JP2015082364A - ワイヤーハーネス及び被覆電線 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子金具の向きを確実に識別できるようにする。
【解決手段】ワイヤーハーネスWは、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第1被覆電線20Aと、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第2被覆電線20Bとを束ねて構成されている。第1被覆電線20Aを構成する絶縁被覆22の外周には、目視による第2被覆電線20Bとの識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部30が設けられている。識別部30は、絶縁被覆22とは別に光硬化性樹脂によって形成されたものなので、識別部30の長さ方向における形成領域は、被覆電線22の全長よりも短い長さに抑えることができる。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤーハーネスWは、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第1被覆電線20Aと、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第2被覆電線20Bとを束ねて構成されている。第1被覆電線20Aを構成する絶縁被覆22の外周には、目視による第2被覆電線20Bとの識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部30が設けられている。識別部30は、絶縁被覆22とは別に光硬化性樹脂によって形成されたものなので、識別部30の長さ方向における形成領域は、被覆電線22の全長よりも短い長さに抑えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワイヤーハーネス及び被覆電線に関するものである。
複数本の被覆電線を束ねたワイヤーハーネスにおいては、回路別に被覆電線を識別することが必要となる。特許文献1には、複数本の被覆電線を識別する手段として、絶縁被覆の外周に断面形状が異なる識別部を一体形成する技術が開示されている。この技術によれば、被覆電線の外周の識別部の形状を目視することによって、被覆電線を識別することができる。
しかし、被覆電線は、押し出し成形によって導体と絶縁被覆を一体化させるようになっているため、絶縁被覆に一体に形成されている識別部は、被覆電線の全長に亘って形成されることになる。識別部を目視確認する場合には、識別部を大きくすることが好ましいのであるが、そうすると、被覆電線が全長に亘って大径化し、ひいてはワイヤーハーネスも全長に亘って大径化することになる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、被覆電線を全長に亘って大径化させることなく、被覆電線を目視により容易に識別できるようにすることを目的とする。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、被覆電線を全長に亘って大径化させることなく、被覆電線を目視により容易に識別できるようにすることを目的とする。
第1の発明のワイヤーハーネスは、
導体を絶縁被覆で包囲した形態の複数本の被覆電線を束ねて構成されたワイヤーハーネスであって、
少なくとも1本の前記被覆電線を構成する前記絶縁被覆の外周に設けられ、目視による他の前記被覆電線との識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部とを備えているところに特徴を有する。
導体を絶縁被覆で包囲した形態の複数本の被覆電線を束ねて構成されたワイヤーハーネスであって、
少なくとも1本の前記被覆電線を構成する前記絶縁被覆の外周に設けられ、目視による他の前記被覆電線との識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部とを備えているところに特徴を有する。
第2の発明の被覆電線は、
導体を絶縁被覆で包囲した形態であって、複数本を束ねることでワイヤーハーネスを構成する被覆電線であって、
前記絶縁被覆の外周に設けられた光硬化性樹脂製の識別部を備えているところに特徴を有する。
導体を絶縁被覆で包囲した形態であって、複数本を束ねることでワイヤーハーネスを構成する被覆電線であって、
前記絶縁被覆の外周に設けられた光硬化性樹脂製の識別部を備えているところに特徴を有する。
