JP2015115745A - 固体撮像素子、撮像装置、および電子機器 - Google Patents

固体撮像素子、撮像装置、および電子機器 Download PDF

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健一郎 安城
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Abstract

【課題】フローティングディフュージョンからの画素信号の出力において、電流伝送方式で出力される増幅トランジスタの出力に潜在する線形性を、より簡易な回路構成で、改善しつつ、電流電圧変換を行うようにする。
【解決手段】フローティングディフュージョンFDからの入力電圧Vinを増幅して出力する増幅トランジスタMN1と同特性のダミートランジスタMN2を設けて、負帰還回路51を構成するトランジスタMN3,MN4により双方のソース電流I1,I2をオペアンプOPの非反転入力端子および反転入力端子によりモニタすることにより、オペアンプOPの出力電圧VoutでダミートランジスタMN2に負帰還を掛けることにより、負帰還に用いた出力電圧VoutをフローティングディフュージョンFDからの入力電圧Vinとして出力する。本技術は、撮像装置に適用することができる。
【選択図】図7

Description

本技術は、固体撮像素子、撮像装置、および電子機器に関し、特に、フローティングディフュージョンからの画素信号の出力において、電流伝送方式で出力される増幅トランジスタの出力に潜在する非線形性による影響を、より簡易な回路構成で、改善できるようにした固体撮像素子、撮像装置、および電子機器に関する。
一般的なCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型イメージセンサで採用されている、カラム方式においては、各単位画素に入射した光はフォトダイオードによって光電変換されて信号電荷が生成され、この信号電荷が転送トランジスタによりフローティングディフュージョンに転送され、このフローティングディフュージョンの電位変動が増幅トランジスタによって信号電圧に変換されると共に増幅されることにより、画素毎の画素信号として信号線より出力される。
ここで、フローティングディフュージョンは増幅トランジスタのゲートに接続される。増幅トランジスタのソースは、負荷トランジスタ(電流源)に、ドレインは電源に接続される。
この時、増幅トランジスタと負荷トランジスタはソースフォロア回路の構成となる。すなわち、増幅トランジスタのゲートでの電圧変動は、約1倍で増幅トランジスタのソースに電圧振幅として取り出され、次段へ電圧信号が画素信号として出力される。
これは、一般に電圧伝送方式と呼ばれるものであり、高帯域化の為には、増幅トランジスタの相互コンダクタンスを高くする必要があるが、増幅トランジスタのチャンネル幅Wのチャンネル長さLに対する割合(W/L)はフローティングディフュージョンでの変換効率から決まるので、自由に調整できない。
また、増幅トランジスタのソース電流のみ増やすと、増幅トランジスタのゲートソース間電圧が大きくなり、電圧ドロップも大きくなる為、出力ダイナミックレンジを考慮すると、後段のDC(Direct Current)回路設計(直流回路設計)が困難なものとなる。
すなわち、増幅トランジスタのソース電流もあまり大きくすることはできないので、高帯域化が難しい。
この対策として、増幅トランジスタのソースを電流源接続ではなく、ダイオードなど電圧を固定にして、電流を取り出す、電流伝送方式が提案されている。
この回路は、ダイオードのチャンネル幅Wを調整することで、簡単に電流を増やせるので、高帯域化し易く、かつ、入力ダイナミックレンジに対し、電圧変動はごく小さいので、後段のDC回路設計も行いやすい(非特許文献1参照)。
そして、取り出した電流をIV増幅変換回路(電流電圧増幅変換回路)により電圧信号に変換して利用する。これが電流伝送方式である。
しかしながら、増幅トランジスタのソース電流は、フローティングディフュージョンの電圧変動に対し、非線形の特性を有するものとなる。
また、この場合、IV増幅変換回路の出力インピーダンスを小さくしないとゲイン低下が生じるため、この対策としてインピーダンス変換回路が必要となる(特許文献1参照)。
ITE Technical Report Vol.24,No.27,PP.1-4,Mar.,2000
特開2004−023135号公報
しかしながら、電流伝送方式を利用すると、上述したようにインピーダンス変換回路が必要になるため、回路規模が大きく複雑なものとなってしまう。
また、インピーダンス変換回路内には、カレントミラー回路が設けられているが、このカレントミラー回路による電流ずれが生じると、IV増幅変換回路の出力オフセット電圧が生じてしまうので、実際には、その対策としてオフセットキャンセル回路も必要となり、さらに、回路規模が大きなものとなってしまう。
さらに、オフセットキャンセル回路の動作は、リアルタイムではできず、必ずIV増幅変換回路のオフセット電圧をモニタして、その補正量を特定するためのオフセットキャンセル時間を設ける必要も生じる。
また、インピーダンス変換回路によりIV増幅変換回路の入力にはショットノイズが印加されるのでノイズによる影響を受けやすい。
さらに、増幅トランジスタは、フローティングディフュージョンでの変換効率を大きくするために、チャンネル幅Wのチャンネル長Lに対する割合(W/L)は極小さいので、この増幅トランジスタの閾値電圧Vthのバラツキの影響も大きくなる。
すなわち、増幅トランジスタの閾値電圧Vthがばらつくと、出力される電流も同様に影響を受けてばらついてしまうことになるので、この電流をそのままIV増幅変換回路に掛けると、そのまま出力電圧にもばらつきとして現れることになる。
従って、電流伝送方式では、高帯域化と非線形性の改善とをバランスよく両立させることが困難であった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、電流伝送方式を応用し、高帯域化を実現しつつ、非線形性による影響と出力電圧のバラツキをバランスよく抑制して画素信号を出力できるようにするものである。
本技術の一側面の固体撮像素子は、受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される。
前記負帰還回路には、前記増幅トランジスタのソース電流を前記ゲート電圧に変換し、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるようにさせると共に、画素信号として出力させるようにすることができる。
