JP2015114929A - 画像形成装置、操作画面表示方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、操作画面表示方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも確実に、ログに基づいて再現される画面を見ながら操作の仕方をユーザが確認できるようにする。
【解決手段】画像形成装置1に、通常モードにおいてタッチパネル10k3に対して行われた操作を示す操作ログデータ5Fを記憶する操作ログデータ記憶部122と、再現モードにおいてディスプレイに画面を表示させる表示制御処理を操作ログデータ5Fに基づいて決定するタッチ応答処理決定部103、ジェスチャ応答処理決定部105と、決定した表示制御処理が所定の処理である場合は、この表示制御処理を通常モードのときよりも遅く終わるように実行し、そうでない場合は、通常モードと同じタイミングで終わるように実行する、画面等制御部108と、を設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、タッチパネルに対する操作に応じてディスプレイに画像を表示する技術に関する。
近年、コピー、スキャン、ファックス、PCプリント、およびボックス(ドキュメントサーバ)など様々な機能が備わった画像形成装置が普及している。このような画像形成装置は、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」と呼ばれることもある。
また、ADF(Auto Document Feeder)、印刷エンジン、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、および大容量記憶装置などのハードウェアの性能が向上したり、ソフトウェアの開発の環境が整備されたりするのに伴い、上述の機能とともに用いられる付随的な様々な機能が開発されている。
このように、画像形成装置は、多機能化されている。多機能化が進めば、ユーザは、様々な処理を画像形成装置に実行させることができるようになる。
しかし、実行させることができる処理のバリエーションが増えれば増えるほど、画像形成装置の操作が複雑になりやすい。管理者が行うべき設定の操作も同様に、複雑になりやすい。
そこで、手本となる操作のログを予め記録しておき、操作の仕方を知りたいユーザのために、このログに基づいて操作を再現する方法が、提案されている(特許文献1、2)。ユーザは、操作が再現されるときにディスプレイに表示される画面の遷移を見ることによって、操作の仕方を確認することができる。
特開2000−235549号公報 特開平7−160149号公報
しかし、多機能化に伴い、ディスプレイに様々な画面が表示されるようになった。したがって、ユーザは、従来の再現方法によって表示される画面を見ても操作の仕方を確認できないことがある。
本発明は、このような問題点に鑑み、ユーザが従来よりも確実に、ログに基づいて再現される画面を見ながら操作の仕方を確認できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置であって、前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶する記憶手段と、前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する処理決定手段と、前記通常モードにおいては、決定した前記表示制御処理を第一のタイミングで終わるように実行し、前記再現モードにおいては、当該表示制御処理が所定の処理である場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングよりも遅い第二のタイミングで終わるように実行し、そうでない場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングで終わるように実行する、表示制御手段と、を有する。
好ましくは、前記所定の処理は、前記操作画面のうちの前記ディスプレイに表示中であるカレント画面の一部分を前記タッチパネルに対する所定の操作に従って遷移させる一部分遷移処理である。
または、前記一部分遷移処理は、前記カレント画面よりも小さい小画面を前記カレント画面の上に重ねて表示させる処理であり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記小画面を表示させる。または、前記所定の操作は、フリックであり、前記一部分遷移処理は、前記一部分をスクロールさせる処理であり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記一部分を前記通常モードのときよりも遅いスピードでスクロールさせる。または、前記所定の操作は、ドラッグであり、前記一部分遷移処理は、前記カレント画面の中のオブジェクトを移動させる処理であり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記オブジェクトを前記通常モードのときよりも遅いスピードで移動させる。または、前記一部分遷移処理は、前記カレント画面の中のオブジェクトの形態を変更させる処理であり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記形態を変更させる。または、前記所定の操作は、所定の時間内に連続する第一のタップおよび第二のタップからなるダブルタップであり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいて、前記第二のタップが前記第一のタップの後、前記所定の時間よりも長い時間後に行われた場合のタイミングで、一部分遷移処理を実行する。
または、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいて、前記タッチパネルがタッチされた第一の位置に対応する、前記カレント画面の第二の位置に、マークを表示させるマーク表示処理を、前記表示制御処理とともに実行する。
または、前記所定の処理は、前記ディスプレイに表示中であるカレント画面に代えて他の画面を表示させる画面切換処理であり、前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記他の画面を表示させる。
本発明の他の一形態に係る画像形成装置は、ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置であって、前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶する記憶手段と、前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する処理決定手段と、決定した前記表示制御処理がアニメーションの効果を選択的に適用できるが当該効果がオフであるときに、前記通常モードの場合は、当該効果を適用せずに当該表示制御処理を実行し、前記再現モードの場合は、当該効果を適用して当該表示制御処理を実行する、表示制御手段と、を有する。
本発明によると、ユーザは、ログに基づいて再現される画面を見ながら操作の仕方を従来よりも確実に確認することができる。
ネットワークシステムの例を示す図である。 画像形成装置の外観および内部の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 操作パネルユニットの構成の例を示す図である。 位置対応データの例を示す図である。 コピージョブ画面の例を示す図である。 バッジ列とコピージョブ画面との関係を説明するための図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 基本的なタッチ操作の例を示す図である。 ファックス送信ジョブ画面の例を示す図である。 操作ログデータの例を示す図である。 ボックス画面の例を示す図である。 コピージョブ画面の例を示す図である。 ダイアログボックスの例を示す図である。 ファックス送信ジョブ画面の例を示す図である。 コピー設定ダイアログボックスの例を示す図である。 バッジ列およびその近傍の画像の例を示す図である。 ドラッグ時の画面の遷移の例を示す図である。 ダイアログボックスの遷移の例を示す図である。 アニメーション効果を用いた画面の遷移の例を示す図である。 フリックの場合のタッチ位置のマークの例を示す図である。 ダブルタップの場合のタッチ位置のマークの例を示す図である。 ハードキーパネルの一部分の画像の例を示す図である。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 記録処理の流れの例を説明するフローチャートである。 再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。 再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。 操作の記録時における画面の遷移およびユーザの操作の例を示す図である。 操作の記録時における画面の遷移およびユーザの操作の例を示す図である。 操作の記録時における画面の遷移およびユーザの操作の例を示す図である。 操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。 操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。 操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。 操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。 操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。