作業者は、識別部を目視することにより、その識別部が形成されている被覆電線と、他の被覆電線とを識別することができる。識別部は、絶縁被覆とは別に光硬化性樹脂によって形成されたものなので、識別部の長さ方向における形成領域は、被覆電線の全長よりも短い長さに抑えることができる。したがって、本発明によれば、被覆電線を全長に亘って大径化させることなく、被覆電線を目視により容易に識別することができる。
(1)第1の発明のワイヤーハーネス及び第2の発明の被覆電線は、前記識別部の断面形状が非円形であってもよい。この構成によれば、識別部の断面形状が円形である場合に比べて識別し易い。
(2)本発明のワイヤーハーネス及び第2の発明の被覆電線は、前記識別部が、前記絶縁被覆とは異なる色に着色されていてもよい。この構成によれば、目視による識別を行い易い。
(3)本発明のワイヤーハーネス及び第2の発明の被覆電線は、前記識別部が、被覆電線を全周に亘って包囲する形態であってもよい。この構成によれば、周方向における識別部の形成領域が広いので、識別がし易い。
(4)第1の発明のワイヤーハーネス及び第2の発明の被覆電線は、前記識別部が、紫外線硬化性樹脂からなっていてもよい。この構成によれば、可視光線に比べて光エネルギーの密度が高い紫外線により、光硬化性樹脂を短時間で効果的に硬化させることができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。本実施例1のワイヤーハーネスWは、図1に示すように、少なくとも第1第1導電路10Aと第2導電路10Bとを束ねて構成されている。第1導電路10Aは、端子金具11と、端子金具11の後端部に接続された第1被覆電線20A(請求項に記載の被覆電線)と、第1被覆電線20Aの外周に形成した識別部30とを備えて構成されている。第2導電路10Bは、第1導電路10Aと同じ端子金具11と、端子金具11の後端部に接続された第2被覆電線20B(請求項に記載の被覆電線)とを備えて構成されており、第2被覆電線20Bの外周には識別部30が形成されていない。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図6を参照して説明する。本実施例1のワイヤーハーネスWは、図1に示すように、少なくとも第1第1導電路10Aと第2導電路10Bとを束ねて構成されている。第1導電路10Aは、端子金具11と、端子金具11の後端部に接続された第1被覆電線20A(請求項に記載の被覆電線)と、第1被覆電線20Aの外周に形成した識別部30とを備えて構成されている。第2導電路10Bは、第1導電路10Aと同じ端子金具11と、端子金具11の後端部に接続された第2被覆電線20B(請求項に記載の被覆電線)とを備えて構成されており、第2被覆電線20Bの外周には識別部30が形成されていない。
<端子金具11>
端子金具11は、銅製の板材に曲げ加工等を施すことにより、全体として前後方向に細長く延びた形状に成形されている。図1〜3に示すように、端子金具11の前端側には、角筒部12が形成されている。角筒部12を正面から視た形状、つまり後述する端子収容室36への挿入方向と平行に視た形状は、概ね縦長の方形である。詳しくは、角筒部12の上壁面13には、抜止め突起14が形成されている。また、角筒部12には、角筒部12を構成する一方の側板部を上方へ延出させた形態のスタビライザ15が、突出形成されている。したがって、角筒部12の正面形状は、非点対称な形状である。端子金具11の後端側にはオープンバレル状の圧着部16が形成されている。圧着部16は、前側に配されたワイヤバレル部17と、後側に配されたインシュレーションバレル部18とから構成されている。
端子金具11は、銅製の板材に曲げ加工等を施すことにより、全体として前後方向に細長く延びた形状に成形されている。図1〜3に示すように、端子金具11の前端側には、角筒部12が形成されている。角筒部12を正面から視た形状、つまり後述する端子収容室36への挿入方向と平行に視た形状は、概ね縦長の方形である。詳しくは、角筒部12の上壁面13には、抜止め突起14が形成されている。また、角筒部12には、角筒部12を構成する一方の側板部を上方へ延出させた形態のスタビライザ15が、突出形成されている。したがって、角筒部12の正面形状は、非点対称な形状である。端子金具11の後端側にはオープンバレル状の圧着部16が形成されている。圧着部16は、前側に配されたワイヤバレル部17と、後側に配されたインシュレーションバレル部18とから構成されている。
<第1被覆電線20A>
第1被覆電線20Aは、導体21の外周を絶縁被覆22で全周に亘って包囲した周知形態のものである。導体21は、アルミニウム製又は銅製の複数本の素線(図示省略)を撚り合わせた周知形態の撚り線からなり、可撓性を有する。絶縁被覆22は可撓性を有する合成樹脂材料からなる。導体21を第1被覆電線20Aの軸線と直角に切断したときの断面形状は、概ね円形である。絶縁被覆22を第1被覆電線20Aの軸線と直角に切断したときの断面形状は、導体21と同心の円筒形である。第1被覆電線20Aの前端部においては、絶縁被覆22が皮剥きされて導体21が露出した状態となっている。
