JP2015114982A - ゲート管理システム及びゲート管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンにおいて不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限できるゲート管理システム及びゲート管理方法を提供すること。【解決手段】ゲート管理システム(10)は、セキュリティキー及びステータスフラグを保持する会員管理用データベース(102)と、店舗に紐付けられた会員のための、会員IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗別顧客管理用データベース(104)と、共連れを行った会員のセキュリティキーを取得するテールゲート検出装置(40)と、セキュリティキーに対応するステータスフラグ変更部(123)と、店舗別顧客管理用データベース(104)を参照し、会員IDが自らの店舗を示している場合にのみ、ステータスフラグ変更部(123)によるステータスフラグの無効化を認める権限管理部(124)と、を具備する。【選択図】図5

Description

本発明は、ゲート管理システム及びゲート管理方法に関する。
フィットネスクラブの中には、ジムマシンの利用提供に特化し、店舗を24時間営業し、会員にいつでも利用できるようにすることが行われている。深夜等の比較的利用者の少ない時間帯には、スタッフを置かない場合も増えている。
スタッフがいない店舗では、会員のみをジムマシンを設置したサービスエリアへの入室を認め、万が一の事故発生時には警備員等が緊急で対応するようなセキュリティ体制の強化に努めている。
入室の管理には、一般的なオフィスビルで採用されているICカードを利用したゲート管理システムが導入されている。ICカードに格納されたセキュリティキーをICカードリーダで読み取り、読み取ったセキュリティキーを用いて照合を行い、正しい照合結果が得られた場合にゲートの電子錠を開錠して入室を認めている。
会員にはICカードが配布され、ICカードを所持している会員はサービスエリアへの入室が可能である。しかしながら、会員規約に反する不正行為を行う者が現れることがある。例えば、自己のICカードを利用してゲートを開錠し、会員でない者と一緒にサービスエリアに入室してしまう、いわゆる「共連れ」を行う場合がある。また、会員が会費を滞納したままサービスを利用してしまうこともある。
これらの不正行為を行う会員であっても、ICカードを所持していればサービスエリアに入室し、ジムマシンを利用できてしまうという問題があった。
共連れの検出については、認証済みの会員に続いて認証されていない人が通過した場合に赤外線センサを検知し、LEDの点灯とブザー音で不正入場を知らせることが知られている(非特許文献1参照)。
また、カメラを用いてドア付近の画像を撮影し、撮影画像を解析して、監視範囲内に存在する人の位置及び移動方向を算出し、検出結果を用いて認証対象者数を計測することにより、共連れを検知することが知られている(特許文献1参照)。
一方、不適切な利用者の入場や滞在を防止する方法として、特許文献2には、例えば、利用者の発熱をサーモグラフィで検知し、体温が所定以上であるか否かを判断し、体温が所定値以上である場合には、ゲートユニットは、当該利用者の識別子を、制限利用者データベースに登録し、制限利用者データベースに登録された利用者がゲートを通過しようとしたとき、カードから読み出した識別子が、制限利用者データベースに存在する場合にはゲートの開錠を行わず、利用者の入室を制限することが開示されている。
さらに、特許文献2には、複数のゲートユニットを管理する統合センタ装置が開示されている。すなわち、ゲートユニットは、当該利用者の識別子を統合センタ装置に送信し、統合センタ装置は、識別子を自らの制限利用者データベースに登録すると共に、他のゲートユニットへ送信する。他のゲートユニットは受信した識別子を同様に自らの制限利用者データベースに登録する。これにより、すべてのゲートユニットにおいて、当該利用者によるゲートの追加が制限される。
特開2013−109779号公報 特開2011―204062号公報
「カシオ、新開発のセキュリティゲートをフィットネスクラブに納入」、[online]、2008年10月17日、日経トレンディネット、[平成25年11月18日検索]、インターネット<URL:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20081017/1020049/?rt=nocnt>
上述のように、特許文献2に開示された入退室管理全体システムは、一つの建物において複数のエリア(部屋)への入退室を統合して管理することが開示されている。
これに対して、フィットネスクラブ・チェーンのように、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスを複数の会員に提供する事業においては、一つの店舗で見つかった特定の会員の不正行為に基づいて、すべての店舗でのサービスの利用を制限する必要がある。
しかしながら、特許文献2には、複数の店舗での会員へのサービスの提供を制限するために、不正行為をなした会員の、複数の店舗におけるサービスエリアへの入室を制限するシステムについては何ら開示されていない。
また、共連れや会費未納に正当な理由がある場合には会員資格を失う不正行為に該当しない場合も含まれているので、これらの不正と疑わしい行為のうち不正行為に対して適切にサービスの利用制限を行うことが求められる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができるゲート管理システム及びゲート管理方法を提供することを目的とする。
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記本部用データベースの複製を記憶する複製記憶部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる更新処理部と、を具備し、不正と疑わしい行為をなした前記顧客に対応する前記店舗IDを前記店舗用データベースから取得し、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
このような構成により、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができる。
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、を具備し、不正と疑わしい行為をなした前記顧客に対応する前記店舗IDを前記店舗用データベースから取得し、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
このような構成により、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができる。
本発明のゲート管理システムにおいては、外部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にすることが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記店舗内セキュリティ管理部は、前記顧客による前記不正と疑わしい行為を検出する行為検出部をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、操作者に前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客IDの無効化の実行を許可するか否かを確認するための確認用画面を出力する確認用画面出力部をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記行為検出部が、他の者を伴って前記ゲートを通過して前記サービスエリアへ入る共連れを検出する共連れ検出部であることが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記共連れ検出部が、センサにより前記ゲートを複数の者が所定時間内に通過したことを検知して前記共連れを検出することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記共連れ検出部が、カメラにより前記ゲート付近を撮影した画像データに基づいて前記共連れを検出することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記共連れ検出部が、前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻の前後の前記ゲート付近を撮影した画像データを記録する画像記録部をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記ゲート付近を撮影し、画像データを撮影時刻と共に記録する画像記録部と、前記共連れ検出部が前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻を記録する時刻記録部と、をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記本部顧客情報及び前記店舗別顧客情報の少なくともいずれか一方が、前記複数の顧客の顔画像データ及び副次データを含み、前記画像記録部が記録した前記画像データから顔を認識する顔認識処理部と、前記ゲートを通過した人物の副次データを取得する副次データ取得部と、前記顔認識処理部が識別した前記顔及び前記副次データ取得部が取得した副次データに近似する前記顔画像データ及び前記副次データを含む前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報を抽出する候補抽出部と、前記候補抽出部が抽出した前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報の少なくとも一部を含む候補表示用画面を出力する候補表情画面出力部と、を具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法は、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するゲート管理方法であって、前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースから、不正と疑わしい行為をなした顧客に対応する前記店舗IDを取得する工程と、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースの複製が保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程と、前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる工程と、を具備することを特徴とする。
