JP2015095355A - ワイヤハーネス - Google Patents

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啓一 吉田
Keiichi Yoshida
啓一 吉田
宏幸 松岡
Hiroyuki Matsuoka
宏幸 松岡
拓也 楯
Takuya Tate
拓也 楯
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Abstract

【課題】電線の本数が増加してシールド部材を幅広に配設する場合においても、シールド部材を十分な保持力で固定できるようにする。【解決手段】本発明は、第1の機器と第2の機器とを接続するワイヤハーネスであって、第1の機器に接続される第1シールドコネクタ20と、第2の機器に接続される第2シールドコネクタ30と、第1シールドコネクタ20と第2シールドコネクタ30の間に配設された電線40と、シート状をなす導電性の金属材からなり、第1の機器と第2の機器との間をシールドするシールド部材50と、導電性の金属板からなり、シールド部材50の周縁部53を挟持して同周縁部53に圧着されるシールド部材接続部64を有しかつ第1の機器の外面を構成するケースに接続されるケース接続部65を有するブラケットとを備えた構成としたところに特徴を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、シールド部材が圧着されるブラケットを備えたワイヤハーネスに関する。
従来、機器のシールドケースに取り付け固定されるシールドコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このシールドコネクタは、合成樹脂製のハウジングと、このハウジングを覆う金属製のシールドシェルとを備え、ハウジングには、複数の端子が抜け止め状態に保持されている。各端子は、電線の端末にそれぞれ接続されており、これらの電線は、いずれもハウジングの後方に引き出されている。シールドシェルには、筒状をなすシールド接続筒部が一体に形成され、このシールド接続筒部には、複数の電線を一括して覆う筒状のシールド部材(例えば編組線)が外周側に装着され、シールド部材の外周側からかしめリングをかしめることでシールド部材がシールド接続筒部に圧着されて保持されている。
特開2005−276630号公報
上記のかしめリングをかしめる圧着機は、かしめリングを上下両側から挟んで変形させながらシールド接続筒部に押圧する構成とされている。しかしながら、シールドシェルは、かしめリングをシールド接続筒部にかしめる時点では、ハウジングに装着されておらず、かしめリングをシールド接続筒部にかしめた後に、ハウジングに装着されるようになっている。したがって、かしめリングをシールド接続筒部にかしめる際にはシールド接続筒部の内部は中空となっているため、かしめリングの押圧によってシールド接続筒部が内周側に変形する場合がある。この場合、シールド接続筒部とかしめリングの間でシールド部材をしっかりと挟持することができなくなり、シールド部材の抜けが発生しやすくなる。このような現象は、電線の本数が増加してシールド部材の配設領域が幅広になるに伴ってシールド接続筒部の幅方向中心付近で剛性が低下することで、発生しやすくなると考えられる。この対策として、かしめリングの押圧に抗してシールド接続筒部を内周側から支えて変形を阻止する中子を装着しようにも、シールド接続筒部の内部には電線が予め先通しされているから、中子を装着するスペースがない。その結果、シールド接続筒部の変形を阻止することができず、シールド部材の保持力が低下してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線の本数が増加してシールド部材を幅広に配設する場合においても、シールド部材を十分な保持力で固定できるようにすることを目的とする。
本発明は、第1の機器と第2の機器とを接続するワイヤハーネスであって、第1の機器に接続される第1シールドコネクタと、第2の機器に接続される第2シールドコネクタと、第1シールドコネクタと第2シールドコネクタの間に配設された電線と、シート状をなす導電性の金属材からなり、第1の機器と第2の機器との間をシールドするシールド部材と、導電性の金属板からなり、シールド部材の周縁部を挟持して同周縁部に圧着されるシールド部材接続部を有しかつ第1の機器の外面を構成するケースに接続されるケース接続部を有するブラケットとを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、シールド部材接続部によってシールド部材の周縁部を両側から挟持して圧着することにより、シールド部材を強固に保持することができる。すなわち、シールド部材を両側から挟持することができるため、シールド部材接続部がシールド部材の周縁部に確実に圧着される。これにより、電線の本数が増加してシールド部材を幅広に配設する場合においても、シールド部材を十分な保持力で固定できる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
シールド部材接続部は、基板部と、この基板部に対して鋭角をなすように連結された圧着片とを備えて構成されているものとしてもよい。