第1被覆電線20Aは、導体21の外周を絶縁被覆22で全周に亘って包囲した周知形態のものである。導体21は、アルミニウム製又は銅製の複数本の素線(図示省略)を撚り合わせた周知形態の撚り線からなり、可撓性を有する。絶縁被覆22は可撓性を有する合成樹脂材料からなる。導体21を第1被覆電線20Aの軸線と直角に切断したときの断面形状は、概ね円形である。絶縁被覆22を第1被覆電線20Aの軸線と直角に切断したときの断面形状は、導体21と同心の円筒形である。第1被覆電線20Aの前端部においては、絶縁被覆22が皮剥きされて導体21が露出した状態となっている。
第1被覆電線20Aの前端部は、圧着部16において圧着されることにより、端子金具11の後端部に接続されている。即ち、露出した導体21は、ワイヤバレル部17にカシメ付けられることで導通可能に固着されている。また、第1被覆電線20Aのうち絶縁被覆22で包囲された領域の前端部は、インシュレーションバレル部18にカシメ付けられることで固着されている。第1被覆電線20Aの前端部を端子金具11の後端部の圧着部16に圧着することにより、第1被覆電線20Aと端子金具11が接続されて第1導電路10Aが構成されている。第1被覆電線20Aと端子金具11の圧着は、アプリケータ(自動機)を用いて行われる。
<第2被覆電線20B>
第2被覆電線20Bは、第1被覆電線20Aと同一の導体21の外周を、第1被覆電線20と同一の絶縁被覆22で全周に亘って包囲したものである。つまり、第1被覆電線20Aの導体21と第2被覆電線20Bの導体21は、外径が同一寸法であり、色も同一である。また、第1被覆電線20Aの絶縁被覆22と第2被覆電線20Bの絶縁被覆22は、外径が同一寸法であり、色も同一の色である。したがって、外見では、第1被覆電線20Aと第2被覆電線20Bは、目視によって見分けることができない。また、第2被覆電線20Aの前端部においても、第1被覆電線20Aと同様、絶縁被覆22が皮剥きされて導体21が露出した状態となっている。そして、この第2被覆電線20Bの前端部も、第1被覆電線20Aと同様、圧着により、端子金具11の後端部に接続されている。
第2被覆電線20Bは、第1被覆電線20Aと同一の導体21の外周を、第1被覆電線20と同一の絶縁被覆22で全周に亘って包囲したものである。つまり、第1被覆電線20Aの導体21と第2被覆電線20Bの導体21は、外径が同一寸法であり、色も同一である。また、第1被覆電線20Aの絶縁被覆22と第2被覆電線20Bの絶縁被覆22は、外径が同一寸法であり、色も同一の色である。したがって、外見では、第1被覆電線20Aと第2被覆電線20Bは、目視によって見分けることができない。また、第2被覆電線20Aの前端部においても、第1被覆電線20Aと同様、絶縁被覆22が皮剥きされて導体21が露出した状態となっている。そして、この第2被覆電線20Bの前端部も、第1被覆電線20Aと同様、圧着により、端子金具11の後端部に接続されている。
<ハウジング35>
ハウジング35内には、前後方向に細長い複数室の端子収容室36が形成されている。端子収容室36内には、ハウジング35の後方から第1導電路10Aの端子金具11が挿入されるようになっているとともに、別の端子収容室36内には、第2導電路10Bの端子金具11が挿入されるようになっている。端子収容室36に挿入された端子金具11は、端子収容室36の内壁に沿って形成されたランス(図示省略)に抜止め突起14を係止させることにより、抜止め状態に保持される。
ハウジング35内には、前後方向に細長い複数室の端子収容室36が形成されている。端子収容室36内には、ハウジング35の後方から第1導電路10Aの端子金具11が挿入されるようになっているとともに、別の端子収容室36内には、第2導電路10Bの端子金具11が挿入されるようになっている。端子収容室36に挿入された端子金具11は、端子収容室36の内壁に沿って形成されたランス(図示省略)に抜止め突起14を係止させることにより、抜止め状態に保持される。
端子収容室36の上内壁部には、溝部37が形成されている。端子収容室36に対し、端子金具11が上下方向及び左右方向において適正な向きで挿入されたときには、スタビライザ15が溝部37に嵌合し、端子金具11が支障なく端子収容室36内を進むことができる。しかし、端子収容室36に対する端子金具11の向きが、上下反転した不正な向き、又は左右に90°傾いた不正な向きである場合には、角筒部12の前端部が端子収容室36の後端の開口縁と干渉し、端子金具11の挿入動作が規制されるようになっている。
<識別部30>
