JP2015098395A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015098395A
JP2015098395A JP2013240241A JP2013240241A JP2015098395A JP 2015098395 A JP2015098395 A JP 2015098395A JP 2013240241 A JP2013240241 A JP 2013240241A JP 2013240241 A JP2013240241 A JP 2013240241A JP 2015098395 A JP2015098395 A JP 2015098395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
arm
unit
cam
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013240241A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6171886B2 (ja
Inventor
悟 松本
Satoru Matsumoto
悟 松本
幸吉 中谷
Kokichi Nakatani
幸吉 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013240241A priority Critical patent/JP6171886B2/ja
Priority to US14/488,504 priority patent/US20150136568A1/en
Publication of JP2015098395A publication Critical patent/JP2015098395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171886B2 publication Critical patent/JP6171886B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G35/00Mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G35/06Mechanical conveyors not otherwise provided for comprising a load-carrier moving along a path, e.g. a closed path, and adapted to be engaged by any one of a series of traction elements spaced along the path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G25/00Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement
    • B65G25/02Conveyors comprising a cyclically-moving, e.g. reciprocating, carrier or impeller which is disengaged from the load during the return part of its movement the carrier or impeller having different forward and return paths of movement, e.g. walking beam conveyors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2812/00Indexing codes relating to the kind or type of conveyors
    • B65G2812/01Conveyors composed of several types of conveyors
    • B65G2812/016Conveyors composed of several types of conveyors for conveying material by co-operating units in tandem

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reciprocating Conveyors (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】片持ち搬送装置において、搬送部が移動するレールを複数設けて、物品の搬送量の増加に対応できるようにする。
【解決手段】物品3の一端をローラ列で保持して移動させるローラ軌道2に平行に、物品3の他端を保持して移動する搬送部20を備えたレール1を複数設け、各レール上を走行する搬送部20には物品3の保持面の高さ調整機構30を設け、物品3を保持して搬送元を出発した搬送部20は、高さ調整機構30がレール脇に設置された動作バー35に係合して物品3の保持面の高さを上げ、物品3の搬送後に搬送先から搬送元に向けて出発した搬送部20は、高さ調整機構30がレール脇に設置された別の動作バー36に係合して物品3の保持面の高さを下げ、搬送部20に保持されて移動する物品3の下を搬送元に戻る搬送部20が通過できるようにした搬送装置である。
【選択図】図4

Description

本出願は、複数の搬送部を往復動作させて、物品を或る地点から他の地点に搬送する搬送装置に関する。
従来、工場等においては、製造した製品や半完成品等の物品を搬送部に載せて、工場内の或る地点から他の地点に搬送する搬送装置が用いられている。このような搬送装置では一般に、物品はパレットに載せられた状態で搬送される。搬送装置の中には動力を使用せず、高低差を設けたローラ軌道の上をパレットを転がして搬送するものもあるが、パレットの片側をレールに沿って走行可能な搬送部で搬送し、パレットの反対側をローラ軌道で搬送する搬送装置もある。この場合のローラ軌道は、固定のローラが多数並べられたローラ列を有するフリーローラユニットを、レールに沿って並べて形成することができる。
そして、レールの上を走行する搬送部の上に載せられて或る地点(搬送元)から他の地点(搬送先)に移動したパレットは、物品ごと搬送部とローラ軌道の上から持ち去られ、搬送部は次のパレットを搬送すべくレールの上を逆方向に走行して搬送元に戻る。即ち、搬送部はパレットの搬送元と搬送先の間のレールを往復し続ける。物品の搬送頻度が少ない場合は、ローラ軌道とレールとを備えた1つの搬送路で、1つの搬送部を往復動作させれば良い。
また、2地点間の物品の搬送頻度が多い場合には、搬送路に2組以上のレールとローラ軌道を設け、複数の搬送路で物品を搬送すれば時間当たりの搬送量を増やせる。一方、2本のレールを近接させて設けておき、物品を搬送中の搬送台と、元の位置に戻る搬送台が途中で衝突しないようにレールを上下動可能にした搬送装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の搬送装置では、搬送台は往動時は上側を走行し、復動時はレールを下げて下側を走行するので、搬送台同士が衝突しないようになっている。
特開平8−175641号公報
ところが、特許文献1に開示の搬送装置では、搬送台の往復動作においてレールの高さを変えているので、レールが長い場合には実現が困難であるという課題がある。また、レール全体を上げたり下げたりするため、搬送台を移動させる動力以外に、レールの下に電気モーターや油圧装置等のレールの上下動用の別の動力源が必要となり、搬送装置のコストがアップするという課題がある。
1つの側面では、本出願は、物品の一端をローラ軌道の上を転がせて搬送し、物品の他端を搬送部で保持して移動させる搬送装置において、搬送部とレールだけを増設することにより、低コストで物品の搬送量の増加に対応できるようにすることを目的とする。