このような構成により、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができる。
本発明のゲート管理方法においては、前記顧客の前記顧客IDを取得する工程と、取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める工程と、をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法は、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するゲート管理方法であって、前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースから、不正と疑わしい行為をなした顧客に対応する前記店舗IDを取得する工程と、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースが保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程と、を具備することを特徴とする。
このような構成により、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができる。
本発明のゲート管理方法においては、前記顧客の前記顧客IDを取得する工程と、取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める工程と、をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、外部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にする工程をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記顧客による前記不正と疑わしい行為を検出する工程をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、操作者に前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客IDの無効化の実行を許可するか否かの確認を求める工程と、をさらに具備し、前記確認があった場合にのみ前記顧客IDの無効化を実行することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記不正と疑わしい行為が、他の者を伴って前記ゲートを通過して前記サービスエリアへ入る共連れであることが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記共連れを、センサにより前記ゲートを複数の者が所定時間内に通過したことを検知して検出することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記共連れを、カメラにより前記ゲート付近を撮影した画像データに基づいて検出することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻の前後の前記ゲート付近を撮影した画像データを記録する工程をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記ゲート付近を撮影し、画像データを撮影時刻と共に記録する工程と、前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻を記録する工程と、前記検出時刻に対応する前記撮影時刻の前記画像データを再生する工程と、をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理方法においては、前記本部顧客情報及び前記店舗別顧客情報の少なくともいずれか一方が、顧客の顔画像データ及び副次データを含み、記録した前記画像データから顔を認識する工程と、前記ゲートを通過した人物の副次データを取得する工程と、前記顔及び前記副次データに近似する前記顔画像データ及び前記副次データを含む前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報を抽出する工程と、前記抽出した前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報の少なくとも一部を表示する工程と、をさらに具備することが好ましい。
本発明によれば、複数の店舗からなるチェーンにおいて、不正と疑わしい行為をなした顧客へのサービス提供を適切に制限することができるゲート管理システム及びゲート管理方法を提供することができる。
第1の実施の形態に係るゲート管理システムの全体を示す概要図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗内セキュリティシステムを示す概要図である。 第1の発明の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗端末のハードウエア構成を示すブロック図である。 第1の発明の実施の形態に係るゲート管理システムにおける本部用サーバを示すハードウエア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムの機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る会員管理用データベースのデータ構造の一例を示す。 第1の実施の形態に係る店舗別顧客管理用データベースのデータ構造の一例を示す。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員登録処理の各工程を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員登録処理の各工程を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員入室処理の各工程を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すフローチャート図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムの店舗内セキュリティシステムの変形例を示す機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける登録画面の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムの確認用コンテンツ制御部による不正行為確認の各工程を示すフローチャート図である。 第1の実施の形態に係るゲート管理システムの変形例を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係るゲート管理システムを示す機能ブロック図である。 共連れを説明するための説明図である。 第3の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗内セキュリティシステムを示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る会員照会部を示す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る店舗別顧客管理用データベースのデータ構造の一例を示す。 第3の実施の形態に係るゲート管理システムにおいて、共連れ発生時のゲート付近の撮影及び記録について説明するための説明図である。 第4の実施の形態に係るゲート管理システムの本部会員照会装置を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態においては、フィットネスクラブ・フランチャイズチェーンに好適に適用されるゲート管理システムを例に挙げて、本発明を説明する。フランチャイズチェーンは、本部(フランチャイザ)が、店舗のオーナー(フランチャイジ)に対してサービス提供のためのノウハウやブランド等を提供し、店舗のオーナーは、売り上げの一部を本部へ支払うという事業形態で運営される。したがって、フィットネスクラブ・フランチャイズチェーンからサービスの提供を受ける複数の会員(顧客)は、チェーンに加盟する複数の店舗のうちのいずれかの店舗に紐付けされている。そのため、会員は、紐付けられた店舗において会員契約の手続を行ったり、紐付けられた店舗が会員に対して会費徴収を行ったり、している。なお、フランチャイズチェーンでない、直営形式のフィットネスクラブ・チェーンにおいても、会費はすべて本部に収められるとしても、各店舗において会員を募集し、会員契約の手続を行い等、会員がいずれかの店舗に紐付けられているのは同様である。
図1は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムの全体を示す概要図である。図1に示すように、ゲート管理システム10は、複数のフィットネスクラブの店舗A12〜店舗C14からなるフィットネスクラブ・チェーンのためのセキュリティシステムである。ゲート管理システム10においては、インターネット11を介して、本部用サーバ15、及び店舗用サーバ16がそれぞれ接続されている。本部用サーバ15及び店舗用サーバ16は、本部21に設定されているが、特に限定されず、それぞれが別の場所に設置されていても良い。
また、各店舗A12〜C14には、店舗端末A18〜C20が設けられ、インターネット11を介して本部用サーバ15及び店舗用サーバ16に接続できるようになっている。一方、本部21には、本部端末22が設けられ、例えば、LANを介して、本部用サーバ15及び店舗用サーバ16に接続できるようになっている。
フィットネスクラブ・チェーンは、少なくとも一つの本部21により運営され、複数の店舗A12〜店舗C14で構成され、会員に対して、各店舗A12〜店舗C14において、例えば、ジムマシンの利用というサービスを提供する。