図1は、ネットワークシステム100の例を示す図である。図2は、画像形成装置1の外観および内部の例を示す図である。図3は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、操作パネルユニット10kの構成の例を示す図である。図5は、位置対応データ5Uの例を示す図である。図6は、コピージョブ画面3Cの例を示す図である。図7は、バッジ列4Lとコピージョブ画面3Cとの関係を説明するための図である。図8は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、ネットワークシステム100は、複数台の画像形成装置1、端末装置2、および通信回線NWなどによって構成される。各画像形成装置1と端末装置2とは、通信回線NWを介して通信を行うことができる。通信回線NWとして、公衆回線、専用線、インターネット、またはいわゆるLAN(Local Area Network)回線などが用いられる。以下、各画像形成装置1を「画像形成装置1A」、「画像形成装置1B」、…と区別して記載することがある。
画像形成装置1は、一般にMFP(Multi Function Peripherals)または複合機と呼ばれる画像処理装置であって、コピー、PCプリント(ネットワークプリンティング)、ファックス、スキャン、およびボックスなどの機能を集約した装置である。
ボックス機能は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる記憶領域を与えておき、各ユーザが自分の記憶領域によって画像ファイルなどのドキュメントデータを保存し管理するための機能である。ボックスは、パーソナルコンピュータにおける「フォルダ」または「ディレクトリ」に相当する。
図2または図3に示すように、画像形成装置1は、メインCPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、スキャンユニット10e、NIC(Network Interface Card)10f、モデム10g、接続インタフェースボード10h、プリントユニット10i、後処理装置10j、および操作パネルユニット10kなどによって構成される。
スキャンユニット10eは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などの画像を読み取って画像データを生成する。具体的には、スキャンユニット10eは、イメージセンサ10e1、ADF(Auto Document Feeder)10e2、読取用スリット10e3、およびプラテンガラス10e4などによって構成される。
ADF10e2は、セットされた用紙を1枚ずつ読取用スリット10e3へ搬送する。すると、イメージセンサ10e1は、用紙が読取用スリット10e3を通過する際に、用紙から画像を読み取り、画像の電子データを生成する。また、ユーザがプラテンガラス10e4に原稿をセットした場合は、イメージセンサ10e1は、プラテンガラス10e4を走査することによって、用紙から画像を読み取り、画像の電子データを生成する。
NIC10fは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによって端末装置2などの装置と通信を行う。
モデム10gは、固定電話網を介してG3などのプロトコルによってファックス端末と通信を行う。
接続インタフェースボード10hは、周辺機器を画像形成装置1に接続するための装置である。接続インタフェースボード10hとして、例えば、USB(Universal Serial Bus)ボードまたはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394ボードなどが用いられる。
プリントユニット10iは、スキャンユニット10eによって読み取られた画像、または、NIC10f、モデム10g、もしくは接続インタフェースボード10hを介して入力された画像を、用紙に印刷する。具体的には、プリントユニット10iは、エンジン部10i1、給紙トレイ10i2、大容量給紙タンク10i3、および用紙搬送機構10i4などによって構成される。
給紙トレイ10i2は、1つまたは複数、プリントユニット10iに設けられている。それぞれに、所定のサイズの用紙(白紙)が格納される。大容量給紙タンク10i3にも、所定のサイズの用紙(白紙)が格納されるが、給紙トレイ10i2よりも容量が大きい。よって、通常、最もよく使用されるサイズの用紙が格納される。
用紙搬送機構10i4は、給紙トレイ10i2または大容量給紙タンク10i3から用紙を1枚ずつエンジン部10i1へ搬送する。エンジン部10i1は、用紙に画像を印刷する。そして、用紙搬送機構10i4は、画像が印刷された用紙を排紙トレイまたはビンへ搬出する。なお、後処理(ステープルで綴じる処理またはパンチ穴を開ける処理など)が必要な場合は、画像が印刷された用紙を後処理装置10jへ搬送する。
後処理装置10jは、画像が印刷された1枚または複数の用紙に対して、適宜、上述の後処理を施す。
操作パネルユニット10kは、ユーザインタフェースのユニットであって、図4に示すように、ハードキーパネル10k1、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)10k2、およびタッチパネル10k3などによって構成される。
ハードキーパネル10k1は、テンキー1kt、スタートキー1ks、ストップキー1kp、リセットキー1kr、電源キー1ke、およびファンクションキー1kf1〜1kf7などのキーによって構成される入力装置である。これらのキーは、液晶ディスプレイ10k2に表示されるキー(いわゆるソフトウェアキー)と区別するために、一般に、「ハードキー」または「ハードウェアキー」と呼ばれることがある。また、ファンクションキー1kf1〜1kf7のうち、ファンクションキー1kf2には、後述する操作の記録の開始および終了のコマンドが割り当てられている。ファンクションキー1kf4には、後述するホーム画面3Tの表示のコマンドが割り当てられている。そこで、以下、ファンクションキー1kf2を「開始終了コマンドキー1kf2」と記載し、ファンクションキー1kf4を「ホームキー1kf4」と記載する。
液晶ディスプレイ10k2には、ユーザへのメッセージを示す画面、処理の結果を示す画面、またはユーザが画像形成装置1に対して指示もしくは条件を入力するための画面などが表示される。
タッチパネル10k3は、液晶ディスプレイ10k2の表示面の全体を覆うように固定的に設けられており、タッチされた(押された)位置を検知し、メインCPU10aにその位置を通知する。タッチパネル10k3として、例えば、静電容量方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、または電磁誘導方式のタッチパネルなどが用いられる。
図5のような、タッチパネル10k3の各位置が液晶ディスプレイ10k2のどの位置の上にあるのかを示すデータ(例えば、テーブル)が、予め用意されている。つまり、タッチパネル10k3の各位置と液晶ディスプレイ10k2の各位置との対応関係を示すデータが、予め用意されている。以下、このデータを「位置対応データ5U」と記載する。また、タッチパネル10k3における位置を「タッチパネル平面位置P」と記載し、液晶ディスプレイ10k2における位置を「ディスプレイ平面位置Q」と記載する。
メインCPU10aは、タッチパネル10k3がタッチされた際に、タッチされたタッチパネル平面位置Pに対応するディスプレイ平面位置Qを位置対応データ5Uに基づいて求め、このディスプレイ平面位置Qがタッチされたものとして、処理を行うことができる。さらに、液晶ディスプレイ10k2に現在表示されている画面(以下、「カレント画面」と記載する。)の中の、このディスプレイ平面位置Qの画素がタッチされたものとして、処理を行うことができる。
このような仕組みにより、ユーザは、カレント画面を、タッチパネル10k3を介してタッチして操作することができる。
画面には、様々な種類のオブジェクトが配置されている。例えば、図6のコピージョブ画面3Cには、クローズボタン4A、右スクロールボタン4B1、左スクロールボタン4B2、複数のオプション機能バッジ4C、複数のマーカ4D、およびスライドゲージ4Eなどのオブジェクトが配置されている。
クローズボタン4Aは、コピージョブ画面3Cを閉じて1つ前の画面を再び表示させるためのボタンである。
オプション機能バッジ4Cは、オプション機能を表わすアイコンであり、画像形成装置1に備わっているオプション機能ごとに1つずつ用意されている。オプション機能バッジ4Cは、横一列に並んでおり、バッジ列4Lを形成している。しかし、すべてのオプション機能バッジ4Cを、同時に配置することができない。つまり、コピージョブ画面3Cには、図7に示すように、一部のオプション機能バッジ4Cのみが現われ、残りのオプション機能バッジ4Cが現われない。
ユーザは、バッジ列4Lをスクロールさせることによって、残りのオプション機能バッジ4Cを順次表示させることができる。以下、各オプション機能バッジ4Cを左から順に「オプション機能バッジ4Ca」、「オプション機能バッジ4Cb」、…、「オプション機能バッジ4Cz」と区別して記載することがある。
右スクロールボタン4B1は、バッジ列4Lを右から左へスクロールさせるためのボタンである。左スクロールボタン4B2は、バッジ列4Lを左から右へスクロールさせるためのボタンである。
マーカ4Dも、オプション機能バッジ4Cと同様、横一列に並んでいる。マーカ4の個数は機能バッジ4Cの個数と同じである。そして、左のマーカ4から順に機能バッジ4Ca、機能バッジ4Cb、…、機能バッジ4Czに対応している。ただし、すべてのマーカ4Dが、同時にコピージョブ画面3Cに現われている。
