JP2015116852A - ホーン制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホーン装置本体の盗難防止性能を向上させることが可能なホーン制御装置を提供することである。
【解決手段】
警笛音を出力する2つホーンと、ホーンへ駆動電力を供給する第1のスイッチと、第1のスイッチとホーンとを電気的に接続するワイヤーハーネスとを備えるホーン装置を有する車両に設けられるホーン制御装置であって、ワイヤーハーネスを介して、2つのホーンのそれぞれに断線検知用の定電流を供給する定電流回路と、定電流回路の出力電圧を監視してワイヤーハーネスの断線の有無を判定し、ワイヤーハーネスの断線を検知した場合に、第1のスイッチをONさせワイヤーハーネスに駆動電力を供給させる断線検知回路とを備え、2つのホーンの内で、断線していない側のワイヤーハーネスに接続される側のホーンに駆動電力を供給し、ホーンから警笛音を出力させるホーン制御装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホーン制御装置に関し、特に、リレーとホーンとを接続するワイヤーハーネスの切断(断線)を検知する技術に関する。
車両の盗難防止装置は、車両の盗難に関する異常を検出する検出センサと、周囲への違法行為の認知と盗人への警告(威嚇を含む)とを行うために警報音を発する発音装置(サイレン)と、検出センサからの検出信号に基づいて盗難の有無を判定し警報音の出力を制御するメインユニットとから構成されている。この構成からなる盗難防止装置では、車両に標準搭載され警笛音を出力するホーン装置(警笛装置)や別体のホーン(いわゆるセキュリティホーン)をサイレン(発音装置)として用いる車両が多い。
一方、ホーン装置が備えるホーンは、エンジンルーム内やバンパー取り付け部等の車両前部に取り付けされている。このために、盗人がボンネットやフロントグリルの隙間やこじ開け等によって形成した隙間からの工具等の挿入により、ホーンが破壊されてしまうという問題があった。このような問題を解決する方法として、例えば、特許文献1に記載の盗難警報用音響発生装置および盗難防止制御システムがある。この特許文献1に記載の技術では、車両の外部とホーン(盗難警報用サイレン)との間に、ホーンから発せられる警報音の周波数によって共振する遮断部が設けられ、遮断部がホーンを保護する構成となっている。さらには、ホーンからの警報音によって遮断部が警報音の周波数で共振する構成となっているので、遮断部によって警報音が遮音され音量が低下してしまうことを防止する構成となっている。
特開2009−280001号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ホーンの本来の機能とは直接には関係のない遮蔽部を設ける必要があるので、ホーンの重量やコストが増加してしまうという問題があった。さらには、ホーンからの警報音(警笛音,吹鳴音)を完全に遮蔽してしまうことを防止するために、ホーンと遮蔽部との間に所定の間隔を設けることが必要となり、ホーンの取り付けスペースが増大してしまうという問題もあった。
また、一般的なホーン装置は、警笛音を出力するホーンと、ステアリングに配置されるホーンボタンと、ホーンボタンのON/OFFに連動して接点回路が開閉され、ホーンへの駆動電力の供給をON/OFF制御するリレーと、リレーとホーンとを電気的に接続するワイヤーハーネスとから構成されている。
特に、ホーン(セキュリティホーンを含む)はエンジンルーム内やバンパー取り付け部等の車両前部に取り付けされている。このために、盗人がボンネットやフロントグリルの隙間、さらにはこじ開け等によって形成した隙間から工具等を挿入し、ホーンに駆動電力を供給するワイヤーハーネスを切断できてしまうという問題があった。特に、ワイヤーハーネスの切断により、ホーンには駆動電力が供給されないこととなるので、盗難防止装置の効力が実質的に無効化されてしまうという問題があった。また、特許文献1に記載の構成においても、メインユニットとセキュリティホーンとはワイヤーハーネスで接続される構成となっているので、ホーン装置を盗難防止装置の発音装置として用いた場合と同様の問題が生じることが懸念されている。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ホーン装置本体の盗難防止性能を向上させることが可能なホーン制御装置を提供することである。
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、警笛音を出力する少なくとも2つホーンと、前記2つのホーンへ駆動電力を供給する第1のスイッチと、前記第1のスイッチと前記2つのホーンとを電気的に接続するワイヤーハーネスとを備えるホーン装置を有する車両に設けられるホーン制御装置であって、
