JP2015104277A - 変圧装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作動中の負荷を増やさず、更には、放電回路を設けることなく、第1蓄電器が蓄えることが可能な最大蓄電量の低下を抑制することができる変圧装置の提供。
【解決手段】変圧装置として機能するDC/DCコンバータ12は第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器14に印加する。制御部22は、温度検出部16から第1蓄電器11の温度を示す温度情報を取得する。制御部22は、取得した温度情報が示す第1蓄電器11の温度が基準温度以上であると判定した場合に、目標電圧を上昇させる。
【選択図】図1
【解決手段】変圧装置として機能するDC/DCコンバータ12は第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器14に印加する。制御部22は、温度検出部16から第1蓄電器11の温度を示す温度情報を取得する。制御部22は、取得した温度情報が示す第1蓄電器11の温度が基準温度以上であると判定した場合に、目標電圧を上昇させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、2つの蓄電器中の一方の蓄電器の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を他方の蓄電器に印加する変圧装置に関する。
現在、運動エネルギーを回生電力に変換する発電機を備える車両が普及しており、この発電機は、車両が減速する場合に回生電力を発生し、燃費を向上させている。このような車両の多くには、発電機の他に、発電機が発生した電力を蓄える2つの蓄電器が搭載されており、発電機及び2つの蓄電器を含む電源システム(例えば特許文献1を参照)が車両内で構成されている。
発電機及び2つの蓄電器を含む電源システムとして、一方の蓄電器の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を他方の蓄電器に印加する変圧装置を更に含む電源システムがある。このような従来の電源システムでは、発電機が発生した電力は一方の蓄電器に供給され、他方の蓄電器は、変圧装置が変圧した電圧の印加によって給電される。負荷、即ち、車載機器には一方の蓄電器が蓄えた電力が主に供給され、他方の蓄電器が蓄えた電力は、主に、エンジンを始動するためのスタータを作動させるために用いられる。
以上のような電源システムでは、一方の蓄電器として、電気二重層キャパシタ又はリチウムイオン電池等が用いられる。このような蓄電器では、蓄電器の温度が高ければ高い程、及び、蓄えている電力が多量であればある程、蓄えることが可能な最大蓄電量が低くなり、最大蓄電量が低下した蓄電器は、負荷に長期間給電し続けることができない。
このため、一方の蓄電器の温度が高い場合、この蓄電器が蓄えている電力を少量にして、一方の蓄電器における最大蓄電量の低下を抑制する必要がある。
最大蓄電量の低下を抑える1つの構成として、一方の蓄電器の温度が高い場合に、停止中の負荷を作動させて、一方の蓄電器によって給電される作動中の負荷を増やす構成が考えられる。しかしながら、この構成は、不必要な負荷が作動する虞があるので、現実的ではない。
最大蓄電量の低下を抑える1つの構成として、一方の蓄電器の温度が高い場合に、停止中の負荷を作動させて、一方の蓄電器によって給電される作動中の負荷を増やす構成が考えられる。しかしながら、この構成は、不必要な負荷が作動する虞があるので、現実的ではない。
また、最大蓄電量の低下を抑える他の構成として、一方の蓄電器の両端間に放電回路を接続し、一方の蓄電器の温度が高い場合に放電回路に、一方の蓄電器が蓄えた電力を放出させる構成が考えられる。しかしながら、この場合、放電回路を設ける必要があるため、空間が限定されている車両に大型の電源システムを搭載しなければならいという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作動中の負荷を増やさず、更には、放電回路を設けることなく、一方の蓄電器(第1蓄電器)が蓄えることが可能な最大蓄電量の低下を抑制することができる変圧装置を提供することにある。
本発明に係る変圧装置は、第1蓄電器の出力電圧を目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器に印加する変圧装置において、前記第1蓄電器の温度を示す温度情報を取得する温度取得手段と、該温度取得手段が取得した温度情報が示す温度が所定温度以上であるか否かを判定する判定手段を備え、該判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に、前記目標電圧を上昇させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1蓄電器の出力電圧を目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器に印加する。また、第1蓄電器の温度を示す温度情報を取得する。取得した温度情報が示す第1蓄電器の温度が所定温度以上であると判定した場合、第2蓄電器に印加される目標電圧を上昇させる。
これにより、第1蓄電器の温度が高い場合、第1蓄電器が蓄えている電力は第2蓄電器へ素早く供給され、少量となるので、第1蓄電器が蓄えることが可能な最大蓄電量の低下が抑制される。以上の構成では、第1蓄電器から給電されている作動中の負荷を増やす必要はなく、更には、第1蓄電器が蓄えた電力を放出する放電回路も不要である。
第1蓄電器はコンデンサ又は蓄電池等である。第1蓄電器がコンデンサである場合、第1蓄電器の最大蓄電量は、例えば、耐圧の一定率の電圧が印加されたときに第1蓄電器が蓄える電力であると定義される。コンデンサは例えば電気二重層キャパシタであり、一定率は例えば80%である。第2蓄電器もコンデンサ又は蓄電池等であり、最大蓄電量は第1蓄電器の最大蓄電量と同様に定義される。
本発明に係る変圧装置は、前記第1蓄電器には、発電機が発生した電力が供給されており、前記判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に前記発電機の発電を停止する発電停止手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、第1蓄電器には発電機が発生した電力、例えば回生電力が供給されている。取得した温度情報が示す第1蓄電器の温度が所定温度以上であると判定した場合、発電機の発電を停止する。
これにより、第1蓄電器の温度が所定温度以上である場合に第1蓄電器が蓄えている電力がより素早く低下し、第1蓄電器の最大蓄電量の低下がより効果的に抑えられる。
これにより、第1蓄電器の温度が所定温度以上である場合に第1蓄電器が蓄えている電力がより素早く低下し、第1蓄電器の最大蓄電量の低下がより効果的に抑えられる。
