JP2015082928A - 推定プログラム、推定装置及び推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】需要家毎の電圧分布を高精度に推定する。
【解決手段】コンピュータが、スマートメータで計測された需要データを取得する処理(S10)と、電力計で計測された積算電力量を取得する処理(S10)と、スマートメータが設置されていない需要家の需要データを、スマートメータが設置されている需要家において計測された需要データと、スマートメータが設置されていない需要家の積算電力量と、を用いて推定する処理(S12〜S16)と、推定された需要データと、計測された需要データと、を用いて、配電網内の需要家毎の電圧分布を推定する処理(S18,S20)と、を実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、推定プログラム、推定装置及び推定方法に関する。
近年、太陽光発電システムを代表とする分散型電源が家庭にも普及してきている。太陽光発電システムは環境に優しいというメリットがある一方、電力会社が供給する電力の品質に悪影響を及ぼすというデメリットもある。特に、配電網内の家庭(需要家)において太陽光発電システムが導入されることで、配電網内の電圧が規定電圧から逸脱するおそれがあることが問題となっている。なお、規定電圧とは、電気事業法により定められた、電力会社が維持する必要のある電圧(100V供給の場合、95V〜107Vの範囲の電圧)を意味する。
電圧を制御する方法としては、例えば、配電変電所の送り出し電圧の変更、電線の太線化、変圧器タップの見直しなどの様々な方法が考えられるが、電圧を制御するためには、どこの電圧をどのように変更するかを判断する必要がある。これに対し、配電網の電圧を知るための方法としては、電線に設置されたセンサを用いる方法があるが、現在のところ、配電網の規模に対してセンサの数は非常に少ない。
一方、配電網内における電圧や配電網内における電流値を求める方法としては潮流計算と呼ばれる手法が知られているが、所定時間(例えば30分)毎に電圧分布を求めたい場合、各需要家における電流の絶対値と位相又は有効電力と無効電力が所定時間毎に得られることが必要である。しかしながら、現在需要家に導入されている電力メータの大部分は1か月に1度のみ積算電力量を計測するものとなっており、所定時間(例えば30分)毎に電力値を計測できるスマートメータの導入は一部の需要家にとどまっている。
なお、引用文献1には、各需要家の負荷電流を実測値、もしくは一般的に示されている標準的なデータから求める技術が開示されている。
特開2005−57821号公報
上述したように需要家における電力の実測値はスマートメータが導入されている需要家のみでしか分からない。また、引用文献1のような一般的に示されている標準的なデータを用いて電力値を求めようとしても、そのような標準的なデータでは時々刻々と変化する需要家の特性(例えば、太陽光発電の導入率の上昇など)を電力値に反映させることができない。このため、上記標準的なデータを用いて求めた電力値を利用して潮流計算を行っても、配電網における電圧や電流に関する値を精度よく推定することができない。
1つの側面では、本発明は、需要家毎の電圧又は電流に関する値を精度よく推定することが可能な推定プログラム、推定装置及び推定方法を提供することを目的とする。
一つの態様では、推定プログラムは、第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定プログラムであって、前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得し、前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得し、前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定し、推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理をコンピュータに実行させる推定プログラムである。
一つの態様では、推定装置は、第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定装置であって、前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する第1取得部と、前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する第2取得部と、前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する第1推定部と、推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する第2推定部と、を備えている。
一つの態様では、推定方法は、第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定方法であって、前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する処理と、前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する処理と、前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する処理と、推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理と、をコンピュータが実行する推定方法である。
需要家毎の電圧又は電流に関する値を精度よく推定することができる。