以下、オプション機能バッジ4Ca、オプション機能バッジ4Cb、…、オプション機能バッジ4Czに対応するマーカ4Dをそれぞれ「マーカ4Da」、「マーカ4Db」、…、「マーカ4Dz」と区別して記載することがある。
スライドゲージ4Eは、スライドバー4E1およびウィンドウ4E2によって構成される。スライドバー4E1は、ドラッグまたはフリックに応じて左または右に移動する。
ウィンドウ4E2は、スライドバー4E1の真上に設けられている。さらに、コピージョブ画面3Cに現在配置されているオプション機能バッジ4Cに対応する個数のマーカ4Dを囲っている。
ウィンドウ4E2は、スライドバー4E1に固定されている。したがって、ウィンドウ4E2は、スライドバー4E1が移動すると、一緒に移動する。ユーザは、ウィンドウ4E2に囲われるマーカ4Dを、スライドバー4E1を操作することによって変えることができる。ウィンドウ4E2に囲われているマーカ4Dが変わると、それに伴い、バッジ列4Lがスクロールし、コピージョブ画面3Cに配置されるオプション機能バッジ4Cが変わる。
また、ユーザは、バッジ列4Lを直接ドラッグまたはフリックすることによって、スクロールさせることもできる。
右スクロールボタン4B1または左スクロールボタン4B2によってバッジ列4Lがスクロールした場合は、コピージョブ画面3Cにおけるオプション機能バッジ4Cの新たな配置に応じて、スライドゲージ4Eが移動する。
ところで、液晶ディスプレイ10k2は、全体が1つの領域である画面を表示することもあれば、複数の領域に分割されている画面を表示することもある。以下、画面を構成する領域を「要素領域」と記載する。さらに、要素領域は、シンプル操作領域およびジェスチャ領域のいずれかに分類されている。
「シンプル操作領域」は、ユーザのアクション(操作)として、タップのみを受け付ける領域である。一方、「ジェスチャ領域」は、ユーザのアクションとして、タップ、フリック、ドラッグ、およびダブルタップなど様々なジェスチャを受け付ける領域である。
各画面の各画素がどの要素領域に属するのかは、および、各要素領域がシンプル操作領域およびジェスチャ領域のいずれに属するのかは、予め決められており、各画面の表示用のデータ(以下、「画面データ5W」と記載する。)に定義されている。
図6のコピージョブ画面3Cは、第一の要素領域3C1、第二の要素領域3C2、および第三の要素領域3C3に分割されているが、第一の要素領域3C1はシンプル操作領域に設定され、第二の要素領域3C2および第三の要素領域3C3はジェスチャ領域に設定されている。
図2および図3に戻って、ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、上述のコピーおよびPCプリントなどの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、図8に示すタッチイベント受付部101、操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、ジェスチャ応答処理決定部105、ハードキー操作受付部106、ハードキー応答処理決定部107、画面等制御部108、操作ログデータ生成部121、操作ログデータ記憶部122、操作ログ読出部131、初期画面表示制御部132、および条件変更部133などの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、メインCPU10aによって実行される。
図8に示すタッチイベント受付部101ないし条件変更部133は、ユーザが操作パネルユニット10kに対して行った操作に基づいて、画面を表示したりジョブを実行したりするように各ハードウェアを制御する。さらに、操作のログを記録しておき、後に、このログに基づいて操作を再現することができる。
以下、タッチイベント受付部101ないし画面等制御部108の処理を、操作に基づく基本的な処理、操作を記録する処理、および記録に基づいて操作を再現する処理に大別して説明する。また、ユーザのリアルタイムの操作に応じて処理を行うモードを「通常モード」と記載し、記録に基づいて操作を再現し処理を行うモードを「再現モード」と記載する。
〔操作に基づく基本的な処理〕
図9は、基本的なタッチ操作の例を示す図である。図10は、ファックス送信ジョブ画面3Fの例を示す図である。
図8のタッチイベント受付部101ないし画面等制御部108は、通常モードにおいて、ハードキーパネル10k1またはタッチパネル10k3に対してユーザがリアルタイムに行う操作に応じて、次のように処理を行う。
タッチパネル10k3は、タッチされたことを検知すると、タッチが終了するまで(つまり、指またはペンなどがタッチパネル10k3から離れるまで)、所定の時間Taごとに、タッチされているタッチパネル平面位置P(以下、「タッチ位置PT」と記載する。)を示すタッチ位置信号5Aを出力する。
タッチイベント受付部101は、タッチ位置信号5Aを受け付けるごとに、このタッチ位置信号5Aに示されるタッチ位置PTに対応するディスプレイ平面位置Q(以下、「タッチ位置QT」と記載する。)を、位置対応データ5U(図5参照)に基づいて算出する。
さらに、タッチイベント受付部101は、タッチ位置信号5Aを受け付けるごとに、および、タッチ位置信号5Aが途切れた場合に、タッチパネル10k3に対して行われたイベント(以下、「タッチイベント」と記載する。)を次のように検知する。
タッチイベント受付部101は、タッチ位置信号5Aを今から所定の時間Ta前に受け付けていなかったが、新たにタッチ位置信号5Aを受け付けた場合は、タッチイベントとして、図9(A)のような「プレス」を検知する。
プレスの後、所定の時間Taごとにタッチ位置信号5Aを受け付けると、タッチイベント受付部101は、タッチイベントとして、図9(B)のような「キープ」を検知する。なお、一般的に、キープを、タッチの位置が変わる「ムーヴ」、および、位置が変わらない「ステイ」の2つに区別することができる。「ムーヴ」および「ステイ」を区別して検知してもよいが、本実施形態では、両者を区別せず一律に「キープ」を検知する。
所定の時間Taよりも長い時間、タッチ位置信号5Aを受け付けなくなった場合、つまり、タッチ位置信号5Aが途切れた場合は、タッチイベント受付部101は、タッチイベントとして、図9(C)のような「リリース」を検知する。
操作領域判別部102は、プレスのタッチ位置信号5A(つまり、1番目のタッチ位置信号5A)がタッチイベント受付部101によって受け付けられた場合に、このタッチ位置信号5Aに基づいて算出されたタッチ位置QTが属する領域の種類を、カレント画面の画面データ5Wに基づいて判別する。具体的には、カレント画面におけるタッチ位置QTの画素が属する要素領域を判別する。そして、この要素領域に設定されている領域の種類(シンプル操作領域またはジェスチャ領域)を判別する。
操作領域判別部102による判別の結果に応じて、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびジェスチャ応答処理決定部105は、次の処理を行う。
タッチ位置QTの画素の属する要素領域がシンプル操作領域であると判別された場合は、タッチ応答処理決定部103が、ユーザが行ったタッチイベントに対する応答として実行すべき処理を決定する。以下、この処理を「タッチ応答処理」と記載する。決定の方法は従来と同様であるが、ここで、決定の方法の一例を説明する。
上述の通り、タッチイベントとして、タッチイベント受付部101は、プレス、キープ、およびリリースのいずれかを検知する。タッチ応答処理決定部103は、タッチ位置QTの画素および検知されたタッチイベントに応じて処理を決定する。
例えば、タッチ位置QTの画素を含むオブジェクトが図6のコピージョブ画面3Cのクローズボタン4Aであり、かつ、タッチイベントがプレスである場合は、クローズボタン4Aの形態を変える(例えば、色をグレーに変更し、または窪んだ形状に変える)処理をタッチ応答処理に決定する。その後、クローズボタン4Aの中の任意の位置においてリリースがなされた場合は、クローズボタン4Aに予め対応付けられている処理、つまり、コピージョブ画面3Cを閉じて1つ前の画面を表示する処理をタッチ応答処理に決定する。
または、タッチ位置QTの画素を含むオブジェクトが右スクロールボタン4B1であり、かつ、タッチイベントがプレスまたはキープである場合は、バッジ列4Lを右から左へスクロールする処理をタッチ応答処理に決定する。
一方、タッチ位置QTの画素の属する要素領域がジェスチャ領域であると判別された場合は、ジェスチャ判別部104およびジェスチャ応答処理決定部105によって次の処理が行われる。
ジェスチャ判別部104は、タッチイベント受付部101によって連続的に検知されたタッチイベントと各タッチイベントのタッチ位置QTとに基づいて、これらの一連のタッチイベントが表わすジェスチャを判別する。判別の方法は従来と同様であるが、ここで、判別の方法の一例を説明する。
例えば、同じタッチ位置QTにおいてプレス、キープ、およびリリースの組合せの操作が所定の時間Tb(例えば、0.5秒)以内に2回検知された場合は、ジェスチャ判別部104は、ジェスチャがダブルタップであると判別する。同じタッチ位置QTにおいてプレス、キープ、およびリリースの組合せの操作が1回検知されたが、所定の時間Tb以内に同じタッチ位置QTにおいてタッチイベントが検知されなかった場合は、ジェスチャ判別部104は、ジェスチャがタップであると判別する。
なお、操作が速い場合は、キープが検知されないことがある。そこで、プレス、キープ、およびリリースの組合せの操作の代わりにプレスおよびリリースの組合せの操作が検知された場合も、同様に判別する。キープの連続する回数が所定の回数を超える場合は、タップではなくロングタップであると判別してもよい。また、2つのタッチ位置QT同士の距離が所定の範囲内であれば、両タッチ位置QTを同じものとみなしてもよい。
