JP2015084020A - 駆動伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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公晴 山崎
Kimiharu Yamazaki
公晴 山崎
宮脇 勝明
Katsuaki Miyawaki
勝明 宮脇
哲夫 渡辺
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
松田 裕道
Hiromichi Matsuda
裕道 松田
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Abstract

【課題】駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備え、回転体の回転中心線方向における装置本体の長さを短くできる駆動伝達装置を提供する。【解決手段】感光体駆動伝達装置70に、感光体ドラム1へ回転駆動力を伝達するドラム軸50と、ドラム軸50圧入した外歯歯車83とを備えた。また、外歯歯車83に噛み合う内歯歯車部84と、感光体ドラム1のリア側フランジ部材53aに形成した回転体内歯部87に噛み合う外歯歯車部86の歯形の回転中心が同一直線上となる中間伝達部材85も備えた。そして、感光体ドラム1の回転中心線方向における、リア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に、内歯歯車部84と外歯歯車部86の両方を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、回転体に回転駆動力を伝達する駆動伝達装置、及びこの駆動伝達装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体や現像ローラ等の回転体を備えており、このような回転体を回転駆動させて画像を形成する。このような回転体は、装置本体への組み付け時や交換時の作業性を高めるため、装置本体側に設けられる駆動源側のユニット(以下、駆動ユニットという)と分割されたユニット(以下、回転体ユニットという)の一部として提供される場合がある。この場合は、駆動ユニットの回転駆動力を回転体へ伝達する駆動伝達装置には、駆動ユニットの出力部材と回転体ユニットの入力部材の連結及び連結解除が可能なスプラインカップリング等の駆動連結手段が設けられている。
例えば、特許文献1には、歯車を用いた駆動連結手段として、駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に、次のような中間伝達部材を備えた駆動伝達装置(駆動装置)が記載されている。
特許文献1の図2等に記載された駆動伝達装置は、回転体である感光体ドラムの回転中心線方向(以下、中心線方向という)の駆動源側の端部に、中心から駆動源側に突出する円筒状の入力部が形成されたフランジ部材が固設されている。このフランジ部材に形成された円筒状の入力部の内周には内歯が形成されており、内歯の入力歯車を構成している。
一方、駆動源側には駆動源である駆動モータのモータ出力軸を太陽歯車とした遊星歯車機構が設けられ、その最終段のキャリアに一体に設けられた円筒状の出力部の内周には内歯が形成されており、内歯の出力歯車を形成している。
そして、歯車を用いた駆動連結手段として、出力歯車と噛み合う駆動源側の歯部と、入力歯車と噛み合う回転体側の歯部とが、供に歯形の中心が同一直線上となるように形成された中間伝達部材を備えている。
上記のように構成することで、出力歯車と中間伝達部材の駆動源側の歯部とが噛み合う1段目の噛み合い部と、中間伝達部材の回転体側の歯部と入力歯車とが噛み合う2段目の噛み合い部を有するカップリング(以下、2段カップリングという)を構成している。
特許文献1の駆動伝達装置では、上記したような2段カップリングを設けることで、装置本体への組み付け時や交換時の作業性を高めることができる。
しかし、特許文献1に記載の駆動伝達装置では、感光体ドラムの径方向における最外周の駆動源側の端部(以下、外周の駆動源側端部という)よりも、中心線方向の駆動源側に、中間伝達部材の全部が位置している。
そして、中間伝達部材の各噛み合い部では、駆動源から感光体ドラムに伝達する回転駆動力に応じた必要最低限の噛み合い幅を確保する必要があるため、伝達するの回転駆動力に応じた必要最低限の噛み合い幅の合計よりも長い中間伝達部材が設けられる。
これらのため、中心線方向における中間伝達部材の必要最低限の長さの分だけ、感光体ドラムの外周の駆動源側端部から最終段のキャリアの出力歯車を形成した部分を除いた部分の回転体側端部(以下、駆動側端部という)までの距離を確保する必要がある。
以上の要請があることから、感光体ドラム等の回転体の回転中心線方向における回転体を設ける装置本体(画像形成装置)の小型化が困難であるという問題があった。
なお、上記のような問題は、駆動源側の変速機構として遊星歯車機構を備えた駆動伝達装置に限らず、変速機構として歯車列を備えた構成や、変速機構を備えていない駆動伝達装置においても同様に生じ得る。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備え、回転体の回転中心線方向における装置本体の長さを短くできる駆動伝達装置である。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備えた駆動伝達装置において、前記回転体に回転駆動力を伝達する伝達軸と、該伝達軸に固定される軸外歯部材とを備え、前記中間伝達部材は、共に歯形の中心が同一直線上となる、内歯が形成された中間内歯部と、外歯が形成された中間外歯部とを有し、前記中間内歯部が前記軸外歯部材と、前記中間外歯部が前記回転体に設けられた内歯の回転体内歯部と噛み合い、前記回転体の回転中心線方向における、前記回転体の外周の駆動源側端部よりも前記回転体内側に、前記中間内歯部と前記中間外歯部の少なくとも片方が設けられることを特徴とするものである。
本発明は、駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備え、回転体の回転中心線方向における装置本体の長さを短くできる駆動伝達装置を提供できる。
一実施形態に係る複写機の全体概要図。 実施例1に係る感光体駆動伝達装置、及び感光体ドラムの説明図。 実施例1に係る感光体駆動伝達装置に設けた駆動連結部、及び感光体ドラムの説明図。 中間伝達部材の外歯の中間外歯部である外歯歯車に施すクラウニング処理の説明図。 中間伝達部材の各歯部にクラウニング処理を施すことにより得られる効果の説明図。 クラウニング処理を施した歯部を有する中間伝達部材を成形する場合の金型の説明図。 実施例2に係る感光体駆動伝達装置、及び感光体ドラムの説明図。 実施例2に係る感光体駆動伝達装置に設けた駆動連結部、及び感光体ドラムの説明図。
以下、本発明を、画像形成装置である電子写真方式のカラー複写機に適用した一実施形態について、図を用いて説明する。
まず、本実施形態の複写機500の全体概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機500の全体概要図である。
本実施形態における複写機500は、いわゆるタンデム式の画像形成装置であって、乾式二成分現像剤を用いた乾式二成分現像方式を採用したものである。この複写機500は、複写機本体100、複写機本体100を載置する給紙テーブル200、複写機本体100上に取り付けるスキャナ300、及びスキャナ300の上部に取り付ける原稿自動搬送装置400から構成されている。
この複写機500では、スキャナ300から読み取った画像情報である画像データを受け取って、又はパソコン等の外部機器からの印刷データを受け取って画像形成処理を行う。複写機本体100には、図に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の4個の回転体としての潜像担持体である感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkが並設されている。これら感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkは、駆動ローラを含む回転可能な複数のローラに支持された無端ベルト状の中間転写ベルト5に接触するように、そのベルト移動方向に沿って並んで配置されている。
また、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkの周りには、それぞれ、次のような電子写真プロセス用部材がプロセス順に配設されている。帯電器2Y,2M,2C,2Bk、各色対応の現像装置9Y,9M,9C,9Bk、クリーニング装置4Y,4M,4C,4Bk、除電ランプ3Y,3M,3C,3Bk等の電子写真プロセス用部材である。そして、各感光体ドラム1の上方には、光書込装置17が設けられている。また、各感光体ドラム1の中間転写ベルト5を介して対向する位置には、それぞれ一次転写手段である一次転写ローラ6Y,6M,6C,6Bkが配置されている。
中間転写ベルト5は、架張ローラ11,12,13及びテンションローラ14に架け渡されており、不図示の駆動源により回転駆動される駆動ローラである架張ローラ12の回転により回転駆動される。架張ローラ13の中間転写ベルト5を介して対向する位置には、ベルトクリーニング装置19が設けられており、二次転写後に中間転写ベルト5上に残留する残トナーを除去する。また、架張ローラ11は、二次転写手段である二次転写ローラ7に対向する二次転写対向ローラであり、中間転写ベルト5を介して二次転写ローラ7との間に二次転写ニップ部を形成する。
この二次転写ニップ部の転写紙搬送方向下流側には、架張ローラ対16に架張された転写紙搬送ベルト15が設けられており、トナー像が二次転写された記録媒体である転写紙を定着装置18まで搬送する。定着装置18は、定着ローラ対8を備えており、その定着ニップ部で熱及び圧力を加えて、未定着のトナー像を転写紙上に定着する。
次に、本実施形態における複写機500のコピー動作について説明する。
本実施形態に係る複写機500でフルカラー画像を形成する場合、まず、原稿自動搬送装置400の原稿台401に原稿をセットする。又は、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス301上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じて押さえる。その後、ユーザーがスタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときには、原稿がコンタクトガラス301上に搬送される。
そして、スキャナ300が駆動して第一走行体302および第二走行体303が走行を開始する。これにより、第一走行体302からの光がコンタクトガラス301上の原稿で反射し、その反射光が第二走行体303のミラーで反射されて、結像レンズ304を通じて読取センサ305に案内される。このようにして原稿の画像情報を読み取る。
また、利用者であるユーザーによりスタートスイッチが押されると、モータ(不図示)が駆動し、駆動ローラである架張ローラ12が回転駆動して中間転写ベルト5が回転駆動する。
また、これと同時に、後述する感光体駆動装置(不図示)により、感光体ドラム1Yを図中矢印の方向に回転駆動しながら帯電器2Yで一様帯電する。その後、光書込装置17からの光ビームLyを照射して感光体ドラム1Y上にY静電潜像を形成する。
このY静電潜像は、現像装置9Yにより、現像剤中のYトナーにより現像される。現像時には、現像ローラと感光体ドラム1Yとの間に所定の現像バイアスが印加され、現像ローラ上のYトナーは、感光体ドラム1Y上のY静電潜像部分に静電吸着する。
このように現像されて形成されたYトナー像は、感光体ドラム1Yの回転にともない、感光体ドラム1Yと中間転写ベルト5とが接触する一次転写位置に搬送される。この一次転写位置において、中間転写ベルト5の裏面には、一次転写ローラ6Yにより所定のバイアス電圧が印加される。そして、このバイアス印加によって発生した一次転写電界により、感光体ドラム1Y上のYトナー像を中間転写ベルト5側に引き寄せ、中間転写ベルト5上に一次転写する。
