JP2015132683A - トナー補給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部93を有する折り畳み可能なトナー収容容器90が着脱可能なトナー補給装置190は、容器側開口部93から排出されたトナーを受ける補給部330、補給部を開閉するための補給部開閉手段300と、容器側開口部と補給部の隙間を密閉するための密閉部材310A〜310Dと、容器側開口部を開放する容器開放手段400とを有し、補給部開閉手段と容器開放手段は、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉される。
【選択図】図6
Description
本発明は、折り畳み可能なトナー収容容器からのトナー補給動作時のトナーの漏れを防止する。
そして、その特徴とするところは、容器側開口部から排出されたトナーを受ける補給部と、補給部を開閉するための補給部開閉手段と、容器側開口部と補給部の隙間を密閉するための密閉部材と、容器側開口部を開放する容器開放手段とを有し、補給部開閉手段と容器開放手段は、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されている点にある。
このような構成であるため、トナー補給動作中は、補給部と容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部と容器側開口部の隙間は補給部内の空間から見て密閉部材によって密閉されるため、トナー補給動作時のトナーの漏れを防止することができる。
装置本体101には、前カバー7と後カバー8が開閉自在に設けられている。プロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5などの構成部材は、基本的には装置本体101内に配置されている。これらプロセスカートリッジ1、書込装置2、転写ローラ3、給紙ユニット4、定着ユニット5による画像形成プロセスは、図示しない制御部によって制御されて実行され、給紙ユニット4から給紙される記録材としての用紙Pに画像がプリントとされる。このため、これら構成部材は制御部と信号線を介して各種情報の送受信が行われている。
なお、図1では画像形成装置としてモノクロプリンタを例示したが、画像形成装置としては、カラープリンタ、カラー/モノクロの複写機やファクシミリ、これら複数の機能を備えた所謂、複合機であってもよい。
トナー貯留部18は、紙面垂直方向に延在する筒状空間であって、その内部中央には、トナーTを攪拌しながら供給ローラ15へと搬送する攪拌部材としてのアジテータ16が回転可能に配置されている。プロセスカートリッジ1は、電子写真方式の周知の一成分作像プロセスに従ってトナー像を感光体11の表面に形成する。
なお、本実施形態では、プロセスカートリッジ1としてトナー単体で構成された一成分現像剤による一成分プロセスを用いるものを例示した。しかし、プロセスカートリッジ1の構成は、一成分プロセスのものに限定されるものではなく、トナーとキャリアを備えた二成分現像剤による二成分現像プロセスを用いるプロセスカートリッジであっても良い。
トナー収容装置190は、トナーカートリッジ収容部19の上部に開閉自在(その位置を変位可能な)な上カバー191が配設され、トナーカートリッジ収容部19の下方にトナー貯留部18との間を仕切るように下カバー192が配設されている。トナー収容装置190は、上カバー191が図2に示すトナーカートリッジ装着口194を閉じた閉状態にあるときには、プロセスカートリッジ1(トナー収容装置190)の外部からトナーカートリッジ収容部19内にトナーカートリッジ90をセットできず、上カバー191が図3に示すようにトナーカートリッジ装着口194を開いた開状態にあるときには、プロセスカートリッジ1(トナー収容装置190)の外部からトナーカートリッジ90をトナーカートリッジ収容部19内に装着できるように構成されている。下カバー192には、トナー貯留部18とトナーカートリッジ収容部19内とを連通する連通口193が形成されている。
本実施形態に係るトナーカートリッジ90は、図4に示すように略四面体からなる収納部としてのトナー収容部91の内部にトナーを封入して収容している。本実施形態において、トナーカートリッジ90は、所定の厚さを持つ、紙とポリエチレンのシート材を用いて略四面体となるように組み立てて形成されている。シート材には、表面をポリエチレンでコーティングした厚み1mmの紙材を用いた。
