JP2015103538A - トランスコア冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】上下に分かれたコアのうち、上側コアの熱を効率よく放熱することができるトランスコア冷却構造を提供する。【解決手段】冷却板40と、この冷却板40上に配置される上下に分かれたコアとを備え、上側コア20は、E型形状であって長辺方向の両端部に突出するように形成された外側脚部20a,20bと、これら外側脚部20a,20bとの間の中間位置において並列的に突出するように形成された中心脚部20cとを有する。また、上側コア20は、冷却板40と接する接触面を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、トランスコア冷却構造に関する。
パワートランジスタやスイッチング電源装置などに用いられるトランスは、動作時において発熱するため、この熱を効果的に放熱させる構造が望まれている。このような構造として、トランスを冷却板に当接させることが知られている(例えば、特許文献1)。
従来技術では、図10に示すように、上下のコア61,62から構成されるトランスの下側コア62の下面を冷却板63に当接させる。図10に矢印で放熱の様子を模式的に示すように、上側コア61の熱は、互いのコアが接する接触面を介して下側コア62に伝わり、冷却板63へと放熱される。
従来技術では、図10に示すように、上下のコア61,62から構成されるトランスの下側コア62の下面を冷却板63に当接させる。図10に矢印で放熱の様子を模式的に示すように、上側コア61の熱は、互いのコアが接する接触面を介して下側コア62に伝わり、冷却板63へと放熱される。
しかしながら、従来技術では、上側コアの熱が下側コアに伝わる際に、上側コアと下側コアとが接する接触面で熱抵抗が生ずる。この熱抵抗により、上側コアの熱が下側コアに伝わりにくくなり、上側コアが冷えにくくなる、という問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上側コアの熱を効率よく放熱することができるトランスコア冷却構造を提供することである。
本発明の一態様に係わるトランスコア冷却構造は、冷却板と、この冷却板上に配置される上下に分かれたコアとを備え、上側コアが冷却板と接する接触面を有する。
本発明によれば、上側コアの熱を効率よく放熱することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。図1に示すように、トランスコア10は、E型形状である上側コア20の開口部に矩形状の下側コア30を差し込んで組み立てられる。上側コア20は、長辺方向の両端部に突出するように形成された外側脚部20a,20bと、これら外側脚部20a,20bとの間の中間位置において並列的に突出するように形成された中心脚部20cとを有する。このような構造により、外側脚部20a,20bと中心脚部20cとの間にはコイル配置空間が形成される。組み立てられたトランスコア10をトランスに使用する場合は、この空間を利用して中心脚部20cにコイル(図示せず)を巻き回す。なお、本実施形態においては、トランスコア10はフェライトコアであるが、トランスコア10はこれに限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。図1に示すように、トランスコア10は、E型形状である上側コア20の開口部に矩形状の下側コア30を差し込んで組み立てられる。上側コア20は、長辺方向の両端部に突出するように形成された外側脚部20a,20bと、これら外側脚部20a,20bとの間の中間位置において並列的に突出するように形成された中心脚部20cとを有する。このような構造により、外側脚部20a,20bと中心脚部20cとの間にはコイル配置空間が形成される。組み立てられたトランスコア10をトランスに使用する場合は、この空間を利用して中心脚部20cにコイル(図示せず)を巻き回す。なお、本実施形態においては、トランスコア10はフェライトコアであるが、トランスコア10はこれに限定されるものではない。
図2は、本実施形態に係るトランスコア10の冷却構造を示す斜視図である。図2に示すように、上側コア20と下側コア30から構成されるトランスコア10が、矩形状の冷却板40に接している。具体的には、上側コア20の外側脚部20a,20bは冷却板40に接している。下側コア30の上面は、上側コア20の中心脚部20cに接している。また、下側コア30の下面は、冷却板40に接している。なお、接触面での密着性や放熱性を高めるために、それぞれのコアと冷却板40との間に伝熱グリスや冷却シートを用いてもよい。また、冷却板40は、コアの形状に応じて、適宜、接触面積が大きくなるような様々な形状とすることができる。
図3は、図2に示すA−A線断面図である。図3において矢印で放熱の様子を模式的に示すように、上側コア20の中心脚部20cの熱は、下側コア30に伝わり冷却板40に放熱される。このとき、中心脚部20cと下側コア30との接触面で熱抵抗が生ずる。一方、上側コア20の外側脚部20a,20bの熱は、そのまま冷却板40に放熱される。
このように、本実施形態のトランスコア冷却構造によれば、図10と比較して上側コア20と下側コア30との接触面が少なくなるため、接触面で生ずる熱抵抗が減少する。これにより、上側コア20の熱を効率よく放熱することができ、高い冷却効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同じ部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、下側コア30の形状がコ型形状であること、及び下側コア30が長辺方向の両端部に突出するように形成された外側脚部30a,30bと、中心部分に上側コア20の中心脚部20cを挿入する貫通穴30cを有することである。また、上側コア20の中心脚部20cは延長され、下側コア30の貫通穴30cに挿入される。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同じ部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、下側コア30の形状がコ型形状であること、及び下側コア30が長辺方向の両端部に突出するように形成された外側脚部30a,30bと、中心部分に上側コア20の中心脚部20cを挿入する貫通穴30cを有することである。また、上側コア20の中心脚部20cは延長され、下側コア30の貫通穴30cに挿入される。
