JP2015117698A - 軸方向挿入式バケットをロータアセンブリに固定するシステム及び方法 - Google Patents

軸方向挿入式バケットをロータアセンブリに固定するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータホイールアセンブリは、ロータホイールを含み、該ロータホイールはその外周面の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロットを有する。ロータホイールの外周面には複数の切欠き部も形成されている。ロータホイールアセンブリは、一体カバー、翼形部、ダブテール、及び第1の表面と反対側の第2の表面とを有するプラットフォームを有する1以上のバケットを含む。
【解決手段】プラットフォームの第1の表面は、キー溝を含む。キー溝は、プラットフォームの第1の表面に対し第1の角度で配向した、対向するテーパ表面を有する。さらに、ロータホイールアセンブリは、プラットフォームの第1の表面と略平行に配向した第1の面と、第1の面に対し第1の角度で配向した反対側の第2の面とを有するウェッジキーを含み、第2の面はテーパ表面と略平行である。
【選択図】図1

Description

本発明は、広くはタービンエンジンに関し、より詳細にはバケットをタービンエンジンのロータホイールアセンブリに固定するために使用されるシステム及び方法に関する。
ガスタービンや蒸気タービンなどの少なくともいくつかの公知のタービンエンジンでは、軸方向挿入式バケットを用いるが、これはバケットをロータホイール上に画成された嵌合相手のダブテールスロット内にロータの軸線に対して概ね平行に滑り込ませることでロータホイールに連結されるロータブレードである。いくつかの公知のバケットは、ロータホイール上に形成されたダブテールスロットに嵌まる半径方向内側に突出するダブテールを含む。ロータホイールのダブテールスロットは、ロータホイールの外周の周りで周方向に互いに離間している。
いくつかの公知のタービンエンジンでは、バケットの振動応答を減衰したりバケットの固有周波数を増加させるために、周方向に隣接するバケット間に一体カバーを延在させることもある。各バケットは、励振されると共振する固有周波数を有する。バケットが共振すると、バケットにおける応力が上昇及び下降することがある。時間が経つと、このような振動応力によって、材料疲労によりバケットが故障することもある。バケットにおける振動応力の大きさは軽減することができ、バケットの寿命はバケットの固有周波数の増加及び/又は振動応答の減衰により延長することができる。しかし、バケットの固有周波数を増加させ、ダブテールにおける動的応力を低下させ、かつ調整及び周波数を検証する目的での組立定在振動試験(standing assembled vibration test)の正確なデータが収集できるように、バケットをバケットプラットフォームに周方向にしっかりと連結することが望ましいであろう。
一体にカバーされたバケットを用いる少なくともいくつかの公知のタービンエンジンでは、ロータホイールの外周の溝とバケットの面の凹部とに配置されたキーによって、バケットをダブテールスロット内に固定することができる。クロージャーバケットは、互いに概ね反対方向に延在するダブテールを含むダブテール部によりロータホイールに固定され得る。ロータホイールは、ダブテール部を受ける一般的なダブテールスロットを含み得る。しかし、クロージャーバケットは、ダブテールではなく、ダブテール部のダブテールを納めるダブテールスロットを有し得る。しかし、バケットはダブテールシステムによってロータホイールの周りに連結されているので、最初のバケット及び最後から二番目に組み立てられたバケットの一体カバーによりクロージャーバケットの挿入が妨げられることがある。その結果、少なくともいくつかの公知のタービンエンジンでは、クロージャーバケットを挿入する間バケットのうちの少なくともいくつかを軸方向に動かす必要があるので、キーを使用することができない。
そのような公知のタービンエンジンでは、組立後にバケットがロータホイール上で軸方向に移動しないようにツイストロックを用いることができる。ツイストロックは、ダブテール底部に形成されたチャネルに挿入することができる。クロージャーバケットを挿入する前にツイストロックを外して、クロージャーバケットに隣接するバケットを選択的に離しておくことができる。クロージャーバケットがロータホイールに挿入されると、ツイストロックを再度固定して、バケットがロータホイール上で軸方向に移動しないようにすることができる。しかし、ツイストロックを使用すると、そのようなタービンエンジンに関するコストが増大し、ロータホイールアセンブリに誘導される作動応力も増加し得る。さらに、そのようなツイストロックでは、プラットフォームに周方向にしっかりと連結してバケットの固有周波数を上昇させかつ/又はダブテールにおける動的応力を低下させることができない。
