以上のように構成された顕微鏡システム300によっても、実施例1及び実施例2に係る顕微鏡システムと同様に、高いZ分解能を有する3次元情報を高速に生成することができる。また、顕微鏡装置40によっても、実施例1及び実施例2に係る顕微鏡装置と同様に、高いZ分解能を有する3次元情報を生成可能な複数の画像を短時間で制御解析装置20に提供することができる。
また、実施例1に係る顕微鏡装置10では、瞳位置に入射する蛍光の一部が遮蔽されるのに対して、顕微鏡装置40では、検出光学系9の瞳に入射する蛍光の光束全体がCCDカメラ8に入射する。また、実施例2に係る顕微鏡装置30では、十分なZ方向の分解能が得られる基線長を確保しつつ複数の検出光学系を配置するために、各検出光学系のレンズ径が制限されるのに対して、顕微鏡装置40では、より大きなレンズを用いることができる。このため、顕微鏡装置40及び顕微鏡システム300によれば、より明るい蛍光画像を得ることができる。
また、顕微鏡装置40では、単一の検出光学系9の光軸の方向を変化させる構成を採用しているため、実施例2に係る顕微鏡装置30に比べて基線長の制約が少ない。従って、顕微鏡装置40及び顕微鏡システム300によれば、より大きな基線長を採用してより高いZ分解を実現することができる。
図14は、本実施例に係る照明手段の構成を例示した図である。なお、本実施例に係る顕微鏡システムは、光源1及び照明光学系2の代わりに、図14に示す照明手段22を備えている点が、実施例1に係る顕微鏡システム100とは異なっている。
照明手段22は、光源1と照明光学系を備えている。本実施例に係る照明光学系は、コリメータレンズ2aを備える点は顕微鏡システム100の照明光学系2と同様である。ただし、シリンドリカルレンズ2bの代わりにシリンドリカルレンズ群22bとリレー系22cを備える点が顕微鏡システム100の照明光学系2とは異なっている。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、光源1からの光は、コリメータレンズ2aで平行光に変換されて、シリンドリカルレンズアレイ22bを構成する複数のシリンドリカルレンズに入射する。そして、各シリンドリカルレンズでシート状に変換されて、リレー系22cを介して、標本に照射される。つまり、照明光学系は、複数のシート状の照明(LL1、LL2、LL3、LL4)を標本Sに形成するように構成されている。さらに、照明光学系は、複数のシート状の照明全体の厚さTが検出光学系9の焦点深度以下になるように構成されている。
なお、照明手段は、標本Sに複数のシート状の照明を形成する照明光学系を備えていれば良い。従って、本実施例に係る顕微鏡システムは、図14に示す照明手段22の代わりに、図15から図18に示す照明手段(照明手段32、照明手段42、照明手段50、照明手段51)のいずれかを備えてもよい。
図15に示す照明手段32は、シリンドリカルレンズアレイ22bの代わりに空間位相変調器32bを備える点が、図14に示す照明手段22とは異なっている。空間位相変調器32bは、二次元に配列された画素要素を有する装置であり、例えば、LCOSなどの液晶デバイスである。各画素要素は独立に制御されて、入射光の位相を変調する。照明手段32は、空間位相変調器32bで入射光の位相を変調することで、複数のシート状の照明を形成することができる。なお、空間位相変調器32bの代わりにホログラム光学素子により同様の機能を実現してもよい。
図16に示す照明手段42は、シリンドリカルレンズアレイ22b及びリレー系22cの代わりにプリズム42bを備える点が、図14に示す照明手段22とは異なっている。また、光源1にはレーザを用いる。照明手段42は、プリズム42bから出射した光を干渉させることで、複数のシート状の照明を形成する。
図17に示す照明手段50は、コリメータレンズ2aの代わりに光ファイバー52及びコリメータレンズアレイ52aを備える点、及び、リレー系22cを有しない点が、図14に示す照明手段22とは異なっている。照明手段50は、光ファイバー52で光源1からの光を分岐させて、分岐した光の各々をコリメータレンズアレイ52aの各コリメートレンズでコリメートする。さらに、シリンドリカルレンズアレイ22bを構成する各シリンドリカルレンズで各平行光がシート状に変換されることで、照明手段50は、複数のシート状の照明を標本に形成する。
図18に示す照明手段51は、光源1及び光ファイバー52の代わりに複数の光源(光源1a、光源1b、光源1c、光源1d)を備える点が、図17に示す照明手段50とは異なっている。照明手段51によっても、図17に示す照明手段50と同様に、複数のシート状の照明を標本に形成することができる。
以上のように構成された本実施例に係る顕微鏡システムでは、ステレオ撮像手段は、図4に示すように、三角測量法に基づくZ方向の分解能が複数のシート状の照明間の距離Gよりも小さくなる(分解能が高くなる)ような異なる複数の方向から標本Sを撮像する。
