JP2015132683A - トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015132683A
JP2015132683A JP2014003349A JP2014003349A JP2015132683A JP 2015132683 A JP2015132683 A JP 2015132683A JP 2014003349 A JP2014003349 A JP 2014003349A JP 2014003349 A JP2014003349 A JP 2014003349A JP 2015132683 A JP2015132683 A JP 2015132683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
toner
container
replenishing
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014003349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6256014B2 (ja
Inventor
慶 長谷川
Kei Hasegawa
慶 長谷川
生野 秀一
Shuichi Ikuno
秀一 生野
龍次 井上
Ryuji Inoue
龍次 井上
福畑 好博
Yoshihiro Fukuhata
好博 福畑
哲丸 藤田
Tetsumaru Fujita
哲丸 藤田
宮崎 貴史
Takashi Miyazaki
貴史 宮崎
祐介 古市
Yusuke Furuichi
祐介 古市
良平 大井
Ryohei Oi
良平 大井
理恵 足立
Rie Adachi
理恵 足立
山田 晋太郎
Shintaro Yamada
晋太郎 山田
大久保 泰秀
Yasuhide Okubo
泰秀 大久保
理 齊藤
Osamu Saito
理 齊藤
吉田 知史
Tomoshi Yoshida
知史 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014003349A priority Critical patent/JP6256014B2/ja
Publication of JP2015132683A publication Critical patent/JP2015132683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6256014B2 publication Critical patent/JP6256014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】折り畳み可能なトナー収容容器におけるトナー補給動作時のトナーの漏れを防止する。
【解決手段】トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部93を有する折り畳み可能なトナー収容容器90が着脱可能なトナー補給装置190は、容器側開口部93から排出されたトナーを受ける補給部330、補給部を開閉するための補給部開閉手段300と、容器側開口部と補給部の隙間を密閉するための密閉部材310A〜310Dと、容器側開口部を開放する容器開放手段400とを有し、補給部開閉手段と容器開放手段は、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉される。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これら複数の機構を備えた複合機等の画像形成装置と、これに用いられるトナー補給装置及びプロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、プロセスカートリッジもしくは画像形成装置本体に、脱着可能なトナー収容容器をセットし、トナー補給を可能とするトナー収容容器が採用されたものもある。また、脱着可能なトナー収容容器をプロセスカートリッジにセットし、トナー補給後のトナー収容容器を折り畳むことで、プロセスカートリッジ内に圧縮した状態で収納する装置構成が知られている。例えば特許文献1(特開平8−272204号公報)。
従来の構成においては、折り畳み可能なトナーカートリッジについての記載はあるが、トナー補給時のトナー漏れについては考慮されていない。
本発明は、折り畳み可能なトナー収容容器からのトナー補給動作時のトナーの漏れを防止する。
上記目的を達成するため、本発明に係るトナー補給装置は、トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部を有する折り畳み可能なトナー収容容器が着脱可能であって、容器側開口部から排出されたトナーを受ける補給部と、補給部を開閉するための補給部開閉手段と、容器側開口部と補給部の隙間を密閉するための密閉部材と、容器側開口部を開放する容器開放手段とを有し、補給部開閉手段と容器開放手段は、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されていることを特徴としている。
本発明によれば、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されているので、トナー補給動作のトナーの漏れを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るプロセスカートリッジの概略構成を示す拡大図。 図2に示すプロセスカートリッジにトナー収容容器をセットした状態を示す拡大図。 本発明の一実施形態に係るトナー収容容器の構成を示す斜視図。 トナー収容容器の底面図。 補給部開閉手段と容器開放手段の一実施形態の構成を示す分解斜視図。 補給部開閉手段と容器開放手段の支持構成の概略を説明する平面図。 (a)は補給部開閉手段と容器開放手段の補給動作前の状態を示す平面図、(b)は補給部開閉手段と容器開放手段の補給動作前から補給動作後の変位状態を示す平面図。 (a)は補給部開閉手段と容器開放手段の変形例の補給動作前の状態を示す平面図、(b)は補給部開閉手段と容器開放手段の補給動作前から補給動作後の変位状態を示す平面図。 補給部開閉手段と容器開放手段の主要部の装着前の状態を示す斜視図。 補給部開閉手段と容器開放手段の装着後の状態を示す斜視図。 補給部開閉手段と容器開放手段へのトナー収容容器の装着前状態を示す斜視図。 トナー収容容器の装着前の補給部開閉手段と容器開放手段の主要部の状態を簡略して示す平面図。 補給部開閉手段と容器開放手段へのトナー収容容器の装着状態を示す斜視図。 トナー収容容器の装着後の補給部開閉手段と容器開放手段の主要部の状態を簡略して示す平面図。 補給部開閉手段と容器開放手段による容器側開口部と補給部の開放状態を示す平面図。 補給部開閉手段と容器開放手段の主要部によるトナー補給動作時の後半の状態を示す斜視図。 補給部開閉手段と容器開放手段の主要部によるトナー補給動作完了後の状態を示す斜視図。 補給部開閉手段と容器開放手段の主要部によるトナー補給動作完了後の状態を示す平面図。 密閉部備えたトナー収容容器の別な実施形態を示す斜視図。 図20に示すトナー収容容器の側面図。 トナー収納容器に設けた密閉部の構成を示す拡大断面図。 密閉部の設置形態を示す拡大断面図。 (a)は本発明に係るトナー収容容器を折り畳んだ状態を示す図、(b)は従来のトナー収容容器の折り畳んだ状態を示す図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお各図面、各実施形態において、同一部材又は同一機能を有する部材には、基本的には同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。