米国特許第7344359号明細書
一態様では、ロータホイール、バケット、及びウェッジキーを含むロータホイールアセンブリが提供される。ロータホイールアセンブリは、ロータホイールを含み、該ロータホイールはその外周面の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロットを有する。ロータホイールの外周面には複数の切欠き部も形成されている。加えて、ロータホイールアセンブリは、一体カバー、翼形部、ダブテール及びプラットフォームを有する1以上のバケットを含む。プラットフォームは、第1の表面と、反対側の第2の表面とを有する。第1の表面にはキー溝が形成されている。キー溝は、プラットフォームの第1の表面に対し第1の角度で配向した対向するテーパ表面を有する。さらに、ロータホイールアセンブリは、プラットフォームの第1の表面と略平行に配向した第1の面と、第1の面に対し第1の角度で配向した反対側の第2の面とを有するウェッジキーを含み、第2の面はテーパ表面と略平行である。
別の態様では、タービンエンジンが提供される。タービンエンジンは、回転軸を有する回転シャフトを含む。タービンエンジンは、回転シャフトを中心に周方向に延在するケーシングも含む。ケーシングは、回転シャフトの長さ方向に作動流体を送るように構成された1以上の通路を画成する。タービンエンジンは、回転シャフトの一部分に取り付けられて一緒に回転するためのロータホイールアセンブリも含む。ロータホイールアセンブリは、作動流体を膨張させるように構成されている。ロータホイールアセンブリは、ロータホイールを含み、該ロータホイールはその外周面の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロットを有する。ロータホイールの外周面には複数の切欠き部も形成されている。さらに、ロータホイールアセンブリは、回転軸を中心に周方向のアレイとして配置された複数のバケットを含む。各バケットは、複数のダブテールスロットのうちの対応するスロットに取り付けられるように構成されたダブテール、プラットフォーム、翼形部、及びバケットと一体形成された一体カバーを含む。プラットフォームは、第1の表面と、反対側の第2の表面とを含む。第1の表面にはキー溝が形成されている。キー溝は、プラットフォームの第1の表面に対し第1の角度で配向した対向するテーパ表面を有する。さらに、ロータホイールアセンブリは、プラットフォームの第1の表面と略平行に配向した第1の面と、第1の面に対し第1の角度で配向した反対側の第2の面とを有するウェッジキーを含み、第2の面はテーパ表面と略平行である。
さらに別の態様では、ロータホイールアセンブリを組み立てる方法が提供される。ロータホイールアセンブリは、複数のバケットと、ロータホイールとを有し、該ロータホイールはその外周面の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロットを有する。各バケットは、ダブテール、プラットフォーム、翼形部及び一体カバーを含む。方法は、第1のバケットのダブテールを第1のダブテールスロットに挿入することを含む、第1のバケットをロータホイールに連結することを含む。方法はまた、第1のバケットをロータホイールにウェッジキーを用いて固定することを含む。加えて、方法は、第2のバケットのダブテールをウェッジキー付近の第1のダブテールスロットに隣接する第2のダブテールスロットに挿入することを含む、第2のバケットをロータホイールに連結することを含む。さらに、方法は、ロータホイールアセンブリを運転速度まで回転させることを含む。方法はまた、第1のバケットを第2のバケットにウェッジキーを用いて連結することを含み、第1のバケットとウェッジキー間及び第2のバケットとウェッジキー間に摩擦接触力が生じる。
例示的な蒸気タービンエンジンの概略図である。 図1に示す蒸気タービンエンジンで用いることのできる例示的なロータホイールアセンブリの一部分の斜視図である。 X−Z面に対し略垂直に見た、図1に示す蒸気タービンエンジンのロータホイールアセンブリの部分側面図である。 X−Z面に対し略垂直に見た、図2に示すロータホイールアセンブリで用いることのできる例示的なバケットの部分側面図である。 図4に示す切断線5−5におけるバケットの断面図である。 図2に示すロータホイールアセンブリで用いることのできる例示的なウェッジキーの側面図である。 図6に示すウェッジキーの端面図である。 ロータホイールアセンブリを組み立てる間、一対のバケットの間に挿入されたウェッジキーを説明する、図2に示すロータホイールアセンブリの部分断面図である。 ロータホイールアセンブリを運転速度まで回転させた後の一対のバケット間のウェッジキーを説明する、図2に示すロータホイールアセンブリの部分断面図である。