実施形態の一観点によれば、搬送元から搬送先に物品を搬送する搬送装置であって、搬送元から搬送先の間に敷設され、物品の一端をローラ列で保持して移動させるローラ軌道と、搬送元から搬送先の間に、ローラ軌道に対して所定距離を隔てて平行に設置された少なくとも2本のレールと、各レールの上をそれぞれ独立して走行可能であり、物品の他端が保持される搬送部、及び各レールの、搬送元側と搬送先側の脇にそれぞれ設けられ、搬送元を出発した直後の搬送部及び搬送先を出発した直後の搬送部に係合して、搬送部の状態を変更する作動部材とを備え、搬送部は、レールにガイドされて走行する走行部と、走行部の上部に設けられて物品を保持する保持部と、走行部と保持部の間に設けられ、作動部材に係合することによって保持部の走行部からの高さを変更する高さ調整機構とを備え、搬送元側の作動部材が高さ調整機構に係合した場合に高さ調整機構が変更する保持部の高さよりも、搬送先側の作動部材が高さ調整機構に係合した場合に高さ調整機構が変更する保持部の高さが低い搬送装置が提供される。
(a)は従来の2ラインの搬送路を備えた搬送装置の斜視図、(a)に示した搬送装置に使用される搬送部の斜視図である。 本出願の搬送装置の概略構成を示す斜視図である。 (a)は図2に示される搬送装置に使用される搬送部の第1の実施例の側面図、(b)は(a)に示した搬送部の動作を示す側面図である。 (a)は本出願の第1の実施例の搬送部が搬送元と搬送先にある状態を示す側面図、(b)は(a)に示した状態から搬送元の搬送部が搬送先に向けて出発し、搬送先の搬送部が搬送元に向かって引き返す状態を示す側面図、(c)は搬送元から搬送先に向かう搬送部と搬送先から搬送元に引き返す搬送部がすれ違う状態を示す側面図、(d)は搬送元に向かう搬送部と搬送先に向かう搬送部を示す側面図である。 図4(c)に示した2つの搬送部がすれ違う様子を示す正面図である。 図3(a)に示した搬送部の変形実施例の側面図である。 本出願の搬送装置におけるセンサ類と動作バーの位置を示す説明図である。 本出願の搬送装置における搬送部の動作制御の一例を示すフローチャートである。 (a)は本出願の搬送部のレールへの設置状態を示す斜視図、(b)は(a)に示した搬送部の、レールに垂直な方向の断面図である。 (a)は本出願の搬送装置に使用される搬送部の第2の実施例の斜視図、(b)は(a)に示した搬送部の部分拡大図、(c)は(b)に示したカムとアームの正面図である。 (a)は図10(b)に示したカムユニットの分解斜視図、(b)は(a)に示した高さ調整機構の組立後の平面図、(c)は(a)に示した高さ調整機構の組立後の斜視図である。 (a)は本出願の搬送装置の全体構成を示す斜視図、(b)は(a)に示した搬送装置において搬送部が往復動作する時の高さ調整機構のアームとカムの位置が動作バーによって変化する状態を示す説明図である。 (a)は搬送元を出発した搬送部の高さ調整機構が動作バーに当たった状態を示す斜視図、(b)は(a)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図、(c)は(a)の状態から搬送部の高さ調整機構が動作バーを通過する状態を示す斜視図、(d)は(c)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図、(e)は(c)の状態から搬送部の高さ調整機構が動作バーを通り過ぎた状態を示す斜視図、(f)は(e)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図である。 (a)は図13(e)の状態から搬送部の高さ調整機構が次の動作バーに当たった状態を示す斜視図、(b)は(a)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図、(c)は(a)の状態から搬送部の高さ調整機構が次の動作バーを通過する状態を示す斜視図、(d)は(c)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図、(e)は(c)の状態から搬送部の高さ調整機構が動作バーを通り過ぎた状態を示す斜視図、(f)は(e)の状態におけるカムとアームの位置を示す正面図である。 本出願の搬送部に設けられた搬送元側のラチェットストッパの動作を示す斜視図である。 (a)は本出願の搬送装置の搬送先における軌道の構造の一例を示す側面図、(b)は(a)における物品の搬送部からの分離を示す正面図である。 (a)は本出願の搬送装置に3本の軌道が設けられた実施例を示す斜視図、(b)は(a)に示した搬送装置の正面図である。 (a)はフリーローラユニットに最も近い側の搬送部にパレットが載置された場合の課題を示す正面図、(b)は(a)に示した課題を解消する構造を示す正面図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は工場等に設置されている搬送装置90の例を示すものである。この例の搬送装置90は、搬送量を大きくするために、第1の搬送ライン91と第2の搬送ライン92の2つのラインが並列に設置されている状態を示している。第1の搬送ライン91と第2の搬送ライン92の構造は全く同じであるので、ここでは第1の搬送ライン91についてのみ説明し、第2の搬送ライン92の構成部材には第1の搬送ライン91の構成部材と同じ符号を付してその説明を省略する。
第1の搬送ライン91には脚7に支持されたレール軌道(以後単にレールと記載する)1と、同じく脚7に支持されたローラ軌道2とがあり、レール1とローラ軌道2とは平行に設置されている。レール1は搬送元から搬送先まで続く1本の鉄路であるが、ローラ軌道2は、複数のフリーローラユニット2Uが連結されて形成されることが多い。
また、フリーローラユニット2Uは、必要に応じて搬送元と搬送先に単体で置かれ、搬送前の製品4を載せたパレット3や搬送された製品4を載せたパレット3を仮置きする用途に使用される。レール1の上にはパレット3の一端を載せて走行する搬送部10がある。搬送部10は、モータ5とプーリ8との間に掛け渡されたベルト(又はワイヤ)6に接続しており、ベルト(又はワイヤ)6によって牽引されてレール1の上を移動する。
図1(b)はこの搬送部10の構造を示すものである。なお、図1(b)には、ベルト(又はワイヤ)6の図示は省略してある。搬送部10には、本体15の前後に走行用のローラ11が設けられており、走行用のローラ11の近傍には搬送部10がレール1から外れることなくレール1を走行するためのガイドローラ12がある。この例の搬送部10には、その本体15の上部にゴムローラ13が設けられており、本体15の前後方向の端部にはラチェットストッパ14が設けられてる。ゴムローラ13は搬送部10の上に載置されるパレット3との摩擦を大きくするためのものであり、パレット3の進行方向と直角の方向を保持する。また、ラチェットストッパ14は、ゴムローラ13の上に載せられたパレット3の前後方向の移動を規制する。
ところが、図1(a)に示したような搬送装置90は、設置面積が大きく、構造物も搬送ライン数分必要となる。そこで、本出願では、搬送量を図1(a)に示した搬送装置90と同程度、或いはそれ以上にすることが可能で、且つ設置面積を半減できる搬送装置を提供する。図2は、本出願の一実施例の搬送装置80の概略構成を示すものであり、搬送量を図1(a)に示した搬送装置90と同じ構成部材には同じ符号が付されている。
この実施例の搬送装置80には、脚7に支持されたレール1と、脚7に支持されたローラ軌道2とがあり、レール1とローラ軌道2とは平行に設置されている。ローラ軌道2は、複数のフリーローラユニット2Uが連結されて形成されている。そして、この実施例では、レール1の内側に並列にレール1Aを増設している。レール1Aはレール1の外側に増設することもできるが、搬送装置80の設置面積を増やさないために、この実施例ではレール1Aをレール1の内側に設置している。
レール1と増設したレール1Aには、パレット3の一端を載せて走行する搬送部を設置する。しかし、図1(b)に示した搬送部10をそのままレール1とレール1Aに設置すると、一方の搬送部10が搬送元から搬送先にパレットを搬送している時に、搬送先から搬送元に他方の搬送部10が戻る場合に、戻る搬送部10がパレット3に衝突する虞がある。そこで、図2に示した実施例の搬送装置80の搬送部には、すれ違い時にパレット3に衝突することのない構造の搬送部20を使用する。搬送部20が、モータ5とプーリ8との間に掛け渡されたベルト(又はワイヤ)(図示省略)でレール1とレール1A上を走行する点は同じである。