前記負帰還回路には、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流の電流源となる2の電流源回路と前記2の電流源回路の電流が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるオペアンプとを含ませるようにすることができる。
前記2の電流源回路は、それぞれダイオード接続されたトランジスタより構成され、それぞれが前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースと、それぞれのゲートおよびドレインとが接続されるようにすることができ、前記オペアンプには、前記2の電流源回路を構成する前記ダイオード接続されているトランジスタのそれぞれのゲートソース間電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるようにさせることができる。
前記2の電流源回路は、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースに対して、それぞれ直列接続された抵抗により構成されるようにすることができ、前記オペアンプは、前記直列接続した抵抗のそれぞれの両端電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるようにすることができる。
前記電流源回路は、非反転入力端子に電源が接続された前記オペアンプの反転入力端子により構成されるようにすることができ、前記オペアンプは、ダイオード接続された前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが直列に接続され、さらに、前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが、前記オペアンプの反転入力端子と接続されたとき、前記ダミートランジスタおよび前記増幅トランジスタのゲートソース間電圧が一致するように、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することで負帰還を掛けて、前記出力電圧を画素信号として出力させるようにすることができる。
前記負帰還回路には、前記増幅トランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第1の電流源回路と、前記ダミートランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第2の電流源回路と、前記第1の電流源回路および前記第2の電流源回路の両者の差電流がゲートに入力され、そのソースがダミートランジスタのゲートに接続された負帰還トランジスタとを含ませるようにすることができ、前記差電流により負帰還を掛けるようにさせることができる。
本技術の一側面の撮像装置は、受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される。
本技術の一側面の電子機器は、受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される。
本技術の一側面においては、フォトダイオードにより、受光した光に応じて、光電変換により信号電荷が生成され、フローティングディフュージョンにより、前記フォトダイオードにより生成された信号電荷が蓄積され、増幅トランジスタにより、前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧が増幅されて出力され、前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタが設けられ、負帰還回路により、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還が掛けられ、前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、前記負帰還回路により一致するように制御される。
本技術の一側面によれば、電流伝送方式を応用し、高帯域化を実現しつつ、非線形性による影響と出力電圧のバラツキを抑制して、電圧信号を画素信号として出力することが可能となる。
一般的なCCD型イメージセンサの構成例を説明する図である。 一般的なCMOS型イメージセンサの構成例を説明する図である。 電圧伝送方式および電流伝送方式を説明する図である。 本技術を適用したCMOSイメージセンサの実施の形態の構成例である。 単位画素の構成例を説明する図である。 増幅ブロックの構成例を説明する図である。 図6の負帰還回路の第1の実施の形態の構成例を図である。 図6の負帰還回路の第2の実施の形態の構成例を図である。 図6の負帰還回路の第3の実施の形態の構成例を図である。 図6の負帰還回路の第4の実施の形態の構成例を図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1. 第1の実施の形態(負帰還回路にトランジスタとオペアンプとを用いた一例)
2. 第2の実施の形態(負帰還回路に抵抗とオペアンプとを用いた一例)
3. 第3の実施の形態(負帰還回路に電源とオペアンプとを用いた一例)
4. 第4の実施の形態(負帰還回路にオペアンプを用いない一例)
<1.第1の実施の形態>
<一般的なCCD型イメージセンサの構成例>
本技術を説明するにあたり、まず、図1を参照して、一般的なイメージセンサの構成例について説明する。
一般的なCCD型イメージセンサは、図1で示されるように、2次元の行列状に画素Pが配置されており、各画素には、入射光を光電変換して信号電荷を生成するフォトダイオードPDが設けられている。画素Pの水平方向の各行間に垂直転送レジスタVCCDが配置されている。垂直転送レジスタVCCDは、フォトダイオードPDより信号電荷が矢印A方向に読み出し転送されると、垂直制御信号Vφ1乃至Vφ4に応じて、読み出された信号電荷を矢印B方向に垂直方向に図中の下部の水平転送レジスタHCCDに転送する。
水平転送レジスタHCCDは、水平転送信号Hφ1,Hφ2に基づいて、矢印Cで示されるように水平方向に信号電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。フローティングディフュージョンFDにおける信号検出部Dより検出される信号電荷に応じた電圧が、増幅トランジスタTr1において、画素信号として増幅され、行選択トランジスタTr2がオンにされるとき出力される。
すなわち、フローティングディフュージョンFDの電位変動がMOS(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタTr1により信号電圧に変換、および増幅されることにより画素信号として出力される。