本実施形態は、トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部を有する、折り畳み可能なトナー収容容器としてのトナーカートリッジが着脱可能なトナー補給装置と、これを備えたプロセスカートリッジをと画像形成装置に関する。
そして、その特徴とするところは、容器側開口部から排出されたトナーを受ける補給部と、補給部を開閉するための補給部開閉手段と、容器側開口部と補給部の隙間を密閉するための密閉部材と、容器側開口部を開放する容器開放手段とを有し、補給部開閉手段と容器開放手段は、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されている点にある。
このような構成であるため、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されるため、トナー補給動作時のトナーの漏れを防止することができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置としてのモノクロプリンタ(以下「プリンタ」と称す)100の概略構成を示す図である。プリンタ100は、画像形成装置本体101、プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写部材としての転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5など備え、一般的な電子写真方式の作像プロセスに従って画像を形成する。
装置本体101には、前カバー7と後カバー8が開閉自在に設けられている。プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5などの構成部材は、基本的には装置本体101内に配置されている。これらプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5による画像形成プロセスは、図示しない制御部によって制御されて実行され、給紙ユニット4から給紙される記録材としての用紙Pに画像がプリントとされる。このため、これら構成部材は制御部と信号線を介して各種情報の送受信が行われている。
画像形成装置本体101の前面側に設けられた前カバー7の上方には、表示部としての表示パネル6が設けられている。表示パネル6は、図示しない制御部と信号線などを介して接続されていて、様々な情報を表示してユーザに各種情報を報知するように構成されている。例えば、制御部は、プロセスカートリッジ1やトナー収容容器としてのトナーカートリッジ90が交換する必要があるときは、その旨を表示パネル6に表示する。ユーザは、プロセスカートリッジ1の交換表示がなされると、装置本体101の前カバー7を矢印Aで示す方向に開放してプロセスカートリッジ1を取り出して交換する。ユーザは、表示パネル6に紙詰まり発生情報が表示されると、前カバー7をA方向もしくは前カバー7と反対側に設けられた後カバー8を矢印Bの方向に開放して詰まった用紙を除去する。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂、複合機であってもよい。
次に図2を用いてプロセスカートリッジ1の構成について説明する。プロセスカートリッジ1は、トナーカートリッジ90を備えたトナー補給装置190よりトナーTを補給可能とされていて、画像形成装置本体101に対して脱着可能とされている。プロセスカートリッジ1は、像担持体としてのドラム状の感光体11を中心とした画像形成部10と、トナーカートリッジ90をその内部に有するトナー収容装置190と、トナー収容装置190内のトナーカートリッジ90(トナー収容装置190)からトナーTが補給されて貯留されるトナー貯留部18とを備えている。本実施形態に係るトナーTは、その外添剤にオイル含有シリカを含んでいる。本実施形態において、トナー収容装置190はプロセスカートリッジ1と一体的に形成しているが、プロセスカートリッジ1に対して着脱可能なユニットとして形成したものであってもよい。
画像形成部10には、感光体11の周囲に、帯電手段としての帯電ローラ12、感光体11に接触してトナーを感光体11に供給する現像剤担持体としての現像ローラ13、現像剤搬送部材としての供給ローラ15、感光体11上の転写残トナーを掻き取るクリーニンク手段としてのクリーニングブレード17が配置されている。現像ローラ13の周囲には、現像ローラ13が保持するトナー量を規制するための規制部材として規制ブレード14が配置されている。供給ローラ15はトナー貯留部18から搬送されるトナーTを現像ローラ13に供給するものである。
トナー貯留部18は、紙面垂直方向に延在する筒状空間であって、その内部中央には、トナーTを攪拌しながら供給ローラ15へと搬送する攪拌部材としてのアジテータ16が回転可能に配置されている。プロセスカートリッジ1は、電子写真方式の周知の一成分作像プロセスに従ってトナー像を感光体11の表面に形成する。
なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ1としてトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示した。しかし、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分プロセスのものに限定されるものではなく、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
プロセスカートリッジ1は、トナー貯留部18の上方に、容器収容部としてのトナーカートリッジ収容部19とトナーカートリッジ装着口194を有するトナー収容装置190が配設されている。トナーカートリッジ収容部19は、トナーカートリッジ90を完全に内部に収納可能な空間部として形成されている。
