JP2015112301A - 医用診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納部を深く掘り込む必要がなく、ケーブルベア(登録商標)の経年変化による断線を回避することが可能な医用診断装置を提供する。【解決手段】実施形態の医用診断装置は、基面に沿って移動可能に設けられた架台と、前記架台に設置された駆動機構部に対し電源を供給する給電手段とを有する。前記給電手段は、電流用レールと接触子とを有する。電流用レールは、前記基面に沿って設けられる。接触子は、前記架台に設けられ、前記架台が前記基面に沿って移動されるとき、前記電流用レールに接触しながら相対移動することにより前記電流用レールから前記駆動機構部に給電可能に構成される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、医用診断装置に関する。
X線CT装置やPET-CT装置と、X線アンギオ装置その他のモダリティとが組み合わされるとき、寝台が共用される場合がある。このとき、X線CT装置の架台(ガントリともいう)は、床に沿って移動可能に構成される。
床に回転可能に設けられた架台へ配線等を供給するケーブルベア(登録商標)が設けられた医用診断装置がある(例えば、特許文献1)。
床に固定された架台に対し電源を供給する給電手段としては、例えば、床面が溝形状に凹設された収納部にケーブルが格納されたものがある(例えば、特許文献2)。本文献に記載された架台には、X線管、検出器、高電圧発生部、回転駆動部等を含む診断用画像取得部が収納される。
これらの特許文献に記載された技術を組み合わせることにより、床に移動可能に設けられた架台に対し電源を供給する供給手段として、収納部にケーブルベアが格納されることが可能となる。ここで、「架台に対し電源を供給する」とは、前述する診断用画像取得部と、床を含む基面に沿って移動可能に設けられた架台を駆動するための架台駆動機構部とを有する駆動機構部に対し、電源を供給することをいう。
特開2009−148325号公報 特開2001−286461号公報
しかしながら、ケーブルベアが曲げられるときの曲げ半径が信号線等と比較して大きい。そのため、ケーブルベアが収納部に収納されるためには、収納部を深く掘り込む必要がある。
また、架台が移動されるとき、ケーブルベアは、曲げられる位置を変えながら架台に追従するため、ケーブルベアが経年変化により断線するおそれがあるという問題点があった。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、収納部を深く掘り込む必要がなく、ケーブルベアの経年変化による断線を回避することが可能な医用診断装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態の医用診断装置は、基面に沿って移動可能に設けられた架台と、前記架台に設置された駆動機構部に対し電源を供給する給電手段とを有する。前記給電手段は、電流用レールと接触子とを有する。電流用レールは、前記基面に沿って設けられる。接触子は、前記架台に設けられ、前記架台が前記基面に沿って移動されるとき、前記電流用レールに接触しながら相対移動することにより前記電流用レールから前記駆動機構部に給電可能に構成される。
第1実施形態に係る医用診断装置の側面図。 医用診断装置の正面図。 寝台に対し架台が近づいたときの医用診断装置の側面図。 図1のA-A線拡大断面図。 図2のB-B線拡大断面図。 第2実施形態に係る給電手段の拡大断面図。 第3実施形態に係る給電手段の拡大断面図。
[第1実施形態]
医用診断装置の第1実施形態について各図を参照して説明する。
先ず、医用診断装置1の構成について図1を参照して簡単に説明する。図1は、医用診断装置1の側面図である。ここでは、医用診断装置1として、X線CT装置を説明する。
図1に示すように、医用診断装置1は、架台10と寝台20と給電手段30とを有する。なお、架台10は、内部側のフレームと外部側のカバーとを有するが、以下の説明で、架台10というときは、フレームまたはカバーのいずれか、または、両方を指すものとする。また、医用診断装置1が設置される空間を区画する床、天井、および、立壁(仕切り壁を含む)、その他の構造体を「基面」という場合がある。
〔架台10〕
架台10は開口11および底部12を有する。架台10には、開口11を中心にして、X線を照射するX線管(図示しない)と、X線管から照射され、開口11内の被検体(図示しない)を透過したX線を検出するX線検出器(図示しない)とが対向配置される。X線管およびX線検出器は、開口11中心に回転可能に構成され、それらを回転させる力にモータが用いられる(回転駆動部)。架台10には、X線管に高電圧を印加する高電圧発生部(図示しない)が設けられる。