この方式では、2次元状に配列された撮像領域の各画素PにおけるフォトダイオードPDで光電変換されて生成された信号電荷は、フローティングディフュージョンFDまでフレーム転送される。しかしながら、フレーム転送における転送速度には、画素数が多いなどの要因で限界があり、高帯域化を目指す際の妨げとなってしまう。つまり、フレーム転送方式では、ある一定以上の高帯域化を実現することは困難である。
<一般的なCMOS型イメージセンサの構成例>
次に、図2を参照して、一般的なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサの構成例について説明する。
上述したようなCCD型イメージセンサに対して、主にCMOS型イメージセンサではカラム方式が採用されている。
すなわち、図2で示されるように、一般的なCMOS型イメージセンサにおいては、2次元状に配列された各単位画素P1乃至P4内に、それぞれフローティングディフュージョンFD1乃至FD4、信号電荷を電圧信号に変換する増幅トランジスタTr1−1乃至Tr1−4、および行選択トランジスタTr2−1乃至Tr2−4が設けられている。尚、図2においては、4画素分の画素P1乃至P4のみが表示されているが、現実には、これ以上の画素が配置される。
各単位画素に入射した光は、図示せぬフォトダイオードによって光電変換されて信号電荷が生成され、この信号電荷が図示せぬ転送トランジスタによりフローティングディフュージョンFD1乃至FD4に転送され、このフローティングディフュージョンFD1乃至FD4の電位変動が増幅トランジスタTr1−1乃至Tr1−4によって信号電圧に変換されると共に増幅されることにより、画素毎の画素信号として信号線より出力される。
このカラム方式ではフレーム転送が用いられないので、信号転送が高帯域化の律速とはならないが、各画素からの電圧、電流振幅を、1つに束ねる箇所において、全画素の選択用トランジスタTr11−1,Tr11−2・・・の寄生容量、配線の寄生容量、および寄生抵抗による影響が現れる。すなわち、各種の寄生容量と寄生抵抗により、見えない形で寄生CRフィルタが構成されてしまうので、高帯域化を阻む要因となる。
一般的なCMOS型イメージセンサでは、この対策として、カラム毎にAD(Analogue/Digital)変換処理が並列処理で実行されるようにすることで、このような寄生CRフィルタによる影響が回避されている。
<電圧伝送方式と電流伝送方式>
次に、図3を参照して、各画素からの信号電荷を画素信号として出力する際の出力方式である、電圧伝送方式と電流伝送方式について説明する。
電圧伝送方式では、図3の左上段で示されるように、各画素からの電圧信号の出力が、ソースフォロア回路を用いて出力される。
すなわち、各画素からの信号電荷は、フローティングディフュージョンFDに蓄積される。フローティングディフュージョンFDは増幅トランジスタMNAのゲートに接続される。増幅トランジスタMNAのソースは、負荷トランジスタ(電流源)MNBに接続され、ドレインは電源VDDに接続される。
この時、増幅トランジスタMNAと負荷トランジスタ(電流源)MNBはソースフォロア回路の構成となる。つまり、図3の中央上段で示されるように、増幅トランジスタMNAのゲートでの電圧変動(deltaVin)(「delta」は図中では記号)は、約1倍で増幅トランジスタMNAのソースに電圧振幅(deltaVout)として取り出され、次段へ電圧信号として出力される。
ここで、高帯域化する為には、増幅トランジスタMNAの相互コンダクタンスgm(=√2Idβ(Idはドレインソース間電流、βは係数)を高くする必要があるが、相互コンダクタンスgmの律速となるパラメータである増幅トランジスタMNAのチャンネル幅Wとチャンネル長Lの比(W/L)はフローティングディフュージョンFDでの変換効率から決まるので、自由に調整できない。
また、図3の右上段で示されるように、増幅トランジスタMNAのソース電流I1のみを増やすと、増幅トランジスタMNAのゲートソース間電圧Vgsが大きくなり、電圧ドロップも大きくなる為、出力電圧(Vout)は低下し、出力ダイナミックレンジを考慮すると、後段の直流回路設計の難易度が高まる。つまり、増幅トランジスタMNAのソース電流I1もあまり大きくすることはできない為、高帯域化を阻む要因となる。
一方、電流伝送方式は、上述したような対策として提案された方式である。すなわち、電流伝送方式は、図3の左下段で示されるように、増幅トランジスタMNAのソースを電流源接続ではなく、ダイオードなど電圧が固定される回路に接続することで、電流として画素信号を取り出す方式である。
この回路は、ダイオードのチャンネル幅Wを調整することで、容易に電流を増やすことができるので、高帯域化し易く、かつ、入力ダイナミックレンジに対し、電圧変動が極小さいので、後段の直流回路設計も行い易いものとすることができる。尚、この点についての詳細は、例えば、「ITE Technical Report Vol.24,No.27,PP.1-4,Mar.,2000」を参照されたい。
しかしながら、増幅トランジスタMNAのソース電流I1は、フローティングディフュージョンFDの電圧変動(deltaVin)に対し、ソース電流I1に対するゲートソース間電圧Vgsの特性で決まる。
図3の中央下段で示されるように、トランジスタMNAのソース電流I1は、トランジスタMNAのドレイン電流Idとゲートソース間電圧Vgsとの関係(Id−Vgs)により決められるものであり、Id=1/2×β×(Vgs−Vth)^2(「^」はべき乗を、「Vth」は、トランジスタMNAの閾値電圧を表す)となる。すなわち、トランジスタMNAのドレイン電流Idとゲートソース間電圧Vgsとの関係は、2次曲線性を有する関係となる。すなわち、図3の中央下段で示されるように、ゲートソース間電圧Vgs(deltaVin)に対して、ソース電流I1(=ドレイン電流Id)は、2次曲線的に変化する。このとき、電圧V1は、図3の右下段で示されるように、電流I1の変化に対してほぼ一定となる。
つまり、トランジスタMNAのドレイン電流Idとゲートソース間電圧Vgsとの関係は、非線形である為、この電流を使ってIV増幅変換回路(電流電圧変換回路)などで電流電圧変換を行うと、V=I*R(「*」は乗算を表す)となり、この2次曲線性に起因して、そのまま出力電圧に影響が現れることになるため、電圧信号として利用すると線形性に悪影響を及ぼすことになる。
また、電流を電圧に変換する為のIV増幅変換回路を搭載する必要も生じる。さらに、従来技術となる、例えば、上述した特許文献1に記載のようにインピーダンス変換回路が必要となる。
また、インピーダンス変換回路内のカレントミラー回路の電流ずれにより、IV増幅変換回路の出力オフセット電圧が生じてしまうので、その対策としてオフセットキャンセル回路も必要となり、回路規模が大きくなってしまう。