なお、三角測量法に基づくZ方向の分解能は、上記の条件を満たす限り、複数のシート状の照明の各々の厚さTsよりも厚くてもよい。これは、上記の条件を満たす限り、本実施例に係る顕微鏡システムのZ方向の分解能として、少なくとも複数のシート状の照明の各々の厚さTsが保証されるからである。
さらに、本実施例に係る顕微鏡システムでは、Z駆動機構4は、移動前に複数のシート状の照明間に位置する標本Sの領域に移動後に複数のシート状の照明が形成されるように、複数のシート状の照明の位置を移動させる。即ち、Z駆動機構4は、複数のシート状の照明が形成される標本S上の位置をZ方向に移動させる照明位置移動手段である。より具体的には、Z駆動機構4は、図19に示すように、複数のシート状の照明の各々の厚さTsずつ、標本ホルダ3をZ方向に移動させることが望ましい。このように動作させることで、シート照明間の隙間を漏れなく撮像することができるからである。
本実施例に係る顕微鏡システムでも、制御解析装置20が、CCDカメラ8から出力される標本Sの複数の画像に対してパターンマッチング処理を行うことで、標本Sの三次元情報が生成される。
本実施例に係る顕微鏡システムによれば、薄いシート状の照明により高いZ分解能を確保しつつ、ステレオ計測技術で複数のシート状の照明を識別して高速に三次元情報を生成することができる。また、本実施例に係る顕微鏡装置によれば、高いZ分解能を有する3次元情報を生成可能な複数の画像を短時間で制御解析装置20に提供することができる。さらに、本実施例に係る顕微鏡システムでは、シート照明により高いZ分解能が保証されるため、三角測量法の基線長Dを過度に大きく取る必要がない。このため、例えば、検出光学系9のレンズ径を小さくすることができるなど、設計上の自由度が向上する。
本実施例に係る顕微鏡システムは、光源1及び照明光学系2の代わりに、図14に示す照明手段22を備えている点が、実施例2に係る顕微鏡システム200とは異なっている。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、ステレオ撮像手段は、図4に示すように、三角測量法に基づくZ方向の分解能が複数のシート状の照明間の距離Gよりも小さくなる(分解能が高くなる)ような異なる複数の方向から標本Sを撮像する。さらに、Z駆動機構4は、移動前に複数のシート状の照明間に位置する標本Sの領域に移動後に複数のシート状の照明が形成されるように、複数のシート状の照明の位置を移動させる。より具体的には、より望ましくは、図19に示すように、複数のシート状の照明の各々の厚さTsずつ、標本ホルダ3をZ方向に移動させる。これらの点は、実施例4に係る顕微鏡システムと同様である。
本実施例に係る顕微鏡システム及び顕微鏡装置によっても、実施例4に係る顕微鏡システム及び顕微鏡装置と同様の効果を得ることができる。また、異なる複数の方向から同時に標本Sを撮像することができるため、より短時間で複数の画像を取得して、より高速に三次元情報を生成することができる。
本実施例に係る顕微鏡システムは、光源1及び照明光学系2の代わりに、図14に示す照明手段22を備えている点が、実施例3に係る顕微鏡システム300とは異なっている。
本実施例に係る顕微鏡システムでは、ステレオ撮像手段は、図4に示すように、三角測量法に基づくZ方向の分解能が複数のシート状の照明間の距離Gよりも小さくなる(分解能が高くなる)ような異なる複数の方向から標本Sを撮像する。さらに、Z駆動機構4は、移動前に複数のシート状の照明間に位置する標本Sの領域に移動後に複数のシート状の照明が形成されるように、複数のシート状の照明の位置を移動させる。より具体的には、より望ましくは、図19に示すように、複数のシート状の照明の各々の厚さTsずつ、標本ホルダ3をZ方向に移動させる。これらの点は、実施例4に係る顕微鏡システムと同様である。
本実施例に係る顕微鏡システム及び顕微鏡装置によっても、実施例4に係る顕微鏡システム及び顕微鏡装置と同様の効果を得ることができる。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。顕微鏡装置及び顕微鏡システムは、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、実施例1に係る顕微鏡システム100は、絞り6の代わりにカラーフィルタを備えても良い。透過波長の異なる複数のカラーフィルタを、互いに検出光学系9の瞳位置に入射する光束の異なる領域に作用するように配置して、複数の異なる色の蛍光を同時に検出してもよい。この場合、複数のカラーフィルタの位置を切り替えて撮像を繰り返すことで、色毎に異なる複数の方向から標本Sを撮像することができる。