本明細書では、「軸方向」という用語は、タービンエンジンの長手方向軸線に略平行に延在する方向及び向きを指す。さらに、「半径方向」という用語は、タービンエンジンの長手方向軸線に略垂直に延在する方向及び向きを指す。加えて、本明細書では、「周方向」という用語は、タービンエンジンの長手方向軸線を中心として円弧状に延在する方向及び向きを指す。
図1は、例示的な蒸気タービンエンジン10の概略図である。図1は例示的な蒸気タービンエンジンを示すが、本明細書に記載のバケットの固定システム及び方法は特に決まったタイプのタービンエンジンに限定されるものではない。当業者であれば、本明細書に記載のバケットの固定システム及び方法は、ガスタービンエンジンを含むあらゆる回転式機械において、そのような装置、システム及び方法が本明細書で以下に記載のように動作することを可能にする任意適当な構成で使用できることを理解するはずである。
例示的な実施形態では、蒸気タービンエンジン10は、単流蒸気タービンエンジンである。或いは、蒸気タービンエンジン10は、限定ではないが低圧タービンエンジン、対向流高圧と中圧蒸気タービンの組合せ、複流蒸気タービンエンジン及び/又は他の蒸気タービンのタイプなど、あらゆるタイプの蒸気タービンであってよい。さらに、上述したように、本発明は、蒸気タービンエンジンでの使用のみに限定されず、ガスタービンエンジンなどの他のタービンシステムでも使用できる。
図1に示す例示的な実施形態では、蒸気タービンエンジン10は、回転シャフト14に連結された複数のタービン段12を含む。ケーシング16は、軸方向に上半分18と下半分(図示せず)とに分けられる。上半分18は、高圧(HP)蒸気入口20と低圧(LP)蒸気出口22とを含む。シャフト14は、ケーシング16内を中心軸線24に沿って延在し、シャフト14の両方の端部30にそれぞれ回転可能に連結されている端部パッキン部26、28に概ね隣接して配置された軸受に支持されている。複数のシール部材31、34及び36が回転シャフトの端部30とケーシング16の間に連結されて、ケーシング16をシャフト14の周りにシールするのを補助している。
例示的な実施形態では、蒸気タービンエンジン10は、ケーシング16の内側シェル44に連結されたステータ部品42も含む。シール部材34はステータ部品42に連結されている。ケーシング16、内側シェル44及びステータ部品42はそれぞれ、シャフト14とシール部材34を中心に周方向に延在している。例示的な実施形態では、シール部材34は、ステータ部品42とシャフト14の間に蛇行シール路を形成する。シャフト14は、高圧高温蒸気40が蒸気流路46を通って流れる複数のタービン段12を含む。タービン段12は、複数の入口ノズル48を含む。蒸気タービンエンジン10は、蒸気タービンエンジン10が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の数の入口ノズル48を含んでよい。例えば、蒸気タービンエンジン10は、図1で説明されているよりも多いか又は少ない入口ノズル48を含み得る。タービン段12は、複数のタービンブレード又はバケット38も含む。蒸気タービンエンジン10は、蒸気タービンエンジン10が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の数のバケット38を含んでよい。蒸気流路46は、典型的にはケーシング16を通過する。蒸気40はHP蒸気入口20から蒸気流路46に入り、シャフト14に沿ってタービン段12を通って流れる。
運転中、高圧高温蒸気40は、ボイラ(図示せず)などの蒸気供給源からタービン段12に送られ、ここで熱エネルギーがタービン段12により機械的回転エネルギーに変換される。より具体的には、蒸気40は、HP蒸気入口20から入りケーシング16内を送られ、そこでシャフト14に連結した複数のタービンブレード又はバケット38と衝突して、シャフト14を中心軸線24の周りで回転させる。蒸気40はLP蒸気出口22からケーシング16を出る。次に蒸気40はボイラ(図示せず)に送られ得、そこで再加熱されるか又は例えば復水器(図示せず)などのシステムの他の部品に送られ得る。