または、プレスが検知された後、一定の方向にタッチ位置QTが所定の速さSa以上の速さで移動しながらキープが検知され、リリースが検知された場合は、ジェスチャ判別部104は、ジェスチャをフリックであると判別する。この際に、条件値5Cとして、タッチ位置QTの移動の速さおよび方向も、算出する。
または、プレスが検知された後、タッチ位置QTが所定の速さSa未満の速さで変化しながらキープが検知された場合は、ジェスチャ判別部104は、ジェスチャをドラッグであると判別する。この際に、条件値5Cとして、タッチ位置QTの軌跡(時刻ごとの座標)も取得しておく。また、リリースの前にドラッグに関係のない操作が行われた場合は、ドラッグがキャンセルされたものとして取り扱ってもよい。例えば、リリースの前にタッチ位置QTの軌跡から外れた位置でタッチがなされた場合に、ドラッグがキャンセルされたものとして取り扱ってもよい。
ジェスチャ応答処理決定部105は、ユーザが行ったジェスチャに対する応答として実行すべき処理を決定する。以下、この処理を「ジェスチャ応答処理」と記載する。決定の方法は従来と同様であるが、ここで、決定の方法の一例を説明する。
例えば、図6のコピージョブ画面3Cの任意のオプション機能バッジ4Cに対してフリックが行われた場合は、ジェスチャ応答処理決定部105は、条件値5C(タッチ位置QTの移動の速さおよび方向)に応じてバッジ列4Lをスクロールする処理をタッチ応答処理に決定する。
または、オプション機能バッジ4Csに対してダブルタップが行われた場合は、ジェスチャ応答処理決定部105は、オプション機能バッジ4Csの形態をオンを表わす形態に変更するとともにウォータマークの適用の有無の設定値をオンに更新する処理をタッチ応答処理に決定する。
ハードキーパネル10k1は、キー(ハードキー)が押されるごとに、そのキーを示す押下キー信号5DをメインCPU10aへ出力する。すると、ハードキー操作受付部106およびハードキー応答処理決定部107によって次の処理が行われる。
ハードキー操作受付部106は、押下キー信号5Dを受け付ける。ハードキー応答処理決定部107は、カレント画面および押下キー信号5Dに基づいて、ユーザがハードキーパネル10k1に対して行った操作に対する応答として実行すべき処理を決定する。以下、この処理を「ハードキー応答処理」と記載する。決定の方法は従来と同様であるが、ここで、決定の方法の一例を説明する。
例えば、任意の画面が表示されているときにファンクションキー1kf1(図4参照)が押された場合は、図10(A)のようなファックス送信ジョブ画面3Fを表示する処理をハードキー応答処理に決定する。
または、ファックス送信ジョブ画面3Fがカレント画面であるときにテンキー1ktによってファックス番号が入力された場合は、そのファックス番号を送信先として受け付けるとともに図10(B)のようにファックス送信ジョブ画面3Fに反映させる処理をハードキー応答処理に決定する。
画面等制御部108は、タッチ応答処理決定部103がタッチ応答処理を決定し、ジェスチャ応答処理決定部105がジェスチャ応答処理を決定し、またはハードキー応答処理決定部107がハードキー応答処理を決定するごとに、決定されたタッチ応答処理、ジェスチャ応答処理、またはハードキー応答処理が実行されるように、各ハードウェアを制御する。以下、タッチ応答処理、ジェスチャ応答処理、およびハードキー応答処理を「応答処理」と総称する。
応答処理は、従来通り、API(Application Program Interface)を介して行うことができる。ただし、後述する再現モードにおいて、画面の表示に関する条件が条件変更部133によって変更される場合がある。この場合は、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて各ハードウェアを制御する。
そのほか、画面等制御部108は、オペレーティングシステムからの通知に応じて、メッセージウィンドウが表示されるように液晶ディスプレイ10k2を制御する。
〔操作を記録する処理〕
図11は、操作ログデータ5Fの例を示す図である。
ユーザが記録の開始のコマンド(以下、「開始コマンド」と記載する。)を入力すると、図8の操作ログデータ生成部121および操作ログデータ記憶部122は、操作パネルユニット10kに対する操作のログを記録する処理を次のように行う。
ユーザは、後に再現させたい一連の操作のうち最初の操作を行う際の画面を液晶ディスプレイ10k2に表示させておく。そして、開始コマンドを入力し、一連の操作を開始する。
タッチイベント受付部101ないし画面等制御部108は、通常モードの場合と同様、上述の方法によって、一連の操作に応じて処理を行う。特に、タッチイベント受付部101は、タッチパネル10k3からタッチ位置信号5Aを受け付けるごとにタッチ位置QTを算出する。さらに、タッチ位置信号5Aを受け付けるごとに、および、タッチ位置信号5Aが途切れた場合に、タッチイベントを判別する。また、ハードキー操作受付部106は、ハードキーパネル10k1から押下キー信号5Dを受け付ける。
操作ログデータ生成部121は、図11のような操作ログデータ5Fを生成し、操作ログデータ記憶部122に記憶させる。
操作ログデータ5Fには、開始コマンドが入力されてから記録の終了のコマンド(以下、「終了コマンド」と記載する。)が入力されるまでの間に、タッチイベント受付部101によって検知されたタッチイベントおよびタッチ位置QTと、ハードキー操作受付部106によって受け付けられた押下キー信号5Dとが、示される。さらに、各タッチイベントおよび押下キー信号5Dが検知されまたは受け付けられるまでの、直前の(1つ前の)タッチイベントまたは押下キー信号5Dが検知されまたは受け付けられてからの経過時間Trが示される。ただし、1番目のタッチイベントまたは押下キー信号5Dの経過時間Trとして、開始コマンドが入力されてから経過した時間が示される。
そして、終了コマンドが入力されると、操作ログデータ生成部121は、操作ログデータ5Fを生成する処理を終了する。操作ログデータ5Fには、開始コマンドが入力された際に液晶ディスプレイ10k2に表示されていた画面の識別子(以下、「開始時画面識別子」と記載する。)が付される。
〔操作を再現する処理〕
ユーザが操作の再現のコマンド(以下、「再現コマンド」と記載する。)を入力すると、図8の操作ログ読出部131および条件変更部133は、ユーザが過去に行った一連の操作を再現する処理を操作領域判別部102ないし画面等制御部108と連携して次のように実行する。
操作ログ読出部131は、再現コマンドが入力されると、画像形成装置1を通常モードから再現モードに切り替え、操作ログデータ記憶部122から操作ログデータ5Fを読み出す。
そして、操作ログ読出部131は、操作ログデータ5Fに付されている開始時画面識別子を初期画面表示制御部132に与える。
すると、初期画面表示制御部132は、この開始時画面識別子の画面が表示されるように液晶ディスプレイ10k2を制御する。
また、操作ログ読出部131は、操作ログデータ5Fのレコードを上から順に、操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。
具体的には、タッチイベントが示されるレコードは、タッチイベント受付部101による処理の結果と同様に取り扱われる。すなわち、レコードにタッチイベントとしてプレスが示される場合は、このレコードが操作領域判別部102に与えられる。すると、操作領域判別部102によって、このレコードに示されるタッチ位置QTが属する領域の種類(シンプル操作領域またはジェスチャ領域)が判別される。判別の方法は、通常モードの場合と同様であり、前に説明した通りである。
そして、シンプル操作領域と判別された場合は、そのレコードと、直後以降の「リリース」のレコードまでの各レコードとが、タッチ応答処理決定部103に与えられ、タッチ応答処理決定部103によってタッチ応答処理が決定される。または、ジェスチャ領域であると判別された場合は、これらのレコードがジェスチャ判別部104に与えられ、ジェスチャ判別部104によってジェスチャが判別され、ジェスチャ応答処理決定部105によってジェスチャ応答処理が決定される。
一方、押下キー信号5Dが示されるレコードは、ハードキー操作受付部106による処理の結果と同様に取り扱われる。すなわち、このレコードは、ハードキー応答処理決定部107に与えられる。すると、ハードキー応答処理決定部107によってハードキー応答処理が決定される。
タッチ応答処理の決定の方法、ジェスチャの判別の方法、ジェスチャ応答処理の決定の方法、およびハードキー応答処理の決定の方法は、通常モードの場合と同様であり、前に説明した通りである。
なお、レコードを各部に与えるタイミングは、原則として、各レコードに示される経過時間Trに従う。すなわち、1番目のレコードは、再現コマンドが入力されてから、このレコードに示される経過時間Trが経ったタイミングで、与えられる。N番目(N≧2)のレコードは、(N−1)番目のレコードが与えられてからN番目のレコードに示される経過時間Trが経ったタイミングで、与えられる。ただし、後に説明するように、画面の表示の速さまたは形態が変更される場合は、レコードの付与のタイミングを遅らせることがある。
条件変更部133は、画面の表示に関する処理が応答処理として決定した場合に、表示の条件を必要に応じて変更する。オペレーティングシステムからの通知に応じて画面の表示に関する処理を行う場合も、条件を必要に応じて変更する。以下、条件を変更して画面を表示する例を説明する。
〔画面の一部分が遷移する場合〕
図12は、ボックス画面3Bの例を示す図である。
特定のオブジェクトに対する特定の操作に応じて、カレント画面の一部分を遷移させることがある。再現モードにおいては、遷移の速さを通常モードの場合よりも遅くする。