図5は、本実施形態に係るトランスコア10の冷却構造を示す斜視図である。図5に示すように、上側コア20の外側脚部20a,20bは、下側コア30の外側脚部30a,30bとそれぞれ接している。上側コア20の中心脚部20cは、下側コア30の貫通穴30cに挿入され、冷却板40に接している。下側コア30の下面は、冷却板40に接している。
図6は、図5に示すA−A線断面図である。図6において矢印で放熱の様子を模式的に示すように、上側コア20の外側脚部20a,20bの熱は、下側コア30の外側脚部30a,30bにそれぞれ伝わり冷却板40に放熱される。このとき、上側コア20の外側脚部20a,20bと下側コア30の外側脚部30a,30bとの接触面で熱抵抗が生ずる。一方、中心脚部20cの熱は、そのまま冷却板40に放熱される。
このように、本実施形態のトランスコア冷却構造によれば、図10と比較して上側コア20と下側コア30との接触面が少なくなるため、接触面で生ずる熱抵抗が減少する。これにより、上側コア20の熱を効率よく放熱することができ、高い冷却効果を得ることができる。また、中心脚部20cは、外側脚部20a,20bより発熱が大きいので、中心脚部20cの熱をそのまま冷却板40に放熱することにより、高い冷却効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、上述した第1実施形態と同じ部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、下側コア30がその中心部分に上側コア20の中心脚部20cを挿入する貫通穴30cを有することである。上側コア20の中心脚部20cは延長され、下側コア30の貫通穴30cに挿入される。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、第3実施形態において、上述した第1実施形態と同じ部分については、同一符号を付して説明を省略する。
図7は、第3実施形態に係るトランスコア10の分解斜視図である。
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、下側コア30がその中心部分に上側コア20の中心脚部20cを挿入する貫通穴30cを有することである。上側コア20の中心脚部20cは延長され、下側コア30の貫通穴30cに挿入される。
図8は、本実施形態に係るトランスコア10の冷却構造を示す斜視図である。図8に示すように、上側コア20の外側脚部20a,20bは冷却板40に接している。また、上側コア20の中心脚部20cは、下側コア30の貫通穴30cに挿入され、冷却板40に接している。下側コア30の下面は、冷却板40に接している。
図9は、図8に示すA−A線断面図である。図9において矢印で放熱の様子を模式的に示すように、上側コア20の外側脚部20a,20b及び中心脚部20cの熱は、そのまま冷却板40に放熱される。
このように、本実施形態のトランスコア冷却構造によれば、図10と比較して上側コア20と下側コア30との接触面はなくなり、接触面で生ずる熱抵抗はなくなる。これにより、上側コア20の熱を効率よく放熱することができ、高い冷却効果を得ることができる。
なお、上述した各実施形態は、本発明の一適用例を例示的に示したものであり、本発明の技術的範囲がこれらの実施形態として開示した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
10 トランスコア
20 上側コア
30 下側コア
20a、20b、30a、30b 外側脚部
20c 中心脚部
30c 貫通穴
40 冷却板
20 上側コア
30 下側コア
20a、20b、30a、30b 外側脚部
20c 中心脚部
30c 貫通穴
40 冷却板
Claims (2)
- 冷却板(40)と、
前記冷却板(40)上に配置される上下に分かれたコア(20,30)と、を備え、
上側コア(20)が、前記冷却板(40)と接する接触面を有することを特徴とするトランスコア冷却構造。 - 前記上側コア(20)は、中心部から突出する中心脚部(20c)と、この中心脚部(20c)の周囲に空間を形成する外側脚部(20a,20b)と、を備え、
前記中心脚部(20c)と前記外側脚部(20a,20b)との少なくとも一方が前記冷却板(40)と接する接触面を有することを特徴とする請求項1に記載のトランスコア冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240593A JP2015103538A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | トランスコア冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240593A JP2015103538A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | トランスコア冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015103538A true JP2015103538A (ja) | 2015-06-04 |
Family
ID=53379043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013240593A Pending JP2015103538A (ja) | 2013-11-21 | 2013-11-21 | トランスコア冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015103538A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022145390A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | トランス装置 |
JP7437193B2 (ja) | 2020-03-06 | 2024-02-22 | 株式会社トーキン | リアクトル |
-
2013
- 2013-11-21 JP JP2013240593A patent/JP2015103538A/ja active Pending
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