JP2015114835A - 現金処理装置 - Google Patents

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敏啓 島田
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Abstract

【課題】媒体収納部に実際に収納されている媒体の通貨単位の種類及び金種を簡単な方法で確認することができるようにする。【解決手段】本発明の現金処理装置は、それぞれ通貨単位の異なる媒体を金種毎に収納する複数の媒体収納部を有し、いずれかの通貨単位の媒体を用いて現金処理を行う現金処理装置において、表示手段と、複数の媒体収納部のそれぞれに収納される媒体の通貨単位の種類及び金種を含む媒体種類を確認する媒体種別確認手段と、媒体種別確認手段により確認された確認結果に基づいて、各媒体収納部に収納されている媒体の媒体種類情報を表示手段に表示させる収納媒体管理手段とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、現金処理装置に関し、例えば、金融機関等に設置される自動現金取扱機(ATM:Automatic Teller Machine)に代表される複数国の貨幣(硬貨、紙幣を含む)を収納する複数の媒体格納部を有する現金処理装置に適用し得るものである。
例えば、空港や金融機関等に設置されている自動現金取扱機(ATM)は、複数国の貨幣を収納して入金取引や出金取引や両替取引等を行うものがある(特許文献1〜特許文献4参照)。
一般的に、ATMの媒体収納部(紙幣カセット部)は、入金専用、出金専用、入金された紙幣を一旦収納した後に、出金時に収納されている紙幣を出金する入出金用(以下、還流型リサイクル用と呼ぶ。)の等のように用途に応じたものがある。また、1種類の金種のみの紙幣を収納するものもあれば、複数種類の金種の紙幣を収納するものもある。
複数国の貨幣を取り扱うことができる1台の自動現金取扱機は、それぞれの国の貨幣を金種毎に媒体収納部に収納している。このように、媒体収納部の用途や取り扱う金種は、それぞれのATMの運用に合わせて設定できるようになっている。金融機関や警備会社等の保守員は、その設定に合わせて、媒体収納部の交換や媒体収納部への貨幣の装填を行っている。
具体的には、入金専用又は還流型リサイクル用の媒体収納部が紙幣フル(満杯)になった場合、保守員は空の媒体収納部の交換等を行う。また、出金専用の媒体収納部が空になった場合、貨幣が装填された媒体収納部に交換したり又は空になった媒体収納部に紙幣を装填したりする作業を行っている。
上記のような媒体収納部の交換作業後、保守員は、ATMの精査画面等のような保守員向けの画面で、媒体収納部に収納される貨幣の通貨種別、貨幣の金種、枚数等を確認している。
通常、紙幣カセット部の用途や金種は、1度設定されると運用が変わらない限り変更されない。一方、紙幣カセット部の交換や紙幣カセット部への紙幣装填の作業と、その後の紙幣枚数の確定作業は繰り返し行われる。
特開2006−018798号公報 特開2000−113285号公報 特開2008−305100号公報 特開2011−059835号公報
しかしながら、1台の自動現金取扱機が複数国の貨幣を取り扱う場合、多種類の通貨種別の貨幣を各通貨種別の金種毎に管理する必要がある。したがって、保守員の媒体収納部の交換作業は複雑となり、保守員が間違えて別のカセット装着部に媒体収納部を装着してしまったり、又は、保守員が媒体収納部に装填する通貨種別の貨幣や金種を間違えてしまったりすることが生じ得る。
このような事態が生じると、事前に設定した媒体収納部の貨幣と、実際に媒体収納部に収納されている貨幣との不一致が生じ、保守員が気付かないまま自動現金取扱機の取引運用を開始してしまい、出金や入金ができなくなる問題があった。
そのため、媒体収納部に実際に収納されている媒体の通貨単位の種類及び金種を簡単な方法で確認することができる現金処理装置が求められている。
かかる課題を解決するために、本発明は、それぞれ通貨単位の異なる媒体を金種毎に収納する複数の媒体収納部を有し、いずれかの通貨単位の媒体を用いて現金処理を行う現金処理装置において、(1)表示手段と、(2)複数の媒体収納部のそれぞれに収納される媒体の通貨単位の種類及び金種を含む媒体種類を確認する媒体種別確認手段と、(3)媒体種別確認手段により確認された確認結果に基づいて、各媒体収納部に収納されている媒体の媒体種類情報を表示手段に表示させる収納媒体管理手段とを備えることを特徴とする現金処理装置である。
本発明によれば、媒体収納部に実際に収納されている媒体の通貨単位の種類及び金種を簡単な方法で確認することができる。
第1の実施形態に係る現金処理装置の制御系の構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置の外観構成を示す外観構成図である。 第1の実施形態の現金処理装置内部における搬送路を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る紙幣認識部と制御部との間のソフトウェア構成を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る紙幣確認処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る保守員向け画面の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る出金テスト実行中画面の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る出金テスト結果を示す画面の一例を示す画面図である。 第1の実施形態に係る現金処理装置における取引開始画面の一例を示す画面図である。 第2の実施形態に係る現金処理装置内部における紙幣の搬送路及び紙幣カセット部の内部構造を示す構成図である。 第2の実施形態に係る現金処理装置の制御系の構成を示す構成図である。 第2の実施形態の現金処理装置における紙幣カセット部に収納する紙幣の確定処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る出金テスト結果画面の一例を示す画面図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の現金処理装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、空港や金融機関等に設けられる、複数国における通貨単位の媒体を金種毎に収納して取引処理を行う自動現金取扱機(ATM)に本発明を適用する実施形態を例示する。
なお、第1の実施形態では、ATMの媒体収納部が、脱着可能であって媒体を収納するものであり、媒体収納部の一例として還流型リサイクル用紙幣カセット部(以下では、リサイクルカセットとも呼ぶ。)である場合を例示する。
また、媒体は、現金処理装置内で処理されるものであり、例えば紙幣や硬貨を含む貨幣である場合を例示する。なお、以下では、説明便宜上、現金処理装置が取り扱う媒体(貨幣)が紙幣である場合を例示する。しかし、本発明は紙幣に限定されるものではない。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態に係る現金処理装置の外観構成を示す外観構成図である。図2において、第1の実施形態の現金処理装置1Aは、紙幣入出金部51、カード入出口53、レシート排出口54、表示手段としての操作表示部55、テンキー56を有する。