図3(a)は、図2に示される搬送装置80に使用される第1の実施例の搬送部20の構造を示す側面図である。レール1とレール1A上を走行させる搬送部20の構造は同じで良いので、レール1の上を走行させる搬送部20の構造について説明する。搬送部20は、レール1の上を走行する走行部21と、走行部21の上部に設けられてパレットのような物品を保持する保持部22、及び走行部21と保持部22の間に設けられて、保持部22の走行部21からの高さを変更する高さ調整機構30を備える。
走行部21にはその前後方向(搬送先方向を前方向、搬送元方向を後方向とする)に走行輪23を備える。実際には走行輪23には走行輪23がレール1から外れないようにするガイドローラが含まれるが、ここではその図示を省略してある。保持部22はその上面が物品を保持する保持面11Fであり、前後方向の両側面には、高さ調整機構30に係合する昇降輪24が設けられている。
高さ調整機構30は、走行部21に軸支された回転軸31によって回転するカム32と、回転軸31に取り付けられてカム32と共に回転するアーム33とを備えている。本実施例では、アーム33の先端はカム32の輪郭よりも外側に突出しているが、アーム33の長さは特に限定されるものではない。また、カム32にはその輪郭に、回転軸31からの距離が最も短い部分(小径部rという)と、回転軸31からの距離が最も長い部分(大径部Rという)があり、カム32の径は小径部rから大径部Rまで、連続的に変化している。図3(a)に示す状態は、保持部22の昇降輪24が、カム32の小径部rによって支持されている状態である。なお、カム32は回転軸31からの距離が、最も短い小径部rと最も長い大径部Rの間だけの範囲を搖動できるようにしておく。
そして、図3(a)に示す状態からアーム33が時計回りに回転すると、保持部22の昇降輪24はカム32の輪郭の上を走行する。また、図示はしていないが、保持部22の走行部21の上の位置は変わらないようになっているので、カム32が回転してその径が小径部rから大径部Rまで変化すると、保持部22は走行部21に対して上昇する。カム32が回転して、保持部22の昇降輪24がカム32の大径部Rによって支持されている状態が図3(b)に示される。図3(a)に示した状態と、図3(b)に示した状態とでは、保持部22の保持面22Fの走行部21からの高さに距離(R−r)だけの差が生じる。
ここで、図4(a)から図4(d)を用いて、パレット3の上に製品4を載せて搬送元から搬送先に向かう搬送部20と、搬送先から搬送元に戻る搬送部20のすれ違いについて説明する。この説明では、レール1の上をパレット3の上に製品4を載せて搬送元から搬送先に向かう搬送部20が走行し、レール1Aの上をパレットを下して搬送先から搬送元に戻る搬送部20が走行するものとする。また、搬送部20を備えた搬送装置80では、搬送元と搬送先の近傍に、搬送元と搬送先を出発した搬送部20に設けられたアーム33に係合してこれを回転させるための作動部材として、動作バー35,36が設けられている。動作バー35,36は床に取り付けた脚部材に水平方向に支持させて設けることができる。動作バー35,36の位置は、カム32が図3(a)に示す位置及び図3(b)に示す位置にある時のアーム33の先端部よりも高い位置にある。
図4(a)は、搬送部20が搬送元と搬送先にある状態を示すものであり、搬送元にある搬送部20には製品4を載せたパレット3が保持されており、搬送先にある搬送部20からは製品4を載せたパレット3が取り去られた状態を示している。搬送部20が搬送元にある時は、アーム33が図3(a)に示した状態にあり、保持部22は走行部21に最も近づいた状態にあって、保持部22の走行部21からの高さが低い。また、搬送部20が搬送先にある時は、アーム33が図3(b)に示した状態にあり、保持部22は走行部21から最も遠のいた状態にあって、保持部22の走行部21からの高さが高い。
図4(a)に矢印で示すように、搬送元にある搬送部20が搬送先に向けて出発し、搬送先にある搬送部20が搬送元に向けて出発したとする。すると、図4(b)に示すように、搬送元を出発した搬送部20のアーム33が動作バー35に係合し、搬送先を出発した搬送部20のアーム33が動作バー36に係合する。図4(b)は2つ目のアーム33が動作バー35,36にそれぞれ係合している状態を示している。アーム33が動作バー35,36に係合すると、アーム33は搬送部20の走行に応じて動作バー35,36によって回転させられる。
搬送部20が搬送元を出発した後に、動作バー35に係合したアーム33は時計回りに回転してカム32を回転させ、図3(a)、(b)で説明したように、カム32によって搬送部20の保持部22の走行部21からの高さが上昇する。前述のように、カム32は回転軸31からの距離が、最も短い小径部rと最も長い大径部Rの間だけの範囲を搖動できるようにしてある。このため、動作バー35に係合したアーム33によって回転したカム32は、カム32が回転軸31からの距離が最も長い大径部Rが保持部22を支える位置で止まる。
カム32の回転が止まった状態では、アーム33はまだ動作バー35を乗り越えない位置にある。そして、アーム33に動作バー35を乗り越えさせるために、アーム33に柔軟性を持たせておくか、カム32に対してアーム33だけが更に時計方向に回転し、アーム33が動作バー35を乗り越えた後に元の位置に戻る機構をアーム33に設けておく。このように、動作バー35を乗り越えたアーム33に動作バー35を乗り越える前の位置を保持させるのは、搬送部20がレール1の上を往復動作する時に、アーム33が常に動作バー35に係合する必要があるからである。動作バー35を通過したカム32とアーム33はその位置を保持するので、2つめのアーム33が動作バー35を通過すると、保持部22全体の高さが走行部21から上昇した状態となる。
一方、搬送先を出発した搬送部20は、動作バー36に係合してアーム33が反時計回りに回転しカム32を回転させ、カム32によって搬送部20の保持部22の走行部21からの高さが低下する。動作バー36に係合したアーム33によって回転したカム32は、カム32が回転軸31からの距離が最も短い小径部rが保持部22を支える位置で止まる。動作バー36を通過したカム32とアーム33はその位置を保持するので、2つめのアーム33が動作バー36を通過すると、保持部22全体の高さが走行部21に近づいた状態となる。
図4(c)は搬送元から搬送先に向かう搬送部20と搬送先から搬送元に引き返す搬送部20がすれ違う状態を示しており、この状態をレール1,1Aに垂直な方向から見た状態を図5に示す。搬送先に向かう搬送部20の保持部22の走行部21からの高さは高さ調整機構30によって上昇しており、搬送元に向かう搬送部20の保持部22の走行部21からの高さは高さ調整機構30によって下降している。従って、搬送元に向かう搬送部20の保持部22の保持面22Fの高さは、搬送先に向かう搬送部20の保持部22によって保持されたパレット3の底面3Bよりも低い位置にある。よって、搬送元に向かう搬送部20は、搬送先に向かう搬送部20に保持されたパレット3に触れることなくすれ違うことができる。
図4(d)は、搬送元に向かう搬送部20と搬送先に向かう搬送部20を示すものである。搬送元に向かう搬送部20は搬送元に到着する前に動作バー35を通過し、搬送先に向かう搬送部20は搬送先に到着する前に動作バー36を通過する。しかし、搬送元に向かう搬送部20は既に動作バー36によって状態が変化しているので、動作バー35によっては状態が変化せず、保持部22が走行部21に近づいた状態で搬送元に到着する。同様に、搬送先に向かう搬送部20は既に動作バー35によって状態が変化しているので、動作バー36によっては状態が変化せず、保持部22が走行部21から遠のいた状態で搬送先に到着する。
以上説明したように、レール1とレール1Aに第1の実施例の搬送部20を備えた図2に示される搬送装置80では、レールが1本の搬送装置に比べて、2倍の物品を搬送元から搬送先に搬送することが可能である。そして、搬送部20の保持部22の保持面22Fの高さだけを高さ調整機構30で変更するようにしたので、高さ調整機構30を小型化でき、搬送部が大型化しない。また、高さ調整機構30を動作させる動力源は不要であるので、搬送装置60の大きなコストアップにもつながらない。なお、動作バー35,36は、アーム33を回転させる機能を備えていれば良いので、棒状の部材に限定されるものではなく、例えば、床面に板状の幅を持った部材を設けて、これにアームが係合するようにすることもできる。
