JP2015088372A - 端子構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み付けの作業性の向上を図りつつ、シール性を確保できる端子構造を提供する。
【解決手段】端子構造50は、連通孔62を有する蓋部材60と、連通孔62内に位置し、ケース10の内部と外部とにわたって配置された端子部72と、蓋部材60の内面60aと対向する領域74aを有するベース部74とを有する端子部材70と、端子部72に取り付けられていると共に、蓋部材60の外面60bと対向する領域80aを有する固定部材80と、固定部材80の領域80aと蓋部材60の外面60bとの間に配置された第1絶縁部92と、端子部72と連通孔62の内側面64との間に配置された第2絶縁部94とを有する第1絶縁部材90とを備え、内側面64の少なくとも一部は、内面60a側よりも外面60b側の方が内側寸法が大きく且つ外面60bに連続するテーパー形状をなしている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電極を収容するケースを備えた蓄電装置に用いられる端子構造に関する。
従来の蓄電装置の端子構造としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の端子構造では、ケースの蓋部に設けられた連通孔に、電極と電気的に接続された端子部材が挿通されており、蓋部と端子部材との間に、蓋部と端子部材とを電気的に絶縁する絶縁部材が配置されている。また、この端子構造では、蓋部とケース内に位置する端子部材との間にシール部材が配置されており、連通孔と端子部材とのクリアランスからの電解液の漏洩防止を図っている。
特開2006−324178号公報
リチウムイオン二次電等の蓄電装置の端子構造では、電解液の漏出を防止する観点からは、連通孔と端子部材とのクリアランスが小さくすることが好ましい。しかしながら、クリアランスを小さくすると、連通孔と端子部材との間に絶縁部材を配置することが難しくなるため、組み付けの作業性が悪化する。一方で、連通孔と端子部材とクリアランスを大きくすると、シール部材がケース内の内圧によりクリアランスに入り込むおそれがあり、電解液のシール性を確保することが困難になるといった問題が生じ得る。
本発明は、組み付けの作業性の向上を図りつつ、シール性を確保できる端子構造を提供することを目的とする。
本発明に係る端子構構造は、電極を収容するケースを備えた蓄電装置に用いられる端子構造であって、ケースの内部と外部とを連通する連通孔を有するケースの一側面部と、連通孔内に位置し、ケースの内部と外部とにわたって配置された端子部と、当該端子部と一体に形成され、ケースの内部に位置すると共に一側面部の内面と対向する領域を有する基部とを有し、電極に電気的に接続された端子部材と、ケースの外部において端子部に取り付けられていると共に、一側面部の外面と対向する領域を有し、端子部材を一側面部に対して固定している固定部材と、固定部材の領域と一側面部の外面との間に配置された第1絶縁部と、当該第1絶縁部と一体に形成され、端子部と連通孔の内側面との間に配置された第2絶縁部とを有し、端子部材と一側面部とを電気的に絶縁する絶縁部材と、を備え、内側面の少なくとも一部は、内面側よりも外面側の方が内側寸法が大きく且つ外面に連続するテーパー形状をなしていることを特徴とする。
この端子構造では、内側面の少なくとも一部は、内面側よりも外面側の方が内側寸法が大きく且つ外面に連続するテーパー形状をなしている。これにより、端子構造では、連通孔と端子部材とのクリアランスを小さくした場合であっても、第2絶縁部を連通孔に進入させる外面側の開口が大きくなっているため、連通孔と端子部材とのクリアランスに第2絶縁部を容易に配置することができる。更に、端子構造では、内側面がテーパー形状をなしているため、第2絶縁部が連通孔と端子部材とのクリアランスに良好に誘導される。したがって、この端子構造では、組み付けの作業性の向上を図ることができる。また、端子構造では、連通孔と端子部材とのクリアランスを小さくすることができるため、連通孔と端子部材とのクリアランスにシール部材が入り込むことを防止できる。その結果、端子構造では、シール性を確保することができる。
一実施形態においては、内側面は、内面及び外面に連続するテーパー形状をなしていてもよい。このように、内面から外面にわたってテーパー形状とすることにより、端子構造では、第2絶縁部をよりスムーズに連通孔と端子部材とのクリアランスに進入させて配置することができる。
一実施形態においては、内側面は、内面に連続し当該内面に対して略直交する方向に延在する第1面と、外面及び第1面に連続する第2面と、を有し、第2面がテーパー形状をなしていてもよい。これにより、端子構造では、第2面によって、第2絶縁部をよりスムーズに連通孔と端子部材とのクリアランスに進入させて配置することができる。
