JP2015120899A - 変形力のある波長変換媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】未硬化状態で低粘度、良好な耐熱性、透明性を有し、青色又は紫外発光半導体ダイオード光源の光の一部又は全てを白色光に変換する蛍光体を組み込める硬化性液体成分を含む変形力のある波長変換媒体の提供。
【解決手段】この硬化性液体成分は、式(I)で表されるジグリシジルエーテルの様な、1分子当り少なくとも1つの脂環式骨格を有し、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分が、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分が、25℃および気圧で液体であり、蛍光体が、硬化性液体成分中に分散される波長変換媒体。1分子当たり少なくとも3つのエポキシドを含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含み、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する95重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する波長変換体。
Figure 2015120899

【選択図】なし

Description

本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む変形力のある波長変換媒体に関し、この硬化性液体成分は、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。本発明は、照明装置に更に関する。
蛍光体変換された発光ダイオード照明装置は、蛍光体(例えば、YAG)または蛍光体の混合物を使用して、青色または紫外発光半導体ダイオード光源(例えば、GaNチップ)により放射される光の一部または全てを変換し、例えば、白色光を提供する。GaNチップにより生成された源発光スペクトルの蛍光体によるより長い波長への変換は、一般には源放射の下方変換と称される。源発光スペクトルの未変換部分は、蛍光体により放射されたより長い波長の光と連結し、白色光を生成する。このような装置には、より従来の照明装置と比較して、それらの改善されたエネルギー効率を鑑み、益々重要になっている。
蛍光体変換された発光ダイオード照明装置(pcLED)は、典型的に、光学的に透明であり熱的に安定した材料でカプセル化されたLEDダイ光源を備える。カプセル化される材料は、概して、(1)装置への光源の取り込みを促進する、(2)光源のための脆弱な配線の保護を提供する、および(3)高屈折率ダイと低屈折率空気との間の屈折の中間体として機能する、の3つの機能のうちの少なくとも1つとして働く。いくつかのpcLED装置において、予め形成されたプラスチックレンズまたはガラスレンズは、LED光源ダイが載置されるパッケージに付加されるかまたは結合される。蛍光体を含有する硬化性液体カプセル化材料は、次いで、LEDダイとプラスチックレンズ(またはガラスレンズ)との間の空洞中に注入され、続いて硬化されLEDダイを完全に封止する。
インライン成形過程を用いて、LEDダイ上に蛍光体が充填された硬化性液体カプセル化材料を直接成形する傾向が増加している。これらのインライン成形過程において、蛍光体で充填された硬化性液体カプセル化材料は、LEDダイを含有する(またはLEDダイがその中に浸漬される)成形空洞中に注入されるかまたは詰められ、次いでカプセル化材料を硬化し、カプセル化材料は、LEDダイと蛍光体の両方をカプセル化し、LEDダイから放射される光を成形するためのレンズも形成する。このようなインライン成形過程は、pcLED装置中へのレンズの事前加工および組み立てを除外する。結果として、このようなインライン成形過程は、pcLED装置のより費用効果のよい大容量の製造を保証する。
したがって、硬化性材料は、pcLED装置の用途における使用のために、レンズ、蛍光体キャリア、およびカプセル化材料として興味深いものである。例えば、pcLED装置の製造において、製造業者は、可視領域での高い透明性を有する光学材料、高い蛍光体充填能力、および何万以上の動作時間にわたる優れた熱安定性を所望する。更に、pcLED装置産業は、液体の変形力のある波長変換媒体を使用し、それらは、次いで装置の多くがすでに組み立てられた後で定位置に硬化される。したがって、硬化ポリマーシステムは、組み立てられた装置を害さない条件下で硬化性でなければならない。
従来的にLEDダイをカプセル化するように使用された材料は、エポキシ樹脂およびシリコーンを含む。従来のエポキシ樹脂は、規定時間を超える紫外線または高熱条件への曝露に続いて不十分な耐光性(すなわち、それらが黄色化する)を呈する傾向がある。この黄色化は、光出力における全体的な低下および規定時間を超えるpcLED装置からの光出力における所望でないスペクトルの調整をもたらす。従来のシリコーンは、より良い耐熱および耐光性を呈する。結果として、シリコーンは、pcLED装置における使用のための主要なカプセル化材になってきている。しかしながら、従来のシリコーンカプセル化材は、(550nmで測定される)1.41〜1.57の範囲の所望でない屈折率を呈する。更には、ケイ素システムでは、未硬化状態での流動性等の他の重要性能属性を損なうことなく(550nmで測定される)約1.6より高い屈折率を達成することが困難であることが証明された。
LED装置における使用のための硬化性液体のうちの1つの群は、Connerらによって米国特許出願公開第2009/0039313に開示される。Connerらは、式I
Ph−Q−Ph−Si(Ph)(OR) (I)
を有する(チオ)フェノキシフェニルフェニルシランを含む、(チオ)フェノキシフェニルフェニルシラン組成物を開示し、式中、Phは、Ph−Q−,−Si(Ph)(OR)および置換基としての4個の水素原子を有するフェニル環であり、Ph−Qは、(チオ)フェノキシ基であり、Phは、フェニルであり、Qは、酸素原子、硫黄原子、およびそれらの組み合わせから選択され、Ph−Qは、Si原子に対するオルト−、メタ−、またはパラ−であるPhフェニル環上の位置にあり、Phは、フェニルであり、Rは、独立して、水素原子、C1−10炭化水素ラジカル、およびそれらの組み合わせから選択され、C1−10炭化水素ラジカルは、独立して、直鎖状、分枝状、もしくは環式C1−10アルキル、フェニル、置換されたフェニル、アリールアルキル、およびこれらの組み合わせから選択される。
それにもかかわらず、照明装置の製造における使用のための硬化性透明材料の必要性が残っている。特に、未硬化状態での低粘度、良好な耐熱性、透明性を有し、pcLED照明装置における使用のための蛍光体を組み込むことができる、硬化性液体成分の必要性が残っている。