このような構成によると、基板部と圧着片の間にシールド部材の周縁部を挿入し、そのまま圧着することができるため、圧着作業がしやすい。
圧着された状態における基板部および圧着片の一方には、同他方側に押し出された部分が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、押し出された部分によってシールド部材の周縁部が高い圧力をもって挟持されるため、シールド部材の保持力をより高めることができる。
基板部の両側に、一対のケース接続部が備えられている構成としてもよい。
このような構成によると、圧着する際にケース接続部が邪魔にならない。また、一対のケース接続部でケースに接続されているため、シールド性能が向上することになる。
本発明によれば、電線の本数が増加してシールド部材を幅広に配設する場合においても、シールド部材を十分な保持力で固定できる。
ワイヤハーネスの斜視図 ワイヤハーネスの分解斜視図 ワイヤハーネスのシールド部材を透過させて電線の配設状態を示した斜視図 ワイヤハーネスのシールド部材を透過させて電線の配設状態を示した正面図 ワイヤハーネスの正面図 シールド部材の周縁部にシールド部材接続部を配した状態を簡易的に示した斜視図 シールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着して電線の下側に通した状態を簡易的に示した斜視図 シールド部材接続部が圧着されたシールド部材が電線の周囲を囲んだ状態を簡易的に示した斜視図 圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着する前の状態を簡易的に示した断面図 圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着している状態を簡易的に示した断面図 圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着した後の状態を簡易的に示した断面図 変形例における圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着する前の状態を簡易的に示した断面図 変形例における圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着している状態を簡易的に示した断面図 変形例における圧着機によってシールド部材接続部をシールド部材の周縁部に圧着した後の状態を簡易的に示した断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態のワイヤハーネス10は、モータ(本発明の「第1の機器」の一例であって図示はしない)と、インバータ(本発明の「第2の機器」の一例であって図示はしない)との間を接続するパワーケーブルである。インバータは、モータに直結されており、インバータのケースに取り付けられたインバータ側端子台(図示せず)とモータのケースに取り付けられたモータ側端子台(図示せず)とが極めて近い距離で配置されている。ワイヤハーネス10の一端には、第1シールドコネクタ20が設けられ、ワイヤハーネス10の他端には、第2シールドコネクタ30が設けられている。第1シールドコネクタ20はモータ側端子台に嵌合して接続され、第2シールドコネクタ30はインバータ側端子台に嵌合して接続されるようになっている。
図3に示すように、第1シールドコネクタ20と第2シールドコネクタ30の間には、複数本(図示する場合は6本)の電線40が平行に並んで配設されている。この電線40は、銅または銅合金もしくはアルミまたはアルミ合金からなる素線を複数束ねてなる芯線と、この芯線を覆う絶縁性の樹脂からなる被覆とを備えて構成されている。また、電線40は、大電流用途に対応した太径の電線とされているものの、略90°に曲げ可能な程度の柔軟性を有している。複数本の電線40は、束ねられることなく横並びに並設されているため、複数本の電線40をまとめて略90°に曲げることが可能となっている。
次に、第2シールドコネクタ30の構成について簡単に説明する。図2に示すように、第2シールドコネクタ30は、合成樹脂製の第2ハウジング31と、この第2ハウジング31と一体に成形された第2端子32とを備えている。第2シールドコネクタ30には、金属プレート90が装着されており、この金属プレート90をインバータのケースにボルト締結することで、第2シールドコネクタ30がインバータのケースに固定される。
また、第2ハウジング31には、第2シールリング81が装着されており、金属プレート90をインバータのケースにボルト締結することに伴って、第2シールリング81が金属プレート90とインバータのケースの外面との間に挟持され、インバータのケースの内部から第2ハウジング31の内部に亘ってシールされるようになっている。
金属プレート90には、第2上側ブラケット71と第2下側ブラケット72からなる第2ブラケット70がボルト締結によって取り付けられている。第2ブラケット70は、図3に示すように第2上側ブラケット71と第2下側ブラケット72を互いに組み付けた状態では、複数の電線40を一括して挿通させる筒状の第2筒状部73を有している。また、第2ブラケット70は、導電性の金属板を打ち抜いて曲げ加工して形成したものである。