図6は、図3(a)に示した搬送部20の変形実施例を示すものである。図3(a)に示した搬送部20の高さ機構30では、2つのアーム33が1つずつ動作バー35,36に係合するので、2つのアーム33が両方とも動作バー35,36を通過しないと、保持部22が走行部21に対して水平にならなかった。そこで、変形実施例の搬送部20Aでは、2つのアーム33をリンク34で接続し、一方のアーム33が動作バー35,36に当接して回転する時点で、他方のアームも同様に回転するようにしている。
ここで、搬送装置80において、2つのレール1,1Aの上を走行させる搬送部20の保持部の高さが変更される前に搬送部20同士がすれ違って、搬送部20がパレット3に衝突しないようにする制御の一例を図7及び図8を用いて説明する。即ち、搬送部20が自由にすれ違える区間は2つのカム動作バー35,36の内側であるが、その他の区間ですれ違うと、戻る搬送部20が搬送中の搬送部の物品に衝突する可能性がある。
図7に示すように、例えば、搬送先のレール1に搬送部20がある場合、レール1Aを走行する搬送部20が搬送先に入れないように、搬送部20の位置を2つの位置センサで検出する。1つ目の位置センサは、動作バー35より搬送元側のレール1,1Aの脇に設置した待機位置センサ81であり、2つ目の位置センサは動作バー36より搬送元側のレール1,1Aの脇に設置した動作バー通過検出センサ82である。この例では、レール1の上にある搬送部20が動作バー通過検出センサ82を通過して搬送元側に移動しない限りは、搬送元を出発したレール1Aの上にある搬送部20を待機位置センサ81の位置で待機させることにより、衝突を防止することができる。
図8は図7に示した構造の搬送装置80における搬送部20の動作制御の一例を示すフローチャートである。この制御は、搬送元を物品を搭載した搬送部20が出発する毎に実行すれば良い。ステップ801では、もう1つのレール上に先発の搬送部があるか否かが判定される。もう1つのレール上に先発の搬送部がない場合(NO)はステップ804に進み、製品を載せたパレットを搬送する搬送部の搬送を開始する。一方、ステップ801でもう1つのレール上に先発の搬送部があると判定された場合(YES)は、ステップ802に進む。
ステップ802では、製品を載せたパレットを搬送する搬送部(後発の搬送部)の搬送を開始するが、後発の搬送部は待機位置センサの位置で待機させ、その先には進ませないようにする。そして、続くステップ802において、先発の搬送部が搬送元に戻る途中であり、動作バーを通過したか否かが判定される。ステップ802において、先発の搬送部が動作バーを通過していないと判定された場合(NO)はステップ802に戻り、後発の搬送部を待機位置センサの位置で待機させたままとする。
一方、ステップ802において、先発の搬送部が動作バーを通過していると判定された場合(YES)はステップ804に進み、後発の搬送部を待機位置センサの位置で待機させていた搬送部の搬送を開始する。この制御により、搬送元に戻る先発の搬送部と、搬送先に向かう後発の搬送部は、必ず2つのカム動作バー35,36の内側ですれ違うことになり、搬送元に戻る搬送部20が搬送中の搬送部の物品に衝突することが無くなる。
次に、図2に示される搬送装置80に使用される第2の実施例の搬送部40の構造を説明する。図9(a)は搬送部40のレール1、1Aへの設置状態を示すものであり、図9(b)は図9(a)に示した搬送部40の、レール1、1Aに垂直な方向の断面を示す図である。レール1の上を走行する搬送部40とレール1Aの上を走行する搬送部40の構造は、高さ調整機構50が面対称に設けられている点を除いて同じであるので、レール1の上を走行する搬送部40の構造について説明する。
第2の実施例の搬送部40では、走行部41の前後方向に走行輪43が設けられており、走行部41の一方の側面に突起付のガイド輪43Gが設けられている。ガイド輪43Gは外周面に設けられた突起がレール1の下面に設けられた溝の中を走行することによって搬送部40をガイドするものである。従って、ガイド輪43Gは突起付に限定されるものではなく、例えば、溝でガイドするような溝付ガイド輪であっても良い。また、搬送部40の一方の側面には、走行部41に対して保持部42の高さを調整する高さ調整機構50が設けられている。そこで、高さ調整機構50の構造を図10(a)から(c)と図11(a)から(c)を用いて説明する。
図10(a)は搬送部40をレール1から取り外して保持部を走行部から離した状態を示しており、図10(b)は図10(a)に示した搬送部40の搬送先側にある高さ調整機構50を部分的に拡大して示している。また、図10(c)は図10(b)に示した第1と第2のアーム51,52とカム53を正面から見た図である。更に、図11(a)は図10(b)に示した高さ調整機構50を分解した図であり、図10(b)は図10(a)に示した高さ調整機構50を組み立てた後の平面図であり、図10(c)は組み立てた後の斜視図である。
高さ調整機構50は、図10(a)に示すように、搬送部40の搬送元側と搬送先側に1つずつ設けられている。そして、搬送先側の高さ調整機構50には保持部42と走行部41とを連結する保持部支持アーム56が設けられているのに対して、搬送元側の高さ調整機構50には保持部支持アーム56はなく、昇降輪44だけが設けられている。第2の実施例の搬送部40においても、高さ機構50の2箇所のアーム51,52を、図示は省略するが第1の実施例と同様にリンクで接続して同期して回転させても良い。
図10(b)に示すように、保持部支持アーム56の一端は、高さ調整機構50のブラケット50Bに設けられたアーム回転軸57に回転可能に取り付けられており、他端は保持部42に設けられた昇降輪44の回転軸44Aに連結されている。昇降輪44はブラケット50Bに回転軸50Aで取り付けられたカム53の輪郭の上を走行する。本実施例では、図10(c)に示すように、ピンP1とピンP3の中間部分にあるカム53の輪郭が回転軸50Aからの距離が最も短い小径部rとなっており、ピンP2の近傍にあるカム53の輪郭が回転軸50Aからの距離が最も長い大径部Rとなっている。また、本実施例の場合、符号rで示した部分の輪郭の近傍が回転軸50Aを中心とする半径rの円弧とし、符号Rで示した部分の輪郭の近傍が回転軸50Aを中心とする半径Rの円弧とすることができる。
搬送元側と搬送先側の高さ調整機構50の構造は、保持部支持アーム56を除いて同じであるので、ここでは、保持部支持アーム56を除く搬送先側の高さ調整機構50の構造について、図11(a)から(c)を用いて説明する。図11(a)〜(c)に示すように、ブラケット50Bにある2枚の側壁50Wの対向部に設けられた取付孔50Hにはベアリング54を介してカム53の回転軸50Aが挿通される。2つのベアリング54の間の回転軸50Aには、カラーや止め輪と共に圧縮コイルバネ55が取り付けられ、2枚の側壁50Wから突出する部分の回転軸50Aにはカム53がネジによって固着される。回転軸50Aに取り付けられたカム53の回転軸方向の輪郭は同じである。
走行部に近い側にあるカム53と側壁50Wとの間には、円環状のフェルト板58が挿入される。このフェルト板58は、カム53が回転する時に摩擦を発生させ、カム53が不用意に回転しないようにするものである。また、走行部から遠い側にあるカム53の外面の所定位置には、当接部材として3本のピンP1.P2.P3が突設されている。ピンP1は背が低く形成され、ピンP2,P3は背がピンP1よりも高く形成されている。当接部材はピンでなくても良く、カム53の側面を突出させて形成することもできる。
カム53の外面から突出する回転軸50Aには、第1のアーム51と第2のアーム52の基端部が、遊びを持った状態で取り付けられており、第1のアーム51と第2のアーム52の先端部はカム53の輪郭から飛び出た位置にある。そして、第1のアーム51の先端部側は、第1と第2のピンP1,P2に挟まれており、第2のアーム52の基端部側は、第2と第3のピンP2,P3に挟まれている。よって、第1のアーム51は、ピンP1とピンP2によって規制された範囲内で自由に回転することができ、第2のアーム52は、ピンP2とピンP3によって規制された範囲内で自由に回転することができる。