トナー収容装置190は、トナーカートリッジ収容部19の上部に開閉自在(その位置を変位可能な)な上カバー191が配設され、トナーカートリッジ収容部19の下方にトナー貯留部18との間を仕切るように下カバー192が配設されている。トナー収容装置190は、上カバー191が図2に示すトナーカートリッジ装着口194を閉じた閉状態にあるときには、プロセスカートリッジ1(トナー収容装置190)の外部からトナーカートリッジ収容部19内にトナーカートリッジ90をセットできず、上カバー191が図3に示すようにトナーカートリッジ装着口194を開いた開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1(トナー収容装置190)の外部からトナーカートリッジ90をトナーカートリッジ収容部19内に装着できるように構成されている。下カバー192には、トナー貯留部18とトナーカートリッジ収容部19内とを連通する連通口193が形成されている。
トナー貯留部18内のトナー残量は、図示しないトナー残量検知手段で検知される。トナーTが所定量より少なくなると、図1に示した表示パネル6にトナー補給を促すメッセージが表示され、ユーザは上カバー191を開いてトナーカートリッジ90をトナーカートリッジ収容部19内に装着することができる。
次にトナーカートリッジ90の実施形態について説明する。
本実施形態に係るトナーカートリッジ90は、図4に示すように略四面体からなる収納部としてのトナー収容部91の内部にトナーを封入して収容している。本実施形態において、トナーカートリッジ90は、所定の厚さを持つ、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立てて形成されている。シート材には、表面をポリエチレンでコーティングした厚み1mmの紙材を用いた。
下カバー192上に装着されるトナー収容部91(四面体)の一辺となる下辺92は、トナー補給前において長手方向Xに延在している。トナーカートリッジ90は、下辺92が開放されることで、トナー収容部91内のトナーが排出可能になる。トナーカートリッジ90は、トナー補給動作時に開放されることでトナー収容部91に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部93が下辺92に形成されている。容器側開口部93は封止部材となる接着剤99で接着されて密着されている。容器側開口部93はトナー補給時になると作動する図6に示す容器開放手段400により長手方向Xと交差する開放方向Y(平面視において直交する方向)に開口するように構成されている。図4において符号94、95、96、97は、トナー収容部91の密着部を示す。トナー収納部91の上部に位置する密着部94は、下辺92側に位置する下方の密着部95の延在方向(長手方向X)と交差する開放方向Yに延在している。密着部94と密着部95の両者はトナー収納部91の互いにねじれた位置に形成されていて、互いの投影面が完全に一致してないようになっている。このため、トナー収納部91は、長手方向Xから見た時と開放方向Yから見たときの概観形状が異なっている。下方に位置する密着部95は、補給部330に対する装着部を構成している。
本実施形態において、密着部94、95、96、97は、三井化学東セロ株式会社製の接着用フィルム「CMPS(登録商標)」を接着剤として用いて接着して形成されている。なお、密着部94、95、96、97の密着方法としては、接着剤に限定されるものではなく、溶着や圧着であってもよい。
トナーカートリッジ90は、下辺92の開放後に、トナー収容部91における開放した下辺92を底辺とした三角形の略中線Sで折り畳み可能に形成されている。本実施形態において、略中線Sとは、下辺92を底辺とした三角形の頂点に位置する密着部94から対辺となる底辺92の中点を結んだ直線(中線)としている。しかし、三角形の頂点からの延びる直線は、必ずしも底辺92の中点を結ぶ必要は無く、中点を基準に底辺92の延びる方向にずれた位置で頂点と結ぶ直線であればよい。このように本実施形態における中線Sとは、その範囲に幅を有している。
トナーカートリッジ90は、トナー収容部91の開放方向Yに位置する密着部96、97に開放用の容器側嵌合部98A、98Bが設けられている。容器側嵌合部98A、98Bは、密着部96、97の下部に互いに対向するように配置されている。容器側嵌合部98A、98Bは、長手方向Xに延びる密着部95との間に空間S1、S2を設け、密着部96、97から密着部95に向かってそれぞれ内向き延びる延在部98Aa、98Baを有する鉤状に形成されている。空間S1、S2には、後述する容器開放手段400が有する本体側嵌合部306、307が、侵入可能な幅に設定されている。延在部98Aa、98Baが延びる内向きとは、トナー補給動作時の開放方向とは逆の向きである。
次に補給部開閉手段300と容器開放手段400の構成について説明する。図6は、補給部開閉手段300と容器開放手段400の構成を示す分解斜視図である。
図6に示すように補給部開閉手段300は、連通口193に連通する補給部330を形成する4つに分割された第1、第2、第3及び第4の縁部材301A、301B、301C、301Dを備えている。第1〜第4の縁部材301A〜301Dは直方体であって、第1と第2の縁部材301、301Bと、第3と第4の縁部材301C、301Dとがそれぞれ長手方向Xに互いの一方の短辺部分が隣接するように配置されている。第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、図7にも示すように、支持部となる複数の接続部材302、303、304、305を介して連結されている。接続部材302、303と接続部材304、305は、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。長手方向Xの一方側に位置する接続部材302の開放方向Yに位置する端部には支持軸320、321が設けられ、長手方向Xの他方側に位置する接続部材303の開放方向Yに位置する端部には支持軸322、323が設けられている。接続部材302と接続部材303の間に位置する接続部材304、305は、開放方向Yにおいて互いに対向して配置されている。接続部材304の長手方向Xに位置する端部には支持軸324、325が設けられ、接続部材305の長手方向Xに位置する端部には支持軸326、327が設けられている。これら支持軸320〜327は、それぞれ長手方向Xと開放方向Yとに交差する上下方向Zに延在するように、各接続部材から突出して形成されている。支持軸320、324、325、322は同一線上にその中心が位置するように配置され、支持軸321、326、327、323は同一線上にその中心が位置するように配置されている。