図2は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗内セキュリティシステムを示す概要図である。図2に示すように、店舗内セキュリティシステム30は、例えばジムマシン31が設置されたサービスエリア32を具備する。サービスエリア32への入り口には、施錠可能なゲート33が設けられている。
ゲート33は、例えば、自動ドアであり、電子錠34が併設されている。しかしながら、ゲート33には、電子錠34の代わりに自動ドアの開閉動作の起動を行わずに人の通過を認めないタイプのものや、人が自ら開閉するドアに電子錠34を取り付けたタイプのものも包含され、特に限定されない。
ゲート33には、電子錠34の開錠を管理する開錠管理装置35が併設されている。
また、ゲート33には、ICカードリーダ36が併設されている。ICカードリーダ36は、会員37が所持するICカード38からセキュリティキーを読み取る。ICカードリーダ36は、セキュリティキーを開錠管理装置35に送信するように構成されている。
本実施の形態では、ICカード38に格納されたセキュリティキーをICカードリーダ36で読み取っているが、これに限定されるものではない。例えば、会員37が所持したスマートフォンに記憶されたセキュリティキーを2次元バーコード等に変換して画面に表示し、この2次元バーコードをカメラで読み取り、2次元バーコードからセキュリティキーを復号しても良い。
また、スマートフォンからセキュリティキーを赤外線通信やブルートゥース(登録商標)のような短距離無線通信により送信し、ゲート33付近に設けた受信機で受信しても良い。スマートフォン以外に、記憶手段及び通信手段を備えた、腕時計、活動量計等の各種携帯端末装置を用いることも可能である。
また、会員37の顔、指紋、音声、瞳孔等の生体情報を、カメラ、マイク等により生体情報を読み取って、セキュリティキーとして取得し、利用しても良い。
さらに、ゲート33には、一対のテールゲートセンサ39が併設されている。テールゲートセンサ39は、赤外線センサ(図示せず)を具備し、テールゲートセンサ39の間を人が通過し、赤外線が遮断されたことを検知して、検知信号を出力するように構成されている。
テールゲートセンサ39には、テールゲート検出装置40が接続されている。テールゲート検出装置40は、一定時間内に複数の者がテールゲートセンサ39間を通過した場合に、共連れの発生を検出し、LEDの点灯及び/又はブザーによる警告音により、共連れ(テールゲート)の発生を知らせる。
また、ゲート33には、監視カメラ41が併設され、ゲート33の周辺を撮影し、ビデオ装置42に記録可能に構成されている。
本実施の形態に係るテールゲート検出装置40には、特開2013−69155号公報に開示されているような、ICカードリーダ36がICカード38からセキュリティキーを読み取ったならば、監視カメラ41によって撮像された画像データから、会員及び会員と共に入室した者の顔部分を含む顔画像データを切り出し、これをセキュリティキーと関連付けて記録するような構成を採用することもできる。
共連れの検出は、テールゲートセンサ39のようにセンサを用いる他に、カメラを用いても良い。例えば、特許文献1に開示されているように、カメラを用いてドア付近の画像を撮影し、撮影画像を解析して、監視範囲内に存在する人の位置及び移動方向を算出し、検出結果を用いて認証対象者数を計測することにより、共連れを検知するしても良い。
図3は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗端末のハードウエア構成を示すブロック図である。ここでは、店舗端末A18について説明するが、店舗端末B19及び店舗端末C20並びに本部端末22も同様の構成である。図3に示すように、店舗端末A18は、マイクロプロセッサ51、ROM52、RAM53、ハードディスクユニット54、ディスプレイ55、ポインティングデバイス56、キーボード57及びネットワークインターフェイス58等から構成されるコンピュータシステムである。ROM52及び/又はハードディスクユニット54にソフトウエアプログラムが記憶され、マイクロプロセッサ51がコンピュータプログラムに従って動作することにより、店舗端末A18としての機能を達成する。
図4は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける本部用サーバを示すハードウエア構成を示すブロック図である。ここでは、本部用サーバ15について説明するが、店舗用サーバ16も同様の構成である。図4に示すように、本部用サーバ15は、マイクロプロセッサ61、ROM62、RAM63、ハードディスクユニット64、及びネットワークインターフェイス65等から構成されるコンピュータシステムである。ROM62及び/又はハードディスクユニット64にソフトウエアプログラムが記憶され、マイクロプロセッサ61がコンピュータプログラムに従って動作し、ハードディスクユニット64には後述する各種データベースデータが格納され、サーバ及びデータベースとしての機能を達成する。
図5は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムの機能を示すブロック図である。なお、以下の説明では、図1及び図2を用いて説明した構成については同一の符号を付し、説明を省略することがある。
図5に示すように、本部用サーバ15は、会員登録用コンテンツ制御部101と、会員管理用データベース102と、を具備する。
会員登録用コンテンツ制御部101は、本部用サーバ15のハードディスクユニット64に格納された会員登録用コンテンツを店舗端末A18〜店舗端末C20に提供し、各種データを会員管理用データベース102に登録させると共に、会員管理用データベース102から情報を読み出し、店舗端末A18〜店舗端末C20に表示させるように構成されている。
また、会員管理用データベース102は、本部21が運営するチェーンに所属する複数の店舗A12〜C14にジムマシン31の利用等のサービスの提供を受ける会員のための、少なくともセキュリティキー及びステータスフラグを含む本部会員情報を保持する。
図6は、第1の実施の形態に係る会員管理用データベースのデータ構造の一例を示す。会員管理用データベース102は本部会員情報を保持し、本部会員情報は、会員ID、会員氏名、セキュリティキー及びステータスフラグで構成されている。
ステータスフラグは、当該会員のサービスを受ける権限の有効性を示す情報であり、変数(例えば、0と1、NULLとFALSE)であっても良いし、値や文字列(例えば、1111と1001、ONとOFF、ブルーとレッド)であっても良いし、特に限定されるものではない。また、ステータスフラグの状態は2つに限定されず、3又はそれ以上であっても良い。
次に、店舗用サーバ16は、店舗別顧客管理用コンテンツ制御部103と、店舗別顧客管理用データベース104と、を具備する。
まず、店舗別顧客管理用コンテンツ制御部103は、店舗用サーバ16のハードディスクユニットに格納された店舗顧客管理用コンテンツを店舗端末A18〜店舗端末C20に提供し、各種データを店舗別顧客管理用データベース104に登録させると共に、店舗別顧客管理用データベース104から情報を読み出し、店舗端末A18〜店舗端末C20に表示させるように構成されている。
また、店舗別顧客管理用データベース104は、すべての会員のうち、店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも店舗ID及び会員IDを含む店舗別顧客情報を保持する。店舗別顧客管理用データベース104は、店舗ごとにデータベースが用意されていても良いし、少なくとも一つのデータベースの中にすべての店舗のための店舗別顧客情報が保持され、店舗IDを用いて特定の店舗に紐付けられた会員の店舗別顧客情報を抽出し、処理できるように構成されていても良い。
図7は、第1の実施の形態に係る店舗別顧客管理用データベースのデータ構造の一例を示す。店舗別顧客管理用データベース104は、店舗別顧客情報を保持する。店舗別顧客情報は、店舗ID、会員ID、会員氏名、会費及び請求先情報を含んでいる。
次に、店舗端末A18は、ブラウザ110を具備する。ブラウザ110は、会員登録用コンテンツ及び店舗別顧客管理用コンテンツを、インターネット11を介して、本部用サーバ15及び店舗用サーバ16から受信し、画面表示部111によりディスプレイ55に表示させ、且つ、ポインティングデバイス56及びキーボード57からの入力を入力受付部112で受け付けさせ、操作や入力を本部用サーバ15及び店舗用サーバ16に送信する。
さらに、店舗内セキュリティシステム30は、上述のように、電子錠34、開錠管理装置35、ICカードリーダ36、テールゲートセンサ39及びテールゲート検出装置40を具備する。さらに、店舗内セキュリティシステム30は、複製記憶部120、会員管理用データベースサブセット121、更新処理部122、ステータスフラグ変更部123、権限管理部124、及び会員ID受信部125を具備する。
複製記憶部120には、会員管理用データベースサブセット(以下、単にサブセットともいう)121が格納されている。サブセット121は、会員管理用データベース102のサブセットである。ここで、サブセットとは、メイン(プリンシパル)のデータベースの一部分の複製を意味し、例えば、会員管理用データベース102が保持する本部会員情報のうち一部の項目(例えば会員氏名)を含まないものをいうが、少なくともセキュリティキー及びステータスフラグを含んでいる必要がある。サブセット121に代えて、会員管理用データベース102のミラーを用いても良い。ここで、ミラーとは、メイン(プリンシパル)のデータベースの全体の複製を意味する。したがって、本実施の形態において、「複製」とは、データベースの全体の複製であっても一部の複製であっても良い。
更新処理部122は、会員管理用データベース102とサブセット121とを、同期又は非同期で、いずれか一方での更新を他方に反映し、一致させるように構成されている。
ステータスフラグ変更部123は、不正と疑わしい行為をなした会員(以下、対象会員)の会員IDに対応する、サブセット121が保持するステータスフラグを無効にするように構成されている。
ここで、ステータスフラグを無効にするとは、当該会員のサービスを受ける権限を有効から無効に変更することを意味するが、例えば、変数を有効から無効に変更すること(例えば、1から0、NULLからFALSE)であっても良いし、値や文字列を有効から無効に変更すること(例えば、1111から1001、ブルーからレッド)であっても良いし、特に限定されるものではない。