第1の実施形態に係る配電網システムの構成を概略的に示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 各需要家において得られるデータを示す図である。 図6(a)〜図6(c)は、図4のステップS12の処理を説明するための図である。 図4のステップS14、S16の処理を説明するための図である。 基準化需要カーブをランダムに選択した結果の一例を示す図である。 図4のステップS18の処理を説明するための図である。 図4のステップS20の処理の結果得られる電圧分布の一例を示す図である。 第2の実施形態に関し、各需要家において得られるデータ及び各需要家の契約プランを示す図である。 第2の実施形態に関し、基準化需要カーブをランダムに選択した結果の一例を示す図である。
《第1の実施形態》
以下、配電網システムの第1の実施形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
本第1の実施形態の配電網システム100は、図1に示すように、配電網(配電系統)80と、情報処理装置20と、を備える。配電網80内には、一例として柱上変圧器10と、5軒の需要家D1〜D5が存在しているものとする。また、需要家D1〜D5のうち、需要家D1、D2,D4には、スマートメータ12が設置されており、需要家D3、D5には、電力計(電力メータ)14が設置されているものとする。
スマートメータ12は、第1の時間間隔で(例えば30分ごとに)第1のデータとしての消費電力値(以下、単に「電力値」と呼ぶ)を取得可能であり、取得した電力値を情報処理装置20に対して送信する。例えば、スマートメータ12において、1ヶ月間(30日間)、30分ごとに電力値を取得した場合、48ポイント/1日×30日=1440ポイントのデータを取得することができる。なお、スマートメータ12で取得される電力値からは、第2の時間間隔(例えば1ヶ月)ごとの積算電力量を求めることも可能である。
電力計14は、第1の時間間隔より長い第2の時間間隔(例えば1ヶ月)で第2のデータとしての積算電力量を取得可能な装置である。電力計14で取得された1ヶ月の積算電力量は、情報処理装置20に入力される。なお、本実施形態では、電力計14の計測結果は、通信等により自動的に情報処理装置20に入力されるものとする。ただし、これに限らず、電力計14の計測結果は、人手によって情報処理装置20に入力されてもよい。
情報処理装置20は、図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2に示すように、情報処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、通信部97、表示部93、入力部95、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、情報処理装置20の構成各部は、バス98に接続されている。表示部93は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部95は、キーボードやマウスを含む。また、通信部97は、スマートメータ12や電力計14との通信を行う。情報処理装置20では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(推定プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(推定プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図3に示すように、取得部50、推定部52、及び出力部34としての機能を実現する。なお、図3には、HDD96等に格納されているスマートメータDB42、電力計DB44、配電網構成DB46、電圧分布DB48も図示されている。
取得部50は、スマートメータデータ取得部22と、電力計データ取得部24と、を有する。
スマートメータデータ取得部22は、スマートメータ12から、需要データとして第1の時間間隔(30分)で計測される電力値のデータを取得し、スマートメータDB42に格納する。ここで、スマートメータDB42には、需要家(D1、D2、D4)ごとの、30分ごとの電力値のデータ(時系列データ)が格納されるようになっている。また、スマートメータDB42には、30分ごとの電力値のデータから算出される各需要家1ヶ月の積算電力量も格納されるようになっている。
電力計データ取得部24は、電力計14から、第2の時間間隔(1ヶ月)で積算電力量を取得し、電力計DB44に格納する。なお、電力計DB44には、需要家(D3、D5)の各月の積算電力量が格納される。
推定部52は、第1取得部としての需要データ補正部26と、第2取得部としての複数組需要データ作成部28と、潮流計算部30と、電圧分布導出部32と、を有する。
需要データ補正部26は、需要家D1,D2,D4に設置されたスマートメータ12において得られた電力値のデータ(「需要データ」とも呼ぶ)を基準化する。また、基準化前の需要データと、基準化した需要データ及び積算電力量との関係式を、需要家(D1,D2,D4)それぞれについて算出する。
複数組需要データ作成部28は、全需要家に対し、需要データをB組割り振る。なお、複数組需要データ作成部28の処理の詳細については、後述する。
潮流計算部30は、各需要家に対してB組割り振られた需要データを用いて潮流計算を行い、各需要家の各時刻における電圧値をB通り計算する。なお、潮流計算部30は、上記計算において、配電網内の回路情報等を格納した配電網構成DB46を参照するものとする。
電圧分布導出部32は、潮流計算部30の計算結果に基づいて、各需要家の各時刻における電圧分布(電圧値の確率分布)を算出(推定)し、電圧分布DB48に格納する。なお、電圧分布DB48には、B通りの潮流計算の結果得られた、各需要家の各時刻における電圧分布が格納される。
出力部34は、情報処理装置20のユーザ等の求めに応じて、電圧分布DB48に格納されているデータを、例えば表示部93に表示するなどして出力する。また、出力部34は、不図示の電圧制御装置に対して電圧分布DB48に格納されているデータを出力する。これにより、電圧制御装置は、配電網内の電圧を制御することができ、結果として、配電網内の電圧を規定電圧内に維持することが可能となる。