縁部材301Aは支持軸320と支持軸324に揺動可能に支持され、縁部材301Bは支持軸322と支持軸325に揺動可能に支持されている。縁部材301Cは支持軸321と支持軸326に揺動可能に支持され、縁部材301Dは支持軸323と支持軸327に揺動可能に支持されている。
接続部材302、303、304に装着された縁部材301A、301Bと、接続部材302、303、305に装着された縁部材301C、301Dとの間に空間が形成されていて、この空間を補給部330としている。補給部30には、トナーカートリッジ90の開口部93が形成される密着部95が、トナーカートリッジ90の装着時に挿入される。
このように、縁部材301A〜301Dは、接続部材302から305に支持軸320〜327によって揺動可能に支持された平行リンク機構として構成されているため、中間に位置する連結306、307を開放方向Yに移動させることで、縁部材301A〜301Dによっては、その内側空間に四辺形型の補給部330が形成される。
連結306、307には、連結306、307を開放方向Yに変位させるための駆動部が接続されている。駆動部は、連結306、307にそれぞれ連結される駆動伝達部となるラック部311A、311Bと、駆動歯車312A、312Bと、駆動源となる駆動モータ314A、314Bを備えている。
ラック部311A、311Bは開放方向Yに延在し、それぞれの一端を連結306、307に着脱可能に設けられている。着脱可能にしたのは組付性を良好にするためにしたもので、着脱式ではなく、固定式であってもよい。駆動モータ314A、314Bは制御部によって、その回転が制御されるものである。駆動モータ314A、314Bは、駆動歯車312A、312Bを回転駆動するものである。駆動歯車312A、312Bは支軸によって回転自在に支持されていて、ラック部311A、311Bの歯部313A、313Bにその歯部が噛み合わされている。ラック部311A、311Bは、駆動モータ314Aによって駆動歯車312Aが図中時計回り方向に回転され、駆動モータ314Bによって駆動歯車312Bが図中反時計回り方向に回転されると開放方向Yに移動する。ラック部311A、311Bは、駆動モータ314Aによって駆動歯車312Aが図中反時計回り方向に回転され、駆動モータ314Bによって駆動歯車312Bが図中時計回り方向に回転されると開放方向Yと逆方向となる閉鎖方向Y1に移動する。
縁部材301Aと縁部材301Cの互いの対向面と、縁部材301Bと縁部材301Dの互いの対向面には、図6、図8(a)、図8(b)に示すように、密閉部材310A〜310Dがそれぞれ設けられている。密閉部材310A〜310Dは、各縁部材と同様、直方体を成し、例えばスポンジやゴムなどの弾性部材で構成されている。密閉部材310A〜密閉部材310Dは、図8(a)に示すと補給動作前の状態と、図8(b)に示すトナー補給動作後の状態において、互いの対向する面同士が当接、好ましくは圧接するようにその厚さや長さが調整されている。
つまり、密閉部材310A〜310Dは、トナーカートリッジ90の装着前においては、補給部330を密閉状態とするものである。密閉部材310A〜310Dは、密閉部材310Aと密閉部材310Cとの当接面間及び密閉部材310Bと密閉部材310Dとの当接面間に連続して形成されるスリット部331、332にトナーカートリッジ90の密着部95(開口部93)が挿入されると、開口部93と補給部330の隙間を密閉状態とするものである。また、補給部開閉手段300は、開口部93の投影形状と略同形状に補給部330の形状を変位させるものである。
図6に示すように、容器開放手段400は、スリット部331、332に挿入されて補給部開閉手段300に装着されたトナーカートリッジ90は、開放方向Yに変位させて開口部93を開放するものである。容器開放手段400は、開放位置よりもさらに開放方向Yにトナーカートリッジ90を変位させることで、トナーカートリッジ90を長手方向Xへの厚みを減らして開放方向Yに延びた折り畳み状態にするものでもある。
容器開放手段400は、先に説明した駆動部としての、ラック部311A、311B、駆動歯車312A、312B、駆動モータ314A、314Bと、本体側嵌合部306、307とを備えている。本体側嵌合部306、307は、図7にも示すように、接続部材304、305よりも開放方向Y(外側)に配置されていて、トナーカートリッジ90に形成した容器側嵌合部98A、98Bと、開放方向Yにおいて嵌合するものである。本体側嵌合部306、307には、図6に示すように容器側嵌合部98A、98Bの延在部98Aa、98BAが開口部93に向かって外側から挿入する挿入部306a、307aが設けられている。すなわち、本体側嵌合部304、305は容器側嵌合部98A、98Bが外側からひっかけることができるように構成されている。
本実施形態において、本体側嵌合部306は接続部材304に、本体側嵌合部307は接続部材305にそれぞれ一体的に設けられていて、接続部材304、305が開放方向Yに移動する際に、一体的に開放方向Yに移動可能に設けられている。つまり、補給部開閉手段300と容器開放手段400とは、駆動部以外の構成が1つのユニットとして構成されていて、トナーカートリッジ90を装着するための装着ユニット500として形成されている。本体側嵌合部306、307は開放方向Yに移動可能に設けられていればよく、例えばラック部311A、311Bに固定した形態であってもよい。本実施形態において、本体側嵌合部306、307には、ラック部311A、311Bを挿通するための孔部306bが形成されている(図10参照)。なお、図10では、本体側嵌合部307の孔部306bの記載を省略している。
本実施形態において、補給部開閉手段300と容器開放手段400とは同一の駆動部によって駆動するように構成されているので、その開放動作が連動するように構成されている。無論駆動部の構成を、補給部開閉手段300と容器開放手段400とで個別に有する形態であってもよいが、両者の動作は連動させる方が、トナーカートリッジ90の開放動作と補給部330の開放動作のずれを防止でき、ずれを起因とするトナー漏れを限定できるので好ましい。
このような構成の補給部開閉手段300と容器開放手段400は、その初期状態を図8(a)に示すように、補給部330が閉じられて密閉された状態にある。この状態から駆動モータ314A、314Bの起動によって駆動歯車312A、312Bがそれぞれ矢印で示すように逆方向に回転すると、ラック部311A、311Bが開放方向Yに移動する。ラック部311A、311Bが移動すると、ラック部311A、311Bにつながり互いに対向する二つの接続部材306、307間の開放方向Yへの距離が広がって変化する。このため、接続部材306、307に片側を支持された第1〜第4の縁部材301A〜301Dが開放方向Yに向かって移動するので、図8(b)に示すように長手方向Xに位置する接続部材302、303の距離が短縮される。このため、第1〜第4の縁部材301A〜301Dが形作る形状は、図8(a)に示すように長手方向Xに一直線の形状から、四辺形を経て図8(b)に示すように開放方向Yに一直線の形状となり、密閉部材310A〜310Dによって再び補給部330が密閉状態とされる。