前記ワイヤーハーネスを介して、前記2つのホーンのそれぞれに断線検知用の定電流を供給する定電流回路と、
前記定電流回路の出力電圧を監視して前記ワイヤーハーネスの断線の有無を判定し、前記ワイヤーハーネスの断線を検知した場合に、前記第1のスイッチをONさせ前記ワイヤーハーネスに駆動電力を供給させる断線検知回路とを備え、
前記2つのホーンの内で、断線していない側の前記ワイヤーハーネスに接続される側の前記ホーンに駆動電力を供給し、前記ホーンから警笛音を出力させることを特徴とするホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、前記ワイヤーハーネスは分岐点において、前記2つのホーンのそれぞれに接続されるワイヤーハーネスに分岐して接続され、
前記第1のスイッチに対して前記2つのホーンが並列接続であることを特徴とする請求項1に記載のホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項3に記載の発明は、前記第1のスイッチがOFF状態であり、かつ前記定電流回路から前記断線検知用の定電流が供給されている状態において、
前記2つのホーンと前記第1のスイッチとが前記ワイヤーハーネスでそれぞれ接続されている場合の電圧レベルを第1の電圧レベル、前記2つのホーンの内で内部抵抗が低い側のみが前記ワイヤーハーネスで前記第1のスイッチと接続されている場合の電圧レベルを第2電圧レベルとした場合、
前記断線検知回路が前記ワイヤーハーネスを断線と判定する基準電圧は、前記第1の電圧レベルと前記第2の電圧レベルとの間の電圧レベルに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、前記第1のスイッチは、ホーンボタンの操作に対応してON/OFFされるホーンスイッチと、
接点回路の一方が電源に接続されると共に、他方が前記ワイヤーハーネスに接続され、前記ホーンスイッチのON/OFFに対応して当該接点回路がON/OFFされるリレーとからなることを特徴とする請求項1乃至3の内の何れかに記載のホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項5に記載の発明は、前記定電流回路から供給する前記断線検出用の定電流の供給と停止とを交互に行わせる定電流の供給制御回路を備えることを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載のホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項6に記載の発明は、前記供給制御回路は、前記断線検出用の信号を供給する供給期間よりも前記断線検出用の信号を停止する停止期間が長くなるように、前記供給期間と前記停止期間とを制御することを特徴とする請求項5に記載のホーン制御装置である。
前記課題を解決するための請求項7に記載の発明は、前記2つのホーンは、異なる音程のホーンからなることを特徴とする請求項1乃至6の内の何れかに記載のホーン制御装置である。
以上説明したように請求項1〜7に記載の本発明によれば、2つのホーンに駆動電力を供給するワイヤーハーネスに定電流回路から定電流を供給すると共に、断線検知回路が定電流回路の出力電圧を監視することにより、ワイヤーハーネスから2つホーンに至る電流経路の断線を監視する構成となっている。ここで、断線検知回路が電流経路の断線を検出した場合に、断線検知回路が第1のスイッチを制御して、ワイヤーハーネスを介してホーンを駆動する駆動電流を供給する。このとき、断線の生じていない側のワイヤーハーネスを介して、2つのホーンの内の断線の生じていない側のワイヤーハーネスに接続される一方のホーンを駆動できる。よって、ワイヤーハーネスを切断してホーン装置を無効化しようとした場合であっても、警報音として一方のホーンの警笛音を出力させることができるので、ホーン装置における盗難防止性能を向上できる。
また、ワイヤーハーネスは分岐点において、2つのホーンのそれぞれに接続されるワイヤーハーネスに分岐して接続される構成では、第1のスイッチに対して2つのホーンが並列接続となるので、容易にワイヤーハーネスの断線を検知することができる。例えば、第1のスイッチがOFF状態であり、かつ定電流回路から断線検知用の定電流が供給されている状態において、2つのホーンと第1のスイッチとがワイヤーハーネスでそれぞれ接続されている場合の電圧レベルを第1の電圧レベル、2つのホーンの内で内部抵抗が低い側のみがワイヤーハーネスで前記第1のスイッチと接続されている場合の電圧レベルを第2電圧レベルとした場合、断線検知回路は、ワイヤーハーネスを断線と判定する基準電圧は、第1の電圧レベルと第2の電圧レベルとの間の電圧レベルに基準電圧を設定し、この基準電圧と定電流回路の出力電圧とを比較するのみで、ワイヤーハーネスの断線を検知できるので、断線検知回路を簡易な構成で形成できる。
