JP2015071492A - 物品所在管理システム、及び物品所在管理システムに適用されるサーバ側管理システム及び端末側管理システム - Google Patents

物品所在管理システム、及び物品所在管理システムに適用されるサーバ側管理システム及び端末側管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】管理対象物の所在確認を簡易な手順で実現すると共に、更に管理対象物を紛失した場合の探索を効率的に実現するための物品所在管理システムを提供する。【解決手段】管理対象物50に管理タグIDを記録したICタグ51を貼付する。携帯端末20によってICタグ51に接近させることで端末側プログラム40を起動し、管理タグIDと携帯端末20の端末所有者個別情報21を物品所在管理サーバ10に送信し、予め記憶された管理タグIDと端末所有者個別情報21の組み合わせと合致することを持って管理対象物50の所在確認とする。また、端末側プログラム40は定期的に自己位置取得部27から得た位置情報を物品所在管理サーバ10に送信し、管理タグ履歴情報として蓄積する。管理対象物50が紛失した際には蓄積した管理タグ履歴情報を地図上にプロットし公開することで、管理対象物50の探索を支援する。【選択図】図1

Description

本発明は、利用者による管理対象物の所在の報告・確認のサポート、及び管理対象物の所在確認が利用者から通知されない場合の警告通知機能を具備する物品所在管理システムに関する。さらに、本発明は、当該物品所在管理システムに適用されるサーバ側管理システム及び端末側管理システム
従来、会社の備品やビジネスパートナーからの貸与品等の管理対象物は、その所在の管理を行うにあたっては、管理者と借用中の利用者とで現品を目の前にして所在の確認を行い、書類等によって現在借用中の利用者が誰なのか、返却の期日は何時であるかといった管理を行っている。しかしながら、往々にして管理対象物を紛失するときは、利用者の移動中や帰宅後であり、これを探索する際は利用者の不確かな記憶を頼りに行うしかなく、発見する確率も非常に低かった。
引用文献1は、貸与品の紛失を防止するためのシステムとして、貸与品の保管場所を予め登録し、貸与者から借用者端末に向けて確認依頼通知を送信し、借用者は確認依頼通知を受けて借用品の現在位置を含む確認応答通知を行う構成を開示している。また、確認依頼通知から確認応答通知までの応答時間と、保管場所から貸与品の現在位置までの距離に応じて確認依頼通知の頻度を変動させることで、紛失の危険度に応じた柔軟な通知間隔を自動的に設定する方法についても開示している。
特開2012−203890号公報
しかしながら特許文献1は、管理対象物となる貸与品の所在確認の具体的な方法として確認応答通知に貸与品の位置情報を用いるとし、その具体的な方法として画像を撮影し、その画像に位置情報を付して送信するとしているが、確認応答通知が実際に正しく行われているかは送信した画像を目視にて確認する必要がある。また確認応答通知の手段として画像送信を用いない場合については何ら言及されておらず、システムが貸与品の所在を確実に確認できるかについては担保されていない。更に画像の撮影及び送信に係るまでの手順が借用者にとっては煩わしく、日常的に所在確認を行うには非常に負担となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、管理対象物の所在確認を簡易な手順にて実現することで、所在確認の煩わしさを解消することによって、管理対象物の紛失の防止を図り、更に紛失した場合の探索を効率的に実現するための物品所在管理システムを提供すること目的とする。
本発明の物品所在管理システムは、管理タグIDを記憶する管理タグID記憶手段と、該管理タグID記憶手段から管理タグIDを読み取ることができる管理タグID読取手段を具備すると共に自装置を一意に特定可能な端末所有者個別情報を記憶する端末装置と、該端末装置と通信可能に接続し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを関連付けて記憶するサーバとから構成され、管理対象物に前記管理タグID記憶手段を付し、前記端末装置によって前記管理タグID記憶手段の管理タグIDを読み取り、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信し、前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し合致することによって、前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする。
また、本発明の物品所在管理システムは、所定の期間内に所在確認が行われない場合には、前記サーバから前記端末装置宛に所在確認を行うよう警告が通知されることを特徴とする。
また、本発明の物品所在管理システムは、前記端末装置は、自己位置取得部を備え、該自己位置取得部によって得られた自己位置情報と、前記端末所有者個別情報と、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとを関連付けた情報である管理タグ履歴情報を定期的に前記サーバに送信し、前記サーバの記憶部に位置履歴情報として蓄積すると共に、前記端末装置からの管理対象物紛失通知を受信した場合、前記サーバの記憶部に蓄積した位置情報を行動履歴として地図上に表示し、管理対象物の探索用サイトとして公開することを特徴とする。
また、本発明の物品所在管理システムは、所在確認が行われた際、前記端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDに該当する位置履歴情報の内、当該所在確認が行われるより前に蓄積された位置履歴情報から最新のものを除いて削除することを特徴とする。