本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む、変形力のある波長変換媒体を提供し、硬化性液体成分が、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む、変形力のある波長変換媒体を提供し、硬化性液体成分が、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.09重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む、変形力のある波長変換媒体を提供し、硬化性液体成分が、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.09重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む、変形力のある波長変換媒体を提供し、硬化性液体成分が、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する95重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する脂肪族樹脂成分であって、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する脂環式ジエポキシド分子が、式(I)に記載の分子のジグリシジルエーテル
Figure 2015120899
それらの混合物からなる群から選択される、脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.09重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明は、蛍光体と、硬化性液体成分とを含む、変形力のある波長変換媒体を提供し、硬化性液体成分が、シス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、シス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される95重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.09重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明は、源発光スペクトルを有する光を生成する、光源と、蛍光体と、硬化された硬化性液体成分とを含む、照明装置を提供し、硬化性液体成分が、初期成分として1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、光源に放射的に連結される。
本発明は、源発光スペクトルを有する光を生成する、光源と、硬化された状態で本発明の変形力のある波長変換媒体を含む、活性層とを含む、照明装置を提供し、蛍光体は、光源に放射的に連結される。
本発明の変形力のある波長変換媒体は、硬化性液体成分中に分散された蛍光体を含み、硬化性液体成分は、熱エネルギーおよびフォトニックエネルギーのうちの少なくとも1つへの曝露に応じて硬化反応を受けることができ、硬化性液体成分は、更なる反応(すなわち、本質的にオフガスがなく一過性の硬化副生成物を生成しない)を介する液体から硬化された固体への硬化に応じて変形する。本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分は、特に、蛍光体変換された発光ダイオード(pcLED)装置において使用するためにそれ自体をもたらす。多くのpcLED装置では、部分的にまたは完全に閉じられた空間は変形力のある波長変換媒体で充填されなければならないということを鑑みて、特別な要件が提示される。このような用途においては、硬化性液体成分が未硬化の(液体)状態にある変形力のある波長変換媒体は、成形空洞中に分散されるかまたは注入され、次いで硬化される。このような成形過程においては、使用される変形力のある波長変換媒体における揮発性の含有量を最小限にして、オフガス、溶剤の除去、またはシステムからの一過性の硬化副生成物の除去、を容易にする必要性を避けることが望ましい。このような成形過程においては、使用される変形力のある波長変換媒体にとって、極めて低粘度を呈し、迅速な湿潤、脱ガス、および成形充填を容易にすることがまた望ましい。
本明細書および添付の請求項の範囲に使用される用語「光源」は、蛍光体を直接的にまたは間接的に励起または照射できる任意の光源を意味する(すなわち、光源は、蛍光体を直接的に励起または照射するか、または別の物質を励起し次いで蛍光体に励起または照射エネルギーを提供するか、のいずれかができる。
本明細書および添付の請求項の範囲に使用される用語「亜リン酸エステル」は、一般式P(OR)を有する化学化合物を意味し、式中、Rは、Pへの第2の結合(すなわち、式中、酸素原子は、Pへの2つの結合を有する)、および炭素含有部分から選択される。亜リン酸エステルの例としては、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−酸化物、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスホン酸、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスホン酸、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)亜リン酸、トリス(モノノニルフェニル)亜リン酸、トリス(ジノニルフェニル)亜リン酸、トリス(2−エチルヘキシル)亜リン酸、トリフェニル亜リン酸、トリス(モノノニルフェニル)亜リン酸、およびトリスイソデシル亜リン酸が挙げられる。
本発明の変形力のある波長変換媒体は、好ましくは、蛍光体と、硬化性液体成分とを含み、硬化性液体成分は、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤(好ましくは、硬化剤が触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される)とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明の変形力のある波長変換媒体は、好ましくは、蛍光体と、硬化性液体成分とを含み、硬化性液体成分は、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤(好ましくは、硬化剤が触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される)とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.01重量%以下、なおも更に好ましくは、0.001重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、硬化性液体成分中に分散される。