一実施形態においては、第2絶縁部は、その先端部の断面が先細りの形状を呈していてもよい。これにより、端子構造では、第2絶縁部を連通孔に進入させるときに、第2絶縁部の先端部が他の部材に引っ掛かることを抑制できる。したがって、端子構造では、第2絶縁部をより一層スムーズに連通孔と端子部材とのクリアランスに進入させて配置することができる。
一実施形態においては、第2絶縁部は、その先端部が一側面部の内面よりも下方に位置していてもよい。これにより、端子構造では、第2絶縁部の先端部がシール部材として機能するため、シール性をより一層確保することができる。
一実施形態においては、内側面の外面側の内側寸法と、第2絶縁部の外形寸法との差が0.2mm以上であってもよい。
本発明によれば、組み付けの作業性の向上を図りつつ、シール性を確保できる。
一実施形態に係る端子構造を備えた二次電池の平面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面構成を示す図である。 第1実施形態に係る端子構造の断面構成を示す図である。 第2実施形態に係る端子構造の断面構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図における寸法比率は、実際のものと異なる場合がある。
図1は、一実施形態に係る端子構造を備えた二次電池の平面図である。図2は、図1におけるII−II線に沿った断面構成を示す図である。図1及び2に示される二次電池(蓄電装置)1は、例えば、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。二次電池1は、ケース10と、電極組立体20と、を備えている。ケース10は、例えば、アルミニウム等の金属から構成されている。ケース10内には、電解液Eが充填されている。電解液Eとしては、例えば、有機溶媒系又は非水系の電解液が挙げられる。ケース10の内側面上には、例えば、絶縁フィルムを設けてもよい。
電極組立体20は、ケース10に収容されている。電極組立体20は、複数の正極(電極)30及び複数の負極(電極)40と、正極30と負極40との間に配置された複数のセパレータと、を備えている。正極30及び負極40は、セパレータを介して所定の方向に沿って交互に積層されている。
正極30は、例えばアルミニウム箔等の金属箔と、金属箔の両面に設けられた正極活物質層とを有している。正極活物質層は、例えば、正極活物質とバインダとを含んで構成される。正極活物質としては、例えば、複合酸化物、金属リチウム、及び硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、例えば、マンガン、ニッケル、コバルト、及びアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとを含む。正極30は、縁に形成されたタブ33を有する。タブ33には、正極活物質が担持されていない。正極30は、タブ33を介して導電部材34に接続されている。
負極40は、銅箔等の金属箔と、金属箔の両面に設けられた負極活物質層とを有している。負極活物質層は、例えば、負極活物質とバインダとを含んで構成される。負極活物質としては、例えば、黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、及びソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、並びに、ホウ素添加炭素等が挙げられる。負極40は、縁に形成されたタブ43を有する。タブ43には、負極活物質が担持されていない。負極40は、タブ43を介して導電部材44に接続されている。
[第1実施形態]
上記の構成を有する二次電池1には、図1〜図3に示すような端子構造が用いられている。図3は、第1実施形態に係る端子構造の断面構成を示す図である。図3(a)は、図1のIII−III線に沿った断面構成を示しており、図3(b)は、図1のII−II線に沿った断面構成を示している。
図1及び図2に示すように、端子構造50は、電極組立体20の正極30及び負極40のそれぞれに対して用いられる。図3に示すように、端子構造50は、蓋部材(一側面部)60と、端子部材70と、固定部材80と、第1絶縁部材(絶縁部材)90と、第2絶縁部材100と、Oリング(封止部材)120と、を備えている。
蓋部材60は、ケース10の一側面部を構成する部材である。蓋部材60は、ケース10と同様に、例えばアルミニウム等の金属から構成されている。蓋部材60は、ケース10の開放部分の形状に対応するように長方形板状を呈しており、ケース10に溶接されている。蓋部材60は、その外縁部がケース10に溶接されることによってケース10に接合され、ケース10の内部を気密に封止する。蓋部材60の厚みは、例えば2.0mm程度である。