また、本発明の物品所在管理システムは、前記管理タグID記憶手段はICタグであり、前記管理タグID読取手段はICタグリーダーであることを特徴とする。
また、本発明の物品所在管理システムは、前記管理タグID記憶手段はQRコード(登録商標)であり、前記管理タグID読取手段はQRコード(登録商標)を読み取り可能なカメラ機能であることを特徴とする。
本発明の物品所在管理方法は、管理タグIDを記憶する管理タグID記憶手段と、該管理タグID記憶手段から管理タグIDを読み取ることができる管理タグID読取手段を具備すると共に自装置を一意に特定可能な端末所有者個別情報を記憶する端末装置と、該端末装置と通信可能に接続し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを関連付けて記憶するサーバとから構成される物品所在管理システムを用いた物品所在管理方法であり、管理対象物に前記管理タグID記憶手段を付し、前記端末装置によって前記管理タグID記憶手段の管理タグIDを読み取り、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信し、前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し、合致すると判別することによって前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする。
本発明の物品所在管理システムに適応されるサーバ側管理システムは、管理対象物に管理タグID記憶手段を付し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと端末装置の端末所有者個別情報とをサーバに送信して、前記管理対象物の所在確認を行う物品所在管理システムに適応されるサーバ側管理システムであって、前記端末装置によって読み取られた前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと、前記端末装置の端末所有者個別情報とを受信し、前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し、合致すると判別することによって前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする。
本発明の物品所在管理システムに適応される端末装置側管理システムは、管理対象物に管理タグID記憶手段を付し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと端末装置の端末所有者個別情報とをサーバに送信して、前記管理対象物の所在確認を行う物品所在管理システムに適応される端末装置側管理システムであって、前記サーバによって、前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを判別するために、前記端末装置は、読み取られた前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと、前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信することを特徴とする。
本発明の物品所在管理システムによれば、例えば、管理対象物を結びつけるために管理タグIDを記憶する無線タグを管理対象物に貼付し、また、携帯電話等の端末所有者個別情報を用いることによって所有者を一意に特定し、このICタグに記憶される管理タグIDと、端末所有者個別情報とを紐付けることで、管理対象物と所有者とを結びつけることができる。また、この管理タグIDと端末所有者個別情報との関連付けを予めサーバに記憶しておき、無線タグを端末の無線タグ読取手段によって読み込み、端末からサーバに向けて管理タグIDと端末所有者個別情報とを送信することで、無線タグが貼付された管理対象物と、携帯電話を所有する利用者とが同一箇所に存在すると判定し、これをもって所在の確認とすることできる。
本発明の実施例における、物品所在管理システムの構成の概略を示すブロック図である。 同上、端末側プログラムの機能概略を示すブロック図である。 同上、物品所在管理端末情報として記憶される各種テーブルの項目一覧を示す説明図である。 同上、サーバ側プログラムの機能概略を示すブロック図である。 同上、物品所在管理情報として記憶される各種テーブルの項目一覧を示す説明図である。 同上、管理対象物と利用者を関連付けるための物品所在管理システムの動作を示すフローチャートである。 同上、位置情報の定期取得する端末側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、携帯端末から送信される位置情報を記録するサーバ側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、管理対象物の所在確認に関する端末側プログラム及びサーバ側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、所定の期間内における所在確認通知の有無と、警告通知に関するサーバ側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、管理対象物を紛失した場合の端末側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、端末から紛失通知がなされた際のサーバ側プログラムの動作を示すフローチャートである。 同上、管理対象物を管理する上でのステータスの一覧を示す表である。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。本発明の全体システムとしての物品所在管理システム1は、サブシステムとしてのサーバ側管理システムと端末側管理システムとにより構成されている。