第1導電路10A(第1被覆電線20A)と第2導電路10B(第2被覆電線20B)とを目視によって識別するための手段として、第1導電路10Aを構成する第1被覆電線20Aのみに、識別部30が形成されている。識別部30は、第1被覆電線20Aの絶縁被覆22を全周に亘って包囲する形態である。識別部30の色は、絶縁被覆22とは異なる色とされている。また、識別部30は、第1被覆電線20Aに対し軸線方向への相対変位を規制され、且つ周方向における相対変位を規制された状態に密着している。尚、端子金具11を端子収容室36に挿入する際には、作業者は、端子金具11には直に触れずに、識別部30を摘むことによって第1導電路10Aに前向きの挿入力を付与することができる。
第1導電路10A(第1被覆電線20A)と第2導電路10B(第2被覆電線20B)とを目視によって識別するための手段として、第1導電路10Aを構成する第1被覆電線20Aのみに、識別部30が形成されている。識別部30は、第1被覆電線20Aの絶縁被覆22を全周に亘って包囲する形態である。識別部30の色は、絶縁被覆22とは異なる色とされている。また、識別部30は、第1被覆電線20Aに対し軸線方向への相対変位を規制され、且つ周方向における相対変位を規制された状態に密着している。尚、端子金具11を端子収容室36に挿入する際には、作業者は、端子金具11には直に触れずに、識別部30を摘むことによって第1導電路10Aに前向きの挿入力を付与することができる。
図6に示すように、第1被覆電線20Aの軸線と直交する切断面において、識別部30の外周の形状は、上下方向の対称軸31に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、概ね、正三角形である。識別部30の外周面は、角筒部12の下壁面19と略平行な底面31と、この底面31に対し60°の角度で傾いた左右対称な一対の側斜面32と、底面31と側斜面32とを滑らかに繋ぐ3つの弧状連続面33とから構成されている。底面31は、絶縁被覆22(第1被覆電線20A)の外周面に対し径方向外方に位置するが、左右両側斜面32は、絶縁被覆22(第1被覆電線20A)の外周面に概ね外接するように位置している。
<光硬化性樹脂>
識別部30は、光硬化性樹脂からなる。光硬化性樹脂は、モノマーとオリゴマーと光重合開始剤(光開始剤)と各種添加剤から構成されている。光硬化性樹脂は、液体の状態で光が照射されると、光エネルギーにより硬化する。添加剤としては、硬化後に、絶縁被覆22よりも高い剛性が得られるような材料が選定されている。また、光硬化性樹脂としては、大きく分けて紫外線硬化性樹脂と可視光線硬化性樹脂があるが、本実施例1では識別部30の材料として紫外線硬化性樹脂が用いられている。
識別部30は、光硬化性樹脂からなる。光硬化性樹脂は、モノマーとオリゴマーと光重合開始剤(光開始剤)と各種添加剤から構成されている。光硬化性樹脂は、液体の状態で光が照射されると、光エネルギーにより硬化する。添加剤としては、硬化後に、絶縁被覆22よりも高い剛性が得られるような材料が選定されている。また、光硬化性樹脂としては、大きく分けて紫外線硬化性樹脂と可視光線硬化性樹脂があるが、本実施例1では識別部30の材料として紫外線硬化性樹脂が用いられている。
識別部30の材料として紫外線硬化性樹脂を用いる理由は、次の通りである。第1被覆電線20Aと端子金具11の圧着工程はアプリケータにより自動化されているが、このアプリケータに光硬化用の設備を付設した自動機(図示省略)を用いることにより、圧着工程と連続して識別部30を形成するための光硬化工程の自動化を図ることが可能である。圧着工程は短時間で行われるため、両工程を連続的に自動処理するためには、光硬化工程に要する時間も短縮化することが望ましい。光硬化性樹脂の硬化時間は、受ける光エネルギーの密度が高いほど短い。そして、紫外線は、可視光線に比べて光エネルギーの密度が高い。したがって、可視光線硬化性樹脂よりも硬化時間の短い紫外線硬化性樹脂を用いた。
<自動機による第1導電路10Aの製造工程>
自動機(図示省略)による第1導電路10Aの製造工程を説明する。製造は、皮剥き工程、光硬化工程、圧着工程を順に経て行われる。皮剥き工程では、第1被覆電線20Aの前端部の絶縁被覆22を除去して導体21の前端部を露出させる。光硬化工程では、まず、第1被覆電線20Aが、モールド型に供給されて、長さ方向に位置決めされた状態でセットされる。次いで、モールド型内に液体状の光硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂)が注入され、その後、モールド型内の液状光硬化性樹脂に紫外線が照射される。紫外線の照射により光硬化性樹脂が硬化し、識別部30が絶縁被覆22の外周に固着した状態でモールド成形される。