本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される蛍光体は、好ましくは、発光の現象(すなわち、熱から得られたものではない物質による発光)を呈する物質から選択される。好ましくは、使用される蛍光体は、所与の源発光スペクトルを有する光を吸収し、異なる発光スペクトルを有する光を再放射する。更に好ましくは、変形力のある波長変換媒体において使用される蛍光体は、量子ドットおよび炭窒酸化蛍光体からなる群から選択される。
本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される量子ドットは、好ましくは、半導体材料のナノ結晶から選択され、ナノ結晶は、全ての3つの空間次元に閉じ込められる励起子を有する。好ましくは、半導体材料は、II−VI族半導体(例えば、ZnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、HgS、HgSe、HgTe)、III−V族半導体(例えば、GaN、GaP、GaAs、GaSb、InN、InP、InAs、InSb、AlAs、AlP、AlSb)、IV族半導体(例えば、Ge、Si、Pb)、およびこれらの組み合わせを含む群から選択される。
本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される炭窒酸化蛍光体は、好ましくは、式
M(II)Al12−x−ySix+y25−xx−y:A、
M(II)M(III)12−x−ySix+y25−xx−y:A、
M(II)M(III)12−x−ySix+y25−x±3δ/2x±δ−y:A、および
M(II)M(III)12−x−ySix+y25−x±δ/2x±δ−yy±δ/2:A
を有する材料から選択され、式中、0<x<12であり、0<y<xであり、0<x+y≦12(好ましくは、式中、x+y=12である)であり、0<δ≦3であり、δ<x+yであり、M(II)は、少なくとも1つの二価カチオン(好ましくは、式中、M(II)が、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Cu、Co、Ni、Pd、Zn、およびCdのうちの少なくとも1つからなる群から選択される、更に好ましくは、M(II)が、Mg、Ca、Sr、およびBaのうちの少なくとも1つからなる群から選択される)を含み、M(III)は、少なくとも1つの三価カチオン(好ましくは、式中、M(III)が、B、Al、Ga、In、Sc、Y、La、およびGdのうちの少なくとも1つからなる群から選択される、更に好ましくは、M(III)が、BおよびAlのうちの少なくとも1つからなる群から選択される、最も好ましくは、M(III)が、Alである)を含み、Aは、発光活性剤である(好ましくは、式中、Aが、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Mn、Bi、およびSbからなる群から選択される少なくとも1つのイオンである、更に好ましくは、AがEu2+、Ce3+、Tb3+、Yb2+、およびMn2+からなる群から選択される、最も好ましくは、Aが、Eu2+である)。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子を含有する。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子、および(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.01重量%以下、なおも更に好ましくは、0.001重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のポリエポキシド分子を含有する。最も好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.09重量%以下のモノエポキシド分子、および(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する0.01重量%以下のポリエポキシド分子を含有する。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分は、0.001重量%未満(更に好ましくは、0.00001重量%未満、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のシリカを含有する。好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、0.001重量%未満(更に好ましくは、0.00001重量%未満、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)の亜リン酸エステルを含有する。好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体は、0.001重量%未満(更に好ましくは、0.00001重量%未満、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のシリカを含有する。好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、0.001重量%未満(更に好ましくは、0.00001重量%未満、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)亜リン酸エステルを含有する。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、可視スペクトルにおいて透光性である。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、(実施例において説明される条件下で測定される)全透過率(%)、T(%)、450nmで90%以上を呈する。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、無黄変である。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、(実施例において説明される条件下で測定される)20以下の黄色度指数(YI)(なおも更に好ましくは、10以下、最も好ましくは、5以下)を呈する。最も好ましくは、変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、耐熱無黄変性を呈する。本明細書および添付の請求項の範囲に使用される用語「耐熱無黄変性」は、硬化性液体成分が7日間にわたって125℃に設定された対流炉内に置かれることによる熱エネルギーへの曝露に続き硬化された状態にあるとき、(実施例において説明される条件下で測定される)20以下の黄色度指数(YI)(なおも更に好ましくは、10以下、最も好ましくは、5以下)を呈する。任意に、硬化性液体成分において使用される脂肪族樹脂成分は、処理されることができ、存在し得るいかなる所望しない色をも除去する。例えば、脱色剤は、任意に、(1)脂肪族樹脂成分中に分散されることができ、次いで、(2)濾過により脂肪族樹脂成分から除去されることができる。脱色剤は、例えば、活性炭素(例えば、粉末または小粒の形態)、粘土、イオン交換樹脂、および水素化ホウ素ナトリウムを含むことができる。
