JP2015125273A - 撮影装置、撮影方法およびプログラム - Google Patents

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康志 白石
勝幸 松尾
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Abstract

【課題】ズーム光学系を備えた撮影装置において、ズーム設定時の撮影装置の操作性の向上をはかる。【解決手段】撮影装置1は、ズームレンズ3と、前記ズームレンズ3のズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部25と、前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズ3を光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動部27と、前記操作部25の操作を受けて前記レンズ駆動部27の前記ズーム動作を制御する制御部23と、を備え、前記制御部23は、前記操作部25によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、デジタルカメラに用いて好適なズーム光学系を備えた撮影装置、撮影方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラの分野では、フォーカスレンズを合焦位置に移動させることにより被写体に焦点を合わせるAF(Auto Focus)機能と、ズームレンズを移動させることにより画角を変化させる光学ズーム機能とを備えたものが普及している。
光学ズーム機能を備えたデジタルカメラにおいて、マクロ(接写)撮影を行なう場合は、被写体までの距離と、被写体がどの程度大きく写るかを示す撮影倍率を考慮しながら撮影する必要がある。ズームレンズの場合、焦点を合わせることができる被写体までの最短撮影距離と、撮像素子から得られる撮影画像と実際の被写体との大きさの比率である撮影倍率は、使用するズームレンズの光学性能によって決まり、また、ズーム位置毎にその性能は異なる。
図7に、ズームレンズにおける最短撮影距離と撮影倍率との関係を示している。横軸にズーム段(ズーム位置)を、縦軸に撮影倍率と最短撮影距離とを目盛ってある。なお、この図は関係性を例示しているのみで、具体的なズームレンズの性能を示すものではない。撮影倍率は、焦点距離と最短撮影距離とによって決定され、図7に示すように、同じ焦点距離(ズーム位置が同じ場合)では、近くで撮影すると大きく写り、同じ距離で撮影する場合は、焦点距離が大きい方(ズーム位置がTele側に近い)が大きく写る。また、ズーム位置によって最短撮影距離が異なり、その最短撮影距離はズームレンズの光学性能によって決まる。
このように、光学ズーム全域で同じ焦点可能距離を保てないレンズ光学系を用いた場合、光学ズーム操作により撮影可能距離範囲が変化してしまう。このため、例えば、特許文献1に、合焦範囲優先でマクロ撮影の場合にはズーム動作を撮影距離が6〜50cmのズーム段を1〜4段までに抑制し、ズーム動作優先の場合でマクロ撮影の場合にはズーム段の全域について動作可能とするように制御する技術が提案されている。
また、例えば、特許文献2に、どのズームポジションが最も被写体に近づいて撮影でき、さらにどこまで近づけるかを即座に知ることができるように明示する技術が提案されている。また、例えば、特許文献3に、マクロモードが設定された場合、検出されたズームポジションが近接撮影に最適なズームポジションに移動するまで最適なズームポジションの設定を誘導する情報を表示装置に表示させる技術が提案されている。この技術によれば、マクロモードが設定されると、近接撮影に最適なズームポジションに設定されるまでこの設定を誘導する情報が表示装置に表示されるため、撮影者は、この情報を参照しながら近接撮影用のズームポジションを手動で設定することができる。
特開2006−234993号公報 特開2009−224882号公報 特開2006−25314号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、マクロモードのときに使用できないズーム段の作動を強制的に禁止するものであり、特許文献2,3に開示された技術はいずれもズームポジションの設定を誘導するガイド情報を表示するものである。したがって、特許文献1,2,3のいずれにおいても、マクロ撮影時に撮影者が手動で任意のズーム範囲を簡単に設定することができない。このため、ズーム光学系を備えた撮影装置では、上記したマクロ撮影に限らず、事前に、概略どの程度のズーム範囲かを決定した後、所望のズーム範囲を選択する必要があり、したがって、使い勝手が悪く、かつ操作性に乏しいという課題があった。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、ズーム光学系を備えた撮影装置において、ズーム設定時の操作性の向上をはかった撮影装置、撮影方法、および、撮影装置のプログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る1つの態様は、
ズームレンズと、
前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部と、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動部と、
前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動部の前記ズーム動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限する撮影装置を提供する。
(2)本発明に係る1つの態様は、
ズームレンズを備え、前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部を備えた撮影装置のコンピュータが、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動ステップと、