下カバー192上に装着されるトナー収容部91(四面体)の一辺となる下辺92は、トナー補給前において長手方向Xに延在している。トナーカートリッジ90は、下辺92が開放されることで、トナー収容部91内のトナーが排出可能になる。トナーカートリッジ90は、トナー補給動作時に開放されることでトナー収容部91に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口部93が下辺92に形成されている。容器側開口部93は封止部材となる接着剤99で接着されて密着されている。容器側開口部93はトナー補給時になると作動する図6に示す容器開放手段400により長手方向Xと交差する開放方向Y(平面視において直交する方向)に開口するように構成されている。図4において符号94、95、96、97は、トナー収容部91の密着部を示す。トナー収納部91の上部に位置する密着部94は、下辺92側に位置する下方の密着部95の延在方向(長手方向X)と交差する開放方向Yに延在している。密着部94と密着部95の両者はトナー収納部91の互いにねじれた位置に形成されていて、互いの投影面が完全に一致してないようになっている。このため、トナー収納部91は、長手方向Xから見た時と開放方向Yから見たときの概観形状が異なっている。下方に位置する密着部95は、補給部330に対する装着部を構成している。
本実施形態において、密着部94、95、96、97は、三井化学東セロ株式会社製の接着用フィルム「CMPS(登録商標)」を接着剤として用いて接着して形成されている。なお、密着部94、95、96、97の密着方法としては、接着剤に限定されるものではなく、溶着や圧着であってもよい。
図6に示すように補給部開閉手段300は、連通口193に連通する補給部330を形成する4つに分割された第1、第2、第3及び第4の縁部材301A、301B、301C、301Dを備えている。第1〜第4の縁部材301A〜301Dは直方体であって、第1と第2の縁部材301、301Bと、第3と第4の縁部材301C、301Dとがそれぞれ長手方向Xに互いの一方の短辺部分が隣接するように配置されている。第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、図7にも示すように、支持部となる複数の接続部材302、303、304、305を介して連結されている。接続部材302、303と接続部材304、305は、長手方向Xに間隔を空けて配置されている。長手方向Xの一方側に位置する接続部材302の開放方向Yに位置する端部には支持軸320、321が設けられ、長手方向Xの他方側に位置する接続部材303の開放方向Yに位置する端部には支持軸322、323が設けられている。接続部材302と接続部材303の間に位置する接続部材304、305は、開放方向Yにおいて互いに対向して配置されている。接続部材304の長手方向Xに位置する端部には支持軸324、325が設けられ、接続部材305の長手方向Xに位置する端部には支持軸326、327が設けられている。これら支持軸320〜327は、それぞれ長手方向Xと開放方向Yとに交差する上下方向Zに延在するように、各接続部材から突出して形成されている。支持軸320、324、325、322は同一線上にその中心が位置するように配置され、支持軸321、326、327、323は同一線上にその中心が位置するように配置されている。
接続部材302、303、304に装着された縁部材301A、301Bと、接続部材302、303、305に装着された縁部材301C、301Dとの間に空間が形成されていて、この空間を補給部330としている。補給部30には、トナーカートリッジ90の開口部93が形成される密着部95が、トナーカートリッジ90の装着時に挿入される。
このように、縁部材301A〜301Dは、接続部材302から305に支持軸320〜327によって揺動可能に支持された平行リンク機構として構成されているため、中間に位置する連結306、307を開放方向Yに移動させることで、縁部材301A〜301Dによっては、その内側空間に四辺形型の補給部330が形成される。
ラック部311A、311Bは開放方向Yに延在し、それぞれの一端を連結306、307に着脱可能に設けられている。着脱可能にしたのは組付性を良好にするためにしたもので、着脱式ではなく、固定式であってもよい。駆動モータ314A、314Bは制御部によって、その回転が制御されるものである。駆動モータ314A、314Bは、駆動歯車312A、312Bを回転駆動するものである。駆動歯車312A、312Bは支軸によって回転自在に支持されていて、ラック部311A、311Bの歯部313A、313Bにその歯部が噛み合わされている。ラック部311A、311Bは、駆動モータ314Aによって駆動歯車312Aが図中時計回り方向に回転され、駆動モータ314Bによって駆動歯車312Bが図中反時計回り方向に回転されると開放方向Yに移動する。ラック部311A、311Bは、駆動モータ314Aによって駆動歯車312Aが図中反時計回り方向に回転され、駆動モータ314Bによって駆動歯車312Bが図中時計回り方向に回転されると開放方向Yと逆方向となる閉鎖方向Y1に移動する。
