JP2015065561A - 基地局及びユーザ端末 - Google Patents

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真人 藤代
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Abstract

【課題】既存のセル識別子との互換性を保ちつつ、セルを一意に識別可能なセル識別子を実現する。
【解決手段】eNB200は、物理セル識別子(PCI)を有するセルを管理する制御部と、PCIを特定可能な無線信号を送信する送信部と、を備える。セルには、PCIと関連付けられた拡張セル識別子(E−PCI)が割り当てられている。E−PCIは、セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる基地局及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)では、セルを識別するためのセル識別子が各セルに割り当てられる。
セル識別子は、物理セル識別子(PCI:Physical Cell ID)及びセルグローバル識別子(ECGI:E−UTRAN Cell Global ID)などである(例えば非特許文献1参照)。
3GPP技術仕様書 「TS36.300 V11.6.0」 2013年7月
移動通信システムにおいて利用可能なセル識別子の数は有限である。例えば、LTEの仕様では504個の物理セル識別子が規定されている。
よって、マクロセル内に多数の小セルが設けられるような通信環境においては、セル識別子が枯渇し、重複なくセル識別子を割り当てることが困難になるため、セルを一意に識別することができない問題がある。
そこで、本発明は、既存のセル識別子との互換性を保ちつつ、セルを一意に識別可能なセル識別子を実現することを目的とする。
第1の特徴に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、物理セル識別子を有するセルを管理する制御部と、前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を送信する送信部と、を備える。前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられている。前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。
第2の特徴に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて、物理セル識別子を有するセルと接続する。前記ユーザ端末は、前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を前記セルから受信する受信部を備える。前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられている。前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。
本発明によれば、既存のセル識別子との互換性を保ちつつ、セルを一意に識別可能なセル識別子を実現できる。
実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 実施形態に係るUEのブロック図である。 実施形態に係るeNBのブロック図である。 実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 実施形態に係る無線フレームの構成図である。 実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 実施形態に係るNRTを説明するための図である。 実施形態に係る動作パターン1のシーケンス図である。 実施形態に係る動作パターン2のシーケンス図である。 実施形態に係る動作パターン3のシーケンス図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いられる。前記基地局は、物理セル識別子を有するセルを管理する制御部と、前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を送信する送信部と、を備える。前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられている。前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。
実施形態では、前記拡張部分は、前記セルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値である。
実施形態では、前記拡張セル識別子は、前記物理セル識別子と前記拡張部分とを含む。
実施形態では、前記拡張セル識別子は、ハンドオーバのための測定報告手順において利用される。
実施形態では、前記基地局は、前記セルの近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を記憶する記憶部をさらに備える。前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含む。
実施形態では、前記制御部は、前記セルと接続するユーザ端末に対して、前記近隣セルに対する測定を制御するための測定構成を通知する。前記測定構成は、測定の対象とする前記近隣セルに割り当てられた前記近隣拡張セル識別子を含む。
実施形態では、前記基地局は、前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備える。前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの物理セル識別子と、前記ユーザ端末又は当該近隣セルの地理的位置に関する位置情報と、を含む。前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照して、測定が行われた前記近隣セルを特定する。