前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動ステップの前記ズーム動作を制御する制御ステップと、を実行し、
前記制御ステップは、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限するステップを含む撮影方法を提供する。
(3)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うことでそのときのズーム段を一方側ズーム段として設定し、次に、前記ズーム操作と逆方向にズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を他方側ズーム段として設定し、前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態で前記ズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備える撮影方法を提供する。
(4)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示させ、所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うことで、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備える撮影方法を提供する。
(5)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示させ、所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うことで、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備える撮影方法を提供する。
(6)本発明の1つの態様は、
ズームレンズを備えた撮影装置のコンピュータを、
前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作手段と、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動手段と、
前記操作手段の操作を受けて前記レンズ駆動手段の前記ズーム動作を制御する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、前記操作手段によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限する撮影プログラムを提供する。
(7)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い、画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うと、そのときのズーム段を一方側ズーム段として設定する機能と、
前記ズーム操作と逆方向にズーム操作が行われ、前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うと、そのときのズーム段を他方側ズーム段として設定する機能と、
前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにする前記ズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させるプログラムを提供する。
(8)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示する機能と、
前記候補から所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うと、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させるプログラムを提供する。
(9)本発明の1つの態様は、
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示する機能と、
前記候補から所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うと、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させるプログラムを提供する。
本発明によれば、ズーム光学系を備えた撮影装置において、ズーム設定時の操作性の向上をはかった撮影装置、撮影方法、および、撮影装置のプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る撮影装置の外観構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る撮影装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る撮影装置の動作を示すフローチャートである。 最短撮影距離設定時のズームレンズにおける最短撮影距離と撮影倍率との関係を示す図である。 撮影倍率設定時のズームレンズにおける最短撮影距離と撮影倍率との関係を示す図である。 任意ズーム操作設定時のズームレンズにおける最短撮影距離と撮影倍率との関係を示す図である。 ズームレンズにおける最短撮影距離と撮影倍率との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る撮影装置1の外観構成を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は上面図である。ここでは、撮影装置1としてデジタルカメラが例示されている。図1(a)に示すように、撮影装置1は、正面にズーム光学系としてのフォーカスレンズ2およびズームレンズ3を有している。また、図1(b)に示すように、撮影装置1は、背面に後述する操作部25としての撮影モードキー4、カーソルキー5、SETキー6、適用キー10、メニューボタン11が実装されている。また、例えば、液晶表示画面で構成される画像表示部24も実装されている。