つまり、密閉部材310A〜310Dは、トナーカートリッジ90の装着前においては、補給部330を密閉状態とするものである。密閉部材310A〜310Dは、密閉部材310Aと密閉部材310Cとの当接面間及び密閉部材310Bと密閉部材310Dとの当接面間に連続して形成されるスリット部331、332にトナーカートリッジ90の密着部95(開口部93)が挿入されると、開口部93と補給部330の隙間を密閉状態とするものである。また、補給部開閉手段300は、開口部93の投影形状と略同形状に補給部330の形状を変位させるものである。
容器開放手段400は、先に説明した駆動部としての、ラック部311A、311B、駆動歯車312A、312B、駆動モータ314A、314Bと、本体側嵌合部306、307とを備えている。本体側嵌合部306、307は、図7にも示すように、接続部材304、305よりも開放方向Y(外側)に配置されていて、トナーカートリッジ90に形成した容器側嵌合部98A、98Bと、開放方向Yにおいて嵌合するものである。本体側嵌合部306、307には、図6に示すように容器側嵌合部98A、98Bの延在部98Aa、98BAが開口部93に向かって外側から挿入する挿入部306a、307aが設けられている。すなわち、本体側嵌合部304、305は容器側嵌合部98A、98Bが外側からひっかけることができるように構成されている。
本実施形態において、補給部開閉手段300と容器開放手段400とは同一の駆動部によって駆動するように構成されているので、その開放動作が連動するように構成されている。無論駆動部の構成を、補給部開閉手段300と容器開放手段400とで個別に有する形態であってもよいが、両者の動作は連動させる方が、トナーカートリッジ90の開放動作と補給部330の開放動作のずれを防止でき、ずれを起因とするトナー漏れを限定できるので好ましい。
この動作後、第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、動作前にそれぞれ対向していた縁部材とは別の縁部材と対向する。すなわち、動作前に縁部材301Cと対向していた縁部材301Aは、動作後、縁部材301Bと対向し、動作前に縁部材301Bと対向していた縁部材301Dは、動作後、縁部材301Cと対向する。
あるいは、図9の場合と逆な構成としてもよい。すなわち、一方の接続部材307にのみラック部311Bを設け、図中右方向に固定部380を配置し、他方の接続部材306を固定部380に固定して、駆動歯車312Bを回転させることで図中左方向にラック部311Bを移動可能にした構成であってもよい。
駆動部の駆動源として駆動モータなどの電動駆動源に限定されるものではない。例えば、ラック部311A、311Bと図2に示した上カバー191とをリンク機構で連結し、上カバーの開閉動作と連動させて補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するようにしてもよい。あるいは、トナーカートリッジ収容部19をプロセスカートリッジ1、あるいは画像形成装置100に対して着脱可能に設け、このトナーカートリッジ収容部19の着脱動作と連動して補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するようにしてもよい。
このようなトナーカートリッジ90をトナー補給装置190に装着する際に必要な動作と連動して補給部開閉手段300と容器開放手段400が開放動作するように構成することで、電動駆動源がなくてもトナーカートリッジ90の開放動作を行うことができる。
このような構成の補給部開閉手段300と容器開放手段400とは、図示しない制御部によって、その動作が制御される。すなわち、補給部開閉手段300と容器開放手段400とはトナー補給時であると制御部が判断すると、駆動モータ312A、312Bの動作が制御され、トナー補給動作を開始する。すなわち、補給部330と容器側開口部93を略同投影形状を保ちながら動作する。
図12は、トナーカートリッジ収容部19内の構成を装着ユニット500とトナーカートリッジ90を中心に示す斜視図である。図13はトナーカートリッジ90が装着される前でトナー補給動作前(開放動作前)の装着ユニット500の平面図である。この場合、スリット331、332は長手方向Xに延在しているとともに、補給部330も密閉部材310A〜310Dで密閉されているため、トナーカートリッジ収容部19内からトナー貯留部18内が見えることは無い。このため、トナー補給動作前(開放動作前)において、トナー貯留部18からの飛散トナーの漏れを防止している。
すると、図14、図15に示すように、トナーカートリッジ90の容器側開口部93が形成される密着部95が4つの密閉部材310A〜310Dにより両側を側面(開放方向Y側)から挟まれている。このため、トナーカートリッジ90を補給部330内に装着した場合でも補給部330と密着部95との間に隙間は形成されることがない。この場合、補給部330と容器側開口部93の隙間は、補給部330内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉されるからである。
図6で説明した駆動部の駆動モータ314A、314Bが作動すると、図16に示すように、第1〜第4の4つの縁部材301A〜301Dに支持軸で取り付けられた2つの接続部材306、307が、開放方向Yへの距離が増大する方向に変化する。この変化により、トナーカートリッジ90の開放動作が行われ、密着部95を構成するシート材が開放方向Yへと引っ張られて容器側開口部93が開放される。そして、容器側開口部93の開口度合いは接続部材306、307間の開放方向Yへの距離の増大に伴い拡大し、平面視において四辺形の形状となる最大開口量となる。このとき接続部材306、307間の開放方向Yへの移動に伴い、補給部330の形状も平面視において四辺形の形状となる最大開口量となる。
また、容器側嵌合部98A、98Bは、密着部95に向かってそれぞれ内向きに延びる延在部98Aa、98Baを有する鉤状に形成されているので、本体側嵌合部306、307の挿入部306a、307aに延在部98Aa、98Baが挿入した後、開放方向Yに向かって移動する開放時にトナーカートリッジ90の容器側開口部93周辺の一部を固定する開放補助部材を兼ねることができる。このため、補給部開閉手段300と容器開放手段400の動作によって容器側開口部93の開放が確実に行える。
トナーカートリッジ90の容器側開口部93の強度は、外側から側面を密閉部材310A〜310Dで押されても撓まない程度に形成されているため、容器側開口部93と補給部330は略同形状に変化する。このため、第1〜第4の縁部材301A〜301Dは、トナーカートリッジ90の開封のためのガイド部材としての役割も果たすことになる。また、トナーカートリッジ90内に入っているトナーは、容器側開口部93が開放されているとき、すなわち、トナー補給動作中(開放動作中)に重力により落下し、トナー貯留部18内に補給される。この時に、例えばトナーカートリッジ90を振動、好ましくは細かく振動させることで、その振動の衝撃をトナーに与えることが出来るので、より効率良くトナーを落下させて補給することができる。
このとき、トナー補給動作前とは容器側開口部90が90度方向を変えた状態で閉じられ、第1と第3の縁部材301A、301Cと、第2と第4の縁部材301B、301Dが開放方向Xに一直線の形状となる。この状態で、トナーカートリッジ90を補給部330から引き抜いた際には、再びトナーカートリッジ90の密着部95で潰されていた密閉部材310A〜310Dが復元して補給部330が閉じられる。このため、トナー補給動作後のトナーカートリッジ90を抜いた後でもトナーカートリッジ収容部19からトナー貯留部18が見えることは無く、補給後においてトナー貯留部18内で舞い上がっている(飛散している)トナーの漏れを防止することができる。
また、トナー補給動作中(開放動作中)、補給部開閉手段300と容器開放手段400により、容器側開口部93と補給部330の隙間は密閉部材310A〜310Dで封止されている状態を保ったまま変化するため、トナーが外部に漏れ出すことを防止することができる。つまり、トナー補給動作中は、補給部330と容器側開口93を略同投影形状を保ちながら動作し、補給部330と容器側開口部93(密着部95の外側面)の隙間は補給部330内の空間から見て密閉部材310A〜310Dによって密閉されるので、トナー補給動作のトナーの漏れを防止することができる。
本実施形態では、密閉部材310A〜310Dとして弾性部材を用いる。このため、トナーカートリッジ90が補給部330に装着された際には、密閉部材310A〜310Dの弾性変形によりトナーカートリッジ90と補給部330との隙間が埋められる。また、トナーカートリッジ90の装着前と離脱後においては、密閉部材310A〜310Dの復元作用によって補給部330は密閉されるので、補給部330からのトナー漏れを防止できる。さらに、密閉部材310A〜310Dに弾性部材を用いると、補給部330を閉じたままの状態でトナーカートリッジ90の密着部95を補給部330へセットすることができるので、装着時のトナー漏れを防止することができる。
図20、図21に示すトナー収容容器となるトナーカートリッジ90Aは、既に説明したトナーカートリッジ90に対し、容器側開口部93を密閉する密閉部900を追加したものである。密閉部900は、容器開放手段400による容器側開口部93の開放動作後に、開放された容器側開口部93を密閉するものである。
密閉部900は、容器側開口部93が形成される下辺92側に位置する密着部95において、接着領域99よりも図中下方に設けられている。密閉部900は、いわゆる、レールファスナーであって、図22に示すように密着部95を構成する互いに対向する一方の内側面95aの長手方向において同一形状に形成した凹部901と、一方の内側面95bの長手方向において同一形状に形成した凸部902とで構成されている。ここでいう内側面95a、95bは、トナー補給後に折り畳まれた際に互いに対向する面である。凹部901と凸部902は、それぞれ樹脂製で弾性変形可能である。凹部901の内部形状は、凸部902の外部形状とは相似である。凹部901の内部形状は凸部902の外部形状よりも幾分小さく形成されていて、両者を合わせて外側から互いを密着させる方向の力を与えたときに凹部901に凸部902が入って、互いに、あるいは少なくとも一方側が弾性変形して密閉する。