例えば、図12(A)のボックス画面3Bは、タブ4TB1がタップされると図12(B)のように一部分が遷移する。
そこで、条件変更部133は、ボックス画面3Bを図12(B)の状態に遷移させる処理が応答処理に決定した場合は、この処理を開始するタイミングの条件を、時間Ts1(例えば、2.0秒)だけ遅らせるように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいてこの処理を実行する。これにより、ボックス画面3Bが、通常モードの場合よりも時間Ts1だけ遅れて変化する。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、時間Ts1だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。これにより、図12(A)の状態から図12(B)の状態にボックス画面3Bが遷移した後の一連の操作が全体として時間Ts1だけ遅れる。
〔ダイアログボックスまたはプルダウンメニューを重ねて表示する場合〕
図13は、コピージョブ画面3Cの例を示す図である。図14は、ダイアログボックス3DB1の例を示す図である。
特定のオブジェクトに対する特定の操作に応じて、カレント画面の上にメニューまたはダイアログが重なって表示されることがある。再現モードにおいては、メニューまたはダイアログを表示する速さを通常モードの場合よりも遅くする。
例えば、図13のコピージョブ画面3Cのオプション機能バッジ4Caがタップされると、コピージョブ画面3Cの上に図14(A)のようなダイアログボックス3DB1が表示される。
コピージョブ画面3Cの上にダイアログボックス3DB1を表示する処理が応答処理に決定した場合は、条件変更部133は、この処理を開始するタイミングの条件を、時間Ts2(例えば、2.0秒)だけ遅らせるように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、この処理を実行する。これにより、ダイアログボックス3DB1が、通常モードの場合よりも時間Ts2だけ遅れて表示される。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、時間Ts2だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。これにより、ダイアログボックス3DB1が表示された後の一連の操作が全体として時間Ts2だけ遅れる。
その後、さらに、ダイアログボックス3DB1の中のプルダウンボタン4PBがタップされると、図14(B)のように、ダイアログボックス3DB1の上にプルダウンメニュー3PM1が表示される。
ダイアログボックス3DB1の上にプルダウンメニュー3PM1を表示する処理が応答処理に決定した場合は、条件変更部133は、この処理を開始するタイミングの条件を、時間Ts3(例えば、2.0秒)だけ遅らせるように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、この処理を実行する。これにより、プルダウンメニュー3PM1が、通常モードの場合よりも時間Ts3だけ遅れて表示される。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、時間Ts3だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。これにより、プルダウンメニュー3PM1が表示された後の一連の操作が全体として時間Ts3だけ遅れる。
〔メッセージウィンドウを重ねて表示する場合〕
図15は、ファックス送信ジョブ画面3Fの例を示す図である。図16は、コピー設定ダイアログボックス3DB2の例を示す図である。
オペレーティングシステムからの通知に応じて、カレント画面の上にメッセージウィンドウが重なって表示されることがある。再現モードにおいては、メッセージウィンドウを表示する速さを通常モードの場合よりも遅くする。
例えば、図15(A)のファックス送信ジョブ画面3Fの中のタブ4TB2がタップされると、アドレス帳に登録されているメンバを宛先の一覧として表示するために、アドレス帳のデータが大容量記憶装置10dなどから読み出され、または、サーバからダウンロードされる。読出しまたはダウンロードに一定以上の時間が掛かる場合は、オペレーティングシステムからの通知に応じて、図15(B)のようなメッセージウィンドウ3MW1がファックス送信ジョブ画面3Fの上に表示される。メッセージウィンドウ3MW1は、データの読出しまたはダウンロードが完了したら、自動的に閉じる。
条件変更部133は、メッセージウィンドウ3MW1を表示する処理を開始するタイミングの条件を、時間Ts4(例えば、2.0秒)だけ遅らせるように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、この処理を実行する。これにより、メッセージウィンドウ3MW1が、通常モードの場合よりも時間Ts4だけ遅れて表示される。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、メッセージウィンドウ3MW1が閉じたタイミングで、操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。
または、コピーに使用する用紙が「自動」に設定されているときに、図16(A)のコピー設定ダイアログボックス3DB2においてユーザがインターシートまたはカバーシートの使用のオプションをオンに切り替えようとすると、オペレーティングシステムからの通知に基づいて、図16(B)のようなメッセージウィンドウ3MW2が表示される。
再現モードにおいては、条件変更部133は、メッセージウィンドウ3MW2を表示させる処理を開始するタイミングの条件を、時間Ts5(例えば、2.0秒)だけ遅らせるように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、この処理を実行する。これにより、メッセージウィンドウ3MW2が、通常モードの場合よりも時間Ts5だけ遅れて表示される。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、時間Ts5だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。これにより、メッセージウィンドウ3MW2が表示された後の一連の操作が全体として時間Ts5だけ遅れる。
〔スクロールする場合〕
図17は、バッジ列4Lおよびその近傍の画像の例を示す図である。
特定のオブジェクトに対する特定の操作に応じて、カレント画面の一部分または全部分をスクロールさせることがある。再現モードにおいては、通常モードの場合よりも遅い速さでスクロールさせる。
例えば、コピージョブ画面3C(図13参照)のバッジ列4Lの任意の位置が図17(A)のように左へフリックされると、図17(B)のようにバッジ列4Lがスクロールする。
バッジ列4Lをスクロールさせる処理が応答処理に決定した場合は、条件変更部133は、スクロールの速さの条件を、条件値5Cに示される速さよりも所定の割合Rs1だけ遅くするように変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、この処理を実行する。これにより、バッジ列4Lが、通常モードの場合よりも所定の割合Rs1だけ遅い速さでスクロールする。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、遅れた分の時間だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。
〔ドラッグに応じてアイコンを移動させる場合〕
図18は、ドラッグ時の画面の遷移の例を示す図である。
アイコンに対するドラッグに応じて、アイコンがカレント画面上で移動する場合がある。再現モードにおいては、通常モードの場合よりも遅い速さでアイコンを移動させる。
例えば、図18に示すように、アイコン4AC1がドラッグされると、タッチ位置QTに応じてアイコン4AC1が移動する。
ドラッグに伴うアイコン4AC1の移動を再現する場合は、条件変更部133は、移動の速さの条件を、通常モードの場合よりも所定の割合Rs2だけ遅い速さに変更する。元の速さ(操作の記録時の速さ)は、条件値5Cから求めることができる。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、アイコン4AC1を移動させる処理を実行する。これにより、アイコン4AC1が、通常モードの場合よりも所定の割合Rs2だけ遅い速さで移動する。
また、操作ログ読出部131は、次のレコードを、遅れた分の時間だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。
〔アニメーション効果の適用〕
図19は、ダイアログボックス3DB1の遷移の例を示す図である。図20は、アニメーション効果を用いた画面の遷移の例を示す図である。
ダイアログボックスまたはプルダウンメニューが、スライドインまたはフェードインなどの効果(いわゆるアニメーション効果)が適用されてカレント画面の上に表示されることがある。ただし、アニメーション効果がオフに設定されている場合は、アニメーション効果なしでダイアログボックスまたはプルダウンメニューが表示させる。しかし、アニメーション効果がオフに設定されていても、再現モードにおいては、アニメーション効果を適用して表示させてもよい。
例えば、前に説明した通り、コピージョブ画面3Cのオプション機能バッジ4Ca(図13参照)がタップされると、ダイアログボックス3DB1(図14(A)参照)がコピージョブ画面3Cの上に表示される。