本発明の物品所在管理システム1は、事前に登録したICタグ51を所在管理の対象となる管理対象物50に貼付し、携帯端末20によってICタグ51を読み込むことで、管理対象物50の所在を管理することを目的とするものである。尚、本実施例は、複数社の物品所在管理を1つのシステムで管理する例によって説明する。
図1は本実施例の物品所在管理システム1の全体の概略を示すブロック図である。物品所在管理システム1は、物品所在管理サーバ10と、携帯端末20又はPC等の個人端末30から構成される。物品所在管理サーバ10は、通信部11、制御部12、記憶部13を備えている。また記憶部13には物品所在管理サーバ10上で動作するサーバ側プログラム60と、サーバ側プログラム60によって用いられる種々のデータである物品所在管理情報61が記憶されている。尚、管理対象物50には前述の通りICタグ51が貼付されている。利用者は移動の際に、管理対象物50を鞄等の探索対象物52に収納する。
携帯端末20は端末所有者個別情報21と、通信部22と、制御部23と、記憶部24と、ICタグリーダー25と、カメラ26と、自己位置取得部27とを有する。個人端末30も同様に端末所有者個別情報31と、通信部32と、制御部33と、記憶部34と、自己位置取得部35とを有する。更に個人端末30は、外部接続装置としてICタグリーダー36が接続されている。尚、携帯端末20の端末所有者個別情報21とは、具体的には携帯電話端末のSIMカードや電話番号などの端末固有情報を示すものである。また、携帯端末20の自己位置取得部27は、具体的にはGPSやWi−Fiによる位置検出機能、及びこれらの組み合わせからなるものである。
携帯端末20の記憶部24には、端末側プログラム40と、端末側プログラム40が用いる物品所在管理端末情報41が記憶される。この端末側プログラム40について、図2に基づいて説明する。端末側プログラム40は、管理タグ登録編集機能40aと、所在確認機能40bと、ポリシー表示機能40cと、管理タグステータス通知機能40dと、位置情報定期取得・通知機能40eと、位置履歴公開機能40fとから構成される。
続いて物品所在管理端末情報41に格納される情報の概略について、図3に基づいて説明する。端末情報テーブル41aには、携帯端末20及び携帯端末20の所有者に関する情報が記憶される。管理タグ情報テーブル41bには、管理対象物50と、読み込んだICタグ51から得られる管理タグIDとを関連付ける情報が記憶される。管理タグ履歴情報テーブル41cには、携帯端末20によってICタグ51を読み込むことによって所在確認を行った際の日時と、その時点における携帯端末20の位置情報が記憶される。ポリシー情報テーブル41dには管理対象物の所在確認に関するポリシーが記憶される。
物品所在管理端末情報41に記憶されるデータについて詳述する。尚、図中の下線が引かれた項目は主キーであり、各テーブルに複数登録される行を一意に特定する際に用いる項目を示している。端末情報テーブル41aは以下の項目から構成される。「会社ID」には利用者が所属する会社のIDを格納する。「端末ID」には携帯端末20の端末所有者個別情報21を複製して格納する。「端末名」には型番などを格納する。「端末メールアドレス」は携帯端末20によって受信可能な電子メールアドレスを格納する。「利用者」には携帯端末20の利用者名を格納する。「最終確認日時」には後述の所在確認処理を最後に行った日時を格納する。「最終位置情報」には所在確認処理及び定期位置情報取得処理の何れかで最後に取得された位置情報が格納される。「位置履歴公開パスワード」には後述の位置履歴公開機能を利用する際に暗号化されたデータの複合及び位置履歴公開のための認証処理に用いるパスワードが格納される。
管理タグ情報テーブル41bは、以下の項目から構成される。「管理タグID」はICタグ51から読み取った管理タグIDが格納される。「管理タグ名」は任意で管理対象物50の名称等を格納する。「タグ種別」にはどのような管理タグを用いたかを格納する。本実施例ではICタグ51を用いた例を詳述するが、その他QRコード(登録商標)等を用いることも可能であり、「タグ種別」にはこれらを識別し管理するための値が格納される。「端末ID」には携帯端末20の端末所有者個別情報21が格納される。これによってICタグ51と携帯端末20を紐付けることができ、従って管理対象物50と利用者を紐付けることができる。「ステータス」には図13に示す管理対象物50のステータスが格納される。「資材画像」には管理対象物50や探索対象物52を撮影した画像が格納される。「最終確認日時」には「管理タグID」に該当する管理対象物50の所在確認処理を最後に行った日時を格納する。「最終位置情報」には「管理タグID」に該当する管理対象物50の所在確認処理が最後に行われた際に取得された位置情報が格納される。管理タグ情報テーブル41bの主キーは「管理タグID」であり、これによって行を一意に特定することができる。
管理タグ履歴情報テーブル41cは、以下の項目から構成される。「管理タグ履歴ID」は自動採番される。「管理タグID」にはICタグ51から読み取った管理タグIDが格納される。「登録種別」には後述の所在確認処理によって登録されたデータの場合は0が、位置情報定期取得処理によって登録されたデータの場合は1が格納される。「端末ID」には、携帯端末20の端末所有者個別情報21が格納される。「管理タグ名」には管理対象物50の名称等を格納する。「タグ種別」には管理タグ情報テーブル41bと同様に管理タグの種別を特定するための値が格納される。「ステータス」には当該行が登録された際のICタグ50、即ち管理対象物50のステータスが格納される。「位置情報」には当該行が登録された時点における携帯端末20の位置情報が格納される。管理タグ履歴情報テーブル41cの主キーは、「管理タグ履歴ID」及び「管理タグID」であり、これら2つの項目によって行を一意に特定することができる。