また、実施例4から実施例6に係る顕微鏡システムは、2色以上のシート状の照明を含む複数のシート状の照明を形成してもよい。このような照明は、例えば、図18に示す複数の光源が異なる波長の光を出射することによって実現される。図20A及び図20Bは、標本に赤色のシート状の照明(照明LL1rから照明LL5r)と緑色のシート状の照明(照明LL1gから照明LL5g)をそれぞれ複数形成した例を示している。図20Aと図20Bに示すように、照明位置を変化させずにステレオ撮像手段で異なる2方向から2色のシートを撮像することで、色毎に3次元情報を生成することができる。
なお、色の異なるシート状の照明間の距離は、三角測量法に基づくZ方向の分解能よりも短くしてもよい。これは、色の異なるシート状の照明に起因する検出光は、異なる色(波長)を有しているため、波長で分離して検出することができるからである。
また、本発明の各実施例は、STORM(STochastic Optical Reconstruction Microscopy)やGSD(Ground State Depletion)などのローカライゼーション法を用いた超解像画像の生成にも適用可能である。
1 光源
2、12 照明光学系
2a コリメータレンズ
2b シリンドリカルレンズ
3 標本ホルダ
4 Z駆動機構
5 対物レンズ
6 絞り
6a 開口
6b、11a 駆動装置
7 結像レンズ
8、8a、8b CCDカメラ
9、9a、9b 検出光学系
10、30、40 顕微鏡装置
11 角度可変機構
12a ガルバノミラー
12b fθレンズ
13、14 標本回転機構
16 液晶装置
16a、16b 画素要素
20 制御解析装置
22、32、42、50、51 照明手段
22b シリンドリカルレンズアレイ
22c リレー系
32b 空間位相変調器
42 プリズム
52 光ファイバー
52a コリメータレンズアレイ
100、200、300 顕微鏡システム
S 標本

Claims (16)

  1. 標本をシート状に照明する照明光学系と、
    三角測量法に基づく分解能であって前記照明光学系によって前記標本に形成される一又は複数のシート状の照明の方向と直交するZ方向の分解能が前記一又は複数のシート状の照明全体の前記Z方向の厚さよりも小さくなるような異なる複数の方向から、前記標本を撮像するステレオ撮像手段と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、前記Z方向の分解能が前記照明光学系によって前記標本に形成される単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さよりも小さくなるような異なる複数の方向から前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  3. 請求項2に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    前記標本を撮像する撮像装置と、
    前記標本の光学像を前記撮像装置上に形成する検出光学系と、を備え、
    前記単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さは、前記検出光学系の焦点深度以下であり、且つ、前記検出光学系の焦点深度程度である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 請求項3に記載の顕微鏡装置において、
    前記単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さは、前記検出光学系の焦点深度以下であり、且つ、前記検出光学系の焦点深度の1/2以上である
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    さらに、前記検出光学系の瞳位置に配置され、前記検出光学系の瞳に入射する前記標本からの光を部分的に遮蔽する遮蔽手段と、を備え、
    前記遮蔽手段により前記標本からの光が遮蔽される前記検出光学系の瞳の範囲が異なる複数の状態で前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  6. 請求項5に記載の顕微鏡装置において、
    前記異なる複数の状態で前記遮蔽手段を通過する複数の光束が前記検出光学系の主平面を通過する際の光束中心間の距離は、前記単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さを三角測量法に基づく前記Z方向の分解能としたときに、前記検出光学系の焦点距離と、前記Z方向の分解能と、前記顕微鏡装置の前記Z方向と直交する方向の分解能と、により算出される三角測量法の基線長よりも長い
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  7. 請求項3または請求項4に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    さらに、前記検出光学系の光軸の方向を変更する機構を備え、