自動機(図示省略)による第1導電路10Aの製造工程を説明する。製造は、皮剥き工程、光硬化工程、圧着工程を順に経て行われる。皮剥き工程では、第1被覆電線20Aの前端部の絶縁被覆22を除去して導体21の前端部を露出させる。光硬化工程では、まず、第1被覆電線20Aが、モールド型に供給されて、長さ方向に位置決めされた状態でセットされる。次いで、モールド型内に液体状の光硬化性樹脂(紫外線硬化性樹脂)が注入され、その後、モールド型内の液状光硬化性樹脂に紫外線が照射される。紫外線の照射により光硬化性樹脂が硬化し、識別部30が絶縁被覆22の外周に固着した状態でモールド成形される。
圧着工程では、端子金具11が、所定の圧着位置に供給され、角筒部12の下壁面19が水平となる向きでアンビルに載置される。次いで、導体21の前端部を露出させるとともに識別部30が固着された第1被覆電線20Aが、端子金具11の圧着部16にセットされる。このとき、識別部30の外周の底面31が、水平(つまり、角筒部12の下壁面19と平行)な向きとなるように、第1被覆電線20Aと識別部30の向きが規定される。第1被覆電線20Aを圧着部16にセットした後、クリンパが下降することにより、圧着部16が第1被覆電線20Aを包囲するようにカシメ付けられ、第1被覆電線20Aと端子金具11が接続される。接続された状態では、角筒部12の下壁面19と識別部30の底面31が平行となる。
<実施例1の作用、効果>
ワイヤーハーネスWは、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第1被覆電線20A及び第2被覆電線20Bを束ねて構成されており、第1被覆電線20Aを構成する絶縁被覆22の外周には、目視による第2被覆電線20Bとの識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部30が設けられている。この構成によれば、作業者は、識別部30を目視することにより、その識別部30が形成されている第1被覆電線20Aと、識別部30の形成されていない第2被覆電線20Bとを識別することができる。識別部30は、絶縁被覆22とは別に光硬化性樹脂によって形成されたものなので、識別部30の長さ方向における形成領域は、第1被覆電線20Aの全長よりも短い長さに抑えることができる。したがって、第1被覆電線20Aを全長に亘って大径化させることなく、第1被覆電線20Aと第2被覆電線20Bを目視により容易に識別することができる。
ワイヤーハーネスWは、導体21を絶縁被覆22で包囲した形態の第1被覆電線20A及び第2被覆電線20Bを束ねて構成されており、第1被覆電線20Aを構成する絶縁被覆22の外周には、目視による第2被覆電線20Bとの識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部30が設けられている。この構成によれば、作業者は、識別部30を目視することにより、その識別部30が形成されている第1被覆電線20Aと、識別部30の形成されていない第2被覆電線20Bとを識別することができる。識別部30は、絶縁被覆22とは別に光硬化性樹脂によって形成されたものなので、識別部30の長さ方向における形成領域は、第1被覆電線20Aの全長よりも短い長さに抑えることができる。したがって、第1被覆電線20Aを全長に亘って大径化させることなく、第1被覆電線20Aと第2被覆電線20Bを目視により容易に識別することができる。
また、識別部30の断面形状が非円形であるから、識別部の断面形状が円形である場合に比べて識別し易い。しかも、識別部30が、絶縁被覆22とは異なる色に着色されているので、目視による識別が、より行い易くなっている。また、本実施例1の第1導電路10Aは、識別部30が、第1被覆電線20Aを全周に亘って包囲する形態であるから、周方向における識別部30の形成領域が広い。したがって、各方向から識別部30を目視することができるので、視認性及び識別容易性に優れている。
また、本実施例1の第1導電路10Aは、識別部30が、第1被覆電線20Aを構成する絶縁被覆22よりも高い剛性を有しているので、識別部30を摘んだときに識別部30が変形し難い。したがって、識別部30を摘んで端子金具11を端子収容室36に挿入する際の作業性が良い。さらに、本実施例1の第1導電路10Aは、識別部30が、紫外線硬化性樹脂からなっているので、可視光線に比べて光エネルギーの密度が高い紫外線により、光硬化性樹脂を短時間で効果的に硬化させることができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2を図7を参照して説明する。本実施例2は、識別部40の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部40の外周形状は、上下方向の対称軸41に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、概ね、上下反転した台形である。識別部40の外周面は、角筒部12の下壁面19と略平行な下面42と、この下面42に対し直角に近い角度で傾いた左右対称な一対の側斜面43と、角筒部12の上壁面13及び下面42と略平行な上面44と、下面42と側斜面43を滑らかに繋ぐとともに上面44と側斜面43を滑らかに繋ぐ4つの弧状連続面45とから構成されている。識別部40の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