図12(a)は、本出願の第2の実施例の搬送部40が往復動するレール1,1Aとローラ軌道2を備えた搬送装置80の全体構成を示すものである。搬送元には搬送部40が搬送する部品であるパレット3があり、レール1,1Aの上にはモータ5で走行制御されるそれぞれ搬送部40がある。また、この実施例の搬送装置80には、搬送部40の位置を検出するセンサとして、待機位置センサ81、動作バー通過検出センサ82、搬送元センサ83及び搬送先センサ84がある。更に、搬送元の近傍と搬送先の近傍には、パレット3を保持するフリーローラユニット2Uがある。これに加えて、待機位置センサ81より搬送元側のレール1,1Aの脇には動作バー35があり、動作バー通過検出センサ82より搬送先側のレール1,1Aの脇には動作バー36がある。
ここで、第2の実施例の搬送部40における高さ調整機構50の動作を図12(b)及び図13(a)から(f)及び図14(a)から(f)を用いて説明する。なお、説明のために、搬送部40はパレットが載っていない状態で走行するものとする。
第1の実施例で説明した搬送部20と同様に、第2の実施例の搬送部40も、搬送元にある時には保持部42が走行部41に近づいた状態であり、搬送先に着いた時には保持部42が走行部41から最も離れた状態となる。そして、図12(a)に示した動作バー35が、搬送元を出発した搬送部40の高さ調整機構50に作用して、保持部42の位置を走行部41から上昇させる。また、搬送先側にある動作バー36が、搬送先から搬送元に戻る搬送部40の高さ調整機構50に作用して、保持部42の位置を走行部41に近づける。
なお、第1の実施例の搬送部20には高さ調整機構30に1本のアーム33しか設けられていなかったが、第2の実施例の搬送部40の高さ調整機構50には第1と第2のアーム51,52の2本のアームが設けられている。このため、第1の実施例の搬送部20を備える搬送装置80では、動作バー35,36がそれぞれ1本ずつで良かったが、第2の実施例の搬送部40を備える搬送装置80では、動作バー35,36はそれぞれ2本ずつ必要である。よって、第2の実施例の搬送部40を備える搬送装置80では、動作バー35,36はそれぞれ第1の動作バー35A,36Aと、第2の動作バー35B,36Bを備えるものとする。
そして、搬送部40が搬送元にある時のカム53は小径部rが真上を向いた状態であり、この時の状態が図13(a)に示される。第1のアーム51は回転軸50Aに対して自由に回転できるが、この状態では、第1のアーム51はピンP2によって回転が規制された状態にある。また、第2のアーム52も回転軸50Aに対して自由に回転できるが、この状態では、第2のアーム52はピンP3によって回転が規制された状態にある。
図12(b)に示す搬送元の位置から搬送部40が搬送先に向かって出発すると、図13(a)、(b)に示すように、高さ調整機構50の第1のアーム51が第1の動作バー35Aに当接する。搬送部40が走行を続けると、第1のアーム51が第1の動作バー35Aに押されて時計回りに回転する。第1のアーム51が時計回りに回転すると、図12(b)及び図13(c)、(d)に示すように、第1のアーム51に当接しているピンP2を時計回りに回転させるので、カム53が時計回りに回転する。また、カム53の回転に伴って、ピンP3によって回転が規制されていた第2のアーム52が、ピンP3と共に時計回りに回転する。
搬送部40が走行を続けると、第1のアーム51が第1の動作バー35Aを通過し、高さ調整機構50が第1の動作バー35Aと第2の動作バー35Bの間の領域に入る。この状態が図13(e)、(f)に示される。第1のアーム51が第1の動作バー35Aを通過すると、第1のアーム51は回転軸50Aに対して回転自由であるので自然落下し、ピンP1に当接して回転が止まる。一方、カム53は前述のフェルト板によって摩擦保持されているので、第1のアーム51によって回転させられた最後の位置を保持する。そして、第2のアーム52の位置も図13(d)の状態と変わらないが、第2のアーム52がこの位置まで回転すると、第2のアーム52の先端部の位置が第2の動作バー35Bの位置より低くなる。
搬送部40が走行を続けると、図12(b)、図14(a)、(b)に示すように、高さ調整機構50の第2のアーム52が第2の動作バー35Bに当接する。この後の搬送部40の走行により、第2のアーム52が第2の動作バー35Bに押されて時計回りに回転する。第2のアーム52が時計回りに回転すると、図12(b)及び図14(c)、(d)に示すように、第2のアーム52に当接しているピンP3を時計回りに回転させるので、カム53が時計回りに回転する。また、カム53の回転に伴って、ピンP1によって回転が規制されていた第1のアーム51が、ピンP1と共に時計回りに回転する。
搬送部40が走行を続けると、第2のアーム52が第2の動作バー35Bを通過する。この状態が図14(e)、(f)に示される。第2のアーム52が第2の動作バー35Bを通過すると、第2のアーム52は回転軸50Aに対して回転自由であるので自然落下し、基部がピンP2に当接して回転が止まる。一方、カム53は前述のフェルト板によって摩擦保持されているので、第2のアーム52によって回転させられた最後の位置を保持する。そして、第1のアーム51の位置は、第2のアーム52によって回転させられたピンP1に当接した位置を保持する。
搬送部40が搬送先に近づくと、第1のアーム51と第2のアーム52は図14(f)の状態を保ったまま第1の動作バー36Aに近づき、第2のアーム52のみが第1の動作バー36Aに当接して回転する。しかし、第1の動作バー36Aによって回転する第2のアーム52の回転範囲は、第2の動作バー35Bによって第2のアーム52が回転した範囲と同じであるので、第2のアーム52が第1の動作バー36Aを通過しても、カム53はこれ以上回転しない。
搬送部40の搬送先への更なる接近により、第1のアーム51と第2のアーム52は図14(f)の状態を保ったまま第2の動作バー36Bに近づき、第2のアーム52のみが第2の動作バー36Bに当接して回転する。しかし、この場合も第2の動作バー36Bによって回転する第2のアーム52の回転範囲は、第1の動作バー36Aによって第2のアーム52が回転した範囲と同じであるので、第2のアーム52が第2の動作バー36Bを通過してもカム53はこれ以上回転しない。
以上のような動作で搬送先に着いた搬送部40は図12(b)に示すように搬送元に向かって戻る。この時は、まず、第2の動作バー36Bに第2のアーム52が当接して反時計回りに回転し、ピンP2を押してカム53を反時計回りに回転させると共に、第1のアーム51を第1の動作バー36Aに当接する位置まで反時計回りに回転させる。すると、次に第1の動作バー36Aに第1のアーム51が当接して反時計回りに回転し、ピンP1を押してカム53を反時計回りに回転させる。カム53の反時計回りの回転により、搬送部40の保持部42が走行部41に近づく。
搬送先を出発した搬送部40が動作バー36を通過すると、カム53の回転によって保持部42が走行部41に近づき、保持部42の物品を保持する保持面の高さが低下する。よって、この後に搬送元に戻る搬送部40が、搬送元から搬送先に物品を搬送する別の搬送部40とすれ違っても、保持部42の物品を保持する保持面が別の搬送部40が保持して搬送する物品に衝突しない。本実施例でも、動作バー35,36は、アーム33を回転させる機能を備えていれば良いので、棒状の部材に限定されるものではなく、板状のものでも良い。
第1の実施例の搬送部20に設けられた高さ調整機構30では、カムを回転させるアームが1本であるため、アームの回転角よりカムの回転角が小さくなり、カムは十分な回転角を得られない。一方、第2の実施例の搬送部40に設けられた高さ調整機構50では、カムを回転させるアームを2本に増やすことにより、カムの回転角を大きくすることができた。更に、第1のアームの可動範囲を制限する2本のピンと、第2のアームの可動範囲を制限する2本のピンの1本を共用したことにより、ピンの数を低減することができた。
