JP2015091112A - 受信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】MIMO−OFDM方式の受信装置において、遅延時間がガードインターバル長を越えるマルチパスによる受信特性の劣化を低減する。【解決手段】受信装置1は、受信信号の等価ベースバンド信号を、時間領域において重み係数を用いて重み付けて合成処理して受信系列の分離を行い、合成信号を出力する時間領域空間フィルタ部40と、前記合成信号を周波数領域へ変換した合成信号の周波数領域信号に等化係数を用いて等化処理を行った後、再び時間領域へ変換した等化信号を出力する周波数領域等化部50と、前記等化信号を周波数領域へ変換した周波数領域等化信号のチャネル応答行列を推定し、該チャネル応答行列を用いて送信信号を推定した推定送信信号を出力する周波数領域空間フィルタ部60と、前記重み係数及び前記等化係数を算出する適応制御部90と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、空間分割多重されたMIMO(Multiple Input Multiple Output)−OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を受信する受信装置に関し、特にデジタル放送や無線LANなどにおいて電波を受信する際に問題となる長遅延マルチパス環境においても送信データを正しく受信することのできる受信装置及びプログラムに関する。
デジタル放送や無線LANなどに採用されているマルチキャリア変調方式にOFDMがある。OFDMではマルチパスに対する耐性を得るために、ガードインターバル(GI:Guard Interval)あるいはサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)と呼ばれる区間を設けている。OFDMでは送信元から受信点までの伝送路の遅延広がりがGI長以内である場合には、チャネル等化が可能であることが知られている。
一方、送信・受信の双方で複数のアンテナを使用するMIMO構成による情報伝送に関する検討が行われている。特に、それぞれのアンテナから異なる情報を伝送する空間分割多重MIMOは、送信アンテナの数に比例して伝送容量を大きくすることができるという利点を持つ。空間分割多重MIMO方式の受信方法としては、ゼロフォーシング法やMMSE(Minimum Mean Square Error)法などが知られている。
OFDMを変調方式としたMIMO構成による情報伝送はMIMO−OFDMと呼ばれ、両者の利点を矛盾なく組み合わせることができる。しかし、OFDMではチャネルの遅延広がりがGI長を越える場合、シンボル間干渉及びキャリア間干渉の発生により受信特性が著しく損なわれるという問題がある。この問題はMIMO−OFDMにおいても同様である。この、OFDM伝送における長遅延マルチパス環境における特性劣化を低減するための方法として、時間領域においてマルチパスをキャンセルする方式や、周波数領域でマルチパスを等化するOFDM信号受信装置が知られている(例えば、特許文献1乃至3を参照)。
一方、空間分割多重MIMO−OFDM方式における長遅延マルチパス耐性を有する受信方式としてターボ等化方式が知られている(例えば、非特許文献1参照)。これはMAP(Maximum a posteriori probability)復号における尤度比を用いてシンボル間干渉及びキャリア間干渉成分のレプリカを生成し、受信信号から差し引くことにより伝送特性を改善するものである。
特許第4177708号公報 特許第5023006号公報 特許第5023007号公報
Satoshi Suyama, Hiroshi Suzuki, and Kazuhiko Fukawa, A MIMO-OFDM receiver employing the low-complexity turbo equalization in multipath environments with delay difference greater than the guard interval. IEICE Trans.Commun., E88-B(1):39-46, 2005.
しかし、空間分割多重MIMO−OFDMにおいては、受信した信号は空間分割多重されており、系列間干渉が生じているため、従来のOFDMによる受信方式を用いても十分な効果を得られないという問題があった。
一方、ターボ等化方式では、一般にMAP復号における処理量は変調多値数に対して指数関数的増大するため、変調多値数が大きい場合には実現が困難であった。また、時間−周波数領域変換にFFT(Fast Fourier Transform)処理を用いることができないという問題があった。このため、この手法を適用できるシステムはキャリア数が小さい場合に限られ、例えば非特許文献1における例はキャリア数が52となっている。一方、放送の分野においてはFFTサイズの拡大が検討されている。例えば,DVB−T2(Digital Video Broadcasting - Terrestrial 2)ではFFTサイズを8192(213)から32768(215)へと拡張している.
