JP2015117971A - インピーダンス測定装置及びインピーダンス測定方法 - Google Patents

インピーダンス測定装置及びインピーダンス測定方法 Download PDF

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加藤 博之
Hiroyuki Kato
博之 加藤
鉄治 北森
Tetsuji Kitamori
鉄治 北森
昭徳 春木
Akinori Haruki
昭徳 春木
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Abstract

【課題】極微小抵抗の抵抗値の計測精度を向上する。
【解決手段】第1プローブ、第2プローブ、第3プローブ及び第4プローブが導通している状態で、制御部は、デジタル電流信号とデジタル電圧信号とに基づいて、測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出し、第1プローブと第3プローブが被測定物の一端に電気的に接続され、かつ第2プローブと第4プローブが被測定物の他端に電気的に接続された状態で、制御部は、デジタル電流信号とデジタル電圧信号とに基づいて、測定用信号の複数の周波数における被測定物のインピーダンスを算出し、測定用信号の周波数毎に得られた被測定物のインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インピーダンス測定装置及びインピーダンス測定方法に関する。
インピーダンスを計測する場合、正弦波電流を流して被測定物の両端に発生する電圧を計測し、電圧と電流からインピーダンスを求める交流4端子法が良く用いられる(特許文献1及び特許文献2参照)。微小インピーダンスを測定する場合には、電圧信号は非常に小さくノイズに埋もれてしまうために、ロックインアンプを用いて特定の周波数の成分だけを精度よく取り出す手法が合わせて用いられる。
特開2005−321226号公報 特開平11−118850号公報 特開2013−11444号公報
交流4端子法を用いて計測する場合、電圧計測の為のアンプの入力インピーダンスが無限大であれば、ケーブル、プローブ、計測回路のインピーダンスは無視することができる。しかしながら、実際は、アンプの入力インピーダンスは有限であるため、極微小抵抗の測定時には、これらのケーブル、プローブ、計測器回路のインピーダンスは無視できない誤差となる。例えば、計測可能な最小レンジが100mΩ程度である安価なインピーダンス測定装置の場合、上記の誤差の影響は問題とならない。しかし、1mΩ以下の抵抗のインピーダンスを測定する場合には、インピーダンス測定装置に含まれる計測回路の周波数特性に起因した計測誤差成分が問題となるため、この計測誤差成分を補正する必要がある。また、特許文献3の技術も、従来の交流4端子法を用いた計測と同様の問題を有する。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、極微小抵抗の抵抗値の計測精度を向上することを可能とするインピーダンス測定装置及びインピーダンス測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るインピーダンス測定装置は、
複数の周波数で測定用信号を発生可能な信号発生部と、
前記信号発生部が発生する測定用信号の周波数を制御する制御部と、
前記信号発生部が発生した測定用信号が供給される第1プローブと、被測定物のインピーダンスの測定時に前記第1プローブとの間に前記被測定物が接続される第2プローブと、第3プローブと、前記被測定物のインピーダンスの測定時に前記第3プローブとの間に前記被測定物が接続される第4プローブと、
前記第2プローブに接続され前記第2プローブに流れる電流を検出する電流検出部と、
一端が前記第3プローブに接続され、他端が前記第4プローブに接続され、前記第3プローブと前記第4プローブの間の電圧を検出する電圧検出部と、
前記電流検出部が検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、前記電圧検出部が検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成するAD変換部と、を備え、
前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブ及び前記第4プローブが導通している状態で、前記制御部は、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出し、