本発明に係る変圧装置は、前記目標電圧を上昇させた後、所定時間が経過する都度、前記目標電圧を更に上昇させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1蓄電器の温度が所定温度以上であると判定して目標電圧を上昇させた後、所定時間が経過する都度、目標電圧を更に上昇させるので、多量の電流が第1蓄電器から第2蓄電器に流れ続け、第1蓄電器が蓄えている電力が更に素早く低下し、第1蓄電器の最大蓄電量の低下が更に効果的に抑えられる。
本発明に係る変圧装置は、前記第2蓄電器へ流れる電流を検出する検出手段を備え、前記目標電圧を上昇させた後、前記検出手段が検出した電流が所定電流未満となる都度、前記目標電圧を更に上昇させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第2蓄電器へ流れる電流を検出している。第2蓄電器に一定の電圧を印加した直後においては、第2蓄電器に流れる電流は上昇する。そして、一定の電圧が印加し続けられた場合、第2蓄電器に流れる電流は徐々に低下する。
第1蓄電器の温度が所定温度以上であると判定して目標電圧を上昇させた後、検出した電流が所定電流未満となる都度、目標電圧を更に上昇させることによって、多量の電流が第1蓄電器から第2蓄電器へ流れ続け、第1蓄電器が蓄えている電力がより素早く低下し、第1蓄電器の最大蓄電量の低下が更に効果的に抑えられる。
第1蓄電器の温度が所定温度以上であると判定して目標電圧を上昇させた後、検出した電流が所定電流未満となる都度、目標電圧を更に上昇させることによって、多量の電流が第1蓄電器から第2蓄電器へ流れ続け、第1蓄電器が蓄えている電力がより素早く低下し、第1蓄電器の最大蓄電量の低下が更に効果的に抑えられる。
本発明に係る変圧装置は、前記第2蓄電器の蓄電率を示す蓄電率情報を取得する蓄電率取得手段と、該蓄電率取得手段が取得した蓄電率情報が示す蓄電率が閾値以上である場合に、前記出力電圧の変圧を停止する変圧停止手段とを備え、前記判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に前記閾値を上昇させるように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第2蓄電器の蓄電率を示す蓄電率情報を取得している。取得した蓄電率情報が示す蓄電率が、100%未満の閾値、例えば90%以上である場合に、第1蓄電器の出力電圧の変圧を停止するように構成しておく。そして、第1蓄電器の温度が所定温度以上となった場合に、閾値を例えば100%に上昇させる。
従って、第1蓄電器の温度が所定温度以上である場合、第1蓄電器の電力が必ず第2蓄電器に供給されるので、第1蓄電器が蓄えている電力が確実に低下する。
従って、第1蓄電器の温度が所定温度以上である場合、第1蓄電器の電力が必ず第2蓄電器に供給されるので、第1蓄電器が蓄えている電力が確実に低下する。
本発明によれば、作動中の負荷を増やさず、更には、放電回路を設けることなく、第1蓄電器が蓄えることが可能な最大蓄電量の低下を抑制することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における電源システムの要部構成を示す回路図である。この電源システム1は、車両に好適に搭載され、オルタネータ10、第1蓄電器11、DC/DCコンバータ12、スタータ13、第2蓄電器14、負荷15、温度検出部16及び制御装置17を備える。オルタネータ10の一端と、第1蓄電器11の正極とはDC/DCコンバータ12の一端に接続されており、該一端とは異なるDC/DCコンバータ12の一端に、スタータ13及び負荷15夫々の一端と、第2蓄電器14の正極とが接続されている。オルタネータ10、スタータ13及び負荷15夫々の他端と、第1蓄電器11及び第2蓄電器14夫々の負極とは接地されている。前述した2つの一端とは異なるDC/DCコンバータ12の一端に温度検出部16が接続されている。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における電源システムの要部構成を示す回路図である。この電源システム1は、車両に好適に搭載され、オルタネータ10、第1蓄電器11、DC/DCコンバータ12、スタータ13、第2蓄電器14、負荷15、温度検出部16及び制御装置17を備える。オルタネータ10の一端と、第1蓄電器11の正極とはDC/DCコンバータ12の一端に接続されており、該一端とは異なるDC/DCコンバータ12の一端に、スタータ13及び負荷15夫々の一端と、第2蓄電器14の正極とが接続されている。オルタネータ10、スタータ13及び負荷15夫々の他端と、第1蓄電器11及び第2蓄電器14夫々の負極とは接地されている。前述した2つの一端とは異なるDC/DCコンバータ12の一端に温度検出部16が接続されている。
オルタネータ10は発電機として機能し、オルタネータ10には、発電を指示する発電指示が制御装置17から入力される。オルタネータ10は、発電指示が入力されている場合、車両の運動エネルギーを交流の回生電力に変換する。オルタネータ10は、交流の回生電力を直流の回生電力に整流し、整流した直流の回生電力に係る直流電圧を、出力電圧として、第1蓄電器11及びDC/DCコンバータ12に印加する。オルタネータ10は、発電指示が入力されていない場合、発電を行わない。
第1蓄電器11には、オルタネータ10の出力電圧の印加によって、オルタネータ10が発生した電力が供給され、蓄電する。第1蓄電器11は出力電圧をDC/DCコンバータ12に印加する。オルタネータ10の出力電圧は第1蓄電器11の出力電圧よりも高い。このため、オルタネータ10が発電している場合においては、オルタネータ10の出力電圧がDC/DCコンバータ12に印加され、オルタネータ10が発電を停止している場合においては、第1蓄電器11の出力電圧がDC/DCコンバータ12に印加される。
第1蓄電器11はコンデンサ又は蓄電池等である。コンデンサは例えば電気二重層キャパシタであり、蓄電池は例えばリチウムイオン電池である。第1蓄電器11がコンデンサである場合において、第1蓄電器11が蓄えることが可能な最大蓄電量は、例えば、耐圧の一定率の電圧が印加されたときに第1蓄電器11が蓄える電力であると定義される。即ち、第1蓄電器11の両端間の電圧が耐圧の一定率の電圧である場合、第1蓄電器11の充電率は100%である。一定率は例えば80%である。
DC/DCコンバータ12は、降圧又は昇圧を行うことによって、オルタネータ10及び第1蓄電器11の出力電圧を一定の目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器14及び負荷15に印加する。DC/DCコンバータ12は変圧装置として機能する。