次に、本発明を具体化した実施例2を図7を参照して説明する。本実施例2は、識別部40の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部40の外周形状は、上下方向の対称軸41に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、概ね、上下反転した台形である。識別部40の外周面は、角筒部12の下壁面19と略平行な下面42と、この下面42に対し直角に近い角度で傾いた左右対称な一対の側斜面43と、角筒部12の上壁面13及び下面42と略平行な上面44と、下面42と側斜面43を滑らかに繋ぐとともに上面44と側斜面43を滑らかに繋ぐ4つの弧状連続面45とから構成されている。識別部40の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3を図8を参照して説明する。本実施例3は、識別部50の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部50の外周形状は、上下方向の対称軸51に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部50の外周面のうち上端部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面52となっている。そして、識別部50の外周面における上端部は、円弧面52よりも曲率半径の小さい略半円弧状をなす突起面53となっている。識別部50の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
次に、本発明を具体化した実施例3を図8を参照して説明する。本実施例3は、識別部50の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部50の外周形状は、上下方向の対称軸51に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部50の外周面のうち上端部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面52となっている。そして、識別部50の外周面における上端部は、円弧面52よりも曲率半径の小さい略半円弧状をなす突起面53となっている。識別部50の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4を図9を参照して説明する。本実施例4は、識別部60の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部の外周形状は、左右方向方向の対称軸61に関しては上下対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部60の外周面のうち一方の側面部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面62となっている。識別部60の外周面のうち一方の側面部は、角筒部12の上壁面13及び下壁面19に対して直角な側面63となっている。識別部60の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
次に、本発明を具体化した実施例4を図9を参照して説明する。本実施例4は、識別部60の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部の外周形状は、左右方向方向の対称軸61に関しては上下対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部60の外周面のうち一方の側面部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面62となっている。識別部60の外周面のうち一方の側面部は、角筒部12の上壁面13及び下壁面19に対して直角な側面63となっている。識別部60の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
<実施例5>