前記第1プローブと前記第3プローブが前記被測定物の一端に電気的に接続され、かつ前記第2プローブと前記第4プローブが前記被測定物の他端に電気的に接続された状態で、前記制御部は、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における前記被測定物のインピーダンスを算出し、前記測定用信号の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部が算出した前記補正用のインピーダンスに関する情報を周波数毎に記憶する不揮発性のメモリを更に備える。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部は、前記周波数毎に前記補正用のインピーダンスを算出し、前記周波数毎に前記補正用のインピーダンスを前記メモリに記憶させておき、
前記制御部は、前記周波数毎に前記被測定物のインピーダンスを算出した場合、前記メモリに記憶された前記補正用のインピーダンスを前記周波数毎に読み出し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部は、
処理の対象となる対象信号から特定の周波数の信号を分離して得られた分離信号の振幅と、前記特定の周波数を有しかつ位相の基準となる参照信号と前記対象信号との間の位相差を検出する2相ロックインアンプの機能を有し、前記2相ロックインアンプの機能により前記デジタル電流信号から前記測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第1分離信号の振幅を電流振幅として、前記測定用信号と同じ周波数を有しかつ位相の基準となる基準正弦波信号と前記デジタル電流信号との間の位相差を電流位相差として検出し、前記2相ロックインアンプの機能により前記デジタル電圧信号から前記測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第2分離信号の振幅を電圧振幅として、前記基準正弦波信号と前記デジタル電圧信号との間の位相差を電圧位相差として検出する処理部と、
前記処理部が検出した前記電流振幅、前記電流位相差、前記電圧振幅、及び前記電圧位相差に基づいて、前記補正用のインピーダンスまたは前記被測定物のインピーダンスを算出する算出部と、
を備える。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記算出部は、前記電圧振幅を前記電流振幅で割った値をインピーダンスの大きさ|Z|とし、前記電流位相から前記電圧位相を差分した値をインピーダンスの位相角φとし、jを虚数単位とした場合、前記補正用のインピーダンスまたは前記被測定物のインピーダンスを|Z|cosφ+j|Z|sinφの式で算出する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部は、前記補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、前記被測定物のインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードを指令するモード指令信号を取得する取得部を備え、
前記制御部は、前記取得部が取得したモード指令信号が前記ゼロオーム調整モードの場合、前記補正用のインピーダンスを算出し、前記取得部が取得したモード指令信号が前記測定モードの場合、前記被測定物のインピーダンスを算出し前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記モード指令信号を通信により受信する通信部を更に備え、
前記取得部は、前記通信部から前記モード指令信号を取得する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、前記被測定物のインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードの指令を受け付け、受け付けた指令を示すモード指令信号を生成する入力部を更に備え、
前記取得部は、前記入力部から前記モード指令信号を取得する。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部における補正は、前記被測定物のインピーダンスから周波数が対応する前記補正用のインピーダンスを減算することである。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記信号発生部は、前記制御部による制御に応じた周波数で正弦波の電圧信号を生成する正弦波発生器と、
前記正弦波発生器が生成した正弦波の電圧信号に基づいて、所定の振幅の電流を前記測定用信号として生成する定電流増幅器と、
を備える。
本発明の一態様は、前記インピーダンス測定装置において、
前記制御部は、前記測定用信号の複数の周波数毎に前記補正用のインピーダンスの実部と虚部とを前記メモリに記憶させ、
前記制御部は、前記メモリに記憶された前記補正用のインピーダンスの実部と虚部を読み出し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスの実部を周波数が対応する前記補正用のインピーダンスの実部で補正し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスの虚部を周波数が対応する前記補正用のインピーダンスの虚部で補正する。