(情報処理装置20の処理)
次に、情報処理装置20の処理について、図4のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、詳細に説明する。なお、図4の処理の前提として、スマートメータデータ取得部22及び電力計データ取得部24は、1ヶ月間に取得したデータをスマートメータDB42及び電力計DB44に格納しているものとする。
より具体的には、スマートメータDB42には、図5に示すように、需要家D1,D2,D4の需要データとして、1ヶ月(30日)間、スマートメータ12で30分ごとに計測された1440ポイント(=48ポイント/1日×30)の電力値のデータと、スマートメータ12から得られる1ヶ月の積算電力量が格納されている。なお、図5では、1440ポイントの一部のみが示されている。また、電力計DB44には、需要家D3,D5の需要データとして、電力計14から得られる1ヶ月の積算電力量が格納されている。
図4の処理では、まず、ステップS10において、需要データ補正部26が、スマートメータDB42から1ヶ月分のデータを取得するとともに、複数組需要データ作成部28が、電力計DB44から1ヶ月の積算電力量のデータを取得する。
次いで、ステップS12では、需要データ補正部26がスマートメータDB42から取得した需要データを基準化する処理を実行する。
このステップS12では、具体的には、需要データ補正部26は、スマートメータ12が設置されている需要家(D1,D2,D4)の1440ポイントの電力値の平均を0、分散を1に統一することで、需要データを基準化する。
例えば、需要家D1の需要データをP1_1,…,P1_1440とし、基準化後の需要家D1の需要データをP1_1,n,…,P1_1440,nとした場合、需要データ補正部26は、次式(1)を用いて、需要データの基準化を行う。
P1_i,n=(P1_I−P1_mean)/P1_sd …(1)
ただしP1_meanは、P1_1,…,P1_1440の標本平均、P1_sdは、P1_1,…,P1_1440の標本標準偏差である。
ここで標本平均P1_meanは、次式(2)で与えられ、標本標準偏差P1_sdは、次式(3)で与えられる。
Figure 2015082928
なお、図6(a)〜図6(c)には、ステップS12の基準化のイメージが示されている。図6(a)に示される需要データは、標本平均を減じることで、図6(b)に示すように平均を0にすることができ、更に標本標準偏差で除すことにより、図6(c)に示すように分散を1にすることができる。
図4に戻り、次のステップS14では、需要データ補正部26が、需要データと、基準化した需要データと積算電力量の間の関係式を求める処理を実行する。
このステップS14では、需要データ補正部26は、需要データ(需要カーブとも言う)と、基準化後の需要データ(基準化需要カーブとも言う)と、積算電力量とを用い、最小二乗法を利用して、次式(4)のk0、k1について解く。
Figure 2015082928
具体的には、スマートメータ12が設置された需要家Dj(j=1,2,4)についての需要データをPj_1,…,Pj_1440、これを基準化したものをPj_1,n,…,Pj_1440,n、1か月の積算電力量Wjとすると、需要データ補正部26は、次式(5)のk0,k1について解く。
Figure 2015082928
そして、需要データ補正部26は、次式(6)の関係式を作成する。
Figure 2015082928
Figure 2015082928
なお、上述したステップS14の処理は、図7において符号(A),(B),(C)で示されている処理である。
次いで、図4のステップS16では、複数組需要データ作成部28が、時間断面毎、需要家毎に複数組の需要データを割り振る処理を実行する。この場合、複数組需要データ作成部28は、全需要家について、1440ポイントで構成される需要データ(需要カーブ)をB組割り振るが、需要家にスマートメータ12が設置されているか否かに応じて、以下の処理を実行する。
(スマートメータ12が設置されている需要家D1,D2,D4の場合)
この場合、複数組需要データ作成部28は、需要家D1,D2,D4の1組目からB組目までの需要データとして、各需要家に設置されたスマートメータ12で計測された1440ポイントの需要データ(需要カーブ)をそのまま割り振る(コピーする)こととする。なお、ここでの処理は、図7において符号(D)、(E)、(F)で示されている処理である。
(スマートメータが設置されていない需要家D3,D5の場合)
この場合、複数組需要データ作成部28は、需要家D3、D5それぞれに対して、スマートメータ12が設置されている需要家D1,D2,D4の基準化した需要データ(基準化需要カーブ)をランダムにB組選択する。そして、複数組需要データ作成部28は、選択した基準化した需要データ(基準化需要カーブ)をステップS14で求めた関係式(式(6))を用いて補正した後の需要データ(需要カーブ)を、需要家D3、D5の1組目からB組目までの需要データ(需要カーブ)とする。なお、本処理は、需要家D3、D5の電力に関する第1の時間間隔のデータを推定する処理であるといえる。なお、本処理では、需要家D1,D2,D4の基準化した需要データ(基準化需要カーブ)をランダムにB組選択する場合に限らず、所定の規則性に則って需要家D1,D2,D4の基準化した需要データ(基準化需要カーブ)をB組選択することとしてもよい。
例えば、基準化後の需要データ(基準化需要カーブ)をランダムに選択した結果が、図8に示すような結果であったとする。図8に示すように、需要家D3の1組目に対しては、需要家D2の基準化した需要データ(基準化需要カーブ)が選択されている。したがって、複数組需要データ作成部28は、需要家D3の1組目の1440ポイントの需要データ(需要カーブ)P3_iを、需要家D2の基準化した需要データ(基準化需要カーブ)P2_i,nを次式(7)で補正したデータとする。