ポリシー情報テーブル41dは、以下の項目から構成される。「未確認警告間隔」には後述の所在確認処理が行われない場合に警告を送信するまでの時間間隔を格納する。「未登録警告間隔」には管理対象物50とICタグ51の紐付けが完了した後、ICタグ51と携帯端末20の紐付けが行われない状態において、警告を通知する時間間隔を格納する。「行動ログ取得間隔」には位置情報定期取得・通知機能40eが起動する時間間隔を格納する。「行動ログ送信フラグ」には、位置情報定期取得・通知機能40eによって取得する位置情報を物品所在管理サーバ10に送信するか、携帯端末20に記憶するに留めて物品所在管理サーバ10に送信しないかを判別するための値が格納される。
続いて、物品所在管理サーバ10のサーバ側プログラム60について、図4に示す機能ブロック図に基づいて説明する。サーバ側プログラム60は、管理タグ登録機能60aと、端末登録機能60bと、警告通知機能60cと、行動ログ登録機能60eと、探索サイト通知機能60fとから構成される。
続いて、物品所在管理サーバ10の記憶部13に記憶される物品所在管理情報61に格納される情報の概略について、図5に基づいて説明する。会社マスタ61aには、利用する企業を一意に特定するための情報が格納する。端末マスタ61bは、物品所在管理システム1に用いるものであり、ICタグ51の読み取りを行う携帯端末20の情報を格納するものである。管理タグマスタ61cは、会社ごとに割り当てられるICタグ51の管理タグIDを管理し、即ちこれによって管理対象物50の管理を行うものである。管理タグ履歴テーブル61dは、携帯端末20から送信される位置情報を格納するものである。ポリシーマスタ61eは会社ごとにおける端末側プログラム40及びサーバ側プログラム40の動作に関するポリシーを格納するものである。
物品所在管理情報61に記憶されるデータについて詳述する。尚、物品所在管理端末情報41の説明と同様、図中の下線が引かれた項目は主キーであり、各テーブルに複数登録される行を一意に特定する際に用いる項目を示している。会社マスタ61は以下の項目から構成される。「会社ID」には登録されている複数社から特定の会社を一意に特定するための会社IDを格納する。「会社名」には会社IDに紐付く会社の社名を格納する。「管理者ID」は物品所在管理サーバ10に直接アクセスする際の認証IDが格納される。「管理者メールアドレス」には、後述の紛失通知処理等において、当事者以外に管理者宛に通知を行わなければならない場合の通知先となるメールアドレスを格納する。
端末マスタ61bは以下の項目から構成される。「会社ID」には登録されている複数社から特定の会社を一意に特定するための会社IDを格納する。「端末ID」には携帯端末20の端末所有者個別情報21が格納される。「端末名」には型番などを格納する。「端末メールアドレス」には端末IDに相当する携帯端末20によって送受信が可能な電子メールアドレスが格納される。「利用者」は端末IDに相当する携帯端末20の利用者の氏名を格納する。「最終確認日時」は端末IDに相当する携帯端末20によって最後に所在確認が行われた日時を格納する。「最終位置情報」は、端末IDに相当する携帯端末20によって最後に所在確認が行われた際に取得した携帯端末20の位置情報を格納する。端末マスタ61bは「会社ID」及び「端末ID」を主キーとし、これらの項目に基づいて行を一意に特定することができる。
管理タグマスタ61cは以下の項目から構成される。「会社ID」には登録されている複数社から特定の会社を一意に特定するための会社IDを格納する。「管理タグID」にはICタグ51から読み取った管理タグIDが格納される。その他の項目は管理タグ情報テーブル41bの同一項目名に準拠するものである。管理タグマスタ61cは「会社ID」及び「管理タグID」を主キーとし、これらの項目に基づいて行を一意に特定することができる。
管理タグ履歴テーブル61dは以下の項目から構成される。「管理タグ履歴ID」にはデータの登録時に自動採番されるIDを格納する。「会社ID」には登録されている複数社から特定の会社を一意に特定するための会社IDを格納する。「管理タグID」にはICタグ51から読み取った管理タグIDが格納される。その他の項目は管理タグ履歴情報テーブル41cの同一項目名に準拠するものである。
以上のような構成からなる物品所在管理システム1の動作について、図6乃至図9に基づいて説明する。尚、ポリシー情報テーブル41d及びポリシーマスタ61eについては、予め会社ごとに規定の値を設定しているものとし、携帯端末20のポリシー表示機能40cなどで確認することができるものとする。これらの値を変更する機能を物品所在管理システム1に具備させて適宜変更可能に構成しても良いことは言うまでもない。
利用者は所有する携帯端末20に端末側プログラム40を導入し、端末側プログラム40を起動する。その際、図示しない入力画面において、利用登録として会社ID、当該携帯端末20宛のメールアドレスの入力、端末所有者である利用者名、及び端末所有者個別情報21へのアクセス許可、紛失時における位置履歴の公開をする際に入力する位置履歴公開パスワードの設定を行う。これら入力された情報及び端末所有者個別情報21へのアクセスによって得た端末IDは、物品所在管理端末情報41の端末情報テーブル41aに格納される。