再現モードにおいては、条件変更部133は、アニメーション効果がオフに設定されていても、アニメーション効果が適用されるように、ダイアログボックス3DB1の表示の条件を変更する。
そして、画面等制御部108は、変更後の条件に基づいて、ダイアログボックス3DB1を図19(A)に示すようにフェードインの効果を付けて徐々に表示させる処理を実行する。オフに設定されているにも関わらずアニメーション効果を用いた場合は、図19(B)のようにダイアログボックス3DB1の表示が完了するまでに、操作を記録したときよりもに多くの時間が掛かる。そこで、操作ログ読出部131は、次のレコードを、多く掛かった分の時間だけ遅らせて操作領域判別部102、タッチ応答処理決定部103、ジェスチャ判別部104、およびハードキー応答処理決定部107のいずれかに与える。
そのほか、ある画面3Xから他の画面3Yへカレント画面を変更する場合は、図20(A)に示すように、スライドインの効果を適用してもよい。再び画面3Yから画面3Xへカレント画面を変更する場合は、図20(B)に示すように、スライドアウトの効果を適用してもよい。
〔タッチの位置の表示〕
図21は、フリックの場合のタッチ位置QTのマークの例を示す図である。図22は、ダブルタップの場合のタッチ位置QTのマークの例を示す図である。図23は、ハードキーパネル10k1の一部分の画像の例を示す図である。
操作ログデータ5Fに基づいて操作を再現すると、上述の通り、画面が遷移する。ユーザは、これを見ることによって、どのような操作が行われたのかを推定することができる。
ユーザがさらに容易に推定できるようにするために、画面等制御部108は、画面にタッチ位置QTを表わすマークを重ねて表示させてもよい。例えば、図21のように、フリックの際の全部または一部のタッチ位置QTを表わすマークを軌跡として表示させてもよい。これにより、ユーザは、フリックの強さを容易に推定することができる。
また、ジェスチャ判別部104によって判別されたジェスチャに応じてタッチ位置QTを表わすマークの形態を変えてもよい。例えば、フリックの場合は、画面等制御部108は、図21に示したように、タッチ位置QTを表わすマークとして太線の真円を表示させる。ドラッグの場合は、点線の三角形を表示させる。
または、ダブルタップの場合に、画面等制御部108は、図22のように、二重丸を表示させる。1回目のタップ(プレスからリリースまでの一連のタッチ)のタイミングで内側の丸を表示させ、2回目のタップのタイミングで外側の丸を表示させてもよい。さらに、外側の丸を表示させるタイミングを、操作ログデータ5Fに示される2回目のタップのタイミングよりも遅くしてもよい。2回目のタップで画面に何らかの変化が生じる場合(例えば、ボタンが窪んだりチェックボックスがオンになったりする場合)は、変化のタイミングも同様に遅くしてもよい。
ハードキーパネル10k1に対する操作を再現しても、どのキーが押されたのかをユーザが推定することができない場合がある。そこで、画面等制御部108は、ハードキーパネル10k1の画像を画面の上に重ねて表示させ、押されたキーの上にマークを表示させてもよい。ハードキーパネル10k1の全部分の画像を表示するのではなく、一部分の画像を表示してもよい。また、常時表示しておくのではなく、ハードキーパネル10k1に対する操作があった際に表示し、その後、閉じてもよい。
例えば、ファンクションキー1kf1がタッチされた時点を含む所定の期間において、画面等制御部108は、図23(A)のように、ハードキーパネル10k1の下方を表わすハードキーパネル下方画面3HK1を表示させる。そして、ファンクションキー1kf1の画像の上に、所定のマーク(例えば、星形のマーク)を表示させる。同様に、ファンクションキー1kf4が操作ログデータ5Fに示される場合は、図23(B)のようなハードキーパネル右方画面3HK2を表示させ、ファンクションキー1kf4の画像の上に、所定のマークを表示させる。マークを表示するタイミングは、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅いのが、望ましい。
図24は、画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図25は、記録処理の流れの例を説明するフローチャートである。図26および図27は、再現処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1における表示に関する全体的な処理の流れを、図24などのフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、電源がオンである間、操作パネルユニット10kに対するユーザの操作に応じて、図24に示すように処理を実行する。
すなわち、画像形成装置1は、開始コマンドが入力されると(#11でYes)、操作のログを記録する処理を、図25に示す手順で実行する(#12)。
図25において、画像形成装置1は、空の操作ログデータ5Fを生成し、カレント画面の開始時画面識別子を対応付ける(#701)。
画像形成装置1は、タッチ位置信号5Aをタッチパネル10k3によって受け付けた場合は(#702でYes)、タッチ位置QTを算出するとともにタッチイベントを判別し、これらの情報を経過時間Trとともに1つのレコードとして操作ログデータ5Fに追記する(#703)。さらに、タッチ位置QTが属する領域の種類(シンプル操作領域またはジェスチャ領域)を判別する(#704)。
この領域の種類がジェスチャ領域であれば(#705でYes)、画像形成装置1は、ユーザが行ったジェスチャの判別を試みる(#706)。ただし、ジェスチャは複数のタッチの組合せによって表現されるので、未だジェスチャを判別できないことがある。画像形成装置1は、ジェスチャを判別できたら(#707でYes)、このジェスチャに応じて実行すべき処理の決定を試みる(#708)。そして、処理を決定できたら(#709でYes)、この処理を実行する(#710)。
一方、この領域の種類がシンプル操作領域であれば(#705でNo)、画像形成装置1は、今回のタッチイベントに応じて実行すべき処理の決定を試みる(#711)。そして、処理を決定できたら(#712でYes)、この処理を実行する(#713)。
または、画像形成装置1は、押下キー信号5Dをハードキーパネル10k1によって受け付けた場合は(#702でNo、#714でYes)、この押下キー信号5Dに開始終了コマンドキー1kf2が示されていなければ(#715でNo)、押下キー信号5Dおよび経過時間Trを1つのレコードとして操作ログデータ5Fに追記する(#716)。このキーの押下に応じて実行すべき処理の決定を試みる(#717)。そして、処理を決定できたら(#718でYes)、この処理を実行する(#719)。
開始終了コマンドキー1kf2が押されるまで、画像形成装置1は、適宜、ステップ#702〜#719の処理を実行する。
そして、画像形成装置1は、開始終了コマンドキー1kf2を示す押下キー信号5Dを受け付けたら(#715でYes)、操作のログを記録する処理を終了する。
図24に戻って、画像形成装置1は、再現コマンドが入力されると(#13でYes)、操作ログデータ5Fに基づいて、ユーザの操作を再現する処理を、図26および図27に示す手順で実行する(#14)。
画像形成装置1は、操作ログデータ5Fを読み出し、操作ログデータ5Fに対応付けられている開始時画面識別子の画面を表示させる(図26の#731)。
画像形成装置1は、操作ログデータ5Fの上から1番目のレコードに注目する(#732、#733)。
注目したレコードに押下キー信号5Dが示される場合は(#734でYes)、画像形成装置1は、図23で説明したように、ハードキーパネル10k1の画像をカレント画面に重ねて表示するとともに、この押下キー信号5Dに示されるキーにマークを表示する(#735)。マークを表示するタイミングは、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅いのが望ましい。そして、このキーの押下に応じて実行すべき処理の決定を試みる(#736)。処理を決定できたら(#737でYes)、この処理を実行する(#738)。
一方、注目したレコードにタッチ位置QT、タッチイベント、および経過時間Trが示される場合は(#734でNo)、画像形成装置1は、このタッチ位置QTが属する領域の種類を判別する(#739)。
この領域の種類がジェスチャ領域であれば(#740でYes)、画像形成装置1は、ジェスチャの判別を試みる(#741)。ジェスチャを判別できたら(#742でYes)、このジェスチャに応じて実行すべき処理の決定を試みる(#743)。処理を決定できたら(#744でYes)、これに特定の処理が含まれていれば(#745でYes)、処理の条件を変更する(図27の#746)。例えば、画面を表示するタイミングを遅くする。または、アニメーション効果をオンにする。または、タッチ位置QTにマークを表示するステップを追加する。そして、ステップ#743で決定してステップ#746で条件を適宜変更した処理を、実行する(#747)。
この領域の種類がシンプル操作領域であれば(#740でNo)、画像形成装置1は、このタッチイベントに応じて実行すべき処理の決定を試みる(#748)。処理を決定できたら(#749でYes)、これに特定の処理が含まれていれば(#750でYes)、ジェスチャの場合と同様、処理の条件を変更する(#751)。そして、ステップ#748で決定してステップ#751で条件を適宜変更した処理を、実行する(#752)。
未だ注目していないレコードが操作ログデータ5Fに残っている場合は(#753でYes)、画像形成装置1は、ステップ#733に戻って、これらのレコードのうちの一番上のレコードに注目し、ステップ#734〜#752の処理を適宜、実行する。