権限管理部124は、店舗別顧客管理用データベース104から対象会員の会員IDに紐付けられた店舗IDを取得し、取得した店舗IDが自らの店舗、すなわち共連れが検出された店舗A12を示すか否か判定し、その結果に応じてステータスフラグの無効化の可否を決定する。権限管理部124は、判定の結果、ステータスフラグの無効化を認めない場合には、店舗IDに対応する他の店舗に対して対象会員の会員IDを通知する。
会員IDの通知は、特に手段は限定されないが、電子メールやHTTP等を利用することができる。例えば、電子メールのヘッダ、ボディ又は添付ファイルに会員IDを含めて、他の店舗の会員ID受信部125(後述)に割り当てられた電子メールアドレス宛てに送信しても良い。また、ある店舗の権限管理部124及び他の店舗の会員ID受信部125との間に恒久的又は一時的なHTTP通信を確立し、権限管理部124より会員IDを含むデータファイルをHTTPプロトコルに従って会員ID受信部125に送信することもできる。
会員ID受信部125は、他の店舗の権限管理部124から会員IDの通知を受信し、ステータスフラグ変更部123に受信した会員IDに対応するステータスフラグの無効化を行わせる。
次に、上述のような構成からなるゲート管理システム10における各種処理について詳細に説明する。以下、店舗A12において店舗端末A18を用いて処理を行う場合について説明するが、特段の説明がない限り、他の店舗B13及び店舗C14でも処理内容は同様である。
<会員登録処理>
フィットネスクラブ・チェーンでは、各店舗で会員を募集し、新規会員があった場合には店舗において会員と会員契約の手続を行う。この際、店舗では、店舗端末を用いて会員登録処理を行う。
図8は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員登録処理の各工程を示すシーケンス図である。まず、店舗端末A18において、ブラウザ110を用いて、本部用サーバ15にログインし、会員登録用コンテンツ201を要求する(S1)。
本部用サーバ15において、会員登録用コンテンツ制御部101は、会員登録用コンテンツ201を店舗端末A18に送信する(S2)。
店舗端末A18においては、会員登録用コンテンツ201をブラウザ110が処理し、画面表示部111に登録画面202を表示させる(S3)。
次に、店舗端末A18においては、入力受付部112を介して会員情報(会員ID、会員氏名及びセキュリティキー)が入力される(S4)。会員IDは自動的に入力されても良い。セキュリティキーは、未使用のICカードから読み取って入力しても良い。会員ID及び/又はセキュリティキーは、本部用サーバ15が自動的に生成し、会員登録用コンテンツと共に店舗端末A18に送信しても良い。
次に、店舗端末A18においては、ブラウザ110が、入力された会員情報を、本部用サーバ15に送信する(S5)。
本部用サーバ15においては、会員登録用コンテンツ制御部101が会員管理用データベース102に受信した会員情報を、本部顧客情報として、登録する(S6)。以上のS1〜S6の処理により、会員管理用データベース102に新規会員の会員情報が登録される。
図9は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員登録処理の各工程を示すシーケンス図である。まず、店舗端末A18において、ブラウザ110を用いて、店舗用サーバ16にログインし、店舗別顧客管理用コンテンツ203を要求する(S7)。
店舗用サーバ16において、店舗別顧客管理用コンテンツ制御部103は、店舗別顧客管理用コンテンツ203を店舗端末A18に送信する(S8)。
店舗端末A18においては、店舗別顧客管理用コンテンツ203をブラウザ110が処理し、画面表示部111に登録画面204を表示させる(S9)。
次に、店舗端末A18においては、入力受付部112を介して店舗別顧客情報(店舗ID、会員ID、会員氏名、会費及び請求先情報)が入力される(S10)。店舗IDは自動的に入力されても良い。会員ID及び会員氏名は、本部用サーバ15及び店舗用サーバ16が連動して、会員管理用データベース102に登録された会員ID及び会員氏名が自動的に入力されるようにしても良い。
次に、店舗端末A18においては、ブラウザ110が、入力された店舗別顧客情報を、店舗用サーバ16に送信する(S11)。
店舗用サーバ16においては、店舗別顧客管理用コンテンツ制御部103が店舗別顧客管理用データベース104に受信した店舗別顧客情報を登録する(S12)。以上のS7〜S12の処理により、店舗別顧客管理用データベース104に新規会員の店舗別顧客情報が登録される。
会員管理用データベース102における本部会員情報の登録は、店舗内セキュリティシステム30の更新処理部122により同期又は非同期でサブセット121に反映される。
<会員入室処理>
店舗では、図2に示すように、会員37は、セキュリティキーを格納したICカード38を所持し、ICカード38をICカードリーダ36にかざす。ICカードリーダ36は、ICカード38からセキュリティキーを読み取る。読み取ったセキュリティキーを用いて、店舗内セキュリティシステム30は、以下のようにして会員37の入室管理を処理する。
図10は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける会員入室処理の各工程を示すシーケンス図である。まず、開錠管理装置35は、ICカードリーダ36よりセキュリティキーを受信する(S21)。
次に、開錠管理装置35は、セキュリティキーの照合を行う(S22)。照合は、まず、サブセット121を参照し、同一のセキュリティキーが存在するか否かを確認する。同一のセキュリティキーが存在する場合には、当該セキュリティキーに対応するステータスフラグが「ON」、すなわち有効を示しているかを確認する。ステータスフラグが「ON」であるならば、照合結果を「Yes(是)」と判定する。一方で、同一のセキュリティキーが存在しない場合や、同一のセキュリティキーが存在していても、ステータスフラグが「OFF」すなわち、無効を示している場合には、照合結果を「No(否)」と判定する。
次に、開錠管理装置35は、照合結果が「Yes」であったならば、電子錠34を開錠し、「No」であったならば、電子錠34を開錠しない(S23)。
以上説明した工程S21〜S23により、セキュリティキーが一致しない会員及びセキュリティキーが一致するが有効でない会員、すなわち過去に不正行為を行い、退会扱いとされた会員がゲート33を通過するのを禁止することができる。
<会費決済処理>
店舗A12〜店舗C14では、各店舗に紐付けられた会員に対して会費の決済を行う。会費の決済は、店舗用サーバ16が具備する店舗別顧客管理用データベース104を用いて決済代行サーバ(図示せず)に決済を依頼することにより行われる。
<共連れ検出時処理>
店舗内セキュリティシステム30では、テールゲートセンサ39及びテールゲート検出装置40を用いて、不正と疑わしい行為の一つである共連れの検出を行うことができる。
図11は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すシーケンス図である。テールゲート検出装置40は、まず、共連れを検出する(S31)。共連れの検出は、図12に示す各工程により行うことができる。
図12は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すフローチャート図である。まず、テールゲートセンサ39に設けられた赤外線センサは、出射した赤外線が人により遮られたことから、人の通過を検知して検知信号を出力する。テールゲート検出装置40は、テールゲートセンサ39からの検知信号の出力を待つ(S101)。出力があったならば、所定時間、例えば1〜3秒以内にテールゲートセンサ39から出力があるか否か判定する(S102)。ゲート33が開き、テールゲートセンサ39から短時間で出力が複数ある場合には共連れが発生したと判断し、共連れを検出する(S103)。なお、共連れの発生を高精度で検出するために、検出の条件を変更したり、さらに他の条件を追加したり、することは何ら制限されず、本発明の範囲内であることは言うまでもない。
図11に戻って、テールゲート検出装置40が共連れを検出した場合、ステータスフラグ変更部123に、共連れの検出を知らせる(S32)。ステータスフラグ変更部123は、開錠管理装置35から共連れを検出したときにICカードリーダ36が読み取った対象会員のセキュリティキーを取得する(S33)。
次に、ステータスフラグ変更部123は、権限管理部124に対し、ステータスフラグの無効化の可否を問い合わせる(S34)。
権限管理部124は、店舗別顧客管理用データベース104にアクセスし、セキュリティキーに対応する店舗IDを取得する(S35)。取得した店舗IDが自らの店舗を示している場合には、権限管理部124は、ステータスフラグ変更部123に対して、ステータスフラグの無効化を許可する(S36)。ステータスフラグ変更部123は、サブセット121が有する、対象会員のステータスフラグを無効に変更する(S37)。
図11を参照しながら、対象会員が店舗A12に紐付けられた会員であった場合について説明した。次に、対象会員が他の店舗、例えば、店舗B13に紐付けられた会員である場合について説明する。
図13は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける共連れ検出時処理の各工程を示すシーケンス図である。S31〜S35までは、図11を参照して説明した場合と同様である。権限管理部124は、店舗別顧客管理用データベース104から取得した店舗IDが、共連れを検出した店舗、すなわち自らの店舗を示しておらず、他の店舗B13を示していた場合、店舗別顧客管理用データベース104から対象会員に対応する会員IDを取得する(S41)。
次に、権限管理部124は、取得した会員IDを店舗B13へ通知する(S42)。店舗B13においては、会員ID受信部125が会員IDの通知を受信すると、ステータスフラグ変更部123に、当該会員IDに対応するステータスフラグの無効化を要求する(S43)。
ステータスフラグ変更部123は、サブセット121が保持する対象会員のステータスフラグを無効に変更する(S44)。