第2蓄電器14は、DC/DCコンバータ12によって電圧が印加された場合、蓄電する。第2蓄電器14は、出力電圧をスタータ13及び負荷15に印加する。DC/DCコンバータ12が第2蓄電器14及び負荷15に印加する電圧は、第2蓄電器14の出力電圧よりも高い。このため、DC/DCコンバータ12が変圧を行っている場合、負荷15には、DC/DCコンバータ12が電圧を印加し、DC/DCコンバータ12が変圧を停止している場合、負荷15には第2蓄電器14の出力電圧が印加されて、負荷15は給電される。
第2蓄電器14は蓄電池又はコンデンサ等である。蓄電池は例えば鉛蓄電池であり、コンデンサは例えば電気二重層キャパシタである。第2蓄電器14がコンデンサである場合における最大蓄電量は、第1蓄電器と同様に定義される。
第1蓄電器11及び第2蓄電器14は、車両内において、環境温度が低い場所に配置されることが好ましく、第2蓄電器14については、環境温度が第1蓄電器11の配置場所における環境温度以下である場所に配置することが好ましい。
第1蓄電器11及び第2蓄電器14は、車両内において、環境温度が低い場所に配置されることが好ましく、第2蓄電器14については、環境温度が第1蓄電器11の配置場所における環境温度以下である場所に配置することが好ましい。
スタータ13は、図示しないエンジンを始動するためのモータである。スタータ13が作動する直前には、DC/DCコンバータ12の変圧が停止され、スタータ13は、第2蓄電器14が蓄えた電力を用いて作動する。
温度検出部16は、例えば、サーミスタを用いて構成され、第1蓄電器11の温度を検出し、検出した温度を示す温度情報をDC/DCコンバータ12に出力する。
前述した第1蓄電器11の温度は、第1蓄電器11の内部若しくは表面の温度、又は、第1蓄電器11の周辺温度である。
温度検出部16は、例えば、サーミスタを用いて構成され、第1蓄電器11の温度を検出し、検出した温度を示す温度情報をDC/DCコンバータ12に出力する。
前述した第1蓄電器11の温度は、第1蓄電器11の内部若しくは表面の温度、又は、第1蓄電器11の周辺温度である。
DC/DCコンバータ12は、温度検出部16から温度情報を取得すると共に、第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報を外部から取得する。第1蓄電率情報は第1蓄電器11の蓄電率である第1蓄電率を示し、第2蓄電率情報は第2蓄電器14の蓄電率である第2蓄電率を示す。DC/DCコンバータ12は、取得した温度情報、第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報夫々が示す温度、第1蓄電率及び第2蓄電率中の少なくとも1つに基づいて、目標電圧の変更及び変圧の停止等を行う。
また、DC/DCコンバータ12には、スタータ13が作動することが外部から事前に通知される。DC/DCコンバータ12は、スタータ13の作動が事前に通知された場合、変圧を停止し、変圧を停止してから、スタータ13が作動するために必要な十分な時間が経過した後、変圧を再開する。
DC/DCコンバータ12は、取得した温度情報、第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報夫々が示す温度、第1蓄電率及び第2蓄電率中の少なくとも1つに基づいて、オルタネータ10の発電の停止、又は、該停止の解除を示す停止/解除信号を制御装置17に出力する。
制御装置17には、DC/DCコンバータ12から停止/解除信号が入力されると共に、第1蓄電率情報と、車両の走行に関する走行情報とが外部から入力されている。走行情報には、アクセルペダル及びブレーキペダルの踏み込み量、並びに、車両の速度の中の少なくとも1つを示す情報が含まれている。
制御装置17は、入力された停止/解除信号、第1蓄電率情報及び走行情報に基づいて発電指示をオルタネータ10に出力する。具体的には、制御装置17は、走行情報によって回生電力が発生可能な状態が示され、入力された第1蓄電率情報が示す第1蓄電率が所定率、例えば100%未満であり、かつ、停止/解除信号が発電の停止の解除を示している間、発電指示をオルタネータ10に出力する。
回生電力が発生可能であるか否かについては、例えば、走行情報がブレーキペダルの踏み込みと、車両の速度の減速とを示している場合に、制御装置17は、走行情報によって回生電力が発生可能な状態が示されていると判断する。
回生電力が発生可能であるか否かについては、例えば、走行情報がブレーキペダルの踏み込みと、車両の速度の減速とを示している場合に、制御装置17は、走行情報によって回生電力が発生可能な状態が示されていると判断する。
制御装置17は、第1蓄電率情報が示す第1蓄電率が所定率、例えば100%以上である場合、又は、入力されている停止/解除信号が発電の停止を示す場合、発電指示をオルタネータ10に発電指示を出力することはなく、オルタネータ10が発電することはない。
DC/DCコンバータ12は、変圧部20、電圧検出部21、制御部22、記憶部23及びタイマ24を有する。変圧部20は、第1端、第2端、第3端及び第4端を有し、変圧部20において、第1端にはオルタネータ10の一端及び第1蓄電器の正極が接続されており、第2端にはスタータ13及び負荷15夫々の一端と、第2蓄電器14の正極とが接続されている。更に、変圧部20において、第3端は制御部22に接続され、第4端は接地されている。電圧検出部21は、変圧部20の第2端と、制御部22との間に接続され、更に、接地もされている。制御部22は、変圧部20及び電圧検出部21の他に、記憶部23、タイマ24及び温度検出部16に各別に接続されている。
変圧部20は、図示しないコイルと一又は複数のスイッチを有し、制御部22が一又は複数のスイッチ夫々を各別にオン/オフすることによって、オルタネータ10及び第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧する。変圧部20は、変圧した電圧を第2蓄電器14及び負荷15夫々に印加する。制御部22が一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフの繰り返しを停止した場合、変圧部20は変圧を停止する。変圧部20が行う降圧又は昇圧の幅は、一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフのデューティによって決まる。
電圧検出部21は、変圧部20が第2蓄電器14及び負荷15に印加する電圧を検出しており、検出した電圧を制御部22に通知する。
記憶部23には、目標電圧が記憶されており、更に、目標電圧として設定される第1電圧と、第1電圧よりも高い第2電圧とが記憶されている。また、記憶部23には、目標電圧の上限値である上限電圧が記憶されている。記憶部23に記憶されている内容の読み出し及び書き込みは制御部22によって行われる。
記憶部23には、目標電圧が記憶されており、更に、目標電圧として設定される第1電圧と、第1電圧よりも高い第2電圧とが記憶されている。また、記憶部23には、目標電圧の上限値である上限電圧が記憶されている。記憶部23に記憶されている内容の読み出し及び書き込みは制御部22によって行われる。