現金処理装置1Aは、複数の国の貨幣を用いて所定の取引処理を行うものである。なお、以下では、複数の国における通貨単位の種類を「通貨種別」と表現し、それぞれの通貨単位の種類における貨幣の種類を「金種」と表現して説明する。
紙幣入出金部51は、投入された紙幣を受け入れたり、又は出金に係る紙幣を送り出したりするものである。紙幣入出金部51は、例えば、紙幣を収納する収納部(バケット)と開閉可能な開閉体とを有するいわゆるバケットタイプのものを用いることができる。第1の実施形態では、紙幣入出金部51がバケットタイプである場合を例示する。例えば、紙幣入出金部51は、紙幣入金の際、開閉体を開き、顧客により投入される紙幣を受け入れ、その後開閉体を閉じる。そして、紙幣入出金部51は、投入された紙幣を現金処理装置1A内の搬送路に送り出す。また、紙幣を出金する際、紙幣入出金部51は、現金処理装置1Aの搬送路からの紙幣が紙幣入出金部51のバケットに送られた後、紙幣入出金部51は開閉体を開放する。
カード入出口53は、顧客により挿入されるキャッシュカードを受け入れたり又は顧客に返却するキャッシュカードを出力したりするものである。
レシート排出口54は、現金処理装置1Aにおける処理が終了後に、処理内容を媒体(例えば、紙媒体等)に印字したレシートを排出するものである。
操作表示部55は、例えば、顧客や保守員による入力を受け付けたり、取引種類の選択メニュー画面、各取引の操作画面、取引内容の確認画面、紙幣カセット部56−1〜56−4(図3参照)の用途や金種を設定する設定画面、保守員向け画面等を表示したり、顧客や保守員の入力情報を表示したりするものである。第1の実施形態では、操作表示部55がタッチパネル方式の操作表示部を適用する場合を例示する。なお、操作表示部55は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
テンキー57は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられるようになされている。
図1は、第1の実施形態に係る現金処理装置1Aの制御系の構成を示す構成図である。
図1において、第1の実施形態の現金処理装置1Aは、制御部10A、操作表示制御部14、カードリーダユニット15、レシートプリンタユニット16、搬送機構制御部17、媒体種別確認手段としての紙幣認識部19、電源ユニット12、暗証番号入力ユニット141を有する。なお、搬送機構制御部17、搬送機構171及び紙幣認識部19を含む構成は、主に紙幣を取り扱う紙幣取扱機構(BRM)17ともいう。
電源ユニット12は、制御部10Aに電源電力を供給するものである。
制御部10Aは、現金処理装置1Aの全体機能を制御ものである。制御部10Aは、例えば、CPU、メインメモリ、外部記憶装置(HDD)、外部システム接続インタフェース部等を備える。外部記憶装置には、現金処理装置1Aの取引処理を行うためのソフトウェアや、保守のためのソフトウェアが格納されている。制御部10Aは、例えば、CPUが外部記憶装置に記憶される処理プログラムを実行することにより、現金処理装置1Aの機能を実現するものである。なお、処理プログラムは、インストールにより構築することができ、その場合でも機能的には図1に示すことができる。
図1では、制御部10Aが実行する主な機能部を示している。図1に示すように、制御部10Aは、取引処理部110、収納媒体管理手段としてのカセット管理部120A、記憶部130を有する。
取引処理部110は、現金処理装置1Aにおける入金取引や出金取引や両替取引などを行うものである。出金取引は、顧客に対して現金を支払う取引であり、例えば、引き出し取引等がある。入金取引は、顧客から受け取った現金を入金する取引であり、例えば、預け入れ取引や振り込み取引等がある。両替取引は、ある国の通貨種別の貨幣を別の国の通貨種別の貨幣に交換する取引である。
取引処理部110は、操作表示部54を介して、顧客が希望する取引種別の入力情報を受け取ると、その取引種別に応じた手順で取引処理を実行し、図示しない通信部を介して、上位ホストシステムセンタ装置との間で取引情報を授受して取引を完了させる。また、取引処理部110は、完了した各種取引に関する取引情報を記憶部130に記憶するものである。
カセット管理部120Aは、現金処理装置1A内の各紙幣カセット部56−1〜56−4(図3参照)の状態を管理するものである。カセット管理部120Aは、各紙幣カセット部56−1〜56−4に割り当てる用途や、収納させる紙幣の通貨種別、金種等の設定情報を管理する。各紙幣カセット部56−1〜56−4の用途、通貨種別及び金種は、予め設定情報として設定するようにしても良いし、又は、専用画面を通じて入力された設定情報を登録又は変更できるようにしても良い。また、カセット管理部120Aは、紙幣カセット部56−1〜56−4のそれぞれに収納される紙幣の収納量(収納枚数)を設定するようにしても良い。
また、カセット管理部120Aは、紙幣カセット部56−1〜56−4に設けられている紙幣の収納量(収納枚数)を検知するセンサ群を通じて、各紙幣カセット部56−1〜56−4が満杯になったか又は空になったかを管理する。例えば、入金用又は還流型リサイクル用の紙幣カセット部が満杯になった場合、また例えば、出金用の紙幣カセット部56−1〜56−4が空になった場合には、カセット管理部120Aは、当該紙幣カセット部が空になった旨を通報するようにしても良い。これにより、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換、若しくは、空になった紙幣カセット部56−1〜56−4への紙幣の装填を保守員に促すことができる。
さらに、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換若しくは紙幣カセット部56−1〜56−4への紙幣の装填がなされると、カセット管理部120Aは、各紙幣カセット部56−1〜56−4に収納される紙幣の種類の確認及び紙幣枚数の確定を行う。
ここで、各紙幣カセット部56−1〜56−4の収納紙幣の枚数確定方法は、既存の方法を広く適用することができる。例えば、精査画面を通じて、紙幣カセット部56−1〜56−4毎に、保守員により入力された枚数をもって紙幣枚数を確定しても良い。また例えば、保守員が紙幣入出金部51に多数の紙幣を投入して紙幣カセット部56−1〜56−4に装填する場合には、投入された紙幣が紙幣認識部19を通過し、紙幣認識部19が計数した枚数を、カセット管理部120Aが精査画面に表示した上で、保守員が紙幣の枚数を確認することで確定するようにしても良い。
また、カセット管理部120Aは、各紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣種類の確認を行う際、保守者向け画面を通じて、各紙幣カセット部56−1〜56−4に、取り扱う通貨種別、金種の紙幣が正しく収納されているか否かを判断するための出金テストを行う。
出金テストは、紙幣カセット部56−1〜56−4のそれぞれに収納されている紙幣を繰り出して紙幣認識部19に紙幣を搬送させ、少なくとも紙幣の通貨種別、金種を認識させ、その認識結果を画面表示する。これにより、保守員は、画面を通じて、実際に各紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されている紙幣の通貨種別及び金種と、予め設定されている通貨種別及び金種とを確認することができる。
