JP2011049051A - 端子金具 - Google Patents

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Yujiro Imai
裕次郎 今井
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Abstract

【課題】バレル部分の圧着状態を容易に判別できる端子金具を提供する。
【解決手段】前方に電気接続部11を有し、後方に電線圧着部12を有する端子金具10であって、電線圧着部12は真っ直ぐ延びる底板部13と、底板部13の側部から立ち上がる一対のバレル14と、底板部13の後端部から立ち上がる一対のインシュレーションバレル15とを有し、バレル14には真直ぐ延びる垂直側縁16と、傾斜角度θで傾斜する傾斜側縁17と、先端側縁18とが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線を圧着により接続する端子金具に関する。
従来、この種の端子金具としては底板部の両側部から立ち上がった一対のバレル片を備えた構成が周知である(特許文献1)。この端子金具では、一対のバレル片の先端が電線の芯線を巻き込むようにして圧着が行われる。
特開2009−152111号公報
ところで、この種の端子金具では、一方のバレル片の先端部による芯線に対するカシメ付けが浅くなり、他方のバレル片によるカシメ付けが通常より深くなる等の両者のバレル片による圧着状態に偏りが生ずることがある。これは、端子金具へ電線を圧着させる際に端子金具の圧着機への設置姿勢にずれが生じていたり、バレル片の開きが両者で異なる等の理由によって生ずる。このような異常圧着状態であることを知らずに端子金具をコネクタハウジングに装着すると電線が抜け落ちたり、不完全な接続状態になってしまうことが懸念される。その為、全ての端子金具に対して端子金具と電線との圧着状態を検査するニーズが高く、大量の端子金具に対しても全数検査が実施される。
しかしながら、異常圧着状態を目視によって確認する全数検査は負担が大きいという問題があった。
本発明では上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バレル部分の圧着状態を容易に判別できる端子金具を提供することを目的とする。
上記の目的を達するための手段として本発明は底板部の側部から延設された一対のバレル片を備え、各バレル片の先端が電線の芯線の中央部において前記電線の軸線に沿って接触しながら巻き込まれるようにカシメ付けられる端子金具において、前記各バレル片は、その前後の少なくとも一方において前記軸線とは直交する方向に対して傾斜する傾斜側縁が形成されているところに特徴を有する。
このような構成の端子金具において電線をカシメた後にその圧着状況を確認するには次のようにする。
端子金具の両者のバレル片が電線の軸線に沿って適切な位置まで巻き込まれている正常圧着の場合には、電線の軸線方向に沿って延びて両バレル片の先端部どうしが接する部分を通る直線(以下、「軸線方向中心線」という)において両者のバレル片は線対称の関係となり、バレル片どうしの接する長さは同一となる。
ところが、バレル片の圧着に偏りがある異常圧着の場合には、前記軸線方向中心線において前記軸線方向中心線と接するバレル片の先端部の長さに差が生じることから両者のバレル片は非対称の関係となり、端子金具の圧着状態が異常であることを容易に確認することができる。
この場合の傾斜角度θは、端子金具の軸線に対して40°〜70°程度であることが好ましい。70°以上では外見検査による非対称性の発見が困難になり、40°以下では端子金具の軸方向寸法が無駄に長くなる傾向となるからである。
本発明の実施の態様として、以下の構成が望ましい。
前記傾斜側縁は、前記バレル片の電気接触部側の側縁に形成されていることが望ましい。このような構成にすると、被覆電線側の側縁に電線の切れ防止用のベルマウスを形成することができる。
傾斜側縁は、バレル片の先端側縁が短くなるように内側に向かって傾斜していることが望ましい。このような構成によって電線を圧着した場合には先端側縁が長くなるように傾斜側縁が形成されている場合に比べて突起が形成されにくく、電線等の引っかかりを防止することができる。