    前記検出光学系の光軸の方向が異なる複数の状態で前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  8. 請求項7に記載の顕微鏡装置において、
    前記異なる複数の状態にある前記検出光学系の主点間の距離は、前記単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さを三角測量法に基づく前記Z方向の分解能としたときに、前記検出光学系の焦点距離と、前記Z方向の分解能と、前記顕微鏡装置の前記Z方向と直交する方向の分解能と、により算出される三角測量法の基線長よりも長い
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  9. 請求項3または請求項4に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    前記標本を撮像する複数の前記撮像装置と、
    各々が前記標本の光学像を前記複数の撮像装置のうちの異なる撮像装置上に形成する複数の前記検出光学系であって、各々の光軸の方向が異なる複数の前記検出光学系と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  10. 請求項9に記載の顕微鏡装置において、
    前記複数の検出光学系の主点間の距離は、前記単一のシート状の照明の前記Z方向の厚さを三角測量法に基づく前記Z方向の分解能としたときに、前記複数の検出光学系の焦点距離と、前記Z方向の分解能と、前記顕微鏡装置の前記Z方向と直交する方向の分解能と、により算出される三角測量法の基線長よりも長い
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  11. 請求項1に記載の顕微鏡装置において、
    前記照明光学系は、前記標本に複数のシート状の照明を形成し、
    前記ステレオ撮像手段は、前記Z方向の分解能が前記複数のシート状の照明間の距離よりも小さくなるような異なる複数の方向から前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  12. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、さらに、
    前記複数のシート状の照明が形成される前記標本上の位置を前記Z方向に移動させる照明位置移動手段を備え、
    前記照明位置移動手段は、移動前に前記複数のシート状の照明間に位置する前記標本の領域に移動後に前記複数のシート状の照明が形成されるように、前記複数のシート状の照明の位置を移動させる
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  13. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    前記標本を撮像する撮像装置と、
    前記標本の光学像を前記撮像装置上に形成する検出光学系と、
    前記検出光学系の瞳位置に配置され、前記検出光学系の瞳に入射する前記標本からの光を部分的に遮蔽する遮蔽手段と、を備え、
    前記遮蔽手段により前記標本からの光が遮蔽される前記検出光学系の瞳の範囲が異なる複数の状態で前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  14. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    前記標本を撮像する撮像装置と、
    前記標本の光学像を前記撮像装置上に形成する検出光学系と、
    前記検出光学系の光軸の方向を変更する機構を備え、
    前記検出光学系の光軸の方向が異なる複数の状態で前記標本を撮像する
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  15. 請求項11に記載の顕微鏡装置において、
    前記ステレオ撮像手段は、
    前記標本を撮像する複数の撮像装置と、
    各々が前記標本の光学像を前記複数の撮像装置のうちの異なる撮像装置上に形成する複数の検出光学系であって、各々の光軸の方向が異なる複数の検出光学系と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  16. 請求項1乃至請求項15に記載の顕微鏡装置と、
    前記顕微鏡装置のステレオ撮像手段により生成された前記標本の複数の画像に基づいて、前記標本の三次元情報を生成する演算装置と、を備える
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
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