図1に示すように、カセット管理部120Aは、設定情報登録部121、収納状態管理部122、収納紙幣確認部123、認識結果取得部124、表示制御部125を有する。
設定情報登録部121は、各紙幣カセット部56−1〜56−4の用途や収納紙幣の通貨種別、金種等を設定するものである。設定情報は、各紙幣カセット部56−1〜56−4の、用途、通貨種別、金種、確定枚数、収納枚数の上限値又は下限値等を含む情報である。
ここで、用途は、上述したように入金専用、出金専用、還流型リサイクル用等の種類である。
通貨種別は、例えば、日本円、米国ドル、ユーロ、中国元、インドルピー、ブラジルレアルなど現金処理装置1Aが取り扱う各国(自国及び外国)の通貨単位の種類である。
金種は、貨幣の種類であり、例えば日本円の場合、一万円券、五千円券、千円券等の金種である。1台の紙幣カセット部56−1〜56−4に割り当てる金種は1種類であっても良いし、又は2種類以上であっても良い。例えば、入金専用の紙幣カセット部の場合、複数種類の金種の紙幣を収納可能としても良い。
収納枚数の上限値又は下限値は、満杯になった又は空になった紙幣カセット部56−1〜56−4の交換を告げるための値である。上限値又は下限値は、1個の値であっても良いし、満杯又は空とみなす前の値(例えば、プレフル状態又はプレ空状態を示す値等)を含めて複数個の値であっても良い。
収納状態管理部122は、各紙幣カセット56−1〜56−4の収納状態を管理するものである。収納状態管理部122は、各紙幣カセット部56−1〜56−4に設けられているセンサ群からのセンサ信号と設定情報とを比較して、紙幣を収納する各紙幣カセット部56−1〜56−4が満杯状態であるか又は空状態等であるかを判断する。そして、いずれかの紙幣カセット部56−1〜56−4が満杯又は空状態であるときに、収納状態管理部122はその旨を保守員等に知らせるものである。紙幣カセット部56−1〜56−4の状態を保守員に知らせる方法は、種々の方法を適用することができ、例えば、満杯又は空の旨を告げる警報表示部(例えば、LEDランプ等)を点灯又は点滅させるようにしたり、保守員向け画面上で警告メッセージを表示させたりする等の方法を適用することができる。
収納紙幣確認部123は、出金テストにより紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されている紙幣の金種を確認するものである。例えば、紙幣カセット部56−1〜56−4自体の交換や紙幣カセット部56−1〜56−4に紙幣を装填する場合に、収納紙幣確認部123は、出金テストを実行して、紙幣カセット部56−1〜56−4に実際に収納されている紙幣の通貨種別、金種等を確認する。
収納紙幣確認部123による紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されている紙幣の金種の確認方法は、例えば、紙幣カセット部56−1〜56−4の最上位にある1枚の紙幣や、又は複数枚の紙幣を1枚ずつ繰り出して、紙幣認識部19に搬送させて各紙幣の通貨種別や金種を認識する方法を適用することができる。
交換等がなされた紙幣カセット部56−1〜56−4に実際に収納されている紙幣を繰り出して、紙幣認識部19により通貨種別や金種判定をさせることにより、実際の収納紙幣の金種を判断することができる。これにより、交換する紙幣カセット部56−1〜56−4が間違ってセットされたり、入出金部51から投入された紙幣が誤って別の紙幣カセット部に装填されたりした場合でも、交換後若しくは装填後、実際の収納紙幣の通貨種別や金種を確認することができる。
認識結果取得部124は、交換された紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されている紙幣の金種の認識結果を、紙幣認識部19から取得するものである。
表示制御部125は、認識結果取得部124が取得した認識結果を含む情報を表示画面として操作表示部54に表示するものである。
記憶部130は、制御部10Aが実行する処理プログラム、操作表示部54に表示させる画面情報、取引処理部110が行なった取引情報、各紙幣カセット部56−1〜56−4の設定情報等を記憶するものである。
操作表示制御部14は、制御部10Aの制御の下、操作表示部54に表示させる表示画面の表示動作や入力動作等を制御するものである。つまり、操作表示制御部14は、制御部10Aからの画面情報に基づいて、操作表示部54に画面表示させたり、又操作表示部54から入力された情報を制御部121に与えたりするものである。
暗証番号入力ユニット141は、操作表示部551やテンキー56等を通じて保守員による操作を許容するための暗証番号を取得するものである。例えば、暗証番号入力ユニット141は、操作表示部55に表示される画面やテンキー56を通じて取得した暗号情報を制御部10Aに与えて認証処理をさせるようにしても良い。また例えば、暗証番号入力ユニット141は、保守員のIDカードに格納されているコード情報を制御部10Aに与えて認証処理をさせるようにしても良い。
カードリーダユニット15は、制御部10Aの制御の下、カード入出口52からキャッシュカードを取り込んだり又は排出したりするものである。また、カードリーダユニット15は、カード入出口52から挿入されたキャッシュカードの格納部(例えば、磁気格納部やICチップ等)に格納されているカード情報を読み取り、そのカード情報を制御部10Aに与える。
レシートプリンタユニット16は、制御部10Aの制御の下、現金処理装置10Aが実行した取引内容を媒体(例えば紙媒体)に印字するものである。
搬送機構制御部17は、制御部10Aの制御の下、紙幣を搬送する搬送機構171の搬送動作を制御するものである。
搬送機構171は、搬送機構制御部17の制御を受けて、紙幣を搬送するものである。搬送機構171は、例えば、ローラ、ローラ駆動機構(例えばモータ等)、ソレノイドなどを有して構成される。
紙幣認識部19は、制御部10Aの制御の下、出金に係る紙幣又は入金に係る紙幣を1枚ずつ取り込み、紙幣の通貨種別判定や、金種判定や、真偽判定(紙幣が正常な紙幣であるか又は偽造券であるか)、正損判定、計数処理等を行うものである。紙幣認識部19は鑑別部とも呼ばれる。紙幣認識部19は、既存の判別方法を広く適用することができる。
通貨種別の判定方法は、例えば、イメージセンサや光センサや磁気センサ等により、紙幣の大きさ(寸法)や紙幣の図柄及び特徴情報や紙幣の厚さ等を感知し、これら感知情報と予め設定された通貨種別情報とを比較することにより判定する方法を用いることができる。
紙幣の真偽判定の方法は、例えば、真券と判断するための検査項目や偽造券と判断するための検査項目に基づいて、紙幣認識部19が通過する紙幣の真偽を判定する方法を用いることができる。偽造券と判断する方法の具体的な例は、例えば、偽造券を特定する記番号の一覧情報を紙幣認識部19が保持しており、紙幣認識部19が読み取った紙幣に記番号が偽造券を特定する記番号の一覧情報に含まれているものである場合には、当該紙幣を偽造券と判断する方法や、また例えば、連続して入金又は出金される紙幣の記番号が同じ番号である場合に、当該紙幣を偽造券と判断する方法等を適用することができる。