本発明の一態様に係るインピーダンス測定方法において、
複数の周波数で測定用信号を発生可能な信号発生部と、前記信号発生部が発生する測定用信号の周波数を制御する制御部と、前記信号発生部が発生した測定用信号が供給される第1プローブと、被測定物のインピーダンスの測定時に前記第1プローブとの間に前記被測定物が接続される第2プローブと、第3プローブと、前記被測定物のインピーダンスの測定時に前記第3プローブとの間に前記被測定物が接続される第4プローブと、前記第2プローブに接続され前記第2プローブに流れる電流を検出する電流検出部と、一端が前記第3プローブに接続され、他端が前記第4プローブに接続され、前記第3プローブと前記第4プローブの間の電圧を検出する電圧検出部と、前記電流検出部が検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、前記電圧検出部が検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成するAD変換部と、を備えるインピーダンス測定装置が実行するインピーダンス測定方法であって、
前記制御部が、前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブ及び前記第4プローブが導通している状態で、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出するステップと、
前記制御部が、前記第1プローブと前記第3プローブが前記被測定物の一端に電気的に接続され、かつ前記第2プローブと前記第4プローブが前記被測定物の他端に電気的に接続された状態で、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における前記被測定物のインピーダンスを算出し、前記測定用信号の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正するステップと、
を有する。
したがって、本発明に係るインピーダンス測定装置は、計測回路の周波数特性に起因した計測誤差成分を減らすことができ、計測精度が向上する。
図1は、本発明の一態様である実施形態に係るインピーダンス測定装置1の構成の一例を示す図である。 図2は、メモリMEMに記憶されている周波数毎の補正用のインピーダンスの実部と虚部のテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の一態様である実施形態に係るインピーダンス測定装置1は、信号発生部SGと、出力が信号発生部SGに接続された制御部CONと、信号発生部SGの出力に接続された第1接続端子TAと、を備える。
更に、インピーダンス測定装置1は、第1接続端子TAを介して信号発生部SGの出力に接続された第1プローブT1と、被測定物OMのインピーダンスの測定時に第1プローブT1との間に被測定物OMが接続される第2プローブT2と、を備える。
更に、インピーダンス測定装置1は、第3プローブT3と、被測定物OMのインピーダンスの測定時に第3プローブT3との間に被測定物OMが接続される第4プローブT4と、を備える。
更に、インピーダンス測定装置1は、第2プローブT2に接続された第2接続端子TBと、第3プローブT3に接続された第3接続端子TCと、第4プローブT4に接続された第4接続端子TDと、を備える。
更に、インピーダンス測定装置1は、一端が第2プローブT2に第2接続端子TBを介して接続され他端が接地に接続され、出力が制御部CONに接続された電流検出部CSと、一端が第3接続端子TCを介して第3プローブT3に接続され、他端が第4接続端子TDを介して第4プローブT4に接続され、出力が制御部CONに接続された電圧検出部VSと、を備える。
更に、インピーダンス測定装置1は、制御部CONに接続され、制御部CONが算出した補正用のインピーダンスに関する情報を周波数毎に記憶するメモリMEMと、制御部CONに接続された通信部CMを備える。本実施形態では、このメモリMEMは、一例として、不揮発性のメモリである。
図1に示すように、第1プローブT1から第1接続端子TAの間の伝送路は、寄生インピーダンスZa(ωt)を有する。ここで、ωは角周波数で、tは時間である。同様に、第2プローブT2から第2接続端子TBの間の伝送路は、寄生インピーダンスZb(ωt)を有する。同様に、第3プローブT3から第3接続端子TCの間の伝送路は、寄生インピーダンスZc(ωt)を有する。同様に、第4プローブT4から第4接続端子TDの間の伝送路は、寄生インピーダンスZd(ωt)を有する。
本実施形態では、被測定物OMの抵抗から、これらの寄生インピーダンス、電流検出部CSのインピーダンス、電圧検出部VSのインピーダンスの影響を取り除くために、制御部CONは、補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードにおいて、予め補正用のインピーダンスを算出し、算出した補正用のインピーダンスに関する情報(例えば、補正用のインピーダンスの実部と虚部)を測定用信号の周波数毎にメモリMEMに記憶させておく。