実施形態では、前記基地局は、前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備える。前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの前記近隣拡張セル識別子を含む。前記制御部は、前記測定報告に基づいて、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照することにより、測定が行われた前記近隣セルを特定する。
実施形態では、前記基地局は、前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備える。前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの物理セル識別子を含む。前記制御部は、前記ユーザ端末の地理的位置に関する位置情報を管理するサーバ装置から、当該地理的位置を取得する。前記制御部は、前記物理セル識別子及び前記位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照することにより、測定が行われた前記近隣セルを特定する。
実施形態に係るユーザ端末は、移動通信システムにおいて、物理セル識別子を有するセルと接続する。前記ユーザ端末は、前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を前記セルから受信する受信部を備える。前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられている。前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。
実施形態では、前記拡張部分は、前記セルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値である。
実施形態では、前記拡張セル識別子は、前記物理セル識別子と前記拡張部分とを含む。
実施形態では、前記拡張セル識別子は、ハンドオーバのための測定報告手順において利用される。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記セルの近隣セルに対する測定を制御するための測定構成を、前記セルから受信する受信部をさらに備える。前記測定構成は、測定の対象とする前記近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を含む。前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含む。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記測定構成に含まれる前記近隣拡張セル識別子に基づいて前記近隣セルに対する測定を行う制御部をさらに備える。前記制御部は、前記近隣拡張セル識別子に含まれる前記物理セル識別子を有する近隣セルであって、かつ、前記近隣拡張セル識別子に含まれる前記拡張部分に対応する位置が前記ユーザ端末の地理的位置と最も近い近隣セルに対して測定を行う。
実施形態では、前記ユーザ端末は、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を前記セルに送信する送信部をさらに備える。前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を含む。前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含む。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワークが構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。また、EPC20は、UE100の地理的位置を示す位置情報を管理するサーバ装置400を含んでもよい。サーバ装置400は、例えば3GPP技術仕様書TS36.305で規定されるE−SMLC(e−Serving Mobile Location Center)である。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当する。プロセッサ160(及びメモリ150)は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
複数のアンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報(経度・緯度など)を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230は記憶部に相当する。プロセッサ240(及びメモリ230)は、制御部を構成する。
複数のアンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して近隣eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Media Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(セル識別子の概要)
LTEシステムにおいて、各セルには、セルを識別するためのセル識別子が割り当てられている。セル識別子は、物理セル識別子(PCI)及びセルグローバル識別子(ECGI)などである。ECGIは、MCC、MNC、ECIで構成されており、ECIは、PCIとeNB識別子との組み合わせにより構成される。
PCIは8ビットで構成され、主に物理層において利用される。仕様上定義されているPCIは504個である。また、セル固有参照信号(CRS)の信号系列は504個用意され、当該信号系列はPCIと対応付けられている。PCIは、168個のセルIDグループに分けられており、各セルIDグループには3つのセルIDが含まれる(168×3=504)。