さらには、定電流回路から供給する断線検出用の定電流の供給と停止とを交互に行わせる定電流の供給制御回路を設けることによって、断続的(間欠的)に定電流が出力されるので、ホーン制御装置での消費電力を大幅に低減できる。このとき、断線検出用の信号を供給する供給期間よりも断線検出用の信号を停止する停止期間が長くなるように、供給期間と停止期間とを制御することによって、定電流が出力期間をさらに少なくすることができるので、ホーン制御装置での消費電力をさらに低減できる。
本発明の実施形態1のホーン制御装置を備えるホーン装置の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態1のホーン制御装置での断線検出原理を説明するための図である。 本発明の実施形態2のホーン制御装置を備えるホーン装置の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態2のホーン制御装置での断線検出原理を説明するための図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1のホーン制御装置を備えるホーン装置の概略構成を説明するための図であり、以下、図1に基づいて、実施形態1のホーン装置について説明する。ただし、実施形態1のホーン装置は、ホーン制御装置(ホーン断線検知回路)12の構成を除く他の構成は従来のホーン装置と同様の構成となるので、以下の説明ではホーン断線検知回路12について詳細に説明する。また、図1に示すホーン装置は、図示しない車両本体にバッテリーのマイナス端子すなわちアース(GND)が接続される、いわゆるボディアースの場合について説明する。さらには、以下の説明では、バッテリーのプラス端子に接続する場合は、単に、「電源に接続」と略記する。バッテリーのプラス端子に接続する際、ワイヤーハーネス7及びヒューズ8を介してバッテリーのプラス端子に接続されていても「電源に接続」と略記する。
図1に示すように、実施形態1のホーン装置は周知のリレー(ホーンリレー)1を構成するコイル2の一方の端子は、ワイヤーハーネス5を介して電源(図示しないバッテリーのプラス端子であり、図中にBATTERYと記す)に接続されている。また、コイル2の他方の端子はワイヤーハーネス6を介して周知のホーンSW(ホーンスイッチ)4に接続されている。これにより、ハンドルに配置されるホーンボタンの操作に対応したホーンSW(ホーンスイッチ)4のON/OFFによって、リレー1のON/OFFすなわち接点回路3のON/OFFが制御される構成となっている。
一方、リレー1を形成する接点回路3においては、一方の端子はワイヤーハーネス5を介して電源に接続され、他方の端子はワイヤーハーネス9,9a,9bを介して、2つのホーン10,11にそれぞれ接続されている。このとき、実施形態1のホーン装置においては、ワイヤーハーネス9は2つのワイヤーハーネス9a,9bに分岐される構成となっており、ワイヤーハーネス9aの側にホーン10が接続され、ワイヤーハーネス9bの側にホーン11が接続されている。なお、2つのホーン10,11の内で、一方のホーン10は高音域側の警笛音(吹鳴音)を出力するホーンであり、他方のホーン11は低音域側の警笛音(吹鳴音)を出力するホーンである。また、2つのホーン10,11は同じ警笛音(吹鳴音)を出力する2つホーンを用いる構成であってもよく、さらには、3つ以上のホーンからなる構成であってもよい。
ただし、ホーンSW4は車室内に、ヒューズ8やリレー1はエンジンルーム内に設置されるリレーブロックの中に配置され、2つのホーン10,11及び分岐されたワイヤーハーネス9a,9bはエンジンルーム内の前方に配置されることが一般的である。このために、エンジンルーム内に配置される分岐後のワイヤーハーネス9a,9bが分岐前のワイヤーハーネス9よりも切断されやすい。すなわち、図1中に示す×印の位置でワイヤーハーネス9a,9bが切断されしまう可能性が高いので、後述する本願発明のホーン制御装置(ホーン断線検知回路)12は車室内やエンジンルーム内のリレーブロックの中など盗人からの攻撃を受けにくい位置に配置されることが好ましい。
さらには、後述するように、実施形態1のホーン装置においては、2つのホーンにそれぞれ接続されるワイヤーハーネス9a,9bの切断を検知して、切断されていない側のワイヤーハーネスを介してホーンを駆動し警笛音を出力させる構成となっているので、2つのホーンは離間されて配置される構成が好ましい。さらには、各ホーンに接続されるワイヤーハーネス9a,9bもそれぞれ離間して配策されることが好ましい。
実施形態1のホーン装置は、前述する構成に加えて、定電流回路13及び断線検知回路14並びに基準電源15からなるホーン制御装置(ホーン断線検知回路)12を備える構成となっている。