この第2筒状部73の長辺側を構成する一対の対向辺部には、後述するシールド部材50の他端部52が接続される上下一対の第2シールド部材接続部74が形成されている。これらの第2シールド部材接続部74は、板状をなしており、第2上側ブラケット71と第2下側ブラケット72を互いに組み付けた状態では対向状態で配置される。一方、第2筒状部73の短辺側を構成する一対の対向辺部には、金属プレート90に共締めされる一対のプレート接続部75がそれぞれ側方に張り出して形成されている。具体的には、一対のプレート接続部75を重ね合わせてなる重合部に貫通孔が形成されており、この貫通孔に金属プレート90のボルト91を挿通させ、ナット92を締め付けることで一対のプレート接続部75が金属プレート90に共締めされている。
次に、第1シールドコネクタ20の構成について説明する。図2に示すように、第1シールドコネクタ20は、合成樹脂製の第1ハウジング21と、この第1ハウジング21と一体に成形された第1端子22とを備えている。第1ハウジング21は、モータのケースに貫通して形成された取付孔(図示せず)に嵌合可能とされている。第1ハウジング21の外周面には、第1シールリング80が嵌着されている。第1ハウジング21をモータのケースの取付孔に嵌合させると、第1シールリング80が第1ハウジング21の外周面と取付孔の内周面との間に挟持され、モータのケースの内部から第1ハウジング21の内部に亘ってシールされるようになっている。
第1ハウジング21には、第1上側ブラケット61と第1下側ブラケット62からなる第1ブラケット60が組み付けられている。第1ブラケット60は、第2ブラケット70と同様に、第1上側ブラケット61と第1下側ブラケット62を互いに組み付けた状態では、複数の電線40を一括して挿通させる筒状の第1筒状部63を有している。また、第1ブラケット60は、導電性の金属板を打ち抜いて曲げ加工したものである。
この第1筒状部63の長辺側を構成する一対の対向辺部には、後述するシールド部材50の一端部51が接続される上下一対の第1シールド部材接続部64が形成されている。これらの第1シールド部材接続部64は、板状をなしており、第1上側ブラケット61と第1下側ブラケット62を互いに組み付けた状態では対向状態で配置される。
第1筒状部63を構成する短辺側の対向辺部には、モータの外面を構成するケースにボルト締結される一対のケース接続部65がそれぞれ側方に張り出して形成されている。一対のケース接続部65は、モータのケースに共締めされている。また、ケース接続部65は、第1筒状部63から水平方向に張り出す水平部65Aと、この水平部65Aの側縁から垂直方向に張り出す垂直部65Bと、この垂直部65Bの先端から再び水平方向に張り出す締結部65Cとを備えて構成され、垂直部65Bに関して水平部65Aと締結部65Cとがそれぞれ反対方向に突出する配置とされている。また、水平部65Aと締結部65Cは、平行に配置されている。
第1上側ブラケット61のケース接続部65と第1下側ブラケット62のケース接続部65とを重ね合わせてなる重合部は、第1下側ブラケット62側に形成された複数の引掛け凸部62Aと、第1上側ブラケット61側に形成された複数の引掛け凹部61Aとを備えて構成されている。引掛け凸部62Aと引掛け凹部61Aは、水平部65Aと締結部65Cに分かれて配されている。また、引掛け凸部62Aと引掛け凹部61Aは、ケース接続部65の周縁のうち電線Wの引き出し方向に延びる周縁と、これに直交する周縁との双方に形成されている。したがって、引掛け凸部62Aを引掛け凹部61Aに嵌め入れて引っ掛けることにより、一対のケース接続部が一体となって重合状態に保持される。
また、第1上側ブラケット61のケース接続部65の水平部65Aの周縁には、外れ止め部66が張り出し形成されている。この外れ止め部66には、孔66Aが貫通して形成されている。一方、第1ハウジング21の外周面には、外れ止め部66の孔66Aに貫通して挿入される抜止突起23が形成されている。
図2に示すように、第1上側ブラケット61の第1シールド部材接続部64の側縁には、上側装着突起64Aが形成されている。この上側装着突起64Aは、第1シールド部材接続部64の長辺部分における中央において下向きに突出して形成されている。一方、第1ハウジング21の上面には、上側装着突起64Aが挿入される上側装着孔24Aが形成されている。
同様に、第1下側ブラケット62の第1シールド部材接続部64の側縁には、下側装着突起64Bが形成されている。この下側装着突起64Bは、第1シールド部材接続部64の長辺部分における中央において上向きに突出して形成されている。一方、第1ハウジング21の下面には、下側装着突起64Bが挿入される下側装着孔(図示せず)が形成されている。
上側装着突起64Aが上側装着孔24Aに挿入され、かつ、下側装着突起64Bが下側装着孔に挿入された状態では、第1ブラケット60が垂直方向に所定の寸法だけ移動可能とされている。また、一対の抜止突起23が一対の外れ止め部66の孔66Aにそれぞれ挿入された状態では、水平方向に所定の寸法だけ移動可能とされている。したがって、第1ブラケット60がモータのケースに固定された状態では、第1シールドコネクタ20が垂直方向および水平方向に所定の寸法だけ移動することが許容されてはいるものの、第1ブラケット60から外れないようになっている。