Figure 2015082928
なお、需要家D3の2組目〜B組目まで、および需要家D5の1組目〜B組目までの需要データ(需要カーブ)についても上記と同様にして需要データ(需要カーブ)を割り振る。
なお、上記処理は、図7において符号(G1)、(G2),(H1)、(H2)で示されている処理である。なお、複数組需要データ作成部28は、上記処理の結果を潮流計算部30に送信する。
次いで、図4のステップS18では、潮流計算部30が、複数組需要データ作成部28から受信した処理結果を用いて、時間断面毎に複数組(B組)の潮流計算を実行する。
この場合、潮流計算部30は、全需要家について、30分毎(1ポイント毎)にB組の電力データ(電力値)を得ているので、1440ポイント×B回潮流計算を行うことで、それぞれの需要家の30分ごとの電圧値を計算することができる。この潮流計算の結果の一例が、図9に示されている。なお、潮流計算部30は、潮流計算の結果を電圧分布導出部32に送信する。
次いで、図4のステップS20では、電圧分布導出部32が、潮流計算部30の計算結果を用いて、時間断面毎に、電圧の分布(確率分布)を求める。
ここで、潮流計算部30の計算結果には、これまでの処理により得られた、全需要家の30分毎(1ポイント毎)の電圧データがB組得られている。したがって、ある地点の電圧の1ポイント目(最初の時刻)の電圧(1〜B組)がV1,…,VBで与えられるとすると、電圧の分布(確率分布)は、V1,…,VBの標本平均であるVmeanと、V1,…,VBの標本標準偏差であるVsdの正規分布で推定する。なお、Vmean及びVsdは、次式(8)、(9)で与えられる。
Figure 2015082928
例えば、需要家D1のある時刻(○月×日の時刻T)における電圧の分布であれば、図9に破線枠で示す需要家D1の1組目からB組目までのその時刻(○月×日の時刻T)の電圧値を抽出し、図10に示すように、横軸を電圧、縦軸を頻度として表すことができる。
以上のように、図4の処理が終了した後は、出力部34は、例えば、不図示の電圧制御装置に対して電圧分布DB48に格納されているデータを出力する。この場合、電圧制御装置は、入力されたデータを用いて、配電網内の電圧を制御することで、配電網内の電圧を規定電圧内に維持することが可能となる。あるいは、出力部34は、ユーザからの求めに応じて、電圧分布DB48に格納されているデータを表示部93に表示等する。
なお、これまでの説明から分かるように、需要データ補正部26と複数組需要データ作成部28とにより、スマートメータが設置されていない需要家の需要データを、推定する第1推定部としての機能が実現されている。また、潮流計算部30と電圧分布導出部32とにより、配電網80内の需要家毎の電圧分布を推定する第2推定部としての機能が実現されている。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、スマートメータ12で計測された需要データを需要データ補正部26が取得し、電力計14で計測された積算電力量のデータを複数組需要データ作成部28が取得する。そして、需要データ補正部26と複数組需要データ作成部28は、スマートメータ12が設置されていない需要家(D3,D5)の需要データ(すなわち、需要家(D3,D5)における電力値の第1の時間間隔のデータ)を、需要家(D1、D2,D4)に設置されているスマートメータ12で計測された需要データと、需要家(D3,D5)に設置された電力計14で計測された積算電力量のデータとを用いて推定する(S12〜S16)。そして、潮流計算部30及び電圧分布導出部32は、推定された需要家(D3,D5)の需要データと、計測された需要家(D1、D2,D4)の需要データと、を用いて、需要家毎の電圧分布を算出(推定)する。このように、本実施形態では、スマートメータ12が設置されていない需要家(D3,D5)の需要データを、自己の積算電力量と配電網80内の他の需要家(D1,D2,D4)の需要データから推定するので、配電網80内の需要家の特性(例えば、太陽光発電の導入率の上昇など)を反映した、各需要家の需要データの高精度な推定を行うことができる。また、高精度に推定された各需要家の需要データを用いることで、需要家毎の電圧分布を高精度に推定することができる。
また、本第1の実施形態では、ステップS16において、複数組需要データ作成部28が、需要家(D1、D2,D4)の基準化需要データをランダムにB組選択し、選択された基準化需要データを用いて需要家(D3,D5)の需要データをB組算出する。そして、潮流計算部30は、B組の需要データを用いて、潮流計算を行い、電圧分布導出部32は、潮流計算の結果を用いて各需要家(D1〜D5)における電圧分布を算出(推定)する。このため、本実施形態では、需要家(D1、D2,D4)の基準化需要データを用いて推定された需要家(D3,D5)のB組の需要データを用いることで、各需要家の電圧分布を精度よく推定することができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態にかかる配電網システムについて、図11、図12に基づいて詳細に説明する。
本第2の実施形態では、図11に示すように、一例として、配電網内に10軒の需要家が存在しているものとする。また、これらの需要家のうち、6軒の需要家D1、D2,D4,D6,D7,D9には、スマートメータ12が設置されており、残りの4件の需要家D3、D5,D8,D10には、電力計14が設置されているものとする。更に、全需要家について、契約プランが分かっているものとする。契約プラン1は、通常の電気料金プランであるものとし、需要家D1,D3,D4,D5,D7,D9,D10が契約しているものとする。また、契約プラン2は、昼間の電気料金が高く、夜間の電気料金が安いプランであるものとし、需要家D2,D6,D8が契約しているものとする。