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、ガードインターバル長を越えるマルチパスに対する耐性を有する、空間分割多重されたMIMO−OFDM信号を受信する受信装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る受信装置は、受信系列数分のOFDM信号を受信する受信装置であって、受信信号の等価ベースバンド信号を、時間領域において重み係数を用いて重み付けて合成処理して受信系列の分離を行い、合成信号を出力する時間領域空間フィルタ部と、前記合成信号を周波数領域へ変換し、周波数領域合成信号に等化係数を用いて等化処理を行った後、再び時間領域へ変換した等化信号を出力する周波数領域等化部と、前記等化信号を周波数領域へ変換し、周波数領域等化信号のチャネル応答行列を推定し、該チャネル応答行列を用いて送信信号を推定した推定送信信号を出力する周波数領域空間フィルタ部と、前記重み係数及び前記等化係数を算出する適応制御部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記適応制御部は、前記チャネル応答行列の要素ごとに絶対値を算出する絶対値算出部と、全サブキャリアに渡って前記絶対値を要素ごとに加算した加算行列を生成する全キャリア加算部と、前記加算行列のそれぞれの行について最大値を示す列インデックスを出力する最大値検出部と、前記列インデックスに基づいて、前記チャネル応答行列について希望波の要素をチャネル応答として出力するとともに、前記推定送信信号及び前記周波数領域等化信号についてそのまま又は並べ替えて出力するセレクタと、前記セレクタの出力する推定送信信号を復調して復調信号を生成する復調部と、前記復調信号を再変調して再変調信号を生成する変調部と、前記再変調信号にパイロット信号を挿入してパイロット挿入再変調信号を生成するパイロット挿入部と、前記パイロット挿入再変調信号を用いて前記重み係数を算出する重み係数制御部と、前記パイロット挿入再変調信号を用いて前記等化係数を算出する等化係数制御部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記時間領域空間フィルタ部は、時間領域において前記等価ベースバンド信号のアレー合成を行う受信系列数分のアレー合成部を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記周波数領域等化部は、前記合成信号を2のべき乗倍、且つサブキャリア数の2倍以上のサイズでFFT処理して前記周波数領域合成信号を生成する等化用FFT部と、前記周波数領域合成信号を前記等化係数で除算する等化部と、前記等化部の出力信号をIFFT処理して前記等化信号を生成するIFFT部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記周波数領域空間フィルタ部は、前記等化信号からガードインターバルを除去するGI除去部と、前記ガードインターバルの除去された等化信号を周波数領域へ変換し、前記周波数領域等化信号を生成するFFT部と、前記周波数領域等化信号からチャネル応答行列を推定するチャネル推定部と、前記チャネル応答行列の逆フィルタを算出する逆フィルタ算出部と、前記逆フィルタを用いて前記周波数領域等化信号をサブキャリアごとに合成する空間フィルタ部と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記逆フィルタ算出部は、ゼロフォーシング規範又はMMSE規範に基づいて前記チャネル応答行列の逆フィルタを算出することを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記等化係数制御部は、受信系列数分の等化係数算出部を備え、各等化係数算出部は、前記セレクタが出力する前記周波数領域等化信号を前記再変調信号で除算する第1の除算部と、前記第1の除算部の出力信号を前記チャネル応答で除算する第2の除算部と、前記第2の除算部の出力信号から等化誤差を求めて出力する等化誤差算出部と、前記等化誤差を時間領域に変換するIFFT部と、前記IFFT部の出力信号に適応係数を乗じる乗算部と、前記乗算部の出力信号に遅延部の出力信号を加算して遅延プロファイルを算出する加算部と、前記遅延プロファイルを周波数領域に変換する領域変換部と、を有し、前記遅延部は、前記加算部から入力される遅延プロファイルを遅延させることを特徴とする。