以上説明したように、第1の実施の形態に係るゲート管理システム10によれば、一つの店舗で検出された不正と疑わしい行為、例えば、共連れに基づいて、店舗内セキュリティシステム30に設けられたサブセット121が保持する対象会員のステータスフラグが無効に変更される。サブセット121における変更は、更新処理部122により、本部用サーバ15の会員管理用データベース102に反映される。会員管理用データベース102での変更は、他の店舗B13及び他の店舗C14においても、同様に、サブセット121に反映される。この結果、対象会員は、他の店舗B13及び店舗C14においても、セキュリティキーの照合を行う場合に、ステータスフラグが参照され、ステータスフラグが「OFF(無効)」である場合には、セキュリティキーがサブセット121に存在したとしても、照合結果は、「NO」になり、対象会員の入室は禁止される。このように、一つの店舗A12で行われた不正と疑わしい行為に基づいて、対象会員に対応するステータスフラグが無効に変更され、すべての店舗A12〜C14のサービスエリア32への入室を禁止することができるという効果を奏する。このような効果は、複数の会員を本部21で管理し、本部21が運営するチェーンに所属する複数の店舗A12〜C14でのサービスの提供を行うフィットネスクラブ・チェーンにおいては、サービスの品質及び安全管理の点で極めて重要である。
さらに、第1の実施の形態に係るゲート管理システム10では、権限管理部124が、対象会員が自らの店舗に紐付けられているか否かに基づいて、ステータスフラグ変更部123にステータスフラグの無効化を許可するか否かを判断している。すなわち、すべての会員は、店舗A12〜店舗C14のいずれかにおいて会員契約の手続を行っているため、他の店舗で対象会員のステータスフラグの無効化を行うことは好ましくない。第1の実施の形態に係るゲート管理システム10は、対象会員が他の店舗に紐付けられている場合には、権限管理部124が他の店舗B13へ対象会員の会員IDを通知するので、ステータスフラグの変更を対象会員が会員契約の手続を行った店舗B13で行わせることができるという効果を奏する。このような効果は、特に、複数の会員を本部21で管理し、本部21が運営するチェーンに所属する複数の店舗において会員契約や会費の徴収等を行わせているフィットネスクラブ・フランチャイズチェーンにおいては、運営上極めて重要である。
以上の説明では、共連れを行った対象会員について、直ちに、ステータスフラグの無効化を行っている。しかしながら、共連れには、対象会員が自らの意志で非会員を伴って共連れを行った、悪質な、真の不正行為の他に、不正行為ではない行為も含まれる。すなわち、テールゲートセンサ39及びテールゲート検出装置40により、共連れが検出されても、当該行為は必ずしも不正行為ではなく、単に不正と疑わしい行為であって、対象会員を無効にすることが適当でない場合も含まれている。
具体的には、共連れで対象会員に続いて入室した人物が会員であった場合等が、不正と疑わしい行為ではあるが、真の不正行為に該当しない。
そこで、不正と疑わしい行為である共連れを検出したときは、店舗端末A18の操作者、例えば、店舗の責任者や従業員、本部の担当者等、が、真の不正行為の有無の確認を行った後で、ステータスフラグの無効化を許可するようにすることが好ましい。
図14は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムの店舗内セキュリティシステムの変形例を示す機能を示すブロック図である。図14に示すように、店舗内セキュリティシステム30は、確認用コンテンツ制御部210を具備している。確認用コンテンツ制御部210は、確認用コンテンツを生成し、店舗端末A18へ出力するように構成されている。店舗端末A18においては、確認用コンテンツをブラウザ110が処理し、画面表示部111に登録画面を表示させる。
図15は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムにおける登録画面の一例を示す説明図である。図15に示すように、確認画面211は、対象会員の会員IDを含むステータスフラグの変更を行うかどうかを問い合わせるメッセージ212と、許可を受け付けるためのYesボタン213と、不許可を受け付けるためのNoボタン214と、を具備している。Yesボタン213及びNoボタン214への入力は、入力受付部112で受け付ける。
図16は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムの確認用コンテンツ制御部による不正行為確認の各工程を示すフローチャート図である。図16に示すように、フラグ変更要求があると(S201)、確認用コンテンツ制御部210は、確認用コンテンツを生成し、店舗端末A18へ出力する(S202)。ここで、フラグ変更要求とは、図11を参照して説明した権限管理部124がステータスフラグの無効化を許可したこと(S36)、及び、図13を参照した会員ID受信部125が他の店舗から会員IDの通知を受信し(S42)、ステータスフラグ変更部123にステータスフラグの無効化を要求したこと(S43)のいずれかである。
操作者は、例えば、対象会員に問い合わせたり、監視カメラ41で撮影した画像データをビデオ装置42から再生し、対象会員に続いてゲート33を通過した人物が会員か否かを確認したり、して、不正と疑わしい行為が真の不正行為か否かを判断する。操作者は、真の不正行為があった場合、Yesボタン213をONし、真の不正行為でなかった場合、Noボタン214をONする。
店舗端末A18において確認画面211に対して、Yesボタン213がONされたか否かを判断する(S203)。Yesであれば、ステータスフラグの無効化を許可する(S204)。一方、Noであれば、NoボタンがONされたか否かを判断し(S205)、Yesであれば、処理を終了し、ステータスフラグの無効化は行わない。
以上のような構成により、不正と疑わしい行為に基づいて、権限のある店舗において対象会員が真の不正行為を行ったか否かを確認した上で、ステータスフラグの無効化を行うことができるという効果を奏する。このような効果は、フィットネスクラブ・チェーンにおいては、会員との信頼関係を保ち、且つ、不正行為を抑制する点で、極めて重要である。
上記説明では、確認用コンテンツ制御部210を店舗内セキュリティシステム30内に設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、店舗A12以外の場所、例えば、本部21に設置しても良い。
また、確認用コンテンツ制御部210は、店舗端末A18に確認用コンテンツを出力しているが、他の端末、例えば、モバイル端末や本部端末22に出力しても良い。
図17は、第1の実施の形態に係るゲート管理システムの変形例を示す機能ブロック図である。図17に示すように、ゲート管理システム200においては、会員管理用データベース102及び店舗別顧客管理用データベース104は、本部用サーバ15に両方ともに設けられていても良く、物理的に別のものである必要はなく、機能的に二つのデータベースが存在していれば良い。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係るゲート管理システムについて説明する。図18は、第2の実施の形態に係るゲート管理システムを示す機能ブロック図である。第1の実施の形態と同様の構成については同一の番号を付与し、説明を省略する。
第2の実施の形態に係るゲート管理システム300は、第1の実施の形態と異なり、ステータスフラグ変更部123が、本部用サーバ15に設けられた会員管理用データベース102に直接アクセスし、ステータスフラグを無効にすることができ、複製記憶部120、サブセット121及び更新処理部122を備えていない。
ゲート管理システム300の動作は、会員管理用データベース102とサブセット121との間で更新を反映する必要がない点を除き、第1の実施の形態のゲート管理システム10と実質的に同じである。
ゲート管理システム300が、図14から図16を用いて説明した確認用コンテンツ制御部210を備えていても良い。
第2の実施の形態に係るゲート管理システム300によっても、第1の実施の形態について説明したのと同様の効果を奏することは言うまでもない。
<第3の実施の形態>
次に、不正と疑わしい行為が真の不正行為か否かの判定について、より詳細に説明する。図19は、共連れを説明するための説明図である。図19に示すように、共連れとは、例えば、対象会員401がICカード38を用いてゲート33を開錠し、サービスエリア32に入室した後に、対象会員401に続いてICカード38を用いることなく人物(以下、Unknownという)402が入室することを意味している。サービスエリア32への入出は、上述のように、テールゲートセンサ39で検知することができる。また、対象会員401は、ICカード38から読み取ったセキュリティキーを用いて店舗別顧客管理用データベース104を検索し、会員IDを特定することにより識別できる。
しかし、Unknown402が会員か否かを判定することは、ICカード38を用いていないため、セキュリティキーを用いて店舗別顧客管理用データベース104を検索することはできない。
そこで、監視カメラ41を用いて撮影した画像データをビデオ装置42で再生し、Unknown402の顔を見て判断することが必要になる。しかし、フィットネス・チェーンのすべての会員の顔を調べてUnknown402が会員か否かを確認することは極めて難しい。また、判断のために、ビデオ装置42が記録している画像データからUnknown402が写っているシーンを探し出すことも非常に困難である。
図20は、第3の実施の形態に係るゲート管理システムにおける店舗内セキュリティシステムを示す機能ブロック図である。第1の実施の形態と同様の構成については同一の番号を付与し、説明を省略する。なお、図示していないが、ゲート管理システム200は、第1の実施の形態に係るゲート管理システム10と同様に、複製記憶部120、サブセット121、更新処理部122、ステータスフラグ変更部123、権限管理部124及び会員ID受信部125を備えている。
図20に示すように、第3の実施の形態に係るゲート管理システム300において、店舗内セキュリティシステム30は、監視制御部501及び会員照会部502を備えている。監視制御部501は、テールゲート検出装置40から共連れの発生を検出したことが通知されるように構成されている。また、監視制御部501は時計部(図示せず)及びメモリ(図示せず)を内蔵している。さらに、監視制御部501は、監視カメラ41及びビデオ装置42を制御可能に接続されている。
会員照会部502は、監視制御部501からの制御信号に従って、会員照会を実行するように構成されている。会員照会部502は、ビデオ装置42から画像データを読み出し可能に接続されている。