続いて、管理対象物50の所在管理を行うために、管理対象物50と、管理対象物50に貼付するICタグ51と、管理対象物50の管理を行う者とを、関連付けるための事前準備の動作について、図6に基づいて説明する。管理用端末70等によって、サーバ側プログラム60の管理タグ登録機能60aにアクセスする。その際、ログイン認証等を行うことで会社IDを取得するものとする。図示しないICタグリーダーによって管理対象物50に貼付するICタグ51に記憶された管理タグIDを読み取る(S601)。管理用端末70から、会社IDと読み取った管理タグIDを物品所在管理サーバ10に送信する。(S602)。物品所在管理サーバ10の管理タグ登録機能60aは、管理タグマスタ61cに対して、「会社ID」に受信した会社IDを、「管理タグID」に受信した管理タグIDを、「ステータス」に登録待ちを示す値を、各々の項目に設定し新規データとして登録する(S603)。このようにして管理対象物50とICタグ51との紐付けを行い、ICタグ51を管理対象物50に貼付し利用者によって管理対象物50を引き渡す。利用者は管理対象物50に貼付されたICタグ51を携帯端末20のICタグリーダー25によって読み込むことで管理タグIDを取得する。携帯端末20の端末側プログラム40は、管理タグ登録・編集機能40aを起動し、携帯端末20の端末所有者個別情報21を取得し、会社IDと、利用者の氏名、携帯端末20によって受信可能な電子メールアドレスの入力を行う(S604)。取得した会社ID、利用者氏名、端末所有者個別情報21、電子メールアドレス及び管理タグIDを併せて物品所在管理サーバ10に送信し(S605)、物品所在管理サーバ10はこれを受信する(S606)。物品所在管理サーバ10のサーバ側プログラム60は端末登録機能60bを起動し、端末マスタ61bに対して、「会社ID」に受信した会社IDを、「端末ID」に受信した端末所有者個別情報21を、「端末メールアドレス」に電子メールアドレスを、「利用者」に利用者氏名を、各々の項目に設定して新規データとして登録する。更に併せて受信した管理タグIDと会社IDに基づいて管理タグマスタ61cを抽出し、得られたデータの「端末ID」に端末所有者個別情報21を、「ステータス」に登録済みを示す値を設定し、更新する(S607)。
尚、携帯端末20には複数のICタグ51、即ち複数の管理対象物50を登録することができる。その際、上述の事前準備を管理対象物50の数分行う必要がある。登録済みの管理対象物50は、物品所在管理端末側プログラム40を用いて一覧表示等適宜表示方法によって示され確認することができる。
続いて、事前準備が完了した携帯端末20による位置情報定期取得・通知機能40eについて、図7に基づいて説明する。位置情報取得・通知機能40eは管理タグID毎に定期的に起動し実行される(S701)。起動した位置情報取得・通知機能40eは、自己位置情報を取得するよう、携帯端末20の制御部23を介して自己位置取得部27に指示する(S702)。続いて物品所在管理端末情報41のポリシー情報テーブル41dの「行動ログ取得方式」を読み出し、位置情報を物品所在管理サーバ10に送信するか否かを判定する(S703)。ポリシー情報として位置情報を送信するよう設定されている場合(S704 yes)、端末情報テーブル41aの位置履歴公開パスワード基づいて位置情報に暗号化を施す(S705)。その後、管理タグID、会社ID及び暗号化された位置情報を物品所在管理サーバ10へ送信する(S706)。ポリシー情報として位置情報を送信しないよう設定されている場合(S704 no)、物品所在管理端末情報41の管理タグ履歴情報テーブル41cに、「管理タグ履歴ID」には自動採番されたIDを、「管理タグID」に管理タグIDを、「登録種別」には位置情報定期取得処理によって登録されたことを示す1を、「登録日時」にはシステム時刻を、「位置情報」に取得した位置情報を、各々の項目に設定し新規データとして登録する(S707)。
上述した位置情報定期取得・通知機能40eから送信された管理タグID、会社ID及び暗号化された位置情報を受信した際の物品所在管理サーバ10の行動ログ登録機能60eの動作について、図8に基づいて説明する。通信網を介して携帯端末20から管理タグID、会社ID及び暗号化された位置情報を受信する(S801)。物品所在管理情報61の管理タグ履歴テーブル61dに、「管理タグ履歴ID」には自動採番されたIDを、「会社ID」には受信した会社IDを、「管理タグID」に受信した管理タグIDを、「登録種別」には位置情報定期取得処理によって登録されたことを示す1を、「登録日時」にはシステム時刻を、「位置情報」には受信した暗号化済みの位置情報を、各々の項目に設定して新規データとして登録する(S802)。以上のような処理を定期的に行うことで、携帯端末20がどのような位置を経て移動しているかの履歴をデータベースに蓄積することで、後述の管理対象物50の紛失の際、携帯端末20の移動経路を明らかにし、紛失した位置の特定を容易とすることができる。
続いて、所在確認及び位置情報自動削除処理について図9に基づいて説明する。利用者は予め決められた時間までに管理対象物50の所在確認処理を行う必要がある。携帯端末20を管理対象物50に貼付されたICタグ51に接近させる(S901)。ICタグリーダー25がICタグ51を検知することで端末側プログラム40が起動する(S902)。ICタグリーダー25によってICタグ51から管理タグIDを読み取る(S903)。ICタグ51の管理タグIDを読み取ることができたら、端末側プログラム40の管理タグステータス通知機能40dは、物品所在管理サーバ10に管理対象物50の所在確認が成されたとして、所在確認通知を会社IDと管理タグIDを含めて送信する(S904)。所在確認通知を受信したサーバ側プログラム60は、所在確認機能60cを起動し、受信した会社ID及び管理タグIDに基づいて管理タグマスタ61dを抽出し、該当する行の「ステータス」を確認済みに設定し、「最終確認日時」に所在確認通知を受けた時刻を設定して更新する(S905)。同様に、携帯端末20では所在確認が行われた後、管理タグ情報テーブル41bの内、管理タグIDに相当する行の「ステータス」を確認済みとし、「最終確認日時」に現在時刻を設定し、更に同じく管理タグ情報テーブル41bの「最終位置情報」に、自己位置情報取得部27から得られた自己位置情報を格納し、更新する(S906)。