定電流回路13は、オペアンプ16の出力端子にp型MOSトランジスタ18のゲート端子が接続され、このp型MOSトランジスタ18のドレイン端子から出力される定電流がワイヤーハーネス9に供給される構成となっている。
一方、p型MOSトランジスタ18のソース端子はオペアンプ16の反転入力端子(図中「−」の端子)に接続されると共に、抵抗17を介して電源に接続される構成となっている。また、ツェナーダイオード19のカソード(陰極)が電源に接続されると共に、該ツェナーダイオード19のアノード(陽極)がオペアンプ16の非反転入力端子(図中「+」の端子)に入力されている。さらには、ツェナーダイオード19のアノードは、抵抗20を介してアース(GND)に接続されている。この構成により、ツェナーダイオード19の逆方向接続時のツェナー電圧分だけバッテリー電圧から低下した電圧が、オペアンプ16の非反転入力端子に入力される構成となっている。
従って、抵抗17を流れる電流による抵抗17の両端の電圧とツェナーダイオード19による降下電圧(ツェナー電圧)とが等しくなるように、定電流回路13から定電流Isetが供給される。その結果、図中に矢印で示すように、ワイヤーハーネス9の位置Aから定電流Isetが供給された後に、この定電流Isetがワイヤーハーネス9a,9bに分岐され、2つのホーン10,11に供給される。このとき、定電流回路13から供給される定電流は、ツェナー電圧と抵抗17の抵抗値とによって決まる電流量となるので、非常に少ない電流量とすることができる。なお、定電流回路13の構成は、図1に示す構成に限定されることはなく、他の回路構成であってもよい。
断線検知回路14は、例えば、周知のオペアンプを用いてコンパレータ21を形成する構成となっており、該コンパレータ21の非反転入力端子(図中「+」の端子)には、定電流回路13の出力すなわちワイヤーハーネス9(ワイヤーハーネス9a,9bを含む)の電圧が入力される構成となっている。一方、コンパレータ21の反転入力端子(図中「−」の端子)には、バッテリーから入力される電圧から所定の基準電圧を生成する基準電源15の出力電圧(基準電圧)Vrefが入力されている。
さらには、コンパレータ21の出力端子には、n型MOSトランジスタ22のゲート端子が接続されている。このとき、n型MOSトランジスタ22のドレイン端子はワイヤーハーネス6と接続されており、ソース端子はアース(GND)に接続されている。すなわち、コンパレータ21の出力に応じてON/OFF制御されるn型MOSトランジスタ22がホーンSW4と並列に接続される構成となっている。
この構成により、実施形態1の断線検知回路14においては、ワイヤーハーネス9の電圧(例えば、位置Aの電圧)と基準電圧Vrefとの比較に基づいて、ホーンSW4とは独立して、リレー1の接点回路3をON/OFF制御する構成となっている。その結果、リレー1の接点回路3からワイヤーハーネス9,9a,9b等を介して、バッテリーからの駆動電力が2つのホーン10,11に供給される構成となる。
次に、基準電源15から出力される基準電圧Vrefについて説明する。図1から明らかなように、定電流回路13から出力される定電流Isetが図中の矢印方向に2つのホーン10,11を介して流れる構成となるので、定電流回路13からみた場合、2つのホーン10,11は並列接続の関係となっている。従って、実施形態1のホーン装置においては、リレー1がOFFの場合におけるワイヤーハーネス9,9a,9bの位置Aを含む各部の電圧V1は、ホーン10の内部抵抗をRhigh、ホーン11の内部抵抗をRlow、定電流回路13から供給される定電流をIsetとした場合、V1=Iset×Rhigh×Rlow/(Rhigh+Rlow)となる。
一方、高音域側のホーン10にのみ接続されるワイヤーハーネス9aが切断された場合、ワイヤーハーネス9,9bの各部の電圧V2は定電流Isetがホーン11のみに供給されるので、V2=Iset×Rlowとなる。同様に、低音域側のホーン11にのみ接続されるワイヤーハーネス9bが切断された場合、ワイヤーハーネス9,9aの各部の電圧V3は、V3=Iset×Rhighとなる。
よって、例えば、Rhigh≧Rlowの場合には、V3≧V2>V1となるので、基準電源15から出力される電圧(基準電圧)Vrefを電圧V2から電圧V1の間の電圧、すなわちV2>Vref>V1を満たす構成とすることによって、ワイヤーハーネス9a,9b(ホーン10,11の内蔵コイル等も含む)の断線を検知することが可能となる。同様に、Rhigh≦Rlowの場合には、V2≧V3>V1となるので、基準電圧VrefがV3>Vref>V1を満たす構成とすることによって、ワイヤーハーネス9a,9bの断線を検知することが可能となる。
従って、実施形態1のホーン断線検知回路12においては、2つのホーン10,11の内で内部抵抗の小さい側のホーンのみが接続される場合に定電流Isetを流した場合の電圧V2,V3と、2つのホーン10,11が共に接続される場合に定電流Isetを流した場合の電圧V1との間の電圧を基準電圧Vrefとしている。