また、撮影装置1は、図1(c)に示すように、上面に、操作部25として更にズームレバー7、シャッターキー8及び電源ボタン9も実装されている。なお、図示省略されているが、側部にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)やモデム等の外部装置とUSB(Universal Serial Bus)ケーブルに接続する場合に用いるUSB端子接続部が設けられている。
図2は、本実施形態に係る撮影装置1の内部構成を示すブロック図である。撮影装置1はAF機能を備え、上記したフォーカスレンズ2、ズームレンズ3、CCD14、CDS/AD部15、TG(Timing Generator)部16、CCDデータ前処理部17、色処理部18、JPEG符号化器19、DRAM20、フラッシュメモリ21、RAM22、制御部23、画像表示部24、操作部25、カードインターフェイス(I/F)26、レンズ駆動部27を備えており、カードインターフェイス26には、図示しないカードスロットに着脱自在に装着されたメモリカード28が接続されている。
CCD14は、フォーカスレンズ2とズームレンズ3を介して投影された撮影画像を光電変換し撮影信号として出力する。CDS/AD部15は、CCD14からの出力信号をサンプリングしてノイズを除去してデジタル信号に変換する。TG部16は、所定周波数のタイミング信号を生成してCCD14を駆動する。CCDデータ前処理部17は、デジタル信号に変換された撮影信号に対し輝度信号処理等のデータ処理を行う。色処理部18は、輝度信号処理等が行われた画像信号に対して色分離等の色処理を行い、Y,Cb,Crの画像データを生成する。JPEG符号化器19は、画像記録時には、色処理部18から入力した画像データをJPEG(Joint Picture Experts Group)により圧縮する。
DRAM20は、色処理後のY,Cb,Crの画像データを逐次記憶する。フラッシュメモリ21には、制御部23により実行されるプログラムと各種データが格納されており、制御部23は、操作部25からの操作信号とプログラムにしたがいRAM22を作業用メモリとして使用することにより以下に示すズーム機能を実行する。すなわち、制御部23は、ズームレンズ3に対する所望のズーム段の範囲が手動で設定されると、設定された所望のズーム段の範囲においてレンズ駆動部27を制御し、ズームレンズ3を介して取得され、設定された所望のズーム段の範囲において合焦状態にある撮影画像を生成する。
画像表示部24は、カラー液晶画面と、それを駆動する駆動回路等からなり、撮影モードが設定された状態で操作部25(シャッターキー8)が操作されていない撮影待機状態には、CCD14から取り込まれDRAM20に蓄積された1フレーム(画面)分の画像データに基づく撮影画像(スルー)を表示し、再生モードが設定された状態では、メモリカード28から読み出されるとともに伸張された画像データに基づく記録画像を表示する。また、後述するズーム範囲設定メニュー等、必要に応じて各種情報、例えば、カーソルキー5やSETキー6のような操作部25を操作して設定や選択を行うための項目(操作情報)なども表示する。
操作部25は、撮影モードキー4、カーソルキー5、SETキー6、ズームレバー7、シャッターキー8、電源ボタン9、適用キー10、メニューボタン11等の各種操作キーを含み、キー操作に応じた操作信号を制御部23へ送る。なお、メニューボタン11は、撮影者が手動でズーム範囲を設定する際にも使用するものとする。例えば、メニューボタン11が撮影者により押下されると、画像表示部24に、通常のメニューの他に「ズーム範囲設定」のためのメニューも表示され、ズーム範囲設定のメニューが押下されると、最短撮影距離設定によるズーム操作(以下、「最短撮影距離設定」モードという)、撮影倍率設定によるズーム操作(以下、「撮影倍率設定」モードという)、任意ズーム位置設定によるズーム操作(以下、「任意ズーム位置設定」モードという)のようにサブメニューに展開され、任意に選択できる構造になっている。なお、メニューに代えて専用のハードウエアキーを新設してもよい。
SETキー6は、撮影者が手動でズーム範囲を設定する際に、カーソルキー5を操作することにより選択されたパラメータ(最短撮影距離、撮影倍率等)を設定するときや、任意ズーム位置設定で画像表示部24の撮影画像を見ながら設定を行うときに押下され、適用キー10は、設定されたズーム範囲を有効にするときに押下されるキーである。
なお、本実施形態では、適用キー10をハードウエアキーの構成として設けているが、画像表示部24に表示されるメニューに適用キー10に該当する表示を設け、カーソルキー5で、その表示を選択し、SETキー6を押下げる操作で適用キー10と同じ機能を実現してもよく、適用キー10をハードウエアキーで構成することに限定されるものでは無い。
レンズ駆動部27は、フォーカスレンズ2を光軸方向に駆動するフォーカスモータ270aと、及びズームレンズ3を光軸方向に駆動するズームモータ270bと、制御部23から送られる制御信号に従いフォーカスモータ270a及びズームモータ270bをそれぞれ駆動するモータドライバ271a,271bとから構成されている。また、メモリカード28は、カードインターフェイス26を介して送られた圧縮後の画像データを記録する。記録された画像データは、記録画像の再生時に読み出され、JPEG符号化器19により伸張された後、画像表示部24に表示される。
(実施形態の動作)
以下、図3のフローチャートを参照しながら、図1,図2に示す本実施形態に係る撮影装置1の動作について詳細に説明する。
手動でズーム範囲を設定するにあたり、撮影者は、まず、操作部25(メニューボタン11)を操作して画像表示部24にメニュー表示(操作情報表示)を行い、「最短撮影距離設定」モード、「撮影倍率設定」モード、「任意ズーム位置設定」モードの中からいずれかを選択する。