図2は医用診断装置1の正面図、図3は寝台20に対し架台10が近づいたときの医用診断装置1の側面図である。図1から図3に示すように、基面2としての床には一対の案内レール13が延設される。架台10は、案内レール13により基面2に沿って寝台20から離れた位置(図1参照)と、寝台20に近づいた位置(図3参照)との間を移動可能に案内され、モータの動力によりレール上を自走し、モータの保持力により任意の位置に保持される(架台駆動機構部)。
基面2には案内レール13に沿って収納部3が並設される。収納部3は一対の案内レール13の間に配置される。架台10は、収納部3に架け渡されることにより、収納部3の溝口3a(後述する)の一部を外部から塞ぐように配置される。基面2と架台10の底部12との間にはわずかな空隙が設けられる。
ここで、架台10が移動される方向を「Z軸方向」または「体軸方向」という場合がある。さらに、Z軸方向に対し直交する水平方向を「X軸方向」という場合がある。さらに、Z軸方向およびX軸方向に対し直交する方向を「Y軸方向」、「高さ方向」または「深さ方向」という場合がある。
〔寝台20〕
図1及び図3に示すように、寝台20は、被検体(図示しない)が載置される天板21を有する。天板21は、架台10に対して高さ調整可能に構成される。
〔給電手段30〕
図4は、図1のA−A線拡大断面図である。図1および図4に示すように、給電手段30は収納部3に設けられる。なお、給電手段30が電源を供給する先は、前述する診断用画像取得部および架台移動機構部を含む駆動機構部である。
(収納部3)
図4に示すように、給電手段30は、基面2が溝形状に凹設された収納部3に設けられる。収納部3は、上方に開放された溝口3a、溝底3b、および、溝壁3cを有する。溝底3bおよび溝壁3cは、導電性の材料により構成される。導電性の材料を図4にハッチングを付して示す。溝底3b、溝壁3cは、アースブロック3d(後述する)に接続される。
溝口3aはカバー部材33の導電性層331(後述する)で覆われる。それにより、収納部3の内面が、導電性を有する溝底3bおよび溝壁3c、並びに、導電性層331により構成される。導電性層331は、アースブロック3dに接続される。
両溝壁3cの上端縁が溝口3aの両縁に相当する。収納部3の溝口3aは、約102mmのX軸方向の幅を有する。収納部3の溝底3bは、約40mmの深さを有する。
一般的に、ケーブルベアを収納する収納部の深さは、約150mmである。これに対し、収納部3の深さは、ケーブルベアを格納する収納部の深さと比較して、約90mm(=150−40)も浅くなる。そのため、収納部3を施工するときの作業が容易になる。
さらに、ケーブルベアを収納する収納部の幅は、約250mmである。これに対し、収納部3の幅は、ケーブルベアを格納する収納部の幅と比較として、約148mm(=250−102)だけ狭くなる。そのため、収納部3を施工するときの作業がさらに容易になる。
溝口3aの両縁(溝壁3cの上端縁)に電気的に接続して、アースブロック3dが配置される。アースブロック3dには、溝口3aを覆うカバー部材33の導電性層331(後述する)が接触する。それにより、収納部3の内面(導電性を有する溝底3bおよび溝壁3c、並びに導電性層331)が接地される。そのため、収納部3の内部のノイズが外部に漏れ難くなり、反対に、外部から収納部3の内部にノイズが入り難くなる。
アースブロック3dの外側(溝口3aの縁とは反対側)には、側溝である水受け部3eが配置される。架台10の移動型の医用診断装置1は、手術室に設置される場合がある。手術室では、清掃時に基面2としての床に水等がまかれることがある。溝口3aの外側に水受け部3eが設けられたことにより、収納部3の外部からカバー部材33と基面(床)2との間を通って収納部3の内部に水等が滲み込むのを防止することが可能となる。
収納部3には、前述する駆動機構部に給電するための配電線として、4本の電流用レール31(幅約15mm、後述する)が収納され、また、隣接する電流用レール31間の隙間を設ける必要があるため、それだけで、溝口3aのX軸方向の幅は約70mmとなる。実際には、補強用凸条部341(後述する)が設けられるため、その幅は約102mmとなる。
図4に示すように、給電手段30は、電流用レール31、接触子32、カバー部材33、レール台34、および、接触子台35を有する。
(レール台34)
レール台34は、絶縁性を有する材料により成形され、収納部3の溝底3bに固定される。検査室には、X線CT装置以外のモダリティとして、超音波診断装置(図示しない)が設けられる。超音波診断装置にはキャスタ(図示しない)が設けられる。キャスタは、例えば約20mm幅の車輪(図示しない)を有する。前述したように、溝口3aの幅は約102mmであるから、超音波診断装置が基面(床)2に沿って移動されるとき、車輪が溝口3aに入り込むおそれがある。溝口3aを迂回したりすると、超音波診断装置を迅速に移動できず、診断に支障を来すおそれがある。