本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する。好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、1分子当たり平均2つの第一級炭素原子含有エポキシド基を有する。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する50重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する95重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する。なおも更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分は、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する98.0重量%以上(最も好ましくは、99.0重量%以上)の脂環式ジエポキシド分子を含有する。
本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する脂環式ジエポキシド分子は、好ましくは、式(I)に記載の分子
Figure 2015120899
式(II)に記載の分子
Figure 2015120899
式(III)に記載の分子
Figure 2015120899
式(IV)に記載の分子
Figure 2015120899
式(V)に記載の分子
Figure 2015120899
式(VI)に記載の分子
Figure 2015120899
式(VII)に記載の分子
Figure 2015120899
式(VIII)に記載の分子
Figure 2015120899
式(IX)に記載の分子
Figure 2015120899
式(X)に記載の分子
Figure 2015120899
式(XI)に記載の分子
Figure 2015120899
式(XII)に記載の分子
Figure 2015120899
式(XIII)に記載の分子
Figure 2015120899
式(XIV)に記載の分子
Figure 2015120899
それらの混合物からなる群から選択され、式中、各Rは、独立して、H、C1−6ヒドロカルビル基、およびC1−6ヒドロカルビレン基(好ましくは、C1−6ヒドロカルビレン基)からなる群から選択され、各Rは、独立して、C1−12ヒドロカルビル基、C1−12アルコキシ基、およびC1−12オキソオルガニル基(好ましくは、C1−12アルキル基、C1−12アルコキシ基、C3−12シクロアルキル基、およびC3−12シクロアルコキシ基)からなる群から選択され、Qは、C1−12アルキレン基(飽和された二価脂肪族炭化水素ラジカル)、アリーレン基、酸素、硫黄、−O=S=O基、−S(O)基、−C(O)基、−(R)N(C=O)基(式中、Rが水素、C1−6アルキル基からなる群から選択される)からなる群から選択される架橋基であり、各qは、独立して、0および1からなる群から選択され、各vは、独立して、0、1、および2からなる群から選択される。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する脂環式ジエポキシド分子は、式(I)に記載の分子のジグリシジルエーテル
Figure 2015120899
それらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する脂環式ジエポキシド分子は、シス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、シス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される脂肪族樹脂成分が硬化された状態にあるとき、(実施例において説明される条件下で測定される)25℃で100ミリパスカル秒(mPa・s)以下の粘度を呈する。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体において使用される硬化性液体成分が硬化された状態にあるとき、(実施例において説明される条件下で測定される)25℃で14.5〜30ミリパスカル秒(mPa・s)の粘度を呈する。
本発明の硬化性液体成分において使用される硬化剤は、特に限定されない。当業者は、本発明の硬化性液体成分における使用に適切な硬化剤を選択することができる。好ましくは、硬化剤は、触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される。相互反応性の硬化剤(硬化剤または架橋剤とも称される)としては、例えば、無水物、カルボン酸、アミン化合物、フェノール、メルカプタン、およびそれらの混合物が挙げられる。具体的な相互反応性の硬化剤としては、例えば、ポリアミン、ポリアミド、ポリアミノアミド、ジシアンジアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸無水物、ジアミノジフェニルスルホン、スチレン−無水マレイン酸(SMA)コポリマー、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい相互反応性の硬化剤は、無水物(更に好ましくは、カルボン酸無水物、最も好ましくは、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、ナジック酸メチル無水物、およびそれらの混合物からなる群から選択される無水物)である。触媒硬化剤としては、例えば、第三級アミン(イミダゾールを含む)、第四級アンモニウム塩(例えば、第四級アンモニウムハロゲン化物)、ルイス酸(例えば、三フッ化ホウ素)、ルイス酸−アミン錯体、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましい触媒硬化剤としては、ベンジルトリアルキルアンモニウムハロゲン化物(更に好ましくは、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム)が挙げられる。