図2は蒸気タービンエンジン10(図1に示す)で用いることのできる例示的なロータホイールアセンブリ50の一部分の斜視図である。例示的な実施形態では、ロータホイールアセンブリ50は、ロータホイール52を含み、該ロータホイール52はその外面に互いに略等間隔で離間して画成された複数の軸方向挿入式ダブテールスロット54を含む。各ダブテールスロット54は、中心線55でおおまかに示すように、中心軸線24(図1に示す)に略平行に配向している。中心軸線24は、ロータホイール52の回転軸に相当する。或いは、ダブテールスロット54は、ロータホイール52内で、中心軸線24に対し、蒸気タービンエンジン10が本明細書に記載のように機能するのを可能にする任意の角度に向けてもよい。例示的な実施形態では、各ダブテールスロット54は一般にはV字形であり、一連の軸方向に延在する周方向の突起56及び溝58を含む。例示的な実施形態では、各ダブテールスロット54は、ほぼ対称的であり、ロータホイール52の外面から半径方向内側に延在している。
図2に示すように、ロータホイール52は、蒸気40がロータホイールアセンブリ50を流れると、矢印Rで示す方向に回転する。中心軸線24は、座標系のZ軸(図1に示す)に略平行であり、蒸気40が流れる主な方向は、一般にはZ軸方向である。
例示的な実施形態では、各バケット38は、ルート部分又はダブテール60、プラットフォーム62、翼形部64及び一体カバー66を含む。座標系を参照して、各バケット38のロータホイールアセンブリ50の回転方向に対し一番前の周方向側を前縁側65とする。各バケット38の周方向反対側、つまりY軸の正方向に対し一番後側を後縁側63とする。
例示的な実施形態では、ダブテール60は、それぞれのダブテールスロット54に略相補的な形状に形成され、それぞれが、それぞれのダブテールスロット54と噛み合う一連の軸方向に延在する周方向の突起68及び溝70を含む。例示的な実施形態では、ダブテールスロット54とダブテール60はそれぞれ蒸気タービンエンジン10の中心軸線24(図1に示す)に略平行なので、バケット38は、各バケット38のダブテール60が対応するダブテールスロット54に軸方向に挿入されて、ロータホイール52と連結することができる。組み立てたとき、バケット38は、ロータホイール52の外周面の周りに周方向に延在するバケットのアレイを形成している。
図3は、X−Z面に対し略垂直に見た、蒸気タービンエンジン10(図1に示す)のロータホイールアセンブリ50の部分側面図である。より具体的には、図3は、バケット38の後縁側63を見た拡大部分側面図であり、バケット38をロータホイール52に固定するのに用いられる例示的なウェッジキー72を説明している。例示的な実施形態では、バケット38は、プラットフォーム62の後縁側表面76に画成されたキー溝74を含む。キー溝74は、後縁側表面76の下からキー溝表面108に延在している。後縁側表面76は、周方向でロータホイール52に面し、中心軸線24を含みロータホイール52から半径方向外側に延在している半径方向面に略平行である。例示的な実施形態では、キー溝74は、プラットフォーム62内でZ軸に相当する軸方向の概ね中心にあり、プラットフォーム62の底面78を通って延在している。対応する切欠き部80がロータホイール52に含まれ、ロータホイール52の外周面82に画成されて対応するダブテールスロット54間に延在している。切欠き部80は、底面116、前端118及び後端120により画成されている。切欠き部80は、外周面82に開口している。さらに、切欠き部80は略長方形であり、キー溝74と概ね揃っている。すなわち、キー溝74と切欠き部80とはZ軸方向にほぼ同じ長さを有する。
図4は、X−Z面に対し略垂直に見た、ロータホイールアセンブリ50のバケット38(図2に示す)の部分側面図である。例示的な実施形態では、キー溝74は、それぞれ中心軸線24に略垂直に配向した前端84と後端86、中心軸線24に略平行な上端88、及び上端88と後端86の間に延在する傾斜端90を含む。或いは、キー溝74は、傾斜端90は含まず、上端88が前端84と後端86の間に延在していてもよい。例示的な実施形態では、傾斜端90は、後端86に対し角度αで配向している。角度αは約30°〜約90°であり、90°で、傾斜端90は上述したようになくなる。或いは、角度αは、キー溝74が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の角度で形成してもよい。傾斜端90は、ウェッジキー72を確実に適切な方向に配置し、プラットフォーム62の後縁側63に間隙を設ける手段を提供するのを補助する働きがある。キー溝縁部84、86、88、90間の各交点は、バケット38のプラットフォーム62における応力点の削減を補助する弧状角92により画成される。或いは、キー溝74は、キー溝74が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の形状であってよい。
