JP2015065773A - スイッチング電源装置及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置を提供する。【解決手段】スイッチング電源装置3は、第1のインダクタ18と、第1のインダクタ18と磁気結合する第2のインダクタ19と、を有するトランス17と、第2のインダクタ19に誘起される電圧が印加される制御端子を有し、オンの時に第1のインダクタに電流を供給するスイッチング素子12と、スイッチング素子12と直列に接続され、第1のインダクタに流れる電流を制限する電流制御素子13と、電流制御素子13に直列に接続され、スイッチング素子がオフのとき電流が流れる整流素子55と、を備える。第1のインダクタ18の電流が増加しているときは、スイッチング素子12をオンさせる電圧が第2のインダクタ19に誘起され、第1のインダクタ18の電流が減少しているときは、スイッチング素子12をオフさせる電圧が第2のインダクタ19に誘起される。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、スイッチング電源装置及び照明装置に関する。
照明装置などの電源として、スイッチング電源装置がある。スイッチング電源装置は、入力電力から所望の出力電力を得る電力変換装置において、電力を変換・調整するためにスイッチング素子を用いた電源装置である。その中には、直流電力を別の直流電力に変換するDC-DCコンバータが含まれる。
シリコン半導体により形成されたスイッチング素子では困難な、500kHzを超える高い周波数でのスイッチングが可能であるため、スイッチング電源装置に使用するスイッチング素子として、ワイドバンドギャップ化合物半導体により形成されたスイッチング素子が注目されている。
ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、バンドギャップが約1.4eVのヒ化ガリウム(GaAs)よりもバンドギャップの広い半導体をいう。例えば、バンドギャップが1.5eV以上の半導体、リン化ガリウム(GaP、バンドギャップ約2.3eV)、窒化ガリウム(GaN、バンドギャップ約3.4eV)、ダイアモンド(C、バンドギャップ約5.27eV)、窒化アルミニウム(AlN、バンドギャップ約5.9eV)、炭化ケイ素(SiC)などが、ワイドバンドギャップ半導体に含まれる。
高い周波数でのスイッチングにより、スイッチング電源装置の小型化が期待できる。出力フィルタを構成するインダクタ、コンデンサを小型化できるためである。一方で、高い周波数の電磁雑音も放射するこことなる。一般に、周波数が上がるほど、EMC(Electro Magnetic Compatibility )対策は困難となり、電磁雑音の放射を低減する技術が望まれている。
特開2012−034569号公報
本発明が解決しようとする課題は、放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置及びこれを用いた照明装置を提供することである。
実施形態のスイッチング電源装置は、第1のインダクタと、第1のインダクタと磁気結合する第2のインダクタと、を有するトランスと、第2のインダクタに誘起される電圧が印加される制御端子を有し、オンの時に第1のインダクタに電流を供給するスイッチング素子と、スイッチング素子と直列に接続され、第1のインダクタに流れる電流を制限する電流制御素子と、電流制御素子に直列に接続され、スイッチング素子がオフのとき電流が流れる整流素子と、を備える。第1のインダクタの電流が増加しているときは、スイッチング素子をオンさせる電圧が第2のインダクタに誘起され、第1のインダクタの電流が減少しているときは、スイッチング素子をオフさせる電圧が第2のインダクタに誘起される。第1のインダクタの一端と、第2のインダクタの一端とは、第1のインダクタの一端と、第2のインダクタの一端との間を流れる電流経路を含む配線により接続される。配線は、トランスの投影面内に形成される。
本発明の実施形態によれば、放射電磁雑音を低減できるスイッチング電源装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るスイッチング電源装置を含む照明装置を例示する回路図である。 トランスの構造を説明する模式斜視図である。 第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の基板上の配線パターンを例示する模式上面図である。 第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。 トランスの構造を説明する模式斜視図である。 第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の基板上の配線パターンを例示する模式上面図である。 第3の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。 トランスの構造を説明する模式斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るスイッチング電源装置を含む照明装置を例示する回路図である。