UE100は、セルサーチの際に、セルから受信するプライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)により、当該セルのPCIを特定する。具体的には、PSSの値はセルIDグループ中のセルID(3個)と対応付けられており、SSSの値はセルIDグループ(168個)と対応付けられており、PSS及びSSSの組み合わせによりPCIが特定される。また、PSS及びSSSにより下りリンクのフレームレベルの同期がとられる。
UE100は、PSS及びSSSの組み合わせによりセルのPCIを特定した後、PCIに基づいてCRSを受信する。CRSは、6サブキャリア間隔で、スロット中の最初のOFDMシンボルと最後から3番目のOFDMシンボルとに設けられる。また、CRSは、PCIに応じて6つの周波数シフトのグループに分けられており、例えば近隣のセル間で異なる周波数シフトになるようPCIが設定される。
なお、ECGIは、RRC層で送受信されるシステム情報ブロック(SIB)によりセルから報知される。
(実施形態に係る動作)
(1)動作概要
図6は、実施形態に係る動作環境を説明するための図である。
図6に示すように、実施形態では、マクロセルMC内に多数の小セルSCが設けられる環境(いわゆる、HetNet環境)を想定する。小セルSCは、例えばピコセル又はフェムトセルである。
図6の例では、eNB200−1は、3つのマクロセルMC#1乃至MC#3を管理しており、各マクロセルMC内に多数の小セルSCが設けられる。小セルSCのそれぞれは、1つのeNB200により管理されている。或いは、複数の小セルSCが1つのeNB200により管理されてもよい。各セルには、PCIなどのセル識別子が割り当てられている。セルを管理するeNB200は、当該セルにおいて、当該セルのPCIを特定可能な無線信号(PSS、SSS、及びCRS)を送信する。
なお、図6の例では、マクロセルMCが属する周波数F1と小セルSCが属する周波数F2とが異なっているが、マクロセルMCが属する周波数と小セルSCが属する周波数とは同じであってもよい。
このように、マクロセルMC内に多数の小セルSCが設けられるような環境においては、セル識別子が枯渇し、重複なくセル識別子を割り当てることが困難になるため、セルを一意に識別することができない。特に、UE100が小セルSCへのハンドオーバを行う際に、対象の小セルSCが不定であると、正常なハンドオーバを行うことができない。一方で、特にPCIは物理層の動作と密接に関連しているため、PCIのビット長を延長することは難しい。
そこで、実施形態では、既存のセル識別子との互換性を保ちつつ、セルを一意に識別可能な拡張セル識別子を導入する。拡張セル識別子は、PCIと関連付けられている。拡張セル識別子は、セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。セルの地理的位置とは、マクロセルも考慮すると、例えばセルのカバレッジエリアの中心位置であることが好ましい。
実施形態では、拡張セル識別子は、PCIと拡張部分との組み合わせにより構成される。或いは、拡張セル識別子は、PCIとeNB識別子と拡張部分との組み合わせ(すなわち、ECIと拡張部分との組み合わせ)により構成されてもよい。以下において、PCIと拡張部分との組み合わせにより構成される拡張セル識別子を「E−PCI」と称する。
拡張部分は、セルの地理的位置を直接的に示す値、例えば経度・緯度(及び高度)である。或いは、拡張部分は、セルの地理的位置を間接的に示す値、例えばセルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値である。エリア単位とは、サービスエリアをマトリクス状に区分したエリア単位であってもよく、既存のエリア単位(地方、都道府県、市町村など)を流用したものであってもよい。
このようなE−PCIを導入することにより、セル識別子(PCI)が重複する複数のセルが存在する場合であっても、各セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分により各セルを一意に識別できる。また、セル識別子(PCI)自体の構成は維持されており、既存の物理層の動作を変更する必要がない。
実施形態では、E−PCIは、ハンドオーバのための測定報告手順において利用される。測定報告手順に係る動作具体例については後述する。
eNB200は、自セルの近隣セルに割り当てられたE−PCIである近隣E−PCI(のテーブル)を記憶する。このようなテーブルは、近隣関係テーブル(NRT)と称される。図7は、実施形態に係るNRTを説明するための図である。図7に示すように、NRTは、複数の近隣セルのそれぞれのE−PCI(近隣E−PCI)を含む。近隣E−PCIは、近隣セルのPCIと、当該近隣セルの地理的位置(Location)と関連付けられた拡張部分と、を含む。図7に示すNRTは、後述する動作具体例において利用される。
(2)動作具体例
次に、実施形態に係る動作具体例について説明する。
(2.1)動作パターン1
実施形態に係る動作パターン1では、eNB200は、自セルと接続するUE100から、近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する。測定報告は、測定が行われた近隣セルのPCIと、UE100の地理的位置に関する位置情報と、を含む。或いは、UE100の地理的位置に関する位置情報に代えて、近隣セルの地理的位置に関する位置情報を使用してもよい。この場合、例えばUE100は近隣セルからブロードキャストされている位置情報を取得する、又は近隣セルの識別子に基づき当該近隣セルの位置情報をネットワークに問い合わせる。
そして、eNB200は、記憶している近隣E−PCI(すなわち、NRT)を参照して、測定が行われた近隣セルを特定する。これにより、PCIが重複する複数の近隣セルが存在する場合であっても、測定が行われた近隣セルをより確実に特定できる。