また、図23に示すように、容器側開口部93が開放した際に互いに対向する内側面95a、95bの部位に凹部901と凸部902とを交互に形成と、トナー補給後の折り畳まれた状態だけでなく、トナー補給前のトナー収容状態においても、凹部901と凸部902とで容器側開口部93を密閉することができる。
図10(b)に示す従来のトナーカートリッジ9cでは、下辺92の開放後に、トナー収容部391の略四面体における開放した辺を底辺とした三角形の中線で折り畳み可能にしていないので、折り畳んだ際にトナー収容部931の内側に折り畳まれてしまい、トナーカートリッジ9Bを構成するシート材の厚みtの4枚分の厚さ4tとなってしまう。
しかし、本実施形態においては、下辺92の開放後に、四面体のトナー収容部91における開放した辺92を底辺とした三角形の中線Sで折り畳み可能にするため、シート材の厚みtの2枚分の厚さ2tに確実に折り畳むことができる。また、中線Sに予め折り目をつけておく、もくしは継ぎ目を位置させることで、より確実に中線Sでトナーカートリッジ90、90Aを折り畳むことができる。
90、90A トナー収容容器
91 収容部
92 下辺
93 容器側開口部
98A、98B 容器側嵌合部
98Aa、97Ba 延在部
100、100A 画像形成装置
101 装置本体
190 トナー補給装置
193 補給部(開口部)
300 補給部開閉手段
310A〜310D 密閉部材、
306、307 本体側嵌合部
306a、307a 挿入部
300 補給部開閉装置
400 容器開放手段
500 装着ユニット
900 密閉部
T トナー
S 略中線
X 長手方向
Y 開放方向
Claims (11)
- トナー補給動作時に開放されることで収容部に収容されたトナーを排出するトナー排出用の容器側開口を有するトナー収容容器が着脱可能なトナー補給装置であって、
前記容器側開口部から排出されたトナーを受ける補給部と、
前記補給部を開閉するための補給部開閉手段と、
前記容器側開口部と前記補給部の隙間を密閉するための密閉部材、
前記容器側開口部を開放する容器開放手段を有し、
前記補給部開閉手段と前記容器開放手段は、トナー補給動作中は、前記補給部と前記容器側開口部を略同投影形状を保ちながら動作し、
前記補給部と前記容器側開口部の隙間は前記補給部内の空間から見て前記密閉部材によって密閉されているトナー補給装置。 - 少なくとも前記密閉手段の一部は弾性部材である請求項1記載のトナー補給装置。
- 前記補給部開閉手段は、前記容器側開口部の投影形状と略同形状に前記補給部の形状を変位させる請求項1又は2に記載のトナー補給装置。
- 前記補給部開閉手段と前記容器開放手段は、少なくともその開放動作が連動する請求項1、2又は3に記載のトナー補給装置。
- 前記容器開放手段は、前記収納部に設けられた開放用の容器側嵌合部と、開放方向において嵌合する本体側嵌合部を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記容器側嵌合部は、前記開放方向に延びる鉤状であり、
前記本体側嵌合部は、前記鉤状の容器側嵌合部の延在部が前記容器側開口部に向かって外側から挿入する挿入部を有する請求項5に記載のトナー補給装置。 - 前記トナー収容容器は、前記容器開放手段による容器側開口部の開放動作後に、開放された前記容器側開口部を密閉する密閉部を有する請求項1乃至4の何れか1項に記載のトナー補給装置。
- 前記トナー収納容器は、前記収容部が所定の厚さを持つ部材で覆われて略四面体に形成されていて、前記容器側開口部が形成される辺を前記略四面体の一辺とし、前記容器開放手段による開放動作によって当該一辺を解放後、開放した辺を底辺とした三角形の略中線で折り畳み可能に形成した請求項1乃至7の何れか1項に記載のトナー補給装置。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載のトナー補給装置を備えたプロセスカートリッジ。
- 請求項1乃至8の何れか1項に記載のトナー補給装置を備えた画像形成装置。
- 前記トナーは、オイル含有シリカをトナーの外添剤に含むことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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2014
- 2014-01-10 JP JP2014003349A patent/JP6256014B2/ja active Active
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