照明装置1は、直流電源2の出力電圧を変換するスイッチング電源装置3と、スイッチング電源装置3の負荷回路となる照明負荷4と、を備えている。直流電源2は、例えば交流電源と、整流回路と、を有し、交流電源の交流電圧を整流回路で整流して直流電圧を出力する。図1においては、直流電源2として、商用交流電源9の交流電圧をブリッジ形整流回路10により整流し、直流電圧を出力するものを例示した。照明負荷4は、照明光源として、例えば発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)を有する。
スイッチング電源装置3は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス17と、を有する。トランス17は、磁気結合した第1のインダクタ18と、第2のインダクタ19と、ダイオード55と、を含む。
スイッチング素子12は、ノーマリオン型のトランジスタであり、例えば窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体により形成された高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)である。電流制御素子13は、定電流特性を有する素子または回路であり、例えば定電流ダイオードまたは、窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体により形成された高電子移動度トランジスタ(High Electron Mobility Transistor:HEMT)としてのノーマリオン型のトランジスタである。整流素子14は、例えばシリコンダイオード、例えば順方向降下電圧が小さい特性を有するショットキーバリア型ダイオード等である。
直流電源2の出力は、高電位入力端子5と低電位入力端子6に入力される。スイッチング素子12のドレインは、高電位入力端子5に接続され、スイッチング素子12のソースは、電流制御素子13がダイオードである場合にはアノードに接続されている。電流制御素子13のカソードは、整流素子14のカソードに接続され、整流素子14のアノードは、低電位入力端子6に接続されている。ダイオード55のアノードは、スイッチング素子12のゲートに接続され、ダイオード55のカソードは、整流素子14のカソードに接続されている。
第1のインダクタ18の一端と第2のインダクタ19の一端は、整流素子14のカソードに接続されている。第1のインダクタ18の他端は高電位出力端子7に接続され、第2のインダクタ19の他端は、コンデンサ15を介してスイッチング素子12のゲートに接続されている。第2のインダクタ19は、第1のインダクタ18の電流が増加しているときスイッチング素子12をオンさせる電圧が誘起され、第1のインダクタ18の電流が減少しているとき、スイッチング素子12をオフさせる電圧が誘起される結線となっている。
低電位入力端子6と低電位出力端子8とは、スイッチング電源装置3内部で接続されている。入力フィルタコンデンサ11は、高電位入力端子5と低電位入力端子6との間に接続され、出力フィルタコンデンサ16は、高電位出力端子7と低電位出力端子8との間に接続されている。高電位出力端子7と低電位出力端子8との間に、負荷となる照明負荷4が接続される。
トランス17について図2を参照しつつ説明する。
図2は、トランスの構造を説明する模式斜視図である。
トランス17として、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものを例示した。ドラム型コア20は、基板21上に、垂直方向に配置されている。基板21には、端子22、23、24、25が付設されている。インダクタ18、19の巻き線は、ドラム型コア20に、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ18の巻き始めは、端子22に接続され、巻き終わりは、端子23に接続されている。インダクタ19の巻き始めは、端子25に接続され、巻き終わりは、端子24に接続されている。端子22、23、24、25は、基板21の底面側に延在している。
このような形態を有するトランス17の配線について説明する。
図1において前述したように、第1のインダクタ18の一端は、第2のインダクタ19の一端に接続され、かつ整流素子14のカソードにも接続されている。また、第2のインダクタ19を、第1のインダクタ18の電流が増加しているときスイッチング素子12をオンさせる電圧が誘起され、第1のインダクタ18の電流が減少しているとき、スイッチング素子12をオフさせる電圧が誘起される結線とする必要がある。
ここで、第1のインダクタ18の巻き始めの端子22が整流素子14のカソードに接続され、第1のインダクタ18の巻き終わりの端子23が高電位出力端子7に接続されているとする。この場合は、第2のインダクタ19の巻き始めの端子25をコンデンサ15に接続し、第2のインダクタ19の巻き終わりの端子24を第1のインダクタ19の巻き始めの端子22に接続する結線とすることで、前述した極性の電圧が誘起される。