次に、本発明を具体化した実施例5を図10を参照して説明する。本実施例5は、識別部70の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
次に、本発明を具体化した実施例5を図10を参照して説明する。本実施例5は、識別部70の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部70の外周形状は、上下方向の対称軸71に関しては左右対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部70の外周面の下端部分は、角筒部12の下壁面19と略平行な下面72となっている。識別部70の外周面の左右両側部分は、下面72に対し直角に近い角度で傾いた左右対称な一対の側斜面73となっている。識別部70の外周面のうち上端側部分は、被覆電線20の外周面よりも曲率半径の大きい円弧形をなす円弧面74となっている。下面72と側斜面73は、弧状連続面75によって滑らかに繋がっている。側斜面73と円弧面74も、弧状連続面76によって滑らかに繋がっている。識別部70の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
<実施例6>
次に、本発明を具体化した実施例6を図11を参照して説明する。本実施例6は、識別部80の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部80の外周形状は、左右方向方向の対称軸81に関しては上下対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部80の外周面のうち一方の側面部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面82となっている。識別部80の外周面のうち一方の側面部は、略円弧状に凹んだ凹面83となっている。識別部80の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
次に、本発明を具体化した実施例6を図11を参照して説明する。本実施例6は、識別部80の外周の断面形状を、上記実施例1の識別部30とは異なる形状としたものである。その他の構成については上記実施例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。被覆電線20の軸線と直交する切断面における識別部80の外周形状は、左右方向方向の対称軸81に関しては上下対称であるが、非点対称な形状となっている。具体的には、識別部80の外周面のうち一方の側面部を除いた大部分の領域は、被覆電線20と同心の円弧面82となっている。識別部80の外周面のうち一方の側面部は、略円弧状に凹んだ凹面83となっている。識別部80の外周面は、全周に亘り、絶縁被覆22(被覆電線20)の外周面に対し径方向外方に位置している。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、被覆電線と端子金具を圧着する前に、被覆電線に光硬化樹脂による識別部を形成したが、被覆電線と端子金具を圧着した後に、被覆電線に光硬化樹脂による識別部を形成してもよい。
(2)上記実施例では、識別部の形成範囲を端子金具の後端よりも後方の領域としたが、識別部の形成範囲を端子金具の後端よりも前方とし、識別部の前端部を被覆電線と一緒に端子金具に圧着してもよい。
(3)上記実施例では、識別部の断面形状を非円形としたが、識別部の断面形状は円形であってもよい。
(4)上記実施例では、識別部を絶縁被覆とは異なる色に着色したが、識別部と絶縁被覆は同じ色であってもよい。
(5)上記実施例では、前記識別部を、被覆電線を全周に亘って包囲する形態としたが、識別部の周方向における形成領域は、全周ではなく、一部のみであってもよい。
(6)上記実施例では、識別部が形成された第1被覆電線と、識別部の形成されていない第2被覆電線とを識別する場合について説明したが、2本の被覆電線の両方に識別部が形成されていてもよい。この場合、一方の被覆電線の識別部と他方の被覆電線の識別部との相違形態としては、断面形状を相違させる形態、長さ方向の寸法を相違させる形態、長さ方向における配置を相違させる形態、色を相違させる形態、あるいはこれらの形態を種々に組み合わせた相違形態等が可能である。
(7)上記実施例では、識別部の材料を紫外線硬化性樹脂としたが、識別部の材料は可視光硬化性樹脂であってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、被覆電線と端子金具を圧着する前に、被覆電線に光硬化樹脂による識別部を形成したが、被覆電線と端子金具を圧着した後に、被覆電線に光硬化樹脂による識別部を形成してもよい。