図5は、切断線5−5におけるバケット38の断面図である。例示的な実施形態では、キー溝74は、プラットフォーム62の後縁側表面76を通ってキー溝表面108に延在している。キー溝表面108は、Z軸に沿って軸方向に延在し、後縁側表面76とともに後縁側表面76に対し角度θで傾斜している。角度θを与えられたキー溝表面108は、ウェッジキー72とともに固定テーパを形成する。例示的な実施形態では、角度θは、約1°〜約15°である。或いは、角度θは、キー溝74が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の角度で形成してもよい。
図6は、ロータホイールアセンブリ50(図2に示す)で用いられるウェッジキー72の側面図である。例示的な実施形態では、ウェッジキー72は、キー溝74に概ね相補的な形状とされる。すなわち、ウェッジキー72は、互いに略平行な前端94と後端96、前端94と後端96に略垂直に配向した上端98と下端110、及び上端88と後端86の間に延在する傾斜端100を含む。或いは、ウェッジキー72は、傾斜端100は含まず、上端98が前端94と後端96の間に延在していてもよい。例示的な実施形態では、傾斜端100は、後端86に対し角度βで形成されている。角度βは、キー溝74の角度αとほぼ同じ約30°〜約90°であり、90°で、傾斜端100は上述したようになくなる。或いは、角度βは、ウェッジキー72が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の角度で形成してもよい。例示的な実施形態では、縁部94、96、98、100、110間の各交点は斜角面102を含んでウェッジキー72がキー溝74に摺動しながら連結するのを補助する。或いは、キー溝74は、キー溝74が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の形状であってよい。例示的な実施形態では、ウェッジキー72は、ウェッジキー72がキー溝74と切欠き部80と概ね揃うのを可能にしながらもウェッジキー72がキー溝74と切欠き部80の中で垂直方向に移動できるような、幅104と高さ106を有する。
図7は、ウェッジキー72の端面図である。例示的な実施形態では、ウェッジキー72は、前面112と後面114を含む。後面114は、前面112に対し角度σで形成されている。例示的な実施形態では、角度σを与えられた後面114は、キー溝74とともに固定テーパを形成する。したがって、角度σは角度θとほぼ同じである。例示的な実施形態では、角度σは、約1°〜約15°である。或いは、角度σは、ウェッジキー72が本明細書に記載のように動作するのを可能にする任意の角度で形成してもよい。
図8は、ロータホイールアセンブリ50を組み立てる間、一対のバケット38の間に挿入されたウェッジキー72を説明する、ロータホイールアセンブリ50の部分断面図である。図2、図3及び図8を参照すると、操作においては、バケット38をロータホイール52のダブテールスロット54に挿入してキー溝74を切欠き部80と揃える。具体的には、切欠き部80の前端118とキー溝74の前端84を揃えて、X−Z面(図3に示す)で見たとき実質的に同一線上となるようにする。加えて、切欠き部80の後端120とキー溝74の後端86を揃えて、X−Z面で見たとき実質的に同一線上となるようにする。ウェッジキー72をバケット38のキー溝74に少なくとも部分的に挿入する。ウェッジキー72をロータホイール52の切欠き部80にも少なくとも部分的に挿入する。キー溝74と切欠き部80とに挿入されたウェッジキー72は軸方向(Z軸)と半径方向(X軸)の両方向で捕捉されるので、バケット38がロータホイール52にしっかりと軸方向に固定される。それに続く各バケット38をそれぞれのダブテールスロット54に挿入すると、ウェッジキー72は周(Y軸)方向に捕捉される。例示的な実施形態では、ウェッジキー72の後面114は、対応するキー溝表面108に接し、切欠き部80の底面116に載っている。この位置は、ウェッジキー72の半径方向内側位置と呼ぶことができる。ウェッジキー72の半径方向内側位置では、間隙122が、ウェッジキー72の前面112と隣接するバケット38の前縁側表面124との間に画成される。間隙122は、該隣接するバケット38の組立を可能にする。