本発明によれば、バレル部分をカシメた後にその圧着状態を容易に判別できる端子金具を提供することができる。
端子金具の側面図 端子金具をカシメる前の状態を示した正面図 端子金具が正常圧着された状態を示した正面図 端子金具が異常圧着された状態を示した正面図 端子金具を開いて電気接続部を取り除いた状態を示した正面図 図3のA−A線で切断した部分の断面図 図4のB−B線で切断した部分の断面図 端子金具が圧着機に配置された状態を示した平面図
以下、本発明の一実施形態を図1乃至図8によって説明する。
本実施形態の端子金具10は、図1乃至図2に示すように、前方に電気接続部11を有し、後方に電線圧着部12を有する。
電気接続部11は雌型として周知の箱型状に形成されている。
一方、電線圧着部12は電気接続部11から直線的に後方に真っ直ぐ延びる底板部13と、前後方向に延びる底板部13のほぼ中央側部において前後方向と直交する方向に僅かに開いて立ち上がる一対のバレル14と、底板部13の後端面において前後方向と直交する方向に僅かに開いて立ち上がる一対のインシュレーションバレル15とを有する。
バレル14はバレル片14Aと底板部13の一部とバレル片14Bとが連なって構成され、バレル片14A,14B間に電線(図示せず)を装着できる空洞部を有する。同様に、インシュレーションバレル15はインシュレーションバレル片15Aと底板部13の一部とインシュレーションバレル片15Bとが連なって構成され、インシュレーションバレル片15A,15B間に電線(図示せず)を装着できる空洞部を有する。
両インシュレーションバレル片15A,15Bは、図1及び図5に示すように、インシュレーションバレル15の両側縁が側縁と底板部13との接続部において前後方向と直交する方向に直線的にバレル14よりも長めに延びて、先端部が前後方向に延びた全体として略長方形の形状を成している。図5は端子金具10の底板部13を中心に端子金具10を開いた状態において電気接続部11部分を除いた正面図である。
さて、両バレル片14A,14Bの外縁形状は次の通りである。すなわち、両バレル片14A,14Bは、後方側において底板部13との接続部において前後方向と直交する方向に真っ直ぐに延びる垂直側縁16と、その垂直側縁16から前方に直線的に延びてバレル片が底板部13と接する長さよりやや短い長さの先端側縁18と、電気接続部11側の側縁と底板部13との接続部において端子金具10の軸方向に対して例えば50°程度の傾斜角度θで傾斜する傾斜側縁17により構成されている(図5参照)。
次に、本実施形態の端子金具10に電線を図8に示すアンビル30及びクリンパ40を有する周知の圧着機によって圧着する手順を説明する。
まず、バレル14とインシュレーションバレル15とが上面方向に立ち上がり且つ底板部13の中心が真下になる正規の姿勢で、端子金具10をアンビル30上に配置する。
次に、予め用意しておいた電線20をその端子金具10の底板部13に沿わせて配置し、電線20の先端はバレル14よりもやや前方に配置する。電線20は予め末端の絶縁被覆を取り除いて芯線21を露出させ、露出部分が電線20の先端からバレル14とインシュレーションバレル15との間までの長さになるようにしておく。
電線20を端子金具10の所定位置にセットした後、クリンパ40を下降させる。すると、両バレル片14A,14Bの先端部と両インシュレーションバレル片15A,15Bの先端部とが電線20の芯線21の中央部において電線20の軸線に沿って接触させながら巻き込まれるようにカシメられ、底板部13上の芯線21がバレル片14A,14Bによって抱き込まれるようにして端子金具10に固着され(図6参照)、これと同時に底板部13上の電線20の被覆部22がインシュレーションバレル片15A,15Bによって抱き込まれるようにして端子金具10に固着される。
この時に使用するクリンパ40は両バレル片14A,14Bの電線側の垂直側縁16を残して押圧する構成となっており、圧着操作後、バレル14の電線側側縁にはベルマウス19が形成される。