さらに、オフセットキャンセル回路の動作は、リアルタイムにはできず、IV増幅変換回路のオフセット電圧をモニタして、その補正量を特定するための、オフセットキャンセル時間を設ける必要も生じる。
また、インピーダンス変換回路によりIV増幅変換回路の入力にはショットノイズが印加されるのでノイズによる影響を受ける。
上述した特許文献1に係る技術は、このノイズの低減を目的として提案された技術ではあるが、外部から不要な電流を足す構成自体は変わっておらず、若干改善する程度で、抜本的な対策には至っていない。
また、増幅トランジスタMNAの閾値電圧Vthがばらつくと、出力される電流Ioutも同様の影響を受けてばらつくことになるため、この電流Ioutをそのまま電流電圧変換している従来の手法では、そのまま出力電圧にもばらつきが現れてしまう。
以上のことから、電圧伝送方式と電流伝送方式との関係をまとめると、以下のようになる。
すなわち、電圧伝送方式においては、電流が固定され、ゲートへの入力電圧変動deltaVinがそのまま、出力電圧の電圧変動Voutとして現れる特性を備えている。このため、電圧伝送方式は、線形性が高いものの、高帯域化が難しい。
一方、電流伝送方式においては、電圧がある程度固定され、出力電流は入力電圧について非線形な2次関数としての特性を備えている。このため、電流伝送方式は、高帯域化はし易いが、線形性が低く、電流電圧変換回路やインピーダンス変換回路、オフセットキャンセル回路等が必要となり、さらに、出力電圧の電圧変動が大きい。
<本技術を適用した固体撮像装置の構成例>
図4は、本技術に係る固体撮像装置、例えば、X−Yアドレス型固体撮像装置の一種であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサの構成例を説明する図である。このCMOSイメージセンサ1は、撮像装置に利用されるものであり、入射した光が、図示せぬレンズなどからなる光学ブロックを介してCMOSイメージセンサ上で結像されると、結像した被写体の像を画素単位の画素信号からなる画像信号として生成し出力するものである。
図4のCMOSイメージセンサ1は、半導体基板(以下、単に「センサチップ」と記述する場合もある)11上に形成された画素アレイ部12と、画素アレイ部12と同じ半導体基板11上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部としては、例えば、垂直駆動部13、カラム処理部14、水平駆動部15、変換処理部16およびシステム制御部17が設けられている。
画素アレイ部12には、一点鎖線で示される可視光からなる入射光をその光量に応じた電荷量に光電変換する光電変換素子を含む図示せぬ単位画素(以下、単に「画素」とも称する)が行列状に2次元配置されている。単位画素の具体的な回路構成については後述する。この画素アレイ部12の受光面(光入射面)側には、色フィルタアレイ30が設けられている。
画素アレイ部12には、さらに、行列状の画素配列に対して行ごとに画素駆動線が図中の左右方向(画素行の画素配列方向/水平方向)に沿って配線され、列ごとに垂直信号線19が図中の上下方向(画素列の画素配列方向/垂直方向)に沿って形成されている。図4では、画素駆動線について1本として示しているが、1本に限られるものではない。画素駆動線の一端は、垂直駆動部13の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部13は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成されている。ここでは、具体的な構成については図示を省略するが、垂直駆動部13は、読出し走査系と掃出し走査系とを有する構成となっている。読出し走査系は、信号を読み出す単位画素について行単位で順に選択走査を行う。
一方、掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対し、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して、読出し行の単位画素の光電変換素子から不要な電荷を掃き出す(リセットする)掃出し走査を行う。この掃出し走査系による不要電荷の掃き出し(リセット)により、いわゆる電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換素子の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作または電子シャッタ動作以降に入射した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミングまたは電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の蓄積時間(露光時間)となる。
垂直駆動部13によって選択走査された画素行の各単位画素から出力される信号は、垂直信号線19の各々を通してカラム処理部14に供給される。カラム処理部14は、画素アレイ部12の画素列ごとに、選択行の各画素から出力されるアナログの画素信号に対してあらかじめ定められた信号処理を行う。
カラム処理部14での信号処理としては、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)処理が挙げられる。CDS処理は、選択行の各画素から出力されるリセットレベルと信号レベルとを取り込み、これらのレベル差を取ることによって1行分の画素の信号を得るとともに、画素の固定パターンノイズを除去する処理である。カラム処理部14に、アナログの画素信号をデジタル化するA/D変換機能を持たせる場合もある。
水平駆動部15は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、カラム処理部14の画素列に対応した回路部分を順番に選択走査する。この水平駆動部15による選択走査により、カラム処理部14で画素列ごとに信号処理された画素信号が順番に出力される。
変換処理部16は、画素アレイ部12の各画素から出力される、先述した色フィルタアレイ(色フィルタ部)20の色配列に対応した信号を、演算処理により変換する処理を行う。
システム制御部17は、センサチップ11の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータなどを受け取り、また、CMOSイメージセンサ1の内部情報などのデータを出力する。システム制御部17は、さらには、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有し、このタイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に垂直駆動部13、カラム処理部14、水平駆動部15および変換処理部16などの駆動制御を行う。
