JP2015065627A - 送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップ - Google Patents

送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップ Download PDF

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Abstract

【課題】 伝送効率の低下を抑制しながら、受信装置が誤り訂正符号ブロックを適切に抽出することを可能とする送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップを提供する。
【解決手段】 送信装置10は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成する誤り訂正符号化部11と、誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム化部12と、データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信するMIMO−OFDM変調部14とを備える。MIMO−OFDM変調部14は、データフレームとともに、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップに関する。
日本における地上デジタル放送方式であるISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)方式では、送信装置は、データフレーム及び制御信号(TMCC情報やAC信号)によって構成される伝送フレーム(OFDMフレーム)毎に、映像・音声等のデータを送信する。制御信号は、伝送フレーム毎に伝送フレームに挿入される。また、受信装置は、伝送フレームの同期をとることによって、映像・音声等のデータを受信する(例えば、非特許文献1)。
「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格」 ARIB STD−B31
ところで、次世代地上放送方式では、誤り訂正符号がデータに付与された誤り訂正符号ブロック(以下、FECブロック)をデータフレームに挿入することが検討されている。
このような場合において、受信装置がFECブロックを適切に抽出するために、伝送フレームの先頭に含まれるFECブロックの先頭位置が伝送フレームの先頭位置と一致している必要があり、FECブロックが固定長であることが必要であるという拘束条件が存在する。
一方で、データフレームの容量は、データフレームを構成する信号の符号化率及び変調多値数によって可変であり、固定長のFECブロックの整数倍に調整することが難しい。従って、データフレーム内にFECブロックを挿入することができない場合には、データフレーム内の余りのスペースにNull値を挿入する必要がある。
このように、上述した拘束条件の下では、Null値を挿入せざるを得ないケースが存在するため、伝送効率が低下してしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、伝送効率の低下を抑制しながら、受信装置が誤り訂正符号ブロックを適切に抽出することを可能とする送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップを提供することを目的とする。
第1の特徴は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部と、前記誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部と、前記データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信する送信部とを備える送信装置であって、前記送信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを送信することを要旨とする。
第2の特徴は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを受信する受信部と、前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部とを備える受信装置であって、前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを要旨とする。
第3の特徴は、受信装置に搭載されるチップであって、固定長を有する誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを受信する受信部と、前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部とを備え、前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを要旨とする。
第4の特徴は、送信装置及び受信装置を備えるデジタル放送システムであって、前記送信装置は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部と、前記誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部と、前記データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信する送信部とを備え、前記受信装置は、前記伝送フレームを受信する受信部と、前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部を備え、前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを要旨とする。
本発明によれば、伝送効率の低下を抑制しながら、受信装置が誤り訂正符号ブロックを適切に抽出することを可能とする送信装置、受信装置、デジタル放送システム及びチップを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る送信装置10を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る受信装置20を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係るフレーム構造の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るフレーム構造の一例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