以下、同様にして、Mトナー像、Cトナー像、Bkトナー像も、中間転写ベルト5上のYトナー像に順次重ね合うように一次転写される。
なお、一次転写後の各感光体ドラム1上に残留した転写残トナーは、それぞれのクリーニング装置4により除去される。
また、ユーザーによりスタートスイッチが押されると、ユーザーが選択した転写紙に応じた給紙テーブル200の給紙ローラ202が回転し、給紙カセット201の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ203で1枚に分離して給紙路204に入り込み、搬送ローラ205により複写機本体100内の給紙路101まで搬送される。このようにして搬送された転写紙は、レジストローラ102に突き当たったところで止められる。
なお、給紙カセット201にセットされていない転写紙を使用する場合、手差しトレイ105にセットされた転写紙を給紙ローラ104により送り出し、分離ローラ108で1枚に分離した後、手差し給紙路103を通って搬送される。そして、同じくレジストローラ102に突き当たったところで止められる。
中間転写ベルト5上に4色重なり合ったトナー像は、中間転写ベルト5の回転にともない、二次転写ローラ7と対向する二次転写位置に搬送される。また、レジストローラ102は、上述のようにして中間転写ベルト5上に形成された合成トナー像が二次転写位置に搬送されるタイミングに合わせて回転を開始し、転写紙を二次転写位置に搬送する。そして、この二次転写位置において、二次転写ローラ7により転写紙の裏面に所定のバイアス電圧が印加され、そのバイアス印加により発生した二次転写電界及び二次転写位置での当接圧により、中間転写ベルト5上のトナー像が転写紙上に一括して二次転写される。
なお、二次転写後の中間転写ベルト5上に残留した転写残トナーは、ベルトクリーニング装置19により除去される。
その後、トナー像が二次転写された転写紙は、転写紙搬送ベルト15により定着装置18に搬送されて、定着装置18に設けられた定着ローラ対8により定着処理が行われる。そして、定着処理が行われた転写紙は、排紙ローラ対106により、装置外に設けられた排紙トレイ107状に排出されてスタックされる。
なお、本実施形態では、画像形成装置である複写機500に本発明を適用する例について説明するが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、プリンタやファクシミリ装置、あるいは印刷機やこれら機能を複合した複合機にも適用可能である。
次に、本実施形態の複写機500に備えた各感光体ドラム1をそれぞれ回転駆動する駆動装置である各感光体駆動装置10に設けた駆動伝達装置である各感光体駆動伝達装置70、及び各感光体ドラム1の特徴について、複数の実施例を挙げて説明する。
なお、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Bkは、同一構成の感光体駆動装置10Y,10M,10C,10Bkにより回転駆動されおり、各感光体駆動装置10に設けた感光体駆動伝達装置70Y,70M,70C,70Bkも同一構成である。したがって、以下の説明では、対応する色を特定する必要が無い限り、Y,M,C,Bkの符号は省略して説明する。
また、各実施例毎に形状等が異なる装置や構成部材であっても、同一の機能を果す装置や構成部材については、特に区別する必要が無い限り同一の符合を付し、同一の呼称を用いて説明する。
(実施例1)
本実施形態の感光体駆動装置10に設けた駆動伝達装置である感光体駆動伝達装置70の実施例1について、図を用いて説明する。
図2は、本実施例に係る感光体駆動伝達装置70、及び感光体ドラム1の説明図、図3は、本実施例に係る感光体駆動伝達装置70に設けた駆動連結部80、及び感光体ドラム1の説明図である。図4は、中間伝達部材85の外歯の中間外歯部である外歯歯車部86に施すクラウニング処理の説明図、図5は、中間伝達部材85の各歯部にクラウニング処理を施すことにより得られる効果の説明図である。図6は、クラウニング処理を施した各歯部を有する中間伝達部材85を成形する場合の金型90の説明図である。
図1を用いて説明したように、複写機本体100には、回転体である感光体ドラム1が装着される。そして、図2に示すように、複写機本体100側に設置されている出力歯車67に連結部を介して連結されて装着される。感光体ドラム1は、円筒状のドラム筒(感光体ドラム本体)52、及び端部固設部材であるリア側フランジ部材53a、フロント側フランジ部材53bを備えている。フロント側フランジ部材53b及びリア側フランジ部材53aは、感光体ドラム1のドラム筒52の両端部に嵌め込まれるようにして固設されている。そして、リア側フランジ部材53aの感光体ドラム1の内側には、伝達軸であるドラム軸50と感光体ドラム1のリア側(駆動源側)との同軸度を規制する同軸規制部材である同軸規制部材59を設けている。
フロント側フランジ部材53b及びリア側フランジ部材53aの中心には、感光体ドラムユニットフレーム54に設けられた軸受51a,b,dにて支持される伝達軸であるドラム軸50(回転軸)が貫通して嵌め込まれている。このドラム軸50は、駆動源側が外径が10[mm]、詳しくは後述する軸外歯部材である外歯歯車83を固定するフロント側で外径が8[mm]程度に絞られた金属シャフトであり、駆動側であるリア側、フロント側のどちらも軸剛性が高く、撓み量が少ない。
感光体ドラムユニットフレーム54は、感光体ドラム1を収納する感光体ドラムユニットの筐体である。感光体ドラム1を、その交換等のために画像形成装置本体から取り出す際には、感光体ドラムユニットフレーム54ごと取り出す。感光体ドラム1の駆動源側には、ドラム軸50を回転中心とした回転体内歯部87(スプラインカップリング出力部)がリア側フランジ部材53aに形成されている。また、ドラム軸50のフロント側は、フロント側本体フレーム61に取付けられた取付面板61aに設置された軸受51dで支持され複写機本体100に位置決めされる。
なお、感光体ドラムユニットフレーム54の駆動源側のドラム軸50との接続は、ドラム軸50の回転にともない、感光体ドラムユニットフレーム54が回転しないように、次のようにして行われている。感光体ドラムユニットフレーム54の駆動源側の側板に設けた開口の内周部に、ドラム軸50に嵌め合わせた軸受51cに固定された円板状のドラムユニット位置決め部材56の外周部を嵌め合わせている。
次に、感光体ドラム1を駆動するための感光体駆動装置10について説明する。複写機本体100に設けられている感光体ドラム1を駆動する感光体駆動装置10は、図2に示すように、駆動モータ20、モータ出力軸21、モータ歯車68、出力歯車67、ドラム軸50、及び外歯歯車83(スプラインカップリング入力部)等を備えている。駆動モータ20は、複写機本体100の駆動フレーム63に取付けられている。駆動モータ20のモータ出力軸21には外歯のモータ歯車68が形成され、ドラム軸50に同軸で固定される出力歯車67と噛合うようになっている。出力歯車67はドラム軸50に取付けられており、駆動モータ20からの回転駆動力をドラム軸50に伝達している。
ドラム軸50のリア側は、駆動フレーム63に取付けられた軸受51aと、複写機本体100のリア側本体フレーム62に取付けられた軸受51bにより複写機本体100側に支持位置決めされている。また、ドラム軸50のフロント側は、フロント側本体フレーム61に取り付けられた取付面板61aに設けられた軸受51dで支持され複写機本体100に位置決めされる。そして、このようにドラム軸50を支持、位置決めすることで、上記したように撓み量が少ないドラム軸50は画像形成時に低周波の振動が発生しにくく、バンディングと呼ばれる画像の周期的な濃度ムラを抑制することができる。
ここで、従来から、本実施例と同様に、画像形成装置本体側の駆動ユニットから出力回転軸を感光体ドラムの支持位置まで延長して、中空の感光体ドラムユニットを回転軸(ドラム軸)として装着する構成が提案されている。これによると感光体ドラムユニットが回転軸に位置決めされるため、軸ずれが無く高精度な駆動伝達が可能となる。
しかし、感光体ドラムと回転軸とを連結する連結手段に用いる部品精度によって、軸ずれと同様の課題が発生する場合があった。例えば、感光体ドラムに設けるフランジに形成された外歯歯車の偏心や回転軸に圧入された外歯歯車の偏心によって、軸ずれと同様に連結部のずれが生じる場合があった。これが回転伝達誤差や軸反力の発生要因となり、画像品質の悪化を招く。
また、感光体ドラムと回転軸とを連結する連結手段をネジ締結などで固定連結したり、許容誤差範囲の少ないカップリングで連結すると、それぞれの軸に大きな軸反力が発生し、感光体ドラムユニットの変形や、大きな振動を発生させてしまう。
また、感光体ユニットには、感光体ドラムの他に現像ローラを備えた現像装置や帯電装置、除電装置、クリーニング装置が含まれる場合がある。このような大型の感光体ユニット(プロセスカートリッジ)では、装着時の位置決め精度が下がり、軸心ずれや軸偏角はより大きくなり易い。
そこで、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、許容誤差範囲の広い連結手段として知られている2段(2つ)の噛合い部を有するスプラインカップリング(以下、2段カップリングという)を、駆動モータ20と感光体ドラム1の間の駆動伝達経路中に備えた。
具体的には、この2段カップリングは、次のような中間内歯部と中間外歯部とが形成された中間伝達部材85を備えている。中間内歯部である内歯歯車部84が、ドラム軸50に圧入された軸外歯部材である外歯の外歯歯車83と噛み合うように形成されている。また、中間外歯部である外歯歯車部86が、リア側フランジ部材53aの内周に設けられた回転体内歯部87と噛み合うように形成されている。そして、中間伝達部材85の内歯歯車部84と外歯歯車部86の歯形の中心が同一直線上となるように形成されている。
また、本実施例では感光体ドラム1の回転中心線方向における、感光体ドラム1の外周の駆動源側端部が、リア側フランジ部材53a、及びドラム筒52の外周の駆動源側端部の内、リア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部となっている。そして、このリア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部よりも、感光体ドラム1の内側に、中間伝達部材85の中間内歯部である内歯の内歯歯車部84と中間外歯部である外歯の外歯歯車部86の両方が設けられている。
上記のように感光体駆動伝達装置70を構成することで、次のような効果を奏することができる。
中間伝達部材の全部が回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の回転中心線方向における駆動源側に位置する従来の構成と異なり、内歯歯車部84と外歯歯車部86の両方が感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に設けられている。このため、中間伝達部材85を設けるのに感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて確実に短くできる。したがって、感光体ドラム1の回転中心線方向における複写機本体100の長さを、従来の構成よりも短することが可能となる。
また、内歯歯車部84と外歯歯車部86は、それぞれ中間伝達部材85に設けられた2つの円筒状形状部に形成されている。そして、内歯歯車部84は外周直径が小さい側の小径円筒部の内周に、外歯歯車部86は、外周直径が大きい側の大径円筒部の外周に形成されている。そして、内歯歯車部84が、外歯歯車部86よりも、感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けられている。