撮影者がメニューボタン11の操作を行い「最短撮影距離設定」モードによる設定を選択したことを制御部23が検出すると(ステップS101“YES”)、制御部23は、画像表示部24にズームレンズ3の性能により決まる最短撮影距離の複数の候補を表示する(ステップS102)。なお、最短撮影距離の候補の表示など操作部を操作して設定や選択を行うために画像表示部24に表示される情報を操作情報とも呼ぶ。そして、撮影者は、操作部25(カーソルキー5)を操作して、表示された最短撮影距離の複数の候補中から所望の最短撮影距離を選択し(ステップS103)、その選択した最短撮影距離を設定するためにSETキー6を押下する(ステップS104“YES”)。SETキー6の押下によって、制御部23が、その選択された最短撮影距離が設定されたことを検出すると、制御部23はズーム段の範囲設定を行う(ステップS105)。
このズーム段の範囲設定は、撮影装置1の有するズーム段の範囲の中で特定の範囲のズーム段の範囲内だけ、ズーム段の切替を可能とする設定であるので、この設定によって、指定されるズーム段の範囲のことを以降では、切替可能範囲と呼ぶ場合がある。具体的にどのような範囲が切替可能範囲となるかについては後述する。
続いて、制御部23は、撮影者が操作部25の適用キー10を操作したのを検出すると(ステップS113“YES”)、設定したズーム段の範囲(切替可能範囲)を有効にし、以降、ズームレバー7の操作による設定範囲(切替可能範囲)外への移動指示があっても、レンズ駆動部27を制御することにより、選択された最短撮影距離よりも大きな最短撮影距離であるズーム段に切り替わらないようにズームレンズ3の範囲(切替可能範囲)外への移動を制限する制御を行う(ステップS114)。なお、適用キー10の押下がない場合は(ステップS113“NO”)、ズームレバー7の操作にしたがう通常のズーム操作の制御を行う(ステップS115)。つまり、適用キー10を押すか否かで切替可能範囲をズーム操作に適用するか否かの切換設定操作が行えるようになっている。なお、切替可能範囲が有効である状態のときに、もう一度、適用キー10を押すと切替可能範囲の適用を無効にできるようにしている。
例えば、撮影装置1を「最短撮影距離設定」モードにして最短撮影距離設定操作を行う場合、画像表示部24には、その撮影装置1の最短撮影距離の複数の候補が表示される。つまり、本実施形態の場合、撮影装置1は、図4に示すように、1cm,3cm,5cm,10cm,20cm,50cm,100cmの選択が可能であり、この選択が可能な最短撮影距離が予め撮影装置1に登録されており、この選択可能な最短撮影距離が最短撮影距離の候補として画像表示部24に表示される。それを見た撮影者はカーソルキー5を使って、カーソルを所望の候補の位置に移動させることで所望の候補を選択し、SETキー6の押下により最短撮影距離設定操作が終了する。
具体的には、最短撮影距離の候補の中から、20[cm]を選択し設定操作が行われると、全ズーム段の範囲(最短撮影距離1[cm]〜100[cm]に対応する範囲)の中の最短撮影距離が20cm以下となる範囲(1[cm]〜20[cm]に対応するズーム段の範囲)を切替可能範囲とした設定が行われる(図4の最短撮影距離指定の範囲参照)。そして、切換設定操作によって、切替可能範囲が有効とされると、例えば、図4において、最短撮影距離が10cmになるズーム段の状態から最短撮影距離を大きくする方向にズームレバー7の操作を行うと、最短撮影距離が20cmであるズーム段に移行し、さらに、ズームレバー7の操作を、止めることなく続けると、本来であれば、最短撮影距離が50cmであるズーム段に移行するが、切替可能範囲の制限がかかっているため、最短撮影距離が最も50cm側に近い20cmのズーム段のところ以上に、ズーム段が切替わることがないように、制御部23により制限され、それ以上ズーム段は切替わらない。
図3のフローチャートに戻り、撮影者がメニューボタン11の操作を行い「撮影倍率設定」モードによる設定を選択したことを制御部23が検出すると(ステップS106“YES”)、制御部23は、画像表示部24にズームレンズ3の性能により決まる撮影倍率の複数の候補(複数のパラメータ)を表示する(ステップS107)。そして、撮影者は、操作部25(カーソルキー5)を操作して、表示された撮影倍率の複数の候補中から所望の撮影倍率を選択し(ステップS103)、その選択した撮影倍率を設定するためにSETキー6を押下する(ステップS104“YES”)。SETキー6の押下によって、制御部23が、その選択された撮影倍率が設定されたことを検出すると、制御部23は、ズーム段の範囲設定(切替可能範囲の設定)を行う(ステップS105)。
そして、制御部23は、撮影者が操作部25の適用キー10を操作したのを検出すると(ステップS113“YES”)、設定したズーム段の範囲(切替可能範囲)を有効にし、以降、ズームレバー7の操作による設定範囲(切替可能範囲)外への移動指示があっても、レンズ駆動部27を制御することにより、選択された撮影倍率よりも小さな撮影倍率であるズーム段に切り替わらないようにズームレンズ3の範囲(切替可能範囲)外への移動を制限する(ステップS114)。なお、適用キー10の押下がない場合は(ステップS113“NO”)、ズームレバー7の操作にしたがう通常のズーム制御を行う(ステップS115)。また、この場合も、切替可能範囲が有効である状態のときに、もう一度、適用キー10を押すと切替可能範囲の適用を無効にできるようにしている。
例えば、図5に示すように、撮影装置1を「撮影倍率設定」モードにして撮影倍率設定操作を行う場合、画像表示部24には、その撮影装置1の撮影倍率の候補が表示される。つまり、本実施形態の場合、図5に示すように、撮影倍率としては、約0.25倍より少し低い倍率から0.5倍を少し超えた倍率ぐらいの範囲(以降、約0.25倍から約0.5倍の範囲という。)をカバーしているので、例えば、0.25倍,0.3倍,0.35倍,0.4倍,0.45倍,0.5倍のようなズーム段に対応して選択できる撮影倍率が登録されており、この登録されている撮影倍率が撮影倍率の候補として画像表示部24に表示される。それを見た撮影者はカーソルキー5を使って、カーソルを所望の候補の位置に移動させることで所望の候補を選択し、SETキー6の押下により撮影倍率設定操作が終了する。