第1に、実施形態に係る送信装置は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部と、前記誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部と、前記データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信する送信部とを備える。前記送信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを送信する。
第2に、実施形態に係る受信装置は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを受信する受信部と、前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部とを備える。前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出する。
実施形態では、送信装置から受信装置に対して、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタが送信される。従って、伝送フレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置が伝送フレームの先頭位置と一致していなくても、受信装置が誤り訂正符号ブロックを抽出することができる。言い換えると、誤り訂正符号ブロックが複数の伝送フレーム(データフレーム)を跨がって配置されることが許容されるため、Null値を挿入する必要がなく、伝送効率の低下が抑制される。
[第1実施形態]
(デジタル放送システム)
以下において、第1実施形態に係るデジタル放送システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る送信装置10を示すブロック図であり、図2は、第1実施形態に係る受信装置20を示すブロック図である。デジタル放送システムは、送信装置10及び受信装置20を備える。
実施形態において、デジタル放送システムは、次世代地上放送方式に対応するデジタル放送システムである。例えば、デジタル放送システムでは、(Multiple Input Multiple Output)技術、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術が適用される。デジタル放送システムでは、送信装置10から受信装置20に対して、複数の階層に属する階層化データ(例えば、1セグメント、13セグメント)が送信される。第1実施形態では、階層化データとして、A階層データ、B階層データ、C階層データが送信されるケースについて例示する。
図1に示すように、送信装置10は、誤り訂正符号化部11と、フレーム化部12と、制御信号生成部13と、MIMO−OFDM変調部14とを備える。送信装置10は、例えば、放送局等に設けられる。
誤り訂正符号化部11は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部を構成する。具体的には、誤り訂正符号化部11は、所定フォーマットを有するTS(Transport Stream)などの入力データに誤り訂正符号を付与する。
第1実施形態では、階層化データとして、A階層データ、B階層データ、C階層データが送信される。従って、送信装置10は、A階層データの誤り訂正符号ブロックを生成する誤り訂正符号化部11Aと、B階層データの誤り訂正符号ブロックを生成する誤り訂正符号化部11Bと、C階層データの誤り訂正符号ブロックを生成する誤り訂正符号化部11Cとを備える。
フレーム化部12は、誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部を構成する。第1実施形態では、フレーム化部12は、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタをデータフレームのヘッダに挿入する。オフセットは、データフレームの先頭位置からデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置までのビット数を示す値である。
このように、上述したポインタがデータフレームのヘッダに挿入されるため、誤り訂正符号ブロックは、複数のデータフレーム(伝送フレーム)に跨がって配置されてもよい。すなわち、データフレーム(伝送フレーム)の先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置がデータフレーム(伝送フレーム)の先頭位置と一致していなくてもよい。
第1実施形態では、階層化データとして、A階層データ、B階層データ、C階層データが送信される。従って、送信装置10は、A階層データの誤り訂正符号ブロックを生成するフレーム化部12Aと、B階層データの誤り訂正符号ブロックを生成するフレーム化部12Bと、C階層データの誤り訂正符号ブロックを生成するフレーム化部12Cとを備える。
制御信号生成部13は、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号、AC(Auxiliary Channel)信号等の制御信号を生成する。例えば、TMCC信号(伝送制御信号)は、複数の階層のそれぞれの伝送パラメータ(変調方式、セグメント数、符号化率等)を示す信号、OFDMフレーム(伝送フレーム)の同期をとるための同期信号を含む。
MIMO−OFDM変調部14は、フレーム化部12から出力されるデータフレーム及び制御信号生成部13から出力される制御信号によって構成されるOFDMフレーム(伝送フレーム)を生成する。OFDMフレーム(伝送フレーム)は、所定数のサブキャリア(周波数軸)及び所定数のシンボル数(時間軸)によって定義される。
続いて、MIMO−OFDM変調部14は、OFDMフレームを構成する各シンボルに対して、空間符号化処理を行って2系統の信号を生成して、2系統の信号に対してキャリア変調、IFFT処理及び直交変換を行って無線信号Tx1,Tx2を生成する。MIMO−OFDM変調部14は、複数のアンテナを用いて、無線信号Tx1,Txを受信装置20に送信する。なお、2系統の信号は、同一の信号であってもよいが、伝送効率の観点では、異なる信号であることが好ましい。