このように構成することで、確実に、外歯歯車83に噛み合う内歯歯車部84を、感光体ドラム1(リア側フランジ部材53a)の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けることができる。
したがって、中間伝達部材85を設けるのに、感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて確実に短くすることが可能となる。
また、回転体内歯部87の駆動源側端部は、感光体ドラム1の回転中心線方向で感光体ドラム1の外周の駆動源側端部であるリア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に設けられている。そして、中間伝達部材85は、内歯歯車部84の内歯の基準円直径よりも、外歯歯車部86の外歯の基準円直径が大きい。
このように構成することで、次のような効果を奏することができる。
回転体内歯部87の駆動源側端部が、感光体ドラム1(リア側フランジ部材53a)の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に設けられている。このため、確実に、中間伝達部材85の一部を感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けることができる。そして、内歯歯車部84が回転体内歯部87よりも感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けられる。このため、中間伝達部材85の大半を感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けることができる。
また、内歯歯車部84の内歯よりも外歯歯車部86の外歯の基準円直径が大きい。これにより、外歯歯車83と内歯歯車部84とが噛み合う噛み合い部を、回転体内歯部87と外歯歯車部86とが噛み合う噛合い部よりも感光体ドラム1の内側に容易に設けることができる。
したがって、中間伝達部材85を設けるのに、感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて大幅、且つ、容易に短くすることが可能となる。
なお、上記した本実施例では、内歯歯車部84と外歯歯車部86の両方が感光体ドラム1の外周の駆動源側端部であるリア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に設けられている例について説明した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
内歯歯車部84と外歯歯車部86の少なくとも片方を感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側に設ける構成としても良い。このように構成することで、回転体の回転中心線方向で、回転体の外周の駆動源側端部よりも、中間伝達部材の全部が駆動源側に位置する構成と異なり、中間伝達部材85の少なくとも一部を感光体ドラム1の内側に設けることができる。
したがって、中間伝達部材85を設けるのに感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の外周の駆動源側端部であるリア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて短くすることが可能となる。
よって、次のような感光体駆動伝達装置70を提供できる。
駆動モータ20と感光体ドラム1の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材85を備え、感光体ドラム1の回転中心線方向における複写機本体100の長さを短くできる感光体駆動伝達装置70である。
なお、本実施例では、上記したように回転体内歯部87の駆動源側端部を、感光体ドラム1の回転中心線方向で感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の内側、又は感光体ドラム1の外周の駆動源側端部と同じ位置に設に設けている。このように構成することで、確実に、中間伝達部材85の一部を感光体ドラム1の外周の駆動源側端部よりも感光体ドラム1の回転中心線方向における感光体ドラム1の内側に設けることができる。
また、本実施例の2段カップリングは、中間伝達部材85の内歯歯車部84と外歯歯車部86で、連結する外歯歯車83と回転体内歯部87の軸ずれや軸偏角の誤差を吸収し、回転伝達誤差を低減する効果を有する。この回転伝達誤差を低減する効果は、従来から知られているように軸ずれや軸偏角が生じた2つの軸を連結する中間伝達部材が揺動(傾斜)することにより、吸収するものである。この吸収できる量、つまり、許容できる量は、正常な駆動伝達が行える中間伝達部材の揺動する際の傾斜角に比例するため、従来から様々な方法が提案されている。例えば、噛み合うそれぞれの歯形のバッククラッシを適量設けることで、正常な駆動伝達が行える中間伝達部材の傾斜量を得る方法が知られている。そして、本実施例では、後述するように、噛み合ういづれかの歯形に歯すじ方向に沿って基準円方向の厚みが軸方向に変化し、規定の有効歯面で噛合うようなクラウニング処理を施して、許容量をさらに広げるように構成している。
上記のように2段カップリングでは、噛み合う歯形にそれぞれ適量のバッククラッシを設けたり、噛み合ういづれかの歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理を施したりすることで、回転伝達誤差を発生させることなく、軸ずれや軸偏角を許容することができる。
より具体的には、軸ずれや軸偏角を許容する噛合い部が外歯歯車83と内歯歯車部84、及び回転体内歯部87と外歯歯車部86の2箇所あるので、軸心ずれや軸偏角があった場合でも中間伝達部材85の傾斜により許容することが可能となる。このような2段カップリングによって、中間伝達部材85が軸心ずれや軸偏角に応じて揺動し、外歯歯車83の回転中心軸と、回転体内歯部87の回転中心軸とのずれを吸収する。そして、同一直線上にない平行な2軸間においても、軸反力が発生することなく、また、角速度を変化させることなく回転駆動力を伝達することができる。
また、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、上記したように伝達軸であるドラム軸50が、回転体である感光体ドラム1を貫通するとともに、感光体ドラム1のリア側にはドラム軸50と感光体ドラム1との同軸度を規制する同軸規制部材59が設けられている。
具体的には、感光体ドラム1のドラム筒52に固設されたリア側フランジ部材53aよりも感光体ドラム1の内側に、ドラム軸50が貫通する貫通孔が形成された同軸規制部材59が設けられている。このように設けることで、感光体ドラム1、つまり感光体ドラム1のドラム筒52とドラム軸50との同軸度を規制するように構成されている。なお、感光体ドラム1のフロント側では、フロント側フランジ部材53bにドラム軸50が貫通する貫通孔が形成され、フロント側フランジ部材53b自体が同軸規制部材59と同様な機能を果している。
上記のように感光体ドラム1の駆動源側の近傍に同軸規制部材59を、他端側に同様な機能を果すフロント側フランジ部材53bを設けて、感光体ドラム1とドラム軸50との同軸度を規制することができる。そして、このように規制することで、感光体ドラム1とドラム軸50との同軸度を高精度に維持できる。
したがって、中間伝達部材85で、ドラム軸50に圧入(固定)された外歯歯車83、及びリア側フランジ部材53aに有した回転体内歯部87に形成された歯形の回転中心のズレや、偏角等(ミスアライメント)を精度良く吸収できる。そして、これらに起因した回転伝達誤差を低減することができる。
また、回転体と、回転体の駆動源側の端部に設ける伝達軸、及び他端側に設ける回転軸等との同軸度を別々に規制する構成ほど、回転体に取り付ける各構成部材の剛性や加工精度を高めることなく、感光体ドラム1とドラム軸50との同軸度を高精度に維持できる。
また、本実施例の感光体ドラム1は、複写機本体100への組み付け時や交換時の作業性を高めるため、複写機本体100側に設けられる駆動源側のユニットと分割されたユニットの一部として提供される。すなわち、本実施例の感光体駆動伝達装置70に有した2段カップリングは、連結、連結解除が可能なように設けられている。
そして、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、感光体ドラム1をドラム軸50に対して着脱可能に設けている。
このように、感光体ドラム1を設けることで、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の作業性を高めつつ、感光体ドラム1の回転中心線方向における複写機本体100の長さを短くできる。
次に、本実施例の感光体ドラム1のドラム軸50に対する着脱性を向上するための構成について説明する。
図2に示すように、中間伝達部材85は2段構造になっており、感光体ドラム1は、その駆動源側端部に固設された端部固設部材であるリア側フランジ部材53aを備えており、リア側フランジ部材53aは回転体内歯部87を有している。
このように、感光体ドラム1の駆動源側端部に固設されるリア側フランジ部材53aに回転体内歯部87を設けることで、感光体ドラム1の組み付けや感光体ドラム1の交換時の作業性を高めることができる。
このリア側フランジ部材53aには、中間伝達部材85が感光体ドラム1のドラム軸50に対する装着方向における下流側に脱落することを防止する下流側抜け留め部89を回転体内歯部87の下流側に有している。そして、回転体内歯部87の駆動側端部に有した下流側抜け留め部89に、外歯歯車部86が引っかかるように構成されている。つまり、回転体内歯部87から中間伝達部材85の外歯歯車部86が抜けないようになっている。このように抜けないように構成することで、中間伝達部材85が感光体ドラム1のドラム軸50に対する装着方向における下流側(リア側)に脱落することを防止することができる。
そして、上記のように下流側に脱落することを防止することで、次のような効果を奏することができる。
感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時における中間伝達部材85の脱落を防ぐことができ、さらに感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の作業性を高めることができる。
また、感光体ドラム1のドラム軸50に対する装着方向における、外歯歯車83の上流側(挿入側)先端部の歯には、歯厚、歯たけが減少するようにテーパー形状が設けられている。このように構成することで、中間伝達部材85の内歯歯車部84との噛合い連結を容易にしている。
例えば、外歯歯車83と中間伝達部材85とが連結解除され、外歯歯車83と内歯歯車部84、及び回転体内歯部87と中間伝達部材85と外歯歯車部86の位相がずれた状態から駆動連結される場合においても、次のようにして正しい噛合い位相で連結できる。外歯歯車83と中間伝達部材85の姿勢変化や、外歯歯車83と内歯歯車部84とのバックラッシ、外歯歯車部86と回転体内歯部87とのバックラッシにより、感光体ドラム1と中間伝達部材85の少しの回転によって、正しい噛合い位相で連結することができる。
そして、感光体ドラム1に回転駆動力を伝達するドラム軸50に対して感光体ドラム1の着脱を繰り返す場合においても、スムーズな着脱性を得ることができる。
このように正しい噛み合い位相で伝結することで、外歯歯車83及び回転体内歯部87に、内歯歯車部84及び外歯歯車部86が連結された状態で中間伝達部材85が揺動し、軸ずれや軸偏角を吸収して、回転伝達誤差がなく、高精度な回転伝達を実現できる。また、軸ずれや軸偏角が生じた状態の駆動ユニットと感光体ユニットとを連結することによる軸反力の発生等を抑制して、高精度な画像形成が可能となる。また、非連結状態から連結時の外歯歯車83と内歯歯車部84の接触による感光体ユニットの装着不可や連結部の破損を防止することができる。