さらに、本発明に係る受信装置において、前記重み係数制御部は、前記等化信号を遅延させる遅延部と、前記遅延部の出力信号からガードインターバルを除去するGI除去部と、受信系列数分の重み係数算出部を備え、前記重み係数算出部は、サブキャリアごとに前記再変調信号及び前記チャネル応答を乗じて参照信号を算出する第1の乗算部と、前記参照信号を時間領域信号に変換して時間領域参照信号を生成するIFFT部と、前記GI除去部の出力信号の自己相関行列を求める自己相関算出部と、前記GI除去部の出力信号、及び前記時間領域参照信号の相互相関ベクトルを求める相互相関算出部と、前記自己相関行列の逆行列を求める逆行列算出部と、前記逆行列に前記相互相関ベクトルを乗じる第2の乗算部と、前記第2の乗算部の出力するベクトルの複素共役値を出力する複素共役部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記受信装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、MIMO−OFDM方式の受信装置において、遅延時間がガードインターバル長を越えるマルチパスによる受信特性の劣化を低減することができる。
また、本発明によれば、時間−周波数領域変換処理において、高速演算手法であるFFTを利用できるため、キャリア数が多い場合にも適用できるとともに、計算量を変調多値数に依存させないようにすることができる。
本発明の一実施形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における時間領域空間フィルタ部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における周波数領域等化部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における周波数領域空間フィルタ部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における適応制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における選択部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における重み係数制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る受信装置における等化係数制御部の構成例を示すブロック図である。 伝搬路の遅延広がりがGI長を越える場合のビット誤り率特性を示す図である。 周波数領域空間フィルタ部の出力信号のコンスタレーションを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、受信系列数(受信アンテナ数)が2の場合について説明する。
図1は本発明に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。図1に示す受信装置1は、受信系列数分の周波数変換部10(10−1,10−2)と、受信系列数分のA/D変換部20(20−1,20−2)と、受信系列数分の直交復調部30(30−1,30−2)と、時間領域空間フィルタ部40と、受信系列数分の周波数領域等化部50(50−1,50−2)と、周波数領域空間フィルタ部60と、多重部70と、誤り訂正復号部80と、適応制御部90とを備える。
周波数変換部10は、受信したOFDM信号をIF信号に周波数変換し、それぞれA/D変換部20に出力する。
A/D変換部20は、周波数変換部10から入力されるIF信号をA/D変換してデジタルIF信号に変換し、それぞれ直交復調部30に出力する。
直交復調部30は、A/D変換部20から入力されるデジタルIF信号を直交復調し、等価ベースバンド信号を時間領域空間フィルタ部40に出力する。
時間領域空間フィルタ部40は、直交復調部30から入力される等価ベースバンド信号を、適応制御部90から入力される重み係数を用いてアレー合成することで受信系列の分離を行い、受信系列数分の合成信号を生成し、それぞれ周波数領域等化部50に出力する。時間領域空間フィルタ部40により、受信系列間の干渉(ストリーム間干渉)が除去される。時間領域空間フィルタ部40の詳細については後述する。
周波数領域等化部50は、時間領域空間フィルタ部40から入力される合成信号を周波数領域において等化処理し、時間領域の等化信号を周波数領域空間フィルタ部60及び適応制御部90に出力する。周波数領域等化部50により、GI長越えマルチパスによるシンボル間干渉が除去される。周波数領域等化部50の詳細については後述する。
周波数領域空間フィルタ部60は、受信系列数分の周波数領域等化部50から入力される等化信号を、周波数領域において空間フィルタ処理し、受信系列の分離及びチャネル等化を行う。周波数領域空間フィルタ部60は、FFT信号、チャネル応答行列(伝送路応答行列)、及び空間フィルタの出力信号を適応制御部90に出力するとともに、空間フィルタの出力信号を多重部70に出力する。周波数領域空間フィルタ部60の詳細については後述する。
多重部70は、受信系列数分の周波数領域空間フィルタ部60の出力信号を多重し、誤り訂正復号部80に出力する。
誤り訂正復号部80は、多重化された周波数領域空間フィルタ部60の出力信号を用いて誤り訂正復号処理を行い、受信ビット列を外部に出力する。
適応制御部90は、時間領域空間フィルタ部40で用いる重み係数、及び周波数領域等化部50で用いる等化係数を算出する。適応制御部90の詳細については後述する。