第1実施形態において、上述したポインタがデータフレームのヘッダに挿入される。言い換えると、MIMO−OFDM変調部14は、データフレームとともに、上述したポインタを送信する送信部を構成する。
図2に示すように、受信装置20は、周波数変換部21と、直交復調部22と、MIMO−OFDM復調部23と、キャリア復調部24と、制御信号復調部25と、抽出部26と、誤り訂正部27とを備える。受信装置20は、例えば、家庭内に固定的に設置される受像器、ユーザが持ち運び可能な移動端末に設けられる。
周波数変換部21は、複数のアンテナを用いて、無線信号Rx1,Rx2を受信する。具体的には、周波数変換部21は、周波数変換によって、無線信号Rx1,Rx2をベースバンド信号に変換してAD変換などによってデジタル化する。
第1実施形態では、複数のアンテナによって無線信号Rx1,Rx2を受信するため、受信装置20は、無線信号Rx1を処理する周波数変換部21Aと、無線信号Rx2を処理する周波数変換部21Bとを備える。
直交復調部22は、周波数変換部21によって変換された周波数成分の直交復調を行う。
第1実施形態では、複数のアンテナによって無線信号Rx1,Rx2を受信するため、受信装置20は、無線信号Rx1に対応する信号を処理する周波数変換部21Aと、無線信号Rx2に対応する信号を処理する周波数変換部21Bとを備える。
MIMO−OFDM復調部23は、周波数変換部21A及び周波数変換部21Bから出力される2系統の信号に対してFFT処理およびMIMO復号処理を行って、所定数のサブキャリア(周波数軸)及び所定数のシンボル数(時間軸)によって定義されるOFDMフレーム(伝送フレーム)を取得する。OFDMフレーム(伝送フレーム)の同期は、上述したTMCC信号によって行われる。
上述したように、OFDMフレーム(伝送フレーム)は、データフレーム及び制御信号によって構成されており、データフレームのヘッダには、上述したポインタが含まれる。従って、第1実施形態においては、MIMO−OFDM復調部23は、データフレームとともに、上述したポインタを受信する受信部を構成する。
キャリア復調部24は、OFDMフレーム(伝送フレーム)のうち、データフレームを構成するシンボルのキャリア復調を行う。
制御信号復調部25は、OFDMフレーム(伝送フレーム)に含まれる制御信号のうち、伝送制御信号(TMCC信号)を構成するシンボルのキャリア復調を行う。また、制御信号復調部25は、OFDMフレーム(伝送フレーム)に含まれる制御信号のうち、AC信号を構成するシンボルのキャリア復調を行う。
抽出部26は、データフレームから誤り訂正符号ブロックを抽出する。具体的には、抽出部26は、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタに基づいて、データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出する。また、誤り訂正符号ブロックが固定長であるため、抽出部26は、データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置を特定することができれば、他の誤り訂正符号ブロックも抽出することができる。
第1実施形態では、階層化データとして、A階層データ、B階層データ、C階層データが送信される。従って、受信装置20は、A階層データの誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部26Aと、B階層データの誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部26Bと、C階層データの誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部26Cとを備える。
誤り訂正部27は、抽出部26から出力される誤り訂正符号ブロックを構成するビット列の誤り訂正を行う。
第1実施形態では、階層化データとして、A階層データ、B階層データ、C階層データが送信される。従って、受信装置20は、A階層データの誤り訂正符号ブロックを構成するビット列の誤り訂正を行う誤り訂正部27Aと、B階層データの誤り訂正符号ブロックを構成するビット列の誤り訂正を行う誤り訂正部27Bと、C階層データの誤り訂正符号ブロックを構成するビット列の誤り訂正を行う誤り訂正部27Cとを備える。
(フレーム構造)
以下において、第1実施形態に係るフレーム構造の一例について説明する。図3は、第1実施形態に係るフレーム構造の一例を示す図である。
図3に示すように、OFDMフレーム(伝送フレーム)は、各階層のデータフレームを構成するシンボル及び制御信号(TMCC信号及びAC信号)によって構成される。なお、OFDMフレーム(伝送フレーム)は、上述したように、所定数のサブキャリア(周波数軸)及び所定数のシンボル数(時間軸)によって定義される。
各階層のデータフレームは、誤り訂正符号ブロック(FECブロックとも呼ぶ)によって構成される。誤り訂正符号ブロックは、複数のデータフレームに跨がって配置されてもよい。誤り訂正符号ブロックは、固定長のビット列を有するが、誤り訂正符号ブロックのビット列長は、階層毎に異なっていてもよい。
データフレームのヘッダは、例えば、同期ビット(Sync)、ポインタ、リザーブビット、FECパリティビットを含む。同期ビット(Sync)は、データフレームの先頭位置を特定するためのビットである。ポインタは、図4に示すように、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセット(ビット数)を示す。リザーブビットは、将来の拡張のために確保されたビット列である。FECパリティビットは、データフレームのヘッダの誤り訂正を行うためのビットである。
(作用及び効果)