図15は本出願の搬送部40に設けられた搬送元側のラチェットストッパ45の動作を示すものである。ラチェットストッパ45は搬送先側にも設けられている。ラチェットストッパ45は、図の矢印方向に回転できるようになっている。従って、搬送部40が搬送元から搬送先に物品(パレット3)を搬送する際には、搬送部40の搬送元からの出発時に、物品が搬送部40から後方にずれるのを防止する。また、搬送部40が搬送先から搬送元に戻る際に、ラチェットストッパ45が搬送元から搬送先に搬送中の物品に当接しても、矢印の方向に回転して倒れるので、物品の下方を通過することができる。
なお、物品(パレット3)と搬送部40との間の摩擦力が小さい場合は、搬送部40の上にゴム等を設けて摩擦力を大きくし、物品(パレット3)が進行方向と直角の方向にずれるのを防止することができる。
図16(a)は本出願の搬送装置80の、搬送先におけるレール1の構造の一例を示すものであり、図16(b)は図16(a)におけるパレット3の搬送部40からの分離を示す正面図である。この構造では、搬送先でパレット3を開放できるように、搬送部40のレール1を除除に下げる。そして、搬送先で搬送部40とパレット3が接触しなくなる位置に別のローラ軌道2Aを設置する。この構造により、搬送先までパレット3を搬送すると、パレット3は2つのローラ軌道2,2Aで保持され、搬送部40との間にスペースSが生じて接触しなくなり、パレット3の取り出しが容易になる。
なお、図12(a)に示した構造の搬送装置80において、搬送先に搬送部40が居る状態で、次の搬送部40が物品を搬送して搬送先に移動してきた場合は、搬送先に居る搬送部40の搬送面が上がったままなので、搬送部40が物品に衝突する。そこで、先発の搬送部40が搬送先にある場合は、次発の搬送部40は待機位置センサ部で停めておく。この制御は第1の実施例と同様で良いのでその説明を省略する。
以上説明した実施例では、レール1とレール1Aを設けて2台の搬送部を走行させていた。一方、図17(a)、(b)に示すように、搬送部40を2台以上にすることができる。3台の搬送部40を設置する場合、既設のレール1.1Aから搬送部が干渉しない位置に3本目のレール1Bを設置する。このように、3台の搬送部40を設けることにより、搬送回数を更に増やすことができる。また、レールは4本以上設置することも可能である。搬送部とレールを増設した場合、搬送部が2台とレールが2本の場合と同様に、搬送部の位置をセンサーで位置を検出し、衝突しないように制御することが可能である。
ところで、搬送部とレールの数を増やしたが、パレット3の位置を変えない場合、外側のレール1とローラ軌道2でパレット3を保持する場合は、パレット3の荷重がレール1とローラ軌道2に均等に加わる。一方、最も内側のレール1Bとローラ軌道2でパレット3を保持する場合は、図18(a)に示すように、レール1Bを走行する搬送部40がパレット3の中央付近を支えることになる。この場合は、ローラ軌道2に印加される荷重より搬送部40に印加される荷重が大きくなって、パレット3の保持が不安定になる。
このような場合は、図18(b)に示すように、搬送元にパレット3の位置を変更できるアクチュエータ87を設置し、パレット3を押してその位置を変更することにより、パレット3の荷重がレール1Bとローラ軌道2に均等に加わるようにすれば良い。アクチュエータ87の設置により、搬送部の増加と荷の幅が狭い場合に、使用する搬送部の位置による荷のバランスが不安定となることを解消できる。
このように、本出願の搬送装置は、搬送量が増大しても、搬送ラインの数を増やす必要がなく、搬送ラインの設置面積を増やすことなく、搬送ラインの構造物を1ライン分で搬送量の増加に対応できる。また、レールの数を増やして複数の搬送部を制御することにより、多様な運搬を実現できる。即ち、複数の搬送部を独立して制御できるため、搬送部の1つが搬送不能となった場合、1つの搬送部の搬送を中止し、残りの搬送部で縮退して搬送することができる等、多様な運用が可能である。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 搬送元から搬送先に物品を搬送する搬送装置であって、
前記搬送元から前記搬送先の間に敷設され、前記物品の一端をローラ列で保持して移動させるローラ軌道と、
前記搬送元から前記搬送先の間に、前記ローラ軌道(2)に対して所定距離を隔てて平行に設置された少なくとも2本のレールと、
前記各レールの上をそれぞれ独立して走行可能であり、前記物品の他端が保持される搬送部、及び
前記各レールの、前記搬送元側と搬送先側の脇にそれぞれ設けられ、前記搬送元を出発した直後の前記搬送部及び前記搬送先を出発した直後の前記搬送部に係合して、前記搬送部の状態を変更する作動部材とを備え、前記搬送部は、
レールの上を走行する走行部と、
前記走行部の上部に設けられて物品を保持する保持部と、
前記走行部と前記保持部の間に設けられ、前記作動部材に係合することによって前記保持部の前記走行部からの高さを変更する高さ調整機構とを備え、
前記搬送元側の前記作動部材が前記高さ調整機構に係合した場合に前記高さ調整機構が変更する前記保持部の高さよりも、前記搬送先側の前記作動部材が前記高さ調整機構に係合した場合に前記高さ調整機構が変更する保持部の高さが低い搬送装置。
(付記2) 前記高さ調整機構は、前記搬送部の搬送元側と搬送先側の2箇所に設けられている付記1に記載の搬送装置。
(付記3) 前記高さ調整機構が、前記走行部に回転軸で取り付けられてその輪郭で前記保持部を支持するカムと、前記回転軸に取り付けられて前記カムと共に回転するアームとを備え、
前記作動部材は前記アームの先端に係合する付記1又は2に記載の搬送装置。
(付記4) 前記カムは、
前記搬送元を出発した前記搬送部の、前記アームと前記作動部材との係合が終了した時点で、前記回転軸から最も遠い輪郭部で前記保持部を支持し、
前記搬送先を出発した前記搬送部の、前記アームと前記作動部材との係合が終了した時点で、前記回転軸から最も近い輪郭部で前記保持部を支持する付記3に記載の搬送装置。
(付記5) 前記搬送部の2箇所に設けられた前記高さ調整機構の前記アームはリンク機構で接続されており、前記2つのカムは連動して回転する付記4に記載の搬送装置。
(付記6) 前記搬送元側の前記作動部材よりも搬送先側の前記レールの脇には、待機位置センサがあり、
前記搬送先側の前記作動部材よりも搬送元側の前記レールの脇には、作動部材通過センサがあり、
前記搬送元側にある前記搬送部が前記物品を載せて出発した場合に、前記搬送先側に別の前記搬送部が存在する場合には、前記別の搬送部が前記作動部材通過センサを通過するまでは、前記搬送部は前記待機位置センサを越えて前記搬送先側に移動できない付記4又は5に記載の搬送装置。
(付記7) 前記高さ調整機構が、
前記走行部に回転軸で取り付けられてその輪郭で前記保持部を支持するカムと、
前記回転軸に基部が回動可能に遊嵌され、基端が前記カムの輪郭内に位置する第1のアームと、前記第1のアームよりも前記カムから遠い側に位置すると共に、基端が前記カムの輪郭内に位置する第2のアームと、
前記カムの前記第1と第2のアームの取付け側の面に突設され、前記第1のアームの基端に当接して前記第1のアームの回転角を規制する第1の当接部材と、
前記カムの前記第1と第2のアームの取付け側の面に突設され、前記第2のアームの基端に当接して前記第2のアームの回転角を規制する第2の当接部材と、
前記作動部材は前記第1と第2のアームの先端に係合する付記1又は2に記載の搬送装置。
(付記8) 前記第1の当接部材の一方は、前記第2の当接部材の一方と共通になっており、前記第1の当接部材の他方は前記第2の当接部材の高さよりも低く、前記第2のアームには係合しない付記7に記載の搬送装置。
(付記9) 前記第1と第2の当接部材の前記カム上の配置は、
前記搬送元を出発した前記搬送部は、まず前記第1のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第1の回転を行うと共に前記第2のアームが前記作動部材との係合位置に移動し、次に前記第2のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第2の回転を行い、前記第2のアームと前記作動部材との係合が終了して前記カムが第2の回転を終了した時点で、前記回転軸から最も遠い輪郭部で前記保持部を支持し、