信号発生部SGは、複数の周波数で測定用信号を発生可能である。第1プローブT1には、この信号発生部SGが発生した測定用信号が供給される。制御部CONは、制御信号を信号発生部SGへ出力し、この信号発生部SGが発生する測定用信号の周波数を制御する。ここで、信号発生部SGは、制御部CONから制御信号が入力され、一端が接地に接続されている正弦波発生器SINGと、入力が正弦波発生器SINGの他端に接続された定電流増幅器CAとを備える。
正弦波発生器SINGは、制御部CONよる制御に応じた周波数で正弦波の電圧信号を生成し、生成した電圧信号を定電流増幅器CAへ出力する。
定電流増幅器CAは、正弦波発生器SINGが生成した正弦波の電圧信号に基づいて、所定の振幅Iの電流Isinωtを測定用信号として生成する。定電流増幅器CAは、生成した電流Isinωtを第1接続端子TAを介して第1プローブT1へ供給する。
電流検出部CSは、第2プローブT2に流れる電流を検出し、検出して得たアナログ信号の電流信号を制御部CONへ出力する。
電圧検出部VSは、第3プローブT3と第4プローブT4の間の電圧を検出する。実際には、寄生インピーダンスZc(ωt)と寄生インピーダンスZd(ωt)が既知であるので、電圧検出部VSは、第3接続端子TCと第4接続端子TDの間の電圧を検出することにより、第3プローブT3と第4プローブT4の間の電圧を計測する。電圧検出部VSは、検出して得たアナログ信号の電圧信号をAD変換部ADCへ出力する。
AD変換部ADCは、電流検出部CSが検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、電圧検出部VSが検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成する。AD変換部ADCは、生成したデジタル電流信号とデジタル電圧信号を制御部CONへ出力する。
通信部CMは、補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、被測定物のインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードを指令するモード指令信号を通信により受信する。この通信は、有線であっても無線であってもよい。
制御部CONは、測定用信号の周波数毎に生成されたデジタル電流信号とデジタル電圧信号とに基づいて、測定用信号の周波数毎の被測定物OMのインピーダンスを算出する。その際、制御部CONは、第1プローブT1と第3プローブT3が被測定物OMの一端に電気的に接続され、かつ第2プローブT2と第4プローブT4が被測定物OMの他端に電気的に接続された状態で、インピーダンスを算出する。
ここで、制御部CONは、取得部ACQと、処理部PRCと、第1入力が取得部ACQの出力に接続され第2入力が処理部PRCの出力に接続された算出部CALとを備える。
取得部ACQは、補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、被測定物OMのインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードを指令するモード指令信号を取得する。本実施形態では一例として、取得部ACQは、通信部CMからこのモード指令信号を取得する。
制御部CONの算出部CALは、取得部ACQが取得したモード指令信号がゼロオーム調整モードの場合、補正用のインピーダンスを算出する。一方、取得部ACQが取得したモード指令信号が測定モードの場合、制御部CONの算出部CALは、被測定物OMのインピーダンスを算出し被測定物OMのインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。処理部PRC及び算出部CALの処理の詳細は後述する。以下、ゼロオーム調整モードにおける処理と測定モードにおける処理とに分けて説明する。
<ゼロオーム調整モードにおける処理>
まず、ゼロオーム調整モードにおける処理について説明する。インピーダンス測定装置1を使用するユーザは、不図示の端末装置を操作してゼロオーム調整モードを選択する入力を行う。端末装置は、ゼロオーム調整モードを指令するモード指令信号を通信によりインピーダンス測定装置1へ送信する。通信部CMは、この端末装置が送信したモード指令信号を通信により受信する。
次に、第1プローブT1、第2プローブT2、第3プローブT3及び第4プローブT4は、0Ω抵抗を介して接続される。0Ω抵抗は、0Ωに近い物体であり0Ωに限りなく近い方が好ましく、各プローブがなるべく点で結合するような治具が好ましい。0Ω抵抗は、現実的には例えば銅バーなどである。
なお、第1プローブT1、第2プローブT2、第3プローブT3及び第4プローブT4が短絡した状態であってもよい。