なお、本第2の実施形態の装置構成は、上記需要家の構成以外、上記第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明については省略するものとする。
(情報処理装置20の処理について)
本第2の実施形態においても、情報処理装置20は、基本的には、図4の処理を実行するが、ステップS14とステップS16の処理が上記第1の実施形態と異なっている。したがって、以下においては、ステップS14、S16の処理について詳細に説明する。
(ステップS14について)
ステップS14では、需要データ補正部26が、需要データと、基準化した需要データと積算電力量の間の関係式を求める処理を実行する。
この場合、需要データ補正部26は、契約プラン1,2ごとに最小二乗法を利用して、次式(10)のk0_plan#m、k1_plan#m(m=1,2)について解く。
arg min Σ‖契約プランmの需要カーブ
−積算電力量(k0_plan#m+k1_plan#m×契約プランmの基準化需要カーブ)‖
…(10)
そして、需要データ補正部26は、次式(11)の関係式(m=1,2)を作成する。
Figure 2015082928
具体的には、契約プラン1でスマートメータ12が設置されている需要家Dj(j=1,4,7,9)についての需要データをPj_1,…,Pj_1440とし、これを基準化したものをPj_1,n,…,Pj_1440,n、1か月の積算電力量Wjとすると、需要データ補正部26は、次式(12)のk0_plan#1,k1_plan#1について解く。
Figure 2015082928
同様に、契約プラン2でスマートメータ12が設置されている需要家Dj(j=2,6)についての需要データをPj_1,…,Pj_1440とし、これを基準化したものをPj_1,n,…Pj_1440,n、1か月の積算電力量Wjとすると、需要データ補正部26は、次式(13)のk0_plan#2,k1_plan#2について解く。
Figure 2015082928
以上より、契約プラン1については、
Figure 2015082928
という関係式が作成され、契約プラン2については、
Figure 2015082928
という関係式が作成される。
(ステップS16について)
ステップS16では、複数組需要データ作成部28が、時間断面毎、需要家毎に複数組の需要データを割り振る。
この場合、複数組需要データ作成部28は、全需要家について、1440ポイントで構成される需要データをB組割り振るが、需要家にスマートメータ12が設置されているか否かに応じて、以下の処理を実行する。
(スマートメータ12が設置されている需要家D1,D2,D4,D6,D7,D9の場合)
この場合、複数組需要データ作成部28は、需要家D1,D2,D4,D6,D7,D9の1組目からB組目までの需要データとして、各需要家に設置されたスマートメータ12で計測された1440ポイントの需要データ(需要カーブ)をそのまま割り振る(コピーする)。
(スマートメータ12が設置されていない需要家D3,D5,D8,D10の場合)
この場合、複数組需要データ作成部28は、需要家D3,D5,D8,D10それぞれに対して、同じ契約プランでスマートメータ12が設置されている需要家からランダムにB組選択する。そして、複数組需要データ作成部28は、選択した基準化した需要データ(基準化需要カーブ)を選択し、その後、関係式による補正を行う。
例えば、ランダムに選択した結果が、図12に示すとおりであったとする。この場合、契約プラン1である需要家D3の1組目は需要家D7が割り当てられている。したがって、需要家D3の1組目の1440ポイントのデータ(需要カーブ)は、需要家D7の基準化需要データ(需要カーブ)から、次式(16)のように求める。
Figure 2015082928
また、図12によれば、契約プラン2である需要家D8の1組目は需要家D2が割り当てられている。したがって、需要家D8の1組目の1440ポイントのデータ(需要カーブ)は、需要家D2の基準化需要データ(需要カーブ)から、次式(17)のように求める。
Figure 2015082928
なお、図4のその他の処理については、上記第1の実施形態と同様である。
以上、説明したように、本第2の実施形態によると、ステップS14において、需要データ補正部26は、契約プランごとに関係式(式(14)、(15))を求める。そして、ステップS16において、複数組需要データ作成部28は、スマートメータ12が設置されていない需要家の需要データをB組求める場合に、当該需要家と契約プランが共通するスマートメータ12が設置されている需要家の需要データをランダムにB組割り当て、契約プランごとに求めた関係式を用いて補正する。このように、スマートメータ12が設置されていない需要家の需要データを求める際に、性質が共通する需要家の需要データを用いることで、より精度よくスマートメータ12が設置されていない需要家の需要データを求めることができる。また、このようにして求められた需要データを用いて各需要家の電圧分布を求めることで、より精度よく各需要家の電圧分布を求めることができる。
なお、上記第2の実施形態では、契約プランによって需要家をグループ分けする場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、需要家ごとの積算電力量の大きさや、需要家に太陽光発電装置が設置されているか否か、需要家がマンションか一軒家か、などに基づいてグループ分けしても良い。