前記搬送先を出発した前記搬送部は、まず前記第2のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第3の回転を行うと共に前記第1のアームが前記作動部材との係合位置に移動し、次に前記第1のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第4の回転を行い、前記第1のアームと前記作動部材との係合が終了して前記カムが第4の回転を終了した時点で、前記回転軸から最も近い輪郭部で前記保持部を支持するような配置である付記8に記載の搬送装置。
(付記10) 前記搬送部の2箇所に設けられた前記高さ調整機構の前記第1と第2のアームはそれぞれリンク機構で接続されており、前記2つのカムは連動して回転する付記9に記載の搬送装置。
(付記11) 前記保持部には前記カムの輪郭を走行する車輪が回転軸によって設けられており、
前記車輪の回転軸の一方と前記走行部に設けられた別の回転軸の間には、リンクが取り付けられている付記9に記載の搬送装置。
(付記12) 前記保持部の前記物品の載置面には、前記物品の前記載置面からのはみ出しを防止するストッパが設けられている付記1から11の何れかに記載の搬送装置。
(付記13) 前記搬送先には、前記搬送部によって搬送されてきた前記物品の他端を前記保持部の前記物品の保持面から分離して支持する支持板が設けられており、
前記レールの前記搬送先の部分には勾配部が設けられて、前記レールは前記支持板よりも下方に位置する付記1から12の何れかに記載の搬送装置。
(付記14) 前記搬送元には、前記物品の他端が、前記ローラ軌道に近い側のレールの上を走行する前記搬送部に載置された場合に、前記物品がバランス良く前記ローラ軌道と前記搬送部に保持されるように、前記物品の位置を前記ローラ軌道側にずらすアクチュエータが設けられている付記1から13の何れかに記載の搬送装置。
(付記15) 前記物品が、前記ローラ軌道と前記搬送部によって保持されるパレットと、前記パレットの上に載置される搬送必要部材である付記1から14の何れかに記載の搬送装置。
(付記16) 前記高さ調整機構は、前記作動部材に係合することによって変更された前記保持部の前記走行部からの高さを、次に前記作動部材に係合するまで保持する付記1から15の何れかに記載の搬送装置。
1,1A,1B レール
2 ローラ軌道
3 パレット
4 製品
20、40 搬送部
21,41 走行部
22,42 保持部
23,43 走行輪
24,44 昇降輪
30,50 高さ調整機構
31,50A 回転軸
32,53 カム
33,51,52 アーム
34 リンク
35,36 動作バー
45 ラチェットストッパ
58 フェルト板
80 搬送装置
87 アクチュエータ

Claims (5)

  1. 搬送元から搬送先に物品を搬送する搬送装置であって、
    前記搬送元から前記搬送先の間に敷設され、前記物品の一端をローラ列で保持して移動させるローラ軌道と、
    前記搬送元から前記搬送先の間に、前記ローラ軌道に対して所定距離を隔てて平行に設置された少なくとも2本のレールと、
    前記各レールの上をそれぞれ独立して走行可能であり、前記物品の他端が保持される搬送部、及び
    前記各レールの、前記搬送元側と搬送先側の脇にそれぞれ設けられ、前記搬送元を出発した直後の前記搬送部及び前記搬送先を出発した直後の前記搬送部に係合して、前記搬送部の状態を変更する作動部材とを備え、前記搬送部は、
    レールを走行する走行部と、
    前記走行部の上部に設けられて物品を保持する保持部と、
    前記走行部と前記保持部の間に設けられ、前記作動部材に係合することによって前記保持部の前記走行部からの高さを変更する高さ調整機構とを備え、
    前記搬送元側の前記作動部材が前記高さ調整機構に係合した場合に前記高さ調整機構が変更する前記保持部の高さよりも、前記搬送先側の前記作動部材が前記高さ調整機構に係合した場合に前記高さ調整機構が変更する保持部の高さが低い搬送装置。
  2. 前記高さ調整機構が、前記走行部に回転軸で取り付けられてその輪郭で前記保持部を支持するカムと、前記回転軸に取り付けられて前記カムと共に回転するアームとを備え、
    前記作動部材は前記アームの先端に係合する請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記カムは、
    前記搬送元を出発した前記搬送部の、前記アームと前記作動部材との係合が終了した時点で、前記回転軸から最も遠い輪郭部で前記保持部を支持し、
    前記搬送先を出発した前記搬送部の、前記アームと前記作動部材との係合が終了した時点で、前記回転軸から最も近い輪郭部で前記保持部を支持する請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記高さ調整機構が、
    前記走行部に回転軸で取り付けられてその輪郭で前記保持部を支持するカムと、
    前記回転軸に基部が回動可能に遊嵌され、基端が前記カムの輪郭内に位置する第1のアームと、前記第1のアームよりも前記カムから遠い側に位置すると共に、基端が前記カムの輪郭内に位置する第2のアームと、
    前記カムの前記第1と第2のアームの取付け側の面に突設され、前記第1のアームの基端に当接して前記第1のアームの回転角を規制する第1の当接部材と、
    前記カムの前記第1と第2のアームの取付け側の面に突設され、前記第2のアームの基端に当接して前記第2のアームの回転角を規制する第2の当接部材と、
    前記作動部材は前記第1と第2のアームの先端に係合する請求項2に記載の搬送装置。
  5. 前記第1と第2の当接部材の前記カム上の配置は、
    前記搬送元を出発した前記搬送部は、まず前記第1のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第1の回転を行うと共に前記第2のアームが前記作動部材との係合位置に移動し、次に前記第2のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第2の回転を行い、前記第2のアームと前記作動部材との係合が終了して前記カムが第2の回転を終了した時点で、前記回転軸から最も遠い輪郭部で前記保持部を支持し、
    前記搬送先を出発した前記搬送部は、まず前記第2のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第3の回転を行うと共に前記第1のアームが前記作動部材との係合位置に移動し、次に前記第1のアームが前記作動部材と係合して前記カムが第4の回転を行い、前記第1のアームと前記作動部材との係合が終了して前記カムが第4の回転を終了した時点で、前記回転軸から最も近い輪郭部で前記保持部を支持するような配置である請求項4に記載の搬送装置。
JP2013240241A 2013-11-20 2013-11-20 搬送装置 Active JP6171886B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240241A JP6171886B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 搬送装置
US14/488,504 US20150136568A1 (en) 2013-11-20 2014-09-17 Conveyor system provided with plurality of carriers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013240241A JP6171886B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015098395A true JP2015098395A (ja) 2015-05-28
JP6171886B2 JP6171886B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=53172183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013240241A Active JP6171886B2 (ja) 2013-11-20 2013-11-20 搬送装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150136568A1 (ja)