続いて、ポリシー情報テーブル41dの「行動ログ送信フラグ」を参照し、「行動ログ送信フラグ」がオフの場合は、管理タグIDに基づいて管理タグ情報テーブル41bを抽出し、当該管理タグIDの「最終確認日時」を取得する。更に同様に管理タグIDに基づいて管理タグ履歴情報テーブル41cの「登録日時」を参照し、「登録日時」が取得した「最終確認日時」より前の行を削除する。同様に「行動ログ送信フラグ」がオンの場合は物品所在管理サーバ10の管理タグ履歴テーブル61eを対象として、管理タグIDに基づいて管理タグマスタ61cを抽出し、当該管理タグIDの「最終確認日時」を取得する。更に同様に管理タグIDに基づいて管理タグ履歴テーブル61dの「登録日時」を参照し、「登録日時」が取得した「最終確認日時」より前の行を削除する。
これにより、利用者が管理対象物50の所在確認を行った時点より前に通知される位置情報を削除することができる。所在確認が行われる前の不要な位置情報を削除することで、紛失に備えての利用者の正確な位置情報を行動ログとして記録することができる。また、位置情報は利用者にとっては重大な個人情報である。利用者にとって位置情報の提供は如何に業務上必要なこととは言え好ましいことではなく、プライバシーの保護の観点からも、位置情報を常にサーバに送信されることは回避すべきである。上述の所在確認を行う前の位置情報の削除処理によって、最大限利用者のプライバシーに配慮することができる。
続いて、警告通知機能60dによる、管理タグID毎に警告通知が必要か否かを判別し、警告が必要な場合は携帯端末20に向けて警告通知する動作について図10に基づいて説明する。本例においては予め各々のタイマーが設定されており、設定された時刻の到達をもって以下の処理を行うものとする。また、管理対象物50毎に行う必要があるため、「会社ID」及び「管理タグID」が既にパラメータとして警告通知機能60dに渡っているものとする。
まず、管理タグIDの所在確認が行われたかを判別し警告を通知するために、「ステータス」が登録済み、確認済み、発見済みの何れかであるデータを会社ID及び管理タグIDに基づいて管理タグマスタ61cを抽出して「最終確認日時」を取得する。更に会社IDに基づいてポリシーマスタから「未確認警告間隔」を取得する。取得した2つの値から「最終確認日時+未確認警告間隔<システム時刻」を満たしていない場合(S1001 No)、所定の時間内に管理対象物50の所在確認を怠っている判断し、管理タグIDに基づいて管理タグマスタ61cから「端末ID」を取得し、この端末IDに基づいて端末マスタ61bの「端末メールアドレス」を取得すると共に、「ステータス」を確認待ちに設定する(S1002)。その後、取得した端末メールアドレス宛に所在確認がなされていないという警告通知メールを送信する(S1004)。また、警告通知がなされた管理対象物については、管理者に報知するために管理者メールアドレス宛に通知がなされる(S1005)。「最終確認日時+未確認警告間隔<システム時刻」を満たしている場合(S1001 yes)は所定時間内に所在確認が行われたものとし、管理タグマスタ61cの内管理タグIDに該当するデータの「ステータス」を確認済みに更新し、処理を終了する(S1003)。尚、上記処理は定時バッチ処理にて全ての管理タグIDに対して一括で警告通知判定をし、警告通知を行っても良い。
上述のような所在確認の警告通知が成されることで、利用者の定期的な管理対象物50の所在確認処理を促すことができ、紛失等の事故発生の抑止効果を得ることができる。また、携帯端末20や管理者端末70によって、管理タグID毎に「ステータス」を「確認待ち」から「停止」に変更することができる機能を具備し、上記所在確認処理を管理タグID毎にスキップすることを可能とすることで、例えば利用者が長期休暇等で所在確認ができない状態が事前に把握できる場合、この機能を実行することで、警告通知を回避するよう構成しても良い。
続いて、管理対象物50を紛失した際の物品所在管理システム1の動作について、図11及び図12に基づいて説明する。利用者が管理対象物50の紛失に気が付いた場合、物品所在管理端末側プログラム40の位置履歴公開機能40fを起動し、携帯端末20に登録された管理タグIDの一覧(図示せず)を表示し、紛失した管理対象物50に相当する管理タグIDの紛失通知ボタンを押下する(S1101)。紛失通知ボタンの押下を受けて、物品所在管理端末側プログラム40はポリシー情報テーブル41dを参照し、「行動ログ送信フラグ」を取得する(S1102)。「行動ログ送信フラグ」がオフの場合(S1103 no)のみ、紛失した管理対象物50に相当する管理タグIDに基づいて、管理タグ履歴情報テーブル41cを検索し、当該管理タグIDに関連する行を抽出し、平文の位置情報を含め抽出した全ての情報を物品所在管理サーバ10に送信する(S1104)。その後、「行動ログ送信フラグ」のオン・オフによらず、行動ログを公開すべく会社ID、管理タグID及び位置履歴公開パスワードを送信する(S1105)。