この動作後、第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、動作前にそれぞれ対向していた縁部材とは別の縁部材と対向する。すなわち、動作前に縁部材301Cと対向していた縁部材301Aは、動作後、縁部材301Bと対向し、動作前に縁部材301Bと対向していた縁部材301Dは、動作後、縁部材301Cと対向する。
図9(a)、図9(b)は、補給部開閉手段300と容器開放手段400の変形例を示す。この例では、一方の接続部材306にのみラック部311Aを設け、他方の接続部材307は固定部380に固定するようにして、駆動歯車312Aを回転させることで図中右方向にラック部311Aを移動可能にした。この場合、ラック部311Aの移動距離が図8の場合よりも長くなり、ブレなどが発生することが懸念されるため、ラック部311Aの移動の安定化を図るために開放方向Yに延びるガイド部材335、336を、ラック部311Aを挟むように配置するのが好ましい。
あるいは、図9の場合と逆な構成としてもよい。すなわち、一方の接続部材307にのみラック部311Bを設け、図中右方向に固定部380を配置し、他方の接続部材306を固定部380に固定して、駆動歯車312Bを回転させることで図中左方向にラック部311Bを移動可能にした構成であってもよい。
補給部開閉手段300と容器開放手段400の駆動部としては、駆動モータと駆動歯車とラック部の構成に限定されるものでない。例えば、接続部材306、307にピアノ線、ワイヤ、ベルトなどの線状部材の一端を固定し、線状部材の他端を駆動モータで回転駆動する巻き取り部材に固定し、駆動モータを駆動して巻き取り部材を回転させて線状部材を巻き取るようにしてもよい。
駆動部の駆動源として駆動モータなどの電動駆動源に限定されるものではない。例えば、ラック部311A、311Bと図2に示した上カバー191とをリンク機構で連結し、上カバーの開閉動作と連動させて補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するようにしてもよい。あるいは、トナーカートリッジ収容部19をプロセスカートリッジ1、あるいは画像形成装置100に対して着脱可能に設け、このトナーカートリッジ収容部19の着脱動作と連動して補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するようにしてもよい。
このようなトナーカートリッジ90をトナー補給装置190に装着する際に必要な動作と連動して補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するように構成することで、電動駆動源がなくてもトナーカートリッジ90の開放動作を行うことができる。
電動の駆動部を除く補給部開閉手段300と容器開放手段400とで形成された装着ユニット500は、基本的には下カバー192に形成した連通口193と、スリット331、332の位置が一致するように装着される。しかし直接下カバー192に装着ユニット500を装着すると、寸法誤差や装着時の組み付け誤差により、ユニット500と下カバー192との間や連通口193と補給部330の間に隙間が形成されてしまい、トナー補給時などにトナー漏れが懸念される。
このため、本実施形態では、ユニット500を下カバー192に装着するに際し、伸縮自在なシール部材として、ゴム膜350を介して装着するようにしている。この場合、連通口193と補給部330の間に位置するゴム膜350には、ユニット500の投影面積よりも小さい取付開口351を形成し、この取付開口内に装着ユニット500の一部を挿入し、図11に示すように、縁部材301A〜301Dの外側に設けた取付部340A〜340Dと取付開口351の周囲とを、例えば接着や溶着によって隙間無く固定することで、下カバー192(トナー補給装置190)に装着することができる。また、ゴム膜351にユニット500を装着するので、補給部開閉手段300と容器開放手段400が動作しても、その動作によってゴム膜305が伸縮して追従するので、開閉動作時のトナーの漏れも防止できるので好ましい。
装着ユニット500の装着後は、駆動部のラック部311A、311Bを接続部材306、307に取り付け、下カバー192に装着した駆動歯車312A、312とラック部311A、311Bとを噛み合わせ、駆動モータ314A、314Bと駆動歯車312A、312Bと連結すればよい。
このような構成の補給部開閉手段300と容器開放手段400とは、図示しない制御部によって、その動作が制御される。すなわち、補給部開閉手段300と容器開放手段400とはトナー補給時であると制御部が判断すると、駆動モータ312A、312Bの動作が制御され、トナー補給動作を開始する。すなわち、補給部330と容器側開口部93を略同投影形状を保ちながら動作する。
次に、トナーカートリッジ90からのトナー補給動作について説明する。
図12は、トナーカートリッジ収容部19内の構成を装着ユニット500とトナーカートリッジ90を中心に示す斜視図である。図13はトナーカートリッジ90が装着される前でトナー補給動作前(開放動作前)の装着ユニット500の平面図である。この場合、スリット331、332は長手方向Xに延在しているとともに、補給部330も密閉部材310A〜310Dで密閉されているため、トナーカートリッジ収容部19内からトナー貯留部18内が見えることは無い。このため、トナー補給動作前(開放動作前)において、トナー貯留部18からの飛散トナーの漏れを防止している。
トナーカートリッジ90をトナーカートリッジ収容部19内に装着するには、図1に示すカバー191を開き、トナーカートリッジ装着口194からトナーカートリッジ90をトナーカートリッジ収容部19内に挿入する。トナーカートリッジ90の先端側であり装着部でもある密着部95を、密閉部材310A〜310Dで囲まれた補給部330の中心(スリット331、332)に差し込むようにしてセットをする。そして、トナーカートリッジ側の嵌合部98A、98Bの鉤状の延在部98Aa、98Baの先端部分を本体側嵌合部306、307の挿入部306a、307a内に、本体側嵌合部306、307の外側から差し込むことで嵌合させる。
すると、図14、図15に示すように、トナーカートリッジ90の容器側開口部93が形成される密着部95が4つの密閉部材310A〜310Dにより両側を側面(開放方向Y側)から挟まれている。このため、トナーカートリッジ90を補給部330内に装着した場合でも補給部330と密着部95との間に隙間は形成されることがない。この場合、補給部330と容器側開口部93の隙間は、補給部330内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉されるからである。
図6で説明した駆動部の駆動モータ314A、314Bが作動すると、図16に示すように、第1〜第4の4つの縁部材301A〜301Dに支持軸で取り付けられた2つの接続部材306、307が、開放方向Yへの距離が増大する方向に変化する。この変化により、トナーカートリッジ90の開放動作が行われ、密着部95を構成するシート材が開放方向Yへと引っ張られて容器側開口部93が開放される。そして、容器側開口部93の開口度合いは接続部材306、307間の開放方向Yへの距離の増大に伴い拡大し、平面視において四辺形の形状となる最大開口量となる。このとき接続部材306、307間の開放方向Yへの移動に伴い、補給部330の形状も平面視において四辺形の形状となる最大開口量となる。
すなわち、トナー補給動作中において、補給部330と容器側開口部93は、略同投影形状を保ちながら変位し、補給部330と容器側開口部93の隙間は補給部330内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉されている。このため、トナー補給動作の補給部330と容器側開口部93の間からのトナーの漏れを防止することができるとともに、密閉の安定性が高まり、よりトナー漏れを防止することができる。つまり、補給部開閉手段300は、容器側開口部93の投影形状と略同形状に補給部330の形状を変位させることによって密閉の安定性が高まり、かつ、トナーカートリッジ90の容器側開口部93の開放動作の安定化にもつながる。
また、容器側嵌合部98A、98Bは、密着部95に向かってそれぞれ内向きに延びる延在部98Aa、98Baを有する鉤状に形成されているので、本体側嵌合部306、307の挿入部306a、307aに延在部98Aa、98Baが挿入した後、開放方向Yに向かって移動する開放時にトナーカートリッジ90の容器側開口部93周辺の一部を固定する開放補助部材を兼ねることができる。このため、補給部開閉手段300と容器開放手段400の動作によって容器側開口部93の開放が確実に行える。
トナー補給動作時は、補給部開閉手段300よる補給部330の開放動作と容器開放手段400による容器側開口部93の開放動作とが連動して行われるので、開放動作の安定化にもつながり、開放動作のばらつきによるトナー漏れも防止することができる。また、本実施形態では、補給部開閉手段300と容器開放手段400との駆動部の構成を共通の駆動部としているので、設置スペースや分品点数の削減につながり、コスト低減を図ることにもつながる。
トナーカートリッジ90の容器側開口部93の強度は、外側から側面を密閉部材310A〜310Dで押されても撓まない程度に形成されているため、容器側開口部93と補給部330は略同形状に変化する。このため、第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、トナーカートリッジ90の開封のためのガイド部材としての役割も果たすことになる。また、トナーカートリッジ90内に入っているトナーは、容器側開口部93が開放されているとき、すなわち、トナー補給動作中(開放動作中)に重力により落下し、トナー貯留部18内に補給される。この時に、例えばトナーカートリッジ90を振動、好ましくは細かく振動させることで、その振動の衝撃をトナーに与えることが出来るので、より効率良くトナーを落下させて補給することができる。
一方、接続部材306、307間の開放方向Yへの距離がさらに拡大すると、図17に示すように、補給部330の開口形状は開放方向Yに横長な四辺形となって、開口面積が減少するとともに、トナー収容部91が折り畳まれ始める。そして、図18、図19に示すように、トナー収容部91が開放方向Yに延びきった状態となるまで駆動モータ314A、314Bを作動することで、トナーカートリッジ90は折り畳まれた状態となり、トナーカートリッジ90からのトナー補給が全て完了した補給完了時の補給部330と容器側開口部93の状態となる。
このとき、トナー補給動作前とは容器側開口部90が90度方向を変えた状態で閉じられ、第1と第3の縁部材301A、301Cと、第2と第4の縁部材301B、301Dが開放方向Xに一直線の形状となる。この状態で、トナーカートリッジ90を補給部330から引き抜いた際には、再びトナーカートリッジ90の密着部95で潰されていた密閉部材310A〜310Dが復元して補給部330が閉じられる。このため、トナー補給動作後のトナーカートリッジ90を抜いた後でもトナーカートリッジ収容部19からトナー貯留部18が見えることは無く、補給後においてトナー貯留部18内で舞い上がっている(飛散している)トナーの漏れを防止することができる。
また、トナー補給動作中(開放動作中)、補給部開閉手段300と容器開放手段400により、容器側開口部93と補給部330の隙間は密閉部材310A〜310Dで封止されている状態を保ったまま変化するため、トナーが外部に漏れ出すことを防止することができる。つまり、トナー補給動作中は、補給部330と容器側開口93を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部330と容器側開口部93(密着部95の外側面)の隙間は補給部330内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉されるので、トナー補給動作のトナーの漏れを防止することができる。
本実施形態では、密閉部材310A〜310Dとして弾性部材を用いる。このため、トナーカートリッジ90が補給部330に装着された際には、密閉部材310A〜310Dの弾性変形によりトナーカートリッジ90と補給部330との隙間が埋められる。また、トナーカートリッジ90の装着前と離脱後においては、密閉部材310A〜310Dの復元作用によって補給部330は密閉されるので、補給部330からのトナー漏れを防止できる。さらに、密閉部材310A〜310Dに弾性部材を用いると、補給部330を閉じたままの状態でトナーカートリッジ90の密着部95を補給部330へセットすることができるので、装着時のトナー漏れを防止することができる。
図20、図21は、トナー収容容器の別な実施形態を示す。
図20、図21に示すトナー収容容器となるトナーカートリッジ90Aは、既に説明したトナーカートリッジ90に対し、容器側開口部93を密閉する密閉部900を追加したものである。密閉部900は、容器開放手段400による容器側開口部93の開放動作後に、開放された容器側開口部93を密閉するものである。