<単位画素の構成例>
次に、図5を参照して、画素単位の回路構成例について説明する。図5は、単位画素の回路構成の一例を示す回路図である。図5で示されるように、本回路例に係る単位画素は、光電変換素子であるフォトダイオードPD、転送トランジスタTr11、リセットトランジスタTr12、および選択トランジスタTr13の3つのトランジスタからなるスイッチ、並びに、増幅ブロック41を有する構成となっている。
図5の単位画素に対して、画素駆動線L1として、例えば、転送線L11、リセット線L12および選択線L13の3本の駆動配線が同一画素行の各画素について共通に設けられている。これら転送線L11、リセット線L12および選択線L13の各一端は、垂直駆動部13の各画素行に対応した出力端に、画素行単位で接続されている。
フォトダイオードPDは、アノード電極が負側電源(例えば、グランド)に接続されており、受光した光をその光量に応じた電荷量の信号電荷(ここでは、光電子)に光電変換する。フォトダイオードPDのカソード電極は、転送トランジスタTr11を介して増幅ブロック41と電気的に接続されている。増幅ブロック41と電気的に繋がったノードをフローティングディフュージョンFDと称する。
転送トランジスタTr11は、フォトダイオードPDのカソード電極とフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。転送トランジスタTr11のゲート電極には、高レベル(例えば、VDDレベル)がアクティブ(以下、「Highアクティブ」と記述する)の転送パルスφTRFが転送線L11を介して与えられる。転送パルスφTRFが与えられることで、転送トランジスタTr11はオン状態となってフォトダイオードPDで光電変換された光電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタTr12は、ドレイン電極が画素電源VDDに、ソース電極がフローティングディフュージョンFDにそれぞれ接続されている。リセットトランジスタTr12のゲート電極には、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDへの信号電荷の転送に先立って、HighアクティブのリセットパルスφRSTがリセット線L12を介して与えられる。リセットパルスφRSTが与えられることで、リセットトランジスタTr12はオン状態となり、フローティングディフュージョンFDの電荷を画素電源VDDに捨てることによってフローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅ブロック41は、リセットトランジスタTr12によってリセットした後のフローティングディフュージョンFDの電位をリセット信号(リセットレベル)Vresetとして出力する。増幅ブロック41はさらに、転送トランジスタTr11によって信号電荷を転送した後のフローティングディフュージョンFDの電位を画素信号(信号レベル)として出力する。
選択トランジスタTr13は、例えば、ドレイン電極が増幅ブロック41の出力に、ソース電極が垂直信号線L2にそれぞれ接続されている。選択トランジスタTr13のゲート電極には、Highアクティブの選択パルスφSELが選択線L13を介して与えられる。選択パルスφSELが与えられることで、選択トランジスタTr13はオン状態となって単位画素を選択状態とし、増幅ブロック41から出力される信号を垂直信号線19に中継する。
なお、選択トランジスタTr13については、画素電源VDDと増幅ブロック41との間に接続した回路構成を採ることも可能である。
<増幅ブロックの構成例>
次に、図6を参照して、増幅ブロック41の構成例について説明する。増幅ブロック41は、増幅トランジスタMN1、ダミートランジスタMN2、および負帰還回路51により構成されている。
増幅トランジスタMN1は、ゲートにフローティングディフュージョンFDが接続された初段のNチャンネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)型トランジスタからなる増幅トランジスタである。また、ダミートランジスタMN2は、増幅トランジスタMN1と同一の特性を備えたトランジスタであり、負帰還回路51よりゲートに負帰還が掛けられる。負帰還回路51は、増幅トランジスタMN1およびダミートランジスタMN2のそれぞれのソース電流I1,I2をモニタして相互が同一の電流となるように、ダミートランジスタMN2のゲートに制御電圧を印加することで、ダミートランジスタMN2に負帰還を掛ける。また、このとき、負帰還回路51は、ダミートランジスタMN2のゲートに負帰還として掛ける出力電圧Voutを信号電荷に基づいた画素信号として出力する。
このような構成により、増幅トランジスタMN1のソースドレイン間を流れる電流I1の持つ非線形性は、増幅トランジスタMN1と特性が等しいダミートランジスタMN2のソース電流I2が電流I1と一致することにより、ダミートランジスタMN2のゲート電圧である出力電圧Voutに逆変換されることで、非線形性が打ち消される。
<負帰還回路の第1の構成例>
次に、図7を参照して、負帰還回路51の第1の構成例について説明する。
負帰還回路51は、同一特性のNチャンネルトランジスタからなるトランジスタMN3,MN4、およびオペアンプOPより構成されている。トランジスタMN3,MN4は、それぞれドレインがゲートに短絡された、いわゆるダイオード接続がなされた構成であり、さらに、それぞれのゲートがオペアンプOPの非反転入力端子(+)、および反転入力端子(−)に接続されている。また、トランジスタMN3,MN4のソースは接地されている。
オペアンプOPの出力端子は、負帰還回路51の出力電圧Voutであり、ダミートランジスタMN2のゲートに負帰還を掛けると共に、増幅ブロック41の出力となる。
すなわち、このような構成により、トランジスタMN3のゲートソース間電圧Vgsが所定の電圧(以下、電圧V1とする)で固定されることになるので、トランジスタMN1のソースが電圧V1で固定される。このため、トランジスタMN1のソース電流I1は、フローティングディフュージョンFDの信号電荷による入力電圧Vinの2次特性で変化する電流となる。
この状態で入力電圧Vinが上昇すると、電流I1は、ダミートランジスタMN2のソース電流I2に対して増加し、トランジスタMN3のゲートソース間電圧Vgsが上昇するので、電圧V1は、Vgs=√(2Id/β)+Vthの式により、電流I1の変化に応じて増加する。一時的に、トランジスタMN4のゲートソース間電圧Vgsである電圧V2より上昇する。