紛失通知を受け、会社ID、管理タグID及び位置履歴公開パスワードを受信し、「行動ログ送信フラグ」がオフの場合更に管理タグ履歴情報テーブル41cから抽出した情報の受信を受けて、図12に示すような物品所在管理サーバ10によって探索用地図サイトの公開処理を行う。まずはポリシーマスタ61eの「行動ログ送信フラグ」がオンであるか否かを判別する(S1201)。行動ログ送信フラグがオンの場合は、受信した会社ID及び管理タグIDに基づき管理タグ履歴テーブル61dを抽出し、位置履歴公開パスワードによって暗号化して格納された位置情報の復号化を行う(S1202)。尚、行動ログ送信フラグがオフの場合は上述したとおり携帯端末20から平文の位置情報が送られてくる。続いて紛失履歴登録処理として、復号化した位置情報を管理タグ履歴テーブル61eに更新、若しくは携帯端末20から送信された平文の位置情報を管理タグ履歴テーブル61eに登録する。更に会社ID及び管理タグIDよって抽出した管理タグマスタ61c及び管理タグ履歴テーブル61eの行の「ステータス」を「紛失中」に更新する(S1203)。その後、通知された管理タグIDに基づいて抽出した管理タグ履歴テーブル61eの位置情報を、紛失した可能性のある場所として地図上にプロットする(S1204)。このようにして出来上がった地図を探索サイトとして公開し、携帯端末20、管理者用端末70、探索者所有携帯端末71、管理者用携帯端末72に通知する(S1205)。
以上のような動作によって、利用者は管理対象物50を紛失した際、自分の記憶を辿る必要なく、紛失した可能性のある箇所を自動的に地図にプロットし、公開することができる。従って探索者はこの地図を元に探索を行えばよく、利用者の管理対象物50を紛失した場所の記憶が曖昧な場合であっても探索の効率が非常に高くなる。また、携帯端末20によって管理対象物50の所在確認を行った際に、所在確認を行う以前の位置情報を削除するため、プライバシーの保護の他にも地図上にプロットされる位置情報の精度を高く維持できるという効果を奏する。
探索者が紛失した管理対象物50を発見した場合、図示しない探索サイト上から物品所在管理サーバ10の探索サイト公開機能60fに対して発見したことを通知することができる。通知を受けた探索サイト公開機能60fは、管理対象物50に相当する管理タグIDに基づいて管理タグマスタ61cを抽出し、該当するデータの「ステータス」を発見済みとする。これを受けて、公開中の探索サイトに紛失した管理対象物50が発見された旨を表示し、他の探索者の探索作業の中止を促す。
以上のような物品所在管理システムによれば、管理対象物50の所在管理にかかる作業を簡略化することができ、管理責任者に対する電話や電子メールを用いた連絡等を行う必要が無く、最小限の手順にて管理対象品50の所在確認を行うことができる。また、管理対象品50を所持する利用者からの報告が無い場合であっても自動的に所在確認を行うよう警告を行うことができ、更に警告が発生した場合においても管理責任者にも通知することができるので、管理対象品50の紛失等が発生した場合であっても迅速に対応することができる。更に、利用者が所持する携帯端末20の位置情報を収集していることから、管理対象品50の紛失時においても即時に携帯端末の位置情報の履歴を地図上に表示し公開することができるので、管理対象物50などの探索を行う際の有力な情報を迅速に提供することができる。携帯端末20の位置情報については、所在確認が行われるたびに、所在確認以前の位置情報を削除するため、所在確認がなされるより以前の位置情報を地図上に表示することは無いため、探索情報の精度が向上すると共に、利用者のプライバシーに最大限配慮することが可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えばICタグ51に替える近距離無線通信タグ(NFC)を用いてもよいし、図1に示すようにQRコード(登録商標)52を用いてもよい。その際、タグ読取装置4は対応するリーダーとする必要があることは言うまでもない。例えば、ICタグ51に替えてQRコード(登録商標)52を用いる場合は、ICタグリーダー25に替えてQRコード(登録商標)の読み取りが可能なカメラ機能が携帯端末20に具備されている必要がある。また、携帯端末20がICタグリーダー25を具備しない場合であっても、別途外付けのICタグリーダーを接続することで同様の構成とすることが可能なことは言うまでもない。また、図1に示すように、携帯端末20に替えてパーソナルコンピュータ等の個人端末30を用いても良い。その際、携帯端末20のGPS等と比べて位置情報の精度は落ちるが、無線通信網やネットワーク事業者等から提供される位置情報を持って自己位置とする。また、端末所有者個別情報31として、IPアドレスやMACアドレス、ログイン情報等を適宜利用して用いることで、利用者を一意に特定する必要がある。
1 物品所在管理システム
10 物品所在管理サーバ
20 携帯端末(端末装置)
30 個人端末(端末装置)
25,36 ICタグリーダー
26 カメラ
27,35 自己位置取得部
40 端末側プログラム
41 物品所在管理端末情報
50 管理対象物
51 ICタグ(管理タグID記憶手段)
60 サーバ側プログラム
61 物品所在管理情報

Claims (9)

  1. 管理タグIDを記憶する管理タグID記憶手段と、
    該管理タグID記憶手段から管理タグIDを読み取ることができる管理タグID読取手段を具備すると共に自装置を一意に特定可能な端末所有者個別情報を記憶する端末装置と、
    該端末装置と通信可能に接続し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを関連付けて記憶するサーバとから構成され、
    管理対象物に前記管理タグID記憶手段を付し、
    前記端末装置によって前記管理タグID記憶手段の管理タグIDを読み取り、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信し、
    前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し合致することによって、前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする物品所在管理システム。