紙幣状態の正損判定の方法は、従来のATM等の紙幣認識部で利用されている技術を利用することができる。例えば、紙幣認識部19は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、汚損や落書きや破損等の有無を判定したり、汚損や落書きや破損等の位置を特定したりする方法を適用することができる。具体的には、例えば紙幣に汚れがあった場合、紙幣全体の範囲又は紙幣の特定箇所の範囲において汚損が占める割合や汚損の程度(例えば明度等)を紙幣認識部19は評価する。例えば、紙幣認識部19は、検査項目に設定されている1又は複数の判別レベル値(例えば、汚損レベル値等の閾値)とセンシングデータに基づく評価レベル値とを比較して汚損券又は正券を判別する。また例えば、紙幣認識部19は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、搬送される紙幣の傾き(すなわち、撮像画面上で搬送方向に垂直な線に対する紙幣端部の傾き)が検査項目で設定されている判別レベル値を超えて傾いているときには、紙幣がスキューしていると判定する。また、紙幣認識部19は、紙幣の厚さに関するセンシングデータが判別レベル値を超えているときには複数枚の紙幣が重なって搬送されていると判定する。また、紙幣認識部19は、イメージセンサにより撮像された紙幣の画像に基づいて、紙幣のサイズが判別レベル値を超えているときには複数枚の紙幣が重なって搬送されていると判定したりする。
図3は、第1の実施形態の現金処理装置1A内部における搬送路を説明する説明図である。
図3において、現金処理装置1Aは、紙幣入出金部51、紙幣認識部19、一時保留部58、媒体収納部としての複数個(図3では4個)の紙幣カセット部56−1〜56−4、搬送路57、リジェクトカセット部59、取り込みカセット部60を有する。
ここで、入金取引の際、出金取引の際及び出金テストの際の紙幣の搬送経路を説明する。入金取引の際、紙幣入出金部51に投入された紙幣は、1枚ずつ紙幣認識部19に搬送されて鑑別処理等が行なわれ、紙幣認識部19を通過した紙幣は一時保留部58に搬送されて一時的に保管される。全ての紙幣が一時保留部58に搬送され、入金取引が完了した後、一時保留部58に保管されている紙幣は、1枚ずつ紙幣認識部19を通過し、紙幣認識部19の認識結果に基づいて、対応する金種毎の紙幣カセット部56−1〜56−4に搬送される。
出金取引の際、入力された出金情報に基づいて、出金すべき紙幣を、対応する通貨種別、金種の紙幣カセット部56−1〜56−4から、指定された枚数の紙幣が1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は、紙幣認識部19に搬送されて鑑別処理等が行われて、一時保留部58に保管される。出金すべき全ての通貨種別、金種の紙幣が指定された枚数だけ繰り出されると、一時保留部58に保管されている紙幣は、入出金部51に搬送される。
出金テストの際、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4から所定の順序で紙幣が1枚ずつ繰り出される。繰り出された紙幣は、紙幣認識部19に搬送されて鑑別処理が行なわれる。鑑別処理が行なわれた紙幣は、元の紙幣カセット部56−1〜56−4に戻される。なお、出金テストの際、鑑別処理が行なされた紙幣は、一時保留部58に搬送され、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4が終了するまで一時保留部58に保留された後に、元の紙幣カセット部56−1〜56−4に戻されるようにしても良い。
一時保留部58は、紙幣を一時的に保管するものである。一時保留部58は、上述したように、入金取引の際又は出金取引の際、紙幣を一時的に保管する。
また、一時保留部58は、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換又は紙幣カセット部56−1〜56−4に紙幣の装填等がなされたときに、交換又は装填された紙幣カセット部56−1〜56−4から繰り出されて紙幣認識部19を通過した紙幣を一時的保管するものである。なお、一時的に保管された紙幣は、紙幣認識部19により金種判定されて各紙幣カセット部56−1〜56−4に搬送される。
紙幣カセット部56−1〜56−4はそれぞれ、出金に係る紙幣や入金に係る紙幣を収納する媒体収納部である。紙幣カセット部56−1〜56−4は、入金専用、出金専用、還流型リサイクル機能を有する紙幣カセット部のいずれであっても良い。なお、第1の実施形態では、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4が還流型リサイクル機能を有する紙幣カセット部とする。第1の実施形態では、紙幣カセット部56−1〜56−4が4台の場合を例示するが、紙幣カセット部の数は特に限定されるものではない。また、紙幣カセット部56−1〜56−4は、それぞれ予め用途や収納する紙幣の通貨種別、金種が決められている。
リジェクトカセット部59は、紙幣認識部19によりリジェクト判定(異常判定)された紙幣を格納するものである。
取り込みカセット部60は、顧客が取り忘れた紙幣を格納するものである。
搬送路57は、入出金部51、紙幣認識部19、一時保留部58、紙幣カセット部56−1〜56−4、リジェクトカセット部59、取り込みカセット部60の間で紙幣を相互に搬送する搬送経路である。搬送路57の搬送方向や搬送先は、搬送機構171の動作により決定される。
図4は、第1の実施形態に係る紙幣認識部19と制御部10Aとの間のソフトウェア構成を説明する説明図である。
図4に示す通り、紙幣認識部19は、通過する紙幣を認識する紙幣認識プログラム31、紙幣制御プログラム32を有する。また、制御部10Aは、上位デバイス制御プログラム33、取引・保守プログラム34を有する。
紙幣認識部19では、紙幣認識プログラム31が、紙幣(すなわち、投入された紙幣又は紙幣カセット部から繰り出された紙幣)の通貨種別判定、金種判定等を行い、その認識結果を上位の紙幣制御プログラム32に通知する。紙幣制御プログラム32は、紙幣認識プログラム32から通知された認識結果を、制御部10Aの上位デバイス制御プログラム33に通知する。
制御部10Aでは、上位デバイス制御プログラム33が、紙幣制御プログラム32から通知された各紙幣カセット部56−1〜56−4の認識結果(紙幣種別結果)を上位アプリケーションである取引・保守プログラム34に通知する。これにより、取引・保守プログラム34が、紙幣種別結果に基づいて、出金テスト結果や取引開始画面を表示する。なお、図1のカセット管理部120Aの機能が、取引・保守プログラム34により実行される機能を含むものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換又は紙幣カセット部56−1〜56−4への紙幣充填の際に、各紙幣カセット部56−1〜56−4の収納紙幣の通貨種別、金種を確認する処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、第1の実施形態に係る紙幣確認処理の動作を示すフローチャートである。
保守員は、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換等のために、現金処理装置1Aにおいて所定操作を行い、紙幣カセット部56−1〜56−4の交換又は紙幣カセット部56−1〜56−4に紙幣充填を行う。紙幣カセット部56−1〜56−4の交換等が終了すると、収納されている紙幣を確認するために、保守員は、操作表示部55を操作して保守員向け画面を表示させる(S101)。