次に、図2に本発明の実施形態1のホーン制御装置での断線検出原理を説明するための図を示し、以下、図2に基づいて、図1に示すホーン断線検知回路12の動作について説明する。ただし、図2において、図2(a)はワイヤーハーネス9aが時刻t1に図1の×印で示す位置で切断された場合の位置Aにおける電圧Voutを示す図である。また、図2(b)はワイヤーハーネス9bが時刻t2に図1の×印で示す位置で切断された場合の位置Aにおける電圧Voutを示す図である。なお、図2(a),2(b)に示すL1,L2は、定電流Isetのみが供給される場合、すなわちリレー1を介して電源が供給されない状態におけるワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧Voutである。すなわち、断線検知回路14に基づいてリレー1がONされた場合における位置Aでの電圧Voutは、リレー1のONと共に電源電圧となる。
図2(a),(b)に示すワイヤーハーネス9a、9bの何れもが切断されていない期間(時刻t0〜t1,t0〜t2)においては、リレー1の接点回路3はOFFとなっているので、定電流回路13から接続点Aを介して供給される定電流Isetは、2つのホーン10,11を介してアース(GND)に流れることとなる。よって、定電流回路13の出力電圧すなわちワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧VoutはV1となり、コンパレータ21の非反転入力端子に入力される電圧もV1となる。従って、n型MOSトランジスタ22はOFF状態を維持することとなる。その結果、リレー1の接点回路3もOFF状態が維持されることとなり、定電流回路13の出力電圧すなわちワイヤーハーネス9のVoutで示す位置での電圧はV1となる。
ここで、図2(a)に示す時刻t1において、高音域側のホーン10に接続されるワイヤーハーネス9aが断線された場合、定電流Isetは低音域側のホーン11のみを介してアース(GND)に流れることとなる。その結果、定電流回路13の出力電圧すなわちワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧VoutはV2となり、コンパレータ21の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefよりも高い電圧V2が非反転入力端子に入力されることとなる。
この電圧V2の入力により、コンパレータ21の出力がハイ(コンパレータ21の電源電圧)となりn型MOSトランジスタ22がON状態となるので、リレー1のコイル2には電流が流れて接点回路3がONされることとなる。このリレー1のONによって、切断されていないワイヤーハーネス9,9bを介して、低音域側のホーン11に駆動電力が供給され、ホーン11の警笛音が出力される。
一方、図2(b)に示す時刻t2において、低音域側のホーン11に接続されるワイヤーハーネス9bが断線された場合、定電流Isetは高音域側のホーン10のみを介してアース(GND)に流れることとなる。その結果、定電流回路13の出力電圧すなわちワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧VoutはV3となり、コンパレータ21の反転入力端子に入力される基準電圧Vrefよりも高い電圧V3が非反転入力端子に入力されることとなる。
この電圧V3の入力により、コンパレータ21の出力がハイとなりn型MOSトランジスタ22がON状態となるので、リレー1のコイル2には電流が流れて接点回路3がONされる。このリレー1のONによって、切断されていないワイヤーハーネス9,9aを介して、高音域側のホーン10に駆動電力が供給され、ホーン10の警笛音が出力される。
ただし、断線検知回路14及びホーンSW4によるリレー1のONにより、バッテリー電圧がホーン10,11に印加される構成となる。その結果、ワイヤーハーネス9の位置Aの電圧Vout(コンパレータ21の非反転入力端子に入力される電圧)はバッテリー電圧となり、リレー1のON状態が維持されることなる。よって、実施形態1のホーン断線検知回路12においては、少なくともホーンSW4よるリレー1のON/OFFを監視し、その監視結果に基づいて、n型MOSトランジスタ22の出力を制御する図示しない制御手段を有する。さらには、断線検知による警笛音の出力時においても、前述の制御手段によるn型MOSトランジスタ22の出力制御により、警笛音が断続して出力されるような構成としてもよい。