キャスタの車輪等が溝口3aに入り込まないように、レール台34は、3本の補強用凸条部341を有する。補強用凸条部341は、約10mmのX軸方向の幅を有する。3本の補強用凸条部341は、互いに平行にZ軸方向に沿って延設され、溝口3aの縁(溝壁3cの上端縁)とそれに隣接する補強用凸条部341との間の隙間(2つ)、あるいは、互いに隣接する補強用凸条部341同士の間の隙間(2つ)が予め定められた幅未満になるように、溝壁3cに沿って配置される。ここで、「予め定められた幅」は、例えば、キャスタの車輪の幅に相当する。4つの隙間をキャスタの車輪の幅未満にすることにより、これらの隙間に車輪が入り込むことが防止される。なお、予め定められた幅(車輪の幅)を約20mmに想定して、隙間が約18mmに設定されることについては後述する。
さらに、3本の補強用凸条部341は、基面2(溝口3aの縁)とほぼ同じ高さを有する。そのため、補強用凸条部341と基面2との間に高さ方向で大きな段差が生じない。それにより、キャスタを円滑に移動することが可能となる。
(電流用レール31)
電流用レール31は4つの隙間に配置され、Z軸方向に沿って延設され、レール台34に固定される。電流用レール31は、X軸方向で約15mmの幅、Y軸方向で約15mmの丈を有する。約15mm幅の電流用レール31と、その両側に設けられた約1.5mmの空隙とにより、約18mmの隙間が設定される。
(接触子台35)
図1および図4に示すように、接触子台35は、架台10の底部12に設けられる。図4では、底部12を図示しない。接触子台35と補強用凸条部341とが当接しないように、接触子台35と補強用凸条部341との間にわずかな空隙が設けられる。なお、接触子台35と補強用凸条部341とを当接させて、架台10が移動されるとき、接触子台35が補強用凸条部341に摺動するように構成されてもよい。
(接触子32)
接触子32は4つの隙間に配置され、接触子台35に設けられる。接触子32は、X軸方向で約15mmの幅、Y軸方向で約15mmの丈を有する。接触子32は、架台10がZ軸方向に移動されるとき、電流用レール31に接触しながら移動することで、電流用レール31から架台10に給電可能に構成される。接触子32と高電圧発生部とが電気的に接続される。
(カバー部材33)
前述したように、架台10は収納部3の溝口3aの一部を外部から塞ぐように配置される。架台10により塞がれる溝口3aの一部以外を外部から塞ぐように、カバー部材33が設けられる。
図5は、図2のB-B線断面図である。図1、図4および図5に示すように、カバー部材33は、電流用レール31を覆う長尺形状を有する。カバー部材33の一部が架台10に連結される。架台10の接触子台35に連結されたカバー部材33の部分としての絶縁性層332(後述する)を図5に示す。なお、絶縁性層332に連結された接触子台35の部分は、絶縁性を有する。カバー部材33の両端部は、Z軸方向の収納部3の端部に延ばされる。長手方向の両側(図1および図3では、収納部3の左右)に巻き取り機構40が配置される。
巻き取り機構40は、巻き軸41、モータ(図示しない)、動力伝達手段(図示しない)、および、制御部(図示しない)を有する。巻き軸41にはカバー部材33の端部が連結される。制御部は、架台10の移動および移動方向に応じて、モータおよび動力伝達手段を制御する。
例えば、架台10が寝台20に対し離れた位置(図1参照)から寝台20に対し近づいた位置(図3参照)に移動されるとき、制御部がモータおよび動力伝達手段を制御することにより、右側の巻き取り機構40の巻き軸41に対しモータの動力が伝達され、カバー部材33が巻き取られる。左側の巻き取り機構40の巻き軸41に対し動力が伝達されず、カバー部材33が繰り出される。
なお、カバー部材33が巻き取られるとき、架台10の移動量以上の長さが巻き取られることで、カバー部材33が張られた状態で、たるみなく巻き取られる。さらに、カバー部材33が繰り出されるとき、モータの保持力が働き、カバー部材33は張られた状態で、たるみなく繰り出される。
以上のように、左右の巻き取り機構40によってカバー部材33が巻き取りあるいは繰り出されることにより、収納部3の溝口3aが常時外部から塞がれる。
カバー部材33は、下層側(収納部3の内部に面する側)に導電性層331が設けられ、上層側に絶縁性層332が設けられる。なお、カバー部材33により溝口3aが覆われるとき、導電性層331がアースブロック3dに接触することは、前述した通りである。なお、導電性層331とアースブロック3dとの接触性を高めるため、アースブロック3dと接触する導電性層331の部分をブラシ状に形成してもよい。