具体的には、撮影倍率の候補の中から、0.4倍を選択し設定操作が行われると、全ズーム段の範囲(撮影倍率約0.25倍から約0.5倍に対応する範囲)の中の撮影倍率が0.4倍以上となる範囲(0.4倍〜約0.5倍に対応するズーム段の範囲)を切替可能範囲とした設定が行われる(図5の撮影倍率指定の範囲参照)。そして、切換設定操作によって、切替可能範囲が有効とされると、先ほど最短撮影距離設定で説明したのと同様に、どれだけ長い時間、ズームレバー7をTele側にズーム操作しても、撮影倍率が0.4倍未満となるズーム段にズーム段が切替わることがないように、制御部23により制限される。
図3のフローチャートに戻って、撮影者が操作部25のメニューボタン11の操作を行い「任意ズーム位置設定」モードによる設定を選択したことを制御部23が検出すると(ステップS108“YES”)、撮影者が画像表示部24の撮影画像(被写体)を見ながら、その人の感覚的に良いと感じるズーム段の範囲の設定操作に従い、制御部23は、そのズーム段の範囲を切替可能範囲として設定する。
具体的には、撮影者がズームレバー7を操作することでWide方向へのズームレンズ3の移動を行い、そのときに画像表示部24に映し出されている撮影画像(被写体)の見え方を見ながら、これ以上、Wide側にしたくない(つまり、被写体を小さくしたくない)ところで、ズームレバー7の操作を止める(ステップS109)。例えば、そのときのズーム段の位置を、図6に示すズーム段Aの位置とする。その状態でSETキー6の押下げを行うと、制御部23がSETキー6の押下を検出し、そのズーム段AをWide側(一方側)のズーム段として設定する(ステップS110“YES”)。
続いて、撮影者は、ズームレバー7を操作して、先ほどと反対側となるTele方向へのズームレンズ3の移動を行い、そのときに画像表示部24に映し出されている撮影画像(被写体)の見え方を見ながら、これ以上、Tele側にしたくない(つまり、被写体を大きくしたくない)ところで、ズームレバー7の操作を止める(ステップS111)。例えば、そのときのズーム段の位置を、図6に示すズーム段Bの位置とする。その状態でSETキー6の押下げを行うと、制御部23がSETキー6の押下を検出し、そのズーム段BをTele側(他方側)のズーム段として設定する(ステップS112“YES”)。この一方側と他方側のズーム段の設定が行われると、制御部23は、ズーム段Aとズーム段Bの間のズーム段の範囲を所望のズーム段の範囲(切替可能範囲)として設定を行う(ステップS105)。
なお、上記ではWide側から設定を始める場合で説明したが、Tele側から設定を始めるようにしても良く、この場合、一方側のズーム段として設定されるズーム段はズーム段Bであり、他方側のズーム段として設定されるのはズーム段Aとなるが、それによって設定される切替可能範囲は、ズーム段Bとズーム段Aの間のズーム段の範囲であり、何ら範囲が変るものではない。
そして、制御部23は、撮影者が操作部25の適用キー10を操作したのを検出すると(ステップS113“YES”)、設定したズーム段の範囲(切替可能範囲)を有効にし、以降、ズームレバー7の操作による設定範囲外への移動指示があっても、レンズ駆動部27を制御することにより、その設定されたズーム段の範囲(切替可能範囲)外のズーム段に切り替わらないようにズームレンズ3の範囲(切替可能範囲)外への移動を制限する(ステップS114)。なお、適用キー10の押下がない場合は(ステップS113“NO”)、ズームレバー7の操作にしたがう通常のズーム制御を行う(ステップS115)。この場合も、切替可能範囲が有効である状態のときに、もう一度、適用キー10を押すと切替可能範囲の適用を無効にできるようにしている。
つまり、この「任意ズーム位置設定」モードは、撮影者に最短撮影距離や撮影倍率に関する知識がなかったとしても、撮影者が、画像表示部24に表示された撮影画像(被写体)を見ながらWide方向にズーム操作を行ない、例えば、図6に示すように、その撮影しようとする距離で、撮影画像(被写体)が、これ以上は小さくなりすぎると感じる感覚位置(このときのズーム段がズーム段A)でSETキー6を押下し、次に、それと逆側になるTele方向にズーム操作を行い、その撮影しようとする距離で、これ以上大きくする必要はないと感じる感覚位置(このときのズーム段がズーム段B)でSETキー6を押下するだけで、その撮影者が適切と考えるズーム段Aからズーム段Bの範囲に切替可能範囲を設定することが可能である。
このことから、「任意ズーム位置設定」モードは、撮影者にとって、最短撮影距離と撮影倍率とのバランスが取れた設定となる。そして、使用するときは、適用キー10の押下により設定した範囲を使用する選択を行うと、撮影者にとって、適切に感じる撮影画像(被写体)の状態が得られるズーム段Aとズーム段Bの範囲内だけでしかズームができないように制御される。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る撮影装置1によれば、撮影者が所望のズーム段の範囲を手動で設定できるようにすることで、事前に、概略どの程度のズーム範囲かを決定してから所望のズーム範囲を選択するといった2段階の操作が不要になり、したがってズーム範囲の設定操作時における操作性の向上を図ることができる。
特に、マクロ撮影では、被写体をなるべく大きく写したい要求があり、従来、撮影中にズーム設定を行うと不意に意図しない大きさでしか撮影できないズーム位置になってしまうことが発生し、再び、所望する撮影倍率で撮影できるように再度ズームの設定を行わなければならないという非常に面倒な場面があった。これに対し、本実施形態に係る撮影装置1によれば、撮影者が所望のズーム段の範囲(切替可能範囲)を手動で設定し、その範囲内にズーム位置が制限されているので、不意に意図しない大きさでしか撮影できないズーム位置になることがなく、上記のような再度ズームの設定を行わなければならないという煩わしさから撮影者は解放される。