以上説明したように、実施形態1のホーン装置においては、2つのホーン10,11に駆動電力を供給する分岐したワイヤーハーネス9a,9bの分岐位置よりもリレー1に近い位置A(ホーン10,11から大きく離間した位置)に定電流回路13から定電流を供給すると共に、断線検知回路14が定電流回路13の出力電圧を監視することにより、ワイヤーハーネス9,9a,9b及びホーン10,11を介してアース(GND)に至る電流経路の断線を監視する構成となっている。さらには、断線検知回路14が電流経路の断線を検出した場合に、断線検知回路14がホーン装置のスイッチ(リレー)を制御して、ワイヤーハーネス9,9a,9bを介してホーン10,11を駆動する駆動電流を供給する構成となっている。従って、断線の生じていない側のワイヤーハーネスを介して、2つのホーン10,11の内の一方のホーンを駆動できる。すなわち、ホーン装置のワイヤーハーネス9a,9bを切断してホーン装置を無効化しようとした場合であっても、警報音として一方のホーンの警笛音を出力させることができる。その結果、盗人への警告と共に、近隣への告知(認知)ができるので、ホーン装置及びホーン装置を盗難防止装置の警報装置とする盗難防止装置における盗難防止性能を向上できる。
特に、実施形態1のホーン装置においては、盗難防止装置とは独立して警報音を発する構成となっているので、盗難防止装置を搭載する車両においては、2重のセキュリティシステム(防犯システム)が形成されることとなり、盗難防止性能をさらに向上できる。さらには、ホーン制御装置12が簡易な構成となっているので安価に製造でき、また、従来の多数のホーン装置へも容易に取り付け可能であるという格別の効果を得ることができる。
なお、実施形態1のホーン装置においては、ホーンSW4を介してリレー1のON/OFFを制御して、2つのホーン10,11に駆動電力を供給する構成としたが、ホーン10,11の消費電力が小さい場合等のように、ホーンSW4のON/OFF時の負荷が小さい場合には、リレー1を用いることなくリレー1の接点回路3の部分にホーンSW4を配置する構成であってもよい。その場合、断線検知時に警笛音を出力するために、断線検知回路14からホーン10,11に電源を供給する構成となる。
また、ホーン装置とは独立して盗難防止装置からの警報出力のみを行う警報用サイレンを備える場合においても、この警報用サイレンが2つのホーンから形成され場合には、本願発明が適用可能である。
さらに、上記警報用サイレンが1つしかない場合においても、断線検知回路14が警報用サイレンをON/OFFできるように構成すればホーン装置のワイヤーハーネス断線検知時に警報用サイレンを出力することも可能となる。
また、実施形態1のホーン断線検知回路12のみを従来のホーン装置に組み込むことも可能である。この場合には、例えば、ホーンリレー1とホーン10,11とを電気的に接続するワイヤーハーネスに定電流回路13からの出力を供給する信号線(ワイヤーハーネス)を接続すると共に、リレー1をON/OFFさせる信号線(ワイヤーハーネス)にn型MOSトランジスタ22の出力を接続する構成等がある。
さらには、実施形態1のホーン装置では、1つの接点回路3を有するリレー1に2つのホーン10,11がワイヤーハーネス9,9a,9bを介してそれぞれ接続される構成としたが、これに限定されることはない。例えば、2つの接点回路を有するリレーのそれぞれの接点回路にホーン10,11が別々に接続される構成にも適用可能である。例えば、各ホーンとリレーとを接続するワイヤーハーネスのそれぞれに定電流回路13の出力を接続する構成によって、前述する動作と同じとなる。
(実施形態2)
図3は本発明の実施形態2のホーン制御装置を備えるホーン装置の概略構成を説明するための図、図4は実施形態2のホーン制御装置での断線検出原理を説明するための図であり、以下、図3及び図4に基づいて、実施形態2のホーン装置について説明する。ただし、実施形態2のホーン制御装置(ホーン断線検知回路)12は、ストロボ発振回路23、発振回路24、及び電源回路25を除く他の構成は、実施形態1のホーン断線検知回路12と同様である。従って、以下の説明では、ストロボ発振回路23、発振回路24、及び電源回路25について、詳細に説明する。
図3から明らかなように、実施形態2のホーン制御装置(ホーン断線検知回路)12は、実施形態1の構成に加えて、定電流回路13とバッテリーとの間に配置されるストロボ発振回路23と、該ストロボ発振回路23に基準となる信号を供給する発振回路24と、基準電源15や発振回路24に電源電圧Vccの駆動電力を供給する周知の電源回路25とを備える構成となっている。
発振回路24は基準となるクロック信号を生成し出力する周知の発振回路や、周知のCPUを用いて所望周期のクロック信号を出力する構成からなる。なお、実施形態2のホーン断線検知回路12においては、発振回路24を周知のCPUを用いて形成する場合には、このCPUを用いてホーンSW4のON/OFFに伴うリレー1のON/OFFを監視し、その結果に基づいて、n型MOSトランジスタ22の出力を制御する制御手段を構成してもよい。
