JP2015121606A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材上に設けられた蛍光体層と、蛍光体層の側面に設けられたダイクロイックミラーと、蛍光体層の底面に設けられた反射部と、蛍光体層に励起光を照射する励起光源と、を備え、平面視において、励起光が照射される領域は、蛍光光射出領域とその外側の領域とを含み、励起光は、少なくとも側面から蛍光体層に入射する光源装置に関する。
【選択図】図1
Description
さらに、蛍光体層で生成された蛍光光は、側面に設けられたダイクロイックミラーあるいは底面に設けられた反射部により蛍光体層の内部に反射され、蛍光光射出領域から射出される。
よって、蛍光光射出領域を小型化しつつ蛍光の変換効率を向上させることができる。また、蛍光光を蛍光体層の内部に反射させるダイクロイックミラーが側面に設けられているため、蛍光光射出領域は側面によって規定されている。従って、蛍光光がにじむことによるエテンデューの増大が防止されて、高い光利用効率を得ることができる。
この構成によれば、効率よく励起光を蛍光体層に入射させることができる。
この構成によれば、反射素子により励起光が側面に効率良く入射されるようになる。
この構成によれば、側面が励起光に対して対向した状態となるので、励起光を側面に効率良く入射させることができる。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本実施形態に係るプロジェクターの構成について説明する。図1は、本実施形態に係るプロジェクターの概略構成を示す平面図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、スクリーンSCR上にカラー映像(画像)を表示する投射型画像表示装置であり、照明装置として本発明の光源装置の一実施形態に係るものを備えている。また、プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を用いている。さらに、プロジェクター1は、照明装置の光源として、高輝度・高出力な光が得られる半導体レーザー(レーザー光源)を用いている。
続いて、上記プロジェクター1に用いられる照明装置2の構成について説明する。図2は、照明装置2の概略構成を示す平面図である。
一方、光軸ax2上においては、蛍光発光素子28と、ピックアップ光学系27と、偏光ビームスプリッター25と、インテグレータ光学系29と、偏光変換素子30と、重畳光学系31とが、この順に並んで配置されている。
また、第2の偏光分離膜K2は、第3の波長域の光(蛍光光YL)の平均透過率が、例えば97%以上(すなわち、反射率が3%以下)である。それ以外の波長域については、特に限定されない。
図4(b)に示すように、蛍光体層32は、平面視略正方形状を呈する。また、蛍光体層32は、図4(a)に示すように、断面形状が矩形である。蛍光体層32は、底面32cと、底面32cと対向する上面32bと、側面32aとを有している。反射基板33の上面33aは、励起光BL1sの光軸ax2に直交し、蛍光体層32は、蛍光体層32の底面32cが反射基板33の上面33aに接触するように、反射基板33の上面33aに設けられている。そのため、蛍光体層32の側面32aは、反射基板33の上面33aと直交し、励起光BL1sの光軸ax2と平行となる。
また、本実施形態に係る蛍光発光素子28では、蛍光光YLを蛍光体層32の内部に反射させるダイクロイックミラー36が側面32aに設けられているため、蛍光光射出領域は側面によって規定されている。従って、蛍光光YLがにじむことによるエテンデューの増大が防止されて、高い光利用効率を得ることができる。
本実施形態において、反射素子43は、図5(a)、(b)、(c)に示すいずれかの構成を採用するのが好ましい。
反射素子43は、反射膜62及び凹凸部61aにより円偏光の青色光BL2cを偏光ビームスプリッター25側に向かって拡散反射する機能を有している。なお、反射素子43は、青色光BL2cを反射する際、該青色光BL2cの拡がり方を蛍光体層から射出される蛍光光YLの拡がり方に近づける。
反射素子43は、凹凸部63aにより円偏光の青色光BL2cを偏光ビームスプリッター25側に向かって拡散反射する機能を有している。なお、反射素子43は、図5(a)の場合と同様、青色光BL2cの拡がり方を蛍光体層から射出される蛍光光YLの拡がり方に近づける。また、反射素子43は、青色光BL2cを、回転方向が反転された円偏光として反射させる。
反射素子43は、ベース部材64を透過した青色光BL2cを、反射膜65によって偏光ビームスプリッター25側に向かって拡散反射する。なお、反射素子43は、図5(a)、(b)の場合と同様、青色光BL2cの拡がり方を蛍光体層から射出される蛍光光YLの拡がり方に近づける。また、反射素子43は、青色光BL2cを、回転方向が反転された円偏光として反射させる。
続いて、第2実施形態に係る照明装置について説明する。本実施形態と第1実施形態との違いは蛍光体層の形状であり、それ以外の構成は共通である。そのため、以下では第1実施形態と共通の構成および部材については同じ符号を付し、その詳細な説明については省略若しくは簡略化するものとする。
例えば、第2実施形態では、蛍光体層132の側面132aが平面から構成される場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、図8(a)、(b)に示すように、外側に向かって凸となる曲面状の側面232aを有した蛍光体層232を用いても良い。この蛍光体層232は、曲面状の側面232aにダイクロイックミラー236が形成されている。
また、半導体レーザー21bの代わりにLEDを用いる場合、LEDから射出される光を偏光変換素子を用いてP偏光に変換することが好ましい。この構成によれば、照明装置2はLEDからの光を効率的に色分離光学系3に向けて射出することができる。
Claims (5)
- 基材上に設けられ、側面と底面と、該底面と対向する上面とを有する蛍光体層と、
前記側面に設けられたダイクロイックミラーと、
前記底面に設けられた反射部と、
前記蛍光体層に励起光を照射する励起光源と、を備え、
前記蛍光体層で生成された蛍光は前記上面の蛍光光射出領域から射出され、
平面視において、前記励起光が照射される領域は、前記蛍光光射出領域とその外側の領域とを含み、
前記励起光は、少なくとも前記側面から前記蛍光体層に入射する
光源装置。 - 前記励起光は、前記蛍光光射出領域からも前記蛍光体層に入射する
請求項1に記載の光源装置。 - 前記蛍光光射出領域の外側に照射された前記励起光を前記側面に向けて反射させる反射素子をさらに備える
請求項1又は2に記載の光源装置。 - 前記側面は、前記底面の面積が前記上面の面積よりも大きいように前記励起光の光軸に対して傾いている
請求項1又は2に記載の光源装置。 - 照明光を射出する照明装置と、
前記照明光を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学系と、を備え、
前記照明装置として、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光源装置を用いるプロジェクター。
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