トランス17の実装基板上の配線パターンについて、図3を参照しつつ説明する。
図3は、第1の実施形態に係るスイッチング電源装置の基板上の配線パターンを例示する模式上面図である。
図3(a)、(b)、(c)に、実装基板上に設けられた、トランス17を実装する部分のパッドと、パッド間の配線と、を表した。パッド26a、26b、26cは、第1のインダクタ18の巻き始めの端子22に対応するパッドである。パッド27a、27b、27cは、第1のインダクタ18の巻き終わりの端子23に対応するパッドである。パッド28a、28b、28cは、第2のインダクタ19の巻き終わりの端子24に対応するパッドである。パッド29a、29b、29cは、第2のインダクタ19の巻き始めの端子25に対応するパッドである。
パッド26aとパッド28aとは、配線パターン30aによって接続されている。パッド26bとパッド28bとは、配線パターン30bによって接続されている。パッド26cとパッド28cとは、配線パターン30cによって接続されている。これらのパッドとトランス17の端子とは、半田付け等の手段により、接続される。つまり、トランス17の基板21の裏面側に延在した端子22、23、24、25は、実装基板に設けられたパッド26a、27a、28a、29a・・・などと適宜接続される。このようにして、第1のインダクタ18の端子22と第2のインダクタ19の端子24とは、電気的に接続される。これら以外の配線パターンは、省略した。なお、図3で、点線で示す四角形部分はトランス17の基板21の外縁を表し、トランス17の投影面に対応している。
図3(a)は、斜め直線状の配線パターンで接続した具体例を表す。この具体例によれば、パッド間を最短で接続できる。
図3(b)は、略直線状の配線パターンとした具体例を表す。この具体例によれば、何らかの制約により、最短の配線パターンを作成できない場合であっても、トランス17の投影面内で互いのパッドが接続されれば同様の効果が得られる。
図3(c)は、パッド29c、27cとの絶縁を確保するための間隔を確保しつつ最大の面で配線した具体例を表す。図3(a)〜(c)に表したいずれの具体例においても、配線パターンは、パッド間を直線的に流れる電流経路を含み、パッド間を短い距離で結ぶ電流経路を含むように配線している。
図1に戻り、スイッチング電源装置3の動作について、説明する。
まず、電流制御素子13について説明する。
電流制御素子13には、電流制限値が設定されている。電流制御素子13を流れる電流がこの電流制限値に達すると、電流制御素子13は、飽和状態となる。これを超えて、さらに増加しようとすると、電流制御素子13の内部抵抗が急激に増加する。その結果、電流制御素子13端子間の電圧も急上昇することとなる。このような、電流制御素子13の動作を踏まえ、以下の(1)〜(6)にて、スイッチング電源装置3の動作を説明する。
(1)直流電源2の出力電圧が高電位入力端子5と低電位入力端子6との間に印加されるとき、スイッチング素子12は、ノーマリオン型の素子であるため、オン状態にある。すると、高電位入力端子5、スイッチング素子12、電流制御素子13、第1のインダクタ18、出力フィルタコンデンサ16、低電位入力端子6の経路で電流が流れ、出力フィルタコンデンサ16が充電される。第1のインダクタ18には、電磁エネルギーが蓄積される。
(2)スイッチング素子12がオンしているため、整流素子14の両端には、スイッチング電源装置3の入力電圧が印加される。逆方向に電圧が印加されるため、整流素子14は、非導通の状態となる。
(3)第1のインダクタ18を流れる電流は、時間の経過とともに増加していく。第2のインダクタ19は、第1のインダクタ18と磁気結合しているため、第2のインダクタ19には、結合コンデンサとして働くコンデンサ15側を高電位とする極性の起電力が誘起される。スイッチング素子12のゲートには、コンデンサ15を介してソースに対して正の電位が供給され、スイッチング素子12は、オンの状態を維持する。このとき、ダイオード55により、電流制御素子13のアノードに対するスイッチング素子12のゲート電位の上限値を、ダイオードの順方向降下電圧以下とすることができ、スイッチング素子12のゲート・ソースを保護することができる。
(4)第1のインダクタ18を流れる電流が、電流制御素子13の電流制限値を超えると、電流制御素子13の端子間電圧は、急激に上昇する。スイッチング素子12のゲート・ソース間の電圧が負側に大きくシフトし、スイッチング素子12は、オフとなる。
(5)第1のインダクタ18には、逆起電力が発生する。順方向に電圧が印加されるため、整流素子14は、オン状態となる。電流は、整流素子14、第1のインダクタ18、出力フィルタコンデンサ16の経路で、流れ続ける。電磁エネルギーを放出するため、第1のインダクタ18の電流は、減少していく。第2のインダクタ19に誘起された負の電圧は、維持され、スイッチング素子12は、オフの状態を継続する。