タイマ24は、制御部22の指示に従って計時の開始及び終了を行う。タイマ24が計時している計時時間は制御部22によって読み込まれる。
制御部22は、電圧検出部21が検出した電圧が目標電圧になるように、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフのデューティを調整する。これにより、制御部22は、変圧部20に、オルタネータ10又は第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧させる。また、制御部22は、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフの繰り返しを停止することによって、変圧部20の変圧を停止する。
制御部22は、温度検出部16から、第1蓄電器11の温度を示す温度情報を取得し、外部から第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報を取得する。制御部22は温度取得手段及び蓄電率取得手段として機能する。制御部22は、温度検出部16から取得した温度情報、外部から取得した第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報、並びに、タイマ24が計時している計時時間中の少なくとも1つに基づいて、変圧の開始及び終了と、目標電圧の変更と、停止/解除信号を用いた発電の停止及び該停止の解除とを行う。
図2及び図3は制御部22が実行する動作の手順を示すフローチャートである。制御部22は、発電の停止の解除を示す停止/解除信号を制御装置17に出力している状態で図2及び図3に示す処理を開始する。
制御部22は、まず、目標電圧を第1電圧、例えば、14ボルトに設定し(ステップS1)、変圧部20に変圧を開始させる(ステップS2)。これにより、変圧部20は第1電圧を第2蓄電器14及び負荷15に印加する。
制御部22は、まず、目標電圧を第1電圧、例えば、14ボルトに設定し(ステップS1)、変圧部20に変圧を開始させる(ステップS2)。これにより、変圧部20は第1電圧を第2蓄電器14及び負荷15に印加する。
次に、制御部22は、外部から取得した第1蓄電率情報が示す第1蓄電率が、記憶部23に予め記憶されている下限閾値、例えば30%以上であるか否かを判定する(ステップS3)。制御部22は、第1蓄電率が下限閾値以上であると判定した場合(S3:YES)、温度検出部16から取得した温度情報が示す第1蓄電器11の温度が基準温度以上であるか否かを判定する(ステップS4)。基準温度も、下限閾値と同様に記憶部23に予め記憶されている。制御部22は判定手段としても機能し、基準温度は所定温度に該当する。
制御部22は、第1蓄電率が下限閾値未満であると判定した場合(S3:NO)、又は、第1蓄電器11の温度が基準温度未満であると判定した場合(S4:NO)、外部から取得した第2蓄電率情報が示す第2蓄電率が第1上限閾値、例えば90%以上であるか否かを判定する(ステップS5)。第1上限閾値と、第1上限閾値よりも高い第2上限閾値、例えば100%とも記憶部23に予め記憶されている。
制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値未満であると判定した場合(S5:NO)、処理をステップS3に戻す。制御部22は、第1蓄電率が下限閾値以上であることと、第1蓄電器11の温度が基準温度以上であることの両方を満たすか、又は、第2蓄電率が第1上限閾値以上となるまで待機する。この間、変圧部20は、第2蓄電器14及び負荷15に第1電圧を印加し続けている。
制御部22は、第1蓄電器11の温度が基準温度以上であると判定した場合(S4:YES)、制御装置17に出力している停止/解除信号が示す内容を発電の停止に切り替えることによって、制御装置17にオルタネータ10の発電を停止させる(ステップS6)。制御部22は発電停止手段としても機能する。
制御部22は、後述のステップS15で、制御装置17に出力している停止/解除信号が示す内容を発電の停止の解除に切り替えるまで、制御装置17は発電指示をオルタネータ10に出力することはないため、オルタネータ10は発電の停止状態を維持する。オルタネータ10が発電を停止している間、変圧部20は第1蓄電器11の出力電圧を変圧している。
制御部22は、後述のステップS15で、制御装置17に出力している停止/解除信号が示す内容を発電の停止の解除に切り替えるまで、制御装置17は発電指示をオルタネータ10に出力することはないため、オルタネータ10は発電の停止状態を維持する。オルタネータ10が発電を停止している間、変圧部20は第1蓄電器11の出力電圧を変圧している。
制御部22は、ステップS6を実行した後、目標電圧を第1電圧から第2電圧に変更する(ステップS7)。このように、制御部22は、第1蓄電器11の第1蓄電率が下限閾値以上である場合において、第1蓄電器11の温度が基準温度以上であると判定したとき、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させる。
従って、第1蓄電器11の温度が高い場合、第1蓄電器11が蓄えている電力は、第2蓄電器14へ素早く供給され、少量となるので、第1蓄電器11が蓄えることが可能な最大蓄電量の低下が抑制される。また、以上のように構成された電源システム1では、第1蓄電器11が蓄えている電力を低下させるために、例えば停止中の負荷15を作動させ、第1蓄電器11から給電されている作動中の負荷を増やす必要はない。更に、電源システム1は、最大蓄電量の低下を防止するために、第1蓄電器11が蓄えた電力を放出する放電回路を備える必要もない。
更に、制御部22は、ステップS6において、オルタネータ10の発電を停止した状態で目標電圧を上昇させているので、第1蓄電率が下限閾値以上である状態で第1蓄電器11の温度が基準温度以上となった場合、第1蓄電器11が蓄えている電力をより素早く低下させることができる。これにより、第1蓄電器11の最大蓄電量の低下をより効果的に抑えることができる。
制御部22は、ステップS7を実行した後、タイマ24に指示して計時を開始させ(ステップS8)、タイマ24が計時している計時時間が基準時間以上であるか否かを判定する(ステップS9)。基準時間は記憶部23に予め記憶してある時間であり、所定時間に該当する。制御部22は、計時時間が基準時間以上であると判定した場合(S9:YES)、タイマ24に指示して計時を終了させ(ステップS10)、記憶部23に記憶してある目標電圧が上限電圧以上であるか否かを判定する(ステップS11)。
制御部22は、目標電圧が上限電圧未満であると判定した場合(S11:NO)、記憶部23に記憶してある目標電圧を現状の目標電圧よりも高い電圧に設定し(ステップS12)、処理をステップS8に戻し、再びタイマ24に計時を開始させる。以上のように、DC/DCコンバータ12では、制御部22は、ステップS7で目標電圧を上昇させた後、基準時間が経過する都度、ステップS12を実行し、上限電圧未満である目標電圧を更に上昇させる。このため、変圧部20の第2端と第2蓄電器14の正極との電圧差が常に高く保たれるので、多量の電流が第1蓄電器11から第2蓄電器14へ流れ続け、第1蓄電器11が蓄えている電力を更に素早く低下させることができ、更に効果的に第1蓄電器11の最大蓄電量の低下を抑えることができる。