図9は、ロータホイールアセンブリ50を運転速度まで回転させた後の、一対のバケット38の間に配置されたウェッジキー72を説明する、ロータホイールアセンブリ50の部分断面図である。例示的な実施形態では、ウェッジキー72は、ロータホイールアセンブリ50が運転速度で回転する間に生じた遠心力により、半径方向外側位置に移動している。ウェッジキー72の半径方向外側位置では、ウェッジキー72の前面112は隣接するバケット38の前縁側表面124に接しており、それによって間隙122がなくなっている。ウェッジキー72の半径方向外側位置は、ウェッジキー72と隣接するバケット38の後縁側表面76及び前縁側表面124との堅固な連結を生成する。キー溝表面108の角度θとウェッジキー72の相補的な角度σは、固定テーパの形成を補助し、それによって、ロータホイールアセンブリ50の回転停止後、隣接するバケット38間でウェッジキー72が半径方向外側位置で堅固に連結されている。キー溝表面108とウェッジキー72の間に形成された固定テーパは、ウェッジキー72の後面114と対応するキー溝表面108との間に摩擦接触力F1を生成する。さらに、摩擦接触力F2がウェッジキー72の前面112と隣接するバケット38の前縁側表面124との間に生成される。摩擦接触力F1及びF2は、隣接するバケット38間でウェッジキー72を半径方向外側位置で連結する。ウェッジキー72が半径方向外側位置で連結されると、ロータホイールアセンブリ50が停止中でもバケット38を半径方向外側の方向に配置することができるので、バケットのダブテール60とロータホイールのダブテールスロット54とは堅固に連結されたままである。
動作時、プラットフォーム62を隣接するバケット38に連結すると、バケット38の固有周波数の増加が促進される。バケット38の固有周波数が増加すると、バケット38のダブテール60に生じる動的応力の低下が促進され、停止中のロータホイールアセンブリ50で組立後振動試験を実施することが可能になる。停止中の蒸気タービン10の組立後振動試験が可能になると、ホイールボックス又はスピンセル振動試験の必要性が減少することで、蒸気タービンエンジン10のコスト削減と製造サイクル時間の短縮とが促進される。一体にカバーされたバケットとともにウェッジキー72を用いると、ロータホイールアセンブリ50の運転速度で存在する基本的な境界条件が、ロータホイールアセンブリ50の停止状態でも存在するという状態が可能になることが助長されるので、蒸気タービンエンジン10の調整及び検証目的での組立後停止振動試験ができるようになる。
本明細書に記載のシステム及び方法は、タービンに誘導される作動応力を大幅に低下させ、調整及び検証目的での組立後停止振動試験を可能にする軸方向挿入式バケットを固定するシステムを提供することで、タービンエンジンの性能向上を促進する。具体的には、固定テーパを有するウェッジキーとテーパ付きキー溝を有するバケットとの組合せを説明している。したがって、公知の軸方向挿入式バケットを用いるタービンと比較すると、本明細書に記載の装置、システム及び方法では軸方向挿入式バケットを組み立てる時間と難易度の軽減が促進され、作動応力の低下とダブテールクロージャーインサートに関するコストの低下とが促進され、かつバケットプラットフォームで連結できるのでバケットの固有周波数が増加し、ダブテールにおける動的応力が低下し、かつ調整と周波数の検証目的での正確な組立後停止振動試験データが獲得できるようになる。
本明細書に記載の方法及びシステムは、本明細書に記載の特定の実施形態に限定されない。例えば、各システムの部品及び/又は各方法のステップは、本明細書に記載の他の部品及び/又はステップとは互いに独立して別々に使用及び/又は実施してもよい。加えて、各部品及び/又はステップは、他のアセンブリや方法と一緒に使用及び/又は実施してもよい。
本発明をさまざまな具体的な実施形態に関して説明してきたが、当業者であれば本発明は請求項の精神と範囲内で変形を加えて実施できることを理解しよう。
10 蒸気タービンエンジン
12 タービン段
14 シャフト
16 ケーシング
18 上半分
20 HP蒸気入口
22 LP蒸気出口
24 中心軸線
26 端部パッキン部
28 端部パッキン部
30 端部
31 シール部材
34 シール部材
36 シール部材
38 バケット
40 蒸気
42 ステータ部品
44 内側シェル
46 蒸気流路
48 入口ノズル
50 ロータホイールアセンブリ
52 ロータホイール
54 ダブテールスロット
55 中心線
56 軸方向に延在する突起
58 溝
60 ダブテール