シールド部材50は導電性の金属布からなり、いわゆる編組線とは異なり、金属糸を編み込んだ織物である。すなわち、編組線では、複数の金属糸がX形状をなしてクロスしているのに対して、金属布では、複数の金属糸が経糸と緯糸とから構成され、+形状をなしてクロスしている。このため、編組線では、金属糸がほつれやすいのに対して、金属布では、金属布がほつれることはない。このような金属布は、例えば銅を主成分とする金属糸が縦方向および横方向に交差して織られた網目構造を有する生地である。また、金属布は、金属糸の生地に樹脂材料からなる柔軟性を有するフィルムが貼り付けられた構造を有するものでもよい。
第1シールド部材接続部64は、図9に示すように、第1基板部64Cと、この第1基板部64Cに対して鋭角をなすように連結された第1圧着片64Dとを備えて構成されている。第1基板部64Cの先端内側には、第1面取り64Eが施されている。同様に、第2シールド部材接続部74は、第2基板部74Cと、この第2基板部74Cに対して鋭角をなすように連結された第2圧着片74Dとを備え、第2基板部74Cの先端内側に、第2面取り74Eが施されている。第1ブラケット60のケース接続部65は、第1基板部64Cの両側に備えられ、第2ブラケット70のケース接続部75は、第2基板部74Cの両側に備えられている。
ここで、シールド部材50の圧着方法について簡単に説明する。図9に示すように、シールド部材50の周縁部53を第1基板部64Cと第1圧着片64Dとの間に挿入し、シールド部材50の周縁部53を第1基板部64C上に載置し、第1圧着片64Dの上方から圧着機100を下降させる。すると、図10に示すように、第1圧着片64Dがかしめられてシールド部材50の周縁部53に圧着される。そして、圧着機100を上昇させて、図11に示すように、シールド部材50を圧着機100から取り外すと、第1圧着片64Dがかしめられてシールド部材50の周縁部53が第1基板部64Cと第1圧着片64Dとの間に挟持された状態で固定される。これにより、シールド部材50が第1ブラケット60を介してモータのケースに接続され、第2ブラケット70を介してインバータのケースに接続される。
第1基板部64Cは、第1圧着片64Dよりも長めとされているため、シールド部材50が第1基板部64Cの先端に当接しやすくなっているものの、第1基板部64Cの先端には第1面取り64Eが施されているため、シールド部材50の傷付きが防止されている。
次に、シールド部材50を複数の電線40に巻き付けてシールド部材50を第1シールドコネクタ20および第2シールドコネクタ30に後付けする方法について図6ないし図8の図面を参照しながら説明する。まず、各端子22、32を各ハウジング21、31にモールド成形することによって複数の電線40が第1シールドコネクタ20と第2シールドコネクタ30との間に配設された状態にしておく。図6に示すように、シールド部材50の一端部51の周縁部53に、第1上側ブラケット61と第1下側ブラケット62を並べて配置する。同様に、シールド部材50の他端部52の周縁部53に、第2上側ブラケット71と第2下側ブラケット72を並べて配置する。
次に、各ブラケット61、62、71、72の圧着片64D、74Dをそれぞれ圧着機によってかしめることで、各シールド部材接続部64、74をシールド部材50の周縁部53に圧着する。これにより、第1上側ブラケット61および第1下側ブラケット62がシールド部材50の一端部51の周縁部53において並んで接続され、第2上側ブラケット71および第2下側ブラケット72がシールド部材50の他端部52の周縁部53において並んで接続される。その後、図7に示すように、シールド部材50を複数の電線40の下側に通し、第1下側ブラケット62と第2下側ブラケット72の上方に複数の電線40が横切るように配置する。
そして、シールド部材50のうち各ブラケット61、62、71、72に圧着されていない余長部分54を(図7の折り曲げ線L1の付近で)折り曲げて複数の電線40の上側に被せた後、上側ブラケット61、71と下側ブラケット62、72の間(図7の折り曲げ線L2の付近)でシールド部材50を折り曲げて第1上側ブラケット61と第2上側ブラケット71を複数の電線40の上側に被せる。
すると、図8に示すように、余長部分54がシールド部材50の内部に折り込まれた状態でシールド部材50が全体として筒状に構成される。これにより、第1上側ブラケット61と第1下側ブラケット62が対向状態で配置され、シールド部材50の一端部51の周縁部53が全周に亘って複数の電線40に巻き付けられる。また、第2上側ブラケット71と第2下側ブラケット72が対向状態で配置され、シールド部材50の他端部52の周縁部53が全周に亘って複数の電線40に巻き付けられる。その際、各ブラケット61、62、71、72は各シールドコネクタ20、30に組み付ける。こうして、シールド部材50が複数の電線40に巻き付けられて各シールドコネクタ20、30に後付けされる。