[時間領域空間フィルタ部]
図2は時間領域空間フィルタ部40の構成例を示すブロック図である。時間領域空間フィルタ部40は、時間領域においてアレー合成を行う受信系列数分のアレー合成部を備える。具体的には、受信系列数の2乗分の乗算部41(41−1,41−2,41−3,41−4)と、受信系列数分の加算部42(42−1,42−2)とを備える。乗算部41−1,41−2、及び加算部42−1により第1の受信系列のアレー合成部を構成し、乗算部41−3,41−4、及び加算部42−2により第2の受信系列のアレー合成部を構成する。時間領域空間フィルタ部40には直交復調部30から受信系列数分の等価ベースバンド信号が入力され、適応制御部90から受信系列数分の重み係数ベクトルが入力される。直交復調部30から入力される受信系列数分の等価ベースバンド信号はそれぞれ2分配され、乗算部41に入力される。
乗算部41は、等価ベースバンド信号に重み係数ベクトルを乗じて加算部42に出力する。
加算部42は、受信系列数分の乗算部41の出力を加算した合成信号を、時間領域空間フィルタ部40の出力信号として出力する。
[周波数領域等化部]
図3は周波数領域等化部50の構成例を示すブロック図である。図3に示す周波数領域等化部50は、FFT部51と、等化部52と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部53とを備える。
FFT部51は、時間領域空間フィルタ部40から入力される合成信号をFFT処理し、周波数領域の合成信号に変換する。FFT部51のFFTサイズを2のべき乗倍、且つサブキャリア数の2倍以上となる大きな値にする。後述する周波数領域空間フィルタ部60のFFT部62のFFTサイズを2とすると、FFT部51のFFTサイズは2n+m(mは1以上の正の整数)となる。例えば、サブキャリア数が5617本の場合、FFT部62のFFTサイズは8192(213)であるのに対し、FFT部51のFFTサイズは16384(214)以上の2のべき乗の値(32768(215)など)とする。
サブキャリア数Nが2n-1<N≦2である場合に、FFT部51のFFTサイズを2n+m(mは1以上の正の整数)とすることにより、周波数領域等化部50はOFDMのキャリア間隔の2(m−1)分の1の分解能を有することとなる。よって、周波数特性歪みを補正することでキャリア間の直交性が復元され、GI越えマルチパスによる歪みを等化することができる。
等化部52は、FFT部51の出力する周波数領域の合成信号を適応制御部90から入力される等化係数で、キャリア間隔の2のべき乗分の1の周波数間隔で除算することで周波数特性歪みを等化し、IFFT部53に出力する。
IFFT部53は、等化部52の出力信号をFFT部51と同じサイズでIFFTして時間領域信号に変換し、等化信号の時間領域信号を周波数領域空間フィルタ部60及び適応制御部90へ出力する。
[周波数領域空間フィルタ部]
図4は周波数領域空間フィルタ部60の構成例を示すブロック図である。図4に示す周波数領域空間フィルタ部60は、受信系列数分のGI除去部61(61−1,61−2)と、受信系列数分のFFT部62(62−1,62−2)と、チャネル推定部63と、逆フィルタ算出部64と、空間フィルタ65とを備える。
GI除去部61は、周波数領域等化部50から入力される等化信号からGIを除去し、有効シンボルに相当する区間の信号を抽出してそれぞれFFT部62に出力する。
FFT部62は、有効シンボル区間分の等化信号をFFT処理により周波数領域の信号(FFT信号)に変換し、チャネル推定部63、空間フィルタ65、及び適応制御部90に出力する。
チャネル推定部63は、受信系列数分のFFT信号が入力され、チャネル応答行列を推定し、逆フィルタ算出部64、及び適応制御部90に出力する。チャネル推定の方法としては送信信号にパイロット信号を挿入し、それぞれの送信系列の信号を時空間符号化する方法が知られている。例えば式(1)で示されるAlamoutiの符号を用いると、受信信号に対してその逆行列を乗算することにより、式(2)に示すようにチャネル応答行列を推定することができる。
Figure 2015091112
Figure 2015091112
ここで、yi,kはi番目の受信系列信号におけるk番目のサブキャリアの受信信号を示す。また、全サブキャリアにパイロット信号が多重されていない場合にはサブキャリア方向に内挿補間すればよい。
逆フィルタ算出部64は、チャネル推定部63からサブキャリアごとのチャネル応答行列が入力され、その逆フィルタを算出して出力する。例えば、ゼロフォーシング規範に基づく逆フィルタは式(3)で示される。ここで上付きのHは複素共役転置を示す。
Figure 2015091112
また、雑音の影響も考慮するMMSE規範に基づく逆フィルタは式(4)で示される。ここで、上付きの*は複素共役を、Nt、Nrはそれぞれ送信系列数、受信系列数を、ρは総送信電力を1系列で送信した場合の平均S/Nを示す。また、INrは(Nr×Nr)の単位行列である。