この状態で、制御部CONは、通信部CMが受信したモード指令信号がゼロオーム調整モードの場合、測定用信号の周波数毎に電流検出部CSが検出した電流と電圧検出部VSが検出した電圧とに基づいて、測定用信号の周波数毎の補正用のインピーダンスを算出する。
処理部PRCは、処理の対象となる対象信号から特定の周波数の信号を分離して得られた分離信号の振幅と、特定の周波数を有しかつ位相の基準となる参照信号と対象信号との間の位相差を検出する2相ロックインアンプの機能を有する。本実施形態において、対象信号はデジタル電流信号であり、参照信号は基準正弦波信号である。
処理部PRCは、この2相ロックインアンプの機能によりデジタル電流信号から測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第1分離信号の振幅を電流振幅として、測定用信号と同じ周波数を有しかつ位相の基準となる基準正弦波信号とデジタル電流信号との間の位相差を電流位相差として検出する。
また、処理部PRCは、上記2相ロックインアンプの機能によりデジタル電圧信号から測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第2分離信号の振幅を電圧振幅として、基準正弦波信号とデジタル電圧信号との間の位相差を電圧位相差として検出する。
算出部CALは、処理部PRCが検出した電流振幅、電流位相差、電圧振幅、及び電圧位相差に基づいて、補正用のインピーダンスを測定用信号の周波数毎に算出する。具体的には例えば、算出部CALは、電圧振幅を電流振幅で割った値をインピーダンスの大きさ|Z|とし、電流位相から電圧位相を差分した値をインピーダンスの位相角φとし、jを虚数単位とした場合、補正用のインピーダンスを|Z|cosφ+j|Z|sinφの式で算出する。
そして、制御部CONは、周波数毎に補正用のインピーダンスを算出した場合、周波数毎に補正用のインピーダンスをメモリMEMに記憶させておく。より詳細には、制御部CONは、一例として、上述した測定用信号の周波数毎に、補正用のインピーダンスの実部と虚部とをメモリMEMに記憶させる。これにより、図3に示すように、メモリMEMには、一例として、100Hzから10kHzまで100Hz毎に、補正用のインピーダンスの実部と虚部とが関連付けられたテーブルが記憶される。
<測定モードにおける処理>
続いて、測定モードにおける処理について説明する。まず、ユーザは、不図示の端末装置を操作して測定モードを選択する入力を行う。端末装置は、測定モードを指令するモード指令信号を通信によりインピーダンス測定装置1へ送信する。通信部CMは、この端末装置が送信した測定を通信により受信する。
次に、ユーザは、第1プローブと第3プローブが被測定物OMの一端に電気的に接続され、かつ第2プローブと第4プローブが被測定物の他端に電気的に接続された状態にする。
この状態で、制御部CONは、通信部CMが受信したモード指令信号が測定モードの場合、測定用信号の周波数毎に電流検出部CSが検出した電流と電圧検出部VSが検出した電圧とに基づいて、この測定用信号の周波数毎の被測定物OMのインピーダンスを算出する。
より詳細には、制御部CONが備える処理部PRCは、2相ロックインアンプの機能によりデジタル電流信号から測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第1分離信号の振幅を電流振幅として、測定用信号と同じ周波数を有しかつ位相の基準となる基準正弦波信号と前記デジタル電流信号との間の位相差を電流位相差として検出する。また、処理部PRCは、2相ロックインアンプの機能によりデジタル電圧信号から測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第2分離信号の振幅を電圧振幅として、基準正弦波信号と前記デジタル電圧信号との間の位相差を電圧位相差として検出する。
算出部CALは、処理部PRCが検出した電流振幅、電流位相差、電圧振幅、及び電圧位相差に基づいて、被測定物OMのインピーダンスを測定用信号の周波数毎に算出する。具体的には例えば、算出部CALは、電圧振幅を電流振幅で割った値をインピーダンスの大きさ|Z|とし、電流位相から電圧位相を差分した値をインピーダンスの位相角φとし、jを虚数単位とした場合、被測定物OMのインピーダンスを|Z|cosφ+j|Z|sinφの式で算出する。
そして、制御部CONは、この測定用信号の周波数毎に得られた被測定物OMのインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。この制御部CONにおける補正は、被測定物OMのインピーダンスから周波数が対応する補正用のインピーダンスを減算することである。
具体的には、制御部CONは、例えば、周波数毎に被測定物OMのインピーダンスを算出した場合、メモリMEMに記憶された補正用のインピーダンスを周波数毎に読み出し、測定用信号の周波数毎に得られた被測定物のインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。