図21は、第3の実施の形態に係る会員照会部を示す機能ブロック図である。図21に示すように、会員照会部502は、まず、ビデオ装置42から読み出した画像データから撮影された、ゲート33を通過した人物の顔を認識する顔認識処理部503を具備している。顔認識処理部503が画像データから顔を認識する方法は、特に限定されてないが、特開2013−691155号公報に記載されているように、画像データ内に存在する人物の顔部分を含む矩形の顔画像データを切り出すことができる。
また、会員照会部502は、ビデオ装置42から読み出した画像データから撮影された、ゲート33を通過した人物の副次データとして、身長を測定する身長測定処理部504を具備している。身長測定処理部504が画像データから身長を測定する方法は、特に限定されないが、例えば、特開2012−227831号公報に記載されているように、画像データに等高線データを重畳して、等高線データの等高線を使用して人物の身長を測定することができる。
また、会員照会部502は、候補抽出部505を備えている。候補抽出部505は、顔認識処理部503から顔の認識の結果を、身長測定処理部504から身長データを、それぞれ受け取り、これらを用いて、店舗別顧客管理用データベース104から顔及び身長が近似する会員を候補として抽出するように構成されている。顔が近似しているか否かの判定方法は、特に限定されないが、特開2013−691155号公報に記載されているように、顔画像データと他の顔画像データの相互関係を算定し、算定した相互相関関数を類似度とし、この類似度を用いて、顔が近似しているか否かを判定することができる。
上述のような、候補抽出部505による会員の抽出を実現するために、店舗別顧客管理用データベース104は、図22に示すように、顔画像及び身長データを店舗顧客情報として保持している必要がある。これらの情報は、会員の新規登録時に店舗別顧客管理用データベース104に登録することができる。
さらに、会員照会部502は、候補抽出部505が抽出した候補の店舗顧客情報の少なくとも一部を、店舗端末A18に表示させるための候補表示用コンテンツ制御部506を備えている。候補表示用コンテンツ制御部506は、候補抽出部505が抽出した候補の店舗顧客情報の少なくとも一部を含む候補表示用コンテンツを生成し、店舗端末A18に出力する。候補表示用コンテンツは、例えば、会員管理用データベース102から取得した候補の顔画像データを含んでいても良い。
なお、顔画像データ及び身長データは、会員管理用データベース102に本部会員情報として登録しておき、候補抽出部505が会員管理用データベース102から候補を抽出し、候補表示用コンテンツ制御部506が本部会員情報の一部を含む候補表示用コンテンツを生成するようにしても良い。
店舗端末A18においては、候補表示用コンテンツをブラウザ110が処理し、画面表示部111に候補表示画面507を表示させる。候補表示画面507は、候補の顔画像508を含んでいても良い。
操作者は、第1の実施の形態において、図14〜図16を参照して説明した不正と疑わしい行為の判定において、Unknown402が会員か否かを判断して、不正と疑わしい行為が、会員が単にICカード38を用いずに対象会員401の後に続いてゲート33を通過しただけで、真の不正行為ではないことを確認する必要がある。このような場合に、候補表示画面507に表示された候補の顔画像508に基づいて、Unknown402が会員か否かを容易に判断することができる。このため、操作者は、たくさんの会員の中からUnknown402に該当する者がいるかどうかを調べることが容易になる。特に、身長データのような副次データを用いて、Unknown402と顔が近似している会員から身長データも近似している者を抽出して候補としているので、候補数を少数に抑えることにより、よりいっそう判断が容易になるという効果を奏する。このような効果は、複数の会員を本部21で管理し、本部21が運営するチェーンに所属する複数の店舗でのサービスの提供を行うフィットネスクラブ・チェーンにおいては、Unknown402の特定に要する作業効率を高め、且つ、会員とのトラブルを未然に回避する点で極めて重要である。
次に、画像データの記録について説明する。第3の実施の形態において、監視制御部501は、監視カメラ41及びビデオ装置42を制御して、共連れを検出したときに共連れの検出時刻の前後の、一定時間内のゲート33付近を撮影した画像データを記録させることができる。
図23は、第3の実施の形態に係るゲート管理システムにおいて、共連れ発生時のゲート付近の撮影及び記録について説明するための説明図である。図23Aに示すように、まず、対象会員401がICカード38をICカードリーダ36にかざすと、ICカードリーダ36がセキュリティキーを読み取る。このとき、監視制御部501は、監視カメラ41及びビデオ装置42に撮影及び記録の開始を指示する。
次に、図23Bに示すように、テールゲートセンサ39が一人目の人物、すなわち対象会員401を検知する。対象会員401がゲート33を通過すると、二人目の人物、すなわちUnknown402がそれに続く。
次に、図23Cに示すように、テールゲートセンサ39がUnknown402を検知する。これにより、共連れの発生を検出する。このとき、監視制御部501は、時計部から検出時刻を取得し、メモリに記憶する。
次に、図23Dに示すように、Unknown402がゲート33を通過し、サービスエリア32に入ったところで、監視制御部501は、監視カメラ41及びビデオ装置42に撮影及び記録の停止を指示する。
上述のようにして、共連れを検出したときに共連れの検出時刻の前後のゲート33付近を撮影した画像データを記録することができる。
これにより、後で操作者がビデオ装置42から画像データを再生し、共連れの発生を確認し、Unknown402が会員か否かを素早く判定することができる。監視制御部501は、共連れの検出時刻をメモリに記録しているので、これにより、画像データの証拠としての信頼性を向上することができる。
なお、監視カメラ41が常に撮影を行い、数十秒間、画像データをバッファリングしておき、図23Cに示すように共連れを検出した時は、共連れ検出時の前後10秒間の画像データをビデオ装置42に記録するようにしても良い。
以上の説明では、一定時間だけ画像データを記録しているが、もっと長時間、例えば、24時間、監視カメラ41によりゲート33の付近を撮影し、ビデオ装置42に記録し続けても良い。この場合、監視制御部501により、共連れの検出時刻をメモリに記憶(タイムスタンプ)しておき、ビデオ装置42が画像データと共に記録している撮影時刻を参照して、共連れが起こったときのシーンを長時間の画像データの中から容易に探し出すことができる。
なお、上述の説明では、画像データとして主に動画を用いた場合について説明したが、静止画であっても良いことは言うまでもない。この場合、「共連れの検出時刻の前後のゲート付近を撮影した画像データ」には、少なくとも図23Cに示す共連れ発生時の静止画が含まれていれば足り、図23A、図23B又は図23Dで説明した時点の静止画が含まれていることが望ましい。
画像データの撮影は、監視カメラ41で動画のみ、又は、静止画のみを撮影しても良いし、動画を撮影しながら静止画を撮影しても良いし、監視カメラ41とは別に、他のカメラを設置し、一方で動画を撮影しながら、他方で静止画を撮影しても良い。ビデオカメラには、動画を撮影しながら顔を認識したときに静止画を自動的に記録できるものがある。これを利用することにより、Unknown402の特定を容易にすることができる。
また、第3の実施の形態においては、副次データとして身長を用いた場合を例に挙げて説明したが、他の副次データを使用することができる。副次データには、例えば、性別、体重、体温及び音声のような会員の身体的特徴を表すもののほか、メガネ、服装、持ち物等のような会員の所有物に関するもの等を利用することができる。体重、体温及び音声等を用いる場合には、監視カメラ41の他に、体重センサ、温度センサ及びマイクをゲート33の付近に設置して用いることができる。
<第4の実施の形態>
上記第1及び第3の実施の形態では、店舗A12〜店舗C14において店舗端末A18〜店舗端末C20を用いて操作者がステータスフラグの無効化を許可するか否かの確認を行う場合について説明したが、本部端末22を用いて本部21の担当者が確認を行っても良い。
図24は、第4の実施の形態に係るゲート管理システムの本部会員照会装置を示す機能ブロック図である。第3の実施の形態と同様の構成については同一の番号を付与し、説明を省略する。
第4の実施の形態に係るゲート管理システムにおける本部会員照会装置601は、画像データ受信部602、顔認識処理部503、身長測定処理部504、候補抽出部505及び候補表示用コンテンツ制御部506を具備している。
画像データ受信部602は、店舗A12〜店舗C14の店舗内セキュリティシステム30のビデオ装置42から画像データを受信し、顔認識処理部503及び身長測定処理部504へ出力するように構成されている。
候補表示用コンテンツ制御部506は、候補表示用コンテンツを生成し、本部端末22に出力する。本部端末22においては、候補表示用コンテンツをブラウザ110が処理し、画面表示部111に候補表示画面507を表示させる。
第4の実施の形態によれば、上述のような構成により、本部21において、遠隔地にある店舗A12〜店舗C14で発生した、不正と疑わしい行為について、Unknown402が会員か否かを確認することができる。また、候補表示画面507に表示された候補の顔画像508に基づいて、Unknown402が会員か否かを容易に判断することができる。このため、操作者は、たくさんの会員の中からUnknown402に該当する者がいるかどうかを調べることが容易になる。特に、身長データのような副次データを用いて、Unknown402と顔が近似している会員から身長データも近似している者を抽出して候補としているので、候補数を少数に抑えることにより、よりいっそう判断が容易になるという効果を奏する。このような効果は、複数の会員を本部21で管理し、本部21が運営するチェーンに所属する複数の店舗でのサービスの提供を行うフィットネスクラブ・チェーンにおいては、各店舗A12〜店舗C14でのUnknown402の特定に要する作業を省き、且つ、会員とのトラブルを未然に回避する点で極めて重要である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状等については、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。