図8は、実施形態に係る動作パターン1のシーケンス図である。図8においてeNB200−1はUE100のサービングセルを管理しており、eNB200−2は近隣セルを管理している。UE100は、サービングセルとの接続を確立した状態(RRC接続状態)である。
図8に示すように、ステップS101において、eNB200−1及びeNB200−2は、例えばX2インターフェイスを介してセルの位置情報を交換する。或いは、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれは、当該位置情報をEPC20(MME300など)から取得してもよい。
ステップS102において、eNB200−1は、ステップS101で取得した位置情報に基づいて、eNB200−1が管理しているNRTを更新する。具体的には、NRTにおいて、eNB200−2のセル(近隣セル)のPCIに位置情報を付加することにより、近隣E−PCIをNRTに登録する。
ステップS103及びS104において、eNB200−1及びeNB200−2のそれぞれは、CRSを送信する。UE100は、eNB200−1(サービングセル)及びeNB200−2(近隣セル)のそれぞれからCRSを受信する。
ステップS105において、UE100は、受信したCRSに基づいて、サービングセル及び近隣セルのそれぞれに対する測定を行う。例えば、UE100は、参照信号受信電力(RSRP)及び/又は参照信号受信品質(RSRQ)の測定を行う。
ステップS106において、UE100は、GNSSを利用して自身の位置情報を取得する。なお、動作パターン1では、GNSS位置情報を測定報告に含めることを要求するための「obtainLocation」を含んだ測定構成をUE100がeNB200−1から受信済みであるケースを想定している。
ステップS107において、UE100は、サービングセル及び近隣セルのそれぞれの測定結果及びGNSS位置情報を含む測定報告をeNB200−1に送信する。測定結果は、測定が行われたセルのPCIとRSR及び/又はRSRQとを含む。
ステップS108において、測定報告を受信したeNB200−1は、測定報告に含まれるPCI及びGNSS位置情報と、記憶している近隣E−PCI(NRT)と、に基づいて、測定が行われた近隣セルを特定する。例えば、eNB200−1は、同一PCIを有する複数の近隣セルが存在する場合で、かつ測定結果に当該PCIが含まれる場合に、当該測定結果と対応するGNSS位置情報と最も近い位置の近隣セルを、測定が行われたセルとして特定する。
なお、動作パターン1では、E−PCIに含まれる拡張部分として、セルの地理的位置を直接的に示す値(経度・緯度)が使用されるケースを想定している。しかしながら、E−PCIに含まれる拡張部分として、セルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値を使用するケースでは、eNB200−1は、GNSS位置情報をインデックス値に変換した上で、近隣E−PCI(NRT)との照合を行う。或いは、経度・緯度の範囲とインデックス値とを対応付けたテーブルを予めUE100に通知し、UE100側でGNSS位置情報をインデックス値に変換し、当該インデックス値を測定報告に含めてもよい。
(2.2)動作パターン2
eNB200−1は、自セルと接続するUE100に対して、近隣セル(及び自セル)に対する測定を制御するための測定構成を通知する。動作パターン2では、当該測定構成は、測定の対象とする近隣セルに割り当てられた近隣E−PCIを含んでもよい。この場合、UE100は、測定構成に含まれる近隣E−PCIに基づいて近隣セルに対する測定を行う。具体的には、近隣E−PCIに含まれるPCIを有する近隣セルであって、かつ、当該近隣E−PCIに含まれる拡張部分に対応する位置がUE100の地理的位置と最も近い近隣セルに対して測定を行う。これにより、PCIが重複する複数の近隣セルが存在する場合であっても、測定対象の近隣セルをより確実に指定できる。
UE100は、近隣セルに対する測定に関する測定報告をサービングセルに送信する。動作パターン2では、測定報告は、測定が行われた近隣セルに割り当てられたE−PCIである近隣E−PCIを含む。eNB200−1は、当該測定報告をUE100から受信する。eNB200−1は、当該測定報告に基づいて、記憶している近隣E−PCI(NRT)を参照することにより、測定が行われた近隣セルを特定する。これにより、PCIが重複する複数の近隣セルが存在する場合であっても、測定が行われた近隣セルをより確実に特定できる。
図9は、実施形態に係る動作パターン2のシーケンス図である。ここでは、動作パターン1との相違点を主として説明する。
図9に示すように、ステップS201及びS202は動作パターン1と同様である。
ステップS203において、eNB200−1は、測定構成をUE100に送信する。測定構成は、測定の対象とする近隣セルに割り当てられた近隣E−PCIを含んでもよい。
ステップS204乃至S206は動作パターン1と同様である。UE100は、サービングセル(eNB200−1)及び近隣セル(eNB200−2)のそれぞれに対する測定を行う。但し、近隣E−PCIが測定構成に含まれる場合には、UE100は、近隣E−PCIに含まれるPCIを有する近隣セルであって、かつ、当該近隣E−PCIに含まれる拡張部分に対応する位置がUE100の地理的位置と最も近い近隣セルに対して測定を行う。
ステップS207において、eNB200−2は、自セルのE−PCIを含んだSIBを送信する。
ステップS208において、UE100は、eNB200−2(近隣セル)から受信したSIBを復号し、SIBに含まれるE−PCIを取得する。
ステップS209において、UE100は、サービングセル及び近隣セルのそれぞれの測定結果及び近隣セルのE−PCIを含む測定報告をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、当該測定報告に基づいて、記憶している近隣E−PCI(NRT)を参照することにより、測定が行われた近隣セルを特定する。