蓋部材60は、ケース10の内側に配置される内面60aと、ケース10の外側に配置される外面60bと、を有している。外面60bは、内面60aの反対側の面である。蓋部材60は、ケース10の内部と外部とを連通する、すなわち内面60aと外面60bとを貫通する連通孔62を有している。連通孔62は、例えば略円形形状を呈している。連通孔62は、後述するように、ケース10内において電極組立体20に電気的に接続された端子部材70の一端部をケース10の外部に引き出すための孔ある。連通孔62は、蓋部材60の長手方向において端部側に形成されている。
図3に示すように、連通孔62の内側面64は、内面60a側よりも外面60b側の方が内径(内側寸法)が大きくなるテーパー状をなしている。具体的には、内側面64は、内面60a及び外面60bに連続する直線形のテーパー形状をなしている。つまり、内側面64は、内面60a及び外面60bに対して傾斜する傾斜面(テーパー面)である。内面60a及び外面60bに対する内側面64の傾斜角度は、設定に応じて適宜設定されればよい。
内側面64の内面60a側(開口端)の内径は、後述する第2絶縁部94の直径と略同等であり、例えば14mm程度である。内側面64の外面60b側(開口端)の内径は、第2絶縁部94の直径(内面60a側の内径)よりも0.2mm以上大きい。
端子部材70は、端子部72と、ベース部(基部)74と、を有している。端子部材70は、例えば、正極30に接続される場合にはアルミニウム等、負極40に接続される場合には銅等の金属によって形成されている。
端子部72は、連通孔62内に位置し、蓋部材60の内部と外部とにわたって配置されている。ベース部74は、端子部72と一体に形成され、ケース10の内部に位置している。ベース部74は、蓋部材60の内面60aと対向する領域74aを有する。ベース部74は、蓋部材60の内面60aに対向するように配置され、内面60aに沿って平板状に延在している。端子部72は、ベース部74の略中央部においてベース部74に立設されている(ベース部74から突出している)。端子部72は、蓋部材60の内面60a側から蓋部材60の連通孔62を介して蓋部材60の外面60b側に突出している。端子部72の側面には、例えばねじ溝が形成されている。その場合には、端子部材70は、全体としてボルトとして構成される。
端子部材70は、電極組立体20に電気的に接続されている。具体的には、図3(b)に示すように、端子部材70では、ベース部74から延設された集電板76が、タブ33を介して正極30に接続された導電部材34(又は、タブ43を介して負極40に接続された導電部材44)に接合され、正極30(又は負極40)に電気的に接続されている。
固定部材80は、端子部材70を蓋部材60に対して固定する部材であり、例えば、ステンレス等の金属によって形成されている。固定部材80は、ケース10の外部において端子部72に取り付けられている。固定部材80は、蓋部材60の外面60bと対向する領域80aを有している。固定部材80は、端子部72を囲むように環状を呈している。固定部材80の内側面80hには、例えばねじ溝が形成されている。その場合には、固定部材80は、ナットであり、端子部72に螺合される。固定部材80は、端子部材70の端子部72に取り付けられることにより、端子部材70に電気的に接続されている。
第1絶縁部材90は、蓋部材60と端子部材70とを電気的に絶縁する部材であり、例えば、PPS(Poly Phenylene Sulfide Resin:ポリフェニレンサルファイド樹脂)等の樹脂材料によって形成されている。第1絶縁部材90は、第1絶縁部92と、第2絶縁部94と、を有している。第1絶縁部92と第2絶縁部94とは、一体に形成されている。
第1絶縁部92は、端子部72を囲むように円環状を呈しており、固定部材80の領域80aと蓋部材60の外面60bとの間に配置されている。第1絶縁部92の外周部(外周面)には、縁部96が設けられている。縁部96は、第1絶縁部92の外周部に沿って環状に設けられており、第1絶縁部92の一面92aよりも突出し、固定部材80を囲んでいる。なお、縁部96は、図3において固定部材80から離間しているが、固定部材80に接触していてもよい。第1絶縁部92(縁部96)の直径は、例えば24mm程度である。第1絶縁部92の厚みは、例えば1mm程度である。
第2絶縁部94は、第1絶縁部92の中央部から下方に突出している。第2絶縁部94は、端子部72を囲むように円環状(筒状)を呈しており、第1絶縁部92と同心状に設けられている。第2絶縁部94は、端子部72と連通孔62の内側面64との間に配置されている。すなわち、第2絶縁部94は、連通孔62に挿通されている。第2絶縁部94の先端部は、蓋部材60の内面60aよりも下方に位置し、端子部材70のベース部74近傍まで延びている。第2絶縁部94の先端部は、図3に示すように、断面が先細りの形状を呈している。第2絶縁部94の直径(外形寸法)は、例えば14mm程度である。第1絶縁部材90は、蓋部材60の外面60b、蓋部材60の連通孔62の内側面64、及び固定部材80に接触しており、蓋部材60と端子部材70とを電気的に絶縁している。