62 プラットフォーム
63 後縁側
64 翼形部
65 前縁側
66 一体カバー
68 軸方向に延在する突起
70 溝
72 ウェッジキー
74 キー溝
76 後縁側表面
78 底面
80 切欠き部
82 外周面
84 前端
86 後端
88 上端
90 傾斜端
92 弧状角
94 前端
96 後端
98 上端
100 傾斜端
102 斜角面
104 幅
106 高さ
108 キー溝表面
110 下端
112 前面
114 後面
116 底面
118 前端
120 後端
122 間隙
124 前縁側表面
θ 角度
β 角度
α 角度
σ 角度
R 回転方向矢印
F1 摩擦力
F2 摩擦力

Claims (20)

  1. ロータホイールアセンブリ(50)であって、
    ロータホイール(52)であって、その外周面(82)の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロット(54)を含み、複数の切欠き部(80)が外周面(82)に形成されている、ロータホイール(52)、
    一体カバー(66)、翼形部(64)、ダブテール(60)及び第1の表面と反対側の第2の表面とを含むプラットフォーム(62)を含み、第1の表面にはキー溝(74)が形成されており、キー溝(74)はプラットフォーム(62)の第1の表面に対し第1の角度で配向した対向するテーパ表面を含む、1以上のバケット(38)及び
    プラットフォーム(62)の第1の表面と略平行に配向した第1の面と第1の面に対し第1の角度で配向した反対側の第2の面とを含み、第2の面はテーパ表面に略平行である、ウェッジキー(72)
    を含む、ロータホイールアセンブリ(50)。
  2. 複数の切欠き部(80)がキー溝(74)の軸方向長さとほぼ同じ軸方向長さをそれぞれ有する、請求項1記載のロータホイールアセンブリ(50)。
  3. ロータホイール(52)が回転軸を有し、複数のダブテールスロット(54)が軸方向挿入式ダブテールスロットを含むので、ダブテールスロット(54)がそれぞれ回転軸に略平行に延在している、請求項1記載のロータホイールアセンブリ(50)。
  4. ウェッジキー(72)が、キー溝(74)と摺動しながら係合できる寸法の軸方向の幅を有する、請求項1記載のロータホイールアセンブリ(50)。
  5. ウェッジキー(72)が、キー溝(74)及び複数の切欠き部(80)のうちの1つと同時に摺動しながら係合するように構成されている、請求項4記載のロータホイールアセンブリ(50)。
  6. 第1の角度の値が、約1°〜約15°である、請求項1記載のロータホイールアセンブリ(50)。
  7. タービンエンジン(10)であって、
    回転軸を有する回転シャフト(14)、
    回転シャフト(14)を中心に周方向に延在するケーシング(16)であって、回転シャフト(14)の長さ方向に作動流体を送るように構成された1以上の通路を画成している、ケーシング(16)及び
    回転シャフト(14)の一部分と連結されて一緒に回転するロータホイールアセンブリ(50)であって、作動流体を膨張させるように構成され、
    ロータホイール(52)であって、その外周面(82)の周りに周方向に離間した複数のダブテールスロット(54)を含み、複数の切欠き部(80)が外周面(82)に形成されている、ロータホイール(52)、
    回転軸を中心に周方向のアレイとして配置されている複数のバケット(38)であって、複数のバケット(38)の各バケット(38)が、複数のダブテールスロット(54)のうちの対応するスロットと連結するように構成されているダブテール(60)、翼形部(64)、各バケット(38)と一体形成された一体カバー(66)、及び第1の表面と反対側の第2の表面とを含むプラットフォーム(62)を含み、第1の表面にはキー溝(74)が形成され、キー溝(74)はプラットフォーム(62)の第1の表面に対し第1の角度で配向した対向するテーパ表面を含む、複数のバケット(38)及び
    プラットフォーム(62)の第1の表面と略平行に配向した第1の面と、第1の面に対し第1の角度で配向した反対側の第2の面とを含み、第2の面はテーパ表面に略平行である、1以上のウェッジキー(72)
    を含む、ロータホイールアセンブリ(50)
    を含む、タービンエンジン(10)。
  8. 複数のダブテールスロット(54)が、回転軸に対し第2の角度で配向している、請求項7記載のタービンエンジン(10)。
  9. 複数のダブテールスロット(54)が、軸方向挿入式ダブテールスロットを含み、その結果第2の角度がほぼ0°である、請求項8記載のタービンエンジン(10)。