このとき、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4について交換等を行う場合であっても良いし、又は、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4のうち、少なくとも1台の紙幣カセット部の交換等を行う場合であっても良い。
また、保守員向け画面は、少なくとも、出金テストの実行を問い合わせる画面が含まれているものとする。
図6は、第1の実施形態に係る保守員向け画面の一例を説明する説明図である。図6に示すように、保守員向け画面400は、現金処理装置1Aにおいて出金テスト実行を選択する「テスト実行」ボタン401と、「戻る」ボタン402を有する。
紙幣カセット部56−1〜56−4の交換等を行った後、収納されている紙幣確認を行うために、保守員は図6の保守員向け画面400において「テスト実行」ボタン401を選択する(S102)。これにより、制御部10Aのカセット管理部120Aが、紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣の通貨種別、金種を確認する出金テストを実行する。
「テスト実行」ボタン401が選択されると、保守員向け画面は、図7に例示するように、出金テストの実行中であること及び待機することを保守員に知らせるため、例えば「出金テストを実行中です。テスト完了まで暫くおまちください。」等の画面410が操作表示部55に表示される。
なお、「戻る」ボタン402が選択されると(S102)、図6の保守員向け画面の前ページに戻る。
出金テストが開始すると、カセット管理部120Aは、記憶部130に記憶される紙幣カセット部56−1〜56−4の設定情報を読み出し、各紙幣カセット部56−1〜56−4に設定されている用途、通貨種別、金種を確認する(S103)。
次に、カセット管理部120Aは、搬送機構制御部17に対して、紙幣カセット部56−1〜56−4のそれぞれに収納されている紙幣を、所定の順番で繰り出し指示を行う。搬送機構制御部17は、カセット管理部120Aの制御を受けて、各紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されている1枚の紙幣を繰り出す。そして、搬送機構制御部17は、繰り出した紙幣を紙幣認識部19に搬送させる(S103)。なお、各紙幣カセット部56−1〜56−4から繰り出す紙幣枚数は1枚に限定されるものではなく、出金テストの精度を上げるために複数枚であっても良い。
紙幣カセット部56−1〜56−4には識別情報(例えばID等)が付与されており、カセット管理部120Aは、紙幣カセット部56−1〜56−4に対して所定の順番で収納紙幣の繰り出し指示を行うようにしても良い。
例えば、紙幣カセット部56−1〜56−4のそれぞれに対して「識別番号:A」、「識別番号:B」、「識別番号:C」、「識別番号:D」が付与されている場合に、「識別番号:A」→「識別番号:B」→「識別番号:C」→「識別番号:D」などの順で紙幣の繰り出しを指示するようにしても良い。
また例えば、紙幣カセットが入金専用である場合、紙幣が収納されていないことがある。そのため、カセット管理部120Aは、設定情報に基づいて紙幣カセット部が入金専用であると判断した場合、その入金専用の紙幣カセット部については紙幣の繰り出しを行わないようにしても良い。つまり、交換された紙幣カセット部のセット間違えを確認するためには全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣を確認することが望ましい。しかし、例えば、4個の紙幣カセット部のうち、1個が入金専用である場合、他の3個の紙幣カセット部の紙幣確認を行えば、紙幣カセット部のセット間違えを検出することができる。このような場合に、カセット管理部120Aは、出金テストの対象から入金専用の紙幣カセット部を除外する機能を有するようにしても良い。
紙幣認識部19に搬送された紙幣は、通貨種別及び金種等の確認のために、紙幣認識部19により通貨種別、金種等が判別される。
ここで、紙幣認識部19は、通過する紙幣が、例えば日本円、米国ドル、ユーロ等の通貨種別や、又例えば日本円である場合には、1万円券、五千円券等の金種等を識別する。また、このとき、紙幣認識部19は、紙幣に付されている記番号を認識し、その記番号に基づいて紙幣の発行年(例えば、2000年発行券、2008年発行券等)を識別するようにしても良い。
紙幣認識部19を通過した紙幣は、一時保留部58に搬送されて一時的に保留される。
例えば、一保留部55の紙幣は、紙幣認識部19による金種判別がなされた後、繰り出し元の紙幣カセット部56にそのまま戻されるようにしても良い。これにより、異なる金種の紙幣の混在を防ぐことができる。
また例えば、一時保留部58の紙幣は、各紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣枚数の確定が終了するまで保留され、各紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣枚数の確定後、一時保管部の紙幣は、再度、紙幣認識部19に搬送されて、紙幣認識部19の金種判別結果に基づいて、各紙幣カセット部56に搬送されるようにしても良い。この場合でも、紙幣カセット部56−1〜56−4が正しく装着された後に、一保留部55の紙幣が金種毎の紙幣カセット部56−1〜56−4に戻されるため、異なる金種の紙幣の混在を防ぐことができる。なお、出金専用の紙幣カセット部56−1〜56−4については、紙幣の繰り出し後、繰り出した紙幣を収納できない場合もあるため、その場合には、繰り出した紙幣を一時保管部55等に保持したままとしても良い。なお、一時的に保持できるのであれば一時保管部55に限定されることなく、別の収納部に保持できるようにしても良い。
紙幣認識部19により金種判別された認識結果は、カセット管理部120Aに通知され(S105)、カセット管理部120Aは、各紙幣カセット部56−1〜56−4に実際に収納されている紙幣の金種判別結果を認識することができる。
ここで、紙幣認識部19に金種判別させる紙幣は1枚(すなわち、各紙幣カセット部56−1〜56−4の最上位に収納されている1枚の紙幣)であっても良い。金種判別させる紙幣を1枚とすることで、紙幣枚数の確定時間を短くすることができるというメリットがある。しかし、金種判別させる紙幣は1枚に限定されることなく、複数枚の紙幣とすることができる。これにより、収納紙幣の金種を確実に認識させることができる。
カセット管理部120Aは、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4について紙幣確認処理が行なわれたか否かを判断し(S106)、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣確認処理が終了していない場合には、S104に戻る。
一方、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣確認処理が終了している場合、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣種別結果が、紙幣認識部19からカセット管理部120Aに与えられる。