次に、ドラム軸50、外歯歯車83、中間伝達部材85、回転体内歯部87、同軸規制部材59について、図3を用いてさらに詳しく説明する。ここで、図3は、ドラム軸50、外歯歯車83、中間伝達部材85、回転体内歯部87、同軸規制部材59を組み付けた時の断面を示している。
ドラム軸50に圧入(固定)される外歯歯車83は焼結金属で成形されている。また、感光体ドラム1とドラム軸50の同軸度を出すために感光体ドラム1のドラム筒52に接着された同軸規制部材59とドラム軸50とを嵌合させている。
さらに、中間伝達部材85がミスアライメントによって、より滑らかに傾斜させるため、中間伝達部材85の内歯歯車部84が形成される小径円筒部に感光体ドラム1の回転中心線方向から接触する同軸規制部材59の接触面は、凹凸のない平面状に形成されている。また、中間伝達部材85の外歯歯車部86が形成される小径円筒部に感光体ドラム1の回転中心線方向から接触するリア側フランジ部材53aに設けた下流側抜け留め部89の接触面も凹凸のない平面状に形成されている。
このように中間伝達部材85に接触する同軸規制部材59や下流側抜け留め部89の接触面を凹凸の無い平面状にすることで、これらが駆動伝達時に中間伝達部材85と接触した場合でも、感光体ドラム1の回転速度変動の発生を抑制できる。
また、同軸規制部材59と下流側抜け留め部89の接触面間の距離は、中間伝達部材85が感光体ドラム1の回転中心線方向に、次のような空隙を有するように設けられている。
感光体ドラム1をドラム軸50に装着した状態で、内歯歯車部84と外歯歯車83の噛み合いと、外歯歯車部86と回転体内歯部87の噛み合いとが維持されるのに十分な感光体ドラム1の回転中心線方向の空隙である。
このように構成することで、外歯歯車83と内歯歯車部84とが噛み合う噛み合い部と、回転体内歯部87と外歯歯車部86とが噛み合う噛み合い部での噛み合いを維持しながら、中間伝達部材85が揺動できる範囲を広げることができる。したがって、軸ずれ等の吸収範囲を広げて、回転伝達誤差をより低減した高精度な回転が可能となる。
上記したように、外歯歯車83は焼結金属であり、小さな径の外歯を設けた外歯歯車83でも、十分な回転駆動力の伝達が可能となるとともに、感光体ドラム1の繰り返し脱着による中間伝達部材85の衝撃に対しても破損しないだけの強度を持たせている。また、外歯歯車83は、上記したように、感光体ドラム1のドラム軸50に対する装着方向における上流側にテーパー形状部を有しており、感光体ユニットの装着時に中間伝達部材85の内歯歯車部84と外歯歯車83がスムーズに噛合うようになっている。そして、中間伝達部材85は段差を持つ2段(2つ)の円筒状部を有しており、内歯歯車部84と外歯歯車部86の2つの歯車部を設けている。
外歯歯車部86は、図4に示すように、歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理が施されたクラウニング形状をしており、回転体内歯部87と歯幅中央部で噛合うようになっている。また、内歯歯車部84も同様に、歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理が施されたクラウニング形状をしており、外歯歯車83と歯幅中央部で噛合うようになっている。
一方、外歯歯車83は焼結金属であるため加工性の面で歯面にバリ等が発生しにくいストレートの平歯車である。
上記のように中間伝達部材85が2段(2つ)の円筒状部を有しているのは、上記した内歯歯車部84をクラウニング形状に成形するためであり、このため中間伝達部材85の小径円筒部の内径は内歯歯車部84の歯底円直径よりも大きくなっている。
なお、中間伝達部材85の成形に関しては、図6を用いて詳細に後述する。
そして、本発明では、上記したように、中間伝達部材85の内歯歯車部84と外歯歯車部86には、それぞれ、基準円方向の厚みが軸方向に変化する歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理が施され、所定幅の有効歯面で噛合うように設計されている。このクラウニング形状の歯形を歯車部に有することにより、互いに噛み合う外歯と内歯において、回転伝達誤差を発生させることなく、軸偏角を許容することができる。この軸ずれや軸偏角を許容する噛合い部が、外歯歯車83と内歯歯車部84とが噛み合う噛み合い部と、回転体内歯部87と外歯歯車部86とが噛み合う噛み合い部の2箇所ある。したがって、軸心ずれや軸偏角があった場合でも中間伝達部材85の傾斜により許容することが可能となる。
上記のような2段カップリングによって、中間伝達部材85が軸心ずれや軸偏角に応じて揺動し、外歯歯車83の回転中心軸と、回転体内歯部87の回転中心軸とのずれを吸収する。そして、同一直線上にない平行な2軸間においても、軸反力が発生することなく、また、角速度を変化させることなく回転駆動力を伝達することができる。
また、感光体ドラム1のドラム筒52に対するリア側フランジ部材53aや、ドラム軸50に対する外歯歯車83等の取り付け誤差や、これらの部材の加工誤差等に対する許容量を大きくできる。したがって、これらの誤差等を低減するために高コストとなることを避けることができ、感光体駆動伝達装置70の製作コストの低減に貢献できる。
なお、所望の中間伝達部材85の傾斜量を得るために、噛み合うそれぞれの歯形のバッククラッシを適量設けることで、正常な駆動伝達が行える中間伝達部材85の傾斜量を得る方法では、図5(a)に示す程度しか傾斜量を得ることができない。これに対して、本実施例のように、内歯歯車部84と外歯歯車部86に、それぞれ基準円方向の厚みが軸方向に変化する歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理を施ると、図5(b)に示すように、図5(a)よりも、中間伝達部材85の傾斜量を大きくできる。
すなわち、外歯歯車83の回転中心軸と、回転体内歯部87の回転中心軸とのずれを、より多く吸収することができる。
また、中間伝達部材85は内歯歯車部84側と外歯歯車部86側の2箇所に噛み合い部を持っているが、内歯歯車部84側の噛み合い部は感光体ドラム1の内部に配置されている。そして、もう一方の外歯歯車部86側の噛み合い部は駆動側に配置する形になることで中間伝達部材85を、感光体ドラム1内に設けられるので、リア側本体フレーム62と回転体内歯部87を有するリア側フランジ部材53aの距離を縮めることができる。
また、中間伝達部材85が感光体ドラム1(回転体内歯部87)から外れないようにするために回転体内歯部87の駆動側端部に下流側抜け留め部89を設け、この構成により、感光体ドラム1と中間伝達部材85を一部品として管理できる。例えば、本実施例のように回転体が複写機500の感光体ドラム1の場合、感光体ドラム1を交換する際に中間伝達部材85も一緒に管理・交換できるので、サービス性に優れた感光体ユニットを提供できる。
すなわち、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、感光体ドラム1をドラム軸50に装着していない状態では、中間伝達部材85が感光体ドラム1側に保持される。
上記のように保持されることで、ドラム軸50に感光体ドラム1を装着する前に、リア側フランジ部材53a、同軸規制部材59、及び中間伝達部材85を感光体ドラム1のドラム筒52に組み付けることができる。また、ドラム軸50に対して感光体ドラム1のドラム筒52、リア側フランジ部材53a、同軸規制部材59、及び中間伝達部材85を一体に着脱することもできる。そして、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の作業性をさらに高めることができる。
なお、上記したように回転体内歯部87の駆動側端部のリア側フランジ部材53aに下流側抜け留め部89を設けると、感光体ドラム1の組み付け時であっても、中間伝達部材85を下流側抜け留め部89側から抜き差しすることができない。
そこで、本実施例では、上記したように同軸規制部材59を、リア側フランジ部材53aとは別部材として、感光体ドラム1に設けている。このように別部材として同軸規制部材59を感光体ドラム1内に設けることで、次のような効果を奏することができる。下流側抜け留め部89をリア側フランジ部材53aに有した構成においても、リア側フランジ部材53aの下流側抜け留め部89と同軸規制部材59との間に中間伝達部材85を、容易に組み付けることができる。
また、本実施例の外歯歯車83及び外歯歯車部86の歯幅は5[mm]となっている。これは従来の画像形成装置で使われる1段スプラインカップリングの歯幅10[mm]に対して小さい。このように歯幅を小さくできる理由としては、歯幅が短くすることで回転伝達特性が良くなる傾向にあることと、レイアウト上省スペースで作れること、スプラインジョイントは全ての歯が噛合う設計思想になっているので耐久強度上も問題ないことが上げられる。さらに、本実施例では歯幅5[mm]の外歯歯車部86と内歯歯車部84には、回転伝達誤差が生じにくくなる構造として知られているクラウニング処理を施しているため、より回転伝達特性の高い2段カップリングが得られる。
なお、上記した本実施例では、感光体ドラム1を回転体とした例について説明したが、他にも、画像形成ユニットにある現像ローラやクリーニングローラの連結部に使用することも可能である。また、画像形成装置に設けた中間転写ベルト5を回転駆動する駆動ローラである架張ローラ12や、定着ユニットに設けた定着ローラ対8、二次転写ユニットにある二次転写ローラ7などで同様に使用することも可能である。特に、現像ローラ、現像スクリュ、感光体ドラム1、二次転写ローラ7、及び中間転写ベルト5を駆動する駆動ローラである架張ローラ12の内の少なくともいずれかに適用することで、次のような効果を奏することができる。画像形成プロセスに関わる回転体に回転駆動力を伝達する際の回転伝達誤差を低減でき、高画質な画像形成が可能となる。
次に、本実施例の中間伝達部材85を、成形用の金型を用いて溶融樹脂の射出成形で成形する製造方法について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、金型90は、固定式の上型91と可動式の下型92とから構成され、上型91の空隙部と下型92の空隙部とに挟まれた部分にキャビティ95が形成されている。キャビティ95は主に円筒状に形成された空隙であり、このキャビティ95内に溶融樹脂が射出されて冷却固化されることにより円筒状プラスチック成形品である中間伝達部材85が成形される。上型91には、溶融樹脂が供給される流路93と、流路93内を供給された溶融樹脂がキャビティ95内に射出される複数個のピンゲート94とが形成されている。
上型91と下型92とにはそれぞれキャビティ95内に連通される複数個の連通孔97が形成されている。これらの連通孔97は、圧縮気体供給源98に接続されている。連通孔97の内径寸法、より詳しくは、連通孔97におけるキャビティ95に開口する部分の内径寸法は、0.001〜0.5[mm]とされている。図5は、金型90で形成された円筒状プラスチック成形品である中間伝達部材85を示すものである。
そして、この円筒状プラスチック成形品は、金型90のキャビティ95により転写された次の部分からなる。中間伝達部材85に2つの円筒部と、小径円筒部の内周側であるキャビティ95の内周側端部に形成されている歯部形状によって転写された内歯歯車部84とである。そして、大径円筒部の外周側であるキャビティ95の外周側端部に形成されている歯部形状によって転写された外歯歯車部86である。
本実施例では、クラウニング形状の内歯歯車部84と外歯歯車部86を形成するために、図6に示すパーティングライン(型分割面)96a,96bが設定されたの金型90を採用している。ここで、本実施例のクラウニング形状とは、基準円方向の厚みが軸方向に変化する歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング形状である。
なお、上記した図4は外歯歯車部86の歯部を拡大表示した図であり、歯幅中央部の歯厚が最大で歯幅方向両端側の歯厚が最小となるクラウニング形状である。