また、マクロ撮影では、撮影距離を一定値以下で撮影したいことがあるが、ズーム位置に許されている最短撮影距離より近い位置では近すぎて焦点合わせすることができない。撮影中にズーム操作を行なうと不意に現在撮影中の距離では焦点合わせができない最短撮影距離のズーム位置になってしまうことがあり、この場合も、再度、その距離でも焦点を合わせることができるズーム位置に再度ズームの設定を行うことが必要であった。これに対し、本実施形態に係る撮影装置1によれば、撮影者がその撮影距離に適した所望のズーム段の範囲(切替可能範囲)を手動で設定でき、その範囲内にズーム位置が制限されているので、ズーム位置が現在撮影中の距離では焦点合わせができないようなズーム位置になってしまうことが回避できるので、再度ズームの設定を行うといった煩わしさから撮影者を解放することができる。
本発明は、必ずしもマクロ撮影に限定されるものでなく、通常の撮影であって、マクロ撮影程に被写体に近づいて撮影するわけではないが、それでも、これ以上Tele側にズーム段を切替させたくないようなときにも有効である。また、「任意ズーム位置設定」モードの場合には、逆に、あまりにWide側にズーム段を切替させたくない設定も可能である。つまり、撮影者が手動でズーム段の範囲(切替可能範囲)を設定できるようにしたことによって、撮影者毎に求められる撮影シーンに合わせた適切なズーム段の制御が可能となる。
しかしながら、本発明は、マクロ撮影時において特に顕著な効果が得られるので、マクロ撮影で使用される頻度が高いと考えられる。このため、切替可能範囲の設定が行われている時は、複数の撮影モードのうち、マクロ撮影モードが選択された場合には、自動的に、切替可能範囲にズーム段が制限されるようにしておいて、切替可能範囲の有効・無効を切換える切換設定操作(適用キー10の操作)を、どちらかと言えば無効にする操作を主体に使用するようにしても良い。この場合でも、一旦、無効にしたが再び有効にしたいときのために、もう一度、切換設定操作(適用キー10の操作)をすれば、切替可能範囲が有効になるようにしておく方が良い。
なお、本実施形態に係る撮影装置1では、撮影者が主体としてズーム段を手動で設定できるモードの具体例として示した「最短撮影距離設定」、「撮影倍率設定」及び「任意ズーム位置設定」の3つのモードを搭載した場合で説明してきたが、これらのモードのうち必要と考えるモードだけを搭載するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲をその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
[請求項1]
ズームレンズと、
前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部と、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動部と、
前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動部の前記ズーム動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限することを特徴とする撮影装置。
[請求項2]
前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を一方側ズーム段として設定し、次に、前記ズーム操作と逆方向にズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を他方側ズーム段として設定し、前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
[請求項3]
前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、所望の最短撮影距離を入力して前記設定操作を行うことで、設定された前記最短撮影距離以下の最短撮影距離となるズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
[請求項4]
前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、所望の撮影倍率を入力して前記設定操作を行うことで、設定された前記撮影倍率以上の撮影倍率となるズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
[請求項5]
前記操作部が、前記制御部に、前記切替可能範囲に基づく、前記ズーム段の前記制限を実行させるか否かを選択する切換設定操作を行えるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置。
[請求項6]
前記制御部は、複数の撮影モードのうち、マクロ撮影モードが選択された場合に、前記切替可能範囲に基づく、前記ズーム段の前記制限を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の撮影装置。
[請求項7]
ズームレンズを備え、前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部を備えた撮影装置のコンピュータが、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動ステップと、
前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動ステップの前記ズーム動作を制御する制御ステップと、を実行し、
前記制御ステップは、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限するステップを含むことを特徴とする撮影方法。
[請求項8]
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うことでそのときのズーム段を一方側ズーム段として設定し、次に、前記ズーム操作と逆方向にズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を他方側ズーム段として設定し、前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態で前記ズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
[請求項9]