Figure 2015091112
空間フィルタ65は、FFT部62から受信系列数分の周波数領域信号が入力され、逆フィルタ算出部64から逆フィルタを示す行列が入力され、両者を乗じてフィルタ処理を行い、受信系列数分の推定送信信号を出力する。
[適応制御部]
図5は適応制御部90の構成例を示すブロック図である。図5に示す適応制御部90は、選択部91と、受信系列数分のQAM(quadratureamplitude modulation)復調部92(92−1,92−2)と、受信系列数分のQAM変調部93(93−1,93−2)と、受信系列数分のパイロット挿入部94(94−1,94−2)と、受信系列数分の重み係数制御部95(95−1,95−2)と、受信系列数分の等化係数制御部96(96−1,96−2)とを備える。
選択部91は、周波数領域空間フィルタ部60から入力されるチャネル応答行列、推定送信信号、及びFFT信号を選択して出力する。選択部91の詳細については後述する。
QAM復調部92は、選択部91の出力する推定送信信号をQAM復調し、QAM変調部93に出力する。
QAM変調部93は、QAM復調部92の出力信号を再変調し、パイロット挿入部94に出力する。
パイロット挿入部94は、QAM再変調された信号にパイロット信号を挿入した再変調信号を、重み係数制御部95及び等化係数制御部96に出力する。
重み係数制御部95は、時間領域空間フィルタ部40で用いる重み係数を算出する。重み係数制御部95の詳細については後述する。
等化係数制御部96は、周波数領域等化部50で用いる等化係数を算出する。等化係数制御部96の詳細については後述する。
[選択部]
図6は、選択部91の構成例を示すブロック図である。図6に示す選択部91は、絶対値算出部911と、全キャリア加算部912と、最大値検出部913と、第1セレクタ914と、第2セレクタ915と、第3セレクタ916とを備えており、周波数領域空間フィルタ部60からチャネル応答行列、受信系列数分の周波数領域信号、及び受信系列数分のFFT信号が入力され、受信系列を並び替えて出力する。入力されるチャネル応答行列は2分配され、一方は絶対値算出部911へ入力され、他方は第1セレクタ914へ入力される。
絶対値算出部911は、チャネル応答行列の各要素について絶対値を算出して、全キャリア加算部912に出力する。サブキャリア番号kにおけるチャネル応答行列を式(5)で定義すると、チャネル応答行列の絶対値は式(6)で示される。
Figure 2015091112
Figure 2015091112
全キャリア加算部912は、絶対値算出部911から入力されるチャネル応答行列の絶対値を全サブキャリアについて加算して、式(7)で示される加算結果Qを最大値検出部913に出力する。ここで、Kは全サブキャリア数を示す。
Figure 2015091112
最大値検出部913は、全キャリア加算部912から入力されるチャネル応答行列の絶対値の加算結果Qの各行について、式(8)で示される、最大値を示す列インデックスを出力する。
Figure 2015091112
ここでIは、受信系列iを受信するために最も寄与の大きい受信系列を示すものである。最大値検出部913の出力する列インデックスは3分配され、第1セレクタ914、第2セレクタ915、及び第3セレクタ916に入力される。
第1セレクタ914は、周波数領域空間フィルタ部60からチャネル応答行列が入力され、最大値検出部913から列インデックスが入力され、それぞれの行について列インデックスが示す要素を、式(9)に基づいて出力する。ここで、上付きのTは転置を示す。例えば、2×2MIMOで列インデックスI=1、I=2の場合、第1セレクタ914は、h11及びh22を出力する。つまり、第1セレクタ914は、チャネル応答行列について希望波の要素をチャネル応答として出力する。
Figure 2015091112
第2セレクタ915は、最大値検出部913から入力される列インデックスの値によって、周波数領域空間フィルタ部60から入力される受信系列数分の推定送信信号を、そのまま出力するか、入れ替えて出力するかのいずれかを選択する。例えば、2×2MIMOにおいて、列インデックスI=1、I=2の場合には、第2セレクタ915は推定送信信号をそのまま出力し、列インデックスI=2、I=1の場合には、第2セレクタ915は受信系列数分の推定送信信号を入れ替えて出力する。
第3セレクタ916は、最大値検出部913から入力される列インデックスの値によって、周波数領域空間フィルタ部60から入力される受信系列数分のFFT信号を、そのまま出力するか、入れ替えて出力するかのいずれかを選択する。例えば、2×2MIMOにおいて、列インデックスI=1、I=2の場合には、第3セレクタ916はFFT信号をそのまま出力し、列インデックスI=2、I=1の場合には、第3セレクタ916は受信系列数分のFFT信号を入れ替えて出力する。
[重み係数制御部]