ここでこの補正処理の一例を説明する。例えば、図3に示すテーブルがメモリMEMに記憶されている場合、制御部CONは、例えば、メモリMEMに記憶された補正用のインピーダンスの実部と虚部を読み出す。そして、制御部CONは、例えば、上述した測定用信号の周波数毎に得られた被測定物OMのインピーダンスの実部を周波数が対応する補正用のインピーダンスの実部で補正し、測定用信号の周波数毎に得られた被測定物のインピーダンスの虚部を周波数が対応する補正用のインピーダンスの虚部で補正する。
このように、制御部CONは、モード切替部SWがモードをゼロオーム調整モードに切り替えた場合、上述した補正用のインピーダンスを算出し、モード切替部SWがモードを測定モードに切り替えた場合、上述した被測定物OMのインピーダンスを算出し、被測定物OMのインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。
なお、これに限らず、制御部CONは、上述した測定用信号の周波数毎に、補正用のインピーダンスの絶対値と位相の組(インピーダンスの抵抗分とリアクタンス分の組)をメモリMEMに記憶させてもよい。その場合、制御部CONは、例えば、測定用信号の周波数毎に得られた被測定物OMのインピーダンスを、周波数が対応する補正用のインピーダンスの絶対値と位相の組を用いて補正してもよい。
以上、本実施形態に係るインピーダンス測定装置1は、複数の周波数で測定用信号を発生可能な信号発生部SGと、信号発生部SGが発生する測定用信号の周波数を制御する制御部CONと、信号発生部SGが発生した測定用信号が供給される第1プローブT1と、被測定物OMのインピーダンスの測定時に第1プローブT1との間に被測定物OMが接続される第2プローブT2と、第3プローブT3と、被測定物OMのインピーダンスの測定時に第3プローブT3との間に被測定物OMが接続される第4プローブT4と、第2プローブT2に接続され第2プローブT2に流れる電流を検出する電流検出部CSと、一端が第3プローブT3に接続され、他端が第4プローブT4に接続され、第3プローブT3と第4プローブT4の間の電圧を検出する電圧検出部VSと、電流検出部CSが検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、電圧検出部VSが検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成するAD変換部ADCと、を備える。
第1プローブT1、第2プローブT2、第3プローブT3及び第4プローブT4が0Ω抵抗を介して導通している状態または短絡している状態で、制御部CONは、デジタル電流信号とデジタル電圧信号とに基づいて、測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出する。
また、第1プローブT1と第3プローブT3が被測定物OMの一端に電気的に接続され、かつ第2プローブT2と第4プローブT4が被測定物OMの他端に電気的に接続された状態で、制御部COMは、デジタル電流信号とデジタル電圧信号とに基づいて、測定用信号の複数の周波数における被測定物OMのインピーダンスを算出する。そして、制御部COMは、測定用信号の周波数毎に得られた被測定物OMのインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。
これにより、本実施形態に係るインピーダンス測定装置1は、計測回路の周波数特性に起因した計測誤差成分を減らすことができ、計測精度が向上する。さらに、本実施形態に係るインピーダンス測定装置1は、このように補正することにより、アンプのオフセット電圧の経年変化、アンプのゲインの経年変化などにより計測値に生じる誤差を補正することができる。
また、本実施形態に係るインピーダンス測定装置1は、不揮発性のメモリMEMを更に備え、制御部CONは、周波数毎に補正用のインピーダンスを算出し、周波数毎にこの補正用のインピーダンスをそのメモリMEMに記憶させておく。制御部CONは、周波数毎に被測定物OMのインピーダンスを算出した場合、そのメモリMEMに記憶された補正用のインピーダンスを周波数毎に読み出し、測定用信号の複数の周波数毎に得られた被測定物OMのインピーダンスを周波数が対応する補正用のインピーダンスで補正する。これは、プローブの交換を行わなければ短期間ではプローブの特性が変化しないことを利用したものである。
これにより、ゼロオームの調整のためにプローブの先端同士を接続して補正用のインピーダンスを算出する処理を被測定物のインピーダンスを測定する毎に行う必要がなく、インピーダンス測定にかかる手間を軽減することができる。