  2. 所定の期間内に所在確認が行われない場合には、前記サーバから前記端末装置宛に所在確認を行うよう警告が通知されることを特徴とする請求項1記載の物品所在管理システム。
  3. 前記端末装置は、自己位置取得部を備え、該自己位置取得部によって得られた自己位置情報と、前記端末所有者個別情報と、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとを関連付けた情報である管理タグ履歴情報を定期的に前記サーバに送信し、前記サーバの記憶部に位置履歴情報として蓄積すると共に、
    前記端末装置からの管理対象物紛失通知を受信した場合、前記サーバの記憶部に蓄積した位置情報を行動履歴として地図上に表示し、管理対象物の探索用サイトとして公開する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の物品所在管理システム。
  4. 所在確認が行われた際、前記端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDに該当する位置履歴情報の内、当該所在確認が行われるより前に蓄積された位置履歴情報から最新のものを除いて削除することを特徴とする請求項3記載の物品所在管理システム。
  5. 前記管理タグID記憶手段はICタグであり、前記管理タグID読取手段はICタグリーダーであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の物品所在管理システム。
  6. 前記管理タグID記憶手段はQRコード(登録商標)であり、前記管理タグID読取手段はQRコード(登録商標)を読み取り可能なカメラ機能であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の物品所在管理システム。
  7. 管理タグIDを記憶する管理タグID記憶手段と、
    該管理タグID記憶手段から管理タグIDを読み取ることができる管理タグID読取手段を具備すると共に自装置を一意に特定可能な端末所有者個別情報を記憶する端末装置と、
    該端末装置と通信可能に接続し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを関連付けて記憶するサーバとから構成される物品所在管理システムを用いた物品所在管理方法であり、
    管理対象物に前記管理タグID記憶手段を付し、
    前記端末装置によって前記管理タグID記憶手段の管理タグIDを読み取り、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信し、
    前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し、合致すると判別することによって前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする物品所在管理方法。
  8. 管理対象物に管理タグID記憶手段を付し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと端末装置の端末所有者個別情報とをサーバに送信して、前記管理対象物の所在確認を行う物品所在管理システムに適応されるサーバ側管理システムであって、
    前記端末装置によって読み取られた前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと、前記端末装置の端末所有者個別情報とを受信し、
    前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを前記サーバにて判別し、合致すると判別することによって前記管理対象物の所在確認を行うことを特徴とする請求項1記載の物品所在管理システムに適応されるサーバ側管理システム。
  9. 管理対象物に管理タグID記憶手段を付し、前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと端末装置の端末所有者個別情報とをサーバに送信して、前記管理対象物の所在確認を行う物品所在管理システムに適応される端末装置側管理システムであって、
    前記サーバによって、前記端末装置の端末所有者個別情報と前記管理タグID記憶手段の管理タグIDとの組み合わせが、予め記憶した組み合わせであるか否かを判別するために、前記端末装置は、読み取られた前記管理タグID記憶手段の管理タグIDと、前記端末装置の端末所有者個別情報とを前記サーバに送信することを特徴とする請求項1記載の物品所在管理システムに適応される端末装置側管理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017049649A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社エクサ 紛失防止システム
JP2017142594A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 日本電信電話株式会社 物品取扱い管理装置および管理方法
JP2019219706A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 Mamorio株式会社 遺失物情報音声回答システム、方法及びプログラム
WO2023228340A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 マクセル株式会社 共用物品管理システムおよび共用物品管理方法

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