好ましくは、硬化剤は、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、ナジック酸メチル無水物、ベンジルトリアルキルアンモニウムハロゲン化物、およびそれらの混合物からなる群から選択される。更に好ましくは、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、ベンジルトリアルキルアンモニウムハロゲン化物、およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、硬化剤は、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、およびそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の変形力のある波長変換媒体は、任意に、溶剤、硬化促進剤、抗酸化剤、屈折率調整剤(例えば、TiO)、非反応性希釈剤、1分子当たり少なくとも2つのエポキシド基を有するエポキシ樹脂希釈剤、濃厚剤、補強剤、充填剤、色素、染料、離型剤、湿潤剤、安定剤、熱調節剤、光分散剤(例えば、光散乱粒子)、界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む。
本発明の変形力のある波長変換媒体において任意に使用される光分散剤は、光散乱粒子を含む。好ましくは、光散乱粒子は、硬化性液体成分中または周りに分散され、硬化性液体成分は、未硬化の状態または硬化された状態のいずれかである。好ましい光散乱粒子は、酸化イットリウム(Y)、硫酸バリウム(BaSO)、酸化亜鉛(ZnO)、アルミナ(Al)、酸化ニオブ(Nb)、酸化タンタル(TaO)、窒化ケイ素(Si)、窒化アルミニウム、ガラスビーズ、金剛石、二酸化ジルコニウム(ZrO)、炭化ケイ素(SiC)、および窒化ホウ素(BN)を含む。
好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体は、0.01〜50重量%の蛍光体を含む。更に好ましくは、本発明の変形力のある波長変換媒体は、0.01〜5重量%の蛍光体を含む。
好ましくは、蛍光体は、当業者には周知の設備および技術を用いる配合または混合方法により硬化性液体成分と化合される。
好ましくは、本発明の照明装置は、光源が源発光スペクトルを有する光を生成する光源と、蛍光体と、硬化された硬化性液体成分とを含み、硬化性液体成分は、初期成分として1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤(好ましくは、硬化剤が、触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される)とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、光源に放射的に連結される。更に好ましくは、本発明の照明装置は、光源が源発光スペクトルを有する光を生成する光源と、蛍光体と、硬化された硬化性液体成分とを含み、硬化性液体成分は、初期成分として1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する脂肪族樹脂成分と、硬化剤(好ましくは、硬化剤が、触媒硬化剤、相互反応性の硬化剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される)とを含み、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.3重量%以下、なおも更に好ましくは、0.09重量%以下、まだなおも更に好ましくは、0.01重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のモノエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、(脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満(好ましくは、0.5重量%以下、更に好ましくは、0.01重量%以下、なおも更に好ましくは、0.001重量%以下、最も好ましくは、より低い検出可能な下限を下回る)のポリエポキシド分子を含有し、硬化性液体成分は、25℃および気圧で液体であり、蛍光体は、光源に放射的に連結される。
好ましくは、本発明の照明装置において使用される光源は、半導体光源である。好ましくは、半導体光源は、III−V族またはII−VI族量子井戸構造に基づく。具体的には、半導体光源は、好ましくは、III族からの化学元素の周期表の元素とV族からのそれらとを化合するまたはII族からの化学元素の周期表の元素とVI族からのそれらとを化合する化合物を含む構造に基づく。
好ましくは、本発明の照明装置は、光を放射する。更に好ましくは、本発明の照明装置は、白色光、赤色光、緑色光、青色光、黄色光、およびマゼンタ光からなる群から選択される光を放射する。
好ましくは、蛍光体は、使用される変形力のある波長変換媒体を形成する硬化性液体成分内に分散され、硬化性液体成分の硬化に応じて本発明の照明装置において活性層を生成する。好ましくは、活性層は、光源の発光面一面全体に直接的にまたは間接的に分散される。好ましくは、活性層は、光源の発光面一面に直接的に分散される。好ましくは、活性層は、光源の発光面一面に間接的に分散される。好ましくは、活性層には、少なくとも1つの機能付けられた面が提供され、照明装置から放射される光を強化させる。例えば、光源の発光面から最も遠い活性層の表面は、構造化され得、照明装置の最終的な用途に応じて、(例えば、自動ヘッドランプ用途のため)照明装置からコリメート光または(例えば、固体状態の照明用途のため)照明装置から散乱光を提供する。
好ましくは、本発明の照明装置は、複数の個別の半導体発光ダイオードダイ光源を有する支持構造と複数の個別の半導体発光ダイオードダイ光源と対応する複数の空洞を有する成形とを含む、発光ダイオード製造アセンブリを備え、複数の空洞は、本発明の変形力のある波長変換媒体で充填され、支持構造および成形は、配向され、複数の個別の半導体発光ダイオードダイ光源がそれぞれ、複数の空洞中に含まれる変形力のある波長変換媒体に少なくとも部分的に浸漬される。好ましくは、複数の空洞中の各空洞は、レンズの形状をしている。好ましくは、変形力のある波長変換媒体における硬化性液体成分は、熱硬化性(更に好ましくは、硬化性液体成分は、10〜200分間の100〜200℃での加熱に応じて硬化される)である。好ましくは、変形力のある波長変換媒体は、硬化されると、個別の半導体発光ダイオードダイをカプセル化し、レンズとして機能し、光源の源発光スペクトルを照明装置の放射されるスペクトルに変換するが、源発光スペクトルおよび放射されるスペクトルは、異なる。成形は、任意に、液体状態にある変形力のある波長変換媒体の複数の空洞内への注入を容易にする複数の供給チャネルを更に含む。