(2)上記実施例では、識別部の形成範囲を端子金具の後端よりも後方の領域としたが、識別部の形成範囲を端子金具の後端よりも前方とし、識別部の前端部を被覆電線と一緒に端子金具に圧着してもよい。
(3)上記実施例では、識別部の断面形状を非円形としたが、識別部の断面形状は円形であってもよい。
(4)上記実施例では、識別部を絶縁被覆とは異なる色に着色したが、識別部と絶縁被覆は同じ色であってもよい。
(5)上記実施例では、前記識別部を、被覆電線を全周に亘って包囲する形態としたが、識別部の周方向における形成領域は、全周ではなく、一部のみであってもよい。
(6)上記実施例では、識別部が形成された第1被覆電線と、識別部の形成されていない第2被覆電線とを識別する場合について説明したが、2本の被覆電線の両方に識別部が形成されていてもよい。この場合、一方の被覆電線の識別部と他方の被覆電線の識別部との相違形態としては、断面形状を相違させる形態、長さ方向の寸法を相違させる形態、長さ方向における配置を相違させる形態、色を相違させる形態、あるいはこれらの形態を種々に組み合わせた相違形態等が可能である。
(7)上記実施例では、識別部の材料を紫外線硬化性樹脂としたが、識別部の材料は可視光硬化性樹脂であってもよい。
W…ワイヤーハーネス
20A…第1被覆電線(被覆電線)
20B…第2被覆電線(被覆電線)
21…導体
22…絶縁被覆
30…識別部
40,50,60,70,80…識別部
20A…第1被覆電線(被覆電線)
20B…第2被覆電線(被覆電線)
21…導体
22…絶縁被覆
30…識別部
40,50,60,70,80…識別部
Claims (10)
- 導体を絶縁被覆で包囲した形態の複数本の被覆電線を束ねて構成されたワイヤーハーネスであって、
少なくとも1本の前記被覆電線を構成する前記絶縁被覆の外周に設けられ、目視による他の前記被覆電線との識別を可能にする形態の光硬化性樹脂製の識別部とを備えていることを特徴とするワイヤーハーネス。 - 前記識別部の断面形状が非円形であることを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス。
- 前記識別部が、前記絶縁被覆とは異なる色に着色されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネス。
- 前記識別部が、被覆電線を全周に亘って包囲する形態であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
- 前記識別部が、紫外線硬化性樹脂からなっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス。
- 導体を絶縁被覆で包囲した形態であって、複数本を束ねることでワイヤーハーネスを構成する被覆電線であって、
前記絶縁被覆の外周に設けられた光硬化性樹脂製の識別部を備えていることを特徴とする被覆電線。 - 前記識別部の断面形状が非円形であることを特徴とする請求項6記載の被覆電線。
- 前記識別部が、前記絶縁被覆とは異なる色に着色されていることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の被覆電線。
- 前記識別部が、被覆電線を全周に亘って包囲する形態であることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の被覆電線。
- 前記識別部が、紫外線硬化性樹脂からなっていることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれか1項に記載の被覆電線。
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JP2013218567A JP2015082364A (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | ワイヤーハーネス及び被覆電線 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09115365A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Hitachi Cable Ltd | ケーブルの表面印刷方法 |
-
2013
- 2013-10-21 JP JP2013218567A patent/JP2015082364A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09115365A (ja) * | 1995-10-16 | 1997-05-02 | Hitachi Cable Ltd | ケーブルの表面印刷方法 |
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