図24に戻って、操作の記録および再現以外に関するコマンドなどが入力された場合は(#13でNo)、画像形成装置1は、従来通り、このコマンドなどに基づいて処理を実行する(#15)。
次に、複写物の綴じ代を「左綴じ」に設定する場合を例に、ユーザの操作、画像形成装置1の処理、および画面の遷移を、図28〜図35を参照しながら説明する。本例では、アニメーション効果がオフに設定されているものとする。
〔記録時〕
図28〜図30は、操作の記録時における画面の遷移およびユーザの操作の例を示す図である。
ユーザは、図28(A)のホーム画面3Tが表示されているときに、ハードキーパネル10k1(図4参照)の開始終了コマンドキー1kf2を押すことによって、開始コマンドを入力する。なお、ホーム画面3Tは、全体がシンプル操作領域である。
すると、画像形成装置1は、ハードキーパネル10k1またはタッチパネル10k3に対する操作の記録を開始する。なお、記録の手順は、前に図25で説明した通りである。すなわち、まずは、空の操作ログデータ5Fを用意し、その後、これに操作の内容を順次書き込む。
ユーザは、ホーム画面3Tの中からコピーボタン4TJ1をタップする。すると、画像形成装置1は、ユーザがコピーボタン4TJ1をタップ(タッチ)している間の各時刻におけるタッチ位置QT、タッチイベント(プレス、キープ、またはリリース)、および経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。そして、アニメーション効果を適用せずに、ホーム画面3Tに代えて図28(B)のようなコピージョブ画面3Cを表示する。
ユーザは、バッジ列4Lを左から右へフリックする。すると、画像形成装置1は、ユーザがフリックしている間の各時刻におけるタッチ位置QT、タッチイベント、および経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。そして、バッジ列4Lをスクロールさせる。これにより、バッジ列4Lが図28(C)のように遷移する。
ユーザは、オプション機能バッジ4Caをタップする。すると、画像形成装置1は、ユーザがオプション機能バッジ4Caをタップしている間の各時刻におけるタッチ位置QT、タッチイベント、および経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。そして、アニメーション効果を適用せずに、図29(A)のようにコピージョブ画面3Cの上にダイアログボックス3DB1を表示する。
ユーザは、プルダウンボタン4PBをタップする。すると、画像形成装置1は、ユーザがプルダウンボタン4PBをタップしている間の各時刻におけるタッチ位置QT、タッチイベント、および経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。そして、アニメーション効果を適用せずに、図29(B)のようにダイアログボックス3DB1の上にプルダウンメニュー3PM1を表示する。
ユーザは、プルダウンメニュー3PM1の中から「左綴じ」に対応する選択肢4ST1をタップする。すると、画像形成装置1は、ユーザが選択肢4ST1をタップしている間の各時刻におけるタッチ位置QT、タッチイベント、および経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。図29(C)のように、選択肢4ST1を、選択されたことを表わす形態(本例では、文字の色と背景の色とを反転させた形態)に変更する。そして、タップが終わった後、所定の時間(例えば、0.5秒)が経過したら、図30(A)のようにプルダウンメニュー3PM1を閉じるとともに、複写物の綴じ代を「左綴じ」に設定する。
ユーザは、ハードキーパネル10k1のファンクションキー1kf4を押す。なお、ファンクションキー1kf4は、ホーム画面3Tに戻るためのキーである。すると、画像形成装置1は、ファンクションキー1kf4の押下キー信号5Dおよび経過時間Trを示すレコードを操作ログデータ5Fに追記する。そして、コピージョブ画面3Cを閉じ、図30(B)のように再びホーム画面3Tを表示する。この際も、アニメーション効果は、適用しない。
そして、ユーザは、開始終了コマンドキー1kf2を押すことによって終了コマンドを入力する。すると、画像形成装置1は、記録の処理を終了する。また、画像形成装置1は、操作ログデータ5Fに、開始コマンドの入力時のカレント画面つまりホーム画面3Tの識別子を開始時画面識別子として対応付けておく。
以上説明した操作および処理によって、記録すなわち操作ログデータ5Fの生成が完了する。
〔再現時〕
図31〜図35は、操作の再現時における画面の遷移の例を示す図である。
綴じ代の設定の仕方を知りたいユーザは、再現コマンドを入力する。すると、画像形成装置1は、次の通り処理を行う。なお、画面の遷移のタイミングは、原則として、操作ログデータ5Fに従う。
画像形成装置1は、操作ログデータ5Fに対応付けられている開始時画面識別子に従って、図31(A)のようなホーム画面3Tを表示する。操作ログデータ5Fに示される、タップ(タッチ)のタイミングで、図31(B)のように、タップを表わすマーク4MA1をコピーボタン4TJ1の上に表示する。そして、ホーム画面3Tに代えてコピージョブ画面3Cを、図31(C)のようにスライドインの効果(図20(A)参照)を適用して表示する。ただし、コピージョブ画面3Cを表示し始めるタイミングを、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅らせる。
図32(A)のようにコピージョブ画面3Cを完全に表示した後、画像形成装置1は、図32(B)のように、バッジ列4Lをスクロールする。この際に、スクロールの速度を通常モードの場合よりも遅くする。また、スクロールし始めるタイミングを、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅らせる。さらに、ユーザがタッチしていたタッチ位置QTに、フリックに対応するマーク4MB1〜4MB6を表示する。
スクロールが終わったら、画像形成装置1は、図32(C)のように、タップに対応するマーク4MC1をオプション機能バッジ4Caの上に表示する。さらに、フェードインの効果(図19参照)を適用してコピージョブ画面3Cの上にダイアログボックス3DB1を表示し始める。ただし、ダイアログボックス3DB1を表示し始めるタイミングを、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅らせる。
図33(A)のようにダイアログボックス3DB1を完全に表示した後、画像形成装置1は、図33(B)のように、タップに対応するマーク4MD1をプルダウンボタン4PBの上に表示する。そして、図33(C)のように、ダイアログボックス3DB1の上にプルダウンメニュー3PM1を表示する。この際に、フェードインの効果を適用して表示する。また、プルダウンメニュー3PM1を表示し始めるタイミングを、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅らせる。
画像形成装置1は、図34(A)のように、タップに対応するマーク4ME1を選択肢4ST1の上に表示する。そして、選択肢4ST1の形態を図34(B)のように変更した後、図34(C)のように、プルダウンメニュー3PM1を閉じる。これらのタイミングも、操作ログデータ5Fに示されるタイミングよりも遅らせる。プルダウンメニュー3PM1を閉じる際にフェードアウトの効果を適用してもよい。
画像形成装置1は、図35(A)のように、コピージョブ画面3Cの上にハードキーパネル右方画面3HK2を表示する。図35(B)のように、押下を示すマーク4MF1をファンクションキー1kf4の画像の上に表示する。そして、ハードキーパネル右方画面3HK2を閉じ、図35(C)のようにスライドアウトさせながらコピージョブ画面3Cを閉じて、ホーム画面3Tを再び表示する。
本実施形態によると、ユーザは、従来よりも確実に、操作ログデータ5Fに基づいて再現される画面を見ながら操作の仕方を確認することができる。
画像形成装置1は、コンシューマが種々のジョブを実行させる際の操作の仕方を確認するために用いられるが、サービスエンジニアまたはカスタマエンジニアが種々の設定の操作の仕方を確認するためにも用いられる。
特に、設定の操作は複雑であることが多いが、手本を記録する者は、操作が速い。よって、このような者の操作を従来のようにそのまま再現すると、確認するのが難しいことがある。しかし、画像形成装置1は、再現の際に、画面の遷移を遅くしたり、タッチの位置にマークを表示したり、アニメーション効果を強制的に適用したりする。よって、操作の仕方を従来よりも確実に確認することができる。
本実施形態では、タッチパネル10k3として、指またはペンなどが直接触れたことを検知する方式のタッチパネルを用いたが、非接触式のタッチパネルを用いる場合にも、本発明を適用することができる。液晶ディスプレイ10k2の代わりに、プラズマディスプレイなど他の方式のディスプレイを用いることもできる。
操作ログデータ5Fをサーバまたは可搬型の記録媒体を介して他の画像形成装置1へコピーし、他の画像形成装置1において、これに基づいて操作を再現してもよい。例えば、メーカの事業所の画像形成装置1Aによって操作ログデータ5Fを生成し、研修中のサービスエンジニアへ配付する。各サービスエンジニアは、画像形成装置1Bの操作ログデータ記憶部122(図8参照)に操作ログデータ5Fをコピーする。再現コマンドを入力することによって、操作を再現させる。そして、この際に表示される画面を見ることによって、操作の仕方を確認する。
本実施形態では、再現の際に、操作ログデータ5Fに基づいて求められるタイミングを適宜変更しながら、画面の遷移を遅らせた。しかし、操作ログデータ5Fを生成した後、遷移のタイミングを遅らせるように予め操作ログデータ5Fを書き換えてもよい。そして、書き換えられた操作ログデータ5Fに基づいて再現を行ってもよい。