(2.3)動作パターン3
動作パターン3では、eNB200−1(サービングセル)は、近隣E−PCIのリスト(NRT)をブロードキャスト又はユニキャストでUE100に送信する。或いは、各セルがブロードキャスト又はユニキャストで自セルのE−PCIをUE100に送信してもよい。
図10は、実施形態に係る動作パターン3のシーケンス図である。ここでは、動作パターン1との相違点を主として説明する。
図10に示すように、ステップS301及びS302は動作パターン1と同様である。
ステップS303において、eNB200−1は、近隣E−PCIのリストをブロードキャスト(例えばSIB)又はユニキャスト(例えばRRCメッセージ)でUE100に送信する。eNB200−1は、記憶しているNRTに変化があったことをトリガとして、当該変化に係る差分のみをUE100に送信してもよい。
ステップS304において、近隣E−PCIのリストを受信したUE100は、近隣E−PCIのリストを記憶する。なお、UE100は、その後に差分情報を受信した場合には、記憶している近隣E−PCIのリストを更新する。
ステップS305乃至S308は動作パターン1と同様である。
ステップS309において、UE100は、ステップS307で得られた測定結果(PCIを含む)と、ステップS308で得られたGNSS位置情報と、に基づいて、記憶している近隣E−PCIのリストを参照することにより、測定が行われた近隣セルのE−PCIを特定する。例えば、UE100は、同一PCIを有する複数の近隣セルが存在する場合で、かつ測定結果に当該PCIが含まれる場合に、GNSS位置情報と最も位置が近いE−PCIを、測定が行われた近隣セルのE−PCIとして特定する。
ステップS310において、UE100は、サービングセル及び近隣セルのそれぞれの測定結果及び当該近隣セルのE−PCIを含む測定報告をeNB200−1に送信する。
(実施形態のまとめ)
上述したように、E−PCIは、PCIと関連付けられている。E−PCIは、セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含む。このようなE−PCIを導入することにより、PCIが重複する複数のセルが存在する場合であっても、各セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分により各セルを一意に識別できる。また、PCI自体の構成は維持されており、既存の物理層の動作を変更する必要がない。よって、既存のセル識別子との互換性を保ちつつ、セルを一意に識別可能なセル識別子を実現できる。
さらに、上述した動作パターン1及び3では、ECGIによりセルを一意に識別する方法に比べ、UE100が近隣セルのSIBを取得しなくてもよいため、サービングセルとの通信に与える悪影響を小さくすることができる。また、上述した動作パターン2は、近隣セルのSIBを取得するものの、ECGIが重複なく割り当てられていない可能性を考慮した場合には、ECGIによりセルを一意に識別する方法に比べ、より正確にセルを識別できる。
[変更例]
上述した実施形態に係る動作パターン1乃至3では、測定報告に位置情報又はE−PCIを含めていた。しかしながら、eNB200−1がサーバ装置400からUE位置情報を取得できる場合には、測定報告に位置情報又はE−PCIを含めなくてもよい。
実施形態の変更例では、eNB200−1は、自セルと接続するUE100から、近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する。測定報告は、測定が行われた近隣セルのPCIを含む。eNB200−1は、UE100の地理的位置に関する位置情報を管理するサーバ装置400から、当該地理的位置を取得する。
eNB200−1は、測定報告に含まれるPCI及びサーバ装置400から取得したUE位置情報に基づいて、記憶している近隣E−PCI(NRT)を参照することにより、測定が行われた近隣セルを特定する。例えば、eNB200−1は、同一PCIを有する複数の近隣セルが存在する場合で、かつ測定結果に当該PCIが含まれる場合に、サーバ装置400から取得したUE位置情報と最も近い位置の近隣セルを、測定が行われたセルとして特定する。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、E−PCIを測定報告手順に利用する一例について説明したが、E−PCIを他の用途に利用してもよい。他の用途としては、例えば、PUCCHサイクリックシフトシーケンス生成用のパラメータ、PUSCHホッピングパターン生成用のパラメータなどが考えられる。
上述した実施形態では、拡張セル識別子として、PCIと拡張部分との組み合わせにより構成されるE−PCIについて主として説明した。しかしながら、拡張セル識別子は、PCIとeNB識別子と拡張部分との組み合わせ(すなわち、ECIと拡張部分との組み合わせ)により構成されるE−ECIであってもよい。
上述した各実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
10…E−UTRAN、20…EPC、100…UE、101…アンテナ、110…無線送受信機、120…ユーザインターフェイス、130…GNSS受信機、140…バッテリ、150…メモリ、160…プロセッサ、200…eNB、201…アンテナ、210…無線送受信機、220…ネットワークインターフェイス、230…メモリ、240…プロセッサ、300…MME/S−GW、400…サーバ装置

Claims (16)

  1. 移動通信システムにおいて用いられる基地局であって、
    物理セル識別子を有するセルを管理する制御部と、
    前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を送信する送信部と、を備え、