カセット管理部120Aは、紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣種別結果を含む画面を表示する(S107)。これにより、保守員は、紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣の通貨種別、金種を認識でき、現金処理装置1Aが取り扱うことができる通貨種別、金種を把握することができる。
図8は、第1の実施形態に係る出金テスト結果を示す画面の一例を示す画面図である。
図8に例示する出金テスト結果画面420は、テスト結果と、現金処理装置1Aが取り扱う紙幣カセット部56−1〜56−4の通貨種別及び金種とを表示している場合を例示している。図8の画面420では、通貨種別及び金種が正しく各紙幣カセット部56−1〜56−4に収納されていることを示す「テスト結果:OK」が表示されている。また、画面420では、例えば紙幣カセット部56−1である「カセットA」について日本円の千円券が収納されていることを示す「日本円 1000@カセットA」等のように表示される。
上記のようにして、出金テストが終了すると、保守員は現金処理装置1Aをリブートして、制御部10Aの表示制御部125は、出金テスト結果である紙幣種別結果を含む取引開始画面を操作表示部55に表示する(S108)。
図9は、第1の実施形態に係る現金処理装置1Aにおける取引開始画面の一例を示す画面図である。図9に例示するように、取引開始画面500には、出金テスト結果により取得した紙幣種別結果に基づき、現金処理装置1Aが取扱可能な紙幣の通貨種別及び金種を表示することができる。
その後、現金処理装置1Aを取り扱う顧客は、取引開始画面500を通じて、所望の取引を行うことができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、各紙幣カセット部の紙幣の通貨種別及び金種を含む紙幣種別結果に基づく出金テスト結果を表示できるようにしたため、例えば保守員が紙幣カセット部の設定をマニュアルで確認する必要がなく、紙幣の入れ間違いや紙幣カセット部の紙幣設定の間違いを直ちに確認することができ、保守時間の短縮や作業ミスの低減を期待できる。
また、第1の実施形態によれば、取引・保守プログラムとしてのカセット管理部が紙幣種別結果に基づく取引開始画面を表示できるようにしたため、現金処理装置の顧客(ATM利用者)にとっては、取引を進める前に取り扱い紙幣が確認できるため、利便性の向上を期待できる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の現金処理装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、空港や金融機関等に設けられる、複数国の通貨種別の貨幣及び金種を収納することができる自動現金取扱機(ATM)に本発明を適用する実施形態を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態に係る現金処理装置1Bの外観構成は、第1の実施形態と同様のものとすることができるため、第2の実施形態においても図2を用いて説明する。
第2の実施形態に係る現金処理装置1Bは、紙幣認識部19が紙幣の画像を撮像する媒体撮像部を備えており、この紙幣認識部19の撮像手段が撮像した紙幣の画像を、各紙幣カセット部の用途、通貨種別及び金種と並べた表示画面を表示するものである。
第2の実施形態に係る現金処理装置1Bの内部構成は、基本的には、第1の実施形態に係る図1と同様の構成を備えることで実現することができるが、図10及び図11に例示する構成としても良い。
なお、「撮像手段」には、紙幣認識部19が備える媒体撮像部と、図10及び図11に示すカメラ61−1〜61−4とが含まれる。
図10は、第2の実施形態に係る現金処理装置1B内部における紙幣の搬送路及び紙幣カセット部の内部構造を示す構成図である。図10において、第1の実施形態と同一又は対応する構成要素については第1の実施形態と同一の符号を付している。
図10において、現金処理装置1Bは、紙幣入出金部51、紙幣認識部19、一時保留部58、複数個(図3では4個)の紙幣カセット部56−1〜56−4、搬送路57、リジェクトカセット部59、取り込みカセット部60、カメラ61−1〜61−4を有する。第2の実施形態の現金処理装置1Bは、第1の実施形態の構成に加えて、各紙幣カセット部56−1〜56−4がそれぞれの内部を撮像するカメラ61−1〜61−4を有する。
カメラ61−1〜61−4は、後述する制御部10B(図11参照)の制御により、紙幣カセット部56−1〜56−4の内部を撮像し、その撮像した画像を制御部10Bに与えるものである。つまり、制御部10Bの制御を受けて、カメラ61−1〜61−4が、紙幣カセット部56−1〜56−4内部を撮像することにより、紙幣が収納されている場合には、収納されている紙幣をカメラ画像として映し出すことができる。一方、紙幣が収納されていない場合でも、カメラ61−1〜61−4が紙幣カセット部56−1〜56−4の内部を撮像することにより、カメラ画像は紙幣が収納されていないことを映し出すことができる。
カメラ61−1〜61−4は、紙幣カセット部56−1〜56−4の内部、すなわち収納されている最上位の紙幣の金種や紙幣が収納されていないことを撮像できるように、紙幣カセット部56−1〜56−4の上方から下方に向けて撮像できる位置に設けられていることが望ましい。例えば、カメラ61−1〜61−4は現金処理装置1Bのカセット装着部に設けられており、装着された紙幣カセット部56−1〜56−4の内部をカメラ61−1〜61−4が上方から撮像できるようにしても良い。
また、カメラ61−1〜61−4は、紙幣カセット部56−1〜56−4の脱着装着の際に障害とならないようにするため、例えばCCDカメラ等のような小型の撮像装置であることが望ましい。さらに、カメラ61−1〜61−4は、動画像を撮像できるものであっても良いし、又は静止画像を撮像するものであっても良い。
図11は、第2の実施形態に係る現金処理装置1Bの制御系の構成を示す構成図である。図11においても、第1の実施形態と同一又は対応する構成要素について、第1の実施形態と同一の番号を付している。
図11において、第2の実施形態の現金処理装置1Bは、制御部10B、操作表示制御部14、カードリーダユニット15、レシートプリンタユニット16、搬送機構制御部17、紙幣認識部19、電源ユニット12、カメラ61−1〜61−4、暗証番号入力ユニット141を有する。
図11において、第2の実施形態は、制御部10Bのカセット管理部120Bの機能が、第1の実施形態と異なる。すなわち、カセット管理部120Bは、図11に示すように、収納情報設定部121、収納状態管理部122、カメラ撮像制御部223、カメラ画像取得部224、表示制御部225を有する。
カメラ撮像制御部223は、紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣枚数の確定を行う際に、カメラ61−1〜61−4に対して撮像開始を指示して、各紙幣カセット部56−1〜56−4内部を撮像させるものである。
カメラ画像取得部224は、カメラ撮像制御部223の制御により撮像開始したカメラ61−1〜61−4から各紙幣カセット部56−1〜56−4内部のカメラ画像を取得するものである。