なお、ステップS12における目標電圧の上昇幅は、例えば、ステップS12の実行回数と共に大きくしてもよく、更には、ステップS12の実行回数に無関係に一定であってもよい。
制御部22は、計時時間が基準時間未満であると判定した場合(S9:NO)、又は、目標電圧が上限電圧以上であると判定した場合(S11:YES)、外部から取得した第1蓄電率情報が示す第1蓄電率が下限閾値未満であるか否かを判定する(ステップS13)。これにより、制御部22は、第1蓄電器11に蓄えられている電力は十分に少なくなったか否かを判定する。制御部22は、第1蓄電率が下限閾値以上であると判定した場合(S13:NO)、外部から取得した第2蓄電率情報が示す第2蓄電率が第1上限閾値よりも高い第2上限閾値、例えば100%以上であるか否かを判定する(ステップS14)。
制御部22は、第2蓄電率が第2上限閾値未満であると判定した場合(S14:NO)、処理をステップS9に戻す。制御部22は、第1蓄電率が下限閾値未満であると判定した場合(S13:YES)、又は、第2蓄電率が第2上限閾値以上であると判定した場合(S14:YES)、制御装置17に出力している停止/解除信号の内容を発電の停止の解除に切り替えることによって、制御装置17にオルタネータ10の発電の停止を解除させる(ステップS15)。この後、制御装置17は、走行情報によって回生電力が発生可能な状態が示され、かつ、第1蓄電率情報が示す第1蓄電率が一定率未満である場合、発電指示をオルタネータ10に出力する。
制御部22は、ステップS15を実行した後、タイマ24に指示して計時を終了させる(ステップS16)。制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値以上であると判定した場合(S5:YES)、又は、ステップS16を実行した後、変圧部20に変圧を停止させる(ステップS17)。その後、制御部22は、外部から取得した第2蓄電率情報が示す第2蓄電率が第1上限閾値未満であるか否かを判定する(ステップS18)。制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値以上であると判定した場合(S18:NO)、処理をステップS18に戻し、第2蓄電率が第1上限閾値未満となるまで待機する。制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値未満であると判定した場合(S18:YES)、処理を終了し、ステップS1から処理を再開する。
以上のように、DC/DCコンバータ12においては、制御部22は、外部から取得した第2蓄電率情報が示す第2蓄電率が第1上限閾値又は第2上限閾値以上である場合に、変圧部20に指示して変圧を停止させる。そして、制御部22は、温度検出部16から取得した温度情報が示す第1蓄電器11の温度が基準温度以上であると判定した場合、変圧部20に変圧を停止させるか否かを判定するための基準率を第1上限閾値から第2上限閾値に上昇させる。
これにより、第1蓄電器11の温度が基準温度以上である場合、第2蓄電器14に第1蓄電器11の電力を必ず供給することができ、第1蓄電器11が蓄えている電力を確実に低下させることができる。
制御部22は変圧停止手段としても機能する。
これにより、第1蓄電器11の温度が基準温度以上である場合、第2蓄電器14に第1蓄電器11の電力を必ず供給することができ、第1蓄電器11が蓄えている電力を確実に低下させることができる。
制御部22は変圧停止手段としても機能する。
なお、図2及び図3を用いた制御部22の動作の説明では、スタータ13が作動することが外部から事前に通知された場合に制御部22が行う処理は記載していない。制御部22は、例えば、図2及び図3に示す処理を行っている間にスタータ13の作動が事前に通知された場合、変圧部20に変圧を停止させ、スタータ13が作動するために必要な十分な時間が経過した後、ステップS1から処理を再開する。
図4はDC/DCコンバータ12の効果の説明図である。図4には、第1蓄電器11の正極の電圧、目標電圧、及び、DC/DCコンバータ12からの出力電流夫々の推移が示されている。以下の説明では、負荷15が作動し続けているか、又は停止し続けているとする。
第1蓄電器の温度が基準温度未満である場合、制御部22から制御装置17に出力されている停止/解除信号は発電の停止の解除を示しているため、制御装置17は、入力されている走行情報と第1蓄電率情報とに基づいて、オルタネータ10を発電させたり、オルタネータ10の発電を停止させたりしている。このため、第1蓄電器11の正極の電圧は図4に示すように変動している。
また、第1蓄電器11の温度が基準温度未満である間、目標電圧として第1電圧が設定されているため、変圧部20は、第2蓄電器14及び負荷15に一定の第1電圧を印加しており、変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向けて流れる出力電流は一定である。
第1蓄電率が下限閾値、例えば30%以上である状態で第1蓄電器11の温度が基準温度以上となった場合、制御部22は、オルタネータ10の発電を停止させ、目標電圧を第1電圧よりも高い第2電圧に変更する。これにより、変圧部20を介して、第1蓄電器11から第2蓄電器14へ多量の電流が流れ、図4に示すように、第1蓄電器11の正極の電圧が急速に低下し、第2蓄電器14が蓄えている電力が低下する。変圧部20からの出力電流は、目標電圧が第1電圧から第2電圧に変更された直後、急速に上昇する。その後、変圧部20からの出力電流は、第2蓄電器14が蓄えている電力の上昇と共に徐々に低下する。これに伴って、第1蓄電器11から出力される電流も徐々に低下する。
制御部22は、目標電圧を第1電圧から第2電圧に変更してから基準時間が経過した場合、目標電圧を現状の目標電圧、即ち、第2電圧から更に高い電圧に変更する。この目標電圧の変更により、変圧部20からの出力電流が増加し、第1蓄電器11から出力される出力電流も増加する。そして、再び、変圧部20からの出力電流は、第2蓄電器14が蓄えている電力の増加と共に徐々に低下する。
目標電圧を現状の目標電圧よりも高い電圧に変更してから、再び基準時間が経過した場合、目標電圧を更に上昇させる。変圧部20からの出力電流は、前回、目標電圧を上昇させた場合と同様に増加して低下する。
以上のように、目標電圧を第1電圧から第2電圧に変更してから、基準時間が経過する都度、目標電圧は上昇するので、第1蓄電器11から多量の電流が流れ続ける。これにより、第1蓄電器11の正極の電圧が図4に示すように低下し続け、第1蓄電器11が蓄えている電力は短時間で少量となり、第1蓄電率は下限閾値未満となる。このため、第1蓄電器11の最大蓄電量の低下が抑えられる。