上記のようなクラウニング形状の歯形を射出成形するには、歯厚最大部で型分割する必要がある。つまり、内歯歯車部84と外歯歯車部86を有する中間伝達部材85を、金型を用いて成形する場合のパーティングライン96a,96bを各歯形部に成形する歯形の歯幅中央に配置する必要がある。このようにパーティングライン96a,96bを設けることで、削り出し等の費用がかさむ加工方法によらず、安価な射出成型等により中間伝達部材85を成形することができ、駆動伝達装置の製作コストの低減に貢献できる。
具体的には、図4の型分割ライン99が上型91と下型92との境界であるパーティングライン96bを示し、外歯歯車部86の歯幅方向に半分の歯形を上型91と下型92のそれぞれで転写成形する。なお、内歯歯車部84の型分割ラインは96aであり、クラウニング形状の歯形を1箇所成形するために複雑な型分割ラインとなっている。このため、円筒状プラスチック成形品の離型性が低い傾向がある場合は、中間伝達部材85の小径円筒部の内部及び内歯歯車部84の半分を成形する転写部についてはスライドコアを採用しても良い。
また、上記したように中間伝達部材85が2段(2つ)の円筒状部を有しているのは、上記した内歯歯車部84をクラウニング形状に成形するためであり、このため中間伝達部材85の小径円筒部の内径は内歯歯車部84の歯底円直径よりも大きくなっている。すなわち、内歯歯車部84に形成した内歯の歯底円直径は、内歯歯車部84の内歯が形成された中間伝達部材85の円筒部の内径よりも十分に小さく形成されている。このように構成することで、金型90を用いて作成する場合の逃げの段差を設けることができ、加工精度の高い中間伝達部材85を得ることもできる。
次に、本実施例の金型90を用いた射出成形時の手順について説明する。
上記した金型90を用いて行われる、円筒状プラスチック成形品の成形時においては、溶融樹脂が流路93内を流れて供給され、この溶融樹脂がピンゲート94からキャビティ95内に射出される。キャビティ95内に射出された溶融樹脂は、各ピンゲート94を中心にして放射状に広がる。このため、キャビティ95内に射出された溶融樹脂がキャビティ95の外周側端部や内周側端部に到達するタイミングにバラツキが生じる。そして、キャビティ95の外周側端部や内周側端部における溶融樹脂の到達タイミングが遅い箇所では、溶融樹脂の充填量が不足ぎみとなる。
キャビティ95内に射出された溶融樹脂は時間の経過とともに冷却固化され、この冷却固化される過程で樹脂圧力が所定の値になったとき、圧縮気体供給源98を駆動させる。このように圧縮気体供給源98を駆動することで、小径円筒部の側面部に対向して形成されている連通孔97からキャビティ95内へ、大径円筒部の端面部に対向して形成されている連通孔97からキャビティ95内に圧縮気体を吹き付ける。この圧縮気体の吹き付けにより、小径円筒部の側面部、及び大径円筒部の端面部の連通孔97に対向して形成されている部分には引け凹部が形成される。このような引け凹部が形成されることにより、形成された引け凹部の容積に相当する量の溶融樹脂がキャビティ95の外周側端部や内周側端部に追加して充填される状態となる。
また、この引け凹部が形成される位置が、隣接する2本のピンゲートの略中央部である。そして、キャビティ95内に射出された溶融樹脂がキャビティ95の外周側端部や内周側端部に到達するタイミングが遅れるとともに溶融樹脂の充填量が不足ぎみになる箇所に対応する位置でもある。したがって、溶融樹脂の充填量が不足ぎみとなる箇所に溶融樹脂が追加して充填される状態となる。これにより、キャビティ95の外周側端部や内周側端部に充填される溶融樹脂の充填量のバラツキを修正して略均一にすることができる。
よって、2つの円筒部の内周側転写部の内歯歯車部84や外歯歯車部86の歯部形状に波形の凹凸が発生することを防止でき、成形精度が高い歯車部(歯形)を有する円筒状プラスチック成形品である中間伝達部材85を得ることができる。
なお、圧縮気体供給源98の駆動タイミングや出力を調節することにより、圧縮気体の付与量と付与タイミングとを適宜調節することができ、それによって、引け凹部の形成領域や深さを調節することができる。このため、引け凹部の容積を調節することができ、キャビティ95の外周側端部や内周側端部へ追加して充填される状態となる溶融樹脂の量を調節することができる。そして、この調節によって2つの円筒部の内周側転写部の内歯歯車部84や外歯歯車部86に波形の凹凸が発生することをより確実に防止でき、歯形の成形精度がより高い円筒状プラスチック成形品である中間伝達部材85を得ることができる。
また、連通孔97の内径寸法が0.001〜0.5[mm]と小さいので、キャビティ95内へ射出された溶融樹脂の連通孔97への入り込みが発生せず、溶融樹脂が連通孔97内に入り込むことが原因となるバリの発生が防止される。
(実施例2)
本実施形態の感光体駆動装置10に設けた駆動伝達装置である感光体駆動伝達装置70の実施例2について、図を用いて説明する。
図7は、本実施例に係る感光体駆動伝達装置70、及び感光体ドラム1の説明図、図8は、本実施例に係る感光体駆動伝達装置70に設けた駆動連結部、及び感光体ドラム1の説明図である。
上記した実施例1の感光体駆動伝達装置と本実施例の感光体駆動伝達装置70とでは、次の構成に係る点が異なる。
駆動ユニットに設けた変速(変速)機構が、実施例1では歯車列を用いたものであったのに対し、本実施例では遊星歯車機構である遊星歯車減速装置30を用いていることに係る点である。また、回転体である感光体ドラム1を伝達軸であるドラム軸50に装着していない状態で中間伝達部材85が保持されるのが、実施例1では感光体ドラム1側であったのに対し、本実施例ではドラム軸50であることに係る点である。
したがって、上記した実施例1と同様な構成、及びその作用・効果については、適宜、省略して説明する。
図7に示すように、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、駆動源である駆動モータ20からの回転駆動力を減速して回転体である感光体ドラム1に伝達する変速機構として、駆動ユニット側に遊星歯車減速装置30を備えている。
従来は、上記のように駆動ユニット側に遊星歯車機構を採用するなどの多数の部品を用いた場合には、連結手段で発生する軸反力によって駆動ユニット側の複数の歯車噛合い状態へ影響し画像品質の劣化が大きくなり易いことがあった。
以下、本実施例の感光体駆動伝達装置70について、上記した実施例1と異なる駆動ユニットと感光体ユニットの構成について説明する。
本実施例の感光体駆動装置10は、図7に示すように駆動モータ20、遊星歯車減速装置30、ジョイント41、ドラム軸50、及び外歯歯車83(スプラインカップリング入力部)等を備えている。遊星歯車減速装置30の出力軸40はドラム軸50とジョイント41により連結固定されている。また、ドラム軸50のリア側には軸受51bが圧入されており、この軸受51bを介して、複写機本体100のリア側本体フレーム62に支持位置決めされ、感光体ドラム1の装着後に固定される取付面板61aの軸受によって支持される構成となっている。
次に、遊星歯車減速装置30の内部構造の詳細について説明する。
本実施例の遊星歯車減速装置30は2K−H型2段構成の遊星歯車機構が用いられている。なお、図7に示した構成では2段としているが、減速比に応じて3段、4段と段数をさらに重ね合わせることも可能である。
遊星歯車減速装置30の第一太陽歯車31は、駆動モータ20のモータ出力軸21を直接歯切りして設けている。この第一太陽歯車31及び内歯固定フランジ22に固定された内歯歯車32に噛み合う1段目の第一遊星歯車33が1段目の第一キャリア34により支持されて第一太陽歯車31の外周を公転するようになっている。
第一遊星歯車33は回転バランスとトルク分担のために同心状に3箇所が配置される。各第一遊星歯車33は、第一キャリア34に設けられた第一キャリアピン35に支持されて自転する。
第一遊星歯車33は、第一太陽歯車31と内歯歯車32との噛合いにより、自転及び公転回転し、第一遊星歯車33を支持する第一キャリア34は、第一太陽歯車31の回転に対し減速回転し、1段目の減速比が獲得される。
次に、この第一キャリア34の回転中心に設けられた第二太陽歯車36が2段目減速機構の入力となる。なお、第一キャリア34に回転支持部はなく、浮動回転を行うようになっている。同様に、2段目の第二太陽歯車36には2段目まで一体で形成された内歯歯車32に噛み合う2段目の第二遊星歯車37が2段目の第二キャリア38により支持されて2段目の第二太陽歯車36の外周を公転するようになっている。
各第二遊星歯車37は、第二キャリア38に設けられた第二キャリアピン39に支持されて自転および公転する。そして、最終段に相当する2段目の第二キャリア38の回転中心には出力軸40が設けられており、中空円筒上のジョイント41を介してドラム軸50と連結されている。ここで、第二キャリア38の出力軸40は内歯歯車32により位置決めされた内歯歯車キャップ42に圧入された軸受51aにより支持される構成となっている。内歯歯車キャップ42は内歯歯車32の内周とインローで位置決めされる構成となっているため、出力軸40は内歯歯車の中心軸と同軸度を最小化できる構成となっている。
ジョイント41は中空円筒形状となっており、ドラム軸50と、遊星歯車減速装置30の出力軸40とは同じ直径となっている。そして、ジョイント41はドラム軸50に圧入され、ジョイント41は中央部にスリット41aを有しており、出力軸40は固定用ネジ(不図示)により押し曲げられたジョイント41との摩擦力により連結固定されている構成となっている。
上記した駆動モータ20のモータ出力軸21は、内歯固定フランジ22により支持されている。内歯歯車32は、内歯固定フランジ22に対してネジ43によって固定されており、内歯固定フランジ22は内歯歯車32の固定・保持、及び駆動モータ20の固定・保持している。
また、内歯固定フランジ22は、駆動フレーム63とねじによって固定される構成となっている。なお、駆動フレーム63はリア側本体フレーム62にカシメられたスタッド64により支持位置決めされている。
内歯歯車32の駆動源側には、内歯歯車32の中心軸に中空円筒形状のボスが設けられている。そして、駆動モータ20はその円筒形状内周とモータ出力軸21側に設けられた軸受がインローによる勘合で位置決めされ、中空円筒形状の外周は内歯固定フランジ22の穴とインローによる勘合で位置決めされる構成となっている。
以上の構成とすることで、内歯歯車32を基準として、モータ出力軸21、内歯固定フランジ22、及び遊星歯車減速装置の出力軸40の中心軸をすべて同軸上に配置し、且つ、部品寸法のばらつきによる同軸度を最小化することが可能な構成となっている。これより、モータ出力軸21からドラム軸50までの中心軸をすべて同軸上に配置でき、且つ、部品寸法のばらつきによる同軸度を最小化することが可能となっている。
加えて、速度検知手段44を内歯歯車32、モータ出力軸21、内歯固定フランジ22、遊星歯車減速装置30の出力軸40の中心軸の同軸上に設けている。
本実施例では、速度検知手段44としてエンコーダと2センサ構成を用いている。この構成は必要制御精度によって任意にセンサの数を変更してもよい。
また、回転体である感光体ドラム1は、その両端に設けられたリア側フランジ部材53aとフロント側フランジ部材53bを介してドラム軸50に位置決めされる構成となっている。そして、リア側フランジ部材53aには、回転体内歯部である内歯の回転体内歯部87が一体に成形されている。この回転体内歯部87が形成されたリア側フランジ部材53aには、その回転中心にドラム軸50が貫通する貫通孔を有した同軸規制部材である同軸規制部材59が一体に設けられており、その貫通孔とドラム軸50がインローで位置決めされる。
このように、同軸規制部材59をリア側フランジ部材53aに一体に設けることで、感光体ドラム1とドラム軸50との同軸度を維持する機能と、感光体ドラム1に回転駆動力を伝達する機能を1つの部材に持たせて部材点数が減らせる。したがって、加工工程や作業工程を減らして、感光体駆動伝達装置70の製作コストの低減に貢献できる。