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示させ、所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うことで、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
[請求項10]
ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示させ、所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うことで、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
[請求項11]
ズームレンズを備えた撮影装置のコンピュータを、
前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作手段と、
前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動手段と、
前記操作手段の操作を受けて前記レンズ駆動手段の前記ズーム動作を制御する制御手段として機能させ、
前記制御手段は、前記操作手段によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限することを特徴とする撮影プログラム。
[請求項12]
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い、画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うと、そのときのズーム段を一方側ズーム段として設定する機能と、
前記ズーム操作と逆方向にズーム操作が行われ、前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うと、そのときのズーム段を他方側ズーム段として設定する機能と、
前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにする前記ズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項13]
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示する機能と、
前記候補から所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うと、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
[請求項14]
ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示する機能と、
前記候補から所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うと、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
1…撮影装置、2…フォーカスレンズ、3…ズームレンズ、14…CCD、15…CDS/AD部、16…TG部、17…CCDデータ前処理部、18…色処理部、19…JPEG符号化器、20…DRAM、21…フラッシュメモリ、22…RAM、23…制御部、24…画像表示部、25…操作部(4…撮影モードキー、5…カーソルキー、6…SETキー、7…ズームレバー、8…シャッターキー、9…電源ボタン、10…適用キー、11…メニューボタン)、26…カードI/F、27…レンズ駆動部

Claims (14)

  1. ズームレンズと、
    前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部と、
    前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動部と、
    前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動部の前記ズーム動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を一方側ズーム段として設定し、次に、前記ズーム操作と逆方向にズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を他方側ズーム段として設定し、前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、所望の最短撮影距離を入力して前記設定操作を行うことで、設定された前記最短撮影距離以下の最短撮影距離となるズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  4. 前記切替可能範囲が、前記操作部を操作して、所望の撮影倍率を入力して前記設定操作を行うことで、設定された前記撮影倍率以上の撮影倍率となるズーム段の範囲に設定されることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  5. 前記操作部が、前記制御部に、前記切替可能範囲に基づく、前記ズーム段の前記制限を実行させるか否かを選択する切換設定操作を行えるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記制御部は、複数の撮影モードのうち、マクロ撮影モードが選択された場合に、前記切替可能範囲に基づく、前記ズーム段の前記制限を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項記載の撮影装置。
  7. ズームレンズを備え、前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作部を備えた撮影装置のコンピュータが、
    前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動ステップと、
    前記操作部の操作を受けて前記レンズ駆動ステップの前記ズーム動作を制御する制御ステップと、を実行し、