以上のように、目標電圧を第1電圧から第2電圧に変更してから、基準時間が経過する都度、目標電圧は上昇するので、第1蓄電器11から多量の電流が流れ続ける。これにより、第1蓄電器11の正極の電圧が図4に示すように低下し続け、第1蓄電器11が蓄えている電力は短時間で少量となり、第1蓄電率は下限閾値未満となる。このため、第1蓄電器11の最大蓄電量の低下が抑えられる。
(実施の形態2)
実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12においては、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、タイマ24が計時している計時時間が基準時間を経過する都度、制御部22は目標電圧を更に上昇させている。しかし、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、基準時間が経過する都度、制御部22は目標電圧を上昇させなくてもよく、変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向けて流れる出力電流が閾値電流未満になる都度、目標電圧を更に上昇させてもよい。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12においては、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、タイマ24が計時している計時時間が基準時間を経過する都度、制御部22は目標電圧を更に上昇させている。しかし、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、基準時間が経過する都度、制御部22は目標電圧を上昇させなくてもよく、変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向けて流れる出力電流が閾値電流未満になる都度、目標電圧を更に上昇させてもよい。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
図5は実施の形態2における電源システムの要部構成を示す回路図である。この電源システム3も、実施の形態1における電源システム1と同様に、車両に好適に搭載されている。電源システム3は、電源システム1が備える構成部の中で、DC/DCコンバータ12を除く他の構成部を備え、DC/DCコンバータ12の代わりに、DC/DCコンバータ30を備えている。電源システム3の構成部は、電源システム1の構成部と同様に接続される。ここで、実施の形態2におけるDC/DCコンバータ30は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12に対応し、DC/DCコンバータ12と同様に作用する。
実施の形態2におけるDC/DCコンバータ30は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12が備える構成部の中で、タイマ24を除く他の構成部を備え、これらの構成部は、実施の形態1と同様に接続されている。
DC/DCコンバータ30は、タイマ24の代わりに、電流検出部40を備える。電流検出部40は、温度検出部16、電圧検出部21及び記憶部23とは別に制御部22に接続されている。電流検出部40は、電流センサ41を用いて変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15へ流れる出力電流を検出し、検出した出力電流を制御部22に通知する。電流検出部40は検出手段として機能する。制御部22は、電流検出部40から、電流検出部40が検出した出力電流を読み込む。
DC/DCコンバータ30は、タイマ24の代わりに、電流検出部40を備える。電流検出部40は、温度検出部16、電圧検出部21及び記憶部23とは別に制御部22に接続されている。電流検出部40は、電流センサ41を用いて変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15へ流れる出力電流を検出し、検出した出力電流を制御部22に通知する。電流検出部40は検出手段として機能する。制御部22は、電流検出部40から、電流検出部40が検出した出力電流を読み込む。
制御部22は、実施の形態1と同様に、電圧検出部21が検出した電圧が目標電圧になるように、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフのデューティを調整する。これにより、制御部22は、変圧部20に、オルタネータ10又は第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧させる。また、制御部22は、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフの繰り返しを停止することによって、変圧部20の変圧を停止する。
更に、制御部22は、温度検出部16から取得した温度情報、外部から取得した第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報、並びに、電流検出部40が検出した電流中の少なくとも1つに基づいて、変圧の開始及び終了と、目標電圧の変更と、停止/解除信号を用いた発電の停止及び該停止の解除とを行う。
図6及び図7は制御部22が実行する動作の手順を示すフローチャートである。実施の形態2における制御部22が実行するステップS21〜S36の中で、ステップS21〜S27,S30〜S34,S35,S36夫々は、実施の形態1における制御部22が実行するステップS1〜S7,S11〜S15,S17,S18と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
制御部22は、ステップS27で目標電圧を第1電圧から第2電圧に変更した後、電流検出部40が検出した出力電流を読み込む(ステップS28)。そして、制御部22は、ステップS27,S31のいずれか1つを実行した後、電流検出部40が検出した出力電流が、閾値電流以上である状態から閾値電流未満となったか否かを判定する(ステップS29)。ステップS29では、制御部22は、ステップS27,S31を実行してから、電流検出部40が閾値電流よりも低い出力電流を検出している場合、出力電流が閾値電流未満となったと判定しない。閾値電流は記憶部23に予め記憶されている。
制御部22は、出力電流が閾値電流未満となったと判定した場合(S29:YES)、ステップS30を実行する。制御部22はステップS31を実行した後、処理をステップS28に戻す。制御部22は、出力電流が閾値電流未満となっていないと判定した場合(S29:NO)、又は、目標電圧が上限電圧以上であると判定した場合(S30:YES)、ステップS32を実行する。制御部22は、第2蓄電率が第2上限閾値未満であると判定した場合(S33:NO)、処理をステップS28に戻す。制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値以上であると判定した場合(S25:YES)、又は、ステップS34を実行した後、ステップS35を実行する。