第1実施形態では、送信装置10から受信装置20に対して、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタが送信される。従って、伝送フレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置が伝送フレームの先頭位置と一致していなくても、受信装置20が誤り訂正符号ブロックを抽出することができる。言い換えると、誤り訂正符号ブロックが複数の伝送フレーム(データフレーム)を跨がって配置されることが許容されるため、Null値を挿入する必要がなく、伝送効率の低下が抑制される。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、データフレームの先頭位置に対するデータフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタは、データフレームのヘッダに含まれる。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。上述したヘッダは、データフレームのヘッダではなくて、伝送制御信号(TMCC)に含まれてもよい。
実施形態では特に触れていないが、上述したポインタは、誤り訂正符号ブロックを抽出する上で重要なビット列であるため、BPSKで送信されることが好ましい。すなわち、上述したポインタには、誤り訂正符号ブロックに適用されるキャリア変調よりも低次のキャリア変調が適用されることが好ましい。
実施形態では、階層化データが送信されるケースを例示したが、実施形態は、これに限定されるものではない。送信装置10から受信装置20に送信されるデータは、階層化されていなくてもよい。
実施形態では、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術が用いられるシステムについて例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。実施形態は、MISO(Multiple Input Single Output)技術又はSISO(Single Input Single Output)技術が用いられるシステムに適用されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、送信装置10及び受信装置20が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、送信装置10及び受信装置20が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
10…送信装置、11…誤り訂正符号化部、12…フレーム化部、13…制御信号生成部、14…MIMO−OFDM変調部、20…受信装置、21…周波数変換部、22…直交復調部、23…MIMO−OFDM復調部、24…キャリア復調部、25…制御信号復調部、26…抽出部、27…誤り訂正部

Claims (10)

  1. 固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部と、
    前記誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部と、
    前記データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信する送信部とを備え、
    前記送信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを送信することを特徴とする送信装置。
  2. 前記ポインタは、前記伝送制御信号に含まれることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記ポインタは、前記データフレームのヘッダに含まれることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記ポインタの変調方式は、BPSKであることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  5. 固定長を有する誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを受信する受信部と、
    前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部とを備え、
    前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、
    前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを特徴とする受信装置。
  6. 前記ポインタは、前記伝送制御信号に含まれることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記ポインタは、前記データフレームのヘッダに含まれることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  8. 前記ポインタの変調方式は、BPSKであることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  9. 受信装置に搭載されるチップであって、
    固定長を有する誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを受信する受信部と、
    前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部とを備え、
    前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、
    前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを特徴とするチップ。
  10. 送信装置及び受信装置を備えるデジタル放送システムであって、
    前記送信装置は、固定長を有する誤り訂正符号ブロックを生成するブロック生成部と、前記誤り訂正符号ブロックによって構成されるデータフレームを生成するフレーム生成部と、前記データフレーム及び伝送制御信号を含む伝送フレームを送信する送信部とを備え、
    前記受信装置は、前記伝送フレームを受信する受信部と、前記データフレームから前記誤り訂正符号ブロックを抽出する抽出部を備え、
    前記受信部は、前記データフレームとともに、前記データフレームの先頭位置に対する前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックの先頭位置のオフセットを示すポインタを受信し、
    前記抽出部は、前記ポインタに基づいて、前記データフレームの先頭に含まれる誤り訂正符号ブロックを抽出することを特徴とするデジタル放送システム。
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