以上のように本実施形態では、第1シールド部材接続部64によってシールド部材50の周縁部53を両側から挟持して圧着することにより、シールド部材50を強固に保持することができる。すなわち、シールド部材50を両側から挟持することができるため、第1シールド部材接続部64がシールド部材50の周縁部53に確実に圧着される。これにより、電線40の本数が増加してシールド部材50を幅広に配設する場合においても、シールド部材50を十分な保持力で固定できる。
第1シールド部材接続部64は、第1基板部64Cと、この第1基板部64Cに対して鋭角をなすように連結された第1圧着片64Dとを備えて構成されているものとしてもよい。
このような構成によると、第1基板部64Cと第1圧着片64Dの間にシールド部材50の周縁部53を挿入し、そのまま圧着することができるため、圧着作業がしやすい。
圧着された状態における第1基板部64Cおよび第1圧着片64Dの一方には、同他方側に押し出された部分が形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、押し出された部分64Fによってシールド部材50の周縁部53が高い圧力をもって挟持されるため、シールド部材50の保持力をより高めることができる。
第1基板部64Cの両側に、一対のケース接続部65が備えられている構成としてもよい。
このような構成によると、圧着する際にケース接続部65が邪魔にならない。また、一対のケース接続部65でケースに接続されているため、シールド性能が向上することになる。
<変形例>
次に、本発明の変形例を図12ないし図14の図面を参照しながら説明する。本変形例は、実施形態の圧着機100の構成を一部変更した圧着機101を用いて第1ブラケット60を圧着したものである。なお、図示はしていないものの、第2ブラケット70についても圧着機101によって圧着してもよい。
圧着機101の圧着面102には、複数の圧着リブ103が形成されている。このため、圧着機101によって第1ブラケット60をシールド部材50の周縁部53に圧着すると、図13および図14に示すように、第1圧着片64Dが圧着リブ103によって第1基板部64C側に押し出され、この押し出された部分と第1基板部64Cとの間でシールド部材50の周縁部53が高い圧力をもって挟持される。したがって、シールド部材50が第1ブラケット60から外れることを確実に防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では導電性の金属布からなるシールド部材を例示しているものの、本発明によると、編組線からなるシールド部材を用いてもよい。
(2)上記実施形態ではシート状のシールド部材50を複数の電線40に巻き付けて筒状に構成しているものの、本発明によると、複数の電線40がケースの外面に沿って配設されている場合に、シート状のシールド部材50を複数の電線40に対してケースと反対側から被せるだけでもよく、必ずしも筒状に構成しなくてよい。
(3)上記実施形態では一対のブラケット61、62をケースにボルト締結することで筒状に構成しているものの、本発明によると、一対のブラケットがヒンジを介して一体に形成された一体ブラケットを用意しておき、電線40に後付けする際にヒンジを折り曲げることで筒状に構成してもよい。
(4)上記実施形態では一対のブラケット61、62をケースに共締めしているものの、本発明によると、一対のブラケットをケースに対して別々にボルト締結してもよい。
(5)上記実施形態では端子22、32がハウジング21、31に一体に成形されることによって保持されているものの、本発明によると、ハウジングに設けられたランスによって端子を抜け止めしてもよい。
10…ワイヤハーネス
20…第1シールドコネクタ
30…第2シールドコネクタ
40…電線
50…シールド部材
53…周縁部
60…第1ブラケット
64…第1シールド部材接続部
64C…第1基板部
64D…第1圧着片
64F…押し出された部分
65…ケース接続部

Claims (4)

  1. 第1の機器と第2の機器とを接続するワイヤハーネスであって、
    前記第1の機器に接続される第1シールドコネクタと、
    前記第2の機器に接続される第2シールドコネクタと、
    前記第1シールドコネクタと前記第2シールドコネクタの間に配設された電線と、
    シート状をなす導電性の金属材からなり、前記第1の機器と前記第2の機器との間をシールドするシールド部材と、
    導電性の金属板からなり、前記シールド部材の周縁部を挟持して同周縁部に圧着されるシールド部材接続部を有しかつ前記第1の機器の外面を構成するケースに接続されるケース接続部を有するブラケットとを備えたワイヤハーネス。
  2. 前記シールド部材接続部は、基板部と、この基板部に対して鋭角をなすように連結された圧着片とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 圧着された状態における前記基板部および前記圧着片の一方には、同他方側に押し出された部分が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記基板部の両側に、一対の前記ケース接続部が備えられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネス。
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