以上のように構成されたDC/DCコンバータ30では、制御部22は、ステップS27で目標電圧を上昇させた後、電流検出部40が検出している出力電流が閾値電流未満になる都度、ステップS31が実行され、上限電圧未満である目標電圧を更に上昇させる。閾値電流は所定電流に該当する。
図8はDC/DCコンバータ30の効果を説明するための説明図である。図8には、図4と同様に、第1蓄電器11の正極の電圧、目標電圧、及び、DC/DCコンバータ12からの出力電流夫々の推移が示されている。以下の説明では、負荷15が作動し続けているか、又は停止し続けているとする。また、閾値電流は、変圧部20がオルタネータ10又は第1蓄電器11の出力電圧を第1電圧に変圧している場合に変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向かって流れる出力電流よりも高い電流に設定されているとする。
第1蓄電器11の正極の電圧、目標電圧、及び、DC/DCコンバータ12からの出力電流夫々は、以下の点を除き、実施の形態1と同様の傾向を有する。実施の形態2におけるDC/DCコンバータ12においては、目標電圧が第1電圧から第2電圧に変更された後、変圧部20からの出力電流が閾値電流未満となる都度、目標電圧が更に高い電圧に変更される。この点が、基準時間が経過する都度、目標電圧が更に高い電圧に変更される実施の形態1と異なる。目標電圧が上昇した場合における第1蓄電器11の正極の電圧と、変圧部20からの出力電流とは、実施の形態1と同様に推移する。
このため、変圧部20を介して多量の電流が第1蓄電器11から第2蓄電器14へ流れ続け、第1蓄電器11が蓄えている電力を更に素早く低下させることができ、更に効果的に第1蓄電器11の最大蓄電量の低下を抑えることができる。
DC/DCコンバータ30において、電流検出部40が検出した出力電流に基づいて目標電圧を上昇させる構成以外の他の構成は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12と同様である。このため、DC/DCコンバータ30は、タイマ24が計時した計時時間に基づいて目標電圧を上昇させる構成以外の構成で得られる効果を、DC/DCコンバータ12と同様に奏する。
なお、実施の形態2において、閾値電流は、変圧部20がオルタネータ10又は第1蓄電器11の出力電圧を第1電圧に変圧している場合に変圧部20から流れる出力電流よりも高い電流に限定されず、該出力電流以下の電流であってもよい。
また、電流検出部40が出力電流を検出する構成は、電流センサ41を用いた構成に限定されず、DC/DCコンバータ30内で変圧部20と第2蓄電器14との間に抵抗を介装し、電流検出部40が抵抗の両端間の電圧を検出する構成であってもよい。ここで、電流検出部40が検出した電圧は、オームの法則により、変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向けて流れる出力電流に比例する。
また、電流検出部40が出力電流を検出する構成は、電流センサ41を用いた構成に限定されず、DC/DCコンバータ30内で変圧部20と第2蓄電器14との間に抵抗を介装し、電流検出部40が抵抗の両端間の電圧を検出する構成であってもよい。ここで、電流検出部40が検出した電圧は、オームの法則により、変圧部20から第2蓄電器14及び負荷15に向けて流れる出力電流に比例する。
(実施の形態3)
実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12において、目標電圧を第1電圧から第2電圧を上昇させた後、タイマ24が計時している計時時間が基準時間を経過する都度、制御部22は目標電圧を更に上昇させている。しかし、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、目標電圧を更に上昇させなくてもよい。
以下では、実施の形態3について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12において、目標電圧を第1電圧から第2電圧を上昇させた後、タイマ24が計時している計時時間が基準時間を経過する都度、制御部22は目標電圧を更に上昇させている。しかし、目標電圧を第1電圧から第2電圧に上昇させた後、目標電圧を更に上昇させなくてもよい。
以下では、実施の形態3について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
図9は実施の形態3における電源システムの要部構成を示す回路図である。この電源システム5も、実施の形態1における電源システム1と同様に、車両に好適に搭載されている。電源システム5は、電源システム1が備える構成部の中で、DC/DCコンバータ12を除く他の構成部を備え、DC/DCコンバータ12の代わりに、DC/DCコンバータ50を備えている。電源システム5の構成部は、電源システム1の構成部と同様に接続される。ここで、実施の形態3におけるDC/DCコンバータ50は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12に対応し、DC/DCコンバータ12と同様に作用する。
実施の形態3におけるDC/DCコンバータ50は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12が備える構成部の中で、タイマ24を除く他の構成部を備え、これらの構成部は、実施の形態1と同様に接続されている。
制御部22は、実施の形態1と同様に、電圧検出部21が検出した電圧が記憶部23に記憶してある目標電圧になるように、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフのデューティを調整する。これにより、制御部22は、変圧部20に、オルタネータ10又は第1蓄電器11の出力電圧を目標電圧に変圧させる。また、制御部22は、変圧部20が有する一又は複数のスイッチ夫々におけるオン/オフの繰り返しを停止することによって、変圧部20の変圧を停止する。
更に、制御部22は、温度検出部16から取得した温度情報、並びに、外部から取得した第1蓄電率情報及び第2蓄電率情報中の少なくとも1つに基づいて、変圧の開始及び終了と、目標電圧の変更と、停止/解除信号を用いた発電の停止及び該停止の解除とを行う。
図10は制御部22が実行する動作の手順を示すフローチャートである。実施の形態3における制御部22が実行するステップS41〜S52の中で、ステップS41〜S47,S48〜S50,S51,S52は、実施の形態1における制御部22が実行するステップS1〜S7,S13〜S15,S17,S18と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