カバー部材33は、シート形状で、比較的に弱い剛性を有するものであるが、図4に示すように、前述する補強用凸条部341上に載置された形になるため、溝口3aを覆ったときに、下方に湾曲したりすることがなく、また、超音波診断装置の移動時にそのキャスタの車輪がカバー部材33の上を通ったとしても、大きな変形が回避される。
〔信号伝達手段30A〕
以上に、給電手段30等の構成を説明した。次に、X線管、X線検出器および高電圧発生部に対し、制御信号を送信し、X線検出器からの検出信号を受信するための、信号伝達手段30Aの構成について説明する。
図4に示すように、基面2としての床には、信号伝達手段30Aが格納される収納部300が設けられる。収納部300は、収納部3の構成と同じ構成を有しているため、その構成に収納部3の構成と同一番号を付し、その説明を省略する。なお、収納部300のX軸方向の幅を、収納部3と同様に、予め定められた幅未満に設定することは言うまでもない。
信号伝達手段30Aは、固定用アンテナ36、移動用アンテナ37、固定用アンテナ台38、および、移動用アンテナ台39を有する。
固定用アンテナ台38は架台10の底部12に設けられる。固定用アンテナ36は固定用アンテナ台38に固定される。移動用アンテナ台39は、収納部300の溝底3bに固定される。移動用アンテナ37は、Z軸方向に沿って延設され、移動用アンテナ台39に設置される。
収納部300に、固定用アンテナ36等を有する信号伝達手段30Aを設けたので、収納部300の幅が狭く、その深さが浅くなるため、収納部3と同様に、収納部300を施工する際の作業が容易となる。
(動作)
以上に、第1実施形態に係る医用診断装置の構成を簡単に説明した。次に、医用診断装置1の動作について図を参照して説明する。
図1および図3に示すように、架台10が移動されるとき、接触子32が電流用レール31に接触しながら移動するため、電流用レール31から接触子32を介して高電圧発生部等に電力を供給することが可能となる。
さらに、架台10が移動されるときであっても、固定用アンテナ36および移動用アンテナ37により、架台10とコンソール(図示しない)との間で、制御信号および検出信号の送受信が可能となる。
給電手段30が格納される収納部3、および、信号伝達手段30Aが格納される収納部300の内面が導電性を有し、かつ、接地されるため、収納部3、300の内部から外部にノイズが漏れ難くなり、さらに、収納部3、300の外部から内部にノイズが入り難くなる。
[第2実施形態]
次に、医用診断装置の第2実施形態について図6を参照して説明する。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
図6は、給電手段の拡大断面図である。第1実施形態では、レール台34が3本の補強用凸条部341を有し、それにより、収納部3内に約18mm幅(予め定められた幅)の4つの隙間を作り、1つの隙間に1つの電流用レール31を配置した。この隙間の約18mmの幅は、キャスタの車輪の幅が約20mmであることに対応するものであった。
これに対し、第2実施形態では、レール台34が1本の補強用凸条部341を有する。それにより、収納部3内に2つの隙間が作られる。1つの隙間に2つの電流用レール31が配置される。この隙間の幅は、約34.5mm(15×2+1.5×3)である。電流用レール31の幅は、約15mmであり、溝壁3cと電流用レール31との間の空隙、隣接する電流用レール31間の空隙、電流用レール31と補強用凸条部341との間の空隙は、約1.5mmである。この隙間の約34.5mmの幅は、キャスタの車輪の幅が約36mmであることに対応するものである。
以上のように、車輪の幅に応じて隙間を変えるには、補強用凸条部341の本数や幅を変えればよい。
[第3実施形態]
次に、医用診断装置の第3実施形態について図7を参照して説明する。
なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
前記実施形態の給電手段30では、上側に接触子32が配置され、下側に電流用レール31が配置されたものを示したが、逆の態様、すなわち、上側に電流用レール31が配置され、下側に接触子32が配置されてもよい。
図7に示すように、この態様では、給電手段30は、屋根部材39a、および、L字状部材39bを有する。屋根部材39aは、電流用レール31を上方から覆うようにZ軸方向に沿って延設される。
屋根部材39aは、三角形の断面形状に形成され、頂角部、底角部、斜辺部および底辺部を有する。頂角部を上にして収納部3内に配置された屋根部材39aを図7にハッチングを付して示す。
屋根部材39aの底辺部に電流用レール31が固定される。屋根部材39aは、電流用レール31を固定するレール台の機能を有する。底角部は、所定の間隔をおいて収納部3の溝壁3cに支持される。さらに、Z軸方向の屋根部材39aの両端部は、溝壁3cに支持される。