また、ストロボ発振回路23は周知のMOSトランジスタを備え、該MOSトランジスタを介して電源と定電流回路13とが電気的に接続される。また、ストロボ発振回路23は発振回路24から供給されるクロック信号等に基づいて、例えば、図4に示す期間T1と期間T2の周期毎にMOSトランジスタのゲート端子の電圧を制御する。このゲート端子に供給する電圧の制御により、バッテリーから定電流回路13への電力供給を制限する構成となっている。特に、実施形態2のストロボ発振回路23においては、図4に示すように、ワイヤーハーネス9,9a,9b及びホーン10,11の断線を検出した後は、MOSトランジスタをON状態に保持する構成となっている。ただし、ワイヤーハーネス9,9a,9b及びホーン10,11の断線を検出した後は、MOSトランジスタをON状態に保持しない構成であってもよい。なお、電源から定電流回路13への電力供給については、後に詳述する。
さらには、実施形態2のホーン断線検知回路12においては、基準電源15は電源回路25から供給される電源電圧Vccに基づいて、基準電圧Vrefを生成し、コンパレータ21の反転入力端子に供給する構成となっている。ただし、実施形態1と同様に、電源から供給される電力から基準電圧Vrefを生成する構成であってもよい。
次に、図4に基づいて、実施形態2のホーン断線検知回路12の動作について説明する。ただし、ワイヤーハーネス9a,9bの一方が切断された場合の断線検知動作については、断線検知回路12に入力される電圧すなわち位置Aの電圧が異なるのみとなる。従って、以下の説明では、図3に×印で示すワイヤーハーネス9aが切断された場合の断線検知動作についてのみ説明する。
図3から明らかなように、実施形態2のホーン断線検知回路12においては、ストロボ発振回路23が備えるMOSトランジスタを介してバッテリーからの電力が定電流回路13に供給される構成となっている。すなわち、ストロボ発振回路23のMOSトランジスタがONの期間のみ、定電流回路13から定電流Isetが供給されることとなる。よって、ワイヤーハーネス9,9a,9bの断線又はホーン10,11内での断線が生じていない場合、定電流回路13から断続的に出力された定電流Isetはワイヤーハーネス9,9a,9b及びホーン10,11を介してアース(GND)に流れることとなる。
このとき、定電流Isetが供給される期間T1においては、実施形態1と同様に、並列接続される2つのホーン10,11の内部抵抗によって、図4のL3に示すように、ワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧VoutがV1=Iset×Rhigh×Rlow/(Rhigh+Rlow)となる。一方、定電流Isetが供給されない期間T2、すなわちストロボ発振回路23のMOSトランジスタがOFF時の期間T2においては、図4のL3に示すように、ワイヤーハーネス9の位置Aでの電圧Voutはアース電位(GND電位)となる。この定電流Isetが供給される期間T1と定電流Isetが供給されない期間T2とが交互に繰り返されることによって、ワイヤーハーネス9,9a,9b(ホーン10,11の内蔵コイル等も含む)の断線を検知するための定電流Isetの供給する期間T1を少なくでき、ホーン断線検知回路12での消費電力を低減できることとなる。
特に、実施形態2の構成においては、定電流Isetが供給される期間T1よりも定電流Isetが供給されない期間T2が大きい構成となっているので、ホーン断線検知回路12の消費電力を大幅に低減できる。この場合、エンジンを動力源とする車両においては、電気自動車等よりもバッテリーの容量が非常に小さいので、エンジン停止時の消費電力(いわゆる暗電流)の大幅に低減できるという効果を得ることができる。
一方、図3中に×印で示す位置すなわち高音域側のホーン10に接続されるワイヤーハーネス9aに断線が生じ、かつ、この断線が定電流Isetの供給されない期間T2内の時刻t3に生じた場合、図4のL3に示すように、時刻t3においてはワイヤーハーネス9の位置Voutの電圧には変化が生じない。このために、時刻t3においては、ワイヤーハーネス9aの断線は検知されないこととなる。しかしながら、次の期間T1が始まる時刻t4においては、定電流Isetが供給されることとなり、ワイヤーハーネス9aは断線しているので、定電流Isetはワイヤーハーネス9,9bから低音域側のホーン11を介してアース(GND)に流れることとなる。その結果、図4の期間T1が始まる時刻t4においては、ワイヤーハーネス9の位置Voutでの電圧がV2=Iset×Rlowとなる。
ここで、実施形態2のホーン断線検知回路12においても基準電圧Vrefが電圧V1と電圧V2,V3との間の電圧となるように構成されている。従って、実施形態2のホーン断線検知回路12の断線検知回路14のコンパレータ21の出力がハイ電圧となり、n型MOSトランジスタ22がONされる。その結果、リレー1がONとなり、接点回路3及びワイヤーハーネス9,9bを介してバッテリー電圧が低音域側のホーン11に供給され、ホーン11から警笛音が出力される。