これにより、オペアンプOPの出力電圧Voutが上昇することにより、ダミートランジスタMN2のゲートソース間電圧Vgsが上昇し、ダミートランジスタMN2のソース電流I2も増加する。
逆に、入力電圧Vinが降下すると、電流I1は、ダミートランジスタMN2のソース電流I2に対して減少し、トランジスタMN3のゲートソース間電圧Vgsが降下するので、電圧V1は一時的に、トランジスタMN4のゲートソース間電圧Vgsである電圧V2より降下する。
これにより、オペアンプOPの出力電圧Voutが降下することにより、ダミートランジスタMN2のゲートソース間電圧Vgsが降下し、ダミートランジスタMN2のソース電流I2も減少する。
そして、いずれにおいても、電圧V1=電圧V2、かつ、電流I1=電流I2の状態になるまで変動し、等しくなると静定する。
すなわち、オペアンプOPの出力によりダミートランジスタMN2のゲートに負帰還が掛かることにより、オペアンプOPの非反転入力端子および反転入力端子は、いわゆる仮想短絡(イマジナリショート)となることにより、電圧V1=電圧V2、かつ、電流I1=電流I2の状態に引き込まれる。
このため、安定点では、電流I1=電流I2となるので、増幅トランジスタMN1とダミートランジスタMN2の各端子(ソース、ゲート、およびドレイン)の電圧も等しくなる。この時、電流I1の持っている非線形性の電流は、それと等しい電流I2がダミートランジスタMN2に流れることで、電圧へ逆変換されることで、非線形性が打ち消されるように動作する。
結果として、増幅トランジスタMN1のゲート電圧であるフローティングディフュージョンFDの信号電荷による入力電圧Vinと、負帰還回路51の出力である、オペアンプOPの出力電圧Voutとを同一の電圧として出力することが可能となる。
すなわち、電流I1の非線形性に対して、ダミートランジスタMN2のソース電流I2が等しくなるようにダミートランジスタMN2のゲート電圧に負帰還が掛けられることにより、非線形性の補正がなされると共に、インピーダンス変換回路やオフセットキャンセル回路などを用いずに簡素な回路構成により電流電圧変換も併せて実現させることが可能となる。
また、従来においては、インピーダンス変換回路により、IV増幅変換回路の入力部に電流I1以上のアイドル電流を流す必要があったため、ショットノイズが印加されることがあった。しかしながら、本技術においては、負帰還回路51に流れるのは電流I1のみであり余分なノイズ成分が加算されることがないので、ノイズを低減させることも可能となる。
さらに、増幅トランジスタMN1には閾値電圧Vthにばらつきが生じるが、ダミートランジスタMN2も同一の特性であるため、負帰還が掛けられることにより、そのばらつきが相殺されてキャンセルされることになる。結果として、本技術の増幅ブロック41により、閾値電圧Vthのばらつきによる影響も低減させることが可能となる。
<2.第2の実施の形態>
<負帰還回路の第2の構成例>
以上においては、トランジスタMN3,MN4、およびオペアンプOPからなる負帰還回路51について説明してきたが、電圧V1,V2が固定可能な回路であれば他の回路であってもよい。すなわち、例えば、図8で示されるように、トランジスタMN3,MN4に代えて、同一の抵抗からなる抵抗R1,R2を設けるようにしてもよい。
すなわち、図8の負帰還回路51についても、オペアンプOPは、反転入力端子および非反転入力端子が仮想短絡により電圧V1,V2が一致するように負帰還を掛けることにより、図7の負帰還回路51と同様に機能し、同様の効果を奏する。
<3.第3の実施の形態>
<負帰還回路の第3の構成例>
以上においては、トランジスタMN1,MN2のソース電圧をオペアンプOPの非反転入力端子および反転入力端子に接続する例について説明してきたが、トランジスタMN1のソースと、ダイオード接続したダミートランジスタMN2のゲートドレインとを直列に接続し、トランジスタMN1のソースをオペアンプOPの反転入力端子に接続し、非反転入力端子を電源Vrefに接続して、オペアンプOPの反転入力端子の入力をトランジスタMN2のゲートに負帰還を掛ける構成とするようにしてもよい。
図9は、トランジスタMN1のソースと、ダイオード接続したダミートランジスタMN2のゲートドレインとを直列に接続し、トランジスタMN1のソースをオペアンプの反転入力端子に接続し、非反転入力端子を電源Vrefに接続して、オペアンプOPの反転入力端子の入力をダミートランジスタMN2のゲートに負帰還を掛ける構成とした負帰還回路51の構成例を示している。
図9で示される負帰還回路51においては、トランジスタMN1,MN2のそれぞれのソース電流I1,I2が一致するように負帰還が掛けられる。また、トランジスタMN1,MN2の中間電位となる電圧V11は、仮想短絡により、電源Vrefの電圧Vrefとされる。このため、オペアンプOPの反転入力端子の入力が、負帰還としてトランジスタMN4のゲートに印可される電圧は電圧Vrefとなり、トランジスタMN1,MN2のそれぞれのゲートソース間電圧Vgsが一致するように制御される。さらに、トランジスタMN2のソース電流I2は、トランジスタMN1のソース電流I1と一致するので、トランジスタMN2のソース電圧となるオペアンプOPの出力電圧Voutの変化量deltaVoutは、フローティングディフュージョンFDの信号電荷に対応する入力電圧Vinの変化量deltaVinと一致する。結果として、図7の負帰還回路51と同様に機能し、同様の効果を奏する。
また、この場合、電圧V11は、バイアス電圧となるので、電圧Vrefを設定することにより、バイアス電圧を任意に設定することが可能となる。
<4.第4の実施の形態>
<負帰還回路の第4の構成例>
以上においては、トランジスタMN1,MN2のソース電圧をオペアンプOPの非反転入力端子および反転入力端子に接続し、オペアンプOPの出力電圧Voutを用いて負帰還を掛ける例について説明してきたが、オペアンプOPを用いず、電流により負帰還を掛けるようにしてもよい。
図10は、オペアンプOPを用いず、電流により負帰還を掛けるようにした負帰還回路51の構成例を示している。
図10の負帰還回路51は、PチャンネルMOS型トランジスタからなるトランジスタMP1乃至MP3、同一特性のNチャンネルMOS型トランジスタからなるトランジスタMN11乃至MN13、および抵抗R11より構成されている。尚、トランジスタMP1乃至MP3のうち、トランジスタMP1,MP2は、同一特性であることが必須となるが、トランジスタMP3については、必ずしもトランジスタMP1,MP2と同一特性でなくてもよい。
トランジスタMP1,MP2のソースは、電源VDDに接続されており、ドレインとゲートが相互に接続され、さらに、増幅トランジスタMN1のドレインに接続されている。また、トランジスタMP2のソースは、電源VDDに接続されており、トランジスタMN12のドレインに接続されている。