また、ドラム軸50には感光体ドラム1への駆動伝達を行う軸外歯部材である外歯歯車83が圧入されている。そして、中間伝達部材85の中間内歯部である内歯歯車部84と外歯歯車83、及び中間伝達部材85の中間外歯部である外歯歯車部86とリア側フランジ部材53aの回転体内歯部87の各噛み合い部を介して感光体ドラム1が駆動されることとなる。
以上の構成により、モータ出力軸21、内歯歯車32、第二キャリア38、遊星歯車減速装置30の出力軸40、ドラム軸50、及び感光体ドラム1の中心軸、及び回転中心をすべて同一軸上に配置し、同軸度を最小化できる構成となっている。
ところが、次のような組み付け精度や加工精度の低下による、外歯歯車83に対する中間伝達部材85の内歯歯車部84、及び外歯歯車部86に対する回転体内歯部87の回転中心ずれである軸ずれや軸偏角が発生する場合がある。リア側フランジ部材53aとフロント側フランジ部材53bのドラム筒52への圧入精度、リア側フランジ部材53aに一体の回転体内歯部87の成形精度、外歯歯車83の成形精度とドラム軸50への圧入精度である。
しかし、本実施例の感光体駆動伝達装置70では、2段カップリングを構成する中間伝達部材85の揺動によって、上記のような軸ずれや軸偏角を吸収し高精度な回転伝達が実現できる。
なお、本実施例の感光体駆動伝達装置70は、上記した実施例1に比べて、中間伝達部材85を外す際の部品点数が多くなるが、分解するのが容易なので組立て性(組み付け時の作業性)に優れるという利点がある。
次に、図8を用いて、本実施例の特徴部分であるのドラム軸50、外歯歯車83、中間伝達部材85、上流側抜け留め部材である上流側抜け留め部材71、下流側抜け留め部材である下流側抜け留め部材73、リア側フランジ部材53aについて説明する。
中間伝達部材85は内歯歯車部84側と外歯歯車部86側の2箇所に噛み合い部を持っており、外歯歯車83と内歯歯車部84とが噛み合う噛み合い部は感光体ドラム1の内部に配置されている。そして、もう一方の、回転体内歯部87と外歯歯車部86とが噛み合う噛み合い部は感光体ドラム1の駆動源側に配置されている。これらの構成により、本実施例の感光体駆動伝達装置70でも、実施例1と同様に中間伝達部材85を感光体ドラム1内に設けて、リア側本体フレーム62と回転体内歯部87を有するリア側フランジ部材53aの距離を縮めることができる。
さらに、感光体ドラム1とドラム軸50の同軸度を出すために、ドラム軸50がインローで位置決めされる貫通孔を有した同軸規制部材59が一体に設けられたリア側フランジ部材53aが感光体ドラム1のドラム筒52に固設されている。そして、同軸規制部材59の貫通孔とドラム軸50とを嵌合させているが、内歯歯車部84側の入力噛合い部を感光体ドラム1内にすることでリア側フランジ部材53aに同軸度の精度向上と回転駆動伝達の2つの機能を1つの部材に持たせることができる。また、外歯歯車83が噛み合う回転体内歯部87の歯幅を必要最低限の量まで短くできるので成形加工上、ギヤ精度を出しやすい構造になっている。
また、中間伝達部材85がドラム軸50から脱落することを防止するために、ドラム軸50に対する感光体ドラム1の装着方向における外歯歯車83の上流側と下流側に、上流側抜け留め部材71と下流側抜け留め部材73とを有している。そして、上流側抜け留め部材71は上流側直近のドラム軸50に設けられた上流側止め部材72で上流側への移動が、下流側抜け留め部材73は下流側直近のドラム軸50に設けられた下流側止め部材74下流側への移動が規制されている。このように構成することで、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の中間伝達部材85の脱落を防ぐことができ、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の作業性をさらに高めることができる。
また、実施例1と同様に、中間伝達部材85は、外周直径が異なるを2つの円筒部を有し、外周直径が小さい側の小径円筒部の内周に内歯歯車部84の内歯が形成され、外周直径が大きい側の大径円筒部の外周に外歯歯車部86の外歯が形成されている。
そして、各抜け留め部材は、その機能を達成するために次のように構成されている。上流側抜け留め部材71の外周直径は内歯歯車部84の歯底円直径よりも大きく、下流側抜け留め部材73の外周直径は内歯歯車部84の歯先円直径よりも大きく、小径側筒部の内径より小さくなっている。このように構成することで、上流側抜け留め部材71及び下流側抜け留め部材73を有する構成においても、中間伝達部材85の小径円筒部内に下流側抜け留め部材73を配置でき、感光体ドラム1の回転中心線方向における複写機本体100の長さを短くできる。
また、上流側抜け留め部材71、下流側抜け留め部材73は、供に中間伝達部材85と接する面は凹凸の無い平面状に形成されている。このように中間伝達部材85に接触する各抜け留め部材の接触面を凹凸の無い平面状にすることで、これらが駆動伝達時に中間伝達部材85と接触した場合でも、感光体ドラム1の回転速度変動の発生を抑制できる。
そして、上記のように構成することで、ドラム軸50と中間伝達部材85を一部品として管理できる。したがって、本実施例のように回転体が複写機500の感光体ドラム1の場合、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時に、中間伝達部材85はドラム軸50側に保持される。
このため、ドラム部品である感光体ドラム1を従来のように感光体ドラム1単品で管理できるので、従来と同等の輸送コストでミスアライメント吸収能力を維持しつつサービス性に優れた感光体ユニットを提供できる。
また、ドラム軸50に感光体ドラム1を装着する前に、中間伝達部材85をドラム軸50に組み付けたり、複写機本体100に対して中間伝達部材85とドラム軸50とを一体に着脱することができる。したがって、感光体駆動伝達装置70の組み付け時や感光体ドラム1の交換時の作業性をさらに高めることができる。
また、実施例1と同様に、中間伝達部材85の外歯歯車部86と外歯歯車83に設けた外歯の内、感光体ドラム1をドラム軸50に対して装着する際に噛み合う外歯の、感光体ドラム1のドラム軸50に対する装着方向の上流側にテーパー形状を設けることもできる。
このようにテーパー形状を設けることで、感光体ドラム1に回転駆動力を伝達するドラム軸50に対して感光体ドラム1の着脱を繰り返す場合においても、スムーズな着脱性を得ることができる。
上記した実施形態では、回転体である感光体ドラム1が、感光体ドラム1を貫通する伝達軸であるドラム軸50に対して着脱可能、つまり回転体が複写機本体100等の装置本体に対して着脱可能に設けた構成に本発明を適用した例について説明した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、利用者や事業所等に納入後、回転体を装置本体に対して着脱しない駆動伝達装置にも適用可能である。このような駆動伝達装置に本発明を適用することで、中心線方向の長さを従来よりも短くできる駆動伝達装置を提供できる。また、駆動伝達装置を組立てる際にも、本発明を適用することで、組み付けを行う際の作業性を高めることができる。
また、回転体である感光体ドラム1を貫通するドラム軸50等の伝達軸を備えた構成に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、回転体の一端側である駆動源側の伝達軸と、回転体の他端側を支持する回転軸とを別体で備えた駆動伝達装置にも適用可能である。このような駆動伝達装置に本発明を適用することで、中心線方向の長さを従来よりも短くできる駆動伝達装置を提供できる。また、伝達軸が回転体を貫通しないので、駆動伝達装置を組み付ける際にも、本発明を適用することで、組み付けを行う際の作業性を、さらに向上させることもできる。
但し、回転体の大きさ、長さ、及び剛性や、フランジ部材等の端部固設部材、及び同軸規制部材の剛性によっては、他端側の回転軸及び伝達軸と回転体との同軸度を維持するための構成を別途、設ける必要が生じる場合もある。
また、回転体である感光体ドラム1と伝達軸であるドラム軸50との同軸度を維持する同軸規制部材である同軸規制部材59を感光体ドラム1の内部に備えた構成に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、回転体の少なくとも一端側に、回転体やフランジ部材の内周側又は外周側から接触し、回転体を回転自在に支持する同軸規制部材を備えた駆動伝達装置にも適用可能である。このような駆動伝達装置に本発明を適用しても、中心線方向の長さを従来の同様な構成の駆動伝達装置よりも短くできる駆動伝達装置を提供できる。
但し、同軸規制部材で、回転体やフランジ部材の内周側又は外周側から回転体と回転軸との同軸度を規制するための回転中心線方向に垂直な方向のスペースが大きくなったり、回転軸等の加工精度を高めたりする必要が生じてコスト高を招くおそれがある。
また、駆動源側に遊星歯車機構である遊星歯車減速装置30や歯車列を用いた変速機構を介して回転体である感光体ドラム1に、専用の駆動源である駆動モータ20の回転駆動力を伝達する構成に本発明を適用した例について説明した。しかし、本発明はこのような構成に限定されるものではない。
例えば、ダイレクトドライブ方式の高精度回転が可能なモータ等の駆動源を用いて、変速機構を用いずに、回転体を回転駆動する駆動伝達装置にも適用可能である。
但し、高精度回転が可能なダイレクトドライブ方式のモータは高価、且つ、サイズが大きいため、コスト高や駆動源の大型化を招くおそれがある。
また、他の回転体に回転駆動力を伝達する駆動伝達装置と、歯車列やタイミングベルト等を用いて駆動連結され、専用の駆動源を備えていない駆動伝達装置にも適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
駆動モータ20などの駆動源と感光体ドラム1などの回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材85などの中間伝達部材を備えた感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置において、前記回転体に回転駆動力を伝達するドラム軸50などの伝達軸と、該伝達軸に固定される外歯歯車83などの軸外歯部材とを備え、前記中間伝達部材は、共に歯形の中心が同一直線上となる、内歯が形成された内歯歯車部84などの中間内歯部と、外歯が形成された外歯歯車部86などの中間外歯部とを有し、前記中間内歯部が前記軸外歯部材と、前記中間外歯部が前記回転体に設けられた内歯の回転体内歯部87などの回転体内歯部と噛み合い、前記回転体の回転中心線方向における、リア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部などの前記回転体の外周の駆動源側端部よりも前記回転体内側に、前記中間内歯部と前記中間外歯部の少なくとも片方が設けられることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
中間伝達部材の全部が回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の回転中心線方向における駆動源側に位置する従来の構成と異なり、中間内歯部と中間外歯部の少なくとも片方が、回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の内側に設けられている。このため、中間伝達部材を設けるのに回転体の回転中心線方向における回転体の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて短くすることが可能となる。したがって、回転体の回転中心線方向における複写機本体100などの装置本体の長さを、従来の構成よりも短くできる。
よって、駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備え、回転体の回転中心線方向における装置本体の長さを短くできる駆動伝達装置を提供できる。
(態様B)
(態様A)において、内歯歯車部84などの前記中間内歯部が、外歯歯車部86などの前記中間外歯部よりも、感光体ドラム1などの前記回転体の回転中心線方向における前記回転体内側に設けられることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