なお、インピーダンス測定装置1は、通信部CMの代わりに、入力部を備えてもよい。その場合、入力部は、補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、被測定物OMのインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードの指令選択を受け付け、受け付けた指令を示すモード指令信号を生成してもよい。そして取得部ACQは、この入力部からモード指令信号を取得してもよい。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1 インピーダンス測定装置
SG 信号発生部
SING 正弦波発生器
CA 定電流増幅器
CON 制御部
ACQ 取得部
PRC 処理部
CAL 算出部
T1 第1プローブ
T2 第2プローブ
T3 第3プローブ
T4 第4プローブ
TA 第1接続端子
TB 第2接続端子
TC 第3接続端子
TD 第4接続端子
CS 電流検出部
VS 電圧検出部
ADC AD変換部
MEM メモリ
CM 通信部
OM 被測定物

Claims (12)

  1. 複数の周波数で測定用信号を発生可能な信号発生部と、
    前記信号発生部が発生する測定用信号の周波数を制御する制御部と、
    前記信号発生部が発生した測定用信号が供給される第1プローブと、被測定物のインピーダンスの測定時に前記第1プローブとの間に前記被測定物が接続される第2プローブと、第3プローブと、前記被測定物のインピーダンスの測定時に前記第3プローブとの間に前記被測定物が接続される第4プローブと、
    前記第2プローブに接続され前記第2プローブに流れる電流を検出する電流検出部と、
    一端が前記第3プローブに接続され、他端が前記第4プローブに接続され、前記第3プローブと前記第4プローブの間の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電流検出部が検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、前記電圧検出部が検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成するAD変換部と、を備え、
    前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブ及び前記第4プローブが導通している状態で、前記制御部は、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出し、
    前記第1プローブと前記第3プローブが前記被測定物の一端に電気的に接続され、かつ前記第2プローブと前記第4プローブが前記被測定物の他端に電気的に接続された状態で、前記制御部は、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における前記被測定物のインピーダンスを算出し、前記測定用信号の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正するインピーダンス測定装置。
  2. 前記制御部が算出した前記補正用のインピーダンスに関する情報を周波数毎に記憶する不揮発性のメモリを更に備える請求項1に記載のインピーダンス測定装置。
  3. 前記制御部は、前記周波数毎に前記補正用のインピーダンスを算出し、前記周波数毎に前記補正用のインピーダンスを前記メモリに記憶させておき、
    前記制御部は、前記周波数毎に前記被測定物のインピーダンスを算出した場合、前記メモリに記憶された前記補正用のインピーダンスを前記周波数毎に読み出し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正する請求項2に記載のインピーダンス測定装置。
  4. 前記制御部は、
    処理の対象となる対象信号から特定の周波数の信号を分離して得られた分離信号の振幅と、前記特定の周波数を有しかつ位相の基準となる参照信号と前記対象信号との間の位相差を検出する2相ロックインアンプの機能を有し、前記2相ロックインアンプの機能により前記デジタル電流信号から前記測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第1分離信号の振幅を電流振幅として、前記測定用信号と同じ周波数を有しかつ位相の基準となる基準正弦波信号と前記デジタル電流信号との間の位相差を電流位相差として検出し、前記2相ロックインアンプの機能により前記デジタル電圧信号から前記測定用信号と同じ周波数の信号を分離して得られた第2分離信号の振幅を電圧振幅として、前記基準正弦波信号と前記デジタル電圧信号との間の位相差を電圧位相差として検出する処理部と、
    前記処理部が検出した前記電流振幅、前記電流位相差、前記電圧振幅、及び前記電圧位相差に基づいて、前記補正用のインピーダンスまたは前記被測定物のインピーダンスを算出する算出部と、
    を備える請求項1から3のいずれか一項に記載のインピーダンス測定装置。