図7は重み係数制御部95の構成例を示すブロック図である。ここでは、第1の受信系列の重み係数制御部95(95−1)を示している。それぞれの重み係数制御部95は、受信系列数分の遅延部951(951−1,951−2)と、受信系列数分のGI除去部952(952−1,952−2)と、重み係数算出部953とを備える。なお、受信系列数分の重み係数制御部95のうち、1つの重み係数制御部95−1のみ遅延部951及びGI除去部952を備えるようにしてもよく、その場合、重み係数制御部95−1のGI除去部952の出力信号は他の重み係数制御部95−2の重み係数算出部953に入力される。
遅延部951は、周波数領域等化部50−1,50−2から入力される等化信号を遅延させてそれぞれGI除去部952に出力する。
GI除去部952は、遅延部951から入力される等化信号からGIを除去して有効シンボルに相当する区間の信号を抽出し、それぞれ重み係数算出部953に出力する。
重み係数算出部953は、受信系列数分のGI除去部952から有効シンボル区間に相当する等化信号が入力され、選択部91からチャネル応答が入力され、パイロット挿入部94から再変調信号が入力され、重み係数を算出して出力する。
重み係数算出部953は、第1乗算部9531と、IFFT部9532と、自己相関算出部9533と、相互相関算出部9534と、逆行列算出部9535と、第2乗算部9536と、複素共役部9537とを備える。GI除去部952から入力される等化信号は2分配され、一方は自己相関算出部9533へ、他方は相互相関算出部9534へ入力される。
第1乗算部9531は、適応制御部90から入力されるチャネル応答及び再変調信号をサブキャリアごとに乗算して周波数領域における参照信号を生成し、IFFT部9532に出力する。
IFFT部9532は、第1乗算部9531により生成された参照信号をIFFTにより時間領域に変換し、時間領域の参照信号を相互相関算出部9534に入力する。サブキャリア番号kについてのチャネル応答をh、再変調信号をdとすると、IFFT部9532が出力する時間領域の参照信号r(t)は式(10)で示される。
Figure 2015091112
自己相関算出部9533は、受信系列数分の等化信号の自己相関行列を算出し、逆行列算出部9535に出力する。受信系列数分の等化信号からなるベクトルを式(11)で定義すると、自己相関算出部9533の出力は式(12)で示される。ここでE[・]はアンサンブル平均を示す。
Figure 2015091112
Figure 2015091112
相互相関算出部9534は、受信系列数分のGI除去部952から等化信号が入力され、IFFT部9532から時間領域の参照信号が入力され、式(13)により相互相関ベクトルを算出して第2乗算部9536へ出力する。
Figure 2015091112
逆行列算出部9535は、自己相関算出部9533から入力される自己相関行列の逆行列を算出して第2乗算部9536へ出力する。
第2乗算部9536は、逆行列算出部9535入力される自己相関行列の逆行列と、相互相関算出部9534から入力される相互相関ベクトルとを乗じ、式(14)で示されるベクトルωを複素共役部9537へ出力する。
Figure 2015091112
複素共役部9537は、第2乗算部9536から入力されるベクトルωの複素共役値を出力する。
[等化係数制御部]
図8は等化係数制御部96の構成例を示すブロック図である。ここでは、第1の受信系列の等化係数制御部96(96−1)を示している。それぞれの等化係数制御部96は、第1除算部961と、第2除算部962と、等化誤差算出部963と、IFFT部964と、乗算部965と、加算部966と、遅延部967と、FFT部968とを備える。
等化係数制御部96は、選択部91から受信系列数分のFFT信号、再変調信号、及びチャネル応答が入力され、等化係数を算出して周波数領域等化部に出力する。
第1除算部961は、サブキャリアごとにFFT信号を再変調信号で除算することにより周波数特性を算出し、第2除算部962に出力する。
第2除算部962は、第1除算部961から入力される周波数特性を適応制御部90から入力されるチャネル応答で除算して第2の周波数特性Fを算出し、等化誤差算出部963に入力する。
等化誤差算出部963は、第2除算部962から入力される第2の周波数特性Fから式(15)によりサブキャリアごとの等化誤差Eを算出し、IFFT部964に出力する。
Figure 2015091112
IFFT部964は、等化誤差をIFFTにより時間領域に変換して乗算部965へ出力する。
乗算部965は、IFFT部964から入力される時間領域の等化誤差にあらかじめ定められた適応係数を乗じて加算部966に出力する。
加算部966は、乗算部965から入力される時間領域の等化誤差と遅延部967から入力される遅延プロファイルを加算して新たな遅延プロファイルを算出する。加算部966の出力する遅延プロファイルは2分配され、一方は遅延部967へ、他方はFFT部968へ入力される。
遅延部967は、加算部966から入力される遅延プロファイルを単位更新時間遅延させて加算部966に出力する。