表示制御部225は、カメラ画像取得部224が取得した各紙幣カセット部56−1〜56−4内部のカメラ画像を、各紙幣カセット部の用途、通貨種別及び金種と並べた表示画面を表示するものである。これにより、各紙幣カセット部56−1〜56−4に設定する用途、通貨種別及び金種と、各紙幣カセット部56−1〜56−4内部のカメラ画像とを並べて表示することができるため、保守員が紙幣カセット部56−1〜56−4のセット間違えを認識することができる。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態の現金処理装置1Bにおける紙幣カセット部56−1〜56−4に収納する紙幣を確定する際の処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、撮像手段の一例が、図10及び図11のカメラ61−1〜61−4とする場合を例示し、カメラ61−1〜61−4が撮像した紙幣のカメラ画像を各紙幣カセット部の用途、通貨種別及び金種と並べた表示画面を表示する場合を例示するが、紙幣認識部19の媒体撮像部が撮像した画像を表示画面に表示できるようにしても良い。
図12は、第2の実施形態の現金処理装置1Bにおける紙幣カセット部56−1〜56−4に収納する紙幣の確定処理を示すフローチャートである。
紙幣カセット部56−1〜56−4の交換等の後、保守員は、紙幣カセット部56−1〜56−4に収納される紙幣確認を行うため、操作表示部54に保守員向け画面を表示させる(S101)。保守員向け画面の一例として、第1の実施形態の図6の画面を例示することができる。
紙幣カセット部56−1〜56−4の交換等を行った後、保守員は図5の保守員向け画面400において「テスト実行」ボタン401を選択すると(S102)、第1の実施形態と同様に、カセット管理部120Bは出金テストを実行する。このとき、第1の実施形態に係る図7の出金テスト実行中の画面410が操作表示部55に表示される。
出金テストが開始すると、カセット管理部120Bは、紙幣カセット部56−1〜56−4のそれぞれについて順番に紙幣枚数の設定を行う。カセット管理部120Bは、記憶部130に記憶される紙幣カセット部56−1〜56−4に設定情報により、各紙幣カセット部56−1〜56−4に設定されている用途、金種を確認する(S103)。
次に、カセット管理部120Bは、各紙幣カセット部56−1〜56−4のカメラ61−1〜61−4に対して撮像開始を指示する(S201)。カセット管理部120Bは、全てのカメラ61−1〜61−4に対して同時に撮像開始を指示するようにしても良いし、又は所定の順序に従って順番に撮像開始を指示しても良い。
カメラ61−1〜61−4は、カセット管理部120Bの撮像開始の指示を受けて、紙幣カセット部56−1〜56−4の内部の様子を撮像し、そのカメラ画像をカセット管理部120Bに与える。これにより、各紙幣カセット部56−1〜56−4内部を映し出したカメラ画像を取得することができる(S202)。
カセット管理部120Bは、カメラ61−1〜61−4と接続するインタフェースに基づいて、どの紙幣カセット部56−1〜56−4のカメラ画像であるかを判断するようにしても良い。また例えば、カメラ61−1〜61−4が紙幣カセット部56−1〜56−4を装着するカセット装着部の識別番号(例えば「A」等のIDなど)をカメラ画像に付与し、カメラ画像に付与されている識別情報に基づいて、カセット管理部120Bが、どの紙幣カセット部56−1〜56−4のカメラ画像であるかを判断できるようにしても良い。
また、カメラ61−1〜61−4は、動画像であっても良い。その場合、カセット管理部120Bは、カメラ61−1〜61−4が撮像した動画像のうち、任意に抽出した静止画像を撮り出すようにしても良い。このとき、カセット管理部120Bは、撮像開始時から所定時間後の画像を抽出するようにしても良いし、又は動画像の中の複数枚のフレームの中から、例えば輝度や明度等に基づいて高品位の静止画像を選択し、その選択した静止画像を抽出するようにしても良い。
カセット管理部120Bは、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4について紙幣確認処理が行なわれたか否かを判断し(S106)、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣確認処理が終了していない場合には、S201に戻る。
一方、全ての紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣確認処理が終了している場合、カセット管理部120Bは、カメラ61−1〜61−4から取得したカメラ画像を用いて、カメラ画像を含む出金テスト結果画面を表示する(S203)。
図13は、第2の実施形態に係る出金テスト結果画面の一例を示す画面図である。
図13に例示する出金テスト結果画面520は、紙幣カセット部56−1〜56−4の設定情報及びカメラ画像を含む表示部521、「確定」ボタン522を有する。
表示部521には、各紙幣カセット部56−1〜56−4を装着するカセット装着部の識別情報を示す項目「紙幣カセット」、各紙幣カセット部56−1〜56−4に設定されている用途及び金種を示す項目「用途」及び項目「金種」、カメラ61−1〜61−4が撮像したカメラ画像を映し出す項目「カメラ画像」を有する。
例えば、還流型リサイクル機能を有する紙幣カセット部56−1〜56−4について、紙幣カセット部56−1は「紙幣カセット:A」、紙幣カセット部56−2は「紙幣カセット:B」、紙幣カセット部56−3は「紙幣カセット:C」、「紙幣カセット:D」とする。全ての紙幣カセット部56−1〜56−4は還流型リサイクル機能を有するものとする。
図13の場合、項目「紙幣カセット:A」のカセット装着部に装着される紙幣カセット部56−1は、項目「用途」が「リサイクル(還流型リサイクル用)」、項目「金種」が「JPY1000(日本円千円券)」と設定されているものとする。そして、項目「紙幣カセット:A」に対応する項目「カメラ画像」には、装着されている紙幣カセット部の内部を撮像したカメラ画像が表示される。このとき、カセット管理部120Bが出金テスト結果画面520に画像を表示する際、カセット管理部120Bはカメラ61からのカメラ画像の画像サイズの変換処理を行うようにしても良い。
項目「紙幣カセット:A」に対応する項目「カメラ画像」には日本円の1000円券のカメラ画像が表示されているため、紙幣カセット部56−1〜56−4が正しく装着されていることを保守員は認識できる。
一方、図13において、項目「紙幣カセット:C」のカセット装着部にセットされる紙幣カセット部56−3が間違えて配置された場合を示す。
本来、図13に示すように、項目「紙幣カセット:C」には、項目「用途:リサイクル」、項目「金種:USD20(米国ドル20ドル券)」の紙幣カセット部56−1〜56−4がセットされるべきである。しかし、項目「紙幣カセット:C」の「カメラ画像」は、図13に示すように、「日本円5千円券」のカメラ画像が表示されている。このように、通貨種別及び金種が異なることを、保守員は視覚を通じて判断することができる。
なお、正しく紙幣カセット部56−1〜56−4がセットされていない場合には、保守員が紙幣カセット部56−1〜56−4を正しくセットし直した後、再度、保守員は各紙幣カセット部56−1〜56−4の紙幣確認処理を行う。