密閉部900は、容器側開口部93が形成される下辺92側に位置する密着部95において、接着領域99よりも図中下方に設けられている。密閉部900は、いわゆる、レールファスナーであって、図22に示すように密着部95を構成する互いに対向する一方の内側面95aの長手方向において同一形状に形成した凹部901と、一方の内側面95bの長手方向において同一形状に形成した凸部902とで構成されている。ここでいう内側面95a、95bは、トナー補給後に折り畳まれた際に互いに対向する面である。凹部901と凸部902は、それぞれ樹脂製で弾性変形可能である。凹部901の内部形状は、凸部902の外部形状とは相似である。凹部901の内部形状は凸部902の外部形状よりも幾分小さく形成されていて、両者を合わせて外側から互いを密着させる方向の力を与えたときに凹部901に凸部902が入って、互いに、あるいは少なくとも一方側が弾性変形して密閉する。
補給部開閉手段300と容器開放手段400により、トナーカートリッジ90Aが図18に示すトナー補給後の折り畳まれた状態となり、同一側面側を占める第1と第3の縁部材301A、303Cと、反対側で同一側面側を占める第2と第4の縁部材301B、303Dとによって挟まれた際に、凹部901に凸部902が入り、開放された容器側開口部93を密閉することができる。このため、トナー補給後の折り畳まれたトナーカートリッジ90Aを、容器側開口部93を密封しながらトナー補給装置190(装着ユニット500)から脱離することができるので、トナー収容部91内にトナーが残留していても、トナー漏れを防止することができる。
また、図23に示すように、容器側開口部93が開放した際に互いに対向する内側面95a、95bの部位に凹部901と凸部902とを交互に形成と、トナー補給後の折り畳まれた状態だけでなく、トナー補給前のトナー収容状態においても、凹部901と凸部902とで容器側開口部93を密閉することができる。
図24は本発明に係るトナーカートリッジ9、9Aと従来のトナーカートリッジ9Bの折り畳み状態を示す。図24(a)は、本実施形態に係るトナーカートリッジ9、9Aが折り畳まれた状態を示し、図24(b)折り畳み方が異なる従来のトナーカートリッジ9Bの折り畳まれた状態を示す。
図10(b)に示す従来のトナーカートリッジ9cでは、下辺92の開放後に、トナー収容部391の略四面体における開放した辺を底辺とした三角形の中線で折り畳み可能にしていないので、折り畳んだ際にトナー収容部931の内側に折り畳まれてしまい、トナーカートリッジ9Bを構成するシート材の厚みtの4枚分の厚さ4tとなってしまう。
しかし、本実施形態においては、下辺92の開放後に、四面体のトナー収容部91における開放した辺92を底辺とした三角形の中線Sで折り畳み可能にするため、シート材の厚みtの2枚分の厚さ2tに確実に折り畳むことができる。また、中線Sに予め折り目をつけておく、もくしは継ぎ目を位置させることで、より確実に中線Sでトナーカートリッジ90、90Aを折り畳むことができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 プロセスカートリッジ
90、90A トナー収容容器
91 収容部
92 下辺
93 容器側開口部
98A、98B 容器側嵌合部
98Aa、97Ba 延在部
100、100A 画像形成装置
101 装置本体
190 トナー補給装置
193 補給部(開口部)
300 補給部開閉手段
310A〜310D 密閉部材、
306、307 本体側嵌合部
306a、307a 挿入部
300 補給部開閉装置
400 容器開放手段
500 装着ユニット
900 密閉部
T トナー
S 略中線
X 長手方向
Y 開放方向
特開平8−272204号公報

Claims (11)

  1. トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口を有するトナー収容容器が着脱可能なトナー補給装置であって、
    前記容器側開口部から排出されたトナーを受ける補給部と、
    前記補給部を開閉するための補給部開閉手段と、
    前記容器側開口部と前記補給部の隙間を密閉するための密閉部材、
    前記容器側開口部を開放する容器開放手段を有し、
    前記補給部開閉手段と前記容器開放手段は、トナー補給動作中は、前記補給部と前記容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、
    前記補給部と前記容器側開口部の隙間は前記補給部内の空間から見て前記密閉部材によって密閉されているトナー補給装置。
  2. 少なくとも前記密閉手段の一部は弾性部材である請求項1記載のトナー補給装置。
  3. 前記補給部開閉手段は、前記容器側開口部の投影形状と略同形状に前記補給部の形状を変位させる請求項1又は2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記補給部開閉手段と前記容器開放手段は、少なくともその開放動作が連動する請求項1、2又は3に記載のトナー補給装置。
  5. 前記容器開放手段は、前記収納部に設けられた開放用の容器側嵌合部と、開放方向において嵌合する本体側嵌合部を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー補給装置。
  6. 前記容器側嵌合部は、前記開放方向に延びる鉤状であり、
    前記本体側嵌合部は、前記鉤状の容器側嵌合部の延在部が前記容器側開口部に向かって外側から挿入する挿入部を有する請求項5に記載のトナー補給装置。
  7. 前記トナー収容容器は、前記容器開放手段による容器側開口部の開放動作後に、開放された前記容器側開口部を密閉する密閉部を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー補給装置。
  8. 前記トナー収納容器は、前記収容部が所定の厚さを持つ部材で覆われて略四面体に形成されていて、前記容器側開口部が形成される辺を前記略四面体の一辺とし、前記容器開放手段による開放動作によって当該一辺を解放後、開放した辺を底辺とした三角形の略中線で折り畳み可能に形成した請求項1乃至7の何れか1項に記載のトナー補給装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のトナー補給装置を備えたプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のトナー補給装置を備えた画像形成装置。
  11. 前記トナーは、オイル含有シリカをトナーの外添剤に含むことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