    前記制御ステップは、前記操作部によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限するステップを含むことを特徴とする撮影方法。
  8. ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
    操作部を手動で操作して、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うことでそのときのズーム段を一方側ズーム段として設定し、次に、前記ズーム操作と逆方向にズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うことでそのときのズーム段を他方側ズーム段として設定し、前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
    前記切替可能範囲に制御部で制限された状態で前記ズーム操作を行い前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
  9. ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
    操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示させ、所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うことで、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
    前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
  10. ズーム光学系を備えた撮影装置を用いた撮影方法であって、
    操作部を手動で操作して、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示させ、所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うことで、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定するステップと、
    前記切替可能範囲に制御部で制限された状態でズーム操作を行い前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするステップと、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影するステップと備えることを特徴とする撮影方法。
  11. ズームレンズを備えた撮影装置のコンピュータを、
    前記ズームレンズのズーム操作および所望のズーム段の切替可能範囲の設定操作を手動で行うための操作手段と、
    前記ズーム操作に応じて前記ズームレンズを光軸方向に移動させてズーム動作を行うレンズ駆動手段と、
    前記操作手段の操作を受けて前記レンズ駆動手段の前記ズーム動作を制御する制御手段として機能させ、
    前記制御手段は、前記操作手段によるズーム操作を前記切替可能範囲内のズーム段に制限することを特徴とする撮影プログラム。
  12. ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
    操作部の手動の操作に応じて、ワイド方向およびズーム方向のいずれかの方向にズーム操作を行い、画像表示部の撮影画像が所望の状態のところで設定操作を行うと、そのときのズーム段を一方側ズーム段として設定する機能と、
    前記ズーム操作と逆方向にズーム操作が行われ、前記画像表示部の前記撮影画像が所望の状態のところで前記設定操作を行うと、そのときのズーム段を他方側ズーム段として設定する機能と、
    前記一方側と前記他方側との間のズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
    前記画像表示部の前記撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにする前記ズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
  13. ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
    操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の最短撮影距離の候補を表示する機能と、
    前記候補から所望の前記最短撮影距離を選択して設定操作を行うと、設定された前記最短撮影距離以下の前記最短撮影距離となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
    前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
  14. ズーム光学系を備えた撮影装置のプログラムであって、
    操作部の手動の操作に応じて、画像表示部に複数の撮影倍率の候補を表示する機能と、
    前記候補から所望の前記撮影倍率を選択して設定操作を行うと、設定された前記撮影倍率以上の前記撮影倍率となるズーム段の範囲を前記ズーム段の切替可能範囲として設定する機能と、
    前記画像表示部の撮影画像を撮影のための所望の状態となるようにするズーム操作を前記切替可能範囲に制限した状態で行わせる機能と、
    前記撮影のための所望の状態となった前記撮影画像を撮影する機能とを実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2019159272A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 学校法人自治医科大学 光学装置

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