L字状部材39bは、接触子台35に連結される。L字状部材39bは、底角部を支持する溝壁3cとは反対側の溝壁3cに沿って下方に延ばされ、さらに、電流用レール31の下面に臨むようにX軸方向に沿って延ばされる。X軸方向に沿って延ばされたL字状部材39bに接触子32が、電流用レール31の下面に接触するように配置される。
前記第3実施形態では、屋根部材39aが電流用レール31を上方から覆うことにより、何らかの原因(例えば、清掃時の水撒き)により、水の飛散が電流用レール31の付近で生じたときでも、水が電流用レール31にかからないため、水よけとなる。
なお、前記実施形態において、収納部3が基面2としての床に配置され、収納部3に形成される隙間が予め定められた幅未満に設定されるように、補強用凸条部341の本数や幅が決められた。しかし、収納部3の溝口3aの幅が予め定められた幅未満であれば、補強用凸条部341は不要であることはいうまでもない。
さらに、前記実施形態で、基面2としての床に収納部3および案内レール13が設けられたが、案内レール13が床に設けられても、収納部3が基面2としての天井や立壁に設けられるときがある。また、案内レール13が天井や立壁に設けられ、収納部3も天井や立壁に設けられるときがある。これらのときには、収納部3の溝口3aにキャスタの車輪などが入り込むことを考慮する必要がないため、収納部3の溝口3aの幅が予め定められた幅未満である必要がなく、また、補強用凸条部341も不要であることはいうまでもない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 医用診断装置
2 基面
3 収納部
3a 溝口
3b 溝底
3c 溝壁
3d アースブロック
3e 水受け部
10 架台
11 開口
12 底部
13 案内レール
20 寝台
21 天板
30 給電手段
31 電流用レール
32 接触子
33 カバー部材
331 導電性層
332 絶縁性層
34 レール台
341 補強用凸条部
35 接触子台
36 固定用アンテナ
37 移動用アンテナ
38 固定用アンテナ台
39 移動用アンテナ台
30A 信号伝達手段
300 収納部

Claims (5)

  1. 基面に沿って移動可能に設けられた架台と、前記架台に設置された駆動機構部に対し電源を供給する給電手段とを有する医用診断装置において、
    前記給電手段は、
    前記基面に沿って設けられた電流用レールと、
    前記架台に設けられ、前記架台が前記基面に沿って移動されるとき、前記電流用レールに接触しながら相対移動することにより前記電流用レールから前記駆動機構部に給電可能に構成された接触子と、
    を有する
    ことを特徴とする医用診断装置。
  2. 前記電流用レールは、前記基面に溝形状に形成され、溝口、溝底および両溝壁を有する収納部に配置され、
    前記架台は、前記収納部の溝口の一部を外部から塞ぐように移動可能に配置され、
    前記溝口の一部を塞ぐ前記架台の部分に前記接触子が配置され、
    前記一部以外の前記溝口は、カバー部材により外部から塞がれ、
    前記カバー部材は、前記収納部の前記溝口を塞ぐように配置され、接地された導電性層と、前記導電性層を外方から覆う絶縁性層とを有することを特徴とする請求項1に記載の医用診断装置。
  3. 前記カバー部材は、前記電流用レールを覆う長尺形状を有し、
    前記カバー部材の一部は、前記架台に連結され、
    前記カバー部材の両端は、前記架台の移動時においても前記収納部の溝口を塞ぐように、前記電流用レールの両端側から前記架台の移動に応じて巻き取り、あるいは、繰り出し可能に構成されることを特徴とする請求項2に記載の医用診断装置。
  4. 前記収納部に、前記溝壁とほぼ同じ高さを有する一または複数の補強用凸条部が前記溝壁に沿って配置され、
    前記補強用凸条部は、前記溝壁と前記溝壁に隣接する前記補強用凸条部との間の隙間、あるいは、互いに隣接する前記補強用凸条部同士の間の隙間が予め定められた幅未満になるように配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の医用診断装置。
  5. 前記収納部の溝口は、上方に開放され、
    前記収納部には、前記電流用レールを上方から覆うように屋根部材が配置され、
    前記接触子は、前記電流用レールの側面または下面に接触するように配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の医用診断装置。
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