従って、実施形態2のホーン断線検知回路12を備えるホーン装置においても前述する効果を得ることができると共に、断続的(間欠的)に定電流が出力されるので、ホーン断線検知回路12での消費電力を大幅に低減できるという格別の効果を得ることができる。
なお、実施形態2のホーン断線検知回路12においては、ワイヤーハーネス9,9a,9b及びホーン10,11の断線発生から検知までに、最も長い場合で期間T2を要することとなる。しかしながら、リレー1の接点回路3、ワイヤーハーネス9,9a,9b、及び2つのホーン10,11で生じる寄生容量等を勘案して、期間T1の開始から次の期間T1の開始までの期間(周期)、すなわち期間T1及び期間T2のそれぞれを、適宜、短く設定することによって、断線発生から検知に要するまでの時間を小さくすることができる。
また、実施形態2のホーン回路では、電源回路25と基準電源15とを別々に設ける構成としたが、これに限定されることはなく、電源回路25と基準電源15とを一体に形成する構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 リレー(ホーンリレー)
2 コイル
3 接点回路
4 ホーンSW(ホーンスイッチ)
5,6,7,9,9a,9b ワイヤーハーネス
8 ヒューズ
10,11 ホーン
12 ホーン断線検知回路
13 定電流回路
14 断線検知回路
15 基準電源
16 オペアンプ
17,20 抵抗
18 p型MOSトランジスタ
22 n型MOSトランジスタ
19 ツェナーダイオード
21 コンパレータ
23 ストロボ発振回路
24 発振回路
25 電源回路

Claims (7)

  1. 警笛音を出力する少なくとも2つホーンと、前記2つのホーンへ駆動電力を供給する第1のスイッチと、前記第1のスイッチと前記2つのホーンとを電気的に接続するワイヤーハーネスとを備えるホーン装置を有する車両に設けられるホーン制御装置であって、
    前記ワイヤーハーネスを介して、前記2つのホーンのそれぞれに断線検知用の定電流を供給する定電流回路と、
    前記定電流回路の出力電圧を監視して前記ワイヤーハーネスの断線の有無を判定し、前記ワイヤーハーネスの断線を検知した場合に、前記第1のスイッチをONさせ前記ワイヤーハーネスに駆動電力を供給させる断線検知回路とを備え、
    前記2つのホーンの内で、断線していない側の前記ワイヤーハーネスに接続される側の前記ホーンに駆動電力を供給し、前記ホーンから警笛音を出力させることを特徴とするホーン制御装置。
  2. 前記ワイヤーハーネスは分岐点において、前記2つのホーンのそれぞれに接続されるワイヤーハーネスに分岐して接続され、
    前記第1のスイッチに対して前記2つのホーンが並列接続であることを特徴とする請求項1に記載のホーン制御装置。
  3. 前記第1のスイッチがOFF状態であり、かつ前記定電流回路から前記断線検知用の定電流が供給されている状態において、
    前記2つのホーンと前記第1のスイッチとが前記ワイヤーハーネスでそれぞれ接続されている場合の電圧レベルを第1の電圧レベル、前記2つのホーンの内で内部抵抗が低い側のみが前記ワイヤーハーネスで前記第1のスイッチと接続されている場合の電圧レベルを第2電圧レベルとした場合、
    前記断線検知回路が前記ワイヤーハーネスを断線と判定する基準電圧は、前記第1の電圧レベルと前記第2の電圧レベルとの間の電圧レベルに設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホーン制御装置。
  4. 前記第1のスイッチは、ホーンボタンの操作に対応してON/OFFされるホーンスイッチと、
    接点回路の一方が電源に接続されると共に、他方が前記ワイヤーハーネスに接続され、前記ホーンスイッチのON/OFFに対応して当該接点回路がON/OFFされるリレーとからなることを特徴とする請求項1乃至3の内の何れかに記載のホーン制御装置。
  5. 前記定電流回路から供給する前記断線検出用の定電流の供給と停止とを交互に行わせる定電流の供給制御回路を備えることを特徴とする請求項1乃至4の内の何れかに記載のホーン制御装置。
  6. 前記供給制御回路は、前記断線検出用の信号を供給する供給期間よりも前記断線検出用の信号を停止する停止期間が長くなるように、前記供給期間と前記停止期間とを制御することを特徴とする請求項5に記載のホーン制御装置。
  7. 前記2つのホーンは、異なる音程のホーンからなることを特徴とする請求項1乃至6の内の何れかに記載のホーン制御装置。
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