  5. 前記算出部は、前記電圧振幅を前記電流振幅で割った値をインピーダンスの大きさ|Z|とし、前記電流位相から前記電圧位相を差分した値をインピーダンスの位相角φとし、jを虚数単位とした場合、前記補正用のインピーダンスまたは前記被測定物のインピーダンスを|Z|cosφ+j|Z|sinφの式で算出する
    請求項4に記載のインピーダンス測定装置。
  6. 前記制御部は、前記補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、前記被測定物のインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードを指令するモード指令信号を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、前記取得部が取得したモード指令信号が前記ゼロオーム調整モードの場合、前記補正用のインピーダンスを算出し、前記取得部が取得したモード指令信号が前記測定モードの場合、前記被測定物のインピーダンスを算出し前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正する
    請求項1から5のいずれか一項に記載のインピーダンス測定装置。
  7. 前記モード指令信号を通信により受信する通信部を更に備え、
    前記取得部は、前記通信部から前記モード指令信号を取得する請求項6に記載のインピーダンス測定装置。
  8. 前記補正用のインピーダンスを算出するゼロオーム調整モードと、前記被測定物のインピーダンスを算出する測定モードのいずれかのモードの指令を受け付け、受け付けた指令を示すモード指令信号を生成する入力部を更に備え、
    前記取得部は、前記入力部から前記モード指令信号を取得する
    請求項6に記載のインピーダンス測定装置。
  9. 前記制御部における補正は、前記被測定物のインピーダンスから周波数が対応する前記補正用のインピーダンスを減算することである
    請求項1から8のいずれか一項に記載のインピーダンス測定装置。
  10. 前記信号発生部は、前記制御部による制御に応じた周波数で正弦波の電圧信号を生成する正弦波発生器と、
    前記正弦波発生器が生成した正弦波の電圧信号に基づいて、所定の振幅の電流を前記測定用信号として生成する定電流増幅器と、
    を備える請求項1から9のいずれか一項に記載のインピーダンス測定装置。
  11. 前記制御部は、前記測定用信号の複数の周波数毎に前記補正用のインピーダンスの実部と虚部とを前記メモリに記憶させ、
    前記制御部は、前記メモリに記憶された前記補正用のインピーダンスの実部と虚部を読み出し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスの実部を周波数が対応する前記補正用のインピーダンスの実部で補正し、前記測定用信号の複数の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスの虚部を周波数が対応する前記補正用のインピーダンスの虚部で補正する
    請求項3に記載のインピーダンス測定装置。
  12. 複数の周波数で測定用信号を発生可能な信号発生部と、前記信号発生部が発生する測定用信号の周波数を制御する制御部と、前記信号発生部が発生した測定用信号が供給される第1プローブと、被測定物のインピーダンスの測定時に前記第1プローブとの間に前記被測定物が接続される第2プローブと、第3プローブと、前記被測定物のインピーダンスの測定時に前記第3プローブとの間に前記被測定物が接続される第4プローブと、前記第2プローブに接続され前記第2プローブに流れる電流を検出する電流検出部と、一端が前記第3プローブに接続され、他端が前記第4プローブに接続され、前記第3プローブと前記第4プローブの間の電圧を検出する電圧検出部と、前記電流検出部が検出して得た電流信号をAD変換してデジタル電流信号を生成し、前記電圧検出部が検出して得た電圧信号をAD変換してデジタル電圧信号を生成するAD変換部と、を備えるインピーダンス測定装置が実行するインピーダンス測定方法であって、
    前記制御部が、前記第1プローブ、前記第2プローブ、前記第3プローブ及び前記第4プローブが導通している状態で、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における補正用のインピーダンスを算出するステップと、
    前記制御部が、前記第1プローブと前記第3プローブが前記被測定物の一端に電気的に接続され、かつ前記第2プローブと前記第4プローブが前記被測定物の他端に電気的に接続された状態で、前記デジタル電流信号と前記デジタル電圧信号とに基づいて、前記測定用信号の複数の周波数における前記被測定物のインピーダンスを算出し、前記測定用信号の周波数毎に得られた前記被測定物のインピーダンスを周波数が対応する前記補正用のインピーダンスで補正するステップと、
    を有するインピーダンス測定方法。
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