制御部22は、ステップS47を実行した後、ステップS48を実行する。また、制御部22は、第2蓄電率が第1上限閾値以上であると判定した場合(S45:YES)、又は、ステップS50を実行した後、ステップS51を実行する。
図11はDC/DCコンバータ50の効果を説明するための説明図である。図11には、第1蓄電器11の正極の電圧及び目標電圧夫々の推移が示されている。
第1蓄電器11の温度が基準温度未満である場合、第1蓄電器11の正極の電圧及び目標電圧夫々は実施の形態1と同様に推移する。第1蓄電率が下限閾値以上である状態で第1蓄電器11の温度が基準温度以上となった場合、制御部22は、実施の形態1と同様に、オルタネータ10の発電を停止させ、目標電圧を第1電圧よりも高い第2電圧に変更する。
第1蓄電器11の温度が基準温度未満である場合、第1蓄電器11の正極の電圧及び目標電圧夫々は実施の形態1と同様に推移する。第1蓄電率が下限閾値以上である状態で第1蓄電器11の温度が基準温度以上となった場合、制御部22は、実施の形態1と同様に、オルタネータ10の発電を停止させ、目標電圧を第1電圧よりも高い第2電圧に変更する。
これにより、変圧部20を介して、第1蓄電器11から第2蓄電器14へ多量の電流が流れ、図11に示すように、第1蓄電器11の正極の電圧が急速に低下し、第2蓄電器14が蓄えている電力が低下する。このため、第1蓄電器11の最大蓄電量の低下が抑えられる。
以上のように構成されたDC/DCコンバータ50は、タイマ24を備える必要がないため、安価で小型である。
以上のように構成されたDC/DCコンバータ50は、タイマ24を備える必要がないため、安価で小型である。
DC/DCコンバータ50において、タイマ24が計時した計時時間に基づいて目標電圧を上昇させる構成以外の他の構成は、実施の形態1におけるDC/DCコンバータ12と同様である。このため、DC/DCコンバータ50は、タイマ24が計時した計時時間に基づいて目標電圧を上昇させる構成以外の構成で得られる効果をDC/DCコンバータ12と同様に奏する。
なお、実施の形態1〜3において、第1蓄電器11の温度が基準温度以上である場合に、変圧部20に変圧を停止させるか否かを判定するための基準率を第1上限閾値から第2上限閾値に上昇させているが、該基準率は1つの上限閾値であってもよい。この場合であっても、第1蓄電率が下限閾値以上であり、かつ、第2蓄電率が前述の上限閾値未満である状態で、第1蓄電器11の温度が基準温度以上となったとき、目標電圧が第1電圧から第2電圧に上昇し、第1蓄電器11が蓄えている電力を素早く低下させることができる。
開示された実施の形態1〜3は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,3,5 電源システム
11 第1蓄電器
12,30,50 DC/DCコンバータ(変圧装置)
14 第2蓄電器
20 変圧部
22 制御部(温度取得手段、蓄電率取得手段、判定手段、発電停止手段及び変圧停止手段)
40 電流検出部(検出手段)
11 第1蓄電器
12,30,50 DC/DCコンバータ(変圧装置)
14 第2蓄電器
20 変圧部
22 制御部(温度取得手段、蓄電率取得手段、判定手段、発電停止手段及び変圧停止手段)
40 電流検出部(検出手段)
Claims (5)
- 第1蓄電器の出力電圧を目標電圧に変圧し、変圧した電圧を第2蓄電器に印加する変圧装置において、
前記第1蓄電器の温度を示す温度情報を取得する温度取得手段と、
該温度取得手段が取得した温度情報が示す温度が所定温度以上であるか否かを判定する判定手段を備え、
該判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に、前記目標電圧を上昇させるように構成してあること
を特徴とする変圧装置。 - 前記第1蓄電器には、発電機が発生した電力が供給されており、
前記判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に前記発電機の発電を停止する発電停止手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載の変圧装置。 - 前記目標電圧を上昇させた後、所定時間が経過する都度、前記目標電圧を更に上昇させるように構成してあること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変圧装置。 - 前記第2蓄電器へ流れる電流を検出する検出手段を備え、
前記目標電圧を上昇させた後、前記検出手段が検出した電流が所定電流未満となる都度、前記目標電圧を更に上昇させるように構成してあること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変圧装置。 - 前記第2蓄電器の蓄電率を示す蓄電率情報を取得する蓄電率取得手段と、
該蓄電率取得手段が取得した蓄電率情報が示す蓄電率が閾値以上である場合に、前記出力電圧の変圧を停止する変圧停止手段と
を備え、
前記判定手段によって、前記第1蓄電器の温度が前記所定温度以上であると判定された場合に前記閾値を上昇させるように構成してあること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の変圧装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017061261A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載用電源装置 |
JP2020005467A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 株式会社リコー | 蓄電素子及び蓄電システム |
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2013
- 2013-11-27 JP JP2013245085A patent/JP2015104277A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017061261A (ja) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載用電源装置 |
CN108028540A (zh) * | 2015-09-25 | 2018-05-11 | 株式会社自动网络技术研究所 | 车载用电源装置 |
JP2020005467A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | 株式会社リコー | 蓄電素子及び蓄電システム |
JP7214993B2 (ja) | 2018-06-29 | 2023-01-31 | 株式会社リコー | 蓄電システム |
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