その他、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成、画面の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(表示制御装置)
10k2 液晶ディスプレイ
10k3 タッチパネル
103 タッチ応答処理決定部(処理決定手段)
105 ジェスチャ応答処理決定部(処理決定手段)
108 画面等制御部(表示制御手段)
122 操作ログデータ記憶部(記憶手段)
5F 操作ログデータ

Claims (15)

  1. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置であって、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶する記憶手段と、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する処理決定手段と、
    前記通常モードにおいては、決定した前記表示制御処理を第一のタイミングで終わるように実行し、前記再現モードにおいては、当該表示制御処理が所定の処理である場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングよりも遅い第二のタイミングで終わるように実行し、そうでない場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングで終わるように実行する、表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の処理は、前記操作画面のうちの前記ディスプレイに表示中であるカレント画面の一部分を前記タッチパネルに対する所定の操作に従って遷移させる一部分遷移処理である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記一部分遷移処理は、前記カレント画面よりも小さい小画面を前記カレント画面の上に重ねて表示させる処理であり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記小画面を表示させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の操作は、フリックであり、
    前記一部分遷移処理は、前記一部分をスクロールさせる処理であり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記一部分を前記通常モードのときよりも遅いスピードでスクロールさせる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の操作は、ドラッグであり、
    前記一部分遷移処理は、前記カレント画面の中のオブジェクトを移動させる処理であり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記オブジェクトを前記通常モードのときよりも遅いスピードで移動させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記一部分遷移処理は、前記カレント画面の中のオブジェクトの形態を変更させる処理であり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記形態を変更させる、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の操作は、所定の時間内に連続する第一のタップおよび第二のタップからなるダブルタップであり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいて、前記第二のタップが前記第一のタップの後、前記所定の時間よりも長い時間後に行われた場合のタイミングで、一部分遷移処理を実行する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記再現モードにおいて、前記タッチパネルがタッチされた第一の位置に対応する、前記カレント画面の第二の位置に、マークを表示させるマーク表示処理を、前記表示制御処理とともに実行する、
    請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の処理は、前記ディスプレイに表示中であるカレント画面に代えて他の画面を表示させる画面切換処理であり、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいては、前記通常モードのときよりも遅く前記他の画面を表示させる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置であって、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶する記憶手段と、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する処理決定手段と、
    決定した前記表示制御処理がアニメーションの効果を選択的に適用できるが当該効果がオフであるときに、前記通常モードの場合は、当該効果を適用せずに当該表示制御処理を実行し、前記再現モードの場合は、当該効果を適用して当該表示制御処理を実行する、表示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記処理決定手段は、1つまたは複数のキーに対して行われた操作を示す第二の操作ログデータに基づいて前記表示制御処理を決定し、
    前記表示制御手段は、前記再現モードにおいて、前記表示制御処理が前記第二の操作ログデータに基づいて決定した場合は、前記1つまたは複数のキーを表わすキー画像および当該1つまたは複数のキーのうち押されたキーの位置にマークを表示させるキー表示制御処理を、前記表示制御処理とともに実行する、
    請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置における、操作画面表示方法であって、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶手段に記憶させておき、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定し、
    前記通常モードにおいては、決定した前記表示制御処理を第一のタイミングで終わるように実行し、前記再現モードにおいては、当該表示制御処理が所定の処理である場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングよりも遅い第二のタイミングで終わるように実行し、そうでない場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングで終わるように実行する、
    ことを特徴とする操作画面表示方法。
  13. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置における、操作画面表示方法であって、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶手段に記憶させておき、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定し、
    決定した前記表示制御処理がアニメーションの効果を選択的に適用できるが当該効果がオフであるときに、前記通常モードの場合は、当該効果を適用せずに当該表示制御処理を実行し、前記再現モードの場合は、当該効果を適用して当該表示制御処理を実行する、
    ことを特徴とする表示制御方法。
  14. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶手段に記憶させる記憶処理を実行させ、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する、決定処理を実行させ、
    前記通常モードにおいては、決定した前記表示制御処理を第一のタイミングで終わるように実行し、前記再現モードにおいては、当該表示制御処理が所定の処理である場合は、当該表示制御処理を前記第一のタイミングよりも遅い第二のタイミングで終わるように実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  15. ディスプレイと前記ディスプレイの表示面に設けられたタッチパネルとを有し、前記タッチパネルに対して操作が行われるごとに処理を行う通常モードおよび当該操作の記録に基づいて処理を行う再現モードを備える画像形成装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記画像形成装置に、
    前記通常モードにおいて前記タッチパネルに対して行われた操作を示す操作ログデータを記憶手段に記憶させる記憶処理を実行させ、
    前記ディスプレイに操作画面を表示させる表示制御処理を、前記通常モードにおいては前記操作に基づいて決定し、前記再現モードにおいては前記操作ログデータに基づいて決定する決定処理を実行させ、
    決定した前記表示制御処理がアニメーションの効果を選択的に適用できるが当該効果がオフであるときに、前記通常モードの場合は、当該効果を適用せずに当該表示制御処理を実行し、前記再現モードの場合は、当該効果を適用して実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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