(6)第1のインダクタ18に蓄積されていた電磁エネルギーがゼロになると、第1のインダクタ18を流れる電流も、ゼロになる。起電力の方向が再び反転し、第2のインダクタ19には、コンデンサ15側を高電位とするような起電力が誘起される。スイッチング素子12のゲートにソースよりも高い電圧が供給され、スイッチング素子12は、オンする。上記(1)の状態に戻る。
以後、(1)〜(6)を繰り返す。入力電圧は、変換されて、負荷である照明負荷4に供給される。スイッチング電源装置3は、降圧コンバータとして動作する。ただし、本実施の形態はこれには限定されず、スイッチング電源装置は、昇圧型、昇降圧型であってもよい。
スイッチング素子12のオン、オフに伴い、スイッチング素子12のソース電位は、変動する。この変動の幅は、スイッチング電源装置3の入力電圧に近い値となる。スイッチング素子12のソース端子に接続された、電流制御素子13と、整流素子14のカソード端子、第1のインダクタ18の端子22、第2のインダクタ19の端子24、およびこれらを接続する配線パターンの電位も、同様に大きく変動することとなる。
これらの部分がアンテナとして働き、スイッチング素子12のスイッチング周波数に等しい周波数の電磁雑音を放射することがある。この放射電磁雑音を小さくするためには、アンテナとして働く部分を狭い範囲に封じ込める必要がある。スイッチング電源装置3を小型化するため、スイッチング素子12、電流制御素子13、整流素子14を1つのICパッケージに集積化して用いる場合がある。その際は、電流制御素子13と整流素子14との接続点がICパッケージの端子に引き出されるため、この端子と第1のインダクタ18の端子22、第2のインダクタ19の端子24との配線パターンを、狭い範囲に収めるとよい。
これを実現するため、本実施形態では、図3に関して前述したように、第1のインダクタ18と第2のインダクタ19との間の配線を短くした。また、図3に例示した具体例では、配線パターン30a、30b、30cは、トランス17の投影面内に配置されるため、トランス17で覆われた形態となる。トランス17は、電磁シールドとしての役割も担うこととなる。
次に、第1の実施形態の効果について、説明する。
本実施形態によれば、第1のインダクタ18と第2のインダクタ19との間の配線を、トランス17の投影面内で直線とすることにより、アンテナとして働く部分を小さくすることができる。そのため、放射電磁雑音を低減できるという効果がある。トランス17が電磁シールドとして働くため、さらに放射電磁雑音を低減できるという効果もある。図3(a)及び(b)に表した具体例においては、配線パターン30a、30bは、トランス17の投影面の内側に形成されているので、電磁シールドの効果が特に高く得られる。
(第2実施形態)
図4は、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置31は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス32と、を有する。トランス32は、磁気結合した第1のインダクタ33と、第2のインダクタ34と、ダイオード55と、を含む。
第1のインダクタ33の一端と第2のインダクタ34の一端は、整流素子14のカソードに接続されている。第1のインダクタ33の他端は高電位出力端子7に接続され、第2のインダクタ34の他端は、コンデンサ15を介してスイッチング素子12のゲートに接続されている。第2のインダクタ34は、第1のインダクタ33の電流が増加しているときスイッチング素子12をオンさせる電圧が誘起され、第1のインダクタ33の電流が減少しているとき、スイッチング素子12をオフさせる電圧が誘起される結線となっている。これら以外の要素は、図1のスイッチング電源装置3と同様とすることができる。
トランス32について図5を参照しつつ説明する。
図5は、トランスの構造を説明する模式斜視図である。
トランス32として、図2に表したトランスと同様に、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものを例示した。ドラム型コア35は、基板36上に、垂直方向に配置されている。基板36には、端子37、38、39、40が付設されている。インダクタ33、34の巻き線は、ドラム型コア35に、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ33の巻き始めは、端子37に接続され、巻き終わりは、端子38に接続されている。インダクタ34の巻き始めは、端子39に接続され、巻き終わりは、端子40に接続されている。
図1のトランス17の例にならい、第1のインダクタ33の巻き始めの端子37が整流素子14のカソードに接続され、第1のインダクタ33の巻き終わりの端子38が高電位出力端子7に接続されているとする。この場合は、第2のインダクタ34の巻き始めの端子39をコンデンサ15に接続し、第2のインダクタ34の巻き終わりの端子40を第1のインダクタ33の巻き始めの端子37に接続する。