FFT部968は、加算部966から入力される遅延プロファイルをFFTサイズの2のべき乗倍のサイズでFFTすることにより周波数領域に変換して、等化係数として周波数領域等化部に出力する。
以上のように、受信装置1は、時間領域空間フィルタ部40により、受信信号の等価ベースバンド信号に対して重み係数を用いて重み付けて合成処理して受信系列の分離を行い、合成信号を出力し、周波数領域等化部50により、合成信号を周波数領域へ変換し、周波数領域合成信号に等化係数を用いて等化処理を行った後、再び時間領域へ変換した等化信号を出力し、周波数領域空間フィルタ部60により、等化信号を周波数領域へ変換し、周波数領域等化信号のチャネル応答行列を推定し、該チャネル応答行列を用いて送信信号を推定した推定送信信号を出力し、適応制御部90により、重み係数及び等化係数を算出する。これにより、受信装置1は、遅延時間がガードインターバル長を越えるマルチパスによる受信特性の劣化を低減することができる。
図9は、伝搬路の遅延広がりがGI長を越える場合のビット誤り率(BER)特性を示す図である。本発明に係る受信装置1と従来のゼロフォーシング空間フィルタのみを用いる受信装置とを比較すると、誤り率特性が大幅に改善していることが分かる。このシミュレーションでは、変調方式はISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)に準拠するものとし、モード3、シンボル長1008μs、GI長126μs、GI比1/8とし、誤り訂正は無しとした。キャリア変調はISDB−Tよりも多値数の多い1024QAMとし、MIMO構成をとるため、パイロット信号はSPに直交符号化を施した。また、MIMO伝搬路行列は式(16)に示すものを用いた。ここで、D=0.01、D=0.1、D=0.1とした。遅延時間は、T=184.6μs、T=196.9μsとした。
Figure 2015091112
図10は、周波数領域空間フィルタ部60の出力信号のコンスタレーションを示す図である。図10(a)は、時間領域空間フィルタ部40を備えない場合のコンスタレーションを示しており、図10(b)は時間領域空間フィルタ部40を備える場合のコンスタレーションを示している。この図から明らかなように、受信装置1は時間領域空間フィルタ部40を備えることにより、GI越えマルチパスによる周波数特性歪みを補正し、正常に受信することができる。
なお、上述した受信装置1として機能させるためにコンピュータを用いることができ、そのようなコンピュータは、受信装置1の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。なお、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、受信系列数が2の場合について説明したが、受信系列数が2以外の場合についても同様に本発明を適用することができる。また、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
1 受信装置
10 周波数変換部
20 A/D変換部
30 直交復調部
40 時間領域空間フィルタ部
41 乗算部
42 加算部
50 周波数領域等化部
51 FFT部
52 等化部
53 IFFT部
60 周波数領域空間フィルタ部
61 GI除去部
62 FFT部
63 チャネル推定部
64 逆フィルタ算出部
65 空間フィルタ
70 多重部
80 誤り訂正復号部
90 適応制御部
91 選択部
92 QAM復調部
93 QAM変調部
94 パイロット挿入部
95 重み係数制御部
96 等化係数制御部
911 絶対値算出部
912 全キャリア加算部
913 最大値検出部
914 第1セレクタ
915 第2セレクタ
916 第3セレクタ
951 遅延部
952 GI除去部
953 重み係数算出部
961 第1除算部
962 第2除算部
963 等化誤差算出部
964 IFFT部
965 乗算部
966 加算部
967 遅延部
968 FFT部
9531 第1乗算部
9532 IFFT部
9533 自己相関算出部
9534 相互相関算出部
9535 逆行列算出部
9536 第2乗算部
9537 複素共役部

Claims (9)

  1. 受信系列数分のOFDM信号を受信する受信装置であって、
    受信信号の等価ベースバンド信号を、時間領域において重み係数を用いて重み付けて合成処理して受信系列の分離を行い、合成信号を出力する時間領域空間フィルタ部と、
    前記合成信号を周波数領域へ変換した周波数領域合成信号に等化係数を用いて等化処理を行った後、再び時間領域へ変換した等化信号を出力する周波数領域等化部と、
    前記等化信号を周波数領域へ変換した周波数領域等化信号のチャネル応答行列を推定し、該チャネル応答行列を用いて送信信号を推定した推定送信信号を出力する周波数領域空間フィルタ部と、
    前記重み係数及び前記等化係数を算出する適応制御部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記適応制御部は、