上記のようにして、出金テストが終了すると、保守員は現金処理装置1Bをリブートして、制御部10Bの表示制御部225は、出金テスト結果である紙幣種別結果を含む取引開始画面を操作表示部55に表示する(S204)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、紙幣カセット部の交換後、紙幣カセット部に実際に収納されている紙幣の「カメラ画像」を、少なくとも紙幣カセット部に設定されている「通貨種別」、「金種」と並べて表示することにより、保守員が、設定情報とカメラ画像の表示とを比較し、紙幣カセット部の装着間違い、若しくは、紙幣カセット部への紙幣装填間違いを容易に発見可能となることができる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても本発明の種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用することができる。
(C−1)上述した各実施形態では、現金処理装置が備える紙幣カセット部(媒体収納部)に収納される紙幣の通貨種別及び金種を確認できるようした。しかし、紙幣に限定されるものではなく、媒体収納部に収納される硬貨であっても良い。この場合、紙幣認識部に代えて、硬貨の重量や大きさ等に基づいて通貨単位や金種等を判別する硬貨判別部とすることで実現することができる。
(C−2)上述した各実施形態では、現金処理装置がATMの操作表示部に出金テスト結果画面等の画面情報を表示する場合を例示した。しかし、例えばATM等が通信回線を通じて接続する金融機関のリモート端末(例えばセンタ端末)や、又はATM端末とは異なる別の専用端末(例えば、ATMの保守用端末等)に出金テスト結果画面を表示できるようにしても良い。
(C−3)上述した各実施形態で説明した紙幣確認処理は、保守員が紙幣カセット部の交換時や精査時等に行うことができる。また、紙幣カセット部の紙幣確認処理である出金テスト結果画面において、各紙幣カセット部の設定金種と認識結果金種とを並べて表示するようにしても良い。さらに、カセット管理部は、設定されている通貨種別及び金種と認識結果である通貨種別及び金種とを比較し、認識結果が設定されているものと異なる場合には、保守員に色表示(例えば赤色表示等)やポップアップ表示等のメッセージ表示等を行うようにしても良い。更に、カセット管理部は、警告音等の出力を行うようにしても良い。つまり、保守員に対して視覚的な注意喚起だけでなく、聴覚的な注意喚起を促すようにしても良い。
(C−4)上述した各実施形態では、各紙幣カセット部の設定通貨種別及び金種と認識結果の通貨種別及び金種とを並べて画面表示する際、設定された通貨種別及び金種を表示する場合を例示した。勿論、各紙幣カセット部に設定された用途を表示するようにしても良い。少なくとも、各紙幣カセット部の通貨種別及び金種が表示されるものであれば良い。
(C−5)本発明は、第1及び第2の実施形態を様々な態様で組み合わせて紙幣カセット部の紙幣確認を行うようにしても良い。
例えば、第2の実施形態のように、紙幣カセット部の内部を撮像するカメラを設けておき、第1の実施形態で例示した紙幣カセット部の紙幣確認を行うようにしても良い。この場合、入金専用の紙幣カセット部については、紙幣が収納されていないため、紙幣の繰り出しが行われず、金種確認が行われない。しかし、カセット管理部が、紙幣カセット部の用途を参照して、入金専用の紙幣カセット部については、紙幣の繰り出しに代えて、カメラによる撮像を指示するにしても良い。これにより、紙幣が収納されている紙幣カセット部については紙幣認識部の認識結果を表示させ、紙幣が収納されていない紙幣カセット部(入金専用の紙幣カセット部)については、カメラ画像を表示させることができる。
1A及び1B…現金処理装置、54…操作表示部、56−1〜56−4…紙幣カセット部、17…搬送機構制御部、171…搬送機構、19…紙幣認識部、61−1〜61−4…カメラ、14…操作表示制御部、
10A及び10B…制御部、110…取引処理部、120A及び120B…カセット管理部、121…収納情報設定部、122…収納状態管理部、123…収納紙幣確認部、124…認識結果取得部、125…表示制御部、223…カメラ撮像制御部、224…カメラ画像取得部、225…表示制御部、130…記憶部。

Claims (9)

  1. それぞれ通貨単位の異なる媒体を金種毎に収納する複数の媒体収納部を有し、いずれかの通貨単位の媒体を用いて現金処理を行う現金処理装置において、
    表示手段と、
    上記複数の媒体収納部のそれぞれに収納される媒体の通貨単位の種類及び金種を含む媒体種類を確認する媒体種別確認手段と、
    上記媒体種別確認手段により確認された確認結果に基づいて、上記各媒体収納部に収納されている媒体の媒体種類情報を上記表示手段に表示させる収納媒体管理手段と
    を備えることを特徴とする現金処理装置。
  2. 上記収納媒体管理手段が、上記媒体種別確認手段から取得した確認結果に基づき、上記媒体収納部毎に、通貨単位の種類及び金種を含む媒体種類情報を上記表示手段に表示させる表示制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 上記表示制御部が、上記各媒体収納部の上記媒体種類情報を上記表示手段に表示して上記各媒体収納部の媒体種類の確認を受けた後、上記媒体種別確認手段からの確認結果に基づいて、取扱可能な通貨単位の種類及び金種を含む取扱可能情報を上記表示手段に表示させるものであることを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 上記収納媒体管理手段が、上記複数の媒体収納部の一部又は全部の交換又は媒体装填がなされたときに、上記媒体収納部に収納されている媒体を上記媒体種別確認手段に移動させて、上記媒体種別確認手段による媒体種類の確認を実行させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現金処理装置。
  5. 媒体を一時的に保留する一時保留部を備え、
    上記収納媒体管理手段が、交換後又は装填後の上記媒体収納部のうち所定順序で、上記媒体収納部から媒体を繰り出して上記媒体種別確認手段に移動させた後、その媒体を上記一時保留部に移動させることを特徴とする請求項4に記載の現金処理装置。
  6. 上記収納媒体管理手段が、上記一時保留部の媒体を繰り出し元の上記各媒体収納部に戻すものであることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
  7. 上記収納媒体管理手段が、全ての上記媒体収納部の媒体確認処理が完了した後に、上記一時保留部の媒体を上記媒体種別確認手段に与え、上記媒体種別確認手段の確認結果に基づいて、上記一時保留部の媒体を上記各媒体収納部に戻すものであることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
  8. 上記各媒体収納部に収納される媒体を撮像する撮像手段を備え、
    上記表示制御部が、上記撮像手段により撮像された媒体の撮像画像と、予め設定された上記各媒体収納部に収納される媒体の通貨単位の種類及び金種とを対応付けた情報を上記表示手段に表示させるものである
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の現金処理装置。
  9. 上記撮像手段は、上記媒体種別確認手段が有する媒体撮像部であることを特徴とする請求項8に記載の現金処理装置。
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