    前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられており、
    前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含むことを特徴とする基地局。
  2. 前記拡張部分は、前記セルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記拡張セル識別子は、前記物理セル識別子と前記拡張部分とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記拡張セル識別子は、ハンドオーバのための測定報告手順において利用されることを特徴とする請求項3に記載の基地局。
  5. 前記セルの近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含むことを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 前記制御部は、前記セルと接続するユーザ端末に対して、前記近隣セルに対する測定を制御するための測定構成を通知し、
    前記測定構成は、測定の対象とする前記近隣セルに割り当てられた前記近隣拡張セル識別子を含むことを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備え、
    前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの物理セル識別子と、前記ユーザ端末又は当該近隣セルの地理的位置に関する位置情報と、を含み、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照して、測定が行われた前記近隣セルを特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の基地局。
  8. 前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備え、
    前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの前記近隣拡張セル識別子を含み、
    前記制御部は、前記測定報告に基づいて、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照することにより、測定が行われた前記近隣セルを特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の基地局。
  9. 前記セルと接続するユーザ端末から、前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を受信する受信部をさらに備え、
    前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルの物理セル識別子を含み、
    前記制御部は、前記ユーザ端末の地理的位置に関する位置情報を管理するサーバ装置から、当該地理的位置を取得し、
    前記制御部は、前記物理セル識別子及び前記位置情報に基づいて、前記記憶部に記憶された前記近隣拡張セル識別子を参照することにより、測定が行われた前記近隣セルを特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の基地局。
  10. 移動通信システムにおいて、物理セル識別子を有するセルと接続するユーザ端末であって、
    前記物理セル識別子を特定可能な無線信号を前記セルから受信する受信部を備え、
    前記セルには、前記物理セル識別子と関連付けられた拡張セル識別子が割り当てられており、
    前記拡張セル識別子は、前記セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分を含むことを特徴とするユーザ端末。
  11. 前記拡張部分は、前記セルの地理的位置が属するエリア単位を示すインデックス値であることを特徴とする請求項10に記載のユーザ端末。
  12. 前記拡張セル識別子は、前記物理セル識別子と前記拡張部分とを含むことを特徴とする請求項10又は11に記載のユーザ端末。
  13. 前記拡張セル識別子は、ハンドオーバのための測定報告手順において利用されることを特徴とする請求項12に記載のユーザ端末。
  14. 前記セルの近隣セルに対する測定を制御するための測定構成を、前記セルから受信する受信部をさらに備え、
    前記測定構成は、測定の対象とする前記近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を含み、
    前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含むことを特徴とする請求項12に記載のユーザ端末。
  15. 前記測定構成に含まれる前記近隣拡張セル識別子に基づいて前記近隣セルに対する測定を行う制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記近隣拡張セル識別子に含まれる前記物理セル識別子を有する近隣セルであって、かつ、前記近隣拡張セル識別子に含まれる前記拡張部分に対応する位置が前記ユーザ端末の地理的位置と最も近い近隣セルに対して測定を行うことを特徴とする請求項14に記載のユーザ端末。
  16. 前記近隣セルに対する測定に関する測定報告を前記セルに送信する送信部をさらに備え、
    前記測定報告は、測定が行われた前記近隣セルに割り当てられた拡張セル識別子である近隣拡張セル識別子を含み、
    前記近隣拡張セル識別子は、前記近隣セルの物理セル識別子と、前記近隣セルの地理的位置と関連付けられた拡張部分と、を含むことを特徴とする請求項13乃至15の何れか一項に記載のユーザ端末。
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