確実に、外歯歯車83などの軸外歯部材に噛み合う中間内歯部を、リア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部などの回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の回転中心線方向における回転体内側に設けることができる。
したがって、中間伝達部材85などの中間伝達部材を設けるのに、回転体の回転中心線方向における回転体の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて確実に短くすることが可能となる。
(態様C)
(態様B)において、回転体内歯部87などの前記回転体内歯部の駆動源側端部は、感光体ドラム1などの前記回転体の回転中心線方向でリア側フランジ部材53aの外周の駆動源側端部などの前記回転体の外周の駆動源側端部よりも前記回転体内側、又は前記回転体の外周の駆動源側端部と同じ位置に設けられ、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材は、内歯歯車部84などの前記中間内歯部の内歯の基準円直径よりも、外歯歯車部86などの前記中間外歯部の外歯の基準円直径が大きいことを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
回転体内歯部の駆動源側端部が、回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の内側、又は回転体の外周の駆動源側端部と同じ位置に設けられている。このため、確実に、中間伝達部材の一部を回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の回転中心線方向における回転体内側に設けることができる。そして、中間内歯部が回転体内歯部よりも回転体の回転中心線方向における回転体内側に設けられるので、中間伝達部材の大半を回転体の外周の駆動源側端部よりも回転体の回転中心線方向における回転体内側に設けることができる。
また、中間内歯部の内歯よりも中間外歯部の外歯の基準円直径が大きい。これにより、外歯歯車83などの軸外歯部材と中間内歯部とが噛み合う噛み合い部を、回転体内歯部と中間外歯部とが噛み合う噛み合い部よりも回転体内側に容易に設けることができる。
したがって、中間伝達部材を設けるのに、回転体の回転中心線方向における回転体の外周の駆動源側端部から駆動源側に必要な距離を、従来の構成に比べて大幅、且つ、容易に短くすることが可能となる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)のいずれかにおいて、感光体ドラム1などの前記回転体とドラム軸50などの前記伝達軸との同軸度を規制する同軸規制部材59などの同軸規制部材を前記回転体に設け、前記伝達軸が前記回転体を貫通し、前記回転体は、前記伝達軸に対して着脱可能に設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
回転体の駆動源側の近傍に同軸規制部材を、他端側に同様な機能を果すフロント側フランジ部材53bなどの他端側端部固設部材を設けて、回転体と伝達軸との同軸度を規制することができ、回転体と伝達軸との同軸度を高精度に維持できる。
したがって、中間伝達部材85などの中間伝達部材で、次のような部材の歯形の回転中心のズレや、偏角等(ミスアライメント)を精度良く吸収して、これらに起因した回転伝達誤差を低減することができる。伝達軸に固定された外歯歯車83などの軸外歯部材、及びリア側フランジ部材53aなどの駆動源側端部固設部材に有した回転体内歯部87などの回転体内歯部に形成された歯形の回転中心のズレや、偏角等である。
また、回転体と、回転体の駆動源側の端部に設ける伝達軸、及び他端側に設ける回転軸等との同軸度を別々に規制する構成ほど、回転体に取り付ける各構成部材の剛性や加工精度を高めることなく、回転体と伝達軸との同軸度を高精度に維持できる。
また、回転体を伝達軸に対して着脱可能に設けることで、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の作業性を高めつつ、回転体の回転中心線方向における複写機本体100などの装置本体の長さを短くできる。
(態様E)
(態様D)において、感光体ドラム1などの前記回転体は、その駆動源側端部に固設され、回転体内歯部87などの前記回転体内歯部を有するリア側フランジ部材53aなどの端部固設部材を備えていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、回転体の駆動源側端部に固設される端部固設部材に回転体内歯部を設けることで、回転体の組み付けや回転体の交換時の作業性を高めることができる。
(態様F)
(態様E)において、感光体ドラム1などの前記回転体をドラム軸50などの前記伝達軸に装着していない状態では、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材が前記回転体側に保持されることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1で説明したように、次のような効果を奏することができる。
伝達軸に回転体を装着する前に、リア側フランジ部材53aなどの端部固設部材、同軸規制部材59などの同軸規制部材、及び中間伝達部材を回転体に組み付けることができる。そして、伝達軸に対して回転体、端部固設部材、同軸規制部材、及び中間伝達部材を一体に着脱することもでき、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の作業性をさらに高めることができる。
(態様G)
(態様F)において、リア側フランジ部材53aなどの前記端部固設部材は、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材が感光体ドラム1などの前記回転体のドラム軸50などの前記伝達軸に対する装着方向における下流側に脱落することを防止する下流側抜け留め部89などの下流側抜け留め部を回転体内歯部87などの前記回転体内歯部の下流側に有していることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1で説明したように、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時における中間伝達部材の脱落を防ぐことができ、さらに駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の作業性を高めることができる。
(態様H)
(態様G)において、同軸規制部材59などの前記同軸規制部材は、リア側フランジ部材53aなどの前記端部固設部材とは別部材として、感光体ドラム1などの前記回転体内に設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1で説明したように、次のような効果を奏することができる。
下流側抜け留め部89などの下流側抜け留め部を端部固設部材に有した構成においても、端部固設部材の下流側抜け留め部と同軸規制部材との間に中間伝達部材85などの中間伝達部材を、容易に組み付けることができる。
(態様I)
(態様E)において、感光体ドラム1などの前記回転体をドラム軸50などの前記伝達軸に装着していない状態では、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材が前記伝達軸側に保持されることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例2で説明したように、次のような効果を奏することができる。
伝達軸に回転体を装着する前に、中間伝達部材を伝達軸に組み付けたり、複写機本体100などの装置本体に対して中間伝達部材と伝達軸とを一体に着脱することができる。したがって、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の作業性をさらに高めることができる。
(態様J)
(態様I)において、ドラム軸50などの前記伝達軸に対する感光体ドラム1などの前記回転体の装着方向における外歯歯車83などの前記軸外歯部材の上流側と下流側に、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材が脱落することを防止する上流側抜け留め部材71などの上流側抜け留め部材と、下流側抜け留め部材73などの下流側抜け留め部材を有することを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例2で説明したように、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の中間伝達部材の脱落を防ぐことができ、駆動伝達装置の組み付け時や回転体の交換時の作業性をさらに高めることができる。
(態様K)
(態様J)において、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材は、外周直径が異なるを2つの円筒部を有し、外周直径が小さい側の小径円筒部の内周に内歯歯車部84などの前記中間内歯部の内歯が形成され、外周直径が大きい側の大径円筒部の外周に外歯歯車部86などの前記中間外歯部の外歯が形成されており、上流側抜け留め部材71などの前記上流側抜け留め部材は、その外周直径が前記中間内歯部の内歯の歯先円直径よりも大きく、下流側抜け留め部材73などの前記下流側抜け留め部材は、その外周直径が前記小径円筒部の内径よりも小さく、前記中間内歯部の内歯の歯先円直径よりも大きいことを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例2で説明したように、次のような効果を奏することができる。
上流側抜け留め部材及び下流側抜け留め部材を有する構成においても、中間伝達部材の小径円筒部内に下流側抜け留め部材を配置でき、感光体ドラム1などの回転体の回転中心線方向における複写機本体100などの装置本体の長さを短くできる。
(態様L)
(態様I)乃至(態様K)のいずれかにおいて、リア側フランジ部材53aなどの前記端部固設部材は、同軸規制部材59などの前記同軸規制部材が一体に設けられていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例2で説明したように、感光体ドラム1などの回転体とドラム軸50などの伝達軸との同軸度を維持する機能と、回転体に回転駆動力を伝達する機能を1つの部材に持たせて部材点数が減らせる。したがって、加工工程や作業工程を減らして、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の製作コストの低減に貢献できる。
(態様M)
(態様A)乃至(態様L)のいずれかにおいて、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材は、内歯歯車部84などの前記中間内歯部と外歯歯車部86などの前記中間外歯部の歯形に歯すじ方向に沿ったクラウニング処理が施されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
感光体ドラム1などの回転体に対するリア側フランジ部材53aなどの端部固設部材や、ドラム軸50などの伝達軸に対する外歯歯車83などの軸外歯部材等の取り付け誤差や、これらの部材の加工誤差等に対する許容量を大きくできる。したがって、これらの誤差等を低減するために高コストとなることを避けることができ、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の製作コストの低減に貢献できる。
(態様N)