  10. ウェッジキーの第2の面が、複数のバケット(38)のうちの対応するバケットのテーパ表面と係合するように構成され、同時にウェッジキー(72)の底面が、複数の切欠き部(80)のうちの対応する切欠き部の底面と係合するように構成されているので、複数のバケット(38)のうちの隣接するバケット(38)が、複数のダブテールスロット(54)のうちの隣接する対応するスロットと連結することができる、請求項7記載のタービンエンジン(10)。
  11. ウェッジキー(72)の第2の面が、複数のバケット(38)のうちの対応するバケットのテーパ表面と係合するように構成され、ウェッジキー(72)の第1の面が、複数のバケット(38)のうちの隣接する対応するスロットの第2の表面に接するように構成されている、請求項7記載のタービンエンジン(10)。
  12. 第1の角度が、ウェッジキー(72)と複数のバケット(38)のうちの対応するバケットとの間に固定テーパを可能にするように構成されているので、複数のバケット(38)のうちの対応するバケットのプラットフォーム(62)が複数のバケット(38)のうちの隣接する対応するスロットのプラットフォーム(62)と連結して対応するバケットの固有周波数の増加を促進する、請求項11記載のタービンエンジン(10)。
  13. 第1の角度の値が、約1°〜約15°である、請求項12記載のタービンエンジン(10)。
  14. 1以上のウェッジキー(72)が、キー溝(74)及び複数の切欠き部(80)のうちの1つと同時に摺動しながら係合するように構成されている、請求項7記載のタービンエンジン(10)。
  15. 複数のバケット(38)と、ロータホイール(52)であって、その外面(82)の周りに複数のダブテールスロット(54)を周方向に離間させて有する、ロータホイール(52)とを有するロータホイールアセンブリ(50)を組み立てる方法であって、複数のバケット(38)の各バケット(38)が、ダブテール(60)、プラットフォーム(62)、翼形部(64)及び一体カバー(66)を含み、
    第1のバケット(38)のダブテール(60)を第1のダブテールスロット(54)に挿入することを含む、第1のバケット(38)をロータホイール(52)に連結すること、
    第1のバケット(38)をロータホイール(52)にウェッジキー(72)を用いて固定すること、
    第2のバケット(38)のダブテール(60)をウェッジキー(72)付近の第1のダブテールスロット(54)に隣接する第2のダブテールスロット(54)に挿入することを含む、第2のバケット(38)をロータホイール(52)に連結すること、
    ロータホイールアセンブリ(50)を運転速度まで回転させること、及び
    第1のバケット(38)を第2のバケット(38)にウェッジキー(72)を用いて連結することであって、第1のバケット(38)とウェッジキー(72)間及び第2のバケット(38)とウェッジキー(72)間とに摩擦接触力が生じる、連結すること、
    を含む、方法。
  16. 第1のバケット(38)をロータホイール(52)にウェッジキー(72)を用いて連結することが、ウェッジキー(72)を第1のバケット(38)のプラットフォーム(62)に形成されたキー溝(74)に挿入することを含む、請求項15記載の方法。
  17. 第1のバケット(38)のプラットフォーム(62)が、第1の表面を含み、第1の表面は第1の表面に形成されたキー溝(74)を有し、キー溝(74)は、第1の表面に対し第1の角度で配向した対向するテーパ表面を含む、請求項16記載の方法。
  18. 第1のバケット(38)を第2のバケット(38)に連結することが、プラットフォーム(62)の第1の表面に略平行な第1の面と、対向するテーパ表面に略平行な第2の面とを有するウェッジキー(72)を用いることを含む、請求項17記載の方法。
  19. 第1のバケット(38)を第2のバケット(38)に連結することが、第1のバケット(38)のプラットフォーム(62)を第2のバケット(38)のプラットフォーム(62)に連結して、第1のバケット(38)及び第2のバケット(38)の固有周波数増加を促進することを含む、請求項15記載の方法。
  20. ロータホイールアセンブリ(50)を運転速度から停止状態まで減速し、調整及び周波数の検証に用いるためのロータホイールアセンブリ(50)の停止振動試験データを獲得することをさらに含む、請求項15記載の方法。
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