第2絶縁部材100は、蓋部材60と端子部材70とを電気的に絶縁する部材であり、例えば、PPS等の樹脂材料によって形成されている。第2絶縁部材100は、本体部102と、縁部104と、を有している。本体部102は、端子部72を囲むように環状に形成されており、端子部材70のベース部74の領域74aと蓋部材60の内面60aとの間に配置されている。縁部104は、本体部102の外周部に沿って環状に設けられており、端子部材70のベース部74を囲んでいる。第2絶縁部材100は、蓋部材60の内面60a及び端子部材70のベース部74に接触しており、蓋部材60と端子部材70とを電気的に絶縁している。
Oリング120は、電解液Eのケース10外部への漏出を封止する部材であり、例えば、ゴム等の弾性を有する材料によって形成されている。Oリング120は、蓋部材60の内面60a、端子部材70及び第2絶縁部材100の本体部102により画成された空間Sに配置されている。Oリング120は、蓋部材60の連通孔62を囲むように円環状を呈している。
端子構造50は、以下のように組み立てられる。最初に、端子部材70のベース部74に第2絶縁部材100及びOリング120を配置する。次に、端子部材70の端子部72を蓋部材60の連通孔62に挿通させる。続いて、第1絶縁部材90を端子部72に挿通させると共に、第2絶縁部94を蓋部材60の外面60b側から連通孔62に挿通させる。このとき、第2絶縁部94は、内側面64により、連通孔62と端子部72とのクリアランスに誘導される。そして、固定部材80を端子部72に取り付ける。これにより、固定部材80と端子部材70のベース部74との間に蓋部材60、第1絶縁部材90及び第2絶縁部材100が挟持され、端子部材70が蓋部材60に固定される。
以上説明したように、本実施形態に係る端子構造50では、内側面64は、内面60a側よりも外面60b側の方が内径が大きく、内面60a及び外面60bに連続するテーパー形状をなしている。これにより、端子構造50では、連通孔62と端子部材70とのクリアランスを小さくした場合であっても、第2絶縁部94を連通孔62に進入させる外面60b側の開口が大きくなっているため、連通孔62と端子部材70(端子部72)とのクリアランスに第2絶縁部94を容易に配置することができる。更に、端子構造50では、内側面64がテーパー形状をなしているため、第2絶縁部94が連通孔62と端子部材70とのクリアランスに良好に誘導される。したがって、この端子構造50では、組み付けの作業性の向上を図ることができる。また、端子構造50では、連通孔62と端子部材70とのクリアランスを小さくすることができるため、連通孔62と端子部材70とのクリアランスにシール部材が入り込むことを防止できる。その結果、端子構造50では、シール性を確保することができる。
本実施形態では、第2絶縁部94は、その先端部の断面が先細りの形状を呈していている。これにより、端子構造50では、第2絶縁部94を連通孔62に進入させるときに、第2絶縁部94の先端部が他の部材に引っ掛かることを抑制できる。したがって、端子構造50では、第2絶縁部94をより一層スムーズに連通孔62と端子部材70とのクリアランスに進入させて配置することができる。
本実施形態では、第2絶縁部94は、その先端部が蓋部材60の内面60aよりも下方に位置していている。これにより、端子構造50では、第2絶縁部94の先端部がシール部材として機能するため、シール性をより一層確保することができる。
本実施形態では、内側面64の外面60b側の内径と、第2絶縁部の直径との差が0.05mm以上である。上記の寸法を有する端子構造50において、内側面64の外面60b側の内径と第2絶縁部の直径との差を0.05mm以上とすることにより、連通孔62と端子部材70との間に第2絶縁部94を良好に配置することができる。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態に係る端子構造の断面構成を示す図である。図4(a)は、図1のIII−III線に沿った断面構成を示しており、図4(b)は、図1のII−II線に沿った断面構成を示している。第2実施形態の端子構造50Aでは、連通孔66の構造が第1実施形態と異なっている。