本実施の形態では、会員ID及びセキュリティキーを別々に利用しているが、会員IDがセキュリティキーを兼ねていても良いし、セキュリティキーを会員IDに利用しても良いし、両者を一緒に用いても良い。すなわち、本発明において、「顧客ID」とは、会員に対してユニークに割り当てられた識別情報であればよく、上記実施の形態における会員ID及びセキュリティキーの両方を包含し、また、それ以外の識別情報であって良い。
また、本実施の形態では、不正と疑わしい行為として共連れを例に挙げて説明したが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、会費未納及びジムマシンの不適切な使用も不正と疑わしい行為に含まれる。これらの不正と疑わしい行為を検出するための行為検出部としては、決済代行サーバからの通知を受信する未納通知受信部や、ジムマシンに取り付けられたセンサ等が挙げられる。
また、本実施の形態では、ステータスフラグを無効化することで、対応するセキュリティキーを無効化する場合について例示している。しかし、セキュリティキーを無効にするには、対象会員に対応する、セキュリティキーを含む本部会員情報を削除したり、他のデータベースに移動したり、することで実現することも可能である。
また、本実施の形態では、店舗内セキュリティシステム30に、権限管理部124を設け、対象会員に対応する店舗IDが、自らの店舗、すなわち、不正と疑わしい行為を検出した店舗を示す場合に、ステータスフラグを無効にさせ、店舗IDが他の店舗を示す場合には、当該店舗IDが示す他の店舗に対して会員IDを通知するように構成している。しかし、本発明においては、権限管理部を、本部用サーバ15またはそれ以外の場所に設けて、各店舗A12〜店舗C14からの問い合わせに応じて処理を行っても良い。
また、第1の実施の態様においては、店舗IDを確認せずにサブセット121が保持するステータスフラグを変更し、更新処理部122が、会員管理用データベース102にサブセット121での変更を反映させるときに、店舗IDが自らの店舗を示すか否かを判定し、自らの店舗を示す場合にのみ変更を反映させることにより、権限管理部124と同様の機能を実現することができる。
また、店舗端末A18〜店舗端末C20、及び、本部端末22が、スマートフォンのような移動体通信機能を持った携帯型端末であっても良い。つまり、店舗A12〜店舗C14及び本部21に設置されている必要は必ずしもない。
本発明に係るゲート管理システム及びゲート管理方法は、例えば、フランチャイズチェーン展開されるフィットネスクラブ等でのセキュリティ管理に好適に利用される。
10、200、300 ゲート管理システム
15 本部用サーバ
16 店舗用サーバ
30 店舗内セキュリティシステム
32 サービスエリア
33 ゲート
34 電子錠
35 開錠管理装置
36 ICカードリーダ
37 会員(対象会員)
38 ICカード
39 テールゲートセンサ
40 テールゲート検出装置
101 会員登録用コンテンツ制御部
102 会員管理用データベース
103 店舗別顧客管理用コンテンツ制御部
104 店舗別顧客管理用データベース
120 複製記憶部
121 会員管理用データベースサブセット(サブセット)
122 更新処理部
123 ステータスフラグ変更部
124 権限管理部
125 会員ID受信部
210 確認用コンテンツ制御部
401 対象会員
402 Unknown
501 監視制御部
502 会員照会部
503 顔認識処理部
504 身長測定処理部
505 候補抽出部
506 候補表示用コンテンツ制御部
601 本部会員照会装置
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記本部用データベースの複製を記憶する複製記憶部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる更新処理部と、を具備し、前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客の前記顧客IDを前記顧客ID取得部から取得し、前記店舗用データベースにアクセスし、取得した前記顧客IDに対応する店舗IDを取得し、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが前記自らの店舗を示しておらず、前記他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、を具備し、前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客の前記顧客IDを前記顧客ID取得部から取得し、前記店舗用データベースにアクセスし、取得した前記顧客IDに対応する店舗IDを取得し、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが前記自らの店舗を示しておらず、前記他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
本発明のゲート管理システムにおいては、他の店舗又は前記本部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にすることが好ましい。
本発明のゲート管理方法は、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するようにコンピュータによって実施されるゲート管理方法であって、不正と疑わしい行為をなした顧客の前記顧客IDを前記ゲートに併設された顧客ID取得部で取得する工程と、前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースにアクセスし前記不正と疑わしい行為をなした顧客の前記顧客IDに対応する前記店舗IDを取得する工程と、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースの複製が保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、前記店舗IDが自らの店舗を示しておらず、他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程とを具備することを特徴とする。
本発明のゲート管理方法は、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するようにコンピュータによって実施されるゲート管理方法であって、不正と疑わしい行為をなした顧客の前記顧客IDを前記ゲートに併設された顧客ID取得部で取得する工程と、前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースにアクセスし前記不正と疑わしい行為をなした顧客の前記顧客IDに対応する前記店舗IDを取得する工程と、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースが保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、前記店舗IDが自らの店舗を示しておらず、他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程と、を具備することを特徴とする。
本発明のゲート管理方法においては、他の店舗又は本部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にする工程をさらに具備することが好ましい。
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記本部用データベースの複製を記憶する複製記憶部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる更新処理部と、を具備し、不正と疑わしい行為をなした前記顧客の前記顧客IDを前記顧客ID取得部から取得し、前記店舗用データベースにアクセスし、取得した前記顧客IDに対応する店舗IDを取得し、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが前記自らの店舗を示しておらず、前記他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
本発明のゲート管理システムは、本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、を具備し、不正と疑わしい行為をなした前記顧客の前記顧客IDを前記顧客ID取得部から取得し、前記店舗用データベースにアクセスし、取得した前記顧客IDに対応する店舗IDを取得し、取得した前記店舗IDが自らの店舗を示している場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが前記自らの店舗を示しておらず、前記他の店舗を示していた場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知することを特徴とする。
本発明のゲート管理システムにおいては、前記本部顧客情報及び前記店舗別顧客情報の少なくともいずれか一方が、前記複数の顧客の顔画像データ及び副次データを含み、前記画像記録部が記録した前記画像データから顔を認識する顔認識処理部と、前記ゲートを通過した人物の副次データを取得する副次データ取得部と、前記顔認識処理部が識別した前記顔及び前記副次データ取得部が取得した副次データに近似する前記顔画像データ及び前記副次データを含む前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報を抽出する候補抽出部と、前記候補抽出部が抽出した前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報の少なくとも一部を含む候補表示用画面を出力する候補表画面出力部と、を具備することが好ましい。

Claims (24)

  1. 本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、
    前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、
    前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記本部用データベースの複製を記憶する複製記憶部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、
    前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる更新処理部と、