図6は、第2の実施形態に係るスイッチング電源装置の基板上の配線パターンを例示する模式上面図である。
図6に、基板上に設けられた、トランス32を実装する部分のパッドと、バッド間の配線を表した。パッド41は、第1のインダクタ33の巻き始めの端子37に対応し、パッド42は、第1のインダクタ33の巻き終わりの端子38に対応し、パッド43は、第2のインダクタ34の巻き始めの端子39に対応し、パッド44は、第2のインダクタ34の巻き終わりの端子40に対応するパッドである。パッド41とパッド44は、配線パターン45によって接続される。これらのパッドとトランスの端子とは、半田付け等の手段により、接続される。このようにして、第1のインダクタ33の端子37と第2のインダクタ34の端子40とは、電気的に接続される。これら以外の配線パターンは省略した。なお、図6で、点線で示す四角形部分はトランス32の基板36の外縁を表し、トランス32の投影面に対応している。
パッド41とパッド44とは、トランス32の投影面内で直線状の配線パターン(配線)45によって最短距離で接続されている。配線パターン45はトランス32で覆われた形態となっている。また、配線パターン45は、トランス32の投影面からはみ出していない。
スイッチング電源装置31の動作は、図1のスイッチング電源装置3の動作と同様である。
次に、第2の実施形態の効果について、説明する。
本実施形態によれば、第1のインダクタ33と第2のインダクタ34との間の配線パターン45をトランス32の投影面内で直線とすることにより、アンテナとして働く部分を小さくすることができる。また、配線パターン45をトランス32の投影面からはみ出さないように形成する。そのため、放射電磁雑音を低減できるという効果がある。トランス32が電磁シールドとして働くため、さらに放射電磁雑音を低減できるという効果も得られる。
(第3実施形態)
図7は、第3の実施形態に係るスイッチング電源装置を例示する回路図である。
スイッチング電源装置46は、スイッチング素子12と、電流制御素子13と、整流素子14と、入力フィルタコンデンサ11と、コンデンサ15と、出力フィルタコンデンサ16と、トランス47と、を有する。トランス47は、磁気結合した第1のインダクタ48と、第2のインダクタ49と、ダイオード55と、を含む。
第1のインダクタ48の一端と第2のインダクタ49の一端とは、トランス47の内部で接続され、さらに整流素子14のカソードに接続されている。第1のインダクタ48の他端は高電位出力端子7に接続され、第2のインダクタ49の他端は、コンデンサ15を介してスイッチング素子12のゲートに接続されている。第2のインダクタ49は、第1のインダクタ48の電流が増加しているときスイッチング素子12をオンさせる電圧が誘起され、第1のインダクタ48の電流が減少しているとき、スイッチング素子12をオフさせる電圧が誘起される結線とされている。これら以外の要素は、図1のスイッチング電源装置3と同様とすることができる。
トランス47について図8を参照しつつ説明する。
図8は、トランスの構造を説明する模式斜視図である。
トランス47として、図2に表したトランスと同様に、ドラム型コアに導線を巻いた形態のものを例示した。ドラム型コア50は、基板51上に、垂直方向に配置されている。基板51には、端子52、53、54が付設されている。インダクタ48、49の巻き線は、ドラム型コア50に、それぞれ同じ方向に巻かれている。インダクタ48の巻き始めは、端子52に接続され、巻き終わりは、端子53に接続されている。インダクタ49の巻き始めは、端子54に接続され、巻き終わりは、端子52に接続されている。
このように、トランス47は、第1のインダクタ48の巻き始めと第2のインダクタ49の巻き終わりが、同一の端子52に接続されている。つまり、第1のインダクタ48と第2のインダクタ49は、トランス47内部で接続されている。これ以外のトランス47の端子の接続は、図4のトランス32と同様であり、第1のインダクタ48の巻き終わりの端子53は、高電位出力端子7に接続され、第2のインダクタ49の巻き始めの端子54はコンデンサ15に接続される。
第1のインダクタ48と第2のインダクタ49との間の配線パターンは、トランス外部には存在しない。一方、図3、6の実施形態では、配線パターン30a、30b、30c、45が実装基板の上に存在する。これらの配線パターンには、スイッチング素子12のゲートに供給される駆動電流が流れる。この駆動電流は、配線周辺に磁界を発生させる。これと鎖交する他の配線パターンには、渦電流が発生し、損失が増加することとなる。これを防ぐには、実装基板上の駆動電流が流れる配線を減らす必要がある。図7の実施例においては、この配線パターンが存在しないため、これに由来する渦電流は発生しない。スイッチング電源装置46の動作は、図1のスイッチング電源装置3の動作と同様である。
次に、第3の実施形態の効果について、説明する。