トランジスタMN11は、ゲートとドレインとが接続されたダイオード接続とされ、さらに、トランジスタMN1のソースに接続されており、トランジスタMN11のソースは接地されている。
トランジスタMN12,MN13は、ドレインがそれぞれ接地され、ゲートが相互に接続され、さらに、トランジスタMN2のドレインに接続されている。また、トランジスタMN12のソースは、トランジスタMP2のドレインに接続されている。
トランジスタMP3のドレインは接地されており、ゲートは、トランジスタMP2,MN15の中点aに接続されており、ソースが抵抗R11の一方の端部、およびトランジスタMN2のゲートに接続されている。抵抗R11の他方の端部は、電源VDDに接続されている。
このような構成により、トランジスタMN11,MN13が電流源として機能することにより、トランジスタMN1,MN2のソース電流I1,I2が設定される。また、トランジスタMP1,MP2は、カレントミラー回路を構成するので、トランジスタMN1のソース電流I1は、トランジスタMP2のドレインにおける電流と同様に電流I1となる。
また、同様にトランジスタMN12,MN13もカレントミラー回路を構成するので、トランジスタMN12のドレイン電流I2は、トランジスタMN13のドレインにおける電流と同様に電流I2となる。
ところで、電流I2は、図中の一点鎖線の矢印Xで示されるように、トランジスタMN2のゲートに流れ込む、トランジスタMP3のソース電流により制御される。ここで、トランジスタMP3は、そのゲートに流れ込む、中点aより電流I1と電流I2との差分からなる差電流deltaI(deltaは、図中では記号で表記されている)により制御される。
しかしながら、この場合、負帰還回路51の出力である差電流deltaIの出力電圧Voutは、トランジスタMN2のゲートへと負帰還を掛けることとなり、電流deltaI=0となる状態で静定することとなるため、電流I1=電流I2となる。
すなわち、トランジスタMN1,MN2は、同特性のトランジスタであることから、電流I1と電流I2とが一致し、また、それぞれのソース電圧V21,V22も一致する。これにより、トランジスタMN11乃至MN13のゲートソース間電圧Vgsが一致し、トランジスタMN1,MN2のゲートソース間電圧Vgsも一致する。結果として、トランジスタMN1のゲート電圧である入力電圧VinとトランジスタMN2のゲート電圧である出力電圧Voutが一致することになる。
以上のような構成により、I1の非線形性(2次曲線性)をキャンセルしつつ、オペアンプを用いることなく、差電流deltaIにより負帰還を掛けることが可能となり、さらに、トランジスタMN1のソース電流I1を出力電圧VoutにIV増幅変換(電流電圧増幅変換)することが可能となる。
尚、図10の例においては、カレントミラー回路を2段にして用いる例について説明してきたが、それ以外の段数でもよく、例えば、1段のみでもよいし、3段以上であってもよい。
以上の如く、本技術によれば、増幅トランジスタMN1の出力である電流I1の非線形性に対して、同特性のダミートランジスタMN2のソース電流I2が等しくなるようにダミートランジスタMN2のゲート電圧に負帰還が掛けられることにより、インピーダンス変換回路やオフセットキャンセル回路などを用いずに簡素な回路構成により非線形性の補正を掛け、さらに、電流電圧変換も併せて実現させることが可能となる。
また、従来においては、インピーダンス変換回路により、IV増幅変換回路の入力部に電流I1以上のアイドル電流を流す必要があったため、ショットノイズが印加されることがあったが、本技術においては、負帰還回路に流れるのは電流I1のみであり余分なノイズ成分を含む電流が加算されることがないので、ノイズを低減させることも可能となる。
さらに、増幅トランジスタMN1には閾値電圧Vthにばらつきが生じるが、ダミートランジスタMN2も同一の特性であるため、負帰還が掛けられることにより、そのばらつきが相殺されてキャンセルされることになる。結果として、本技術の増幅ブロック41により、閾値電圧Vthのばらつきによる影響も低減させることが可能となる。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
尚、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1) 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
固体撮像素子。
(2) 前記負帰還回路は、前記増幅トランジスタのソース電流を前記ゲート電圧に変換し、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けると共に、画素信号として出力する
(1)に記載の固体撮像素子。
(3) 前記負帰還回路は、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流の電流源となる2の電流源回路と
前記2の電流源回路の電流が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるオペアンプとを含む
(2)に記載の固体撮像素子。
(4) 前記2の電流源回路は、
それぞれダイオード接続されたトランジスタより構成され、それぞれが前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースと、それぞれのゲートおよびドレインとが接続されており、
前記オペアンプは、
前記2の電流源回路を構成する前記ダイオード接続されているトランジスタのそれぞれのゲートソース間電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛ける
(3)に記載の固体撮像素子。
(5) 前記2の電流源回路は、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースに対して、それぞれ直列接続された抵抗により構成され、
前記オペアンプは、
前記直列接続した抵抗のそれぞれの両端電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛ける
(3)に記載の固体撮像素子。
(6) 前記電流源回路は、
非反転入力端子に電源が接続された前記オペアンプの反転入力端子により構成され、
前記オペアンプは、
ダイオード接続された前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが直列に接続され、さらに、前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが、前記オペアンプの反転入力端子と接続されたとき、前記ダミートランジスタおよび前記増幅トランジスタのゲートソース間電圧が一致するように、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することで負帰還を掛けて、前記出力電圧を画素信号として出力する