なお、上記第1、第2の実施形態では、最終的に、各時刻における各需要家の電圧分布を求める場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、各時刻、各需要家における電流に関する値を求めることとしてもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態では、スマートメータデータ取得部22が、スマートメータ12から、需要家の消費電力の値を取得する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、スマートメータデータ取得部22が、スマートメータ12から、電流や、電力量の値を取得することとしてもよい。また、上記第1、第2の実施形態では、電力計データ取得部24が、電力計14から、需要家の消費電力量の値(積算電力量)を取得する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、電力計データ取得部24が、電力計14から、電流や、電力の値を取得することとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の第1、第2の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定プログラムであって、
前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得し、
前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得し、
前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定し、
推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする推定プログラム。
(付記2) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータを基準化し、基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて、前記第1の時間間隔のデータを推定することを特徴とする付記1に記載の推定プログラム。
(付記3) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択し、選択した前記基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて前記第1の時間間隔のデータを推定する処理を複数回実行し、
前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理では、推定された前記第2の需要家の複数の前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧値又は電流値の確率分布を推定する、ことを特徴とする付記2に記載の推定プログラム。
(付記4) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択する際、前記第2の需要家と共通の性質を有する第1の需要家に対応する前記基準化後の第1のデータの中から複数選択することを特徴とする付記3に記載の推定プログラム。
(付記5) 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定装置であって、
前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する第1取得部と、
前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する第2取得部と、
前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する第1推定部と、
推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する第2推定部と、を備える推定装置。
(付記6) 前記第1推定部は、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータを基準化し、基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて、前記第1の時間間隔のデータを推定することを特徴とする付記5に記載の推定装置。
(付記7) 前記第1推定部は、前記基準化後の第1のデータを複数選択し、選択した前記基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて前記第1の時間間隔のデータを推定する処理を複数回実行し、
前記第2推定部は、前記第1推定部で得られた前記第2の需要家の複数の前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧値又は電流値の確率分布を推定する、ことを特徴とする付記6に記載の推定装置。
(付記8) 前記第1推定部は、前記基準化後の第1のデータを複数選択する際、前記第2の需要家と共通の性質を有する第1の需要家に対応する前記基準化後の第1のデータの中から複数選択することを特徴とする付記7に記載の推定装置。
(付記9) 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定方法であって、
前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する処理と、
前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する処理と、
前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する処理と、
推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする推定方法。
(付記10) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータを基準化し、基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて、前記第1の時間間隔のデータを推定することを特徴とする付記9に記載の推定方法。