本実施形態によれば、第1のインダクタ48と第2のインダクタ49との間の接続を、トランス47内で行うことにより、アンテナとして働く部分を小さくすることができる。そのため、放射電磁雑音を低減できるという効果が得られる。第1のインダクタ48と第2のインダクタ49とを接続する配線パターンが実装基板上に存在しないため、これに由来する渦電流損失が発生せず、スイッチング電源装置46を高効率化できるという効果も得られる。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明したが、それらに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、スイッチング素子12、電流制御素子13および整流素子14は、GaN系HEMTには限定されない。例えば、半導体基板に炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)やダイヤモンドのようなワイドバンドギャップを有する半導体(ワイドバンドギャップ半導体)を用いて形成した半導体素子でもよい。ここで、ワイドバンドギャップ半導体とは、バンドギャップが約1.4eVのヒ化ガリウム(GaAs)よりもバンドギャップの広い半導体をいう。例えば、バンドギャップが1.5eV以上の半導体、リン化ガリウム(GaP、バンドギャップ約2.3eV)、窒化ガリウム(GaN、バンドギャップ約3.4eV)、ダイアモンド(C、バンドギャップ約5.27eV)、窒化アルミニウム(AlN、バンドギャップ約5.9eV)、炭化ケイ素(SiC)などが含まれる。
なお、照明負荷4はLEDに限らず、例えば、有機EL(Electro-Luminescence)やOLED(Organic light-emitting diode)などでもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。
しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…照明装置、2…直流電源、3…スイッチング電源装置、4…照明負荷、5…高電位入力端子、6…低電位入力端子、7…高電位出力端子、8…低電位出力端子、9…商用交流電源、10…ブリッジ形整流回路、11…入力フィルタコンデンサ、12…スイッチング素子、13…電流制御素子、14…整流素子、15…コンデンサ、16…出力フィルタコンデンサ、17…トランス、18…第1のインダクタ、19…第2のインダクタ、20…ドラム型コア、21…基板、22…端子、23…端子、24…端子、25…端子、26a…パッド、26b…パッド、26c…パッド、27a…パッド、27b…パッド、27c…パッド、28a…パッド、28b…パッド、28c…パッド、29a…パッド、29b…パッド、29c…パッド、30a…配線パターン、30b…配線パターン、30c…配線パターン、31…スイッチング電源装置、32…トランス、33…第1のインダクタ、34…第2のインダクタ、35…ドラム型コア、36…基板、37…端子、38…端子、39…端子、40…端子、41…パッド、42…パッド、43…パッド、44…パッド、45…配線パターン、46…スイッチング電源装置、47…トランス、48…第1のインダクタ、49…第2のインダクタ、50…ドラム型コア、51…基板、52…端子、53…端子、54…端子、55…ダイオード

Claims (3)

  1. 第1のインダクタと、前記第1のインダクタと磁気結合する第2のインダクタと、を有するトランスと、
    前記第2のインダクタに誘起される電圧が印加される制御端子を有し、オンの時に前記第1のインダクタに電流を供給するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子と直列に接続され、前記第1のインダクタに流れる電流を制限する電流制御素子と、
    前記電流制御素子に直列に接続され、前記スイッチング素子がオフのとき電流が流れる整流素子と、
    を備え、
    前記第1のインダクタの電流が増加しているときは、前記スイッチング素子をオンさせる電圧が前記第2のインダクタに誘起され、
    前記第1のインダクタの電流が減少しているときは、前記スイッチング素子をオフさせる電圧が前記第2のインダクタに誘起され、
    前記第1のインダクタの一端と、前記第2のインダクタの一端とは、前記第1のインダクタの一端と、前記第2のインダクタの一端との間を流れる電流経路を含む配線により接続され、
    前記配線は、前記トランスの投影面の内側に形成されたスイッチング電源装置。
  2. 前記トランスは、前記トランスの裏面側に延在するとともに、前記第1のインダクタの前記一端が接続される第1の端子と、
    前記トランスの裏面側に延在するとともに、前記第2のインダクタの前記一端が接続される第2の端子と、
    を有する請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 請求項1または2記載のスイッチング電源装置と、
    前記スイッチング電源装置の負荷回路となる照明負荷と、
    を備えた照明装置。
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