端子金具10が正規の姿勢で電線20を正常に圧着した場合、図6に示すように、両バレル片14A,14Bの先端は芯線21の中央部分で互いに突き当たった状態となり、両バレル片14A,14Bの先端のほぼ等しい寸法分が芯線21内に食い込んだ状態となる。このため、この状態では、圧着後形状を上方から観察すると、図3に示すように、2枚のバレル片14Aとバレル片14Bと突き合わせ線Xは端子金具10の軸線方向中心線上に位置することになり、また、それ故に、電気接続部11側には両バレル片14A,14Bの両傾斜側縁17と前記突き合わせ線Xとが交わった部分を頂点としたV字型が形成される。
ところが、端子金具10が正規の設置姿勢から例えば僅かに傾いた状態において電線20を圧着した場合、図7に示すように、両バレル片14A,14Bの先端は芯線21の中央部分で互いに突き当たった状態となるものの、両バレル片14A,14Bの一方の先端が芯線21内に深く食い込み、他方の先端が芯線21内に浅く食い込んだ状態となる。この状態の圧着後形状を上方から観察すると、図4に示すように、2枚のバレル片14Aとバレル片14Bと突き合わせ線Xとは端子金具10の軸線方向中心線上に位置することになる。しかしながら、芯線21内に深く食い込んでいるバレル片14Bの傾斜側縁17と軸線方向中心線との交点は正常に圧着された状態の時に比べて僅かに電気接続部11側に位置し、芯線21内に浅く食い込んでいるバレル片14Aの傾斜側縁17と軸線方向中心線との交点は正常に圧着された状態に比べて僅かに電線圧着部12側に位置することになる。
その結果、電気接続部11側における両バレル片14A,14Bの両傾斜側縁17と突き合わせ線Xとの交点は一箇所で交わる状態にならず、V字型は崩れた状態となる。
これにより作業者は圧着操作の後、バレル14部分の形状を上方から観察することで端子金具10と電線とが正常圧着状態にあるのか異常圧着状態にあるのか速やか且つ明瞭に認識することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、更に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、芯線用のバレル14の側縁に傾斜側縁を形成する例を示したが、本発明は電線の被覆用のバレル片であるインシュレーションバレル15に傾斜側縁を形成してもよい。
(2)上記実施形態では、傾斜側縁17を電気接続部11側にのみ形成する構成としたが、本発明は、電線側の側縁に傾斜側縁を形成する構成としてもよいし、電気接続部側及び電線側の双方の側縁に傾斜側縁を形成する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、傾斜側縁17を先端部が細くなるような直線的な傾斜によって形成する例を示したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば先端部が細くなるように連続的に傾斜する構成としてもよいし、先端部が太くなるような直線的な傾斜によって形成されてもよい。
(4)上記実施形態では、雌型の端子金具を構成する例を示したが、本発明は、雄型の端子金具に適用することも可能である。
(5)上記実施形態では、電気接続部11は角柱形の箱型状に形成された例を示したが、本発明はこのような態様に制限されるものではなく、例えば円筒形の筒型状に形成されていてもよい。
10...端子金具
12...電線圧着部
13...底板部
14...バレル
15...インシュレーションバレル
17...傾斜側縁

Claims (3)

  1. 底板部の側部から延設された一対のバレル片を備え、各バレル片の先端が電線の芯線の中央部において前記電線の軸線に沿って接触しながら巻き込まれるようにカシメ付けられる端子金具において、前記各バレル片は、その前後の少なくとも一方において前記軸線とは直交する方向に対して傾斜する傾斜側縁が形成されていることを特徴とする端子金具。
  2. 前記傾斜側縁は、前記バレル片の電気接触部側の側縁に形成されていることを特徴する請求項1に記載の端子金具。
  3. 前記傾斜側縁は、前記バレル片の先端側縁が短くなるように内側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の端子金具。
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