(付記11) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択し、選択した前記基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて前記第1の時間間隔のデータを推定する処理を複数回実行し、
前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理では、推定された前記第2の需要家の複数の前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧値又は電流値の確率分布を推定する、ことを特徴とする付記10に記載の推定方法。
(付記12) 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択する際、前記第2の需要家と共通の性質を有する第1の需要家に対応する前記基準化後の第1のデータの中から複数選択することを特徴とする付記11に記載の推定方法。
12 スマートメータ(第1の計測装置)
14 電力計(第2の計測装置)
20 情報処理装置(推定装置)
26 需要データ補正部(第1取得部、第1推定部)
28 複数組需要データ作成部(第2取得部、第1推定部)
30 潮流計算部(第2推定部)
32 電圧分布導出部(第2推定部)
80 配電網(配電系統)
D1,D2,D4 需要家(第1の需要家)
D3,D5 需要家(第2の需要家)

Claims (6)

  1. 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定プログラムであって、
    前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得し、
    前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得し、
    前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定し、
    推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする推定プログラム。
  2. 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータを基準化し、基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて、前記第1の時間間隔のデータを推定することを特徴とする請求項1に記載の推定プログラム。
  3. 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択し、選択した前記基準化後の第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて前記第1の時間間隔のデータを推定する処理を複数回実行し、
    前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理では、推定された前記第2の需要家の複数の前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧値又は電流値の確率分布を推定する、ことを特徴とする請求項2に記載の推定プログラム。
  4. 前記第1の時間間隔のデータを推定する処理では、前記基準化後の第1のデータを複数選択する際、前記第2の需要家と共通の性質を有する第1の需要家に対応する前記基準化後の第1のデータの中から複数選択することを特徴とする請求項3に記載の推定プログラム。
  5. 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定装置であって、
    前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する第1取得部と、
    前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する第2取得部と、
    前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する第1推定部と、
    推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する第2推定部と、を備える推定装置。
  6. 第1の時間間隔で電力に関する第1のデータを計測可能な第1の計測装置が設置された第1の需要家と、前記第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で電力に関するデータを計測可能な第2の計測装置が設置された第2の需要家と、が混在した配電系統において、需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する推定方法であって、
    前記第1の計測装置で計測された第1のデータを取得する処理と、
    前記第2の計測装置で計測された第2のデータを取得する処理と、
    前記第2の需要家の電力に関する前記第1の時間間隔のデータを、前記第1の需要家に設置された第1の計測装置で計測された第1のデータと、前記第2の需要家に設置された第2の計測装置で計測された第2のデータと、を用いて推定する処理と、
    推定された前記第1の時間間隔のデータと、計測された前記第1の需要家の第1のデータと、を用いて、前記配電系統内の需要家毎の電圧又は電流に関する値を推定する処理と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする推定方法。
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