図4に示すように、連通孔66の内側面68は、第1面68aと、第2面68bと、を有している。第1面68aは内面60aに連続しており、内面60aに対して略直交する方向に延在している。すなわち、第1面68aは、内面60aに対して略直角を成している。第2面68bは、内面60a側よりも外面60b側の方が直径が大きくなるテーパー状をなしている。具体的には、第2面68bは、第1面68a及び外面60bに連続しており、直線形のテーパー形状をなしている。第2面68bは、内面60a、外面60b及び第1面68aに対して傾斜する傾斜面である。このように、内側面68では、外面60b側のみがテーパー形状となっている。
以上説明したように、第2実施形態に係る端子構造50Aでは、連通孔66の内側面68における第2面68bは、内面60a側よりも外面60b側の方が内径が大きく、第1面68a及び外面60bに連続するテーパー形状をなしている。これにより、端子構造50Aでは、第1実施形態と同様に、連通孔62と端子部材70とのクリアランスを小さくした場合であっても、第2絶縁部94を連通孔66に進入させる外面60b側の開口が大きくなっているため、連通孔66と端子部材70(端子部72)とのクリアランスに第2絶縁部94を容易に配置することができる。更に、端子構造50Aでは、内側面68の第2面68bがテーパー形状をなしているため、第2絶縁部94が連通孔62と端子部材70とのクリアランスに良好に誘導される。したがって、この端子構造50では、組み付けの作業性の向上を図ることができる。また、端子構造50Aでは、連通孔66と端子部材70とのクリアランスを小さくすることができるため、連通孔66と端子部材70とのクリアランスにシール部材が入り込むことを防止できる。その結果、端子構造50Aでは、シール性を確保することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、内側面64及び第2面68b(テーパー面)が直線形のテーパー形状である構成を一例に説明したが、テーパー面は湾曲していてもよい。
上記実施形態では、連通孔62,66が略円形形状を呈する構成を一例に説明したが、連通孔62,66は他の形状であってもよい。
上記実施形態では、ケース10の蓋部材60に連通孔62,66が設けられている構成を一例に説明したが、連通孔62,66は、ケース10の一側面部に設けられていればよい。
1…二次電池(蓄電装置)、30…正極(電極)、40…負極(電極)、50…端子構造、60…蓋部材、62…連通孔、64,68…内側面、68a…第1面(内側面)、68b…第2面(内側面)、70…端子部材、72…端子部、74…ベース部(基部)、74a…領域、80…固定部材、80a…領域、90…第1絶縁部材、92…第1絶縁部、94…第2絶縁部。

Claims (6)

  1. 電極を収容するケースを備えた蓄電装置に用いられる端子構造であって、
    前記ケースの内部と外部とを連通する連通孔を有する前記ケースの一側面部と、
    前記連通孔内に位置し、前記ケースの前記内部と前記外部とにわたって配置された端子部と、当該端子部と一体に形成され、前記ケースの内部に位置すると共に前記一側面部の内面と対向する領域を有する基部とを有し、前記電極に電気的に接続された端子部材と、
    前記ケースの前記外部において前記端子部に取り付けられていると共に、前記一側面部の外面と対向する領域を有し、前記端子部材を前記一側面部に対して固定している固定部材と、
    前記固定部材の前記領域と前記一側面部の前記外面との間に配置された第1絶縁部と、当該第1絶縁部と一体に形成され、前記端子部と前記連通孔の内側面との間に配置された第2絶縁部とを有し、前記端子部材と前記一側面部とを電気的に絶縁する絶縁部材と、を備え、
    前記内側面の少なくとも一部は、前記内面側よりも前記外面側の方が内側寸法が大きく且つ前記外面に連続するテーパー形状をなしていることを特徴とする端子構造。
  2. 前記内側面は、前記内面及び前記外面に連続するテーパー形状をなしていることを特徴とする請求項1記載の端子構造。
  3. 前記内側面は、
    前記内面に連続し当該内面に対して略直交する方向に延在する第1面と、
    前記外面及び前記第1面に連続する第2面と、を有し、
    前記第2面がテーパー形状をなしていることを特徴とする請求項1記載の端子構造。
  4. 前記第2絶縁部は、その先端部の断面が先細りの形状を呈していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の端子構造。
  5. 前記第2絶縁部は、その先端部が前記一側面部の前記内面よりも下方に位置していることを特徴とする特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の端子構造。
  6. 前記内側面の前記外面側の内側寸法と、前記第2絶縁部の外形寸法との差が0.2mm以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の端子構造。
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