JP (1) JP6171886B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105417022A (zh) * 2015-12-26 2016-03-23 佛山市神风航空科技有限公司 一种辊筒式导向框

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011051168B3 (de) * 2011-06-17 2012-11-15 Wheelabrator Group Gmbh Arbeitskammersystem für die Oberflächenbehandlung von Werkstücken
DE102016203778B4 (de) * 2016-03-08 2018-12-27 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Transporteinrichtung
US11885868B2 (en) * 2019-05-10 2024-01-30 Tallmadge Spinning & Metal Co. Pallet safety system
CN110789950B (zh) * 2019-12-05 2021-05-11 潍坊潍达信息科技有限公司 一种辅助导轨过渡机构
CN111674671A (zh) * 2020-05-28 2020-09-18 昆山中立德智能科技有限公司 一种手机背板贴覆线
IT202000014254A1 (it) * 2020-06-16 2021-12-16 M E P Macch Elettroniche Piegatrici Spa Apparato e metodo per la raccolta di prodotti oblunghi
US11565884B1 (en) * 2021-12-01 2023-01-31 Cooley Enterprises, LLC Clean energy integrated transportation system using a track and cable

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54100897A (en) * 1977-12-27 1979-08-08 Grace W R & Co Movable beam system bagger
JPH03178859A (ja) * 1989-12-06 1991-08-02 Honda Motor Co Ltd オーバーヘッドコンベアにおける被搬送物の姿勢制御装置
JPH08175641A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Rohm Co Ltd 搬送装置
JPH08231019A (ja) * 1994-12-02 1996-09-10 Hyundai Motor Co Ltd 高速タクト送りコンベアシステム
JP2006044925A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Daifuku Co Ltd 搬送装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3104007A (en) * 1955-06-09 1963-09-17 Rapids Standard Co Inc Conveyor
US6409451B1 (en) * 2000-04-13 2002-06-25 Ibp, Inc. Item handler and method for flow through storage
CN1269676C (zh) * 2001-12-26 2006-08-16 株式会社大福 台车式搬运装置
JP5244874B2 (ja) * 2010-09-03 2013-07-24 トヨタ自動車株式会社 コンベア装置
JP5827069B2 (ja) * 2011-08-11 2015-12-02 平田機工株式会社 搬送装置
US8978874B2 (en) * 2013-06-07 2015-03-17 Daifuku Co., Ltd. Friction drive carriage-type conveying apparatus
JP6224380B2 (ja) * 2013-08-30 2017-11-01 ヤマハ発動機株式会社 リニアコンベア用のカバー部材及びリニアコンベア

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54100897A (en) * 1977-12-27 1979-08-08 Grace W R & Co Movable beam system bagger
JPH03178859A (ja) * 1989-12-06 1991-08-02 Honda Motor Co Ltd オーバーヘッドコンベアにおける被搬送物の姿勢制御装置
JPH08231019A (ja) * 1994-12-02 1996-09-10 Hyundai Motor Co Ltd 高速タクト送りコンベアシステム
JPH08175641A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Rohm Co Ltd 搬送装置
JP2006044925A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Daifuku Co Ltd 搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105417022A (zh) * 2015-12-26 2016-03-23 佛山市神风航空科技有限公司 一种辊筒式导向框

Also Published As

Publication number Publication date
US20150136568A1 (en) 2015-05-21
JP6171886B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6171886B2 (ja) 搬送装置
JP5590422B2 (ja) 物品搬送設備
JP2018199537A (ja) 物品移載装置
JP6032418B2 (ja) リニア搬送装置
JP6140468B2 (ja) 被搬送物の方向転換装置
CN104828459A (zh) 一种中空式双层轻载皮带线
JP5648865B2 (ja) 天井搬送車及び物品搬送設備
JP6060673B2 (ja) 物品振り分け装置
JP2012201453A (ja) パレット搬送装置及びパレット搬送方法
JP2012059798A (ja) 部品実装装置
JP2016060624A (ja) 物品搬送台車
JP2016060623A (ja) 物品移載装置
KR20200013457A (ko) 협소 공간용 컨베이어 벨트 장치
JP7294309B2 (ja) 物品搬送設備
JP2010001139A (ja) 搬送装置及び自動倉庫
JP6086073B2 (ja) 搬送装置
JP4631678B2 (ja) 搬送装置
JP6074151B2 (ja) パレットの搬送装置
US11027926B2 (en) Conveying apparatus for transporting individual products
JP2017190230A (ja) コンベア装置、および、自動倉庫
WO2023218757A1 (ja) 天井搬送車
JP6191824B2 (ja) 搬送装置
JP4552604B2 (ja) 搬送装置における被搬送物の位置決め装置
JP2019189392A (ja) 物品搬送車
JP6705350B2 (ja) 荷積込装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150