本発明の発光ダイオード製造アセンブリは、例えば、自動車用ヘッドライトアセンブリ等における使用のための複数の個別の半導体発光ダイを含む設計されたマニホールドを備える照明装置の製造を容易にする。本発明の発光ダイオード製造アセンブリはまた、個別の半導体発光ダイオード光源照明装置の製造も容易にする。これは、変形力のある波長変換媒体における硬化性液体成分の硬化に応じ、成形は、アセンブリから分離されることができ、変形力のある波長変換媒体で基板上にカプセル化された複数の個別の半導体発光ダイオードダイ光源は、複数の個別の照明装置ごとに分けられることができる。
本発明のいくつかの実施形態は、以下の実施例において以後詳細に説明される。
実施例1:脂肪族樹脂成分の調製
以下の化学構造を有する脂肪族樹脂成分を、
Figure 2015120899
1,4−シクロヘキサンジメタノール(99%、シスおよびトランスの混合物、製品番号125598 Sigma−Aldrich Co.LLCより入手可能)(「CHDM」)と触媒塩化ベンジルトリエチルアンモニウムの存在で水酸化ナトリウムの添加によるエピクロルヒドリンとのエポキシ化反応により調製した。結果としての黄色化された透明の液体エポキシ樹脂(778.02g)を、次いで、1リットルの三ツ口丸底ガラス製の蒸留ポットに添加し、その蒸留ポットには、磁気撹拌器、蒸留ポットの内部温度を監視するための温度計、蒸留ポット反応器の下に配置される加熱マントルと加熱マントルの中央面に配置される熱電対とに連結される温度制御器、真空ジャケット付きビグリュー蒸留カラムの第2の区分に両方のカラム上でそれぞれ24/40の接続部を通って取り付けられた蒸留ヘッドを有する1体の統合式真空ジャケット付きビグリュー蒸留カラムを備える蒸留カラム、が装備された。蒸留ヘッドには、頭上式の温度計、空気冷却器、受器、および真空除去器が装備された。各蒸留留分には、清潔な受器を使用した。真空ポンプを、液体窒素トラップおよび一連のデジタル熱伝導式真空計と揃って用いた。蒸留ポットの含有量を、次いで、分別真空蒸留プロセスに供した。分別真空蒸留プロセス中に、8つの蒸留留分を取り出した。8番目のの蒸留留分は、無色の液体として442.45gの生成物脂肪族樹脂成分を提供した。
8番目のの蒸留留分からのジグリシジルエーテル生成物の部分の滴定は、131.67の平均エポキシド当量(EEW)を呈した。
生成物脂肪族樹脂成分の粘度を、I.C.Iを用いて判定した。25°−Cで円錐平板粘度計(VR−4540型)をa0−5ポアズスピンドル(VR−4105型)で装備し、25℃に平衡し、ゼロに校正した。生成物脂肪族樹脂成分の試料を、粘度計に適用して2分間保持し、次いで、粘度を調べ15秒後に測定を行った。5つの重複粘度試験を、生成物脂肪族樹脂成分の新たな試料の一定分量を用いて完了した。測定値を、27cPに平均化した。
生成物脂肪族樹脂成分を60m×0.248mm×0.25μmのフィルムの厚さのJ&W GCカラムを備えるHewlett Packard 5890 Series IIガスクロマトグラフを用いてDB−1固定相を用いて分析すると、検出されないシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテル、99.20重量%のシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、0.80重量%のジグリシジルエーテルのピークに関連する微小ピーク、および検出されないオリゴマー(主に、トリグリシジルエーテル)を呈した。水素炎イオン化検出器を、300℃で動作した。インジェクタ温度を、300℃で維持した。カラムを通るヘリウムキャリアガス流を、1分につき1.1mLで維持した。分析には、初期50℃の炉温度を1分につき12℃で300℃の最終温度まで加熱したものを使用した。
比較例C1および実施例2〜3:
硬化された変形力のある波長変換媒体の調製
実施例1に従って調製された脂肪族樹脂成分の2グラムを、各比較例C1および実施例2〜3のために50mLのバイアル瓶中へ計量した。表1で同定された蛍光体を、各比較例C1および実施例2〜3のために記された量で脂肪族樹脂成分と混合した。
Figure 2015120899
各比較例C1および実施例2〜3には、別個の50mLのバイアル瓶を、0.15gの塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(「BTEAC」)硬化触媒(Sigma−Aldrich Co.LLCから入手可能)で充填した。次いで、4gのメチルヘキサヒドロフタル酸無水物(「MHHPA」)硬化剤(Dixie Chemical Companyより入手可能)を、各50mLのバイアル瓶に添加した。各バイアル瓶の含有量を、次いで赤外線ランプ下で継続撹拌しながら15分間60℃で加熱した。バイアル瓶を、次いで、熱源から取り出し、継続撹拌しながら10分間冷却させ、触媒/硬化剤混合物を形成した。
触媒/硬化剤混合物を、次いで脂肪族樹脂成分/蛍光体と撹拌しながら化合し、変形力のある波長変換媒体を形成した。各比較例C1および実施例2〜3のための変形力のある波長変換媒体を、次いで、乾燥器に置き、10分間窒素によりパージし、次いで、それぞれの変形力のある波長変換媒体において乾燥器を真空ポンプに接続することにより気泡が観察されなくなるまで(15分間以上)脱気した。各脱気された変形力のある波長変換媒体を、次いで、窒素雰囲気下で別個の2インチ×2インチ×1mm深のTeflon成形中に注入し、かつフィルムを対流炉内に置いて表2に示される温度分布を用いることにより、フィルム中に硬化させた。次いで、各硬化されたフィルムの光発光産出、光透過率、およびフィルムの濁度を分析した。結果を、蛍光体材料単体のための光発光産出データと共に表3に報告する。
Figure 2015120899
光透過率および濁度を、UV−3600 Shimadzu分光計を用いて450nmで測定した。表3に報告される濁度(%)を、分光計を用いて直接的に測定した。表3に報告される全透過率(%)(T%)を、以下の式で計算した。
%T=%T/(100−%BS)
式中、%Tは、分光計を用いて直接的に測定された透過率であり、%BSは、分光計を用いて直接的に後方散乱させる%である。
光発光産出を、QuantaMaster 40分光測色計(Photon Technologies International バーミンガム,ニュージャージー州)を用いて測定した。
Figure 2015120899
熱的エージングの研究
比較例C1および実施例2〜3に従って調製された硬化されたフィルムからの試料留分を、高温エージングに供し、試料を空気下で7日間にわたって125℃に設定された対流炉内に置いた。硬化されたフィルムの炉処理された部分と未処理部分との間には、目視検査では色の変化は見られなかった。
実施例4:触媒/硬化剤混合物のマスターバッチ