(1)に記載の固体撮像素子。
(7) 前記負帰還回路は、
前記増幅トランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第1の電流源回路と、
前記ダミートランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第2の電流源回路と、
前記第1の電流源回路および前記第2の電流源回路の両者の差電流がゲートに入力され、そのソースがダミートランジスタのゲートに接続された負帰還トランジスタとを含み、
前記差電流により負帰還を掛ける
(1)に記載の固体撮像素子。
(8) 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
撮像装置。
(9) 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
電子機器。
10 CMOSイメージセンサ, 11 半導体基板(センサチップ), 12 画素アレイ部, 13 垂直駆動部, 14 カラム処理部, 15 水平駆動部, 16 変換部, 17 システム制御部, 30 色フィルタアレイ, 41 増幅ブロック, 51 負帰還回路, FD フローティングディフュージョン, OP オペアンプ MN1乃至MN4,MN11乃至MN13 NチャンネルMOSトランジスタ, MP1乃至MP3 PチャンネルMOSトランジスタ

Claims (9)

  1. 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
    固体撮像素子。
  2. 前記負帰還回路は、前記増幅トランジスタのソース電流を前記ゲート電圧に変換し、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けると共に、画素信号として出力する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記負帰還回路は、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流の電流源となる2の電流源回路と
    前記2の電流源回路の電流が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛けるオペアンプとを含む
    請求項2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記2の電流源回路は、
    それぞれダイオード接続されたトランジスタより構成され、それぞれが前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースと、それぞれのゲートおよびドレインとが接続されており、
    前記オペアンプは、
    前記2の電流源回路を構成する前記ダイオード接続されているトランジスタのそれぞれのゲートソース間電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛ける
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記2の電流源回路は、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのソースに対して、それぞれ直列接続された抵抗により構成され、
    前記オペアンプは、
    前記直列接続した抵抗のそれぞれの両端電圧が一致するように前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することにより負帰還を掛ける
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 前記電流源回路は、
    非反転入力端子に電源が接続された前記オペアンプの反転入力端子により構成され、
    前記オペアンプは、
    ダイオード接続された前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが直列に接続され、さらに、前記ダミートランジスタのゲートおよびドレインと、前記増幅トランジスタのソースとが、前記オペアンプの反転入力端子と接続されたとき、前記ダミートランジスタおよび前記増幅トランジスタのゲートソース間電圧が一致するように、前記ダミートランジスタのゲート電圧を出力することで負帰還を掛けて、前記出力電圧を画素信号として出力する
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  7. 前記負帰還回路は、
    前記増幅トランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第1の電流源回路と、
    前記ダミートランジスタのソース電流と一致する電流を発生する第2の電流源回路と、
    前記第1の電流源回路および前記第2の電流源回路の両者の差電流がゲートに入力され、そのソースがダミートランジスタのゲートに接続された負帰還トランジスタとを含み、
    前記差電流により負帰還を掛ける
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  8. 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
    撮像装置。
  9. 受光した光に応じて、光電変換により信号電荷を生成するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードにより生成された信号電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された信号電荷に応じて、電源電圧を増幅して出力する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタと同一特性のダミートランジスタと、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流が、等しくなるように前記ダミートランジスタに負帰還を掛ける負帰還回路とを含み、
    前記増幅トランジスタおよび前記ダミートランジスタのそれぞれのソース電流は、前記負帰還回路により一致するように制御される
    電子機器。
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