(態様E)乃至(態様M)のいずれかにおいて、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材の外歯歯車部86などの前記中間外歯部と外歯歯車83などの前記軸外歯部材に設けた外歯の内、感光体ドラム1などの前記回転体をドラム軸50などの前記伝達軸に対して装着する際に噛み合う外歯の、前記回転体の前記伝達軸に対する装着方向の上流側にテーパー形状を設けていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、回転体に回転駆動力を伝達する伝達軸に対して回転体の着脱を繰り返す場合においても、スムーズな着脱性を得ることができる。
(態様O)
(態様A)乃至(態様N)のいずれかにおいて、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材に感光体ドラム1などの前記回転体の回転中心線方向から接触する同軸規制部材59などの部材の接触面は、平面状に形成されていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
中間伝達部材に接触する各抜け留め部材、下流側抜け留め部89などの下流側抜け留め部、及び同軸規制部材の接触面を凹凸の無い平面状にすることで、これらが駆動伝達時に中間伝達部材と接触した場合でも、回転体の回転速度変動の発生を抑制できる。
(態様P)
(態様A)乃至(態様O)のいずれかにおいて、外歯歯車83などの前記軸外歯部材は、焼結で成形されており、ドラム軸50などの前記伝達軸に圧入して嵌め合わされていることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
小さな径の外歯を設けた軸外歯部材でも、十分な回転駆動力の伝達が可能となるとともに、感光体ドラム1などの回転体の繰り返し脱着による中間伝達部材85の衝撃に対しても破損しないだけの強度を持たせることができる。
(態様Q)
(態様M)乃至(態様P)のいずれかにおいて、内歯歯車部84などの前記中間内歯部と外歯歯車部86などの前記中間外歯部を有する中間伝達部材85などの前記中間伝達部材を、金型を用いて成形する場合のパーティングラインが各歯形部に成形する歯形の歯幅中央にあることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、削り出し等の費用がかさむ加工方法によらず、安価な射出成型等により中間伝達部材を成形することができ、感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置の製作コストの低減に貢献できる。
(態様R)
(態様A)乃至(態様Q)のいずれかにおいて、内歯歯車部84などの前記中間内歯部に形成した内歯の歯底円直径は、前記中間内歯部の内歯が形成された中間伝達部材85などの前記中間伝達部材の円筒部の内径よりも十分に小さいことを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、金型を用いて作成する場合の逃げの段差を設けることができ、加工精度の高い中間伝達部材を得ることができる。
(態様S)
(態様A)乃至(態様R)のいずれかにおいて、中間伝達部材85などの前記中間伝達部材は、感光体ドラム1などの前記回転体をドラム軸50などの前記伝達軸に装着した状態で、外歯歯車83などの前記軸外歯部材と内歯歯車部84などの前記中間内歯部とが噛み合う噛み合い部と、回転体内歯部87などの前記回転体内歯部と外歯歯車部86などの前記中間外歯部とが噛み合う噛み合い部とが維持されるのに十分な、前記回転体の回転中心線方向の空隙を有するように設けられることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、次のような効果を奏することができる。
軸外歯部材と中間内歯部とが噛み合う噛み合い部と、回転体内歯部と中間外歯部とが噛み合う噛み合い部での噛み合いを維持しながら、中間伝達部材が揺動できる範囲を広げることがでる。したがって、軸ずれ等の吸収範囲を広げて、回転伝達誤差をより低減した高精度な回転が可能となる。
(態様T)
感光体ドラム1などの回転体に回転駆動力を伝達する1つ以上の駆動伝達装置を備えた複写機500などの画像形成装置において、前記1つ以上の駆動伝達装置の内、少なくともいずれかの駆動伝達装置として、(態様A)乃至(態様S)のいずれかの感光体駆動伝達装置70などの駆動伝達装置を備えたことを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、(態様A)乃至(態様S)のいずれかの駆動伝達装置と同様な効果を奏することができる画像形成装置を提供できる。
(態様U)
(態様T)において、前記回転体が、現像ローラ、現像スクリュ、感光体ドラム1などの感光体ドラム、二次転写ローラ7などの二次転写ローラ、及び架張ローラ12などの中間転写ベルトを駆動する駆動ローラの内の少なくともいずれかであることを特徴とするものである。
これによれば、上記した実施例1(又は2)で説明したように、画像形成プロセスに関わる回転体に回転駆動力を伝達する際の回転伝達誤差を低減でき、高画質な画像形成が可能となる。
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 除電ランプ
4 クリーニング装置
5 中間転写ベルト
6 一次転写ローラ
7 二次転写ローラ
8 定着ローラ対
9 現像装置
9 現像装置
10 感光体駆動装置
11,12,13 架張ローラ
14 テンションローラ
15 転写紙搬送ベルト
16 架張ローラ対(転写紙搬送ベルト)
17 光書込装置
18 定着装置
19 ベルトクリーニング装置
20 駆動モータ
21 モータ出力軸
22 内歯固定フランジ
30 遊星歯車減速装置
31 第一太陽歯車
32 内歯歯車
33 第一遊星歯車
34 第一キャリア
35 第一キャリアピン
36 第二太陽歯車
37 第二遊星歯車
38 第二キャリア
39 第二キャリアピン
40 出力軸(遊星歯車減速装置)
41 ジョイント
41a スリット
42 内歯歯車キャップ
43 ネジ
44 速度検知手段
50 ドラム軸
51a,b,c,d 軸受
52 ドラム筒
53a リア側フランジ部材
53b フロント側フランジ部材
54 感光体ドラムユニットフレーム
56 ドラムユニット位置決め部材
59 同軸規制部材
61 フロント側本体フレーム
61a 取付面板
62 リア側本体フレーム
63 駆動フレーム
64 スタッド
67 出力歯車
68 モータ歯車
70 感光体駆動伝達装置
71 上流側抜け留め部材
72 上流側止め部材
73 下流側抜け留め部材
74 下流側止め部材
80 駆動連結部
83 外歯歯車
84 内歯歯車部
85 中間伝達部材
86 外歯歯車部
87 回転体内歯部
89 下流側抜け留め部
90 金型
91 上型
92 下型
93 流路
94 ピンゲート
95 キャビティ
96a,96b パーティングライン
97 連通孔
98 圧縮気体供給源
99 型分割ライン
100 複写機本体
101 給紙路
102 レジストローラ
103 手差し給紙路
104 給紙ローラ(手差し)
105 手差しトレイ
106 排紙ローラ対
107 排紙トレイ
108 分離ローラ(手差し)
200 給紙テーブル
201 給紙カセット
202 給紙ローラ
203 分離ローラ
204 給紙路
205 搬送ローラ
300 スキャナ
301 コンタクトガラス
302 第一走行体
303 第二走行体
304 結像レンズ
305 読取センサ
400 原稿自動搬送装置
401 原稿台
500 複写機
L 光ビーム
特開2011−197298号公報

Claims (13)

  1. 駆動源と回転体の間の駆動伝達経路中に中間伝達部材を備えた駆動伝達装置において、
    前記回転体に回転駆動力を伝達する伝達軸と、該伝達軸に固定される軸外歯部材とを備え、
    前記中間伝達部材は、共に歯形の中心が同一直線上となる、内歯が形成された中間内歯部と、外歯が形成された中間外歯部とを有し、
    前記中間内歯部が前記軸外歯部材と、前記中間外歯部が前記回転体に設けられた内歯の回転体内歯部と噛み合い、
    前記回転体の回転中心線方向における、前記回転体の外周の駆動源側端部よりも前記回転体内側に、前記中間内歯部と前記中間外歯部の少なくとも片方が設けられることを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 請求項1に記載の駆動伝達装置において、
    前記中間内歯部が、前記中間外歯部よりも、前記回転体の回転中心線方向における前記回転体内側に設けられることを特徴とする駆動伝達装置。
  3. 請求項2に記載の駆動伝達装置において、
    前記回転体内歯部の駆動源側端部は、前記回転体の回転中心線方向で前記回転体の外周の駆動源側端部よりも前記回転体内側、又は前記回転体の外周の駆動源側端部と同じ位置に設けられ、
    前記中間伝達部材は、前記中間内歯部の内歯の基準円直径よりも、前記中間外歯部の外歯の基準円直径が大きいことを特徴とする駆動伝達装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一に記載の駆動伝達装置において、
    前記回転体と前記伝達軸との同軸度を規制する同軸規制部材を前記回転体に設け、
    前記伝達軸が前記回転体を貫通し、
    前記回転体は、前記伝達軸に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする駆動伝達装置。
  5. 請求項4に記載の駆動伝達装置において、
    前記回転体は、その駆動源側端部に固設され、前記回転体内歯部を有する端部固設部材を備えていることを特徴とする駆動伝達装置。
  6. 請求項5に記載の駆動伝達装置において、
    前記回転体を前記伝達軸に装着していない状態では、前記中間伝達部材が前記回転体側に保持されることを特徴とする駆動伝達装置。
  7. 請求項6に記載の駆動伝達装置において、
    前記端部固設部材は、前記中間伝達部材が前記回転体の前記伝達軸に対する装着方向における下流側に脱落することを防止する下流側抜け留め部を前記回転体内歯部の下流側に有していることを特徴とする駆動伝達装置。
  8. 請求項7に記載の駆動伝達装置において、
    前記同軸規制部材は、前記端部固設部材とは別部材として、前記回転体内に設けられていることを特徴とする駆動伝達装置。
  9. 請求項5に記載の駆動伝達装置において、
    前記回転体を前記伝達軸に装着していない状態では、前記中間伝達部材が前記伝達軸側に保持されることを特徴とする駆動伝達装置。
  10. 請求項9に記載の駆動伝達装置において、
    前記伝達軸に対する前記回転体の装着方向における前記軸外歯部材の上流側と下流側に、前記中間伝達部材が脱落することを防止する上流側抜け留め部材と、下流側抜け留め部材を有することを特徴とする駆動伝達装置。
  11. 請求項10に記載の駆動伝達装置において、
    前記中間伝達部材は、外周直径が異なるを2つの円筒部を有し、外周直径が小さい側の小径円筒部の内周に前記中間内歯部の内歯が形成され、外周直径が大きい側の大径円筒部の外周に前記中間外歯部の外歯が形成されており、
    前記上流側抜け留め部材は、その外周直径が前記中間内歯部の内歯の歯先円直径よりも大きく、
    前記下流側抜け留め部材は、その外周直径が前記小径円筒部の内径よりも小さく、中間内歯部の内歯の歯先円直径よりも大きいことを特徴とする駆動伝達装置。
  12. 請求項9乃至11のいずれか一に記載の駆動伝達装置において、
    前記端部固設部材は、前記同軸規制部材が一体に設けられていることを特徴とする駆動伝達装置。
  13. 回転体に回転駆動力を伝達する1つ以上の駆動伝達装置を備えた画像形成装置において、
    前記1つ以上の駆動伝達装置の内、少なくともいずれかの駆動伝達装置として、請求項1乃至12のいずれか一に記載の駆動伝達装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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