各比較例C2〜C4および実施例5で使用される触媒/硬化剤混合物を、0.966gの塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(「BTEAC」)触媒(Sigma−Aldrich Co.LLCより入手可能)および21.96gのメチルヘキサヒドロフタル酸無水物(「MHHPA」)硬化剤(Dixie Chemical Companyより入手可能)で、50mLのバイアル瓶を充填することにより調製した。磁気攪拌子をバイアル瓶中に置いた。バイアル瓶およびその含有量を、次いで、磁気攪拌がバイアル瓶含有量に提供される窒素雰囲気下で65℃に設定されたサーモスタットで制御されるホットプレート上に置いた。バイアル瓶およびその含有量を、次いで、熱源から取り出し、室温まで冷却させた。
実施例5:硬化性液体成分からの硬化されたフィルム
実施例1に従って調製された脂肪族樹脂成分の一部分(3.4g)を、実施例4に従って調製された触媒/硬化剤混合物の一部分(4.5g)を含有する20mLのバイアル瓶に撹拌しつつ窒素下で添加し、硬化性液体成分を形成した。20mLのバイアル瓶およびその含有量を、次いで、乾燥器内に置き、乾燥器を真空ポンプに接続することにより硬化性液体成分中に気泡が観察されなくなるまで20分間脱気した。脱気された硬化性液体成分を、次いで、2インチ×2インチ×1mm深のポリテトラフルオロエチレン成形中に注入し、表2に示される温度分布を用いることにより、窒素下でフィルム中に硬化させた。
比較例C2:硬化性液体成分からの硬化されたフィルム
脂肪族樹脂成分の一部分(3.4g)を、実施例4の触媒/硬化剤混合物の一部分(3.6g)を含有する20mLのバイアル瓶に、窒素下で撹拌しつつ添加し、硬化性液体成分を形成した。この実施例において使用される脂肪族樹脂成分を、シス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールと、触媒塩化ベンジルトリエチルアンモニウムの存在で水酸化ナトリウムの添加によるエピクロルヒドリンとのエポキシ化反応により調製した。外的に校正されたガスクロマトグラフ分析方法は、0.33重量%のシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノール、11.18重量%のシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテル、およびオリゴマー(主にトリグリシジルエーテル)としてのバランス(34.11重量%)を有する54.38重量%のシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、の存在を呈した。脂肪族樹脂生成物の部分の滴定は、158.54の平均EEWを呈した。20mLのバイアル瓶およびその含有量を、次いで、乾燥器内に置き、乾燥器を真空ポンプに接続することにより硬化性液体成分中に気泡が観察されなくなるまで20分間脱気した。脱気された硬化性液体成分を、次いで、2インチ×2インチ×1mm深のポリテトラフルオロエチレン成形中に注入し、前に表2に示された温度分布を用いることにより、窒素下でフィルム中に硬化させた。
比較例C3:硬化性液体成分からの硬化されたフィルム
実施例1の脂肪族樹脂成分の一部分(3.0g)およびシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテル(0.16g)を、20mLのバイアル瓶に添加し、樹脂混合物のために混合した。使用されたシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテルは、96.07重量%純度の分別的に真空蒸留された生成物であった。混合物の部分の滴定は、131.7の平均EEWを呈した。樹脂混合物の一部分(2.7g)を、実施例4の触媒/硬化剤混合物の一部分(3.4g)を含有する別の20mLのバイアル瓶に撹拌しつつ窒素下で添加し、硬化性液体成分を形成した。20mLのバイアル瓶およびその含有量を、次いで、乾燥器内に置き、乾燥器を真空ポンプに接続することにより硬化性液体成分中に気泡が観察されなくなるまで20分間脱気した。脱気された硬化性液体成分を、次いで、2インチ×2インチ×1mm深のポリテトラフルオロエチレン成形中に注入し、前に表2に示された温度分布を用いることにより、窒素下でフィルム中に硬化させた。
比較例C4:硬化性液体成分からの硬化されたフィルム
実施例1の脂肪族樹脂成分の一部分(3.0g)およびシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテル(0.3613グラム)を、20mLのバイアル瓶に添加し、樹脂混合物を形成した。使用されたシス−およびトランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールのモノグリシジルエーテルは、96.07重量%純度の分別的に真空蒸留された生成物であった。混合物の部分の滴定は、134.6の平均EEWを呈した。モノグリシジルとジグリシジルエーテルとの混合物の一部分(2.9g)を、実施例4の触媒/硬化剤混合物の一部分(3.6g)を含有する20mLのバイアル瓶に撹拌しつつ窒素下で添加し、硬化性液体成分を形成した。20mLのバイアル瓶およびその含有量を、次いで、乾燥器内に置き、乾燥器を真空ポンプに接続することにより硬化性液体成分中に気泡が観察されなくなるまで20分間脱気した。脱気された硬化性液体成分を、次いで、2インチ×2インチ×1mm深のポリテトラフルオロエチレン成形中に注入し、前に表2に示された温度分布を用いることにより、窒素下でフィルム中に硬化させた。
硬化されたフィルムの黄色度指数
比較例C2〜C4および実施例5に従って調製された硬化されたフィルムの黄色度指数(YI)を分析した。各硬化されたフィルムの黄色度指数および標準白色タイルを、ASTM E313−10に従うColorQuest XEダブルビーム分光測色計(Column YI E313−98)を用いて測定した。結果を表4に提供する。
Figure 2015120899
硬化されたフィルムの異なる走査熱量測定法
比較例C2〜C4および実施例5に従って調製された硬化されたフィルムの部分を、DSC 2910 Modulated DSC(TA Instruments)器具を用いて異なる走査熱量測定計で分析した。1分につき35立方センチメートルの窒素流量の流れの下で、0℃〜200℃まで1分につき7℃の加熱速度を使用した。Tgの分析のための各個別の硬化された試料を、元の注型成形から取り出し、次いで、開口型アルミニウム鍋に含ませた。各試料の第2の走査を前述の条件下で繰り返した。重複走査のための平均結果を、表5に提供する。
Figure 2015120899

Claims (10)

  1. 蛍光体と、
    硬化性液体成分と、を含み、前記硬化性液体成分が、