JP2014003349A 2014-01-10 2014-01-10 トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Active JP6256014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014003349A JP6256014B2 (ja) 2014-01-10 2014-01-10 トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014003349A JP6256014B2 (ja) 2014-01-10 2014-01-10 トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015132683A true JP2015132683A (ja) 2015-07-23
JP6256014B2 JP6256014B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=53899933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014003349A Active JP6256014B2 (ja) 2014-01-10 2014-01-10 トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6256014B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933044U (ja) * 1982-08-23 1984-02-29 コニカ株式会社 トナ−受入れ装置
JPH01209464A (ja) * 1988-02-16 1989-08-23 Nec Corp トナー供給機構
JP2006023643A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Ricoh Printing Systems Ltd トナー補給装置
JP2012242770A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195923A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd トナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5933044U (ja) * 1982-08-23 1984-02-29 コニカ株式会社 トナ−受入れ装置
JPH01209464A (ja) * 1988-02-16 1989-08-23 Nec Corp トナー供給機構
JP2006023643A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Ricoh Printing Systems Ltd トナー補給装置
JP2012242770A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2013195923A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd トナー補給容器、これを備えた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6256014B2 (ja) 2018-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105974759B (zh) 显影剂容器、显影装置、处理单元和成像设备
US9360831B2 (en) Developing unit, process cartridge and image forming apparatus
JP5103895B2 (ja) 現像剤収容容器、並びに現像剤収容容器の組立て方法及び再生方法
JP2001281996A (ja) 現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2009064015A (ja) トナーカートリッジおよびトナーカートリッジを有する画像形成装置
JP5273263B2 (ja) 現像剤収容器、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
US6987938B2 (en) Process cartridge and image forming apparatus
JP2010107619A (ja) 現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置と、その現像カートリッジの製造方法
JP6256014B2 (ja) トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CN109478034B (zh) 调色剂盒
JP6728922B2 (ja) 現像剤収納容器及び画像形成装置
JP6747011B2 (ja) 現像剤カートリッジ
US9513578B2 (en) Developing device, process cartridge and image forming apparatus
WO2024080227A1 (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
CN109960122B (zh) 调色剂容器以及图像形成装置
JP5490273B1 (ja) 現像剤収納ユニット、現像装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP7334515B2 (ja) 現像剤収納容器、現像剤補給装置及び画像形成装置
JP2018063282A (ja) 現像剤容器及び画像形成装置
JP2015161912A (ja) 画像形成装置
JP6244852B2 (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6406980B2 (ja) 現像装置およびプロセスカートリッジ
JP2024058597A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2015102599A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015132770A (ja) トナー収容容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2015232619A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6256014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151