    を具備し、
    不正と疑わしい行為をなした前記顧客に対応する前記店舗IDを前記店舗用データベースから取得し、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す他の店舗に対して前記顧客IDを通知する
    ことを特徴とするゲート管理システム。
  2. 本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において特定のサービスの提供を受ける顧客のための、少なくとも顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースと、
    前記顧客のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースと、
    前記複数の店舗において、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートと、前記ゲートに併設された、前記顧客の前記顧客IDを取得する顧客ID取得部と、前記顧客ID取得部が取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める、前記ゲートの開錠を管理する開錠管理部と、を有する店舗内セキュリティ管理部と、
    を具備し、
    不正と疑わしい行為をなした前記顧客に対応する前記店舗IDを前記店舗用データベースから取得し、取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客IDを無効にさせ、一方、前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す他の店舗に対して前記顧客IDを通知する
    ことを特徴とするゲート管理システム。
  3. 外部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のゲート管理システム。
  4. 前記店舗内セキュリティ管理部は、前記顧客による前記不正と疑わしい行為を検出する行為検出部をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のゲート管理システム。
  5. 操作者に前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客IDの無効化の実行を許可するか否かを確認するための確認用画面を出力する確認用画面出力部をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のゲート管理システム。
  6. 前記行為検出部が、他の者を伴って前記ゲートを通過して前記サービスエリアへ入る共連れを検出する共連れ検出部であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のゲート管理システム。
  7. 前記共連れ検出部が、センサにより前記ゲートを複数の者が所定時間内に通過したことを検知して前記共連れを検出することを特徴とする請求項6記載のゲート管理システム。
  8. 前記共連れ検出部が、カメラにより前記ゲート付近を撮影した画像データに基づいて前記共連れを検出することを特徴とする請求項6記載のゲート管理システム。
  9. 前記共連れ検出部が、前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻の前後の前記ゲート付近を撮影した画像データを記録する画像記録部をさらに具備することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載のゲート管理システム。
  10. 前記ゲート付近を撮影し、画像データを撮影時刻と共に記録する画像記録部と、前記共連れ検出部が前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻を記録する時刻記録部と、をさらに具備することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載のゲート管理システム。
  11. 前記本部顧客情報及び前記店舗別顧客情報の少なくともいずれか一方が、前記複数の顧客の顔画像データ及び副次データを含み、
    前記画像記録部が記録した前記画像データから顔を認識する顔認識処理部と、前記ゲートを通過した人物の副次データを取得する副次データ取得部と、前記顔認識処理部が識別した前記顔及び前記副次データ取得部が取得した副次データに近似する前記顔画像データ及び前記副次データを含む前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報を抽出する候補抽出部と、前記候補抽出部が抽出した前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報の少なくとも一部を含む候補表示用画面を出力する候補表情画面出力部と、を具備することを特徴とする請求項9又は請求項10記載のゲート管理システム。
  12. 本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するゲート管理方法であって、
    前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースから、不正と疑わしい行為をなした顧客に対応する前記店舗IDを取得する工程と、
    取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースの複製が保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、
    前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程と、
    前記本部用データベース及び前記複製のいずれか一方での変更を他方に反映させる工程と、
    を具備することを特徴とするゲート管理方法。
  13. 前記顧客の前記顧客IDを取得する工程と、
    取得した前記顧客ID及び前記複製が保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記複製内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める工程と、をさらに具備することを特徴とする請求項12記載のゲート管理方法。
  14. 本部が運営するチェーンに所属する複数の店舗において、特定のサービスの提供を受ける顧客の顧客IDを用いて、サービスエリアへの入り口に設けられた施錠可能なゲートの開錠を管理するゲート管理方法であって、
    前記顧客のうち、前記店舗に紐付けられた特定の者のための、少なくとも前記顧客ID及び店舗IDを含む店舗別顧客情報を保持する店舗用データベースから、不正と疑わしい行為をなした顧客に対応する前記店舗IDを取得する工程と、
    取得した前記店舗IDが前記不正と疑わしい行為がなされた店舗を示す場合には、前記顧客のための、少なくとも前記顧客IDを含む本部顧客情報を保持する本部用データベースが保持する前記顧客IDを無効にさせる工程と、
    前記店舗IDが他の店舗を示す場合には、前記店舗IDが示す前記他の店舗に対して前記顧客IDを通知する工程と、
    を具備することを特徴とするゲート管理方法。
  15. 前記顧客の前記顧客IDを取得する工程と、
    取得した前記顧客ID及び前記本部用データベースが保持する前記顧客IDを照合し、前記顧客IDが前記本部用データベース内に有効に存在する場合には、前記ゲートの開錠を認める工程と、をさらに具備することを特徴とする請求項14記載のゲート管理方法。
  16. 外部から前記顧客IDの通知を受け取り、前記顧客IDを無効にする工程をさらに具備することを特徴とする請求項12から請求項15のいずれかに記載のゲート管理方法。
  17. 前記顧客による前記不正と疑わしい行為を検出する工程をさらに具備することを特徴とする請求項12から請求項16のいずれかに記載のゲート管理方法。
  18. 操作者に前記不正と疑わしい行為をなした前記顧客IDの無効化の実行を許可するか否かの確認を求める工程と、をさらに具備し、前記確認があった場合にのみ前記顧客IDの無効化を実行することを特徴とする請求項12から請求項17のいずれかに記載のゲート管理方法。
  19. 前記不正と疑わしい行為が、他の者を伴って前記ゲートを通過して前記サービスエリアへ入る共連れであることを特徴とする請求項12から請求項18のいずれかに記載のゲート管理方法。
  20. 前記共連れを、センサにより前記ゲートを複数の者が所定時間内に通過したことを検知して検出することを特徴とする請求項19記載のゲート管理方法。
  21. 前記共連れを、カメラにより前記ゲート付近を撮影した画像データに基づいて検出することを特徴とする請求項19記載のゲート管理方法。
  22. 前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻の前後の前記ゲート付近を撮影した画像データを記録する工程をさらに具備することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれかに記載のゲート管理方法。
  23. 前記ゲート付近を撮影し、画像データを撮影時刻と共に記録する工程と、前記共連れを検出したときに前記共連れの検出時刻を記録する工程と、前記検出時刻に対応する前記撮影時刻の前記画像データを再生する工程と、をさらに具備することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれかに記載のゲート管理方法。
  24. 前記本部顧客情報及び前記店舗別顧客情報の少なくともいずれか一方が、顧客の顔画像データ及び副次データを含み、
    記録した前記画像データから顔を認識する工程と、前記ゲートを通過した人物の副次データを取得する工程と、前記顔及び前記副次データに近似する前記顔画像データ及び前記副次データを含む前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報を抽出する工程と、前記抽出した前記本部顧客情報又は前記店舗別顧客情報の少なくとも一部を表示する工程と、をさらに具備することを特徴とする請求項22又は請求項23記載のゲート管理方法。
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