    脂肪族樹脂成分であって、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する、脂肪族樹脂成分と、
    硬化剤と、を含む、変形力のある波長変換媒体であって、
    前記硬化性液体成分が、(前記脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、前記硬化性液体成分が、25℃および気圧で液体であり、
    前記蛍光体が、前記硬化性液体成分中に分散される、変形力のある波長変換媒体。
  2. 前記硬化性液体成分が、(前記脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)1分子当たり少なくとも3つのエポキシド基を含有する1重量%未満のポリエポキシド分子を含有する、請求項1に記載の変形力のある波長変換媒体。
  3. 前記脂肪族樹脂成分が、1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する95重量%以上の脂環式ジエポキシド分子を含有する、請求項1に記載の変形力のある波長変換媒体。
  4. 1分子当たり少なくとも1つの脂環式骨格を有する前記脂環式ジエポキシド分子が、式(I)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(II)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(III)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(IV)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(V)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(VI)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(VII)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(VIII)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(IX)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(X)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(XI)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(XII)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(XIII)に記載の分子
    Figure 2015120899
    式(XIV)に記載の分子
    Figure 2015120899
    それらの混合物からなる群から選択され、式中、各Rが、独立して、H、C1−6ヒドロカルビル基、およびC1−6ヒドロカルビレン基からなる群から選択され、各Rが、独立して、C1−12ヒドロカルビル基、C1−12アルコキシ基、およびC1−12オキソオルガニル基からなる群から選択され、Qが、C1−12アルキレン基、アリーレン基、酸素、硫黄、−O=S=O−基、S(O)−基、−C(O)−基、−(R)N(C=O)−基(式中、Rが、水素、C1−6アルキル基からなる群から選択される)からなる群から選択される架橋基であり、各qが、独立して、0および1からなる群から選択され、各vが、独立して、0、1、および2からなる群から選択される、請求項3に記載の変形力のある波長変換媒体。
  5. 前記脂環式ジエポキシド分子が、式(I)に記載の分子のジグリシジルエーテル
    Figure 2015120899
    それらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の変形力のある波長変換媒体。
  6. 前記脂環式ジエポキシド分子が、シス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,3−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、シス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、トランス−l,4−シクロヘキサンジメタノールのジグリシジルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択され、
    前記硬化剤が、メチルヘキサヒドロフタル酸無水物、ベンジルトリエチルアンモニウムハロゲン化物、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の変形力のある波長変換媒体。
  7. 前記蛍光体が、量子ドット、および式
    M(II)Al12−x−ySix+y25−xx−y:A
    を有する材料からなる群から選択され、式中、
    0<x≦12であり、
    0<y<xであり、
    0<x+y≦12であり、
    M(II)が、少なくとも1つの二価カチオンを含む、請求項1に記載の変形力のある波長変換媒体。
  8. 溶剤、硬化促進剤、抗酸化剤、屈折率調整剤(例えば、TiO)、非反応性希釈剤、1分子当たり少なくとも2つのエポキシド基を有するエポキシ樹脂希釈剤、濃厚剤、補強剤、充填剤、色素、染料、離型剤、湿潤剤、安定剤、熱調節剤、光分散剤、界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される添加剤を更に含む、請求項1に記載の変形力のある波長変換媒体。
  9. 光源であって、源発光スペクトルを有する光を生成する、光源と、
    蛍光体と、
    硬化された硬化性液体成分と、を含み、前記硬化性液体成分が、初期成分として
    脂肪族樹脂成分であって、1分子当たり平均2つのエポキシド基を有する、脂肪族樹脂成分と、
    硬化剤と、を含む、照明装置であって、
    前記硬化性液体成分が、(前記脂肪族樹脂成分の総重量に基づき)0.5重量%未満のモノエポキシド分子を含有し、前記硬化性液体成分が、25℃および気圧で液体であり、
    前記蛍光体が、前記光源に放射的に連結される、照明装置。
  10. 光源であって、源発光スペクトルを有する光を生成する、光源と、
    活性層であって、硬化された状態で請求項1に記載の変形力のある波長変換媒体を含む、活性層と、を含み、
    前記蛍光体が、前記光源に放射的に連結される、照明装置。
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