    前記チャネル応答行列の要素ごとに絶対値を算出する絶対値算出部と、
    全サブキャリアに渡って前記絶対値を要素ごとに加算した加算行列を生成する全キャリア加算部と、
    前記加算行列のそれぞれの行について最大値を示す列インデックスを出力する最大値検出部と、
    前記列インデックスに基づいて、前記チャネル応答行列について希望波の要素をチャネル応答として出力するとともに、前記推定送信信号及び前記周波数領域等化信号についてそのまま又は並べ替えて出力するセレクタと、
    前記セレクタの出力する推定送信信号を復調して復調信号を生成する復調部と、
    前記復調信号を再変調して再変調信号を生成する変調部と、
    前記再変調信号にパイロット信号を挿入してパイロット挿入再変調信号を生成するパイロット挿入部と、
    前記パイロット挿入再変調信号を用いて前記重み係数を算出する重み係数制御部と、
    前記パイロット挿入再変調信号を用いて前記等化係数を算出する等化係数制御部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記時間領域空間フィルタ部は、時間領域において前記等価ベースバンド信号のアレー合成を行う受信系列数分のアレー合成部を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記周波数領域等化部は、
    前記合成信号を2のべき乗倍、且つサブキャリア数の2倍以上のサイズでFFT処理して前記周波数領域合成信号を生成する等化用FFT部と、
    前記周波数領域合成信号を前記等化係数で除算する等化部と、
    前記等化部の出力信号をIFFT処理して前記等化信号を生成するIFFT部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 前記周波数領域空間フィルタ部は、
    前記等化信号からガードインターバルを除去するGI除去部と、
    前記ガードインターバルの除去された等化信号を周波数領域へ変換し、前記周波数領域等化信号を生成するFFT部と、
    前記周波数領域等化信号からチャネル応答行列を推定するチャネル推定部と、
    前記チャネル応答行列の逆フィルタを算出する逆フィルタ算出部と、
    前記逆フィルタを用いて前記周波数領域等化信号をサブキャリアごとに合成する空間フィルタ部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の受信装置。
  6. 前記逆フィルタ算出部は、ゼロフォーシング規範又はMMSE規範に基づいて前記チャネル応答行列の逆フィルタを算出することを特徴とする、請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記等化係数制御部は、受信系列数分の等化係数算出部を備え、各等化係数算出部は、
    前記セレクタが出力する前記周波数領域等化信号を前記再変調信号で除算する第1の除算部と、
    前記第1の除算部の出力信号を前記チャネル応答で除算する第2の除算部と、
    前記第2の除算部の出力信号から等化誤差を求めて出力する等化誤差算出部と、
    前記等化誤差を時間領域に変換するIFFT部と、
    前記IFFT部の出力信号に適応係数を乗じる乗算部と、
    前記乗算部の出力信号に遅延部の出力信号を加算して遅延プロファイルを算出する加算部と、
    前記遅延プロファイルを周波数領域に変換する領域変換部と、を有し、
    前記遅延部は、前記加算部から入力される遅延プロファイルを遅延させることを特徴とする、請求項2から6のいずれか一項に記載の受信装置。
  8. 前記重み係数制御部は、
    前記等化信号を遅延させる遅延部と、
    前記遅延部の出力信号からガードインターバルを除去するGI除去部と、
    受信系列数分の重み係数算出部を備え、
    前記重み係数算出部は、
    サブキャリアごとに前記再変調信号及び前記チャネル応答を乗じて参照信号を算出する第1の乗算部と、
    前記参照信号を時間領域信号に変換して時間領域参照信号を生成するIFFT部と、
    前記GI除去部の出力信号の自己相関行列を求める自己相関算出部と、
    前記GI除去部の出力信号、及び前記時間領域参照信号の相互相関ベクトルを求める相互相関算出部と、
    前記自己相関行列の逆行列を求める逆行列算出部と、
    前記逆行列に前記相互相関ベクトルを乗じる第2の乗算部と、
    前記第2の乗算部の出力するベクトルの複素共役値を出力する複素共役部と、を有することを特徴とする、請求項2から7のいずれか一項に記載の受信装置。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。
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